JP2003239904A - モータのキャビテーションを緩和するための油圧制御システム - Google Patents

モータのキャビテーションを緩和するための油圧制御システム

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JP2003239904A JP2002378562A JP2002378562A JP2003239904A JP 2003239904 A JP2003239904 A JP 2003239904A JP 2002378562 A JP2002378562 A JP 2002378562A JP 2002378562 A JP2002378562 A JP 2002378562A JP 2003239904 A JP2003239904 A JP 2003239904A
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motor
back pressure
tank
valve
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Kazunori Yoshino
和憲 吉野
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Caterpillar Japan Ltd
Caterpillar Mitsubishi Ltd
Caterpillar Inc
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Caterpillar Mitsubishi Ltd
Shin Caterpillar Mitsubishi Ltd
Caterpillar Inc
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    • EFIXED CONSTRUCTIONS
    • E02HYDRAULIC ENGINEERING; FOUNDATIONS; SOIL SHIFTING
    • E02FDREDGING; SOIL-SHIFTING
    • E02F9/00Component parts of dredgers or soil-shifting machines, not restricted to one of the kinds covered by groups E02F3/00 - E02F7/00
    • E02F9/20Drives; Control devices
    • E02F9/22Hydraulic or pneumatic drives
    • E02F9/2278Hydraulic circuits
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    • EFIXED CONSTRUCTIONS
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    • E02FDREDGING; SOIL-SHIFTING
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    • E02F9/22Hydraulic or pneumatic drives
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16DCOUPLINGS FOR TRANSMITTING ROTATION; CLUTCHES; BRAKES
    • F16D31/00Fluid couplings or clutches with pumping sets of the volumetric type, i.e. in the case of liquid passing a predetermined volume per revolution
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 モータのキャビテーションを緩和するための
油圧制御システムを提供する。 【解決手段】 流体制御システムは、少なくとも1つの
複動シリンダおよび少なくとも1つの流体駆動モータを
含む。加圧流体源は、加圧流体流を少なくとも1つの複
動シリンダおよび少なくとも1つの流体駆動モータに供
給し、タンクは、少なくとも1つの複動シリンダおよび
少なくとも1つの流体駆動モータからの還送流体流を受
け入れる。背圧要素は、タンクとモータとの間に配置さ
れ、モータから排出される流体の背圧状態に影響を及ぼ
すことができる。専用の流路が、モータと背圧要素との
間の位置でモータに補給流体を供給することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は一般に、流体制御シ
ステムに関し、より詳しくは、キャビテーションの影響
