JP2003227039A - 微細炭素繊維、その製造方法及びその用途 - Google Patents
微細炭素繊維、その製造方法及びその用途Info
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Abstract
もに、電池の電極に添加した際に、導電性、熱伝導性や
強度向上のためのフィラーとしても効果が得られる摺動
性、導電性、熱伝導性等の特性に優れ、また樹脂などの
母材との分散性、濡れ性、密着性に優れた微細炭素繊維
を提供すること。 【解決手段】 内部に中空構造を有し、多層構造からな
る気相法炭素繊維であって、外径が2〜500nm、ア
スペクト比が1〜100であり、繊維の中空構造に沿っ
た繊維表面に破断面を有する微細炭素繊維、その製造方
法及びこの微細炭素繊維を用いた導電性材料、二次電
池、ガス吸蔵材料。
Description
スや金属などの母材との接着性に優れ、さらに母材中に
均一に分散することができる低アスペクト比(繊維の長
さ/繊維の直径)微細炭素繊維およびその製造方法に関
する。
繊維を湿式により処理を行い、繊維表面に母材との濡れ
性を改善することができる官能基で修飾した低アスペク
ト比微細炭素繊維およびその製造方法に関する。
るために使用するフィラー材として、あるいはFED
(フィールドエミッションディスプレー)用の電子放出
素材として、更には水素やメタン、もしくは各種気体を
吸蔵する媒体として、透明電極、電磁遮蔽、二次電池な
どに有用な低アスペクト比微細炭素繊維およびその製造
方法に関する。
近のLiイオン二次電池をはじめとする各種二次電池の
正極または負極にこの微細な炭素繊維を添加して充放電
容量の改善、極板の強度を改善した電池用電極に関す
る。
導電性等の優れた特性から各種の複合材料に使用されて
いる。近年のエレクトロニクス技術の発展に伴ない、電
磁波遮蔽材、静電防止材用の導電性フィラーとして、あ
るいは、樹脂への静電塗装のためのフィラーや透明導電
性樹脂用のフィラーとしての用途が期待されている。ま
た、摺動性、耐磨耗性が高い材料として電気ブラシ、可
変抵抗器などヘの応用も期待されている。さらに、高導
電性、耐熱伝導性、耐エレクトロマイグレーションを有
するため、LSI等のデバイスの配線材料としても注目
を浴びている。
炭化することにより製造されている従来のポリアクリロ
ニトリル(PAN)系炭素繊維、ピッチ系炭素繊維、セ
ルロース炭素繊維などは繊維径が5〜10μmと比較的
太く、導電性があまりよくないため、主に樹脂やセラミ
ックス等の補強材料として広く用いられてきた。
等のガスを熱分解する気相法炭素繊維の製造方法の研究
がされるようになり、これらの方法により、繊維径が
0.1〜0.2μm(100〜200nm)程度で、ア
スペクト比10〜500程度のものが得られるようにな
った。例えば、ベンゼン等の有機化合物を原料とし、触
媒としてフェロセン等の有機遷移金属化合物をキャリア
ガスとともに高温の反応炉に導入し、基盤上に生成させ
る方法(例えば、特許文献1参照。)、浮遊状態で生成
させる方法(例えば、特許文献2参照。)、あるいは反
応炉壁に成長させる方法(例えば、特許文献3参照。)
等が開示されている。
であり、2000℃以上で熱処理を行うと、結晶性が非
常に発達し、電気伝導性を向上することができるため、
この炭素繊維は導電性フィラー材として樹脂用フィラー
や二次電池の添加材等に使用されるようになった。
徴があり、炭素六角網面の結晶が年輪状に円筒形に巻か
れ積層した構造を示し、その中心部には極めて細い中空
構造を有する繊維である。また、2000℃以上で熱処
理した炭素繊維は、繊維断面が多角化し、その内部に間
隙が生成する場合もある。
で比較的大きなアスペクト比を有し、通常これら繊維は
互いに絡まりあって毛玉のような凝集体を形成してい
る。
