JP2003239055A - 溶融めっき金属帯の製造方法および製造装置 - Google Patents
溶融めっき金属帯の製造方法および製造装置Info
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Abstract
することができる溶融めっき金属帯製造方法及び製造装
置を提供する 【解決手段】 金属帯を溶融金属浴中に引き込む引込工
程と、金属帯に溶融金属を付着させるとともに、溶融金
属浴中では方向転換させる以外の力学的作用を及ぼさず
に金属帯を溶融金属浴外に引き上げる付着工程と、ワイ
パによって、溶融金属の付着量を調整する調整工程と、
ワイパの直前または直後で金属帯の形状を非接触で制御
する制御工程とを有し、制御工程は、金属帯における帯
幅方向の中央部付近がその端部に比べて突出するように
帯幅方向に生じる金属帯の反りを、中央部付近が突出す
る金属帯の帯面側に、帯中央を挟む位置2箇所に配置さ
れた電磁石装置によって金属帯を非接触で制御する溶融
めっき金属帯の製造方法である。
Description
を製造する製造方法および製造装置に関する。
方法として、金属帯を亜鉛、アルミニウム等の溶融金属
中に浸漬してその金属帯の表面にめっきを施す溶融めっ
き法が知られている。
の構成を示す図である。
延され、続く洗浄プロセスにおいて表面が洗浄された金
属帯70は、溶融めっき金属帯製造ラインに運搬され、
無酸化性あるいは還元性の雰囲気に保たれた焼鈍炉71
において表面酸化膜が除去され焼鈍処理をされた後、溶
融金属の温度とほぼ同程度まで冷却されて溶融金属浴7
2内に導かれる。
板され、その表面に溶融金属が付着する。そして、溶融
金属浴72から引き出された金属帯70は溶融金属浴7
2後に設置されてあるガスワイパ73から噴出するガス
により、金属帯に付着した過剰の溶融金属が払拭されて
金属付着量の調整が行われる。
その金属帯70が自動車用外板として使用される場合に
は、合金化炉74を使用して金属帯を再加熱し均質な合
金層を作り出す合金化処理を施す場合がある。そして、
金属帯70は急冷帯75を通過した後、化成処理76で
特殊の防錆、耐食処理が施され、コイルに巻き取られて
出荷される。
の構成を示す配置図である。
化性雰囲気に保たれた筒状部を通って溶融金属浴72中
に引き込まれる。溶融金属浴72中では方向転換用のロ
ールであるシンクロール78によって通板方向が転換さ
れた後、同じく浴中に配されたコレクトロール79b及
びスタビライジングロール79a(以下まとめてサポー
トロール79ということがある)を経て溶融金属浴72
外に引き出され、ガスワイパ73でめっき付着量が調整
される。
ある電気めっき方法と比較した場合、安価にめっき金属
帯を製造できる、容易に厚めっきの金属帯を製造できる
など多くの特長を有している
は、この溶融めっき方法にも解決すべき課題が存在す
る。
でドロスと呼ばれる不純物が発生し、それが金属帯70
や浴中ロール78、79などの浴中機器に付着すること
で金属帯に欠陥を発生させ、この結果、最悪の場合には
著しい歩留低下につながることもある。このドロスの発
生は溶融めっき金属帯の製造プロセスにおいては避けて
通ることのできない現象であるため、ドロスが金属帯7
0に付着することを防止するあるいは低減する方法が必
要とされる。
ロール78、79は、常時高温の苛酷な環境にさらされ
るため、回転不良などのトラブルを生じ易く、このトラ
ブルが原因となって金属帯70に欠陥などの品質不良を
発生させることもある。このため、従来の溶融めっき金
属帯の製造においては、定期的にラインを停止して浴中
ロール78、79の手入れや交換を行わなければなら
ず、操業効率を大きく低下させている。
のニーズは年を追って高くなってきており、例えば自動
車用外板などの高級材を製造する場合には、所望の品質
を確保するため、欠陥が発生しにくい低速運転条件の下
で操業する、あるいは設備メンテナンスの頻度を増すな
どの対応を行って製造していた。そしてこの結果、操業
効率を向上させることには限界が生じていた。
のであって、従来よりも高品質の溶融めっき金属帯を製
造することができ、かつその金属帯の製造効率を向上す
ることができ、更に設備のメンテナンス費用を削減する
ことのできる溶融めっき金属帯製造方法及び製造装置を
提供することを目的とする。
い溶融金属めっき金属帯製造方法を開発するため、本発
明者らは鋭意研究を重ね、その過程で我々は浴中サポー
トロール79に着目するに至った。
いて考えると、主な機能としては金属帯幅方向反り矯
正機能、金属帯振動抑制機能の2つを挙げることがで
きる。
明する図である。