を緩和した油圧制御システムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来の油圧システムは一般的に、たとえ
ば、バケット、ショベル、ハンドラなどの作業器具を作
動するための1つ以上の油圧シリンダおよび/または油
圧モータを含む。そのようなシステムでは、モータへの
供給流体流がモータからの還送流体流より少ない場合
に、キャビテーションが油圧モータで発生する恐れがあ
る。モータのキャビテーションは、油圧システム、特に
モータに損傷を与える恐れがある。さらに、モータのキ
ャビテーションは、モータを停止すると、望ましくない
騒音を生じる恐れもある。
【0003】モータのキャビテーションを緩和するため
の1つの機構は、油圧システムにおけるすべての油圧シ
リンダおよび油圧モータの流体戻り管路に連結して、主
要戻り管路を形成することを含む。背圧チェック弁が、
流体戻り管路が連結される場所の下流の主要戻り管路に
設置される。背圧チェック弁の上流の加圧流体は、シリ
ンダおよびモータの還送流側への補給機能を提供する。
モータのキャビテーションを防止するために高い背圧設
定が必要であるが、油圧シリンダによるキャビテーショ
ンを防止するためには、そのような高い設定は必要では
ない。さらに、複数のシリンダを収縮させると、還送流
が増大する。したがって、不必要かつ過度の程度の背圧
が戻り管路で生じ、加圧流体が背圧チェック弁を越えて
流れ、望ましくないエネルギー損失を生じることにな
る。
【0004】モータのキャビテーションを緩和するため
の別の典型的な機構は、油圧モータの戻り管路に背圧チ
ェック弁を備えた油圧システムを設けることと、他のモ
ータおよび油圧シリンダからの還送流体がタンクに直接
戻ることができるようにすることとを含む(特許文献1
参照)。また、流路が、モータの後からの還送流体をモ
ータに供給するために、背圧逆止めの上流に追加され
る。しかし、この状態では、たとえば、モータの回転停
止時に、モータの戻りポートで生じた高圧の結果として
生じる加圧油の排出漏れのために、十分な補給流を実現
することができない可能性がある。したがって、補給流
は短くなり、モータのキャビテーションが発生する恐れ
がある。
【0005】
【特許文献1】米国特許第5,673,605号明細書
【0006】
【発明が解決しようとする課題】モータのキャビテーシ
ョンを緩和するために、油圧モータへの補給流体流を効
果的かつ効率的に供給するための流体制御システムが、
望ましい。本発明は、上述の問題を1つ以上解決すると
同時に、そのようなシステムを提供することに関する。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の一形態によれ
ば、流体制御システムは、少なくとも1つの複動シリン
ダおよび少なくとも1つの流体駆動モータを含むことが
できる。加圧流体源は、加圧流体流を少なくとも1つの
複動シリンダおよび少なくとも1つの流体駆動モータに
供給することができ、タンクは、少なくとも1つの複動
シリンダおよび少なくとも1つの流体駆動モータからの
還送流体流を受け入れることができる。背圧要素は、タ
ンクとモータとの間に配置されることができる。背圧要
素は、モータから排出される流体の背圧状態に影響を及
ぼすように構成されることができる。専用の流路が、モ
ータと背圧要素との間の位置にモータに補給流体を供給
するために構成されることができる。
【0008】本発明の別の形態によれば、油圧回路を制
御するための方法は、加圧供給から少なくとも1つのモ
ータおよび少なくとも1つのシリンダに流体を供給する
ことを含むことができる。この方法はまた、少なくとも
1つのシリンダからタンクへ流体を指向することおよび
少なくとも1つのモータから背圧要素を越えてタンクに
流体を指向することを含むことができる。この方法はさ
らに、少なくとも1つのモータと背圧要素との間の位置
に、弁装置への専用の補給流体供給を供給することを含
むことができる。
【0009】前述の一般的な説明および以下の詳細な説
明はいずれも例示に過ぎず、特許請求の範囲のように、
本発明を限定するものではないことを理解すべきであ
る。
【0010】添付の図面は、本明細書に組み込まれ、本
明細書の一部を構成し、本発明の例示の実施形態を示
し、明細書と共に、本発明の原理を説明するために役立
つ。
【0011】
【発明の実施の形態】さて、本発明の実施形態、添付図
面に図示された実施例に関して詳細に参照する。
【0012】本発明によれば、流体制御システムが提供
される。図1を参照すると、流体制御システム、たとえ
ば、油圧回路100は、独立計量弁装置102、10
4、106、108などの複数の流量制御弁装置を含む
ことができる。図1に示されているように、油圧回路1
00は、加圧流体源、たとえば、ポンプ112を含むこ
とができる。回路100はまた、タンク114も含むこ
とができる。ポンプ112は、たとえば、可変出力の高