は熱分解炭素層を含むため滑らかな表面を有している。
不活性雰囲気中で2000℃以上で熱処理した炭素繊維
は結晶性が向上するため、より平滑な表面を有してい
る。また、高温で熱処理しているため、炭素繊維の表面
に官能基はほとんど存在しない。
た場合、繊維が毛玉のように絡まりあった凝集体を形成
しているため、樹脂やセラミックス等の母材中に均一に
炭素繊維を分散させることができず、所望の電気的、熱
的、機械的特性を得ることができない。
樹脂に混ぜた複合体の表面を走査型電子顕微鏡で観察す
ると、その複合体表面は平滑ではなく、樹脂で覆われて
ない繊維が毛羽立っているように見える。例えば、これ
を静電防止材として集積回路(IC)用トレーなどに用
いた場合、トレーとの接触箇所で微小な傷の発生や繊維
の脱落による異物の付着によりディスクまたはウェハの
品質、歩留まりの低下の原因となり得る。
性、親和性が不十分だと密着性が低下し、得られた複合
体の機械的強度の低下や炭素繊維の脱落の原因となり、
複合体の品質の低下を招いてしまう。
複合体表面の平面性を得るために長繊維を粉砕する試み
が行われてきた。これまでは、短繊維を得るために炭素
繊維をボールミルなど乾式粉砕によって炭素繊維の粉砕
を行っていた(例えば、特許文献4参照。)。しかし、
ボールミルやロールミルなど衝撃による炭素繊維の粉砕
は、互いに絡まり合う炭素繊維を解砕する程度で、粉砕
がある程度進行するとミル内部で粉体が凝集したり、固
結して、それ以上粉砕による微細化が進行せず、得られ
る繊維は長さが数μm程度であるという問題があった。
0nm以下の径と100以下のアスペクト比を有し、摺
動性、導電性、熱伝導性等の特性に優れ、また樹脂など
の母材との分散性、濡れ性、密着性に優れた微細な炭素
繊維を提供することにある。
る方法としては、母材との接触面積を大きくするため
に、径の細い炭素繊維を用いたり、母材樹脂との濡れ性
や密着性を改善するために、炭素繊維を酸化処理した
り、表面に官能基を導入する方法が行なわれているが、
本発明者らは、上記問題点に鑑み鋭意研究を行った結
果、アスペクト比が大きく、互いに絡まりあった微細炭
素繊維を湿式粉砕することにより、短時間で凝集体が破
壊され、所望のアスペクト比の微細炭素繊維が得られる
ことを見出した。また、粉砕後の微細炭素繊維表面、破
断面(破断部分)に官能基が導入されていることを見出
し、これが樹脂などの母材との密着性を改善することが
できることを確認した。さらに、微細炭素繊維をスラリ
ー化する際に用いる界面活性剤の種類や有機溶剤の種類
によって表面官能基の分布量、種類を制御できることも
見出した。
は金属などの母材中に均一に分散し、複合体表面平滑性
を改善することができ、短繊維と母材との密着性に優れ
た表面官能基を有する、低アスペクト比微細炭素を、粉
砕操作で容易に製造することができる。
その製造方法及びその用途に関する。 1.内部に中空構造を有し、多層構造からなる気相法炭
素繊維であって、外径が2〜500nm、アスペクト比
が1〜100であり、繊維の中空構造に沿った繊維表面
に破断面を有する微細炭素繊維。 2.破断面が微細な凹みを有している前記1に記載の微
細炭素繊維。 3.微細な凹みが、繊維内部の中空構造と連通している
前記2に記載の微細炭素繊維。 4.繊維表面に官能基を有している前記1乃至3のいず
れかひとつに記載の微細炭素繊維。 5.官能基が、水酸基、フェノール性水酸基、カルボキ
シル基、アミノ基、キノン基及びラクトン基からなる群
から選択される少なくともひとつである前記4に記載の
微細炭素繊維。 6.中空構造が、一部閉じている前記1乃至5のいずれ
かひとつに記載の微細炭素繊維。 7.X線回折法による(002)面の平均面間隔d002
が0.342nm以下の炭素からなる前記1乃至6のい
ずれかひとつに記載の微細炭素繊維。 8.ホウ素またはホウ素化合物を含有する前記1乃至6
