JP2003236428A - グラビア塗工装置 - Google Patents

グラビア塗工装置

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JP2003236428A
JP2003236428A JP2002043883A JP2002043883A JP2003236428A JP 2003236428 A JP2003236428 A JP 2003236428A JP 2002043883 A JP2002043883 A JP 2002043883A JP 2002043883 A JP2002043883 A JP 2002043883A JP 2003236428 A JP2003236428 A JP 2003236428A
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JP
Japan
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gravure roll
gravure
liquid
liquid tank
coating
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Application number
JP2002043883A
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English (en)
Inventor
Katsuhiro Omori
克洋 大森
Tomohiro Yoneda
知弘 米田
Shinji Doi
伸次 土井
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Hirano Tecseed Co Ltd
Hirano Steel Recycle Co
Original Assignee
Hirano Tecseed Co Ltd
Hirano Steel Recycle Co
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 高速でグラビア塗工を行っても、塗工液を均
一な厚さで薄い基材に対してもグラビア塗工を行えるグ
ラビア塗工装置を提供する。 【解決手段】 回転するグラビアロール14の一部が液
槽12内部の塗工液に浸漬するように配され、グラビア
ロール14の周面上の塗工液を掻き落とす掻落しブレー
ド32が設けられ、掻落しブレード32によって塗工液
が掻き落とされたグラビアロール14の周面に基材Wの
片面が接触するものであり、液槽12内部を隔壁16で
仕切り、下流側液溜め部20が、グラビアロール14に
おける45°以上90°未満の周面を覆っており、液槽
12が閉塞ブレード38とグラビアロール14と掻落し
ブレード32によって気密状態であるものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、樹脂フィルム、
紙、布帛等からなる長尺状の基材に対しグラビア塗工を
行うグラビア塗工装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、薄い基材に対しても塗工液を
均一な厚さで塗工することができるグラビア塗工装置が
種々提案されている。
【0003】例えば、第1の従来技術のグラビア塗工装
置としては、直径が約20mmから約50mmで全周に
グラビアパターンが彫刻されたグラビアロールを、基材
と相対速度を有する周速度で回転させると共に、グラビ
アロールの表面から掻落しブレードによって余った塗工
液を塗工を施す前に拭き取って、定量の塗工液を基材の
上面が自由状態にある位置におけるその基材の下面に塗
工して、基材に塗工液をべた塗りするものが提案されて
いる(特公平5−53553号)。
【0004】第2の従来技術のグラビア塗工装置として
は、グラビアロールの側方に液槽を配し、この液槽の上
流側に掻落しブレードを配し、下流側に閉塞ブレードを
配することによって前記液槽を気密状態にし、この液槽
内部を上流側の液槽部と下流側の液槽部に仕切ったもの
が提案されている(特開平8−58069号、米国特許
第5,988,064号)。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、最近のグラ
ビア塗工装置においては、基材を高速(50m/分以
上)で搬送し、グラビア塗工を行うことが要求されてい
る。
【0006】しかし、上記で説明した第1の従来技術の
グラビア塗工装置であると、液槽がオープンタイプであ
るため、基材の搬送速度が50m/分を越えると、グラ
ビアロールによる攪拌によって液槽内部に気泡が生じ、
塗工液の品質が落ち、また、塗工液が濃縮する等の問題
点がある。
【0007】また、第2の従来技術におけるグラビア塗