8において金属帯70が曲げと曲げ戻しを受けることに
よって発生すると考えられている。
直前の位置では、曲げ戻しにより、金属帯70にはシン
クロール78と接触している面に引張り応力、その反対
の面に圧縮応力が作用している。
ら離れて拘束力がなくなると、金属帯70のシンクロー
ル78と接触していた面では引張り応力が開放され元に
戻ろうとする力が働き、その反対の面では圧縮応力が開
放され元に戻ろうとする力が働く。このため、金属帯7
0はその応力分布によって両エッジがシンクロール78
側に曲がるような幅方向の反りが発生すると考えられて
いる。
た場合、ガスワイパ73部において、金属帯70とガス
ワイパ73との間隔が幅方向で一定でなくなる結果、金
属帯70の幅方向に付着量ムラが生ずることになる。
合には、金属帯70とガスワイパ73との接触を避ける
ために、金属帯70とガスワイパ73の間隔を狭めるこ
とが制限される。この結果、所望の溶融金属払拭能力を
確保するためにはワイピングガス圧力を高めなければな
らず、これが時としてワイピング時に激しく飛び散った
溶融金属が金属帯70に付着することにより発生するス
プラッシュと呼ばれる欠陥の原因となることが知られて
いる。
シンクロール78で発生した反りを矯正する。
正機能を説明する図である。
グロール79aと、このロールより所定距離下方に配置
され左右方向に移動可能に構成されたコレクトロール7
9bとの2本のロールで構成されている。シンクロール
78によって金属帯70は鉛直方向に方向転換されて通
板されるが、スタビライジングロール79aはこの通板
ラインよりもシンクロール78側に設けられ、コレクト
ロール79bはこの通板ラインに対して所定量Lだけ金
属帯70を押し込む位置に配置される。
78による曲げと曲げ戻しに起因する反りが発生してい
るが、コレクトロール79bを用いて押し込み量Lを適
切に調整することで、金属帯70に逆方向の曲げを加え
反りを矯正するものである。
機能について説明する。
78の回転不良やガタ、その他の外乱によって、ロール
の回転周波数成分で金属帯70が揺らされたり、金属帯
70自体の固有振動モードが励起されたりすることで発
生する。
属帯製造ラインでは金属帯70は溶融金属浴72に浸漬
した後、数十mの距離を何も触れるものがない状態で引
き上げられるため、非常に振動し易い状況に置かれてい
る。
ロール79で金属帯70を挟み込むことによってその振
動を抑制するものである。本構成では浴中サポートロー
ル79から遠い、溶融金属浴72のはるか上方では振動
抑制効果は期待できないが、浴中サポートロール79に
近いガスワイパ73の位置では振動の抑制が図れるた
め、品質上重要な付着量ムラを低減することが可能とな
る。
して金属帯幅方向の反り矯正と、金属帯振動抑制のため
に、数十年の長きに渡って使用されている設備であり、
その実績から溶融めっき金属帯製造ラインにとっては必
須の設備であると考えられている。
は以下のようないくつかの欠点も存在する。
不純物が付着し、浴中サポートロール79がその不純物
を金属帯70に押し付けることで疵などの欠陥を発生さ
せる。
レクトロール79bを押し込むことで金属帯70に生ず
る歪が一因となり、「腰折れ」と呼ばれる降伏点伸び欠
陥を発生させる。
やガタなどにより、金属帯70が振動することで金属帯
70に縞状のマークを発生させる。
れや交換のために設備停止が必要となり、操業効率を低
下させてしまう。また、メンテナンス費用も必要とす
る。
なければ発生しないものであるため、本発明者らは溶融
めっき金属帯製造プロセスから浴中サポートロール79
を外すことの可否について検討を行った。
中サポートロール79を取り外すことによる金属帯品質
への悪影響がないかどうかを検証した。これは、製造現
場においては、浴中サポートロール79には前述の機能
の他に、溶融金属浴中のドロスなどの異物が金属帯70
に付着しにくくする異物除去の機能があるため、浴中サ
ポートロール79を取り外すと金属帯70の欠陥発生を
増加させるとの通説があるためである。
装置を製作し、その中の流れの挙動を観察することで行
った。
い、その中にシンクロール78と浴中サポートロール7
9を模した設備80、81を配置し、さらに金属帯70
を模したエンドレスベルト82を配して構成した。
を用いているが、実際の溶融金属浴中のロール周りとレ
イノルズ数やフルード数が同等となるようにロール径や
ロール回転数を設定して、流体力学的に溶融金属浴中の
挙動を模擬できるようにしている。そして、流れを観察
するためのトレーサとしてアルミ粉を添加して実験を行
った。
す図である。
