JP2003226750A - 直鎖状ポリカーボネートの製造方法 - Google Patents

直鎖状ポリカーボネートの製造方法

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JP2003226750A
JP2003226750A JP2002026668A JP2002026668A JP2003226750A JP 2003226750 A JP2003226750 A JP 2003226750A JP 2002026668 A JP2002026668 A JP 2002026668A JP 2002026668 A JP2002026668 A JP 2002026668A JP 2003226750 A JP2003226750 A JP 2003226750A
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monoalkylphenol
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Yasuhiro Ishikawa
康弘 石川
Tetsuya Inoue
哲也 井上
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Idemitsu Petrochemical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 末端停止剤として長鎖モノアルキルフェノー
ルを用い、流動性が改良された直鎖状ポリカーボネート
を界面重縮合法により製造するに際し、洗浄工程におけ
る洗浄性が向上した該ポリカーボネートの製造方法を提
供すること。 【解決手段】 末端停止剤として、平均炭素数が12〜
35のアルキル基を有する長鎖モノアルキルフェノール
を用い、二価フェノールとホスゲン又はホスゲン誘導体
とを界面重縮合させて直鎖状ポリカーボネートを製造す
るに当たり、前記長鎖モノアルキルフェノールとして、
50℃における色調がAPHAで30以下のものを用い
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、直鎖状ポリカーボ
ネートの製造方法の改良に関する。さらに詳しくは、本
発明は、末端停止剤として長鎖モノアルキルフェノール
を用い、流動性が改良された直鎖状ポリカーボネート
を、界面重縮合法により製造するに際し、洗浄工程にお
ける洗浄性が向上した該ポリカーボネートの製造方法に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】ポリカーボネート樹脂は、機械物性(特
に、耐衝撃特性)、電気的特性、透明性などに優れてい
ることから、エンジニアリングプラスチックとして、O
A機器や電気・電子機器分野、建築分野などの様々な分
野において幅広く利用されている。近年、成形品の薄肉
化、大型化や成形サイクルの向上といった要望に対し、
さらに流動性の向上が必要となってきた。その流動性を
改良するために、長鎖アルキルフェノールを末端停止剤
として使用することは知られている。例えば、特公昭5
2−50078号公報の特許請求の範囲には、界面重縮
合法によるポリカーボネートの製造において、アルキル
基の炭素数が8〜20のアルキルフェノール、カルボン
酸又は酸ハロゲン化物を末端停止剤として使用する旨の
記載があり、そして炭素数が20を超えると、重合液を
水洗する場合、系が乳化して洗浄が困難となる旨の記載
がある。
【0003】また、特開2001−89559号公報に
は、アルキル基の炭素数が12のアルキルフェノールで
あるドデシルフェノールを、末端停止剤として使用した
界面重縮合法によるポリカーボネートの製造例が記載さ
れているが、トリエチルアミン、少量のアルカリ成分及
び塩素イオンを洗浄操作により除く際に、重合終了後の
反応液を約8重量%濃度まで希釈し、かつ洗浄回数の多
いものとなっている。
【0004】このように、ポリカーボネートの流動性を
向上させるために、界面重縮合法によるポリカーボネー
トの製造において、末端停止剤として長鎖モノアルキル
フェノールを用いると、洗浄工程において、乳化などに
より洗浄が困難になるなど、好ましくない事態をしばし
ば招来する。このような場合には、重合液を著しく希釈
したり、洗浄回数を増やしたりしなければならず、洗浄
工程及びその後の濃縮工程に大きな負荷がかかるのを免
れないという問題が生じる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、このような
