JP3628226B2 - ガス機器及びその故障診断装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ガス給湯器及びガスセントラルヒーティング(GCH)システムを構成する熱源機やGCH端末などのガス機器及びその故障診断を支援する故障診断装置に関し、特に、ガス機器のエラー出力時の時間情報を記憶するガス機器及びその時間情報を読み出す故障診断装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
給湯器などのガス燃焼機器は、マイクロコンピュータを使用して燃焼制御や、給湯機能、自動湯張り機能、追い焚き機能などの制御を実現している。それに伴い、ガス機器内で使用する電磁弁、ファンなどのアクチュエータや温度センサ、水量センサなどのセンサの部品数が増加する傾向にある。このようなガス機器の機能の高度化に伴い、新しいセンサや部品が組み込まれ、制御シーケンスの複雑化が進んでいる。
【0003】
ガス機器の制御シーケンスでは、なんらかの異常や不具合が発生すると、エラーが出力され、ガス機器の動作が停止する。エラーは、その内容に応じてあらかじめ与えられたエラーコードとしてリモコン画面などに表示される。また、そのエラーコードは、ガス機器内の内蔵メモリにも記憶される。この内蔵メモリは、最近出力されたエラーコードを複数個(例えば5個)記憶することができる。
【0004】
一方、ガス機器の修理では、部品点数の増大と機能高度化によるソフトウエアの複雑化に伴い、故障部品の特定が困難になっている。そのために、故障個所を正確に特定することができず、故障原因でない部品を交換することがしばしばあり、修理コストを増大させている。
【0005】
このような問題を解決するためのガス機器の故障診断装置として、例えば、特開平7−305843号公報には、汎用ノートパソコンで構成された外部検査装置が開示されている。この外部検査装置は、給湯器のようなガス機器にケーブルを介して接続され、外部検査装置から所定の検査用指令情報を与え、それに応答して動作したガス機器内の動作状態やセンサ出力を収集する。それにより、検査作業を単純化することができる。
【0006】
更に、複数種類のガス機器の故障診断を容易にする装置として、例えば、特開平10−185189号公報には、複数種類の故障診断プログラムを故障診断装置に格納し、ガス機器に通信手段を介して接続して、故障対象のガス機器に対応する故障診断プログラムを実行することにより、多数のガス機器に対する製品知識がない場合でも同様の故障診断を可能にすることが記載されている。
【0007】
上述のような故障診断装置を用いて、ガス機器の故障を診断する場合、まず、故障診断装置をガス機器に通信手段を介して接続して、故障診断装置は、ガス機器の内蔵メモリに格納されている複数個のエラーコードを読み出し、モニタ画面に表示する。修理作業員は、読み出したエラーコードを参考にして、診断対象となる故障の原因を特定する。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、ガス機器の内蔵メモリには、出力されたエラーコードだけが記憶されるので、それが出力された時期(時刻)はわからない。従って、修理作業員は、修理時において、故障診断装置に表示されたエラーコードのうち、どれが診断対象となるエラーコードであるか判断がつかない。診断対象となるエラーコードが一つとは限られないので、最も新しいエラーコードに対する診断だけでは不十分の場合がある。また、診断対象の故障がエラー出力のない故障の場合は、最も新しいエラーコードも関係ない。
【0009】
このように、エラーコードの出力時期がわからないので、結局全てのエラーコードに対応する故障診断が必要になり、修理作業員は、効率的な修理作業を行えない。
【0010】
そこで、本発明の目的は、出力されるエラーコードの出力時期を知ることができるガス機器及びその故障診断装置を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するための本発明のガス機器は、所定の不具合を検知すると、エラーを出力する制御装置とメモリを備えるガス機器において、
前記制御装置は、当該制御装置が出力するエラーの内容及びその出力時の時間に関する情報を含むエラー情報を前記メモリに記憶することを特徴とする。
【0012】
