JP2003236434A - 塗布方法及び装置 - Google Patents

塗布方法及び装置

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JP2003236434A
JP2003236434A JP2002037196A JP2002037196A JP2003236434A JP 2003236434 A JP2003236434 A JP 2003236434A JP 2002037196 A JP2002037196 A JP 2002037196A JP 2002037196 A JP2002037196 A JP 2002037196A JP 2003236434 A JP2003236434 A JP 2003236434A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 スロットダイコーター及びスライドビードコ
ーターでの高精度塗布における段状ムラを改善する。 【解決手段】 上流側リップランド長さが1mm、下流
側リップランド長さが50μmのスロットダイ13で、
ウエブ12上に塗布液を塗布し、湿潤膜厚5μmの塗布
を実施した。ウエブ12にはセルローストリアセテート
基材を用い、塗布液には液晶性化合物のメチルエチルケ
トン溶液を使用した。スロットダイ13の先端リップ1
7とウェブ12との隙間を50μm、減圧チャンバー3
0のバックプレート30aとウェブ12との隙間、及び
サイドプレート30bとウェブ12との隙間をともに1
00μm、減圧度を1600Paに設定した。ビード形
成時の減圧度の変動幅は80Paで、塗膜14bに段状
ムラは認められなかった。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ダイを用いる塗布
方法及び装置に関するものであり、特に写真感光乳化
剤、磁性液、反射防止や防眩性などを付与する液、視野
角拡大効果を付与する液、カラーフィルター用顔料液、
表面保護液等の塗布液を、プラスチックフィルムや紙、
金属箔等の可撓性支持体(以下、ウェブと称する)に塗
布して、高機能性積層膜を製造するための塗布方法及び
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】高機能性積層膜は、スロットダイコータ
ーやスライドビードコーターにより塗布液をウェブ上に
塗布させ、積層させて製造されている。近年は高機能性
積層膜の製造において、所望の機能を発現させるため
に、積層膜を構成する各層の高精度膜厚制御塗布技術に
対する要求が高まっている。塗布の実施においては、様
々な外乱で、一般には段状のムラと呼ばれるフィルム長
手方向に不均一な塗布膜厚現象が発生し、この現象は一
般に、求められる膜厚精度が厳しくなるほど重大な問題
となりやすい。
【0003】上記段状のムラは、塗布液送液ポンプの脈
動やその他送液系が原因となることでのダイへの塗布液
供給量の不均一化、バックアップロールによるウェブの
搬送速度ムラ、バックアップロールの偏心による、前記
ウェブ進行方向側のダイの先端部とバックアップロール
との間の隙間の周期的な変化などが原因となっているこ
とは既に知られている。ここで、バックアップロールの
偏心は、バックアップロールの芯がでていないことや、
バックアップロールが厳密には真円ではないことに起因
する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、ダイとバッ
クアップロールとの間には、安定的にビードを形成する
ために減圧チャンバーが設けられている。前記バックア
ップロールの偏心は、減圧チャンバーのウェブあるいは
バックアップロールとの隙間が周期的に変化することに
つながる。この隙間の変化により、その周辺の空気の漏
れ量が周期的に変化して減圧度が一定せず、ビードが振
動してしまい、その結果として塗膜の段状ムラが発現す
る。
【0005】本発明は、上記課題に鑑みてなされたもの
であり、ウェブ上への連続的な塗布、特に段状ムラのな
い塗膜を形成するための塗布方法及び装置を提供するこ
とを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記段状のムラの原因で
