JP2003226313A - ラベルプリンタ装置 - Google Patents

ラベルプリンタ装置

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JP2003226313A
JP2003226313A JP2002022289A JP2002022289A JP2003226313A JP 2003226313 A JP2003226313 A JP 2003226313A JP 2002022289 A JP2002022289 A JP 2002022289A JP 2002022289 A JP2002022289 A JP 2002022289A JP 2003226313 A JP2003226313 A JP 2003226313A
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JP2002022289A
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Hiroshi Kajiya
浩 加治屋
Keiichi Abe
敬一 阿部
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Sato Corp
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Sato Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】清掃作業を行う必要が無く、かつラベルを任意
の大きさ及び形状にカット出来て、多品種少量のラベル
の作成に適した使用利便性の良好なラベルプリンタ装置
を提供する。 【解決手段】台紙無しラベル19を搬送する上,下側引
出ローラ29等と、サーマルヘッド21の印字動作を制
御して、搬送された台紙無しラベル19に対して、印字
データの入力に基づいた印字を行う印字制御部27と、
台紙無しラベル19に対して、切断可能なレーザー光を
照射するレーザーカット機構30の駆動を制御して、印
字データと共に送られてくる枠データに基づいて、台紙
無しラベル19に、ダイカット動作を行うレーザーカッ
ト制御部31とを有している。

Description

【発明の詳細な説明】
【発明の属する技術分野】この発明は、多品種少量生産
に適したラベルプリンタ装置に関するものである。
【従来の技術】従来、ラベルプリンタ装置に装着される
ラベル連続体は、図11に示すようなラベル製造装置1
によって製造されている。このラベル製造装置1は、主
に台紙巻戻し部101,ラベル基材巻き戻し部102,
ダイカット部2,ラベルかす巻取部103,ラベル巻取
部104を有して構成されている。台紙巻き戻し部10
1では、台紙ロール4から台紙5を巻き戻し、ラベル基
材巻戻し部102では、ラベル基材ロール6からラベル
基材7を巻戻し、貼り合わせローラ105によってラベ
ル基材7と台紙5とを貼り合わせ、仮ラベル連続体10
aが形成されると共に、図中白抜き矢印の方向へ搬送さ
れる。次に、仮ラベル連続体10aの送出速度と同期し
て回転するダイカット回転ローラ2aの周囲に所定の間
隔を置いて複数のカッタ刃2b…が設けられたダイカッ
ト部2によって、仮ラベル連続体10aのラベル基材7
にのみ切り込みが形成される。次に、ラベルかす巻取部
103のラベルかす巻取ローラ8aによってラベルかす
14等が巻き取られ、ラベル連続体10が形成される。
ラベル連続体10には、図12中(a)に示すように台
紙5上に長さaのラベル12…が所定間隔をおいて複数
仮着されている。又、ダイカット回転ローラ2aの周囲
のカッタ刃2bの間隔を狭めることにより、図12
(b)に示すような台紙5上に長さbのラベル13…を
所定間隔をおいて複数仮着したラベル連続体11を形成
出来る。そして、ラベル連続体10のロール9が、ラベ
ルプリンタ装置に装着されて、ラベルプリンタ装置の印
字ヘッドによりラベル12に印字が行われると共に、切
断カッタにより、ラベル長さa毎にラベル12が、個別
に切り離される。
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来のラベルプリンタ装置には、図12(a)に示
すラベル長さaのラベル12を有するロール9を装着し
ている際に、図12(b)に示すラベル長さbのラベル
13を有するロールが必要となった場合には、ロール9
ごと交換しなければならなかった。このようにラベル長
