JP2003229571A - 半導体装置 - Google Patents
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Abstract
する。 【構成】 トレンチMOSゲート部132において、ゲ
ート電極22は長手方向のBB断面において、トレンチ
の開口部5eを覆う。トレンチは長手方向に平行に配列
されるので、ゲート電極22がトレンチの開口部5eを
覆っても、集積度を損なわない。しかも、トレンチの開
口部5e、底部6dは丸みを帯びた緩やかな面となって
いるので、電界集中を回避することができる。
Description
ーデバイスに適用するトレンチMOSゲートを形成する
技術及び素子分離技術に関するものである。
ト部を形成する従来のプロセスを工程順に示す断面図で
あり、特に図72はトレンチMOSゲート部131が形
成された時点での断面図である。
iなどからなる半導体基板1の上面にP型不純物濃度領
域2を形成し、更にその上面に選択的にN型高不純物濃
度領域3を形成する。そして得られた構造の上面に酸化
膜21を形成する。その後、酸化膜21並びにP型不純
物濃度領域2及びN型高不純物濃度領域3を貫通するト
レンチ(溝)4を形成する(図65)。
を形成する(図66)。この後、酸化膜7,21を除去
した後(図67)に、ゲート酸化膜9としてシリコン酸
化膜を形成する(図68)。
た後に直ちに除去される酸化膜を以下「犠牲酸化膜」と
称することもある。後で完成する素子の構造に残らず
に、溝の形状を整え、かつ、溝内部の欠陥、歪、汚染等
を除去するために犠牲となるためである。シリコン酸化
膜7は例えば950℃乃至1100℃で酸素雰囲気にお
いて100〜300nm程度形成される。
蒸気雰囲気において熱酸化されて形成される。これは一
般には、酸素雰囲気において熱酸化によって形成された
酸化膜に対し、水蒸気雰囲気において熱酸化によって形
成された酸化膜の方が欠陥が少なく、また温度が低い方
が欠陥が少ないとされているためである。
をトレンチ4に充填し(図69)、トレンチ4内部にゲ
ート電極22を形成する。そしてゲート電極22上にシ
リコン酸化膜11を形成する(図70)。ここまでの工
程で得られた構造の上面に、更にCVD酸化膜12を形
成し(図71)、エッチングによりこれを整形してトレ
ンチMOSゲート部131が形成される(図72)。
文献がある。
されるように、シリコン酸化膜7を一旦形成して除去し
た後のトレンチ4の形状には特徴がある。つまり、トレ
ンチ4の開孔部の形状5c、及び底部の形状6cは共に
角張っている。
ため、ゲート酸化膜9をトレンチ4の内部に形成する
と、その膜厚がトレンチ内部で不均一になってしまう。
特に、トレンチ4の開孔部における形状5d及びトレン
チ4の底部における形状6dを反映して、ゲート酸化膜
9の膜厚が最も顕著に薄くなる。
レンチ4の開孔部及び底部でゲート酸化膜9が薄くなる
と、ゲート破壊場所となり、耐圧不良を招くという問題
点があった。しかもゲート酸化膜9のリーク電流が増加
する。
張ると、トレンチMOSゲート部131の特性が悪化す
る。またトレンチ4を形成する工程において、その周囲
には欠陥が発生し易い。この欠陥はゲート電極22に所
定の電位を与えたときに形成されるチャネルの特性を悪
化させ、トレンチMOSゲート部131を有するパワー
デバイスは、その基本特性であるMOSゲートのチャネ
ル移動度が、MOSゲート界面近傍の欠陥や歪や汚染の
ために低下し、その結果オン電圧が上昇するという問題
点もあった。
73乃至図81はSOI構造(Silicon On
Insulator)においてトレンチ分離される横型
IGBTの製造工程を工程順に示す断面図である。
基板1e,1dはシリコン酸化膜25を介して貼り合わ
されており、半導体基板1eの上部においてP層41、
N+層42が選択的に形成されている。そして半導体基
板1eの上方の全面にはシリコン酸化膜43が形成され
ている。
層42の一部が露呈するように、選択的に除去し(図7
4)、残置されたシリコン酸化膜43をマスクとしてシ
リコンのエッチングを行う。これによって半導体基板1
eは選択的に掘り下げられ、トレンチ44が穿孔される
(図75)。
4の内壁に犠牲酸化膜45を一旦形成し(図76)、そ
の後シリコン酸化膜のエッチングを行う。これによって
シリコン酸化膜25の一部並びに犠牲酸化膜45及びシ
リコン酸化膜43の全てが除去され、トレンチ44は半
導体基板1eの底よりも低く掘り下げられる(図7
7)。そして1000℃以下の水蒸気雰囲気において熱
酸化することにより、残置された半導体基板1e(P層
41、N+ 層42を含む)の周囲に分離酸化膜46を
形成する(図78)。
コン47を堆積させ、トレンチ44を多結晶シリコン4
7で充填する(図79)。その後半導体基板1eの上方
に存在する多結晶シリコン47を選択的に除去してトレ
ンチ44内部にのみ多結晶シリコン47を残置させ、フ
ィールド酸化膜48によって多結晶シリコン47を覆
う。この際、フィールド酸化膜48は半導体基板1eの
表面においてP層41、N+ 層42の間にも設けられ
る(図80)。その後更に所定の不純物層を形成して、
