JP2003232345A - 軸受装置 - Google Patents

軸受装置

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JP2003232345A
JP2003232345A JP2002032629A JP2002032629A JP2003232345A JP 2003232345 A JP2003232345 A JP 2003232345A JP 2002032629 A JP2002032629 A JP 2002032629A JP 2002032629 A JP2002032629 A JP 2002032629A JP 2003232345 A JP2003232345 A JP 2003232345A
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Hiroo Ishikawa
寛朗 石川
Mamoru Aoki
護 青木
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NSK Ltd
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    • F16C19/00Bearings with rolling contact, for exclusively rotary movement
    • F16C19/52Bearings with rolling contact, for exclusively rotary movement with devices affected by abnormal or undesired conditions
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 軸受に焼付き等の異常事態が発生する前に、
早期かつ正確に軸受の異常診断を行う手段を提供する。 【解決手段】 油膜による潤滑によって回転軸を回転自
在に支持する軸受装置の軸受部の近傍に水分検出センサ
を設け、この水分検出センサが軸受部近傍の水分を検出
し、検出された水分量が閾値を超えた場合に警報を発す
る。これによって、油膜に浸入した水分により油膜切れ
を生ずる異常事態の前置現象を検知することが可能とな
り、早期かつ正確に異常事態を判定することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、軸受装置の異常を
診断する手段を備えた軸受装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の異常を診断する手段を備えた軸受
装置の例を、図9に示す転がり軸受装置を用いて説明す
る。1は転がり軸受装置である。2はハウジングであ
り、機械装置等のフレーム3にボルト等の締結手段によ
って固定される。
【0003】4は転がり軸受の内輪であり、図示しない
回転軸と嵌合し連動して回転する。5は転がり軸受の外
輪であり、ハウジング2に嵌合され固定される。6は転
動体であり、保持器7によって互いの接触を防止するよ
うに保持されて所定のピッチで複数個設けられ、内輪4
に設けられた転動軌道とこれに対向する外輪5に設けら
れた転動軌道との間に転動自在に設けられ、回転軸を回
転自在に支持する。
【0004】8は振動センサであり、ハウジング2の所
定の位置に設置され、ハウジング2に伝わる転がり軸受
の振動を検出する。9はアンプであり、振動センサから
導線によって導かれた信号を増幅する。10はGメータ
であり、アンプ9で増幅され導線によって導かれた信号
から振動加速度を演算し出力する。
【0005】上記のような転がり軸受装置1において
は、グリース潤滑や、滴下給油やジェット給油等の油潤
滑によって内輪4および外輪5の転動軌道と転動体6と
の間に潤滑油を供給して油膜を形成し、この油膜による
潤滑作用によって滑らかな回転を保つようにして転がり
軸受の寿命を保証している。このような転がり軸受の異
常を診断する場合は、転がり軸受の磨耗等によって発生
する振動を振動センサが検出し、この信号をアンプ9を
介してGメータ10に送り、Gメータ10が出力する振
動加速度の値が一定の値を超えた時に異常と診断して転
がり軸受の交換等の保守を実施する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来の転がり軸受装置の異常診断においては、振動の
検出対象である転がり軸受と振動センサとの間にハウジ
ングが介在しているため、この間の距離が長いことや、
ハウジングと外輪との嵌合の強さの程度により生じる振