のいずれかひとつに記載の微細炭素繊維。 9.ホウ素を炭素繊維の結晶内に0.01〜5質量%含
有する前記8に記載の微細炭素繊維。 10.炭素繊維全量に対して、前記1乃至9のいずれか
ひとつに記載の微細炭素繊維を5〜80質量%含有する
微細炭素繊維混合物。 11.内部に中空構造を有し、多層構造からなり、外径
が2〜500nm、アスペクト比が10以上の分岐状気
相法炭素繊維を含む気相法炭素繊維を水及び/または有
機溶媒の存在下で湿式粉砕する工程を有することを特徴
とする微細炭素繊維の製造方法。 12.粉砕工程が、界面活性剤の存在下で行なわれる前
記11に記載の微細炭素繊維の製造方法。 13.前記気相法炭素繊維に、所望によりホウ素または
ホウ素化合物を加え、2000〜3500℃で熱処理し
た後、湿式粉砕を行なう前記11に記載の微細炭素繊維
の製造方法。 14.湿式粉砕された微細炭素繊維に、所望によりホウ
素またはホウ素化合物を加え、2000〜3500℃で
熱処理する工程を含む前記11に記載の微細炭素繊維の
製造方法。 15.前記11乃至14のいずれかひとつに記載の方法
によって得られた微細炭素繊維。 16.前記1乃至9及び15のいずれかひとつに記載の
微細炭素繊維を含む微細炭素繊維組成物。 17.樹脂を含む前記16に記載の微細炭素繊維組成
物。 18.前記1乃至9及び15のいずれかひとつに記載の
微細炭素繊維を含む導電性材料。 19.前記1乃至9及び15のいずれかひとつに記載の
微細炭素繊維を電極材料に含む二次電池。 20.前記1乃至9及び15のいずれかひとつに記載の
微細炭素繊維を含むガス吸蔵材料。
樹脂との密着性、親和性及び分散性の優れた炭素繊維を
得るために、気相法で製造した微細炭素繊維の粉砕条件
の検討を進める中で見出された従来知られていない微細
な凹みと表面官能基を有する低アスペクト比炭素繊維で
ある。
明電極用のフィラー、水素、メタン等のガス貯蔵用材料
として用いることが好ましいが、これに限定されるもの
ではなく、電磁遮蔽、二次電池などの導電付与材や熱伝
導性フィラーとしても用いることができる。また、OP
Cドラム、プリント回路基板などの表面に導電性を付与
させる材料としても用いることができる。
いて説明する。
れた微細炭素繊維であって、繊維表面の少なくとも一部
に破断面を有し、内部に中空構造を持つ多層構造(年輪
構造)を有する外径2〜500nm、好ましくは2〜2
00nm、アスペクト比1〜100、好ましくは3〜2
0の微細炭素繊維である。破断面は、粉砕などによって
生成した部分の表面を示し、表面化学構造(主に表面に
存在する官能基)が反応性に富んでいる基底面内の欠損
部のエッジ炭素原子、結晶子の境界部のエッジ炭素原子
などが現れている。
れた分岐状気相法炭素繊維を含む炭素繊維を例えば水及
び/または有機溶剤中に分散させた後、必要に応じて界
面活性剤を添加して湿式により粉砕することで得られ
る。
は、その繊維表面に破断面あるいは破断面及び微細な凹
みを有し、水酸基、フェノール性水酸基、カルボキシル
基、キノン基、ラクトン基などの酸素を含む官能基、ア
ミノ基、アミド基が導入されている。これらの官能基は
酸素または窒素を持っているので樹脂などとの親和性が
向上する。
中空構造を有し、分岐部分の中空構造が連通している
が、その中空部分が一部閉じているものも混在してい
る。分岐部分を含めて繊維全体が互いに連通した中空構
造を有する炭素繊維の場合、これを粉砕することで、分
岐部分の分岐部付近で破断が起きる。その結果、微細な
凹みが生じて中空構造の連通箇所が繊維表面に現われ、
樹脂などとの濡れ性、接着性を改善することができる。
岐状気相法炭素繊維炭素を粉砕することにより、粉砕後
の繊維の表面積が小さくなり樹脂との濡れ性が向上す
る。また、粉砕により折れた分岐部の表面には微小の凹
凸ができて樹脂との密着性が改善する。
