JP2003225410A - 遊技機 - Google Patents
遊技機Info
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- JP2003225410A JP2003225410A JP2002024828A JP2002024828A JP2003225410A JP 2003225410 A JP2003225410 A JP 2003225410A JP 2002024828 A JP2002024828 A JP 2002024828A JP 2002024828 A JP2002024828 A JP 2002024828A JP 2003225410 A JP2003225410 A JP 2003225410A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 遊技制御手段の負担を増やすことなく、ま
た、演出制御手段における記憶手段の容量を増大させる
ことなく演出を豊富にする。 【解決手段】 表示制御手段は、遊技制御手段からコマ
ンドを受信し、ランプ制御手段および音制御手段にコマ
ンドを送信するように構成されている。表示制御手段
は、復旧処理において、バックアップRAMに格納され
ている大当り回数が所定数以上であれば、または、変動
回数に対する大当り回数の割合が所定数以上であれば、
可変表示装置に表示される背景を季節背景とすることに
決定し、RAMから現在月を取得する。そして、現在月
に合った季節背景を使用することに決定する。さらに、
決定した季節背景に応じたランプ制御コマンドをランプ
制御手段に送信し、決定した季節背景に応じた音制御コ
マンドを音制御手段に送信する。
た、演出制御手段における記憶手段の容量を増大させる
ことなく演出を豊富にする。 【解決手段】 表示制御手段は、遊技制御手段からコマ
ンドを受信し、ランプ制御手段および音制御手段にコマ
ンドを送信するように構成されている。表示制御手段
は、復旧処理において、バックアップRAMに格納され
ている大当り回数が所定数以上であれば、または、変動
回数に対する大当り回数の割合が所定数以上であれば、
可変表示装置に表示される背景を季節背景とすることに
決定し、RAMから現在月を取得する。そして、現在月
に合った季節背景を使用することに決定する。さらに、
決定した季節背景に応じたランプ制御コマンドをランプ
制御手段に送信し、決定した季節背景に応じた音制御コ
マンドを音制御手段に送信する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、遊技者が所定の遊
技を行うことが可能なパチンコ遊技機やスロットマシン
等の遊技機に関する。
技を行うことが可能なパチンコ遊技機やスロットマシン
等の遊技機に関する。
【0002】
【従来の技術】遊技機として、遊技球などの遊技媒体を
発射装置によって遊技領域に発射し、遊技領域に設けら
れている入賞口などの入賞領域に遊技媒体が入賞する
と、所定個の賞球が遊技者に払い出されるものがある。
さらに、表示状態が変化可能な可変表示装置が設けら
れ、始動口への遊技球の入賞(始動入賞)などの条件成
立にもとづいて可変表示装置において可変表示がなさ
れ、可変表示装置の表示結果があらかじめ定められた特
定表示態様となった場合に所定の遊技価値を遊技者に与
えるように構成されたものがある。
発射装置によって遊技領域に発射し、遊技領域に設けら
れている入賞口などの入賞領域に遊技媒体が入賞する
と、所定個の賞球が遊技者に払い出されるものがある。
さらに、表示状態が変化可能な可変表示装置が設けら
れ、始動口への遊技球の入賞(始動入賞)などの条件成
立にもとづいて可変表示装置において可変表示がなさ
れ、可変表示装置の表示結果があらかじめ定められた特
定表示態様となった場合に所定の遊技価値を遊技者に与
えるように構成されたものがある。
【0003】なお、所定の遊技価値とは、例えば、遊技
者に多数の景品としての遊技媒体を払い出しうる特定遊
技状態になることであり、具体的には、遊技機の遊技領
域に設けられた可変入賞球装置の状態が打球が入賞しや
すい遊技者にとって有利な状態になることや、遊技者に
とって有利な状態となるための権利を発生させたりする
ことや、賞球払出の条件が成立しやすくなる状態になる
ことである。
者に多数の景品としての遊技媒体を払い出しうる特定遊
技状態になることであり、具体的には、遊技機の遊技領
域に設けられた可変入賞球装置の状態が打球が入賞しや
すい遊技者にとって有利な状態になることや、遊技者に
とって有利な状態となるための権利を発生させたりする
ことや、賞球払出の条件が成立しやすくなる状態になる
ことである。
【0004】パチンコ遊技機では、識別情報を可変表示
する可変表示装置の表示結果があらかじめ定められた特
定表示態様の組合せとなることを、通常、「大当り」と
いう。識別情報は例えば図柄であり、以下、識別情報と
して図柄(特別図柄ともいう。)を例にして説明を進め
る。また、可変表示とは可変表示装置における表示状態
が変化することであり、以下、変動ともいう。大当りが
発生すると、例えば、大入賞口が所定回数開放して打球
が入賞しやすい大当り遊技状態に移行する。そして、各
開放期間において、所定個(例えば10個)の大入賞口
への入賞があると大入賞口は閉成する。そして、大入賞
口の開放回数は、所定回数(例えば16ラウンド)に固
定されている。なお、各開放について開放時間(例えば
29.5秒)が決められ、入賞数が所定個に達しなくて
も開放時間が経過すると大入賞口は閉成する。また、大
入賞口が閉成した時点で所定の条件(例えば、大入賞口
内に設けられているVゾーンへの入賞)が成立していな
い場合には、大当り遊技状態は終了する。
する可変表示装置の表示結果があらかじめ定められた特
定表示態様の組合せとなることを、通常、「大当り」と
いう。識別情報は例えば図柄であり、以下、識別情報と
して図柄(特別図柄ともいう。)を例にして説明を進め
る。また、可変表示とは可変表示装置における表示状態
が変化することであり、以下、変動ともいう。大当りが
発生すると、例えば、大入賞口が所定回数開放して打球
が入賞しやすい大当り遊技状態に移行する。そして、各
開放期間において、所定個(例えば10個)の大入賞口
への入賞があると大入賞口は閉成する。そして、大入賞
口の開放回数は、所定回数(例えば16ラウンド)に固
定されている。なお、各開放について開放時間(例えば
29.5秒)が決められ、入賞数が所定個に達しなくて
も開放時間が経過すると大入賞口は閉成する。また、大
入賞口が閉成した時点で所定の条件(例えば、大入賞口
内に設けられているVゾーンへの入賞)が成立していな
い場合には、大当り遊技状態は終了する。
【0005】また、可変表示装置において最後に停止表
示される最終停止図柄(例えば左右中図柄のうち中図
柄)となる図柄以外の図柄が、所定時間継続して、特定
表示態様と一致している状態で停止、揺動、拡大縮小も
しくは変形している状態、または、複数の図柄が同一図
柄で同期して変動したり、表示図柄の位置が入れ替わっ
ていたりして、最終結果が表示される前で大当り発生の
可能性が継続している状態(以下、これらの状態をリー
チ状態という。)において行われる演出をリーチ演出と
いう。また、リーチ演出を含む可変表示をリーチ可変表
示という。リーチ状態において、変動パターンを通常状
態における変動パターンとは異なるパターンにすること
によって、遊技の興趣が高められている。そして、可変
表示装置に可変表示される図柄の表示結果がリーチ状態
となる条件を満たさない場合には「はずれ」となり、可
変表示状態は終了する。遊技者は、大当りをいかにして
発生させるかを楽しみつつ遊技を行う。
示される最終停止図柄(例えば左右中図柄のうち中図
柄)となる図柄以外の図柄が、所定時間継続して、特定
表示態様と一致している状態で停止、揺動、拡大縮小も
しくは変形している状態、または、複数の図柄が同一図
柄で同期して変動したり、表示図柄の位置が入れ替わっ
ていたりして、最終結果が表示される前で大当り発生の
可能性が継続している状態(以下、これらの状態をリー
チ状態という。)において行われる演出をリーチ演出と
いう。また、リーチ演出を含む可変表示をリーチ可変表
示という。リーチ状態において、変動パターンを通常状
態における変動パターンとは異なるパターンにすること
によって、遊技の興趣が高められている。そして、可変
表示装置に可変表示される図柄の表示結果がリーチ状態
となる条件を満たさない場合には「はずれ」となり、可
変表示状態は終了する。遊技者は、大当りをいかにして
発生させるかを楽しみつつ遊技を行う。
【0006】遊技機には、遊技の全体的な進行を制御す
る遊技制御手段が搭載された遊技制御基板の他に種々の
制御手段が搭載された制御基板が設けられている。そし
て、遊技制御手段は、遊技状況に応じて動作指示を示す
制御コマンドを、各制御基板に搭載された各制御手段に
送信する。各制御手段は遊技機に設けられている電気部
品の制御を行うので、以下、各制御手段を電気部品制御
手段といい、電気部品制御手段が搭載された基板を電気
部品制御基板またはサブ基板ということがある。電気部
品とは、遊技機に設けられている部品(機構部品や回路
等)であって電気的に動作するものである。電気部品制
御手段として、例えば、電気部品としての可変表示装置
の制御を行う表示制御手段、電気部品としての演出制御
用の発光体(ランプやLED)の制御を行うランプ制御
手段、電気部品としてのスピーカからの音発生の制御を
行う音制御手段がある。また、電気部品制御手段のう
ち、遊技演出のために用いられる電気部品である演出用
電気部品の制御を行うものを演出制御手段ということに
する。例えば、表示制御手段、ランプ制御手段および音
制御手段は演出制御手段に属する。そして、演出制御手
段を搭載した電気部品制御基板を演出制御基板という。
る遊技制御手段が搭載された遊技制御基板の他に種々の
制御手段が搭載された制御基板が設けられている。そし
て、遊技制御手段は、遊技状況に応じて動作指示を示す
制御コマンドを、各制御基板に搭載された各制御手段に
送信する。各制御手段は遊技機に設けられている電気部
品の制御を行うので、以下、各制御手段を電気部品制御
手段といい、電気部品制御手段が搭載された基板を電気
部品制御基板またはサブ基板ということがある。電気部
品とは、遊技機に設けられている部品(機構部品や回路
等)であって電気的に動作するものである。電気部品制
御手段として、例えば、電気部品としての可変表示装置
の制御を行う表示制御手段、電気部品としての演出制御
用の発光体(ランプやLED)の制御を行うランプ制御
手段、電気部品としてのスピーカからの音発生の制御を
行う音制御手段がある。また、電気部品制御手段のう
ち、遊技演出のために用いられる電気部品である演出用
電気部品の制御を行うものを演出制御手段ということに
する。例えば、表示制御手段、ランプ制御手段および音
制御手段は演出制御手段に属する。そして、演出制御手
段を搭載した電気部品制御基板を演出制御基板という。
【0007】遊技制御手段が多数の演出制御手段に対し
て制御コマンドを送信するように構成すると、遊技制御
手段の負担が過大になる。そこで、遊技制御手段が1つ
の演出制御手段に制御コマンドを送信し、制御コマンド
を受信した演出制御手段(第1の演出制御手段)が、他
の1つまたは複数の演出制御手段(第2の演出制御手
段)に対して制御コマンドを転送するように構成される
こともある。以下、第1の演出制御手段が搭載された演
出制御基板を第1の演出制御基板といい、第2の演出制
御手段が搭載された演出制御基板を第2の演出制御基板
という。なお、演出制御手段はマイクロコンピュータを
含むものであるが、演出制御基板に制御機能を有するI
C(例えばVDP)が搭載される場合には、そのICを
含むもの(ICおよびROM等)を演出制御手段に含め
てもよい。
て制御コマンドを送信するように構成すると、遊技制御
手段の負担が過大になる。そこで、遊技制御手段が1つ
の演出制御手段に制御コマンドを送信し、制御コマンド
を受信した演出制御手段(第1の演出制御手段)が、他
の1つまたは複数の演出制御手段(第2の演出制御手
段)に対して制御コマンドを転送するように構成される
こともある。以下、第1の演出制御手段が搭載された演
出制御基板を第1の演出制御基板といい、第2の演出制
御手段が搭載された演出制御基板を第2の演出制御基板
という。なお、演出制御手段はマイクロコンピュータを
含むものであるが、演出制御基板に制御機能を有するI
C(例えばVDP)が搭載される場合には、そのICを
含むもの(ICおよびROM等)を演出制御手段に含め
てもよい。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】そのような構成におい
て、第1の演出制御手段を、遊技制御手段からのコマン
ドに従って演出内容を選択するように構成することがで
きる。しかし、演出内容は、単に遊技制御手段からのコ
マンドに従って決定されるにすぎないので、コマンドの
種類に応じた数の演出しか実現されない。演出内容をさ
らに豊富にするにはコマンドの種類を増やせばよいが、
コマンドを増やすようにした場合には、遊技制御手段の
負担が大きくなってしまう。また、1つのコマンドに対
して複数種類の演出内容を用意し、第1の演出制御手段
が複数種類の演出内容から1つの演出内容を選択するよ
うに構成することによっても演出を豊富にすることがで
きるが、それでは、第1の演出制御手段の負担、特に第
1の演出制御手段における記憶手段の容量が過大になっ
てしまう。
て、第1の演出制御手段を、遊技制御手段からのコマン
ドに従って演出内容を選択するように構成することがで
きる。しかし、演出内容は、単に遊技制御手段からのコ
マンドに従って決定されるにすぎないので、コマンドの
種類に応じた数の演出しか実現されない。演出内容をさ
らに豊富にするにはコマンドの種類を増やせばよいが、
コマンドを増やすようにした場合には、遊技制御手段の
負担が大きくなってしまう。また、1つのコマンドに対
して複数種類の演出内容を用意し、第1の演出制御手段
が複数種類の演出内容から1つの演出内容を選択するよ
うに構成することによっても演出を豊富にすることがで
きるが、それでは、第1の演出制御手段の負担、特に第
1の演出制御手段における記憶手段の容量が過大になっ
てしまう。
【0009】そこで、本発明は、遊技制御手段の負担を
増やすことなく、また、第1の演出制御手段における記
憶手段の容量を増大させることなく演出を豊富にするこ
とができる遊技機を提供することを目的とする。
増やすことなく、また、第1の演出制御手段における記
憶手段の容量を増大させることなく演出を豊富にするこ
とができる遊技機を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明による遊技機は、
遊技者が所定の遊技を行うことが可能な遊技機であっ
て、遊技の進行を制御する遊技制御手段(CPU56
等)と、遊技機に設けられた演出用の電気部品(例えば
可変表示装置9、ランプ・LED、スピーカ27)を制
御するための複数の演出制御手段(例えば表示制御手
段、ランプ制御手段、音制御手段)とを備え、遊技制御
手段が、遊技の進行に応じたコマンドを複数の演出制御
手段のうちの第1の演出制御手段(例えば表示制御手
段)に送信するコマンド送信手段(例えば遊技制御手段
のうちコマンド作成処理およびコマンド送信処理を実行
する部分)を有し、第1の演出制御手段が、複数の演出
制御手段のうちの第2の演出制御手段(例えばランプ制
御手段、音制御手段)にコマンドを送信するサブ側コマ
ンド送信手段(例えば表示制御手段のうちステップS6
21〜S638およびステップS771〜S797を実
行する部分)を有し、第1の演出制御手段と第2の演出
制御手段のいずれか一方には、遊技機への電力供給が停
止しても所定期間は記憶内容を保持可能なサブ側変動デ
ータ記憶手段(例えば電源バックアップされたRAM)
が備えられ、サブ側変動データ記憶手段は遊技履歴に係
る履歴データ(例えば大当り回数や変動回数等)を記憶
可能であって、第1の演出制御手段および第2の演出制
御手段が、遊技履歴に応じて遊技演出(例えば可変表示
装置9に表示される背景)の内容を異ならせることが可
能であり、遊技機への電力供給が停止した後電力供給が
復旧したときには、第1の演出制御手段と第2の演出制
御手段のうちサブ側変動データ記憶手段を備えた演出制
御手段が、サブ側変動データ記憶手段に保存されていた
履歴データに対応した履歴コマンド(例えば変動回数、
大当り回数、リーチ回数、はずれ回数、はずれ変動連続
回数、予告実行累積回数等の履歴データを示すコマン
ド)を第1の演出制御手段と第2の演出制御手段のうち
サブ側変動データ記憶手段を備えていない演出制御手段
に送信し、サブ側変動データ記憶手段を備えていない演
出制御手段が、受信した履歴コマンドにもとづいて電力
供給が復旧した後の遊技演出(可変表示装置9に表示さ
れる背景に対応したランプ・LEDの発光や音出力)の
内容を選択することを特徴とする。
遊技者が所定の遊技を行うことが可能な遊技機であっ
て、遊技の進行を制御する遊技制御手段(CPU56
等)と、遊技機に設けられた演出用の電気部品(例えば
可変表示装置9、ランプ・LED、スピーカ27)を制
御するための複数の演出制御手段(例えば表示制御手
段、ランプ制御手段、音制御手段)とを備え、遊技制御
手段が、遊技の進行に応じたコマンドを複数の演出制御
手段のうちの第1の演出制御手段(例えば表示制御手
段)に送信するコマンド送信手段(例えば遊技制御手段
のうちコマンド作成処理およびコマンド送信処理を実行
する部分)を有し、第1の演出制御手段が、複数の演出
制御手段のうちの第2の演出制御手段(例えばランプ制
御手段、音制御手段)にコマンドを送信するサブ側コマ
ンド送信手段(例えば表示制御手段のうちステップS6
21〜S638およびステップS771〜S797を実
行する部分)を有し、第1の演出制御手段と第2の演出
制御手段のいずれか一方には、遊技機への電力供給が停
止しても所定期間は記憶内容を保持可能なサブ側変動デ
ータ記憶手段(例えば電源バックアップされたRAM)
が備えられ、サブ側変動データ記憶手段は遊技履歴に係
る履歴データ(例えば大当り回数や変動回数等)を記憶
可能であって、第1の演出制御手段および第2の演出制
御手段が、遊技履歴に応じて遊技演出(例えば可変表示
装置9に表示される背景)の内容を異ならせることが可
能であり、遊技機への電力供給が停止した後電力供給が
復旧したときには、第1の演出制御手段と第2の演出制
御手段のうちサブ側変動データ記憶手段を備えた演出制
御手段が、サブ側変動データ記憶手段に保存されていた
履歴データに対応した履歴コマンド(例えば変動回数、
大当り回数、リーチ回数、はずれ回数、はずれ変動連続
回数、予告実行累積回数等の履歴データを示すコマン
ド)を第1の演出制御手段と第2の演出制御手段のうち
サブ側変動データ記憶手段を備えていない演出制御手段
に送信し、サブ側変動データ記憶手段を備えていない演
出制御手段が、受信した履歴コマンドにもとづいて電力
供給が復旧した後の遊技演出(可変表示装置9に表示さ
れる背景に対応したランプ・LEDの発光や音出力)の
内容を選択することを特徴とする。
【0011】サブ側変動データ記憶手段を備えた演出制
御手段が、サブ側変動データ記憶手段に保存されていた
遊技履歴に係る履歴データにもとづいて電力供給が復旧
した後の遊技演出(例えば大当り遊技中の可変表示装置
9による演出)の内容を選択するように構成されていて
もよい。
御手段が、サブ側変動データ記憶手段に保存されていた
遊技履歴に係る履歴データにもとづいて電力供給が復旧
した後の遊技演出(例えば大当り遊技中の可変表示装置
9による演出)の内容を選択するように構成されていて
もよい。
【0012】本発明の他の態様の遊技機は、遊技者が所
定の遊技を行うことが可能な遊技機であって、遊技の進
行を制御する遊技制御手段(CPU56等)と、遊技機
に設けられた演出用の電気部品(例えば可変表示装置
9、ランプ・LED、スピーカ27)を制御するための
複数の演出制御手段(例えば表示制御手段、ランプ制御
手段、音制御手段)とを備え、遊技制御手段が、遊技の
進行に応じたコマンドを複数の演出制御手段のうちの第
1の演出制御手段(例えば表示制御手段)に送信するコ
マンド送信手段(例えば遊技制御手段のうちコマンド作
成処理およびコマンド送信処理を実行する部分)を有
し、第1の演出制御手段が、複数の演出制御手段のうち
の第2の演出制御手段(例えばランプ制御手段、音制御
手段)にコマンドを送信するサブ側コマンド送信手段
(例えば表示制御手段のうちステップS621〜S63
8およびステップS771〜S797を実行する部分)
を有し、第1の演出制御手段と第2の演出制御手段のい
ずれか一方には、遊技機への電力供給が停止しても所定
期間は記憶内容を保持可能なサブ側変動データ記憶手段
(例えば電源バックアップされたRAM)が備えられ、
サブ側変動データ記憶手段は時節に係る時節データ(例
えば日時(月日と時刻)を示すデータ)を記憶可能であ
って、第1の演出制御手段および第2の演出制御手段
が、時節データに応じて遊技演出(例えば可変表示装置
9に表示される背景)の内容を異ならせることが可能で
あり、遊技機への電力供給が停止した後電力供給が復旧
したときには、第1の演出制御手段と第2の演出制御手
段のうちサブ側変動データ記憶手段を備えた演出制御手
段が、サブ側変動データ記憶手段に保存されていた時節
データに対応した時節コマンド(例えば季節背景指定の
表示制御コマンド)を第1の演出制御手段と第2の演出
制御手段のうちサブ側変動データ記憶手段を備えていな
い演出制御手段に送信し、サブ側変動データ記憶手段を
備えていない演出制御手段が、受信した時節コマンドに
もとづいて電力供給が復旧した後の遊技演出(可変表示
装置9に表示される背景に対応したランプ・LEDの発
光や音出力)の内容を選択することを特徴とする。
定の遊技を行うことが可能な遊技機であって、遊技の進
行を制御する遊技制御手段(CPU56等)と、遊技機
に設けられた演出用の電気部品(例えば可変表示装置
9、ランプ・LED、スピーカ27)を制御するための
複数の演出制御手段(例えば表示制御手段、ランプ制御
手段、音制御手段)とを備え、遊技制御手段が、遊技の
進行に応じたコマンドを複数の演出制御手段のうちの第
1の演出制御手段(例えば表示制御手段)に送信するコ
マンド送信手段(例えば遊技制御手段のうちコマンド作
成処理およびコマンド送信処理を実行する部分)を有
し、第1の演出制御手段が、複数の演出制御手段のうち
の第2の演出制御手段(例えばランプ制御手段、音制御
手段)にコマンドを送信するサブ側コマンド送信手段
(例えば表示制御手段のうちステップS621〜S63
8およびステップS771〜S797を実行する部分)
を有し、第1の演出制御手段と第2の演出制御手段のい
ずれか一方には、遊技機への電力供給が停止しても所定
期間は記憶内容を保持可能なサブ側変動データ記憶手段
(例えば電源バックアップされたRAM)が備えられ、
サブ側変動データ記憶手段は時節に係る時節データ(例
えば日時(月日と時刻)を示すデータ)を記憶可能であ
って、第1の演出制御手段および第2の演出制御手段
が、時節データに応じて遊技演出(例えば可変表示装置
9に表示される背景)の内容を異ならせることが可能で
あり、遊技機への電力供給が停止した後電力供給が復旧
したときには、第1の演出制御手段と第2の演出制御手
段のうちサブ側変動データ記憶手段を備えた演出制御手
段が、サブ側変動データ記憶手段に保存されていた時節
データに対応した時節コマンド(例えば季節背景指定の
表示制御コマンド)を第1の演出制御手段と第2の演出
制御手段のうちサブ側変動データ記憶手段を備えていな
い演出制御手段に送信し、サブ側変動データ記憶手段を
備えていない演出制御手段が、受信した時節コマンドに
もとづいて電力供給が復旧した後の遊技演出(可変表示
装置9に表示される背景に対応したランプ・LEDの発
光や音出力)の内容を選択することを特徴とする。
【0013】サブ側変動データ記憶手段を備えた演出制
御手段が、サブ側変動データ記憶手段に保存されていた
時節データにもとづいて電力供給が復旧した後の遊技演
出(例えば可変表示装置9に表示される季節背景)の内
容を選択するように構成されていてもよい。
御手段が、サブ側変動データ記憶手段に保存されていた
時節データにもとづいて電力供給が復旧した後の遊技演
出(例えば可変表示装置9に表示される季節背景)の内
容を選択するように構成されていてもよい。
【0014】第1の演出制御手段が、遊技制御手段から
のコマンドを受信するコマンド受信処理(例えばステッ
プS601〜S608)と、コマンド受信処理において
受信した遊技制御手段からのコマンドにもとづいて特定
される演出内容を示すコマンド(例えば80XX(H)
の制御コマンド:Xは任意の数値)を第2の演出制御手
段に送信するコマンド送信処理(例えばS621〜S6
38)とを実行可能であり、遊技制御手段からの所定の
割込信号(例えばINT信号)に応じて実行されるコマ
ンド受信割込処理内で、コマンド受信処理およびコマン
ド送信処理を実行するように構成されていてもよい。
のコマンドを受信するコマンド受信処理(例えばステッ
プS601〜S608)と、コマンド受信処理において
受信した遊技制御手段からのコマンドにもとづいて特定
される演出内容を示すコマンド(例えば80XX(H)
の制御コマンド:Xは任意の数値)を第2の演出制御手
段に送信するコマンド送信処理(例えばS621〜S6
38)とを実行可能であり、遊技制御手段からの所定の
割込信号(例えばINT信号)に応じて実行されるコマ
ンド受信割込処理内で、コマンド受信処理およびコマン
ド送信処理を実行するように構成されていてもよい。
【0015】第1の演出制御手段が、識別情報の可変表
示を行った後に表示結果を導出する可変表示装置(例え
ば可変表示装置9)を制御する表示制御手段(例えば表
示制御用CPU101等)を含み、コマンド受信割込処
理内で実行されるコマンド送信処理にて送信されるコマ
ンドが可変表示装置における識別情報の可変表示の種類
(例えば可変表示(変動)パターン)を示すコマンドを
含むように構成されていてもよい。
示を行った後に表示結果を導出する可変表示装置(例え
ば可変表示装置9)を制御する表示制御手段(例えば表
示制御用CPU101等)を含み、コマンド受信割込処
理内で実行されるコマンド送信処理にて送信されるコマ
ンドが可変表示装置における識別情報の可変表示の種類
(例えば可変表示(変動)パターン)を示すコマンドを
含むように構成されていてもよい。
【0016】コマンド受信割込処理内で実行されるコマ
ンド送信処理にて送信されるコマンドが、第1の演出制
御手段が遊技制御手段からのコマンドの受信に応じて独
自に決定した演出内容(例えば予告演出)を示すコマン
ド(例えば8BXX(H)の制御コマンド)を含むよう
に構成されていてもよい。
ンド送信処理にて送信されるコマンドが、第1の演出制
御手段が遊技制御手段からのコマンドの受信に応じて独
自に決定した演出内容(例えば予告演出)を示すコマン
ド(例えば8BXX(H)の制御コマンド)を含むよう
に構成されていてもよい。
【0017】第2の演出制御手段が、第1の演出制御手
段からコマンドを受信したときにその旨を示す信号(例
えばACK信号のオフ)を第1の演出制御手段に送信
し、第1の演出制御手段が、第2の演出制御手段からコ
マンドを受信した旨の信号(例えばACK信号のオフ)
を受信したことを条件にコマンド受信処理を終了する
(例えばACK信号のオフにもとづくステップS638
からステップS610への以降)ように構成されていて
もよい。
段からコマンドを受信したときにその旨を示す信号(例
えばACK信号のオフ)を第1の演出制御手段に送信
し、第1の演出制御手段が、第2の演出制御手段からコ
マンドを受信した旨の信号(例えばACK信号のオフ)
を受信したことを条件にコマンド受信処理を終了する
(例えばACK信号のオフにもとづくステップS638
からステップS610への以降)ように構成されていて
もよい。
【0018】遊技機で用いられる所定の電源の状態を監
視して、遊技機への電力の供給停止に関わる検出条件が
成立したときに検出信号(例えば電源断信号)を出力す
る電源監視手段(例えば電源監視用IC902)を備
え、遊技制御手段が、電源監視手段からの検出信号に応
じて、検出信号を受信した旨を示す信号(例えば電源断
コマンド)を第1の演出制御手段に送信するように構成
されていてもよい。
視して、遊技機への電力の供給停止に関わる検出条件が
成立したときに検出信号(例えば電源断信号)を出力す
る電源監視手段(例えば電源監視用IC902)を備
え、遊技制御手段が、電源監視手段からの検出信号に応
じて、検出信号を受信した旨を示す信号(例えば電源断
コマンド)を第1の演出制御手段に送信するように構成
されていてもよい。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態を図面
を参照して説明する。まず、遊技機の一例であるパチン
コ遊技機の全体の構成について説明する。図1はパチン
コ遊技機を正面からみた正面図、図2は遊技盤の前面を
示す正面図である。
を参照して説明する。まず、遊技機の一例であるパチン
コ遊技機の全体の構成について説明する。図1はパチン
コ遊技機を正面からみた正面図、図2は遊技盤の前面を
示す正面図である。
【0020】パチンコ遊技機1は、縦長の方形状に形成
された外枠(図示せず)と、外枠の内側に開閉可能に取
り付けられた遊技枠(以下、単に「枠」ということもあ
る。)とで構成される。また、パチンコ遊技機1は、遊
技枠に開閉可能に設けられている額縁状に形成されたガ
ラス扉枠2を有する。遊技枠は、外枠に対して開閉自在
に設置される前面枠(図示せず)と、機構部品等が取り
付けられる機構板と、それらに取り付けられる種々の部
品(後述する遊技盤を除く。)とを含む構造体である。
された外枠(図示せず)と、外枠の内側に開閉可能に取
り付けられた遊技枠(以下、単に「枠」ということもあ
る。)とで構成される。また、パチンコ遊技機1は、遊
技枠に開閉可能に設けられている額縁状に形成されたガ
ラス扉枠2を有する。遊技枠は、外枠に対して開閉自在
に設置される前面枠(図示せず)と、機構部品等が取り
付けられる機構板と、それらに取り付けられる種々の部
品(後述する遊技盤を除く。)とを含む構造体である。
【0021】図1に示すように、パチンコ遊技機1は、
額縁状に形成されたガラス扉枠2を有する。ガラス扉枠
2の下部表面には打球供給皿(上皿)3がある。打球供
給皿3の下部には、打球供給皿3に収容しきれない遊技
球を貯留する余剰球受皿4と打球を発射する打球操作ハ
ンドル(操作ノブ)5が設けられている。ガラス扉枠2
の背面には、遊技盤6が着脱可能に取り付けられてい
る。なお、遊技盤6は、それを構成する板状体と、その
板状体に取り付けられた種々の部品とを含む構造体であ
る。また、遊技盤6の前面には遊技領域7が形成されて
いる。
額縁状に形成されたガラス扉枠2を有する。ガラス扉枠
2の下部表面には打球供給皿(上皿)3がある。打球供
給皿3の下部には、打球供給皿3に収容しきれない遊技
球を貯留する余剰球受皿4と打球を発射する打球操作ハ
ンドル(操作ノブ)5が設けられている。ガラス扉枠2
の背面には、遊技盤6が着脱可能に取り付けられてい
る。なお、遊技盤6は、それを構成する板状体と、その
板状体に取り付けられた種々の部品とを含む構造体であ
る。また、遊技盤6の前面には遊技領域7が形成されて
いる。
【0022】遊技領域7の中央付近には、それぞれが識
別情報としての図柄(特別図柄)を可変表示する可変表
示部を含む表示領域150を有する可変表示装置9が設
けられている。表示領域150には、例えば「左」、
「中」、「右」の3つの図柄表示エリアがある。また、
可変表示装置9の周囲には、可変表示装置を装飾するた
めの装飾部材(表飾り)が設けられている。なお、図柄
表示エリアは、遊技進行中に位置や大きさが変化するこ
ともある。
別情報としての図柄(特別図柄)を可変表示する可変表
示部を含む表示領域150を有する可変表示装置9が設
けられている。表示領域150には、例えば「左」、
「中」、「右」の3つの図柄表示エリアがある。また、
可変表示装置9の周囲には、可変表示装置を装飾するた
めの装飾部材(表飾り)が設けられている。なお、図柄
表示エリアは、遊技進行中に位置や大きさが変化するこ
ともある。
【0023】可変表示装置9の下方には、始動入賞口1
4が設けられている。始動入賞口14に入った入賞球
は、遊技盤6の背面に導かれ、始動口スイッチ14aに
よって検出される。また、始動入賞口14の下部には開
閉動作を行う可変入賞球装置15が設けられている。可
変入賞球装置15は、ソレノイド16によって開状態と
される。
4が設けられている。始動入賞口14に入った入賞球
は、遊技盤6の背面に導かれ、始動口スイッチ14aに
よって検出される。また、始動入賞口14の下部には開
閉動作を行う可変入賞球装置15が設けられている。可
変入賞球装置15は、ソレノイド16によって開状態と
される。
【0024】可変入賞球装置15の下部には、特定遊技
状態(大当り状態)においてソレノイド21によって開
状態とされる開閉板20が設けられている。開閉板20
は大入賞口を開閉する手段である。開閉板20から遊技
盤6の背面に導かれた入賞球のうち一方(V入賞領域)
に入った入賞球はV入賞スイッチ22で検出され、開閉
板20からの入賞球はカウントスイッチ23で検出され
る。遊技盤6の背面には、大入賞口内の経路を切り換え
るためのソレノイド21Aも設けられている。また、可
変表示装置9の上部には、始動入賞口14に入った有効
入賞球数すなわち始動記憶数を表示する4個の表示部を
有する始動記憶表示器18が設けられている。この例で
は、4個を上限として、有効始動入賞がある毎に、始動
記憶表示器18は点灯している表示部を1つずつ増や
す。そして、可変表示装置9の可変表示が開始される毎
に、点灯している表示部を1つ減らす。
状態(大当り状態)においてソレノイド21によって開
状態とされる開閉板20が設けられている。開閉板20
は大入賞口を開閉する手段である。開閉板20から遊技
盤6の背面に導かれた入賞球のうち一方(V入賞領域)
に入った入賞球はV入賞スイッチ22で検出され、開閉
板20からの入賞球はカウントスイッチ23で検出され
る。遊技盤6の背面には、大入賞口内の経路を切り換え
るためのソレノイド21Aも設けられている。また、可
変表示装置9の上部には、始動入賞口14に入った有効
入賞球数すなわち始動記憶数を表示する4個の表示部を
有する始動記憶表示器18が設けられている。この例で
は、4個を上限として、有効始動入賞がある毎に、始動
記憶表示器18は点灯している表示部を1つずつ増や
す。そして、可変表示装置9の可変表示が開始される毎
に、点灯している表示部を1つ減らす。
【0025】ゲート32に遊技球が入賞しゲートスイッ
チ32aで検出されると、普通図柄始動記憶が上限に達
していなければ、所定の乱数値が抽出される。そして、
普通図柄表示器10において表示状態が変化する可変表
示を開始できる状態であれば、普通図柄表示部の表示の
可変表示が開始される。普通図柄表示器10の近傍に
は、ゲート32に入った入賞球数を表示する4個の表示
部を有する普通図柄始動記憶表示器41が設けられてい
る。この例では、4個を上限として、ゲート32への球
通過がある毎に、普通図柄始動記憶表示器41は点灯し
ている表示部を1つずつ増やす。そして、普通図柄表示
器10の可変表示が開始される毎に、点灯している表示
部を1つ減らす。なお、以下、単に「図柄」と表記した
場合には、普通図柄ではなく、可変表示装置12におい
て表示される特別図柄を示す。
チ32aで検出されると、普通図柄始動記憶が上限に達
していなければ、所定の乱数値が抽出される。そして、
普通図柄表示器10において表示状態が変化する可変表
示を開始できる状態であれば、普通図柄表示部の表示の
可変表示が開始される。普通図柄表示器10の近傍に
は、ゲート32に入った入賞球数を表示する4個の表示
部を有する普通図柄始動記憶表示器41が設けられてい
る。この例では、4個を上限として、ゲート32への球
通過がある毎に、普通図柄始動記憶表示器41は点灯し
ている表示部を1つずつ増やす。そして、普通図柄表示
器10の可変表示が開始される毎に、点灯している表示
部を1つ減らす。なお、以下、単に「図柄」と表記した
場合には、普通図柄ではなく、可変表示装置12におい
て表示される特別図柄を示す。
【0026】この実施の形態では、可変表示装置9の表
示領域150の一部において普通図柄の可変表示が行わ
れ、可変表示は所定時間(例えば29秒)継続する。そ
して、可変表示の終了時に当り図柄が停止表示されると
当りとなる。当りとするか否かは、ゲート32に遊技球
が入賞したときに抽出された乱数の値が所定の当り判定
値と一致したか否かによって決定される。普通図柄の可
変表示の表示結果が当りである場合に、可変入賞球装置
15が所定回数、所定時間だけ開状態になって遊技球が
入賞しやすい状態になる。すなわち、可変入賞球装置1
5の状態は、普通図柄の停止図柄が当り図柄である場合
に、遊技者にとって不利な状態から有利な状態に変化す
る。
示領域150の一部において普通図柄の可変表示が行わ
れ、可変表示は所定時間(例えば29秒)継続する。そ
して、可変表示の終了時に当り図柄が停止表示されると
当りとなる。当りとするか否かは、ゲート32に遊技球
が入賞したときに抽出された乱数の値が所定の当り判定
値と一致したか否かによって決定される。普通図柄の可
変表示の表示結果が当りである場合に、可変入賞球装置
15が所定回数、所定時間だけ開状態になって遊技球が
入賞しやすい状態になる。すなわち、可変入賞球装置1
5の状態は、普通図柄の停止図柄が当り図柄である場合
に、遊技者にとって不利な状態から有利な状態に変化す
る。
【0027】さらに、確変状態では、普通図柄の停止図