動の減衰によって、異常事態に至る前兆として初期に発
生する微弱な振動が的確に検出されない場合がある。
【0007】また、振動は機械装置の至る所で発生する
ため、この外乱による振動を検出してしまい正常な当該
軸受を異常と診断する誤診断が発生するという問題もあ
る。一方、水が直接かつ頻繁にかかる厳しい環境下で使
用される自動車や鉄道等の車両の車軸用軸受装置や鉄鋼
等の圧延ロール用軸受装置等の転がり軸受装置において
は、水が軸受内に浸入した場合にその水分によって潤滑
油の油膜切れが発生して異音や異常振動等が発生する場
合がある。
【0008】これによって、正常な軸受回転が阻害され
る異常事態となり、異常な温度上昇等によって転がり疲
労が急速に進展し、転がり軸受の寿命の低下や損傷等を
発生させ、ついには転がり軸受の焼付きが発生して車両
の横転や脱線、あるいは製造ラインの停止という事態に
至るおそれがある。また、自動車のエンジン等の潤滑油
においては、エンジンの燃焼ガス中の水分の浸入やヘッ
ドガスケット等の損傷によるエンジン冷却水の潤滑油へ
の漏水によって潤滑油に水分が混入し、水分量が多い場
合には上記と同様に軸受の損傷が発生し、軸受が焼付い
た場合は車両火災等の発生が懸念される。
【0009】更に、トランスミッションにおいても路面
の水の跳ね上げや冠水等によって水分がケース内に浸入
し、トランスミッション内の軸受を上記と同様に損傷さ
せ、異音や焼付き等の異常事態を発生させるおそれがあ
る。本発明は、上記の問題点を解決するためになされた
もので、軸受の異常事態が発生する前に、早期かつ正確
に軸受の異常診断を行う手段を提供することを目的とす
る。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記課題を解
決するために、油膜による潤滑によって回転部材を回転
自在に支持する軸受装置の軸受部の近傍に水分検出セン
サを設け、この水分検出センサが軸受部近傍の水分を検
出することを特徴とする。
【0011】
【発明の実施の形態】以下に、図面を参照して本発明に
よる軸受装置を転がり軸受装置に適用した実施の形態に
ついて説明する。 第1実施の形態例 図1は本発明の第1実施の形態を示す断面図である。
【0012】11は転がり軸受装置であり、トランスミ
ッション等のケース内に設置され、メインシャフト等の
回転軸12を支持している。13は玉軸受であり、飛ま
つ給油により油潤滑される。14は玉軸受13の回転輪
としての内輪であり、その内周面で嵌合する回転部材と
しての回転軸12と連動して回転し、その外周面には玉
軸受13の転動軌道が設けられている。
【0013】15は玉軸受13の静止輪としての外輪で
あり、その外周面は図示しないケース等に嵌合して固定
され、その内周面に転動軌道が設けられている。16は
玉軸受13の転動体としての玉であり、保持器17によ
って互いの接触を防止するように保持されて所定のピッ
チで複数個設けられ、内輪14に設けられた転動軌道と
これに対向する外輪15に設けられた転動軌道との間に
油膜を介して転動自在に挟持されて軸受部を形成し、回
転軸12を回転自在に支持する。
【0014】21は水分検出センサであり、玉軸受13
の外輪15(静止輪)に固定されてその検出部が軸受部
の近傍に配置され、内輪14と外輪15との間に形成さ
れる空間22に設置されている。なお、本実施の形態で
は、水分検出センサ21として、コンデンサの電極の間
に第4級アンモニウム塩やスルホン酸基等をベースにし
た材料で製作した乾湿膜を設け、吸脱着する水分に応じ
て変化するインピーダンスによって湿度を測定する電気
抵抗式湿度センサの例を用いて説明する。
【0015】23は信号処理器であり、水分検出センサ
21から導線を介して送られる信号を基に演算し、その
結果を定量値として出力する。24は制御装置であり、
信号処理器23から導線を介して送られる出力値、つま
り制御装置24の入力値と予め設定された閾値とを比較
する比較手段を制御装置を構成する構成要素の一つとし
ている。
【0016】25は警報装置であり、制御装置24の比
較手段による比較結果が、閾値を超えた場合に制御装置
24から送られる信号により警報を発する。なお、信号
処理器23、制御装置24および警報装置25は、使用
する水分検出センサの種類や使用状況に応じて適切な形
態とすることがよく、必要であれば一体に構成するよう
にしてもよい。これによって導線等が省略でき装置の簡
素化を図ることが可能となる。
【0017】上述した構成の作用について説明する。軸
受装置11に設けられた水分検出センサ21は、密封さ
れた図示しないケース内に設置されているため、外気と
