JP2003240073A - オートテンショナの制御装置 - Google Patents
オートテンショナの制御装置Info
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Abstract
13の張力を自動的に調整するオートテンショナにおい
て、そのアーム18の振動を抑制して異音の発生やベル
ト13の寿命低下を防止する。 【解決手段】オートテンショナ16のダンパ24は、磁
気粘性流体MRFの粘性抵抗によりアーム18の振動を
制動させるものとし、このダンパ24に励磁により磁気
粘性流体MRFに磁力を付与する電磁石34を設け、エ
ンジン回転数及びエンジン負荷に基づき、エンジン1の
回転変動が所定以上に大きい運転領域として低回転低負
荷領域を検出し、この運転領域では電磁石34の励磁に
より磁気粘性流体MRFに磁力を付与し、磁気粘性流体
MRFの粘性抵抗を増大させてアーム18やベルトスパ
ン13aの振動を制動し、ベルトのスリップや叩き音等
の異音の防止化、ベルトの高寿命化を図る。
Description
るベルト伝動システムに用いられてベルト張力を自動的
に調整するためのオートテンショナの制御装置に関し、
特に、そのベルトの張力変化に伴う移動体の振動を磁気
粘性流体の粘性抵抗を利用して制動するようにしたもの
に関する技術分野に属する。
して、その減衰装置(ダンパ)の種類に応じて油圧式、
摩擦式及びビスカス式のものが知られており、油圧式及
びビスカス式の減衰装置はオイルの粘性により、また摩
擦式の減衰装置は樹脂と金属との摩擦抵抗によりそれぞ
れ減衰を得るようにしたものである。
補機駆動システムに用いられる従来の油圧式オートテン
ショナの構造について説明すると、この油圧式オートテ
ンショナはアームタイプやロッドタイプのものがあり、
アームタイプの油圧式オートテンショナは、エンジン等
の固定部に基端部にて回動可能に支持されたアームと、
このアームの先端部に回転自在に支持され、ベルトが巻
き掛けられるテンションプーリとに加え、アームと固定
部との間に連結されてアームの回動を減衰させる油圧式
ダンパを具備している。
ョナは、エンジン等の固定部に軸方向に摺動可能(スラ
イド可能)に支持されたロッド部と、このロッド部の先
端部に回転自在に支持されたテンションプーリと、ロッ
ド部に連結されてその摺動を減衰させる油圧式ダンパと
を備えたものが知られている。
このシリンダボディ内に往復動可能に嵌挿され、シリン
ダボディ内をオイルが充填された第1及び第2の2室に
区画するピストンと、このピストンに連結され、シリン
ダボディに対し伸縮するロッドとを備え、これらシリン
ダボディ又はロッドの一方が固定部に、また他方がアー
ム又はロッド部にそれぞれ連結されている。そして、シ
リンダボディ内の両室は、ピストンに形成したオイル通
路又はシリンダボディ及びピストンの間のクリアランス
を通って連通され、オイル通路には第2室のオイルが第
1室に流れるのを阻止する逆止弁が、また第2室には、
ロッドをテンションプーリがベルトを押圧するように伸
張方向に付勢するばね(付勢手段)がそれぞれ配設され
ており、ばねの付勢力によりロッドが伸張するときに
は、第1室のオイルが逆止弁の影響を受けずに第2室に
流れるため、ロッドがスムーズに速い速度で伸張移動
し、テンションプーリをベルト押圧方向にさせる一方、
ベルト張力が増大してテンションプーリと共にロッドが
収縮するときには、第2室のオイルがオイル通路を通っ
て第1室に流れるのは逆止弁により阻止され、そのオイ
ルはピストンとシリンダボディ内面との間の小さなクリ
アランスを通って流れるために、大きな粘性抵抗が働
き、減衰効果が得られる。
収するためには、張力が高くなるとき(ロッド収縮時)
には減衰を持たせ、張力が低くなるとき(ロッド伸張
時)には速く追従して張力を与える必要があり、上記油
圧式ダンパの構造はこれに叶ったものになっている。
ショナにおいて、そのロッド部を油圧式ダンパのシリン
ダボディ又はロッドの一方で、また固定部をシリンダボ
ディ又はロッドの他方でそれぞれ構成(兼用)したもの
も知られている(例えば特開平9―60697号公報等
参照)。
報に示されるように、上記油圧式ダンパのシリンダボデ
ィ内部に充填されるオイルを磁気粘性流体としたものが
提案されている。この磁気粘性流体は、極めて微細な強
磁性体を液体中に分散させてなる流体であって、この磁
気粘性流体に外部から磁力を付与することで、その磁気
粘性流体の粘性抵抗や剪断抵抗が変化するものである。
ンの補機駆動システムや動弁システムにおいて、エンジ
ンの回転変動が大きいとき(例えばアイドル域等の低回
転低負荷領域)にベルト張力の大きな変動が生じる。こ