あるポンプの脈動とウェブの搬送速度ムラに関しては、
塗布設備の基本的設計に関わる問題であり、塗布工程に
おける塗布条件の設定のみでこれを解決するのには限界
がある。そこで本発明者らは、塗布工程のみで均一な膜
厚を得るために、バックアップロールの偏心による減圧
度変動に着目した。
【0007】上記目的を達成するために、本発明の塗布
方法は、ウェブに近接させたスロットダイコーターまた
はスライドビードコーターのダイの先端リップからウェ
ブにかけてビードを形成し、前記ビード近傍を、バック
プレートを有する減圧チャンバーにより減圧して、バッ
クアップロール上の前記ウェブに塗布液を塗布する方法
において、前記バックプレートと前記ウェブとの隙間
を、前記先端リップと前記ウェブとの隙間よりも大きく
なるように、減圧チャンバーを設置することを特徴とし
て構成されている。
【0008】さらに、前記減圧チャンバーはサイドプレ
ートを有し、このサイドプレートが前記ウェブに対向す
るように減圧チャンバーを設置するときに、サイドプレ
ートとウェブとの隙間を、バックプレートとウェブとの
隙間以上に大きくすることが好ましい。あるいは、サイ
ドプレートが、ウェブをその上に有しないバックアップ
ロール部分に対向するように減圧チャンバーを設置して
いる場合には、サイドプレートとバックアップロールと
の隙間を、バックプレートとウェブとの隙間以上に大き
くすることが好ましい。さらに、バックプレートとウェ
ブとの隙間の大きさを100μm以上1mm以下とする
ことが好ましい。
【0009】そのほかに、塗布装置として、先端リップ
とウェブとの間、サイドプレートとウェブあるいはバッ
クアップロールとの間、バックプレートとウェブとの間
の隙間による開口総面積よりも大きな面積をもつ開口を
減圧設備中に設けたものが好ましい。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明の塗布方法では、公知の各
種溶媒を用いた塗布液を使用することができる。例えば
水、各種ハロゲン化炭化水素、アルコール、エーテル、
エステル、ケトンなどを単独あるいは複数混合して使用
することができる。
【0011】また、可撓性支持体としては公知の各種ウ
ェブを用いることができる。一般的にはポリエチレンテ
レフタレート、ポリエチレン−2,6−ナフタレート、
セルロースダイアセテート、セルローストリアセテー
ト、セルロースアセテートプロピオネート、ポリ塩化ビ
ニル、ポリ塩化ビニリデン、ポリカーボネート、ポリイ
ミド、ポリアミド等の公知の各種プラスチックフィル
ム、紙、紙にポリエチレン、ポリプロピレン、エチレン
ブテン共重合体等の炭素数が2〜10のα−ポリオレフ
ィン類を塗布またはラミネートした各種積層紙、アルミ
ニウム、銅、スズ等の金属箔等、帯状基材の表面に予備
的な加工層を形成させたもの、あるいはこれらを積層し
た各種複合材料が含まれる。さらに前記のウェブには、
光学補償シート塗布液、反射防止フィルム塗布液、磁性
塗布液、写真感光性塗布液、表面保護、帯電防止あるい
は滑性用塗布液等がその表面に塗布され、乾燥された
後、所望する長さ及び幅に裁断される場合も含まれ、こ
の代表例としては、光学補償シート、反射防止フィルム
等が挙げられるが、これらに限定されない。
【0012】塗布液は、塗布時の温度において、粘度が
0.5〜100mPa・s、表面張力は20〜70mN
/mの範囲が好ましい。塗布速度は、概ね500m/分
以下の領域で適用可能である。
【0013】まず本発明の詳細についてスロットダイコ
ーターを例にあげて説明するが、以下の内容はスライド
ビードコーターにもそのままあてはまる。図1は本発明
を実施したスロットダイを用いたコーターの断面図であ
る。コーター10はバックアップロール11に支持され
て連続走行するウェブ12に対して、スロットダイ13
から塗布液14をビード14aにして塗布することによ
り、ウェブ12上に塗膜14bを形成する。
【0014】スロットダイ13の内部にはポケット1
5、スロット16が形成されている。ポケット15は、
その断面が曲線及び直線で構成されており、例えば図1
に示すような略円形でもよいし、あるいは半円形でもよ
い。ポケット15は、スロットダイ13の幅方向にその
