JP3499185B2 - ガス機器システムの故障診断装置及び故障診断方法 - Google Patents
ガス機器システムの故障診断装置及び故障診断方法Info
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Description
ーティング(GCH)システムのようなガス機器システ
ムの故障修理を支援するための故障診断装置及び故障診
断方法に関する。なお、本明細書では、便宜上、ガス機
器単体を、1つのガス機器から構成されるガス機器シス
テムという場合がある。
CH)システムが広くに普及している。GCHシステム
は、比較的大きい能力を有する熱源機が、風呂、台所、
洗面所などへの給湯に加えて、床暖房、エアコン、乾燥
機などのGCH端末装置への給湯を行う。それに伴い、
熱源機は、風呂、台所、洗面所と給湯管を介して接続さ
れると共に、GCH端末装置にも循環路である給湯管を
介して接続される。そして、熱源機は、通常の給湯器と
同様に風呂用リモコンや台所用リモコンと通信回線を通
じて接続され、それらリモコンからの運転要求に応答し
て自動湯張りや追い焚きなどの所定の燃焼運転を行う。
更に、熱源機は、GCH端末装置のリモコンや制御パネ
ルとも通信回線を通じて接続され、それらのリモコンや
制御パネルからの運転要求に応答して、対応する燃焼運
転を行う。
端末とで構成され、熱源機と複数のGCH端末とが異な
るメーカの異なるガス器具で構成されるのが一般的であ
る。例えば、GCH端末であるエアコンは、熱源機から
の循環湯を利用して暖房を行い、電気を利用して冷房を
行う。また、GCH端末である床暖房は、熱源機からの
循環湯を床下の床暖房パイプに循環させて暖房を行う。
の故障診断は、従来の給湯器に比較すると多くの困難を
伴う。GCHシステムになんらかの異常や不具合が発生
すると、エラーが出力され、GCHシステムの動作が停
止する。言い換えれば、GCHシステムの動作を停止さ
せなければならない程度の異常や不具合が発生した場合
にのみエラーが出力される。エラーは、リモコン画面な
どにエラーコードともに表示される。修理作業員は、リ
モコン画面に表示されたエラーコードなどから故障の原
因を判断して、適切な診断・修理作業を行う。
断・修理において、エラーコードだけでは故障の原因を
特定できない場合があり、GCHシステムの診断・修理
には、多くの困難を伴う。例えば、故障が熱源機側にあ
るのか或いはGCH端末側にあるのかを判断することが
困難な場合がある。また、各機器の運転状態が複合的に
絡み合って発生する故障も想定される。さらに、機器の
停止レベルすれすれの不具合の場合などに発生する不再
現故障の場合、点検・診断時に、その不具合を再現でき
ないと、故障原因を特定できない。
CH端末とを結ぶ配管に熱動弁が設けられるのが一般的
である。この熱動弁はスイッチに対する応答性が極めて
遅いことで知られている。従って、各GCH端末の運転
をトライして、その時の熱源機の動作や端末の動作を確
認することによる不具合確認作業には、多くの工数を要
する。
として、例えば、特開平7−305843号公報には、
汎用ノートパソコンで構成された外部検査装置が開示さ
れている。この外部検査装置は、給湯器にケーブルを介
して接続され、外部検査装置から所定の検査用指令情報
を与え、それに応答して動作した給湯器内の動作状態や
センサ出力を収集する。それにより、検査作業を単純化
することができる。
易にする装置として、例えば、特開平10−18518
9号公報には、複数種類の故障診断プログラムを故障診
断装置に格納し、ガス機器に通信手段を介して接続し
て、故障対象のガス機器に対応する故障診断プログラム
を実行することにより、多数のガス機器に対する製品知
識がない場合でも同様の故障診断を可能にすることが記
載されている。
用するためには、GCHシステムのうちの故障したガス
機器を特定することが必要である。しかしながら、上述
したように、GCHシステムにおいて故障個所を特定す
るのは、困難である。一方、GCHシステムを構成する
全てのガス機器について故障診断を行うのは、多くの時
間を要し、非効率的である。また、故障したガス機器を
特定した場合であっても、そのガス機器についての内部
の故障原因を推定することは容易でない(これは、GC
Hシステムのようなガス機器システムに限らず、給湯器
のような単体のガス機器から構成されるガス機器につい
ても同様である)。
のガス機器から構成されるガス機器システムの故障診断
を効率的に行うことができる故障診断装置を提供するこ
とにある。
に、本発明の故障診断装置は、ガス機器システムから、
ガス機器システムを構成する各ガス機器の運転状態に関
する機器情報を読み出し、読み出された機器情報から、
利用者に対する問診から得られるガス機器システムの不
具合に関する問診情報を満たす機器情報を抽出する。こ
れにより、故障原因、故障個所を特定するのに必要な情
報だけを取得できるので、短時間に且つ容易に故障原
