JP2003227238A - 浴室ユニットの設置構造 - Google Patents

浴室ユニットの設置構造

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JP2003227238A
JP2003227238A JP2002120008A JP2002120008A JP2003227238A JP 2003227238 A JP2003227238 A JP 2003227238A JP 2002120008 A JP2002120008 A JP 2002120008A JP 2002120008 A JP2002120008 A JP 2002120008A JP 2003227238 A JP2003227238 A JP 2003227238A
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Japan
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space
bathroom
partition wall
bathroom unit
partition
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Application number
JP2002120008A
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English (en)
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Tatsuya Shiba
達也 柴
Keisuke Ishikawa
圭介 石川
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Panasonic Electric Works Co Ltd
Original Assignee
Matsushita Electric Works Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 脱衣室スペースと浴室スペースとの間に間仕
切り壁を配設したうえで浴室スペース内に浴室ユニット
を設置することによるデッドスペースの形成を無くすこ
とができる浴室ユニットの設置構造を提供する。 【解決手段】 隣接し合う浴室スペースYと脱衣室スペ
ースDとの境界部分に間仕切りスペースMを形成した。
浴室ユニット1の脱衣室側となる側壁体を浴室スペース
Yと脱衣室スペースDとの間仕切り壁を兼用する間仕切
り壁体2として形成した。前記間仕切り壁体2が間仕切
りスペースMに位置するように浴室ユニット1を浴室ス
ペースYに設置した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、脱衣室スペースに
隣接する浴室スペースに設置する浴室ユニットに関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、脱衣室スペースと隣接する浴
室スペースに浴室ユニットを設置するような場合、脱衣
室はユニットを形成したりしないため、図14に示すよ
うに、建物躯体としての間仕切り壁Wを脱衣室スペース
Dと浴室スペースYとの間に配設して間仕切り、これに
よって脱衣室を形成するものであった。そして、浴室は
浴室スペースYに浴室ユニット1を設置して形成するも
のであった。
【0003】このような浴室ユニット1の設置構造にお
いては、脱衣室スペースDと浴室スペースYとの間に間
仕切り壁Wを配設したうえで浴室スペースY内に浴室ユ
ニット1を設置するものであるため、間仕切り壁Wと浴
室ユニットYの脱衣室側の側壁との間に間仕切りスペー
スとしての隙間9が形成され、この隙間9がデッドスペ
ースとなってしまうものであった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記の点に鑑