工装置においては、液槽がグラビアロールの周面の一部
分のみしか覆っていないため、掻落しブレードによって
塗工液が掻き落とされた後、基材に接触するまでの時間
が長くなり、その間に塗工液が乾燥したり変質して、グ
ラビア塗工をうまく行えないという問題点がある。
【0008】そこで、本発明は上記問題点に鑑み、高速
でグラビア塗工を行っても、塗工液を均一な厚さで薄い
基材に対してもグラビア塗工を行えるグラビア塗工装置
を提供するものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、長尺
状の基材の搬送方向と反対方向、または、同じ方向にな
るように、グラビアロールを回転させ、前記グラビアロ
ールの一部が、液槽内部の塗工液に浸漬するように配さ
れ、前記グラビアロールの周面上の塗工液を掻き落とす
掻落しブレードが設けられ、前記掻落しブレードによっ
て塗工液が掻き落とされた前記グラビアロールの周面に
前記基材の一方の片面が接触して塗工液を塗工し、前記
接触する位置の他方の片面が自由状態であるグラビア塗
工装置において、前記液槽の内部を上流側液溜め部と下
流側液溜め部に仕切る隔壁の先端部が前記グラビアロー
ルの周面の近傍に配され、前記掻落しブレードによって
前記下流側液溜め部と前記液槽の外部とが仕切られ、か
つ、前記グラビアロールにおける1/8以上1/4未満
の周面を前記下流側液溜め部が覆い、前記液槽から前記
グラビアロールに向かって配された閉塞ブレードの先端
部が前記グラビアロールに接触して、前記上流側液溜め
部と前記液槽の外部とが仕切られ、前記上流側液溜め部
へ塗工液を圧送する圧送手段が設けられ、前記下流側液
溜め部から塗工液を排出する排出手段が設けられたこと
を特徴とするグラビア塗工装置である。
【0010】請求項2の発明は、前記グラビアロールの
半径が、約20mmから約40mmであることを特徴と
する請求項1記載のグラビア塗工装置である。
【0011】請求項3の発明は、前記グラビアロールと
前記掻落しブレードとが接触する位置と、前記グラビア
ロールと前記基材の片面とが接触する位置との間の前記
グラビアロールの周面上の距離が約30mmより小さい
ことを特徴とする請求項1から2記載のグラビア塗工装
置である。
【0012】請求項4の発明は、前記グラビアロールと
前記掻落しブレードと前記閉塞ブレードによって、前記
液槽内部が気密状態であることを特徴とする請求項1か
ら3記載のグラビア塗工装置である。
【0013】請求項5の発明は、前記液槽の隔壁の先端
部が傾斜して傾斜面をなし、前記傾斜面の下流側へいく
程に前記グラビアロールに接近することを特徴とする請
求項1から4記載のグラビア塗工装置である。
【0014】請求項6の発明は、前記傾斜面が、円弧状
の面、平面、または、複数の平面を組み合わせた面であ
ることを特徴とする請求項5記載のグラビア塗工装置で
ある。
【0015】請求項7の発明は、前記液槽の上方に前記
グラビアロールが配されたことを特徴とする請求項1か
ら6記載のグラビア塗工装置である。
【0016】請求項8の発明は、前記液槽の下方に前記
グラビアロールが配されたことを特徴とする請求項1か
ら6記載のグラビア塗工装置である。
【0017】請求項9の発明は、前記液槽の側方に前記
グラビアロールが配されたことを特徴とする請求項1か
ら6記載のグラビア塗工装置である。
【0018】請求項10の発明は、前記掻落しブレード
の基部が取り付けられたブレード取り付け部が、前記液
槽の壁の縁部に設けられると共に、前記液槽の壁と前記
ブレード取り付け部との間に前記グラビアロールの軸方
向に沿ってスリットが形成され、前記スリットの大きさ
が変化するように前記ブレード取り付け部が前記液槽の
壁の縁部を中心に弾性変形することを特徴とする請求項
1から9記載のグラビア塗工装置である。
【0019】また、本発明は次のような構成をとること
ができる。
【0020】(第1の発明)長尺状の基材の搬送方向と
反対方向、または、同じ方向になるように、グラビアロ
ールを回転させ、前記グラビアロールの下方に液槽を配
し、前記グラビアロールの下周面の一部が、前記液槽内
部の塗工液に浸漬するように配され、前記グラビアロー
ルの周面上の塗工液を掻き落とす掻落しブレードが設け
られ、前記掻落しブレードによって塗工液が掻き落とさ
れた前記グラビアロールの下周面に前記基材の下面が接
触して塗工液を塗工し、前記接触する位置の上面が自由
状態であり、前記液槽の内部を上流側液溜め部と下流側
液溜め部に仕切る隔壁の先端部が前記グラビアロールの
下周面の近傍に配され、前記掻落しブレードによって前
記下流側液溜め部と前記液槽の外部とが仕切られ、か
つ、前記グラビアロールの周面の1/8以上1/4未満
を前記下流側液溜め部が覆い、前記液槽から前記グラビ
アロールに向かって配された閉塞ブレードの先端部が前
記グラビアロールに接触して、前記上流側液溜め部と前