因、故障個所を特定することが可能となり、効率的な故
障診断・修理作業が達成される。
発明の故障診断装置は、少なくとも1つのガス機器から
構成されるガス機器システムの故障診断装置において、
前記ガス機器システムを構成する各ガス機器それぞれの
運転状態に関する機器情報を取得し、所定の入力操作に
より前記ガス機器システムの不具合に関する問診情報を
取得し、前記取得した機器情報から、前記問診情報に対
応する機器情報を抽出することを特徴とする。ガス機器
システムは、例えば、熱源機と該熱源機と給湯管を介し
て接続される少なくとも一つの端末装置から構成される
セントラルヒーティングシステムである。
施の形態例を説明する。しかしながら、かかる実施の形
態例が、本発明の技術的範囲を限定するものではない。
なお、本発明は、種々の組み合わせを有するガスセント
ラルヒーティング(GCH)システムの故障診断装置に
関するが、以下の実施の形態例では、風呂、床暖房、バ
ス乾燥機、2台のエアコンが熱源機に接続されているG
CHシステム(ガス機器システム)を例に説明する。
例を示す図である。GCHシステムは、ガスなどの燃料
を燃焼して給湯または湯の循環を行う熱源機1と、それ
に接続された複数のGCH端末、例えば床暖房60、バ
ス乾燥機64、エアコン68、エアコン72及び風呂5
0を有する。熱源機1は、風呂や台所、洗面所に給湯す
るための給湯路11とその熱交換機10と、それ以外の
GCH端末に循環湯を供給する給湯路14とその熱交換
機13とを有する。熱交換機それぞれには、ガスなどの
燃料を燃焼する燃焼バーナ12、15が設けられる。
と給湯栓がつながれ、給湯栓が開かれると、給水管から
給湯路11内に給水が行われ、それに応答してバーナー
12が燃焼し、給湯栓に給湯が行われる。給湯栓は、台
所、洗面所、風呂などに設けられる。更に、第1の給湯
路11は、開閉弁16及び追い焚き循環路53を介し
て、風呂50に給湯する。更に、追い焚き循環路53
は、追い焚き用熱交換機19につながれ、第2の給湯路
14内をバイパスする湯からの熱交換により浴槽内の湯
が温められる。
0と戻りヘッダ81に接続されるそれぞれの循環路を介
して、床暖房60、バス乾燥機64、エアコン68、7
2にそれぞれ接続され、それぞれの端末からの要求に応
答して、それら循環路に湯を循環させる。端末への湯の
循環は、それぞれの循環路内に設けた熱動弁からなる開
閉弁62、66、70、74を介して行われる。これら
の熱動弁は、熱源機1内の制御用マイクロコンピュータ
21からの駆動により、開閉される。
ロコンピュータ61、65、69、73が設けられ、熱
源機1内の通信用マイクロコンピュータ22と通信回線
を介して接続される。床暖房60の場合は、マイクロコ
ンピュータ61は床暖房リモコンであり、バス乾燥機6
4の場合は、マイクロコンピュータ65は制御装置であ
り、エアコン68、72の場合も、マイクロコンピュー
タ69、73は制御装置である。また、風呂用リモコン
51もマイクロコンピュータで構成され、熱源機1の通
信用マイクロコンピュータ22と通信可能になってい
る。
ピュータ21は、リモコン51、61やGCH端末の制
御装置65、69、73からの運転指令に応答して、熱
源機内部のセンサの出力をモニタし、熱源機内部のアク
チュエータを駆動する。アクチュエータは、例えば、燃
焼バーナのガス電磁弁、ガス量を調整する比例弁20、
着火用イグナイター(図示せず)、循環ポンプ17、1
8、風呂給湯栓16、各端末への循環路を開く熱動弁6
2、66、70、74等であり、センサは、給湯路1
1、14の入水温度、出湯温度センサ(図示せず)、燃
焼ファンの回転数センサ(図示せず)などである。
リモコンから運転指令が出されたりすると、制御用マイ
クロコンピュータ21により、燃焼バーナ12の燃焼運
転が開始され、通常の給湯器と同様の燃焼制御が行われ
る。また、GCH端末から運転指令が出されると、その
運転指令が通信用マイクロコンピュータ22に送信され
る。各GCH端末のマイクロコンピュータと通信用マイ
クロコンピュータ22との通信は、予めメーカ間で取り
決められた共通のプロトコルにより行われるインテリジ
ェント通信である。通信用マイクロコンピュータ22
は、運転指令を受信すると、制御用マイクロコンピュー
タ21に運転指令を伝える。それに応答して、制御用マ
イクロコンピュータ21は、運転指令を発行した端末の
熱動弁を開くよう制御すると共に、対応する燃焼制御を
行う。
源機1の各種パラメータや設定値などが記録される不揮
発性メモリ54が接続される。さらに、不揮発性メモリ
54には、熱源機1のパスワードも記憶される。また、
制御用マイクロコンピュータ21は、通信用マイクロコ
ンピュータ22を介して、各GCH端末からの指令信
号、モニタ信号、エラー信号、リモコンからの指令信号
等を受信し、運転状態やエラーを示す信号などを送信す
る。制御用マイクロコンピュータ21と通信用マイクロ
コンピュータ22とは一体のマイクロコンピュータで実
現されてもよい。