トレンチ構造を有する分離部13aによって分離されつ
つ、横型IGBTが形成される(図81)。
合、その分離酸化膜46の厚さについて、第1従来技術
と同様の問題点が生じる。即ち、図78において示され
るような、トレンチ44の開孔部44aと底部44bに
おいて、半導体基板1e(P層41、N+ 層42を含
む)が角張っており、ここにおいて分離酸化膜46の厚
さが他の部分と比較して顕著に薄くなる。特に底部44
bにおいて分離酸化膜46が破壊され易くなり、分離部
13aによる分離耐圧が低下するという問題点が招来さ
れる。
ために発明されたもので、トレンチMOSゲート部の特
性を向上させることにより、トレンチMOSゲート部を
有するパワーデバイスの特性、特にオン電圧を容易なプ
ロセスで改善する技術を提供することを目的とする。
on On Insulator)において素子分離を
行うトレンチ分離における分離耐圧を向上させることも
目的とする。
装置は、主面を有する半導体からなる基体と、前記主面
から所定の深さに位置する底面と、平面視上で所定の方
向に延在する開孔部とを有して前記基体に選択的に形成
され、前記所定の方向に平行に配列される複数の溝部
と、前記溝部の内壁上に形成された絶縁膜と、前記絶縁
膜を介して前記溝部の内部に充填され、前記溝部の前記
所定の方向の端部を覆う制御電極層と、前記制御電極層
上に、前記主面より突出して形成された絶縁層とを備え
る。そして、前記端部における前記開孔部のエッジ及び
前記底面の少なくとも一方が丸みを帯びた緩やかな面を
有する。
は、トレンチにおける従来とは異なるゲート酸化膜の製
造方法を示すものである。
の発明の実施の形態1である、トレンチMOSゲート部
132の形成方法を工程順に示した断面図である。まず
シリコンからなる基板1上に酸化膜21を形成する。そ
して酸化膜21を選択的に開孔し、これをマスクとして
シリコンの異方性エッチングを施すことによりにより、
基板1の厚さ方向に延びるトレンチ4を形成する(図
1)。この時、トレンチ4の開孔部の形状5及び底部の
形状6はいずれも角張っている。次に犠牲酸化膜7を、
例えば950℃乃至1100℃で酸素雰囲気において1
00〜300nm程度形成し(図2)、これを除去する
(図3)。ここまでの工程は図65乃至図67において
示された第1従来技術の工程と同様である。
0℃以上(例えば1215℃)の酸素雰囲気において熱
酸化を施すことにより、ゲート酸化膜9を形成する(図
4)。
られ、トレンチMOSゲート部132が形成される(図
5)。図5(a)は図5(b)のAA断面図であり、図
5(b)はトレンチMOSゲート部132近傍を示す平
面図である。また、図5(c)は図5(b)のBB断面
図である。例えば従来の技術では、トレンチMOSゲー
ト部131近傍の平面図も図5(b)で表されるが、そ
のAA断面及びBB断面は図5(d)及び図5(e)に
示される。
単純なキャパシタンス構造を形成した場合の印加電圧V
gとリーク電流Igとの関係(リーク特性)を示すグラ
フである。曲線G131 ,G132 はそれぞれ従来例のト
レンチ開孔部や底が角張っている場合の図5(d),
(e)に示すトレンチMOSゲート部131と、本発明
を適用した図5(a),(c)に示すトレンチMOSゲ
ート部132の特性を示す。
の間に印加される。但し、トレンチMOSゲート部13
1は図72で示された構造において、基板1上にP型不
純物濃度領域2とN型高不純物濃度領域3を形成してい
ない場合について測定した。そしてトレンチMOSゲー
ト部131,132のゲート酸化膜厚がほぼ750オン
グストロームと等しくなるように設定されている。
性は印加電圧Vgが30Vを超える辺りから急激に悪化
し、絶縁破壊電圧はおよそ55V程度であることが解
る。
ーク特性は印加電圧Vgが40Vを超えても殆ど悪化せ
ず、絶縁破壊電圧も60Vを超える。
来とは異ならせることにより、トレンチ4の形状が改善
される理由は明かではない。しかし、このようにしてト
レンチ4の形状が改善される結果、トレンチMOSゲー
ト部132は第1従来技術によって得られたトレンチM
OSゲート部131と比較してリーク特性及び絶縁破壊
電圧が改善される。
等方性プラズマエッチングを行うことにより、トレンチ
の形状をなだらかにする技術を示すものである。
はこの発明の実施の形態2である、トレンチMOSゲー
ト部133の形成方法を工程順に示した断面図である。
まず、実施の形態1と同様にして図1に示された構造を
得る。既述のように、トレンチ4の開孔部の形状5及び
底部の形状6はいずれも角張っている。
開孔部近傍に存在する部分を選択的に除去し、酸化膜2
1をトレンチ4から距離xだけ退かせる(図7)。その
後、O2 /CF4 系のガスを用いて、シリコンの等方
性プラズマエッチングを行う。これにより、トレンチ4
の開孔部が面とりされ、底部の形状6eは丸くなって角
張った部分が無くなる。この際、詳細は後述するが、ト
レンチ4の底近傍に酸化膜系の膜91が生成されている
(図8)。
犠牲酸化膜7を形成し(図9)、更にこれを除去するこ
とによってトレンチ4の開孔部の形状5fは一層なだら
かとなる(図10)。トレンチ4の開孔部近傍を拡大す