記液槽の外部とが仕切られ、前記上流側液溜め部へ塗工
液を圧送する圧送手段が設けられ、前記下流側液溜め部
から塗工液を排出する排出手段が設けられたことを特徴
とするグラビア塗工装置。
【0021】(第2の発明)長尺状の基材の搬送方向と
反対方向、または、同じ方向になるように、グラビアロ
ールを回転させ、前記グラビアロールの上方に液槽を配
し、前記グラビアロールの上周面の一部が、前記液槽内
部の塗工液に浸漬するように配され、前記グラビアロー
ルの周面上の塗工液を掻き落とす掻落しブレードが設け
られ、前記掻落しブレードによって塗工液が掻き落とさ
れた前記グラビアロールの下周面に前記基材の上面が接
触して塗工液を塗工し、前記接触する位置の下面が自由
状態であり、前記液槽の内部を上流側液溜め部と下流側
液溜め部に仕切る隔壁の先端部が前記グラビアロールの
上周面の近傍に配され、前記掻落しブレードによって前
記下流側液溜め部と前記液槽の外部とが仕切られ、か
つ、前記グラビアロールの周面の1/8以上1/4未満
を前記下流側液溜め部が覆い、前記液槽から前記グラビ
アロールに向かって配された閉塞ブレードの先端部が前
記グラビアロールに接触して、前記上流側液溜め部と前
記液槽の外部とが仕切られ、前記上流側液溜め部へ塗工
液を圧送する圧送手段が設けられ、前記下流側液溜め部
から塗工液を排出する排出手段が設けられたことを特徴
とするグラビア塗工装置。
【0022】(第3の発明)長尺状の基材の搬送方向と
反対方向、または、同じ方向になるように、グラビアロ
ールを回転させ、前記グラビアロールの側方に液槽を配
し、前記グラビアロールの横周面の一部が、前記液槽内
部の塗工液に浸漬するように配され、前記グラビアロー
ルの周面上の塗工液を掻き落とす掻落しブレードが設け
られ、前記掻落しブレードによって塗工液が掻き落とさ
れた前記グラビアロールの下周面に前記基材の一方の片
面が接触して塗工液を塗工し、前記接触する位置の他方
の片面が自由状態であり、前記液槽の内部を上流側液溜
め部と下流側液溜め部に仕切る隔壁の先端部が前記グラ
ビアロールの横周面の近傍に配され、前記掻落しブレー
ドによって前記下流側液溜め部と前記液槽の外部とが仕
切られ、かつ、前記グラビアロールの周面の1/8以上
1/4未満を前記下流側液溜め部が覆い、前記液槽から
前記グラビアロールに向かって配された閉塞ブレードの
先端部が前記グラビアロールに接触して、前記上流側液
溜め部と前記液槽の外部とが仕切られ、前記上流側液溜
め部へ塗工液を圧送する圧送手段が設けられ、前記下流
側液溜め部から塗工液を排出する排出手段が設けられた
ことを特徴とするグラビア塗工装置。
【0023】(第4の発明)前記上流側液溜め部が、前
記下流側液溜め部の下方に位置し、前記掻落しブレード
が前記液槽の下部から前記グラビアロールに向かって延
び、前記基材の上面に塗工液をグラビア塗工することを
特徴とする第4の発明に記載のグラビア塗工装置。
【0024】(第5の発明)前記上流側液溜め部が、前
記下流側液溜め部の上方に位置し、前記掻落しブレード
が前記液槽の上部から前記グラビアロールに向かって延
び、前記基材の下面に塗工液をグラビア塗工することを
特徴とする第4の発明に記載のグラビア塗工装置。
【0025】
【作 用】請求項1のグラビア塗工装置においては、グ
ラビアロールにおける1/8以上1/4未満の周面を下
流側液溜め部が覆い、掻落しブレードの位置と基材の接
触位置を近くすることができるため、塗工液が途中で乾
燥したりすることがなくグラビア塗工を綺麗に行うこと
ができる。
【0026】
【発明の実施の形態】(第1の実施例)本発明の第1の
実施例を図1と図2に基づいて説明する。
【0027】図1は、第1の実施例のグラビア塗工装置
10の縦断面図であり、図2は前面からみた縦断面図で
ある。なお、図1において、上下関係を明確にするため
に「上」と「下」を明記する。
【0028】(1)グラビア塗工装置10の構成 グラビア塗工装置10の構成について説明する。なお、
以下の説明のために図1における液槽12の左側の壁を
前壁121といい、右側の壁を後壁122といい、図2
における液槽12の左側の壁を左側壁123といい、右
側の壁を右側壁124という。
【0029】塗工液を溜めるための液槽12の上方に、
回転自在にグラビアロール14が配され、グラビアロー
ル14の下周面の一部が、液槽12の塗工液に浸漬され
ている。グラビアロール14の全周には、図2に示すよ
うにグラビアパターンが彫刻されている。また、このグ
ラビアロール14の半径Rは、20mmから40mmが
よく、好ましくは25mmから35mmであり、例え
ば、31mmが考えられる。グラビアロール14の軸方
向の長さは、400mmから1500mm程度である。
この数値限定の理由については、後から詳しく説明す
る。さらに、図2に示すように、グラビアロール14の
両端の回転軸はベアリング60,62によって回転自在
