JP2003239772A - レジャービィークル - Google Patents
レジャービィークルInfo
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- B63H—MARINE PROPULSION OR STEERING
- B63H21/00—Use of propulsion power plant or units on vessels
- B63H21/21—Control means for engine or transmission, specially adapted for use on marine vessels
- B63H21/213—Levers or the like for controlling the engine or the transmission, e.g. single hand control levers
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- Engineering & Computer Science (AREA)
- Combustion & Propulsion (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Ocean & Marine Engineering (AREA)
- Control Of Throttle Valves Provided In The Intake System Or In The Exhaust System (AREA)
- Electrical Control Of Air Or Fuel Supplied To Internal-Combustion Engine (AREA)
- Combined Controls Of Internal Combustion Engines (AREA)
Abstract
動時のスロットル状態が影響を受けることがないスロッ
トル操作装置を具備した小型滑走艇等のレジャービィー
クルを提供することを目的とする。 【解決手段】 スロットルポジションセンサーによって
スロットル操作状態を検知し、その検知値によって、ア
クチュエータAcを作動させてスロットルバルブSvを
開閉するよう構成されたエンジンのスロットル装置を具
備したレジャービィークルにおいて、スロットルポジシ
ョンセンサーSpsの出力値が、メインスイッチSmを
ONにしたときにゼロ調整がおこなわれるよう構成し
た。
Description
してその反動で水上を航行する小型滑走艇( Personal
Watercraft(パーソナルウォータークラフト); PWC
とも呼ばれる) 等のレジャービィークルに関し、特に、
該レジャービィークルのスロットル装置に関する。
ャービィークルの一種の、所謂ジェット推進型の小型滑
走艇は、近年レジャー用として,レジャーの一環のスポ
ーツ用等として、近年多用されている。この小型滑走艇
では、一般に艇の底面に設けられた吸水口から吸い込ん
だ水を、ウォータージェットポンプで加圧・加速して後
方へ噴射することによって船体を推進させる。
は、該小型滑走艇内に搭載されたエンジンによって駆動
され、該エンジンはスロットル装置のスロットル操作手
段を操作することによって回転数を変更させ、所望の速
度で航行することができるよう構成されている。
るスロットル装置には、大別して、機械式タイプと、電
気信号によってリモートコントロールする電気式のタイ
プがある。前記機械式タイプのものは、ハンドルの一方
の端部に設けられているスロットルレバーを操作するこ
とによって、ケーブルを介して、該操作をエンジンのス
ロットルバルブに直に伝達して操作するよう構成されて
いる。一方、前記電気式のタイプは、スロッルレバーの
操作をスロットルポジションセンサーによって検知し
て、この電気的な検知信号に応じて、エンジンのスロッ
トルバルブに付設されたアクチュエータを動作させて、
該スロットルバルブを開閉するように構成されている。
置の場合、エンジンが多気筒の場合にスロットル操作力
を軽減できる点で好ましい装置となるが、一方におい
て、直接スロットルケーブルを介してスロットルバルブ
を操作するものでないから、エンジン停止時のスロット
ルの操作状態に再始動時のスロットルの状態が影響を受
ける。
置の場合、キルスイッチによってエンジンが停止させら
れた場合には、スロットルバルブを操作する前記アクチ