断面形状をもって延長された塗布液の液溜め空間で、そ
の有効延長の長さは、塗布幅と同等か若干長めにするの
が一般的である。ポケット15への塗布液14の供給
は、スロットダイ13の側面から、あるいはスロット開
口部16aとは反対側の面中央から行う。また、ポケッ
ト15の両端部には塗布液14が漏れ出ることを防止す
る栓が設けられている。
【0015】スロット16は、ポケット15からウェブ
12への塗布液14の流路であり、ポケット15と同様
にスロットダイ13の幅方向にその断面形状をもち、ウ
ェブ側に位置する開口部16aは、一般に、図示しない
幅規制板のようなものを用いて、概ね塗布幅と同じ長さ
の幅になるように調整する。このスロット16の先端に
おける、バックアップロール11のウェブ走行方向の接
線とのなす角は、30°以上90°以下が好ましい。
【0016】スロット16の開口部16aが位置するス
ロットダイ13の先端リップ17は先細り状に形成され
ており、その先端はランドと呼ばれる平坦部18とされ
ている。このランド18であって、スロット16に対し
てウェブ12の進行方向の上流側を上流側リップランド
18a、下流側を下流側リップランド18bと称する。
【0017】また、先端リップの下方にはバックプレー
トとサイドプレートをもつ減圧チャンバーを設けてい
る。図2は、本発明を実施した塗布工程のスロットダイ
及びその周辺を示す斜視図である。減圧チャンバー30
は、ウェブ12の進行方向側とは反対側に、ビード14
a(図1参照)に対して十分な減圧調整を行えるよう、
接触しない位置に設置する。減圧チャンバー30は、そ
の作動効率を保持するためのバックプレート30aとサ
イドプレート30bを備えており、バックプレート30
aとウェブ12の間、サイドプレート30bとウェブ1
2の間にはそれぞれ隙間が存在する。
【0018】減圧チャンバー30を金属配管31あるい
はフレキシブルホースによりブロア32に接続して、減
圧チャンバー30の内部の空気を連続的に吸引すること
により減圧を行う。減圧チャンバー30とブロア32と
の間には、減圧度を調整するバルブ33を設置してもよ
いし、ブロア32の回転数を制御することで減圧度を調
整してもよい。また、減圧チャンバー30とブロア32
の間にはバッファ34を設けて圧力変動の影響を低減し
てもよい。そのバッファ34に図示しないバルブを設け
ることで減圧度を調整することも可能である。いずれに
せよ、本発明の効果は減圧チャンバー30の周辺の隙間
により一意的に決まるものであり、上記減圧度を実現す
るための上記減圧設備にはその効果を左右されない。
【0019】図3の(A)、(B)はともに、近接して
いる減圧チャンバー30とウェブ12を示す断面図であ
る。バックプレート30aは、(A)のようにチャンバ
ー本体と一体のものであってもよいし、(B)のように
適宜隙間を変えられるようにチャンバーにネジ30cな
どで留められている構造でもよい。いかなる構造でも、
バックプレート30aとウェブ12の間にあいている部
分を隙間GB と定義する。つまり、減圧チャンバー30
を図2のようにウェブ12及びスロットダイ13の下方
に設置した場合、バックプレート30aの最上端からウ
ェブ12までの隙間を示す。
【0020】またサイドプレート30bは、図3
(A)、(B)のように減圧チャンバー本体と一体のも
のであってもよいし、あるいは減圧チャンバー本体へネ
ジ留めされ、ウェブおよびバックアップロールとの隙間
S1,GS2が調節可能なものであってもよい。両側端の
サイドプレート間の距離がウェブの幅よりも小さいとき
は、サイドプレート30bがウェブ12と対向している
ので、サイドプレート30bとウェブ12の間に実際に
あいている部分を隙間GS1とする。また、両側端のサイ
ドプレート間の距離がウェブ12の幅よりも大きいとき
は、サイドプレート30bはウェブ12ではなくバック
アップロール11と対向するので、この場合はサイドプ
レート30bとバックアップロール11の間にあいてい
る部分を隙間G S2と定義する。
【0021】減圧チャンバー30のバックプレート30
aとウェブ12との隙間GB が、先端リップ17とウェ
ブ12との隙間GL よりも大きくなるように設定するこ
とが好ましい。この2つの隙間は、バックアップロール