は遮断された環境に設置されている。玉軸受13が飛ま
つ給油によって潤滑油を供給され、玉16と内輪14お
よび外輪15の転動軌道との間に油膜を形成し、回転軸
12を支持して正常に回転している場合は、水分検出セ
ンサ21の検出部近傍の湿度は略一定に保たれており、
信号処理器23は正常時の湿度を出力する。
【0018】漏水等によって図示しないケース内に水分
が浸入すると、その水滴等が回転体と接触して飛まつと
なって飛散し、この水分が水分検出センサ21の検出部
に設けられた乾湿膜に吸着してそのインピーダンスを変
化させる。信号処理器23は、このインピーダンスの変
化を基に水分量としての湿度を演算し、定量値として制
御装置24に対して出力する。
【0019】制御装置24では、この入力値と予め設定
された閾値とを比較手段によって比較し、入力値が閾値
を超えた場合に、警報装置25に向けて信号を送り、警
報装置25はブザーや警告音声等による警告音を発して
運転者や保守係員等に対して警報を発する。この警報を
感知した運転者や保守係員等は、玉軸受13に異常事態
が発生したことを察知することができ、玉軸受13の交
換や漏水箇所の修理等の適切な処置を行うことが可能と
なる。
【0020】これによって、油膜による潤滑によって回
転軸を支持する軸受部が、油膜に浸入した水分によって
油膜切れを生ずる異常事態の前置現象を検知することが
可能となり、早期かつ正確に異常事態を判定することが
できる。なお、警報装置の発する警報は、ブザーや警告
音声等による警告音等の聴覚に訴えるものとして説明し
たが、点滅するランプやパトロールランプ等の警告灯等
の視覚に訴えるもの、警告文言や数字、記号等の表示、
またはこれらの組合せや色の変化によるもの等の中から
使用状況に応じて選択、または組合せて使用するように
してもよい。
【0021】また、水分検出センサを各軸受部に設け、
異常値を示した部位やその順序を記憶する記憶手段を制
御装置等に設けることによって、異常部位の特定を容易
に行うことができ漏水部位等の修理部位を迅速に発見す
ることが可能となる。上記は、飛まつ給油による潤滑油
の供給を例に説明したが、ジェット給油等の潤滑油を圧
送ポンプによって加圧し、軸受部に供給する高速転がり
軸受等の場合においても、回転体との接触による水滴等
の飛散以外にも、潤滑油のタンク等に浸入した水分が、
圧送ポンプのブレード等によって潤滑油と攪拌され、白
濁した潤滑油として供給されるため、これによってケー
ス内の湿度が上昇または直接付着することによって上記
と同様に異常事態の前置現象を検知することが可能とな
り、早期かつ正確に異常事態を判定することができる。
【0022】また、水分検出センサ21としては、以下
に示す湿度センサや漏水センサを使用することも可能で
ある。電気抵抗式湿度センサの他の態様としては、乾湿
膜に代えてセラミック素材による乾湿材を設け、吸脱着
する水分に応じて変化するインピーダンスによって湿度
を測定するものがある。
【0023】更に、乾湿膜をセルロース系の親水性高分
子材料等とし、高分子中の親水基と水分の物理的吸着の
量に応じて変化する誘電率によって湿度を測定する静電
容量式湿度センサ等を用いてもよい。図2は水分検出セ
ンサ21として用いることができる光学式漏水センサの
例を示す説明図である。
【0024】31は光学式漏水センサの外体であり、ネ
ジ等の手段によって図1に示す転がり軸受の外輪15に
固定される。32は反射部であり、石英ガラス等の透明
部材で製作されており、反射面32a、32bが直交し
て配置された三角柱に成形されている。33aは投光用
ケーブルであり、外体31内に固定されており、図2に
矢印で示すように図示しない信号処理器等から光を導
き、反射面32aに向かって所定の円錐広がり角を有す
る光を照射する。
【0025】33bは入光用ケーブルであり、外体31
内に固定されており、図2に矢印で示すように反射面3
3bで反射した光を図示しない信号処理器等に装備した
受光部へ導く。玉軸受13が回転軸12を支持して正常
に回転している場合は、水分検出センサ21の検出部に
は水滴の付着がなく、投光用ケーブル33aから照射さ
れた光は、反射面32a、32bでその一部または全部
が反射されて入光用ケーブル33bに導かれ、信号処理
器の受光部によって正常時の光量が検出される。
【0026】漏水等によって図示しないケース内に水分
が浸入すると、その水滴等が回転体と接触して飛まつと
なって飛散する。この水滴が水分検出センサ21の検出
部、例えば反射面32aに付着すると、反射面32aの
水分の付着部では光が反射面32aを通過してしまうた
め、反射面32bに到達する光量が減少し、これによっ