いては、圧力上昇による吐き出しの流れとなり、異物を
押し出そうとする現象が見られたが、ロール81の回転
による異物の巻込みも確認された。また、ロール81と
ベルト82との接触部上部においては、圧力低下による
吸い込みが発生し、むしろ異物が溜まり付着しやすい状
況を作り出していた。
トロール79には通説で言われているような異物除去機
能はなく、浴中サポートロール79を取り外してもその
ことによって欠陥の発生が増加することはないものと判
断した。
は金属帯70の幅方向の反り矯正機能と振動抑制機能が
代替できれば良いことになる。
する技術として、アクティブ振動制御技術を導入するこ
とに想到した。アクティブ振動制御技術はセンサで計測
した制御対象の振動を打ち消すような外力を何らかのア
クチュエータによって制御対象に加えることで振動を抑
制する技術であり、近年、コンピュータ能力の目覚しい
向上により広く普及してきている。また、アクチュエー
タが制御対象である金属帯70に加える外力に静的な力
も合わせれば、振動制御のみでなく、形状制御、すなわ
ち反りの矯正も可能となる。この技術は溶融金属めっき
技術が開発された時期には存在していなかったものであ
る。
クチュエータは非接触式であることが望ましいが、その
候補としては電磁石や流体力アクチュエータ(例えばエ
アパッド)などが挙げられる。
し、高品質の溶融めっき金属帯を効率良く製造する新し
い手段として、本発明者らは溶融金属浴中に方向転換手
段のみを有し、浴中サポートロール79の代替として溶
融金属浴上において非接触で金属帯の形状矯正および制
振を行う手段を有することを特徴とする溶融めっき金属
帯製造方法および装置を考案したものである。
造ライン特有の性質を考慮し、浴中サポートロールレス
を実現するための非接触金属帯制御装置などを必要最小
限の構成としている。すなわち、ガスワイパ部における
金属帯幅方向の反りは、前述の通り、必ず両エッジがシ
ンクロール側に曲がる向きになることに着眼し、非接触
金属帯制御装置をその反りの矯正に最低限必要な側の両
エッジ部のみに限定して設置したものである。
いる。
金属浴中に引き込む引込工程と、金属帯に溶融金属を付
着させるとともに溶融金属浴中では方向転換させる以外
の力学的作用を及ぼさずに金属帯を溶融金属浴外に引き
上げる付着工程と、金属帯に付着した過剰の溶融金属を
払拭するワイパによって溶融金属の付着量を調整する調
整工程と、ワイパの直前または直後で金属帯の形状を非
接触で制御する制御工程とを有し、制御工程は、金属帯
における帯幅方向の中央部付近がその端部に比べて突出
するように帯幅方向に生じる金属帯の反りを、中央部付
近が突出する金属帯の帯面側に帯中央を挟む位置2箇所
に配置された電磁石装置によって金属帯を非接触で制御
する溶融めっき金属帯の製造方法である。
溶融金属浴中に引き込む引込工程と、金属帯に溶融金属
を付着させるとともに溶融金属浴中では方向転換させる
以外の力学的作用を及ぼさずに金属帯を溶融金属浴外に
引き上げる付着工程と、金属帯に付着した過剰の溶融金
属を払拭するワイパによって溶融金属の付着量を調整す
る調整工程と、ワイパの直前または直後で金属帯の形状
を非接触で制御する制御工程とを有し、制御工程は、金
属帯における帯幅方向の中央部付近がその端部に比べて
突出するように帯幅方向に生じる金属帯の反りを、中央
部付近が突出する金属帯の帯面側の帯中央を挟む位置2
箇所に配置された電磁石装置と、該帯面側の裏面の中央
部に配置された電磁石装置とによって金属帯を非接触で
制御する溶融めっき金属帯の製造方法である。
めっき金属帯の製造方法において、調整工程により溶融
金属の付着量を調整された金属帯に対し、中央部を挟む
2箇所で制御する電磁石装置の配設される側の面との関
係で金属帯の表面又は裏面のいずれか一方の面側のみに
配設されたロールを押し付けて振動を抑制する振動抑制
工程を有する溶融めっき金属帯の製造方法である。
めっき金属帯の製造方法において、調整工程により溶融
金属の付着量を調整された金属帯に対し、その表裏に配
設された一対のロールを押し付けて振動を制御する振動
抑制工程を有する溶融めっき金属帯の製造方法である。
めっき金属帯の製造方法において、振動抑制工程にて振
動を抑制された金属帯を加熱して合金化処理を施す合金
化工程を有する溶融めっき金属帯の製造方法。
めっき金属帯の製造方法において、付着工程において
は、方向転換のため以外に、方向転換後に該金属帯に対
する1本のみのロール接触を行う溶融めっき金属帯の製
造方法である。
めっき金属帯の製造方法において、付着工程に代わる付
着工程として、金属帯に溶融金属を付着させるととも