制御用マイクロコンピュータ21及び各GCH端末のマ
イクロコンピュータ61、65、69、73が出力する
エラー信号(エラーコード)を所定個数記憶することが
できるエラーコード記憶領域を有する。各GCH端末か
らのエラー信号は、熱源機1の制御用マイクロコンピュ
ータ21が受信し、制御用マイクロコンピュータ21が
不揮発性メモリ54に記憶する。また、熱源機1のエラ
ー信号は、制御用マイクロコンピュータ21自身が出力
し、不揮発性メモリ54に記憶する。エラー信号は、例
えば、エラーの内容に対応するエラーコードである。エ
ラーコードは、例えば3桁の数字から構成される。
コンピュータ21は、エラーコードの出力時の時間に関
する情報(出力時期情報)を付してエラーコードを不揮
発性メモリ54に記憶する。出力時期情報は、例えば、
通電積算時間である。通電積算時間は、制御用マイクロ
コンピュータ21に内蔵されるタイマのカウントする時
間を積算した時間であり、不揮発性メモリ54に記憶さ
れている。タイマのカウント時間は、一定時間(例えば
数時間)ごとに通電積算時間に加算される。即ち、不揮
発性メモリ54に記憶される通電積算時間は一定時間毎
に更新される。
ーコード記憶処理フローチャートを示す図である。図2
において、制御用マイクロコンピュータ21は、ステッ
プS20において、熱源機1のエラーを検知するか、各
端末からのエラーコードを受信すると、不揮発性メモリ
54からそのときの通電積算時間を読み出す(S2
1)。
マイクロコンピュータ21は、不揮発性メモリ54のエ
ラーコード記憶領域に空き領域がない場合(所定個数の
エラーコードが既に記憶されている場合)は、最も古い
エラーコードを削除する(S23)。そして、制御用マ
イクロコンピュータ21は、ステップS20のエラーコ
ードとステップS21で読み出した通電積算時間とを対
応づけて不揮発性メモリ54のエラーコード記憶領域に
記憶する(S24)。なお、エラー発生元を識別するた
めの情報(例えば、ガス機器の機種名)も一緒に記憶さ
れる。また、上述のステップS23では、最も古い通電
積算時間に対応するエラーコードを削除すればよい。
1の制御用マイクロコンピュータ21及び各GCH端末
のマイクロコンピュータ61、65、69、73は、各
機器の動作停止を伴うエラーコードの他に、動作停止を
伴わない警告情報を生成する。各GCH端末は、生成し
た警告情報を熱源機1の制御マイクロコンピュータ21
に送信する。熱源機1のマイクロコンピュータ21は、
自己が生成した熱源機1の警告情報及び各GCH端末か
ら受信した各GCH端末の警告情報を、上述の図2と同
様に、その出力時の時間に関する情報(出力時期情報)
を付して、不揮発性メモリ54に記憶する。警告情報
は、ガス機器の動作停止するまでには至らない比較的小
さな不具合に関する情報であり、このような警告情報を
生成し、記憶することにより、故障発生時における原因
の特定などに役立てることができる。以下、警告情報の
例について説明する。
環湯の出湯温度に対する設定温度追随性に関する情報で
ある。具体的には、出湯温度は、基本的には、フィード
フォワード(FF)制御及びフィードバック(FB)制
御により制御される。熱源機1のマイクロコンピュータ
21は、入水温度と設定温度との差及び水量に基づいて
必要なガス量を求め、そのガス量に対応する比例弁電流
を比例弁20に供給し、比例弁20の開度を制御する
(FF制御)。さらに、FF制御による出湯温度と設定
温度との偏差(出湯温度−設定温度)に基づいて、比例
弁20の開度を調整する(FB制御)。
比例弁20の開度にずれが生じたり、入水温度センサ又
は出湯温度センサの検知温度にずれが生じたりすると、
必要なガス量が供給されず、上記偏差が大きくなった
り、出湯温度が設定温度になるまでの時間が長くなる。
により設定温度の湯が出湯されるので、燃焼停止するほ
どの故障ではないが、将来の燃焼停止レベルのエラー発
生原因となる可能性がある。従って、このような状態の
発生を警告情報として記憶しておくことで、将来の故障
の原因特定に役立つとともに、定期点検などで、このよ
うな状態を修理することで、燃焼停止レベルの故障の発
生を予防することもできる。
定の基準値より大きくなったり、出湯温度が設定温度に
なるまでの時間が所定の基準時間より長くかかった場合
は、制御装置5は、第一の警告情報を生成し、それを記
憶しておく。
ートである。また、図4は、燃焼開始からの出湯温度と
時間の関係を示す図である。図4を参照しながら図3を
説明する。図3において、制御用マイクロコンピュータ
21は、燃焼開始後(S30)において、上記偏差を計
算するともに、燃焼開始からの時間を計測する(S3
1)。制御用マイクロコンピュータ21は、各種センサ
の情報に基づいて、比例弁開度を求め、求めた開度に対
応する比例弁電流を比例弁20に供給する。図4に示す
ように、出湯温度は、燃焼開始から徐々に上昇し、設定
温度になるように制御される。図4の実線L1は、正常
な燃焼制御における出湯温度変化である。正常な場合、
