JP2003227530A - ディスクブレーキ装置用シム板 - Google Patents

ディスクブレーキ装置用シム板

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JP2003227530A
JP2003227530A JP2002027021A JP2002027021A JP2003227530A JP 2003227530 A JP2003227530 A JP 2003227530A JP 2002027021 A JP2002027021 A JP 2002027021A JP 2002027021 A JP2002027021 A JP 2002027021A JP 2003227530 A JP2003227530 A JP 2003227530A
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Japan
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shim plate
shim
friction pad
brake device
disc brake
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Hiroshi Okubo
洋志 大久保
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ブレーキフィーリングを低下させること無し
に十分な振動減衰効果を発揮し、鳴きの防止を図ること
のできる、ディスクブレーキ装置用シム板を提案する。 【解決手段】 摩擦パッド裏面側に取り付けた、摩擦パ
ッドと該摩擦パッドをロータに対して押圧する押圧部材
との間に介在するディスクブレーキ装置用のシム板であ
って、シム基板の少なくとも前記押圧部材と対面する側
の面上に設けた振動減衰材層と、前記振動減衰材層上に
設けた、面内方向に局所的に伸縮可能な表面層とを具え
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両用のディスク
ブレーキ装置における、摩擦パッドと、この摩擦パッド
をロータに対して押圧するピストン、キャリパ等の押圧
部材との間に介在するシム板に関するものである。
【0002】
【従来の技術】車両用のディスクブレーキ装置には、通
常、制動動作時に発生する、いわゆる鳴きと呼ばれる騒
音の発生を低減するため、摩擦パッドと押圧部材との間
にシム板を介在させている。
【0003】かかるディスクブレーキ装置用シム板の従
来例として、特開平10-184743号公報に記載されている
ものがある。
【0004】このシム板は、耐熱性不織布にゴムを含浸
させた基本層と、この基本層の少なくとも一方の面に積
層した耐熱性ゴム層(減衰層)からなり、このシム板を
摩擦パッド裏板と押圧部材(キャリパ)との間に配設す
ることで、摩擦パッド裏板の平坦度や表面粗さに関係な
く良好な密着性を得て、振動の減衰効果をシム板と押圧
部材との接触部の全域に発揮させることにより、鳴きの
防止を図っている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、基本層
の面内剛性が比較的高いため、シム板と押圧部材との接
触部における押圧部材の微少な変位による減衰層の局所
的な面内方向の変形が、基本層を通してシム板全体に伝
達されてしまい、減衰効果が十分に得られないという問
題があった。
【0006】この問題を解決するために、例えば極めて
剛性の低い材料を減衰層に用いる、あるいは減衰層の厚
さを増加させると言った方策が考えられるが、前者の場
合、強度や耐久性の問題が生じ、また後者の場合には制
動動作時におけるブレーキ液圧に対する剛性が低下する
ためブレーキフィーリングが低下するという問題があっ
た。
【0007】本発明の目的は、上記の問題に鑑み、ブレ
ーキフィーリングを低下させること無しに十分な振動減
衰効果を発揮し、鳴きの防止を図ることのできる、ディ
スクブレーキ装置用シム板を提案することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】すなわち請求項1に記載
の第1発明によるディスクブレーキ装置用シム板は、摩
擦パッド裏面側に取り付けた、摩擦パッドと該摩擦パッ
ドをロータに対して押圧する押圧部材との間に介在する
