JP6688578B2 - ディスクブレーキ用摩擦パッド組立て体 - Google Patents

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Description

本発明は、ディスクブレーキ用摩擦パッド組立て体に関する。
例えば車両、特に鉄道車両のディスクブレーキに用いられるブレーキライニングが知られている(特許文献1等参照)。
図14に示すように、このブレーキライニング(ディスクブレーキ用摩擦パッド組立て体)は、支持プレート502を有している。支持プレート502には、複数の摩擦エレメント501が固定される。これらの摩擦エレメント501は、制動操作時にブレーキディスク(ディスクロータ)の摩擦面に圧着可能となる。各摩擦エレメント501は、ライニング支持体504と、このライニング支持体504に結合された摩擦ライニング503とから成る。ライニング支持体504には、結合ピン508が固定される。結合ピン508は、支持プレート502を貫通し、裏側でクランプばね507によって保持される。
摩擦エレメント501は、支持プレート502に向かい合った側に球区分状の凸状成形部510を有する。凸状成形部510は、接続プレート505に加工される。接続プレート505は、横断面輪郭がライニング支持体504の輪郭で形成される。凸状成形部510は、支持プレート502のざる底球面部509内に支承される。これにより、各摩擦エレメント501は、制限された運動(ピボット運動)が可能となって、傾倒可能に支持プレート502に支承される。
更に、接続プレート505とライニング支持体504との間には、減衰層506が配置されている。減衰層506は、接続プレート505とライニング支持体504とに挟持される。ブレーキライニングは、減衰層506によって、1回の制動過程時に生ぜしめられる振動が少なくとも十分に減衰される。これによって、スキール騒音(ノイズ;所謂ブレーキの鳴き)が生ぜしめられないようになっている。
特許第5021468号公報
しかしながら、上記した従来のブレーキライニングは、摩擦エレメント501に凸状成形部510が形成され、この凸状成形部510が、支持プレート502に形成されたざる底球面部509内に支承される。そのため、凸状成形部510やざる底球面部509の加工コストが増大する。また、従来のブレーキライニングは、摩擦エレメント501のライニング支持体504に結合ピン508が固定され、この結合ピン508が支持プレート(トルク受けプレート)502に貫通され、裏側でクランプばね507によって保持されている。そこで、何らかの原因により結合ピン508の固定が解除されたり、結合ピン508やクランプばね507が破損したりすると、構成部品が落失する可能性がある。
なお、一般的にブレーキライニングにおけるディスクロータの面内方向の振動に起因する特殊なブレーキ鳴き(面内鳴き)防止に対しては更なる改良要請がある。
本発明は上記状況に鑑みてなされたもので、その目的は、加工コストを抑えながら、構成部品の落失の可能性を小さくでき、しかも、ノイズを低減することができるディスクブレーキ用摩擦パッド組立て体を提供することにある。
本発明に係る上記目的は、下記構成により達成される。
(1) 制動トルクを受けるガイドプレートに複数のライニング組立体が揺動自在に支持されて、前記ライニング組立体がディスクロータへ押圧されるディスクブレーキ用摩擦パッド組立て体であって、前記ライニング組立体は、制動時に前記ディスクロータと接触する摩擦材と、前記摩擦材の裏面に固着された裏板部とを有し、かつ前記裏板部には、前記ガイドプレートに設けられたガイド孔部に揺動自在に嵌合するプレート嵌合部を備え、前記プレート嵌合部が前記ガイドプレートの裏面側から前記ガイド孔部に挿入装着され、前記ディスクロータと前記摩擦材との接触時に作用する制動トルクが前記プレート嵌合部から前記ガイドプレートに伝達され、前記ガイドプレートに固着されたトルク受けプレートと前記裏板部との間に、減衰層が設けられ、前記トルク受けプレートと前記裏板部との間には、複数の前記ライニング組立体に跨って配備され、前記トルク受けプレートからの押圧力をこれらのライニング組立体に作用させる複数のリンクプレートが設けられ、前記リンクプレートの表面側及び裏面側の少なくとも裏面側に、前記減衰層が設けられ、前記トルク受けプレートの内面と前記リンクプレートの裏面との間に挟持される前記減衰層には、前記トルク受けプレートの内面に向けて前記リンクプレートに突設された凸部が没入される没入孔が形成され、前記リンクプレートのプレート当接曲面部が、前記トルク受けプレートから離間して前記減衰層の没入孔に配置されていることを特徴とするディスクブレーキ用摩擦パッド組立て体。