そして、ガス機器の制御装置と通信手段を介して接続する故障診断装置が、前記出力時の時間に関する情報を含むエラー情報を前記制御装置から読み出す。従って、修理作業員は、定期点検時又は修理時に、そのエラー出力時の時間に関する情報を故障診断装置によって読み出すことによって、ガス機器に記憶されているエラーの出力時期を知ることができ、診断対象のエラーを容易に判別することができる。
【0013】
さらに、故障診断装置は、制御装置との接続時の時間に関する情報を制御装置から取得し、当該接続時の時間に関する情報と、取得したエラー情報に含まれる各エラーの出力時の時間に関する情報とに基づいて、エラー出力時から接続時までの期間を求めてもよい。これにより、接続時を基準にどのくらい前に出力されたエラーであるかを知ることができる。さらに、故障診断装置は、求めた期間が所定期間以内であるエラーに対応するエラー情報を抽出して表示してもよい。
【0014】
エラー出力時の時間に関する情報及び接続時の時間に関する情報は、例えば、制御装置に内蔵されるタイマによってカウントされる通電積算時間である。
また、本発明は、熱源機と、該熱源機と給湯管及びシステム内通信手段を介して接続される端末装置とを有するセントラルヒーティングシステムにも適用可能である。この場合、熱源機の制御装置が、当該制御装置が出力するエラーの内容及びその出力時の時間に関する情報を含むエラー情報を熱源機内のメモリに記憶し、さらに、前記端末装置の制御装置が出力するエラーを前記システム内通信手段を介して受信し、当該受信したエラーの内容及びその出力時の時間に関する情報を含むエラー情報を前記メモリに記憶する。
【0015】
そして、故障診断装置は、熱源機の制御装置と通信手段を介して接続し、前記出力時の時間に関する情報を含むエラー情報を前記制御装置から読み出す。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して本発明の実施の形態例を説明する。しかしながら、かかる実施の形態例が、本発明の技術的範囲を限定するものではない。なお、本発明の実施の形態のガス機器は、ガスセントラルヒーティング(GCH)システムを構成する熱源機及びGCH端末として説明する。但し、熱源機は、給湯機能を有するガス給湯器であって、本発明の実施の形態は、単体のガス給湯器にも適用可能である。なお、以下の実施の形態例では、風呂、床暖房、バス乾燥機、2台のエアコンが熱源機に接続されている例で説明する。
【0017】
図1は、GCHシステムと故障診断装置の例を示す図である。GCHシステムは、ガスなどの燃料を燃焼して給湯または湯の循環を行う熱源機1と、それに接続された複数のGCH端末、例えば床暖房60、バス乾燥機64、エアコン68、エアコン72及び風呂50を有する。熱源機1は、風呂や台所、洗面所に給湯するための給湯路11とその熱交換機10と、それ以外のGCH端末に循環湯を供給する給湯路14とその熱交換機13とを有する。熱交換機それぞれには、ガスなどの燃料を燃焼する燃焼バーナ12、15が設けられる。
【0018】
第1の給湯路11には、図示しない給水管と給湯栓がつながれ、給湯栓が開かれると、給水管から給湯路11内に給水が行われ、それに応答してバーナー12が燃焼し、給湯栓に給湯が行われる。給湯栓は、台所、洗面所、風呂などに設けられる。更に、第1の給湯路11は、開閉弁16及び追い焚き循環路53を介して、風呂50に給湯する。更に、追い焚き循環路53は、追い焚き用熱交換機19につながれ、第2の給湯路14内をバイパスする湯からの熱交換により浴槽内の湯が温められる。
【0019】
また、第2の給湯路14は、往きヘッダ80と戻りヘッダ81に接続されるそれぞれの循環路を介して、床暖房60、バス乾燥機64、エアコン68、72にそれぞれ接続され、それぞれの端末からの要求に応答して、それら循環路に湯を循環させる。端末への湯の循環は、それぞれの循環路内に設けた熱動弁からなる開閉弁62、66、70、74を介して行われる。これらの熱動弁は、熱源機1内の制御用マイクロコンピュータ21からの駆動により、開閉される。
【0020】
GCH端末には、それぞれ制御用のマイクロコンピュータ61、65、69、73が設けられ、熱源機1内の通信用マイクロコンピュータ22と通信回線を介して接続される。床暖房60の場合は、マイクロコンピュータ61は床暖房リモコンであり、バス乾燥機64の場合は、マイクロコンピュータ65は制御装置であり、エアコン68、72の場合も、マイクロコンピュータ69、73は制御装置である。また、風呂用リモコン51もマイクロコンピュータで構成され、熱源機1の通信用マイクロコンピュータ22と通信可能になっている。