れに対し、オートテンショナにおけるダンパのダンピン
グ抵抗は、上記増大したベルト張力の変動に対しテンシ
ョナの移動体が振動しないようにする程度の大きな抵抗
ではなく、このダンパによりテンショナの振動を抑える
ことは困難であり、テンショナの移動体が大きく飛び跳
ねるように振動して叩き音等の異音が発生したり、ベル
トの寿命が低下したりする等の問題が生じる。
ら高く設定しておけば、上記エンジンの回転変動増大時
のベルト張力の大きな変動に伴うテンショナの振動を抑
制することはできる。しかし、その反面、このダンピン
グ抵抗の増大設定に伴ってオートテンショナが固定テン
ショナに近いものとなり、通常の状態では適正なベルト
張力が付与できず、ベルト張力の不足によりベルトのス
リップ等が発生する虞れがある。
で、その目的は、上記の磁気粘性流体をオートテンショ
ナに用いた構造とし、その磁気粘性流体による抵抗を所
定の条件下で可変とすることで、テンショナの移動体の
振動を抑制して異音の発生やベルトの寿命低下を防止す
ることにある。
めに、この発明では、オイルの粘性により移動体の振動
(移動)の制動を得るオートテンショナに対し、そのオ
イルを磁気粘性流体に置き換えた上で、ベルト伝動シス
テムの回転変動が大きくてベルト張力の大きな変動が生
じる運転状態を検出し、この検出時にはその磁気粘性流
体に対し磁力を付与して抵抗を高くし、移動体の振動を
制動するようにした。
に移動可能に支持された移動体と、この移動体に回転自
在に支持され、ベルトが巻き掛けられるテンションプー
リと、上記移動体をテンションプーリがベルトを押圧す
るように移動付勢する付勢手段とを備え、ベルト伝動シ
ステムのベルト張力を自動的に調整するようにしたオー
トテンショナの制御装置が対象である。
記移動体の振動を制動する制振手段と、この制振手段の
磁気粘性流体に磁力を付与する磁気付与手段と、ベルト
伝動システムの回転変動が所定以上に大きい運転領域を
検出する回転変動検出手段と、この回転変動検出手段に
よりベルト伝動システムの回転変動が所定以上に大きい
運転領域が検出されたときに、上記制振手段の磁気粘性
流体に磁力が付与されて上記移動体の振動が制動される
ように上記磁気付与手段を制御する磁力制御手段とを備
えていることを特徴とする。
巻き掛けられるベルトの張力が低下すると、付勢手段の
付勢力により、テンションプーリがベルトを押圧するよ
うに移動体が移動する一方、ベルトの張力が増大する
と、テンションプーリがベルトにより押されて移動体が
付勢手段の付勢力に抗して移動する。このことで、適正
なベルト張力が得られ、ベルトのスリップが発生するこ
とはない。
抵抗により移動体の振動を制動するものであり、ベルト
伝動システムの運転中、回転変動検出手段により、ベル
ト伝動システムの回転変動が所定以上に大きい運転領域
が検出されたときに、磁力制御手段により磁気付与手段
が制御されて、この磁気付与手段により上記制振手段の
磁気粘性流体に磁力が付与され、この磁力により磁気粘
性流体の粘性抵抗又は剪断抵抗が増大し、このことで上
記移動体(及びベルトスパン)の振動が制動される。よ
って、ベルト張力変動によるベルトや移動体の振動を抑
えて、ベルトのスリップや叩き音等の異音を防止し、ベ
ルトの寿命を延ばすことができる。
段は、ベルト伝動システムの回転変動が所定以上に大き
い運転領域を回転数及び負荷に基づいて検出するように
構成されているものとする。こうしてベルト伝動システ
ムの回転数及び負荷を基にすることで、ベルト伝動シス
テムの回転変動が所定以上に大きい運転領域を容易に検
出することができる。
テムの回転変動が所定以上に大きい運転領域は低回転低
負荷領域とする。このことで、回転変動が特に大きいベ
ルト伝動システムの低回転低負荷領域でのベルト張力変
動によるベルトや移動体の振動を抑えて、ベルトのスリ
ップや叩き音等の異音を防止し、ベルトの寿命を延ばす
ことができる。
は、移動体の振動がロック停止されるように磁気付与手
段を制御するものとする。こうすると、移動体やベルト
スパンの振動が確実に停止してベルトや移動体の振動を
有効に防止することができる。
は、エンジンによりベルトを介して補機を駆動する補機
駆動システムとする。また、請求項6の発明では、ベル
ト伝動システムは、エンジンの吸排気弁の少なくとも一
方をベルトを介して開閉駆動する動弁システムとする。
効に発揮される最適なベルト伝動システムが得られる。
ダボディと、このシリンダボディ内に往復動可能に嵌挿
され、シリンダボディ内を磁気粘性流体が充填された2
室に区画するピストンと、上記シリンダボディ内の両室
を連通する連通路と、上記ピストンに連結され、シリン
ダボディに対し伸縮するロッドとを備え、上記シリンダ
ボディ又はロッドの一方が固定部を、また他方が移動体