みてなされたものであり、その目的とするところは、脱
衣室スペースと浴室スペースとの間に間仕切り壁を配設
したうえで浴室スペース内に浴室ユニットを設置するこ
とによるデッドスペースの形成を無くすことができる浴
室ユニットの設置構造を提供することを課題とするもの
である。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明に係る浴室ユニットの設置構造は、隣接し合う
浴室スペースYと脱衣室スペースDとの境界部分に間仕
切りスペースMを形成し、浴室ユニット1の脱衣室側と
なる側壁体を浴室スペースYと脱衣室スペースDとの間
仕切り壁を兼用する間仕切り壁体2として形成し、前記
間仕切り壁体2が間仕切りスペースMに位置するように
浴室ユニット1を浴室スペースYに設置して成ることを
特徴とするものである。このような構成とすることで、
浴室スペースYと脱衣室スペースDとの間仕切り壁とし
ての間仕切り壁体2の浴室側を浴室として利用可能で且
つ脱衣室側を脱衣室として利用可能となり、建物躯体と
しての間仕切り壁Mを設けた場合に間仕切り壁Mと浴室
ユニット1の壁との間に形成されてしまうようなデッド
スペースが形成されず、空間を有効に利用することがで
きるものである。
【0006】また、間仕切り壁体2の下部に浴室ユニッ
ト1内方に開口する浴槽配置凹部4を形成すると共に、
間仕切り壁体2の上部に浴室ユニット1外方に開口して
脱衣室に面する収納凹部5を形成することが好ましい。
このような構成とすることで、デッドスペースが形成さ
れない間仕切りスペースMに浴槽7や洗面用具等の小物
を配置することができ、空間を有効に利用することがで
きる。
【0007】また、間仕切り壁体2の収納凹部5に浴室
スペースYと脱衣室スペースDとを連通する開口51を
穿設し、前記開口51を開閉自在に閉塞する蓋体52を
取り付けることが好ましい。このような構成とすること
で、作業量・時間が膨大となる大掛かりな工事を要さず
に、石鹸やシャンプーや洗面用具をドア30を開けずに
脱衣室から浴室ユニット1内の人に渡すことが可能とな
り、ドア30を開けることによる湿気や熱気の行き来を
防止することができる。
【0008】また、浴室ユニット1の間仕切り壁体2の
上端部と天井82との間に目隠用化粧板6を設けること
が好ましい。このような構成とすることで、脱衣室側か
ら浴室ユニット1の間仕切り壁体2と建物躯体の天井8
2との間に形成される隙間9が見えないようにできて見
栄えが良くなる。
【0009】また、間仕切り壁体の一部にドア開口を設
けて該ドア開口に正面視略ロ字状又は門型をしたドア枠
を取り付け、前記ドア枠の側縦片の脱衣室側端部よりド
ア開口から離れる側方に向けて間仕切り壁体と略平行な
切断して長さ調整可能な長さ調節片を連設し、前記長さ
調節片の内部に該長さ調節片の先端部より突出基部近傍
にまで嵌入溝をほぼ上下端部間に亘って形成すると共
に、該嵌入溝の内壁面に断面鋸歯状の凹凸部を形成し、
前記嵌入溝に嵌入埋没されて前記凹凸部と嵌合する嵌入
片と、該嵌入片の嵌入される側と反対側の端部より連設
されて建物躯体の壁部又は柱に当接する軟質な軟質部と
からなるキャップ部を取り付けることが好ましい。この
ような構成とすることで、脱衣室側から浴室ユニット1
の間仕切り壁体2と建物躯体の天井82との間に形成さ
れる隙間9が見えないようにできて見栄えが良くなる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明を添付図面に示す実
施形態に基づいて説明する。
【0011】図1に示すように、建物躯体としての壁部
81や天井部82や床部83に囲まれて浴室スペースY
と脱衣室スペースDとが形成してあり、浴室スペースY
と脱衣室スペースDとの境界部分を間仕切りスペースM
としてある。そして、浴室スペースYには、浴室ユニッ
ト1を設置するものである。
【0012】浴室ユニット1は、図2に示すようなもの