柄が当り図柄になる確率が高められるとともに、可変入
賞球装置15の開放時間と開放回数とのうちの一方また
は双方が高められ、遊技者にとってさらに有利になる。
また、確変状態等の所定の状態では、普通図柄の可変表
示期間(変動時間)が短縮されることによって、遊技者
にとってさらに有利になるようにしてもよい。
柄が当り図柄になる確率が高められるとともに、可変入
賞球装置15の開放時間と開放回数とのうちの一方また
は双方が高められ、遊技者にとってさらに有利になる。
また、確変状態等の所定の状態では、普通図柄の可変表
示期間(変動時間)が短縮されることによって、遊技者
にとってさらに有利になるようにしてもよい。
【0028】遊技盤6には、複数の入賞口29,30,
33,39が設けられ、遊技球の入賞口29,30,3
3,39への入賞は、それぞれ入賞口スイッチ29a,
30a,33a,39aによって検出される。遊技領域
7の左右周辺には、遊技中に点滅表示される装飾ランプ
25が設けられ、下部には、入賞しなかった打球を吸収
するアウト口26がある。また、遊技領域7の外側の左
右上部には、効果音を発する2つのスピーカ27が設け
られている。遊技領域7の外周には、天枠ランプ28
a、左枠ランプ28bおよび右枠ランプ28cが設けら
れている。さらに、遊技領域7における各構造物(大入
賞口等)の周囲には装飾LEDが設置されている。天枠
ランプ28a、左枠ランプ28bおよび右枠ランプ28
cおよび装飾用LEDは、遊技機に設けられている装飾
発光体の一例である。なお、図1に明示されている装飾
ランプ25の他にも、可変表示装置9における周辺部分
や開閉板20の周囲部分等には装飾用のランプやLED
が設置されている。
33,39が設けられ、遊技球の入賞口29,30,3
3,39への入賞は、それぞれ入賞口スイッチ29a,
30a,33a,39aによって検出される。遊技領域
7の左右周辺には、遊技中に点滅表示される装飾ランプ
25が設けられ、下部には、入賞しなかった打球を吸収
するアウト口26がある。また、遊技領域7の外側の左
右上部には、効果音を発する2つのスピーカ27が設け
られている。遊技領域7の外周には、天枠ランプ28
a、左枠ランプ28bおよび右枠ランプ28cが設けら
れている。さらに、遊技領域7における各構造物(大入
賞口等)の周囲には装飾LEDが設置されている。天枠
ランプ28a、左枠ランプ28bおよび右枠ランプ28
cおよび装飾用LEDは、遊技機に設けられている装飾
発光体の一例である。なお、図1に明示されている装飾
ランプ25の他にも、可変表示装置9における周辺部分
や開閉板20の周囲部分等には装飾用のランプやLED
が設置されている。
【0029】そして、この例では、左枠ランプ28bの
近傍に、賞球残数があるときに点灯する賞球ランプ51
が設けられ、天枠ランプ28aの近傍に、補給球が切れ
たときに点灯する球切れランプ52が設けられている。
さらに、図1には、パチンコ遊技機1に隣接して設置さ
れ、プリペイドカードが挿入されることによって球貸し
を可能にするカードユニット50も示されている。
近傍に、賞球残数があるときに点灯する賞球ランプ51
が設けられ、天枠ランプ28aの近傍に、補給球が切れ
たときに点灯する球切れランプ52が設けられている。
さらに、図1には、パチンコ遊技機1に隣接して設置さ
れ、プリペイドカードが挿入されることによって球貸し
を可能にするカードユニット50も示されている。
【0030】カードユニット50には、使用可能状態で
あるか否かを示す使用可表示ランプ151、カードユニ
ット50がいずれの側のパチンコ遊技機1に対応してい
るのかを示す連結台方向表示器153、カードユニット
50内にカードが投入されていることを示すカード投入
表示ランプ154、記録媒体としてのカードが挿入され
るカード挿入口155、およびカード挿入口155の裏
面に設けられているカードリーダライタの機構を点検す
る場合にカードユニット50を開放するためのカードユ
ニット錠156が設けられている。
あるか否かを示す使用可表示ランプ151、カードユニ
ット50がいずれの側のパチンコ遊技機1に対応してい
るのかを示す連結台方向表示器153、カードユニット
50内にカードが投入されていることを示すカード投入
表示ランプ154、記録媒体としてのカードが挿入され
るカード挿入口155、およびカード挿入口155の裏
面に設けられているカードリーダライタの機構を点検す
る場合にカードユニット50を開放するためのカードユ
ニット錠156が設けられている。
【0031】打球発射装置から発射された遊技球は、打
球レールを通って遊技領域7に入り、その後、遊技領域
7を下りてくる。打球が始動入賞口14に入り始動口ス
イッチ14aで検出されると、特別図柄の可変表示を開
始できる状態であれば、可変表示装置9の表示領域15
0において特別図柄が可変表示(変動)を始める。図柄
の可変表示を開始できる状態でなければ、始動記憶数を
1増やす。
球レールを通って遊技領域7に入り、その後、遊技領域
7を下りてくる。打球が始動入賞口14に入り始動口ス
イッチ14aで検出されると、特別図柄の可変表示を開
始できる状態であれば、可変表示装置9の表示領域15
0において特別図柄が可変表示(変動)を始める。図柄
の可変表示を開始できる状態でなければ、始動記憶数を
1増やす。
【0032】特別図柄の可変表示は、一定時間が経過し
たときに停止する。停止時の特別図柄の組み合わせが大
当り図柄(特定表示態様)であると、大当り遊技状態に
移行する。すなわち、開閉板20が、一定時間経過する
まで、または、所定個数(例えば10個)の打球が入賞
するまで開放する。そして、開閉板20の開放中に打球
がV入賞領域に入賞しV入賞スイッチ22で検出される
と、継続権が発生し開閉板20の開放が再度行われる。
継続権の発生は、所定回数(例えば15ラウンド)許容
される。
たときに停止する。停止時の特別図柄の組み合わせが大
当り図柄(特定表示態様)であると、大当り遊技状態に
移行する。すなわち、開閉板20が、一定時間経過する
まで、または、所定個数(例えば10個)の打球が入賞
するまで開放する。そして、開閉板20の開放中に打球
がV入賞領域に入賞しV入賞スイッチ22で検出される
と、継続権が発生し開閉板20の開放が再度行われる。
継続権の発生は、所定回数(例えば15ラウンド)許容
される。
【0033】停止時の特別図柄の組み合わせが確率変動
を伴う大当り図柄(確変図柄)の組み合わせである場合
には、次に大当りとなる確率が高くなる。すなわち、確
変状態という遊技者にとってさらに有利な状態となる。
を伴う大当り図柄(確変図柄)の組み合わせである場合
には、次に大当りとなる確率が高くなる。すなわち、確
変状態という遊技者にとってさらに有利な状態となる。
【0034】次に、パチンコ遊技機1の裏面の構造につ
いて図3を参照して説明する。図3は、遊技機を裏面か
ら見た背面図である。
いて図3を参照して説明する。図3は、遊技機を裏面か
ら見た背面図である。
【0035】図3に示すように、遊技機裏面側では、可
変表示装置9を制御する図柄制御基板80を含む可変表
示制御ユニット49、遊技制御用マイクロコンピュータ
等が搭載された遊技制御基板(主基板)31が設置され
ている。また、球払出制御を行う払出制御用マイクロコ
ンピュータ等が搭載された払出制御基板37が設置され
ている。さらに、遊技盤6に設けられている各種装飾L
ED、装飾ランプ25、枠側に設けられている天枠ラン
プ28a、左枠ランプ28b、右枠ランプ28c、賞球
ランプ51および球切れランプ52を点灯制御するラン
プ制御手段が搭載されたランプ制御基板35、スピーカ
27からの音発生を制御する音制御手段が搭載された音
制御基板70も設けられている。また、DC30V、D
C21V、DC12VおよびDC5Vを作成する電源回
路が搭載された電源基板910や発射制御基板91が設
けられている。
変表示装置9を制御する図柄制御基板80を含む可変表
示制御ユニット49、遊技制御用マイクロコンピュータ
等が搭載された遊技制御基板(主基板)31が設置され
ている。また、球払出制御を行う払出制御用マイクロコ
ンピュータ等が搭載された払出制御基板37が設置され
ている。さらに、遊技盤6に設けられている各種装飾L
ED、装飾ランプ25、枠側に設けられている天枠ラン
プ28a、左枠ランプ28b、右枠ランプ28c、賞球
ランプ51および球切れランプ52を点灯制御するラン
プ制御手段が搭載されたランプ制御基板35、スピーカ
27からの音発生を制御する音制御手段が搭載された音
制御基板70も設けられている。また、DC30V、D
C21V、DC12VおよびDC5Vを作成する電源回
路が搭載された電源基板910や発射制御基板91が設
けられている。
【0036】遊技機裏面において、上方には、各種情報
を遊技機外部に出力するための各端子を備えたターミナ
ル基板160が設置されている。ターミナル基板160
には、少なくとも、球切れ検出スイッチの出力を導入し
て外部出力するための球切れ用端子、賞球個数信号を外
部出力するための賞球用端子および球貸し個数信号を外
部出力するための球貸し用端子が設けられている。ま
た、中央付近には、主基板31からの各種情報を遊技機
外部に出力するための各端子を備えた情報端子盤34が
設置されている。
を遊技機外部に出力するための各端子を備えたターミナ
ル基板160が設置されている。ターミナル基板160
には、少なくとも、球切れ検出スイッチの出力を導入し
て外部出力するための球切れ用端子、賞球個数信号を外
部出力するための賞球用端子および球貸し個数信号を外
部出力するための球貸し用端子が設けられている。ま
た、中央付近には、主基板31からの各種情報を遊技機
外部に出力するための各端子を備えた情報端子盤34が
設置されている。
【0037】さらに、各基板(主基板31や払出制御基
板37等)に含まれる記憶内容保持手段(例えば、電力
供給停止時にもその内容を保持可能な変動データ記憶手
段すなわちバックアップRAM)に記憶されたバックア
ップデータをクリアするための操作手段としてのクリア
スイッチ921が搭載されたスイッチ基板190が設け
られている。スイッチ基板190には、クリアスイッチ
921と、主基板31等の他の基板と接続されるコネク
タ922が設けられている。
板37等)に含まれる記憶内容保持手段(例えば、電力
供給停止時にもその内容を保持可能な変動データ記憶手
段すなわちバックアップRAM)に記憶されたバックア
ップデータをクリアするための操作手段としてのクリア
スイッチ921が搭載されたスイッチ基板190が設け
られている。スイッチ基板190には、クリアスイッチ
921と、主基板31等の他の基板と接続されるコネク
タ922が設けられている。
【0038】貯留タンク38に貯留された遊技球は誘導
レールを通り、賞球ケース40Aで覆われた球払出装置
に至る。球払出装置の上部には、遊技媒体切れ検出手段
としての球切れスイッチ187が設けられている。球切
れスイッチ187が球切れを検出すると、球払出装置の
払出動作が停止する。球切れスイッチ187は遊技球通
路内の遊技球の有無を検出するスイッチであるが、貯留
タンク38内の補給球の不足を検出する球切れ検出スイ
ッチ167も誘導レールにおける上流部分(貯留タンク
38に近接する部分)に設けられている。球切れ検出ス
イッチ167が遊技球の不足を検知すると、遊技機設置
島に設けられている補給機構から遊技機に対して遊技球
の補給が行われる。
レールを通り、賞球ケース40Aで覆われた球払出装置
に至る。球払出装置の上部には、遊技媒体切れ検出手段
としての球切れスイッチ187が設けられている。球切
れスイッチ187が球切れを検出すると、球払出装置の
払出動作が停止する。球切れスイッチ187は遊技球通
路内の遊技球の有無を検出するスイッチであるが、貯留
タンク38内の補給球の不足を検出する球切れ検出スイ
ッチ167も誘導レールにおける上流部分(貯留タンク
38に近接する部分)に設けられている。球切れ検出ス
イッチ167が遊技球の不足を検知すると、遊技機設置
島に設けられている補給機構から遊技機に対して遊技球
の補給が行われる。
【0039】球払出装置から払い出された遊技球は、連
絡口を通ってパチンコ遊技機1の前面に設けられている
打球供給皿3に誘導される。連絡口の側方には、パチン
コ遊技機1の前面に設けられている余剰球受皿4に連通
する余剰球通路が形成されている。
絡口を通ってパチンコ遊技機1の前面に設けられている
打球供給皿3に誘導される。連絡口の側方には、パチン
コ遊技機1の前面に設けられている余剰球受皿4に連通
する余剰球通路が形成されている。
【0040】入賞にもとづく景品としての遊技球や球貸
し要求にもとづく遊技球が多数払い出されて打球供給皿
3が満杯になり、ついには遊技球が連絡口に到達した後
さらに遊技球が払い出されると、遊技球は、余剰球通路
を経て余剰球受皿4に導かれる。さらに遊技球が払い出
されると、感知レバーが貯留状態検出手段としての満タ
ンスイッチ48(図3において図示せず)を押圧して、
貯留状態検出手段としての満タンスイッチ48がオンす
る。その状態では、球払出装置内の払出モータの回転が
停止して球払出装置の動作が停止するとともに発射装置
の駆動も停止する。
し要求にもとづく遊技球が多数払い出されて打球供給皿
3が満杯になり、ついには遊技球が連絡口に到達した後
さらに遊技球が払い出されると、遊技球は、余剰球通路
を経て余剰球受皿4に導かれる。さらに遊技球が払い出
されると、感知レバーが貯留状態検出手段としての満タ
ンスイッチ48(図3において図示せず)を押圧して、
貯留状態検出手段としての満タンスイッチ48がオンす
る。その状態では、球払出装置内の払出モータの回転が
停止して球払出装置の動作が停止するとともに発射装置
の駆動も停止する。
【0041】図4は、主基板31における回路構成の一
例を示すブロック図である。なお、図4には、払出制御
基板37、ランプ制御基板35、音制御基板70、発射
制御基板91および図柄制御基板80も示されている。
主基板31には、プログラムに従ってパチンコ遊技機1
を制御する基本回路53と、ゲートスイッチ32a、始
動口スイッチ14a、V入賞スイッチ22、カウントス
イッチ23、入賞口スイッチ29a,30a,33a,
39a、満タンスイッチ48、球切れスイッチ187、
賞球カウントスイッチ301Aおよびクリアスイッチ9
21からの信号を基本回路53に与えるスイッチ回路5
8と、可変入賞球装置15を開閉するソレノイド16、
開閉板20を開閉するソレノイド21および大入賞口内
の経路を切り換えるためのソレノイド21Aを基本回路
53からの指令に従って駆動するソレノイド回路59と
が搭載されている。
例を示すブロック図である。なお、図4には、払出制御
基板37、ランプ制御基板35、音制御基板70、発射
制御基板91および図柄制御基板80も示されている。
主基板31には、プログラムに従ってパチンコ遊技機1
を制御する基本回路53と、ゲートスイッチ32a、始
動口スイッチ14a、V入賞スイッチ22、カウントス
イッチ23、入賞口スイッチ29a,30a,33a,
39a、満タンスイッチ48、球切れスイッチ187、
賞球カウントスイッチ301Aおよびクリアスイッチ9
21からの信号を基本回路53に与えるスイッチ回路5
8と、可変入賞球装置15を開閉するソレノイド16、
開閉板20を開閉するソレノイド21および大入賞口内
の経路を切り換えるためのソレノイド21Aを基本回路
53からの指令に従って駆動するソレノイド回路59と
が搭載されている。
【0042】なお、図4には示されていないが、カウン
トスイッチ短絡信号もスイッチ回路58を介して基本回
路53に伝達される。また、ゲートスイッチ32a、始
動口スイッチ14a、V入賞スイッチ22、カウントス
イッチ23、入賞口スイッチ29a,30a,33a,
39a、満タンスイッチ48、球切れスイッチ187、
賞球カウントスイッチ301A等のスイッチは、センサ
と称されているものでもよい。すなわち、遊技球を検出
できる遊技媒体検出手段(この例では遊技球検出手段)
であれば、その名称を問わない。
トスイッチ短絡信号もスイッチ回路58を介して基本回
路53に伝達される。また、ゲートスイッチ32a、始
動口スイッチ14a、V入賞スイッチ22、カウントス
イッチ23、入賞口スイッチ29a,30a,33a,
39a、満タンスイッチ48、球切れスイッチ187、
賞球カウントスイッチ301A等のスイッチは、センサ
と称されているものでもよい。すなわち、遊技球を検出
できる遊技媒体検出手段(この例では遊技球検出手段)
であれば、その名称を問わない。
【0043】また、基本回路53から与えられるデータ
に従って、大当りの発生を示す大当り情報、可変表示装
置9における図柄の可変表示開始に利用された始動入賞
球の個数を示す有効始動情報、確率変動が生じたことを
示す確変情報等の情報出力信号をホールコンピュータ等
の外部装置に対して出力する情報出力回路64が搭載さ
れている。
に従って、大当りの発生を示す大当り情報、可変表示装
置9における図柄の可変表示開始に利用された始動入賞
球の個数を示す有効始動情報、確率変動が生じたことを
示す確変情報等の情報出力信号をホールコンピュータ等
の外部装置に対して出力する情報出力回路64が搭載さ
れている。
【0044】基本回路53は、ゲーム制御用のプログラ
ム等を記憶するROM54、ワークメモリとして使用さ
れる記憶手段(変動データを記憶する手段)としてのR
AM55、プログラムに従って制御動作を行うCPU5
6およびI/Oポート部57を含む。この実施の形態で
は、ROM54,RAM55はCPU56に内蔵されて
いる。すなわち、CPU56は、1チップマイクロコン
ピュータである。なお、1チップマイクロコンピュータ
は、少なくともRAM55が内蔵されていればよく、R
OM54およびI/Oポート部57は外付けであっても
内蔵されていてもよい。なお、CPU56はROM54
に格納されているプログラムに従って制御を実行するの
で、以下、CPU56が実行する(または、処理を行
う)ということは、具体的には、CPU56がプログラ
ムに従って制御を実行することである。このことは、主
基板31以外の他の基板に搭載されているCPUについ
ても同様である。
ム等を記憶するROM54、ワークメモリとして使用さ
れる記憶手段(変動データを記憶する手段)としてのR
AM55、プログラムに従って制御動作を行うCPU5
6およびI/Oポート部57を含む。この実施の形態で
は、ROM54,RAM55はCPU56に内蔵されて
いる。すなわち、CPU56は、1チップマイクロコン
ピュータである。なお、1チップマイクロコンピュータ
は、少なくともRAM55が内蔵されていればよく、R
OM54およびI/Oポート部57は外付けであっても
内蔵されていてもよい。なお、CPU56はROM54
に格納されているプログラムに従って制御を実行するの
で、以下、CPU56が実行する(または、処理を行
う)ということは、具体的には、CPU56がプログラ
ムに従って制御を実行することである。このことは、主
基板31以外の他の基板に搭載されているCPUについ
ても同様である。
【0045】また、RAM(CPU内蔵RAMであって
もよい。)55の一部または全部が、電源基板910に
おいて作成されるバックアップ電源によってバックアッ
プされているバックアップRAMである。すなわち、遊
技機に対する電力供給が停止しても、所定期間は、RA
M55の一部または全部の内容は保存される。
もよい。)55の一部または全部が、電源基板910に
おいて作成されるバックアップ電源によってバックアッ
プされているバックアップRAMである。すなわち、遊
技機に対する電力供給が停止しても、所定期間は、RA
M55の一部または全部の内容は保存される。
【0046】遊技球を打撃して発射する打球発射装置は
発射制御基板91上の回路によって制御される駆動モー
タ94で駆動される。そして、駆動モータ94の駆動力
は、操作ノブ5の操作量に従って調整される。すなわ
ち、発射制御基板91上の回路によって、操作ノブ5の
操作量に応じた速度で打球が発射されるように制御され
る。
発射制御基板91上の回路によって制御される駆動モー
タ94で駆動される。そして、駆動モータ94の駆動力
は、操作ノブ5の操作量に従って調整される。すなわ
ち、発射制御基板91上の回路によって、操作ノブ5の
操作量に応じた速度で打球が発射されるように制御され
る。
【0047】この実施の形態では、ランプ制御基板35
に搭載されているランプ制御手段が、遊技盤に設けられ
ている始動記憶表示器18、普通図柄始動記憶表示器4
1および装飾ランプ25の表示制御を行うとともに、枠
側に設けられている天枠ランプ28a、左枠ランプ28
b、右枠ランプ28c、賞球ランプ51および球切れラ
ンプ52の表示制御を行う。なお、各ランプはLEDそ
の他の種類の発光体でもよく、この実施の形態および他
の実施の形態で用いられているLEDも他の種類の発光
体でもよい。すなわち、ランプやLEDは発光体の一例
である。また、可変表示装置9における周辺部分や開閉
板20の周囲部分等に設置されている装飾用のランプや
LEDも、ランプ制御手段によって制御される。従っ
て、ランプ制御基板35に搭載されているランプ制御手
段は、遊技機に設けられている発光体の制御を行う発光
体制御手段に相当する。また、特別図柄を可変表示する
可変表示装置9および普通図柄を可変表示する普通図柄
表示器10の表示制御は、図柄制御基板80に搭載され
ている表示制御手段によって行われる。
に搭載されているランプ制御手段が、遊技盤に設けられ
ている始動記憶表示器18、普通図柄始動記憶表示器4
1および装飾ランプ25の表示制御を行うとともに、枠
側に設けられている天枠ランプ28a、左枠ランプ28
b、右枠ランプ28c、賞球ランプ51および球切れラ
ンプ52の表示制御を行う。なお、各ランプはLEDそ
の他の種類の発光体でもよく、この実施の形態および他
の実施の形態で用いられているLEDも他の種類の発光
体でもよい。すなわち、ランプやLEDは発光体の一例
である。また、可変表示装置9における周辺部分や開閉
板20の周囲部分等に設置されている装飾用のランプや
LEDも、ランプ制御手段によって制御される。従っ
て、ランプ制御基板35に搭載されているランプ制御手
段は、遊技機に設けられている発光体の制御を行う発光
体制御手段に相当する。また、特別図柄を可変表示する
可変表示装置9および普通図柄を可変表示する普通図柄
表示器10の表示制御は、図柄制御基板80に搭載され
ている表示制御手段によって行われる。
【0048】図5は、図柄制御基板80内の回路構成
を、可変表示装置9の一実現例であるLCD(液晶表示
装置)82、普通図柄表示器10、主基板31の出力ポ
ート(ポート0,2)570,572および出力バッフ
ァ回路620,62Aとともに示すブロック図である。
出力ポート(出力ポート2)572からは8ビットのデ
ータが出力され、出力ポート570からは1ビットのス
トローブ信号(INT信号)が出力される。なお、この
実施の形態では、可変表示装置9はLCDで実現されて
いるが、可変表示装置9は、CRT、ドットマトリクス
表示器、7セグメント表示器など他の表示装置によって
実現されていてもよいし、ドラム式等の機械的な可変表
示装置であってもよい。
を、可変表示装置9の一実現例であるLCD(液晶表示
装置)82、普通図柄表示器10、主基板31の出力ポ
ート(ポート0,2)570,572および出力バッフ
ァ回路620,62Aとともに示すブロック図である。
出力ポート(出力ポート2)572からは8ビットのデ
ータが出力され、出力ポート570からは1ビットのス
トローブ信号(INT信号)が出力される。なお、この
実施の形態では、可変表示装置9はLCDで実現されて
いるが、可変表示装置9は、CRT、ドットマトリクス
表示器、7セグメント表示器など他の表示装置によって
実現されていてもよいし、ドラム式等の機械的な可変表
示装置であってもよい。
【0049】表示制御用CPU101は、ROM102
に格納されたプログラムに従って動作し、主基板31か
らノイズフィルタ107および入力バッファ回路105
Bを介してINT信号が入力されると、入力バッファ回
路105Aを介して表示制御コマンドを受信する。入力
バッファ回路105A,105Bとして、例えば汎用I
Cである74HC540,74HC14を使用すること
ができる。なお、表示制御用CPU101がI/Oポー
トを内蔵していない場合には、入力バッファ回路105
A,105Bと表示制御用CPU101との間に、I/
Oポートが設けられる。
に格納されたプログラムに従って動作し、主基板31か
らノイズフィルタ107および入力バッファ回路105
Bを介してINT信号が入力されると、入力バッファ回
路105Aを介して表示制御コマンドを受信する。入力
バッファ回路105A,105Bとして、例えば汎用I
Cである74HC540,74HC14を使用すること
ができる。なお、表示制御用CPU101がI/Oポー
トを内蔵していない場合には、入力バッファ回路105
A,105Bと表示制御用CPU101との間に、I/
Oポートが設けられる。
【0050】そして、表示制御用CPU101は、受信
した表示制御コマンドに従って、LCD82に表示され
る画面の表示制御を行う。具体的には、表示制御コマン
ドに応じた指令をVDP103に与える。VDP103
は、キャラクタROM86から必要なデータを読み出
す。VDP103は、入力したデータに従ってLCD8
2に表示するための画像データを生成し、R,G,B信
号および同期信号をLCD82に出力する。
した表示制御コマンドに従って、LCD82に表示され
る画面の表示制御を行う。具体的には、表示制御コマン
ドに応じた指令をVDP103に与える。VDP103
は、キャラクタROM86から必要なデータを読み出
す。VDP103は、入力したデータに従ってLCD8
2に表示するための画像データを生成し、R,G,B信
号および同期信号をLCD82に出力する。
【0051】また、表示制御用CPU101は、制御動
作中に生じたデータで後に使用するデータをRAM10
4に保存する。RAM104の少なくとも一部は、電源
基板910から供給されるバックアップ電源で電源バッ
クアップされるバックアップRAMである。なお、RA
M104の全領域が電源バックアップされていてもよ
い。
作中に生じたデータで後に使用するデータをRAM10
4に保存する。RAM104の少なくとも一部は、電源
基板910から供給されるバックアップ電源で電源バッ
クアップされるバックアップRAMである。なお、RA
M104の全領域が電源バックアップされていてもよ
い。
【0052】なお、図5には、VDP103をリセット
するためのリセット回路83、VDP103に動作クロ
ックを与えるための発振回路85、および使用頻度の高
い画像データを格納するキャラクタROM86も示され
ている。キャラクタROM86に格納される使用頻度の
高い画像データとは、例えば、LCD82に表示される
人物、動物、または、文字、図形もしくは記号等からな
る画像などである。
するためのリセット回路83、VDP103に動作クロ
ックを与えるための発振回路85、および使用頻度の高
い画像データを格納するキャラクタROM86も示され
ている。キャラクタROM86に格納される使用頻度の
高い画像データとは、例えば、LCD82に表示される
人物、動物、または、文字、図形もしくは記号等からな
る画像などである。
【0053】入力バッファ回路105A,105Bは、
主基板31から図柄制御基板80へ向かう方向にのみ信
号を通過させることができる。従って、図柄制御基板8
0側から主基板31側に信号が伝わる余地はない。すな
わち、入力バッファ回路105A,105Bは、入力ポ
ートとともに不可逆性情報入力手段を構成する。図柄制
御基板80内の回路に不正改造が加えられても、不正改
造によって出力される信号が主基板31側に伝わること
はない。
主基板31から図柄制御基板80へ向かう方向にのみ信
号を通過させることができる。従って、図柄制御基板8
0側から主基板31側に信号が伝わる余地はない。すな
わち、入力バッファ回路105A,105Bは、入力ポ
ートとともに不可逆性情報入力手段を構成する。図柄制
御基板80内の回路に不正改造が加えられても、不正改
造によって出力される信号が主基板31側に伝わること
はない。
【0054】高周波信号を遮断するノイズフィルタ10
7として、例えば3端子コンデンサやフェライトビーズ
が使用されるが、ノイズフィルタ107の存在によっ
て、表示制御コマンドに基板間でノイズが乗ったとして
も、その影響は除去される。また、主基板31のバッフ
ァ回路620,62Aの出力側にもノイズフィルタを設
けてもよい。
7として、例えば3端子コンデンサやフェライトビーズ
が使用されるが、ノイズフィルタ107の存在によっ
て、表示制御コマンドに基板間でノイズが乗ったとして
も、その影響は除去される。また、主基板31のバッフ
ァ回路620,62Aの出力側にもノイズフィルタを設
けてもよい。
【0055】表示制御用CPU101は、I/Oポート
を介して、ランプ制御基板35に対してランプ制御コマ
ンドを送信するとともに、リセット信号を出力する。リ
セット信号は、表示制御手段が、ランプ制御手段におけ
るCPUが暴走した等の動作不良を引き起こしたことを
検知すると出力される(具体的には所定期間ローレベル
とされる。)。なお、I/Oポートは表示制御用CPU
101に内蔵されていてもよいし、表示制御用CPU1
01の外に設置されているものであってもよい。また、
図柄制御基板80において、I/Oポートの外側にバッ
ファ回路が設けられていてもよい。以下、ランプ制御コ
マンドであることが明らかである場合には、ランプ制御
コマンドを制御コマンドと略記することがある。
を介して、ランプ制御基板35に対してランプ制御コマ
ンドを送信するとともに、リセット信号を出力する。リ
セット信号は、表示制御手段が、ランプ制御手段におけ
るCPUが暴走した等の動作不良を引き起こしたことを
検知すると出力される(具体的には所定期間ローレベル
とされる。)。なお、I/Oポートは表示制御用CPU
101に内蔵されていてもよいし、表示制御用CPU1
01の外に設置されているものであってもよい。また、
図柄制御基板80において、I/Oポートの外側にバッ
ファ回路が設けられていてもよい。以下、ランプ制御コ
マンドであることが明らかである場合には、ランプ制御
コマンドを制御コマンドと略記することがある。
【0056】また、表示制御用CPU101は、I/O
ポートを介して、音制御基板70に対して音制御コマン
ドを送信するとともに、リセット信号を出力する。リセ
ット信号は、表示制御手段が、音制御手段におけるCP
Uが暴走した等の動作不良を引き起こしたことを検知す
ると出力される。以下、音制御コマンドであることが明
らかである場合には、音制御コマンドを制御コマンドと
略記することがある。
ポートを介して、音制御基板70に対して音制御コマン
ドを送信するとともに、リセット信号を出力する。リセ
ット信号は、表示制御手段が、音制御手段におけるCP
Uが暴走した等の動作不良を引き起こしたことを検知す
ると出力される。以下、音制御コマンドであることが明
らかである場合には、音制御コマンドを制御コマンドと
略記することがある。
【0057】図6は、図柄制御基板80およびランプ制
御基板35における信号送受信部分を示すブロック図で
ある。この実施の形態では、遊技領域7の外側に設けら
れている天枠ランプ28a、左枠ランプ28b、右枠ラ
ンプ28cと遊技盤に設けられている装飾ランプ25の
点灯/消灯と、賞球ランプ51および球切れランプ52
の点灯/消灯とを示すランプ制御コマンドが、図柄制御
基板80からランプ制御基板35に出力される。また、
始動記憶表示器18および普通図柄始動記憶表示器41
の点灯個数を示すランプ制御コマンドも図柄制御基板8
0からランプ制御基板35に出力される。なお、図柄制
御基板80における表示制御手段は、ランプ制御コマン
ドを作成するための情報を、主基板31における遊技制
御手段から表示制御コマンドによって受信する。
御基板35における信号送受信部分を示すブロック図で
ある。この実施の形態では、遊技領域7の外側に設けら
れている天枠ランプ28a、左枠ランプ28b、右枠ラ
ンプ28cと遊技盤に設けられている装飾ランプ25の
点灯/消灯と、賞球ランプ51および球切れランプ52
の点灯/消灯とを示すランプ制御コマンドが、図柄制御
基板80からランプ制御基板35に出力される。また、
始動記憶表示器18および普通図柄始動記憶表示器41
の点灯個数を示すランプ制御コマンドも図柄制御基板8
0からランプ制御基板35に出力される。なお、図柄制
御基板80における表示制御手段は、ランプ制御コマン
ドを作成するための情報を、主基板31における遊技制
御手段から表示制御コマンドによって受信する。
【0058】図6に示すように、ランプ制御に関するラ
ンプ制御コマンドは、図柄制御基板80における出力ポ
ート170,172から出力される。出力ポート17
0,172の外側にはバッファ回路180A,180B
が設けられている。出力ポート172は8ビットのコマ
ンドデータを出力し、出力ポート170は1ビットのS
TB信号を出力する。ランプ制御基板35において、図
柄制御基板80からのランプ制御コマンドは、入力バッ
ファ回路355A,355Bを介してランプ制御用CP
U351に入力する。なお、ランプ制御用CPU351
がI/Oポートを内蔵していない場合には、入力バッフ
ァ回路355A,355Bとランプ制御用CPU351
との間に、I/Oポートが設けられる。また、図6で
は、I/Oポートが表示制御用CPU101の外に設置
されている場合が例示されているが、表示制御用CPU
101に内蔵されていてもよい。
ンプ制御コマンドは、図柄制御基板80における出力ポ
ート170,172から出力される。出力ポート17
0,172の外側にはバッファ回路180A,180B
が設けられている。出力ポート172は8ビットのコマ
ンドデータを出力し、出力ポート170は1ビットのS
TB信号を出力する。ランプ制御基板35において、図
柄制御基板80からのランプ制御コマンドは、入力バッ
ファ回路355A,355Bを介してランプ制御用CP
U351に入力する。なお、ランプ制御用CPU351
がI/Oポートを内蔵していない場合には、入力バッフ
ァ回路355A,355Bとランプ制御用CPU351
との間に、I/Oポートが設けられる。また、図6で
は、I/Oポートが表示制御用CPU101の外に設置
されている場合が例示されているが、表示制御用CPU
101に内蔵されていてもよい。
【0059】ランプ制御基板35において、STB信号
はランプ制御用CPU351の割込端子および入力ポー
トに入力される。また、ランプ制御用COU351のI
/Oポート(具体的には出力ポート)から、ランプ制御
コマンドの受信が完了したことを示すACK信号が出力
される。ACK信号は、出力バッファ回路355Cを介
して図柄制御基板80に出力される。図柄制御基板80
において、ACK信号は、バッファ回路180Cおよび
入力ポート173を介して表示制御用CPU101に入
力される。
はランプ制御用CPU351の割込端子および入力ポー
トに入力される。また、ランプ制御用COU351のI
/Oポート(具体的には出力ポート)から、ランプ制御
コマンドの受信が完了したことを示すACK信号が出力
される。ACK信号は、出力バッファ回路355Cを介
して図柄制御基板80に出力される。図柄制御基板80
において、ACK信号は、バッファ回路180Cおよび
入力ポート173を介して表示制御用CPU101に入
力される。
【0060】ランプ制御基板35において、ランプ制御
用CPU351は、各ランプ制御コマンドに応じて定義
されている天枠ランプ28a、左枠ランプ28b、右枠
ランプ28c、装飾ランプ25の点灯/消灯パターンに
従って、天枠ランプ28a、左枠ランプ28b、右枠ラ
ンプ28c、装飾ランプ25に対して点灯/消灯信号を
出力する。点灯/消灯信号は、天枠ランプ28a、左枠
ランプ28b、右枠ランプ28c、装飾ランプ25に出
力される。なお、点灯/消灯パターンは、ランプ制御用
CPU351の内蔵ROMまたは外付けROMに記憶さ
れている。
用CPU351は、各ランプ制御コマンドに応じて定義
されている天枠ランプ28a、左枠ランプ28b、右枠
ランプ28c、装飾ランプ25の点灯/消灯パターンに
従って、天枠ランプ28a、左枠ランプ28b、右枠ラ
ンプ28c、装飾ランプ25に対して点灯/消灯信号を
出力する。点灯/消灯信号は、天枠ランプ28a、左枠
ランプ28b、右枠ランプ28c、装飾ランプ25に出
力される。なお、点灯/消灯パターンは、ランプ制御用
CPU351の内蔵ROMまたは外付けROMに記憶さ
れている。
【0061】主基板31において、CPU56は、RA
M55の記憶内容に未払出の賞球残数があるときに賞球
ランプ51の点灯を指示する制御コマンドを出力し、遊
技盤裏面の払出球通路の上流に設置されている球切れス
イッチ187(図3参照)が遊技球を検出しなくなると
球切れランプ52の点灯を指示する制御コマンドを出力
する。図柄制御基板80における表示制御手段は、それ
らに制御コマンドにもとづいてランプ制御コマンドを作
成しランプ制御基板35に送信する。ランプ制御基板3
5において、各ランプ制御コマンドは、入力バッファ回
路355A,355Bを介してランプ制御用CPU35
1に入力する。ランプ制御用CPU351は、それらの
制御コマンドに応じて、賞球ランプ51および球切れラ
ンプ52を点灯/消灯する。
M55の記憶内容に未払出の賞球残数があるときに賞球
ランプ51の点灯を指示する制御コマンドを出力し、遊
技盤裏面の払出球通路の上流に設置されている球切れス
イッチ187(図3参照)が遊技球を検出しなくなると
球切れランプ52の点灯を指示する制御コマンドを出力
する。図柄制御基板80における表示制御手段は、それ
らに制御コマンドにもとづいてランプ制御コマンドを作
成しランプ制御基板35に送信する。ランプ制御基板3
5において、各ランプ制御コマンドは、入力バッファ回