出湯温度は、所定に基準時間T1には、設定温度付近に
達する。一方、図4の点線L2、L3は、出湯温度変化
が正常な場合と比較して、早い場合と遅い場合の例であ
る。
ップS32の所定の基準時間T1経過前において、偏差
(出湯温度−設定温度)が基準値Aより大きくなる場合
があるか否か判定する。基準値Aは、正常なガス供給に
おいて生じうる偏差の最大値である。従って、偏差が基
準値Aより大きくなる場合は、センサ出力のずれなどの
原因により、ガス供給量にもずれが生じていることを示
す。しかしながら、FB制御により、徐々に出湯温度
は、設定温度になるように補正されていく。
化が正常より早いと、偏差が基準値Aを超える場合があ
る。ステップS33において、偏差が基準値Aより大き
い場合、まず、ステップS34において、そのことにつ
いての警告情報が既に作成されたか否か判定される。制
御用マイクロコンピュータ21は、各燃焼毎に、警告情
報作成フラグを有し、当該燃焼について、設定温度に関
する警告情報を作成した場合は、フラグを立てる。これ
により、同じ警告情報が複数作成されるのが防止され
る。ステップS35において、フラグが立っていない場
合は、警告情報を作成し、不揮発性メモリ54に記憶す
る。警告情報の記憶処理フローは、図2と同様である。
即ち、不揮発性メモリ54は警告情報記憶領域を有し、
警告情報は、そこに、通電積算時間を付されて記憶され
る。また、警告情報は、エラーコード同様に、複数桁の
コードであってもよいし、フラグであってもよい。
温度変化が正常より遅いと、基準時間T1経過しても設
定温度に達しない場合がある。従って、ステップS32
において、基準時間T1経過後に、ステップS36にお
いて、出湯温度が設定温度±αに収まっているかどうか
判定される。値αは許容誤差である。基準時間T1は、
例えば、正常なガス供給において出湯温度が設定温度に
達する最長時間である。従って、ステップS36におい
て、出湯温度が設定温度付近に達していなかったり、大
きく超えているような場合は、ステップS34の判定後
に、警告情報が作成される(S35)。
おいても、出湯温度変化の小さな異常を検知し、それを
警告情報として保存する。そして、この警告情報を、故
障発生時の原因の特定や修理に役立てることで、効率的
な修理・点検が実現する。
ートである。第二の警告情報は、熱源機1における点火
に関する警告情報である。図5において、制御用マイク
ロコンピュータ21は、リモコンなどから燃焼指令を受
信すると(S50)、イグナイタ電極を駆動して、燃焼
バーナに点火する(S51)。フレームロッド電極が炎
を検知すると、制御用マイクロコンピュータ21は点火
成功と判断し、燃焼制御を開始する(S53)。
制御用マイクロコンピュータ21は、点火失敗と判断す
るとともに、点火回数をカウントする(S54)。ステ
ップS55において、カウントされた点火回数と所定の
基準回数とが比較される。点火回数が基準回数を超える
と、エラー出力される(S56)。基準回数は、例えば
3回である。
合、上記図3のステップS34と同様に、警告情報が作
成されていなければ(S57)、警告情報を作成する
(S58)。即ち、点火の失敗に関する警告情報は、1
回目の点火に失敗した場合に作成される。
し、正常な燃焼が行われる場合であっても、その前の点
火失敗の情報が記憶されるので、点火しなくなる故障に
おける原因分析などに役立てることができる。
ートである。第三の警告情報は、熱源機1の燃焼ファン
又はバス乾燥機64及びエアコン68、72の回転ファ
ンの回転に関する警告情報である。図6において、各ガ
ス機器のマイクロコンピュータは、リモコンなどから運
転指令を受信すると(S60)、燃焼ファン又は回転フ
ァンを回転させ(S61)、さらに、その回転時間を計
測する(S62)。
T2経過後において(S63)、検知される回転数が目
標値±β内に収まっているか否か判定する(S64)。
値βは、目標値に対する許容誤差である。そして、回転
数が目標値±β内に収まっていない場合、燃焼ファン又
は回転ファンの回転数にずれが生じていると判断され
て、ステップS65において、図3のステップS34と
同様に、そのことについての警告情報が既に作成された
か否かが判定され、作成されていなければ、警告情報を
作成し、記憶する(S66)。
回転数の比較的小さな変化を警告情報として記憶するこ
とで、将来、燃焼ファン又は回転ファンに関わる故障・
修理に役立てることができる。
ートである。第四の警告情報は、熱源機1の通信用マイ
クロコンピュータ22又は各GCH端末のマイクロコン
ピュータ61、65、69、73の通信に関わる警告情
報である。通信は、熱源機1の通信用マイクロコンピュ
ータと各GCH端末のマイクロコンピュータとの間で行
われる。
ータは、所定の通信プロトコルに従って、通信相手に通
信を呼びかける(通信トライ)(S70)。ステップS
71において、通信相手からの応答があれば、通信成功
と判断し、通信が開始される(S72)。