圧ポンプまたは一定出力の高圧ポンプを含むことができ
る。油圧回路100は、ポンプ112に動力を供給する
ために、駆動力を供給するためのエンジン162または
他の原動力をさらに含むことができる。駆動力は、たと
えば、駆動軸164または他の既知の機械的連結によっ
て供給されることができる。
【0013】各独立計量弁装置102、104、10
6、108は、複数の独立に作動する電子制御計量弁を
含むことができる。たとえば、独立計量弁装置102
は、複数の計量弁120、122、124、126を含
むことができる。計量弁120、122、124、12
6は、たとえば、油圧シリンダ128、ポンプ112、
タンク114などの複動シリンダ間の流体流を制御す
る。計量弁は、スプール弁、ポペット弁または適切であ
ると推測される任意の他の従来型の計量弁であってもよ
い。油圧シリンダ128は、ヘッド端部127およびロ
ッド端部129を含む。したがって、計量弁は、シリン
ダ/タンクヘッド端部(CTHE)計量弁120、ポン
プ/シリンダヘッド端部(PCHE)計量弁122、ポ
ンプ/シリンダロッド端部(PCRE)計量弁124、
シリンダ/タンクロッド端部(CTRE)計量弁126
と個々に呼ぶことができる。
【0014】同様に、独立計量弁装置104は、油圧シ
リンダ138、ポンプ112、タンク114の間の流体
流を制御するために、CTHE計量弁130、PCHE
計量弁132、PCRE計量弁134、およびCTRE
計量弁136を含むことができる。
【0015】ポンプ/シリンダ計量弁122、124、
132、134は一般に、メータイン弁と呼ぶことが多
く、シリンダ供給管路190によってポンプからの加圧
流体と平行に供給される。シリンダ/タンク計量弁12
0、126、130、136は一般に、メータアウト弁
と呼ぶことが多く、シリンダ戻り管路192によって個
々のシリンダ128、138からタンク114に加圧流
体を出すことができる。
【0016】独立計量弁装置106は、計量弁140、
142、144、146を含むことができる。独立計量
弁装置106において、計量弁140、142、14
4、146は、たとえば、可逆油圧モータ148などの
流体モータ、ポンプ112、タンク114の間の流体流
を制御する。可逆油圧モータ148はヘッド端部および
ロッド端部を備えていないため、シリンダ/タンク計量
弁140、146は一般に、メータアウト弁と呼んでも
よく、ポンプ/シリンダ計量弁142、144は一般
に、メータイン弁と呼んでもよい。
【0017】同様に、独立計量弁装置108は、可逆油
圧モータ158、ポンプ112、タンク114の間の流
体流を制御するために、シリンダ/タンク計量またはメ
ータアウト弁150、156およびポンプ/シリンダタ
ンク計量またはメータイン弁152、154を含むこと
ができる。
【0018】加圧流体は、モータ供給管路194を経
て、ポンプ112からメータイン弁142、144、1
52、154に供給されることができる。メータイン弁
142、144、152、154は、互いに平行に供給
され、かつポンプ/シリンダ計量弁122、124、1
32、134に平行に供給される。メータアウト弁14
0、146、150、156は、モータ戻り管路196
を経て、個々のモータ148、158からタンク114
に加圧流体を出すことができる。さらに、油圧モータ1
48、158は、排出流管路197を経てタンク114
と連通しているため、モータ148、158の停止中の
任意の流体漏れを排出することができる。
【0019】背圧要素、たとえば、背圧チェック弁16
0は、メータアウト弁140、146、150、156
とタンク114との間のモータ戻り管路196に配置さ
れることができる。背圧チェック弁160は、チェック
弁160の上流に加圧流体の供給路を形成するために作
用する。流体の供給路は、チェック弁160の圧力設定
またはその設定を超えるように加圧されることができ
る。
【0020】油圧回路100はまた、組合わせ主要リリ
ーフおよびバイパス弁166を含むことができる。組合
わせ弁166は、電子作動ソレノイド168を含むこと
ができる。組合わせ弁166は、ソレノイド168が所
定の電流で電圧を印加されると、弁166が主要リリー
フ弁として機能し、ソレノイド168がゼロから徐々に
変化する電流で電圧を印加されると、弁166はバイパ
ス弁として機能するように構成されることができる。
【0021】一実施形態において、組合わせ弁166を
越えて流れる加圧流体は、バイパスおよびリリーフ戻り
管路198によって背圧チェック弁160の上流の位置
で、モータ戻り管路196と連通されることができる。
したがって、バイパスおよびリリーフ戻り管路198に
よって供給される加圧流体は、チェック弁160の上流
のモータ戻り管路196で加圧流体を加えられてもよ
い。あるいは、組合わせ弁166を越えて流れる加圧流
体は、直接戻り管路(図示せず)によってタンク114