さ又は形状が変更される度にラベルプリンタ装置へのロ
ールセット作業が発生し、使用利便性が良好であるとは
言い難かった。また、このように、大きさ及び形状の異
なるダイカットが施されたロール9等をラベル連続体1
0,11毎に複数保管しておかなければならず、保管ス
ペースが必要となるだけでなく、使用されずに長期保管
される場合には、ラベル12,13の変色や塵埃付着及
び粘着力の低下を引き起こしてしまうといった問題もあ
った。従って、前記ダイカット部2によって製造される
ラベル連続体10,11は、同一形状のラベルを連続し
て形成するため、大きさ及び形状が、ラベル毎に異なる
ような多品種少量生産には適さなかった。また、ラベル
かす等のゴミの出ないラベルとして台紙無しラベルが知
られているが、このような台紙無しラベルは、裏面側の
粘着剤が露出している。このため、搬送用のローラや、
切断に用いるカッタには、付着防止加工が施されている
が、継続的な使用により、前記ラベルプリンタ装置の出
口部近傍に設けられたカッタ刃には、前記粘着剤が付着
して、カッタ刃の切れ味の低下につながり、カッタ刃の
清掃を頻繁に行わなければならなかった。そこで、本発
明の目的は、上記の問題点を解消し、清掃作業を行う必
要が無く、かつラベルを任意の大きさ及び形状にカット
出来て、多品種少量のラベルの作成に適した使用利便性
の良好なラベルプリンタ装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に請求項1に記載された発明では、ラベル連続体を搬送
する搬送手段と、印字ヘッドの印字動作を制御して、前
記搬送手段によって搬送されたラベル連続体に対して、
印字データの入力に基づいた印字を行う印字制御部と、
前記ラベル連続体に対して、切断可能なレーザー光を照
射するレーザーカット機構の駆動を制御して、前記印字
データと共に送られてくる枠データに基づいて、該ラベ
ル連続体に該ダイカット動作を行うレーザーカット制御
部とを有するラベルプリンタ装置を特徴としている。こ
のように構成された請求項1記載のものでは、前記搬送
手段によってラベル連続体の印字領域が、前記印字ヘッ
ドの印字位置に搬送されると、該印字制御部では、入力
された印字データに基づいて、前記ラベル連続体の印字
領域内に印字を行う。また、前記搬送手段によってラベ
ル連続体の印字領域が、前記レーザーカット機構のレー
ザー光照射位置に搬送されると、該レーザーカット制御
部では、入力された前記印字データと共に送られてくる
枠データに基づいて、該レーザーカット機構からレーザ
ー光を照射して前記ラベル連続体の印字領域の周囲に切
込み線を入れる。このため、前記印字データによって印
字される領域の周囲に切込み線が形成されるように、前
記枠データを該印字データと一致させておけば、ラベル
連続体に印字される印字位置に合わせて、周囲のラベル
かすを分離する切込み線を入れることが出来る。従っ
て、印字データ及び枠データを、各ラベル毎に異ならせ
て、印字範囲及びカットされる大きさ及び形状を容易に
変更することも出来、多品種少量生産に用いて好適であ
る。また、ダイカットが、前記レーザーカット機構で行
われるので、ダイカット工程が不要である。このため、
従来、ラベル連続体の製造工程で用いていたダイカット
装置が不要となり、ラベル連続体の製造コストを減少さ
せることが出来る。そして、請求項2に記載されたもの
では、前記ラベル連続体は、台紙無しラベル連続体であ
る請求項1記載のラベルプリンタ装置を特徴としてい
る。このように構成された請求項2記載のものでは、前
記レーザーカット制御部でラベルの切り離し工程が行わ
れるので、切り離し用のカッタ装置が不要となる。この
ため、ラベル連続体として、台紙無しラベル連続体を用
いても、従来のようなカッタ刃を設ける必要が無くな
り、該台紙無しラベル連続体の裏面側の粘着剤が、カッ
タ刃に付着してしまい、カッタ刃の切れ味を損なう虞が
ない。従って、カッタ刃の清掃作業を行う必要も無くな
り、一定の切れ味を保ち、かつメンテナンス性も良好で
ある。
【発明の実施の形態】以下、本発明の具体的な実施の形
態について、図示例と共に説明する。図1乃至図9は、
この発明の第一の実施の形態のラベルプリンタ装置を示
すものである。まず、全体の構成を説明すると、この実
施の形態のラベルプリンタ装置18は、図9に示すよう
な携帯可能な大きさの筐体18a内に、ラベル連続体と
しての台紙無しラベル19が巻き廻されたロール20を
回転可能に軸支する回転支持軸20aが設けられてい
る。この筐体18a内には、印字ヘッドとしてのサーマ