をそれぞれ構成しており、磁気付与手段は、上記連通路
の磁気粘性流体に磁力を付与するように構成されている
ものとする。
ションプーリが移動体と共に移動すると、この移動体の
移動によりピストンがシリンダボディ内で往復動し、シ
リンダボディ内の2室間で磁気粘性流体が連通路を介し
て往来して、この連通路を通る磁気粘性流体の流路抵抗
(粘性抵抗)により移動体の振動が制動される。この連
通路の磁気粘性流体に対し磁気付与手段により磁力が付
与され、この磁力の変化により磁気粘性流体の流路抵抗
が変更されて制動力が変えられる。従って、磁気粘性流
体を用いた望ましい制振手段が得られる。
定部と移動体との間に移動体の回動軸心と同心状に配置
されかつ磁気粘性流体が充填された流体室を備え、この
流体室には、固定部に回転一体に設けられた少なくとも
1枚の固定部側プレートと、移動体に回転一体に設けら
れた少なくとも1枚の移動体側プレートとが移動体の回
動軸心方向に交互に並べられて配置されており、磁気付
与手段は、上記流体室の磁気粘性流体に磁力を付与する
ように構成されているものとする。
りテンションプーリが移動体と共に回動すると、この移
動体の回動により、固定部と移動体との間の流体室にお
いて移動体側プレートが固定部側プレートと相対的に回
動し、この両プレートの相対回動に伴い流体室内の磁気
粘性流体が剪断抵抗(粘性抵抗)を受け、この磁気粘性
流体の剪断抵抗により移動体の回動が制動される。この
流体室の磁気粘性流体に対し磁気付与手段により磁力が
付与され、この磁力の変化により磁気粘性流体の粘性が
変更されて制動力が可変とされる。この場合も、磁気粘
性流体を用いた望ましい制振手段が得られる。
動体の振動を減衰させる減衰手段を構成しているものと
する。このことで、制振手段を減衰手段と兼用すること
ができる。
施形態1に係る、ベルト伝動システムとしてのエンジン
の補機駆動システムA1を示し、1は自動車に搭載され
たV型多気筒エンジン、3はエンジン1のクランク軸2
に回転一体に取付固定されたクランクプーリ、5は補機
としての空調機用コンプレッサ(図示せず)の回転軸4
に回転一体に取付固定されたコンプレッサプーリ、7は
補機としてのパワーステアリング用ポンプ(図示せず)
の回転軸6に回転一体に取付固定されたPSポンププー
リ、10は補機としてのオルタネータ8の回転軸9に回
転一体に取付固定されたオルタネータプーリ、11は冷
却ファン11aと一体に形成されてそれを回転駆動する
ためのファンプーリ、12はアイドラプーリで、上記ク
ランクプーリ3、コンプレッサプーリ5、PSポンププ
ーリ7、オルタネータプーリ10及びアイドラプーリ1
2はいずれもVリブドプーリからなる一方、ファンプー
リ11は平プーリからなる。これらのプーリ3,5,
7,10〜12間にはVリブドベルトからなる伝動ベル
ト13が巻き掛けられ、このベルト13は、上記Vリブ
ドプーリからなる各プーリ3,5,7,10,12にあ
ってはベルト13内面(下面)をプーリ3,5,7,1
0,12に接触させた正曲げ状態で、また平プーリから
なるファンーリ11にあってはベルト13外面(背面)
をプーリ11に接触させた逆曲げ状態でそれぞれ巻き付
けられて、いわゆるサーペンタインレイアウトで巻き掛
けられており、エンジン1の運転に伴うクランク軸2
(クランクプーリ3)の回転によりベルト13をクラン
クプーリ3→ファンプーリ11→コンプレッサプーリ5
→アイドラプーリ12→PSポンププーリ7→オルタネ
ータプーリ10→クランクプーリ3の順に図2で時計回
り方向に走行させて、各補機を駆動するようにしてい
る。
プーリ3から出る側の緩み側スパン13aのうち、該ク
ランクプーリ3とオルタネータプーリ10との間のスパ
ン13aには、そのスパン13aをベルト13外面側か
ら押圧してベルト13の張力を自動的に調整するための
アームタイプの油圧式オートテンショナ16が配置され
ている。
6の構造を拡大して示しており、17は上記エンジン1
の側壁部に取付固定されるマウントで、この実施形態で
は上記マウント17とエンジン1とで本発明でいう固定
部を構成している。上記マウント17には移動体として
のアーム18が基端部にて支持軸19により揺動可能
(回動可能)に支持されている。このアーム18の先端
部には上記支持軸19と平行のプーリ軸20が突設さ
れ、このプーリ軸20には平プーリからなるテンション
プーリ21がベアリング(図示せず)を介して回転自在
に支持され、このテンションプーリ21に伝動ベルト1
3が外面(背面)から巻き掛けられて押圧される。
9とオフセットした位置に、制振手段を構成する油圧式
ダンパ24の一端部が連結ピン23を介して揺動可能に
連結され、このダンパ24の他端部はエンジン1の側壁
