JPWO2012172648A1 - 連続溶融金属めっき設備における矯正力発生装置の位置設定方法 - Google Patents

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宏規 藤岡
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Abstract

【解決手段】鋼板(2)を連続して溶融金属浴(1)中に浸入させ、浴中から引き上げた鋼板(2)にワイピングノズル(5)からワイピングガスを吹き付け余剰の溶融亜鉛を除去し、前記ワイピングノズル(5)の上方に設置した矯正力発生装置(8)により鋼板(2)に電磁力を作用させてワイピングノズル(5)位置における鋼板(2)のC反りを非接触で矯正する連続溶融金属めっき設備において、前記矯正力発生装置(8)は、該設備(8)を通過する所定の板厚の鋼板(2)に対し、所定の変形を与える能力を持った電磁石(80)で構成され、前記矯正力発生装置(8)と前記ワイピングノズル(5)との距離が、以下の式(1)を満足するようにすることを特徴とする。C?A−D<B…(1)式

Description

本発明は、連続溶融金属めっき設備における電磁石式・非接触式矯正力発生装置による鋼板の反り形状矯正技術に関するものである。
溶融金属めっき設備において、鋼板は溶融金属浴中に配置したシンクロールで上向きに方向転換し、溶融金属中から引き上げられた際に付着した溶融亜鉛を、鋼板の両面からワイピングガスを吹き付け余剰の亜鉛を払拭することで、所望のめっき付着厚さをもつ金属めっき鋼板となる。
ここで、ワイピングノズル部を通過する鋼板には、溶融金属浴中においてシンクロールと接触する際、外周部分が引っ張られて伸びると共に内周部分が圧縮されて縮むという円筒塑性曲げによるL反りが発生し、その後、張力によってL反りが拘束され、板幅方向のC反り変形が発生する。
例として一般的設備仕様及び運転条件であるシンクロール径800mm、鋼板張力3kgf/mm2において、幅1mの鋼板に発生するC反り量を図10に示す。板厚1mmの鋼板で発生するC反り量は2mm程度であるが、板厚の増加に伴い増加し、板厚3.2mmで発生するC反り量は33mm程度となる。
余剰の溶融亜鉛をワイピングガスで払拭する際、ワイピングノズルと鋼板との距離が近いところでは付着量は薄く、逆に遠いところでは付着量は厚くなる。従って、一般的な目的とされる板幅方向めっき付着量偏差が10〜20g/m2以下のめっき鋼板を得るため、上述のC反り量をワイピングノズル部で1〜2mm程度までフラットに抑え込む形状矯正技術の1つとして、浴中サポートロール押込み位置調整が行われている。
安定した通板を行うため板継ぎ時の先行板と後行板との板厚差は20%程度以下に抑えられている。例えば、板厚1.8mmで1m幅の鋼板を操業中板厚2.3mmに板厚変更を行うと、図10に示す通り、C反り量が18mmから28mmへとl0mm程度変化するのに合せて浴中サポートロール押込み位置調整を行うが、鋼板の反り量変化のタイミングに完全に合わせることは難しい。従って、鋼板がワイピングノズルに接触し板破断が生じないよう、鋼板とワイピングノズルとの間隔は、少なくとも10mm程度確保されている。
C反り発生量は鋼板材質(ヤング率、降伏応力)によっても異なるため、同一サイズの鋼板を通板中でも母材の鋼板材質が違うコイルを板継したり、同一コイル内でも圧延条件の違いにより鋼板の板幅方向母材形状が異なると、C反り量が変化するため、その都度、浴中サポートロール押込み位置調整が必要となる。
浴中サポートロール押込み量を1mm変化させただけでもワイピングノズルと鋼板との距離は2〜3mm程度変化し、その結果、めっき付着量に10g/m2程度の影響を及ぼすため、浴中サポーロール押込み制御はめっき付着量に敏感な制御である。
しかし、溶融金属浴内の浴中サポートロール状況は溶融金属浴外から見えず、また、浴中サポートロールと浴中サポートロール軸受けとの間は操業中に形成する亜鉛と鉄等との合金層による回転不良を防ぐため1〜2mm程度のクリアランスが設けられている。