て反射面32bで反射されて信号処理器に到達する光量
が減少する。この光量の減少の程度によって水分量が検
出される。
【0027】なお、反射面32b、または反射面32
a、32bの両面に水滴が付着した場合も同様である。
信号処理器23は、この検出された光量を基に水分量を
演算し、定量値として制御装置24に対して出力する。
図3は水分検出センサ21として用いることができる光
学式漏水センサの他の態様を示す説明図である。
【0028】なお、上記図2と同様の部分は、同一の符
号を付してその説明を省略する。34は反射部であり、
石英ガラス等の透明部材で製作されており、略2等辺三
角形の断面を有する三角柱を2個並設してそれぞれの反
射面34a、34bを対向させて配置し、空間部35を
形成するよう構成する。これによって水分を検出する場
合は、正常時には投光用ケーブル33aから円錐状に照
射された光の一部または全部が、図3に矢印で示すよう
に反射面34aで反射され、空間部35側の面35aを
通過した後、屈折して空間35に進入する。
【0029】この光は、面35bで再び屈折して反射面
34bで反射され、入光用ケーブル33bに導かれ図示
しない信号処理器によってその光量が検出される。漏水
等によって水分が混入し、例えば反射面34aに水滴が
付着すると、反射面34aの水滴の付着部では光が反射
面34aを通過してしまうため、反射面34bで反射さ
れて信号処理器に到達する光量が減少する。この光量の
減少の程度によって水分量を測定することが可能とな
る。
【0030】なお、反射面34b、または反射面34
a、34bの両面に水滴が付着した場合も同様である。
また、回転部と潤滑油が存在する環境下では水分が潤滑
油に混入すると潤滑油と水分が混ざり合って白濁し、潤
滑油中に水分の粒が分布する状態の白濁滴となって飛散
する。
【0031】このような白濁滴が空間部35に付着する
と、その程度に応じて通過する光量が減少し、白濁の程
度が検出できるため水分量の検出が可能となる。図4は
水分検出センサ21として用いることができる電気式漏
水センサの例を示す説明図である。なお、上記図1と同
様の部分は、同一の符号を付してその説明を省略する。
【0032】41は電気式漏水センサの外体であり、ネ
ジ等の手段によって図1に示す転がり軸受の外輪15に
固定される。42は中心電極であり、導線によって電源
43の一方の極と接続している。44は側方電極であ
り、中心電極42とは絶縁被覆等によって電気的に絶縁
されており、中心電極42と所定の隙間を介して対向し
ている。また、導線によって電源43の他方の極と接続
している。
【0033】45は電圧検出器であり、中心電極42と
側方電極44との間の電位差を測定する。46は電流検
出器であり、電源43と中心電極42、側方電極44で
構成される電気回路に流れる電流を測定する。電圧検出
器45と電流検出器46の出力は、図2に破線で示す導
線によって信号処理器23に送られる。
【0034】これによって水分を検出する場合は、電源
43と中心電極42、側方電極44で構成される電気回
路において、中心電極42と側方電極44との電極間に
所定の隙間が存在しているため正常時には電流が流れな
い。漏水等によって水分が図4に示す水滴のように電極
間に付着すると、この水滴によって中心電極42と側方
電極44とが導通して電気回路に電流が流れ、これを電
流検出器46が検出して信号処理器23にその出力が送
られ、水分の存在が検知される。
【0035】また、前述した白濁滴が電極間に付着した
場合は、白濁滴の水分量に応じて電極間の抵抗値が変化
して電気回路に流れる電流が変化する。この電流値と電
圧値とを基に信号処理器23は抵抗値を演算し、これに
よって水分量を測定することが可能となる。図5は電気
式漏水センサの他の態様を示す説明図である。なお図4
と同様の部分は同一の符号を付して、その説明を省略す
る。
【0036】47は絶縁被覆であり、外輪15に固定さ
れ、電源43の一方の極と接続している電極48と、電
源43の他方の極と接続している外輪15との間を電気
的に絶縁する。これによって水分を検出する場合は、電
源43と電極48、外輪15で構成される電気回路にお
いて、電極48と外輪15との間は絶縁被覆47によっ
て電気的に絶縁されているため正常時には電流が流れな
い。
【0037】漏水等によって水分が図5に示す水滴のよ
うに電極48と外輪15の間に付着すると、この水滴に
よって電極48と外輪15とが導通して電気回路に電流
が流れ、これを電流検出器46が検出して信号処理器2
3にその出力が送られ、水分の存在が検知される。な
お、電気式漏水センサとしては、回転軸に電源の他方の