に支持され、モータ64で回転する。
【0030】樹脂フィルム、紙、布帛からなる長尺状の
基材Wは搬送速度が50m/分以上の高速で搬送されて
おり、第1案内ロール40を経て第2案内ロール42、
第3案内ロール44を経て第4案内ロール46に到る。
そして、第2案内ロール42と第3案内ロール44を基
材Wが通過する間において、基材Wの片面がグラビアロ
ール14の上周面の後側と接触する。この接触する位置
は、グラビアロール14の回転軸Oよりやや上方の後側
の位置であると共に、グラビアロール14と基材Wの接
触点A点においては、基材Wの一方の片面(下面)はグ
ラビアロール14と接触し、他の片面(上面)はローラ
等によって押圧されず自由状態となっている。
【0031】なお、基材Wの搬送方向とグラビアロール
14の回転方向との関係は、互いに相対する方向、すな
わち、反対方向にあり、具体的には図1において、基材
Wの搬送方向が左上から右下に走行し、グラビアロール
14が反時計回りの方向に回転する。
【0032】液槽12の内部には、グラビアロール14
の軸方向に沿って隔壁16が立設され、液槽12内部を
上流側液溜め部18と下流側液溜め部20とに区画して
いる。なお、液槽12は、図1に示すように、水平な状
態に配されている。
【0033】上流側液溜め部18の底面の左側、中央
部、右側には、塗工液の供給口22がそれぞれ開口し
て、この供給口22には、塗工液を圧送するためのポン
プ24が接続されている。
【0034】下流側液溜め部20の底面の左側、中央
部、右側には、塗工液を排出するための排出口26がそ
れぞれ開口し、この排出口26から、塗工液を溜めるた
めのタンク28に排出パイプ30が接続されている。
【0035】上記したように液槽12の上方にはグラビ
アロール14が配されているが、図3に示すように、こ
のグラビアロール14の回転軸Oの真下よりやや上流側
に、隔壁16が配されている。この隔壁16の上面16
1は、円弧状の傾斜面をなし、下流側ほどグラビアロー
ル14の下周面に接近して、隔壁16の上面の下流端の
位置D点で最もグラビアロール14の下周面の最下端C
点と接近する。すなわち、回転軸O点の真下(鉛直下)
に隔壁16の上面161の下流端D点が位置する。そし
て、この位置C点とD点に間(すなわち、グラビアロー
ル14と隔壁16との間)には塗工液が流れるための隙
間162が形成されている。また、上流側液溜め部18
と下流側液溜め部20とは、隔壁16とグラビアロール
14との隙間162以外は、隔壁16によって完全に区
画され、塗工液の流通はない。この隔壁16の役割を説
明すると、隔壁16の上面161は円弧状のナイフブレ
ードを構成し、上流側から下流側に塗工液が流れる場合
にグラビアロール14の下周面に対し剪断圧力を与えて
グラビアロール14の下周面に塗工液を塗工している。
図3において、塗工液の流れを矢印200〜210で表
示している。
【0036】下流側液溜め部20の下流端の位置には、
掻落しブレード32が、グラビアロール14の軸方向に
沿って設けられると共に、液槽12の後壁122の上端
部からグラビアロール14の下周面に向かって延びてい
る。さらに、詳しく説明すると、掻落しブレード32の
基部がブレード取り付け部33に取り付けられ、液槽1
2の後壁122とブレード取り付け部33との間に前記
グラビアロールの軸方向に沿ってスリット34が形成さ
れ、スリット34の大きさが変化するようにブレード取
り付け部33が液槽12の後壁122の上端の縁部を中
心に弾性変形する。また、この掻落しブレード32は、
弾性のある金属板によって形成されている。このよう
に、ブレード取り付け部33と掻落しブレード32に弾
性を持たせることによって、塗工液を掻き落とす場合
に、グラビアロール14の回転方向に沿って掻落しブレ
ード32がなびき、かつ、気密性を保持することができ
る。
【0037】そして、隔壁16からこの掻落しブレード
32までの部分が下流側液溜め部20となるが、この下
流側液溜め部20によって覆われるグラビアロール14
の下周面の範囲は、1/8以上1/4未満である。図3
のグラビアロール14の拡大図に基づいて説明すると、
隔壁16の上面161の下流端の位置と、回転軸Oと、
掻落しブレード32の接触位置B点のなす角度αは、4
5°以上90°未満に設定されている。好ましくは、9
0°に近いほどよく、図1の場合には約80°である。
なお、α=90°の位置は、回転軸Oと水平な位置とな
る。
【0038】上流側液溜め部18の上流側には、液槽1
2の外部と上流側液溜め部18とを区画するための閉塞
ブレード38がグラビアロール14の軸方向に沿って設
けられている。閉塞ブレード38は液槽12の前壁12
1の上端部からグラビアロール14の下周面に向かって
延びている。
【0039】そして、この閉塞ブレード38と、グラビ
アロール14と、掻落しブレード32と、液槽12の左
