JP3270741B2 - 冷間圧延ライン - Google Patents

冷間圧延ライン

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JP3270741B2 JP32200998A JP32200998A JP3270741B2 JP 3270741 B2 JP3270741 B2 JP 3270741B2 JP 32200998 A JP32200998 A JP 32200998A JP 32200998 A JP32200998 A JP 32200998A JP 3270741 B2 JP3270741 B2 JP 3270741B2
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  • Winding, Rewinding, Material Storage Devices (AREA)
  • Metal Rolling (AREA)
  • Straightening Metal Sheet-Like Bodies (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、冷間圧延ラインに
関する。さらに詳しくは、熱間圧延された金属薄板を、
常温で再度圧延し、より薄い、寸法精度と形状の良い、
表面の美麗な薄板を得るために使用する冷間圧延ライン
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の冷間圧延ラインとして、スキンパ
スミルとテンションレベラを組合せたものがあり、例え
ば、特開昭60−56402号公報に記載されている。
この従来例の構造を図3に基づき説明する。1はペイオ
フリール、2はスキンパスミル、3はテンションレベ
ラ、4はテンションリールである。板材はペイオフリー
ル1から繰り出され、スキンパスミル2とテンションレ
ベラ3を経て、テンションリール4に巻き取られる。
【0003】この冷間圧延ラインでは、スキンパスミル
2によって軽い圧延を行いストレッチャトレイン等を防
止する調質圧延を実行し、テンションレベラ3によって
ワークロールに板材を巻き付けて長手方向張力を作用さ
せ、板材の反りだけでなく、板材の耳波や中伸びなどを
矯正する。つまり、調質圧延と矯正加工という、二つの
異なった材料処理ができるというものである。なお、調
質圧延するときはスキンパスミル2のみを稼働させ、矯
正加工するときはテンションレベラ3のみを稼働させ、
調質と矯正を行うときはスキンパスミル2とテンション
レベラ3を共に稼働させる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかるに、上記従来例
では、スキンパスミルとテンションレベラの生産割合に
よって歩溜りが良くもなり無くもなる。例えば、スキン
パスミルの生産割合が多く、テンションレベラの生産割
合が少ない場合に、ミル操業の面からこの冷間圧延ライ
ンを評価すると、板材をテンションレベラ3を素通りさ
せる必要があり、スキンパスミル2とテンションリール
4間の距離が長いことから、板材尾端のオフゲージ部O
Gが長くなる。このオフゲージ部OGというのは、圧延
時に板材に加えられる張力不足等により、寸法精度が許
容値を外れている部分をいう。このオフゲージ部OG
は、製品とならないので、板材を焼鈍したり酸洗いした
りする表面処理ラインで切断される。よって、このオフ
ゲージ部OGが長いと、製品の歩溜りが悪くなる。つぎ
に、上記のごとき冷間圧延ラインでは、スキンパスミル
2の操業には、高速・高張力で駆動し、テンションレベ
ラ3の操業には、低速・低張力で駆動される。しかる
に、上記従来例では、テンションリール4は両方の操業
に合わすため、高速・高張力駆動を可能としなければな
らないので、テンションリール4の駆動用原動機は大馬
力のものを必要とする。
【0005】本発明はかかる事情に鑑み、スキンパスミ
ルとテンションレベラの生産割合にかかわらず製品の歩
溜りが良く、かつ必要に大馬力の駆動用原動機を要しな
い冷間圧延ラインを提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1の冷間圧延ライ
ンは、ペイオフリールとスキンパスミルとテンションレ
ベラを、その順に配置した圧延ラインにおいて、前記ス
キンパスミルと前記テンションレベラとの間にミル用テ
ンションリールを配置し、前記テンションレベラの出側
にレベラ用テンションリールを配置したことを特徴とす
る。
【0007】請求項1の発明によれば、調質圧延をする
ときは、板材をペイオフリールから繰り出してスキンパ
スミルを通し、ミル用テンションリールに調質済み板材
を巻き取る。矯正加工をするときは、板材をペイオフリ
ールから繰り出して、スキンパスミルを素通りさせ、テ
ンションレベラに通して矯正したあと、レベラ用テンシ
ョンリールで矯正済み板材を巻き取る。ミル用テンショ
ンリールはスキンパスミルの直後に配置してあり、ミル
用テンションリールとスキンパスミルの距離は短い。よ
って、ミル操業時のオフゲージ部はかなり短いので、切
断して捨てられる部分は少なくなり、製品の歩溜りが向
上する。とくに、調質圧延を行うミル操業が矯正加工よ