部(固定部の一部)に揺動可能に連結されており、ダン
パ24によりアーム18の振動(揺動)を制動させるよ
うにしている。
めて微細な強磁性体を液体中に分散させてなる磁気粘性
流体MRFの粘性抵抗によりアーム18(移動体)の振
動を制動させるものとされている。すなわち、ダンパ2
4は、エンジン1に揺動可能に連結するための連結部2
5aを有するシリンダボディ25を備え、このシリンダ
ボディ25内にはその内部空間を第1室26及び第2室
27に区画するピストン28が往復動可能に嵌挿され、
このシリンダボディ25内の2室26,27に磁気粘性
流体MRFが充填されている。上記ピストン28にはロ
ッド29の基端部が一体的に連結固定され、このロッド
29はシリンダボディ25外に第1室26側の端部を液
密状に貫通して突出しており、ピストン28の移動によ
りロッド29がシリンダボディ25に対し伸縮する。ロ
ッド29の先端部には、アーム18の基端部に上記連結
ピン23により連結するための連結部29aが形成され
ている。
27にはピストン28を第1室26側に向かう方向、つ
まりロッド29が伸張する方向に押す付勢手段としての
圧縮ばね31が縮装されている。つまりダンパ24にば
ね31(付勢手段)が内蔵されており、この圧縮ばね3
1により、アーム18をテンションプーリ21がベルト
13を押圧するように回動付勢している。
ピストン28外周面との間は所定の間隔があけられてい
て、この間隔により第1及び第2の両室26,27を互
いに連通する連通路33が形成されており、ベルト13
の張力が変化してテンションプーリ21及びそれを支持
しているアーム18が揺動したとき、このアーム18の
揺動によりピストン28をシリンダボディ25内で往復
動させ、シリンダボディ25内の2室26,27間で磁
気粘性流体MRFを連通路33を介して往来させて、こ
の連通路33を通る磁気粘性流体MRFの流路抵抗(粘
性抵抗)によりアーム18の振動(揺動)を制動するよ
うにしている。
は磁気粘性流体MRFに磁力を付与する磁気付与手段と
しての電磁石34が設けられており、この電磁石34に
対する電流の供給による励磁状態により、シリンダボデ
ィ25とピストン28との間の連通路33の磁気粘性流
体MRFに磁力を付与し、電磁石34への出力制御によ
り磁気粘性流体MRFに付与する磁力を変化させてアー
ム18に対する減衰定数を可変とするようにしている。
4は、コントローラ37からの制御信号を受けて励磁状
態もしくは消磁状態に切り換えられ、又は励磁状態での
磁力を変化させるようになっている。上記コントローラ
37には、エンジン回転数を検出する回転センサ38の
出力信号と、エンジン1の負荷として自動車のアクセル
ペダル(図示せず)の開度を検出するアクセル開度セン
サ39(ガソリンエンジンでは、そのスロットル開度を
検出するスロットル開度センサでもよい)の出力信号と
が入力されている。
オートテンショナ16の制御のために行われる信号処理
動作を図1により説明する。まず、最初のステップS1
で上記各センサ38,39の検出値を入力し、ステップ
S2では、上記回転センサ38により検出されたエンジ
ン回転数と、アクセル開度センサ39により検出された
エンジン1の負荷としてのアクセル開度とに基づきエン
ジン1の運転領域を判定し、その運転領域がエンジン1
の回転変動の所定以上に大きい低回転低負荷領域(例え
ば図6(a),(b)に示すようにエンジン回転数が1
500rpm以下の回転域)にあるかどうかを判定す
る。この判定が「非低回転低負荷領域」のNOのときに
は、ステップS1に戻る。
「低回転低負荷領域」のYESのときには、ステップS
3に進み、上記電磁石34に制御信号を出力してそれを
励磁状態にし、シリンダボディ25とピストン28との
間の連通路33の磁気粘性流体MRFに磁力を付与して
アーム18に対する減衰定数を可変とする。
り、エンジン1の回転変動が所定以上に大きい運転領域
(低回転低負荷領域)を検出する回転変動検出手段41
が、またステップS3により、この回転変動検出手段4
1によりエンジン1の回転変動が所定以上に大きい運転
領域が検出されたときに、上記ダンパ24の磁気粘性流
体MRFに磁力が付与されてオートテンショナ16のア
ーム18の振動が制動されるように上記電磁石34を制
御する磁力制御手段42がそれぞれ構成されている。
ートテンショナ16のアーム18にダンパ24のピスト
ン28がロッド29を介して連結され、このピストン2
8がシリンダボディ25内における第2室27の圧縮ば
ね31の付勢力によりロッド29をシリンダボディ25
から伸張させる方向に付勢されているので、エンジン1
の運転中、補機駆動システムA1により各補機(空調機