そのため、一旦ワイピングノズル部のC反り量を1〜2mm程度まで浴中サポートロール押込み位置制御でフラットに抑え込んだ後は、操業トラブルを避けるため、多少めっき付着量偏差が大きくなっても、同一コイルサイズ条件下であれば浴中サポートロール押込み位置調整は行われないことが多い。
しかし、近年、板厚1mm前後で板幅方向及び板長手方向のめっき付着量が均一な鋼板へのニーズの高まりから、ワイピング部のC反り量を1〜2mm程度に抑え込むためワイピングノズルの上方に非接触式矯正力発生装置を設けるラインが最近増加している(特許文献1)。
特開2008−280587 特開2009−68040 特開2009−114534
DEMCOR -System Dynamic Electro-Magnetic Coating Optimizer Holger Behrens Strip Processing Lines Division, SMS Demag AG, Walder Strasse 51-53, 40721 Hilden, Germany Pascal Fontaine and Martin Sjoestroem Fontaine Engineering und Maschihen GmbH, Industriestr. 28, 40764 Langenfeld, Germany oct.26-29,2008
溶融金属めっき設備で処理する鋼板の板厚は6mm程度まであるが、めっき付着量の均一性が要求されるのは、大きな曲げ加工等の際に剥離が生じないよう密着性が要求される冷延鋼板である。冷延鋼板用溶融金属めっき設備で処理する板厚は、一般的に2.3mmまでが殆どであり、最大でも3.2mmまでである。
ほぼ1フィート(304.8mm)単位で板幅が異なる鋼板に対応するため、図7に示す通り、矯正力発生装置8内において、3フィート幅の鋼板には少なくとも3個、4フィート幅の鋼板には、少なくとも4個の電磁石80を板幅方向に設置する。電磁石80の幅は約165mmである。
図8は、4フィート幅の鋼板に4個の電磁石80を板幅方向に設置した場合の1個の電磁石吸引力と鋼板−電磁石間距離との関係を板厚毎に示したものである。鋼板−電磁石間距離が広くなると電磁石吸引力は低下する。また、特許文献2に示す通り、鋼板−電磁石間距離を狭めると電磁石の特性上鋼板に接触する危険が高まってしまうため、通常使用範囲は10mm〜15mmとしている。
また、鋼板−電磁石間距離が10mmの場合と15mmの場合における板厚毎の電磁石1個当たりの吸引力を図9に示す。電磁石−鋼板間距離が10mmの場合、電磁石吸引力は板厚3.2mmまでほぼ直線的に増加し50kgfとなるが、3.2mm以上の板厚では鋼板に入る磁気特性が飽和し吸引力はわずかしか増加しない。板厚6mmの場合、3.2mmに比べ板厚は約2倍となるが、吸引力は1.2倍の60kgfにとどまる。鋼板−電磁石間距離が15mmの場合には、板厚が3.2mmから6mmへと増加しても吸引力は増加しないことを示している。
従って、電磁石式・非接触式矯正力発生装置により鋼板の反り矯正を行う対象は、その必要性と板厚に応じて吸引力が増す板厚3.2mmまでを対象領域とすることが設備面でも効率的と言える。3.2mm以上の板厚領域では、めっき付着量均一性への要求はそれほど高くないため、現在使用されている浴中サポートロール押込み位置制御で十分と言える。
電磁石式・非接触式矯正力発生装置による鋼板の反り板形状矯正は弾性範囲の矯正であるため、矯正力発生装置位置で鋼板形状がフラットになっても、矯正力発生装置での矯正効果が著しく減衰するほど離れた位置にワイピングノズルを設置するとC反り量が回復してしまう課題がある。
従って、矯正力発生装置はワイピングノズルに近い位置に設置することが望ましい。また、鋼板が溶融金属浴から引き上げられる際、ライン張力、ガスワイピング後の空冷、浴中サポートロール回転、等の変動により、鋼板に振動が発生しやすいため、振動によっても鋼板が矯正力発生装置に接触しないよう対応が必要である。
溶融金属めっき設備においては、ワイピングノズルとその上方の合金化加熱装置との間にタッチロールを設け、板反りを機械的にさらに矯正した後、合金化加熱装置で合金化処理して合金化亜鉛めっき鋼板(以下、GA(galvannealing)製品)を生産するものもある。