上記(1)の構成のディスクブレーキ用摩擦パッド組立て体によれば、トルク受けプレートからの押圧力は、減衰層を介してライニング組立体へ伝えられる。このため、トルク受けプレートには、従来のブレーキライニングにおけるざる底球面部509のような加工をする必要がない。
また、上記(1)の構成のディスクブレーキ用摩擦パッド組立て体では、ガイドプレートとトルク受けプレートとがリベット等の締結部材による締結によって、一体の筐体構造となる。
更に、トルク受けプレートと裏板部との間に設けた減衰層は、トルク受けプレートと裏板部との接触によるノイズの低減に寄与する。即ち、減衰層は、ライニング組立体とトルク受けプレートとの間を伝搬する振動を遮断若しくは減少させることにより、ノイズの低減が可能となる。
更に、上記(1)の構成のディスクブレーキ用摩擦パッド組立て体によれば、トルク受けプレートの内面に向けて凸部が突設されている従前のリンクプレートが用いられる場合であっても、凸部とトルク受けプレートとの接触が回避され、トルク受けプレートの内面とリンクプレートの裏面との間に減衰層を挟持させることができる。これにより、減衰層は、ライニング組立体とトルク受けプレートとの間を伝搬する振動を遮断若しくは減少させることにより、ノイズの低減が可能となる。
上記()の構成のディスクブレーキ用摩擦パッド組立て体によれば、トルク受けプレートからの押圧力は、リンクプレートを介してライニング組立体へ伝えられる。このため、トルク受けプレートには、従来のブレーキライニングにおけるざる底球面部509のような加工をする必要がない。
また、リンクプレートの表面側及び裏面側の少なくとも一方側に設けた減衰層は、リンクプレートとトルク受けプレート又は裏板部との接触によるノイズの低減に寄与する。即ち、減衰層は、ライニング組立体とトルク受けプレートとの間を伝搬する振動を遮断若しくは減少させることにより、ノイズの低減が可能となる。
上記()の構成のディスクブレーキ用摩擦パッド組立て体によれば、トルク受けプレートの内面とリンクプレートの裏面との間に挟持されたリンクプレートとトルク受けプレートの接触によるノイズの低減に寄与する。即ち、減衰層は、ライニング組立体とトルク受けプレートとの間を伝搬する振動を遮断若しくは減少させることにより、ノイズの低減が可能となる。
) 前記減衰層が、金属支持板と弾性材を貼りあわせて積層された状態の積層シムであることを特徴とする上記(1)に記載のディスクブレーキ用摩擦パッド組立て体。
上記()の構成のディスクブレーキ用摩擦パッド組立て体によれば、減衰層が、面内および面直方向に適切な弾性率を持つ積層構造となる。積層構造は、面直および面内方向の弾性率制御が可能となる。積層シムからなる減衰層は、面直および面内方向の変位(ばね定数)を適切に制御でき、面内鳴きに対して大きな効果が発揮可能となる。
) 前記減衰層が、前記トルク受けプレートの内面又は前記裏板部に接着される接着層を有することを特徴とする上記(1)または(2)に記載のディスクブレーキ用摩擦パッド組立て体。
上記()の構成のディスクブレーキ用摩擦パッド組立て体によれば、減衰層が、接着層によってトルク受けプレートの内面、或いは裏板部に接着される。これにより、ガイドプレート、ライニング組立体、減衰層、リンクプレート及びトルク受けプレートが、順次積層して組み立てられる組立手順において、減衰層が、位置決めされた状態で裏板部やトルク受けプレートに仮保持されるので、組立性が向上する。
本発明に係るディスクブレーキ用摩擦パッド組立て体によれば、加工コストを抑えながら、構成部品の落失の可能性を小さくでき、しかも、ノイズを低減できる。
以上、本発明について簡潔に説明した。更に、以下に説明される発明を実施するための形態(以下、「実施形態」という。)を添付の図面を参照して通読することにより、本発明の詳細は更に明確化されるであろう。