【0021】
熱源機1に設けられた制御用マイクロコンピュータ21は、リモコン51、61やGCH端末の制御装置65、69、73からの運転指令に応答して、熱源機内部のセンサの出力をモニタし、熱源機内部のアクチュエータを駆動する。アクチュエータは、例えば、燃焼バーナのガス電磁弁、着火用イグナイター(図示せず)、循環ポンプ17、18、風呂給湯栓16、各端末への循環路を開く熱動弁62、66、70、74等であり、センサは、給湯路11、14の入水温度、出湯温度センサ(図示せず)、燃焼ファンの回転数センサ(図示せず)などである。
【0022】
台所や洗面所の給湯栓が開かれたり、風呂リモコンから運転指令が出されたりすると、制御用マイクロコンピュータ21により、燃焼バーナ12の燃焼運転が開始され、通常の給湯器と同様の燃焼制御が行われる。また、GCH端末から運転指令が出されると、その運転指令が通信用マイクロコンピュータ22に送信される。各GCH端末のマイクロコンピュータと通信用マイクロコンピュータ22との通信は、予めメーカ間で取り決められた共通のプロトコルにより行われるインテリジェント通信である。通信用マイクロコンピュータ22は、運転指令を受信すると、制御用マイクロコンピュータ21に運転指令を伝える。それに応答して、制御用マイクロコンピュータ21は、運転指令を発行した端末の熱動弁を開くよう制御すると共に、対応する燃焼制御を行う。
【0023】
制御用マイクロコンピュータ21には、熱源機1の各種パラメータや設定値などが記録される不揮発性メモリ54が接続される。さらに、不揮発性メモリ54には、熱源機1のパスワードも記憶される。また、制御用マイクロコンピュータ21は、通信用マイクロコンピュータ22を介して、各GCH端末からの指令信号、モニタ信号、エラー信号、リモコンからの指令信号等を受信し、運転状態やエラーを示す信号などを送信する。制御用マイクロコンピュータ21と通信用マイクロコンピュータ22とは一体のマイクロコンピュータで実現されてもよい。
【0024】
また、不揮発性メモリ54は、熱源機1の制御用マイクロコンピュータ21及び各GCH端末のマイクロコンピュータ61、65、69、73が出力するエラー信号(エラーコード)を所定個数記憶することができるエラーコード記憶領域を有する。各GCH端末からのエラー信号は、熱源機1の制御用マイクロコンピュータ21が受信し、制御用マイクロコンピュータ21が不揮発性メモリ54に記憶する。また、熱源機1のエラー信号は、制御用マイクロコンピュータ21自身が出力し、不揮発性メモリ54に記憶する。エラー信号は、例えば、エラーの内容に対応するエラーコードである。エラーコードは、例えば3桁の数字から構成される。
【0025】
本発明の実施の形態では、制御用マイクロコンピュータ21は、エラーコードの出力時の時間に関する情報(出力時期情報)を付してエラーコードを不揮発性メモリ54に記憶する。出力時期情報は、例えば、通電積算時間である。通電積算時間は、制御用マイクロコンピュータ21に内蔵されるタイマのカウントする時間を積算した時間であり、不揮発性メモリ54に記憶されている。タイマのカウント時間は、一定時間(例えば数時間)ごとに通電積算時間に加算される。即ち、不揮発性メモリ54に記憶される通電積算時間は一定時間毎に更新される。
【0026】
図2は、本発明の実施の形態におけるエラーコード記憶処理フローチャートを示す図である。図2において、制御用マイクロコンピュータ21は、ステップS10において、熱源機1のエラーを検知するか、各端末からのエラーコードを受信すると、不揮発性メモリ54からそのときの通電積算時間を読み出す(S11)。
【0027】
さらに、ステップS12において、制御用マイクロコンピュータ21は、不揮発性メモリ54のエラーコード記憶領域に空き領域がない場合(所定個数のエラーコードが既に記憶されている場合)は、最も古いエラーコードを削除する(S13)。そして、制御用マイクロコンピュータ21は、ステップS50のエラーコードとステップS51で読み出した通電積算時間とを対応づけて不揮発性メモリ54のエラーコード記憶領域に記憶する(S14)。なお、エラー発生元を識別するための情報(例えば、ガス機器の機種名)も一緒に記憶される。また、上述のステップS13では、最も古い通電積算時間に対応するエラーコードを削除すればよい。