状況下で、末端停止剤として長鎖モノアルキルフェノー
ルを用い、流動性が改良された直鎖状ポリカーボネート
を、界面重縮合法により製造するに際し、洗浄工程にお
ける洗浄性が向上した該ポリカーボネートの製造方法を
提供することを目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、前記目的
を達成するために鋭意研究を重ねた結果、長鎖モノアル
キルフェノールとして、特定の性状を有するものを用い
ることにより、その目的を達成し得ることを見出した。
本発明は、かかる知見に基づいて完成したものである。
すなわち、本発明は、(1)末端停止剤として、平均炭
素数が12〜35のアルキル基を有する長鎖モノアルキ
ルフェノールを用い、二価フェノールとホスゲン又はホ
スゲン誘導体とを界面重縮合させて直鎖状ポリカーボネ
ートを製造するに当たり、前記長鎖モノアルキルフェノ
ールとして、50℃における色調がAPHAで30以下
のものを用いることを特徴とする直鎖状ポリカーボネー
トの製造方法、(2)二価フェノールが、2,2−ビス
(4−ヒドロキシフェニル)プロパンである上記(1)
の直鎖状ポリカーボネートの製造方法、及び(3)直鎖
状ポリカーボネートの粘度平均分子量が14,000〜
30,000である上記(1)、(2)の直鎖状ポリカ
ーボネートの製造方法、を提供するものである。
【0007】
【発明の実施の形態】本発明の方法においては、末端停
止剤として、平均炭素数が12〜35のアルキル基を有
する長鎖モノアルキルフェノールを用い、二価フェノー
ルとホスゲン又はホスゲン誘導体とを界面重縮合させる
ことにより、直鎖状ポリカーボネートを製造する。本発
明において、原料として用いられる二価フェノールとし
ては、例えば一般式(I)
【0008】
【化1】
【0009】で表される化合物を挙げることができる。
上記一般式(I)において、X1 及びX2 は、それぞれ
炭素数1〜6の直鎖状、分岐状又は環状のアルキル基を
示し、具体例としては、メチル基、エチル基、n−プロ
ピル基、イソプロピル基、n−ブチル基、イソブチル
基、tert−ブチル基、n−アミル基、イソアミル
基、n−ヘキシル基、イソヘキシル基、シクロペンチル
基、シクロヘキシル基などを挙げることができる。この
1 及びX2はたがいに同一であっても異なっていても
よい。a及びbは、それぞれX1 及びX2 はの置換数を
示し、0〜4の整数である。X1 が複数ある場合、複数
のX1はたがいに同一でも異なっていてもよく、X2
複数ある場合、複数のX2 はたがいに同一でも異なって
いてもよい。
【0010】Yは単結合、炭素数1〜8のアルキレン基
(例えばメチレン基、エチレン基、プロピレン基、ブチ
レン基、ペンチリレン基、ヘキシレン基など)、炭素数
2〜8のアルキリデン基(例えばエチリデン基、イソプ
ロピリデン基など)、炭素数5〜15のシクロアルキレ
ン基(例えばシクロペンチレン基、シクロヘキシレン基
など)、炭素数5〜15のシクロアルキリデン基(例え
ばシクロペンチリデン基、シクロヘキシリデン基な
ど)、−S−、−SO−、−SO2 −、−O−、−CO−結
合又は式(II−1)もしくは式(II−2)
【0011】
【化2】
【0012】で表される結合を示す。前記一般式(I)
で表される二価フェノールとしては様々なものを挙げる
ことができる。特に2,2−ビス(4−ヒドロキシフェ
ニル)プロパン[通称、ビスフェノールA]が好まし
い。ビスフェノールA以外の二価フェノールとしては、
例えばビス(4−ヒドロキシフェニル)メタン;1,1
−ビス(4−ヒドロキシフェニル)エタン;1,2−ビ
ス(4−ヒドロキシフェニル)エタンなどのビス(4−
ヒドロキシフェニル)アルカン、1,1−ビス(4−ヒ
ドロキシフェニル)シクロヘキサン;1,1−ビス(4
−ヒドロキシフェニル)シクロデカンなどのビス(4−
ヒドロキシフェニル)シクロアルカン、4,4′−ジヒ
ドロキシジフェニル、ビス(4−ヒドロキシフェニル)
スルフィド、ビス(4−ヒドロキシフェニル)スルホ
ン、ビス(4−ヒドロキシフェニル)スルホキシド、ビ
ス(4−ヒドロキシフェニル)エーテル、ビス(4−ヒ
ドロキシフェニル)ケトン等を挙げることができる。こ
の他、二価フェノールとしては、ハイドロキノン等を挙
げることができる。これらの二価フェノールは、それぞ
れ単独で用いてもよく、二種以上を混合して用いてもよ
い。
【0013】長鎖モノアルキルフェノールは、末端停止
剤(分子量調節剤ともいう。)として用いられるもので