に、溶融金属浴中における金属帯へのロール接触は、金
属帯の方向転換のためのみとしつつ、金属帯を溶融金属
浴外へ引き上げる工程を有する溶融めっき金属帯の製造
方法である。
融金属を前記金属帯に付着させるとともに、溶融金属浴
中にて金属帯に力学的作用を及ぼす手段として金属帯の
方向転換装置のみを有する溶融金属浴槽と、金属帯に付
着した過剰の溶融金属を払拭してその付着量を調整する
ワイパと、ワイパの直前または直後で金属帯の形状を非
接触で制御する制御装置とを備え、この制御装置が、金
属帯における帯幅方向の中央部付近がその端部に比べて
突出するように帯幅方向に生じる金属帯の反りを、中央
部付近が突出する金属帯の帯面側に、帯中央を挟む位置
2箇所に配置された電磁石装置によって金属帯を非接触
で制御する非接触制御装置である溶融めっき金属帯の製
造装置である。
融金属を金属帯に付着させるとともに、溶融金属浴中に
て金属帯に力学的作用を及ぼす手段として金属帯の方向
転換装置のみを有する溶融金属浴槽と、金属帯に付着し
た過剰の溶融金属を払拭してその付着量を調整するワイ
パと、ワイパの直前または直後で金属帯の形状を非接触
で制御する制御装置とを備え、この制御装置が、金属帯
における帯幅方向の中央部付近がその端部に比べて突出
するように帯幅方向に生じる金属帯の反りを、中央部付
近が突出する金属帯の帯面側の帯中央を挟む位置2箇所
に配置された電磁石装置と、該帯面側の裏面の中央部に
配置された電磁石装置とによって金属帯を非接触で制御
する非接触制御装置である溶融めっき金属帯の製造装置
である。
めっき金属帯の製造装置において、ワイパにより溶融金
属の付着量を調整された金属帯に押し付けてその振動を
抑制するロールを、金属帯に対し、中央部を挟む2箇所
で制御する電磁石装置の配設される側の面との関係で金
属帯の表面又は裏面のいずれか一方の面側のみに配設し
た溶融めっき金属帯の製造装置である。
めっき金属帯の製造装置において、ワイパにより溶融金
属の付着量を調整された金属帯に対し、その表裏に配設
されるとともに、金属帯に押し付けてその振動を抑制す
る一対のロールを備えた溶融めっき金属帯の製造装置で
ある。
めっき金属帯の製造装置において、ロールにて振動を抑
制された金属帯を加熱して合金化処理を施す合金化炉を
備えた溶融めっき金属帯の製造装置である。
めっき金属帯の製造装置において、溶融金属浴槽は、方
向転換のため以外に、方向転換後に該金属帯に接触する
1本のロールのみを備えた溶融めっき金属帯の製造装置
である。
めっき金属帯の製造装置において、溶融金属浴槽に代わ
る溶融金属浴槽として、溶融金属を保持してその溶融金
属を金属帯に付着させるとともに、溶融金属浴中にて金
属帯に接触する手段として金属帯の方向転換ロールのみ
を有する浴槽を備えたこ溶融めっき金属帯の製造装置で
ある。
説明する。なお、以下に説明する各実施の形態では金属
帯の1具体例として鋼帯を念頭においている。また、溶
融めっき鋼帯は亜鉛めっき鋼帯であり、溶融金属は亜鉛
である。
の溶融めっき金属帯製造装置の構成を示す図である。
雰囲気に保たれた筒状部を通って、溶融金属浴2中に引
き込まれる。溶融金属浴2中では方向転換用のロールで
あるシンクロール3によって通板方向が変換され鉛直に
引き上げられた後、ガスワイパ6でめっき付着量が調整
される。
ていた浴中サポートロールが存在せず、その代わりにガ
スワイパ6の直後に非接触金属帯制御装置7を設けてお
り、その非接触金属帯制御装置7を金属帯1がシンクロ
ール3と接する面の反対側の両エッジ付近のみに配置し
ている点が特徴である。ここでは非接触金属帯制御装置
7として電磁石を想定しており、電磁石は吸引力しか発
生できないのでこのような配置となっている。仮に非接
触金属帯制御装置7としてエアパッドのように反発力を
発生するものを想定した場合には、非接触金属帯制御装
置7の配置は図1、図2と反対でシンクロール3の側と
なる。
より良い制御が行えることを意味しているが、実ライン
ではガスワイパ6から後述する合金化炉までの間に設置
すれば良い。
7を金属帯1の一方の面の両エッジ付近のみに設置した
ことを特徴としている。これは、例えば反りなどの形状
を矯正する際には、非接触金属帯制御装置7を金属帯1
の両エッジと中央部の少なくとも3ヶ所に配設し、また
金属帯1の表面と裏面に配設する形態もあるが、金属帯
1の一方の面の両エッジ付近のみに設置すれば足りる場
合もあるとの知見に基づいて構成したものである。
に張力を受けているため、例えば垂直方向に移動する金
属帯1では、その金属帯1が側面から見て左右方向に変
動した場合であっても元の位置に復元しようとする復元