右両側壁123,124によって、グラビアロール14
が気密状態となっている。
【0040】上記したように、下流側液溜め部20によ
って覆われるグラビアロール14の下周面の範囲は、1
/8以上1/4未満であり、また、上流側液溜め部18
によってもグラビアロール14の下周面が覆われてい
る。そのため、液槽12全体でグラビアロール14の下
周面が殆ど覆われた構造となる。
【0041】(2)グラビア塗工装置10の塗工状態 上記構成のグラビア塗工装置10の塗工状態について説
明する。
【0042】ポンプ24によって塗工液を上流側液溜め
部18に圧送すると、上流側液溜め部18に到った塗工
液は隔壁16上部に至る(図3の矢印200で塗工液の
流れを表示)。
【0043】隔壁16上部に至った塗工液は、隔壁の上
面161とグラビアロール14の下周面との隙間162
を通過するときに、隔壁16の傾斜した上面(円弧状の
ナイフブレード)161による剪断圧力によってグラビ
アロール14の周面に塗工液膜を均一に形成し、下流側
液溜め部20に流れる(図3の矢印201,202で塗
工液の流れを表示)。
【0044】下流側液溜め部20に流れた塗工液は、下
流側液溜め部20の底面にある排出口26から排出され
排出パイプ30を経てタンク28に到る(図3の矢印2
03,204,205で塗工液の流れを表示)。これに
より、上流側液溜め部18から下流側液溜め部20に塗
工液を流すことにより、グラビアロール14の周面には
常に新鮮な塗工液が塗工されることとなる。
【0045】一方、グラビアロール14の周面に形成さ
れた塗工膜は、下流側液溜め部20内部を回転して、掻
落しブレード32の先端B点で定量になるように掻き落
とされ、下流側液溜め部20から外に到る。この時に、
グラビアロール14の周面に形成された塗工膜は、下流
側液溜め部20内部の塗工液の流れ(図3における矢印
206,207)と共に、移動するために、掻落しブレ
ード32の先端の位置B点まで塗工膜が乾燥したり、変
質しない。また、塗工液を掻き落とす場合に、グラビア
ロール14の回転方向に沿って掻落しブレード32がな
びき、かつ、気密性を保持することができる。なお、こ
れ以後の下流側液溜め部20内部の塗工液の流れとして
は、掻落しブレード32の先端の位置B点まできた塗工
液は、図3の矢印208,209,210に示すように
下流側液溜め部20の底面側に戻っていく流れ(矢印2
05)と一体となり、塗工液の新鮮さが損なわれない。
【0046】グラビアロール14がさらに回転して、5
0m/分以上の高速で搬送されている基材Wの片面と接
触して、基材Wの下面に塗工液がグラビア塗工される。
【0047】グラビア塗工を行ったグラビアロール14
は、さらに回転して閉塞ブレード38の位置から上流側
液溜め部18に入り再び塗工液が塗工される。
【0048】この場合に、液槽12内部は、閉塞ブレー
ド38とグラビアロール14と掻落しブレード32と液
槽12の左右両側壁123,124によって気密状態に
なっているため、気泡が侵入することがなく、グラビア
ロール14の表面に気泡が付着しない。また、仮に閉塞
ブレード38とグラビアロール14との間から空気が侵
入して気泡が発生しても、下流側液溜め部20から上流
側液溜め部18に到るところで隔壁16によって、気泡
は上流側液溜め部18に到ることがない。
【0049】また、下流側液溜め部20がグラビアロー
ル14の下周面の後側を殆どを覆っているため、掻落し
ブレード32の位置B点から基材Wの接触点A点までの
位置との間のグラビアロール14の周面上の距離(以
下、露出距離という)Mが小さくなり、塗工液が乾燥し
たりすることがない。
【0050】以下、この効果についてさらに詳しく述べ
る。
【0051】従来技術でも説明したように、グラビアロ
ール14上に塗工された塗工液は、膜圧が薄く、すぐに
乾燥したり変質したりする。そのため、掻落しブレード
32によって掻き落とした後に、直ちに塗工するのが好
ましい。そこで、本出願人は、この掻落しブレード32
の位置B点から基材Wの接触点A点までのグラビアロー
ル14における周面上の距離である露出距離Mがどの位
の距離であれば塗工液が乾燥したり変質しないかを実験
した。
【0052】基材Wの搬送速度と塗工液の種類や粘度に
もよるが、実験結果によると露出距離Mが約30mm以
下であれば、そのような乾燥や変質が起こらないことが
発見された。そこで、この観点から、グラビア塗工装置
10の構造やグラビアロール14の半径を求めた場合
に、次のような必要性が生まれてきた。
【0053】第1には、塗工液を外気に極力触れないよ
うにするために、グラビアロール14の下周面を液槽1
2でできるだけ覆うようにする必要がある。そのため、
掻落しブレード32を、グラビアロール14の回転軸O
におけるやや下方に位置させ、グラビアロール14の下
周面を下流側液溜め部20でほぼ覆うようにした。具体