ると、形状5fは直線部分Uを有することがあり、その
場合には直線部分Uと基板1の上面との成す角度θを測
定した場合にはその値は30〜60゜に収まる。また、
形状5fが直線部分Uを有しない場合には、形状5fの
有する最も曲率半径の小さな箇所から引かれた接線と基
板1の上面との成す角度をθとして測定するとこれも値
は30〜60゜に収まる。
℃)の水蒸気雰囲気において熱酸化することによってゲ
ート酸化膜9を形成する(図11)。実施の形態1にお
いてはゲート酸化膜9の形成のために1000℃以上の
酸素雰囲気において熱酸化を行っていた。しかし、一旦
等方性プラズマエッチングを行った後は1000℃以下
の水蒸気雰囲気において熱酸化を行う方が良い特性が得
られる。しかし、その理由は現在のところ良く解ってい
ない。
ンで充填し、ゲート電極22を形成する。更にシリコン
酸化膜11をゲート電極22上部に形成し、例えばCV
D法によって酸化膜12を全面に堆積させ、更にエッチ
ングを行ってゲート酸化膜9及び酸化膜12を選択的に
残置し、トレンチMOSゲート部133を形成する(図
12)。この際、ゲート電極22は図13及び図14に
示されるように基板1の上面よりも突出しても良い。ま
た、ゲート電極22を形成するに際しては、上述の低抵
抗多結晶シリコン以外のものでも良く、金属膜(W,M
o,Al,Ti)や金属化合物(WSi,MoSi2,
AlSi,TiSi2)等でも良い。
ゲート部133のリーク特性は図6に曲線G133 とし
て示されている。実施の形態1で紹介されたトレンチM
OSゲート部132と比較すると、印加電圧Vgが低い
領域(40V以下)ではリーク特性が1桁近く劣るもの
の、印加電圧Vgが高い領域(50V以上)ではリーク
特性は勝る。つまり、本発明を主耐圧がゲート酸化膜の
絶縁破壊電圧以下である素子に適用する場合には、トレ
ンチMOSゲート部132の方がトレンチMOSゲート
部133よりも適している。逆に主耐圧がゲート酸化膜
の絶縁破壊電圧以上である素子に本発明を適用する場合
には、トレンチMOSゲート部133の方がトレンチM
OSゲート部132よりも適している。
9の形成のために1000℃以上の酸素雰囲気において
熱酸化を行うと、得られるトレンチMOSゲート部のリ
ーク特性は、印加電圧Vgが高い領域(50V以上)に
おいてトレンチMOSゲート部132とほぼ同等か、そ
れよりも劣る。
ら退く距離xは100nm以上400nm以下であるこ
とが望ましい。図15は距離xが100nm未満の場合
に、図16は距離xが400nmよりも大きい場合に、
それぞれ等方性プラズマエッチングを行った場合のトレ
ンチ4の開孔部近傍を拡大した断面図である。破線は等
方性プラズマエッチングされない時点での基板1の形状
を示している。
チ4の開孔部は角51が生じ、距離xが400nmより
も大きい場合には基板1の厚さ方向のエッチングが進
み、トレンチ4の開孔部は酸化膜21の形状をそのまま
反映して面とりされない。そのため距離xは100nm
以上400nm以下であることが望ましいのである。
用いられるガスの比率R=O2 /CF4 は1<R<5
であることが望ましい。図17はガスの比率Rを変化さ
せたときのシリコンのエッチングレートと、酸化膜系の
膜のデポジションレートとがどのように変化するかを示
すグラフである。ガスの比率Rを高める程エッチングレ
ートは低下し、膜のデポジションレートは上昇すること
が示されている。
50nm/minにも及び、その一方では殆ど膜は堆積
しないので、エッチング表面は平滑化されず、むしろ表
面荒れを起こす。しかし、R>1であれば、エッチング
表面は平滑化される。図18はRが1より大なる場合に
おけるシリコン(例えば基板1)のエッチングされる面
の断面を誇張して示す断面模式図である。破線はエッチ
ングされる前のシリコンの形状を示す。酸化膜系の膜9
2が堆積することで凹部が充填され、エッチングされる
ことで凸部が消失する。その結果エッチングされる面の
形状が平滑化されると考えられる。
ッチングレートと、酸化膜系の膜のデポジションレート
とがほぼ等しくなる。このため、実質的なエッチングレ
ートが15nm/min以下となり、トレンチ4の開孔
部の面とり等に必要な200〜300nmのエッチング
には数十分要する。これは生産性を著しく低下させ、且
つエッチング中の試料の温度の制御も困難となり実際的
ではない。従ってR<5であることが望ましい。
時に膜の堆積を行わせることによってトレンチ4の内壁
を平滑化することができるので、トレンチMOSゲート
部133の耐圧が高められると考えられる。
トレンチMOSゲート部133の耐圧の変化を示すグラ
フであり、Rが3以下の領域で実測されている。R>3
では実測されていないが、グラフの上側の枝L1は酸化
膜系の膜のデポジションレートから予想される耐圧であ
り、グラフの下側の枝L2はエッチングレートから予想
される耐圧である。従って、実際にはこれらの枝L1,
L2の間の領域の耐圧が得られるものと思われる。
おいて犠牲酸化膜7を形成/除去する工程を省いても、
第1の従来技術で紹介されたトレンチMOSゲート部1
31よりもその特性は改善される。この場合に形成され
