JP2003234446A - 半導体装置用ベースおよびその製造方法ならびにそれを用いた半導体装置 - Google Patents

半導体装置用ベースおよびその製造方法ならびにそれを用いた半導体装置

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JP2003234446A
JP2003234446A JP2002032093A JP2002032093A JP2003234446A JP 2003234446 A JP2003234446 A JP 2003234446A JP 2002032093 A JP2002032093 A JP 2002032093A JP 2002032093 A JP2002032093 A JP 2002032093A JP 2003234446 A JP2003234446 A JP 2003234446A
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Shigeki Nakamura
重樹 中村
Yasuo Asai
康夫 浅井
Tomoyuki Futagawa
智之 二川
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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  • Structures Or Materials For Encapsulating Or Coating Semiconductor Devices Or Solid State Devices (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ベース2と接着物と絶縁リード線7a、7b
との加圧・引張り等の外部応力により、それぞれの界面
に剥離現象を起こすことの無い、信頼性が高く安価なベ
ースおよびその製造方法ならびにそれを用いた半導体装
置ベースの提供。 【解決手段】 絞り込みなどプレス加工した薄板材から
なるベース2が環状壁部内面の折り曲げ部内面13にへ
こみ部21を少なくとも一カ所形成し、前記へこみ部2
1に充填された熱硬化性樹脂8がアンカー効果(機械的
結合)の役割を果たすと共に前記ベース2と熱硬化性樹
脂8との接着面積が大きくなり外部応力に対する強度が
向上する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体装置用ベー
スおよびそれを用いた半導体装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図5(a)は従来の半導体装置用ベース
(以下、ベースと称する。)の断面図、図5(b)は図
5(a)におけるA部の拡大図であり、1は環状壁部を
有するよう折り曲げる金属板材(図示せず)、2は金属
板材1を後述するようにプレス加工して形成した凹形状
のベース、3はベース2に形成された環状壁部、4はベ
ース2に一体形成された半導体素子取り付け部、5はベ
ース2に設けられた貫通穴、6はベース2と導通接続さ
れたアースリード線、7a、7bは貫通穴5に挿通され
た絶縁リード線、8はベース2と絶縁リード線7a、7
bを接着する絶縁性接着物として例えば熱硬化性樹脂、
9a、9bは半導体素子取り付け部4に載置された半導
体素子、10a、10bは絶縁リード線7a、7bと半
導体素子9a、9bを導通接続する導電性ワイヤー、1
1は環状壁部3の環状壁部内面、12は環状壁部3を有
したベース2の底部分、13は環状壁部3と底部分12
の接合部であってベース2の凹部内壁部である折り曲げ
部内面である。
【0003】詳細の構成を下記に説明する。金属板材1
(図示せず)を板金加工によりベース2を形成する。ベ
ース2は環状壁部3と半導体素子取り付け部4とからな
り、貫通穴5が半導体素子取り付け部4の両側のベース
2に設けられている。アースリード線6はベース2と導
通接着されており、一方、絶縁リード線7a、7bはベ
ース2の貫通穴5に挿通されている。ベース2の凹部内
には熱硬化性樹脂8が装填されて、ベース2と加熱接着
されている。絶縁リード7a、7bは熱硬化性樹脂8に
よりベース2と絶縁されている。半導体素子取り付け部
4には半導体素子9a、9bが導電性ペースト(図示せ
ず)により載置され、導電性ワイヤー10a、10bに
より、絶縁リード7a、7bとそれぞれ導通接続されて
いる。また、環状壁部3の環状壁部内面11は金属板材
1の表面状態のまま保たれている。折り曲げ部内面13