11の偏心に対して直接的に応答するため、偏心よる隙
間の変動幅が、隙間の総面積に対して小さくなるほど好
ましい。ただし、先端リップ17の位置は、ビード14
aの形成に対し、最も大きな作用因子であるので、ウェ
ブ12からの距離には限界がある。したがって、隙間の
大きさの調節をするには、この2つのうち、塗布性に直
接影響を及ぼさない、バックプレート30aで行うこと
が好ましく、以上のことから、バックプレート30aと
ウェブ12との隙間GB が、先端リップ17とウェブ1
2との隙間GL よりも大きくすることがバックアップロ
ール11の偏心への対策として有効となる。ただし、バ
ックプレート30とウェブ12との隙間GB を広げすぎ
ると減圧チャンバー30の減圧能力が低くなるために、
おのずと広げる限界が生まれる。それぞれの隙間の大き
さは、先端リップ17とウェブ12との隙間GL が30
μm以上100μm以下のとき、バックプレート30a
とウェブ12の間の隙間GB は100μm以上500μ
m以下が好ましく、また、先端リップ17とウェブ12
との隙間GL が100μm以上500μm以下のとき、
バックプレート30aとウェブ12の間の隙間GB は2
00μm以上800μm以下が好ましい。
【0022】一方、減圧チャンバー30のサイドプレー
ト30bは、バックアップロール11の外周面にそった
円弧形状であるので、サイドプレート30bとバックア
ップロール11の上のウェブとの隙間GS1の変動幅はバ
ックアップロール11の偏心に対して、上記のバックプ
レート30aとウェブ12との隙間GB 、あるいは先端
リップ17とウェブ12との隙間GL ほど直接的な応答
を示さない。したがって、サイドプレート30bとウェ
ブ12との隙間GS1が、ほかの部位に存在する隙間以上
の大きさにすることにより、サイドプレート30bとウ
ェブ12との隙間GS1が減圧度の変動に及ぼす影響を大
きくすることができ、有効である。ここで、ほかの部位
に存在する隙間とは、バックプレート30aとウェブ1
2との隙間GB 、先端リップ17とウェブ12との隙間
L をいう。
【0023】バックプレート30aとウェブ12との隙
間GB が100μm以上500μm以下で、先端リップ
17とウェブ12との隙間GL が30μm以上100μ
m以下のとき、サイドプレート30bとウェブ12との
隙間GS1の大きさは100μm以上800μm以下が好
ましく、また、バックプレート30aとウェブ12との
隙間GB が200μm以上800μm以下で、先端リッ
プ17とウェブ12との隙間GL が100μm以上50
0μm以下のとき、サイドプレート30bとウェブ12
との隙間GS1の大きさは200μm以上1000μm以
下が好ましい。
【0024】さらに、この方法は、サイドプレート30
bの位置が、ウェブ12ではなくバックアップロール1
1と対向している場合であっても適用できる。つまり、
サイドプレート30bとバックアップロール11との隙
間GS2の減圧度変動に及ぼす影響を大きくするために、
その隙間を、上記のほかの部位に存在する隙間以上の大
きさにするとよい。
【0025】バックプレート30aとウェブ12との隙
間GB が100μm以上500μm以下で、先端リップ
17とウェブ12との隙間GL が30μm以上100μ
m以下のとき、サイドプレート30bとバックアップロ
ール11との隙間GS2の大きさは100μm以上800
μm以下が好ましく、また、バックプレート30aとウ
ェブ12との隙間GB が200μm以上800μm以下
で、先端リップ17とウェブ12との隙間GL が100
μm以上500μm以下のとき、サイドプレート30b
とバックアップロール11との隙間GS2の大きさは20
0μm以上1000μm以下が好ましい。
【0026】バックプレート30aに関しては、ウェブ
12の適正な搬送を阻害しない範囲で、つまりウェブ1
2への引っ掛かりを起こさない位置に設置することが必
要であるので、必然的にウェブ12との距離はある程度
制限される。この制限のなかで、塗布液14の粘度及び
表面張力とウェブ12の搬送速度、塗布液14のウェブ
12に対する濡れ等を考慮し、減圧度を設定する。した
がって、塗布系での減圧度に依存して、バックプレート