めっき後の鋼板表面品質の維持のため、タッチロールあるいは、矯正力発生装置が用いられるが、いずれの場合においても、図12に示すように、ワイピングノズル上部領域は、鋼板エッジに自動追従してエッジオーバーコートやスプラッシュ発生を防止するバッフルプレート12の駆動装置20や鋼板エッジを検出するエッジセンサー21、配線及び配管22を設置するスペースとしても利用されているため、矯正力発生装置8とワイピングノズル5との間隔は1.5m程度離れていた。
ここで、矯正力発生装置8は、板位置計測センサーの上下2段に配置されているため、矯正力発生装置位置が板位置計測センサーを示している。
尚、エッジオーバーコートとは、ワイピングノズルからの吐出ガスは鋼板の存在しないところでは圧力が下るため、鋼板の側端付近では溶融めっき金属が吹き飛ばされず盛り上がってしまう現象であり、また、スプラッシュ発生とは、ワイピングノズルからの吐出ガスで吹き飛ばした溶融めっき金属粒(スプラッシュ)がノズルの下方にあるめっき浴(ポット)へ落下せず、鋼板やワイピングノズルなど周辺の装置に付着する現象である。
そのため、矯正力効果は、図13に示す通り、矯正力発生装置位置で10mmの反りを1mmまで矯正しても、ノズル部では反り量が6mmまで回復してしまう問題がある。ワイピングノズル5から多少離れていても矯正力発生装置8が大きな矯正力を出すことが出来れば減衰への対策となる。
しかしながら、図6に示す通り、板厚3.2mmの鋼板の場合、矯正力発生装置をワイピングノズルから1.5m離れた位置に設置すると、1フィート幅当たり400kgfの矯正力を必要とすることになるが、図8から1フィート幅当たりの電磁石の吸引力は26kgf〜50Kgfであるため、電磁石を通板ライン方向に8列も並べる必要がある。
一方、従来の矯正力発生装置は通板ライン方向に電磁石を1〜2列並べた構造であるため、板厚3.2mmの鋼板をフラットに矯正するために必要な吸引力を与えることができず、ワイピングノズル位置で反り量が残り、めっき付着量均一性があるめっき鋼板を得ることが出来なかった。
また、GA製品を生産する場合、ガスワイピング後、合金化加熱装置までの距離が離れると通板中に鋼板エッジ部が過冷され、均一加熱を行う合金化処理で鋼板エッジの加熱不足による合金化むらと言った欠陥が生じることとなる。そのため、図12に示すように、エッジバーナ23及びその駆動装置24を矯正力発生装置8と合金化加熱装置25との間に設置する等、対策が必要となる。
特許文献2では、矯正力発生装置(=非接触制御装置)単独で形状矯正することが可能か否かの判断を行い、可能であれば矯正力発生装置単独で制御を行い、否の場合には、浴中サポートロール単独、または、浴中サポートロールと矯正力発生装置を併用して鋼板の形状矯正することが提案されている。
但し、矯正力発生装置で使用する電磁石吸引力制約から、矯正力発生装置単独で形状矯正できる領域には上限があることは一般的に自明のことであり、また、特許文献2には、矯正力発生装置単独で制御可能と判断する具体的な方法や板厚範囲は記載されておらず、一般的な操業方法を記載しているのにとどまっている。
また、一般的な電磁石を使用した矯正力発生装置において、矯正力発生装置単独で制御できる範囲を規定する方法はなかった。
上記課題を解決する本発明の請求項1に係る連続溶融金属めっき設備は、鋼板を連続して溶融金属浴中に浸入させ、浴中から引き上げた鋼板にワイピングノズルからワイピングガスを吹き付け余剰の溶融亜鉛を除去し、前記ワイピングノズルの上方に設置した矯正力発生装置により鋼板に吸引力である矯正力を作用させてワイピングノズル位置における鋼板のC反りを非接触で矯正する連続溶融金属めっき設備において、前記矯正力発生装置は、該設備を通過する所定の板厚の鋼板に対し、所定の変形を与える能力を持った電磁石で構成され、前記矯正力発生装置と前記ワイピングノズルとの距離が、以下の式(1)を満足するようにすることを特徴とする。
C×A−D<B…(1)式
但し、A:矯正力0の場合のワイピングノズル位置における鋼板の反り量(mm)
B:鋼板を挟んで設置する矯正力発生装置の間隔(mm)