るトレンチMOSゲート部134のリーク特性は図6に
おいて曲線G134 で示されている。
性はトレンチMOSゲート部131よりもリーク電流が
抑制され、耐圧も向上するが、トレンチMOSゲート部
133と比較するとそのリーク特性は劣る。これは犠牲
酸化膜7を形成/除去する工程によってトレンチの開孔
部の形状が一層丸くなるか、そうでないかに起因するも
のと思われる。
素子に本発明を適用する場合には、ターンオン/ターン
オフ時にゲートにおいて生じる変位電流が大きいため、
ゲート耐圧を高める必要があり、実施の形態2を適用す
ることが望ましい。
下ではトレンチMOSゲート部133,134の間でリ
ーク特性の差異は小さいので、工程が少ないトレンチM
OSゲート部134の方がコストパフォーマンス上有利
である。つまり実施の形態2及び実施の形態3は適用さ
れる素子の用途に応じて使い分けて適用することができ
る。
ために基板1の表面に平行なタイプのMOSゲート構造
135のリーク特性も曲線G135 として示している。
図20はMOSゲート構造135の構成を例示する断面
図である。分離酸化膜Fによって囲まれてゲート酸化膜
9が基板1上に形成され、その上にゲート電極22が形
成され、ゲート電極22はシリコン酸化膜11によって
覆われる。ゲート酸化膜9は実施の形態2と同様に10
00℃以下の水蒸気雰囲気での熱酸化によって形成され
る。印加電圧Vgは基板1及びゲート電極22の間に印
加される。
134はMOSゲート構造135と比較してやや劣るも
のの、これに近い良好な特性を得ることができることが
図6から解る。
態1乃至実施の形態3で示されたトレンチMOSゲート
部132,133,134は各種の縦型パワー素子に適
用することができる。
00の構造を示す断面図である。N型半導体基板1上に
P型不純物濃度領域2が、P型不純物濃度領域2の上面
内に選択的にN型高不純物濃度領域3が、それぞれ形成
されている。そしてP型不純物濃度領域2、N型高不純
物濃度領域3を貫通し、N型半導体基板1に達するトレ
ンチが掘られ、トレンチMOSゲート部13が形成され
ている。そしてソース電極14aがP型不純物濃度領域
2上にN型高不純物濃度領域3と接して形成されてお
り、ドレイン電極14cがN型半導体基板1に接して形
成されている。このトレンチMOSゲート部13に本発
明を適用することによりリーク特性を改善することがで
きる。
T200の構造を示す断面図である。トレンチゲート型
MOSFET100と比較してN+ 層1bをドレイン
電極14cとN型半導体基板1との間に介在させた構成
となっている。このような素子にも本発明を適用するこ
とができる。
MOSFETの構造に比べて高集積化されるためにON
抵抗が低下するという改善がなされる。この様なパワー
デバイスに対して本発明のトレンチMOSゲート部形成
方法を用いると、ゲート電極22近傍での電界集中が抑
制されるので、ゲート耐圧が改善されるという効果があ
る。
ゲート型バイポーラトランジスタ)300の構造を例示
する断面図である。トレンチゲート型MOSFET20
0のN+ 層1bの下面(N型半導体基板1が設けられ
ていない面)に更にP+ 層1cを設けた構成を有して
いる。この場合、P+ 層1cに接してコレクタ電極1
4bが設けられる。トレンチゲート型MOSFET20
0におけるソース電極14aはトレンチゲート型IGB
T300においてはエミッタ電極として機能する。ゲー
ト電極22に所定の電位を印加する事により、ゲート酸
化膜9の周囲のP型不純物濃度領域2にチャネル領域1
5が形成される。
BTやトレンチゲート型MOSFETの上部構造を示す
平面図である。トレンチゲート型MOSFET100,
200やトレンチゲート型IGBT300はこれらの平
面図で示されるような構造をとることができる。但し、
図26や図27に示された上部構造をとる場合には、そ
の断面図でみた構造は図22や図23で示された構造と
はやや異なる。
たものである。図29及び図30はそれぞれ、図28の
AA断面及びBB断面を示す断面図である。図29及び
図30は図22で示された構造とは異なっている。
する横型トレンチゲート型MOSFET400を示す断
面図である。横型トレンチゲート型MOSFET400
は、図22に示されたトレンチゲート型MOSFET2
00からN+ 層1b及びドレイン電極14cを省略し
た構成を有しており、電極14aの一方はソース電極と
して、他方はドレイン電極として、それぞれ機能する。
適用した横型トレンチゲート型MOSFETは、従来の
横型MOSFETに比べてチャネル15の長さが長くな
り、微細化することにより生じる短チャネル効果を防ぐ
ことができる。図32はトレンチ型MCT(MOS C
ontrolled Thyristor)500の構
造を示す断面図である。
3にも実施の形態1乃至実施の形態3で示された製造方
法を適用することができる。その場合、異方性エッチン
グにより生じたトレンチ4の内壁のダメージ、汚染が取
り除かれるので、チャネルにおけるキャリア移動度が改
善される。従ってON状態でのチャネル抵抗が減少して
素子全体のON抵抗が低くなる。
の構造を示す断面図である。このような構造においては