【0028】
不揮発性メモリ54に記憶されたエラーコードとその出力時期情報は、故障診断装置2によって読み出すことができる。本実施の形態では、故障診断装置2は、図1に示されるように、プロトコル変換装置3を介して、熱源機1内の制御用マイクロコンピュータ21に接続される。そのために、熱源機1には、通信用のケーブル26を接続するためのコネクタ23が設けられる。
【0029】
また、本実施の形態例の故障診断装置2は、汎用のノートパソコンなどの携帯情報端末である。従って、例えば、ウインドウズ95やウインドウズNT(いずれもマイクロソフト社の商標)などの標準OSにより動作するので、その通信プロトコルも標準プロトコルである。それに対して、故障診断の対象となる熱源機1内の制御用マイクロコンピュータ21は、各メーカ毎に異なる仕様で構成され、対応可能な通信プロトコルも、標準プロトコルとは異なる独自仕様の場合が多い。このマイクロコンピュータ21による通信機能は、通常メーカでの出荷試験時の動作試験用に開発されたものであり、従って、メーカ毎に通信プロトコルやパスワードが異なるのである。
【0030】
そこで、本実施の形態例では、故障診断装置2と熱源機1との間に、プロトコル変換装置3を介在させ、そこで、標準プロトコルによる電文と熱源機固有のプロトコルによる電文との間でプロトコル変換を行わせている。プロトコル変換装置3は、コネクタ31、32と、マイクロコンピュータなどで構成されるプロトコル変換手段30とを有する。プロトコル変換手段30は、CPU、RAM、プログラム変換プログラムを内蔵するROM、及び入出力バッファBUFなどを有し、メモリRAM内の通信制御用メモリ領域は、所定のレジスタからなる通信制御用メモリ領域に、プロトコル変換に必要な熱源機側の通信プロトコルのパラメータが記録される。
【0031】
熱源機1の制御用マイクロコンピュータ21は、制御プログラムを内蔵する。この制御プログラムは、例えば、各リモコンや端末から要求された運転に対応する燃焼シーケンスを制御するための燃焼制御シーケンスプログラムと、故障診断装置2との通信を行うための通信制御プログラムとを有する。この通信制御プログラムを有することにより、故障診断装置2との間で通信を行うことができ、自動故障診断を可能にする。
【0032】
熱源機1内の制御用マイクロコンピュータ21は、リモコン、GCH端末のマイクロコンピュータ、及び故障診断装置2から、給湯や運転等の所定の指令信号を受信した時に、例えば、その制御プログラムの実行を示すフラグを内蔵RAM内に記録する。そして、内蔵される燃焼制御シーケンスプログラムは、そのフラグを参照して指令信号に対応する制御プログラムの実行を行う。また、燃焼制御シーケンスプログラムは、内蔵RAM内に記録されたセンサ出力データからセンサの状態を検出して、燃焼制御に必要なアクチュエータの駆動を指令するデータを、内蔵RAM内の対応する領域に書き込む。制御用マイクロコンピュータ21は、その内蔵RAMに書き込まれた指令データを参照して、熱源機内のアクチュエータに指令信号を与える。
【0033】
従って、故障診断装置2は、通信手段を利用して、上記の熱源機1内のマイクロコンピュータ21が内蔵するRAMの情報を書き換えたりすることで、故障診断に必要な所望の燃焼制御を指示することができ、また、RAMの情報を読み出したりすることにより、それに対応するセンサ出力や熱源機内の状態を監視することができる。そのために、故障診断装置2には、入力手段としてキーボード28と、モニタ画面27とが設けられ、更に、通信ポート29が設けられる。
【0034】
故障診断装置2の通信ポート29は、RS232Cケーブル27を介してプロトコル変換装置3に接続される。そして、プロトコル変換装置3は、別のケーブル26を介して、熱源機1のコネクタ23に接続される。
【0035】
故障診断装置2は、複数のメーカ若しくは複数の機種からなるGCHシステムに対して汎用的に利用できるように、その故障診断プログラムとして、汎用的な部分と、複数種類の熱源機や端末毎に若しくは複数のメーカ毎に設けられる個別的な部分とを有する。
【0036】