C:ワイピングノズル位置における鋼板の反りを1mm低減するために矯正力発生装置位置で与えなければならない変形量(mm/mm)で定義される反り矯正係数
D:矯正力0の場合の矯正力発生装置位置における反り量(mm)
上記課題を解決する本発明の請求項2に係る連続溶融金属めっき設備は、請求項1に係る連続溶融金属めっき設備において、前記鋼板の板厚は3.2mm以下であることを特徴とする。
上記課題を解決する本発明の請求項3に係る連続溶融金属めっき設備は、請求項1に係る連続溶融金属めっき設備において、前記鋼板の板厚は3.2mm以下とし、かつ、前記矯正力発生装置と前記ワイピングノズルとの距離は700mm以下であることを特徴とする。
本発明の請求項1に係る連続溶融金属めっき設備によれば、溶融金属浴を通ってめっきされる鋼板に対し、電磁石の吸引力に応じて配置した電磁石式矯正力発生装置によりC反りと逆の反りを与え、鋼板が矯正力発生装置に接触することなく、有効にワイピングノズル位置での鋼板のC反りを矯正可能とする。
本発明の請求項2に係る連続溶融金属めっき設備によれば、請求項1に係る連続溶融金属めっき設備と同等な効果を奏する他、めっき付着量の均一性が要求され、板厚に応じて吸引力が増す板厚3.2mmまでを鋼板の対象領域とするので、設備面でも効率的である。しかも、板厚3.2mmまでを鋼板の対象領域とするので、電磁石を通板ライン方向に1列配置するコンパクトな設計としても、鋼板のC反りを十分に矯正可能である。
本発明の請求項3に係る連続溶融金属めっき設備によれば、請求項2に係る連続溶融金属めっき設備と同等な効果を奏する他、ワイピングノズルから700mm以内に矯正力発生装置を設置するため、合金化加熱装置までの距離短縮により鋼板エッジ部の過冷が防止でき、エッジバーナ設置、等の付帯設備が不要となる。
本発明の実施例に係る溶融金属めっき設備の概略図である。 本発明の比較例に係る溶融金属めっき設備の概略図である。 1m幅の鋼板をワイピングノズルの位置(以下、ノズル部とも言う)で1mm反りを低減させるために矯正力発生装置位置で与えなければならない変形量(mm)で定義される反り矯正係数:Cと、電磁石−ノズル間距離:Lとの関係を示す片対数グラフである。 図4(a)は電磁石−ノズル間距離が600mmの場合における矯正力発生装置位置での平面図、図4(b)は電磁石−ノズル間距離が600mmの場合における連続溶融金属メッキ設備の正面図である。 図5(a)は電磁石−ノズル間距離が1500mmの場合における矯正力発生装置位置での平面図、図5(b)は電磁石−ノズル間距離が1500mmの場合における連続溶融金属メッキ設備の正面図である。 1m幅の鋼板をノズル部で1mm反りを低減させるために矯正力発生装置位置で1フィート幅当たりに必要とする吸引力:Fiと電磁石−ノズル間距離:Lとの関係を示す片対数グラフである。 矯正力発生装置位置における、矯正力0の場合の鋼板形状、矯正力発生装置により逆反りを発生させた場合の鋼板形状と、電磁石との位置関係を示す平面図である。 矯正力発生装置に使用する電磁石1個当たりの吸引力と、鋼板−電磁石間距離との関係を示すグラフである。 鋼板−電磁石間距離10mm、及び、15mmにおける、矯正力発生装置に使用する電磁石1個当たりの吸引力と鋼板の板厚との関係を示すグラフである。 シンクロール径800mm、鋼板張力3kgf/mm2において、幅1mの鋼板にシンクロールで上向きに方向転換する際に発生するC反り量の解析結果を示す。 本発明を具現化した矯正力発生装置とワイピングノズルとの関係を示す断面図である。 従来の矯正力発生装置とワイピングノズルとの関係を示す正面図である。 板厚3.2mmの鋼板に矯正力発生装置により矯正力を与えた場合の鋼板のC反り形状を示す。
以下、本発明について、図面示す実施例を参照して具体的に説明する。
本発明の第1の実施例を図1に示す。
図1に示すように、溶融金属浴1中に鋼板2を連続して浸入させつつ、溶融金属浴1中に配置したシンクロール3で鋼板2を上向きに方向転換させ、鋼板2に対して浴中サポートロール4a,4bを両側から接触させ、鋼板自身がもつC反りを矯正させた後、鋼板2を溶融金属浴1中から引き上げ、鋼板2の両面へ向けてワイピングノズル5からワイピングガスを吹き付け、余剰の溶融金属を払拭し、所望のめっき付着厚さとする。