使用する界面活性剤の種類、有機溶剤の種類、乾燥温度
(官能基の脱離温度)を変えることにより、炭素繊維表
面を修飾する官能基の分布量、種類を変えることがで
き、樹脂との濡れ性、接着性を改善することができる。
めに好適な方法について説明する。
を有し、多層構造からなり、外径が2〜500nm、ア
スペクト比が10以上の分岐状気相法炭素繊維を含む気
相法炭素繊維を水及び/または有機溶媒の存在下で湿式
粉砕することにより製造することができる。
機遷移金属化合物を用いて有機化合物を熱分解すること
により得ることができる。
エン、ベンゼン、ナフタレン、エチレン、アセチレン、
エタン、天然ガス、一酸化炭素等のガス及びそれらの混
合物も可能である。中でもトルエン、ベンゼン等の芳香
族炭化水素が好ましい。
属を含むものである。遷移金属としては、周期律表第IV
a 、Va、VIa 、VIIa、VIII族(第4〜10族)の金属を
含む有機化合物である。中でもフェロセン、ニッケロセ
ン等の化合物が好ましい。
化して、予め500〜1300℃に加熱した水素などの
還元性ガスと混合し、800〜1300℃に加熱した反
応炉へ供給し反応させて、炭素繊維を得る。
料微細炭素繊維の表面に付着したタールなどの有機物を
除くために予め900〜1300℃で熱処理することが
好ましい。
る水及び/または有機溶剤に微細炭素繊維を分散させ
る。微細炭素繊維の濃度は1〜30質量%、好ましくは
3〜20質量%、より好ましくは5〜15質量%がよ
い。1質量%以下では粉砕効率が悪く、30質量%以上
では溶媒に炭素繊維を分散させることが難しく、またス
ラリーの粘度が高くなり流動性が悪く、粉砕効率が低下
する。
イオン性界面活性剤、非イオン性界面活性剤、両性界面
活性剤の炭素材料に用いられる界面活性剤を適用するこ
とができるが、非イオン性界面活性剤、陰イオン性界面
活性剤、陽イオン性界面活性剤が好ましい。例えば、ト
リトン(Triton;商品名)などのポリエチレングリコー
ルアルキルフェニルエーテル、ポリエチレングリコール
アルキルフェニルエーテルの硫酸エステル塩、塩化ベン
ザルコニウムを挙げられる。界面活性剤の添加量は炭素
繊維に対して0.01〜50質量%、好ましくは0.1
〜30質量%がよい。
ル、n−ブタノール、n−プロパノール、n−ヘキサノ
ールなどのアルコール類、n−デカン、n−ペンタン、
n−ヘキサン、n−ヘプタンなどの鎖状炭化水素、ベン
ゼン、トルエン、キシレンなどの芳香族炭化水素、アセ
トン、メチルエチルケトンなどのケトン類、ジエチルエ
ーテル、ジブチルエーテルなどのエーテル類、酢酸エチ
ル、酢酸ブチルなどのエステル類を用いることができ
る。
用した回転円筒式ミル、振動ボールミル、遊星ボールミ
ル、媒体撹拌式ミルもしくはコロイドミルなど公知の装
置を用いることができる。
過洗浄操作により溶媒や界面活性剤を除いた後、風熱乾
燥、真空乾燥、凍結乾燥などにより繊維に付着した溶媒
を除去する。溶媒を除去する処理温度を調整することに
より、官能基の脱離温度差を利用して繊維表面上の官能
基の種類を制御することができる。
蒸気、炭酸ガスあるいはKOH、NaOHなどのアルカ
リによる賦活処理を行って、導入する表面官能基の種類
や分布量を調整することもできる。
は、外径が2〜500nm、アスペクト比が1〜100
の微細炭素繊維であり、その5〜80質量%が繊維の中
空構造に沿った繊維表面に破断面を有する微細炭素繊維
となっている。
繊維は、その繊維長さの標準偏差(μm)が2.0以
下、好ましくは1.0以下、さらに好ましくは0.5以
下であり、分布が狭くバラツキが少ないので、導電性フ
ィラー、熱伝導性フィラーとして用いたときその複合材
料の品質を良好に保つことができる。
に、原料の気相法炭素繊維あるいは粉砕・乾燥後の微細
炭素繊維を不活性雰囲気下で2000〜3500℃の熱
処理して黒鉛化度を上げることができる。さらに導電性
