JP2003236740A - 金属板の研削方法および装置 - Google Patents

金属板の研削方法および装置

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JP2003236740A
JP2003236740A JP2002040393A JP2002040393A JP2003236740A JP 2003236740 A JP2003236740 A JP 2003236740A JP 2002040393 A JP2002040393 A JP 2002040393A JP 2002040393 A JP2002040393 A JP 2002040393A JP 2003236740 A JP2003236740 A JP 2003236740A
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JP
Japan
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grinding
metal plate
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belt
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JP2002040393A
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English (en)
Inventor
Kazuya Ono
一哉 小野
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JFE Steel Corp
Original Assignee
JFE Steel Corp
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Publication date
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  • Grinding Of Cylindrical And Plane Surfaces (AREA)
  • Finish Polishing, Edge Sharpening, And Grinding By Specific Grinding Devices (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 限られたスペースで金属板の研削能率を上げ
る。 【解決手段】 駆動ロール41と複数のコンタクトロー
ル4に研削ベルト5を巻回すようにする。複数のビリー
ロール42及び/又は複数のコンタクトロール間の研削
ベルトを周外方向に付勢する弾性ベルト43を巻回すこ
とを、その更に好適な態様とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、金属板の研削方法およ
び装置に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、ステンレス鋼板等の金属板(金
属帯を含む)の製造においては、熱間圧延中に金属板の
表面に、面荒れ、スケール、疵などの表面欠陥が生じる
場合があり、熱間圧延後の金属板を更に酸洗後もそれら
が残存することがある。そのため、これらを除去しその
表面を平滑化する必要が生じる。
【0003】従来、その方法としては、金属板表層部に
ショットブラストのような機械的脱スケールを施した
り、駆動ロールと、コンタクトロールと呼ばれるアイド
ルロールの間に、輪状に巻回した凹凸状の表面を持つベ
ルトを回転させ、ビリーロールと呼ばれるアイドルロー
ルとの間で金属板を挟圧する仕組の研削を施したりする
方法があった。
【0004】ここで後者を以下、ベルト研削と呼ぶこと
にすると、それに供するベルト研削装置は、図3に示す
如く、金属板1の下面にビリーロール42、また、上面
にコンタクトロール4をそれぞれ配して、その間に金属
板1を搬送しつつ、図示しない挟圧手段により、前記ビ
リーロール42とコンタクトロール4で金属板1を挟圧
して、その表面を連続的に研削する設備構造を持つもの
が一般的に用いられていた。
【0005】そして更に、通常そのような図3中の一組
のビリーロール42、コンタクトロール4、駆動ロール
41、そして研削ベルト5からなる構成単位をベルト研
削装置スタンドと呼ぶことにすれば、図3に示す如く、
複数のベルト研削装置のスタンドをタンデムに配して研
削装置8全体を構成し、1パスの金属板の搬送で複数回
の研削が行なえる設備構造とするのが一般的であった。
【0006】図において、2、6は、それぞれ入側、出
側のデフレクタロール、3、9は、それぞれ入側、出側
のレベラ、7はペイオフリール、10はテンションリー
ルである。
【0007】このような研削方法や研削装置に関連する
先行技術としては、例えば特開昭49−64995、特
開平8−25202などがある。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】これらの研削方法や研
削装置を用いて実際に金属板を研削する操業を行う上で
は、金属板の表面を片面づつ研削して仕上げるわけであ
るが、表面疵の程度が甚だしいような場合、パス回数が
増え、生産性が低下する問題があった。
【0009】また、これを解決するため、研削装置スタ
ンド増設を図ろうにも、そのスペースが確保できない場
合があるなど、完全な解決策とはならないなどの問題も
あった。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は、このような従
来技術の問題点を解決すべくなされたものである。即ち
本発明は、駆動ロールとコンタクトロールに研削ベルト
を巻回しつつコンタクトロールとビリーロールで金属板
を挟圧し金属板を搬送することで金属板長手方向に連続
的に研削を行う金属板表面の研削方法あるいは装置にお
いて、駆動ロールと複数のコンタクトロールに研削ベル
トを巻回すようにしたことを特徴とする金属板の研削方
法あるいは装置であり、前記複数のビリーロール及び/
又は複数のコンタクトロール間の研削ベルトを周外方向
に付勢する弾性ベルトを巻回すようにすることを、その
更に好適な態様とする。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して、本発明の
実施の形態を詳細に説明する。
【0012】(第1の発明の実施の形態)本発明を適用
する金属板の研削装置について図1に基づき説明を行な
う。
【0013】図1において、金属板1はペイオフリール
7から払い出され、入側デフレクタロール2、入側レベ
ラ3を経て研削装置8に搬入される。研削装置8はタン
デムとなっており、金属板1の表面が順次研削されてい
く。そして、研削完了後、金属板1は出側レベラ9、出
側デフレクタロール6を経てテンションリール10に巻
き取られる。研削ベルト5は、隣合うコンタクトロール
4の2つを1組にしてそれらの周囲に巻き回され、その
直上にある駆動ロール41との間にさらに巻き回されて
駆動ロール41により回転され、更に、金属板1をビリ
ーロール42との間で、図示しない挟圧手段により挟圧
するように上下に配置されており、金属板1の表面のみ
研削する構造となっている。
【0014】このようにすれば、同一スペース内で研削
回数を2倍に増やせるので、これらの研削装置および研
削方法により、従来設備のスペース内にて研削能率の向
上およびパス回数削減が図られ、生産性を向上させるこ
とができる。
【0015】以上の例ではコンタクトロール4の2つを
1組にした場合を例に説明したが、本発明はこれに限ら
れるものではなく、設置スペースの許す限りにおいて、
3つ又は、それ以上を1組にしても勿論良い。
【0016】(第2の発明の実施の形態)更に、図2に
示す如く、2つ1組のコンタクトロール4の周囲、およ
び、それら直下のビリーロール42の2つの周囲に、そ
の周外方向に付勢する作用を有する弾性を持ったベルト
43を介挿すると、2つのコンタクトロール4間に張ら
れる研削ベルト5が、搬送中の金属板1に押し付けられ
るように力が働く。よって、前記の場合のような2点研
削によるよりも面接触になる分だけ、更に研削能率が上
がる。
【0017】この場合の弾性ベルト43の材質は、適度
な硬さをもつゴムあるいはワイヤを束ねた帯などが考え
られるが、これらに限らず、上記作用を奏するに足るだ
けの弾性をもつ弾性体であれば、いかなるものであって
もよい。
【0018】本実施形態においては、コンタクトロール
4側とビリーロール42側の両方に弾性ベルト43を設
けているので、効果が特に高い。しかしながら、本発明
はこれに限られるものではなく、コンタクトロール4
側、ビリーロール42側いずれかの弾性ベルト43は省
略したとしても、研削ベルト5が搬送中の金属板1に押
し付けられるようにいくぶんの力が働くので、いずれか
を省略してもよい。
【0019】なお、従来の技術の説明では、コンタクト
ロール4とビリーロール42は共にアイドルロールであ
ったが、上記実施の形態では、いずれも駆動式ロール、
アイドルロールといずれかに規定するものではなく、ど
ちらでもよい。
【0020】
【発明の効果】本発明によれば、研削能率向上により、
生産性が向上する。また、現有設備の下で改造が可能な
ど、設備費削減も可能という効果もある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態を説明するため工程
【図2】本発明の第2の実施の形態を説明するための工
程図
【図3】従来の金属板の研削装置の仕組を説明するため
の工程図
【符号の説明】
1…金属板 2…デフレクタロール(入側) 3…レベラ(入側) 4…コンタクトロール 41…駆動ロール 42…ビリーロール 43…弾性ベルト 5…研削ベルト 6…デフレクタロール(出側) 7…ペイオフリール 8…研削装置 9…レベラ(出側) 10…テンションリール