30aとウェブ12との隙間GB を設定する必要があ
る。工業生産における実用的な設定値としては、100
μm以上1mm以下が好ましい。1mm以上の場合、あ
る程度の減圧度を実現するためには、減圧を行うのに使
用するブロア32の能力を上げる必要がある。したがっ
て、工業生産においては現実的ではなく、またそのよう
な大量の空気をスロットダイ13の周辺で吸引すること
により塗布部周りの空気をより乱して風を生じ、これが
塗布面状に悪影響を及ぼすことから適当ではない。
【0027】バックアップロール11の偏心による減圧
度の変動を抑制するためのほかの方法を図4をもとに説
明する。先端リップ17とウェブ12との隙間GL 、バ
ックプレート30aとウェブ12との隙間GB 、サイド
プレート30bとウェブ12との隙間GS1以外の箇所に
開放口40を設ける。開放口40の大きさを自由に設定
できるように可動式の板40aを設ける。可動式の板4
0aは図のようにネジ40bで固定するものでもよい
が、開放口40での減圧度調節が満足に行えるものであ
ればこれに限定されない。サイドプレート30bの位置
が、ウェブ12とではなくバックアップロール11と対
向しているときの、サイドプレート30bとバックアッ
プロール11との隙間GS2の場合も同様である。
【0028】新たに設ける開放口40が図のように1箇
所の場合にはその面積が、また複数設ける場合にはその
面積の和が、前記3箇所の隙間による開口総面積よりも
大きくなるようにする。ただし、ビード形成に影響のな
い減圧度を保持できる範囲内で面積を設定しなければな
らない。つまり、開放口40の面積と隙間から流入する
空気量は比例するものとして考える。空気の隙間を介し
て流入する空気量は、図示はしないが開放口の近傍に風
速計を設置して空気の流入速度を測定し、その値と開放
口40の面積の積で求めるとよい。また、開放口40を
スロットダイ13の近くに設置することは、スロットダ
イ13の周辺でわざわざ無用の風を生じさせることにな
るのでできるだけ避けるようにしたい。そのためこの開
放口40をブロア32と減圧チャンバー30の間の配管
31に設置してもよいし、またブロア32と減圧チャン
バー30の間にバッファ34を設置している場合はその
バッファ34に設置してもよい。
【0029】以上の方法は、スロットダイコーターを用
いる塗布方法以外の、減圧下で塗布を実施するすべての
塗布方式に効果があり、特にスライドビードコーターに
よる塗布にも効果がある。
【0030】
【実施例】〔実施例1〕既存の光学補償シート製造工程
に、本発明の塗布装置及び塗布方法を組み入れ実施し
た。光学補償シート製造工程では、ウェブは送出機によ
り送られ、ガイドロールによって支持されながらラビン
グ処理ロールを経るが、この後、本発明の塗布工程を組
み入れる。その後、乾燥ゾーン、加熱ゾーン、紫外線ラ
ンプを通過し、巻き取り機によって巻き取るのが基本工
程である。
【0031】スロットダイ13は、上流側リップランド
長さが1mm、下流側リップランド長さが50μmで,
スロット16の開口部のウェブ走行方向における長さが
150μm、スロット16の長さが50mmのものを使
用した。先端リップ17とウェブ12との隙間GL を5
0μmに設定した。また、減圧チャンバー30のバック
プレート30aとウェブ12との隙間GB 、及びサイド
プレート30bとウェブ12との隙間GS1はともに10
0μmとした。
【0032】ウェブ12には、厚み100μmのセルロ
ーストリアセテート基材(商品名;フジタック、富士写
真フイルム(株)製)を用い、塗布液を塗布する前に長
鎖アルキル変性ポリビニルアルコール(商品名;ポバー
ルMP−203、クラレ(株)製)の2重量%溶液を2
5ml/m2 で塗布し、60℃で1分間乾燥して配向膜
用樹脂層を形成した。配向膜用樹脂層をあらかじめ形成
したウェブ12を送り、配向膜用樹脂層の表面にラビン
グ処理を施して配向膜を形成し、そのまま塗布工程へ搬
送して塗布を実施した。なお、ラビング処理におけるラ
ビングローラの回転周速を5.0m/秒とし、ウェブ1
2に対する押しつけ圧力を9.8×10 -3Paに設定し
た。
【0033】塗布液14には、ディスコティック化合物
TE−(1)とTE−(2)の重量比率4:1の混合物