用コンプレッサ、パワーステアリング用ポンプ、オルタ
ネータ8、ファン11a)が駆動されているとき、ダン
パ24内の圧縮ばね31によりアーム18が回動付勢さ
れて、この付勢力によりアーム18先端のテンションプ
ーリ21がベルト13のスパン13aを押圧し、このこ
とでベルト13の張力が付与される。
ーム18がテンションプーリ21と共に支持軸19回り
に揺動すると、このアーム18に連結されているピスト
ン28がシリンダボディ25内で往復動する。このピス
トン28の往復動に伴い、シリンダボディ25内の2室
26,27間で磁気粘性流体MRFが連通路33を介し
て往来し、この連通路33を通る磁気粘性流体MRFの
流路抵抗(粘性抵抗)によりアーム18の振動が制動さ
れる。
回転数が、またアクセル開度センサ39によりエンジン
1の負荷としてのアクセル開度がそれぞれ検出され、こ
れらエンジン回転数及びアクセル開度に基づきエンジン
1の運転領域が判定され、その運転領域が例えば図6
(a)に示すように1500rpm以下であってエンジ
ン1の回転変動の所定以上に大きい低回転低負荷領域に
あるときには、電磁石34にコントローラ37から電流
が流れてそれが励磁され、この電磁石34の励磁状態に
よりシリンダボディ25とピストン28との間の連通路
33の磁気粘性流体MRFに磁力が付与される。また、
この磁力の変化により磁気粘性流体MRFの流路抵抗が
変更されて制動力が変えられ、このような磁気粘性流体
MRFへの磁力を変更制御することにより、アーム18
に対する減衰定数を可変とすることができる。
ンパ24の磁気粘性流体MRFに磁力が付与され、この
磁力により磁気粘性流体MRFの粘性抵抗が増大し、こ
の抵抗により、図6(b)に示す如く、オートテンショ
ナ16におけるアーム18の振動が抑制される。このこ
とによって、エンジン1の回転変動の所定以上に大きい
低回転低負荷領域でのベルト13やオートテンショナ1
6のアーム18の振動を抑えて、ベルト13のスリップ
や叩き音等の異音を防止でき、ベルト13の寿命を延ば
すことができる。
す振動モデルと見倣すことができ、その振動モデルは以
下の式で表される。
kx=F(t) 但し、mは可動部分の質量、kはばね定数、cは粘性減
衰定数、F(t)はベルト13の張力である。
て、その粘性減衰定数cを任意に変化させることができ
るので、入力となるベルト張力F(t)に対し最適な減
衰力を時系列で調整することができる。速度依存性に対
しては、速度が速い場合は粘性を低く、遅い場合は粘度
を高くすることによって一定の減衰力を得ることがで
き、速度依存性を考慮する必要がなくなる。換言すれ
ば、任意の速度依存性を持った減衰力を得ることができ
ることとなる。
5内の両室26,27を連通する連通路33をシリンダ
ボディ25内周面とピストン28外周面との間に形成し
ているが、この他、例えばピストン28自体やシリンダ
ボディ25の壁部等に連通路を形成することもできる。
リンダボディ25の外側に配置しているが、必ずしも外
側にある必要はなく、例えばピストン28内部等にあっ
てもよい。
圧式オートテンショナ16に適用した例であるが、本発
明はロッドタイプの油圧式オートテンショナにも適用す
ることができる。このロッドタイプの油圧式オートテン
ショナは、図示しないが、エンジン1(固定部)に軸方
向に摺動可能つまりスライド可能に支持されたロッド部
と、このロッド部の先端部に回転自在に支持されたテン
ションプーリと、ロッド部に連結されてその摺動を減衰
させる油圧式ダンパとを備えたもので、この油圧式ダン
パは上記実施形態1と同様のものが用いられる。また、
このロッドタイプの油圧式オートテンショナにおいて、
そのロッド部を油圧式ダンパのシリンダボディ又はロッ
ドの一方で、また固定部をシリンダボディ又はロッドの
他方でそれぞれ構成して兼用してもよく、オートテンシ
ョナがコンパクトな構造となる。
ラ37により、アーム18の振動がロック停止されるよ
うに電磁石34の磁力を制御してもよく、アーム18や
ベルトスパン13aの振動が確実に停止してベルト13
やアーム18の振動を有効に防止することができる。
施形態2を示し(尚、図1〜図6と同じ部分については
同じ符号を付してその詳細な説明は省略する)、上記実
施形態1では、ベルト伝動システムを補機駆動システム
A1とし、かつ油圧式ダンパ24を備えたオートテンシ
ョナ16に適用しているのに対し、ベルト伝動システム
をエンジン1の動弁システムとし、かつピスカス式ダン
パ(多板式粘性ダンパ)を備えたオートテンショナ16
に適用したものである。
が、例えばエンジン1のクランク軸2により吸排気弁駆
動用のカム軸を歯付ベルトからなるタイミングベルト4
5(図8参照)によりクランク軸2の回転と同期して駆