ルヘッド21がプラテンローラ22に対向して設けられ
ていて、テンションローラ23によって一定の張力が与
えられた前記台紙無しラベル19が、これらのサーマル
ヘッド21及びプラテンローラ22の間に挿通されるよ
うに構成されている。また、前記台紙無しラベル19の
裏面側19aには、図3に示すように、粘着剤19bが
塗布されると共に、一側縁19cには、一定間隔Lを置
いて識別マークとしてアイマーク19d,19dが付与
されている。更に、前記プラテンローラ22とテンショ
ンローラ23との間には、このアイマーク19d,19
dを検出するアイマークセンサ24が設けられている。
このアイマークセンサ24は、制御部25に設けられた
アイマーク検出部26にアイマーク検出信号を送出する
と共に、この検出された前記アイマーク19dの位置を
基準に、前記台紙無しラベル19の搬送量、印字位置及
びカット位置を決定する様に構成されている。そして、
前記制御部25の印字制御部27では、接続される前記
サーマルヘッド21を駆動して入力された印字データに
基づく印字を行うように構成されている。この印字デー
タとしては、ラベルの種類やサイズ、ラベルに印字する
文字や図形、バーコード(以下、文字等と称する)、ラ
ベルに印字する文字の書体やラベルに印字する文字のサ
イズ等がある。また、前記制御部25には、インターフ
ェース100を介して外部のホストコンピュータ101
が接続されていて、これらの印字データは、これらの印
字データによって印字される印字部分周縁を切断する枠
データと共に、このホストコンピュータ101からこの
制御部25に送られてくるように構成されている。この
枠データは、ラベルの種類やサイズによって異なり、ラ
ベルに印字される文字等の周縁を切断する為のレーザー
カット位置を特定するデータで、例えば、図8に示すよ
うなものが用いられる。ここで、図8(a)の枠データ
「<FW>02H100」中、左の「02」は、横線幅
をドット数で指定し、「H100」は横線の長さをドッ
ト数で指定するものである。この枠データ「<FW>0
2H100」に基づいて切断される形状は、図8(a)
中に示されるようなものとなる。また、図8(b)の枠
データ「<FW>02V100」中、左の「02」は、
縦線幅をドット数で指定し、「V100」は縦線の長さ
をドット数で指定するものである。この枠データ「<F
W>02V100」に基づいて切断される形状は、図8
(b)中に示されるようなものとなる。そして、図8
(c)の枠データ「<FW>0203V50H100」
中、左の「02」は、上,下一対の横線幅をドットで指
定し、「03」は、左,右の一対の縦線幅をドット数で
指定し、「V50」は、これらの縦線の長さをドット数
で指定すると共に、「H100」は、前記横線の長さを
ドット数で指定するものである。この枠データ「<FW
>0203V50H100」に基づいて切断される形状
は、図8(c)中に示されるようなものとなる。また、
この筐体18aの内部には、前記台紙無しラベル19に
対して、切断可能なレーザー光を照射するレーザーカッ
ト機構30が設けられている。このレーザーカット機構
30は、前記制御部25のレーザーカット制御部31に
接続されると共に、このレーザーカット制御部31によ
って駆動が制御されていて、前記印字データと共に前記
ホストコンピュータ101から送られてくる前記枠デー
タに基づいて、前記台紙無しラベル19を所望の形状に
切断するダイカット動作が行えるように構成されてい
る。また、この筐体18aの内部には、図示省略のモー
タ28によって回転駆動される上,下側引出ローラ2
9,29が一対、対向して設けられている。このモータ
28は、前記制御部25の搬送制御部36に接続されて
いて、この上,下側引出ローラ29,29を図2中矢印
s,sの方向に、回転駆動することによって、台紙無し
ラベル19のうち、ラベルかす19eから分離されたラ
ベル19i等を、図9に示す筐体18aの出口部18b
から排出するように構成されている。このうち、図2に
示すように、下側引出ローラ29の手前には、剥離板3
2が設けられていて、ダイカット動作によって切断され
たラベル19iの周囲のラベルかす19eを、これらの
ラベル19iから分離して、下方に転出するように構成
されている。また、この筐体18a内には、この下方に
転出されたラベルかす19を巻き取る巻取軸33が設け
られている。この巻取軸33は、巻取軸駆動部35によ
って回転駆動されるように構成されている。この巻取軸
駆動部35は、前記制御部25の巻取制御部34に接続