路355A,355Bを介してランプ制御用CPU35
1に入力する。ランプ制御用CPU351は、それらの
制御コマンドに応じて、賞球ランプ51および球切れラ
ンプ52を点灯/消灯する。
【0062】さらに、ランプ制御用CPU351は、ラ
ンプ制御コマンドに応じて始動記憶表示器18および普
通図柄始動記憶表示器41に対して点灯/消灯信号を出
力する。それらのランプ制御コマンドは、図柄制御基板
80における表示制御手段が、遊技制御手段からの制御
コマンドにもとづいて作成して送信したものである。
ンプ制御コマンドに応じて始動記憶表示器18および普
通図柄始動記憶表示器41に対して点灯/消灯信号を出
力する。それらのランプ制御コマンドは、図柄制御基板
80における表示制御手段が、遊技制御手段からの制御
コマンドにもとづいて作成して送信したものである。
【0063】ランプ制御用CPU351は、遊技機への
電力供給が開始されランプ制御基板35に対して電力供
給が開始されると、リセット回路352からのリセット
信号によってリセットされ、次いでリセット解除される
(リセット信号がハイレベルになる)ことによって動作
を開始する。また、表示制御用CPU101から、出力
ポート170およびバッファ回路180Aを介して出力
されるリセット信号によってもリセットされる。リセッ
ト回路352からのリセット信号と表示制御用CPU1
01からのリセット信号とは、論理積回路353を介し
てランプ制御用CPU351のリセット端子に入力され
る。
電力供給が開始されランプ制御基板35に対して電力供
給が開始されると、リセット回路352からのリセット
信号によってリセットされ、次いでリセット解除される
(リセット信号がハイレベルになる)ことによって動作
を開始する。また、表示制御用CPU101から、出力
ポート170およびバッファ回路180Aを介して出力
されるリセット信号によってもリセットされる。リセッ
ト回路352からのリセット信号と表示制御用CPU1
01からのリセット信号とは、論理積回路353を介し
てランプ制御用CPU351のリセット端子に入力され
る。
【0064】図7は、図柄制御基板80における音制御
コマンドの信号送信部分および音制御基板70の構成例
を示すブロック図である。この実施の形態では、遊技進
行に応じて、遊技領域7の外側に設けられているスピー
カ27の音声出力を指示するための音制御コマンドが、
図柄制御基板80から音制御基板70に出力される。な
お、図柄制御基板80における表示制御手段は、音制御
コマンドを作成するための情報を、主基板31における
遊技制御手段から表示制御コマンドによって受信する。
コマンドの信号送信部分および音制御基板70の構成例
を示すブロック図である。この実施の形態では、遊技進
行に応じて、遊技領域7の外側に設けられているスピー
カ27の音声出力を指示するための音制御コマンドが、
図柄制御基板80から音制御基板70に出力される。な
お、図柄制御基板80における表示制御手段は、音制御
コマンドを作成するための情報を、主基板31における
遊技制御手段から表示制御コマンドによって受信する。
【0065】図7に示すように、音制御コマンドは、図
柄制御基板80における出力ポート174,175から
出力される。出力ポート174,175の外側にはバッ
ファ回路190A,190Bが設けられている。出力ポ
ート175からは8ビットのコマンドデータが出力さ
れ、出力ポート174からは1ビットのSTB信号が出
力される。音制御基板70において、図柄制御基板80
からの各信号は、入力バッファ回路705A,705B
を介して音制御用CPU701に入力する。なお、音制
御用CPU701がI/Oポートを内蔵していない場合
には、入力バッファ回路705A,705Bと音制御用
CPU701との間に、I/Oポートが設けられる。ま
た、図7では、I/Oポートが表示制御用CPU101
の外に設置されている場合が例示されているが、表示制
御用CPU101に内蔵されていてもよい。
柄制御基板80における出力ポート174,175から
出力される。出力ポート174,175の外側にはバッ
ファ回路190A,190Bが設けられている。出力ポ
ート175からは8ビットのコマンドデータが出力さ
れ、出力ポート174からは1ビットのSTB信号が出
力される。音制御基板70において、図柄制御基板80
からの各信号は、入力バッファ回路705A,705B
を介して音制御用CPU701に入力する。なお、音制
御用CPU701がI/Oポートを内蔵していない場合
には、入力バッファ回路705A,705Bと音制御用
CPU701との間に、I/Oポートが設けられる。ま
た、図7では、I/Oポートが表示制御用CPU101
の外に設置されている場合が例示されているが、表示制
御用CPU101に内蔵されていてもよい。
【0066】音制御基板70において、STB信号は音
制御用CPU701の割込端子および入力ポートに入力
される。また、音制御用CPU701のI/Oポート
(具体的には出力ポート)から、音制御コマンドの受信
が完了したことを示すACK信号が出力される。ACK
信号は、出力バッファ回路705Cを介して図柄制御基
板80に出力される。図柄制御基板80において、AC
K信号は、バッファ回路190Cおよび入力ポート17
6を介して表示制御用CPU101に入力される。
制御用CPU701の割込端子および入力ポートに入力
される。また、音制御用CPU701のI/Oポート
(具体的には出力ポート)から、音制御コマンドの受信
が完了したことを示すACK信号が出力される。ACK
信号は、出力バッファ回路705Cを介して図柄制御基
板80に出力される。図柄制御基板80において、AC
K信号は、バッファ回路190Cおよび入力ポート17
6を介して表示制御用CPU101に入力される。
【0067】そして、例えばディジタルシグナルプロセ
ッサによる音声合成回路702は、音制御用CPU70
1の指示に応じた音声や効果音を発生し音量切替回路7
03に出力する。音量切替回路703は、音制御用CP
U701の出力レベルを、設定されている音量に応じた
レベルにして音量増幅回路704に出力する。音量増幅
回路704は、増幅した音声信号をスピーカ27に出力
する。
ッサによる音声合成回路702は、音制御用CPU70
1の指示に応じた音声や効果音を発生し音量切替回路7
03に出力する。音量切替回路703は、音制御用CP
U701の出力レベルを、設定されている音量に応じた
レベルにして音量増幅回路704に出力する。音量増幅
回路704は、増幅した音声信号をスピーカ27に出力
する。
【0068】音制御用CPU701は、遊技機への電力
供給が開始され音制御基板70に対して電力供給が開始
されると、リセット回路712からのリセット信号によ
ってリセットされ、次いでリセット解除されることによ
って動作を開始する。また、表示制御用CPU101か
ら、出力ポート174およびバッファ回路190Aを介
して出力されるリセット信号によってもリセットされ
る。リセット回路712からのリセット信号と表示制御
用CPU101からのリセット信号とは、論理積回路7
13を介して音制御用CPU701のリセット端子に入
力される。
供給が開始され音制御基板70に対して電力供給が開始
されると、リセット回路712からのリセット信号によ
ってリセットされ、次いでリセット解除されることによ
って動作を開始する。また、表示制御用CPU101か
ら、出力ポート174およびバッファ回路190Aを介
して出力されるリセット信号によってもリセットされ
る。リセット回路712からのリセット信号と表示制御
用CPU101からのリセット信号とは、論理積回路7
13を介して音制御用CPU701のリセット端子に入
力される。
【0069】図8は、電源基板910の一構成例を示す
ブロック図である。電源基板910は、主基板31、図
柄制御基板80、音制御基板70、ランプ制御基板35
および払出制御基板37等の電気部品制御基板と独立し
て設置され、遊技機内の各電気部品制御基板および機構
部品が使用する電圧を生成する。この例では、AC24
V、VSL(DC+30V)、DC+21V、DC+12
VおよびDC+5Vを生成する。また、バックアップ電
源すなわち記憶保持手段となるコンデンサ916は、D
C+5Vすなわち各基板上のIC等を駆動する電源のラ
インから充電される。なお、VSLは、整流回路912に
おいて、整流素子でAC24Vを整流昇圧することによ
って生成される。VSLは、ソレノイド駆動電源となる。
ブロック図である。電源基板910は、主基板31、図
柄制御基板80、音制御基板70、ランプ制御基板35
および払出制御基板37等の電気部品制御基板と独立し
て設置され、遊技機内の各電気部品制御基板および機構
部品が使用する電圧を生成する。この例では、AC24
V、VSL(DC+30V)、DC+21V、DC+12
VおよびDC+5Vを生成する。また、バックアップ電
源すなわち記憶保持手段となるコンデンサ916は、D
C+5Vすなわち各基板上のIC等を駆動する電源のラ
インから充電される。なお、VSLは、整流回路912に
おいて、整流素子でAC24Vを整流昇圧することによ
って生成される。VSLは、ソレノイド駆動電源となる。
【0070】トランス911は、交流電源からの交流電
圧を24Vに変換する。AC24V電圧は、コネクタ9
15に出力される。また、整流回路912は、AC24
Vから+30Vの直流電圧を生成し、DC−DCコンバ
ータ913およびコネクタ915に出力する。DC−D
Cコンバータ913は、1つまたは複数のコンバータI
C922(図8では1つのみを示す。)を有し、VSLに
もとづいて+21V、+12Vおよび+5Vを生成して
コネクタ915に出力する。コンバータIC922の入
力側には、比較的大容量のコンデンサ923が接続され
ている。従って、外部からの遊技機に対する電力供給が
停止したときに、+30V、+12V、+5V等の直流
電圧は、比較的緩やかに低下する。コネクタ915は例
えば中継基板に接続され、中継基板から各電気部品制御
基板および機構部品に必要な電圧の電力が供給される。
圧を24Vに変換する。AC24V電圧は、コネクタ9
15に出力される。また、整流回路912は、AC24
Vから+30Vの直流電圧を生成し、DC−DCコンバ
ータ913およびコネクタ915に出力する。DC−D
Cコンバータ913は、1つまたは複数のコンバータI
C922(図8では1つのみを示す。)を有し、VSLに
もとづいて+21V、+12Vおよび+5Vを生成して
コネクタ915に出力する。コンバータIC922の入
力側には、比較的大容量のコンデンサ923が接続され
ている。従って、外部からの遊技機に対する電力供給が
停止したときに、+30V、+12V、+5V等の直流
電圧は、比較的緩やかに低下する。コネクタ915は例
えば中継基板に接続され、中継基板から各電気部品制御
基板および機構部品に必要な電圧の電力が供給される。
【0071】ただし、電源基板910に各電気部品制御
基板に至る各コネクタを設け、電源基板910から、中
継基板を介さずにそれぞれの基板に至る各電圧を供給す
るようにしてもよい。また、図8には1つのコネクタ9
15が代表して示されているが、コネクタは、各電気部
品制御基板対応に設けられている。
基板に至る各コネクタを設け、電源基板910から、中
継基板を介さずにそれぞれの基板に至る各電圧を供給す
るようにしてもよい。また、図8には1つのコネクタ9
15が代表して示されているが、コネクタは、各電気部
品制御基板対応に設けられている。
【0072】DC−DCコンバータ913からの+5V
ラインは分岐してバックアップ+5Vラインを形成す
る。バックアップ+5Vラインとグラウンドレベルとの
間には大容量のコンデンサ916が接続されている。コ
ンデンサ916は、遊技機に対する電力供給が停止した
ときの電気部品制御基板のバックアップRAM(電源バ
ックアップされているRAMすなわち電力供給停止時に
も記憶内容保持状態となりうるバックアップ記憶手段)
に対して記憶状態を保持できるように電力を供給するバ
ックアップ電源となる。また、+5Vラインとバックア
ップ+5Vラインとの間に、逆流防止用のダイオード9
17が挿入される。なお、この実施の形態では、バック
アップ用の+5Vは、主基板31および払出制御基板3
7に供給される。
ラインは分岐してバックアップ+5Vラインを形成す
る。バックアップ+5Vラインとグラウンドレベルとの
間には大容量のコンデンサ916が接続されている。コ
ンデンサ916は、遊技機に対する電力供給が停止した
ときの電気部品制御基板のバックアップRAM(電源バ
ックアップされているRAMすなわち電力供給停止時に
も記憶内容保持状態となりうるバックアップ記憶手段)
に対して記憶状態を保持できるように電力を供給するバ
ックアップ電源となる。また、+5Vラインとバックア
ップ+5Vラインとの間に、逆流防止用のダイオード9
17が挿入される。なお、この実施の形態では、バック
アップ用の+5Vは、主基板31および払出制御基板3
7に供給される。
【0073】また、電源基板910には、電源監視回路
(電源監視手段)としての電源監視用IC902が搭載
されている。電源監視用IC902は、VSL電圧を導入
し、VSL電圧を監視することによって遊技機への電力供
給停止の発生を検出する。具体的には、VSL電圧が所定
値(この例では+22V)以下になったら、電力供給の
停止が生ずるとして電源断信号を出力する。なお、監視
対象の電源電圧は、各電気部品制御基板に搭載されてい
る回路素子の電源電圧(この例では+5V)よりも高い
電圧であることが好ましい。この例では、交流から直流
に変換された直後の電圧であるVSLが用いられている。
電源監視用IC902からの電源断信号は、主基板31
や払出制御基板37等に供給される。
(電源監視手段)としての電源監視用IC902が搭載
されている。電源監視用IC902は、VSL電圧を導入
し、VSL電圧を監視することによって遊技機への電力供
給停止の発生を検出する。具体的には、VSL電圧が所定
値(この例では+22V)以下になったら、電力供給の
停止が生ずるとして電源断信号を出力する。なお、監視
対象の電源電圧は、各電気部品制御基板に搭載されてい
る回路素子の電源電圧(この例では+5V)よりも高い
電圧であることが好ましい。この例では、交流から直流
に変換された直後の電圧であるVSLが用いられている。
電源監視用IC902からの電源断信号は、主基板31
や払出制御基板37等に供給される。
【0074】電源監視用IC902が電力供給の停止を
検知するための所定値は、通常時の電圧より低いが、各
電気部品制御基板上のCPUが暫くの間動作しうる程度
の電圧である。また、電源監視用IC902が、CPU
等の回路素子を駆動するための電圧(この例では+5
V)よりも高く、また、交流から直流に変換された直後
の電圧を監視するように構成されているので、CPUが
必要とする電圧に対して監視範囲を広げることができ
る。従って、より精密な監視を行うことができる。さら
に、監視電圧としてVSL(+30V)を用いる場合に
は、遊技機の各種スイッチに供給される電圧が+12V
であることから、電源瞬断時のスイッチオン誤検出の防
止も期待できる。すなわち、+30V電源の電圧を監視
すると、+30V作成の以降に作られる+12Vが落ち
始める以前の段階でそれの低下を検出できる。
検知するための所定値は、通常時の電圧より低いが、各
電気部品制御基板上のCPUが暫くの間動作しうる程度
の電圧である。また、電源監視用IC902が、CPU
等の回路素子を駆動するための電圧(この例では+5
V)よりも高く、また、交流から直流に変換された直後
の電圧を監視するように構成されているので、CPUが
必要とする電圧に対して監視範囲を広げることができ
る。従って、より精密な監視を行うことができる。さら
に、監視電圧としてVSL(+30V)を用いる場合に
は、遊技機の各種スイッチに供給される電圧が+12V
であることから、電源瞬断時のスイッチオン誤検出の防
止も期待できる。すなわち、+30V電源の電圧を監視
すると、+30V作成の以降に作られる+12Vが落ち
始める以前の段階でそれの低下を検出できる。
【0075】+12V電源の電圧が低下するとスイッチ
出力がオン状態を呈するようになるが、+12Vより早
く低下する+30V電源電圧を監視して電力供給の停止
を認識すれば、スイッチ出力がオン状態を呈する前に電
力供給回復待ちの状態に入ってスイッチ出力を検出しな
い状態となることができる。
出力がオン状態を呈するようになるが、+12Vより早
く低下する+30V電源電圧を監視して電力供給の停止
を認識すれば、スイッチ出力がオン状態を呈する前に電
力供給回復待ちの状態に入ってスイッチ出力を検出しな
い状態となることができる。
【0076】また、電源監視用IC902は、電気部品
制御基板とは別個の電源基板910に搭載されているの
で、電源監視回路から複数の電気部品制御基板に電源断
信号を供給することができる。電源断信号を必要とする
電気部品制御基板が幾つあっても電源監視手段は1つ設
けられていればよいので、各電気部品制御基板における
各電気部品制御手段が後述する復旧制御を行っても、遊
技機のコストはさほど上昇しない。
制御基板とは別個の電源基板910に搭載されているの
で、電源監視回路から複数の電気部品制御基板に電源断
信号を供給することができる。電源断信号を必要とする
電気部品制御基板が幾つあっても電源監視手段は1つ設
けられていればよいので、各電気部品制御基板における
各電気部品制御手段が後述する復旧制御を行っても、遊
技機のコストはさほど上昇しない。
【0077】なお、図8に示された構成では、電源監視
用IC902の検出信号(電源断信号)は、バッファ回
路918,919を介してそれぞれの電気部品制御基板
(例えば主基板31と払出制御基板37)に伝達される
が、例えば、1つの検出信号を中継基板に伝達し、中継
基板から各電気部品制御基板に同じ信号を分配する構成
でもよい。また、電源断信号を必要とする基板数に応じ
たバッファ回路を設けてもよい。さらに、主基板31と
払出制御基板37とに出力される電源断信号について、
電源断信号を出力することになる電源監視回路の監視電
圧を異ならせてもよい。
用IC902の検出信号(電源断信号)は、バッファ回
路918,919を介してそれぞれの電気部品制御基板
(例えば主基板31と払出制御基板37)に伝達される
が、例えば、1つの検出信号を中継基板に伝達し、中継
基板から各電気部品制御基板に同じ信号を分配する構成
でもよい。また、電源断信号を必要とする基板数に応じ
たバッファ回路を設けてもよい。さらに、主基板31と
払出制御基板37とに出力される電源断信号について、
電源断信号を出力することになる電源監視回路の監視電
圧を異ならせてもよい。
【0078】図9は、この実施の形態で使用される左図
柄、中図柄および右図柄を示す説明図である。この実施
の形態では、「1」〜「12」の図柄が、可変表示装置
9において可変表示(変動)される。「1」〜「12」
の図柄には、図柄番号0〜11の図柄番号が付されてい
る。また、可変表示装置9における最終停止図柄(確定
図柄)が揃った場合に大当りが発生する。そして、奇数
の図柄で揃った場合に、大当りが発生する確率が向上し
た状態である高確率状態(確変状態)に変化する。
柄、中図柄および右図柄を示す説明図である。この実施
の形態では、「1」〜「12」の図柄が、可変表示装置
9において可変表示(変動)される。「1」〜「12」
の図柄には、図柄番号0〜11の図柄番号が付されてい
る。また、可変表示装置9における最終停止図柄(確定
図柄)が揃った場合に大当りが発生する。そして、奇数
の図柄で揃った場合に、大当りが発生する確率が向上し
た状態である高確率状態(確変状態)に変化する。
【0079】図10は、可変表示装置9において実行さ
れる予告演出(大当りとなること、またはリーチとなる
可能性があることを報知するための演出)の例を示す説
明図である。図10(A)〜(D)に例示するように、
この実施の形態では、可変表示装置9において、背景
(図柄表示エリア以外の部分)に現れるキャラクタ等の
表示による4種類の予告演出を行うことが可能である。
れる予告演出(大当りとなること、またはリーチとなる
可能性があることを報知するための演出)の例を示す説
明図である。図10(A)〜(D)に例示するように、
この実施の形態では、可変表示装置9において、背景
(図柄表示エリア以外の部分)に現れるキャラクタ等の
表示による4種類の予告演出を行うことが可能である。
【0080】また、この実施の形態では、図11(A)
〜(D)に例示するように、可変表示装置9において季
節に応じた背景表示が行われる。例えば、3月〜5月に
は図11(A)に示す背景表示がなされ、6月〜8月に
は図11(B)に示す背景表示がなされ、9月〜11月
には図11(C)に示す背景表示がなされ、12月,1
月,2月には図11(D)に示す背景表示がなされる。
また、図12(A)〜(D)に例示するように、可変表
示装置9において時刻に応じた背景表示も実行される。
例えば、12時より前の午前中では図12(A)に示す
背景表示がなされ、12時以降午後4時まで図12
(B)に示す背景表示がなされ、午後4時以降午後7時
まで図12(C)に示す背景表示がなされ、午後7時以
降図12(D)に示す背景表示がなされる。なお、図1
1および図12に示す背景表示は常になされるのではな
く、所定の条件が成立すると可変表示装置9において表
示される。以下、図11に示す背景を季節背景といい、
図12に示す背景を時刻背景ということがある。
〜(D)に例示するように、可変表示装置9において季
節に応じた背景表示が行われる。例えば、3月〜5月に
は図11(A)に示す背景表示がなされ、6月〜8月に
は図11(B)に示す背景表示がなされ、9月〜11月
には図11(C)に示す背景表示がなされ、12月,1
月,2月には図11(D)に示す背景表示がなされる。
また、図12(A)〜(D)に例示するように、可変表
示装置9において時刻に応じた背景表示も実行される。
例えば、12時より前の午前中では図12(A)に示す
背景表示がなされ、12時以降午後4時まで図12
(B)に示す背景表示がなされ、午後4時以降午後7時
まで図12(C)に示す背景表示がなされ、午後7時以
降図12(D)に示す背景表示がなされる。なお、図1
1および図12に示す背景表示は常になされるのではな
く、所定の条件が成立すると可変表示装置9において表
示される。以下、図11に示す背景を季節背景といい、
図12に示す背景を時刻背景ということがある。
【0081】次に遊技機の動作について説明する。図1
3は、主基板31における遊技制御手段(CPU56お
よびROM,RAM等の周辺回路)が実行するメイン処
理を示すフローチャートである。遊技機に対して電源が
投入され、リセット端子の入力レベルがハイレベルにな
ると、CPU56は、ステップS1以降のメイン処理を
開始する。メイン処理において、CPU56は、まず、
必要な初期設定を行う。
3は、主基板31における遊技制御手段(CPU56お
よびROM,RAM等の周辺回路)が実行するメイン処
理を示すフローチャートである。遊技機に対して電源が
投入され、リセット端子の入力レベルがハイレベルにな
ると、CPU56は、ステップS1以降のメイン処理を
開始する。メイン処理において、CPU56は、まず、
必要な初期設定を行う。
【0082】初期設定処理において、CPU56は、ま
ず、割込禁止に設定する(ステップS1)。次に、割込
モードを割込モード2に設定し(ステップS2)、スタ
ックポインタにスタックポインタ指定アドレスを設定す
る(ステップS3)。そして、内蔵デバイスレジスタの
初期化を行う(ステップS4)。また、内蔵デバイス
(内蔵周辺回路)であるCTC(カウンタ/タイマ)お
よびPIO(パラレル入出力ポート)の初期化(ステッ
プS5)を行った後、RAMをアクセス可能状態に設定
する(ステップS6)。
ず、割込禁止に設定する(ステップS1)。次に、割込
モードを割込モード2に設定し(ステップS2)、スタ
ックポインタにスタックポインタ指定アドレスを設定す
る(ステップS3)。そして、内蔵デバイスレジスタの
初期化を行う(ステップS4)。また、内蔵デバイス
(内蔵周辺回路)であるCTC(カウンタ/タイマ)お
よびPIO(パラレル入出力ポート)の初期化(ステッ
プS5)を行った後、RAMをアクセス可能状態に設定
する(ステップS6)。
【0083】この実施の形態で用いられるCPU56
は、I/Oポート(PIO)およびタイマ/カウンタ回
路(CTC)も内蔵している。また、CTCは、2本の
外部クロック/タイマトリガ入力CLK/TRG2,3
と2本のタイマ出力ZC/TO0,1を備えている。
は、I/Oポート(PIO)およびタイマ/カウンタ回
路(CTC)も内蔵している。また、CTCは、2本の
外部クロック/タイマトリガ入力CLK/TRG2,3
と2本のタイマ出力ZC/TO0,1を備えている。
【0084】この実施の形態で用いられているCPU5
6には、マスク可能な割込のモードとして以下の3種類
のモードが用意されている。なお、マスク可能な割込が
発生すると、CPU56は、自動的に割込禁止状態に設
定するとともに、プログラムカウンタの内容をスタック
にセーブする。
6には、マスク可能な割込のモードとして以下の3種類
のモードが用意されている。なお、マスク可能な割込が
発生すると、CPU56は、自動的に割込禁止状態に設
定するとともに、プログラムカウンタの内容をスタック
にセーブする。
【0085】割込モード0:割込要求を行った内蔵デバ
イスがRST命令(1バイト)またはCALL命令(3
バイト)をCPUの内部データバス上に送出する。よっ
て、CPU56は、RST命令に対応したアドレスまた
はCALL命令で指定されるアドレスの命令を実行す
る。リセット時に、CPU56は自動的に割込モード0
になる。よって、割込モード1または割込モード2に設
定したい場合には、初期設定処理において、割込モード
1または割込モード2に設定するための処理を行う必要
がある。
イスがRST命令(1バイト)またはCALL命令(3
バイト)をCPUの内部データバス上に送出する。よっ
て、CPU56は、RST命令に対応したアドレスまた
はCALL命令で指定されるアドレスの命令を実行す
る。リセット時に、CPU56は自動的に割込モード0
になる。よって、割込モード1または割込モード2に設
定したい場合には、初期設定処理において、割込モード
1または割込モード2に設定するための処理を行う必要
がある。
【0086】割込モード1:割込が受け付けられると、
常に0038(h)番地に飛ぶモードである。
常に0038(h)番地に飛ぶモードである。
【0087】割込モード2:CPU56の特定レジスタ
(Iレジスタ)の値(1バイト)と内蔵デバイスが出力
する割込ベクタ(1バイト:最下位ビット0)から合成
されるアドレスが、割込番地を示すモードである。すな
わち、割込番地は、上位アドレスが特定レジスタの値と
され下位アドレスが割込ベクタとされた2バイトで示さ
れるアドレスである。従って、任意の(飛び飛びではあ
るが)偶数番地に割込処理を設置することができる。各
内蔵デバイスは割込要求を行うときに割込ベクタを送出
する機能を有している。
(Iレジスタ)の値(1バイト)と内蔵デバイスが出力
する割込ベクタ(1バイト:最下位ビット0)から合成
されるアドレスが、割込番地を示すモードである。すな
わち、割込番地は、上位アドレスが特定レジスタの値と
され下位アドレスが割込ベクタとされた2バイトで示さ
れるアドレスである。従って、任意の(飛び飛びではあ
るが)偶数番地に割込処理を設置することができる。各
内蔵デバイスは割込要求を行うときに割込ベクタを送出
する機能を有している。
【0088】よって、割込モード2に設定されると、各
内蔵デバイスからの割込要求を容易に処理することが可
能になり、また、プログラムにおける任意の位置に割込
処理を設置することが可能になる。さらに、割込モード
1とは異なり、割込発生要因毎のそれぞれの割込処理を
用意しておくことも容易である。上述したように、この
実施の形態では、初期設定処理のステップS2におい
て、CPU56は割込モード2に設定される。
内蔵デバイスからの割込要求を容易に処理することが可
能になり、また、プログラムにおける任意の位置に割込
処理を設置することが可能になる。さらに、割込モード
1とは異なり、割込発生要因毎のそれぞれの割込処理を
用意しておくことも容易である。上述したように、この
実施の形態では、初期設定処理のステップS2におい
て、CPU56は割込モード2に設定される。
【0089】次いで、CPU56は、入力ポート1を介
して入力されるクリアスイッチ921の出力信号の状態
を1回だけ確認する(ステップS7)。その確認におい
てオンを検出した場合には、CPU56は、通常の初期
化処理を実行する(ステップS11〜ステップS1
5)。クリアスイッチ921がオンである場合(押下さ
れている場合)には、ローレベルのクリアスイッチ信号
が出力されている。例えば、遊技店員は、クリアスイッ
チ921をオン状態にしながら遊技機に対する電力供給
を開始することによって、容易に初期化処理を実行させ
ることができる。すなわち、RAMクリア等を行うこと
ができる。
して入力されるクリアスイッチ921の出力信号の状態
を1回だけ確認する(ステップS7)。その確認におい
てオンを検出した場合には、CPU56は、通常の初期
化処理を実行する(ステップS11〜ステップS1
5)。クリアスイッチ921がオンである場合(押下さ
れている場合)には、ローレベルのクリアスイッチ信号
が出力されている。例えば、遊技店員は、クリアスイッ
チ921をオン状態にしながら遊技機に対する電力供給
を開始することによって、容易に初期化処理を実行させ
ることができる。すなわち、RAMクリア等を行うこと
ができる。
【0090】クリアスイッチ921がオンの状態でない
場合には、遊技機への電力供給が停止したときにバック
アップRAM領域のデータ保護処理(例えば電源基板9
10からの電源断信号に応じて起動されるNMI(マス
ク不能割込)処理である電力供給停止時処理におけるチ
ェックデータの付加等)が行われたか否か確認する(ス
テップS8)。この実施の形態では、電力供給の停止が
生じた場合には、バックアップRAM領域のデータを保
護するための処理が行われている。そのような保護処理
が行われていた場合をバックアップありとする。そのよ
うな保護処理が行われていないことを確認したら、CP
U56は初期化処理を実行する。
場合には、遊技機への電力供給が停止したときにバック
アップRAM領域のデータ保護処理(例えば電源基板9
10からの電源断信号に応じて起動されるNMI(マス
ク不能割込)処理である電力供給停止時処理におけるチ
ェックデータの付加等)が行われたか否か確認する(ス
テップS8)。この実施の形態では、電力供給の停止が
生じた場合には、バックアップRAM領域のデータを保
護するための処理が行われている。そのような保護処理
が行われていた場合をバックアップありとする。そのよ
うな保護処理が行われていないことを確認したら、CP
U56は初期化処理を実行する。
【0091】この実施の形態では、バックアップRAM
領域にバックアップデータがあるか否かは、電力供給停
止時処理においてバックアップRAM領域に設定される
実行確認情報としてのバックアップフラグの状態によっ
て確認される。例えば、バックアップフラグ領域に「5
5H」が設定されていればバックアップあり(オン状
態)を意味し、「55H」以外の値が設定されていれば
バックアップなし(オフ状態)を意味する。すなわち、
電力供給停止時処理では、電力供給停止時処理を行った
ときに、バックアップフラグ領域に「55H」が設定さ
れる。
領域にバックアップデータがあるか否かは、電力供給停
止時処理においてバックアップRAM領域に設定される
実行確認情報としてのバックアップフラグの状態によっ
て確認される。例えば、バックアップフラグ領域に「5
5H」が設定されていればバックアップあり(オン状
態)を意味し、「55H」以外の値が設定されていれば
バックアップなし(オフ状態)を意味する。すなわち、
電力供給停止時処理では、電力供給停止時処理を行った
ときに、バックアップフラグ領域に「55H」が設定さ
れる。
【0092】バックアップありを確認したら、CPU5
6は、バックアップRAM領域のデータチェック(この
例ではパリティチェック)を行う(ステップS9)。遊
技機への電力供給が停止する際に実行される電力供給停
止時処理において、チェックサムが算出され、チェック
サムはバックアップRAM領域に保存されている。ステ
ップS9では、算出したチェックサムと保存されている
チェックサムとを比較する。不測の停電等の電力供給停
止が生じた後に復旧した場合には、バックアップRAM
領域のデータは保存されているはずであるから、チェッ
ク結果(比較結果)は正常(一致)になる。チェック結
果が正常でないということは、バックアップRAM領域
のデータが、電力供給停止時のデータとは異なっている
ことを意味する。そのような場合には、内部状態を電力
供給停止時の状態に戻すことができないので、電力供給
の停止からの復旧時でない電源投入時に実行される初期
化処理を実行する。
6は、バックアップRAM領域のデータチェック(この
例ではパリティチェック)を行う(ステップS9)。遊
技機への電力供給が停止する際に実行される電力供給停
止時処理において、チェックサムが算出され、チェック
サムはバックアップRAM領域に保存されている。ステ
ップS9では、算出したチェックサムと保存されている
チェックサムとを比較する。不測の停電等の電力供給停
止が生じた後に復旧した場合には、バックアップRAM
領域のデータは保存されているはずであるから、チェッ
ク結果(比較結果)は正常(一致)になる。チェック結
果が正常でないということは、バックアップRAM領域
のデータが、電力供給停止時のデータとは異なっている
ことを意味する。そのような場合には、内部状態を電力
供給停止時の状態に戻すことができないので、電力供給
の停止からの復旧時でない電源投入時に実行される初期
化処理を実行する。
【0093】チェック結果が正常であれば、CPU56
は、遊技制御手段の内部状態と表示制御手段等の電気部
品制御手段の制御状態を電力供給停止時の状態に戻すた
めの遊技状態復旧処理を行う(ステップS10)。そし
て、バックアップRAM領域に保存されていたPC(プ
ログラムカウンタ)の退避値がPCに設定され、そのア
ドレスに復帰する。遊技状態復旧処理においてPCが電
力供給停止時前の状態に復元され、かつ、各種データ
(例えば各乱数を生成するためのカウンタ)がバックア
ップRAMに保存されていることから、遊技機への電力
供給が停止した後所定時間(バックアップRAMのデー
タ保持可能期間)内に電力供給が復旧すれば、例えば、
後述する判定用乱数、表示用乱数および初期値用乱数を
生成するためのカウンタのカウント値は、電力供給停止
時前の状態から継続されることになる。
は、遊技制御手段の内部状態と表示制御手段等の電気部
品制御手段の制御状態を電力供給停止時の状態に戻すた
めの遊技状態復旧処理を行う(ステップS10)。そし
て、バックアップRAM領域に保存されていたPC(プ
ログラムカウンタ)の退避値がPCに設定され、そのア
ドレスに復帰する。遊技状態復旧処理においてPCが電
力供給停止時前の状態に復元され、かつ、各種データ
(例えば各乱数を生成するためのカウンタ)がバックア
ップRAMに保存されていることから、遊技機への電力
供給が停止した後所定時間(バックアップRAMのデー
タ保持可能期間)内に電力供給が復旧すれば、例えば、
後述する判定用乱数、表示用乱数および初期値用乱数を
生成するためのカウンタのカウント値は、電力供給停止
時前の状態から継続されることになる。
【0094】初期化処理では、CPU56は、まず、R
AMクリア処理を行う(ステップS11)。また、所定
の作業領域(例えば、特別図柄判定用乱数カウンタ、特
別図柄判定用バッファ、プロセスフラグ、払出コマンド
格納ポインタ、賞球中フラグ、球切れフラグ、払出停止
フラグなど制御状態に応じて選択的に処理を行うための
フラグ)に初期値を設定する作業領域設定処理を行う
(ステップS12)。さらに、球払出装置97からの払
出が可能であることを指示する払出許可状態指定コマン
ドを払出制御基板37に対して送信する処理を行う(ス
テップS13)。また、他のサブ基板(この実施の形態
では図柄制御基板80)を初期化するための初期化コマ
ンドをサブ基板に送信する処理を実行する(ステップS
14)。
AMクリア処理を行う(ステップS11)。また、所定
の作業領域(例えば、特別図柄判定用乱数カウンタ、特
別図柄判定用バッファ、プロセスフラグ、払出コマンド
格納ポインタ、賞球中フラグ、球切れフラグ、払出停止
フラグなど制御状態に応じて選択的に処理を行うための
フラグ)に初期値を設定する作業領域設定処理を行う
(ステップS12)。さらに、球払出装置97からの払
出が可能であることを指示する払出許可状態指定コマン
ドを払出制御基板37に対して送信する処理を行う(ス
テップS13)。また、他のサブ基板(この実施の形態
では図柄制御基板80)を初期化するための初期化コマ
ンドをサブ基板に送信する処理を実行する(ステップS
14)。
【0095】そして、2ms毎に定期的にタイマ割込が
かかるようにCPU56に設けられているCTCのレジ
スタの設定が行われる(ステップS15)。すなわち、
初期値として2msに相当する値が所定のレジスタ(時
間定数レジスタ)に設定される。
かかるようにCPU56に設けられているCTCのレジ
スタの設定が行われる(ステップS15)。すなわち、
初期値として2msに相当する値が所定のレジスタ(時
間定数レジスタ)に設定される。
【0096】初期化処理の実行(ステップS11〜S1
5)が完了すると、メイン処理で、表示用乱数更新処理
(ステップS17)および初期値用乱数更新処理(ステ
ップS18)が繰り返し実行される。表示用乱数更新処
理および初期値用乱数更新処理が実行されるときには割