本発明の第1実施形態に係るディスクブレーキ用摩擦パッド組立て体の正面図である。 図1に示したディスクブレーキ用摩擦パッド組立て体の背面図である。 図1のIII−III断面図である。 (a)は図3に示した減衰層の正面図、(b)は減衰層が取り付けられたトルク受けプレートの正面図である。 図2に示した第1摩擦パッド組立て体からトルク受けプレートと減衰層が外された状態の背面図である。 減衰層に用いられる積層シムの面直方向の断面図である。 本発明の第2実施形態に係るディスクブレーキ用摩擦パッド組立て体の断面図である。 (a)は図6に示した減衰層の正面図、(b)は減衰層が取り付けられた裏板部の背面図である。 本発明の第3実施形態に係るディスクブレーキ用摩擦パッド組立て体を要部拡大図と共に表した断面図である。 (a)は図9に示した減衰層の正面図、(b)は減衰層が取り付けられたトルク受けプレートの正面図である。 (a)は変形例に係る減衰層の正面図、(b)は変形例に係る減衰層が取り付けられたリンクプレートの背面図である。 本発明の第4実施形態に係るディスクブレーキ用摩擦パッド組立て体の断面図である。 図12に示したディスクブレーキ用摩擦パッド組立て体の変形例を要部拡大図と共に表した断面図である。 従来のブレーキライニングの一部の断面側面図である。
以下、本発明に係る実施形態を図面を参照して説明する。
図1及び図2に示すように、本発明の第1実施形態に係るディスクブレーキ用摩擦パッド組立て体11は、鉄道車両用ディスクブレーキ装置に使用されるもので、車軸上の不図示のディスクロータの周方向に、隣接配置される2つの第1摩擦パッド組立て体13と第2摩擦パッド組立て体15とから構成されている。
第1摩擦パッド組立て体13及び第2摩擦パッド組立て体15は、同様の構成を有しており、車軸上のディスクロータに対峙して配置されて車体フレームに固定されたブレーキキャリパに内蔵のアクチュエータによってディスクロータのディスクロータ表面に向かって進退駆動される。
第1摩擦パッド組立て体13及び第2摩擦パッド組立て体15は、図2〜図5に示すように、不図示のブレーキキャリパに内蔵されたアクチュエータによってディスクロータに向かって進退駆動されるトルク受けプレート17と、このトルク受けプレート17のディスクロータ側の内面の上に略平面上に敷設される2種のリンクプレートである第1リンクプレート21及び第2リンクプレート23と、トルク受けプレート17のディスクロータ側で、トルク受けプレート17に連結固定されるガイドプレート25と、ガイドプレート25に揺動可能に嵌合支持された5個のライニング組立体27とから構成されている。
トルク受けプレート17の裏面には、図2に示すように、アンカープレート29がリベット32により固定装備されている。このアンカープレート29が、ブレーキキャリパに内蔵されたアクチュエータに連結されて、第1摩擦パッド組立て体13及び第2摩擦パッド組立て体15のディスクロータへの進退駆動が可能になる。
トルク受けプレート17は、図3に示すライニング組立体27の裏板部33との間に間隙35を開けるため、平板材の周縁部に周壁37を突出形成して裏板部33の背面側を密封する薄皿状に成形されている。そして、トルク受けプレート17は、ライニング組立体27の裏板部33との間に間隙35を開けて、締結部材であるリベット31によりガイドプレート25の外周部に固着される。
第1リンクプレート21及び第2リンクプレート23は、図5に示すように、複数のライニング組立体27に跨って配備されて、トルク受けプレート17からの押圧力をこれらのライニング組立体27に作用させる。
トルク受けプレート17の第1リンクプレート21及び第2リンクプレート23の側の面は、それぞれ平滑面で形成される。
ガイドプレート25は、ガイド孔部43が所定の離間間隔で5つ形成されており、それぞれのガイド孔部43には、ライニング組立体27が装着される。
ライニング組立体27は、略円板状に成型された摩擦材45と、この摩擦材45の裏面に固着された裏板部33とから構成されている。裏板部33には、図3に示すように、外周面がガイドプレート25に貫通形成された円形のガイド孔部43に揺動自在に嵌合するプレート嵌合部47と、ガイド孔部43よりも大きな外径の抜け止めフランジ部49とが設けられている。ライニング組立体27は、ディスクロータと摩擦材45との接触時に作用する制動トルクをプレート嵌合部47からガイドプレート25に伝達する。
