JP2003240039A - ダンパ - Google Patents

ダンパ

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JP2003240039A
JP2003240039A JP2002038070A JP2002038070A JP2003240039A JP 2003240039 A JP2003240039 A JP 2003240039A JP 2002038070 A JP2002038070 A JP 2002038070A JP 2002038070 A JP2002038070 A JP 2002038070A JP 2003240039 A JP2003240039 A JP 2003240039A
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JP
Japan
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cam
rotor
housing
damper
cam body
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JP2002038070A
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English (en)
Inventor
Minoru Araki
実 荒木
Masanobu Kawamoto
正信 川元
Masayuki Nishiyama
雅幸 西山
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Nifco Inc
Original Assignee
Nifco Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 粘性流体制動力付与機構の中に付勢部材制動
力付与機構を設けることにより、小形化することのでき
るダンパを提供する。 【解決手段】 円柱状の収容凹部14が設けられ、この
収容凹部14の底の中央部に、収容凹部14の軸方向へ
突出し、前端部分に周方向へ2つのカム面15aを有す
るカム部15が設けられたハウジング11と、収容凹部
14内に回転可能に収容されたロータ31と、このロー
タ31に対して軸方向へ移動可能とされるとともに、ロ
ータ31に対して所定角度回動可能とされ、2つのカム
面15aに摺接する2つのカム面42aが周方向に設け
られたカム体41と、このカム体41とロータ31との
間に装填され、カム体41をカム部15に圧接させるコ
イルスプリング51と、収容凹部14内に充填された粘
性流体71とからなるダンパDである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、回動体の回動を
制動するダンパに関するものである。
【0002】
【従来の技術】上記した従来のダンパとして、例えば実
公平6−659号公報に開示されているように、粘性流
体の粘性抵抗に、コイルスプリングが圧縮される抵抗を
付加して制動力を向上させたものがある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記した従来のダンパ
は、粘性流体の粘性抵抗で制動力を付与する粘性流体制
動力付与機構と、コイルスプリングが圧縮されることで
抵抗を付与する付勢部材制動力付与機構とが別体構成と
なっているので、大形化するという不都合があった。
【0004】この発明は、上記したような不都合を解消
するためになされたもので、粘性流体制動力付与機構の
中に付勢部材制動力付与機構を設けることにより、小形
化することのできるダンパを提供するものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明のダンパは、円
柱状の収容凹部が設けられ、この収容凹部の底の中央部
に、収容凹部の軸方向へ突出し、前端部分に周方向へカ
ム面を有するカム部が設けられたハウジングと、収容凹
部内に回転可能に収容されたロータと、このロータに対
して軸方向へ移動可能とされるとともに、ロータに対し
て回動不能とされ、ハウジングのカム面に摺接するカム
面が周方向に設けられたカム体と、このカム体とロータ
との間に装填され、カム体をカム部に圧接させる付勢部
材と、収容凹部内に充填された粘性流体とで構成されて
いる。そして、カム体をロータに対して所定角度回動可
能にしたり、さらに、カム部およびカム体に、2つ以上
のカム面を設けるのが望ましい。
【0006】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施形態を図に
基づいて説明する。図1はこの発明の一実施形態である
ダンパの分解斜視図、図2は図1に示した各部品の右側
を断面とした側面図、図3は図1および図2に示したカ
ム部およびカム体のカム面を展開して示す説明図、図4
は図1に示した各部品を組み立てたダンパの断面図、図
5は図4のX−X線に相当する断面図である。
【0007】図1または図2において、ダンパDは、円
柱状の収容凹部14が設けられたハウジング11と、こ
のハウジング11の収容凹部14内に収容されるロータ
31と、このロータ31に対して軸方向へ移動可能とさ
れるとともに、ロータ31に対して所定角度回動可能と
されるカム体41と、このカム体41をハウジング11
のカム部15へ圧接するように付勢する付勢部材として
のコイルスプリング51と、ハウジング11の収容凹部