力が働いている。このため、この復元力を利用すること
によって、金属帯1の一方の面の両エッジ付近のみに形
状矯正力を作用させれば、中央部に形状矯正力を作用さ
せなくとも反り形状を平坦にできる場合があるとの知見
に基づくものである。
装置7の設置台数を減少させることができ、メンテナン
ス費用を削減することができる。
き金属帯製造装置の他の構成を示す図である。
スワイパ6の直後に配置する図1、図2に示す構成に対
して、非接触金属帯制御装置7をガスワイパ6の直前に
配置したことが特徴である。
より良い制御が行えることを意味しているが、実ライン
では溶融金属浴2からガスワイパ6までの間に設置すれ
ば良い。
設置しても金属帯の制御効果に大差はないが、ガスワイ
パ6の直後にワイピングによる気流を乱し得るものはな
い方が望ましいため、非接触金属帯制御装置7を設置で
きるスペースを確保できるかどうかなど溶融めっき金属
帯製造ラインの条件によっては図3のように配置するこ
とが有利な場合がある。
き金属帯製造装置の他の構成を示す図である。
装置7をガスワイパ6の直後に配置する図1に示す構成
に対して、複数セットの非接触金属帯制御装置7をガス
ワイパ6の直後に多段に配置したことが特徴である。
き金属帯製造装置の他の構成を示す図である。
御装置7をガスワイパ6の直後に多段に配置する図4に
示す構成に対して、複数セットの非接触金属帯制御装置
7をガスワイパ6の前後に配置したことが特徴である。
ことによって形状矯正あるいは振動抑制能力を効果的に
高めることが可能となる。そして、多段配置による構成
では、主に形状矯正を行う非接触金属帯制御装置7と、
主に振動抑制を行う非接触金属帯制御装置7とに役割を
分担させて構成しても良い。
の形状の変化は緩慢であるため、非接触金属帯制御装置
7に速い応答性はあまり要求されないのに対して、振動
抑制においては、金属帯1の振動の変化は速い現象であ
るため、非接触金属帯制御装置7には即応性が求められ
る。
は、形状矯正では金属帯1の厚みや張力によってかなり
大きな力を求められるのに対して、振動抑制では金属帯
1の共振を抑制できる程度の力で十分であることが多い
ため、例えばアクチュエータが電磁石であった場合に
は、形状矯正用と振動抑制用とではコイルの巻き数など
装置の基本仕様が異なる。
分担して構成することは制御性能を高める上で効果的で
ある。
反り形状矯正を行うことは、溶融金属浴2内を不必要に
かき乱さない点で有利である。すなわち、溶融金属浴2
中には、大量のドロスが存在し、これは溶融金属浴2底
部にも沈殿している。従って、いわゆるフロータや流体
力アクチュエータ等の手段により溶融金属浴2内をかき
乱してしまうと、せっかく沈殿しているドロスが舞って
しまい、金属帯1に付着して欠陥発生の原因となる。ま
たフロータ等の手段がなくても、通常のシンクロール3
に金属帯1が巻き付いて通板しているだけでもシンクロ
ール3と浴底部との間隔が狭い場合にはドロスは舞い上
がる。
御技術として電磁石と流体力アクチュエータを挙げてい
るが、両者を比較すると、本発明を実現する上では電磁
石の方が好ましい。その理由は次の通りである。流体
力アクチュエータを溶融金属浴2上で使用すると、流
体、例えば気流により金属帯1が不必要に冷却され、品
質上の問題が生じ得る。電磁石に比べ装置が大きく、
ガスワイパ6直上への設置は困難となる。また、配管や
送風機もスペースを取るため現実の実施が難しい。電
磁石に比べ所要電力が大きく、ランニングコストが高く
なる。
き金属帯製造装置の構成を示す図である。
スワイパ6の直後に配置する図1、図2に示す構成に対
して、非接触金属帯制御装置7の後段に金属帯1をシン
クロール3の反対側の面から押さえるタッチロール8を
配置したことが特徴である。
製造工程においては自動車用外板など合金化溶融めっき
材の製造の際に用いられることの多い設備で、金属帯1
の振動を抑制しパスラインを安定させる目的で設置され
る。
に触れるような設備を配置することは好ましくないが、
合金化溶融めっき材の製造時には更にこの後段で合金化
の処理を行うため、タッチロール8の接触程度の影響は
合金化処理によって目に見えない程度に消えてしまうの
である。
反対側の面だけに配置しているのは、金属帯1には非接
触金属帯制御装置7によりシンクロール3と接している
側から反対側方向への力が働いているため、金属帯1の
振動を抑制するにはこの力を受ける側にタッチロール8
を設けて金属帯1を拘束すれば十分だからである。
属帯1の振動はタッチロール8によって抑制し、非接触
金属帯制御装置7は主に形状矯正の役割を担っている。
この構成によれば、突発的に大きな振動が生じる場合で