込禁止状態とされ(ステップS16)、表示用乱数更新
処理および初期値用乱数更新処理の実行が終了すると割
込許可状態とされる(ステップS19)。表示用乱数更
新処理および初期値用乱数更新処理が実行されるときに
は割込禁止状態になっているので、それらの乱数更新処
理が実行されている最中に後述する2msタイマ割込が
生じ割込処理で乱数更新処理が実行され、カウント値に
矛盾が生じてしまうことが防止される。
5)が完了すると、メイン処理で、表示用乱数更新処理
(ステップS17)および初期値用乱数更新処理(ステ
ップS18)が繰り返し実行される。表示用乱数更新処
理および初期値用乱数更新処理が実行されるときには割
込禁止状態とされ(ステップS16)、表示用乱数更新
処理および初期値用乱数更新処理の実行が終了すると割
込許可状態とされる(ステップS19)。表示用乱数更
新処理および初期値用乱数更新処理が実行されるときに
は割込禁止状態になっているので、それらの乱数更新処
理が実行されている最中に後述する2msタイマ割込が
生じ割込処理で乱数更新処理が実行され、カウント値に
矛盾が生じてしまうことが防止される。
【0097】表示用乱数とは、可変表示装置9に停止表
示される図柄を決定するための乱数等であり、表示用乱
数更新処理とは、表示用乱数を発生するためのカウンタ
のカウント値を更新する処理である。また、初期値用乱
数更新処理とは、初期値用乱数を発生するためのカウン
タのカウント値を更新する処理である。初期値用乱数と
は、大当りとするか否かを決定するための乱数を発生す
るためのカウンタ(当り判定用乱数発生カウンタ)等の
カウント値の初期値(最大値を越えて値が戻された後の
値)を決定するための乱数である。
示される図柄を決定するための乱数等であり、表示用乱
数更新処理とは、表示用乱数を発生するためのカウンタ
のカウント値を更新する処理である。また、初期値用乱
数更新処理とは、初期値用乱数を発生するためのカウン
タのカウント値を更新する処理である。初期値用乱数と
は、大当りとするか否かを決定するための乱数を発生す
るためのカウンタ(当り判定用乱数発生カウンタ)等の
カウント値の初期値(最大値を越えて値が戻された後の
値)を決定するための乱数である。
【0098】タイマ割込が発生すると、図14に示すよ
うに、CPU56は、レジスタの退避処理(ステップS
20)を行った後、ステップS21〜S31の遊技制御
処理を実行する。遊技制御処理において、CPU56
は、まず、スイッチ回路58を介して、ゲートスイッチ
32a、始動口スイッチ14a、カウントスイッチ23
および入賞口スイッチ29a,30a,33a,39a
等のスイッチの検出信号を入力し、それらの状態判定を
行う(スイッチ処理:ステップS21)。
うに、CPU56は、レジスタの退避処理(ステップS
20)を行った後、ステップS21〜S31の遊技制御
処理を実行する。遊技制御処理において、CPU56
は、まず、スイッチ回路58を介して、ゲートスイッチ
32a、始動口スイッチ14a、カウントスイッチ23
および入賞口スイッチ29a,30a,33a,39a
等のスイッチの検出信号を入力し、それらの状態判定を
行う(スイッチ処理:ステップS21)。
【0099】次に、遊技制御に用いられる大当り判定用
の乱数等の各判定用乱数を生成するための各乱数生成用
カウンタのカウント値を更新する処理を行う(ステップ
S23)。CPU56は、さらに、表示用乱数および初
期値用乱数を生成するための乱数生成用カウンタのカウ
ント値を更新する処理を行う(ステップS24,S2
5)。
の乱数等の各判定用乱数を生成するための各乱数生成用
カウンタのカウント値を更新する処理を行う(ステップ
S23)。CPU56は、さらに、表示用乱数および初
期値用乱数を生成するための乱数生成用カウンタのカウ
ント値を更新する処理を行う(ステップS24,S2
5)。
【0100】図15は、各乱数を示す説明図である。各
乱数は、以下のように使用される。 (1)ランダム1:大当りを発生させるか否か決定する
(大当り判定用) (2)ランダム2−1〜2−3:特別図柄の左右中のは
ずれ図柄決定用(特別図柄左右中) (3)ランダム3:大当りを発生させる特別図柄の組合
せを決定する(大当り図柄決定用) (4)ランダム4:特別図柄の変動パターンを決定する
(変動パターン決定用) (5)ランダム5:普通図柄にもとづく当りを発生させ
るか否か決定する(普通図柄当り判定用) (6)ランダム6:ランダム1の初期値を決定する(ラ
ンダム1初期値決定用) (7)ランダム7:ランダム5の初期値を決定する(ラ
ンダム5初期値決定用)
乱数は、以下のように使用される。 (1)ランダム1:大当りを発生させるか否か決定する
(大当り判定用) (2)ランダム2−1〜2−3:特別図柄の左右中のは
ずれ図柄決定用(特別図柄左右中) (3)ランダム3:大当りを発生させる特別図柄の組合
せを決定する(大当り図柄決定用) (4)ランダム4:特別図柄の変動パターンを決定する
(変動パターン決定用) (5)ランダム5:普通図柄にもとづく当りを発生させ
るか否か決定する(普通図柄当り判定用) (6)ランダム6:ランダム1の初期値を決定する(ラ
ンダム1初期値決定用) (7)ランダム7:ランダム5の初期値を決定する(ラ
ンダム5初期値決定用)
【0101】なお、図14に示された遊技制御処理にお
けるステップS23では、CPU56は、(1)の大当
り判定用乱数、(3)の大当り図柄決定用乱数、および
(5)の普通図柄当り判定用乱数を生成するためのカウ
ンタのカウントアップ(1加算)を行う。すなわち、そ
れらが判定用乱数であり、それら以外の乱数が表示用乱
数または初期値用乱数である。なお、遊技効果を高める
ために、上記(1)〜(7)の乱数以外の普通図柄に関
する乱数等も用いられている。
けるステップS23では、CPU56は、(1)の大当
り判定用乱数、(3)の大当り図柄決定用乱数、および
(5)の普通図柄当り判定用乱数を生成するためのカウ
ンタのカウントアップ(1加算)を行う。すなわち、そ
れらが判定用乱数であり、それら以外の乱数が表示用乱
数または初期値用乱数である。なお、遊技効果を高める
ために、上記(1)〜(7)の乱数以外の普通図柄に関
する乱数等も用いられている。
【0102】さらに、CPU56は、特別図柄プロセス
処理を行う(ステップS25)。特別図柄プロセス制御
では、遊技状態に応じてパチンコ遊技機1を所定の順序
で制御するための特別図柄プロセスフラグに従って該当
する処理が選び出されて実行される。そして、特別図柄
プロセスフラグの値は、遊技状態に応じて各処理中に更
新される。また、普通図柄プロセス処理を行う(ステッ
プS26)。普通図柄プロセス処理では、普通図柄の表
示状態を所定の順序で制御するための普通図柄プロセス
フラグに従って該当する処理が選び出されて実行され
る。そして、普通図柄プロセスフラグの値は、遊技状態
に応じて各処理中に更新される。
処理を行う(ステップS25)。特別図柄プロセス制御
では、遊技状態に応じてパチンコ遊技機1を所定の順序
で制御するための特別図柄プロセスフラグに従って該当
する処理が選び出されて実行される。そして、特別図柄
プロセスフラグの値は、遊技状態に応じて各処理中に更
新される。また、普通図柄プロセス処理を行う(ステッ
プS26)。普通図柄プロセス処理では、普通図柄の表
示状態を所定の順序で制御するための普通図柄プロセス
フラグに従って該当する処理が選び出されて実行され
る。そして、普通図柄プロセスフラグの値は、遊技状態
に応じて各処理中に更新される。
【0103】次いで、CPU56は、特別図柄に関する
表示制御コマンドを送信する処理を行う(特別図柄コマ
ンド制御処理:ステップS27)。また、普通図柄に関
する表示制御コマンドを送信する処理を行う(普通図柄
コマンド制御処理:ステップS28)。
表示制御コマンドを送信する処理を行う(特別図柄コマ
ンド制御処理:ステップS27)。また、普通図柄に関
する表示制御コマンドを送信する処理を行う(普通図柄
コマンド制御処理:ステップS28)。
【0104】さらに、CPU56は、例えばホールコン
ピュータに供給される大当り情報、始動情報、確率変動
情報などのデータを出力する情報出力処理を行う(ステ
ップS29)。
ピュータに供給される大当り情報、始動情報、確率変動
情報などのデータを出力する情報出力処理を行う(ステ
ップS29)。
【0105】また、CPU56は、所定の条件が成立し
たときにソレノイド回路59に駆動指令を行う(ステッ
プS30)。可変入賞球装置15または開閉板20を開
状態または閉状態としたり、大入賞口内の遊技球通路を
切り替えたりするために、ソレノイド回路59は、駆動
指令に応じてソレノイド16,21,21Aを駆動す
る。
たときにソレノイド回路59に駆動指令を行う(ステッ
プS30)。可変入賞球装置15または開閉板20を開
状態または閉状態としたり、大入賞口内の遊技球通路を
切り替えたりするために、ソレノイド回路59は、駆動
指令に応じてソレノイド16,21,21Aを駆動す
る。
【0106】そして、CPU56は、入賞口スイッチ2
9a,30a,33a,39aの検出信号にもとづく賞
球個数の設定などを行う賞球処理を実行する(ステップ
S31)。具体的には、入賞口スイッチ29a,30
a,33a,39aがオンしたことにもとづく入賞検出
に応じて、払出制御基板37に賞球個数を示す払出制御
コマンドを出力する。払出制御基板37に搭載されてい
る払出制御用CPU371は、賞球個数を示す払出制御
コマンドに応じて球払出装置97を駆動する。その後、
レジスタの内容を復旧させ(ステップS32)、割込許
可状態に設定する(ステップS33)。
9a,30a,33a,39aの検出信号にもとづく賞
球個数の設定などを行う賞球処理を実行する(ステップ
S31)。具体的には、入賞口スイッチ29a,30
a,33a,39aがオンしたことにもとづく入賞検出
に応じて、払出制御基板37に賞球個数を示す払出制御
コマンドを出力する。払出制御基板37に搭載されてい
る払出制御用CPU371は、賞球個数を示す払出制御
コマンドに応じて球払出装置97を駆動する。その後、
レジスタの内容を復旧させ(ステップS32)、割込許
可状態に設定する(ステップS33)。
【0107】以上の制御によって、この実施の形態で
は、遊技制御処理は2ms毎に定期的に起動されること
になる。なお、この実施の形態では、タイマ割込処理で
遊技制御処理が実行されているが、タイマ割込処理では
例えば割込が発生したことを示すフラグのセットのみが
なされ、遊技制御処理はメイン処理において実行される
ようにしてもよい。
は、遊技制御処理は2ms毎に定期的に起動されること
になる。なお、この実施の形態では、タイマ割込処理で
遊技制御処理が実行されているが、タイマ割込処理では
例えば割込が発生したことを示すフラグのセットのみが
なされ、遊技制御処理はメイン処理において実行される
ようにしてもよい。
【0108】図16は、遊技状態復旧処理の一例を示す
フローチャートである。遊技状態復旧処理において、C
PU56は、まず、スタックポインタの復帰処理を行う
(ステップS80)。スタックポインタの値は、後で詳
述する電力供給停止時処理において、所定のRAMエリ
ア(電源バックアップされている領域におけるスタック
ポインタ退避バッファ)に退避している。よって、ステ
ップS80では、そのRAMエリアの値をスタックポイ
ンタに設定することによって復帰させる。なお、復帰さ
れたスタックポインタが指す領域(すなわちサブルーチ
ンを呼び出した際の戻りアドレス等を保存するスタック
領域における読み出し先:具体的にはそこから複数の領
域)には、電力供給が停止したときのレジスタ値やプロ
グラムカウンタ(PC)の値が退避している。
フローチャートである。遊技状態復旧処理において、C
PU56は、まず、スタックポインタの復帰処理を行う
(ステップS80)。スタックポインタの値は、後で詳
述する電力供給停止時処理において、所定のRAMエリ
ア(電源バックアップされている領域におけるスタック
ポインタ退避バッファ)に退避している。よって、ステ
ップS80では、そのRAMエリアの値をスタックポイ
ンタに設定することによって復帰させる。なお、復帰さ
れたスタックポインタが指す領域(すなわちサブルーチ
ンを呼び出した際の戻りアドレス等を保存するスタック
領域における読み出し先:具体的にはそこから複数の領
域)には、電力供給が停止したときのレジスタ値やプロ
グラムカウンタ(PC)の値が退避している。
【0109】次いで、CPU56は、図柄制御基板80
に対して、表示制御状態を復旧させるための表示制御コ
マンドすなわち復旧コマンドを送信する処理を行う。具
体的には、復旧コマンドに対応したコマンド送信テーブ
ルをセットし(ステップS81)、コマンド作成処理を
コールする(ステップS82)。なお、図柄制御基板8
0に搭載されている表示制御手段は、表示状態を復旧さ
せるための表示制御コマンドを受信すると、例えば可変
表示装置9において「復旧処理が実行された」ことを示
す表示を行うようにしてもよい。
に対して、表示制御状態を復旧させるための表示制御コ
マンドすなわち復旧コマンドを送信する処理を行う。具
体的には、復旧コマンドに対応したコマンド送信テーブ
ルをセットし(ステップS81)、コマンド作成処理を
コールする(ステップS82)。なお、図柄制御基板8
0に搭載されている表示制御手段は、表示状態を復旧さ
せるための表示制御コマンドを受信すると、例えば可変
表示装置9において「復旧処理が実行された」ことを示
す表示を行うようにしてもよい。
【0110】また、CPU56は、内蔵デバイスの設定
を行うとともに、スタック領域から各種レジスタの退避
値を読み出して、各種レジスタ(IXレジスタ、HLレ
ジスタ、DEレジスタ、BCレジスタ)に設定する。す
なわち、レジスタ復元処理を行う(ステップS83)。
なお、各レジスタが復旧される毎に、スタックポインタ
の値が減らされる。すなわち、スタックポインタの値
が、スタック領域の1つ前のアドレスを指すように更新
される。その後、2ms毎にタイマ割込がかかるように
タイマ割込の設定を行う(ステップS84)。また、C
PU56は、バックアップフラグをクリアする(ステッ
プS85)。すなわち、前回の電力供給停止時に所定の
記憶保護処理が実行されたことを示すフラグをリセット
する。よって、制御状態の復旧後に不必要な情報が残存
しないようにすることができる。
を行うとともに、スタック領域から各種レジスタの退避
値を読み出して、各種レジスタ(IXレジスタ、HLレ
ジスタ、DEレジスタ、BCレジスタ)に設定する。す
なわち、レジスタ復元処理を行う(ステップS83)。
なお、各レジスタが復旧される毎に、スタックポインタ
の値が減らされる。すなわち、スタックポインタの値
が、スタック領域の1つ前のアドレスを指すように更新
される。その後、2ms毎にタイマ割込がかかるように
タイマ割込の設定を行う(ステップS84)。また、C
PU56は、バックアップフラグをクリアする(ステッ
プS85)。すなわち、前回の電力供給停止時に所定の
記憶保護処理が実行されたことを示すフラグをリセット
する。よって、制御状態の復旧後に不必要な情報が残存
しないようにすることができる。
【0111】そして、パリティフラグがオンしていない
場合には割込許可状態にする(ステップS86,S8
7)。最後に、AFレジスタ(アキュミュレータとフラ
グのレジスタ)をスタック領域から復元する(ステップ
S88)。
場合には割込許可状態にする(ステップS86,S8
7)。最後に、AFレジスタ(アキュミュレータとフラ
グのレジスタ)をスタック領域から復元する(ステップ
S88)。
【0112】そして、RET命令が実行される。RET
命令が実行されるときには、CPU56は、スタックポ
インタが指す領域に格納されているデータをプログラム
カウンタに設定することによってプログラムのリターン
動作を実現する。ただし、ここでのリターン先は、遊技
状態復旧処理をコールした部分ではない。なぜなら、ス
テップS80においてスタックポインタの復帰処理がな
され、ステップS83でレジスタの復帰処理が終了した
後では、スタック領域を指すスタックポインタは、NM
Iによる電力供給停止時処理が開始されたときに実行さ
れていたプログラムのアドレスが退避している領域を指
している。すなわち、復帰されたスタックポインタが指
すスタック領域に格納されているリターンアドレスは、
プログラムにおける前回の電力供給停止時にNMIが発
生したアドレスである。従って、ステップS88の次の
RET命令によって、電力供給停止時にNMIが発生し
たアドレスにリターンする。
命令が実行されるときには、CPU56は、スタックポ
インタが指す領域に格納されているデータをプログラム
カウンタに設定することによってプログラムのリターン
動作を実現する。ただし、ここでのリターン先は、遊技
状態復旧処理をコールした部分ではない。なぜなら、ス
テップS80においてスタックポインタの復帰処理がな
され、ステップS83でレジスタの復帰処理が終了した
後では、スタック領域を指すスタックポインタは、NM
Iによる電力供給停止時処理が開始されたときに実行さ
れていたプログラムのアドレスが退避している領域を指
している。すなわち、復帰されたスタックポインタが指
すスタック領域に格納されているリターンアドレスは、
プログラムにおける前回の電力供給停止時にNMIが発
生したアドレスである。従って、ステップS88の次の
RET命令によって、電力供給停止時にNMIが発生し
たアドレスにリターンする。
【0113】以上のように、この実施の形態では、スタ
ック領域に退避されていたアドレスデータ(プログラム
アドレスデータ)にもとづいて遊技制御が再開される。
ック領域に退避されていたアドレスデータ(プログラム
アドレスデータ)にもとづいて遊技制御が再開される。
【0114】なお、CPU56は、電源バックアップさ
れているRAMエリア(バックアップRAM領域)に保
存されていた始動記憶数(特定遊技状態に制御させるた
めの遊技の開始条件の保留記憶数)を示す表示制御コマ
ンドを図柄制御基板80に対して送信する処理も行う。
図柄制御基板80における表示制御手段は、始動記憶数
を示す表示制御コマンドを受信すると、始動記憶数を示
すランプ制御コマンドをランプ制御基板35に送信す
る。ランプ制御基板35におけるランプ制御手段は、受
信した始動記憶数を示すランプ制御コマンドに応じて、
始動記憶表示器18の点灯制御を行う。なお、始動記憶
数を示す表示制御コマンドは、この実施の形態ではE0
XX(H)である。
れているRAMエリア(バックアップRAM領域)に保
存されていた始動記憶数(特定遊技状態に制御させるた
めの遊技の開始条件の保留記憶数)を示す表示制御コマ
ンドを図柄制御基板80に対して送信する処理も行う。
図柄制御基板80における表示制御手段は、始動記憶数
を示す表示制御コマンドを受信すると、始動記憶数を示
すランプ制御コマンドをランプ制御基板35に送信す
る。ランプ制御基板35におけるランプ制御手段は、受
信した始動記憶数を示すランプ制御コマンドに応じて、
始動記憶表示器18の点灯制御を行う。なお、始動記憶
数を示す表示制御コマンドは、この実施の形態ではE0
XX(H)である。
【0115】図17は、CPU56が実行する特別図柄
プロセス処理のプログラムの一例を示すフローチャート
である。図17に示す特別図柄プロセス処理は、図14
のフローチャートにおけるステップS25の具体的な処
理でもある。CPU56は、特別図柄プロセス処理を行
う際に、変動短縮タイマ減算処理(ステップS310)
および始動口スイッチ通過確認処理(ステップS31
1)を行った後に、内部状態(この例では特別図柄プロ
セスフラグ)に応じて、ステップS300〜S309の
うちのいずれかの処理を行う。
プロセス処理のプログラムの一例を示すフローチャート
である。図17に示す特別図柄プロセス処理は、図14
のフローチャートにおけるステップS25の具体的な処
理でもある。CPU56は、特別図柄プロセス処理を行
う際に、変動短縮タイマ減算処理(ステップS310)
および始動口スイッチ通過確認処理(ステップS31
1)を行った後に、内部状態(この例では特別図柄プロ
セスフラグ)に応じて、ステップS300〜S309の
うちのいずれかの処理を行う。
【0116】変動短縮タイマ減算処理は、始動記憶(始
動口スイッチ14aがオンしたことの記憶)の記憶可能
最大数に対応した個数設けられている変動短縮タイマを
減算する処理である。そして、後述する特別図柄大当り
判定処理(ステップS301)において、例えば、変動
短縮タイマの値が0になっていて、かつ、低確率状態
(通常状態)では始動記憶数が始動記憶の最大値、確変
状態では始動記憶数が「2」以上であれば、図柄の変動
パターンとして変動時間が短縮されたパターンを用いる
ことに決定される。また、始動口スイッチ通過確認処理
は、始動口スイッチ14aがオンしたときに所定の各乱
数値を取得して記憶する処理である。
動口スイッチ14aがオンしたことの記憶)の記憶可能
最大数に対応した個数設けられている変動短縮タイマを
減算する処理である。そして、後述する特別図柄大当り
判定処理(ステップS301)において、例えば、変動
短縮タイマの値が0になっていて、かつ、低確率状態
(通常状態)では始動記憶数が始動記憶の最大値、確変
状態では始動記憶数が「2」以上であれば、図柄の変動
パターンとして変動時間が短縮されたパターンを用いる
ことに決定される。また、始動口スイッチ通過確認処理
は、始動口スイッチ14aがオンしたときに所定の各乱
数値を取得して記憶する処理である。
【0117】ステップS300〜S309において、以
下のような処理が行われる。
下のような処理が行われる。
【0118】特別図柄通常処理(ステップS300):
始動記憶数を確認し、始動記憶数が0でなければ、ステ
ップS301に移行するように特別図柄プロセスフラグ
の値を変更する。
始動記憶数を確認し、始動記憶数が0でなければ、ステ
ップS301に移行するように特別図柄プロセスフラグ
の値を変更する。
【0119】特別図柄大当り判定処理(ステップS30
1):始動入賞があったときに記憶された各種乱数を格
納するバッファ等の内容をシフトする。シフトの結果、
押し出されたバッファの内容にもとづいて大当りとする
か否かを決定する。なお、バッファは、始動入賞の記憶
可能最大数だけ用意されている。また、シフトによって
押し出されたバッファの内容は、最も前に生じた始動入
賞に応じた内容である。そして、大当りとすることに決
定した場合には、大当りフラグをセットする。その後、
ステップS302に移行するように特別図柄プロセスフ
ラグの値を変更する。
1):始動入賞があったときに記憶された各種乱数を格
納するバッファ等の内容をシフトする。シフトの結果、
押し出されたバッファの内容にもとづいて大当りとする
か否かを決定する。なお、バッファは、始動入賞の記憶
可能最大数だけ用意されている。また、シフトによって
押し出されたバッファの内容は、最も前に生じた始動入
賞に応じた内容である。そして、大当りとすることに決
定した場合には、大当りフラグをセットする。その後、
ステップS302に移行するように特別図柄プロセスフ
ラグの値を変更する。
【0120】停止図柄設定処理(ステップS302):
特別図柄の可変表示の表示結果である左右中図柄の停止
図柄を決定する。そして、ステップS303に移行する
ように特別図柄プロセスフラグの値を変更する。
特別図柄の可変表示の表示結果である左右中図柄の停止
図柄を決定する。そして、ステップS303に移行する
ように特別図柄プロセスフラグの値を変更する。
【0121】変動パターン設定処理(ステップS30
3):特別図柄の可変表示のパターンすなわち可変表示
パターン(変動パターン)を決定する。そして、決定さ
れた変動パターンおよび停止図柄等を通知するための表
示制御コマンドを図柄制御基板80に対して出力するた
めの処理を行う。その後、ステップS304に移行する
ように特別図柄プロセスフラグの値を変更する。
3):特別図柄の可変表示のパターンすなわち可変表示
パターン(変動パターン)を決定する。そして、決定さ
れた変動パターンおよび停止図柄等を通知するための表
示制御コマンドを図柄制御基板80に対して出力するた
めの処理を行う。その後、ステップS304に移行する
ように特別図柄プロセスフラグの値を変更する。
【0122】特別図柄変動処理(ステップS304):
変動パターンに応じて決められている変動時間が経過し
たか否か確認する。経過していれば、ステップS305
に移行するように特別図柄プロセスフラグの値を変更す
る。
変動パターンに応じて決められている変動時間が経過し
たか否か確認する。経過していれば、ステップS305
に移行するように特別図柄プロセスフラグの値を変更す
る。
【0123】特別図柄図柄停止処理(ステップS30
5):一定時間(例えば1.000秒)が経過した後、
大当りとすることに決定されている場合には、ステップ
S306に移行するように特別図柄プロセスフラグの値
を変更する。そうでなければ、ステップS300に移行
するように特別図柄プロセスフラグの値を変更する。
5):一定時間(例えば1.000秒)が経過した後、
大当りとすることに決定されている場合には、ステップ
S306に移行するように特別図柄プロセスフラグの値
を変更する。そうでなければ、ステップS300に移行
するように特別図柄プロセスフラグの値を変更する。
【0124】大入賞口開放前処理(ステップS30
6):大入賞口を開放する制御を開始する。具体的に
は、カウンタやフラグを初期化するとともに、ソレノイ
ド54を駆動して大入賞口を開放する。そして、ステッ
プS307に移行するように特別図柄プロセスフラグの
値を変更する。
6):大入賞口を開放する制御を開始する。具体的に
は、カウンタやフラグを初期化するとともに、ソレノイ
ド54を駆動して大入賞口を開放する。そして、ステッ
プS307に移行するように特別図柄プロセスフラグの
値を変更する。
【0125】大入賞口開放中処理(ステップS30
7):大入賞口の閉成条件の成立を確認する処理等を行
う。大入賞口の閉成条件が成立したら、ステップS30
8に移行するように特別図柄プロセスフラグの値を変更
する。
7):大入賞口の閉成条件の成立を確認する処理等を行
う。大入賞口の閉成条件が成立したら、ステップS30
8に移行するように特別図柄プロセスフラグの値を変更
する。
【0126】特定領域有効時間処理(ステップS30
8):V入賞スイッチ22の通過の有無を監視して、大
当り遊技状態継続条件の成立を確認する処理を行う。大
当り遊技状態継続の条件が成立し、かつ、まだ残りラウ
ンドがある場合には、ステップS307に移行するよう
に特別図柄プロセスフラグの値を変更する。また、所定
の有効時間内に大当り遊技状態継続条件が成立しなかっ
た場合、または、全てのラウンドを終えた場合には、ス
テップS309に移行するように特別図柄プロセスフラ
グの値を変更する。
8):V入賞スイッチ22の通過の有無を監視して、大
当り遊技状態継続条件の成立を確認する処理を行う。大
当り遊技状態継続の条件が成立し、かつ、まだ残りラウ
ンドがある場合には、ステップS307に移行するよう
に特別図柄プロセスフラグの値を変更する。また、所定
の有効時間内に大当り遊技状態継続条件が成立しなかっ
た場合、または、全てのラウンドを終えた場合には、ス
テップS309に移行するように特別図柄プロセスフラ
グの値を変更する。
【0127】大当り終了処理(ステップS309):大
当り遊技状態が終了したことを遊技者に報知するための
表示を表示制御手段等に行わせる制御を行う。そして、
ステップS300に移行するように特別図柄プロセスフ
ラグの値を変更する。
当り遊技状態が終了したことを遊技者に報知するための
表示を表示制御手段等に行わせる制御を行う。そして、
ステップS300に移行するように特別図柄プロセスフ
ラグの値を変更する。
【0128】図18は、始動口スイッチ通過確認処理
(ステップS311)を示すフローチャートである。打
球が遊技盤に設けられている始動入賞口14に入賞する
と、始動口スイッチ14aがオンする。CPU56は、
スイッチ回路58を介して始動口スイッチ14aがオン
したことを判定すると(ステップS41)、始動記憶数
が上限値(この例では4)に達しているかどうか確認す
る(ステップS42)。始動記憶数が上限値に達してい
なければ、始動記憶数を1増やし(ステップS43)、
大当り判定用乱数等の各乱数の値を抽出する。そして、
それらを始動記憶数の値に対応した乱数値格納エリア
(特別図柄判定用バッファ)に格納する(ステップS4
4)。
(ステップS311)を示すフローチャートである。打
球が遊技盤に設けられている始動入賞口14に入賞する
と、始動口スイッチ14aがオンする。CPU56は、
スイッチ回路58を介して始動口スイッチ14aがオン
したことを判定すると(ステップS41)、始動記憶数
が上限値(この例では4)に達しているかどうか確認す
る(ステップS42)。始動記憶数が上限値に達してい
なければ、始動記憶数を1増やし(ステップS43)、
大当り判定用乱数等の各乱数の値を抽出する。そして、
それらを始動記憶数の値に対応した乱数値格納エリア
(特別図柄判定用バッファ)に格納する(ステップS4
4)。
【0129】また、始動記憶数指定コマンドの送出要求
のための処理を行う(ステップS45)。始動記憶数指
定コマンドとは、図柄制御基板80に搭載されている表
示制御手段に対して送信される、新たな始動記憶数を通
知するための制御コマンドであり、具体的には、後述す
るコマンド送信テーブルを指定する処理が行われる。な
お、始動記憶数が上限値に達している場合には、始動記
憶数を増やす処理を行わない。
のための処理を行う(ステップS45)。始動記憶数指
定コマンドとは、図柄制御基板80に搭載されている表
示制御手段に対して送信される、新たな始動記憶数を通
知するための制御コマンドであり、具体的には、後述す
るコマンド送信テーブルを指定する処理が行われる。な
お、始動記憶数が上限値に達している場合には、始動記
憶数を増やす処理を行わない。
【0130】CPU56は、ステップS25の特別図柄
プロセス処理において、図19に示すように始動記憶数
の値を確認する(ステップS51)。始動記憶数が0で
なければ、始動記憶;1(1番目の始動記憶)に対応す
る乱数値格納エリアに格納されている値を読み出すとと
もに(ステップS52)、始動記憶数の値を1減らし、
かつ、各乱数値格納エリアの値をシフトする(ステップ
S53)。すなわち、始動記憶;n(n=2,・・・,
4)に対応する乱数値格納エリアに格納されている各値
を、始動記憶:n−1に対応する乱数値格納エリアに格
納する。なお、そのときの始動記憶数に対応した乱数値
格納エリアの内容をクリアする。例えば、始動記憶数が
4であった場合には、始動記憶;4に対応した特別図柄
乱数値格納エリアの内容をクリアする。
プロセス処理において、図19に示すように始動記憶数
の値を確認する(ステップS51)。始動記憶数が0で
なければ、始動記憶;1(1番目の始動記憶)に対応す
る乱数値格納エリアに格納されている値を読み出すとと
もに(ステップS52)、始動記憶数の値を1減らし、
かつ、各乱数値格納エリアの値をシフトする(ステップ
S53)。すなわち、始動記憶;n(n=2,・・・,
4)に対応する乱数値格納エリアに格納されている各値
を、始動記憶:n−1に対応する乱数値格納エリアに格
納する。なお、そのときの始動記憶数に対応した乱数値
格納エリアの内容をクリアする。例えば、始動記憶数が
4であった場合には、始動記憶;4に対応した特別図柄
乱数値格納エリアの内容をクリアする。
【0131】また、始動記憶数が1減らされたので、新
たな始動記憶数を表示制御手段等に通知するために、始
動記憶数指定コマンドの送出要求のための処理を行う
(ステップS65)。
たな始動記憶数を表示制御手段等に通知するために、始
動記憶数指定コマンドの送出要求のための処理を行う
(ステップS65)。
【0132】そして、CPU56は、ステップS52で
読み出した値、すなわち抽出されている大当り判定用乱
数(特別図柄判定用乱数)の値にもとづいて当り/はず
れを決定する(ステップS54)。ここでは、大当り判
定用乱数は0〜316の範囲の値をとることにする。そ
して、図20に示すように、通常状態では、例えばその
値が「3」である場合に「大当り」と決定し、それ以外
の値である場合には「はずれ」と決定する。また、高確
率状態(確変状態)では、例えばその値が「3」,
「7」,「79」,「103」,「107」のいずれか
である場合に「大当り」と決定し、それ以外の値である
場合には「はずれ」と決定する。
読み出した値、すなわち抽出されている大当り判定用乱
数(特別図柄判定用乱数)の値にもとづいて当り/はず
れを決定する(ステップS54)。ここでは、大当り判
定用乱数は0〜316の範囲の値をとることにする。そ
して、図20に示すように、通常状態では、例えばその
値が「3」である場合に「大当り」と決定し、それ以外
の値である場合には「はずれ」と決定する。また、高確
率状態(確変状態)では、例えばその値が「3」,
「7」,「79」,「103」,「107」のいずれか
である場合に「大当り」と決定し、それ以外の値である
場合には「はずれ」と決定する。
【0133】図19に示すステップS54において、大
当りと判定されたときには、大当り図柄用乱数(ランダ
ム3)の値に従って大当り図柄を決定する(ステップS
55)。この実施の形態では、ランダム3の値に応じた
大当り図柄テーブルに設定されている図柄番号の各図柄
が、大当り図柄として決定される。大当り図柄テーブル
には、複数種類の大当り図柄の組み合わせのそれぞれに
対応した左右中の図柄番号が設定されている。また、変
動パターン決定用乱数(ランダム4)を抽出し、ランダ
ム4の値にもとづいて特別図柄の変動パターンを決定す
る(ステップS56)。
当りと判定されたときには、大当り図柄用乱数(ランダ
ム3)の値に従って大当り図柄を決定する(ステップS
55)。この実施の形態では、ランダム3の値に応じた
大当り図柄テーブルに設定されている図柄番号の各図柄
が、大当り図柄として決定される。大当り図柄テーブル
には、複数種類の大当り図柄の組み合わせのそれぞれに
対応した左右中の図柄番号が設定されている。また、変
動パターン決定用乱数(ランダム4)を抽出し、ランダ
ム4の値にもとづいて特別図柄の変動パターンを決定す
る(ステップS56)。
【0134】はずれと判定された場合には、CPU56
は、大当りとしない場合の停止図柄の決定を行う。この
実施の形態では、ステップS52で読み出した値、すな
わち抽出されているランダム2−1の値に従って左図柄
を決定する(ステップS57)。また、ランダム2−2
の値に従って中図柄を決定する(ステップS58)。そ
して、ランダム2−3の値に従って右図柄を決定する
(ステップS59)。ここで、決定された中図柄が左右
図柄と一致した場合には、中図柄に対応した乱数の値に
1加算した値に対応する図柄を中図柄の停止図柄とし
て、大当り図柄と一致しないようにする。
は、大当りとしない場合の停止図柄の決定を行う。この
実施の形態では、ステップS52で読み出した値、すな
わち抽出されているランダム2−1の値に従って左図柄
を決定する(ステップS57)。また、ランダム2−2
の値に従って中図柄を決定する(ステップS58)。そ
して、ランダム2−3の値に従って右図柄を決定する
(ステップS59)。ここで、決定された中図柄が左右
図柄と一致した場合には、中図柄に対応した乱数の値に
1加算した値に対応する図柄を中図柄の停止図柄とし
て、大当り図柄と一致しないようにする。
【0135】さらに、CPU56は、リーチすることに
決定されたか否か(左右の停止図柄が揃っているか否
か)を確認し(ステップS60)、リーチすることに決
定されている場合には、変動パターン決定用乱数(ラン
ダム4)の値を抽出し、ランダム4にもとづいて図柄の
変動パターンを決定する(ステップS61)。
決定されたか否か(左右の停止図柄が揃っているか否
か)を確認し(ステップS60)、リーチすることに決
定されている場合には、変動パターン決定用乱数(ラン
ダム4)の値を抽出し、ランダム4にもとづいて図柄の
変動パターンを決定する(ステップS61)。
【0136】リーチすることに決定されていない場合に
は、確変状態か否かを確認する(ステップS62)。確
変状態であれば変動パターンをはずれ時短縮変動パター
ンとすることに決定する(ステップS63)。確変状態
でなければ変動パターンをはずれ時の通常変動パターン
とすることに決定する(ステップS64)。なお、はず
れ時短縮変動パターンは、左右中の図柄の変動時間が例
えば1.0秒という通常変動パターンよりも変動期間が
短い変動パターンである。
は、確変状態か否かを確認する(ステップS62)。確
変状態であれば変動パターンをはずれ時短縮変動パター
ンとすることに決定する(ステップS63)。確変状態
でなければ変動パターンをはずれ時の通常変動パターン
とすることに決定する(ステップS64)。なお、はず
れ時短縮変動パターンは、左右中の図柄の変動時間が例
えば1.0秒という通常変動パターンよりも変動期間が
短い変動パターンである。
【0137】以上のようにして、始動入賞にもとづく図
柄の変動態様を、リーチ態様とするか、はずれ態様とす
るか決定され、それぞれの停止図柄の組合せが決定され
る。すなわち、特別図柄の変動態様として、リーチ演出
を行うのか行わないのかが決定されるとともに停止図柄
の組合せが決定される。すなわち、遊技制御手段に含ま
れる識別情報決定手段によって確定表示される識別情報
(最終停止表示される図柄)が決定され、遊技制御手段
に含まれる可変表示態様決定手段によって、可変表示態
様(リーチ種類や変動パターン)が決定される。また、
遊技制御手段は、識別情報決定手段および可変表示態様
決定手段の決定結果にもとづく制御コマンド(変動パタ
ーンを特定可能な制御コマンド)を、図柄制御基板80
に搭載されている表示制御手段に送信する。
柄の変動態様を、リーチ態様とするか、はずれ態様とす