14内に充填される、グリース、シリコーンオイルなど
の粘性流体(61:図4参照)と、この粘性流体(6
1)がハウジング11から漏れないようにロータ31と
の間をシールするシール部材としてのOリング71とで
構成されている。
【0008】上記したハウジング11は、合成樹脂で成
形されたハウジング本体12と、このハウジング本体1
2の一端に設けられた開口を閉塞する、合成樹脂で成形
された平面視円形のキャップ21とで構成されている。
そして、ハウジング本体12は、軸方向の一端が開放し
た円筒部13と、この円筒部13の外周に一体的に設け
られた取付部19とで構成されている。そして、円筒部
13には、円柱状の収容凹部14が設けられ、この収容
凹部14の底の中央部(中心)に、収容凹部14の軸方
向へ突出し、前端部分に周方向へ180度分割で起伏す
る2つのカム面15a(図3参照)を有する平面視円形
のカム部15が設けられるとともに、このカム部15の
先端に、軸方向へ所定長突出したカム部15の直径より
も細い円柱状の支軸16が設けられている。さらに、円
筒部13には、開口端の内側に、キャップ21を収容す
る環状の段部17が設けられ、開口側にキャップ21の
係合部22が係合する係止孔18が180度の軸対称の
位置に設けられている。また、板状の取付部19には、
取付孔20が設けられている。そして、キャップ21に
は、外周に、係止孔18に係合する係合部22が180
度の軸対称の位置に突出させて設けられ、中心に、ロー
タ31の一部が貫通する円形の孔23が設けられてい
る。
【0009】次に、上記した合成樹脂で成形されたロー
タ31は、大径部32と、この大径部32の先端に同心
状に連設され、キャップ21の孔23を挿通される中径
部36と、この中径部36の先端に同心状に連設され、
キャップ21の孔23を貫通する小径部37とで構成さ
れている。そして、大径部32には、ハウジング本体1
2の収容凹部14の底と対向する底(中径部36側と反
対側の先端)から中径部36側へ、円柱状の収容凹部3
3が設けられ、この収容凹部33の180度の軸対称の
位置に、底から軸方向へ所定長延びた収容溝34が設け
られるとともに、収容凹部33を外部に連通させ、エア
ー溜して機能する複数の貫通孔35が設けられている。
また、小径部37には、先端(中径部36側と反対側)
から中径部36側へIカット状に形成した、2つの平面
38が設けられている。
【0010】次に、上記した合成樹脂で成形されたカム
体41は、ハウジング11のカム部15と略同一径で、
底側(カム部15側)に、周方向へ180度分割で、か
つカム面15aと反対の対応で起伏する2つのカム面4
2a(図3参照)が設けられた大径部42と、この大径
部の外周の180度の軸対称の位置に連設された、軸方
向へ延び、ロータ31の収容溝34の幅よりも幅の狭い
突条43と、大径部42の先端に同心状に連設された小
径部44とで構成されている。そして、大径部42と小
径部44とには、中心に、ハウジング本体12の支軸1
6が回転可能に貫通する貫通孔45が設けられている。
したがって、カム体41は、突条43の幅が収容溝34
の幅よりも狭いので、ロータ31に対して軸方向へ移動
可能で、ロータ31に対して所定角度回動可能となる。
【0011】次に、ダンパDの組立方の一例について説
明する。まず、ロータ31の小径部37から中径部36
をOリング71に挿通するとともに、キャップ21の孔
23に挿通し、Oリング71を中径部36の外側の大径
部32に当接させ、このOリング71を介してキャップ
21を大径部32に当接させ、ロータ31にOリング7
1およびキャップ21を取り付ける。次に、ハウジング
本体12の収容凹部14内に所定量の粘性流体61を注
入した後、支軸16を貫通孔45に貫通させ、収容凹部
14内にカム体41を挿入する。
【0012】そして、カム体41の小径部44の外側の
大径42に一端(下)側を当接させるようにコイルスプ
リング51を収容凹部14内に挿入する。次に、上記の
ようにOリング71およびキャップ21を取り付けたロ
ータ31の収容凹部33内にコイルスプリング51の他
端(上)側を収容させるとともに、大径部32を収容凹
部14内に挿入する。このように大径部32を収容凹部
14内に挿入するとき、カム体41の突条43を収容溝
34内に挿入(収容)できるように、各収容溝34を対
応する突条43に対応させて挿入する。
【0013】そして、キャップ21の係合部22をハウ
ジング本体12の係止孔18に対応させた後、キャップ
21をハウジング本体12側へ押圧し、各係合部22を
対応する係止孔18に係合させることにより、図4に示
すように、組み立てることができる。このようにして組
み立てると、ロータ31の収容凹部33内にあった空気
は貫通孔35を介して排出され、排出できなかった空気
は、収容凹部33内または貫通孔35内に溜められる。
【0014】このようにして組み立てたダンパDは、キ
ャップ21とロータ31との間がOリング71によって
シールされ、ハウジング本体12とロータ31との間が
嵌合によってシールされることになる。しかし、ハウジ
ング本体12とロータ31との間から粘性流体61が漏
れる恐れがあったり、より完全にシールする場合は、ハ
ウジング本体12とキャップ21とを熱溶着してシール
したり、ハウジング本体12とキャップ21との間にO
リングを配設してシールするとよい。
【0015】次に、動作について説明する。なお、扉の
開閉をダンパDで制動するものとし、扉は、垂直状態か
ら水平状態へ回動させることにより、閉成状態から開放