プレート嵌合部47には、環状の板ばね51が嵌着される。板ばね51の外径は、ガイド孔部43よりも大きく設定されている。プレート嵌合部47に嵌着された板ばね51がガイドプレート25と抜け止めフランジ部49との間に挟まれ、各ライニング組立体27は、ガイドプレート25の裏面側からガイド孔部43に挿入装着されて、ディスクロータと摩擦材45との接触時に作用する制動トルクをプレート嵌合部47からガイドプレート25に伝達する。
ディスクブレーキ用摩擦パッド組立て体11では、複数個(本実施形態では10個)のライニング組立体27を平面状に敷き並べた形態であるが、ライニング組立体27の抜け止めフランジ部49とガイドプレート25との間に挟まれるように配置された板ばね51が、ライニング組立体27の厚さ方向の寸法公差を吸収するため、ディスクロータに対する各ライニング組立体27の接触性にばらつきが生じることを防止できる。
従って、ライニング組立体27の厚さ方向の寸法公差の影響を受けずに、安定した制動特性を維持することができる。
それぞれのライニング組立体27の裏板部33は、中心に凹曲面形状のリンク当接部59が形成されると共に、中心から離れた位置に図5に示す回り止め用の係合孔61が形成されている。
これに対応して、第1リンクプレート21及び第2リンクプレート23には、係合孔61に遊嵌してそれぞれのライニング組立体27の回転挙動を規制する回転規制部63が設けられている。回転規制部63は、第1リンクプレート21と第2リンクプレート23の端部に延出した突片が、係合孔側に折り曲げられたものである。
また、第1リンクプレート21及び第2リンクプレート23には、裏板部33のリンク当接部59に対応して、裏板当接曲面部57が形成される。裏板当接曲面部57は、リンク当接部59が揺動自在に当接する凸湾曲面に形成されている。
図3に示すように、第1リンクプレート21及び第2リンクプレート23の裏面21a,23a側には、トルク受けプレート17の内面17aとの間に挟持される減衰層53が設けられている。減衰層53は、均一な厚みで形成される。減衰層53は、図4に示すように、トルク受けプレート17の内面17aにおいて周壁37に沿うことで、トルク受けプレート17と略相似形状で形成されている。減衰層53には、アンカープレート29を固定するリベット32との干渉を避けるための回避穴55が穿設されている。これにより、減衰層53の表面は、トルク受けプレート17の内面17aと同一の平坦面となる。減衰層53は、例えば接着層(図示略)によってトルク受けプレート17の内面17aに貼着される。
本第1実施形態において、減衰層53は、金属支持板と弾性材が貼りあわせて積層された状態の積層シムである。減衰層53は、面内および面直方向に適切な弾性率を持つ積層構造となる。積層構造は、図6に示すように、例えばリンクプレート側から弾性材であるゴム50、金属支持板であるステンレス鋼板54、弾性材である粘着材52、金属支持板である冷間圧延鋼板56、及び弾性材であるゴム58を順に貼り合わせて積層させた構造を有する。勿論、本発明の減衰層は本実施形態の積層構造に限定されるものではなく、ブレーキ鳴きを防止できるものであれば種々の積層構造或いは単層構造を採り得る。
次に、第1摩擦パッド組立て体13及び第2摩擦パッド組立て体15の組立手順を第1摩擦パッド組立て体13を例に説明する。
第1摩擦パッド組立て体13を組み立てるには、先ず、背面を上方に向けてセットされたガイドプレート25のガイド孔部43に、摩擦材45がガイドプレート25の正面側(図3の左側)に突出するようにライニング組立体27が挿入装着される。この際、それぞれのライニング組立体27のプレート嵌合部47には、板ばね51を嵌着しておく。ガイド孔部43にライニング組立体27が挿入されることで、板ばね51は、ガイドプレート25と抜け止めフランジ部49との間に挟まれるようになる。ガイド孔部43に挿入装着されたライニング組立体27は、抜け止めフランジ部49が、板ばね51を介してガイド孔部43の周縁部に当接した状態とされる。