るか決定され、それぞれの停止図柄の組合せが決定され
る。すなわち、特別図柄の変動態様として、リーチ演出
を行うのか行わないのかが決定されるとともに停止図柄
の組合せが決定される。すなわち、遊技制御手段に含ま
れる識別情報決定手段によって確定表示される識別情報
(最終停止表示される図柄)が決定され、遊技制御手段
に含まれる可変表示態様決定手段によって、可変表示態
様(リーチ種類や変動パターン)が決定される。また、
遊技制御手段は、識別情報決定手段および可変表示態様
決定手段の決定結果にもとづく制御コマンド(変動パタ
ーンを特定可能な制御コマンド)を、図柄制御基板80
に搭載されている表示制御手段に送信する。
【0138】なお、図19に示された処理は、図17に
示された特別図柄プロセス処理におけるステップS30
1〜S303の処理をまとめて示した場合の処理に相当
する。また、この実施の形態では、左右中図柄の停止図
柄が揃った場合に大当りが発生する。左右図柄のみが揃
った場合にリーチとなる。
示された特別図柄プロセス処理におけるステップS30
1〜S303の処理をまとめて示した場合の処理に相当
する。また、この実施の形態では、左右中図柄の停止図
柄が揃った場合に大当りが発生する。左右図柄のみが揃
った場合にリーチとなる。
【0139】次に、遊技制御手段から表示制御手段に対
する制御コマンドの送出方式について説明する。図21
は、主基板31から図柄制御基板80に送信される表示
制御コマンドの信号線を示す説明図である。図21に示
すように、この実施の形態では、表示制御コマンドは、
表示制御信号D0〜D7の8本の信号線で主基板31か
ら図柄制御基板80に送信される。また、主基板31と
図柄制御基板80との間には、ストローブ信号を送信す
るための表示制御INT信号の信号線も配線されてい
る。図21には、表示制御コマンドの例が示されている
が、払出制御基板37への制御コマンドも、8本の信号
線と1本のINT信号の信号線によって送信される。
する制御コマンドの送出方式について説明する。図21
は、主基板31から図柄制御基板80に送信される表示
制御コマンドの信号線を示す説明図である。図21に示
すように、この実施の形態では、表示制御コマンドは、
表示制御信号D0〜D7の8本の信号線で主基板31か
ら図柄制御基板80に送信される。また、主基板31と
図柄制御基板80との間には、ストローブ信号を送信す
るための表示制御INT信号の信号線も配線されてい
る。図21には、表示制御コマンドの例が示されている
が、払出制御基板37への制御コマンドも、8本の信号
線と1本のINT信号の信号線によって送信される。
【0140】遊技制御手段から他の電気部品制御基板
(サブ基板:この実施の形態では図柄制御基板80およ
び払出制御基板37)に制御コマンドを出力しようとす
るときに、コマンド送信テーブルの先頭アドレスの設定
が行われる。図22(A)は、コマンド送信テーブルの
一構成例を示す説明図である。1つのコマンド送信テー
ブルは3バイトで構成され、1バイト目にはINTデー
タが設定される。また、2バイト目のコマンドデータ1
には、制御コマンドの1バイト目のMODEデータが設
定される。そして、3バイト目のコマンドデータ2に
は、制御コマンドの2バイト目のEXTデータが設定さ
れる。
(サブ基板:この実施の形態では図柄制御基板80およ
び払出制御基板37)に制御コマンドを出力しようとす
るときに、コマンド送信テーブルの先頭アドレスの設定
が行われる。図22(A)は、コマンド送信テーブルの
一構成例を示す説明図である。1つのコマンド送信テー
ブルは3バイトで構成され、1バイト目にはINTデー
タが設定される。また、2バイト目のコマンドデータ1
には、制御コマンドの1バイト目のMODEデータが設
定される。そして、3バイト目のコマンドデータ2に
は、制御コマンドの2バイト目のEXTデータが設定さ
れる。
【0141】なお、EXTデータそのものがコマンドデ
ータ2の領域に設定されてもよいが、コマンドデータ2
には、EXTデータが格納されているテーブルのアドレ
スを指定するためのデータが設定されるようにしてもよ
い。例えば、コマンドデータ2のビット7(ワークエリ
ア参照ビット)が0であれば、コマンドデータ2にEX
Tデータそのものが設定されていることを示す。そのよ
うなEXTデータはビット7が0であるデータである。
この実施の形態では、ワークエリア参照ビットが1であ
れば、EXTデータとして、送信バッファの内容を使用
することを示す。なお、ワークエリア参照ビットが1で
あれば、他の7ビットが、EXTデータが格納されてい
るテーブルのアドレスを指定するためのオフセットであ
ることを示すように構成することもできる。
ータ2の領域に設定されてもよいが、コマンドデータ2
には、EXTデータが格納されているテーブルのアドレ
スを指定するためのデータが設定されるようにしてもよ
い。例えば、コマンドデータ2のビット7(ワークエリ
ア参照ビット)が0であれば、コマンドデータ2にEX
Tデータそのものが設定されていることを示す。そのよ
うなEXTデータはビット7が0であるデータである。
この実施の形態では、ワークエリア参照ビットが1であ
れば、EXTデータとして、送信バッファの内容を使用
することを示す。なお、ワークエリア参照ビットが1で
あれば、他の7ビットが、EXTデータが格納されてい
るテーブルのアドレスを指定するためのオフセットであ
ることを示すように構成することもできる。
【0142】図22(B)INTデータの一構成例を示
す説明図である。INTデータにおけるビット0は、払
出制御基板37に払出制御コマンドを送出すべきか否か
を示す。ビット0が「1」であるならば、払出制御コマ
ンドを送出すべきことを示す。
す説明図である。INTデータにおけるビット0は、払
出制御基板37に払出制御コマンドを送出すべきか否か
を示す。ビット0が「1」であるならば、払出制御コマ
ンドを送出すべきことを示す。
【0143】図23は、主基板31から他の電気部品制
御基板に送出される制御コマンドのコマンド形態の一例
を示す説明図である。この実施の形態では、制御コマン
ドは2バイト構成であり、1バイト目はMODE(コマ
ンドの分類)を表し、2バイト目はEXT(コマンドの
種類)を表す。MODEデータの先頭ビット(ビット
7)は必ず「1」とされ、EXTデータの先頭ビット
(ビット7)は必ず「0」とされる。このように、電気
部品制御基板へのコマンドとなる制御コマンドは、複数
のデータで構成され、先頭ビットによってそれぞれを区
別可能な態様になっている。なお、図23に示されたコ
マンド形態は一例であって他のコマンド形態を用いても
よい。例えば、1バイトや3バイト以上で構成される制
御コマンドを用いてもよい。また、図23では図柄制御
基板80に送出される表示制御コマンドを例示するが、
払出制御基板37に送出される払出制御コマンドも同一
構成である。
御基板に送出される制御コマンドのコマンド形態の一例
を示す説明図である。この実施の形態では、制御コマン
ドは2バイト構成であり、1バイト目はMODE(コマ
ンドの分類)を表し、2バイト目はEXT(コマンドの
種類)を表す。MODEデータの先頭ビット(ビット
7)は必ず「1」とされ、EXTデータの先頭ビット
(ビット7)は必ず「0」とされる。このように、電気
部品制御基板へのコマンドとなる制御コマンドは、複数
のデータで構成され、先頭ビットによってそれぞれを区
別可能な態様になっている。なお、図23に示されたコ
マンド形態は一例であって他のコマンド形態を用いても
よい。例えば、1バイトや3バイト以上で構成される制
御コマンドを用いてもよい。また、図23では図柄制御
基板80に送出される表示制御コマンドを例示するが、
払出制御基板37に送出される払出制御コマンドも同一
構成である。
【0144】図24に示すように、制御コマンドは、8
ビットの制御信号CD0〜CD7(コマンドデータ)と
INT信号(取込信号)とで構成される。払出制御基板
37および図柄制御基板80に搭載されている払出制御
手段および表示制御手段は、INT信号が立ち上がった
ことを検知して、割込処理によって1バイトのデータの
取り込み処理を開始する。
ビットの制御信号CD0〜CD7(コマンドデータ)と
INT信号(取込信号)とで構成される。払出制御基板
37および図柄制御基板80に搭載されている払出制御
手段および表示制御手段は、INT信号が立ち上がった
ことを検知して、割込処理によって1バイトのデータの
取り込み処理を開始する。
【0145】なお、制御コマンドは、電気部品制御手段
が認識可能に1回だけ送出される。認識可能とは、この
例では、INT信号のレベルが変化することであり、認
識可能に1回だけ送出されるとは、例えば表示制御信号
の1バイト目および2バイト目のそれぞれに応じてIN
T信号が1回だけパルス状(矩形波状)に出力されるこ
とである。
が認識可能に1回だけ送出される。認識可能とは、この
例では、INT信号のレベルが変化することであり、認
識可能に1回だけ送出されるとは、例えば表示制御信号
の1バイト目および2バイト目のそれぞれに応じてIN
T信号が1回だけパルス状(矩形波状)に出力されるこ
とである。
【0146】各電気部品制御基板への制御コマンドを、
対応する出力ポートに出力する際に、INT信号を出力
する出力ポートのビット0〜1のうちのいずれかのビッ
トが所定期間「1」(ハイレベル)になるのであるが、
INTデータにおけるビット配列と出力ポートにおける
ビット配列とは対応している。従って、各電気部品制御
基板に制御コマンドを送出する際に、INTデータにも
とづいて、容易にINT信号の出力を行うことができ
る。
対応する出力ポートに出力する際に、INT信号を出力
する出力ポートのビット0〜1のうちのいずれかのビッ
トが所定期間「1」(ハイレベル)になるのであるが、
INTデータにおけるビット配列と出力ポートにおける
ビット配列とは対応している。従って、各電気部品制御
基板に制御コマンドを送出する際に、INTデータにも
とづいて、容易にINT信号の出力を行うことができ
る。
【0147】図25および図26は、図柄制御基板80
に送出される表示制御コマンドの内容の一例を示す説明
図である。図25に示す例において、コマンド8000
(H)〜800E(H)は、特別図柄を可変表示する可
変表示装置9における特別図柄の変動パターン、すなわ
ち可変表示装置9における表示結果導出動作に関わる演
出内容を示すを指定する表示制御コマンドである。な
お、変動パターンを指定するコマンド(変動パターンコ
マンド)は変動開始指示も兼ねている。また、コマンド
800E(H)は、短縮表示パターンを指定するコマン
ドである。
に送出される表示制御コマンドの内容の一例を示す説明
図である。図25に示す例において、コマンド8000
(H)〜800E(H)は、特別図柄を可変表示する可
変表示装置9における特別図柄の変動パターン、すなわ
ち可変表示装置9における表示結果導出動作に関わる演
出内容を示すを指定する表示制御コマンドである。な
お、変動パターンを指定するコマンド(変動パターンコ
マンド)は変動開始指示も兼ねている。また、コマンド
800E(H)は、短縮表示パターンを指定するコマン
ドである。
【0148】コマンド88XX(H)(X=4ビットの
任意の値)は、普通図柄表示器10で可変表示される普
通図柄の変動パターンに関する表示制御コマンドであ
る。コマンド89XX(H)は、普通図柄の停止図柄を
指定する表示制御コマンドである。コマンド8AXX
(H)(X=4ビットの任意の値)は、普通図柄の可変
表示の停止を指示する表示制御コマンドである。
任意の値)は、普通図柄表示器10で可変表示される普
通図柄の変動パターンに関する表示制御コマンドであ
る。コマンド89XX(H)は、普通図柄の停止図柄を
指定する表示制御コマンドである。コマンド8AXX
(H)(X=4ビットの任意の値)は、普通図柄の可変
表示の停止を指示する表示制御コマンドである。
【0149】コマンド91XX(H)、92XX(H)
および93XX(H)は、特別図柄の左中右の停止図柄
を指定する表示制御コマンドである。「XX」には図柄
番号が設定される。また、コマンドA000(H)は、
特別図柄の可変表示の停止を指示する表示制御コマンド
である。コマンドBXXX(H)は、大当り遊技開始か
ら大当り遊技終了までの間に送出される表示制御コマン
ドである。そして、コマンドC000(H)〜EXXX
(H)は、特別図柄の変動および大当り遊技に関わらな
い可変表示装置9の表示状態に関する表示制御コマンド
である。
および93XX(H)は、特別図柄の左中右の停止図柄
を指定する表示制御コマンドである。「XX」には図柄
番号が設定される。また、コマンドA000(H)は、
特別図柄の可変表示の停止を指示する表示制御コマンド
である。コマンドBXXX(H)は、大当り遊技開始か
ら大当り遊技終了までの間に送出される表示制御コマン
ドである。そして、コマンドC000(H)〜EXXX
(H)は、特別図柄の変動および大当り遊技に関わらな
い可変表示装置9の表示状態に関する表示制御コマンド
である。
【0150】コマンドC000(H)は、客待ちデモン
ストレーション表示を指定するための表示制御コマンド
(客待ちデモ表示コマンド)である。コマンドC100
(H)は、遊技機への電力供給が復旧したときに送信さ
れる表示制御コマンド(復旧コマンド)である。コマン
ドC200(H)は、遊技機への電力供給が断たれると
きに送信される表示制御コマンド(電源断コマンド)で
ある。電源断コマンドは、遊技機への電力供給の停止に
関わる検出条件が成立したことを示す条件成立信号に相
当する。図柄制御基板80の表示制御手段は、主基板3
1の遊技制御手段から上述した表示制御コマンドを受信
すると図25および図26に示された内容に応じて可変
表示装置9および普通図柄表示器10の表示状態を変更
する制御を行う。
ストレーション表示を指定するための表示制御コマンド
(客待ちデモ表示コマンド)である。コマンドC100
(H)は、遊技機への電力供給が復旧したときに送信さ
れる表示制御コマンド(復旧コマンド)である。コマン
ドC200(H)は、遊技機への電力供給が断たれると
きに送信される表示制御コマンド(電源断コマンド)で
ある。電源断コマンドは、遊技機への電力供給の停止に
関わる検出条件が成立したことを示す条件成立信号に相
当する。図柄制御基板80の表示制御手段は、主基板3
1の遊技制御手段から上述した表示制御コマンドを受信
すると図25および図26に示された内容に応じて可変
表示装置9および普通図柄表示器10の表示状態を変更
する制御を行う。
【0151】この実施の形態では、ランプ制御コマンド
を作成するための情報も、表示制御コマンドとして図柄
制御基板80に送信される。すなわち、コマンドE0X
X(H)は、始動記憶表示器18の点灯個数を示すラン
プ制御コマンドを作成するための表示制御コマンドであ
る。この実施の形態では、表示制御手段は、コマンドE
0XX(H)を受信した場合、E0XX(H)をそのま
まランプ制御コマンドとしてランプ制御基板35に対し
て送信する。例えば、ランプ制御手段は、始動記憶表示
器18における「XX(H)」で指定される個数の表示
器を点灯状態とする。また、コマンドE1XX(H)
は、普通図柄始動記憶表示器41の点灯個数を示すラン
プ制御コマンドを作成するための表示制御コマンドであ
る。この実施の形態では、表示制御手段は、コマンドE
1XX(H)を受信した場合、E1XX(H)をそのま
まランプ制御コマンドとしてランプ制御基板35に対し
て送信する。例えば、ランプ制御手段は、普通図柄始動
記憶表示器41における「XX(H)」で指定される個
数の表示器を点灯状態とする。すなわち、それらのコマ
ンドは、保留個数という情報を報知するために設けられ
ている発光体の制御を指示するコマンドである。なお、
始動記憶表示器18および普通図柄始動記憶表示器41
の点灯個数に関するコマンドが点灯個数の増減を示すよ
うに構成されていてもよい。
を作成するための情報も、表示制御コマンドとして図柄
制御基板80に送信される。すなわち、コマンドE0X
X(H)は、始動記憶表示器18の点灯個数を示すラン
プ制御コマンドを作成するための表示制御コマンドであ
る。この実施の形態では、表示制御手段は、コマンドE
0XX(H)を受信した場合、E0XX(H)をそのま
まランプ制御コマンドとしてランプ制御基板35に対し
て送信する。例えば、ランプ制御手段は、始動記憶表示
器18における「XX(H)」で指定される個数の表示
器を点灯状態とする。また、コマンドE1XX(H)
は、普通図柄始動記憶表示器41の点灯個数を示すラン
プ制御コマンドを作成するための表示制御コマンドであ
る。この実施の形態では、表示制御手段は、コマンドE
1XX(H)を受信した場合、E1XX(H)をそのま
まランプ制御コマンドとしてランプ制御基板35に対し
て送信する。例えば、ランプ制御手段は、普通図柄始動
記憶表示器41における「XX(H)」で指定される個
数の表示器を点灯状態とする。すなわち、それらのコマ
ンドは、保留個数という情報を報知するために設けられ
ている発光体の制御を指示するコマンドである。なお、
始動記憶表示器18および普通図柄始動記憶表示器41
の点灯個数に関するコマンドが点灯個数の増減を示すよ
うに構成されていてもよい。
【0152】また、この実施の形態では、始動記憶表示
器18および普通図柄始動記憶表示器41がランプ制御
手段によって制御されるが、始動記憶数(保留記憶数)
を、または始動記憶数と普通図柄始動記憶数との双方
を、可変表示装置9で表示するようにしてもよい。その
場合、表示制御手段は、コマンドE0XX(H)をラン
プ制御基板35に送信しない。また、普通図柄始動記憶
数も可変表示装置9で表示する場合には、コマンドE1
XX(H)もランプ制御基板35に送信しない。
器18および普通図柄始動記憶表示器41がランプ制御
手段によって制御されるが、始動記憶数(保留記憶数)
を、または始動記憶数と普通図柄始動記憶数との双方
を、可変表示装置9で表示するようにしてもよい。その
場合、表示制御手段は、コマンドE0XX(H)をラン
プ制御基板35に送信しない。また、普通図柄始動記憶
数も可変表示装置9で表示する場合には、コマンドE1
XX(H)もランプ制御基板35に送信しない。
【0153】コマンドE200(H)およびE201
(H)は、賞球ランプ51の表示状態に関するランプ制
御コマンドを作成するための表示制御コマンドであり、
コマンドE300(H)およびE301(H)は、球切
れランプ52の表示状態に関するランプ制御コマンドを
作成するための表示制御コマンドである。表示制御手段
は、コマンドE200(H),E201(H)を受信し
た場合、E200(H),E201(H)をそのままラ
ンプ制御コマンドとしてランプ制御基板35に対して送
信する。ランプ制御手段は、「E201(H)」のラン
プ制御コマンドを受信すると賞球ランプ51の表示状態
を賞球残がある場合としてあらかじめ定められた表示状
態とし、「E200(H)」のランプ制御コマンドを受
信すると賞球ランプ51の表示状態を賞球残がない場合
としてあらかじめ定められた表示状態とする。また、
「E300(H)」のランプ制御コマンドを受信すると
球切れランプ52の表示状態を球あり中の表示状態と
し、「E301(H)」のランプ制御コマンドを受信す
ると球切れランプ52の表示状態を球切れ中の表示状態
とする。すなわち、コマンドE200およびE201
(H)は、未賞球の遊技球があることを遊技者等に報知
するために設けられている発光体を制御することを示す
コマンドであり、コマンドE300(H)およびE30
1(H)は、補給球が切れていることを遊技者や遊技店
員に報知するために設けられている発光体を制御するこ
とを示すコマンドである。
(H)は、賞球ランプ51の表示状態に関するランプ制
御コマンドを作成するための表示制御コマンドであり、
コマンドE300(H)およびE301(H)は、球切
れランプ52の表示状態に関するランプ制御コマンドを
作成するための表示制御コマンドである。表示制御手段
は、コマンドE200(H),E201(H)を受信し
た場合、E200(H),E201(H)をそのままラ
ンプ制御コマンドとしてランプ制御基板35に対して送
信する。ランプ制御手段は、「E201(H)」のラン
プ制御コマンドを受信すると賞球ランプ51の表示状態
を賞球残がある場合としてあらかじめ定められた表示状
態とし、「E200(H)」のランプ制御コマンドを受
信すると賞球ランプ51の表示状態を賞球残がない場合
としてあらかじめ定められた表示状態とする。また、
「E300(H)」のランプ制御コマンドを受信すると
球切れランプ52の表示状態を球あり中の表示状態と
し、「E301(H)」のランプ制御コマンドを受信す
ると球切れランプ52の表示状態を球切れ中の表示状態
とする。すなわち、コマンドE200およびE201
(H)は、未賞球の遊技球があることを遊技者等に報知
するために設けられている発光体を制御することを示す
コマンドであり、コマンドE300(H)およびE30
1(H)は、補給球が切れていることを遊技者や遊技店
員に報知するために設けられている発光体を制御するこ
とを示すコマンドである。
【0154】また、コマンドE400(H)は、低確率
状態(通常状態)になったことを示す演出制御コマンド
であり、コマンドE401(H)は、高確率状態(確変
状態)になったことを示す表示制御コマンドである。コ
マンドE402(H)は、表示制御手段を初期化させる
ことを示す表示制御コマンド(初期化コマンド)であ
る。コマンドE403(H)は、エラーが発生したこと
を示す表示制御コマンドである。
状態(通常状態)になったことを示す演出制御コマンド
であり、コマンドE401(H)は、高確率状態(確変
状態)になったことを示す表示制御コマンドである。コ
マンドE402(H)は、表示制御手段を初期化させる
ことを示す表示制御コマンド(初期化コマンド)であ
る。コマンドE403(H)は、エラーが発生したこと
を示す表示制御コマンドである。
【0155】図27は、変動パターンコマンドと変動パ
ターンとの関係の一例を示す説明図である。図27にお
いて、「EXT」とは、表示制御コマンドにおける2バ
イト目のEXTデータを示す。なお、この実施の形態で
は、1バイト目の「MODE」データは、いずれの場合
も「80(H)」である。また、「時間」は変動時間を
示す。
ターンとの関係の一例を示す説明図である。図27にお
いて、「EXT」とは、表示制御コマンドにおける2バ
イト目のEXTデータを示す。なお、この実施の形態で
は、1バイト目の「MODE」データは、いずれの場合
も「80(H)」である。また、「時間」は変動時間を
示す。
【0156】なお、「通常変動」とは、リーチ態様を伴
わない変動パターンである。「ノーマルリーチ」とは、
リーチ態様を伴うが変動結果(停止図柄)が大当りを生
じさせるものとならない変動パターンである。「リーチ
A」は、「ノーマルリーチ」とは異なるリーチ態様を持
つ変動パターンである。また、リーチ態様が異なると
は、リーチ変動時間において異なった態様の変動態様
(速度や回転方向等)やキャラクタ等が現れることをい
う。例えば、「ノーマル」では単に1種類の変動態様に
よってリーチ態様が実現されるのに対して、「リーチ
A」では、変動速度や変動方向が異なる複数の変動態様
を含むリーチ態様が実現される。
わない変動パターンである。「ノーマルリーチ」とは、
リーチ態様を伴うが変動結果(停止図柄)が大当りを生
じさせるものとならない変動パターンである。「リーチ
A」は、「ノーマルリーチ」とは異なるリーチ態様を持
つ変動パターンである。また、リーチ態様が異なると
は、リーチ変動時間において異なった態様の変動態様
(速度や回転方向等)やキャラクタ等が現れることをい
う。例えば、「ノーマル」では単に1種類の変動態様に
よってリーチ態様が実現されるのに対して、「リーチ
A」では、変動速度や変動方向が異なる複数の変動態様
を含むリーチ態様が実現される。
【0157】また、「リーチB」は、「ノーマルリー
チ」および「リーチA」とは異なるリーチ態様を持つ変
動パターンである。そして、「リーチC」は、「ノーマ
ルリーチ」、「リーチA」および「リーチB」とは異な
るリーチ態様を持つ変動パターンである。なお、「リー
チA」、「リーチB」および「リーチC」では、大当り
となる場合と大当りとならない場合とがある。
チ」および「リーチA」とは異なるリーチ態様を持つ変
動パターンである。そして、「リーチC」は、「ノーマ
ルリーチ」、「リーチA」および「リーチB」とは異な
るリーチ態様を持つ変動パターンである。なお、「リー
チA」、「リーチB」および「リーチC」では、大当り
となる場合と大当りとならない場合とがある。
【0158】この実施の形態では、さらに、短縮表示パ
ターンが用いられる。短縮表示パターンは、左右中の図
柄の変動時間が例えば1.0秒という極めて短い変動パ
ターンである。
ターンが用いられる。短縮表示パターンは、左右中の図
柄の変動時間が例えば1.0秒という極めて短い変動パ
ターンである。
【0159】図28は、コマンド作成処理の処理例を示
すフローチャートである。コマンド作成処理は、コマン
ド出力処理とINT信号出力処理とを含む処理である。
コマンド作成処理は、遊技制御処理では、ステップS2
5の特別図柄プロセス処理、ステップS27の特別図柄
コマンド制御処理、ステップS28の普通図柄コマンド
制御処理において、制御コマンドを作成する際にコール
される。
すフローチャートである。コマンド作成処理は、コマン
ド出力処理とINT信号出力処理とを含む処理である。
コマンド作成処理は、遊技制御処理では、ステップS2
5の特別図柄プロセス処理、ステップS27の特別図柄
コマンド制御処理、ステップS28の普通図柄コマンド
制御処理において、制御コマンドを作成する際にコール
される。
【0160】コマンド作成処理において、CPU56
は、まず、コマンド送信テーブルのアドレスをスタック
等に退避する(ステップS331)。そして、ポインタ
が指していたコマンド送信テーブルのINTデータを引
数1にロードする(ステップS332)。引数1は、後
述するコマンド送信処理に対する入力情報になる。ま
た、コマンド送信テーブルを指すアドレスを+1する
(ステップS333)。従って、コマンド送信テーブル
を指すアドレスは、コマンドデータ1のアドレスに一致
する。
は、まず、コマンド送信テーブルのアドレスをスタック
等に退避する(ステップS331)。そして、ポインタ
が指していたコマンド送信テーブルのINTデータを引
数1にロードする(ステップS332)。引数1は、後
述するコマンド送信処理に対する入力情報になる。ま
た、コマンド送信テーブルを指すアドレスを+1する
(ステップS333)。従って、コマンド送信テーブル
を指すアドレスは、コマンドデータ1のアドレスに一致
する。
【0161】次いで、CPU56は、コマンドデータ1
を読み出して引数2に設定する(ステップS334)。
引数2も、後述するコマンド送信処理に対する入力情報
になる。そして、コマンド送信処理ルーチンをコールす
る(ステップS335)。
を読み出して引数2に設定する(ステップS334)。
引数2も、後述するコマンド送信処理に対する入力情報
になる。そして、コマンド送信処理ルーチンをコールす
る(ステップS335)。
【0162】図29は、コマンド送信処理ルーチンを示
すフローチャートである。コマンド送信処理ルーチンに
おいて、CPU56は、コマンド送信中フラグをオンし
たあと(ステップS350)、引数1に設定されている
データすなわちINTデータを、比較値として決められ
ているワークエリアに設定する(ステップS351)。
なお、コマンド送信中フラグは、コマンド送信処理中で
あるか否かを示すフラグであって、RAM55の所定の
領域に記憶されている。次いで、送信回数=2を、処理
数として決められているワークエリアに設定する(ステ
ップS352)。そして、ポート1のアドレスをIOア
ドレスにセットする(ステップS353)。この実施の
形態では、ポート1のアドレスは払出制御コマンドデー
タを出力するための出力ポートのアドレスであり、ポー
ト2のアドレスが、表示制御コマンドデータを出力する
ための出力ポートのアドレスであるとする。
すフローチャートである。コマンド送信処理ルーチンに
おいて、CPU56は、コマンド送信中フラグをオンし
たあと(ステップS350)、引数1に設定されている
データすなわちINTデータを、比較値として決められ
ているワークエリアに設定する(ステップS351)。
なお、コマンド送信中フラグは、コマンド送信処理中で
あるか否かを示すフラグであって、RAM55の所定の
領域に記憶されている。次いで、送信回数=2を、処理
数として決められているワークエリアに設定する(ステ
ップS352)。そして、ポート1のアドレスをIOア
ドレスにセットする(ステップS353)。この実施の
形態では、ポート1のアドレスは払出制御コマンドデー
タを出力するための出力ポートのアドレスであり、ポー
ト2のアドレスが、表示制御コマンドデータを出力する
ための出力ポートのアドレスであるとする。
【0163】次に、CPU56は、比較値を1ビット右
にシフトする(ステップS354)。シフト処理の結
果、キャリービットが1になったか否か確認する(ステ
ップS355)。キャリービットが1になったというこ
とは、INTデータにおける最も右側のビットが「1」
であったことを意味する。この実施の形態では4回のシ
フト処理が行われるのであるが、例えば、表示制御コマ
ンドを送出すべきことが指定されているときには、2回
目のシフト処理でキャリービットが1になる。
にシフトする(ステップS354)。シフト処理の結
果、キャリービットが1になったか否か確認する(ステ
ップS355)。キャリービットが1になったというこ
とは、INTデータにおける最も右側のビットが「1」
であったことを意味する。この実施の形態では4回のシ
フト処理が行われるのであるが、例えば、表示制御コマ
ンドを送出すべきことが指定されているときには、2回
目のシフト処理でキャリービットが1になる。
【0164】キャリービットが1になった場合には、引
数2に設定されているデータ、この場合にはコマンドデ
ータ1(すなわちMODEデータ)を、IOアドレスと
して設定されているアドレスに出力する(ステップS3
56)。2回目のシフト処理が行われたときにはIOア
ドレスにポート2のアドレスが設定されているので、そ
のときに、表示制御コマンドのMODEデータがポート
2に出力される。
数2に設定されているデータ、この場合にはコマンドデ
ータ1(すなわちMODEデータ)を、IOアドレスと
して設定されているアドレスに出力する(ステップS3
56)。2回目のシフト処理が行われたときにはIOア
ドレスにポート2のアドレスが設定されているので、そ
のときに、表示制御コマンドのMODEデータがポート
2に出力される。
【0165】次いで、CPU56は、IOアドレスを1
加算するとともに(ステップS357)、処理数を1減
算する(ステップS358)。そして、CPU56は、
処理数の値を確認し(ステップS359)、値が0にな
っていなければ、ステップS354に戻る。ステップS
354で再度シフト処理が行われる。
加算するとともに(ステップS357)、処理数を1減
算する(ステップS358)。そして、CPU56は、
処理数の値を確認し(ステップS359)、値が0にな
っていなければ、ステップS354に戻る。ステップS
354で再度シフト処理が行われる。
【0166】2回目のシフト処理ではINTデータにお
けるビット1の値が押し出され、ビット1の値に応じて
キャリーフラグが「1」または「0」になる。従って、
表示制御コマンドを送出すべきことが指定されているか
否かのチェックが行われる。このように、それぞれのシ
フト処理が行われるときに、IOアドレスには、シフト
処理によってチェックされるコマンド(払出制御コマン
ド、表示制御コマンド)に対応したIOアドレスが設定
されている。
けるビット1の値が押し出され、ビット1の値に応じて
キャリーフラグが「1」または「0」になる。従って、
表示制御コマンドを送出すべきことが指定されているか
否かのチェックが行われる。このように、それぞれのシ
フト処理が行われるときに、IOアドレスには、シフト
処理によってチェックされるコマンド(払出制御コマン
ド、表示制御コマンド)に対応したIOアドレスが設定
されている。
【0167】よって、キャリーフラグが「1」になった
ときには、対応する出力ポート(ポート1〜ポート2)
に制御コマンドが送出される。すなわち、1つの共通モ
ジュールで、各サブ基板の制御手段に対する制御コマン
ドの送出処理を行うことができる。
ときには、対応する出力ポート(ポート1〜ポート2)
に制御コマンドが送出される。すなわち、1つの共通モ
ジュールで、各サブ基板の制御手段に対する制御コマン
ドの送出処理を行うことができる。
【0168】また、このように、シフト処理のみによっ
てどの各サブ基板の制御手段に対して制御コマンドを出
力すべきかが判定されるので、いずれの制御手段に対し
て制御コマンドを出力すべきか判定する処理が簡略化さ
れている。従って、コマンド送信モジュールを複数のモ
ジュールで共通に使用することが容易になっている。
てどの各サブ基板の制御手段に対して制御コマンドを出
力すべきかが判定されるので、いずれの制御手段に対し
て制御コマンドを出力すべきか判定する処理が簡略化さ
れている。従って、コマンド送信モジュールを複数のモ
ジュールで共通に使用することが容易になっている。
【0169】次に、CPU56は、シフト処理開始前の
INTデータが格納されている引数1の内容を読み出し
(ステップS360)、読み出したデータをポート0に
出力する(ステップS361)。この実施の形態では、
ポート0のアドレスは、各制御信号についてのINT信
号を出力するためのポートであり、ポート0のビット0
〜1が、それぞれ、払出制御INT信号、表示制御IN
T信号を出力するためのポートである。INTデータで
は、ステップS351〜S359の処理で出力された制
御コマンド(払出制御コマンド、表示制御コマンド)に
応じたINT信号の出力ビットに対応したビットが
「1」になっている。従って、ポート1〜ポート2のい
ずれかに出力された制御コマンド(払出制御コマンド、
表示制御コマンド)に対応したINT信号がオフ状態
(ローレベル)になる。
INTデータが格納されている引数1の内容を読み出し
(ステップS360)、読み出したデータをポート0に
出力する(ステップS361)。この実施の形態では、
ポート0のアドレスは、各制御信号についてのINT信
号を出力するためのポートであり、ポート0のビット0
〜1が、それぞれ、払出制御INT信号、表示制御IN
T信号を出力するためのポートである。INTデータで
は、ステップS351〜S359の処理で出力された制
御コマンド(払出制御コマンド、表示制御コマンド)に
応じたINT信号の出力ビットに対応したビットが
「1」になっている。従って、ポート1〜ポート2のい
ずれかに出力された制御コマンド(払出制御コマンド、
表示制御コマンド)に対応したINT信号がオフ状態
(ローレベル)になる。
【0170】次いで、CPU56は、ウェイトカウンタ
に所定値を設定し(ステップS362)、その値が0に
なるまで1ずつ減算する(ステップS363,S36
4)。ウェイトカウンタの値が0になると、クリアデー
タ(00)を設定して(ステップS365)、そのデー
タをポート0に出力する(ステップS366)。よっ
て、INT信号はオフ状態になる。そして、ウェイトカ
ウンタに所定値を設定し(ステップS362)、その値
が0になるまで1ずつ減算する(ステップS368,S
369)。そして、ウェイトカウンタの値が0になると
(ステップS369のY)、CPU56は、コマンド送
信中フラグをオフする(ステップS370)。
に所定値を設定し(ステップS362)、その値が0に
なるまで1ずつ減算する(ステップS363,S36
4)。ウェイトカウンタの値が0になると、クリアデー
タ(00)を設定して(ステップS365)、そのデー
タをポート0に出力する(ステップS366)。よっ
て、INT信号はオフ状態になる。そして、ウェイトカ
ウンタに所定値を設定し(ステップS362)、その値
が0になるまで1ずつ減算する(ステップS368,S
369)。そして、ウェイトカウンタの値が0になると
(ステップS369のY)、CPU56は、コマンド送
信中フラグをオフする(ステップS370)。
【0171】以上のようにして、制御コマンドの1バイ
ト目のMODEデータが送出される。そこで、CPU5
6は、図28に示すステップS336で、コマンド送信
テーブルを指す値を1加算する。従って、3バイト目の
コマンドデータ2の領域が指定される。CPU56は、
指し示されたコマンドデータ2の内容を引数2にロード
する(ステップS337)。また、コマンドデータ2の
ビット7(ワークエリア参照ビット)の値が「0」であ
るか否か確認する(ステップS339)。0でなけれ
ば、コマンド拡張データアドレステーブルの先頭アドレ
スをポインタにセットし(ステップS339)、そのポ
インタにコマンドデータ2のビット6〜ビット0の値を
加算してアドレスを算出する(ステップS340)。そ
して、そのアドレスが指すエリアのデータを引数2にロ
ードする(ステップS341)。
ト目のMODEデータが送出される。そこで、CPU5
6は、図28に示すステップS336で、コマンド送信
テーブルを指す値を1加算する。従って、3バイト目の
コマンドデータ2の領域が指定される。CPU56は、
指し示されたコマンドデータ2の内容を引数2にロード
する(ステップS337)。また、コマンドデータ2の
ビット7(ワークエリア参照ビット)の値が「0」であ
るか否か確認する(ステップS339)。0でなけれ
ば、コマンド拡張データアドレステーブルの先頭アドレ
スをポインタにセットし(ステップS339)、そのポ
インタにコマンドデータ2のビット6〜ビット0の値を
加算してアドレスを算出する(ステップS340)。そ