極を接続しておき、電極を回転軸に接近させて設置する
ようにしても前記図4、図5に示す電気式漏水センサと
同様の機能を得ることができる。
【0038】上記のようにして、漏水センサおいては抵
抗値や光量の程度によって、湿度センサにおいては湿度
の程度によって、水分の存在の検知と水分量の測定が可
能となる。また、水分の検知のみが可能なセンサを用い
ても、軸受部に浸入する水滴等を事前に検知することが
可能であり、これによって警報を発することができ上記
と同様の効果を奏することができる。
【0039】なお、本発明に適用する水分検出センサと
しては、水分の検知または水分量の測定が可能なセンサ
であれば、どのような形式のものでもよく、前記の例に
限るものではない。 第2実施の形態例 図6は本発明の第2実施の形態を示す断面図であり、本
発明の軸受装置を自動車の駆動輪に用いられる車軸用転
がり軸受装置に適用したものである。
【0040】なお、上記第1実施の形態例と同様の部分
は、同一の符号を付してその説明を省略する。51は駆
動輪に用いられる車軸用転がり軸受装置であり、グリー
ス等により潤滑されるアンギュラ玉軸受52a、52b
を背面合わせにして構成されている。53はアンギュラ
玉軸受52aの内輪および回転軸としてのハブであり、
その外周面にアンギュラ玉軸受52aの転動軌道を有し
ている。
【0041】54はアンギュラ玉軸受52bの内輪であ
り、その外周面にアンギュラ玉軸受52aの転動軌道を
有しており、内周面をハブ53と嵌合し連動して回転す
る。55は外輪であり、その内周面にアンギュラ玉軸受
52aおよびアンギュラ玉軸受52bの両方の転動軌道
を有している。56aはアンギュラ玉軸受52aの転動
体としての玉であり、保持器57aによって互いの接触
を防止するように保持されて所定のピッチで複数個設け
られ、ハブ53に設けられた転動軌道とこれに対向する
外輪55に設けられた転動軌道との間に油膜を介して転
動自在に挟持されて軸受部を形成する。
【0042】56bはアンギュラ玉軸受52bの転動体
としての玉であり、保持器57bによって互いの接触を
防止するように保持されて所定のピッチで複数個設けら
れ、内輪54に設けられた転動軌道とこれに対向する外
輪55に設けられた転動軌道との間に油膜を介して転動
自在に挟持されて軸受部を形成し、アンギュラ玉軸受5
2aと共同して回転軸としてのハブ53を回転自在に支
持する。
【0043】58aはリップシール等のシール部材であ
り、外輪55の内周面に嵌合して固定されハブ53の外
周面に摺接し、外部からの塵芥や泥水の浸入を防止する
と共にグリース等の潤滑材から僅かに溶けだす油脂分の
外部への放出を防止する。58bはリップシール等のシ
ール部材であり、外輪55内周面に嵌合して固定され内
輪54の外周面の間に設けられた鍔部に摺接し、外部か
らの塵芥や泥水の浸入を防止すると共にグリース等の潤
滑材から僅かに溶けだす油脂分の外部への放出を防止す
る。
【0044】59は回転フランジであり、ハブ53の一
端に設けられ複数個の孔60を有しており、これに設け
られたにスタッドボルト61によって、車両のブレーキ
装置の回転部や車輪と結合される。62はスプライン孔
であり、図示しない等速ジョイントの回転駆動軸に設け
られたスプライン部と嵌合し、エンジンからの駆動力を
駆動輪に伝達する。
【0045】63は固定フランジであり、回転フランジ
59の反対側で外輪55の一端に設けられ、これに設け
られたネジ孔64によって車両の懸架装置に設けられた
図示しないナックルの取付部にボルト等の締結手段を用
いて固定される。水分検出センサ21は外輪55に固定
され、それぞれの軸受部の近傍で、シール部材58a、
58b、ハブ53、内輪54および外輪55によって形
成されるそれぞれの空間22に設けられ、軸受装置の最
下部に位置するように設置されている。
【0046】上述した構成の作用について説明する。本
実施の形態の車両用転がり軸受装置51の車両への取付
は、固定フランジ63と車両の懸架装置に設けられた図
示しないナックルを嵌合して組立て、ネジ孔64によっ
てナックルの取付部を複数のボルトにより締結して固定
する。回転フランジ59には、車両のブレーキ装置の回
転部や車輪が、回転フランジ59に設けられたスタッド
ボルト61によって締結されて結合される。
【0047】これによって、回転フランジ59と一体に
成形されているハブ53に結合された車輪等の回転部
が、玉56a、56bを介して外輪55に保持されて車
体と結合し回転自在に支持される。ハブ53に設けられ
たスプライン孔62には、図示しない等速ジョイントの
回転駆動軸に設けられたスプライン部が挿入されて嵌合