あり、本発明においては、平均炭素数12〜35のアル
キル基を有するフェノール誘導体が使用される。該アル
キル基の平均炭素数が12未満では流動性の改良効果が
不充分であり、35を超えると反応性が劣る。該アルキ
ル基の好ましい平均炭素数は12〜25の範囲である。
【0014】なお、上記のアルキル基の平均炭素数と
は、[(アルキル基の炭素数)と(そのモル分率)の
積]の和である。上記の長鎖モノアルキルフェノールは
単独でも、二種以上組み合わせて用いてもよい。二種以
上組み合わせて用いる場合には、アルキル基の炭素数は
平均炭素数で表わすこととなる。
【0015】さらに、上記の長鎖モノアルキルフェノー
ルは異性体として、オルト体、メタ体及びパラ体がある
が、いずれでもよい。また、長鎖アルキル基は直鎖状、
分岐状のいずれでもよい。本発明においては、該長鎖モ
ノアルキルフェノールとして、50℃における色調がA
PHAで30以下のものを用いることが必要である。こ
のAPHAで30を超える色調を有するものでは、重合
液の洗浄性が悪く、本発明の目的が達せられない。
【0016】この長鎖モノアルキルフェノールは、ポリ
カーボネートの所望分子量にもよるが、二価フェノール
に対し、通常1.8〜7.0モル%、好ましくは2.0
〜5.5モル%の範囲で用いられる。また、ホスゲン又
はホスゲン誘導体としては、ホスゲンを始め、トリホス
ゲン、ブロモホスゲン、ビス(2,4,6−トリクロロ
フェニル)カーボネート、ビス(2,4−ジクロロフェ
ニル)カーボネート、ビス(2−シアノフェニル)カー
ボネート、クロロギ酸トリクロロメチルなどが挙げられ
る。
【0017】本発明の方法における製造工程としては、
特に制限はなく、従来、界面重縮合法によるポリカーボ
ネートの製造において慣用されている工程を用いること
ができる。例えば、(A)二価フェノールポリカーボネ
ートオリゴマーの調製工程、(B)上記オリゴマーの重
合工程、(C)洗浄工程及び(D)ポリカーボネートの
単離、回収工程を施すことにより、目的とする直鎖状ポ
リカーボネートを効率よ、製造することができる。
【0018】次に、各工程について説明する。(A)工程: この(A)工程は、二価フェノールとホス
ゲン又はホスゲン誘導体とを界面重縮合させて二価フェ
ノールポリカーボネートオリゴマーを調製する工程であ
る。この二価フェノールポリカーボネートオリゴマーの
調製方法については特に制限はないが、例えば次に示す
方法を好ましく用いることができる。
【0019】まず、原料の前記二価フェノールを含有す
るアルカリ水溶液を調製し、これと不活性有機溶剤を混
合し、撹拌しながら二価フェノールを含有するアルカリ
水溶液と不活性有機溶剤との共存下にホスゲン又はホス
ゲン誘導体を反応させることにより、二価フェノールポ
リカーボネートオリゴマーが得られる。この際、アルカ
リ水溶液としては、通常その濃度が1〜15重量%のも
のが好ましく用いられる。また、アルカリ水溶液中の二
価フェノールの含有量は、通常0.5〜20重量%の範
囲で選ばれる。さらに、不活性有機溶剤の使用量は、有
機相と水相の容量比が5/1〜1/7、好ましくは2/
1〜1/4となるように選定するのが望ましい。反応温
度は通常0〜50℃、好ましくは5〜40℃の範囲で選
ばれる。
【0020】この反応においては、ホスゲン又はホスゲ
ン誘導体を反応させたのち、さらに二価フェノールを含
有するアルカリ水溶液、末端停止剤である前記長鎖モノ
アルキルフェノールの一部及び所望により触媒を加え、
反応を進めることができる。上記二価フェノールを含有
するアルカリ水溶液の調製に用いられるアルカリとして
は、例えば水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、水酸化
リチウム、水酸化セシウムなどが挙げられるが、これら
の中で水酸化ナトリウム及び水酸化カリウムが好まし
く、特に水酸化ナトリウムが好適である。一方、不活性
有機溶剤としては、各種のものがある。例えば、ジクロ
ロメタン(塩化メチレン);トリクロロメタン;四塩化
炭素;1,1−ジクロロエタン;1,2−ジクロロエタ
ン;1,1,1−トリクロロエタン;1,1,2−トリ
クロロエタン;1,1,1,2−テトラクロロエタン;
1,1,2,2−テトラクロロエタン;ペンタクロロエ
タン;クロロベンゼンなどの塩素化炭化水素や、トルエ
ン、アセトフェノンなどが挙げられる。これらの有機溶
剤はそれぞれ単独で用いてもよいし、二種以上組み合わ
せて用いてもよい。これらの中では、特に塩化メチレン
が好適である。
【0021】また、触媒としては、相間移動触媒、例え