を一層向上させるために、微細炭素繊維に炭化ホウ素
(B4C)、酸化ホウ素(B2O3)、元素状ホウ素、ホ
ウ酸(H3BO3)、ホウ酸塩等のホウ素化合物と混合し
て不活性雰囲気下で2000〜3500℃で熱処理を行
なってもよい。
し機械的強度が向上するため、粉砕前に気相法炭素繊維
を黒鉛化処理すると所望の繊維長さに粉砕するのに多く
のエネルギー及び時間を要する。
合物の化学的特性、物理的特性に依存するために限定さ
れないが、例えば炭化ホウ素(B4C)を使用した場合
には、炭素繊維に対して0.05〜10質量%、好まし
くは0.1〜5質量%の範囲がよい。本ホウ素化合物と
の熱処理により、微細炭素繊維の導電性が向上し、炭素
の結晶性(平均面間隔d002)が向上する。具体的に
は、ホウ素またはホウ素化合物を添加しなかった場合、
X線回折法による(002)面の平均面間隔d00 2は
0.342nm以下であるが、添加した場合には平均面
間隔はd002は0.338nm以下とできる。
しくは2300℃以上の目的とする温度が保持できる炉
であればよく、通常の、アチソン炉、抵抗炉、高周波炉
他の何れの装置でもよい。また、場合によっては、粉体
または成形体に直接通電して加熱する方法も採用でき
る。
しくはアルゴン、ヘリウム、ネオン等の1種もしくは2
種以上の希ガス雰囲気がよい。熱処理の時間は、生産性
の面からは出来るだけ、短い方が好ましい。長時間加熱
していると、燒結し固まってくるので、製品収率も悪化
する。熱処理温度は成形体等の中心部の温度が目標温度
に達した後、1時間以下その温度に保持すれば十分であ
る。
品と同様にブロック状になっている。従って、そのまま
では電極等に添加したり、電子放出能材に使用すること
は出来ないので成形体を解砕してフィラー材として適す
る形態にしなければならない。
分級してフィラー材として適するように処理をすると同
時に、非繊維物を分離する。粉砕が不十分だと電極材と
の混合がうまくいかず、添加効果が出ない。
は、熱処理後のブロック状のものを先ず、2mm以下の
大きさに解砕し、更に粉砕機で粉砕する。解砕機として
は通常使用されるアイスクラッシャーやロートプレック
ス等の解砕機が使用できる。
ライザーやボールミル、自生粉砕機、また、ミクロジェ
ット等の粉砕機が使用出来る。非繊維物を分離する分級
は気流分級等で行うことが出来る。
加すると充放電容量や電極板強度等の電池の性能を向上
することができる。電池としては、リチウム電池、鉛蓄
電池、ポリマー電池、乾電池等の電極板の導電性を向上
したり、インターカレーション能力を必要とする電池を
挙げることができる。
で、これらの電池の導電性を高めることができるばかり
でなく、リチウム電池では負極用炭素材料としてのイン
ターカレーション能力が大きいので充放電容量を増加す
ることができる。
製法により製造された炭素繊維として0.1〜20質量
%の範囲が好ましい。添加量が20質量%より大きくな
ると電極中の炭素の充填密度が小さくなり、電池にした
ときの充放電容量が低下する。また、0.1質量%より
少なくなると添加効果が小さい。
るには、例えばリチウム電池の負極は、黒鉛粉末やメソ
フューズカーボンマイクロビーズ(MCMB)等が用い
られるが、これに微細炭素繊維及びバインダーを添加
し、充分に混練して繊維ができるだけ均一に分散するよ
うにする。
で、あるいは他の炭素繊維と混合した炭素繊維混合物の
状態で、あるいは樹脂、セラミックスや金属などの母材
と混合した組成物の状態で、各種の用途に供することが
できる。母材として樹脂を用いる用途には、本発明の微
細炭素繊維を樹脂混合物に対して5〜50質量%含有す
るように調製する。樹脂としては、例えばフェノール樹
脂、エポキシ樹脂、ポリウレタン樹脂、ポリイミド樹
脂、不飽和ポリエステル樹脂などの熱硬化性樹脂やポリ
アミド樹脂、ポリウレタン樹脂、塩化ビニル樹脂、アク