近年の熱源機は汎用のマイクロコンピュータによる燃焼制御が一般的であり、上記した内蔵RAM領域や制御プログラムは同様のものである。従って、メーカ毎若しくは機種毎に異なるのは、熱源機内の部品の種類、内蔵RAMのアドレス、内蔵RAM領域への入出力プログラム、アクチュエータ駆動のプログラム、センサデータの入力プログラム等の細かい部分である。そのため、本実施の形態例の故障診断装置2は、それらの共通化できない部分は、個別的な部分である情報ファイルによって対応する。一方、修理作業員に対して機種毎に共通の表示画面と操作性を提供することができる様に、修理作業員への表示と入力の制御を共通化した汎用アプリケーションプログラムを有する。
【0037】
図3は、故障診断装置内の構成を示す図である。図1と同じ部分には同じ引用番号を与えている。故障診断装置2は、ハードウエアとしては、前述のモニタ画面27と、キーボード28と、通信ポートであるコネクタ端子29と、図示しないCPU、RAM、ファイル装置を有する。そして、ファイル装置内のプログラムやデータの構成が、図3に示される。
【0038】
故障診断装置2内のソフトウエアの構成は、メーカ毎若しくはガス機器の種類にかかわらず汎用的に動作する汎用ミドルウエアアプリケーション40と、メーカ毎に若しくは機種器毎に異なる情報ファイル42を有する。
【0039】
汎用ミドルウエアアプリケーション40は、図示しないOSと共に、キーボード28からの入力を受信し、必要な表示をモニタ画面27に対して行う。従って、汎用ミドルウエアアプリケーション40は、修理作業員に共通の故障診断メニュー画面を提供するためのデータも含まれる。また、コネクタ端子29に接続されるケーブルを介して通信を行うための、通信制御プログラムも含まれる。この通信制御プログラムは、汎用OSに従う標準通信プロトコルによって、電文フォーマットを作成して外部と通信する。
【0040】
更に、汎用ミドルウエアアプリケーション40は、最初に故障診断装置を熱源機に接続した時に、診断対象の熱源機とそれに接続されるGCH端末のメーカ名や機種名の情報を取得するための初期設定プログラムを有する。この初期設定プログラムを実行することにより、診断対象のGCHシステムを構成する熱源機やGCH端末のメーカ名や機種名を自動的に判別することができる。
【0041】
メーカ毎に若しくは機種毎に異なる情報ファイル42は、例えば、図3に示される通り、メーカ毎に異なるデータ・プログラムファイル42A、42B、・・・で構成される。そして、例えば、メーカAのデータ・プログラムファイル42Aの場合は、メーカAの熱源機の検査工程で利用されるパスワードAと、メーカAの熱源機に固有の通信プロトコルのパラメータAと、メーカAの熱源機に固有の診断用ファイル1、2等を有する。また、メーカBのデータ・プログラムファイル42Bも、同様の情報を有する。そして、図示しないが、同様のデータ・プログラム・プログラムファイルが複数設けられる。この情報ファイル42は、メーカ毎に限られず、機種毎に異なる場合もある。メーカ側の仕様に合わせて、かかる情報ファイル42が構成される。なお、GCH端末は故障診断装置2と直接通信しないので、GCH端末のデータ・プログラムファイルは、通信に必要なデータを除いて、メーカ又は機種に固有の診断用ファイル等を備えていればよい。GCHシステムの構成と熱源機及びGCH端末のメーカや機種が判明すると、それに対応する診断用ファイルを利用して故障診断が行われる。
【0042】
図4は、エラーコードの読み出し処理のフローチャートを示す。図4において、故障診断装置2は、汎用ミドルウエアアプリケーション40を起動して、情報ファイル42を参照しつつ、汎用ミドルウエアアプリケーション40を実行する。そして、故障診断装置2は、プロトコル変換装置3を介して、熱源機1の制御用マイクロコンピュータ21と通信可能状態になる。その後、ステップS20において、汎用ミドルウエアアプリケーション40は、制御用マイクロコンピュータ21に対して、エラーコード読み出し指令を送信する。制御用マイクロコンピュータ21は、当該読み出し指令を受信すると、不揮発性メモリ54のエラーコード記憶領域に記憶されている各エラーコード及びそれに関連づけられた通電積算時間を含むエラーコード情報を全て読み出し(S21)、さらに現在の通電積算時間(故障診断装置2と制御用マイクロコンピュータ21とが通信可能に接続された時の通電積算時間)も不揮発性メモリ54から読み出す(S22)。そして、制御用マイクロコンピュータ21は、読み出したエラーコード情報及び現在の通電積算時間をプロトコル変換装置3を介して故障診断装置2に返信する(S23)。
【0043】