して、そのアドレスが指すエリアのデータを引数2にロ
ードする(ステップS341)。
【0172】コマンド拡張データアドレステーブルに
は、各サブ基板の制御手段に送出されうるEXTデータ
が順次設定されている。よって、以上の処理によって、
ワークエリア参照ビットの値が「1」であれば、コマン
ドデータ2の内容に応じたコマンド拡張データアドレス
テーブル内のEXTデータが引数2にロードされ、ワー
クエリア参照ビットの値が「0」であれば、コマンドデ
ータ2の内容がそのまま引数2にロードされる。なお、
コマンド拡張データアドレステーブルからEXTデータ
が読み出される場合でも、そのデータのビット7は
「0」である。
は、各サブ基板の制御手段に送出されうるEXTデータ
が順次設定されている。よって、以上の処理によって、
ワークエリア参照ビットの値が「1」であれば、コマン
ドデータ2の内容に応じたコマンド拡張データアドレス
テーブル内のEXTデータが引数2にロードされ、ワー
クエリア参照ビットの値が「0」であれば、コマンドデ
ータ2の内容がそのまま引数2にロードされる。なお、
コマンド拡張データアドレステーブルからEXTデータ
が読み出される場合でも、そのデータのビット7は
「0」である。
【0173】次に、CPU56は、コマンド送信処理ル
ーチンをコールする(ステップS342)。従って、M
ODEデータの送出の場合と同様のタイミングでEXT
データが送出される。その後、CPU56は、コマンド
送信テーブルのアドレスを復旧し(ステップS34
3)、コマンド送信テーブルを指す読出ポインタの値を
更新する(ステップS344)。そして、さらに送出す
べきコマンドがあれば(ステップS345)、ステップ
S331に戻る。
ーチンをコールする(ステップS342)。従って、M
ODEデータの送出の場合と同様のタイミングでEXT
データが送出される。その後、CPU56は、コマンド
送信テーブルのアドレスを復旧し(ステップS34
3)、コマンド送信テーブルを指す読出ポインタの値を
更新する(ステップS344)。そして、さらに送出す
べきコマンドがあれば(ステップS345)、ステップ
S331に戻る。
【0174】以上のようにして、2バイト構成の制御コ
マンド(払出制御コマンド、表示制御コマンド)が、対
応する各サブ基板の制御手段に送信される。各サブ基板
の制御手段ではINT信号のレベル変化を検出すると制
御コマンドの取り込み処理を開始するのであるが、いず
れの制御手段についても、取り込み処理が完了する前に
遊技制御手段からの新たな信号が信号線に出力されるこ
とはない。すなわち、表示制御手段等の各制御手段にお
いて、確実なコマンド受信処理が行われる。なお、IN
T信号の極性を図24に示された場合と逆にしてもよ
い。
マンド(払出制御コマンド、表示制御コマンド)が、対
応する各サブ基板の制御手段に送信される。各サブ基板
の制御手段ではINT信号のレベル変化を検出すると制
御コマンドの取り込み処理を開始するのであるが、いず
れの制御手段についても、取り込み処理が完了する前に
遊技制御手段からの新たな信号が信号線に出力されるこ
とはない。すなわち、表示制御手段等の各制御手段にお
いて、確実なコマンド受信処理が行われる。なお、IN
T信号の極性を図24に示された場合と逆にしてもよ
い。
【0175】また、図29に示すように、コマンド送信
処理の最後で、CPU56は、電源断フラグがオンして
いるか否か確認する(ステップS371)。この実施の
形態では、NMIがかかったことに起因して実行される
NMI処理(マスク不能割込処理)において、NMIが
かかった時点がコマンド送信処理の実行中であることが
検出されると、NMIがかかったことを示す電源断フラ
グをセットするとともに、コマンド送信処理を続行す
る。従って、コマンド送信処理が終了したときに、電源
断フラグがセットされている場合には、後述するステッ
プS450に戻る。
処理の最後で、CPU56は、電源断フラグがオンして
いるか否か確認する(ステップS371)。この実施の
形態では、NMIがかかったことに起因して実行される
NMI処理(マスク不能割込処理)において、NMIが
かかった時点がコマンド送信処理の実行中であることが
検出されると、NMIがかかったことを示す電源断フラ
グをセットするとともに、コマンド送信処理を続行す
る。従って、コマンド送信処理が終了したときに、電源
断フラグがセットされている場合には、後述するステッ
プS450に戻る。
【0176】図30,図31は、電源基板910からの
電源断信号に応じて実行されるマスク不能割込処理の処
理例を示すフローチャートである。マスク不能割込が発
生すると、CPU56に内蔵されている割込制御機構
は、マスク不能割込発生時に実行されていたプログラム
のアドレス(具体的には実行完了後の次のアドレス)
を、スタックポインタが指すスタック領域に退避させる
とともに、スタックポインタの値を増やす。すなわち、
スタックポインタの値がスタック領域の次のアドレスを
指すように更新する。
電源断信号に応じて実行されるマスク不能割込処理の処
理例を示すフローチャートである。マスク不能割込が発
生すると、CPU56に内蔵されている割込制御機構
は、マスク不能割込発生時に実行されていたプログラム
のアドレス(具体的には実行完了後の次のアドレス)
を、スタックポインタが指すスタック領域に退避させる
とともに、スタックポインタの値を増やす。すなわち、
スタックポインタの値がスタック領域の次のアドレスを
指すように更新する。
【0177】電力供給停止時処理において、CPU56
は、AFレジスタ(アキュミュレータとフラグのレジス
タ)を所定のバックアップRAM領域(具体的にはスタ
ック領域)に退避する(ステップS450)。次いで、
コマンド送信中フラグがオンしているか否か確認する
(ステップS451)。なお、アキュミュレータ(Aレ
ジスタ)の内容は既に退避しているので、ステップS4
51の処理を実行するときにアキュミュレータを使用す
ることができる。上述したように、コマンド送信中フラ
グは、コマンド送信処理に実行中にセット状態になって
いる。コマンド送信中フラグがオンしている場合には、
電源断フラグをセットするとともに(ステップS46
1)、スタック領域からマスク不能割込発生時に実行さ
れていたプログラムのアドレスを取得してそのアドレス
にジャンプする(ステップS462,S463)。
は、AFレジスタ(アキュミュレータとフラグのレジス
タ)を所定のバックアップRAM領域(具体的にはスタ
ック領域)に退避する(ステップS450)。次いで、
コマンド送信中フラグがオンしているか否か確認する
(ステップS451)。なお、アキュミュレータ(Aレ
ジスタ)の内容は既に退避しているので、ステップS4
51の処理を実行するときにアキュミュレータを使用す
ることができる。上述したように、コマンド送信中フラ
グは、コマンド送信処理に実行中にセット状態になって
いる。コマンド送信中フラグがオンしている場合には、
電源断フラグをセットするとともに(ステップS46
1)、スタック領域からマスク不能割込発生時に実行さ
れていたプログラムのアドレスを取得してそのアドレス
にジャンプする(ステップS462,S463)。
【0178】そして、上述したように、コマンド送信処
理が終了すると、ステップS450に戻る。コマンド送
信処理が終了したときにはコマンド送信中フラグはリセ
ットされているので、コマンド送信処理の終了後にステ
ップS450に戻ったときにはステップS452以降の
処理が実行される。なお、マスク不能割込発生時にコマ
ンド送信処理が実行されていない場合には、ステップS
450から直ちにステップS452の処理に移行する。
理が終了すると、ステップS450に戻る。コマンド送
信処理が終了したときにはコマンド送信中フラグはリセ
ットされているので、コマンド送信処理の終了後にステ
ップS450に戻ったときにはステップS452以降の
処理が実行される。なお、マスク不能割込発生時にコマ
ンド送信処理が実行されていない場合には、ステップS
450から直ちにステップS452の処理に移行する。
【0179】ステップS451,S461,S462お
よびジャンプ処理(ステップS463)によって、コマ
ンド送信処理中にマスク不能割込が発生した場合には、
コマンド送信処理を終了させてから、電力供給停止時処
理(ステップS450以降の処理)が実行される。従っ
て、コマンド送信処理は中断されることなく最後まで実
行される。よって、コマンド受信側の電気部品制御手段
(第1の演出制御手段)においてコマンドの取りこぼし
が生ずることが確実に防止される。なお、コマンド送信
処理が終了したら再びステップS450の処理を実行す
るのは、電力供給停止時処理以外の処理での最後のAF
レジスタのデータを退避させるためである。また、電源
基板910に搭載されている電源監視用IC902が電
源断信号を出力するための監視電圧値は、通常時の電圧
より低いが、各電気部品制御基板上のCPUが電源断信
号が出力されてから暫くの間(具体的には、遊技制御手
段が電力供給停止時処理(コマンド送信中であれば送信
処理を含む)を完了するのに十分な時間)動作できる程
度の電圧である。従って、遊技制御手段が電力供給停止
時処理(コマンド送信中であれば送信処理を含む)を完
了するまで他の電気部品制御手段(例えば表示制御手
段)が動作不能になることはなく、電力供給停止時処理
においてコマンド送信を続行しても、そのコマンドは他
の電気部品制御手段において、CPUが動作不能になる
前に受信される。
よびジャンプ処理(ステップS463)によって、コマ
ンド送信処理中にマスク不能割込が発生した場合には、
コマンド送信処理を終了させてから、電力供給停止時処
理(ステップS450以降の処理)が実行される。従っ
て、コマンド送信処理は中断されることなく最後まで実
行される。よって、コマンド受信側の電気部品制御手段
(第1の演出制御手段)においてコマンドの取りこぼし
が生ずることが確実に防止される。なお、コマンド送信
処理が終了したら再びステップS450の処理を実行す
るのは、電力供給停止時処理以外の処理での最後のAF
レジスタのデータを退避させるためである。また、電源
基板910に搭載されている電源監視用IC902が電
源断信号を出力するための監視電圧値は、通常時の電圧
より低いが、各電気部品制御基板上のCPUが電源断信
号が出力されてから暫くの間(具体的には、遊技制御手
段が電力供給停止時処理(コマンド送信中であれば送信
処理を含む)を完了するのに十分な時間)動作できる程
度の電圧である。従って、遊技制御手段が電力供給停止
時処理(コマンド送信中であれば送信処理を含む)を完
了するまで他の電気部品制御手段(例えば表示制御手
段)が動作不能になることはなく、電力供給停止時処理
においてコマンド送信を続行しても、そのコマンドは他
の電気部品制御手段において、CPUが動作不能になる
前に受信される。
【0180】CPU56は、ステップS452におい
て、割込フラグをパリティフラグにコピーし、その内容
をスタック領域に退避する(ステップS453)。ま
た、BCレジスタ、DEレジスタ、HLレジスタおよび
IXレジスタをスタック領域に退避する(ステップS4
54〜S457)。なお、電源復旧時には、退避された
内容にもとづいてレジスタ内容が復帰され、パリティフ
ラグの内容に応じて、割込許可状態/禁止状態の内部設
定がなされる。
て、割込フラグをパリティフラグにコピーし、その内容
をスタック領域に退避する(ステップS453)。ま
た、BCレジスタ、DEレジスタ、HLレジスタおよび
IXレジスタをスタック領域に退避する(ステップS4
54〜S457)。なお、電源復旧時には、退避された
内容にもとづいてレジスタ内容が復帰され、パリティフ
ラグの内容に応じて、割込許可状態/禁止状態の内部設
定がなされる。
【0181】次いで、CPU56は、図柄制御基板80
に対して電源断コマンドを送信するための制御を行う。
具体的には、電源断コマンドに対応したコマンド送信テ
ーブルをセットし(ステップS458)、コマンド作成
処理をコールする(ステップS460)。
に対して電源断コマンドを送信するための制御を行う。
具体的には、電源断コマンドに対応したコマンド送信テ
ーブルをセットし(ステップS458)、コマンド作成
処理をコールする(ステップS460)。
【0182】次いで、CPU56は、各出力ポートのク
リア処理を行う(ステップS460)。各出力ポートが
オフ状態になるので、保存される遊技状態と整合しない
状況が発生することは確実に防止される。
リア処理を行う(ステップS460)。各出力ポートが
オフ状態になるので、保存される遊技状態と整合しない
状況が発生することは確実に防止される。
【0183】次いで、CPU56は、バックアップあり
指定値(この例では「55H」)をバックアップフラグ
にストアする(ステップS471)。バックアップフラ
グはバックアップRAM領域に形成されている。次い
で、パリティデータを作成する(ステップS472〜S
480)。すなわち、まず、クリアデータ(00)をチ
ェックサムデータエリアにセットし(ステップS47
2)、チェックサム算出開始アドレスをポインタにセッ
トする(ステップS473)。また、チェックサム算出
回数をセットする(ステップS474)。
指定値(この例では「55H」)をバックアップフラグ
にストアする(ステップS471)。バックアップフラ
グはバックアップRAM領域に形成されている。次い
で、パリティデータを作成する(ステップS472〜S
480)。すなわち、まず、クリアデータ(00)をチ
ェックサムデータエリアにセットし(ステップS47
2)、チェックサム算出開始アドレスをポインタにセッ
トする(ステップS473)。また、チェックサム算出
回数をセットする(ステップS474)。
【0184】そして、チェックサムデータエリアの内容
とポインタが指すRAM領域の内容との排他的論理和を
演算する(ステップS475)。演算結果をチェックサ
ムデータエリアにストアするとともに(ステップS47
6)、ポインタの値を1増やし(ステップS477)、
チェックサム算出回数の値を1減算する(ステップS4
78)。ステップS476〜S478の処理が、チェッ
クサム算出回数の値が0になるまで繰り返される(ステ
ップS479)。
とポインタが指すRAM領域の内容との排他的論理和を
演算する(ステップS475)。演算結果をチェックサ
ムデータエリアにストアするとともに(ステップS47
6)、ポインタの値を1増やし(ステップS477)、
チェックサム算出回数の値を1減算する(ステップS4
78)。ステップS476〜S478の処理が、チェッ
クサム算出回数の値が0になるまで繰り返される(ステ
ップS479)。
【0185】チェックサム算出回数の値が0になった
ら、CPU56は、チェックサムデータエリアの内容の
各ビットの値を反転する(ステップS480)。そし
て、反転後のデータをチェックサムデータエリアにスト
アする(ステップS481)。このデータが、電源投入
時にチェックされるパリティデータとなる。次いで、ス
タックポインタの内容をバックアップRAM領域に退避
した後(ステップS482)、RAMアクセスレジスタ
にアクセス禁止値を設定する(ステップS483)。以
後、内蔵RAM55のアクセスができなくなる。
ら、CPU56は、チェックサムデータエリアの内容の
各ビットの値を反転する(ステップS480)。そし
て、反転後のデータをチェックサムデータエリアにスト
アする(ステップS481)。このデータが、電源投入
時にチェックされるパリティデータとなる。次いで、ス
タックポインタの内容をバックアップRAM領域に退避
した後(ステップS482)、RAMアクセスレジスタ
にアクセス禁止値を設定する(ステップS483)。以
後、内蔵RAM55のアクセスができなくなる。
【0186】そして、RAMアクセスレジスタにアクセ
ス禁止値を設定すると、CPU56は、待機状態(ルー
プ状態)に入る。従って、システムリセットされるま
で、何もしない状態になる。
ス禁止値を設定すると、CPU56は、待機状態(ルー
プ状態)に入る。従って、システムリセットされるま
で、何もしない状態になる。
【0187】次に、図柄制御基板80に搭載されている
表示制御手段の動作、および表示制御手段からランプ制
御手段と音制御手段とに送信される制御コマンドについ
て説明する。
表示制御手段の動作、および表示制御手段からランプ制
御手段と音制御手段とに送信される制御コマンドについ
て説明する。
【0188】図32は、図柄制御基板80からランプ制
御基板35に送出されるランプ制御コマンドの内容の一
例を示す説明図である。ランプ制御コマンドもMODE
とEXTの2バイト構成である。図32に示す例におい
て、コマンド80XX(H)(X=4ビットの任意の
値)は、可変表示装置9における特別図柄の変動パター
ンすなわち可変表示装置9における表示結果導出動作に
関わる演出内容に対応したランプ・LED(遊技機に設
けられている演出用のランプやLED等の発光手段)表
示制御パターンを指定する変動中ランプ指定のランプ制
御コマンドである。また、コマンドA000(H)は、
特別図柄の可変表示の停止時のランプ・LED表示制御
パターンを指示するランプ制御コマンドであり、コマン
ドBXXX(H)は、大当り遊技開始から大当り遊技終
了までの間のランプ・LED表示制御パターンを指示す
るランプ制御コマンドである。そして、コマンドC00
0(H)は、客待ちデモンストレーション時のランプ・
LED表示制御パターンを指示するランプ制御コマンド
である。また、コマンドC001(H)は、遊技機への
電力供給開始時から所定の条件が成立するまでランプ・
LEDによって所定のデモンストレーション表示を行わ
せることを指示するための電源投入時デモランプ指定の
ランプ制御コマンドである。
御基板35に送出されるランプ制御コマンドの内容の一
例を示す説明図である。ランプ制御コマンドもMODE
とEXTの2バイト構成である。図32に示す例におい
て、コマンド80XX(H)(X=4ビットの任意の
値)は、可変表示装置9における特別図柄の変動パター
ンすなわち可変表示装置9における表示結果導出動作に
関わる演出内容に対応したランプ・LED(遊技機に設
けられている演出用のランプやLED等の発光手段)表
示制御パターンを指定する変動中ランプ指定のランプ制
御コマンドである。また、コマンドA000(H)は、
特別図柄の可変表示の停止時のランプ・LED表示制御
パターンを指示するランプ制御コマンドであり、コマン
ドBXXX(H)は、大当り遊技開始から大当り遊技終
了までの間のランプ・LED表示制御パターンを指示す
るランプ制御コマンドである。そして、コマンドC00
0(H)は、客待ちデモンストレーション時のランプ・
LED表示制御パターンを指示するランプ制御コマンド
である。また、コマンドC001(H)は、遊技機への
電力供給開始時から所定の条件が成立するまでランプ・
LEDによって所定のデモンストレーション表示を行わ
せることを指示するための電源投入時デモランプ指定の
ランプ制御コマンドである。
【0189】なお、コマンド80XX(H)、9XXX
(H),AXXX(H)、BXXX(H)およびCXX
X(H)は、遊技進行状況に応じて遊技制御手段から送
出される表示制御コマンドにもとづいて、図柄制御基板
80における表示制御手段によって作成されたランプ制
御コマンドである。ランプ制御手段は、図柄制御基板8
0から上述したランプ制御コマンドを受信すると図32
に示された内容に応じてランプ・LEDの表示状態を変
更する。なお、コマンド8XXX(H)、9XXX
(H),AXXX(H)、BXXX(H)およびCXX
X(H)は、表示制御コマンドや音制御コマンドと例え
ば共通の制御状態において共通に用いられる。
(H),AXXX(H)、BXXX(H)およびCXX
X(H)は、遊技進行状況に応じて遊技制御手段から送
出される表示制御コマンドにもとづいて、図柄制御基板
80における表示制御手段によって作成されたランプ制
御コマンドである。ランプ制御手段は、図柄制御基板8
0から上述したランプ制御コマンドを受信すると図32
に示された内容に応じてランプ・LEDの表示状態を変
更する。なお、コマンド8XXX(H)、9XXX
(H),AXXX(H)、BXXX(H)およびCXX
X(H)は、表示制御コマンドや音制御コマンドと例え
ば共通の制御状態において共通に用いられる。
【0190】コマンドE0XX(H)は、始動記憶表示
器18の点灯個数を示すランプ制御コマンドである。例
えば、ランプ制御手段は、始動記憶表示器18における
「XX(H)」で指定される個数の表示器を点灯状態と
する。また、コマンドE1XX(H)は、普通図柄始動
記憶表示器41の点灯個数を示すランプ制御コマンドで
ある。例えば、ランプ制御手段は、普通図柄始動記憶表
示器41における「XX(H)」で指定される個数の表
示器を点灯状態とする。
器18の点灯個数を示すランプ制御コマンドである。例
えば、ランプ制御手段は、始動記憶表示器18における
「XX(H)」で指定される個数の表示器を点灯状態と
する。また、コマンドE1XX(H)は、普通図柄始動
記憶表示器41の点灯個数を示すランプ制御コマンドで
ある。例えば、ランプ制御手段は、普通図柄始動記憶表
示器41における「XX(H)」で指定される個数の表
示器を点灯状態とする。
【0191】コマンドE200(H)およびE201
(H)は、賞球ランプ51の表示状態に関するランプ制
御コマンドであり、コマンドE300(H)およびE3
01(H)は、球切れランプ52の表示状態に関するラ
ンプ制御コマンドである。ランプ制御手段は、図柄制御
基板80から「E201(H)」のランプ制御コマンド
を受信すると賞球ランプ51の表示状態を賞球残がある
場合としてあらかじめ定められた表示状態とし、「E2
00(H)」のランプ制御コマンドを受信すると賞球ラ
ンプ51の表示状態を賞球残がない場合としてあらかじ
め定められた表示状態とする。また、「E300
(H)」のランプ制御コマンドを受信すると球切れラン
プ52の表示状態を球あり中の表示状態とし、「E30
1(H)」のランプ制御コマンドを受信すると球切れラ
ンプ52の表示状態を球切れ中の表示状態とする。
(H)は、賞球ランプ51の表示状態に関するランプ制
御コマンドであり、コマンドE300(H)およびE3
01(H)は、球切れランプ52の表示状態に関するラ
ンプ制御コマンドである。ランプ制御手段は、図柄制御
基板80から「E201(H)」のランプ制御コマンド
を受信すると賞球ランプ51の表示状態を賞球残がある
場合としてあらかじめ定められた表示状態とし、「E2
00(H)」のランプ制御コマンドを受信すると賞球ラ
ンプ51の表示状態を賞球残がない場合としてあらかじ
め定められた表示状態とする。また、「E300
(H)」のランプ制御コマンドを受信すると球切れラン
プ52の表示状態を球あり中の表示状態とし、「E30
1(H)」のランプ制御コマンドを受信すると球切れラ
ンプ52の表示状態を球切れ中の表示状態とする。
【0192】また、コマンドE400(H)は、低確率
状態(通常状態)になったことを示すランプ制御コマン
ドであり、コマンドE401(H)は、高確率状態(確
変状態)になったことを示すランプ制御コマンドであ
る。
状態(通常状態)になったことを示すランプ制御コマン
ドであり、コマンドE401(H)は、高確率状態(確
変状態)になったことを示すランプ制御コマンドであ
る。
【0193】コマンド「8B00(H)」は、可変表示
装置9において予告1が実行されるときに送信されるラ
ンプ制御コマンドである。コマンド「8B01(H)」
は、可変表示装置9において予告2が実行されるときに
送信されるランプ制御コマンドである。コマンド「8B
02(H)」は、可変表示装置9において予告3が実行
されるときに送信されるランプ制御コマンドである。コ
マンド「8B03(H)」は、可変表示装置9において
予告4が実行されるときに送信されるランプ制御コマン
ドである。ランプ制御手段は、コマンド「8BXX
(H)」を受信すると、「XX(H)」で指定される種
類の予告演出に応じたランプ・LED点灯制御を行う。
装置9において予告1が実行されるときに送信されるラ
ンプ制御コマンドである。コマンド「8B01(H)」
は、可変表示装置9において予告2が実行されるときに
送信されるランプ制御コマンドである。コマンド「8B
02(H)」は、可変表示装置9において予告3が実行
されるときに送信されるランプ制御コマンドである。コ
マンド「8B03(H)」は、可変表示装置9において
予告4が実行されるときに送信されるランプ制御コマン
ドである。ランプ制御手段は、コマンド「8BXX
(H)」を受信すると、「XX(H)」で指定される種
類の予告演出に応じたランプ・LED点灯制御を行う。
【0194】また、コマンド8CXX(H)は、季節背
景を示すランプ制御コマンドである。XX(H)は、図
11(A)〜図11(D)に例示された季節背景のいず
れかを示すデータが設定される。また、コマンド8DX
X(H)は、時刻背景を示すランプ制御コマンドであ
る。XX(H)は、図12(A)〜図12(D)に例示
された時刻背景のいずれかを示すデータが設定される。
ランプ制御手段は、コマンド8CXX(H)を受信した
後には、例えば、可変表示装置9において図柄の変動が
行われているときおよび大当たり遊技中のとき以外の期
間において、コマンド8CXX(H)で指定された季節
背景に応じた態様でランプ・LEDによる演出を行う。
また、コマンド8DXX(H)を受信した後には、例え
ば、可変表示装置9において図柄の変動が行われている
ときおよび大当たり遊技中のとき以外の期間において、
コマンド8DXX(H)で指定された時刻背景に応じた
態様でランプ・LEDによる演出を行う。
景を示すランプ制御コマンドである。XX(H)は、図
11(A)〜図11(D)に例示された季節背景のいず
れかを示すデータが設定される。また、コマンド8DX
X(H)は、時刻背景を示すランプ制御コマンドであ
る。XX(H)は、図12(A)〜図12(D)に例示
された時刻背景のいずれかを示すデータが設定される。
ランプ制御手段は、コマンド8CXX(H)を受信した
後には、例えば、可変表示装置9において図柄の変動が
行われているときおよび大当たり遊技中のとき以外の期
間において、コマンド8CXX(H)で指定された季節
背景に応じた態様でランプ・LEDによる演出を行う。
また、コマンド8DXX(H)を受信した後には、例え
ば、可変表示装置9において図柄の変動が行われている
ときおよび大当たり遊技中のとき以外の期間において、
コマンド8DXX(H)で指定された時刻背景に応じた
態様でランプ・LEDによる演出を行う。
【0195】この実施の形態では、可変表示装置9にお
いて、背景(図柄表示エリア以外の部分)に現れるキャ
ラクタ等の表示による予告演出を行うことが可能であ
る。そして、予告演出を行うか否かと、予告演出の種類
とは、表示制御手段によって決定される。
いて、背景(図柄表示エリア以外の部分)に現れるキャ
ラクタ等の表示による予告演出を行うことが可能であ
る。そして、予告演出を行うか否かと、予告演出の種類
とは、表示制御手段によって決定される。
【0196】図柄制御基板80における表示制御手段
は、コマンド「8BXX(H)」を除き、主基板31か
ら図23に示されたMODEデータとEXTデータとを
有する表示制御コマンドを受信すると、受信したMOD
EデータおよびEXTデータを、そのままランプ制御コ
マンドとしてランプ制御基板35に送信する。
は、コマンド「8BXX(H)」を除き、主基板31か
ら図23に示されたMODEデータとEXTデータとを
有する表示制御コマンドを受信すると、受信したMOD
EデータおよびEXTデータを、そのままランプ制御コ
マンドとしてランプ制御基板35に送信する。
【0197】図33は、図柄制御基板80から音制御基
板70に送出される音制御コマンドの内容の一例を示す
説明図である。音制御コマンドもMODEとEXTの2
バイト構成である。図33に示す例において、コマンド
80XX(H)(X=4ビットの任意の値)は、可変表
示装置9における特別図柄の変動パターンすなわち可変
表示装置9における表示結果導出動作に関わる演出内容
に対応した音発生パターンを指定する音制御コマンドで
ある。コマンドA000(H)は、特別図柄の変動期間
の終了を示す音制御コマンドである。コマンドBXXX
(H)は、大当り遊技開始から大当り遊技終了までの間
における音発生パターンを指定する音制御コマンドであ
る。その他のコマンドは、特別図柄の変動および大当り
遊技に関わらない音制御コマンドである。音制御基板7
0の音制御手段は、図柄制御基板80から音制御コマン
ドを受信すると図33に示された内容に応じて音声出力
状態を変更する。
板70に送出される音制御コマンドの内容の一例を示す
説明図である。音制御コマンドもMODEとEXTの2
バイト構成である。図33に示す例において、コマンド
80XX(H)(X=4ビットの任意の値)は、可変表
示装置9における特別図柄の変動パターンすなわち可変
表示装置9における表示結果導出動作に関わる演出内容
に対応した音発生パターンを指定する音制御コマンドで
ある。コマンドA000(H)は、特別図柄の変動期間
の終了を示す音制御コマンドである。コマンドBXXX
(H)は、大当り遊技開始から大当り遊技終了までの間
における音発生パターンを指定する音制御コマンドであ
る。その他のコマンドは、特別図柄の変動および大当り
遊技に関わらない音制御コマンドである。音制御基板7
0の音制御手段は、図柄制御基板80から音制御コマン
ドを受信すると図33に示された内容に応じて音声出力
状態を変更する。
【0198】コマンド「8BXX(H)」は、可変表示
装置9において予告演出が実行されるときに送信される
音制御コマンドである。音制御手段は、コマンド「8B
XX(H)」を受信すると、「XX(H)」で指定され
る種類の予告演出に応じた音出力制御を行う。
装置9において予告演出が実行されるときに送信される
音制御コマンドである。音制御手段は、コマンド「8B
XX(H)」を受信すると、「XX(H)」で指定され
る種類の予告演出に応じた音出力制御を行う。
【0199】また、コマンド8CXX(H)は、季節背
景を示す音制御コマンドである。XX(H)は、図11
(A)〜図11(D)に例示された季節背景のいずれか
を示すデータが設定される。また、コマンド8DXX
(H)は、時刻背景を示す音制御コマンドである。XX
(H)は、図12(A)〜図12(D)に例示された時
刻背景のいずれかを示すデータが設定される。音制御手
段は、コマンド8CXX(H)を受信した後には、例え
ば、可変表示装置9において図柄の変動が行われている
ときおよび大当たり遊技中のとき以外の期間において、
コマンド8CXX(H)で指定された季節背景に応じた
態様でスピーカ27から音発生を行う。また、コマンド
8DXX(H)を受信した後には、例えば、可変表示装
置9において図柄の変動が行われているときおよび大当
たり遊技中のとき以外の期間において、コマンド8DX
X(H)で指定された時刻背景に応じた態様でスピーカ
27から音発生を行う。
景を示す音制御コマンドである。XX(H)は、図11
(A)〜図11(D)に例示された季節背景のいずれか
を示すデータが設定される。また、コマンド8DXX
(H)は、時刻背景を示す音制御コマンドである。XX
(H)は、図12(A)〜図12(D)に例示された時
刻背景のいずれかを示すデータが設定される。音制御手
段は、コマンド8CXX(H)を受信した後には、例え
ば、可変表示装置9において図柄の変動が行われている
ときおよび大当たり遊技中のとき以外の期間において、
コマンド8CXX(H)で指定された季節背景に応じた
態様でスピーカ27から音発生を行う。また、コマンド
8DXX(H)を受信した後には、例えば、可変表示装
置9において図柄の変動が行われているときおよび大当
たり遊技中のとき以外の期間において、コマンド8DX
X(H)で指定された時刻背景に応じた態様でスピーカ
27から音発生を行う。
【0200】図柄制御基板80における表示制御手段
は、コマンド「8BXX(H)」を除き、主基板31か
ら図25,図26に示されたMODEデータとEXTデ
ータとを有する表示制御コマンドを受信すると、受信し
たMODEデータおよびEXTデータを、そのまま音制
御コマンドとして音制御基板70に送信する。
は、コマンド「8BXX(H)」を除き、主基板31か
ら図25,図26に示されたMODEデータとEXTデ
ータとを有する表示制御コマンドを受信すると、受信し
たMODEデータおよびEXTデータを、そのまま音制
御コマンドとして音制御基板70に送信する。
【0201】図34は、図柄制御基板80からランプ制
御基板35および音制御基板70に送信されるランプ制
御コマンドおよび音制御コマンドの送信形態を示すタイ
ミング図である。
御基板35および音制御基板70に送信されるランプ制
御コマンドおよび音制御コマンドの送信形態を示すタイ
ミング図である。
【0202】図柄制御基板80における表示制御手段
は、ランプ制御コマンドまたは音制御コマンドを送信す
るときに、コマンドデータ(MODEデータまたはEX
Tデータ)を出力ポート172,175(図6および図
7参照)に設定し、STB信号をオン(ローレベル)に
する。ランプ制御基板35におけるランプ制御手段また
は音制御基板70における音制御手段は、STB信号が
オン状態になったことを検出すると、入力ポートを介し
てコマンドデータを入力するとともに、受信完了を伝え
るためにACK信号をオン(ローレベル)にする。
は、ランプ制御コマンドまたは音制御コマンドを送信す
るときに、コマンドデータ(MODEデータまたはEX
Tデータ)を出力ポート172,175(図6および図
7参照)に設定し、STB信号をオン(ローレベル)に
する。ランプ制御基板35におけるランプ制御手段また
は音制御基板70における音制御手段は、STB信号が
オン状態になったことを検出すると、入力ポートを介し
てコマンドデータを入力するとともに、受信完了を伝え
るためにACK信号をオン(ローレベル)にする。
【0203】表示制御手段は、ACK信号がオン状態に
なったことを確認したら、STB信号をオフにする。ラ
ンプ制御手段または音制御手段は、STB信号がオフ状
態になったことを確認したら、ACK信号をオフにす
る。以上のようにして、1バイトのコマンドデータの送
受信が実現される。なお、2バイト構成のランプ制御コ
マンドおよび音制御コマンドの2バイト目も、1バイト
目と同様に送受信される。
なったことを確認したら、STB信号をオフにする。ラ
ンプ制御手段または音制御手段は、STB信号がオフ状
態になったことを確認したら、ACK信号をオフにす
る。以上のようにして、1バイトのコマンドデータの送
受信が実現される。なお、2バイト構成のランプ制御コ
マンドおよび音制御コマンドの2バイト目も、1バイト
目と同様に送受信される。
【0204】この実施の形態では、図34に示すような
形態でランプ制御コマンドまたは音制御コマンドが送受
信されるが、図34に示された形態は一例であって、表
示制御手段からランプ制御手段または音制御手段に向け
てコマンドデータが送信され、ランプ制御手段または音
制御手段がコマンドデータを受信したことを示す応答と
しての情報を表示制御手段に対して送信するのであれ
ば、すなわち双方向通信によってコマンドデータを送受
信するのであれば、いかなる形態でランプ制御コマンド
または音制御コマンドが送受信されてもよい。例えば、
ACK信号に代えて受信完了を示すコマンドを表示制御
手段に送信するようにしてもよい。また、この実施の形
態ではコマンドデータは2バイト構成であるが、1バイ
ト構成でも3バイト以上の構成でもよいし、パラレル送
受信(この例では8ビットパラレル)に限らず、シリア
ル送受信によってもよい。
形態でランプ制御コマンドまたは音制御コマンドが送受
信されるが、図34に示された形態は一例であって、表
示制御手段からランプ制御手段または音制御手段に向け
てコマンドデータが送信され、ランプ制御手段または音
制御手段がコマンドデータを受信したことを示す応答と
しての情報を表示制御手段に対して送信するのであれ
ば、すなわち双方向通信によってコマンドデータを送受
信するのであれば、いかなる形態でランプ制御コマンド
または音制御コマンドが送受信されてもよい。例えば、
ACK信号に代えて受信完了を示すコマンドを表示制御
手段に送信するようにしてもよい。また、この実施の形
態ではコマンドデータは2バイト構成であるが、1バイ
ト構成でも3バイト以上の構成でもよいし、パラレル送
受信(この例では8ビットパラレル)に限らず、シリア
ル送受信によってもよい。
【0205】また、双方向通信に限らず、図柄制御基板
80からランプ制御基板35および音制御基板70への
方向にのみデータまたは信号を送信可能であるように構
成してもよい。
80からランプ制御基板35および音制御基板70への
方向にのみデータまたは信号を送信可能であるように構
成してもよい。
【0206】図35は、表示制御用CPU101が実行
するメイン処理を示すフローチャートである。メイン処
理では、まず、スタックポインタにスタックポインタ指
定アドレスを設定する(ステップS701)。そして、
内蔵デバイスレジスタの初期化を行う(ステップS70
2)。また、割込可能状態に設定する(ステップS70
3)。
するメイン処理を示すフローチャートである。メイン処
理では、まず、スタックポインタにスタックポインタ指
定アドレスを設定する(ステップS701)。そして、
内蔵デバイスレジスタの初期化を行う(ステップS70
2)。また、割込可能状態に設定する(ステップS70
3)。
【0207】そして、コマンド受信監視タイマをスター
トする(ステップS704)。ステップS701からの
処理は遊技機への電力供給が開始されると実行開始され
るのであるが、電力供給開始時には主基板31から初期
化コマンド(図13におけるステップS14参照)また
は復旧コマンド(図16におけるステップS81参照)
が送信される。コマンド受信監視タイマは、それらの表