ば三級アミン又はその塩、四級アンモニウム塩、四級ホ
スホニウム塩などを好ましく用いることができる。三級
アミンとしては、例えばトリエチルアミン、トリブチル
アミン、N,N−ジメチルシクロヘキシルアミン、ピリ
ジン、ジメチルアニリンなどが挙げられ、また三級アミ
ン塩としては、例えばこれらの三級アミンの塩酸塩、臭
素酸塩などが挙げられる。四級アンモニウム塩として
は、例えばトリメチルベンジルアンモニウムクロリド、
トリエチルベンジルアンモニウムクロリド、トリブチル
ベンジルアンモニウムクロリド、トリオクチルメチルア
ンモニウムクロリド、テトラブチルアンモニウムクロリ
ド、テトラブチルアンモニウムブロミドなどが、四級ホ
スホニウム塩としては、例えばテトラブチルホスホニウ
ムクロリド、テトラブチルホスホニウムブロミドなどが
挙げられる。これらの触媒は、それぞれ単独で用いても
よく、二種以上を組み合わせて用いてもよい。前記触媒
の中では、三級アミンが好ましく、特にトリエチルアミ
ンが好適である。
【0022】反応後、静置又は遠心分離などの操作によ
って、水相とポリカーボネートオリゴマーを含む有機相
とに分離する。有機相はポリカーボネートオリゴマーを
単離することなく、次工程に用いることができる。(B)工程: この(B)工程は、前記(A)工程で得ら
れたポリカーボネートオリゴマーの重合工程であって、
残りの長鎖モノアルキルフェノール、所望により用いら
れる触媒、アルカリ水溶液及び不活性有機溶剤の存在下
に、該ポリカーボネートオリゴマーと二価フェノールを
界面重縮合させる工程である。
【0023】具体的には、前記(A)工程で得られたポ
リカーボネートオリゴマー溶液と、残りの長鎖モノアル
キルフェノールと、所望により用いられる触媒と、不活
性有機溶剤と、アルカリ水溶液と、二価フェノールのア
ルカリ水溶液とを混合し、通常0〜50℃、好ましくは
5〜40℃の範囲の温度において界面重縮合させる。こ
の際使用するアルカリ、不活性有機溶剤及び触媒として
は、前記(A)工程において説明したものと同じものを
挙げることができる。また、この界面重縮合における有
機相と水相の容量比は、前記(A)工程の場合と同様で
ある。
【0024】反応後、不活性有機溶剤で適当に希釈した
のち、静置又は遠心分離などの操作によって、水相とポ
リカーボネートを含む有機相とに分離する。この際の分
離性は本発明においては、末端停止剤の長鎖モノアルキ
ルフェノールとして、色調がAPHAで30以下のもの
を用いているため、末端停止剤として、通常使用される
p−t−ブチルフェノール(PTBP)を用いた場合に
匹敵するほど、良好である。APHAで30を超える色
調を有する長鎖モノアルキルフェノールを用いると、分
離性が悪く、分離に長時間を要する。
【0025】(C)工程:この(C)工程は、上記
(B)工程で得られたポリカーボネート溶液の洗浄工程
であって、該ポリカーボネート溶液をアルカリ水溶液、
酸水溶液及び水で順次洗浄する工程である。具体的に
は、まず、該ポリカーボネート溶液に対し、通常0.0
1〜0.1モル/リットル濃度の水酸化ナトリウム水溶
液を10〜20体積%程度用い、両者を接触させてアル
カリ洗浄処理する。次いで、静置して、水相と有機相に
分離したのち、有機相に対し、通常0.05〜0.5モ
ル/リットル濃度の塩酸を10〜20体積%程度用い、
両者を接触させて酸洗浄処理する。その後、静置して、
水相と有機相に分離し、有機相は水洗処理を施す。
【0026】この水洗処理は、該有機相に対し、水を1
0〜20体積%程度用い、両者を接触させることにより
行われる。水洗処理後、静置して、水相と有機相に分離
したのち、この有機相に再び上記と同様の水洗処理を施
す。上記水洗処理は、水相の電導度が、通常0.01μ
S/m以下になるまで、繰り返し行われる。
【0027】本発明においては、末端停止剤の長鎖モノ
アルキルフェノールとして、色調がAPHAで30以下
のものを用いているため、アルカリ洗浄処理、酸洗浄処
理、水洗処理における分離性が、末端停止剤として、通
常用いられるPTBPを用いた場合に匹敵するほど、良
好であり、また、水洗処理回数も少なくてすむ。APH
Aが30を超える色調を有する長鎖モノアルキルフェノ
ールを用いると、前記各処理における分離性が悪く、ま
た、水洗処理回数も多くなる。
【0028】最後の水洗処理後、静置、分離して得られ
たポリカーボネートを含む有機相は、次工程のポリカー
ボネートの単離、回収工程へ供する。(D):工程 この(D)工程は、ポリカーボネートの単
離、回収工程である。具体的には、上記の(C)工程で