ディスクブレーキ装置用のシム板であって、シム基板の
少なくとも前記押圧部材と対面する側の面上に設けた振
動減衰材層と、前記振動減衰材層上に設けた、面内方向
に局所的に伸縮可能な表面層とを具えることを特徴とす
るものである。
【0009】請求項2に記載の第2発明によるディスク
ブレーキ装置用シム板は、第1発明において、前記表面
層を耐熱性を有するフィルム状の材料により構成したこ
とを特徴とするものである。
【0010】請求項3に記載の第3発明によるディスク
ブレーキ装置用シム板は、第1または第2発明におい
て、前記シム基板に当該シム基板の前記ロータ回転方向
への移動を規制する移動規制部を設けたことを特徴とす
るものである。
【0011】請求項4に記載の第4発明によるディスク
ブレーキ装置用シム板は、第3発明において、前記移動
規制部に前記ロータ面に対して垂直方向への移動を可能
とする案内部をさらに設けたことを特徴とするものであ
る。
【0012】
【発明の効果】請求項1に記載の第1発明によるディス
クブレーキ装置用シム板は、シム基板上に振動減衰材層
と、面内方向に局所的に伸縮可能な表面層とを積層した
構造とし、押圧部材と表面層とが接触するものとしてい
る。
【0013】それによって、制動動作時の表面層と押圧
部材との接触部における押圧部材の微少な変位による、
表面層の面内方向での局所的な伸縮に伴う振動減衰層の
変形も局所的なものとなり、結果として十分な減衰効果
を得ることができ、鳴きの防止を図ることが可能であ
る。しかもシム板全体としての剛性は低下しないため、
ブレーキフィーリングの低下を招くことがない。
【0014】請求項2に記載の第2発明によるディスク
ブレーキ装置用シム板は、耐熱性を有するフィルム状の
材料によって表面層を形成することとしている。
【0015】それによって、耐熱性と面内方向における
柔軟性を確保しつつ表面層自体を薄くすることができる
ので、ブレーキフィーリングの低下を生じさせること無
く、第1発明の効果を高めることが可能となる。
【0016】請求項3に記載の第3発明によるディスク
ブレーキ装置用シム板は、シム板のロータ回転方向への
移動を規制するための移動規制部を設け、摩擦パッドお
よびシム板と押圧部材とのロータ回転方向の物理的な相
対変位がほとんど生じないように構成することとしてい
る。
【0017】それによって、制動動作時におけるシム板
と押圧部材とのロータ回転方向の相対的なずれが、押圧
部材の微少な変位による弾性変形によるもののみとな
り、シム板の減衰層および表面層が大きな変形を受ける
ことが無く、これらの耐久性を向上させることができ
る。
【0018】請求項4に記載の第4発明によるディスク
ブレーキ装置用シム板は、前述した移動規制部に、ロー
タ面に対して垂直方向への移動を可能とする案内部を設
け、シム板のロータ回転方向への移動を規制しつつも、
ロータ面に対して垂直方向への移動ができるようにして
いる。
【0019】それによって、制動動作時における押圧部
材の移動に併せてシム板(および摩擦パッド)がスムー
ズに移動することとなり、シム板と押圧部材との接触が
適切なものとなり、より効果的に鳴きを抑制することが
できる。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の好
適な実施形態について説明する。
【0021】図1〜図3は本発明によるディスクブレーキ
装置用シム板の一実施形態を示すものであり、図1は本
シム板を用いたディスクブレーキ装置の縦断面図、図2
は本シム板と摩擦パッドとの位置関係を示す斜視図、ま
た図3は本シム板の構成を摩擦パッドに取り付けた状態
で示す断面図である。
【0022】図1に示すディスクブレーキ装置1は、いわ
ゆるフローティング・キャリパ型と呼ばれるもので、図
示しない車輪と一体に回転する円盤状のロータ2、この
ロータ2を挟んで対向して配置した一対の摩擦パッド3お
よび、これら摩擦パッドをロータに押しつけるためのピ
ストン4を内蔵したキャリパ5を具える。本ディスクブレ
ーキ装置1においては、ピストン4およびキャリパ5が一
対の摩擦パッド3のそれぞれに対して押圧部材として働
く。
【0023】摩擦パッド3は、ロータ2の表面に押し付け
られて所定の摩擦力を発生するライニング(摩擦材)3a
および、このライニング3aの裏面に取り付けた、取付金
具として機能する金属板製の裏金3bからなる。またキャ
リパ5は、ロータ2上を跨ぐブリッジ部5a、ピストン4を
