JP2003239990A - 玉軸受 - Google Patents

玉軸受

Info

Publication number
JP2003239990A
JP2003239990A JP2002044107A JP2002044107A JP2003239990A JP 2003239990 A JP2003239990 A JP 2003239990A JP 2002044107 A JP2002044107 A JP 2002044107A JP 2002044107 A JP2002044107 A JP 2002044107A JP 2003239990 A JP2003239990 A JP 2003239990A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
raceway
balls
groove depth
ring track
ball
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2002044107A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2003239990A5 (ja
Inventor
Hiroyuki Yamada
裕普 山田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NSK Ltd
Original Assignee
NSK Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NSK Ltd filed Critical NSK Ltd
Priority to JP2002044107A priority Critical patent/JP2003239990A/ja
Publication of JP2003239990A publication Critical patent/JP2003239990A/ja
Publication of JP2003239990A5 publication Critical patent/JP2003239990A5/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Rolling Contact Bearings (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 玉の耐乗り上げ性を確保して、小型OA機器
の信頼性及び耐久性を向上させる。 【解決手段】 各玉8、8の直径をDa、内輪軌道4の
溝深さHiと、同じく外輪軌道6の溝深さHoとの関係
を規制する。具体的には、これら内輪軌道4及び外輪軌
道6の各溝深さHi、Hoの和(Hi+Ho)を0.3
4Da〜0.50Daとする。これと共に、上記内輪軌
道4の溝深さHiを上記外輪軌道6の溝深さHo以上と
する。この結果、上記各玉8、8の転動面と上記内輪軌
道4及び外輪軌道6との転がり接触部の接触楕円が、上
記内輪軌道4及び外輪軌道6の端縁に達しにくくなっ
て、上記課題を解決できる。

Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】この発明に係る玉軸受は、例
えばハードディスクドライブ装置(HDD)やビデオテ
ープレコーダ(VTR)、ディジタルビデオディスクレ
コーダ(DVD)、マイクロディスクレコーダ(M
D)、IC(集積回路)用冷却フアン等、低騒音、低振
動の要求される情報機器用のモータ等に組み込まれ、高
速で回転するスピンドルを支承する。 【0002】 【従来の技術】例えばコンピュータに組み込まれるHD
Dには、図1に示す様な駆動モータを組み込んで、ハー
ドディスク駆動用のスピンドル1を高速で回転駆動す
る。このスピンドル1の外周面とハウジング2の内周面
との間には、それぞれ図2に詳示する様な構成を有する
1対の玉軸受3、3を設けて、上記スピンドル1をハウ
ジング2の内側に、回転自在に支承している。これら各
玉軸受3、3はそれぞれ、外周面に内輪軌道4を有する
鋼製の内輪5と、内周面に外輪軌道6を有する鋼製の外
輪7と、上記内輪軌道4と外輪軌道6との間に転動自在
に設けられた複数個の鋼製の玉8、8とから構成され
る。これら各玉8、8は、保持器9(図2は省略、図1
参照)により転動自在に保持すると共に、上記駆動モー
タへの組み付け状態では予圧を付与して、上記スピンド
ル1の回転時に、がたつきが生じない様にしている。 【0003】HDDの回転支持部に組み込む、上述の様
な玉軸受3は、室内で使用する事に鑑みて、運転時に発
生する騒音を低く抑える事が要求されるだけでなく、近
年に於けるHDDの高密度化(高記憶容量化)、小型化
により、NRRO(回転非同期振れ)を始めとする振動
を、極めて低く抑える事が要求されている。一方、ノー
ト型パソコン等、小型のOA機器の普及により、取り扱
いミスによって生じる落下、衝突等に基づく衝撃荷重に
よる故障を防止する為に、この様な衝撃荷重に対する強
度(耐衝撃性)も要求される様になっている。 【0004】ところで、上述の様な騒音並びに振動は、
上記各玉8、8の転動面や内輪軌道4及び外輪軌道6に
生じる圧痕等の損傷に伴って増大すると考えられてい
る。この様な損傷のうちの上記圧痕は、上記各玉8、8
の転動面と内輪軌道4及び外輪軌道6との転がり接触部
の接触圧が、材料や形状等により定まる所定の値(平均
面圧2000〜2400MPa程度)以上となった場合
に、これら各玉8、8の転動面や内輪軌道4及び外輪軌
道6が凹む様に塑性変形するものである。尚、この様な
圧痕は、上記転がり接触部の平均面圧が上記所定の値以
上とならなくても、具体的には、この転がり接触部の一
部で局部的に接触圧が増大する事によっても生じる場合
がある。 【0005】即ち、例えば上記玉軸受3が大きなアキシ
アル荷重を受けると、上記各玉8、8の転動面と内輪軌
道4及び外輪軌道6との転がり接触部の接触楕円が、こ
れら各軌道4、6の幅方向端縁部分に達する、所謂玉の
乗り上げが生じる。そして。この玉の乗り上げの際に、
上記各玉8、8の転動面や上記内輪軌道4及び外輪軌道
6にエッジロードに基づく過大面圧が加わる(局部的に
応力が集中する)事によって、上記圧痕が生じる場合が
ある。この様な圧痕は、上記各玉8、8の転動面と上記
内輪軌道4及び外輪軌道6との転がり接触部に生じる
為、大きさが微小であっても、使用時の騒音並びに振動
が増大し易くなる。ミニアチュア玉軸受(一般的に外径
9mm以下の玉軸受)のうちで、特に上記各玉8、8の直
径が4mm以下のものは、上述の様な玉の乗り上げを生じ
にくくする事、即ち、耐乗り上げ性を確保する事が、上
記玉軸受3の耐衝撃性(許容衝撃荷重の大きさ)や耐荷
重性(許容荷重の大きさ)の確保に繋がる為、この様な
耐乗り上げ性の向上を図る事が望まれている。 【0006】この様な乗り上げを防止し、上記耐衝撃性
や耐荷重性を確保すべく、上記各玉8、8の直径を大き
くしたり、これら各玉8、8の組込み数を増やしたりす
る事が行なわれている。即ち、この様に各玉8、8の直
径を大きくしたり組込み数を増やしたりすれば、これら
各玉8、8を上記内輪軌道4及び外輪軌道6の端縁側に
変位しにくくできる。又、上記内輪軌道4及び外輪軌道
6の断面の曲率半径を大きくすれば、転がり接触部の接
触楕円と上記内輪軌道4及び外輪軌道6の端縁との距離
を確保できる。更には、玉軸受3のラジアル内部隙間を
小さくすれば、上記各玉8、8が上記内輪軌道4及び外
輪軌道6の端縁側に変位しにくくなって、上記乗り上げ
を防止できる。 【0007】 【発明が解決しようとする課題】ところが、上述の様に
各玉8、8の直径を大きくしたり、これら各玉8、8の
組込み数を増やしたりする事により、耐乗り上げ性を確
保する場合、玉軸受3の寸法制約を受ける事が避けられ
ない。即ち、ミニアチュア玉軸受に適用する場合、上記
各玉8、8の直径の大きさや組込み数に限界があり、設
計の自由度が低く、上記玉軸受3の大きさによっては所
望の耐乗り上げ性を確保できない可能性がある。又、内
輪軌道4及び外輪軌道6の断面の曲率半径を大きくする
事や、ラジアル内部隙間を小さくする事により、上記耐
乗り上げ性を確保する場合には、衝撃荷重等の外部から