リル樹脂、セルロース樹脂などの熱可塑性樹脂、あるい
はシリコーンゴム、ポリウレタンゴム、スチレンブタジ
エンゴム、天然ゴムなどのゴムを挙げることができる。
らに具体的に説明する。なお、これらは説明のための単
なる例示であって、本発明はこれらに何等制限されるも
のでない。
含有量(質量%)は、透過電子顕微鏡(TEM)による
炭素繊維の断面写真において、炭素繊維の断面合計に対
する分岐状炭素繊維の断面積の割合を求め、比重を同じ
として質量%とした。
末試料に炭酸カルシウムを加え、酸素気流中で灰化した
後、この灰に炭酸カルシウムを加え、加熱して溶融さ
せ、溶融物を水に溶解し、水溶液をICP発光分析法
(Inductively coupled plasma atomic emission spect
roscopy method)により定量分析した。
スペクト比が400で分岐状気相法炭素繊維が30質量
%含まれる気相法炭素繊維2gとエタノール50gを内
容積300cm3のメノウ製遊星ミルに投入し、直径
1.0mmのジルコニア製ビーズを200g入れて4時
間粉砕処理を行った。処理後、150℃で3時間乾燥を
行った。その後、この気相法炭素繊維を走査型電子顕微
鏡で観察し、繊維長さを測定した。また、同試料の赤外
線分析を行った。
5nm、平均長さ250nm、アスペクト比が10、d
002が0.340nmである微細炭素繊維を得ることが
できた。このとき粉砕した炭素繊維を走査型電子顕微鏡
により観察、写真を撮影した後、炭素繊維の長さをノギ
スで100本分測定し、長さ分布を求めた。その結果を
図1に示す。このときの標準偏差は0.10μm(10
0nm)であった。赤外線分析の結果、水酸基の伸縮振
動3600cm-1による光の吸収が観察された。
スペクト比が500で分岐状気相法炭素繊維が30質量
%含まれた、ホウ素化合物を用いて黒鉛化処理を行った
気相法炭素繊維2gとエタノール50gを内容積300
cm3のメノウ製遊星ミルに投入し、直径1.0mmの
ジルコニア製ビーズを200g入れて4時間粉砕処理を
行った。処理後、150℃で3時間乾燥を行った。その
後、この気相法炭素繊維を走査型電子顕微鏡で観察し、
繊維長さを測定した。また、同試料の赤外線分析を行っ
た。なお、本試料のホウ素含有量は0.7質量%であっ
た。
3nm、平均長さ420nm、アスペクト比が13、d
002が0.337nmである微細炭素繊維を得ることが
できた。このとき粉砕した炭素繊維を走査型電子顕微鏡
により観察、写真を撮影した後、炭素繊維の長さをノギ
スで50本分測定し、長さ分布を求めた。その結果を図
2に示す。このときの標準偏差は0.22μm(220
nm)であった。また、赤外線分析の結果、水酸基の伸
縮振動3600cm-1による光の吸収が観察された。
スペクト比が500で分岐状気相法炭素繊維30質量%
含まれた黒鉛化処理を行った気相法炭素繊維90gを内
容積2000cm3のアルミナ製ボールミルに投入し、
回転数75rpmで18時間粉砕処理を行った。なお、
このとき前記ボールミルには、繊維の粉砕のため直径3
0mmのアルミナ製ボールを30個入れておいた。処理
後、この気相法炭素繊維を走査型電子顕微鏡を用いて観
察し、繊維長さを測定した。また、同試料の赤外線分析
を行った。
さ4,980nm、アスペクト比が150までしか粉砕
することができなかった。粉砕した炭素繊維を走査型電
子顕微鏡により観察、写真を撮影した後、炭素繊維の長
さをノギスで50本分測定し、長さ分布を求めた。この
ときの繊維長さ分布を図3に示す。標準偏差は3.07
μm(3070nm)であった。赤外線分析の結果、ほ
とんど水酸基の伸縮振動による光の吸収は見られなかっ
た。
湿式粉砕した黒鉛化微細炭素繊維、比較例1の乾式粉砕
した黒鉛化炭素繊維をそれぞれフェーノール樹脂に40
質量%混合したときの粘度(25℃;センチポアズ(c