収容したシリンダ部5bおよび、一方の摩擦パッド3を押
圧するキャリパ爪5cからなる。
【0024】図示の実施形態においては、本発明による
シム板10は、ピストン4側ではピストン4とこれに押圧さ
れる摩擦パッド3の裏金3bとの間、キャリパ爪5c側では
キャリパ爪5cとこれに押圧される摩擦パッド3の裏金3b
との間にそれぞれ介在している。本シム板10は、図2に
示すように摩擦パッド3の裏金3bとほぼ相似形の板状を
なし、例えば耐熱性接着剤等によって裏金3bに取り付け
たものとなっている。
【0025】図3は本シム板10の構成を示すものであ
る。本シム板10は基板11、減衰材層12および表面層13か
らなる積層構造を取るもので、基板11は例えばステンレ
ス製であり、減衰材層はゴムまたは粘弾性体からなり、
また表面層はフィルム状の材料、例えばポリイミド材の
ような耐熱性の高い材料からなる。
【0026】減衰材層12は、制動動作時における摩擦パ
ッドとロータとの間の摩擦力によって発生する振動を減
衰させて鳴きの発生を抑制する機能を果たすものであ
り、特にシム板と押圧部材との接触部において振動の減
衰効果を発揮するものである。一方表面層13は、振動発
生に際して生じる押圧部材のずれに対して、特にシム板
と押圧部材との接触部およびその近傍においてのみ局所
的に変形することで、前述の接触部における減衰効果を
より高めるものである。
【0027】次に本発明によるディスクブレーキ用シム
板の減衰効果について、本シム板を従来のシム板と共に
モデル化し、コンピュータによるシミュレーションを行
った結果に基づいて説明する。
【0028】図4はシミュレーションに用いた、本発明
によるシム板および従来のシム板の構成を示すものであ
る。図4(a)は本発明によるシム板であり、図3に示すも
のと同様に、シム板10はステンレス製の基板11、ゴム製
の減衰材層12およびポリイミドフィルム製の表面層13か
らなる積層構造を取るものである。一方図4(b)は従来の
シム板であり、このシム板20はステンレス製の基板21、
ゴム製の減衰材層22および耐熱性不織布にゴムを含浸さ
せた表面層23からなる積層構造を取るものである。これ
ら各モデルは、共に摩擦パッド3の裏金3bに取り付け、
制動動作時にピストン4によって押圧されるものとす
る。なお、図においては両者に共通する部材、すなわち
摩擦パッドおよびピストンについては図1〜図3と同じ符
号を付している。
【0029】次に図5および図6は、図4のシム板をさら
にモデル化したものを示す。まず図5に示すように、シ
ム板の表面層を、多数の面内剛性kFを有するばねと多
数の質点からなる系とし、また減衰材層を、全体として
せん断剛性kOを有し、多数の減衰要素Cおよび多数の
摩擦要素fからなる系としてそれぞれモデル化し、これ
らの内のある点に荷重Fが加わるものとしている。
【0030】図6は図5のモデルを、シミュレーションを
行うための計算式を構成するためにさらに書き換えたも
のである。図6(a)に示すように、図5のモデルを、多数
の質点(要素)X1,X2,・・・からなる振動系に書き
換え、図5(b)に示す連立微分方程式を得る。
【0031】上記のモデルを用いたシミュレーションの
結果を図7に示す。図は一定の振幅を有する変位X0を入
力した場合のせん断荷重の時間変化を示している。図よ
り明らかなように、本発明によるシム板におけるせん断
荷重の変動は、従来のシム板におけるせん断荷重の変動
よりも小さく、約半分程度となっている。このことは、
本発明によるシム板においては、押圧部材との接触部に
おいて効果的に振動が減衰していることを示すものであ
る。
【0032】このような結果が生じる理由について図8
を用いて説明する。まず図8(a)に示す本発明によるシム
板10の場合、表面層13を構成するフィルムと接触するピ
ストン4に図の矢印で示す微少変位が生じると、フィル
ムにも接触部で微少な変位が生じる。ところがフィルム
は比較的面内剛性が低いため、変位は接触部とその近傍
のみでしか生じない。そのためピストン4の変位に伴う
シム板自体の変位も局所的なものとなる。結果として、
ピストン4の振動に対するシム板10による減衰効果が効
果的に発揮されることとなる。
【0033】これに対して図8(b)に示す従来のシム板20
の場合、表面層23を構成する耐熱性不織布の面内剛性が
比較的高いため、表面層23とピストン4との接触部にお
けるピストン4の微少な変位が表面層のほぼ全体に伝達