動するための動弁システムA2を対象としており、ビス
カス式オートテンショナ16は、そのタイミングベルト
45の張力を自動的に調整するために用いられている。
7で右端部)に位置する大径部46aと先端側(図7で
左側)に位置する小径部46bとからなる円筒状の固定
軸で、その内部に先端側から取付ボルト(図示せず)を
挿通してそれをエンジン1に螺合することで、固定軸4
6がエンジン1に回動不能に取付固定される。この実施
形態では固定軸46とエンジン1とで固定部を構成して
いる。
円筒状のスリーブ47が揺動可能(回動可能)に支持さ
れている。このスリーブ47は、固定軸46の大径部4
6aが嵌合される大径孔部48aと、小径部46bが嵌
合される小径孔部48bとからなる中心孔48を有し、
この中心孔48に固定軸46を先端側から滑り軸受4
9,49を介在して嵌合することで、スリーブ47が固
定軸46にその軸心O1回りに揺動するように支持され
ている。
8(固定軸46の軸心O1)からオフセットした中心O
2を有するプーリ軸20が一体に形成され、このプーリ
軸20にテンションプーリ21がベアリング51(その
アウタレースをテンションプーリ21で兼用している)
を介して回転自在に支持されている。
ね止め部材52が外嵌合されて回転一体に固定され、図
8に示す如く、このばね止め部材52には付勢手段とし
ての引張ばね53の一端部が係合され、この引張ばね5
3の他端部はエンジン1に係止されており、この引張ば
ね53によりスリーブ47を図8で時計回り方向に回動
付勢してプーリ軸20上のテンションプーリ21がタイ
ミングベルト45のスパンを背面から押圧するようにし
ている。
ーブ47との間にピスカス式ダンパ55が設けられてい
る。このダンパ55は、固定軸46の大径部46a前面
及び該大径部46a側の小径部46b外周面と、スリー
ブ47の中心孔48における大径孔部48aの小径孔部
48b側の内周面並びに大径孔部48a及び小径孔部4
8b間の段差面とで囲まれてスリーブ47の回動軸心
(固定軸46の軸心O1)と同心状に配置された円環状
の流体室56を備え、この流体室56に磁気粘性流体M
RFが充填されている。
の小径部46b外周面に回転一体に係合された複数枚の
インナプレート57,57,…(固定部側プレート)
と、スリーブ47の大径孔部48a内周面に回転一体に
係合された複数枚のアウタプレート58,58,…(移
動体側プレート)とが各プレート57,58間にそれぞ
れスペーサ(図示せず)を介して間隔をあけるようにス
リーブ47の回動軸心方向に交互に並べられて配置され
ており(尚、両プレート57,58は少なくとも1枚ず
つであればよい)、ベルト45の張力の変化によりテン
ションプーリ21と共にスリーブ47が固定軸46に対
し回動したときに、固定軸46とスリーブ47との間の
流体室56において各アウタプレート58を各インナプ
レート57と相対的に回動させ、この両プレート57,
58の相対回動に伴う流体室56内の磁気粘性流体MR
Fの剪断抵抗(粘性抵抗)によりスリーブ47の回動を
減衰するようにしている。尚、図7中、59は流体室5
6の先端側部に配置された固定プレート、60は流体室
56を密閉状にシールするシール部材である。
には電磁石34が配置され、この電磁石34の励磁によ
り流体室56の磁気粘性流体MRFに磁力を付与するよ
うにしている。尚、この電磁石34は固定軸46やスリ
ーブ47の内部に埋込み状態で設けてもよく、流体室5
6の磁気粘性流体MRFに磁力を付与するように配置す
ればよい。その他の構成は上記実施形態1と同じであ
る。
ートテンショナ16のスリーブ47に引張ばね53が連
結され、この引張ばね53の付勢力によりスリーブ47
が回動付勢されているので、エンジン1の運転状態で動
弁システムA2によりカム軸がクランク軸2と同期して
駆動されているとき、スリーブ47上のテンションプー
リ21がタイミングベルト45を押圧する。
ーブ47がテンションプーリ21と共に固定軸46回り
に回動すると、このスリーブ47の回動により、固定軸
46外周面とスリーブ47の中心孔48内周面との間の
流体室56において、スリーブ47に回転一体に係合さ
れている各アウタプレート58が、固定軸46に回転一
体に係合されている各インナプレート57と相対的に回
動し、この両プレート57,58の相対回動に伴って流
体室56内の磁気粘性流体MRFが剪断抵抗(粘性抵
抗)を受け、この磁気粘性流体MRFの剪断抵抗により
スリーブ47の回動が減衰される。
運転領域が例えば1500rpm以下であってエンジン
1の回転変動の所定以上に大きい低回転低負荷領域にあ
るときには、スリーブ47外の電磁石34にコントロー
ラ37から励磁信号が出力されて、この電磁石34によ