も、タッチロール8によってこの振動の影響を軽減でき
るため、より安定した操業を行なうことができる。
き金属帯製造装置の構成を示す図である。
スワイパ6の直後に配置し、非接触金属帯制御装置7の
後段に金属帯1をシンクロール3の反対側の面から押さ
えるタッチロール8を配置する図6に示す構成に対し
て、タッチロール8を金属帯1の表裏両面に配置したこ
とが特徴である。
ッチロール8が金属帯1の表裏両面に直接触れてしまう
デメリットもあるが、より確実に金属帯1を拘束できる
ため、振動抑制の点では第2の実施の形態の発明の構成
よりも優れている。
においても非接触金属帯制御装置7について図3から図
5に示したような様々なバリエーションがあることは言
うまでもない。
き金属帯製造装置の他の構成を示す図である。
段に金属帯を押さえるタッチロール8を配置した図6、
図7の構成に対して、さらにこのタッチロール8の後段
に合金化炉9を備えたことが特徴である。
属帯1の振動を抑制できる反面、タッチロール8と金属
帯1との接触による影響がないとは言えない。しかし、
合金化炉9で合金化処理を施すとその影響はほとんど無
害化されるのである。
いても非接触金属帯制御装置7について図3から図5に
示したような様々なバリエーションがあることは言うま
でもない。
き金属帯製造装置の構成を示す図である。
段に金属帯を押さえるタッチロール8を配置した図6の
構成に対して、さらに溶融金属浴2中に1本のサポート
ロール5を備えたことが特徴である。この1本のサポー
トロール5を用いる効果について説明する。尚、以下で
は、より具体化した内容とするため非接触金属帯制御装
置7を電磁石7として説明する。
板することで金属帯1が塑性変形することにより発生す
るC反りは、シンクロール3から離れるに従って面外に
凸となる量が増加し、ある距離以上になると塑性変形量
に応じた一定量となる。従って、溶融金属浴2中にサポ
ートロール5がない場合には、金属帯1がシンクロール
3から離れる位置からガスワイパ6までの距離が、サポ
ートロール5がある場合と比較して長くなるため、ガス
ワイパ6の位置での金属帯1の形状を平坦化するに必要
な矯正力を強める必要がある。
ル5を設置して金属帯1に押付けることにより、その位
置においてC反り(面外変形)を見掛け上解消すること
ができるためガスワイパ6の位置での金属帯1の形状を
平坦化するに必要な矯正力(例えば、電磁石の場合には
供給電流)を小さくすることができる。
すると、タッチロール8との間の金属帯1の拘束間隔が
短くなるため、振動がより抑制されることになる。その
結果、付着量の長さ方向の均一化が図れ、更にガスワイ
パ6を金属帯1に近接して設置することができるためス
プラッシュ等をワイピングする効果が増加して外観欠陥
の低減も可能となる。また、2本の浴中サポートロール
を用いる場合と同等の振動抑制力を発揮する。
属帯1の反りを解消するようにシンクロール3とは反対
面側に設けて押し込んで配置している。このため、金属
帯1のC反りは反転して図6の場合とは反対側に反って
いる。そこで、電磁石7は図6で示す位置とは反対の面
側に設置しなければならない。
を変更したことに連動してタッチロール8についても電
磁石7が設置されている面側に配置を変更している。こ
れは前述のように、金属帯1には電磁石7の吸引力によ
ってサポートロール5が設置されている面側から電磁石
7が設置されている面側に向かう方向に力が働いている
ため、この力を受ける側にタッチロール8を設けて金属
帯1の振動を抑制するように拘束するためである。
は、この形態に限定されるものではない。電磁石7が設
置されている位置と反対面側にタッチロール8を1本の
み設ける場合であっても、金属帯1に押し込むようにタ
ッチロール8を配置することでタッチロール8と金属帯
1の接触点が振動の節となり、振動抑制の効果を発揮す
ることができる。即ち、金属帯1の表面又は裏面の何れ
の側に設けるものであってもタッチロール8を1本で構
成する形態が成立する。
の構成であるが、図11に示すようにタッチロール8を
2本で構成することもできる。この形態では、タッチロ
ール8が金属帯1の表裏両面に接触してしまうというデ
メリットもあるが、より確実に金属帯1を拘束できるた
め、振動抑制の点では第5の実施の形態よりも優れてい
る。
金属帯1の品質上の観点と操業安定性の観点の両面から
最適な形態を選定すれば良い。一般に、品質上の観点で
は、タッチロール1本配置、タッチロール2本配置の順
に優れている。また、操業安定性の観点では、タッチロ
ール2本を配置、タッチロール1本を電磁石7側に配
置、タッチロール1本を電磁石7と反対側に配置の順に