で、図1(a)に示すように浴室スペースYを囲んでい
る壁部81や天井部82の内面に沿って若干の隙間9
(図5)を介して配設される。浴室ユニット1は、脱衣
室側以外の側壁となるユニット側壁部11と、ユニット
天井部12と、ユニット床部13と、脱衣室側の側壁と
なる間仕切り壁体2とで主体が構成される。
【0013】ユニット側壁部11は、浴室スペースYを
囲んでいる三方の壁部81とそれぞれほぼ同形状で若干
小さく特に上下方向は更に小さく形成してあり、隣接す
るユニット側壁部11同士は側端縁にて接合してある。
ユニット天井部12は本実施形態では、平面視において
は浴室スペースYの平面視形状と同じで若干小さいもの
で、下方に開口すると共に上方ほど水平断面積が小さく
なる箱状に形成してある。このユニット天井部12は、
下端の開口縁の三辺を上記ユニット側壁部11の上端縁
にそれぞれ接合してある。また、ユニット床部13は、
平面視における形状がユニット天井部12と同形状をし
た板状のもので、周端縁の三辺を上記ユニット側壁部1
1の下端縁にそれぞれ接合してある。そして、脱衣室側
の側面には、間仕切り壁体2を設けるものである。
【0014】間仕切り壁体2は、図2乃至図4に示すよ
うなもので、正面視において、上下方向長さはユニット
側壁部11の上下方向長さと同じに形成してあり、左右
方向長さはユニット側壁部11の奥側壁部11aの左右
方向長さのほぼ半分となるように形成してあり、間仕切
り壁体2の上辺,右辺,下辺はそれぞれユニット天井部
12の下端縁,ユニット側壁部11の側端縁,ユニット
床部13の周端縁に接合されるものである。なお、本実
施形態では、後述するが、間仕切り壁体2にドア開口2
0を形成してこのドア開口20にドア部3を設けるもの
である。
【0015】更に間仕切り壁体2は、本実施形態では、
下部に浴槽配置凹部4を形成すると共に上部に収納凹部
5を形成するものである。詳述すると、図3,図4に示
すように、間仕切り壁体2は、間仕切り本体21と間仕
切り側板22と間仕切り棚板23とからなる。間仕切り
本体21は、下部が浴室ユニット1内方及び側方に開口
する浴槽配置凹部4となると共に、上部が浴室ユニット
1外方(即ち脱衣室側)及び側方に開口51する収納凹
部5となるように側面視においてデジタル表示の5字状
に形成してある。この間仕切り本体21の浴槽配置凹部
4と収納凹部5の側方の開口51を閉塞するように間仕
切り側板22を取り付け、収納凹部5に棚板を取り付け
て間仕切り壁体2を構成するものである。
【0016】このような間仕切り壁体2は、上述した浴
室ユニット1の脱衣室側の側壁として取り付けられるも
ので、間仕切り壁体2の一方の間仕切り側板22の脱衣
室側の端部をユニット側壁部11の側端縁に接合し、間
仕切り壁体2の脱衣室側の端部の上端縁と下端縁とをそ
れぞれユニット天井部12の開口縁とユニット床部13
の周端縁に接合してある。そして、間仕切り壁体2のユ
ニット側壁部11に接合されていない側に形成される開
口をドア開口20とし、このドア開口20にドア部3が
設けられる。
【0017】ドア部3は、図7,図8に示すように、ユ
ニット側壁部11とユニット天井部12の脱衣室側の端
縁の間仕切り壁体2が接合されていない端縁にそれぞれ
ドア枠31を設けると共に、間仕切り壁体2のユニット
側壁部11に接合されていない側の間仕切り側板22の
脱衣室側の端部にドア枠31を設け、このように取り付
けて門型をしたドア枠31にドア30を開閉自在に取り
付けて構成するものである。なお、ドア枠31は本実施
形態のような門型でなく正面視略ロ字状をしたものであ
ってもよい。これによって浴室ユニット1は、ユニット
側壁部11とユニット天井部12とユニット床部13
と、間仕切り壁体2及びドア部3で内部の空間を閉塞す
るものである。
【0018】ドア枠31について詳述すると、ドア枠3
1はユニット天井部12の端縁に設けられる上横片32
と、ユニット側壁部11及び間仕切り側板22の端部に
設けられる側縦片33とからなる。