には、板金加工の際の張出しで肉厚が薄くなり破断する
ことを防ぐために、緩やかな湾曲形状が底部分12の周
縁に沿って連続的に形成されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の構成では、
ベース2ならびに絶縁リード線7a、7bは、例えばF
eやFe−Ni合金などの金属からなり、絶縁性接着物
として例えば熱硬化性樹脂8は、例えばメラミン,フェ
ノ−ル,エポキシ等からなるが、金属は熱硬化性樹脂8
とはぬれ性(相溶性)が悪い。このためベース2ならび
に絶縁リード線7a、7bと熱硬化性樹脂8との界面
は、接着強度が非常に弱い。一方、半導体素子9a、9
bを半導体素子取り付け部4へ取り付ける時や組立完成
後ハウジングに取り付ける時などの実装工程では、絶縁
リード線7a、7bへ圧縮や引張り力などの外部応力が
加わる。このため、絶縁リード線7a、7bと熱硬化性
樹脂8との界面ならびにベース2と熱硬化性樹脂8との
界面に剥離現象が発生し、絶縁リード線7a、7bが熱
硬化性樹脂8から抜けたり、熱硬化性樹脂8がベース2
から外れるなどの不具合が発生するという問題がある。
【0005】一方、絶縁リード線7a、7bと熱硬化性
樹脂8間の密着力不足を解決する方法として、図5
(c)に示すように、絶縁リード線7a、7bの熱硬化
性樹脂8と接触する部分に凹凸部14を形成し、アンカ
ー効果(機械的結合)による抜け防止処理を設けた絶縁
リード線7a、7bを用いることが広く知られている。
【0006】この方法は絶縁リード線7a、7bが熱硬
化性樹脂8から抜けることを防ぐには効果的ではある。
しかし、この方法だけでは半導体素子9a、9bを半導
体素子取り付け部4へ取り付ける時や組立完成後ハウジ
ングに取り付ける時などの実装工程において絶縁リード
線7a、7bへ加わる圧縮・引張り力などの外部応力に
より、ベース2の凹部の内面と熱硬化性樹脂8との接着
部が剥離するという問題は依然解決せずに残る。
【0007】本発明は、上記問題を解決するものであ
り、半導体素子9a、9bを半導体素子取り付け部4へ
取り付ける時や組立完成後ハウジングに取り付ける時な
どの実装工程において加わる絶縁リード線7a、7bへ
の圧縮・引張り力などの外部応力で、ベース2と熱硬化
性樹脂8間の界面が剥離することがない安価で信頼性が
高いベースおよびその製造方法ならびにそれを用いた半
導体装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明のベースは、環状壁部と底部分と接合部とから
なり、前記接合部は前記環状壁部と前記底部分とを接合
しており、前記接合部の内面の前記環状壁部にへこみ部
が形成された半導体装置用ベースであり、更に、環状壁
部は凹形状の側壁であり、底部分は凹形状の底であり、
接合部は凹形状の角の箇所である。また、金属板材を折
り曲げて形成した凹形状の半導体装置用ベースであっ
て、前記凹形状をなす環状壁部の内面にへこみ部が形成
された半導体装置用ベースである。更に、金属の皮膜を
施されたものであり、更に具体的には金属の皮膜が熱伝
導に優れた金属で構成されたものである。これによれ
ば、半導体素子を半導体素子取り付け部へ取り付ける時
や組立完成後ハウジングに取り付ける時など実装する時
に加わる外部応力で、前記ベースおよび絶縁リード線と
熱硬化性樹脂間の界面に剥離現象が発生することがない
安価で放熱性に優れた信頼性の高いベースである。
【0009】次に、本発明の製造方法は、金属板材を折
り曲げて環状壁部と底部分とを接合し凹形状に形成する
工程と、前記環状壁部と前記底部分との接合部の内面の
前記環状壁部にへこみ部を形成する工程と、前記底部分
に半導体素子を取り付ける半導体素子取り付け部および
リード線を挿通する貫通穴を形成する工程と、前記半導
体素子取り付け部を折り曲げ立設する工程とを有したも
のである。更に、前記金属板材に金属の皮膜を施された
ものであり、更に具体的には、金属の皮膜が熱伝導に優
れた金属で構成されたものである。これによれば、半導
体素子取り付け部へ取り付ける時や組立完成後ハウジン
グに取り付ける時など実装する時に加わる外部応力で、
前記ベースおよび絶縁リード線と熱硬化性樹脂間の界面
が剥離することがない、安価で放熱性に優れた信頼性の
高いベースを製造することが可能である。
【0010】次に、本発明の半導体装置は、金属板材が
環状壁部を有するよう折り曲げられるとともに半導体素
子取り付け部が一体的に形成された凹形状の半導体装置
用ベースと、絶縁性接着物により前記半導体装置用ベー
スと電気的に絶縁された絶縁リード線と、前記半導体素