ュエータがそのときの動作状態にかかわらずキルスイッ
チがONになったときに電気的に停止することから、ス
ロットルバルブがそのときの状態のままになる。
備するレスポンス性能があるが、一方において、ライダ
ーが急加速を意図してスロットルを急速に「開」操作を
おこなうと、実際には、エンジンのスロットルが急に
「開」にされ、吸入空気口の面積が急速に拡大するが、
吸入空気量は増加せず、かえって加速が遅くなることも
ある。このような場合、スロットルの「開」操作をやや
緩やかめにおこなうと、急速に操作する場合に比べてよ
り速く上昇させることができる。
われたもので、エンジン停止時のスロットル操作状態に
再始動時のスロットル状態が影響を受けることがないス
ロットル操作装置を具備したレジャービィークルを提供
することを第1の目的とし、キルスイッチによってエン
ジンが停止してもスロットルバルブが全閉状態になるス
ロットル装置を具備したレジャービィークルを提供する
ことを第2の目的とし、さらに、スロットルレバーの操
作が所定以上の大きな速度でなされた場合にも、スムー
ズに加速するようなスロットル装置を具備したレジャー
ビィークルを提供することを第3の目的とする。
のような構成からなるレジャービィークルによって解決
することができる。即ち、本第1の発明にかかるレジャ
ービィークルは、スロットル操作手段の動作を検知する
スロットルポジションセンサーによってスロットル操作
状態を検知し、該スロットルポジションセンサーの検知
した値によって、アクチュエータを作動させてスロット
ルバルブを開閉するよう構成された、エンジンのスロッ
トル装置を具備したレジャービィークルにおいて、前記
スロットルポジションセンサーの出力値が、メインスイ
ッチをONにしたときにゼロ調整がおこなわれるよう構
成されていることを特徴とする。
クルは、スロットル操作手段の動作を検知するスロット
ルポジションセンサーによってスロットル操作状態を検
知し、該スロットルポジションセンサーの検知した値に
よって、アクチュエータを作動させてスロットルバルブ
を開閉するよう構成された、エンジンのスロットル装置
を具備したレジャービィークルにおいて、前記スロット
ルポジションセンサーの出力値が、スタータスイッチを
ONにしたときにゼロ調整がおこなわれるよう構成され
ていることを特徴とする。
載の構成を有するレジャービィークルによると、前回の
エンジン停止時のスロットルの状態が仮に20パーセン
ト程度「開」状態になっていたとしても、次にエンジン
を再始動する際、スロットル操作手段を解放した状態で
は、前記スロットル操作手段は全閉状態に戻されている
が、かかる状態において、再始動時に、第1の発明では
メインスイッチを、第2の発明ではスタータスイッチを
ONにすることによって、スロットルポジションセンサ
ーの出力値がゼロ調整されることから、再始動時には、
常に、スロットルレバーの操作状態に対応した状態でス
ロットルバルブが開閉操作されることになる。
前記ゼロ調整が、スロットルポジションセンサーの出力
値がある値以下であるときに、その出力値をゼロとする
ゼロ調整であると、通常の再始動において適切なゼロ調
整がおこなわれることになる。
前記スロットル操作手段に、スロットル操作をおこなわ
ない状態で全閉状態に該スロットル操作手段をセットす
る復帰手段を設けていると、スロットル操作手段が復帰
手段によって物理的に所定の位置に常に戻ることになる
ため、その状態を検知するスロットルポジションセンサ
ーの出力値が安定して所定の出力値を出力する構成とな
る。
前記スロットル操作手段にスロットル操作によって動作
する動作部材が設けられ、この動作部材を全閉状態にば
ね力で復帰させるばねが前記復帰手段として設けられて
いることが実用上好ましい構成となる。
前記ゼロ調整が完了するまで、エンジンのスタータスイ
ッチがONにならない構成とすると、常にゼロ調整され
た状態でエンジンが始動される構成を得ることができ
る。
成からなるレジャービィークルによって解決することが
できる。即ち、本第3の発明にかかるレジャービィーク
ルは、スロットル操作手段の動作を検知するスロットル
ポジションセンサーによってスロットル操作状態を検知
し、該スロットルポジションセンサーの検知した値によ
って、アクチュエータを作動させてスロットルバルブを
開閉するよう構成された、エンジンのスロットル装置を
具備したレジャービィークルにおいて、該レジャービィ
ークルに、エンジンを停止させるキルスイッチが設けら