ータは、通信失敗と判断するとともに、通信失敗率を計
算する(S73)。通信失敗率は、過去全ての通信トラ
イに対する失敗率であってもよいし、直近の所定回数
(例えば、100回)の通信トライに対する失敗率であ
ってもよい。そして、ステップS74において、計算さ
れた通信失敗率が所定の基準値を超えた場合、上記図2
のステップS34と同様に、警告情報が作成されていな
ければ(S75)、警告情報を作成する(S76)。な
お、図示されないが、連続して所定回数(例えば3回)
通信に失敗した場合は、エラー出力される。
様々な警告情報が作成されてもよい。例えば、熱源機1
が流量制御弁を有する場合、所定の基準時間を経過して
も検知される流量と設定流量との偏差が基準値より大き
い場合や、検知される流量が設定流量になるまでの時間
が所定の基準時間よりも長い場合に警告情報が作成され
てもよい。
の流路変更弁(例えば、二方弁や三方弁)を有する場
合、それを駆動するモータの制御に関する警告情報が作
成されてもよい。具体的には、流路変更弁弁が目標位置
に移動するまでの時間が所定の基準時間よりも長い場
合、又は所定の基準時間を経過しても弁の移動位置と設
定位置との偏差が所定の基準値より大きい場合に警告情
報が作成される。
る圧力センサを有する場合、湯張り開始時から所定の基
準時間を経過しても、検知される水位と設定水位との偏
差が基準値より大きい場合や、検知される水位が設定水
位になるまでの時間が所定の基準時間より長い場合に警
告情報が作成されてもよい。
制御における室内温度制御は、回転ファンの回転数によ
って調節される。従って、室内温度が設定温度になるま
での時間が所定の基準時間よりも長い場合、又は所定の
基準時間を経過しても室内温度が設定温度にならない場
合に警告情報が作成される。この警告情報は、エアコン
の回転ファンの不具合に関する情報である。
ード、警告情報及びそれらの出力時期情報を有する機器
情報は、故障診断装置2によって読み出すことができ
る。本実施の形態では、故障診断装置2は、図1に示さ
れるように、プロトコル変換装置3を介して、熱源機1
内の制御用マイクロコンピュータ21に接続される。そ
のために、熱源機1には、通信用のケーブル26を接続
するためのコネクタ23が設けられる。
障診断装置2は、汎用のノートパソコンなどの携帯情報
端末である。従って、例えば、ウインドウズ95やウイ
ンドウズNT(いずれもマイクロソフト社の商標)など
の標準OSにより動作するので、その通信プロトコルも
標準プロトコルである。それに対して、故障診断の対象
となる熱源機1内の制御用マイクロコンピュータ21
は、各メーカ毎に異なる仕様で構成され、対応可能な通
信プロトコルも、標準プロトコルとは異なる独自仕様の
場合が多い。このマイクロコンピュータ21による通信
機能は、通常メーカでの出荷試験時の動作試験用に開発
されたものであり、従って、メーカ毎に通信プロトコル
やパスワードが異なるのである。
置2と熱源機1との間に、プロトコル変換装置3を介在
させ、そこで、標準プロトコルによる電文と熱源機固有
のプロトコルによる電文との間でプロトコル変換を行わ
せている。プロトコル変換装置3は、コネクタ31、3
2と、マイクロコンピュータなどで構成されるプロトコ
ル変換手段30とを有する。プロトコル変換手段30
は、CPU、RAM、プログラム変換プログラムを内蔵
するROM、及び入出力バッファBUFなどを有し、メモ
リRAM内の通信制御用メモリ領域は、所定のレジスタ
からなる通信制御用メモリ領域に、プロトコル変換に必
要な熱源機側の通信プロトコルのパラメータが記録され
る。
1は、制御プログラムを内蔵する。この制御プログラム
は、例えば、各リモコンや端末から要求された運転に対
応する燃焼シーケンスを制御するための燃焼制御シーケ
ンスプログラムと、故障診断装置2との通信を行うため
の通信制御プログラムとを有する。この通信制御プログ
ラムを有することにより、故障診断装置2との間で通信
を行うことができ、自動故障診断を可能にする。
21は、リモコン、GCH端末のマイクロコンピュー
タ、及び故障診断装置2から、給湯や運転等の所定の指
令信号を受信した時に、例えば、その制御プログラムの
実行を示すフラグを内蔵RAM内に記録する。そして、
内蔵される燃焼制御シーケンスプログラムは、そのフラ
グを参照して指令信号に対応する制御プログラムの実行
を行う。また、燃焼制御シーケンスプログラムは、内蔵
RAM内に記録されたセンサ出力データからセンサの状
態を検出して、燃焼制御に必要なアクチュエータの駆動
を指令するデータを、内蔵RAM内の対応する領域に書
き込む。制御用マイクロコンピュータ21は、その内蔵
RAMに書き込まれた指令データを参照して、熱源機内
のアクチュエータに指令信号を与える。
用して、上記の熱源機1内のマイクロコンピュータ21
が内蔵するRAMの情報を書き換えたりすることで、故
障診断に必要な所望の燃焼制御を指示することができ、
また、RAMの情報を読み出したりすることにより、そ