し、エンジンからの駆動力がハブ53伝えられ、これに
結合している車輪が駆動輪となる。このようにしてエン
ジンの駆動力が駆動輪に伝達される。
【0048】自動車の駆動輪に用いられる車軸用転がり
軸受装置51に設けられた水分検出センサ21は、シー
ル部材58a、58bによって密封され外気とは遮断さ
れた環境に設置されている。アンギュラ玉軸受52a、
52bの軸受部が、グリースによる潤滑によって回転体
を支持して正常に回転している場合は、軸受部の近傍に
それぞれ設置された水分検出センサ21の検出部近傍の
湿度は略一定に保たれており、信号処理器23は正常時
の湿度を出力する。
【0049】シール部材58a、58bの損傷等によっ
て水分が軸受装置内に浸入した場合は、その水滴等が回
転体と接触して飛まつとなって飛散する。また、回転部
とグリースが存在する環境下では水分が混入するとグリ
ースと水分が混ざり合って混濁し、グリース中に水分の
粒が分布する状態となる。シール部材58a、58bの
近傍に設置されている水分検出センサ21の検出部にこ
の水滴またはグリース中の水分粒が付着すると、検出部
に設けられた乾湿膜に水分が吸着してそのインピーダン
スを変化させる。
【0050】その後の信号処理器23、制御装置24お
よび警報装置25の動作は第1実施の形態例と同様であ
るので省略する。これによって、第1実施の形態の効果
に加えて、飛散した水滴や分離したグリース中の水分粒
が外輪やシール部材等の静止部位に付着した場合に、水
分が重力によって軸受装置の最下部に集まるため、転が
り軸受装置の最下部の位置に水分検出センサを設置する
ことによって、浸入した水分の検出をより容易に行うこ
とができる。
【0051】また、このことは車両停止時等の回転軸の
停止状態においてより顕著となり、これによって車両始
動時等の故障診断の用途に有用な機能を発揮させること
ができる。 第3実施の形態例 図7は本発明の第3実施の形態を示す断面図であり、本
発明の軸受装置を鉄道車両の車軸に用いられる車軸用転
がり軸受装置に適用したものである。
【0052】なお、上記第1実施の形態例と同様の部分
は、同一の符号を付してその説明を省略する。71は鉄
道車両の車軸に用いられる車軸用転がり軸受装置であ
り、グリース等により潤滑される円錐ころ軸受72a、
72bを背面合わせにして構成されている。
【0053】73a、73bは円錐ころ軸受72a、7
2bの内輪であり、その内周面で嵌合する車軸74と連
動して回転し、その外周面に転動軌道を有している。7
5は外輪であり、その外周面は図示しない車両のフレー
ム等に嵌合して固定され、その内周面に円錐ころ軸受7
2aおよび円錐ころ軸受72bの両方の転動軌道を有し
ている。
【0054】76a、76bは円錐ころ軸受72a、7
2bの転動体としての円錐ころであり、保持器77a、
77bによって互いの接触を防止するように保持されて
所定のピッチで複数個設けられ、内輪73a、73bに
設けられた転動軌道とこれに対向する外輪75に設けら
れた転動軌道との間に油膜を介して転動自在に挟持され
て軸受部を形成し、車軸74を回転自在に支持する。
【0055】78a、78bはリップシール等のシール
部材であり、外輪75の内周面に嵌合して固定されスリ
ーブ79a、79bの外周面に摺接し、外部からの塵芥
や水の浸入を防止すると共にグリース等の潤滑材から僅
かに溶けだす油脂分の外部への放出を防止する。水分検
出センサ21は外輪75に固定され、それぞれの軸受部
の近傍で、シール部材78a、78b、内輪73a、7
3bおよび外輪75によって形成されるそれぞれの空間
22に設けられ、軸受装置の最下部に位置するように設
置されている。
【0056】上述した構成の作用について説明する。鉄
道用車両の車軸用転がり軸受装置71に設けられた水分
検出センサ21は、シール部材78a、78bによって
密封され外気とは遮断された環境に設置されている。円
錐ころ軸受72a、72bの軸受部が、グリースによる
潤滑によって回転体を支持して正常に回転している場合
は、軸受部の近傍にそれぞれ設置された水分検出センサ
21の検出部近傍の湿度は略一定に保たれており、信号
処理器23は正常時の湿度を出力する。
【0057】シール部材78a、78bの損傷等によっ
て水分が軸受装置内に浸入した場合は、これらの近傍に
設置されている水分検出センサ21の検出部には水滴ま
たはグリース中の水分粒が付着し、検出部に設けられた
乾湿膜に水分が吸着してそのインピーダンスを変化させ
る。その後の信号処理器23、制御装置24および警報
装置25の動作は第1実施の形態例と同様であるので省
略する。
【0058】これによって、第1および第2実施の形態