されていて回転数及びタイミングが制御されるように構
成されている。更に、前記上,下側引出ローラ29,2
9と、前記出口部18bとの間には、取除検出センサ3
7,37が設けられている。この取除検出センサ37,
37は、各々前記制御部25の取除検出部38に接続さ
れている。そして、この取除検出センサ37,37で前
記検出された取除信号が、前記制御部25の取除検出部
38に送出されることにより、前記出口部18bからラ
ベル19i等が、取り除かれたか否かを判定できるよう
に構成されている。また、この筐体18aには、液晶パ
ネル等で構成される表示部42が設けられていて、前記
制御部25の表示制御部43に接続されることにより、
各種データをこの表示部42に出力表示可能としてい
る。更に、この制御部25には、図4に示すように、R
OM(Read OnlyMemory)44,RAM
(Random Access Memory)45,
CPU(Central Processing Un
it)46が設けられている。これらのROM44,R
AM45,及びCPU46と、前記アイマーク検出部2
6,印字制御部27,レーザーカット制御部31,巻取
制御部34,搬送制御部36,取除検出部38,表示制
御部43との間は、データバス及びコントロールバス4
7で各々接続されている。このうち、前記ROM44に
は、ラベルプリンタ装置18の図示省略の各部の制御プ
ログラム,各種固定データ,ラベルプリンタ装置18の
各部制御に必要な制御テーブルデータ,IO定数等が予
め記憶されている。また、前記RAM45には、印字デ
ータ及び枠データに基づく、印字動作及びレーザーカッ
ト動作の各指示情報が供給され、一時的に記憶されるよ
うに構成されている。そして、前記CPU46では、R
OM44が記憶した制御プログラムに基づいて回転駆動
制御信号を生成して、搬送制御部36に供給する。搬送
制御部36では、この回転駆動制御信号に基づいてモー
タ28の回転量を制御することにより台紙無しラベル1
9の搬送量が制御されるように構成されている。また、
前記CPU46では、RAM45に記憶されている印字
データに基づいて印字制御信号を生成し、この印字制御
信号を印字制御部27に供給する。CPU46から印字
制御信号を供給された印字制御部27では、この印字制
御信号に基づいて、前記サーマルヘッド21を駆動し
て、台紙無しラベル19の印字領域に印字を行うように
構成されている。そして、この印字データと共に、前記
ホストコンピュータ101から送られてくる枠データに
基づいて、予め前記ROMに記憶されたプログラムに従
い前記レーザーカット制御部31に送られる制御信号を
前記CPU46で演算して、前記RAM45に一時的に
記憶すると共に、枠をカットするレーザー駆動信号を前
記レーザーカット制御部31から送出させるように構成
されている。次に、この実施の形態のラベルプリンタ装
置の作用について、図5に示すフローチャートに沿って
説明する。まず、Step1で、印字データ及び枠デー
タが、前記ホストコンピュータ101からインターフェ
ース100を介して制御部25に送られると印字がスタ
ートする。Step2では、これらを受信すると、前記
RAM45に一時的にこれらの印字データ及び枠データ
を記憶させて次のStep3に進む。Step3では、
前記CPU46が、この記憶されている印字データを解
析して、印字制御信号を生成する。そして、Step4
では、この印字データに基づいて前記印字制御部27
が、前記サーマルヘッド21を駆動して、前記台紙無し
ラベル19に印字を行う。この際、図6に示すように、
前記アイマーク19d,19dが前記アイマークセンサ
24で検出されて、これらのアイマーク19d,19d
間を1ページp1,p2として認識すると共に、搬送方
向(図中矢印方向)の先頭に位置するアイマーク19d
を基準として、x,y方向の座標を横,縦方向の座標と
して、二点鎖線に示される印字領域が決められる。そし
て、前記上,下側引出ローラ29等の回転駆動によって
台紙無しラベル19のこれらの印字領域が、前記サーマ
ルヘッド21の印字位置に搬送される。前記印字制御部
27では、入力された印字データに基づいて生成された
印字制御信号を用いて、前記ラベル連続体19のこの印
字領域内に印字を行う。Step5では、前記印字デー
タと共に送られてきた枠データの解析を行う。そして、
Step6では、前記上,下側引出ローラ29等の回転
駆動によって台紙無しラベル19の印字領域が、前記レ
ーザーカット機構30のレーザー光照射位置まで搬送さ