大きな荷重を受けない、通常の運転時でも、上記各玉
8、8の転動面と上記内輪軌道4及び外輪軌道6との転
がり接触部の接触圧が大きくなる。この為、これら各玉
8、8の転動面や内輪軌道4及び外輪軌道6の転がり寿
命が低下し易くなると共に、接触圧が所定値以上となる
事による圧痕が生じ易くなり、振動や騒音が増大し易く
なる可能性がある。本発明の玉軸受は、この様な事情に
鑑みて、各玉の耐乗り上げ性を確保し、耐衝撃性、耐荷
重性の向上を図るべく発明したものである。 【0008】 【課題を解決するための手段】本発明の玉軸受は、従来
から知られている玉軸受と同様、図1〜2に示す様に、
外周面に断面円弧形の内輪軌道4を形成した内輪5と、
内周面に断面円弧形の外輪軌道6を形成した外輪7と、
これら内輪軌道4と外輪軌道6との間に転動自在に設け
られた複数個の玉8、8とを備える。 【0009】特に、本発明の玉軸受に於いては、上記各
玉8、8の直径をDaとし、上記内輪軌道4の底部から
この内輪軌道4の縁部までの径方向距離であるこの内輪
軌道4の溝深さをHiとし、同じく外輪軌道6の底部か
らこの外輪軌道6の縁部までの径方向距離であるこの外
輪軌道6の溝深さをHoとした場合に、0.34Da≦
(Hi+Ho)≦0.50Daとすると共に、Hi≧H
o(好ましくはHi>Ho)としている。 【0010】 【作用】上述の様な本発明の玉軸受3によれば、玉8、
8の直径Daや玉8、8の組込み数、内輪軌道4及び外
輪軌道6の断面の曲率半径、ラジアル内部隙間等を大幅
に変更する事なく、玉8、8の耐乗り上げ性(玉8、8
の乗り上げにくさ)を確保し、耐衝撃性、耐荷重性の向
上を図れる。即ち、内輪軌道4の溝深さHiと外輪軌道
6の溝深さHoとの和(Hi+Ho)を、従来は各玉
8、8の直径Daの0.25倍〜0.30倍{0.25
Da≦(Hi+Ho)≦0.30Da}程度としていた
の対し、本発明の場合には、上記各玉8、8の直径Da
の0.34倍〜0.50倍{0.34Da≦(Hi+H
o)≦0.50Da}としている。この様に内輪軌道4
及び外輪軌道6の各溝深さHi、Hoを大きくしている
為、上記各玉8、8の転動面と内輪軌道4及び外輪軌道
6との転がり接触部の接触楕円と、これら各軌道4、6
の端縁との距離を十分に確保できる。この結果、上記各
玉8、8に大きなアキシアル荷重等が加わり、これら各
玉8、8が上記内輪軌道4及び外輪軌道6の端縁側に変
位する傾向となった場合でも、これら各玉8、8の転動
面と内輪軌道4及び外輪軌道6との転がり接触部の接触
楕円を、これら各軌道4、6の端縁に達しにくくできる
(玉を乗り上げにくくできる)。 【0011】図3は、上記内輪軌道4の溝深さHiと上
記外輪軌道6の溝深さHoとを同じ大きさ(Hi=H
o)とした場合の、これら内輪軌道4及び外輪軌道6の
各溝深さHi、Hoの和(Hi+Ho)と、これら内輪
軌道4若しくは外輪軌道6の端縁に玉8、8が乗り上げ
るまでの荷重との関係に就いて、本発明者の行なった計
算結果を示している。尚、この図3中横軸は、上記各溝
深さHi、Hoの和(Hi+Ho)を、同じく縦軸は、
上記各玉8、8が上記内輪軌道4若しくは外輪軌道6の
端縁に乗り上がる状態となる荷重を、それぞれ示してい
る。この様な図1から明らかな様に、上記内輪軌道4及
び外輪軌道6の各溝深さHi、Hoの和(Hi+Ho)
を、本発明の技術範囲である玉8、8の直径Daの0.
34倍〜0.50倍(0.34Da〜0.50Da)と
する事により、従来構造{玉8、8の直径Daの0.2
5倍〜0.30倍(0.25Da〜0.30Da)}に
比べて玉8、8の乗り上げ荷重を、ほぼ1.5倍以上向
上する事ができる。 【0012】尚、上記内輪軌道4及び外輪軌道6の各溝
深さHi、Hoの和(Hi+Ho)が上記各玉8、8の
直径Daの0.34倍未満{(Hi+Ho)<0.34
Da}の場合には、上記各玉8、8の乗り上げ荷重を十
分に大きくできず、これら各玉8、8の乗り上げに基づ
いて生じる圧痕により、振動、騒音が増大し易くなる。
一方、上記内輪軌道4及び外輪軌道6の各溝深さHi、
Hoの和(Hi+Ho)が上記各玉8、8の直径Daの
0.50倍を超える{(Hi+Ho)>0.50Da}
場合には、これら各玉8、8の乗り上げ荷重を十分に大
きくできるが、玉軸受3を組み立てる際に、上記各玉
8、8を上記内輪軌道4と外輪軌道6との間に組み込み
にくくなる。この結果、組立作業が面倒になると共に、
この組立作業の際に上記各玉8、8の転動面や内輪軌道
4及び外輪軌道6に擦傷等の損傷が生じ易くなる可能性
がある。 【0013】又、本発明の場合には、上記内輪軌道4の
溝深さHiを、上記外輪軌道6の溝深さHoに比べて大
きく(Hi≧Ho、好ましくはHi>Ho)する事によ
り、この内輪軌道4に形成される接触楕円の当該軌道4
の端縁までの距離と、上記外輪軌道6に形成される接触
楕円の当該軌道6の端縁までの距離とが、ほぼ同じとな
る様にしている。即ち、上記内輪軌道4の円周方向に関
する形状が凸となる分、(円周方向に存在する接触楕円
の短径が短くなって)この内輪軌道4に形成される接触
楕円部分の当接圧が高くなり、その分この接触楕円の長