鋼板2は、シンクロール3と接触する際に、円筒塑性曲げによりL反りが発生し、その後、張力によってL反りが拘束され、板幅方向の反り変形であるC反りが発生する。
鋼板2にC反りがあると、ワイピングノズル5と鋼板2との距離が幅方向で異なりめっき付着量が板幅方向に均一とならないため、浴中サポートロール4a,4bの押込み調整、等によりC反り矯正を行うことになるが、浴中サポートロール押込み調整制御はめっき付着量に関し敏感な制御である。
そこで、浴中サポートロール押込み調整制御を頻繁に行う代わりに、ワイピングノズル5の上方に非接触の矯正力発生装置8を設け、鋼板2に対して吸引力を作用させることにより、鋼板2のC反りを非接触で形状矯正を行う。その後、形状矯正された鋼板2は、トップロール6で水平に方向転換し、めっき付着量センサ7でめっき付着量が検出される。
例えば、矯正力発生装置8としては、図7に示すように、鋼板2の両側に板幅方向に複数個の電磁石80を配置し、鋼板2に対して吸引力を板幅方向中央部と両端部と逆向きに作用させることで、鋼板2のC反り矯正を行う。
図1に示す通り、矯正力発生装置8の直上に、鋼板2の位置を計測する板位置計測センサ9を付設する。板位置計測センサ9は、矯正力発生装置による鋼板の反り矯正効果の確認、及び、鋼板の逆反り目標位置の設定に使用するものであり、極力、矯正力発生装置8の近傍に設置することが好ましい。矯正力発生装置8と板位置計測センサ9を合わせて非接触式板位置調整装置10と言う。
非接触式の矯正力発生装置8を使用し、ワイピングノズル5の位置における鋼板2のC反りを矯正するため、図7に示す通り、矯正力発生装置8の位置において、鋼板2のC反りと逆向きの反り矯正量を与えることとなる。
図1中において、符号aは、矯正力発生装置8をOFFとしたときの鋼板2のパス位置を示し、符号bは、矯正力発生装置をONとしたときの鋼板2のパス位置を示す。矯正力発生装置8がOFFのときは、鋼板2はC反り(凸反り)であるが、矯正力発生装置8がONのときは、矯正力発生装置8の近傍において鋼板2は逆向きの反り(凹反り)となり、ワイピングノズル5の位置における鋼板2はフラットとなる。
矯正力発生装置8の間隙、つまり、鋼板2を間に挟む電磁石の間隙をB’とすると、鋼板が直接電磁石に接触しないよう2mm厚さの保護用カバー81で電磁石表面を覆うと、矯正力発生装置8の位置における矯正量発生装置の間隔B=B’−2×2となる。例えば、B’=20mmとするとB=20−4=16mmとなる。
図1に示すように、矯正力発生装置8がOFFのとき、つまり、矯正力0のとき、ワイピングノズル5の位置での鋼板の反り量をA、矯正力発生装置8の位置での反り量をDとする。更に、ワイピングノズル5の位置における鋼板2の反りを1mm低減するのに必要な矯正力発生装置8での反り矯正量(mm)である反り矯正係数(mm)をCとすると、ワイピングノズル5の位置における鋼板2をフラットに矯正するため、矯正力発生装置8が与えるべき反り矯正量は、ワイピングノズル5の位置での鋼板の反り量Aに、上記反り矯正係数Cを乗じたもの(=C×A)となる。
ワイピングノズル位置までに鋼板のC反り量はある程度回復するため、図1に示す通り、C×Aの大きさは、矯正力0のときの矯正力発生装置8の位置での反り量Dよりも大きくならなければならない。矯正力を与えた結果、矯正力発生装置8の位置での反り量の大きさは、(C×A−D)となる。尚、図7中において、2′は矯正力0のときの矯正力発生装置位置における鋼板形状、2″は矯正力発生装置により逆反りを発生させた場合における矯正力発生装置位置における鋼板形状である。また、図7に示すように、一般的な電磁石80の幅は、生産する鋼板の幅の種類、生産量なども考慮して設計されるが、ここでは、約165mmの電磁石を採用した。
矯正力発生装置8にて与える逆反り量が大きすぎると、鋼板2が矯正力発生装置8に接触し鋼板2に傷が発生、あるいは、矯正力発生装置8に損傷を与えることになる。そのため、矯正力発生装置8の位置での反り量(C×A−D)は、鋼板2を間に挟む電磁石の間隙B’から電磁石保護用カバー厚さを差し引いた矯正力発生装置間隔Bより小さいことが条件となる。従って、鋼板2が矯正力発生装置8に接触しない条件は(1)式で表せる。