に直接移されてもよい。
【0022】油圧回路100は、パイロットポンプ17
0をさらに含むことができる。パイロットポンプ170
は、公知の方法で弁などの移動を制御するなど、油圧シ
リンダ128、138およびモータ148、158に動
力を供給する以外の作業を行うために、回路100に加
圧流体を供給する。たとえば、パイロットポンプ170
は、複数の位置の間の弁を切り換えるために用いられる
加圧流体を供給してもよい。
【0023】パイロット流管路172は、背圧チェック
弁の上流の位置で、パイロットポンプ170からモータ
戻り管路196に加圧流体を供給することができる。し
たがって、パイロット流管路172によって供給される
加圧流体は、チェック弁160の上流のモータ戻り管路
196の加圧流体に加えられてもよい。あるいは、モー
タ戻り管路196との流体連通を提供するパイロット流
管路172を削除してもよい。
【0024】パイロットリリーフ弁174は、パイロッ
ト流管路172に配置されることができる。したがっ
て、リリーフ弁174が開いている場合には、パイロッ
トポンプ170によって供給される加圧流体は、パイロ
ットリリーフ弁174を越えて、モータ戻り管路196
に流れることができる。そうでない場合には、パイロッ
トポンプ170は、たとえば、パイロットポンプ170
から加圧流体によって切り換えられる弁などの油圧回路
100の任意のパイロット作動要素に加圧流体を供給す
ることができる。
【0025】図1に示されているように、油圧回路10
0は、組合わせ主要リリーフおよびバイパス弁166か
らのバイパスおよびリリーフ戻り管路198と、パイロ
ットポンプ170からのパイロット流管路172と、を
含むことができ、いずれの管路も背圧チェック弁160
の上流の位置で、モータ戻り管路196と連通してい
る。あるいは、回路100は、背圧チェック弁160の
上流の位置でモータ戻り管路196と連通している組合
わせ主要リリーフおよびバイパス弁166からのバイパ
スおよびリリーフ戻り管路198およびパイロットポン
プ170からのパイロット流管路172の一方を含んで
もよい。
【0026】(産業上の利用可能性)使用中、計量弁1
20、126、130、136はシリンダ/タンクの流
体流を制御し、計量弁122、124、132、134
はポンプ/シリンダの流体流を制御する。油圧シリンダ
128、138の従来の伸張は、計量弁122、12
6、130、136の選択的なオペレータ制御式作動に
よって実現され、収縮は、計量120、124、13
0、134の同時オペレータ制御式作動によって実現さ
れる。
【0027】同様に、計量弁140、146、150、
156は、モータ/タンクの流用を制御し、計量弁14
2、144、152、154は、ポンプ/モータの流体
流を制御する。双方向モータ148、158の従来の作
動は、第1の方向に関しては、計量弁142、146、
152、156、第2の方向に関しては、計量弁14
0、144、150、154の選択的なオペレータ制御
式作動によって実現される。
【0028】図1に戻ると、シリンダ戻り管路192
は、タンク114に直接連結されることができる。した
がって、油圧シリンダ128,138から戻される加圧
流体は、背圧チェック弁160を通過しないと推測され
る。その結果、シリンダ128、138を収縮すると
き、シリンダ戻り管路192から著しい流体流量が発生
した場合であっても、エネルギー損失は生じないと推測
される。
【0029】少なくとも1つの油圧モータ148、15
8が回転しているとき、たとえば、作動レバーをニュー
トラルの位置に戻すことによって、いずれかのモータ1
48、158を停止することができる。モータ148、
158を停止すると、適切な関連メータイン弁142、
144、152、154が閉じられ、モータ148、1
58への加圧流体の供給を遮断する。運動量があるため
に、モータ148、158が瞬時に停止することはな
い。したがって、メータイン弁142、144、15
2、154が閉じられた後であっても、ある程度の量の
流体は、適切な関連メータアウト弁140、146、1
50、156に戻り続ける。さらに、ある程度の量の加
圧流体は、モータ148、158から漏れ、排出流管路
197によってタンク114に戻ることができる。
【0030】モータのキャビテーションを防止するため
に、モータ戻り管路196から個々のモータ回路への逆
流を可能にすることができる適切なメータアウト弁14
0、146、150、156に補給流体流を提供するた
めに、背圧チェック弁160がモータ戻り管路196に
配置される。さらに、組合わせ主要リリーフおよびバイ
パス弁166を通過する加圧流体流および/またはパイ
ロット流管路172からの加圧流体は、背圧チェック弁
160の上流の位置で、モータ戻り管路196に連結さ
れる。したがって、たとえば、作動レバーをニュートラ
ルの位置に置くことによって、少なくとも1つの油圧モ