図5は、エラーコード記憶領域に記憶されるエラーコード情報の例を示す図である。図5において、通電積算時間は、一例として、6時間毎にカウントされる数値として表される。また、各エラーコードに対応するガス機器の機種名も記憶されている。
【0044】
故障診断装置2の汎用ミドルウエアアプリケーション40は、返信された現在の通電積算時間Aと各エラーコード情報に対応する通電積算時間Bとの差に基づいて、各エラーコードの出力時期T(どれくらい前(何日前)に出力されたのか)を次の計算式により求める(S24)。
【0045】
T=(A−B)×6÷24、即ち、(A−B)/4
診断対象のエラーコードの出力時期を判定するのに、時間単位のような比較的厳密なエラーコードの出力時期は必要なく、大体何日前に出力されたかがわかれば、今回の診断対象に関係するエラーコードであるかどうかを区別することができる。従って、汎用ミドルウエアアプリケーション40は、上式を使って、通電積算時間を日にち単位に変換した出力時期Tを求める。
【0046】
このように、修理作業員は、おおよそ日にち単位でエラーコードの出力時期がわかればいいので、分や秒単位の通電積算時間そのものを記憶する必要はない。上述のように、通電積算時間を数時間単位のカウント値として記憶し、その倍率に応じて出力時期Tを計算することで、必要十分な精度の出力時期Tを求めることができるとともに、不揮発性メモリ54のメモリ領域を節約することができる。通電積算時間のカウント単位は、上述の6時間単位に限られず、例えば、2時間単位や4時間単位など任意の時間単位であってよい。
【0047】
出力時期Tに対する抽出条件は、例えば、初期設定として、「一週間以内」に設定される。ガス機器利用者は、通常、数週間も故障したままにせず、遅くとも一週間以内には、修理依頼すると想定されるからである。但し、抽出条件は、任意に設定可能である。例えば、修理作業員は、ガス機器利用者からガス機器が故障したと推定されるおおよその時期を聞き出し、その時期を含む抽出条件を設定してもよいし、抽出条件を設定せずに、全てのエラーコードの出力時期Tが表示されるようにしてもよい。抽出条件を満たすエラーコード情報が、故障診断装置2のモニタ画面27に表示される(S25)。
【0048】
図6は、故障診断装置2のモニタ画面27の例である。図6において、モニタ画面27には、受信したエラーコード情報、即ち一週間以内に出力されたエラーコード及びその出力時期T、さらには、それを出力したガス機器の機種名が表示されている。さらに、図6に示されるように、「故障診断対象の機器をクリックしてください」というメッセージが表示され、修理作業員は、表示されている機器名を選択してクリックする。この選択動作に応答して、汎用ミドルウエアアプリケーション40は、対応する診断用ファイルを参照して、それぞれの故障診断手順を実行する。
【0049】
また、故障診断装置2は、複数のエラーコードが同じ出力時期に出力される場合、それぞれのエラーコードの出力元のガス機器(熱源機又は各GCH端末)の種類に基づいて、自動的に故障原因や故障個所を推定することも可能である。例えば、複数のGCH端末から同じ時期にエラーコードが出力された場合、故障原因は、GCH端末の同時使用に起因する熱源機の能力不足と推定することができる。また、熱源機とGCH端末から同じ時期にエラーコードが出力された場合、熱源機の不具合によりGCH端末までエラー出力した可能性が高く、故障原因は熱源機側にあると推定することができる。従って、この場合、GCH端末からのエラーは考慮しなくてよいことになる。このような推定を故障診断装置2が行うことによって、修理作業員による故障原因、故障個所の特定を支援することができる。
【0050】
なお、数時間単位でカウントされる通電積算時間を利用して出力時期Tを求める場合、その数時間の範囲内で、複数のエラーコードが別の時間に出力される可能性がある。しかしながら、そのような可能性は、同時に複数のエラーが出力される可能性に比べて圧倒的に低く、同じ出力時期Tに出力されたエラーコードは、同時に出力されたと判断しても実際上かまわない。
【0051】
上記の実施の形態例は、GCHシステムのようなガス機器システムを構成するガス機器に限られず、単体のガス機器(例えば、ガス給湯器)にも適用可能である。
【0052】
また、エラーコードの出力時期を把握するための情報は、通電積算時間に限られない。例えば、通算燃焼時間や通算燃焼回数であってもよい。通算燃焼時間は、制御用マイクロコンピュータ21の内蔵タイマを使って計測され、通算燃焼回数も、制御用マイクロコンピュータ21がカウントする。