次に、裏板当接曲面部57が裏板部33の背面中心のリンク当接部59に対面するようにして、第1リンクプレート21及び第2リンクプレート23がライニング組立体27の上に載置される。同時に、第1リンクプレート21及び第2リンクプレート23の回転規制部63が回り止め用の係合孔61に係合される。
これら第1リンクプレート21及び第2リンクプレート23がライニング組立体27の背面側に装着された状態で、トルク受けプレート17がリベット31によりガイドプレート25の外周部に固着される。この際、トルク受けプレート17には、アンカープレート29をリベット32によって固定しておく。また、トルク受けプレート17の内面17aには、予め減衰層53を貼着しておく。最後に、ガイドプレート25とトルク受けプレート17の外周部が、相互を貫通するリベット31によって、挟持固定され、ディスクブレーキ用摩擦パッド組立て体11の組み立てが完了する。
次に、上記した構成の作用を説明する。
本実施形態に係るディスクブレーキ用摩擦パッド組立て体11では、第1リンクプレート21及び第2リンクプレート23が、トルク受けプレート17からの押圧力を、ライニング組立体27に作用させる。第1リンクプレート21及び第2リンクプレート23とトルク受けプレート17との間には、減衰層53が設けられる。即ち、トルク受けプレート17からの押圧力は、減衰層53を介して第1リンクプレート21及び第2リンクプレート23へ伝えられる。
このため、トルク受けプレート17には、従来のブレーキライニングにおけるざる底球面部509(図14参照)のような加工をする必要がない。第1リンクプレート21及び第2リンクプレート23は、僅かな揺動が、減衰層53の厚み方向の変位によって許容される。ディスクブレーキ用摩擦パッド組立て体11では、小さく分割された各ライニング組立体27が第1リンクプレート21及び第2リンクプレート23により揺動自在に支持されている。そこで、ライニング組立体27は、それぞれ個別の揺動でディスクロータ表面のうねりに追従して、ディスクロータ表面に接触する。このため、ディスクブレーキ用摩擦パッド組立て体11は、安定した摩擦面積を維持して、安定した制動特性を維持できる。
また、ディスクブレーキ用摩擦パッド組立て体11では、ガイドプレート25とトルク受けプレート17とがリベット31による締結によって、一体の筐体構造となる。ライニング組立体27の裏板部33に形成した抜け止めフランジ部49の外径がガイドプレート25のガイド孔部43よりも大きく設定されていて、抜け止めフランジ部49の引っかかりにより、ライニング組立体27はガイドプレート25から脱落しない。このため、振動等で緩みが生じることのない堅牢な筐体構造が得られるとともに、ライニング組立体27がガイドプレート25から脱落することのない高い安全性を安価な構造で得ることができる。
更に、トルク受けプレート17の内面17aと第1リンクプレート21及び第2リンクプレート23の裏面21a,23aとの間に設けた減衰層53は、第1リンクプレート21及び第2リンクプレート23とトルク受けプレート17の接触によるノイズの低減に寄与する。即ち、減衰層53は、ライニング組立体27とトルク受けプレート17との間を伝搬する振動を遮断若しくは減少させることにより、ノイズの低減が可能となる。
また、本第1実施形態のディスクブレーキ用摩擦パッド組立て体11では、減衰層53が、面内および面直方向に適切な弾性率を持つ積層構造となる。そこで、減衰層53は、面直および面内方向の弾性率制御が可能となる。積層する粘弾性体の材質(ゴム50,58、粘着材52)、層数により、材料垂直方向(ロータ面直方向)の弾性率や変位量の制御が可能となる。また、ゴム表面に微少な凹凸(ディンプル)を付与することで、材料面に対して平行方向(ロータ面内方向)の変位量を増加させることも可能となる。このように、積層シムからなる減衰層53は、面直および面内方向の変位(ばね定数)を適切に制御でき、面内鳴きに対して大きな効果が発揮可能となる。
従って、本第1実施形態に係るディスクブレーキ用摩擦パッド組立て体11によれば、加工コストを抑えながら、構成部品の落失の可能性を小さくでき、しかも、第1リンクプレート21及び第2リンクプレート23とトルク受けプレート17の接触に起因するノイズを低減できる。