ータ148、158が停止すると、背圧チェック弁16
0の上流に適正な背圧が生じると推測される。
【0031】たとえば、作動レバーをニュートラルの位
置に置くことによって、油圧シリンダ128、138が
待機モードになると、組合わせ主要リリーフおよびバイ
パス弁166を開放することができる。その結果、組合
わせ弁166を通過する加圧流体は、背圧チェック弁1
60の上流の位置でモータ戻り管路196に流体流を形
成する。組合わせ弁166を通過する流体流は、モータ
148、158に補給流を供給するために、背圧チェッ
ク弁160の上流に必要な背圧を形成することができ、
モータのキャビテーションおよびそれに関連する騒音を
緩和する。大気圧を上回る上流の背圧は、たとえば、補
給スプールを上昇させ、補給流体を流すことによって、
より迅速かつより完全な補給機能を提供する。
【0032】いずれも、背圧チェック弁160の上流の
位置でモータ戻り管路196に連結している組合わせ主
要リリーフおよびバイパス弁166を通過する加圧流体
流およびパイロット流管路172からの加圧流体を含む
油圧制御システムにおいて、パイロット流管路172か
らの流体は、モータ148、158に補給流を形成する
背圧チェック弁160の上流の必要な背圧を生成するこ
ともでき、または背圧の生成に寄与することもできる。
モータ戻り管路196が組合わせ主要リリーフおよびバ
イパス弁166を通過する加圧流体流を受け入れない油
圧制御システムでは、パイロット流管路172からの流
体が、モータ148、158に補給流を形成する背圧チ
ェック弁160の上流の必要な背圧を生成することがで
きる。
【0033】再び、図1を参照すると、1つ以上の油圧
シリンダ128、138が作動中であり、たとえば、作
動レバーをニュートラルの位置に戻すことによって、少
なくとも1つのモータ148、158が停止している場
合には、組合わせ主要リリーフおよびバイパス弁166
は閉じられていてもよい。したがって、著しい流体流が
組合わせ弁166を越えるとは期待できない。しかし、
背圧チェック弁160の上流の位置で、モータ戻り管路
196に連結されるパイロット流管路172からの加圧
流体が、モータ148、158への補給流を供給する背
圧チェック弁160の上流に必要な背圧を形成すること
ができる。したがって、モータのキャビテーションおよ
び関連する雑音を低減することができる。
【0034】油圧回路100は、任意の数の油圧シリン
ダ128、138および/または任意の数の油圧モータ
148、158および/または他の追加油圧作動アクチ
ュエータを含んでもよいことを十分に理解すべきであ
る。また、回路100は、2つ以上のポンプ112を含
んでもよいことも十分に理解すべきである。2つ以上の
ポンプ112が設けられる場合には、回路100は、2
つ以上の組合わせ主要リリーフおよびバイパス弁166
および/または当業界ではよく知られているように、1
つ以上の流れコンバイナを含んでもよい。
【0035】したがって、本発明は、モータを停止して
いるときに、モータのキャビテーションを最小限に抑え
ることができる油圧制御システムを提供することができ
る。モータからの還送流は、ポンプからモータへの流入
供給流にほぼ等しいため、モータが停止されたときに、
モータからの排出流の量を補給するために、モータへの
補給機能を提供するために必要な追加流体の量は比較的
少量に過ぎない。この量の追加流体は、シリンダを収縮
したときに、シリンダヘッド端部からの還送流の大きさ
に達することはないと推測される。モータ戻り管路に配
置された背圧チェック弁および、少なくとも1つのバイ
パスおよびリリーフ戻り管路およびパイロット流管路か
ら供給される加圧流体は、モータに補給流体流を供給
し、モータのキャビテーションを緩和するために十分な
背圧を生成する。モータ戻り管路からのシリンダ戻り管
路の分離およびタンクへのシリンダ戻り管路の連結によ
って、そのほかの方法では背圧チェック弁で生じると推
測される著しいエネルギー損失を防止する。したがっ
て、適正に実装されるとき、本発明の油圧制御システム
は、効果的かつ効率的な方法で望ましくないエネルギー
損失を生じることなくキャビテーションを最小限に抑え
ることができる。
【0036】油圧制御システムにおいて、本発明の範囲
または精神を逸脱することなく、さまざまな修正および
変形を行うことができることは、当業者には明白であろ
う。本願明細書に開示された本発明の明細書および手法
を鑑みれば、本発明の他の実施形態は、当業者には明白
であろう。明細書および実施例は例示に過ぎないと考え
るべきであり、本発明の真の範囲および精神は、特許請
求の範囲およびその等価物によって示されることを意図
している。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態による油圧回路の概略図で
ある。
【符号の説明】