【0019】上横片32は、図9,図10に示すよう
に、脱衣室側に面する縦片32aと、この縦片32aの
ドア30側となる端縁より浴室ユニット1内方に突出す
る横片32bとからなる断面L字状をしたもので、縦片
32aとで後述する目隠用化粧板6を挟持係止する係止
片32cが突設してある。
【0020】また、側縦片33は、図11乃至図13に
示すように、ドア開口20縁に配設される本体から長さ
調節片34が連設される。長さ調節片34は、ドア枠3
1の側縦片33の脱衣室側端部より、ドア開口20から
離れる側方に向けて間仕切り壁体2に略平行となるよう
に連設されるもので、鋸等の刃物で切断可能に形成して
ある。長さ調節片34の内部に先端部から突出基部近傍
にまで穿設される嵌入溝35を側縦片33の上下方向に
貫通するように形成してある。
【0021】嵌入溝35の内壁面には、断面鋸歯状の凹
凸部を形成する。凹凸部は、嵌入溝35の開口縁から溝
底に向けて凹凸となるものである。そして、このような
嵌入溝35には、キャップ部37を嵌入して取り付ける
ものである。
【0022】キャップ部37は、嵌入片38と軟質部3
9とからなり、ドア枠31の長さ調節片34を施工現場
で鋸等の刃物で切断した際に、長さ調節片34の切断端
面が露出するのを防止するものである。嵌入片38は、
前記嵌入溝35に嵌入されるもので、表面に嵌入溝35
の凹凸部と嵌合する被凹凸部が形成してある。この嵌入
片38の長さは、嵌入溝35の溝深さ(即ち嵌入溝35
の開口縁から溝底まで)の長さよりも短く形成してあ
る。この嵌入片38は、嵌入される側と反対側の端部に
鍔状部が設けてあって、嵌入片38が嵌入溝35に嵌入
されて埋没すると同時にそれ以上の嵌入が規制される。
そして、この鍔状部からは、建物躯体の壁部81や柱に
当接する軟質な軟質部39が連設してある。
【0023】軟質部39は、キャップ部37の嵌入片3
8より連設されて上述したように建物躯体の壁部81に
当接して、ドア枠31と前記壁部81との間に形成され
る隙間9を覆い隠すものである。また、嵌入片38から
は図に示すように、覆い片39aを連設して、この覆い
片39aによって嵌入片38とドア枠31との間に形成
される隙間を隠してもよい。
【0024】以上のような浴室ユニット1は、間仕切り
壁体2の脱衣室側の端部が間仕切りスペースMに位置す
るように浴室スペースYに設置するものである。この
時、脱衣室側から見て、浴室ユニット1と建物躯体の天
井部82,壁部81,床部83との間に形成される隙間
9が見えるが、この隙間9を目隠しする目隠用化粧板6
を浴室ユニット1と建物躯体の天井部82との間に、目
隠部材65を浴室ユニット1と建物躯体の壁部81及び
床部83との間に設けるものである。
【0025】目隠用化粧板6は、縦片61とこの縦片6
1の上端縁より脱衣室側に突出する上横片62とからな
る断面逆L字状をしたもので、上述した上のドア枠31
の縦片32aと係止片32cとで目隠用化粧板6の縦片
61の下端部を挟持係止し、上横片62を固着具63に
て建物躯体の天井部82に固着することで取り付ける。
上横片62の端縁及び固着具63は見切材64を取り付
けて覆い隠すものである。
【0026】このように目隠用化粧板6を取り付けた
後、図7に示すように、浴室ユニット1及び目隠用化粧
板6と建物躯体の壁部81との間と、浴室ユニット1と
建物躯体の床部83との間とに目隠部材65を設けて脱
衣室側からこれらの隙間9が見えないようにするもので
ある。目隠部材65としては、板状等どのような形状の
ものであってもよく、特に限定されない。
【0027】浴室ユニット1内においては、図1に示す
ように、浴槽7の一側端部71が間仕切り壁体2の浴槽
配置凹部4に配置されるように浴槽7をユニット床部1
3に載置固定する。これによって、図1(b)に示すよ
うに、間仕切り壁体2の浴室スペースY側の面に浴槽7
の一側端部71が配置され、間仕切り壁体2の脱衣室ス
ペースD側は脱衣室として利用可能なものであり、従来