子取り付け部に載置された半導体素子とからなる半導体
装置であって、前記ベースの環状壁部内面の折り曲げ部
内面にへこみ部が形成され、前記へこみ部に前記絶縁性
接着物が埋め込まれる構成である。更に、ベースとアー
スリード線は電気的に接続され、絶縁リード線は環状壁
部内で熱硬化性樹脂により接着されたものであり、更
に、金属板材に金属の皮膜を施されたものであり、更に
具体的には、金属の皮膜が熱伝導に優れた金属で構成さ
れたものである。これによれば、半導体素子取り付け部
へ取り付ける時や組立完成後ハウジングに取り付ける時
など実装する時に加わる外部応力で前記ベースおよび前
記絶縁リード線と前記熱硬化性樹脂間の界面が剥離する
ことがない安価で放熱性に優れた信頼性の高い半導体装
置となる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態につい
て図面を参照しながら説明する。図1(a)は本発明に
係る半導体レーザー装置用ベースを示したものであっ
て、図1(b)は図1(a)のX−X’線に沿った断面
図、図1(c)は図1(b)におけるB部(接合箇所)
の拡大図である。図1(a)、図1(b)において、2
は円板状の金属板材1(図示せず)から後述する絞り加
工により折り曲げ形成した凹形状のベース、3はベース
2に形成された環状壁部、4はベース2に一体形成され
た半導体素子取り付け部、5はベース2に設けられた貫
通穴、6はベース2と導通接続されたアースリード線、
7a、7bは貫通穴5に挿通された絶縁リード線、8は
ベース2と絶縁リード線7a、7bを接着する絶縁性接
着物として例えば熱硬化性樹脂、9a、9bは半導体素
子取り付け部4に載置された半導体素子、10a、10
bは絶縁リード線7a、7bと半導体素子9a、9bを
導通接続する導電性ワイヤー、11は環状壁部3の環状
壁部内面、12は環状壁部3を有したベース2の底部
分、13は環状壁部3と底部分12との接合箇所であっ
て、ベース2の凹部の折り曲げ部内面、14は熱硬化性
樹脂8から絶縁リード線7a、7bが抜けることを防ぐ
ために設けた凹凸部である。以上の構成は従来の構成と
同様である。21はベース2から熱硬化性樹脂8が剥離
することを防ぐため折り曲げ部内面13の環状壁部内面
11側に形成したへこみ部であり、このへこみ部21を
設けた点が従来例と異なる。
【0012】図1(a)に示したように、金属板材1
(図示せず)にプレス加工を行いベース2を形成する際
に、金属板材1に貫通穴5を設けるとともに環状壁部3
と半導体素子取り付け部4を形成した。このときベース
2の折り曲げ部内面13の環状壁部内面11側に前記へ
こみ部21が形成されるようなプレス加工を施した。そ
して、ベース2のへこみ部21に熱硬化性樹脂8を充填
した。これは半導体レーザー装置を組立後、前記へこみ
部21に充填された熱硬化性樹脂8がアンカー効果(機
械的結合)の役割を果たすと共に前記ベース2と熱硬化
性樹脂8との接着面積を大きくするものである。
【0013】次に、ベース2の製造工程を斜視図である
図2と、その断面図である図3とを用いて説明する。金
属板材1に絞り加工を施す際、ベース2の底部分12の
板厚が薄くなり破断することが無いよう絞り直径、板厚
等を考慮して金属板を適宜選択する。金属板は、例えば
厚さ0.5mm程度のFeやFe−Ni合金などの金属
からなり、その金属板を打ち抜いて、円板状の金属板材
1を形成する(図2(a))。次に、金属板材1に絞り
加工を施し、ほぼ直角に折り曲げて環状壁部3を有した
凹形状の中間加工物を形成する(図2(b))。この時
絞り加工の条件を後に詳細に説明する方法を用いること
で、底部分12は角部分の肉厚を薄く、環状壁部内面1
1の肉厚が厚くなる様にへこみ部21を形成している
(図2(b)のY−Y’線に沿った断面形状:図3
(a))。次に、前記中間加工物の底部分12の中央部
に半導体素子取り付け部4を残し、絶縁リード線7a、
7bを挿通する貫通穴5を打ち抜いた中間加工物を形成
する(図2(c))。次に、前記中間加工物の半導体素
子取り付け部4を断面視L字型に折り曲げ立設して半導
体素子取り付け部4を形成する(図2(d))。この
時、ベース2ならびに絶縁リード線7a、7bを接着す
る熱硬化性樹脂8の装填を考慮し、環状壁部3の開口部
付近の内径側にしごき加工を施している(図2(d)の
Z−Z’線に沿った断面形状:図3(b))。前記へこ
み部21は半導体レーザー装置を組立後、前記へこみ部
21に充填された熱硬化性樹脂8がアンカー効果(機械
的結合)の役割を果たすと共に、一度のプレス加工工程