オン状態ではゲート電極22に正電位を印加しないが、
オフ状態ではゲート電極22に負電位を印加するので、
電界集中を回避する事ができる。
犠牲酸化膜を2回形成する技術を示す。
はこの発明の一実施の形態である、トレンチMOSゲー
ト部の形成方法を工程順に示した断面図である。まず従
来の技術と同様にして基板1上にP型不純物濃度領域2
とN型高不純物濃度領域3を形成し、これらの上面に酸
化膜21を形成する。そして酸化膜21をN型高不純物
濃度領域3の上部において選択的に開孔する。そして異
方性エッチングにより、P型不純物濃度領域2とN型高
不純物濃度領域3を貫通するトレンチ4を形成する(図
34)。この時、トレンチ4の開孔部の形状5及び底部
の形状6はいずれも角張っている。
で、酸素雰囲気でトレンチ4の内部にシリコン酸化膜
7を形成する。温度TH は1000℃以上であり、例
えば1100℃を用いる。また雰囲気は例えば100%
酸素雰囲気を用いる。1000℃以上で形成された酸化
膜は柔らかくなるので、トレンチ4の開孔部は形状5g
が示すように丸くなる。そしてシリコン酸化膜7,21
をエッチングにより除去する(図36)。
部にシリコン酸化膜8を形成する(図37)。このよう
な条件においてシリコン酸化膜8の形成を行うと、トレ
ンチ4の底部の形状6bは丸くなり、開孔部の形状も更
に丸くなって形状5bを呈する。この際に用いられる温
度TL は温度TH よりも低く、例えば950℃を用い
る。
レンチ4の開孔部の寸法と深さとの比が2〜30のトレ
ンチ4に対してこの発明を適用する場合には、上記のシ
リコン酸化膜7,8の膜厚を開孔部の寸法の1/20〜
1/5程度に選択することができる。即ち、幅1μmの
トレンチ4に対して形成されるシリコン酸化膜7,8の
膜厚は、50〜200nm程度、例えば100nmに選
択される。
ッチングにより除去する。このように上記条件で2回に
わたってシリコン酸化膜7,8を形成し、除去すること
により、トレンチ4の形状は、形状5b,6bが示すよ
うに開孔部及び底部共に丸くなる。
としてシリコン酸化膜を形成する(図39)。トレンチ
4の形状は開孔部及び底部共に丸くなるので、従来の技
術で生じていたゲート酸化膜9が薄くなるという現象が
防止され、トレンチ4内部にゲート酸化膜9が均一に形
成できる。
面に低抵抗多結晶シリコン10を堆積させ、ゲート酸化
膜9を介してトレンチ4を低抵抗多結晶シリコン10で
充填する(図40)。そして、エッチング技術により低
抵抗多結晶シリコン10を選択的に残置し、トレンチ4
の内部に低抵抗多結晶シリコン10からなるゲート電極
22を形成する。更にシリコン酸化膜11をゲート電極
22上部に形成し(図41)、例えばCVD法によって
酸化膜12を全面に堆積させる(図42)。更にエッチ
ングを行って酸化膜12を選択的に残置し、トレンチM
OSゲート部13を形成する(図43)。
ゲート部13において、トレンチ4の開孔部及び底部で
ゲート酸化膜9が薄くなるという現象が防止されるの
で、ゲート電極22にゲート電圧を与えた場合に、この
箇所で電界が集中することも回避される。よってゲート
酸化膜9のリーク電流が抑制され、ゲート破壊も回避さ
れる。
工程が複雑にはなるが、請求項3に示した様に、一回目
の犠牲酸化膜形成を1000℃以上の温度TH で行う
ことにより、トレンチ4を異方性エッチングで掘ったこ
とによって生じたトレンチ4の周囲の半導体(基板1、
P型不純物濃度領域2、N型高不純物濃度領域3)の欠
陥をアニール効果により低減すると同時にトレンチ4の
内壁近傍にゲッタリングすることができる。
度TL で二回目の犠牲酸化膜形成を行うので、一旦ト
レンチ4の内壁近傍へゲッタリングした欠陥をシリコン
酸化膜8中に吸い出すことができる。従ってトレンチ4
周辺の半導体の欠陥を従来よりも低減することができ
る。
2に所定の電位を与えたときに、トレンチ4の周囲の半
導体に形成するチャネルにおけるキャリアの移動度を改
善することができる。
3に示されたトレンチゲート型IGBT300のトレン
チMOSゲート部13の形成に適用することにより、O
N電圧を改善することができる。
特性であるON電圧を示している。条件Aは本発明を適
用して得られたトレンチゲート型IGBT100のON
電圧である。一方、条件Bは一回目と二回目の犠牲酸化
条件を反対にした場合に得られるトレンチMOSゲート
部を有するトレンチゲート型IGBTのON電圧であ
る。また、条件Cは従来の製造方法によって得られたト
レンチMOSゲート部を有するトレンチゲート型IGB
TのON電圧である。ただし、ターンオフ時間は各条件
とも一定(200ns)である。
示したトレンチMOSゲート部の形成方法を用いること
により、トレンチゲート型IGBTのON電圧を低くす
ることができる。これにより電力損失は大きく改善され
る。
板1のトレンチ内壁の汚染やトレンチ近傍の欠陥や残留
応力が低減され、チャネル領域15における界面準位や
キャリアの移動度が改善されるので、トレンチMOSゲ
ートの特性が向上する。その結果、パワーデバイスの基
本特性であるON電圧が低下し、スイッチング特性も改
善されるので、電力損失が低下するのである。