のもののように建物躯体としての間仕切り壁Wを設けた
場合に間仕切り壁Wと浴室ユニット1の壁との間に形成
されてしまうようなデッドスペースは本発明においては
形成されないものである。また、脱衣室側からは、間仕
切り壁体2の収納凹部5に洗面用具等の小物を収納する
ことができ、デッドスペースが形成されることなく空間
を有効に利用することができる。
【0028】以上のような構成によれば、浴室ユニット
1の脱衣室側となる側壁体を浴室スペースYと脱衣室ス
ペースDとの間仕切り壁を兼用する間仕切り壁体2とし
て形成し、間仕切り壁体2が間仕切りスペースMに位置
するように浴室ユニット1を浴室スペースYに設置する
ことで、浴室スペースYと脱衣室スペースDとの間仕切
り壁としての間仕切り壁体2の浴室側を浴室として利用
可能で且つ脱衣室側を脱衣室として利用可能となり、建
物躯体としての間仕切り壁Mを設けた場合に間仕切り壁
Mと浴室ユニット1の壁との間に形成されてしまうよう
なデッドスペースが形成されず、空間を有効に利用する
ことができるものである。
【0029】また、間仕切り壁体2の下部に浴室ユニッ
ト1内方に開口する浴槽配置凹部4を形成し、間仕切り
壁体2の上部に浴室ユニット1外方に開口して脱衣室に
面する収納凹部5を形成してあるので、デッドスペース
が形成されない間仕切りスペースMに浴槽7や洗面用具
等の小物を配置することができ、空間を有効に利用する
ことができる。
【0030】また、浴室ユニット1の間仕切り壁体2の
上端部と建物躯体の天井部82との間に目隠用化粧板6
を設け、浴室ユニット1及び目隠用化粧板6と建物躯体
の壁部81との間と、浴室ユニット1と建物躯体の床部
83との間とに目隠部材65を設けたので、図16に示
す建物躯体としての間仕切り壁Mを設ける従来のものの
ように、間仕切り壁Mの間柱間に桟木85を横向きに通
して固定し、石膏ボードからなる壁部82’を桟木85
間に貼り付け、この壁部82’の外面にクロスを貼り付
けて仕上げをするといった作業が無く、簡単な作業で脱
衣室側から隙間9が見えないようにできて見栄えが良く
なる。
【0031】また、ドア枠31の側縦片33に長さ調節
片34を連設して該長さ調節片34の内部に嵌入溝35
を形成し、該嵌入溝35の内壁面に断面鋸歯状の凹凸部
36を形成し、前記嵌入溝35に嵌入埋没されて前記凹
凸部36と嵌合する嵌入片38と、該嵌入片38の嵌入
される側と反対側の端部より連設されて建物躯体の壁部
81又は柱に当接する軟質な軟質部39とからなるキャ
ップ部37を取り付けたので、現場の寸法に合わせてド
ア枠31の長さ調節片34を鋸等の刃物で切断して長さ
を調節し、これにキャップ部37を嵌入片38を嵌入溝
35に凹凸部36を嵌合させて嵌入することで、現場合
わせでドア枠31を簡単に容易に取り付け可能となって
且つキャップ部37にて長さ調節片34の切断端面を簡
単に覆い隠すことができる上に、キャップ部37を凹凸
嵌合させることで容易に確実にドア枠31に取り付けて
水仕舞い良く取り付け可能とすることができる。
【0032】また更に、間仕切り壁体2の他例として、
収納凹部5に浴室スペースYと脱衣室スペースDとを連
通する開口51を穿孔し、この開口51に開閉自在な蓋
体52を取り付けて閉塞するものであってもよい。これ
は、図5,図6に示すように、開口51を収納凹部5に
穿孔し、収納凹部5の開口近傍に丁番53の一方を取り
付けると共に丁番53の他方を蓋体52の一側端に取り
付け、開口縁にパッキン54を設け、蓋体52の他側端
に先端が基部より膨らんだ扉当たり55を突設し、収納
凹部5の開口51近傍の前記扉当たり55に対応する位
置に奥方よりも開口51の方が小径なロック受け56を
穿設し、扉当たり55とロック受け56とで蓋体52を
ロック自在とするものである。なお、図中の57は把手
を示す。
【0033】図15に示すような建物躯体としての間仕
切り壁Mを設ける従来のものの場合には、収納凹部5に
浴室スペースYと脱衣室スペースDとを連通する開口5