されてしまい、それによって局所的な変位をシム板20の
ほぼ全体で受けることとなる。その結果、シム板20の場
合にはピストン4の振動に対する効果的な減衰効果が行
われ難いものとなる。
【0034】図9は本発明によるシム板の第二の実施形
態を示すものである。図示のシム板30においては、シム
基板31の左右両側に一対の張出部31a(図では一方のみ
を示す)を形成し、摩擦パッド7の裏金7bに形成した一
対の張出部7cと共に、ブレーキ装置においてキャリパを
取り付け支持し、制動動作時における摩擦力の反力を受
けるトルクメンバ6の凹部6aに嵌め込んでいる。この張
出部31aはシム板30のロータ回転方向への移動を規制す
る移動規制部として機能するものである。
【0035】この移動規制部として機能する張出部31a
を設けたことにより、制動動作時におけるシム板30と図
示しないピストンまたはキャリパとの間のロータ回転方
向での相対変位がほとんど生じなくなり、シム板30の減
衰層および表面層の変形を極力小さくすることができ、
シム板30の耐久性向上を図ることが可能となる。
【0036】図10は本発明によるシム板の第三の実施形
態を示すものであり、図9のシム板の変形例である。図
示のシム板40もまたシム基板41の左右両側に一対の張出
部41aを形成したものとなっているが、ここでは張出部4
1aの両端が直角に折れ曲がって略L字形状をなし、摩擦
パッド7の裏金7bに形成した一対の張出部7cをそれぞれ
嵌め込むように構成している。このような構成とするこ
とにより、張出部41aはシム板40のロータ回転方向への
移動を規制する移動規制部として機能すると共に、シム
板40が摩擦パッド7と共にロータ面に対して垂直方向へ
移動することを可能とする案内部としても機能すること
となる。
【0037】この張出部41aが案内部としても機能する
ことにより、制動動作時のピストンおよびキャリパの移
動に伴い摩擦パッド7とシム板40が一体となってスムー
ズに移動することができるようになり、シム板40とピス
トンおよびキャリパとの接触が適切なものとなり、より
効果的に鳴きを抑制することができるようになる。
【0038】図11は本発明によるシム板の第四の実施形
態を示すものであり、これは図10のシム板の変形例であ
る。図示のシム板50もまたシム基板51の左右両側に一対
の略L字形状の張出部51aを形成したものとなっている
が、ここではさらに張出部51aの外側端部に突起51bを形
成し、この突起51bがトルクメンバ6の凹部6aに形成した
溝6bに嵌り込むように構成している。このような構成と
することによっても、張出部51aはシム板50のロータ回
転方向への移動を規制する移動規制部として機能すると
共に、シム板50が摩擦パッド7と共にロータ面に対して
垂直方向へ移動することを可能とする案内部としても機
能することとなる。
【0039】それによって、制動動作時のピストンおよ
びキャリパの移動に伴い摩擦パッド7とシム板51が一体
となってよりスムーズに移動することができるようにな
り、シム板50とピストンおよびキャリパとの接触が適切
なものとなり、より効果的に鳴きを抑制することができ
るようになる。
【0040】さらに図12は本発明によるシム板の第五の
実施形態を示すものであり、これもまた図10のシム板の
変形例である。図示のシム板60もまたシム基板61の左右
両側に一対の略L字形状の張出部61aを形成したものと
なっているが、ここではさらに略コ字形のフランジ61b
を形成し、このフランジ61bがトルクメンバ6の凹部6aに
嵌り込むように構成している。このような構成とするこ
とによっても、張出部61aはシム板60のロータ回転方向
への移動を規制する移動規制部として機能すると共に、
シム板60が摩擦パッド7と共にロータ面に対して垂直方
向へ移動することを可能とする案内部としても機能する
こととなる。
【0041】このように構成することによっても、制動
動作時のピストンおよびキャリパの移動に伴い摩擦パッ
ド7とシム板61が一体となってよりスムーズに移動する
ことができるようになり、シム板60とピストンおよびキ
ャリパとの接触が適切なものとなり、より効果的に鳴き
を抑制することができるようになる。
【0042】以上説明したように、本発明によるディス
クブレーキ装置用シム板によれば、制動動作時の表面層
と押圧部材との接触部における押圧部材の微少な変位に
よる、表面層の面内方向での局所的な伸縮に伴う振動減