れに対応するセンサ出力や熱源機内の状態を監視するこ
とができる。そのために、故障診断装置2には、入力手
段としてキーボード28と、モニタ画面27とが設けら
れ、更に、通信ポート29が設けられる。
2Cケーブル27を介してプロトコル変換装置3に接続さ
れる。そして、プロトコル変換装置3は、別のケーブル
26を介して、熱源機1のコネクタ23に接続される。
複数の機種からなるGCHシステムに対して汎用的に利
用できるように、その故障診断プログラムとして、汎用
的な部分と、複数種類の熱源機や端末毎に若しくは複数
のメーカ毎に設けられる個別的な部分とを有する。
タによる燃焼制御が一般的であり、上記した内蔵RAM
領域や制御プログラムは同様のものである。従って、メ
ーカ毎若しくは機種毎に異なるのは、熱源機内の部品の
種類、内蔵RAMのアドレス、内蔵RAM領域への入出
力プログラム、アクチュエータ駆動のプログラム、セン
サデータの入力プログラム等の細かい部分である。その
ため、本実施の形態例の故障診断装置2は、それらの共
通化できない部分は、個別的な部分である情報ファイル
によって対応する。一方、修理作業員に対して機種毎に
共通の表示画面と操作性を提供することができる様に、
修理作業員への表示と入力の制御を共通化した汎用アプ
リケーションプログラムを有する。
ある。図1と同じ部分には同じ引用番号を与えている。
故障診断装置2は、ハードウエアとしては、前述のモニ
タ画面27と、キーボード28と、通信ポートであるコ
ネクタ端子29と、図示しないCPU、RAM、ファイ
ル装置を有する。そして、ファイル装置内のプログラム
やデータの構成が、図8に示される。
は、メーカ毎若しくはガス機器の種類にかかわらず汎用
的に動作する汎用ミドルウエアアプリケーション40
と、メーカ毎に若しくは機種器毎に異なる情報ファイル
42を有する。
は、図示しないOSと共に、キーボード28からの入力
を受信し、必要な表示をモニタ画面27に対して行う。
従って、汎用ミドルウエアアプリケーション40は、修
理作業員に共通の故障診断メニュー画面を提供するため
のデータも含まれる。また、コネクタ端子29に接続さ
れるケーブルを介して通信を行うための、通信制御プロ
グラムも含まれる。この通信制御プログラムは、汎用O
Sに従う標準通信プロトコルによって、電文フォーマッ
トを作成して外部と通信する。
40は、最初に故障診断装置を熱源機に接続した時に、
診断対象の熱源機とそれに接続されるGCH端末のメー
カ名や機種名の情報を取得するための初期設定プログラ
ムを有する。この初期設定プログラムを実行することに
より、診断対象のGCHシステムを構成する熱源機やG
CH端末のメーカ名や機種名を自動的に判別することが
できる。
ァイル42は、例えば、図3に示される通り、メーカ毎
に異なるデータ・プログラムファイル42A、42B、
・・・で構成される。そして、例えば、メーカAのデー
タ・プログラムファイル42Aの場合は、メーカAの熱
源機の検査工程で利用されるパスワードAと、メーカA
の熱源機に固有の通信プロトコルのパラメータAと、メ
ーカAの熱源機に固有の診断用ファイル1、2等を有す
る。また、メーカBのデータ・プログラムファイル42
Bも、同様の情報を有する。そして、図示しないが、同
様のデータ・プログラム・プログラムファイルが複数設
けられる。この情報ファイル42は、メーカ毎に限られ
ず、機種毎に異なる場合もある。メーカ側の仕様に合わ
せて、かかる情報ファイル42が構成される。なお、G
CH端末は故障診断装置2と直接通信しないので、GC
H端末のデータ・プログラムファイルは、通信に必要な
データを除いて、メーカ又は機種に固有の診断用ファイ
ル等を備えていればよい。GCHシステムの構成と熱源
機及びGCH端末のメーカや機種が判明すると、それに
対応する診断用ファイルを利用して故障診断が行われ
る。
発性メモリ54に記憶されている機器情報(エラーコー
ド及び警告情報など)を読み出す必要がある。これらの
情報を分析することにより、故障個所を推定し、そこに
対する適切な故障診断作業、修理作業が行われる。しか
しながら、不揮発性メモリ54には、利用者が訴える不
具合とは無関係の機器情報も記憶され、故障時において
は、その記憶されている機器情報(エラーコード及び警
告情報など)の数は、かなり多いことが想定される。従
って、読み出した全ての機器情報を画面に表示しても、
修理作業員は、全ての機器情報の中から、今回の故障又
は不具合に関する機器情報を見つけて、故障個所及び故
障原因の推定しなければならず、その作業は非常に非効
率的である。
れているエラーコード及び警告情報(機器情報)のう
ち、今回の故障又は不具合と関連すると思われるもの
を、GCHシステムの利用者に対する問診情報を使って
抽出する。
面の例である。修理作業員は、図9に表示される内容に
ついて、GCHシステム利用者に問診し、その返答を問
診情報としてマウス操作やキーボード操作により入力す
る。
運転モード」において、「給湯、風呂」が選択される場