示制御コマンドの受信を監視するためのタイマであり、
タイムアウト時間は、主基板31に搭載されている遊技
制御手段が電力供給が開始されてから初期化コマンドま
たは復旧コマンドを送信する前での時間に余裕を持たせ
た時間に設定される。
トする(ステップS704)。ステップS701からの
処理は遊技機への電力供給が開始されると実行開始され
るのであるが、電力供給開始時には主基板31から初期
化コマンド(図13におけるステップS14参照)また
は復旧コマンド(図16におけるステップS81参照)
が送信される。コマンド受信監視タイマは、それらの表
示制御コマンドの受信を監視するためのタイマであり、
タイムアウト時間は、主基板31に搭載されている遊技
制御手段が電力供給が開始されてから初期化コマンドま
たは復旧コマンドを送信する前での時間に余裕を持たせ
た時間に設定される。
【0208】表示制御用CPU101は、コマンド受信
監視タイマのタイムアウトを監視しつつ(ステップS7
06)、初期化コマンドまたは復旧コマンドを受信する
のを待つ(ステップS707,S708)。その間、コ
マンド解析処理(ステップS705、図43参照)を実
行する。コマンド解析処理では、初期化コマンドまたは
復旧コマンドの受信が確認されたら、対応するフラグが
セットされる。従って、ステップS707およびステッ
プS708では、それらのフラグがセットされたか否か
確認する。
監視タイマのタイムアウトを監視しつつ(ステップS7
06)、初期化コマンドまたは復旧コマンドを受信する
のを待つ(ステップS707,S708)。その間、コ
マンド解析処理(ステップS705、図43参照)を実
行する。コマンド解析処理では、初期化コマンドまたは
復旧コマンドの受信が確認されたら、対応するフラグが
セットされる。従って、ステップS707およびステッ
プS708では、それらのフラグがセットされたか否か
確認する。
【0209】復旧コマンドを受信した場合には、表示制
御用CPU101は、表示制御状態復旧処理を実行する
(ステップS709)。また、初期化コマンドを受信し
た場合、または、コマンド受信監視タイマがタイムアウ
トした場合には、ステップS710〜S712の初期化
処理を実行する。
御用CPU101は、表示制御状態復旧処理を実行する
(ステップS709)。また、初期化コマンドを受信し
た場合、または、コマンド受信監視タイマがタイムアウ
トした場合には、ステップS710〜S712の初期化
処理を実行する。
【0210】このように、表示制御手段は、コマンド受
信監視タイマがタイムアウトした場合に初期化処理を実
行するので、遊技制御手段から初期化コマンドを受信せ
ず、また、復旧コマンドを受信できなかった場合でも、
初期化処理を実行することができる。
信監視タイマがタイムアウトした場合に初期化処理を実
行するので、遊技制御手段から初期化コマンドを受信せ
ず、また、復旧コマンドを受信できなかった場合でも、
初期化処理を実行することができる。
【0211】初期化処理では、表示制御用CPU101
は、まず、RAMクリア処理を行う(ステップS71
0)。また、所定の作業領域(例えば、特別図柄プロセ
スフラグなど制御状態に応じて選択的に処理を行うため
のフラグ)に初期値を設定する作業領域設定処理を行う
(ステップS711)。そして、所定時間ごとにタイマ
割込が発生するようにタイマ割込の設定を行う(ステッ
プS712)。
は、まず、RAMクリア処理を行う(ステップS71
0)。また、所定の作業領域(例えば、特別図柄プロセ
スフラグなど制御状態に応じて選択的に処理を行うため
のフラグ)に初期値を設定する作業領域設定処理を行う
(ステップS711)。そして、所定時間ごとにタイマ
割込が発生するようにタイマ割込の設定を行う(ステッ
プS712)。
【0212】また、デモ開始タイマに初期値を設定し
(ステップS721)、電源投入時デモコマンド送信処
理を実行する(ステップS722)。デモ開始タイマが
タイムアウトとすると(初期値として設定された値に対
応した時間が経過すると)、表示制御手段は、再度、ラ
ンプ制御基板35に対して電源投入時デモ指定のランプ
制御コマンドを送信する。ランプ制御基板35に搭載さ
れているランプ制御手段は、電源投入時デモ指定のラン
プ制御コマンドを受信すると、そのコマンドの受信に対
応して決められている態様(電源投入時デモンストレー
ションの態様)でランプ・LEDを点灯/消灯させる制
御を行う。この制御は、遊技機への電力供給が開始され
た後、例えば、表示制御手段が最初に変動パターン指定
の表示制御コマンドを受信するまで継続する。従って、
遊技店において、この実施の形態の遊技機が多数並んで
設置された状態で、各遊技機に電力供給が開始された
後、それらの遊技機が、同期して電源投入時デモンスト
レーションの態様でランプ・LEDを点灯/消灯させ
る。なお、このような態様を実現する際に、主基板31
に搭載されている遊技制御手段は特に制御を行わないの
で、遊技制御手段の負担を増すことなく実現することが
できる。
(ステップS721)、電源投入時デモコマンド送信処
理を実行する(ステップS722)。デモ開始タイマが
タイムアウトとすると(初期値として設定された値に対
応した時間が経過すると)、表示制御手段は、再度、ラ
ンプ制御基板35に対して電源投入時デモ指定のランプ
制御コマンドを送信する。ランプ制御基板35に搭載さ
れているランプ制御手段は、電源投入時デモ指定のラン
プ制御コマンドを受信すると、そのコマンドの受信に対
応して決められている態様(電源投入時デモンストレー
ションの態様)でランプ・LEDを点灯/消灯させる制
御を行う。この制御は、遊技機への電力供給が開始され
た後、例えば、表示制御手段が最初に変動パターン指定
の表示制御コマンドを受信するまで継続する。従って、
遊技店において、この実施の形態の遊技機が多数並んで
設置された状態で、各遊技機に電力供給が開始された
後、それらの遊技機が、同期して電源投入時デモンスト
レーションの態様でランプ・LEDを点灯/消灯させ
る。なお、このような態様を実現する際に、主基板31
に搭載されている遊技制御手段は特に制御を行わないの
で、遊技制御手段の負担を増すことなく実現することが
できる。
【0213】その後、この実施の形態では、表示制御用
CPU101は、タイマ割込フラグの監視(ステップS
715)を行うループ処理に移行する。ループ処理で
は、主基板31から受信した表示制御コマンドを解析す
る処理であるコマンド解析処理を実行する(ステップS
713)。また、ループ処理内で遊技制御手段からの電
源断コマンドの受信を検出したら(ステップS71
4)、電力供給停止時処理(ステップS720)を実行
する。
CPU101は、タイマ割込フラグの監視(ステップS
715)を行うループ処理に移行する。ループ処理で
は、主基板31から受信した表示制御コマンドを解析す
る処理であるコマンド解析処理を実行する(ステップS
713)。また、ループ処理内で遊技制御手段からの電
源断コマンドの受信を検出したら(ステップS71
4)、電力供給停止時処理(ステップS720)を実行
する。
【0214】タイマ割込が発生すると、表示制御用CP
U101は、タイマ割込処理においてタイマ割込フラグ
をセットする。メイン処理において、タイマ割込フラグ
がセットされていたら、表示制御用CPU101は、そ
のフラグをクリアし(ステップS716)、コマンド送
信処理(ステップS717)、カウンタ更新処理(ステ
ップS718)および表示制御プロセス処理(ステップ
S719)を実行する。なお、ステップS718は、予
告を行うか否かと予告の種類とを決定するための乱数を
生成するためのカウンタの更新処理であり、予告を行う
か否かと予告の種類とを乱数を用いて決定するように構
成されていない場合には不要である。
U101は、タイマ割込処理においてタイマ割込フラグ
をセットする。メイン処理において、タイマ割込フラグ
がセットされていたら、表示制御用CPU101は、そ
のフラグをクリアし(ステップS716)、コマンド送
信処理(ステップS717)、カウンタ更新処理(ステ
ップS718)および表示制御プロセス処理(ステップ
S719)を実行する。なお、ステップS718は、予
告を行うか否かと予告の種類とを決定するための乱数を
生成するためのカウンタの更新処理であり、予告を行う
か否かと予告の種類とを乱数を用いて決定するように構
成されていない場合には不要である。
【0215】さらに、表示制御用CPU101は、デモ
開始タイマ後を1減らし(ステップS723)、デモ開
始タイマの値が0になったら(ステップS724)、既
に変動パターン指定の表示制御コマンドを受信していな
ければ(ステップS725)、ステップS721に戻
る。
開始タイマ後を1減らし(ステップS723)、デモ開
始タイマの値が0になったら(ステップS724)、既
に変動パターン指定の表示制御コマンドを受信していな
ければ(ステップS725)、ステップS721に戻
る。
【0216】なお、この実施の形態では、タイマ割込は
16.7ms(1/60秒)毎にかかるとする。すなわ
ち、カウンタ更新処理および表示制御プロセス処理は、
16.7ms毎に起動される。また、この実施の形態で
は、タイマ割込処理ではフラグセットのみがなされ、具
体的な表示制御処理(表示制御プロセス処理)はメイン
処理において実行されるが、タイマ割込処理で表示制御
処理を実行してもよい。
16.7ms(1/60秒)毎にかかるとする。すなわ
ち、カウンタ更新処理および表示制御プロセス処理は、
16.7ms毎に起動される。また、この実施の形態で
は、タイマ割込処理ではフラグセットのみがなされ、具
体的な表示制御処理(表示制御プロセス処理)はメイン
処理において実行されるが、タイマ割込処理で表示制御
処理を実行してもよい。
【0217】また、タイマ割込はより短い周期でかかる
ようにし(例えば2ms)、タイマ割込処理ではカウン
タ更新処理を実行せず、カウンタ更新処理は、可変表示
装置9の同期信号(SYNC)に同期して起動されるよ
うに構成してもよい。
ようにし(例えば2ms)、タイマ割込処理ではカウン
タ更新処理を実行せず、カウンタ更新処理は、可変表示
装置9の同期信号(SYNC)に同期して起動されるよ
うに構成してもよい。
【0218】図36は、電源投入時デモコマンド送信処
理を示すフローチャートである。電源投入時でもコマン
ド送信処理において、表示制御用CPU101は、出力
データとして、電源投入時デモコマンドの1バイト目を
セットする(ステップS921)。具体的には、出力デ
ータの格納場所としてのレジスタまたはRAMのあらか
じめ決められた領域に受信コマンドの1バイト目をセッ
トする。また、出力先としてランプ制御コマンドのコマ
ンドデータを出力するための出力ポート172(図6参
照)のアドレスをセットする(ステップS922)。具
体的には、出力先の格納場所としてのレジスタまたはR
AMのあらかじめ決められた領域に出力ポート172の
アドレスをセットする。そして、コマンド送信ルーチン
をコールする(ステップS923)。さらに、出力デー
タとして、電源投入時デモコマンドの2バイト目をセッ
トする(ステップS924)。また、出力先としてラン
プ制御コマンドのコマンドデータを出力するための出力
ポート172のアドレスをセットする(ステップS92
5)。そして、コマンド送信ルーチンをコールする(ス
テップS926)。以上のようにして、2バイト構成の
電源投入時デモ指定のランプ制御コマンドがランプ制御
基板35に送信される。なお、コマンド送信ルーチンに
おいて制御コマンドの送信に関わる異常が検出された
ら、ランプ制御手段をリセットする等の異常時処理を行
ってもよい。
理を示すフローチャートである。電源投入時でもコマン
ド送信処理において、表示制御用CPU101は、出力
データとして、電源投入時デモコマンドの1バイト目を
セットする(ステップS921)。具体的には、出力デ
ータの格納場所としてのレジスタまたはRAMのあらか
じめ決められた領域に受信コマンドの1バイト目をセッ
トする。また、出力先としてランプ制御コマンドのコマ
ンドデータを出力するための出力ポート172(図6参
照)のアドレスをセットする(ステップS922)。具
体的には、出力先の格納場所としてのレジスタまたはR
AMのあらかじめ決められた領域に出力ポート172の
アドレスをセットする。そして、コマンド送信ルーチン
をコールする(ステップS923)。さらに、出力デー
タとして、電源投入時デモコマンドの2バイト目をセッ
トする(ステップS924)。また、出力先としてラン
プ制御コマンドのコマンドデータを出力するための出力
ポート172のアドレスをセットする(ステップS92
5)。そして、コマンド送信ルーチンをコールする(ス
テップS926)。以上のようにして、2バイト構成の
電源投入時デモ指定のランプ制御コマンドがランプ制御
基板35に送信される。なお、コマンド送信ルーチンに
おいて制御コマンドの送信に関わる異常が検出された
ら、ランプ制御手段をリセットする等の異常時処理を行
ってもよい。
【0219】図37は、主基板31から受信した表示制
御コマンドを格納するための受信バッファの一構成例を
示す説明図である。この例では、2バイト構成の表示制
御コマンドを6個格納可能なリングバッファ形式のコマ
ンド受信バッファが用いられる。従って、コマンド受信
バッファは、受信コマンドバッファ1〜12の12バイ
トの領域で構成される。そして、受信したコマンドをど
の領域に格納するのかを示すコマンド受信個数カウンタ
が用いられる。コマンド受信個数カウンタは、0〜11
の値をとる。なお、必ずしもリングバッファ形式でなく
てもよく、例えば、図柄指定コマンド格納領域を3個
(2×3=6バイトのコマンド受信バッファ)、それ以
外の変動パターン指定などのコマンド格納領域を1個
(2×1=2バイトのコマンド受信バッファ)のような
バッファ構成としてもよい。
御コマンドを格納するための受信バッファの一構成例を
示す説明図である。この例では、2バイト構成の表示制
御コマンドを6個格納可能なリングバッファ形式のコマ
ンド受信バッファが用いられる。従って、コマンド受信
バッファは、受信コマンドバッファ1〜12の12バイ
トの領域で構成される。そして、受信したコマンドをど
の領域に格納するのかを示すコマンド受信個数カウンタ
が用いられる。コマンド受信個数カウンタは、0〜11
の値をとる。なお、必ずしもリングバッファ形式でなく
てもよく、例えば、図柄指定コマンド格納領域を3個
(2×3=6バイトのコマンド受信バッファ)、それ以
外の変動パターン指定などのコマンド格納領域を1個
(2×1=2バイトのコマンド受信バッファ)のような
バッファ構成としてもよい。
【0220】図38〜図39は、割込処理による表示制
御コマンド受信処理を示すフローチャートである。主基
板31からの表示制御用のINT信号は表示制御用CP
U101の割込端子に入力されている。主基板31から
のINT信号が立ち上がると、表示制御用CPU101
に割込がかかり、図38〜図39に示す表示制御コマン
ドの受信処理が開始される。なお、表示制御用CPU1
01は、割込が発生すると、ソフトウェアで割込許可に
しない限り、マスク可能割込がさらに生ずることはない
ような構造のCPUである。また、この実施の形態で
は、割込端子の入力が立ち上がると割込が発生するが、
割込端子の入力が立ち下がると割込がかかるようなCP
Uの初期設定を行ったり、割込端子の入力が立ち下がる
と割込がかかるようなCPUを用いてもよい。
御コマンド受信処理を示すフローチャートである。主基
板31からの表示制御用のINT信号は表示制御用CP
U101の割込端子に入力されている。主基板31から
のINT信号が立ち上がると、表示制御用CPU101
に割込がかかり、図38〜図39に示す表示制御コマン
ドの受信処理が開始される。なお、表示制御用CPU1
01は、割込が発生すると、ソフトウェアで割込許可に
しない限り、マスク可能割込がさらに生ずることはない
ような構造のCPUである。また、この実施の形態で
は、割込端子の入力が立ち上がると割込が発生するが、
割込端子の入力が立ち下がると割込がかかるようなCP
Uの初期設定を行ったり、割込端子の入力が立ち下がる
と割込がかかるようなCPUを用いてもよい。
【0221】すなわち、取込信号としてのパルス状(矩
形波状)のINT信号のレベル変化タイミング(エッ
ジ)で割込が発生するように構成すれば、エッジは立ち
上がりエッジであっても立ち下がりエッジであってもよ
い。いずれにせよ、取込信号としてのパルス状(矩形波
状)のINT信号のレベル変化タイミング(エッジ)で
割込が発生するように構成される。このようにすること
で、コマンドの取込が指示された段階でいち早くコマン
ド受信を行うことが可能になる。
形波状)のINT信号のレベル変化タイミング(エッ
ジ)で割込が発生するように構成すれば、エッジは立ち
上がりエッジであっても立ち下がりエッジであってもよ
い。いずれにせよ、取込信号としてのパルス状(矩形波
状)のINT信号のレベル変化タイミング(エッジ)で
割込が発生するように構成される。このようにすること
で、コマンドの取込が指示された段階でいち早くコマン
ド受信を行うことが可能になる。
【0222】表示制御コマンドの受信処理において、表
示制御用CPU101は、まず、各レジスタをスタック
に退避する(ステップS600)。次いで、表示制御コ
マンドデータの入力に割り当てられている入力ポートか
らデータを読み込む(ステップS601)。そして、2
バイト構成の表示制御コマンドのうちの1バイト目であ
るか否か確認する(ステップS602)。1バイト目で
あるか否かは、受信したコマンドの先頭ビットが「1」
であるか否かによって確認される。先頭ビットが「1」
であるのは、2バイト構成である表示制御コマンドのう
ちのMODEバイト(1バイト目)のはずである(図2
3参照)。そこで、表示制御用CPU101は、先頭ビ
ットが「1」であれば、有効な1バイト目を受信したと
して、受信したコマンドを受信バッファ領域におけるコ
マンド受信個数カウンタが示す受信コマンドバッファに
格納する(ステップS603)。
示制御用CPU101は、まず、各レジスタをスタック
に退避する(ステップS600)。次いで、表示制御コ
マンドデータの入力に割り当てられている入力ポートか
らデータを読み込む(ステップS601)。そして、2
バイト構成の表示制御コマンドのうちの1バイト目であ
るか否か確認する(ステップS602)。1バイト目で
あるか否かは、受信したコマンドの先頭ビットが「1」
であるか否かによって確認される。先頭ビットが「1」
であるのは、2バイト構成である表示制御コマンドのう
ちのMODEバイト(1バイト目)のはずである(図2
3参照)。そこで、表示制御用CPU101は、先頭ビ
ットが「1」であれば、有効な1バイト目を受信したと
して、受信したコマンドを受信バッファ領域におけるコ
マンド受信個数カウンタが示す受信コマンドバッファに
格納する(ステップS603)。
【0223】表示制御コマンドのうちの1バイト目でな
ければ、1バイト目を既に受信したか否か確認する(ス
テップS604)。既に受信したか否かは、受信バッフ
ァ(受信コマンドバッファ)に有効なデータが設定され
ているか否かによって確認される。
ければ、1バイト目を既に受信したか否か確認する(ス
テップS604)。既に受信したか否かは、受信バッフ
ァ(受信コマンドバッファ)に有効なデータが設定され
ているか否かによって確認される。
【0224】1バイト目を既に受信している場合には、
受信した1バイトのうちの先頭ビットが「0」であるか
否か確認する。そして、先頭ビットが「0」であれば、
有効な2バイト目を受信したとして、受信したコマンド
を、受信バッファ領域におけるコマンド受信個数カウン
タ+1が示す受信コマンドバッファに格納する(ステッ
プS605)。先頭ビットが「0」であるのは、2バイ
ト構成である表示制御コマンドのうちのEXTバイト
(2バイト目)のはずである(図23参照)。なお、ス
テップS604における確認結果が「1バイト目を既に
受信した」(=Y)である場合には、2バイト目として
受信したデータのうちの先頭ビットが「0」でなければ
処理を終了する。なお、ステップS604で「N」と判
断された場合には、ステップS606の処理が行われな
いので、次に受信したコマンドは、今回受信したコマン
ドが格納されるはずであったバッファ領域に格納され
る。
受信した1バイトのうちの先頭ビットが「0」であるか
否か確認する。そして、先頭ビットが「0」であれば、
有効な2バイト目を受信したとして、受信したコマンド
を、受信バッファ領域におけるコマンド受信個数カウン
タ+1が示す受信コマンドバッファに格納する(ステッ
プS605)。先頭ビットが「0」であるのは、2バイ
ト構成である表示制御コマンドのうちのEXTバイト
(2バイト目)のはずである(図23参照)。なお、ス
テップS604における確認結果が「1バイト目を既に
受信した」(=Y)である場合には、2バイト目として
受信したデータのうちの先頭ビットが「0」でなければ
処理を終了する。なお、ステップS604で「N」と判
断された場合には、ステップS606の処理が行われな
いので、次に受信したコマンドは、今回受信したコマン
ドが格納されるはずであったバッファ領域に格納され
る。
【0225】ステップS605において、2バイト目の
コマンドデータを格納すると、コマンド受信個数カウン
タに2を加算する(ステップS606)。そして、コマ
ンド受信カウンタが12以上であるか否か確認し(ステ
ップS607)、12以上であれば受信コマンドバッフ
ァにオーバフローが生じているのでコマンド受信個数カ
ウンタをクリアする(ステップS609)。その後、退
避されていたレジスタを復旧し(ステップS610)、
最後に割込許可に設定する(ステップS611)。
コマンドデータを格納すると、コマンド受信個数カウン
タに2を加算する(ステップS606)。そして、コマ
ンド受信カウンタが12以上であるか否か確認し(ステ
ップS607)、12以上であれば受信コマンドバッフ
ァにオーバフローが生じているのでコマンド受信個数カ
ウンタをクリアする(ステップS609)。その後、退
避されていたレジスタを復旧し(ステップS610)、
最後に割込許可に設定する(ステップS611)。
【0226】表示制御コマンドは2バイト構成であっ
て、1バイト目(MODE)と2バイト目(EXT)と
は、受信側で直ちに区別可能に構成されている。すなわ
ち、先頭ビットによって、MODEとしてのデータを受
信したのかEXTとしてのデータを受信したのかを、受
信側において直ちに検出できる。よって、上述したよう
に、適正なデータを受信したのか否かを容易に判定する
ことができる。
て、1バイト目(MODE)と2バイト目(EXT)と
は、受信側で直ちに区別可能に構成されている。すなわ
ち、先頭ビットによって、MODEとしてのデータを受
信したのかEXTとしてのデータを受信したのかを、受
信側において直ちに検出できる。よって、上述したよう
に、適正なデータを受信したのか否かを容易に判定する
ことができる。
【0227】ステップS607で受信コマンドバッファ
にオーバフローが生じていないことが確認されたら、す
なわち、正常に受信コマンドバッファに受信コマンドが
確認されたら、受信コマンドの1バイト目(MODE)
が80(H)またはA0(H)であるか否かを確認する
(ステップS608)。すなわち、受信した表示制御コ
マンドが図柄の変動開始を示す変動パターン指定または
図柄の停止を示す特別図柄停止の表示制御コマンド(図
25参照)であるか否かを確認する。
にオーバフローが生じていないことが確認されたら、す
なわち、正常に受信コマンドバッファに受信コマンドが
確認されたら、受信コマンドの1バイト目(MODE)
が80(H)またはA0(H)であるか否かを確認する
(ステップS608)。すなわち、受信した表示制御コ
マンドが図柄の変動開始を示す変動パターン指定または
図柄の停止を示す特別図柄停止の表示制御コマンド(図
25参照)であるか否かを確認する。
【0228】受信コマンドの1バイト目(MODE)が
80(H)またはA0(H)である場合には、ランプ制
御基板35に変動ランプ指定または変動終了ランプ指定
のランプ制御コマンド(図32参照)を送信するととも
に、音制御基板70に変動中音指定または変動終了音指
定の音制御コマンド(図33参照)を送信するために、
ステップS621以降の処理を行う。受信コマンドの1
バイト目(MODE)が80(H)またはA0(H)で
なければ、ステップS610に移行する。
80(H)またはA0(H)である場合には、ランプ制
御基板35に変動ランプ指定または変動終了ランプ指定
のランプ制御コマンド(図32参照)を送信するととも
に、音制御基板70に変動中音指定または変動終了音指
定の音制御コマンド(図33参照)を送信するために、
ステップS621以降の処理を行う。受信コマンドの1
バイト目(MODE)が80(H)またはA0(H)で
なければ、ステップS610に移行する。
【0229】ステップS621において、表示制御用C
PU101は、出力データとして、受信コマンドの1バ
イト目をセットする(ステップS621)。具体的に
は、出力データの格納場所としてのレジスタまたはRA
Mのあらかじめ決められた領域に受信コマンドの1バイ
ト目をセットする。また、出力先としてランプ制御コマ
ンドのコマンドデータを出力するための出力ポート17
2(図6参照)のアドレスをセットする(ステップS6
22)。具体的には、出力先の格納場所としてのレジス
タまたはRAMのあらかじめ決められた領域に出力ポー
ト172のアドレスをセットする。そして、コマンド送
信ルーチンをコールする(ステップS623)。
PU101は、出力データとして、受信コマンドの1バ
イト目をセットする(ステップS621)。具体的に
は、出力データの格納場所としてのレジスタまたはRA
Mのあらかじめ決められた領域に受信コマンドの1バイ
ト目をセットする。また、出力先としてランプ制御コマ
ンドのコマンドデータを出力するための出力ポート17
2(図6参照)のアドレスをセットする(ステップS6
22)。具体的には、出力先の格納場所としてのレジス
タまたはRAMのあらかじめ決められた領域に出力ポー
ト172のアドレスをセットする。そして、コマンド送
信ルーチンをコールする(ステップS623)。
【0230】図40は、コマンド送信ルーチンの一構成
例を示すフローチャートである。コマンド送信ルーチン
において、表示制御用CPU101は、出力先として指
定されている出力ポートに、出力データを設定する(ス
テップS651)。そして、STB信号をオンする(ス
テップS652)。なお、コマンド送信ルーチンは音制
御コマンドを送信するときにも実行されるので、ステッ
プS652では、出力先としてランプ制御コマンドを出
力するための出力ポートが指定された場合には、ランプ
制御基板35に至るSTB信号をオンし、出力先として
音制御コマンドを出力するための出力ポートが指定され
た場合には、音制御基板70に至るSTB信号をオンす
る。
例を示すフローチャートである。コマンド送信ルーチン
において、表示制御用CPU101は、出力先として指
定されている出力ポートに、出力データを設定する(ス
テップS651)。そして、STB信号をオンする(ス
テップS652)。なお、コマンド送信ルーチンは音制
御コマンドを送信するときにも実行されるので、ステッ
プS652では、出力先としてランプ制御コマンドを出
力するための出力ポートが指定された場合には、ランプ
制御基板35に至るSTB信号をオンし、出力先として
音制御コマンドを出力するための出力ポートが指定され
た場合には、音制御基板70に至るSTB信号をオンす
る。
【0231】次いで、ACK信号がオン状態になるのを
監視するための監視回数カウンタにMをセットする(ス
テップS653)。Mの値は、ランプ制御手段および音
制御手段がSTB信号に応答してACK信号をオンする
までの処理時間に余裕を持たせた値に相当する。そし
て、監視回数カウンタの値をデクリメントしつつACK
信号の状態を確認する(ステップS654,S65
5)。なお、ステップS654では、出力先としてラン
プ制御コマンドを出力するための出力ポートが指定され
た場合には、ランプ制御基板35からのACK信号を監
視し、出力先として音制御コマンドを出力するための出
力ポートが指定された場合には、音制御基板70からの
ACK信号を監視する。
監視するための監視回数カウンタにMをセットする(ス
テップS653)。Mの値は、ランプ制御手段および音
制御手段がSTB信号に応答してACK信号をオンする
までの処理時間に余裕を持たせた値に相当する。そし
て、監視回数カウンタの値をデクリメントしつつACK
信号の状態を確認する(ステップS654,S65
5)。なお、ステップS654では、出力先としてラン
プ制御コマンドを出力するための出力ポートが指定され
た場合には、ランプ制御基板35からのACK信号を監
視し、出力先として音制御コマンドを出力するための出
力ポートが指定された場合には、音制御基板70からの
ACK信号を監視する。
【0232】ACK信号がオン状態になる前に監視回数
カウンタの値が0になったら(ステップS656)、戻
りコードとして「異常」を示す値をセットして(ステッ
プS657)、処理を終了する。なお、戻りコードは、
あらかじめ決められているレジスタにセットされる。
カウンタの値が0になったら(ステップS656)、戻
りコードとして「異常」を示す値をセットして(ステッ
プS657)、処理を終了する。なお、戻りコードは、
あらかじめ決められているレジスタにセットされる。
【0233】監視回数カウンタの値が0になる前にAC
K信号がオン状態になったら、STB信号をオフする
(ステップS661)。そして、ACK信号がオフ状態
になるのを監視するための監視回数カウンタにM(ステ
ップS653で用いられる値と異なっていてもよい)を
セットする(ステップS662)。次いで、監視回数カ
ウンタの値をデクリメントしつつACK信号の状態を確
認する(ステップS634,S664)。ACK信号が
オフ状態になる前に監視回数カウンタの値が0になった
ら(ステップS665)、戻りコードとして「異常」を
示す値をセットして(ステップS666)、処理を終了
する。監視回数カウンタの値が0になる前にACK信号
がオフ状態になったら、戻りコードとして「正常」を示
す値をセットして(ステップS667)、処理を終了す
る。
K信号がオン状態になったら、STB信号をオフする
(ステップS661)。そして、ACK信号がオフ状態
になるのを監視するための監視回数カウンタにM(ステ
ップS653で用いられる値と異なっていてもよい)を
セットする(ステップS662)。次いで、監視回数カ
ウンタの値をデクリメントしつつACK信号の状態を確
認する(ステップS634,S664)。ACK信号が
オフ状態になる前に監視回数カウンタの値が0になった
ら(ステップS665)、戻りコードとして「異常」を
示す値をセットして(ステップS666)、処理を終了
する。監視回数カウンタの値が0になる前にACK信号
がオフ状態になったら、戻りコードとして「正常」を示
す値をセットして(ステップS667)、処理を終了す
る。
【0234】以上のようなコマンド送信ルーチンによっ
て、図34に示された1バイト分のコマンドデータの送
受信が完了する。
て、図34に示された1バイト分のコマンドデータの送
受信が完了する。
【0235】図39に示すステップS623のコマンド
送信ルーチンが終了すると、正常終了でなければ(戻り
コードが「異常」であれば)、ステップS731に移行
する。正常終了であれば、受信コマンドの2バイト目を
ランプ制御基板35に送信するために、ステップS62
5以降の処理を行う。
送信ルーチンが終了すると、正常終了でなければ(戻り
コードが「異常」であれば)、ステップS731に移行
する。正常終了であれば、受信コマンドの2バイト目を
ランプ制御基板35に送信するために、ステップS62
5以降の処理を行う。
【0236】ステップS625において、表示制御用C
PU101は、出力データとして、受信コマンドの2バ
イト目をセットする。また、出力先としてランプ制御コ
マンドのコマンドデータを出力するための出力ポート1
72のアドレスをセットする(ステップS626)。そ
して、コマンド送信ルーチンをコールする(ステップS
627)。コマンド送信ルーチンが終了すると、正常終
了でなければ、ステップS731に移行する。正常終了
であれば、受信コマンドの1バイト目を音制御基板70
に送信するために、ステップS631以降の処理を行
う。
PU101は、出力データとして、受信コマンドの2バ
イト目をセットする。また、出力先としてランプ制御コ
マンドのコマンドデータを出力するための出力ポート1
72のアドレスをセットする(ステップS626)。そ
して、コマンド送信ルーチンをコールする(ステップS
627)。コマンド送信ルーチンが終了すると、正常終
了でなければ、ステップS731に移行する。正常終了
であれば、受信コマンドの1バイト目を音制御基板70
に送信するために、ステップS631以降の処理を行
う。
【0237】ステップS631において、表示制御用C
PU101は、出力データとして、受信コマンドの1バ
イト目をセットする。また、出力先として音制御コマン
ドのコマンドデータを出力するための出力ポート175
(図7参照)のアドレスをセットする(ステップS63
2)。そして、コマンド送信ルーチンをコールする(ス
テップS633)。コマンド送信ルーチンが終了する
と、正常終了でなければ、ステップS741に移行す
る。正常終了であれば、受信コマンドの2バイト目を音
制御基板70に送信するために、ステップS635以降
の処理を行う。
PU101は、出力データとして、受信コマンドの1バ
イト目をセットする。また、出力先として音制御コマン
ドのコマンドデータを出力するための出力ポート175
(図7参照)のアドレスをセットする(ステップS63
2)。そして、コマンド送信ルーチンをコールする(ス
テップS633)。コマンド送信ルーチンが終了する
と、正常終了でなければ、ステップS741に移行す
る。正常終了であれば、受信コマンドの2バイト目を音
制御基板70に送信するために、ステップS635以降
の処理を行う。
【0238】ステップS635において、表示制御用C
PU101は、出力データとして、受信コマンドの2バ
イト目をセットする。また、出力先として音制御コマン
ドのコマンドデータを出力するための出力ポート175
のアドレスをセットする(ステップS636)。そし
て、コマンド送信ルーチンをコールする(ステップS6
37)。コマンド送信ルーチンが終了すると、正常終了
でなければ、ステップS741に移行する。正常終了で
あれば、ステップS610に移行する。
PU101は、出力データとして、受信コマンドの2バ
イト目をセットする。また、出力先として音制御コマン
ドのコマンドデータを出力するための出力ポート175
のアドレスをセットする(ステップS636)。そし
て、コマンド送信ルーチンをコールする(ステップS6
37)。コマンド送信ルーチンが終了すると、正常終了
でなければ、ステップS741に移行する。正常終了で
あれば、ステップS610に移行する。
【0239】図41に示すステップS731以降の処理
は、ランプ制御手段におけるランプ制御用CPU351
をリセットするための処理である。ステップS731
は、ランプ制御用CPU351がACK信号をオン状態
にしなかった場合、またはACK信号をオフ状態にしな
かった場合に実行される。ACK信号をオン状態にしな
かった場合、またはACK信号をオフ状態にしなかった
場合には、ランプ制御用CPU351が、暴走等の動作
不良を引き起こしている可能性がある。そこで、ランプ
制御用CPU351を一旦リセットする。
は、ランプ制御手段におけるランプ制御用CPU351
をリセットするための処理である。ステップS731
は、ランプ制御用CPU351がACK信号をオン状態
にしなかった場合、またはACK信号をオフ状態にしな
かった場合に実行される。ACK信号をオン状態にしな
かった場合、またはACK信号をオフ状態にしなかった
場合には、ランプ制御用CPU351が、暴走等の動作
不良を引き起こしている可能性がある。そこで、ランプ
制御用CPU351を一旦リセットする。
【0240】ステップS731において、表示制御用C
PU101は、ランプ制御基板に至るリセット信号(図
6参照)をローレベルにする。この結果、ランプ制御用
CPU351は一旦リセットされる。そして、ローレベ
ルの期間を作成するための継続回数カウンタにLをセッ
トする(ステップS732)。L×(ステップS73
3,S734の処理時間)によってリセット信号のロー
レベルの期間が決まる。すなわち、継続回数カウンタの
値をデクリメントしつつ継続回数カウンタの値が0にな
るのを確認し(ステップS733,S734)、0にな
ったら、ランプ制御基板に至るリセット信号をハイレベ
ルにする(ステップS735)。この結果、ランプ制御
用CPU351は再起動する。
PU101は、ランプ制御基板に至るリセット信号(図
6参照)をローレベルにする。この結果、ランプ制御用
CPU351は一旦リセットされる。そして、ローレベ
ルの期間を作成するための継続回数カウンタにLをセッ
トする(ステップS732)。L×(ステップS73
3,S734の処理時間)によってリセット信号のロー
レベルの期間が決まる。すなわち、継続回数カウンタの
値をデクリメントしつつ継続回数カウンタの値が0にな
るのを確認し(ステップS733,S734)、0にな
ったら、ランプ制御基板に至るリセット信号をハイレベ
ルにする(ステップS735)。この結果、ランプ制御
用CPU351は再起動する。
【0241】そして、表示制御用CPU101は、ラン
プ制御コマンド未送信フラグをセットして(ステップS
736)、ランプ制御コマンドの送信をあきらめてステ
ップS631に移行する。なお、ここで送信されなかっ
たランプ制御コマンドは後述するコマンド送信処理にお