に、光重合開始剤(商品名;イルガキュア907、日本
チバガイギー(株)製)を1重量%添加した40重量%
メチルエチルケトン溶液である、液晶性化合物を含む溶
液を用い、湿潤膜厚5μmとなるように、50m/分で
搬送させたウェブ12に対して塗布した。減圧度は16
00Paに設定し、デジタルマノメーターでその変動幅
を測定した。塗布液14を塗布したウェブ12を、10
0℃に設定した乾燥ゾーン、及び130℃に設定した加
熱ゾーンを通過させ、その表面の液晶層に紫外線ランプ
(160W空冷メタルハライドランプ、アイグラフィッ
クス(株)製)を用いて紫外線を照射した。巻き取った
あと塗膜14bの段状ムラを目視検査した。この結果、
本実施例では、減圧度の変動幅は80Paで、塗膜14
bに段状ムラは認められず、塗膜状態は良好であった。
【0034】
【化1】
【0035】〔実施例2〕減圧チャンバー30のバック
プレート30aとウェブ12との隙間GB を200μm
としたほかは実施例1と同様に実施した。この結果、本
実施例2では、減圧度の変動幅は60Paで、塗膜14
bに段状ムラは認められず、塗膜状態は良好であった。
【0036】〔実施例3〕減圧チャンバー30のサイド
プレート30bとウェブ12との隙間GS1を300μm
とした他は実施例1と同様に実施した。この結果、本実
施例3では、減圧度の変動幅は50Paで、塗膜14b
に段状ムラは認められず、塗膜状態は非常に良好であっ
た。
【0037】〔実施例4〕減圧チャンバー30のバック
プレート30aとウェブ12との隙間GB 、サイドプレ
ート30bとウェブ12との隙間GS1をともに300μ
mとした他は実施例1と同様に実施した。この結果、本
実施例4では、減圧度の変動幅は10Paで、塗膜14
bに段状ムラは認められず、塗膜状態は良好であった。
【0038】〔実施例5〕減圧チャンバー30の両側に
位置するサイドプレート30bの間の距離がウェブ12
の幅より大きく、サイドプレート30bがバックアップ
ロール11に対向している場合について実施した。サイ
ドプレート30bとバックアップロール11との隙間G
S2は100μmに設定した。その他の条件については実
施例1と同様に実施した。この結果、減圧度の変動幅は
80Paで、塗膜14bに段状ムラは認められず、塗膜
状態は良好であった。
【0039】〔比較例1〕減圧チャンバー30のバック
プレート30aとウェブ12との隙間GB 、及びサイド
プレート30bとウェブ12との隙間GS1をともに50
μmとした他は実施例1と同様に実施した。この結果、
本比較例1では、減圧度の変動幅が100Paで、塗布
14bには段状ムラがあった。
【0040】〔比較例2〕減圧チャンバー30のバック
プレート30aとウェブ12との隙間GB 、サイドプレ
ート30bとウェブ12との隙間GS1をともに900μ
mとした他は実施例1と同様に実施した。この結果、本
比較例では、減圧度を1600Paに設定することがで
きず、塗布が不可能であった。
【0041】以上実施例1〜5及び比較例1、2の結果
より、バックプレートとウェブとの隙間を先端リップと
ウェブとの隙間よりも大きく設定することに加え、サイ
ドプレートとウェブあるいはバックアップロールとの隙
間をバックプレートとウェブとの隙間以上の大きさにす
ることが、減圧度の変動幅を抑え、塗膜の段状ムラを抑
制するのに効果があることがわかる。さらにバックプレ
ートとウェブとの隙間は、ビード形成に不利でない範囲
で、100μm以上に設定することが重要であることが
わかる。
【0042】〔実施例6〕ウェブ12として、膜厚80
μmのセルローストリアセテート(商品名;フジタッ
ク、富士写真フイルム(株)製)を使用し、塗布液を塗
布する前に、ウェブ12の表面に、紫外線硬化性ハード
コート組成物(商品名;デソライトZ−7526、72
重量%、JSR(株)製)250gをメチルエチルケト
ン62g及びシクロヘキサン88gの混合溶媒に溶解し
た液を8.6ml/m2 で塗布した。これを120℃で
5分間乾燥させ、160W/cmの空冷メタルハライド
ランプ(アイグラフィックス(株)製)を用いて紫外線
を照射することにより前記紫外線硬化性組成物を硬化さ
せ、ウェブ12の表面に厚さ25μmのハードコート層
を形成した。
【0043】塗布液14として、ジペンタエリスリトー