得られた洗浄処理後のポリカーボネート溶液を濃縮した
のち、粉砕処理し、得られたフレークに真空乾燥などの
乾燥処理を施すことにより、製品のポリカーボネートが
得られる。
【0029】本発明の製造方法により得られた直鎖状ポ
リカーボネートは、機械的強度及び成形性などの点か
ら、粘度平均分子量(Mv)が14,000〜30,0
00の範囲にあるのが好ましい。より好ましいMvは1
5,000〜25,000であり、特に15,000〜
21,000の範囲が好適である。なお、該粘度平均分
子量(Mv)は、ウベローデ型粘度計を用いて、20℃
における塩化メチレン溶液の粘度を測定し、これより極
限粘度[η]を求め、[η]=1.23×10-5Mv
0.83の式により算出した値である。
【0030】また、本発明の方法により得られた直鎖状
ポリカーボネートにおける未反応の長鎖モノアルキルフ
ェノールの残存量は300ppm以下であることが好ま
しい。該残存量が300ppm以下であれば、射出成形
時の金型への付着物の量が抑えられ、良好な外観を有す
る成形体を得ることができる。さらに、本発明の方法で
得られた直鎖状ポリカーボネートは、末端停止剤として
長鎖モノアルキルフェノールが用いられているので、良
好な流動性を有している。
【0031】
【実施例】次に、本発明を実施例により、さらに詳細に
説明するが、本発明は、これらの例によってなんら限定
されるものではない。 製造例1 長鎖モノアルキルフェノールAP−1の製造 撹拌装置を備えた260リットル反応槽に1−エイコセ
ン、1−ドコセン及び1−テトラコセンの混合物(モル
比53.3:40.2:6.5)57.3kg、フェノ
ール70kg及び触媒として「ガレオナイト#136」
[水沢化学工業(株)製]7kgを仕込み、窒素雰囲気
下に145℃にて、撹拌しながら80分間反応を行っ
た。
【0032】反応終了後、触媒をろ別した後に、減圧蒸
留により、フェノールなどの軽質分及びジアルキル体な
どの重質分から分別することで、長鎖モノアルキルフェ
ノールAP−1を精製した。精製したAP−1をガスク
ロマトグラフィーにより分析した結果、フェノール含有
量は500ppmであり、ジアルキル体は全く検出され
なかった。また、o、p、m体の比率は、モル比で5
0:48:2であった。なお、AP−1のアルキル基の
平均炭素数は21である。
【0033】製造例2 長鎖モノアルキルフェノールA
P−2の製造 製造例1において、1−エイコセン、1−ドコセン及び
1−テトラコセンの混合物57.3kgの代わりに、1
−ヘキサデセン41.7kgを用いた以外は、製造例1
と同様にして、反応を行い、長鎖モノアルキルフェノー
ルAP−2を精製した。精製したAP−2をガスクロマ
トグラフィーにより分析した結果、フェノール含有量は
500ppmであり、ジアルキル体は全く検出されなか
った。また、o、p、m体の比率は、モル比で51:4
7:2であった。
【0034】製造例3 長鎖モノアルキルフェノールA
P−3の製造 製造例1において、1−エイコセン、1−ドコセン及び
1−テトラコセンの混合物57.3kgの代わりに、1
−ドデセン32.0kgを用いた以外は、製造例1と同
様にして、反応を行い、長鎖モノアルキルフェノールA
P−3を精製した。精製したAP−3をガスクロマトグ
ラフィーにより分析した結果、フェノール含有量は50
0ppmであり、ジアルキル体は全く検出されなかっ
た。また、o、p、m体の比率は、モル比で52:4
6:2であった。
【0035】以下の実施例及び比較例には、上記製造例
1〜3で得られた長鎖モノアルキルフェノール及びp−
ドデシルフェノール(PDDP)を用いた。なお、保管
中は酸素や光の接触を避けるように保管していたが、精
製又は購入後時間が経過したものは着色が見られた。第
1表に、実施例及び比較例で用いた長鎖モノアルキルフ
ェノールを示す。
【0036】
【表1】
【0037】(注)APHAは、温度50℃で測定した
値である。また、第2表に、長鎖モノアルキルフェノー
ルについて、ポリカーボネートの製造日と同一又は前日
に行ったガスクロマトグラフィーの分析結果を示し、第
3表に、上記ガスクロマトグラフィーの分析条件を示
す。
【0038】
【表2】
【0039】
【表3】
【0040】実施例1 (1)ポリカーボネートオリゴマーの調製工程 5.6重量%水酸化ナトリウム水溶液に、ビスフェノー
ルA濃度が13.5重量%になるようにビスフェノール
Aを溶解し、ビスフェノールAの水酸化ナトリウム水溶
液を調製した。
【0041】内径6mm、管長30mの管型反応器に、