径が、上記外輪軌道6に形成される接触楕円の長径に比
べて大きくなる。この為、この内輪軌道4に形成される
接触楕円は、上記外輪軌道6に形成される接触楕円に比
べて、当該軌道4の端縁に乗り上げ易くなる可能性があ
る。これに対して本発明の場合には、上述の様に内輪軌
道4の溝深さHiを外輪軌道6の溝深さHoに比べて大
きく(Hi≧Ho、好ましくはHi>Ho)する事によ
り、この内輪軌道4に形成される接触楕円の当該軌道4
の端縁までの距離を確保し、乗り上げ荷重が上記内輪軌
道4と上記外輪軌道6とでほぼ均一になる様にしてい
る。 【0014】図4は、内輪軌道4及び外輪軌道6の各溝
深さHi、Hoの和(Hi+Ho)を0.34Daとし
た場合の、これら内輪軌道4及び外輪軌道6のそれぞれ
の溝深さHi、Hoと、各玉8、8が各軌道4、6の端
縁に乗り上げるまでの荷重との関係に就いて、本発明者
の行なった計算結果を示している。尚、この図4中横軸
は、上記内輪軌道4と外輪軌道6との各溝深さHi、H
oを、同じく縦軸は、上記玉8、8の乗り上げ荷重を、
それぞれ示している。この様な図2から明らかな様に、
内輪軌道4の溝深さHiを各玉8、8の直径Daの0.
18倍(0.18Da)とし、外輪軌道6の溝深さHo
を各玉8、8の直径Daの0.16倍(0.16Da)
とした場合に、上記各玉8、8の乗り上げ荷重を、上記
内輪軌道4及び外輪軌道6とでほぼ均一に、且つ、十分
に確保する事ができる。この様な図4に示した計算結果
から、内輪軌道4の溝深さHiを、外輪軌道6の溝深さ
Hoの1.1〜1.25倍{Hi=(1.1〜1.2
5)Ho}とする事が、適切である事が分かる。 【0015】 【実施例】本発明の効果を確認する為に、本発明者が行
なった実験に就いて説明する。実験は、内径d=4mm、
外径D=8mm、幅W=2mm、玉8、8の直径Da=1m
m、玉8、8の組込み数10個の玉軸受3(図2参照)
を使用した。そして、下記の表1に示す様な、本発明の
技術的範囲に属する玉軸受(実施例1〜2)、及び、本
発明の技術範囲からは外れる玉軸受(比較例1〜3)
に、それぞれ所定の静アキシアル荷重(0N〜200
N)を負荷した後、予圧を0.4N付与した状態で外輪
7を1800min-1 で運転し、各玉軸受の振動量(アキ
シアル加速度)を調べた。 【表1】 【0016】この実験の結果を、図5に示す。尚、この
図5中の横軸は、運転前に各玉軸受に負荷した静アキシ
アル荷重の値を、同じく縦軸は、各玉軸受の振動の値
(アキシアル加速度)を、それぞれ示している。この様
な図5から明らかな様に、何れも(運転前に負荷する)
静アキシアル荷重が大きくなる程、振動の値が上昇し、
しかもこの静アキシアル荷重が或る程度大きくなると、
この振動の値が急上昇する傾向が認められる。但し、内
輪軌道4及び外輪軌道6の各溝深さHi、Hoの和(H
i+Ho)が大きくなる程、振動の値が急上昇するに至
る、上記静アキシアル荷重の値を大きくできる事が分か
る。即ち、上記内輪軌道4及び外輪軌道6の各溝深さH
i、Hoの和(Hi+Ho)を大きくする程、大きなア
キシアル荷重が負荷された場合でも振動を発生しにくく
できる。又、上記各玉軸受の運転後にこれら各玉軸受の
内部損傷を観察した結果、上記各溝深さHi、Hoの和
(Hi+Ho)が上記玉8、8の直径Daの0.20倍
〜0.32倍である比較例1〜3の場合の内部損傷は、
主に玉の乗り上げによる圧痕であった。これに対して、
上記各溝深さHi、Hoの和(Hi+Ho)が上記玉
8、8の直径Daの0.34倍以上である実施例1、2
の場合の内部損傷は、主に接触圧が所定値以上に達する
事による圧痕であった。この事から、上述の様に各溝深
さHi、Hoの和(Hi+Ho)を0.34倍以上とす
れば、大きなアキシアル荷重を受けた場合でも、玉の乗
り上げを大幅に低減できて、上記玉軸受の耐衝撃性、耐
荷重性の向上を図れる事が分かる。特に、外輪軌道6の
溝深さHoを内輪軌道4の溝深さHiよりも大きくした
場合に、玉の耐乗り上げ性をより十分に確保し、耐衝撃
性、耐荷重性の向上を図れる事が分かる。 【0017】 【発明の効果】本発明は、以上に述べた様に、大幅な設
計変更等を必要とする事なく、玉の耐乗り上げ性を確保
でき、玉軸受の耐衝撃性、耐荷重性の向上を図れる。こ
の結果、この玉軸受を使用したモータ等を組み込んだノ
ート型パソコン等の小型OA機器等を落下させる等によ
り、この玉軸受に大きなアキシアル荷重が加わった場合
でも、この玉軸受に振動を生じにくくできて、上記小型
OA機器等の信頼性並びに耐久性の向上に大きく寄与で
きる。
【図面の簡単な説明】 【図1】本発明の対象となる玉軸受を組み込んだHDD
用モータの断面図。 【図2】玉軸受の拡大断面図。 【図3】内輪軌道及び外輪軌道の溝深さの和と玉の乗り
上げ荷重との関係を示す線図。 【図4】内輪軌道及び外輪軌道の各溝深さと玉の乗り上
げ荷重との関係を示す線図。 【図5】本発明の効果を確認する為に行なった実験の結
果を示す線図。 【符号の説明】 1 スピンドル 2 ハウジング 3 玉軸受 4 内輪軌道 5 内輪 6 外輪軌道 7 外輪 8 玉 9 保持器