合、熱源機1の故障であると推定されるので、熱源機1
の機器情報(エラーコードや警告情報など)が抽出さ
れ、GCH端末の機器情報(エラーコードや警告情報)
は抽出されない。また、「床暖房」、「乾燥」、「エア
コン暖房」がそれぞれ選択される場合、熱源機1及び/
又は、それぞれ床暖房端末60、バス乾燥機64、エア
コン68、72の故障と推定することができる。さら
に、「冷房」が選択される場合、エアコン68、72単
独の故障と推定できる。
まらない」が選択される場合、暖房運転に関わる全ての
事象、例えば、燃焼、湯循環、ファン回転、通信不調な
どの機器情報について抽出する必要がある。「冷えな
い」が選択される場合、エアコン68、72の機器情報
が抽出される。「お湯がでない」が選択される場合、熱
源機1の給湯機能に関わる事象、例えば、燃焼、湯循環
などの機器情報が抽出される。「音がうるさい」が選択
される場合、各ガス機器のファン回転についての機器情
報が抽出される。
時期以降に出力される機器情報が抽出される。また、問
診内容の「再現性」は、再現性の有無が入力される。
画面の「抽出」をクリックすることにより、読み出した
機器情報を検索し、問診情報に合致する機器情報が抽出
されて表示される。
例である。図10では、問診情報として、「床暖房」、
「暖まらない」、「3日以内」、「再現性なし」に対応
する機器情報の画面例であって、熱源機1及び床暖房端
末60の3日以内に出力された機器情報が表示される。
修理作業員は、表示された機器情報に基づいて、故障個
所の推定、故障原因の推定を行い、必要な故障診断プロ
グラムを実行させる。例えば、図10によれば、熱源機
側1に不具合があると推定されるので、そのエラーコー
ド又は警告情報に対応する故障診断プログラムを選択し
て熱源機1に対して実行する。
情報に基づいて、必要な故障診断プログラムを選択する
機能を有していてもよい。
フローチャートを示す。図4において、故障診断装置2
は、汎用ミドルウエアアプリケーション40を起動し
て、情報ファイル42を参照しつつ、汎用ミドルウエア
アプリケーション40を実行する。そして、故障診断装
置2は、プロトコル変換装置3を介して、熱源機1の制
御用マイクロコンピュータ21と通信可能状態になる。
その後、ステップS20において、汎用ミドルウエアア
プリケーション40は、制御用マイクロコンピュータ2
1に対して、機器情報読み出し指令を送信する。制御用
マイクロコンピュータ21は、当該読み出し指令を受信
すると、不揮発性メモリ54に記憶されているエラーコ
ード、警告情報及びそれらに関連づけられた通電積算時
間を含む機器情報を全て読み出し(S81)、さらに現
在の通電積算時間(故障診断装置2と制御用マイクロコ
ンピュータ21とが通信可能に接続された時の通電積算
時間)も不揮発性メモリ54から読み出す(S82)。
そして、制御用マイクロコンピュータ21は、読み出し
た機器情報及び現在の通電積算時間をプロトコル変換装
置3を介して故障診断装置2に返信する(S83)。
され、抽出指示が与えられると、読み出した機器情報か
ら、問診情報を満たす機器情報を抽出し(S85)、抽
出された機器情報が、故障診断装置2のモニタ画面27
に表示される(S86)。
生時期を求める方法を説明する図である。図12では、
エラーコードの発生時期を例に説明する。従って、以下
の説明は、警告情報やその他の機器情報についても同様
に適用される。図12において、エラーコードの出力時
期に対応する通電積算時間は、一例として、6時間毎に
カウントされる数値として不揮発性メモリ54に記憶さ
れる。また、各エラーコードに対応するガス機器の機種
名も記憶されている。
ケーション40は、返信された現在の通電積算時間Aと
各エラーコードに対応する通電積算時間Bとの差に基づ
いて、各エラーコードの出力時期T(どれくらい前(何
日前)に出力されたのか)を次の計算式により求める。
間単位のような比較的厳密なエラーコードの出力時期は
必要なく、大体何日前に出力されたかがわかれば、今回
の診断対象に関係するエラーコードであるかどうかを区
別することができる。従って、汎用ミドルウエアアプリ
ケーション40は、上式を使って、通電積算時間を日に
ち単位に変換した出力時期Tを求める。これにより、問
診情報における「発生時期」に対応する抽出処理が可能
とある。修理作業員は、おおよそ日にち単位でエラーコ
ードや警告情報などの出力時期がわかればいいので、分
や秒単位の通電積算時間そのものを記憶する必要はな
い。上述のように、通電積算時間を数時間単位のカウン
ト値として記憶し、その倍率に応じて出力時期Tを計算
することで、必要十分な精度の出力時期Tを求めること
ができるとともに、不揮発性メモリ54のメモリ領域を
節約することができる。
ための情報は、通電積算時間に限られない。例えば、通
算燃焼時間や通算燃焼回数であってもよい。通算燃焼時
間は、制御用マイクロコンピュータ21の内蔵タイマを
使って計測され、通算燃焼回数も、制御用マイクロコン
ピュータ21がカウントする。