100 油圧回路 102 独立計量弁装置 104 独立計量弁装置 106 独立計量弁装置 108 独立計量弁装置 112 ポンプ 114 タンク 120 シリンダ・トゥ・タンクヘッド端部(CTH
E)計量弁 122 ポンプ・トゥ・シリンダヘッド端部(PCH
E)計量弁 124 ポンプ・トゥ・シリンダロッド端部(PCR
E)計量弁 126 シリンダ・トゥ・タンクロッド端部(CTR
E)計量弁 127 ヘッド端部 128 油圧シリンダ 129 ロッド端部 130 シリンダ・トゥ・タンクヘッド端部(CTH
E)計量弁 132 ポンプ・トゥ・シリンダヘッド端部(PCH
E)計量弁 134 ポンプ・トゥ・シリンダロッド端部(PCR
E)計量弁 136 シリンダ・トゥ・タンクロッド端部(CTR
E)計量弁 138 油圧シリンダ 140 シリンダ・トゥ・タンク計量弁 142 ポンプ・トゥ・シリンダ計量弁 144 ポンプ・トゥ・シリンダ計量弁 146 シリンダ・トゥ・タンク計量弁 148 可逆油圧モータ 150 シリンダ・トゥ・タンク計量弁 152 ポンプ・トゥ・シリンダタンク計量弁 154 ポンプ・トゥ・シリンダタンク計量弁 156 シリンダ・トゥ・タンク計量弁 158 可逆油圧モータ 160 背圧チェック弁 162 エンジン 164 駆動軸 166 組合わせ弁 168 ソレノイド 170 パイロットポンプ 172 パイロット流管路 174 パイロットリリーフ弁 190 シリンダ供給管路 192 戻り管路 194 モータ供給管路 196 モータ戻り管路 197 排出流管路 198 バイパスおよびリリーフ戻り管路
フロントページの続き (72)発明者 吉野 和憲 兵庫県神戸市須磨区桜木町2−2−12− 105 Fターム(参考) 2D003 BA06 BB13 CA02 DA02 DB02 3H089 BB01 BB11 CC01 CC08 CC11 DA02 DA03 DA08 DA13 DB33 DB73 GG02 JJ02

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも1つの複動シリンダと、 少なくとも1つの流体駆動モータと、 少なくとも1つの複動シリンダおよび少なくとも1つの
    流体駆動モータに加圧流体流を供給するように構成され
    た加圧流体源と、 少なくとも1つの複動シリンダおよび少なくとも1つの
    流体駆動モータからの還送流を受け入れるように構成さ
    れたタンクと、 タンクとモータとの間に配置された背圧要素であって、
    モータから排出される流体における流体背圧状態に影響
    を及ぼすように構成された背圧要素と、 モータと背圧要素との間の位置に、モータへの補給流体
    を供給するように構成された専用の流路と、を含む流体
    制御システム。
  2. 【請求項2】 組合わせ主要リリーフおよびバイパス弁
    をさらに含み、加圧流体源が組合わせ主要リリーフおよ
    びバイパス弁を越えて専用の流路に流体を供給するよう
    に構成される請求項1に記載のシステム。
  3. 【請求項3】 少なくとも1つの流体駆動モータとタン
    クとの間で連通している流体を供給するように構成され
    たモータ戻り管路と、 組合わせ主要リリーフおよびバイパス弁と、 パイロットポンプと、 パイロットリリーフ弁と、 モータと背圧要素との間の位置に、少なくとも1つの流
    体駆動モータに補給流体を供給するように構成された第
    2の専用の流路と、をさらに含み、 加圧流体源が、組合わせ主要リリーフおよびバイパス弁
    を越えて専用の流路に流体を供給するように構成され、
    パイロットポンプが、パイロットリリーフ弁を越えて第
    2の専用の流路に流体を供給するように構成され、モー
    タ戻り管路が、少なくとも1つの専用の流路および第2
    の専用の流路から流体を受け入れるように構成される請
    求項1に記載のシステム。
  4. 【請求項4】 加圧供給から少なくとも1つのモータお
    よび少なくとも1つのシリンダに流体を供給するステッ
    プと、 少なくとも1つのシリンダからタンクに流体を指向する
    ステップと、 少なくとも1つのモータから背圧要素を越えてタンクに
    流体を指向するステップと、 少なくとも1つのモータと背圧要素との間の位置にある
    少なくとも1つの弁装置に専用の補給流体供給路を供給
    するステップと、を含む油圧回路の制御方法。
  5. 【請求項5】 供給ステップが、少なくとも1つの加圧
    供給およびパイロット流体供給から少なくとも1つの弁
    装置に流体を指向し、少なくとも1つのモータに補給流
    体を流入するステップと、 少なくとも1つのシリンダからの流体を指向する前記ス
    テップが、背圧要素を通過することなく、タンクに流体
    を指向するステップと、を含む請求項4に記載の方法。
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