1及び図22にそれぞれ示されたトレンチゲート型MO
SFET100,200、図31に示された横型トレン
チゲート型MOSFET400、図32に示されたトレ
ンチ型MCT500に対して適用することができる。こ
の様なパワーデバイスに対して実施の形態4を適用する
と、チャネル領域15の電子の移動度が上昇するという
改善がなされる。
れたトレンチ型ダイオード600に適用することもでき
る。
おいては一回目の犠牲酸化によって形成されるシリコン
酸化膜7の膜厚をトレンチ4の開孔部の寸法の1/20
〜1/5程度に選択していた。しかし1/10以上に選
択すれば、更にトレンチ4の開孔部の形状は丸くなり、
二回目の犠牲酸化を省略してシリコン酸化膜8を形成し
なくてもゲート酸化膜9の耐圧が改善できる。よって、
工程の簡略化を図ることができる。
4の底部を歪ませないように、シリコン酸化膜7の膜厚
はトレンチ4の開孔部の寸法の3/10以下に選択する
ことが望ましい。
料として、SiCx (0<x<1)もしくはSiGey
(0<y<1)のような半導体化合物を用いることに
より、更に利点を得ることができる。
そのバンドギャップが大きいので、高い温度においても
使用でき、また高い耐圧に対応する素子においてはその
厚さを低減する事ができる。また、SiGey を用い
た場合には、そのバンドギャップが小さく、移動度も大
きいので、素子の高速動作を図ることができる。
OI構造においてトレンチ分離を行う技術について示
す。
実施の形態1と同様に、トレンチの内壁に形成する酸化
膜を1000℃以上、酸素雰囲気で形成する技術を示し
ている。
させて説明する。第2の従来技術と同様にして、シリコ
ンからなる基板1e,1dをシリコン酸化膜25を介し
て貼り合せ、半導体基板1eの上部においてP層41、
N+ 層42を選択的に形成する。そして半導体基板1
eの上方の全面にシリコン酸化膜43を形成する(図7
3)。そしてシリコン酸化膜43を、P層41、N+
層42の一部が露呈するように、選択的に除去し(図7
4)、残置されたシリコン酸化膜43をマスクとしてシ
リコンのエッチングを行う。これによって半導体基板1
eは選択的に掘り下げられ、トレンチ44が穿孔される
(図75)。
4の内壁に犠牲酸化膜45を一旦形成し(図76)、そ
の後シリコン酸化膜のエッチングを行う。これによって
シリコン酸化膜25の一部並びに犠牲酸化膜45及びシ
リコン酸化膜43の全てが除去され、トレンチ44は半
導体基板1eの底よりも低く掘り下げられる(図7
7)。
1000℃以上の酸素雰囲気において熱酸化することに
より、残置された半導体基板1e(P層41、N+ 層
42を含む)の周囲に分離酸化膜46を形成する。図4
5は実施の形態6におけるここまでの工程で得られた構
造を示す断面図である。このようにして分離酸化膜46
を形成することにより、実施の形態1で示されたのと同
様、半導体基板1eの角が丸められる。例えばトレンチ
44の底部44cは、図78において示された底部44
bよりも丸くなる。
トレンチ44を多結晶シリコン47で充填し、フィール
ド酸化膜48によって多結晶シリコン47を覆い、所定
の不純物層を形成する工程)を進めて横型IGBTを形
成する。図46はこのようにして製造された横型IGB
Tの構造を示す断面図である。
合、トレンチ構造を有する分離部13bは、第2従来技
術で示された分離部13aと比較して、分離酸化膜46
が局所的に薄くなるということがない。このため、分離
耐圧が低下するという問題点を解消することができる。
5はこの発明の請求項10〜14にかかる半導体装置の
製造方法を工程順に示す断面図である。
いて示された構造を得る。その後シリコン酸化膜の等方
性エッチングを行って、トレンチエッチングマスクであ
るシリコン酸化膜43が横方向にエッチングされ後退す
ると同時に、トレンチ44の下において、シリコン酸化
膜25には凹部61が形成される。そして基板1eの角
が凹部61において距離xだけ露出する(図47)。
ことにより、凹部61において露出していた基板1eの
角が丸められ、トレンチ44の底部44eは面とりされ
る。その後、シリコンの等方性エッチングにおいて堆積
する酸化膜系の膜を除去する(図48)。実施の形態2
と同様、距離xは100〜400nmであることが望ま
しい。また、エッチングガスはO2 /CF4 系ガスを
用い、その比率は1<R<5であることが望ましい。
の内壁に犠牲酸化膜45を一旦形成し(図49)、その
後シリコン酸化膜のエッチングを行う。これによって犠
牲酸化膜45及びシリコン酸化膜43の全てが除去さ
れ、トレンチ44の底部44fは一層丸められる(図5
0)。そして1000℃以下の水蒸気雰囲気において熱
酸化することにより、残置された半導体基板1e(P層
41、N+ 層42を含む)の周囲に分離酸化膜46を
形成する(図51)。
コン47を堆積させ、トレンチ44(凹部61を含む)
を多結晶シリコン47で充填する(図52)。その後半
導体基板1eの上方に存在する多結晶シリコン47を選
択的に除去してトレンチ44内部にのみ多結晶シリコン
47を残置させ(図53)、フィールド酸化膜48によ
って多結晶シリコン47を覆う。この際、フィールド酸