で前記ベース2と熱硬化性樹脂8との接着面積を大きく
することができる。
【0014】次に、前記製造方法で製造されたベースの
半導体素子取り付け部4に導電性ペースト(図示せず)
により半導体素子9a、9bを載置し、ベース2の上面
には、頂部に透過窓を有したキャップ(図示せず)を抵
抗溶接やろう付けなどにより接着して、半導体レーザー
装置が完成する。前記へこみ部21に充填された熱硬化
性樹脂8がアンカー効果(機械的結合)の役割を果たす
と共に前記ベース2と熱硬化性樹脂8との接着面積が大
きくなり外部応力に対する強度が向上する。
【0015】前記へこみ部21に充填された熱硬化性樹
脂8が、アンカー効果(機械的結合)をもたらすへこみ
量αは20μm以上であった(図1(c))。
【0016】次に、上記で説明したへこみ部21を絞り
加工で形成する方法について図4で詳細に説明する。2
2はベース2の内径を上下の往復運動により打接成形す
る円筒状のポンチ、23はベース2の外径を打接成形す
る円筒状の穴を有したダイスである。ダイス23に金属
板材1を載置する(図4(a))。ポンチ22が上下運
動しダイス23とはめ合わされる際のポンチ22とダイ
ス23のクリアランスを広く設定し、金属板材1を凹形
状のベース2を形成する(第一絞り:図4(b))。円
筒状の穴径を小さくしたダイス23と前記ポンチ22で
クリアランスを第一絞りよりも狭く、かつベース2を所
望の外形寸法より大きく設定し、前記金属板材1をほぼ
直角に折り曲げ、へこみ部21および半導体素子取り付
け部4を残した貫通穴5をベース2に形成する(第二絞
り:図4(c))。ポンチ22の直径を大きくし、ダイ
ス23の円筒状の穴径はベース2の外形寸法に合わせ、
クリアランスを第二絞りよりも狭く設定し、ベース2の
環状壁部内面11の開口部付近をしごくとともにベース
2の環状壁部3を所望の外径寸法にするために、0.1
mm程度シェービング加工を施す(図4(d))。半導
体素子取り付け部4を断面視L字型に折り曲げ立設し
(図4(e))、ベース2の完成品となる(図4
(f))。この様にしてへこみ部21を形成する事が出
来る。
【0017】へこみ部21のへこみ量は、金属板材1の
厚み、前記金属板材1を打接形成するポンチ22の角部
の曲率を規定する角半径(Pr)、ポンチ22の直径
(Dp)、ダイス23の円筒状穴径(Dd)、絞り率
(ポンチ22の直径(Dp)/金属板材1の直径)で制
御できる(図4(a))。
【0018】なお、実施形態では、絶縁性接着物として
熱硬化性樹脂を用いて説明したが、感圧形接着剤や低融
点ガラス等を用いることも可能である。
【0019】更に、金属板に熱硬化性樹脂8とのぬれ性
(相溶性)や熱伝導率に優れたCuめっきを施すことで
ベース2と熱硬化性樹脂8の接着力が向上するとともに
高出力半導体素子を実装した場合でも放熱性が確保され
る。
【0020】また、金属板に施されるめっきは、金属板
材料が上層へ拡散することを防ぐNiめっきおよび導電
性ペーストや導電性ワイヤーなどと馴染み易いAuめっ
きなどを部材ごとに適宜選択し施すことができる。
【0021】以上、本発明によるベースおよびその製造
方法ならびにそれを用いた半導体装置の一実施形態につ
いて説明したが本発明の思想に逸脱しない限り適宜変更
可能である。
【0022】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、金
属板材を絞り込みプレス加工したベースの環状壁部に接
着物を充填するへこみ部を設けることにより、充填され
た接着物がアンカー効果(機械的結合)の役割を果たす
と共に前記ベースと熱硬化性樹脂との接着面積を大きく
することが出来る。
【0023】また、本発明の製造方法によれば、一度の
プレス工程で上記効果を有するベースを効率よく安価に
提供できるという効果を得ることができる。
【0024】また、本発明の半導体装置によれば、半導
体素子取り付け部へ取り付ける時や組立完成後ハウジン
グに取り付ける時などの実装する時に加わる外部応力に
対する破壊強度の向上、ならびに放熱特性の向上など、
信頼性の高い半導体装置を安価に提供することができる
という効果を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態による半導体レーザー装置用
ベースを示すもので、 (a)は斜視図 (b)は図1(a)のX−X’線に沿った断面図 (c)は図1(b)のB部拡大図
【図2】本発明の実施形態によるベースの製造工程の斜
視図を示すもので、 (a)は金属板材を示す図 (b)、(c)は中間加工物を示す図 (d)はベース完成品を示す図