ータは、年月日のような暦情報を有さないので、上述の
ように通電積算時間、通算燃焼時間、通算燃焼回数など
マイクロコンピュータが計測する時間や回数を使って、
エラーコードの出力時期を求めるが、年月日情報を有す
るマイクロコンピュータであれば、もちろん年月日情報
を利用してもよい。
及び警告情報に限られない。機器情報は、各ガス機器の
運転状態に関する情報であって、エラーコードや警告情
報の他に、例えば、各ガス機器の運転回数(熱源機であ
れば、燃焼回数)、運転時間(熱源機であれば、燃焼時
間)の情報であってもよいし、各センサの出力情報、設
定値情報などであってもよい。
ルヒーティングシステムに限らず、電気や石油によるセ
ントラルヒーティングシステムにも適用可能である。
機器から構成されるGCHシステムに限らず、1つのガ
ス機器(例えば、給湯器単体)から構成されるガス機器
システムにも適用可能である。単体のガス機器について
も、問診情報に基づいて、対応する機器情報を抽出する
ことで、短時間且つ容易に故障原因を特定することが可
能となる。
形態例に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記
載された発明とその均等物にまで及ぶものである。
ムから読み出された各種機器情報から、問診情報を満た
す機器情報を抽出することにより、故障原因、故障個所
を特定するのに必要な情報だけを取得することができる
ので、短時間に且つ容易に故障原因、故障個所を特定す
ることが可能となり、効率的な故障診断・修理作業に寄
与する。
ある。
である。
である。
る。
トを示す。
る方法を説明する図である。
ラム) 42 情報ファイル 60 床暖房 64 バス乾燥機 68、72 エアコン
Claims (6)
- 【請求項1】少なくとも1つのガス機器から構成される
ガス機器システムの故障診断装置において、 前記ガス機器システムを構成する各ガス機器それぞれの
運転状態に関する情報であって、当該情報の生成時期に
関する情報を含む機器情報を取得し、 前記ガス機器システムの不具合に関する情報であって、
少なくとも当該不具合の発生時期を含む問診情報を所定
の入力操作により取得し、 前記取得した機器情報のうち、前記不具合の発生時期に
対応する前記生成時期に関する情報を有する前記機器情
報を、前記問診情報に対応する機器情報として抽出する
ことを特徴とする故障診断装置。 - 【請求項2】請求項1において、 前記問診情報が、不具合が発生する運転モード、不具合
の現象、又は不具合の再現性の有無を含むことを特徴と
する故障診断装置。 - 【請求項3】請求項1において、 前記機器情報は、各ガス機器が停止レベルに至る所定の
不具合に対応するエラー情報又は停止レベルには至らな
い所定の不具合に対応する警告情報の少なくとも一つを
含むことを特徴とする故障診断装置。 - 【請求項4】請求項1において、 前記ガス機器システムは、熱源機と該熱源機と給湯管を
介して接続される少なくとも一つの端末装置から構成さ
れるセントラルヒーティングシステムであり、 前記熱源機と通信可能に接続した後で、前記熱源機及び
各端末装置それぞれの運転状態に関する機器情報を前記
熱源機の制御装置から取得することを特徴とする故障診
断装置。 - 【請求項5】請求項4において、 前記機器情報は、前記熱源機又は各端末装置の制御装置
それぞれによって生成され、各端末装置の制御装置によ
って生成された機器情報は、前記システム内通信手段を
介して前記熱源機の制御装置に送信され、前記熱源機の
制御装置は、それ自体が生成した熱源機の機器情報及び
受信した各端末装置の機器情報を、生成時期に関する情
報とともに記憶することを特徴とする故障診断装置。 - 【請求項6】少なくとも1つのガス機器から構成される
ガス機器システムの故障診断方法において、 前記ガス機器システムを構成する各ガス機器それぞれの
運転状態に関する情報であって、当該情報の生成時期に
関する情報を含む機器情報を取得し、 前記ガス機器システムの不具合に関する情報であって、
少なくとも当該不具合の発生時期を含む問診情報を所定
の入力操作により取得し、 前記取得した機器情報のうち、前記不具合の発生時期に
対応する前記生成時期に関する情報を有する前記機器情
報を、前記問診情報に対応する機器情報として抽出する
ことを特徴とする故障診断方法。
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JP2000046933A JP3499185B2 (ja) | 2000-02-24 | 2000-02-24 | ガス機器システムの故障診断装置及び故障診断方法 |
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JP2001235149A JP2001235149A (ja) | 2001-08-31 |
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