と同様の効果を得ることができる。 第4実施の形態例 図8は本発明の第4実施の形態を示す断面図であり、本
発明の軸受装置を鉄鋼等の圧延ロール用転がり軸受装置
に適用したものである。なお、上記第1実施の形態例と
同様の部分は、同一の符号を付してその説明を省略す
る。
【0059】81は圧延ロール用転がり軸受装置であ
り、グリース等により潤滑される円錐ころ軸受82a、
82b、82c、82dからなる4列円錐ころ軸受であ
る。83a、83bは円錐ころ軸受82a、82bと円
錐ころ軸受82c、82dの内輪であり、その内周面で
嵌合する軸84と連動して回転し、その外周面にそれぞ
れの転動軌道を有している。
【0060】85a、85cは外輪であり、その外周面
は図示しない圧延装置のフレーム等に嵌合して固定さ
れ、その内周面に円錐ころ軸受82aおよび円錐ころ軸
受82dの転動軌道をそれぞれ有している。85bは外
輪であり、その外周面は図示しない圧延装置のフレーム
等に嵌合して固定され、その内周面に円錐ころ軸受82
b、82cの両方の転動軌道を有している。
【0061】86a、86b、86c、86dは円錐こ
ろ軸受82a、82b、82c、82dの転動体として
の円錐ころであり、保持器87a、87b、87c、8
7dによって互いの接触を防止するように保持されて所
定のピッチで複数個設けられ、内輪83a、83bに設
けられた転動軌道とこれに対向する外輪85a、85
b、85cに設けられた転動軌道との間に油膜を介して
転動自在に挟持されて軸受部を形成し、軸84を回転自
在に支持する。
【0062】88a、88bはリップシール等のシール
部材であり、静止部に嵌合して固定され内輪83a、8
3bの外周面に摺接し、外部からの塵芥や水の浸入を防
止すると共にグリース等の潤滑材から僅かに溶けだす油
脂分の外部への放出を防止する。89a、89bはスペ
ーサであり、外輪85aと外輪85bとの間および外輪
85bと外輪85cとの間に設けられ、各円錐ころ軸受
82a、82b、82c、82dの予圧を管理する。
【0063】90はシール体装着溝であり、内輪83
a、83bの対向する面にそれぞれ環状に設けられ、ゴ
ム等の弾性材からなるシール体が装着されて内輪83
a、83bの合わせ部の隙間をシールする。水分検出セ
ンサ21は外輪相当部材であるスペーサ89a、89b
に固定され、軸受部の近傍で、スペーサ89a、89
b、内輪83a、83bおよび外輪85a、85b、8
5cによって形成されるそれぞれの空間22に設けら
れ、軸受装置の最下部に位置するように設置されてい
る。
【0064】上述した構成の作用について説明する。圧
延ロール用転がり軸受装置81に設けられた水分検出セ
ンサ21は、シール部材88a、88bおよびにシール
体装着溝90に装着されたシール体よって密封され外気
とは遮断された環境に設置されている。円錐ころ軸受8
2a、82b、82c、82dの軸受部が、グリースに
よる潤滑によって回転体を支持して正常に回転している
場合は、軸受部の近傍にそれぞれ設置された水分検出セ
ンサ21の検出部近傍の湿度は略一定に保たれており、
信号処理器23は正常時の湿度を出力する。
【0065】シール部材88a、88bの損傷やシール
体装着溝90に装着されたシール体の損傷等によって水
分が軸受装置内に浸入した場合は、水滴またはグリース
中の水分粒が円錐ころ86a、86b、86c、86d
のピッチ間の間隙から水分検出センサ21に達し、その
水分が検出部に設けられた乾湿膜に吸着してそのインピ
ーダンスを変化させる。
【0066】その後の信号処理器23、制御装置24お
よび警報装置25の動作は第1実施の形態例と同様であ
るので省略する。これによって、第1および第2実施の
形態と同様の効果を得ることができる。また、円錐ころ
軸受82a、82bおよび円錐ころ軸受82c、82d
はそれぞれ正面合わせとなっており、それぞれの内輪お
よび外輪の転動面が水分検出センサに向けて拡大する円
錐面となっているため、水分の浸入の可能性が高いシー
ル部材やシール体の損傷により浸入した水分が、軸受部
を通過した後に水分検出センサの付近に集まりやすく、
これをいち早く検出することが可能となる。この場合
は、異常診断の基準値である閾値を他の場合よりも低く
設定しておくことが必要である。
【0067】なお、水分検出センサの取付位置は、上記
第2から第4実施例で示した位置に設けることが望まし
いが、装置または取付部位の都合で前記位置に設けるこ
とができない場合は、軸受部の近傍であればどのような
位置に設けてもよく、製作コストの節減のために一箇所
としても第1実施の形態例で示した効果を損なうもので
はない。