的には、下流側液溜め部20によって覆われるグラビア
ロール14の角度αが45°以上90°未満がよく、好
ましくは70°以上90°未満がよい。
【0054】第2に、グラビアロール14の半径が大き
すぎると、露出距離Mが延びるため、グラビアロール1
4の半径を極力小さくする必要がある。一方、グラビア
ロール14の半径をあまり小さくすると、グラビアロー
ル14の周面にグラビアパターンの彫刻を行うことがで
きず、また、軸方向に対し撓んでしまうという問題点が
ある。そのため、露出距離Mを30mm以内にし、か
つ、上記条件を満たすようにするために、グラビアロー
ル14の半径Rを20mmから40mmにするのが好ま
しいというのが判明した。
【0055】このグラビアロール14の半径Rの上限を
40mmにした理由は次のように理由による。
【0056】図3において、基材Wの接触点Aと回転軸
Oと掻落しブレード32の接触点Bのなす角度をθとす
ると露出距離Mは下記のようになる。
【0057】M=2×π×R×θ/360 となる。そして、露出距離Mを30mm、θ=40°と
した場合に、半径Rは43mmとなるため、上記のよう
な上限となったものである。
【0058】θ=40°した理由について、図7に基づ
いて説明する。
【0059】基材Wは抱き角をほとんどとらないのが望
ましいからほぼ接線となるようにパスライン(パスライ
ンとは基材Wの搬送経路を意味する)を配置する。
【0060】掻落しブレード32とパスラインとは干渉
を避けるために、掻落しブレード32とパスラインと
は、その間隔は10mm以上あればよい。
【0061】したがって、10mm=弦ABの長さ×s
inψの関係が成立するために、ψ=19.5°とな
り、ψは約20°となる。
【0062】そして、図7に示すように角OAB=90
°−20°=70°となる。
【0063】また、△AOBは二等辺三角形なので、 角AOB=θ=180°−2×70°=40° となる。したがって、θとしては、40°を中心として
20°から60°がよい。
【0064】また、半径Rの下限の20mmは、グラビ
アロール14を制作する場合に、これ以上、径が細くな
ると、周面にグラビアパターンを彫刻することが困難で
あり、また、軸方向の長さが400mm以上あるため、
グラビア塗工中に撓む可能性があるためである。
【0065】(第2の実施例)本発明の第2の実施例を
図4に基づいて説明する。なお、図4において、上下関
係を明確にするために「上」と「下」を明記する。
【0066】本実施例と第1の実施例の異なる点は、第
1の実施例ではグラビアロール14の下方に液槽12を
配したが、本実施例ではグラビアロール14の上方に液
槽12を配している。
【0067】具体的には、液槽12の真下に回転自在に
グラビアロール14が配され、グラビアロール14の上
周面の一部が、液槽12の塗工液に浸漬されている。
【0068】液槽12の内部には、グラビアロール14
の軸方向に沿って隔壁16が立設され、液槽12内部を
上流側液溜め部18と下流側液溜め部20とに区画して
いる。なお、液槽12は、図4に示すように、水平な状
態に配されている。
【0069】上流側液溜め部18の上面には、塗工液の
供給口22が開口して、この供給口22には、塗工液を
圧送するためのポンプ24が接続されている。
【0070】下流側液溜め部20の上面には、塗工液を
排出するための排出口26が開口し、この排出口26か
ら、塗工液を溜めるためのタンク28に排出パイプ30
が接続されている。
【0071】上記したように液槽12の真下にはグラビ
アロール14が配されているが、このグラビアロール1
4の回転軸Oの真上よりやや上流側に、隔壁16が配さ
れている。この隔壁16の上面は、円弧状の傾斜面をな
し、下流側ほどグラビアロール14の上周面に接近し
て、隔壁16の下面の下流端の位置で最もグラビアロー
ル14の上周面と接近する。但し、この位置においても
グラビアロール14と隔壁16との間には塗工液が流れ
るための隙間が形成されている。すなわち、上流側液溜
め部18と下流側液溜め部20とは、隔壁16とグラビ
アロール14との隙間以外は、隔壁16によって完全に
区画され、塗工液の流通はない。この隔壁16の役割を
説明すると、隔壁16の上面は円弧状のナイフブレード
を構成し、上流側から下流側に塗工液が流れる場合にグ
ラビアロール14の上周面に対し剪断圧力を与えてグラ
ビアロール14の上周面に塗工液を塗工している。な
お、この隔壁16の上流端の位置がグラビアロール14
の回転軸Oの真上にくるように設定されている。
【0072】下流側液溜め部20の下流端の位置には、
掻落しブレード32が、グラビアロール14の軸方向に
沿って設けられると共に、液槽12の後壁122の上端
部からグラビアロール14の上周面に向かって延びてい
る。さらに、詳しく説明すると、掻落しブレード32の
基部がブレード取り付け部33に取り付けられ、液槽1