次に、本発明に係るディスクブレーキ用摩擦パッド組立て体の第2実施形態について説明する。
図7は本発明の第2実施形態に係るディスクブレーキ用摩擦パッド組立て体の断面図、図8の(a)は図6に示した減衰層の正面図、(b)は減衰層が取り付けられた裏板部の背面図である。なお、以下の各実施形態及び変形例において、図1〜図6に示したディスクブレーキ用摩擦パッド組立て体11の部材・部位と同一の部材・部位には同一の符号を付し重複する説明は省略する。
図7に示すように、本第2実施形態に係るディスクブレーキ用摩擦パッド組立て体の第1摩擦パッド組立て体13Aは、裏板部33と第1リンクプレート21及び第2リンクプレート23の表面21b,23bとの間に介装される減衰層としての追加減衰層62が設けられている。追加減衰層62には、図8に示すように、裏板部33のリンク当接部59を表出させるための当接部表出穴64と、係合孔61を表出させるための係合孔表出穴66とが穿設されている。本第2実施形態では、上記第1実施形態と同様の減衰層53も設けられている。つまり、第1リンクプレート21及び第2リンクプレート23の表面21b,23b側及び裏面21a,23a側におけるライニング組立体27とトルク受けプレート17との間には、第1リンクプレート21及び第2リンクプレート23を挟んで減衰層53と追加減衰層62とが2層に設けられている。
このディスクブレーキ用摩擦パッド組立て体によれば、裏板部33と第1リンクプレート21及び第2リンクプレート23の表面21b,23bとの間に設けた追加減衰層62が、裏板部33と第1リンクプレート21及び第2リンクプレート23との間におけるノイズの低減に寄与する。即ち、追加減衰層62は、ライニング組立体27と第1リンクプレート21及び第2リンクプレート23との間を伝搬する振動を遮断若しくは減少させることにより、更なるノイズの低減が可能となる。
この第2実施形態に係るディスクブレーキ用摩擦パッド組立て体によれば、減衰層53のみの上記第1実施形態の構成に比べ、更にノイズの低減効果を高めることができる。
なお、第1リンクプレート21及び第2リンクプレート23の裏面21a,23aとトルク受けプレート17の内面17aとの間に減衰層53を設けず、追加減衰層62のみを設けた場合にも、従来のブレーキライニングに比べてノイズの低減が可能となることは云うまでもない。
次に、本発明に係るディスクブレーキ用摩擦パッド組立て体の第3実施形態について説明する。
図9は本発明の第3実施形態に係るディスクブレーキ用摩擦パッド組立て体を要部拡大図と共に表した断面図、図10の(a)は図9に示した減衰層の正面図、(b)は減衰層が取り付けられたトルク受けプレートの正面図である。
図9及び図10に示すように、本第3実施形態に係るディスクブレーキ用摩擦パッド組立て体の第1摩擦パッド組立て体13Bは、減衰層72に、トルク受けプレート17の内面17aに向けて第1リンクプレート21及び第2リンクプレート23の略重心位置に突設された凸部であるプレート当接曲面部41が没入される没入孔74,76と、アンカープレート29を固定するリベット32との干渉を避けるための回避穴75とが穿設されている。没入孔76は、プレート当接曲面部41が没入されるとともに、リベット32との干渉を避けるために、小円と大円を一対の接線で接続した長円形状に穿設されている。これにより、減衰層72の表面は、トルク受けプレート17の内面17aと同一の平坦面となる。減衰層72は、例えば接着層(図示略)によってトルク受けプレート17の内面17aに貼着される。
この第3実施形態に係るディスクブレーキ用摩擦パッド組立て体によれば、第1リンクプレート21及び第2リンクプレート23のプレート当接曲面部41が、減衰層72の没入孔74,76に配置されることで、プレート当接曲面部41がトルク受けプレート17から離間して配置される(図9の要部拡大図参照)。すなわち、プレート当接曲面部41が突設されている従前のリンクプレートが用いられる場合であっても、プレート当接曲面部41とトルク受けプレート17の内面17aとの接触が回避可能となる。これにより、減衰層72は、ライニング組立体27とトルク受けプレート17との間を伝搬する振動を遮断若しくは減少させることにより、ノイズの低減が可能となる。