【0068】上述は、転がり軸受の静止輪を外輪として
説明したが、外輪を回転部材と連動して回転する回転輪
とし、内輪を静止輪とした構成の軸受装置の場合は、前
記各実施例における水分センサを静止輪である内輪に取
付けるようにする。これによって前記各実施例と同様の
効果を得ることができる。また、転がり軸受を例に説明
したが、水の浸入は滑り軸受装置においても同様の事態
を引起すため、滑り軸受装置の軸受部の近傍に本発明の
水分検出センサを設けることによって、転がり軸受の場
合と同様に異常事態の前置現象を検知することができ
る。
【0069】更に、強制給油等の圧送ポンプによって加
圧した潤滑油が供給される滑り軸受においても、ジェッ
ト給油の場合と同様にして水分の検出が可能であり、異
常事態の前置現象を検知することができ、早期かつ正確
に異常事態を判定することができる。
【0070】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は、油膜に
よる潤滑によって回転軸を支持する軸受部の近傍に水分
検出センサを設け、軸受装置に浸入した水分を検出する
ことによって、油膜に浸入した水分により油膜切れを生
ずる異常事態の前置現象を検知することが可能となり、
早期かつ正確に異常事態を診断することができるという
効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施の形態を示す断面図
【図2】光学式漏水センサの例を示す説明図
【図3】光学式漏水センサの他の態様を示す説明図
【図4】電気式漏水センサの例を示す説明図
【図5】電気式漏水センサの他の態様を示す説明図
【図6】本発明の第2実施の形態を示す断面図
【図7】本発明の第3実施の形態を示す断面図
【図8】本発明の第4実施の形態を示す断面図
【図9】従来例を示す断面図
【符号の説明】
1、11 転がり軸受装置 2 ハウジング 3 フレーム 4、14、54 内輪 5、15、55 外輪 6 転動体 7、17、57a、57b 保持器 8 振動センサ 9 アンプ 10 Gメータ 12 回転軸 13 玉軸受 16、56a、56b 玉 21 水分検出センサ 22 空間 23 信号処理器 24 制御装置 25 警報装置 31、41 外体 32、34 反射部 32a、32b、34a、34b 反射面 33a 投光用ケーブル 33b 入光用ケーブル 35a、35b 面 42 中心電極 43 電源 44 側方電極 45 電圧検出器 46 電流検出器 47 絶縁被覆 48 電極 51、71 車軸用転がり軸受装置 52a、52b アンギュラ玉軸受 53 ハブ 58a、58b シール部材 59 回転フランジ 60 孔 61 スタッドボルト 62 スプライン孔 63 固定フランジ 64 ネジ孔 72a、72b、82a、82b、82c、82d 円
錐ころ軸受 73a、73b、83a、83b 内輪 74 車軸 75、85a、85b、85c 外輪 76a、76b、86a、86b、86c、86d 円
錐ころ 77a、77b、87a、87b、87c、87d 保
持器 78a、78b、88a、88b シール部材 79a、79b スリーブ 81 圧延ロール用転がり軸受装置 84 軸 89a、89b スペーサ

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 油膜による潤滑によって回転部材を回転
    自在に支持する軸受装置において、 軸受部の近傍に水分検出センサを設け、該水分検出セン
    サが前記軸受部近傍の水分を検出することを特徴とする
    軸受装置。
  2. 【請求項2】 請求項1において、 前記軸受部が、前記回転部材と連動する回転輪と、該回
    転輪に対向し非回転部に固定される静止輪と、前記回転
    輪の転動軌道と前記静止輪の転動軌道との間に転動自在
    に設けられた複数個の転動体とによって形成されること
    を特徴とする軸受装置。
  3. 【請求項3】 請求項2において、 前記静止輪に水分検出センサを設け、該水分検出センサ
    が前記静止輪と前記回転輪との間の水分を検出すること
    を特徴とする軸受装置。
  4. 【請求項4】 請求項1から請求項3において、 前記水分検出センサによって水分量を検出し、この検出
    値を予め設定された閾値と比較する比較手段を設けたこ
    とを特徴とする軸受装置。
  5. 【請求項5】 請求項4において、 前記比較手段による比較結果が、前記閾値を超えた場合
    に警報を発することを特徴とする軸受装置。
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