【0053】
また、通常のガス機器のマイクロコンピュータは、年月日のような暦情報を有さないので、上述のように通電積算時間、通算燃焼時間、通算燃焼回数などマイクロコンピュータが計測する時間や回数を使って、エラーコードの出力時期を求めるが、年月日情報を有するマイクロコンピュータであれば、もちろん年月日情報を利用してもよい。
【0054】
また、上述の実施の形態は、ガスセントラルヒーティングシステムに限らず、電気や石油によるセントラルヒーティングシステムにも適用可能である。
【0055】
以上、本発明の保護範囲は、上記の実施の形態例に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された発明とその均等物にまで及ぶものである。
【0056】
【発明の効果】
以上、本発明によれば、ガス機器について、過去に出力された複数のエラーコードと各出力時期に関する情報とがガス機器内のメモリに記憶される。従って、故障診断装置を用いて、それらの情報をガス機器から読み出した場合、修理作業員は、診断対象となるエラーコードを容易に判断することができ、修理・故障診断の効率化に寄与する。
【図面の簡単な説明】
【図1】GCHシステムと故障診断装置の例を示す図である。
【図2】エラーコード記憶処理フローチャートを示す図である。
【図3】故障診断装置内の構成を示す図である。
【図4】エラーコードの読み出し処理のフローチャートを示す。
【図5】エラーコード記憶領域に記憶されるエラーコード情報の例を示す図である。
【図6】故障診断装置2のモニタ画面27の例である。
【符号の説明】
1 熱源機
2 故障診断装置
3 プロトコル変換装置
21 制御用マイクロコンピュータ
40 汎用ミドルウエア・アプリケーション(プログラム)
42 情報ファイル
60 床暖房
64 バス乾燥機
68、72 エアコン

Claims (2)

  1. 熱源機と、該熱源機と給湯管及びシステム内通信手段を介して接続される複数の端末装置とを有するセントラルヒーティングシステムにおいて、前記熱源機及び前記端末装置それぞれの制御装置が、それぞれにおける所定の不具合を検知すると、エラーを出力し、前記熱源機の制御装置は、時間に関する情報を有し、当該制御装置が出力するエラーの内容及びその出力時の前記時間に関する情報を含むエラー情報を前記熱源機内のメモリに記憶し、さらに、前記端末装置の制御装置が出力するエラーを前記システム内通信手段を介して受信し、当該受信したエラーの内容及びその出力時の前記時間に関する情報を含むエラー情報を前記メモリに記憶する前記セントラルヒーティングシステムの故障診断装置であって、
    前記熱源機の制御装置と通信手段を介して接続し、前記メモリに記憶されている前記エラー情報を前記制御装置に読み出させて取得し、
    複数のエラー情報を取得し、当該複数のエラー情報におけるエラーの出力時期が同じであり、且つエラーの出力元が複数の前記端末装置である場合、エラーの原因を、複数の前記端末装置の同時使用に起因する前記熱源機の能力不足と推定することを特徴とする故障診断装置。
  2. 熱源機と、該熱源機と給湯管及びシステム内通信手段を介して接続される端末装置とを有するセントラルヒーティングシステムにおいて、前記熱源機及び前記端末装置それぞれの制御装置が、それぞれにおける所定の不具合を検知すると、エラーを出力し、前記熱源機の制御装置は、時間に関する情報を有し、当該制御装置が出力するエラーの内容及びその出力時の前記時間に関する情報を含むエラー情報を前記熱源機内のメモリに記憶し、さらに、前記端末装置の制御装置が出力するエラーを前記システム内通信手段を介して受信し、当該受信したエラーの内容及びその出力時の前記時間に関する情報を含むエラー情報を前記メモリに記憶する前記セントラルヒーティングシステムの故障診断装置であって、
    前記熱源機の制御装置と通信手段を介して接続し、前記メモリに記憶されている前記エラー情報を前記制御装置に読み出させて取得し、
    複数のエラー情報を取得し、当該複数のエラー情報におけるエラーの出力時期が同じであり、且つエラーの出力元が前記熱源機と前記端末装置である場合、エラーの原因は前記熱源機にあると推定することを特徴とする故障診断装置。
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