優れている。
態の溶融めっき金属帯製造装置の構成を示す図である。
本実施の形態では、図6の構成に対して、電磁石7を金
属帯1の表面と裏面とに配置したことが特徴である。
ら見た電磁石7の配置を示す図である。本実施の形態で
は、電磁石7は金属帯1の反りの形状に対応し、金属帯
1の凹面側の中央部に配置された電磁石7a、金属帯1
の凸面側の中央部を挟む両側のそれぞれの端部に配置さ
れた電磁石7b、7cで構成されている。このように、
電磁石7を金属帯1の表裏面の3個所の領域に設ける構
成を「3点構成」と呼ぶこととする。
金属帯1の表裏面に配置することで、溶融めっき金属帯
の製造条件が変更されて金属帯1に働く張力が小さくな
る場合であっても反り形状を効果的に制御することがで
きる。
めっき金属帯製造装置の他の構成を示す図である。本図
では、第5の実施形態に3点構成の電磁石を適用した構
成を示している。本形態では、図13の(2)に示すと
おり金属帯1の反り方向の反転に対応できるように、電
磁石7a、7b、7cを配置している。尚、本3点構成
の電磁石7が、タッチロール8が金属帯1の表裏面側に
配設されている形態についても適用できることは当然で
ある。
電磁石7、タッチロール8の種々の組み合わせの形態の
下で適用することが可能であり、金属帯1の製造形態に
合せて柔軟に構成することができる。
わせのみにおいて適用されるものではなく、電磁ワイピ
ング装置など過剰な溶融金属を払拭できる手段であれば
組み合わせて用いることができる。
ば、従来の溶融めっき金属帯の製造において必要不可欠
とされていたサポートロールを用いずに溶融めっき金属
帯を製造することができる。
のない高品質な溶融めっき金属帯を製造することができ
る。
要となるため、ロングサイクルの操業が可能となり、溶
融めっき金属帯の製造効率を上げることができる。
要となるため、メンテナンス費用を削減することもでき
る。
ライン特有の性質を考慮し、サポートロールレスを実現
するための非接触金属帯制御装置などを必要最小限の構
成としているため、低コストでかつ操業の妨げにならな
い。
減した構成で上記メリットを得ることができる。
品質な溶融めっき金属帯を製造することができる。
造装置の構成を示す図。
造装置の構成を示す別角度の図。
造装置の他の構成を示す図。
造装置の他の構成を示す図。
造装置の他の構成を示す図。
造装置の構成を示す図。
造装置の構成を示す図。
造装置の構成を示す図。
造装置の構成を示す図。
製造装置の他の構成を示す図。
製造装置の構成を示す図。
製造装置の他の構成を示す図。
図。
る図。
図。
Claims (14)
- 【請求項1】 金属帯をめっき金属である溶融金属浴中
に引き込む引込工程と、 前記金属帯に溶融金属を付着させるとともに、前記溶融
金属浴中では方向転換させる以外の力学的作用を及ぼさ
ずに前記金属帯を溶融金属浴外に引き上げる付着工程
と、 前記金属帯に付着した過剰の溶融金属を払拭するワイパ
によって、溶融金属の付着量を調整する調整工程と、 前記ワイパの直前または直後で前記金属帯の形状を非接
触で制御する制御工程とを有し、 前記制御工程は、前記金属帯における帯幅方向の中央部
付近がその端部に比べて突出するように帯幅方向に生じ
る金属帯の反りを、前記中央部付近が突出する金属帯の
帯面側に、帯中央を挟む位置2箇所に配置された電磁石
装置によって前記金属帯を非接触で制御することを特徴
とする溶融めっき金属帯の製造方法。 - 【請求項2】 金属帯をめっき金属である溶融金属浴中
に引き込む引込工程と、 前記金属帯に溶融金属を付着させるとともに、前記溶融
金属浴中では方向転換させる以外の力学的作用を及ぼさ
ずに前記金属帯を溶融金属浴外に引き上げる付着工程
と、 前記金属帯に付着した過剰の溶融金属を払拭するワイパ
によって、溶融金属の付着量を調整する調整工程と、 前記ワイパの直前または直後で前記金属帯の形状を非接
触で制御する制御工程とを有し、 前記制御工程は、前記金属帯における帯幅方向の中央部
付近がその端部に比べて突出するように帯幅方向に生じ
る金属帯の反りを、前記中央部付近が突出する金属帯の
帯面側の帯中央を挟む位置2箇所に配置された電磁石装
置と、該帯面側の裏面の中央部に配置された電磁石装置
とによって前記金属帯を非接触で制御することを特徴と
する溶融めっき金属帯の製造方法。 - 【請求項3】 前記調整工程により溶融金属の付着量を
調整された前記金属帯に対し、前記中央部を挟む2箇所
で制御する電磁石装置の配設される側の面との関係で前
記金属帯の表面又は裏面のいずれか一方の面側のみに配
設されたロールを押し付けて振動を抑制する振動抑制工