C×A−D<B…(1)式
図3に、幅1m幅の鋼板をノズル部で1mm反りを低減するために矯正力発生装置位置で与えなければならない変形量(mm)で定義される反り矯正係数Cを弾性変形解析によって板厚ごとに求めたものを示す。
例えば、板厚3.2mmで電磁石−ノズル間隔600〜700mmの場合、Cは3〜4となる。
つまり、ワイピングノズル位置で1mmの反り量を矯正力発生装置位置で矯正するには、その3〜4倍の3〜4mm逆反り矯正する必要がある。具体的には、電磁石−ノズル間隔600mmの場合におけるこれら鋼板形状の概略図を図4(a)(b)示す通り、ワイピングノズル位置で1mmの反り量を矯正力発生装置位置で矯正するには、その3倍の3mm逆反り矯正する必要がある。
一方、電磁石−ノズル間隔1500mmの場合におけるこれら鋼板形状の概略図を図5(a)(b)に示す通り、ワイピングノズル位置で1mmの反り量を矯正力発生装置位置で矯正するには、その20倍の20mm逆反り矯正する必要がある。
図3をもとに、1m幅の鋼板をノズル部で1mm反りを低減するために矯正力発生装置位置で1フィート当たりに必要とする吸引力と電磁石−ノズル間距離とを対数表示したものを図6に示す。電磁石−ノズル間距離が離れるに従って、矯正力発生装置8で必要とする吸引力は指数関数的に増加する。
一方、矯正力発生装置8の電磁石80で与えることができる吸引力は、図8の通り、電磁石と鋼板との通常運転範囲の距離において、板厚3.2mmの鋼板に対し26〜50kgfである。図6は、板厚3.2mm、幅1mの鋼板をノズル部で1mm反りを低減させるために、矯正力発生装置位置で1フィート当たりに必要とする吸引力Fi(kgf/165mm)と電磁石−ノズルの間隔との関係を示すグラフである。図6から明らかな通り、吸引力Fiが26〜50kgfであれば、電磁石−ノズルの間隔は600〜700mmとなる。
矯正力発生装置8で与える具体的な逆反り矯正量を以下に示す。A<Dであるが、ワイピングノズル位置と矯正力発生装置位置での鋼板の反りを仮に、A≒Dとし、また、反り矯正係数C=3とし、2mm厚さの保護用カバー81で電磁石表面を覆う場合には、矯正力発生装置8の位置における矯正量発生装置の間隔B=16mmを(1)式を入れると、3×A−A<B=16mmとなることから、矯正力0の場合におけるワイピングノズル5位置における鋼板2の反り量A<8mmと求まる。従って、矯正力発生装置8で与える逆反り矯正量はC×A<3×8=24mmとなる。
電磁石をワイピングノズル上部に密着させた場合が電磁石−ワイピングノズル間隔の最小寸法となる。ワイピングノズル高さは200〜300mm、電磁石高さは100〜150mmの場合、最小寸法は、((200〜300)+(100〜150))/2=150〜225mmとなる。尚、この最小寸法は適用するワイピングノズル及び電磁石寸法によって異なる。
本実施例において、(1)式を満たすように、距離のファクターである反り矯正係数Cにより矯正力発生装置−ノズル間距離を設定するので、ワイピングノズル位置での反り量をフラットに抑え込むのに必要な矯正力を矯正力発生装置位置で確実に与えることが可能となる。
比較例
本発明の比較例を図2に示す。
この比較例は、ワイピングノズル5と矯正力発生装置8との間隔が約1500mmである非特許文献1に関するものである。
非特許文献1の第11頁右欄22行〜23行には、「The distance between the gap of the air knife and magnet centre is approx. 1500mm .」と記載され、ここで「air knife」はワイピングノズルに相当し、「magnet」は矯正力発生装置に相当するから、矯正力発生装置とワイピングノズルとの間隙は、従来では、約1500mmとしていたことが判る。
ワイピングノズル5と矯正力発生装置8との間隔が約1500mmであると、図6から板厚3.2mmの鋼板を矯正するのに必要な吸引力は400kgf程度であるのに対し、図9から電磁石で与えることの出来る矯正力は50kgf程度である。