ルペンタアクリレートとジペンタエリスリトールヘキサ
アクリレートの混合物(DPHA、日本化薬(株)製)
91gと酸化ジルコニウム分散物含有ハードコート塗布
液(デソライトZ−7401、JSR(株)製)218
gを、メチルエチルケトンとシクロヘキサンの重量比率
が4:6である混合溶液52gに溶解し、この溶液に光
重合開始剤(イルガキュア907、日本チバガイギー
(株)製)10gを加えたものを使用して、走行速度3
0m/分で走行させるハードコート層を形成したウェブ
12の上に4.2ml/m2 で塗布した。用いたスロッ
トダイ13、先端リップ17とウェブ12との隙間
L 、バックプレート30aとウェブ12との隙間GB
及びサイドプレート30bとウェブ12間の隙間GS1
ついては実施例1と同様に実施した。減圧度は1600
Paに設定し、デジタルマノメーターでその変動幅を測
定した。この結果、本実施例5では、減圧度の変動幅は
80Paで、塗膜14bに段状ムラは認められず、塗膜
状態は良好であった。
【0044】〔実施例7〕減圧チャンバー30のバック
プレート30aとウェブ12との隙間GB を200μm
としたほかは実施例5と同様に実施した。この結果、本
実施例では、減圧度の変動幅が60Paで、塗膜14b
に段状ムラは認められず、塗膜状態は良好であった。
【0045】〔実施例8〕減圧チャンバー30のサイド
プレート30bとウェブ12との隙間GS1を300μm
とした他は実施例5と同様に実施した。この結果、本実
施例では、減圧度の変動幅が50Paで、塗膜14bに
段状ムラは認められず、塗膜状態は非常に良好であっ
た。
【0046】〔実施例9〕減圧チャンバー30のバック
プレート30aとウェブ12との隙間GB 、サイドプレ
ート30bとウェブ12との隙間GS1をともに300μ
mとした他は実施例5と同様に実施した。この結果、本
実施例では、減圧度の変動幅が10Paで、塗膜14b
に段状ムラは認められず、塗膜状態は良好であった。
【0047】〔比較例3〕減圧チャンバー30のバック
プレート30aとウェブ12との隙間GB 、サイドプレ
ート30bとウェブ12との隙間GS1をともに50μm
とした他は実施例5と同様に実施した。この結果、本比
較例では、減圧度の変動幅が100Paで、塗布14b
には段状ムラがあった。
【0048】〔比較例4〕減圧チャンバー30のバック
プレート30aとウェブ12との隙間GB 、サイドプレ
ート30bとウェブ12との隙間GS1をともに900μ
mとした他は実施例5と同様に実施した。この結果、本
比較例では、減圧度を1600Paに設定することがで
きず、塗布が不可能であった。
【0049】以上実施例6〜9及び比較例3、4の結果
から、他の塗布系に対しても、バックプレートとウェブ
との隙間を、先端リップとウェブとの隙間よりも大きく
設定することに加え、サイドプレートとウェブとの隙間
をバックプレートとウェブとの隙間以上の大きさにする
ことで、減圧度の変動幅を抑え、塗膜の段状ムラを抑制
する効果を発揮することがわかる。さらにバックプレー
トとウェブとの隙間は、ビード形成に不利でない減圧度
を保持しながら、100μm以上に設定することが重要
であることがわかる。
【0050】〔実施例10〕図4に示すような開放口4
0をサイドプレート30bにひとつ設けた。減圧度を1
600Pa、開放口の隙間面積は60mm2 に設定し、
開放口における空気の流入速度は12000mm3 /秒
であった。用いたスロットダイ13及びウェブ12、ス
ロットダ13の設置位置、減圧チャンバー30のバック
プレート30aとウェブ12との隙間、サイドプレート
と30bウェブ12との隙間等、その他の条件について
は実施例1と同様に実施した。なお、先端リップ17と
ウェブ12、バックプレート30aとウェブ12、サイ
ドプレート30bとウェブ12の隙間の面積の和は55
mm2 であった。減圧度の変動幅は50Paであり、得
られた塗膜14bには段状のムラが認められず、良好で
あった。
【0051】実施例10より、先端リップとウェブ、バ
ックプレートとウェブ、サイドプレートとウェブの間に
それぞれ存在する隙間の面積の和よりも大きな面積をも
つ隙間を新たに設けることによって、減圧度を安定させ