れており、このキルスイッチのON信号によって、前記
アクチュエータが、スロットルバルブを全閉にするよう
構成されていることを特徴とする。
ビィークルによると、キルスイッチによってエンジンが
停止させられたときに、アクチュエータの動作によっ
て、エンジンの吸気通路はスロットルバルブによって全
閉され、該吸気通路を介してシリンダ側に侵入しようと
する異物を排除することができる。
前記キルスイッチが転倒を検知する転倒センサーである
と、レジャービィークルとして好ましい実施形態とな
る。
成からなるレジャービィークルによって解決することが
できる。即ち、本第4の発明にかかるレジャービィーク
ルは、スロットル操作手段の動作を検知するスロットル
ポジションセンサーによってスロットル操作状態を検知
し、該スロットルポジションセンサーの検知した値によ
って、アクチュエータを作動させてスロットルバルブを
開閉するよう構成された、エンジンのスロットル装置を
具備したレジャービィークルにおいて、前記スロットル
操作手段が所定以上の大きな速度で操作されたときに、
アクチュエータの作動を前記大きな速度に比して緩慢な
速度でおこなわせるよう構成したことを特徴とする。
ビィークルによると、スロットル操作手段が所定以上の
大きな速度で操作された場合にも、アクチュエータの作
動ががそれより緩慢な速度で、つまりエンジンのレスポ
ンス性能に合致した速度によっておこなわれるので、エ
ンジンの回転数は滑らかに増加する。
レジャービィークルの一つとして小型滑走艇を例に挙げ
て、図面を参照しながら、具体的に説明する。
艇に設けられているスロットル装置の構成を概念的に示
す図、図2は図1に示すスロットル操作手段の一つの実
施形態を示す、小型滑走艇のバー型ハンドルの一端に設
けられているスロットル操作レバー部分の構成を示す
図、図3は図2とは別の実施形態にかかるスロットル操
作レバー部分の構成を示す図、図9は図1に示すスロッ
トル装置が搭載された本発明の実施形態にかかる小型滑
走艇の全体側面図、図10は図9の平面図である。
船体Aは、ハルHとその上方を覆うデッキDから構成さ
れ、これらハルHとデッキDを全周で接続する接続ライ
ンはガンネルラインGと呼ばれ、この実施例では、この
ガンネルラインGは、この小型滑走艇の喫水線Lより上
方に位置している。
には、図10に図示するように、船体Aの上面に長手方
向に延びる平面視において略長方形の開口部16が形成
され、図9,図10に図示するように、この開口部16
上方に騎乗用のシートSが配置されている。
ハルHとデッキDに囲まれた横断面形状が「凸」状の空
間20内に配置される。この実施形態では、エンジンE
は、多気筒(この実施例では4気筒)の4サイクル式の
エンジンEで、図9に図示するように、クランクシャフ
ト26が船体Aの長手方向に沿うような向きで搭載され
ており、このクランクシャフト26の出力端は、プロペ
ラ軸27を介して、インペラ21が取着されているウォ
ータージェットポンプPのポンプ軸21S側に、一体的
に回転可能に連結されている。そして、このインペラ2
1は、その外周方が、ポンプケーシング21Cで覆わ
れ、小型滑走艇の底面に設けられた吸水口17から取り
入れた水を吸水通路を介して取り込んで、ウォータージ
ェットポンプPで加圧・加速して、通水断面積が後方に
ゆくに従って小さくなったポンプノズル(噴出部)21
Rを通って、後端の噴射口21Kから吐出して、推進力
を得るよう構成されている。
ジェットポンプP内を通過する水を整流するための静翼
である。また、図9,図10おいて、24はバー型の操
舵ハンドルで、このハンドル24を左右に操作すること
によって、図10に一点鎖線で示すケーブル25を介し
て、前記ポンプノズル21R後方のステアリングノズル
18を左右に揺動させて、ウォータージェットポンプP
の稼働時に、艇を所望の方向に操舵できるよう構成され
ている。
リングノズル18の上後方には、水平に配置された揺動
軸19aを中心に下方に揺動可能に、ボウル形状のリバ
ース用のデフレクター19が配置され、このデフレクタ
ー19をステアリングノズル18後方の下方位置へ揺動
動作させることによって、ステアリングノズル18から
後方に吐出される水を前方に転向させて、後進できるよ
う構成されている。
デッキで、この後部デッキ22には、開閉式のハッチカ
バー29が設けられ、ハッチカバー29の下方に小容量
の収納ボックスが形成されている。また、図9あるいは