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 【請求項1】 外周面に断面円弧形の内輪軌道を形成し
    た内輪と、内周面に断面円弧形の外輪軌道を形成した外
    輪と、これら内輪軌道と外輪軌道との間に転動自在に設
    けられた複数個の玉とを備えた玉軸受に於いて、これら
    各玉の直径をDaとし、上記内輪軌道の底部からこの内
    輪軌道の縁部までの径方向距離であるこの内輪軌道の溝
    深さをHiとし、同じく外輪軌道の底部からこの外輪軌
    道の縁部までの径方向距離であるこの外輪軌道の溝深さ
    をHoとした場合に、0.34Da≦(Hi+Ho)≦
    0.50Daとすると共に、Hi≧Hoとした事を特徴
    とする玉軸受。
JP2002044107A 2002-02-21 2002-02-21 玉軸受 Pending JP2003239990A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002044107A JP2003239990A (ja) 2002-02-21 2002-02-21 玉軸受

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002044107A JP2003239990A (ja) 2002-02-21 2002-02-21 玉軸受

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2003239990A true JP2003239990A (ja) 2003-08-27
JP2003239990A5 JP2003239990A5 (ja) 2005-07-07

Family

ID=27783619

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2002044107A Pending JP2003239990A (ja) 2002-02-21 2002-02-21 玉軸受

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2003239990A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009520937A (ja) * 2005-12-23 2009-05-28 シエフレル・コマンデイトゲゼルシヤフト ラジアル転がり軸受特に1列球面ころ軸受

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009520937A (ja) * 2005-12-23 2009-05-28 シエフレル・コマンデイトゲゼルシヤフト ラジアル転がり軸受特に1列球面ころ軸受

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH099568A (ja) ディスク駆動装置
US20080075398A1 (en) Fluid dynamic bearing device and storage disk driving device using the same
JP2003239990A (ja) 玉軸受
EP1168578A2 (en) Spindle motor
JP2004092715A (ja) 回転支持装置及び回転機械装置
JP2572534B2 (ja) ディスク・ドライブ装置
JP2008144876A (ja) 保持器
JP2002098157A (ja) 玉軸受
JP2003194064A (ja) 転がり軸受用保持器および転がり軸受
JP3614602B2 (ja) 転がり軸受用保持器
JP2006002875A (ja) スイングアーム用転がり軸受および転がり軸受装置
JP2001271841A (ja) 玉軸受用冠型保持器及び玉軸受
JP2001263357A (ja) 玉軸受と玉軸受の慣らし回転方法
JP2002098155A (ja) 情報機器用小型モータの転がり軸受
JP3905349B2 (ja) モータおよびディスク装置
JP2000184652A (ja) スピンドルモータ
JP2004084768A (ja) 転がり軸受装置
JPH11230174A (ja) 転がり軸受
JP2006077924A (ja) 軸受装置
JP2017166523A (ja) 玉軸受及びピボット軸受ユニット
JP2002005177A (ja) 玉軸受
JP2003301843A (ja) 転がり軸受
JP2003227514A (ja) スイングアーム装置
JP4005854B2 (ja) 動圧軸受及びこれを備えたスピンドルモータ並びにこのスピンドルモータを用いたディスク駆動装置
JP2002206524A (ja) 軸受および回転体支持装置

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20041109

A621 Written request for application examination

Effective date: 20041109

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20060608

A977 Report on retrieval

Effective date: 20070724

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

A131 Notification of reasons for refusal

Effective date: 20070807

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20071204