れると、前記レーザーカット制御部31では、入力され
た前記印字データと共に送られてくる枠データに基づい
て、このレーザーカット機構30からレーザー光を照射
する。この際、前記アイマーク19d,19dが前記ア
イマークセンサ24で検出されて、搬送方向(図7中矢
印方向)のページ先頭に位置するアイマーク19dを基
準として印字された印字領域と同じx,y方向の座標を
基準として、印字された部分の周囲のカット動作が行え
るように、前記上,下側引出ローラ29等の回転駆動に
よって台紙無しラベル19の印字された領域が、前記レ
ーザーカット機構30のレーザー光照射位置まで搬送さ
れる。そして、この印字領域の周囲を図7に示すよう
に、レーザー光でカットして前記台紙無しラベル19の
印字領域の周囲に切込み線を入れる。この実施の形態で
は、前記印字データによって印字される領域の周囲に切
込み線が形成されるように、前記枠データが該印字デー
タと一致させられていると共に、この枠データを解析し
て前記レーザーカット制御部31が、前記レーザーカッ
ト機構30を制御駆動するので、台紙無しラベル19に
印字される印字位置に合わせて、周囲のラベルかす19
eを分離する切込み線を正確に入れることが出来る。従
って、印字データ及び枠データを、各ラベル毎に異なら
せることにより、印字範囲及びカットされる大きさ及び
形状を容易に変更することも出来、多品種少量生産に用
いて好適である。また、ダイカットが、このラベルプリ
ンタ装置18の前記レーザーカット機構30で行われる
ので、従来、ラベル連続体の製造工程で用いていたダイ
カット装置が不要となり、ラベル連続体の製造コストを
減少させることが出来る。前記切込み線によって、周囲
のラベルかす19eと分離された各ラベル19f,19
g,19hは、前記上,下側引出ローラ29,29によ
って前記出口部18bから送出される。また、前記ラベ
ルかす19eは、前記剥離板32によって下方に反転さ
れて、前記巻取軸33に巻き取られる。この実施の形態
では、前記レーザーカット制御部31によってラベル1
9i等の切り離し工程が行われるので、切り離し用のカ
ッタ装置が不要となる。このため、ラベル連続体とし
て、台紙無しラベル19を用いても、従来のようなカッ
タ刃を設ける必要が無くなり、この台紙無しラベル19
の裏面側の粘着剤が、カッタ刃に付着することによるカ
ッタの切れ味を損なうことがない。従って、カッタ刃の
清掃作業を行う必要も無くなり、メンテナンス性も良好
である。そして、印字範囲及びカットされる大きさ及び
形状を容易に変更することが出来、様々な形状としての
ラベル切断が可能となる。次いで図10に基づいて本発
明の第二の実施の形態について説明する。図10は、こ
の発明の第二の実施の形態のラベルプリンタ装置118
を示すものである。なお、前記第一の実施の形態と同一
乃至均等な部分については同一符号を付して、相違する
部分を中心に説明する。この第2の実施の形態のラベル
プリンタ装置118では、台紙付きラベル連続体119
を用いて各種ラベルを作成するものである。このラベル
プリンタ装置118の筐体18a内には、前記レーザー
カット機構30で、ラベルから分離されたラベルかす1
9eを巻き取る巻取軸33が、ラベル連続体搬送路の上
方に設けられている。また、ラベル連続体搬送路の下方
には、前記剥離板32によって前記ラベルの裏面側から
剥がされて反転された台紙119eを巻取る台紙巻取ロ
ーラ133が設けられている。次に、この第二の実施の
形態の作用について説明する。このように構成されたこ
の第二の実施の形態のラベルプリンタ装置118では、
台紙付きラベル連続体118が、予めダイカットされて
いなくても、ラベル毎に異なる印字範囲及びカットを行
うことが出来、多品種少量生産に用いて好適である。他
の構成、及び作用効果については、前記実施の形態と同
様であるので説明を省略する。以上、本発明の第一,第
二の実施の形態を図面に基づいて説明してきたが、本発
明は、前記第一,第二の実施の形態に限定されるもので
なく、本発明の要旨を変更しない範囲の設計変更があっ
ても、本発明に含まれる。例えば、第一の実施の形態で
は、印字部であるサーマルヘッド21の下流側に、前記
レーザーカット機構30が設けられたものを示して説明
してきたが、特にこれに限らず、例えば、レーザカット
機構30の下流側にサーマルヘッド21を位置させて、
先に枠データに基づいて印字される印字領域周囲をカッ
トするカット動作を行った後、前記サーマルヘッド21
による印字を行うようにしてもよい。