図10において、23は前部ハッチカバーで、このハッ
チカバー23の下方には備品等を収納するボックス(図
示せず)が設けられている。
小型滑走艇は、図1に図示するようなスロットル装置を
具備している。即ち、図10に図示するように、前記操
舵ハンドル24の右側のグリップGp近傍、具体的に
は、グリップGpのセンター側に隣接した部位には、エ
ンジン回転数を操作するスロットル装置のスロットルレ
バー(スロットル操作手段)Ltが付設されている。図
2あるいは図3に図示するように、該スロットルレバー
Ltの動作部分であるスロットルレバーLtを操作する
と、該操作に伴って動作する部位には、その操作状態を
検知するスロットルポジションセンサーSpsが配設さ
れている。具体的には、図2に図示するように、スロッ
トルレバーLtを操作するとそれに伴って動くケーブル
(請求項でいう「動作部材」)Cb部分にスロットルポ
ジションセンサーSpsが配設されている。この実施形
態の場合には、スロットルポジションセンサーSpsは
非接触センサーの形態を有し、このスロットルポジショ
ンセンサーSpsの場合、ケーブルCb側に永久磁石が
被検知素子Maとして配置され、固定側に前記永久磁石
(被検知素子Ma)の動作を検知する検知素子Mbが配
置されている。また、図3に図示する別の実施形態の場
合には、スロットルレバーLtの回動部分にスロットル
ポジションセンサーSpsが配置されている。即ち、こ
のスロットルポジションセンサーSpsの場合、スロッ
トルレバーLt本体の基部に永久磁石が被検知素子Ma
として配置され、固定側に前記永久磁石(被検知素子M
a)の動作を検知する検知素子Mbが配置されている。
そして、図2あるいは図3のいずれの場合にも、スロッ
トルレバーLtは、ばね(図2の場合にはコイルバネ、
図3の場合には巻きばね)3によって、該スロットルレ
バーLtが図示しないストッパーに当接する、解放位置
(ストッパーに当接してそれ以上戻らない状態にまで戻
った位置)に戻るよう構成されている。
サーSpsの出力端子は、図1に図示するように、制御
装置Ceの入力端子、この実施形態の場合にはエンジン
コントロールユニットECUの入力端子に、電線又は光
ファイバーケーブル等の信号線L1によって、接続さ
れ、スロットルレバーLtの操作状態に応じた検知信号
(検知値)が伝達されるよう構成されている。勿論、エ
ンジンコントロールユニットECUとは別のスロットル
装置のための制御装置を設けてもよい。なお、図1にお
いて二重線は機械的接続を、破線は電気接続を示してい
る。また、この制御装置Ceの出力端子は、アクチュエ
ータAcに、電線又は光ファイバーケーブル等の信号線
L2によって接続され、前記検知信号を制御装置Ceで
処理した、エンジンEのスロットルバルブSvを操作す
るための操作信号が伝達されるよう構成されている。こ
のアクチュエータAcとしては、ソレノイド式のもの、
モータ式のもの、あるいは流体圧式のもの等が考えられ
る。そして、前記アクチュエータAcは機械的にエンジ
ンEのスロットルバルブSvに連結され、この操作信号
に基づいてスロットルバルブSvを開閉動作させること
ができるよう構成されている。前記スロットルバルブS
vは、実際には、図4に図示するように、エンジンEの
吸気通路Epに、該吸気通路Epを開閉操作可能に配置
されている。また、前記アクチュエータAcは、このス
ロットルバルブSvに近接して配置され、詳細な構造は
図示しないが、該アクチュエータAcの動作部材がスロ
ットルバルブSvの回動軸に連結されて該回動軸を回動
させて、バルブの開閉動作をおこなうことができるよう
になっている。
置Ceの別の各入力端子には、小型滑走艇のメインスイ
ッチSm、スタータスイッチSs、キルスイッチSkが
それぞれ信号線L3,L4,L5を介して接続され、そ
れぞれ各スイッチSm、Ss、Skが作動したらその信
号が、制御装置Ceに伝達されるよう構成されている。
また、前記制御装置Ceのメモリには、このスロットル
装置を以下のように制御するためのプログラムが記憶さ
れている。
トル装置は、以下のように作用する。以下、前記スロッ
トル装置を制御するためのプログラムの内容を、このス
ロットル装置の作用とともに述べる。通常の航行状態で
は、図示しないライダーが前記ハンドル24のスロット
ルレバーLtを操作することによって、その操作状態
(操作量)に応じて、制御装置Ceは、操作信号を前記
アクチュエータAcに出力することによって、エンジン