ることができる。その結果、段状ムラのない塗膜を得る
ことができることがわかる。
【0052】
【発明の効果】以上のように、本発明の塗布装置及び方
法により、様々な塗布系で塗膜に段状ムラが発生するこ
となく、塗布を連続的に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を実施したスロットダイコーターの断面
図である。
【図2】本発明を実施したスロットダイ及び周辺装置の
斜視図である。
【図3】(A),(B)ともに、本発明を実施した塗布
装置のウェブ及び減圧チャンバーの断面図である。
【図4】本発明のほかの実施形態であるスロットダイ及
び周辺装置の斜視図である。
【符号の説明】
11 バックアップロール 12 ウェブ 13 スロットダイ 17 先端リップ 30 減圧チャンバー 30a バックプレート 30b サイドプレート 40 開放口 GB バックプレートとウェブとの隙間 GL 先端リップとウェブとの隙間 GS1 サイドプレートとウェブとの隙間 GS2 サイドプレートとバックアップロールとの隙間
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 4D075 AC02 AC16 AC72 AC78 AC80 AC93 BB56Y CA47 CA48 DA04 DB01 DB02 DB07 DB18 DB31 DB33 DB36 DB38 DB48 DB53 DB63 DB64 DC24 DC27 DC28 EA05 EA21 EA45 EB19 4F041 AA11 AB01 BA12 BA21 BA56 CA02 CA03 CA13 CA22 CA25 5D112 CC01

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ウェブに近接させたスロットダイコータ
    ーまたはスライドビードコーターのダイの先端リップか
    らウェブにかけてビードを形成し、前記ビード近傍を、
    バックプレートを有する減圧チャンバーにより減圧し
    て、バックアップロール上の前記ウェブに塗布液を塗布
    する方法において、 前記バックプレートと前記ウェブとの隙間を、前記先端
    リップと前記ウェブとの隙間よりも大きくなるように、
    前記減圧チャンバーを設置することを特徴とする塗布方
    法。
  2. 【請求項2】 前記減圧チャンバーはサイドプレートを
    有し、このサイドプレートが前記ウェブに対向するよう
    に減圧チャンバーを設置するときに、前記サイドプレー
    トと前記ウェブとの隙間を、前記バックプレートと前記
    ウェブとの隙間以上に大きくすることを特徴とする請求
    項1記載の塗布方法。
  3. 【請求項3】 前記減圧チャンバーはサイドプレートを
    有し、このサイドプレートが前記ウェブをその上に有し
    ない前記バックアップロール部分に対向するように減圧
    チャンバーを設置するときに、前記サイドプレートと前
    記バックアップロールとの隙間を、前記バックプレート
    と前記ウェブとの隙間以上に大きくすることを特徴とす
    る請求項1記載の塗布方法。
  4. 【請求項4】 前記バックプレートと前記ウェブとの隙
    間を100μm以上1mm以下とすることを特徴とす
    る、請求項1ないし3いずれかひとつ記載の塗布方法。
  5. 【請求項5】 ウェブに近接させたスロットダイコータ
    ーまたはスライドビードコーターのダイの先端リップか
    らウェブにかけてビードを形成し、前記ビード近傍を、
    バックプレート及びサイドプレートを有する減圧チャン
    バーを含む減圧設備により減圧して、バックアップロー
    ル上の前記ウェブに塗布液を塗布する装置において、 前記先端リップと前記ウェブとの間、前記サイドプレー
    トと前記ウェブあるいは前記バックアップロールとの
    間、前記バックプレートと前記ウェブとの間に存在する
    隙間による開口総面積よりも大きな面積をもつ開口を上
    記減圧設備中に設けることを特徴とする塗布装置。
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