【発明の効果】上述してきた様に、この発明の請求項1
に記載されたものでは、前記搬送手段によってラベル連
続体の印字領域が、前記印字ヘッドの印字位置に搬送さ
れると、該印字制御部では、入力された印字データに基
づいて、前記ラベル連続体の印字領域内に印字を行う。
また、前記搬送手段によってラベル連続体の印字領域
が、前記レーザーカット機構のレーザー光照射位置に搬
送されると、該レーザーカット制御部では、入力された
前記印字データと共に送られてくる枠データに基づい
て、該レーザーカット機構からレーザー光を照射して前
記ラベル連続体の印字領域の周囲に切込み線を入れる。
このため、前記印字データによって印字される領域の周
囲に切込み線が形成されるように、前記枠データを該印
字データと一致させておけば、ラベル連続体に印字され
る印字位置に合わせて、周囲のラベルかすを分離する切
込み線を入れることが出来る。従って、印字データ及び
枠データを、各ラベル毎に異ならせて、印字範囲及びカ
ットされる大きさ及び形状を容易に変更することも出
来、多品種少量生産に用いて好適である。また、ダイカ
ットが、前記レーザーカット機構で行われるので、従
来、ラベル連続体の製造工程で用いていたダイカット装
置が不要となり、ラベル連続体の製造コストを減少させ
ることが出来る。そして、請求項2に記載されたもので
は、前記レーザーカット制御部でラベルの切り離し工程
が行われるので、切り離し用のカッタ装置が不要とな
る。このため、ラベル連続体として、台紙無しラベル連
続体を用いても、従来のように、カッタ刃に該台紙無し
ラベル連続体の裏面側の粘着剤が付着してしまうことに
よるカッタ刃の切れ味の低下の虞がない。従って、カッ
タ刃の清掃作業を行う必要も無くなり、一定の切れ味を
保ち、かつメンテナンス性も良好である、という実用上
有益な効果を発揮できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一の実施の形態のラベルプリンタ装
置を示し、筐体内の構成を説明する模式図である。
【図2】第一の実施の形態のラベルプリンタ装置で、要
部の構成を説明する模式図である。
【図3】第一の実施の形態のラベルプリンタ装置に用い
られる台紙無しラベルの裏面側を示す平面図である。
【図4】第一の実施の形態のラベルプリンタ装置で、制
御部の構成を説明するブロック図である。
【図5】第一の実施の形態のラベルプリンタ装置で、作
動の順序を説明するフローチャート図である。
【図6】第一の実施の形態のラベルプリンタ装置で、印
字領域を決定する際にアイマークを基準とする様子を説
明する台紙無しラベルの表面の平面図である。
【図7】第一の実施の形態のラベルプリンタ装置に用い
られる台紙無しラベルの表面に印字が行われた様子を説
明する平面図である。
【図8】第一の実施の形態のラベルプリンタ装置で、各
枠データ及びカット形状を例示する平面図である。
【図9】第一の実施の形態のラベルプリンタ装置の斜視
図である。
【図10】本発明の第二の実施の形態のラベルプリンタ
装置を示し、筐体内の構成を説明する模式図である。
【図11】従来例で、ダイカット装置を必要とするラベ
ル製造工程の模式図である。
【図12】大きさの異なるラベルを得るために用いられ
るラベル連続体を例示する平面図である。
【符号の説明】
18,118 ラベルプリンタ装置 19 台紙無しラベル(ラベル連続
体) 19e ラベルかす 21 サーマルヘッド(印字ヘッド) 25 制御部 27 印字制御部 36 搬送制御部 30 レーザーカット機構 31 レーザーカット制御部

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ラベル連続体を搬送する搬送手段と、印字
    ヘッドの印字動作を制御して、前記搬送手段によって搬
    送されたラベル連続体に対して印字データの入力に基づ
    いた印字を行う印字制御部と、前記ラベル連続体に対し
    て切断可能なレーザー光を照射するレーザーカット機構
    の駆動を制御して、前記印字データと共に送られてくる
    枠データに基づいて、該ラベル連続体にダイカット動作
    を行うレーザーカット制御部とを有することを特徴とす
    るラベルプリンタ装置。
  2. 【請求項2】前記ラベル連続体は、台紙無しラベル連続
    体であることを特徴とする請求項1記載のラベルプリン
    タ装置。
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