EのスロットルバルブSvを作動(開閉)させて、その
操作状態に応じたエンジン出力を生じさせ、航行する。
8のフローチャートに図示するように、前記スロットル
レバーLtの操作速度Thsが所定の値Ts、具体的に
はこのエンジンのレスポンス性能に見合った値以下であ
るか否かチェックする(図8のステップ1)。そして、
所定速度以上で操作されていると判断した場合には、制
御装置Ceは、急加速の各速度を線図で表す図7に示す
ように、スロットルレバーLtの速度(図7では「スロ
ットル」と表示)およびスロットルポジションセンサー
Spsの速度(図7では「スロットルポジションセンサ
ー」と表示)に比べて、前記アクチュエータAcを緩慢
な速度、つまりエンジンのレスポンス性能に合致した速
度で動作させる(図8のステップ2)。具体的には、図
7に示すように、アクチュエータAcの速度を示す線図
Laが、スロットルレバーLbおよびスロットルポジシ
ョンセンサーの検知速度を示す線図Lcに比べて、より
緩やかな且つ滑らかなに表されている。さらに、この実
施形態の場合には、制御装置Ceは、レスポンス性能に
合わせて、エンジンEの点火時期の進角速度を低下させ
るとともに且つ燃料供給量の増加速度を低減させる(図
8のステップ3)。このため、エンジンEは自己の有す
るレスポンス性能に合致した速度で回転数が増加する。
Ltを解放した場合、制御装置Ceは前記スロットルポ
ジションセンサーSpsからこの解放した旨の信号を検
知して、アクチュエータAcにスロットルバルブSvを
閉じるよう、つまりエンジンEをアイドリング状態にす
るよう、操作信号を発する。また、このようにライダー
がスロットルレバーLtを解放すると、ばね3によって
該スロットルレバーLtは解放位置(ストッパーに当接
してそれ以上戻らない状態にまで戻った位置)に戻る。
うとして、メインスイッチをON操作するか、あるいは
スタータスイッチSsを押す操作をすると、図5のデフ
ォルトマップMpに図示するように、制御装置Ceはそ
のとき前記スロットルポジションセンサーSpsから入
力される検知信号の出力値が、スロットルバルブの開度
がゼロにかかわらず、図5のステップ1に示すように所
定のある値Tsを示していたとしても、その出力値が所
定以下の値であるか否かチェックし(ステップ2)、所
定以下の値である場合には、その出力値をゼロとみなす
(ステップ3)。そして、このようにゼロ調整したデフ
ォルトマップMp(検知信号の値に対して操作信号の値
を決定する制御マップ:図5のステップ4のゼロ調整後
の実線Mpと調整前の一点鎖線Mp参照)を記憶し、こ
の実線で示されるゼロ調整後のデフォルトマップMpに
基づいて、制御装置Ceは、スロットルポジションセン
サーSpsからの検知信号を処理し、アクチュエータA
cへ操作信号を発する。したがって、前記メインスイッ
チをON操作するか、あるいはスタータスイッチSsを
押す操作をしたときの、前記アクチュエータAcへ出力
する操作信号は、常にゼロ調整、つまりエンジンEが所
定のアイドリング状態となる。
記キルスイッチSkをONにして、エンジンEを停止さ
せた場合、図6に図示するように、制御装置Ceは、こ
のようにキルスイッチSkをONにしたときその信号を
受ける(図6のステップ1)と、エンジンEへの点火信
号を停止する(図6のステップ2)とともに、前記アク
チュエータAcへスロットルバルブSvを全閉状態にす
るよう操作信号を発する(図6のステップ3)。従っ
て、かかる場合には、エンジンEの吸気通路Epはスロ
ットルバルブSvによって閉塞された状態となり、吸気
通路Epを介してエンジンEのシリンダ側へ水等の異物
の侵入が防止できる。
ジン停止時のスロットル操作状態に再始動時のスロット
ル状態が影響を受けることがなく、従って、再始動時に
はスロットルレバーに対して常に適正なスロットルバル
ブの操作状態を得ることができる。
チによってエンジンが停止してもスロットルバルブが全
閉状態になるため、吸気通路を介してシリンダ側に異物
が侵入するのを防止することができる。
所定速度より大きな速度でスロットル操作手段を操作し
ても、スロットルバルブを操作するアクチュエータが緩
慢な速度で作動するため、エンジンのレスポンス性能に
見合って滑らかな速度でエンジン回転数が増加する。
られているスロットル装置の構成を概念的に示す図であ
る。
形態を示す、小型滑走艇のバー型ハンドルの一端に設け
られているスロットル操作レバー部分の構成を示す部分