また、上述した各実施形態におけるディスクブレーキ用摩擦パッド組立て体は、減衰層53、追加減衰層62、減衰層72が、トルク受けプレート17の内面17a又は裏板部33に接着される接着層を有している。なお、本発明の接着層は、トルク受けプレートや裏板部に減衰層を少なくとも仮止めできる接着力を有していればよい。
そこで、トルク受けプレート17の内面17aと第1リンクプレート21及び第2リンクプレート23の裏面21a,23aとの間に挟持される減衰層53、減衰層72は、接着層によってトルク受けプレート17の内面17aに接着される。また、裏板部33と第1リンクプレート21及び第2リンクプレート23の表面21b,23bとの間に介装される追加減衰層62は、接着層によって裏板部33に接着される。これにより、ガイドプレート25、ライニング組立体27、減衰層53(追加減衰層62又は減衰層72)、第1リンクプレート21及び第2リンクプレート23、及びトルク受けプレート17が、順次積層して組み立てられる組立手順において、減衰層53(追加減衰層62又は減衰層72)が、位置決めされた状態で裏板部33やトルク受けプレート17に仮保持される。その結果、ディスクブレーキ用摩擦パッド組立て体は、上下方向に制約されない積層組立が可能となり、容易な組立作業で高精度に組み立てできる。
次に、減衰層の変形例について説明する。
図11の(a)は変形例に係る減衰層の正面図、(b)は変形例に係る減衰層が取り付けられたリンクプレートの背面図である。
図11に示すように、変形例に係るディスクブレーキ用摩擦パッド組立て体は、減衰層82及び減衰層84が、第1リンクプレート21及び第2リンクプレート23の輪郭形状に相似して形成されている。減衰層82及び減衰層84は、例えば接着層(図示略)によって第1リンクプレート21及び第2リンクプレート23の裏面21a,23aに貼着される。
この変形例に係るディスクブレーキ用摩擦パッド組立て体によれば、上記の減衰層53に比べ、減衰層82及び減衰層84の面積を小さくして、材料費を低減できる。
次に、本発明に係るディスクブレーキ用摩擦パッド組立て体の第4実施形態について説明する。
図12は本発明の第4実施形態に係るディスクブレーキ用摩擦パッド組立て体の断面図である。
図12に示すように、本第4実施形態に係る第1摩擦パッド組立て体13Cは、裏板部33とトルク受けプレート17の内面17aとの間に減衰層53Aが直接挟持されている。この減衰層53Aには、アンカープレート29を固定するリベット32との干渉を避けるための回避穴55(図4参照)が穿設されている。減衰層53Aは、例えば接着層(図示略)によってトルク受けプレート17の内面17aに貼着される。
本第4実施形態に係るディスクブレーキ用摩擦パッド組立て体によれば、上記第1実施形態のディスクブレーキ用摩擦パッド組立て体11と同様に、振動等で緩みが生じることのない堅牢な筐体構造が得られるとともに、ライニング組立体27がガイドプレート25から脱落することのない高い安全性を安価な構造で得ることができる。
また、トルク受けプレート17の内面17aと裏板部33との間に設けた減衰層53Aは、トルク受けプレート17と裏板部33との接触によるノイズの低減に寄与する。即ち、減衰層53Aは、ライニング組立体27とトルク受けプレート17との間を伝搬する振動を遮断若しくは減少させることにより、ノイズの低減が可能となる。
次に、図12に示したディスクブレーキ用摩擦パッド組立て体の変形例について説明する。
図13は図12に示したディスクブレーキ用摩擦パッド組立て体の変形例を要部拡大図と共に表した断面図である。
図13に示すように、変形例に係るディスクブレーキ用摩擦パッド組立て体は、減衰層72Aに、裏板部33の略中心位置に突設された凸部であるプレート当接曲面部34が没入される没入孔78が穿設されている。これにより、減衰層72Aの表面は、裏板部33の裏面と同一の平坦面となる。減衰層72Aは、例えば接着層(図示略)によってトルク受けプレート17の内面17aに貼着される。