り流体室56の磁気粘性流体MRFに磁力が付与され、
この磁力の変化により磁気粘性流体MRFの粘性が変更
されて制動力が可変とされる。
1と同様の作用効果が得られる。また、このようにビス
カス式オートテンショナ16のダンパ55に磁気粘性流
体MRFを用いることにより、減衰特性を保ったまま
で、タイミングベルト45の張力変化が速い状態におい
ても追従できない領域をなくすことができる。
ナ16のダンパとして油圧式ダンパ24を、また実施形
態2ではピスカス式ダンパ55(多板式粘性ダンパ)を
それぞれ用いているが、これら以外の他の構造のダンパ
を用いて、その内部に磁気粘性流体MRFを充填しても
よい。その各種の例については本出願人が先に提案して
いる構造(特願2001―283141号明細書及び図
面参照)を採用することができる。
パ24,55で兼用しているが、ダンパとは別個に設け
てもよいのは勿論のことである。
機駆動システムA1や動弁システムA2に適用した例で
あるが、本発明はその他のエンジン用ベルト伝動システ
ムに用いられるオートテンショナに対しても適用できる
のはいうまでもない。
ると、ベルト伝動システムにおけるベルトの張力を自動
的に調整するオートテンショナに対し、磁気粘性流体の
粘性抵抗により移動体の振動を制動させる制振手段と、
この制振手段の磁気粘性流体に磁力を付与する磁気付与
手段とを設け、ベルト伝動システムの回転変動が所定以
上に大きい運転領域を検出して、この運転領域の検出時
に磁気付与手段を制御し、制振手段の磁気粘性流体に磁
力を付与して移動体の振動を制動するようにしたことに
より、制振手段の磁気粘性流体に付与された磁力により
磁気粘性流体の粘性抵抗又は剪断抵抗を増大させて移動
体又はベルトスパンの振動を制動でき、ベルト張力変動
によるベルトや移動体の振動を抑えて、ベルトのスリッ
プや叩き音等の異音の防止化、ベルトの高寿命化を図る
ことができる。
テムの回転変動が所定以上に大きい運転領域を回転数及
び負荷に基づいて検出するようにしたことにより、その
ベルト伝動システムの回転変動が所定以上に大きい運転
領域の検出の容易化を図ることができる。
システムの回転変動が所定以上に大きい運転領域を低回
転低負荷領域としたことにより、回転変動が特に大きい
低回転低負荷領域でのベルト張力変動によるベルトや移
動体の振動を抑えて、ベルトのスリップや叩き音等の異
音を防止し、ベルトの寿命を延ばすことができる。
粘性流体に磁力を付与して移動体の振動をロック停止さ
せるようにしたことにより、移動体やベルトスパンの振
動を確実に停止させて、ベルトや移動体の振動を有効に
防止することができる。
は、エンジンによりベルトを介して補機を駆動する補機
駆動システムとした。また、請求項6の発明では、ベル
ト伝動システムは、エンジンの吸排気弁の少なくとも一
方をベルトを介して開閉駆動する動弁システムとした。
従って、これら発明によれば、本発明の効果が有効に発
揮される最適なベルト伝動システムが得られる。
ダボディと、このシリンダボディ内に往復動可能に嵌挿
され、シリンダボディ内を磁気粘性流体が充填された2
室に区画するピストンと、上記シリンダボディ内の両室
を連通する連通路と、上記ピストンに連結され、シリン
ダボディに対し伸縮するロッドとを備え、上記シリンダ
ボディ又はロッドの一方が固定部を、また他方が移動体
をそれぞれ構成しており、磁気与手段で上記連通路の磁
気粘性流体に磁力を付与するようにした。また、請求項
8の発明では、制振手段は、固定部と移動体との間に移
動体の回動軸心と同心状に配置されかつ磁気粘性流体が
充填された流体室を備え、この流体室には、固定部に回
転一体に設けられた少なくとも1枚の固定部側プレート
と、移動体に回転一体に設けられた少なくとも1枚の移
動体側プレートとが移動体の回動軸心方向に交互に並べ
られて配置されており、磁気付与手段により上記流体室
の磁気粘性流体に磁力を付与するようにした。従って、
これらの発明によれば、磁気粘性流体を用いた望ましい
制振手段が得られる。
動体の振動を減衰させる減衰手段を構成しているものと
したことにより、制振手段を減衰手段と兼用することが
できる。
制御のためにコントローラで行われる信号処理動作を示
すフローチャート図である。
ステムの全体構成を示す正面図である。
す断面図である。
ムの振動を制動する特性を示す特性図である。
ある。
ある。
Claims (9)
- 【請求項1】 固定部に移動可能に支持された移動体
と、該移動体に回転自在に支持され、ベルトが巻き掛け
られるテンションプーリと、上記移動体をテンションプ
ーリがベルトを押圧するように移動付勢する付勢手段と
を備え、ベルト伝動システムのベルト張力を自動的に調