化膜48は半導体基板1eの表面においてP層41、N
+ 層42の間にも設けられる(図54)。その後更に
所定の不純物層を形成して、トレンチ構造を有する分離
部13cによって分離されつつ、横型IGBTが形成さ
れる(図55)。
おいても、分離酸化膜46が局所的に薄くなるというこ
とがない。このため、分離耐圧が低下するという問題点
を解消することができる。
化膜のエッチングの際、シリコン酸化膜43がトレンチ
44の開孔部から距離yだけ退いてもよい。例えばシリ
コン酸化膜43の厚さが距離xに対して十分厚ければこ
れをレジストなどで覆う必要はない。その結果P層4
1、N+ 層42がトレンチ44に距離yだけ露呈して
も、距離yは距離xとほぼ同程度の寸法であるので、シ
リコンの等方性エッチングを行うことによりトレンチ4
4の開孔部44dも丸められる。これは本発明の副次的
な好ましい効果である。しかし、開孔部44dはその後
フィールド酸化膜48によって覆われてしまうので、本
発明の効果を妨げるものでもない。
5の形成/除去を省いても、トレンチ44の底部44e
は面とりされているので、第2の従来技術と比較して分
離酸化膜46が局所的に薄くなることを抑制できる。
1はこの発明の請求項15〜16にかかる半導体装置の
製造方法を工程順に示す断面図である。
いて示された構造を得る。例えばシリコン酸化膜25は
200〜300nmの深さにエッチングされてトレンチ
44が伸びる。この後、多結晶シリコン71を200〜
300nmの厚さで全面に堆積させる。これによってト
レンチ44の内面には多結晶シリコン71が露呈するこ
とになる(図56)。一般に多結晶シリコンは段差被覆
性が良好であるので、トレンチ44の底部44bにおい
て基板1eの角が張り出していてもトレンチのこの角を
覆っている。
て多結晶シリコン71をシリコン酸化膜72にする(図
57)。この結果分離酸化膜として機能するシリコン酸
化膜72は厚さが200〜300nmであって、局所的
に薄くなるということはない。
して多結晶シリコン47を堆積させ、トレンチ44を多
結晶シリコン47で充填する(図58)。その後半導体
基板1eの上方に存在する多結晶シリコン47を選択的
に除去してトレンチ44内部にのみ多結晶シリコン47
を残置させ(図59)、フィールド酸化膜48によって
多結晶シリコン47を覆い(図60)、所定の不純物層
を形成して、トレンチ構造を有する分離部13dによっ
て分離されつつ、横型IGBTが形成される(図6
1)。
おいても、分離耐圧が低下するという問題点を解消する
ことができる。
6乃至実施の形態8においては横型IGBT同士の分離
に分離部13b,13c,13dを用いた場合について
説明したが、異なる素子間の分離においても勿論上記実
施の形態を適用することができる。
MOSFETを互いに分離した様子を示す断面図であ
り、実施の形態6及び実施の形態7が適用された場合を
示している。基板1eは分離部の底部において丸められ
ており、この部分でシリコン酸化膜が局所的に薄くなる
ことがない。
示した条件の下で二回の酸化を行うことにより得られる
トレンチ4の形状の整形は、トレンチ分離に適用するこ
とができる。図63は、実施の形態4で示されたトレン
チ形成プロセスをトレンチ分離に適用した、高耐圧パワ
ーIC中の横型IGBT700を示す断面図である。
おいて形成されている。半導体基板1eは、半導体基板
1d上に形成されたシリコン酸化膜25の直上に重ねて
形成されている。分離部13eは、シリコン酸化膜9a
を形成後、多結晶シリコン10を充填する事によって形
成される。但し、多結晶シリコン10はゲートとしては
機能せず、分離部13eはデバイス間の分離に用いられ
る。また、分離部13eの幅が狭い(例えば1μm以
下)場合や、幅が広くても厚膜のCVDシリコン酸化膜
を短時間(例えば数時間)で形成できる場合には、分離
部13eを全てシリコン酸化膜9aで充真しても良く、
多結晶シリコン10を用いる必要はない。更に、多結晶
シリコン10のかわりに、他の膜(例えばシリコン窒化
膜)を用いても良い。
セスを用いて分離部13eを形成する事により、この分
離部分でのリーク(もれ)が少なくなる等の利点が得ら
れる。
ド、横型IGBT、MOSFETを互いに分離した様子
を示す断面図であり、実施の形態9を適用した場合を示
す。
御電極層が主面の上方に至るので、外部との接続が可能
であり、かつこれが覆う溝部の端部における電界集中が
回避できる。
す断面図である。
す断面図である。
す断面図である。
す断面図である。
す断面図である。
グラフである。
す断面図である。
す断面図である。
す断面図である。
示す断面図である。
示す断面図である。
示す断面図である。
示す断面図である。
示す断面図である。
断面図である。
断面図である。
グラフである。
断面模式図である。
グラフである。
る素子の断面図である。
る素子の断面図である。
る素子の断面図である。
る素子の平面図である。
る素子の平面図である。
る素子の平面図である。
る素子の平面図である。
る素子の平面図である。
る素子の断面図である。
る素子の断面図である。
る素子の断面図である。
る素子の断面図である。