従って、比較例では、電磁石−ノズル間距離700mmの場合と同じように、逆反り量24mmを鋼板に与えることはできるが、ノズル部では矯正効果が著しく減衰してしまう結果となる。
図2中において、符号aは、矯正力発生装置8をOFFとしたときの鋼板2のパス位置を示し、符号bは、矯正力発生装置をONとしたときの鋼板2のパス位置を示す。
矯正力発生装置8がOFFのときは、鋼板2はC反り(凸反り)であるが、矯正力発生装置8がONのときは、矯正力発生装置8の近傍において鋼板2は逆向きの反り(凹反り)となるが、ワイピングノズル5の位置における鋼板2にはC反り(凸反り)が残留している。
本発明の第2の実施例を図11に示す。この実施例は、矯正力発生装置のコンパクト化を図ったものである。また、図11は本発明を具現化した矯正力発生装置とワイピングノズル、バッフルプレート、及び、クッションプレートとの位置関係を示す。
即ち、ワイピングノズル高さは200〜300mm、電磁石高さは100〜150mmあるため、電磁石−ノズル間距離として、最小限((200〜300)+(100〜150))/2=150〜225mmは必要となる。また、本実施例において、矯正力発生装置8は、通板ライン方向に電磁石を1個配置したものであり、通板ライン方向に電磁石を2個配置したものに比較し、ワイピングノズル5までの距離を短縮化できる。
一方、ワイピングノズル上部付近には、鋼板エッジに自動追従してエッジオーバーコートやスプラッシュ発生を防止するバッフルプレート12が設置されている。
また、ワイピングノズル5からワイピングガスを鋼板2に向けて噴射し、ワイピングノズル5と鋼板2との間に静圧領域を形成し鋼板振動を抑制するようにしているが、この静圧領域はワイピングノズル5と鋼板2との間にしか形成されず狭いため、ワイピングノズル上部付近に機器を設置する場合には、ワイピングノズル廻りのガス流れを安定化させ、機器に鋼板2が接触しないようエアエクッション効果を持つクッションプレート11を組み込むこととなる(特許文献3参照)。
エアクッション効果が有効に作用する長さは450mm程度であるため、板厚3.2mmに対し電磁石−ノズル間距離を(150〜225)+450=600〜675mm程度以下にするには、スペース的にかさばるこれら関連機器及びその駆動装置の共用化が望ましい。
つまり、バッフルプレート12とクッションプレート11を共通の駆動装置を使用し鋼板エッジに対する位置調整制御を行い、また、矯正力発生装置8とワイピングノズル5とは共通の駆動装置を使用し鋼板中心に対する位置調整制御を行うことで、重複スペースが排除でき、ワイピングノズル5と矯正力発生装置8との間隔700mm以下が容易に達成可能となる。
本発明は、連続溶融金属めっきする設備において、ワイピングノズル位置における鋼板の反り量をフラットに矯正できるので、板幅方向のめっき付着量分布が均一な鋼板の生産が可能となる。
1 溶融金属浴
2 鋼板
3 シンクロール
4a,4b 浴中サポートロール
5 ワイピングノズル
6 トップロール
7 めっき付着量センサ
8 矯正力発生装置
9 板位置計測センサ
10 非接触式板位置調整装置
11 クッションプレート
12 バッフルプレート
20 バッフルプレート駆動装置
21 エッジセンサー
22 配線及び配管
23 エッジバーナ
24 エッジバーナ駆動装置
25 合金化加熱装置
80 電磁石
81 電磁石保護カバー
本発明は、連続溶融金属めっき設備における電磁石式・非接触式矯正力発生装置による鋼板の反り形状矯正技術における矯正力発生装置の位置設定方法に関するものである。
上記課題を解決する本発明の請求項1に係る連続溶融金属めっき設備における矯正力発生装置の位置設定方法は、鋼板を連続して溶融金属中に侵入させ、浴中から引き上げた鋼板にワイピングノズルからワイピングガスを吹き付け余剰の溶融金属を除去する連続溶融金属めっき設備の前記ワイピングノズル上方に設置され、鋼板に矯正力を作用させてワイピングノズル位置における鋼板のC反りを非接触で矯正する矯正力発生装置の位置を設定する方法において、前記矯正力発生装置は、該設備を通過する鋼板の板厚に応じて与える変形量を変更可能な電磁石で構成され、前記矯正力発生装置と前記ワイピングノズルとの距離を、前記ワイピングノズル位置における鋼板の反りを1mm低減するために前記矯正力発生装置位置で与えなければならない変形量(mm/mm)で定義される反り矯正係数Cを用いて設定する連続溶融金属めっき設備における矯正力発生装置の位置設定方法において、前記矯正力発生装置と前記ワイピングノズルとの距離を、以下の式(1)を満足するように設定することを特徴とする。