整するようにしたオートテンショナの制御装置であっ
て、 磁気粘性流体の粘性抵抗により上記移動体の振動を制動
する制振手段と、 上記制振手段の磁気粘性流体に磁力を付与する磁気付与
手段と、 ベルト伝動システムの回転変動が所定以上に大きい運転
領域を検出する回転変動検出手段と、 上記回転変動検出手段によりベルト伝動システムの回転
変動が所定以上に大きい運転領域が検出されたときに、
上記制振手段の磁気粘性流体に磁力が付与されて上記移
動体の振動が制動されるように上記磁気付与手段を制御
する磁力制御手段とを備えていることを特徴とするオー
トテンショナの制御装置。 - 【請求項2】 請求項1のオートテンショナの制御装置
において、 回転変動検出手段は、ベルト伝動システムの回転変動が
所定以上に大きい運転領域を回転数及び負荷に基づいて
検出するように構成されていることを特徴とするオート
テンショナの制御装置。 - 【請求項3】 請求項1又は2のオートテンショナの制
御装置において、 ベルト伝動システムの回転変動が所定以上に大きい運転
領域は低回転低負荷領域であることを特徴とするオート
テンショナの制御装置。 - 【請求項4】 請求項1〜3のいずれか1つのオートテ
ンショナの制御装置において、 磁力制御手段は、移動体の振動がロック停止されるよう
に磁気付与手段を制御するものとされていることを特徴
とするオートテンショナの制御装置。 - 【請求項5】 請求項1〜4のいずれか1つのオートテ
ンショナの制御装置において、 ベルト伝動システムは、エンジンによりベルトを介して
補機を駆動する補機駆動システムであることを特徴とす
るオートテンショナの制御装置。 - 【請求項6】 請求項1〜4のいずれか1つのオートテ
ンショナの制御装置において、 ベルト伝動システムは、エンジンの吸排気弁の少なくと
も一方をベルトを介して開閉駆動する動弁システムであ
ることを特徴とするオートテンショナの制御装置。 - 【請求項7】 請求項1〜3のいずれか1つのオートテ
ンショナの制御装置において、 制振手段は、シリンダボディと、 上記シリンダボディ内に往復動可能に嵌挿され、シリン
ダボディ内を磁気粘性流体が充填された2室に区画する
ピストンと、 上記シリンダボディ内の両室を連通する連通路と、 上記ピストンに連結され、シリンダボディに対し伸縮す
るロッドとを備え、 上記シリンダボディ又はロッドの一方が固定部を、また
他方が移動体をそれぞれ構成しており、 磁気付与手段は、上記連通路の磁気粘性流体に磁力を付
与するように構成されていることを特徴とするオートテ
ンショナの制御装置。 - 【請求項8】 請求項1〜3のいずれか1つのオートテ
ンショナの制御装置において、 制振手段は、固定部と移動体との間に移動体の回動軸心
と同心状に配置されかつ磁気粘性流体が充填された流体
室を備え、 上記流体室には、固定部に回転一体に設けられた少なく
とも1枚の固定部側プレートと、移動体に回転一体に設
けられた少なくとも1枚の移動体側プレートとが移動体
の回動軸心方向に交互に並べられて配置されており、 磁気付与手段は、上記流体室の磁気粘性流体に磁力を付
与するように構成されていることを特徴とするオートテ
ンショナの制御装置。 - 【請求項9】 請求項1〜8のいずれか1つのオートテ
ンショナの制御装置において、 制振手段は、移動体の振動を減衰させる減衰手段を構成
していることを特徴とするオートテンショナの制御装
置。
Priority Applications (1)
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008051134A (ja) * | 2006-08-22 | 2008-03-06 | Toyota Motor Corp | 動力伝達機構の振動抑制装置 |
KR20120062555A (ko) * | 2010-12-06 | 2012-06-14 | 현대자동차주식회사 | 케이블타입 변속기어시프트 |
CN110987454A (zh) * | 2019-12-23 | 2020-04-10 | 奇瑞汽车股份有限公司 | 降低车辆噪声的试验方法、装置、试验设备及存储介质 |
JP7471850B2 (ja) | 2020-02-19 | 2024-04-22 | キヤノン株式会社 | 記録装置および搬送方法 |
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- 2002-02-13 JP JP2002035000A patent/JP4078089B2/ja not_active Expired - Fee Related
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