上記ビスフェノールAの水酸化ナトリウムを40リット
ル/h及び塩化メチレンを15リットル/hの流量で連
続的に通すと共に、ホスゲンを4.0kg/hの流量で
連続的に通した。管型反応器はジャケット部分を有して
おり、ジャケットに冷却水を通して反応液の温度を40
℃以下に保った。
【0042】管型反応器を出た反応液は、後退翼を備え
た内容積40リットルのバッフル付き槽型反応器へ連続
的に導入され、ここにさらに、ビスフェノールAの水酸
化ナトリウム水溶液を2.8リットル/h、25重量%
水酸化ナトリウム水溶液を0.07リットル/h、水を
17リットル/h、1重量%トリエチルアミン水溶液を
0.64リットル/h及びAP−1−(a)の10.3
重量%塩化メチレン溶液を2.15リットル/hの流量
で供給し、29〜32℃で反応を行った。
【0043】この槽型反応器から、反応液を連続的に抜
き出し、静置することで水相を分離除去し、塩化メチレ
ン相を採取した。このようにして得られたポリカーボネ
ートオリゴマー溶液は、オリゴマー濃度323g/リッ
トル、クロロホーメート基濃度0.69モル/リットル
であった。
【0044】(2)ポリカーボネートオリゴマーの重合
工程 邪魔板、パドル型撹拌翼2枚及び冷却用ジャケットを備
えた50リットル槽型反応器に、上記(1)の工程で得
たオリゴマー溶液10リットル、塩化メチレン6.15
リットル、AP−1−(a)113g、トリエチルアミ
ン3.84ミリリットルを仕込み、ここに亜二チオン酸
ナトリウム226mgを溶解した6.4重量%水酸化ナ
トリウム水溶液1720gを撹拌下で添加し、20分間
反応を行った。この反応工程においては、反応温度が2
0℃以上にならないように冷却により制御した。
【0045】次いで、ビスフェノールAの水酸化ナトリ
ウム水溶液(NaOH331g、亜二チオン酸ナトリウ
ム1.32gを水4.84リットルに溶解した水溶液に
ビスフェノールA660gを溶解させたもの)を添加
し、300rpmで撹拌しながら40分間重合反応を実
施した。
【0046】(3)水相分離工程 上記(2)の工程で得られた重合液に塩化メチレン7.
0リットルを加えて、さらに20分間撹拌後、エマルジ
ョンの一部を200ミリリットルのメスシリンダーに採
取して静置し、分離時間を測定した。また、残りの重合
液は30分間静置させることにより、ポリカーボネート
を含む有機相と、過剰のビスフェノールA及びNaOH
を含む水相に分離し、有機相を反応器下部より抜き出し
て単離した。この有機相は、次のアルカリ洗浄工程へ供
給した。
【0047】(4)アルカリ洗浄工程 上記(3)の工程で単離した有機相と、この有機相に対
して15体積%に相当する0.03モル/リットルの水
酸化ナトリウム水溶液を、上述の50リットル反応器に
仕込み、300rpmで20分間撹拌後、エマルジョン
140ミリリットルを200ミリリットルのメスシリン
ダーに採取し、これに塩化メチレン40ミリリットルを
追加して希釈したのちに、静置して分離時間を評価し
た。また、残りのエマルジョンは30分間静置させるこ
とにより、微量のビスフェノールA及びNaOHを含む
水相と有機相に分離し、有機相は次の酸洗浄工程へ供給
した。
【0048】(5)酸洗浄工程 上記(4)の工程で単離した有機相と、この有機相に対
して15体積%に相当する0.2モル/リットルの塩酸
を、上述の50リットル反応器に仕込み300rpmで
20分間撹拌後、エマルジョンの一部を200ミリリッ
トルのメスシリンダーに採取して静置し、分離時間と静
置してから20分後の水相量を測定した。また、残りの
エマルジョンは30分間静置させることにより、トリエ
チルアミンの塩酸塩とNaClを含む水相と有機相に分
離し、有機相は、次の第一水洗工程へ供給した。
【0049】(6)第一水洗工程 上記(5)の工程で単離した有機相と、この有機相に対
して15体積%に相当する純水を、上述の50リットル
反応器に仕込み300rpmで20分間撹拌後、エマル
ジョンの一部を200ミリリットルのメスシリンダーに
採取して静置し、分離時間と静置してから20分後の水
相量を測定した。また、残りのエマルジョンは30分間
静置させることにより、水相と有機相に分離し、有機相
は、次の第二水洗工程へ供給した。
【0050】(7)第二水洗工程 上記(6)の工程で単離した有機相と、この有機相に対
して15体積%に相当する純水を、上述の50リットル
反応器に仕込み300rpmで20分間撹拌後、静置し
て水相と有機相を分離し、水相の電導度を測定した。
【0051】(7)第三水洗工程 上記(7)の第二水洗工程における水相の電導度が0.