2の後壁122とブレード取り付け部33との間に前記
グラビアロールの軸方向に沿ってスリット34が形成さ
れ、スリット34の大きさが変化するようにブレード取
り付け部33が液槽12の後壁122の上端の縁部を中
心に弾性変形する。また、この掻落しブレード32は、
弾性のある金属板によって形成されている。このよう
に、ブレード取り付け部33と掻落しブレード32に弾
性を持たせることによって、塗工液を掻き落とす場合
に、グラビアロール14の回転方向に沿って掻落しブレ
ード32がなびき、かつ、気密性を保持することができ
る。
【0073】そして、隔壁16からこの掻落しブレード
32までの部分が下流側液溜め部20となるが、この下
流側液溜め部20によって覆われるグラビアロール14
の上周面の範囲は、1/8以上1/4未満である。
【0074】上流側液溜め部18の上流側には、液槽1
2の外部と上流側液溜め部18とを区画するための閉塞
ブレード38がグラビアロール14の軸方向に沿って設
けられている。閉塞ブレード38は液槽12の前壁12
1の上端部からグラビアロール14の上周面に向かって
延びている。
【0075】そして、この閉塞ブレード38と、グラビ
アロール14と、掻落しブレード32と、液槽12の左
右両側壁によって、グラビアロール14が気密状態とな
っている。
【0076】上記したように、下流側液溜め部20によ
って覆われるグラビアロール14の上周面の範囲は、1
/8以上1/4未満であり、また、上流側液溜め部18
によってもグラビアロール14の上周面が覆われてい
る。そのため、液槽12全体でグラビアロール14の上
周面が殆ど覆われた構造となる。
【0077】このグラビア塗工装置10であると、重力
によって常に液槽12内部の塗工液がグラビアロール1
4の上周面に押され、塗工液を確実にグラビアロール1
4の周面に形成することができる。
【0078】最もよい効果は、気泡が混入した場合に、
気泡は塗工液よりも軽いため上方に浮かび上がり、グラ
ビアロール14の周面には付着することがない。
【0079】また、液槽12は、気密状態であるため、
塗工液が漏れ出たりすることがない。
【0080】さらに、基材Wの上面に塗工するため、塗
工面が基材Wの上面に位置する。ところで、一般的に乾
燥装置等の熱処理装置において、塗工面を上面にして熱
処理装置へ搬入するために、下面に塗工面を塗工した場
合と異なり、基材Wを反転させて搬入させる必要がな
い。
【0081】(第3の実施例)図5に基づいて第3の実
施例について説明する。なお、図5において、上下関係
を明確にするために「上」と「下」を明記する。
【0082】本実施例と第1の実施例の異なる点は、液
槽12の設けた位置にある。即ち、本実施例ではグラビ
アロール14の右側方に液槽12を配したものである。
【0083】本実施例のグラビア塗工装置10である
と、液槽12をグラビアロール14の右側方に配する。
【0084】(第4の実施例)図6に基づいて第3の実
施例について説明する。なお、図6において、上下関係
を明確にするために「上」と「下」を明記する。
【0085】本実施例と第1の実施例の異なる点は、液
槽12の設けた位置にある。即ち、本実施例ではグラビ
アロール14の左側方に液槽12を配し、液槽12内部
の上流側液溜め部18を上に、下流側液溜め部20を下
に位置するようになし、掻落しブレード32が液槽12
の下部に位置するようにする。
【0086】本実施例のグラビア塗工装置10である
と、隔壁16での流れが上から下へ流れるようになり、
より剪断圧力がかかるようになる。そのため、気泡が発
生しても、塗工液より軽いため下方にある下流側液溜め
部20に流れることがない。
【0087】また、基材Wの上面に塗工するため、塗工
面が基材Wの上面に位置する。ところで、一般的に乾燥
装置等の熱処理装置において、塗工面を上面にして熱処
理装置へ搬入するために、下面に塗工面を塗工した場合
と異なり、基材Wを反転させて搬入させる必要がない。
【0088】(変更例1)隔壁16の先端部は上記実施
例では円弧状に形成したが、これに限らず、平面状であ
ってもよく、また、複数の平面から構成された多角形状
でもよく、グラビアロール14に対し剪断圧力がかかる
形状であればよい。
【0089】(変更例2)上記実施例では、基材Wの搬
送方向とグラビアロール14の回転方向との関係は、反
対方向にあったが、同じ方向に回転させてもよい。具体
的には図1において、基材Wの搬送方向が右下から左上
に走行し、グラビアロール14が反時計回りの方向に回
転する。
【0090】
【発明の効果】以上により本発明のグラビア塗工装置で
あると、基材の表面にグラビア塗工を薄くかつ均一に行
うことができる。そして、高速回転(例えば、50m/
分以上)であっても、気泡が混じることがなく、綺麗な
グラビア塗工を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例を示すグラビア塗工装置