【図3】本発明の実施形態によるベースの製造工程の断
面図を示すもので、 (a)は図2(b)のY−Y’線に沿った断面図 (b)は図2(d)のZ−Z’線に沿った断面図
【図4】本発明の実施形態によるベースの製造工程の詳
細説明断面図を示すもので、 (a)は金属板材を載置した状態を示す図 (b)〜(e)はベースの中間加工物を示す図 (f)はベース完成品を示す図
【図5】従来例の半導体装置用ベースを示すもので、 (a)は断面図 (b)は図5(a)のA部拡大図 (c)は抜け防止処理を設けた絶縁リード線を示す図
【符号の説明】
1 金属板材 2 ベース 3 環状壁部 4 半導体素子取り付け部 5 貫通穴 6 アースリード線 7a 絶縁リード線 7b 絶縁リード線 8 熱硬化性樹脂 9a 半導体素子 9b 半導体素子 10a 導電性ワイヤー 10b 導電性ワイヤー 11 環状壁部内面 12 底部分 13 折り曲げ部内面 14 凹凸部 21 へこみ部 22 ポンチ 23 ダイス
フロントページの続き (72)発明者 二川 智之 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 環状壁部と底部分とからなり、前記環状
    壁部と前記底部分とが接合された接合部の内面の前記環
    状壁部にへこみ部が形成されたことを特徴とする半導体
    装置用ベース。
  2. 【請求項2】 環状壁部は凹形状の側壁であり、底部分
    は凹形状の底であり、接合部は凹形状の角の箇所である
    ことを特徴とする請求項1記載の半導体装置用ベース。
  3. 【請求項3】 金属板材を折り曲げて形成した凹形状の
    半導体装置用ベースであって、前記凹形状をなす環状壁
    部の内面にへこみ部が形成されたことを特徴とする半導
    体装置用ベース。
  4. 【請求項4】 金属の皮膜が施されていることを特徴と
    した請求項1または請求項2ならびに請求項3記載の半
    導体装置用ベース。
  5. 【請求項5】 金属の皮膜が熱伝導に優れた金属である
    ことを特徴とした請求項4記載の半導体装置用ベース。
  6. 【請求項6】 金属板材を折り曲げて環状壁部と底部分
    とを接合し凹形状に形成する工程と、前記環状壁部と前
    記底部分との接合部の内面の前記環状壁部にへこみ部を
    形成する工程と、前記底部分に半導体素子を取り付ける
    半導体素子取り付け部およびリード線を挿通する貫通穴
    を形成する工程と、前記半導体素子取り付け部を折り曲
    げ立設する工程とを有したことを特徴とする半導体装置
    用ベースの製造方法。
  7. 【請求項7】 金属板材には金属の皮膜が施されている
    ことを特徴とした請求項6記載の半導体装置用ベースの
    製造方法。
  8. 【請求項8】 金属板材に施されている金属の皮膜が熱
    伝導に優れた金属であることを特徴とした請求項7記載
    の半導体装置用ベースの製造方法。
  9. 【請求項9】 金属板材が環状壁部を有するよう折り曲
    げられるとともに半導体素子取り付け部が一体的に形成
    された凹形状の半導体装置用ベースと、絶縁性接着物に
    より前記半導体装置用ベースと電気的に絶縁された絶縁
    リード線と、前記半導体素子取り付け部に載置された半
    導体素子とからなる半導体装置であって、前記ベースの
    環状壁部内面の折り曲げ部内面にへこみ部が形成され、
    前記へこみ部に前記絶縁性接着物が埋め込まれたことを
    特徴とする半導体装置。
  10. 【請求項10】 半導体装置用ベースとアースリード線
    は電気的に接続され、絶縁リード線は環状壁部内で熱硬
    化性樹脂により接着されたことを特徴とする請求項9記
    載の半導体装置。
  11. 【請求項11】 金属板材には金属の皮膜が施されてい
    ることを特徴とした請求項10記載の半導体装置。
  12. 【請求項12】 金属板材に施されている金属の皮膜が
    熱伝導に優れた金属であることを特徴とした請求項11
    記載の半導体装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006126272A (ja) * 2004-10-26 2006-05-18 Nippon Electric Glass Co Ltd 光学用キャップ部品

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