01μS/m以下にならない場合には、再度有機相と、
この有機相に対して15体積%に相当する純水を、上述
の50リットル反応器に仕込み300rpmで20分間
撹拌後、静置して水相と有機相を分離し、水相の電導度
を測定した。
【0052】(9)フレーク化工程 洗浄処理して得られたポリカーボネートの塩化メチレン
溶液を濃縮・粉砕し、得られたフレークを減圧下に10
0℃で乾燥処理した。これらの結果を、ポリカーボネー
トの分子量と共に第4表に示す。
【0053】実施例2 実施例1において、AP−1−(a)の代わりに、AP
−1−(b)を用いた以外は、実施例1と同様にして実
施した。結果をポリカーボネートの分子量と共に第4表
に示す。
【0054】実施例3 実施例1における(1)のポリカーボネートオリゴマー
の調製工程において、AP−1−(a)の10.3重量
%塩化メチレン溶液の代わりに、AP−2−(a)の
8.4重量%塩化メチレン溶液を用い、かつ(2)のポ
リカーボネートオリゴマーの重合工程において、AP−
1−(a)113gの代わりに、AP−2−(a)9
2.6gを用いた以外は、実施例1と同様にして実施し
た。結果をポリカーボネートの分子量と共に、第4表に
示す。
【0055】実施例4 実施例1において、(1)のポリカーボネートオリゴマ
ー調製工程において、AP−1−(a)の10.3重量
%塩化メチレン溶液の代わりに、AP−3−(a)の
7.0重量%塩化メチレン溶液を用い、かつ(2)のポ
リカーボネートオリゴマーの重合工程において、AP−
1−(a)113gの代わりに、AP−3−(a)7
6.3gを用いた以外は、実施例1と同様にして実施し
た。結果をポリカーボネートの分子量と共に、第4表に
示す。
【0056】実施例5 実施例4において、AP−3−(a)の代わりにAP−
3−(b)を用いた以外は、実施例4と同様にして実施
した。結果をポリカーボネートの分子量と共に、第4表
に示す。
【0057】実施例6 実施例4において、AP−3−(a)の代わりにPDD
P−(a)を用いた以外は、実施例4と同様にして実施
した。結果をポリカーボネートの分子量と共に、第4表
に示す。
【0058】比較例1 実施例1において、AP−1−(a)の代わりに、AP
−1−(c)を用い、実施例1と同様にして、(1)の
オリゴマーの調製工程及び(2)のオリゴマーの重合工
程を実施した。アルカリ洗浄、酸洗浄及び第一水洗の各
工程の洗浄後の静置分離において、30分間静置しても
水相と有機相の分離が遅いため、遠心分離機を用いて水
相の分離を行った。結果をポリカーボネートの分子量と
共に、第4表に示す。
【0059】比較例2 実施例1において、AP−1−(a)の代わりに、AP
−1−(d)を用い、実施例1と同様にして、(1)の
オリゴマーの調製工程及び(2)のオリゴマーの重合工
程を実施した。アルカリ洗浄、酸洗浄及び第一水洗の各
工程の洗浄後の静置分離において、30分間静置しても
水相と有機相の分離が遅いため、遠心分離機を用いて水
相の分離を行った。結果をポリカーボネートの分子量と
共に、第4表に示す。
【0060】比較例3 実施例3において、AP−2−(a)の代わりに、AP
−2−(b)を用い、実施例3と同様にして、(1)の
オリゴマーの調製工程及び(2)のオリゴマーの重合工
程を実施した。アルカリ洗浄、酸洗浄及び第一水洗の各
工程の洗浄後の静置分離において、30分間静置しても
水相と有機相の分離が遅いため、遠心分離機を用いて水
相の分離を行った。結果をポリカーボネートの分子量と
共に、第4表に示す。
【0061】比較例4 実施例4において、AP−3−(a)の代わりに、AP
−3−(c)を用い、実施例4と同様にして、(1)の
オリゴマーの調製工程及び(2)のオリゴマーの重合工