の側面から見た縦断面図である。
【図2】同じく本実施例のグラビア塗工装置の前面から
見た縦断面図である。
【図3】グラビアロールの一部拡大図である。
【図4】第2の実施例のグラビア塗工装置の縦断面図で
ある。
【図5】第3の実施例のグラビア塗工装置の縦断面図で
ある。
【図6】第4の実施例のグラビア塗工装置の縦断面図で
ある。
【図7】θ=40°を示す説明図である。
【符号の説明】
10 グラビア塗工装置 12 液槽 14 グラビアロール 16 隔壁 18 上流側液溜め部 20 下流側液溜め部 22 供給口 24 ポンプ 26 排出口 28 タンク 30 排出パイプ 32 掻落しブレード 38 閉塞ブレード
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 土井 伸次 奈良県北葛城郡河合町大字川合101番地の 1 株式会社ヒラノテクシード内 Fターム(参考) 2C250 DB14 DB19 DB21 4F040 AA22 AA31 AB04 AC01 AC09 BA26 CB06 CB22 CB27 CB33

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】長尺状の基材の搬送方向と反対方向、また
    は、同じ方向になるように、グラビアロールを回転さ
    せ、 前記グラビアロールの一部が、液槽内部の塗工液に浸漬
    するように配され、 前記グラビアロールの周面上の塗工液を掻き落とす掻落
    しブレードが設けられ、 前記掻落しブレードによって塗工液が掻き落とされた前
    記グラビアロールの周面に前記基材の一方の片面が接触
    して塗工液を塗工し、前記接触する位置の他方の片面が
    自由状態であるグラビア塗工装置において、 前記液槽の内部を上流側液溜め部と下流側液溜め部に仕
    切る隔壁の先端部が前記グラビアロールの周面の近傍に
    配され、 前記掻落しブレードによって前記下流側液溜め部と前記
    液槽の外部とが仕切られ、かつ、前記グラビアロールの
    周面の1/8以上1/4未満を前記下流側液溜め部が覆
    い、 前記液槽から前記グラビアロールに向かって配された閉
    塞ブレードの先端部が前記グラビアロールに接触して、
    前記上流側液溜め部と前記液槽の外部とが仕切られ、 前記上流側液溜め部へ塗工液を圧送する圧送手段が設け
    られ、 前記下流側液溜め部から塗工液を排出する排出手段が設
    けられたことを特徴とするグラビア塗工装置。
  2. 【請求項2】前記グラビアロールの半径が、約20mm
    から約40mmであることを特徴とする請求項1記載の
    グラビア塗工装置。
  3. 【請求項3】前記グラビアロールと前記掻落しブレード
    とが接触する位置と、前記グラビアロールと前記基材の
    片面とが接触する位置との間の前記グラビアロールの周
    面上の距離が約30mmより小さいことを特徴とする請
    求項1から2記載のグラビア塗工装置。
  4. 【請求項4】前記グラビアロールと前記掻落しブレード
    と前記閉塞ブレードによって、前記液槽内部が気密状態
    であることを特徴とする請求項1から3記載のグラビア
    塗工装置。
  5. 【請求項5】前記液槽の隔壁の先端部が傾斜して傾斜面
    をなし、 前記傾斜面の下流側へいく程に前記グラビアロールに接
    近することを特徴とする請求項1から4記載のグラビア
    塗工装置。
  6. 【請求項6】前記傾斜面が、円弧状の面、平面、また
    は、複数の平面を組み合わせた面であることを特徴とす
    る請求項5記載のグラビア塗工装置。
  7. 【請求項7】前記液槽の上方に前記グラビアロールが配
    されたことを特徴とする請求項1から6記載のグラビア
    塗工装置。
  8. 【請求項8】前記液槽の下方に前記グラビアロールが配
    されたことを特徴とする請求項1から6記載のグラビア
    塗工装置。
  9. 【請求項9】前記液槽の側方に前記グラビアロールが配
    されたことを特徴とする請求項1から6記載のグラビア
    塗工装置。
  10. 【請求項10】前記掻落しブレードの基部が取り付けら
    れたブレード取り付け部が、前記液槽の壁の縁部に設け
    られると共に、前記液槽の壁と前記ブレード取り付け部
    との間に前記グラビアロールの軸方向に沿ってスリット
    が形成され、前記スリットの大きさが変化するように前
    記ブレード取り付け部が前記液槽の壁の縁部を中心に弾
    性変形することを特徴とする請求項1から9記載のグラ
    ビア塗工装置。
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