程を有することを特徴とする請求項1又は2に記載の溶
融めっき金属帯の製造方法。 - 【請求項4】 前記調整工程により溶融金属の付着量を
調整された前記金属帯に対し、その表裏に配設された一
対のロールを押し付けて振動を制御する振動抑制工程を
有することを特徴とする請求項1又は2に記載の溶融め
っき金属帯の製造方法。 - 【請求項5】 前記振動抑制工程にて振動を抑制された
金属帯を加熱して合金化処理を施す合金化工程を有する
ことを特徴とする請求項3又は4に記載の溶融めっき金
属帯の製造方法。 - 【請求項6】 前記付着工程においては、 方向転換のため以外に、方向転換後に該金属帯に対する
1本のみのロール接触を行うことを特徴とする請求項1
乃至5の内いずれか1の請求項に記載の溶融めっき金属
帯の製造方法。 - 【請求項7】 前記付着工程に代わる付着工程として、 前記金属帯に溶融金属を付着させるとともに、前記溶融
金属浴中における金属帯へのロール接触は、金属帯の方
向転換のためのみとしつつ、前記金属帯を溶融金属浴外
へ引き上げる工程を有することを特徴とする請求項1乃
至6のうち何れか1の請求項に記載の溶融めっき金属帯
の製造方法。 - 【請求項8】 金属帯をめっき金属である溶融金属浴中
に引き込むことにより溶融めっき金属帯を製造する装置
において、 前記溶融金属を保持してその溶融金属を前記金属帯に付
着させるとともに、前記溶融金属浴中にて前記金属帯に
力学的作用を及ぼす手段として金属帯の方向転換装置の
みを有する溶融金属浴槽と、 前記金属帯に付着した過剰の溶融金属を払拭してその付
着量を調整するワイパと、 前記ワイパの直前または直後で前記金属帯の形状を非接
触で制御する制御装置とを備え、 この制御装置が、前記金属帯における帯幅方向の中央部
付近がその端部に比べて突出するように帯幅方向に生じ
る金属帯の反りを、前記中央部付近が突出する金属帯の
帯面側に、帯中央を挟む位置2箇所に配置された電磁石
装置によって前記金属帯を非接触で制御する非接触制御
装置であることを特徴とする溶融めっき金属帯の製造装
置。 - 【請求項9】 金属帯をめっき金属である溶融金属浴中
に引き込むことにより溶融めっき金属帯を製造する装置
において、 前記溶融金属を保持してその溶融金属を前記金属帯に付
着させるとともに、前記溶融金属浴中にて前記金属帯に
力学的作用を及ぼす手段として金属帯の方向転換装置の
みを有する溶融金属浴槽と、 前記金属帯に付着した過剰の溶融金属を払拭してその付
着量を調整するワイパと、 前記ワイパの直前または直後で前記金属帯の形状を非接
触で制御する制御装置とを備え、 この制御装置が、前記金属帯における帯幅方向の中央部
付近がその端部に比べて突出するように帯幅方向に生じ
る金属帯の反りを、前記中央部付近が突出する金属帯の
帯面側の帯中央を挟む位置2箇所に配置された電磁石装
置と、該帯面側の裏面の中央部に配置された電磁石装置
とによって前記金属帯を非接触で制御する非接触制御装
置であることを特徴とする溶融めっき金属帯の製造装
置。 - 【請求項10】 前記ワイパにより溶融金属の付着量を
調整された前記金属帯に押し付けてその振動を抑制する
ロールを、前記金属帯に対し、前記中央部を挟む2箇所
で制御する電磁石装置の配設される側の面との関係で前
記金属帯の表面又は裏面のいずれか一方の面側のみに配
設したことを特徴とする請求項8又は9に記載の溶融め
っき金属帯の製造装置。 - 【請求項11】 前記ワイパにより溶融金属の付着量を
調整された前記金属帯に対し、その表裏に配設されると
ともに、前記金属帯に押し付けてその振動を抑制する一
対のロールを備えたことを特徴とする請求項8または9
に記載の溶融めっき金属帯の製造装置。 - 【請求項12】 前記ロールにて振動を抑制された金属
帯を加熱して合金化処理を施す合金化炉を備えたことを
特徴とする請求項10又は11に記載の溶融めっき金属
帯の製造装置。 - 【請求項13】 前記溶融金属浴槽は、 方向転換のため以外に、方向転換後に該金属帯に接触す
る1本のロールのみを備えたことを特徴とする請求項8
乃至12の内いずれか1の請求項に記載の溶融めっき金
属帯の製造装置。 - 【請求項14】 前記溶融金属浴槽に代わる溶融金属浴
槽として、 前記溶融金属を保持してその溶融金属を前記金属帯に付
着させるとともに、前記溶融金属浴中にて前記金属帯に
接触する手段として金属帯の方向転換ロールのみを有す
る浴槽を備えたことを特徴とする請求項8乃至13の内
いずれか1の請求項に記載の溶融めっき金属帯の製造装
置。
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