1を穿孔するには建物躯体としての間仕切り壁Mをも穿
孔する必要があって、作業量・時間が膨大となるもので
あるが、本発明においては、間仕切り壁体2を穿孔する
だけでよいため作業量・時間ともに少なくてすむもので
ある。これによって、石鹸やシャンプーや洗面用具をド
ア30を開けずに脱衣室から浴室ユニット1内の人に渡
すことが可能となり、ドア30を開けることによる湿気
や熱気の行き来を防止することができる。
【0034】また、蓋体52を透明な部材で構成すれ
ば、開口51の脱衣室側にTVを置くことで浴室ユニッ
ト1内にいる人が防水・防湿機能を有するTVを用意し
なくても入浴中にTVを鑑賞することが可能となる。
【0035】
【発明の効果】上記のように本発明の請求項1記載の発
明にあっては、隣接し合う浴室スペースと脱衣室スペー
スとの境界部分に間仕切りスペースを形成し、浴室ユニ
ットの脱衣室側となる側壁体を浴室スペースと脱衣室ス
ペースとの間仕切り壁を兼用する間仕切り壁体として形
成し、前記間仕切り壁体が間仕切りスペースに位置する
ように浴室ユニットを浴室スペースに設置したので、浴
室スペースと脱衣室スペースとの間仕切り壁としての間
仕切り壁体の浴室側を浴室として利用可能で且つ脱衣室
側を脱衣室として利用可能となり、建物躯体としての間
仕切り壁を設けた場合に間仕切り壁と浴室ユニットの壁
との間に形成されてしまうようなデッドスペースが形成
されず、空間を有効に利用することができるものであ
る。
【0036】また請求項2記載の発明にあっては、上記
請求項1記載の発明の効果に加えて、間仕切り壁体の下
部に浴室ユニット内方に開口する浴槽配置凹部を形成す
ると共に、間仕切り壁体の上部に浴室ユニット外方に開
口して脱衣室に面する収納凹部を形成したので、デッド
スペースが形成されない間仕切りスペースに浴槽や洗面
用具等の小物を配置することができ、空間を有効に利用
することができる。
【0037】また請求項3記載の発明にあっては、上記
請求項1又は2記載の発明の効果に加えて、間仕切り壁
体の収納凹部に浴室スペースと脱衣室スペースとを連通
する開口を穿設し、前記開口を開閉自在に閉塞する蓋体
を取り付けたので、作業量・時間が膨大となる大掛かり
な作業を要さずに、石鹸やシャンプーや洗面用具をドア
を開けずに脱衣室から浴室ユニット内の人に渡すことが
可能となり、ドアを開けることによる湿気や熱気の行き
来を防止することができる。
【0038】また請求項4記載の発明にあっては、上記
請求項1乃至3記載の発明の効果に加えて、浴室ユニッ
トの間仕切り壁体の上端部と天井との間に目隠用化粧板
を設けたので、脱衣室側から浴室ユニットの間仕切り壁
体と建物躯体の天井との間に形成される隙間が見えない
ようにできて見栄えが良くなる。
【0039】また請求項5記載の発明にあっては、上記
請求項1乃至3記載の発明の効果に加えて、間仕切り壁
体の一部にドア開口を設けて該ドア開口に正面視略ロ字
状又は門型をしたドア枠を取り付け、前記ドア枠の側縦
片の脱衣室側端部よりドア開口から離れる側方に向けて
間仕切り壁体と略平行な切断して長さ調整可能な長さ調
節片を連設し、前記長さ調節片の内部に該長さ調節片の
先端部より突出基部近傍にまで嵌入溝をほぼ上下端部間
に亘って形成すると共に、該嵌入溝の内壁面に断面鋸歯
状の凹凸部を形成し、前記嵌入溝に嵌入埋没されて前記
凹凸部と嵌合する嵌入片と、該嵌入片の嵌入される側と
反対側の端部より連設されて建物躯体の壁部又は柱に当
接する軟質な軟質部とからなるキャップ部を取り付けた
ので、脱衣室側から浴室ユニットの間仕切り壁体と建物
躯体の天井との間に形成される隙間が見えないようにで
きて見栄えが良くなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態を示し、(a)は平面断面
図であり、(b)は要部の側断面図である。
【図2】同上の浴室ユニットの斜視図である。
【図3】同上の間仕切り壁体を示し、(a)は正面図で
あり、(b)は側断面図である。