この変形例に係るディスクブレーキ用摩擦パッド組立て体によれば、裏板部33のプレート当接曲面部34が、減衰層72Aの没入孔78に配置されることで、プレート当接曲面部34がトルク受けプレート17から離間して配置される(図13の要部拡大図参照)。すなわち、裏板部33にプレート当接曲面部34が突設されているライニング組立体27Aが用いられる場合であっても、プレート当接曲面部34とトルク受けプレート17の内面17aとの接触が回避可能となる。これにより、減衰層72Aは、ライニング組立体27とトルク受けプレート17との間を伝搬する振動を遮断若しくは減少させることにより、ノイズの低減が可能となる。
即ち、本発明の減衰層は、トルク受けプレートと裏板部との間に設けられ、トルク受けプレートと裏板部との接触が回避可能であれば、個数、形状及び大きさ等の異なる種々の形態を採り得る。
なお、本発明のディスクブレーキ用摩擦パッド組立て体は、前述した実施形態に限定されるものでなく、本発明の趣旨に基いて適宜な変形、改良等が可能である。
例えば、1つのディスクブレーキ用摩擦パッド組立て体を複数の単位摩擦パッド組立て体から構成する場合に、構成する単位摩擦パッド組立て体の数量は、1つ又は3つ以上としても良い。
また、リンクプレートも上記実施形態に限定されるものではなく、ガイドプレートとトルク受けプレートとの間に挟持固定されてこれらの間隔を保持すると共に、複数のライニング組立体に跨って配置されてトルク受けプレートからの押圧力をこれらのライニング組立体に作用させることができれば、種々の形態を採りうることは云うまでもない。
11…ディスクブレーキ用摩擦パッド組立て体
17…トルク受けプレート
17a…内面
21…第1リンクプレート(リンクプレート)
21a…裏面
21b…表面
23…第2リンクプレート(リンクプレート)
23a…裏面
23b…表面
25…ガイドプレート
27…ライニング組立体
33…裏板部
35…間隙
41…プレート当接曲面部(凸部)
43…ガイド孔部
45…摩擦材
47…プレート嵌合部
50…ゴム(弾性材)
52…粘着材(弾性材)
53、72…減衰層
54…ステンレス鋼板(金属支持板)
56…冷間圧延鋼板(金属支持板)
58…ゴム(弾性材)
62…追加減衰層(減衰層)
74、76…没入孔

Claims (3)

  1. 制動トルクを受けるガイドプレートに複数のライニング組立体が揺動自在に支持されて、前記ライニング組立体がディスクロータへ押圧されるディスクブレーキ用摩擦パッド組立て体であって、
    前記ライニング組立体は、
    制動時に前記ディスクロータと接触する摩擦材と、前記摩擦材の裏面に固着された裏板部とを有し、かつ前記裏板部には、前記ガイドプレートに設けられたガイド孔部に揺動自在に嵌合するプレート嵌合部を備え、
    前記プレート嵌合部が前記ガイドプレートの裏面側から前記ガイド孔部に挿入装着され、前記ディスクロータと前記摩擦材との接触時に作用する制動トルクが前記プレート嵌合部から前記ガイドプレートに伝達され、
    前記ガイドプレートに固着されたトルク受けプレートと前記裏板部との間に、減衰層が設けられ
    前記トルク受けプレートと前記裏板部との間には、複数の前記ライニング組立体に跨って配備され、前記トルク受けプレートからの押圧力をこれらのライニング組立体に作用させる複数のリンクプレートが設けられ、
    前記リンクプレートの表面側及び裏面側の少なくとも裏面側に、前記減衰層が設けられ、
    前記トルク受けプレートの内面と前記リンクプレートの裏面との間に挟持される前記減衰層には、前記トルク受けプレートの内面に向けて前記リンクプレートに突設された凸部が没入される没入孔が形成され、
    前記リンクプレートのプレート当接曲面部が、前記トルク受けプレートから離間して前記減衰層の没入孔に配置されている
    ことを特徴とするディスクブレーキ用摩擦パッド組立て体。
  2. 前記減衰層が、金属支持板と弾性材を貼りあわせて積層した状態の積層シムである
    ことを特徴とする請求項1に記載のディスクブレーキ用摩擦パッド組立て体。
  3. 前記減衰層が、前記トルク受けプレートの内面又は前記裏板部に接着される接着層を有する
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載のディスクブレーキ用摩擦パッド組立て体。
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