状態になるものとして説明する。そして、扉の閉成状態
では、コイルスプリング51が最伸長状態で、2つのカ
ム面15a,42aがほぼ全面で接触している。
【0016】まず、閉成状態の扉のロックを解除し、扉
を回動させると、収容溝34の側壁と突条43との間に
は間隔(遊び)があるので、収容溝34の側壁に突条4
3が衝合するまで、扉は制動されることなく自重で加速
しながら回動する。そして、収容溝34の側壁に突条4
3が衝合すると、扉とともにロータ31およびカム体4
1も回動し始めるので、ハウジング本体12とロータ3
1との間にある粘性流体61の粘性抵抗が発生する。ま
た、カム面42aがカム面15aに沿うようにカム体4
1が回動することでコイルスプリング51が圧縮される
ので、コイルスプリング51が圧縮される抵抗が発生す
る。したがって、扉は、初期において自重で加速しなが
ら開放するが、途中から制動がかかって緩やかに開放す
る。
【0017】上述したように、この発明の一実施形態に
よれば、ロータ31の中にカム部15、カム体41、コ
イルスプリング51(付勢部材制動力付与機構)を収容
したので、ダンパDを小形化することができる。そし
て、カム体41をロータ31に対して所定角度回動可能
できるようにしたので、扉の開放速度を加速させた後に
制動をかけることができることにより、自重の軽い扉で
も、その自重で開放させることができる。また、カム部
15およびカム体41にそれぞれ2つのカム面15a,
42aを設けたので、カム部15に対してカム体41が
傾かなくなることにより、すなわちカム体41を回動さ
せるのに余分な力を加える必要がなくなることにより、
制動トルクを一様に増加させることができる。
【0018】上記した実施形態では、付勢部材をコイル
スプリング51とした例で説明したが、同様に機能する
他の付勢部材、例えば板ばねなどであってもよい。ま
た、カム体41をロータ31に対して所定角度回動可能
できるようにした例で説明したが、カム体41をロータ
31に対して回動不能とし、ロータ31がハウジング1
1に対して回動し始めると、直ちに制動がかかるように
してもよい。さらに、カム部15およびカム体41にそ
れぞれ2つのカム面15a,42aを設けた例で説明し
たが、カム面15a,42aは、1つでも、3つ以上で
もよい。
【0019】
【発明の効果】以上のように、この発明によれば、ロー
タの中にカム部、カム体、付勢部材(付勢部材制動力付
与機構)を収容したので、ダンパを小形化することがで
きる。そして、カム体をロータに対して所定角度回動可
能できるようにしたので、扉の開放速度を加速させた後
に制動をかけることができることにより、自重の軽い扉
でも、その自重で開放させることができる。また、カム
部およびカム体にそれぞれ2つ以上のカム面を設けたの
で、カム部に対してカム体が傾かなくなることにより、
制動トルクを一様に増加させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施形態であるダンパの分解斜視
図である。
【図2】図1に示した各部品の右側を断面とした側面図
である。
【図3】図1および図2に示したカム部およびカム体の
カム面を展開して示す説明図である。
【図4】図1に示した各部品を組み立てたダンパの断面
図である。
【図5】図4のX−X線に相当する断面図である。
【符号の説明】
【符号の説明】 D ダンパ 11 ハウジング 12 ハウジング本体 13 円筒部 14 収容凹部 15 カム部 15a カム面 16 支軸 17 段部 18 係止孔 19 取付部 20 取付孔 21 キャップ 22 係合部 23 孔 31 ロータ 32 大径部 33 収容凹部 34 収容溝 35 貫通孔 36 中径部 37 小径部 38 平面 41 カム体 42 大径部 42a カム面 43 突条 44 小径部 45 貫通孔 51 コイルスプリング(付勢部材) 61 粘性流体 71 Oリング(シール部材)
フロントページの続き (72)発明者 西山 雅幸 神奈川県横浜市戸塚区舞岡町184番地1 株式会社ニフコ内 Fターム(参考) 3J069 AA41

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 円柱状の収容凹部が設けられ、この収容
    凹部の底の中央部に、前記収容凹部の軸方向へ突出し、
    前端部分に周方向へカム面を有するカム部が設けられた
    ハウジングと、 前記収容凹部内に回転可能に収容されたロータと、 このロータに対して軸方向へ移動可能とされるととも
    に、前記ロータに対して回動不能とされ、前記カム面に
    摺接するカム面が周方向に設けられたカム体と、 このカム体と前記ロータとの間に装填され、前記カム体
    を前記カム部に圧接させる付勢部材と、 前記収容凹部内に充填された粘性流体と、 からなるダンパ。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のダンパにおいて、 前記カム体が、前記ロータに対して所定角度回動可能で
    ある、 ことを特徴とするダンパ。
  3. 【請求項3】 請求項1または請求項2に記載のダンパ
    において、 前記カム部および前記カム体に、2つ以上のカム面を設
    けた、 ことを特徴とするダンパ。
JP2002038070A 2002-02-15 2002-02-15 ダンパ Pending JP2003240039A (ja)

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