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】駆動ロールとコンタクトロールに研削ベル
    トを巻回しつつコンタクトロールとビリーロールで金属
    板を挟圧し金属板を搬送することで金属板長手方向に連
    続的に研削を行う金属板表面の研削方法において、 駆動ロールと複数のコンタクトロールに研削ベルトを巻
    回すようにしたことを特徴とする金属板の研削方法。
  2. 【請求項2】前記複数のビリーロール及び/又は複数の
    コンタクトロール間の研削ベルトを周外方向に付勢する
    弾性ベルトを巻回すようにしたことを特徴とする請求項
    1に記載の金属板の研削方法。
  3. 【請求項3】駆動ロールとコンタクトロールに研削ベル
    トを巻回しつつコンタクトロールとビリーロールで金属
    板を挟圧し金属板を搬送することで金属板長手方向に連
    続的に研削を行う金属板表面の研削装置において、 駆動ロールと複数のコンタクトロールに巻回される研削
    ベルトを備えたことを特徴とする金属板の研削装置。
  4. 【請求項4】前記複数のビリーロール及び/又は複数の
    コンタクトロールに巻回され、該ビリーロール及び/又
    は複数のコンタクトロール間の研削ベルトを周外方向に
    付勢する弾性ベルトを備えたことを特徴とする前記請求
    項3の金属板の研削装置。
JP2002040393A 2002-02-18 2002-02-18 金属板の研削方法および装置 Pending JP2003236740A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102303274A (zh) * 2011-09-09 2012-01-04 山东浩器生物装备技术有限公司 真空冷冻干燥机板层表面处理工艺

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