拡大図である。
作レバー部分の構成を示す部分拡大図である。
バルブと該バルブを操作するアクチュエータを示す艇の
エンジン搭載部分での横断面図である。
手順を示すフローチャートである。
ONにしたときの制御手順を示すフローチャートであ
る。
ジションセンサーの検知信号の状態とアクチュエータの
操作速度の大きさを、それぞれ上下に、横軸に時間を縦
軸に操作量をとって表した図である。
て「息つき」現象を無くすスロットル装置の制御手順を
示すフローチャートである。
小型滑走艇の全体側面図である。
る。
Claims (10)
- 【請求項1】 スロットル操作手段の動作を検知するス
ロットルポジションセンサーによってスロットル操作状
態を検知し、該スロットルポジションセンサーの検知し
た値によって、アクチュエータを作動させてスロットル
バルブを開閉するよう構成された、エンジンのスロット
ル装置を具備したレジャービィークルにおいて、 前記スロットルポジションセンサーの出力値が、メイン
スイッチをONにしたときにゼロ調整がおこなわれるよ
う構成されていることを特徴とするレジャービィーク
ル。 - 【請求項2】 スロットル操作手段の動作を検知するス
ロットルポジションセンサーによってスロットル操作状
態を検知し、該スロットルポジションセンサーの検知し
た値によって、アクチュエータを作動させてスロットル
バルブを開閉するよう構成された、エンジンのスロット
ル装置を具備したレジャービィークルにおいて、 前記スロットルポジションセンサーの出力値が、スター
タスイッチをONにしたときにゼロ調整がおこなわれる
よう構成されていることを特徴とするレジャービィーク
ル。 - 【請求項3】 前記ゼロ調整が、スロットルポジション
センサーの出力値がある値以下であるときに、その出力
値をゼロとするゼロ調整であることを特徴とする請求項
1又は2記載のレジャービィークル。 - 【請求項4】 前記スロットル操作手段に、スロットル
操作をおこなわない状態で全閉状態に該スロットル操作
手段をセットする復帰手段を設けていることを特徴とす
る請求項1〜3のいずれか1の項に記載のレジャービィ
ークル。 - 【請求項5】 前記スロットル操作手段にスロットル操
作によって動作する動作部材が設けられ、この動作部材
を全閉状態にばね力で復帰させるばねが前記復帰手段と
して設けられていることを特徴とする請求項4記載のレ
ジャービィークル。 - 【請求項6】 前記ゼロ調整が完了するまで、エンジン
のスタータスイッチがONにならないことを特徴とする
請求項1〜6のいずれか1の項に記載のレジャービィー
クル。 - 【請求項7】 スロットル操作手段の動作を検知するス
ロットルポジションセンサーによってスロットル操作状
態を検知し、該スロットルポジションセンサーの検知し
た値によって、アクチュエータを作動させてスロットル
バルブを開閉するよう構成された、エンジンのスロット
ル装置を具備したレジャービィークルにおいて、 該レジャービィークルに、エンジンを停止させるキルス
イッチが設けられており、このキルスイッチのON信号
によって、前記アクチュエータが、スロットルバルブを
全閉にするよう構成されていることを特徴とするレジャ
ービィークル。 - 【請求項8】 前記キルスイッチが転倒を検知する転倒
センサーであることを特徴とする請求項7記載のレジャ
ービィークル。 - 【請求項9】 スロットル操作手段の動作を検知するス
ロットルポジションセンサーによってスロットル操作状
態を検知し、該スロットルポジションセンサーの検知し
た値によって、アクチュエータを作動させてスロットル
バルブを開閉するよう構成された、エンジンのスロット
ル装置を具備したレジャービィークルにおいて、 前記スロットル操作手段が所定以上の大きな速度で操作
されたときに、アクチュエータの作動を前記大きな速度
に比して緩慢な速度でおこなわせるよう構成したことを
特徴とするレジャービィークル。 - 【請求項10】 前記レジャービィークルが、小型滑走
艇であることを特徴とする請求項1〜9のいずれか1の
項に記載のレジャービィークル。
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JP2002041380A JP4363816B2 (ja) | 2002-02-19 | 2002-02-19 | 小型滑走艇 |
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