C×A−D<B…(1)式
但し、A:矯正力0の場合のワイピングノズル位置における鋼板の反り量(mm)
B:鋼板を挟んで設置する矯正力発生装置の間隔(mm)
C:ワイピングノズル位置における鋼板の反りを1mm低減するために矯正力発生装置位置で与えなければならない変形量(mm/mm)で定義される反り矯正係数
D:矯正力0の場合の矯正力発生装置位置における反り量(mm)
上記課題を解決する本発明の請求項に係る連続溶融金属めっき設備における矯正力発生装置の位置設定方法は、請求項1記載の連続溶融金属めっき設備における矯正力発生装置の位置設定方法において、前記矯正力発生装置と前記ワイピングノズルとの距離は700mm以下に設定することを特徴とする。
本発明の請求項1に係る連続溶融金属めっき設備における矯正力発生装置の位置設定方法によれば、溶融金属浴を通ってめっきされる鋼板に対し、電磁石の吸引力に応じて配置した電磁石式矯正力発生装置によりC反りと逆の反りを与え、鋼板が矯正力発生装置に接触することなく、有効にワイピングノズル位置での鋼板のC反りを矯正可能とする。
本発明の請求項に係る連続溶融金属めっき設備における矯正力発生装置の位置設定方法によれば、イピングノズルから700mm以内に矯正力発生装置を設置するため、合金化加熱装置までの距離短縮により鋼板エッジ部の過冷が防止でき、エッジバーナ設置、等の付帯設備が不要となる。
また、ワイピングノズル5からワイピングガスを鋼板2に向けて噴射し、ワイピングノズル5と鋼板2との間に静圧領域を形成し鋼板振動を抑制するようにしているが、この静圧領域はワイピングノズル5と鋼板2との間にしか形成されず狭いため、ワイピングノズル上部付近に機器を設置する場合には、ワイピングノズル廻りのガス流れを安定化させ、機器に鋼板2が接触しないようエアクッション効果を持つクッションプレート11を組み込むこととなる(特許文献3参照)。
エアクッション効果が有効に作用する長さは450mm程度であるため、板厚3.2mmに対し電磁石−ノズル間距離を(150〜225)+450=600〜675mm程度以下にするには、スペース的にかさばるこれら関連機器及びその駆動装置の共用化が望ましい。

Claims (3)

  1. 鋼板を連続して溶融金属浴中に浸入させ、浴中から引き上げた鋼板にワイピングノズルからワイピングガスを吹き付け余剰の溶融亜鉛を除去し、前記ワイピングノズルの上方に設置した矯正力発生装置により鋼板に吸引力である矯正力を作用させてワイピングノズル位置における鋼板のC反りを非接触で矯正する連続溶融金属めっき設備において、前記矯正力発生装置は、該設備を通過する所定の板厚の鋼板に対し、所定の変形を与える能力を持った電磁石で構成され、前記矯正力発生装置と前記ワイピングノズルとの距離が、以下の式(1)を満足するようにすることを特徴とする連続溶融金属めっき設備。
    C×A−D<B…(1)式
    但し、A:矯正力0の場合のワイピングノズル位置における鋼板の反り量(mm)
    B:鋼板を挟んで設置する矯正力発生装置の間隔(mm)
    C:ワイピングノズル位置における鋼板の反りを1mm低減するために矯正力発生装置位置で与えなければならない変形量(mm/mm)で定義される反り矯正係数
    D:矯正力0の場合の矯正力発生装置位置における反り量(mm)
  2. 請求項1記載の連続溶融金属めっき設備において、前記鋼板の板厚は3.2mm以下であることを特徴とする連続溶融金属めっき設備。
  3. 請求項1記載の連続溶融金属めっき設備において、前記鋼板の板厚は3.2mm以下とし、かつ、前記矯正力発生装置と前記ワイピングノズルとの距離は700mm以下であることを特徴とする連続溶融金属めっき設備。
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