りも割合が大きいとき、歩溜り向上のメリットが大きく
なる。
【0008】
【発明の実施の形態】つぎに、本発明の実施形態を図面
に基づき説明する。図1は本発明の一実施形態に係る冷
間圧延ラインのブロック図、図2は本発明の冷間圧延ラ
インと従来の冷間圧延ラインの比較図である。図1にお
いて、ペイオフリール1、スキンパスミル2およびテン
ションレベラ3は従来例と同様であり、同じ順で配置さ
れている。本発明は、スキンパスミル2とテンションレ
ベラ3の間にミル用テンションリール5を配置し、テン
ションレベラ3の出側にレベラ用テンションリール6を
配置した点に特徴がある。
【0009】前記ミル用テンションリール5は、スキン
パスミル2と間に配置されたガイドロール11を介し
て、スキンパスミル2を通された板材を巻き取ることが
できる。調質圧延を行うミル操業は、一般的に、700 m/
min 程度の高速、かつ高張力で行われるので、ミル用テ
ンションリール5の駆動用原動機は大馬力のものが用い
られる。ただし、ペイオフリール1とミル用テンション
リール5との間の距離は短いので、図3の従来例の全長
と比べ、板材を走行させる抵抗は小さいことから、従来
例のテンションリール4の駆動馬力よりは小馬力でよ
い。
【0010】テンションレベラ3の入側と出側には、板
材に適正な張力をかけうるように、ブライドルロール1
2、12が設けられている。前記入側のブライドルロー
ル12とテンションレベラ3との間にはウェルダー13
が配置され、前記出側のブライドルロール12と出側の
ガイドロール14との間には、分割シャー15が配置さ
れている。前記レベラ用テンションリール6は前記ガイ
ドロール14を介してテンションレベラ3を通された板
材を巻き取ることができる。矯正加工を行うレベラ操業
は、一般的に、200 m/min 程度の低速、かつ低張力で行
われるので、レベラ用テンションリール6の駆動用原動
機は小馬力のものが用いられる。例えば、前記ミル用テ
ンションリール5に比べて、1/4 〜1/5 の駆動力のもの
でよい。
【0011】上記の冷間圧延ラインで材料処理する場合
は、つぎのように行われる。調質圧延は、ペイオフリー
ル1から繰り出した材料をスキンパスミル2に通して、
ミル用テンションリール5で巻き取る。矯正加工は、ペ
イオフリール1から繰り出した板材を、スキンパスミル
2を素通りさせ、引き続いてテンションレベラ3を通し
てから、レベラ用テンションリール6に巻き取る。調質
圧延と矯正加工を共に行う場合は、ペイオフリール1か
ら繰り出した板材を、スキンパスミル2とテンションレ
ベラ3に通して、レベラ用テンションリール6で巻き取
る。
【0012】本実施形態では、上記の調質圧延を行う際
に、歩溜り向上の効果が得られる。すなわち図2の(A)
図に示すように、本発明でのオフゲージ部OGは、スキ
ンパスミル2とミル用テンションリール5間の短い距離
であり、同(B) 図に示す従来例のスキンパスミル2から
テンションレベラ3を越えてテンションリール4に至る
長いオフゲージ部OGよりは、かなり短くなっている。
よって、調質圧延時に生じるオフゲージ部OGが短く、
切り捨て部分が少なくなるので、製品の歩溜りが向上す
る。とくに、その効果は、矯正加工よりも調質圧延の割
合が多い、生産スケジュールのときに、顕著である。
【0013】
【発明の効果】請求項1の発明によれば、ミル用テンシ
ョンリールはスキンパスミルの直後に配置してあり、ミ
ル用テンションリールとスキンパスミルの距離は短いこ
とから、ミル操業時のオフゲージ部はかなり短く、切断
して捨てられる部分は少なくなり、製品の歩溜りが向上
する。とくに、調質圧延を行うミル操業が矯正圧延より
も割合が大きいとき、歩溜り向上のメリットが大きくな
る。また、レベラ用テンションリールの駆動馬力は従来
のテンションリールより格段に低くなり、ミル用テンシ
ョンリールの駆動馬力も従来のテンションリールより低
くなるので、ランニングコストが低減する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る冷間圧延ラインのブ
ロック図である。
【図2】本発明の冷間圧延ラインと従来の冷間圧延ライ
ンの比較図である。
【図3】従来の冷間圧延ラインのブロック図である。
【符号の説明】
1 ペイオフリール 2 スキンパスミル 3 テンションレベラ 5 ミル用テンションリール 6 レベラ用テンションリール
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B21B 1/22 B21B 39/00 B21C 47/02 B21D 1/05 B21D 1/02

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ペイオフリールとスキンパスミルとテンシ
    ョンレベラを、その順に配置した圧延ラインにおいて、
    前記スキンパスミルと前記テンションレベラとの間にミ
    ル用テンションリールを配置し、前記テンションレベラ
    の出側にレベラ用テンションリールを配置したことを特
    徴とする冷間圧延ライン。
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