P)またはmPa・s)を粘度計でJIS K 711
7に準拠して測定した。その結果を表1に示す。
(実施例1、2)は、乾式粉砕した微細炭素繊維を混合
した樹脂(比較例1)に比べ、コンパウンドの粘度は1
/3以下に低下し、取り扱い性の改善が認められた。
母材と混合する際の加工性に優れ、樹脂中によく分散
し、得られる複合体の表面平滑性も改善される。 (2)本発明の炭素繊維は、微小な凹みや中空構造を有
し水素やメタンとの付加反応性が高いため、ガス貯蔵に
適している。 (3)本発明の方法で得られる微細炭素繊維は、その繊
維長さの分布が狭く、バラツキが少ないので、導電性フ
ィラー、熱伝導性フィラーとして用いたときその複合材
料の品質を良好に保つことができる。
ある。
ある。
ある。
Claims (20)
- 【請求項1】内部に中空構造を有し、多層構造からなる
気相法炭素繊維であって、外径が2〜500nm、アス
ペクト比が1〜100であり、繊維の中空構造に沿った
繊維表面に破断面を有する微細炭素繊維。 - 【請求項2】破断面が微細な凹みを有している請求項1
に記載の微細炭素繊維。 - 【請求項3】微細な凹みが、繊維内部の中空構造と連通
している請求項2に記載の微細炭素繊維。 - 【請求項4】繊維表面に官能基を有している請求項1乃
至3のいずれかひとつに記載の微細炭素繊維。 - 【請求項5】官能基が、水酸基、フェノール性水酸基、
カルボキシル基、アミノ基、キノン基及びラクトン基か
らなる群から選択される少なくともひとつである請求項
4に記載の微細炭素繊維。 - 【請求項6】中空構造が、一部閉じている請求項1乃至
5のいずれかひとつに記載の微細炭素繊維。 - 【請求項7】X線回折法による(002)面の平均面間
隔d002が0.342nm以下の炭素からなる請求項1
乃至6のいずれかひとつに記載の微細炭素繊維。 - 【請求項8】ホウ素またはホウ素化合物を含有する請求
項1乃至6のいずれかひとつに記載の微細炭素繊維。 - 【請求項9】ホウ素を炭素繊維の結晶内に0.01〜5
質量%含有する請求項8に記載の微細炭素繊維。 - 【請求項10】炭素繊維全量に対して、請求項1乃至9
のいずれかひとつに記載の微細炭素繊維を5〜80質量
%含有する微細炭素繊維混合物。 - 【請求項11】内部に中空構造を有し、多層構造からな
り、外径が2〜500nm、アスペクト比が10以上の
分岐状気相法炭素繊維を含む気相法炭素繊維を水及び/
または有機溶媒の存在下で湿式粉砕する工程を有するこ
とを特徴とする微細炭素繊維の製造方法。 - 【請求項12】粉砕工程が、界面活性剤の存在下で行な
われる請求項11に記載の微細炭素繊維の製造方法。 - 【請求項13】前記気相法炭素繊維に、所望によりホウ
素またはホウ素化合物を加え、2000〜3500℃で
熱処理した後、湿式粉砕を行なう請求項11に記載の微
細炭素繊維の製造方法。 - 【請求項14】湿式粉砕された微細炭素繊維に、所望に
よりホウ素またはホウ素化合物を加え、2000〜35
00℃で熱処理する工程を含む請求項11に記載の微細
炭素繊維の製造方法。 - 【請求項15】請求項11乃至14のいずれかひとつに
記載の方法によって得られた微細炭素繊維。 - 【請求項16】請求項1乃至9及び15のいずれかひと
つに記載の微細炭素繊維を含む微細炭素繊維組成物。 - 【請求項17】樹脂を含む請求項16に記載の微細炭素
繊維組成物。 - 【請求項18】請求項1乃至9及び15のいずれかひと
つに記載の微細炭素繊維を含む導電性材料。 - 【請求項19】請求項1乃至9及び15のいずれかひと
つに記載の微細炭素繊維を電極材料に含む二次電池。 - 【請求項20】請求項1乃至9及び15のいずれかひと
つに記載の微細炭素繊維を含むガス吸蔵材料。
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