衰層の変形も局所的なものとなり、結果として十分な減
衰効果を得ることができ、鳴きの防止を図ることができ
る。しかもシム板全体としての剛性は低下しないため、
ブレーキフィーリングの低下を招くことがない。
【0043】なお、本発明は前述した実施形態に限定さ
れるものではない。上述した実施形態はいずれもフロー
ティング・キャリパ型のディスクブレーキ装置に関する
ものであるが、本発明によるブレーキ装置用シム板はキ
ャリパ固定型のディスクブレーキ装置にも適用し得るも
のである。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施形態に係るシム板を用いたデ
ィスクブレーキ装置の縦断面図である。
【図2】 本発明の一実施形態に係るシム板とディスク
ブレーキ装置の摩擦パッドとの位置関係を示す斜視図で
ある。
【図3】 本発明の一実施形態に係るシム板の構成を摩
擦パッドに取り付けた状態で示す断面図である。
【図4】 本発明によるシム板および従来のシム板のコ
ンピュータシミュレーション用モデルの構成を概略示す
断面図である。
【図5】 図4のシム板の物理モデル化したものの構成
を示す図である。
【図6】 図5の物理モデルをさらに書き換えた図であ
る。
【図7】 図5の物理モデルを用いたシミュレーション
の結果を示すグラフである。
【図8】 本発明によるシム板と従来のシム板との作用
を比較して示す図であり、図8(a)は本発明によるシム板
を、図8(b)は従来のシム板をそれぞれ示す。
【図9】 本発明によるシム板の第二の実施形態を概略
示す図である。
【図10】 本発明によるシム板の第三の実施形態を概
略示す斜視図である。
【図11】 本発明によるシム板の第四の実施形態を概
略示す斜視図である。
【図12】 本発明によるシム板の第五の実施形態を概
略示す斜視図である。
【符号の説明】
1 ディスクブレーキ装置 2 ロータ 3,7 摩擦パッド 4 ピストン 5 キャリパ 6 トルクメンバ 10,20,30,40,50,60 シム板 11 シム板10の基板 12 シム板10の減衰材層 13 シム板10の表面層 21 シム板20の基板 22 シム板20の減衰材層 23 シム板20の表面層

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 摩擦パッド裏面側に取り付けた、摩擦パ
    ッドと該摩擦パッドをロータに対して押圧する押圧部材
    との間に介在するディスクブレーキ装置用のシム板であ
    って、 シム基板の少なくとも前記押圧部材と対面する側の面上
    に設けた振動減衰材層と、 前記振動減衰材層上に設けた、面内方向に局所的に伸縮
    可能な表面層とを具えることを特徴とするディスクブレ
    ーキ装置用シム板。
  2. 【請求項2】 前記表面層を耐熱性を有するフィルム状
    の材料により構成したことを特徴とする請求項1記載の
    ディスクブレーキ装置用シム板。
  3. 【請求項3】 前記シム基板に当該シム基板の前記ロー
    タ回転方向への移動を規制する移動規制部を設けたこと
    を特徴とする請求項1または2記載のディスクブレーキ
    装置用シム板。
  4. 【請求項4】 前記移動規制部に前記ロータ面に対して
    垂直方向への移動を可能とする案内部をさらに設けたこ
    とを特徴とする請求項3記載のディスクブレーキ装置用
    シム板。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006153144A (ja) * 2004-11-29 2006-06-15 Ricoh Co Ltd カム駆動機構・画像形成装置
JP2020046026A (ja) * 2018-09-20 2020-03-26 日信工業株式会社 車両用ディスクブレーキ
US11162552B2 (en) 2015-09-14 2021-11-02 Akebono Brake Industry Co., Ltd. Friction pad assembly for disc brakes

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JP2006002885A (ja) ディスクブレーキ用のパッドと該パッドを備えるディスクブレーキ

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