【図4】同上の間仕切り壁体を示し、(a)は分解斜視
図であり、(b)は一部組立斜視図である。
【図5】同上の実施形態で間仕切り壁体の収納凹部に開
口を設ける例を示し、(a)は側断面図であり、(b)
は平面断面図である。
【図6】同上の例を示し、(a)は要部の側断面図であ
り、(b)は要部の平面断面図である。
【図7】同上の実施形態で目隠用化粧板及び目隠部材を
設けた間仕切り壁体の正面図である。
【図8】同上の側断面図である。
【図9】同上の要部の側断面図である。
【図10】同上の斜視図である。
【図11】同上の実施形態でドア枠を説明するための要
部平面図である。
【図12】同上の実施形態におけるドア枠及びキャップ
部の斜視図である。
【図13】同上の実施形態におけるドア枠及びキャップ
部を示し、(a)はキャップ部をドア枠に嵌め込む前の
状態を示す平面図であり、(b)はキャップ部をドア枠
に嵌め込んだ状態を示す平面図である。
【図14】従来例を示し、(a)は平面図であり、
(b)は要部の側断面図である。
【図15】他の従来例を示し、(a)は平面図であり、
(b)は要部の側断面図である。
【図16】同上の従来例の側断面図である。
【符号の説明】
Y 浴室スペース D 脱衣室スペース M 間仕切りスペース 1 浴室ユニット 2 間仕切り壁体

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 隣接し合う浴室スペースと脱衣室スペー
    スとの境界部分に間仕切りスペースを形成し、浴室ユニ
    ットの脱衣室側となる側壁体を浴室スペースと脱衣室ス
    ペースとの間仕切り壁を兼用する間仕切り壁体として形
    成し、前記間仕切り壁体が間仕切りスペースに位置する
    ように浴室ユニットを浴室スペースに設置して成ること
    を特徴とする浴室ユニットの設置構造。
  2. 【請求項2】 間仕切り壁体の下部に浴室ユニット内方
    に開口する浴槽配置凹部を形成すると共に、間仕切り壁
    体の上部に浴室ユニット外方に開口して脱衣室に面する
    収納凹部を形成して成ることを特徴とする請求項1記載
    の浴室ユニットの設置構造。
  3. 【請求項3】 間仕切り壁体の収納凹部に浴室スペース
    と脱衣室スペースとを連通する開口を穿設し、前記開口
    を開閉自在に閉塞する蓋体を取り付けて成ることを特徴
    とする請求項1又は2記載の浴室ユニットの設置構造。
  4. 【請求項4】 浴室ユニットの間仕切り壁体の上端部と
    天井との間に目隠用化粧板を設けることを特徴とする請
    求項1乃至3のいずれかに記載の浴室ユニットの設置構
    造。
  5. 【請求項5】 間仕切り壁体の一部にドア開口を設けて
    該ドア開口に正面視略ロ字状又は門型をしたドア枠を取
    り付け、前記ドア枠の側縦片の脱衣室側端部よりドア開
    口から離れる側方に向けて間仕切り壁体と略平行な切断
    して長さ調整可能な長さ調節片を連設し、前記長さ調節
    片の内部に該長さ調節片の先端部より突出基部近傍にま
    で嵌入溝をほぼ上下端部間に亘って形成すると共に、該
    嵌入溝の内壁面に断面鋸歯状の凹凸部を形成し、前記嵌
    入溝に嵌入埋没されて前記凹凸部と嵌合する嵌入片と、
    該嵌入片の嵌入される側と反対側の端部より連設されて
    建物躯体の壁部又は柱に当接する軟質な軟質部とからな
    るキャップ部を取り付けて成ることを特徴とする請求項
    1乃至4のいずれかに記載の浴室ユニットの設置構造。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2011162971A (ja) * 2010-02-08 2011-08-25 3Q House System:Kk 浴室脱衣所のリフォーム構造、及びリフォーム用ユニットバス

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