る素子の断面図である。
示す断面図である。
示す断面図である。
示す断面図である。
示す断面図である。
示す断面図である。
示す断面図である。
示す断面図である。
示す断面図である。
示す断面図である。
示す断面図である。
す説明図である。
示す断面図である。
示す断面図である。
示す断面図である。
示す断面図である。
示す断面図である。
示す断面図である。
示す断面図である。
示す断面図である。
示す断面図である。
示す断面図である。
示す断面図である。
示す断面図である。
示す断面図である。
示す断面図である。
示す断面図である。
示す断面図である。
示す断面図である。
図である。
図である。
図である。
る。
る。
る。
る。
る。
る。
る。
る。
る。
る。
る。
る。
る。
る。
る。
る。
る。
膜、47,71 多結晶シリコン、9 ゲート酸化膜、
131〜134 トレンチMOSゲート部、13a〜1
3e 分離部、4,44 トレンチ、44a,44d
開孔部、44b,44c,44e,44f 底部、21
酸化膜。
Claims (10)
- 【請求項1】 主面を有する半導体からなる基体と、 前記主面から所定の深さに位置する底面と、平面視上で
所定の方向に延在する開孔部とを有して前記基体に選択
的に形成され、前記所定の方向に平行に配列される複数
の溝部と、 前記溝部の内壁上に形成された絶縁膜と、 前記絶縁膜を介して前記溝部の内部に充填され、前記溝
部の前記所定の方向の端部を覆って前記主面の上方に至
る制御電極層と、 前記制御電極層上に、前記主面より突出して形成された
絶縁層とを備え、 前記端部における前記開孔部のエッジ及び前記端部にお
ける前記底面の少なくとも一方が丸みを帯びた緩やかな
面を有する半導体装置。 - 【請求項2】 前記端部における前記開孔部の前記エッ
ジの断面形状において、前記開孔部の前記エッジの丸み
を有する面の曲率半径のうち、最も小さい曲率半径を有
する面の接線と前記主面との成す角度が30〜60°の
範囲であることを特徴とする請求項1記載の半導体装
置。 - 【請求項3】 前記端部における前記底面の断面形状が
U字型を呈することを特徴とする請求項1記載の半導体
装置。 - 【請求項4】 前記絶縁層は前記溝部内において前記制
御電極層上で前記主面より突出することを特徴とする請
求項1記載の半導体装置。 - 【請求項5】 前記主面内に前記所定の深さよりも浅く
形成され、前記基体の導電型と反対の導電型の第1半導
体層と、 前記第1半導体層内に前記基体から離れて形成され、前
記所定の方向に沿って前記開孔部に隣接し、前記基体の
導電型と同じ導電型の第2半導体層と、を更に備える請
求項1記載の半導体装置。 - 【請求項6】 前記第1半導体層と共に前記基体を挟
み、前記基体と同じ導電型で前記基体よりも不純物濃度
が高い第3半導体層を更に備える請求項5記載の半導体
装置。 - 【請求項7】 前記基体と共に前記第3半導体層を挟
み、前記第1半導体層と同じ導電型で前記第1半導体層
よりも不純物濃度が高い第4半導体層を更に備える請求
項6記載の半導体装置。 - 【請求項8】 前記主面内に前記所定の深さよりも深く
形成され、前記基体の導電型と反対の導電型の第1半導
体層と、 前記第1半導体層内に形成され、前記所定の方向に沿っ
て前記開孔部に隣接し、前記基体の導電型と同じ導電型
の第2半導体層とを更に備える請求項1記載の半導体装
置。 - 【請求項9】 前記主面内に前記所定の深さよりも浅く
形成され、前記基体の導電型と反対の導電型の第1半導
体層と、 前記主面内に前記第1半導体層よりも浅く形成され、前
記基体と同じ導電型であって前記基体よりも不純物濃度
が高い第2半導体層と、 前記第2半導体層内に前記第1半導体層と離れ、前記所
定の方向に沿って前記開孔部に隣接して形成され、前記
第1半導体層と同じ導電型で、前記第1半導体層よりも
不純物濃度が高い第3半導体層と、 前記第1半導体層と共に前記基体を挟み、前記第2半導
体層と同じ導電型であって前記第2半導体層よりも不純
物濃度が高い第4半導体層と、 前記基体と共に前記第4半導体層を挟み、前記第1半導
体層と同じ導電型で、前記第1半導体層よりも不純物濃
度が高い第5半導体層とを更に備える、請求項1記載の
半導体装置。 - 【請求項10】 前記主面内に前記所定の深さよりも浅
く、前記所定の方向に沿って前記開孔部に隣接して形成
され、前記基体と同じ導電型で、前記基体よりも不純物
濃度の高い第1半導体層と、 前記主面と反対側で前記基体に接触し、前記基体の導電
型と反対の導電型の第2半導体層とを更に備える請求項
1記載の半導体装置。
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JP2002363710A JP3788971B2 (ja) | 1994-02-04 | 2002-12-16 | 半導体装置 |
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JP1255994 | 1994-02-04 | ||
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