程を実施した。アルカリ洗浄、酸洗浄及び第一水洗の各
工程の洗浄後の静置分離において、30分間静置しても
水相と有機相の分離が遅いため、遠心分離機を用いて水
相の分離を行った。結果をポリカーボネートの分子量と
共に、第4表に示す。
【0062】比較例5 実施例6において、PDDP−(a)の代わりに、PD
DP−(b)を用い、実施例6と同様にして、(1)の
オリゴマーの調製工程及び(2)のオリゴマーの重合工
程を実施した。アルカリ洗浄、酸洗浄及び第一水洗の各
工程の洗浄後の静置分離において、30分間静置しても
水相と有機相の分離が遅いため、遠心分離機を用いて水
相の分離を行った。結果をポリカーボネートの分子量と
共に、第4表に示す。
【0063】参考例 実施例1における(1)のポリカーボネートオリゴマー
の調製工程において、AP−1−(a)の10.3重量
%塩化メチレン溶液の代わりに、PTBP(油化スケネ
クタディー社製、ジアルキル体:10ppm>、o−
体:10ppm>)の24重量%塩化メチレン溶液を用
い、かつ(2)のポリカーボネートオリゴマーの重合工
程において、AP−1−(a)113gの代わりに、P
TBP44.0gを用いた以外は、実施例1と同様にし
て実施した。結果をポリカーボネートの分子量と共に第
4表に示す。
【0064】
【表4】
【0065】
【表5】
【0066】
【表6】
【0067】
【表7】
【0068】[注] 粘度数[VN]、粘度平均分子量[Mv]:温度20℃
における塩化メチレン溶液の比粘度ηSPを測定し、下記
の式より、粘度平均分子量[Mv]を算出した。 ηSP/C=[η]×(1+0.28×ηSP) [η]=1.23×10-5×Mv0.83 なお、Cはポリカーボネート濃度[g/リットル]、η
SP/Cは還元粘度(粘度数[VN])、[η]は極限粘
度である。
【0069】実施例1〜6の重合液は、いずれも洗浄時
には、第4表の分離性(分離時間、水相排出量)に示さ
れるように、乳化などにより、洗浄後の分離が困難とな
ることはなかった。したがって、第二水洗工程における
水相電導度が0.01μS/m未満となり、第三水洗工
程を施す必要はなかった。すなわち、参考例に示す末端
停止剤がPTBPの場合に匹敵する洗浄性を示す。
【0070】
【発明の効果】本発明の方法によれば、末端停止剤とし
て長鎖モノアルキルフェノールを用い、流動性が改良さ
れた直鎖状ポリカーボネートを、界面重縮合法により製
造するに際し、洗浄工程における洗浄性が向上し、重合
液を著しく希釈したり、洗浄回数を多く増やしたりする
ことがなく、洗浄工程及び濃縮工程に大きな負荷がかか
ることのない該ポリカーボネートの製造方法を提供する
ことができる。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 末端停止剤として、平均炭素数が12〜
    35のアルキル基を有する長鎖モノアルキルフェノール
    を用い、二価フェノールとホスゲン又はホスゲン誘導体
    とを界面重縮合させて直鎖状ポリカーボネートを製造す
    るに当たり、前記長鎖モノアルキルフェノールとして、
    50℃における色調がAPHAで30以下のものを用い
    ることを特徴とする直鎖状ポリカーボネートの製造方
    法。
  2. 【請求項2】 二価フェノールが、2,2−ビス(4−
    ヒドロキシフェニル)プロパンである請求項1記載の直
    鎖状ポリカーボネートの製造方法。
  3. 【請求項3】 直鎖状ポリカーボネートの粘度平均分子
    量が14,000〜30,000である請求項1又は2
    記載の直鎖状ポリカーボネートの製造方法。
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