いて送信されるが、そのように制御するのではなく、ス
テップS731〜S735の処理後に、再送信するよう
にしてもよい。再送信する場合には、ステップS736
の処理を行わず、ステップS621に戻る。
プ制御コマンド未送信フラグをセットして(ステップS
736)、ランプ制御コマンドの送信をあきらめてステ
ップS631に移行する。なお、ここで送信されなかっ
たランプ制御コマンドは後述するコマンド送信処理にお
いて送信されるが、そのように制御するのではなく、ス
テップS731〜S735の処理後に、再送信するよう
にしてもよい。再送信する場合には、ステップS736
の処理を行わず、ステップS621に戻る。
【0242】また、図41に示すステップS741以降
の処理は、音制御手段における音制御用CPU701を
リセットするための処理である。ステップS741は、
音制御用CPU701がACK信号をオン状態にしなか
った場合、またはACK信号をオフ状態にしなかった場
合に実行される。
の処理は、音制御手段における音制御用CPU701を
リセットするための処理である。ステップS741は、
音制御用CPU701がACK信号をオン状態にしなか
った場合、またはACK信号をオフ状態にしなかった場
合に実行される。
【0243】ステップS741において、表示制御用C
PU101は、音制御基板に至るリセット信号(図7参
照)をローレベルにする。この結果、音制御用CPU7
01は一旦リセットされる。そして、ローレベルの期間
を作成するための継続回数カウンタにLをセットする
(ステップS742)。そして、継続回数カウンタの値
をデクリメントしつつ継続回数カウンタの値が0になる
のを確認し(ステップS743,S744)、0になっ
たら、音制御基板に至るリセット信号をハイレベルにす
る(ステップS745)。この結果、音制御用CPU7
01は再起動する。
PU101は、音制御基板に至るリセット信号(図7参
照)をローレベルにする。この結果、音制御用CPU7
01は一旦リセットされる。そして、ローレベルの期間
を作成するための継続回数カウンタにLをセットする
(ステップS742)。そして、継続回数カウンタの値
をデクリメントしつつ継続回数カウンタの値が0になる
のを確認し(ステップS743,S744)、0になっ
たら、音制御基板に至るリセット信号をハイレベルにす
る(ステップS745)。この結果、音制御用CPU7
01は再起動する。
【0244】そして、表示制御用CPU101は、音制
御コマンド未送信フラグをセットして(ステップS74
6)、音制御コマンドの送信をあきらめてステップS6
10に移行する。なお、ここで送信されなかった音制御
コマンドは後述するコマンド送信処理において送信され
るが、そのように制御するのではなく、ステップS74
1〜S745の処理後に、再送信するようにしてもよ
い。再送信する場合には、ステップS746の処理を行
わず、ステップS631に戻る。
御コマンド未送信フラグをセットして(ステップS74
6)、音制御コマンドの送信をあきらめてステップS6
10に移行する。なお、ここで送信されなかった音制御
コマンドは後述するコマンド送信処理において送信され
るが、そのように制御するのではなく、ステップS74
1〜S745の処理後に、再送信するようにしてもよ
い。再送信する場合には、ステップS746の処理を行
わず、ステップS631に戻る。
【0245】以上のように、この実施の形態では、表示
制御手段は、コマンド受信割込処理内で、図柄の変動が
開始されることを示す制御コマンドおよび図柄の変動が
停止されることを示す制御コマンドをランプ制御手段お
よび音制御手段に送信する。従って、遊技制御手段から
の指令が表示制御手段を介してランプ制御手段および音
制御手段に伝達されるように構成されていても、遊技制
御手段からの指令は、確実に、かつ、早めにランプ制御
手段および音制御手段に伝達される。
制御手段は、コマンド受信割込処理内で、図柄の変動が
開始されることを示す制御コマンドおよび図柄の変動が
停止されることを示す制御コマンドをランプ制御手段お
よび音制御手段に送信する。従って、遊技制御手段から
の指令が表示制御手段を介してランプ制御手段および音
制御手段に伝達されるように構成されていても、遊技制
御手段からの指令は、確実に、かつ、早めにランプ制御
手段および音制御手段に伝達される。
【0246】また、表示制御手段は、ランプ制御コマン
ドおよび音制御コマンドについて、ランプ制御手段およ
び音制御手段から応答をとっているので(この例ではA
CK信号の返送)、ランプ制御コマンドおよび音制御コ
マンドは、確実にランプ制御手段および音制御手段にお
いて受信される。
ドおよび音制御コマンドについて、ランプ制御手段およ
び音制御手段から応答をとっているので(この例ではA
CK信号の返送)、ランプ制御コマンドおよび音制御コ
マンドは、確実にランプ制御手段および音制御手段にお
いて受信される。
【0247】なお、この実施の形態では、表示制御手段
が図柄の変動が開始されることを示す制御コマンドまた
は図柄の変動が停止されることを示す表示制御コマンド
を受信したら、データの内容を変更せずに、ランプ制御
手段および音制御手段に送信したが、表示制御コマンド
とそれに対応するランプ制御コマンドおよび音制御コマ
ンドとのデータの内容は同じでなくてもよい。例えば、
ランプ制御コマンドおよび音制御コマンドの内容がより
簡略化されていてもよい。例えば、1バイトのランプ制
御コマンドおよび音制御コマンドに変換するようにして
もよいし、表示制御コマンドの下位バイトのみをランプ
制御コマンドおよび音制御コマンドとして送信するよう
にしてもよい。
が図柄の変動が開始されることを示す制御コマンドまた
は図柄の変動が停止されることを示す表示制御コマンド
を受信したら、データの内容を変更せずに、ランプ制御
手段および音制御手段に送信したが、表示制御コマンド
とそれに対応するランプ制御コマンドおよび音制御コマ
ンドとのデータの内容は同じでなくてもよい。例えば、
ランプ制御コマンドおよび音制御コマンドの内容がより
簡略化されていてもよい。例えば、1バイトのランプ制
御コマンドおよび音制御コマンドに変換するようにして
もよいし、表示制御コマンドの下位バイトのみをランプ
制御コマンドおよび音制御コマンドとして送信するよう
にしてもよい。
【0248】また、表示制御手段は、ランプ制御用CP
U351または音制御用CPU701の動作不良を検知
したら、リセットをかける。よって、ランプ制御用CP
U351または音制御用CPU701が暴走しても、正
常状態に復帰させて遊技演出を正常に継続させることが
できる。
U351または音制御用CPU701の動作不良を検知
したら、リセットをかける。よって、ランプ制御用CP
U351または音制御用CPU701が暴走しても、正
常状態に復帰させて遊技演出を正常に継続させることが
できる。
【0249】なお、表示制御手段は、図柄の変動が開始
されることを示すランプ制御コマンドと音制御コマンド
および図柄の変動が停止されることを示すランプ制御コ
マンドと音制御コマンド以外のランプ制御コマンドおよ
び音制御コマンドを、後述するコマンド送信処理におい
て、ランプ制御手段および音制御手段に送信する。
されることを示すランプ制御コマンドと音制御コマンド
および図柄の変動が停止されることを示すランプ制御コ
マンドと音制御コマンド以外のランプ制御コマンドおよ
び音制御コマンドを、後述するコマンド送信処理におい
て、ランプ制御手段および音制御手段に送信する。
【0250】次に、図柄の変動が開始されることを示す
制御コマンド(ランプ制御コマンドと音制御コマンド)
および図柄の変動が停止されることを示す制御コマンド
以外の制御コマンドの送受信について説明する。
制御コマンド(ランプ制御コマンドと音制御コマンド)
および図柄の変動が停止されることを示す制御コマンド
以外の制御コマンドの送受信について説明する。
【0251】図42は、表示制御手段が有するランプ制
御コマンド送信バッファおよび音制御コマンド送信バッ
ファの一構成例を示す説明図である。ランプ制御コマン
ド送信バッファには、図柄の変動が開始されることを示
すランプ制御コマンドおよび図柄の変動が停止されるこ
とを示すランプ制御コマンド以外のランプ制御コマンド
が一時格納される。また、音制御コマンド送信バッファ
には、図柄の変動が開始されることを示す音制御コマン
ドおよび図柄の変動が停止されることを示す音制御コマ
ンド以外の音制御コマンドが一時格納される。図42に
示すように、ランプ制御コマンド送信バッファおよび音
制御コマンド送信バッファにおいて、制御コマンドの格
納先は書込ポインタで指定され、読出先は読出ポインタ
で指定される。
御コマンド送信バッファおよび音制御コマンド送信バッ
ファの一構成例を示す説明図である。ランプ制御コマン
ド送信バッファには、図柄の変動が開始されることを示
すランプ制御コマンドおよび図柄の変動が停止されるこ
とを示すランプ制御コマンド以外のランプ制御コマンド
が一時格納される。また、音制御コマンド送信バッファ
には、図柄の変動が開始されることを示す音制御コマン
ドおよび図柄の変動が停止されることを示す音制御コマ
ンド以外の音制御コマンドが一時格納される。図42に
示すように、ランプ制御コマンド送信バッファおよび音
制御コマンド送信バッファにおいて、制御コマンドの格
納先は書込ポインタで指定され、読出先は読出ポインタ
で指定される。
【0252】図43は、コマンド解析処理(ステップS
702)の具体例を示すフローチャートである。主基板
31から受信された表示制御コマンドは受信コマンドバ
ッファに格納されるが、表示制御用CPU101は、コ
マンド解析処理において、受信コマンドバッファに格納
されているコマンドの内容を確認する。
702)の具体例を示すフローチャートである。主基板
31から受信された表示制御コマンドは受信コマンドバ
ッファに格納されるが、表示制御用CPU101は、コ
マンド解析処理において、受信コマンドバッファに格納
されているコマンドの内容を確認する。
【0253】コマンド解析処理において、表示制御用C
PU101は、まず、コマンド受信バッファに受信コマ
ンドが格納されているか否か確認する(ステップS75
1)。格納されているか否かは、コマンド受信カウンタ
の値と読出ポインタとを比較することによって判定され
る。両者が一致している場合が、受信コマンドが格納さ
れていない場合である。コマンド受信コマンドが格納さ
れていない場合には処理を終了する。コマンド受信バッ
ファに受信コマンドが格納されている場合には、表示制
御用CPU101は、コマンド受信バッファから受信コ
マンドを読み出す(ステップS752)。なお、1バイ
ト分読み出す毎に読出ポインタの値を+1しておく。
PU101は、まず、コマンド受信バッファに受信コマ
ンドが格納されているか否か確認する(ステップS75
1)。格納されているか否かは、コマンド受信カウンタ
の値と読出ポインタとを比較することによって判定され
る。両者が一致している場合が、受信コマンドが格納さ
れていない場合である。コマンド受信コマンドが格納さ
れていない場合には処理を終了する。コマンド受信バッ
ファに受信コマンドが格納されている場合には、表示制
御用CPU101は、コマンド受信バッファから受信コ
マンドを読み出す(ステップS752)。なお、1バイ
ト分読み出す毎に読出ポインタの値を+1しておく。
【0254】読み出した受信コマンドの1バイト目が8
0(H)またはA0(H)であれば(ステップS75
3)、ランプ制御コマンド未送信フラグがセットされて
いるか否か確認する(ステップS754)。ランプ制御
コマンド未送信フラグがセットされている場合には、1
バイト目が80(H)またはA0(H)の表示制御コマ
ンドに対応するランプ制御コマンドが未送信であること
を意味するので、コマンド受信バッファから読み出した
制御コマンドを、ランプ制御コマンド送信バッファのう
ちの書込ポインタが指す領域に格納し(ステップS75
5)、書込ポインタを+1する(ステップS756)。
なお、書込ポインタは0〜5の範囲の値をとり、値が6
になったら0に戻す。また、ランプ制御コマンド未送信
フラグをリセットする(ステップS757)。
0(H)またはA0(H)であれば(ステップS75
3)、ランプ制御コマンド未送信フラグがセットされて
いるか否か確認する(ステップS754)。ランプ制御
コマンド未送信フラグがセットされている場合には、1
バイト目が80(H)またはA0(H)の表示制御コマ
ンドに対応するランプ制御コマンドが未送信であること
を意味するので、コマンド受信バッファから読み出した
制御コマンドを、ランプ制御コマンド送信バッファのう
ちの書込ポインタが指す領域に格納し(ステップS75
5)、書込ポインタを+1する(ステップS756)。
なお、書込ポインタは0〜5の範囲の値をとり、値が6
になったら0に戻す。また、ランプ制御コマンド未送信
フラグをリセットする(ステップS757)。
【0255】また、音制御コマンド未送信フラグがセッ
トされているか否か確認する(ステップS7548。音
制御コマンド未送信フラグがセットされている場合に
は、1バイト目が80(H)またはA0(H)の表示制
御コマンドに対応する音制御コマンドが未送信であるこ
とを意味するので、コマンド受信バッファから読み出し
た制御コマンドを、音制御コマンド送信バッファのうち
の書込ポインタが指す領域に格納し(ステップS75
9)、書込ポインタを+1する(ステップS760)。
なお、書込ポインタは0〜5の範囲の値をとり、値が6
になったら0に戻す。そして、音制御コマンド未送信フ
ラグをリセットする(ステップS761)。その後、受
信コマンドに応じた処理を行い(ステップS768)、
ステップS751に戻る。
トされているか否か確認する(ステップS7548。音
制御コマンド未送信フラグがセットされている場合に
は、1バイト目が80(H)またはA0(H)の表示制
御コマンドに対応する音制御コマンドが未送信であるこ
とを意味するので、コマンド受信バッファから読み出し
た制御コマンドを、音制御コマンド送信バッファのうち
の書込ポインタが指す領域に格納し(ステップS75
9)、書込ポインタを+1する(ステップS760)。
なお、書込ポインタは0〜5の範囲の値をとり、値が6
になったら0に戻す。そして、音制御コマンド未送信フ
ラグをリセットする(ステップS761)。その後、受
信コマンドに応じた処理を行い(ステップS768)、
ステップS751に戻る。
【0256】受信コマンドに応じた処理とは、例えば、
受信コマンドが図柄指定の表示制御コマンドであれば、
指定された図柄を停止図柄格納エリア(RAM)に格納
する処理であり、受信コマンドが変動パターン指定の表
示制御コマンドであれば、変動パターンを所定の領域
(RAM:表示制御用CPU101の内蔵RAMまたは
外付けRAM)に設定するとともに変動パターン指定を
受信した旨のフラグを設定する処理であり、その他の受
信コマンドについては対応するコマンド受信フラグをセ
ットする処理である。
受信コマンドが図柄指定の表示制御コマンドであれば、
指定された図柄を停止図柄格納エリア(RAM)に格納
する処理であり、受信コマンドが変動パターン指定の表
示制御コマンドであれば、変動パターンを所定の領域
(RAM:表示制御用CPU101の内蔵RAMまたは
外付けRAM)に設定するとともに変動パターン指定を
受信した旨のフラグを設定する処理であり、その他の受
信コマンドについては対応するコマンド受信フラグをセ
ットする処理である。
【0257】読み出した受信コマンドの1バイト目が8
0(H)またはA0(H)でなければ(ステップS75
3)、表示制御用CPU101は、受信コマンドに対応
したランプ制御コマンドを送信する必要があるか否か確
認する(ステップS762)。必要があるか否かは、受
信コマンドの1バイト目が図32に示されたMODEデ
ータのいずれかに一致しているか否かによって判定でき
る。ただし、80(H)、8B(H)およびA0(H)
は判定対象から除かれる。ランプ制御コマンドを送信す
る必要がないと判定した場合にはステップS765に移
行する。必要があると判定した場合には、受信コマンド
をランプ制御コマンド送信バッファにおける書込ポイン
タが指す領域に設定し(ステップS763)、書込ポイ
ンタの値を+1する(ステップS764)。
0(H)またはA0(H)でなければ(ステップS75
3)、表示制御用CPU101は、受信コマンドに対応
したランプ制御コマンドを送信する必要があるか否か確
認する(ステップS762)。必要があるか否かは、受
信コマンドの1バイト目が図32に示されたMODEデ
ータのいずれかに一致しているか否かによって判定でき
る。ただし、80(H)、8B(H)およびA0(H)
は判定対象から除かれる。ランプ制御コマンドを送信す
る必要がないと判定した場合にはステップS765に移
行する。必要があると判定した場合には、受信コマンド
をランプ制御コマンド送信バッファにおける書込ポイン
タが指す領域に設定し(ステップS763)、書込ポイ
ンタの値を+1する(ステップS764)。
【0258】また、受信コマンドに対応した音制御コマ
ンドを送信する必要があるか否か確認する(ステップS
765)。必要があるか否かは、受信コマンドの1バイ
ト目が図33に示されたMODEデータのいずれかに一
致しているか否かによって判定できる。ただし、80
(H)、8B(H)およびA0(H)は判定対象から除
かれる。音制御コマンドを送信する必要がないと判定し
た場合にはステップS768に移行する。必要があると
判定した場合には、受信コマンドを音制御コマンド送信
バッファにおける書込ポインタが指す領域に設定し(ス
テップS766)、書込ポインタの値を+1する(ステ
ップS767)。
ンドを送信する必要があるか否か確認する(ステップS
765)。必要があるか否かは、受信コマンドの1バイ
ト目が図33に示されたMODEデータのいずれかに一
致しているか否かによって判定できる。ただし、80
(H)、8B(H)およびA0(H)は判定対象から除
かれる。音制御コマンドを送信する必要がないと判定し
た場合にはステップS768に移行する。必要があると
判定した場合には、受信コマンドを音制御コマンド送信
バッファにおける書込ポインタが指す領域に設定し(ス
テップS766)、書込ポインタの値を+1する(ステ
ップS767)。
【0259】そして、受信コマンドに応じた処理を行い
(ステップS768)、ステップS751に戻る。な
お、ランプ制御コマンド送信バッファおよび音制御コマ
ンド送信バッファに設定された制御コマンドは、後述す
るコマンド送信処理(ステップS705の処理)でラン
プ制御基板35および音制御基板70に送信される。
(ステップS768)、ステップS751に戻る。な
お、ランプ制御コマンド送信バッファおよび音制御コマ
ンド送信バッファに設定された制御コマンドは、後述す
るコマンド送信処理(ステップS705の処理)でラン
プ制御基板35および音制御基板70に送信される。
【0260】以上のように、表示制御手段は、表示制御
コマンドを主基板31から受信した場合に、それに対応
するランプ制御コマンドおよび音制御コマンドをランプ
制御手段および音制御手段に送信する必要があるか否か
を確認し、必要がない場合には、ランプ制御コマンド送
信バッファや音制御コマンド送信バッファに制御コマン
ドを設定する処理を行わない。従って、表示制御手段と
ランプ制御手段および音制御手段との間で、不必要な制
御コマンドの送受信が実行されることを避けることがで
きる。なお、表示制御手段が、表示制御コマンドを主基
板31から受信した場合に、それに対応するランプ制御
コマンドおよび音制御コマンドをランプ制御手段および
音制御手段に常に送信し、ランプ制御手段および音制御
手段において、不要な制御コマンドを破棄するようにし
てもよい。
コマンドを主基板31から受信した場合に、それに対応
するランプ制御コマンドおよび音制御コマンドをランプ
制御手段および音制御手段に送信する必要があるか否か
を確認し、必要がない場合には、ランプ制御コマンド送
信バッファや音制御コマンド送信バッファに制御コマン
ドを設定する処理を行わない。従って、表示制御手段と
ランプ制御手段および音制御手段との間で、不必要な制
御コマンドの送受信が実行されることを避けることがで
きる。なお、表示制御手段が、表示制御コマンドを主基
板31から受信した場合に、それに対応するランプ制御
コマンドおよび音制御コマンドをランプ制御手段および
音制御手段に常に送信し、ランプ制御手段および音制御
手段において、不要な制御コマンドを破棄するようにし
てもよい。
【0261】図44は、RAM104の使用領域の一例
を示す説明図である。RAM104には、バックアップ
電源で電源バックアップされているバックアップRAM
領域と非バックアップRAM領域とがある。なお、全領
域がバックアップRAM領域であってもよい。
を示す説明図である。RAM104には、バックアップ
電源で電源バックアップされているバックアップRAM
領域と非バックアップRAM領域とがある。なお、全領
域がバックアップRAM領域であってもよい。
【0262】バックアップRAM領域には、主基板31
に搭載されている遊技制御手段から変動パターン指定の
表示制御コマンドで指定された変動パターンを示すデー
タが格納される変動パターンデータ格納領域、表示制御
手段が決定した予告演出の種類を示すデータが格納され
る予告パターンデータ格納領域、遊技制御手段から特別
図柄左,中,右指定の表示制御コマンドで指定された左
中右の停止図柄を示すデータが格納される左,中,右図
柄格納領域がある。また、変動パターン1〜変動パター
ン15のそれぞれの実行回数の累積値が格納される変動
パターン1実行累積回数〜変動パターン15実行累積回
数の領域、各予告演出の実行回数の累積値が格納される
予告1実行累積回数〜予告4実行累積回数の領域、図柄
の変動の累積回数が格納される変動回数の領域、大当り
の累積回数が格納される大当り回数の領域、リーチの発
生累積回数が格納されるリーチ回数、可変表示結果がは
ずれ図柄の組合せとなった特別図柄の変動回数が格納さ
れるはずれ回数、およびはずれ変動回数連続回数の領域
がある。
に搭載されている遊技制御手段から変動パターン指定の
表示制御コマンドで指定された変動パターンを示すデー
タが格納される変動パターンデータ格納領域、表示制御
手段が決定した予告演出の種類を示すデータが格納され
る予告パターンデータ格納領域、遊技制御手段から特別
図柄左,中,右指定の表示制御コマンドで指定された左
中右の停止図柄を示すデータが格納される左,中,右図
柄格納領域がある。また、変動パターン1〜変動パター
ン15のそれぞれの実行回数の累積値が格納される変動
パターン1実行累積回数〜変動パターン15実行累積回
数の領域、各予告演出の実行回数の累積値が格納される
予告1実行累積回数〜予告4実行累積回数の領域、図柄
の変動の累積回数が格納される変動回数の領域、大当り
の累積回数が格納される大当り回数の領域、リーチの発
生累積回数が格納されるリーチ回数、可変表示結果がは
ずれ図柄の組合せとなった特別図柄の変動回数が格納さ
れるはずれ回数、およびはずれ変動回数連続回数の領域
がある。
【0263】また、スタック領域はバックアップRAM
領域に設けられている。さらに、バックアップRAM領
域には、遊技機への電力供給が停止するときに必要なデ
ータを退避するための退避領域が設けられている。
領域に設けられている。さらに、バックアップRAM領
域には、遊技機への電力供給が停止するときに必要なデ
ータを退避するための退避領域が設けられている。
【0264】さらに、この実施の形態では、表示制御手
段は、時計・カレンダー機能を有している。例えば、図
柄制御基板80に時計・カレンダー機能を有するLSI
(時計・カレンダーLSI)が搭載されている。時計・
カレンダーLSIは、バックアップ電源106で電源バ
ックアップされている。表示制御用CPU101は、所
定期間ごとに時計・カレンダーLSIから日時(月日と
時刻)を読み出してバックアップRAM領域における時
計・カレンダー領域に格納する。なお、所定時間とは、
例えば、タイマ割込がかかる毎である。
段は、時計・カレンダー機能を有している。例えば、図
柄制御基板80に時計・カレンダー機能を有するLSI
(時計・カレンダーLSI)が搭載されている。時計・
カレンダーLSIは、バックアップ電源106で電源バ
ックアップされている。表示制御用CPU101は、所
定期間ごとに時計・カレンダーLSIから日時(月日と
時刻)を読み出してバックアップRAM領域における時
計・カレンダー領域に格納する。なお、所定時間とは、
例えば、タイマ割込がかかる毎である。
【0265】そして、表示制御用CPU101は、表示
制御上で月日と時刻とを使用するときには、バックアッ
プRAM領域における時計・カレンダー領域から月日と
時刻とを読み出す。なお、表示制御用CPU101は、
所定期間ごとに時計・カレンダーLSIから月日と時刻
とを読み出してバックアップRAM領域における時計・
カレンダー領域に格納するのではなく、月日と時刻とを
使用するときに、時計・カレンダーLSIから月日と時
刻とを読み出して使用するようにしてもよい。
制御上で月日と時刻とを使用するときには、バックアッ
プRAM領域における時計・カレンダー領域から月日と
時刻とを読み出す。なお、表示制御用CPU101は、
所定期間ごとに時計・カレンダーLSIから月日と時刻
とを読み出してバックアップRAM領域における時計・
カレンダー領域に格納するのではなく、月日と時刻とを
使用するときに、時計・カレンダーLSIから月日と時
刻とを読み出して使用するようにしてもよい。
【0266】図45は、表示制御状態復旧処理(ステッ
プS709)の一例を示すフローチャートである。表示
制御状態復旧処理において、表示制御用CPU101
は、まず、スタックポインタの復帰処理を行う(ステッ
プS901)。スタックポインタの値は、後で詳述する
電力供給停止時処理において、所定のRAMエリア(電
源バックアップされている退避領域におけるスタックポ
インタ退避バッファ)に退避している。よって、ステッ
プS901では、そのRAMエリアの値をスタックポイ
ンタに設定することによって復帰させる。なお、復帰さ
れたスタックポインタが指す領域(すなわちサブルーチ
ンを呼び出した際の戻りアドレス等を保存するスタック
領域における読み出し先:具体的にはそこから複数の領
域)には、電力供給が停止したときのレジスタ値やプロ
グラムカウンタ(PC)の値が退避している。
プS709)の一例を示すフローチャートである。表示
制御状態復旧処理において、表示制御用CPU101
は、まず、スタックポインタの復帰処理を行う(ステッ
プS901)。スタックポインタの値は、後で詳述する
電力供給停止時処理において、所定のRAMエリア(電
源バックアップされている退避領域におけるスタックポ
インタ退避バッファ)に退避している。よって、ステッ
プS901では、そのRAMエリアの値をスタックポイ
ンタに設定することによって復帰させる。なお、復帰さ
れたスタックポインタが指す領域(すなわちサブルーチ
ンを呼び出した際の戻りアドレス等を保存するスタック
領域における読み出し先:具体的にはそこから複数の領
域)には、電力供給が停止したときのレジスタ値やプロ
グラムカウンタ(PC)の値が退避している。
【0267】また、表示制御用CPU101は、バック
アップRAM領域における退避領域に退避しているタイ
マ値や内部フラグ等を本来のアドレスに戻す(ステップ
S902)。なお、RAM104の全領域が電源バック
アップされている場合には、この処理は不要である。ま
た、内蔵デバイスの設定を行うとともに、スタック領域
から各種レジスタの退避値を読み出して、各種レジスタ
(例えばIXレジスタ、HLレジスタ、DEレジスタ、
BCレジスタ)に設定する。すなわち、レジスタ復元処
理を行う(ステップS903)。なお、各レジスタが復
旧される毎に、スタックポインタの値が減らされる。す
なわち、スタックポインタの値が、スタック領域の1つ
前のアドレスを指すように更新される。
アップRAM領域における退避領域に退避しているタイ
マ値や内部フラグ等を本来のアドレスに戻す(ステップ
S902)。なお、RAM104の全領域が電源バック
アップされている場合には、この処理は不要である。ま
た、内蔵デバイスの設定を行うとともに、スタック領域
から各種レジスタの退避値を読み出して、各種レジスタ
(例えばIXレジスタ、HLレジスタ、DEレジスタ、
BCレジスタ)に設定する。すなわち、レジスタ復元処
理を行う(ステップS903)。なお、各レジスタが復
旧される毎に、スタックポインタの値が減らされる。す
なわち、スタックポインタの値が、スタック領域の1つ
前のアドレスを指すように更新される。
【0268】次に、季節背景の設定を行う(ステップS
904)。例えば、RAM104に格納されている大当
り回数が所定数以上であれば、または、変動回数に対す
る大当り回数の割合が所定数以上であれば、可変表示装
置9に表示される背景を季節背景とすることに決定す
る。そして、季節背景を使用することに決定した場合に
は、RAM104から現在月を取得する。なお、表示制
御用CPU101は、時計・カレンダーLSIから直接
現在月を取得してもよい。そして、現在月に合った季節
背景を使用することに決定する。
904)。例えば、RAM104に格納されている大当
り回数が所定数以上であれば、または、変動回数に対す
る大当り回数の割合が所定数以上であれば、可変表示装
置9に表示される背景を季節背景とすることに決定す
る。そして、季節背景を使用することに決定した場合に
は、RAM104から現在月を取得する。なお、表示制
御用CPU101は、時計・カレンダーLSIから直接
現在月を取得してもよい。そして、現在月に合った季節
背景を使用することに決定する。
【0269】さらに、決定した季節背景に応じたランプ
制御コマンド(8CXX(H))をランプ制御基板35
に送信し(ステップS905)、決定した季節背景に応
じた音制御コマンド(8DXX(H))を音制御基板7
0に送信する(ステップS906)。ステップS905
では、出力データ(ランプ制御コマンド)の格納場所と
してのレジスタまたはRAMのあらかじめ決められた領
域に季節背景に応じたランプ制御コマンドをセットし、
出力先としてランプ制御コマンドのコマンドデータを出
力するための出力ポート172のアドレスをセットし、
コマンド送信ルーチンをコールする。また、ステップS
906では、出力データ(音制御コマンド)の格納場所
としてのレジスタまたはRAMのあらかじめ決められた
領域に季節背景に応じた音制御コマンドをセットし、出
力先として音制御コマンドのコマンドデータを出力する
ための出力ポート175のアドレスをセットし、コマン
ド送信ルーチンをコールする。
制御コマンド(8CXX(H))をランプ制御基板35
に送信し(ステップS905)、決定した季節背景に応
じた音制御コマンド(8DXX(H))を音制御基板7
0に送信する(ステップS906)。ステップS905
では、出力データ(ランプ制御コマンド)の格納場所と
してのレジスタまたはRAMのあらかじめ決められた領
域に季節背景に応じたランプ制御コマンドをセットし、
出力先としてランプ制御コマンドのコマンドデータを出
力するための出力ポート172のアドレスをセットし、
コマンド送信ルーチンをコールする。また、ステップS
906では、出力データ(音制御コマンド)の格納場所
としてのレジスタまたはRAMのあらかじめ決められた
領域に季節背景に応じた音制御コマンドをセットし、出
力先として音制御コマンドのコマンドデータを出力する
ための出力ポート175のアドレスをセットし、コマン
ド送信ルーチンをコールする。
【0270】このような制御によって、遊技機への電力
供給が開始されたとき(一般に、遊技店におけるその日
の開店前)に、前日までの遊技履歴(可変表示装置9に
おける図柄の変動等)の累積結果に応じた演出を行うこ
とができる。例えば、大当り回数が所定数以上であれば
可変表示装置9に表示される背景を季節背景とする場合
には、遊技者は、可変表示装置9に表示される背景か
ら、遊技機が、前日までに大当り発生しやすい遊技機で
あったことを認識することができる。
供給が開始されたとき(一般に、遊技店におけるその日
の開店前)に、前日までの遊技履歴(可変表示装置9に
おける図柄の変動等)の累積結果に応じた演出を行うこ
とができる。例えば、大当り回数が所定数以上であれば
可変表示装置9に表示される背景を季節背景とする場合
には、遊技者は、可変表示装置9に表示される背景か
ら、遊技機が、前日までに大当り発生しやすい遊技機で
あったことを認識することができる。
【0271】このように、過去の履歴にもとづく遊技演
出を行うようにしても、表示制御手段が自身のバックア
ップRAM領域の記憶内容にもとづいて遊技演出を実行
するので、遊技制御手段の負担が重くなることはない。
出を行うようにしても、表示制御手段が自身のバックア
ップRAM領域の記憶内容にもとづいて遊技演出を実行
するので、遊技制御手段の負担が重くなることはない。
【0272】また、この実施の形態では、大当り回数の
履歴にもとづいて背景を変えるようにしたが、バックア
ップRAM領域に記憶されている他の遊技履歴(変動回
数、リーチ回数、予告実行累積回数等)にもとづいて遊
技演出を異ならせるようにしてもよい。また、異ならせ
る遊技演出は可変表示装置9に表示される背景に限ら
ず、予告演出の発生しやすさを変えたり、特定の予告演
出が発生しやすいように内部状態を変更するようにして
もよい(例えば複数の予告振り分けテーブルを用意し使
用する予告振り分けテーブルを変更する)。
履歴にもとづいて背景を変えるようにしたが、バックア
ップRAM領域に記憶されている他の遊技履歴(変動回
数、リーチ回数、予告実行累積回数等)にもとづいて遊
技演出を異ならせるようにしてもよい。また、異ならせ
る遊技演出は可変表示装置9に表示される背景に限ら
ず、予告演出の発生しやすさを変えたり、特定の予告演
出が発生しやすいように内部状態を変更するようにして
もよい(例えば複数の予告振り分けテーブルを用意し使
用する予告振り分けテーブルを変更する)。
【0273】その後、所定時間毎にタイマ割込がかかる
ようにタイマ割込の設定を行う(ステップS907)。
ようにタイマ割込の設定を行う(ステップS907)。
【0274】そして、RET命令が実行される。RET
命令が実行されるときには、表示制御用CPU101
は、スタックポインタが指す領域に格納されているデー
タをプログラムカウンタに設定することによってプログ
ラムのリターン動作を実現する。ただし、ここでのリタ
ーン先は、表示制御状態復旧処理をコールした部分では
ない。なぜなら、ステップS731においてスタックポ
インタの復帰処理がなされ、ステップS733でレジス
タの復帰処理が終了した後では、スタック領域を指すス
タックポインタは、後述する電力供給停止時処理(図5
3参照)においてスタック領域に退避された戻りアドレ
スが格納されている領域を指している。従って、ステッ
プS734の次のRET命令によって、その戻りアドレ
スにリターンする。また、ステップS732の処理によ
って、表示制御(表示演出)を電力供給停止前の状態に
戻すために必要なデータが退避領域から復元されるの
で、表示制御手段は、電力供給停止前の状態から表示制
御を続行することができる。
命令が実行されるときには、表示制御用CPU101
は、スタックポインタが指す領域に格納されているデー
タをプログラムカウンタに設定することによってプログ
ラムのリターン動作を実現する。ただし、ここでのリタ
ーン先は、表示制御状態復旧処理をコールした部分では
ない。なぜなら、ステップS731においてスタックポ
インタの復帰処理がなされ、ステップS733でレジス
タの復帰処理が終了した後では、スタック領域を指すス
タックポインタは、後述する電力供給停止時処理(図5
3参照)においてスタック領域に退避された戻りアドレ
スが格納されている領域を指している。従って、ステッ
プS734の次のRET命令によって、その戻りアドレ
スにリターンする。また、ステップS732の処理によ
って、表示制御(表示演出)を電力供給停止前の状態に
戻すために必要なデータが退避領域から復元されるの
で、表示制御手段は、電力供給停止前の状態から表示制
御を続行することができる。
【0275】以上のように、この実施の形態では、スタ
ック領域に退避されていたアドレスデータ(プログラム
アドレスデータ)にもとづいて表示制御が再開される。
従って、表示制御手段は、可変表示装置9において表示
演出が実行されているときに遊技機への電力供給が停止
し電力供給が再開された場合には、バックアップRAM
領域に保存されている演出に関わるデータにもとづい
て、電力供給が停止した時点から演出を再開させる制御
を実行することができる。
ック領域に退避されていたアドレスデータ(プログラム
アドレスデータ)にもとづいて表示制御が再開される。
従って、表示制御手段は、可変表示装置9において表示
演出が実行されているときに遊技機への電力供給が停止
し電力供給が再開された場合には、バックアップRAM
領域に保存されている演出に関わるデータにもとづい
て、電力供給が停止した時点から演出を再開させる制御
を実行することができる。
【0276】また、この実施の形態では、第1の演出制
御手段に相当する表示制御手段は、サブ側変動データ記
憶手段としてのバックアップRAM領域に保存されてい
た遊技履歴に係るデータ(履歴データ、以下、遊技履歴
データともいう。)にもとづいて電力供給が復旧した後
の遊技演出(例えば可変表示装置9に表示される背景)
の内容を選択する。また、表示制御手段は、バックアッ
プRAM領域に保存されていた時節データ(例えば現在
月のデータ)にもとづいて電力供給が復帰した後の遊技
演出(例えば可変表示装置9に表示される背景)の内容
を選択する。すなわち、表示制御手段は、遊技演出の履
歴や時節データに応じて遊技演出の内容を異ならせるこ
とが可能である。また、バックアップRAM領域に保存
されていたデータに応じたコマンドを、変動データ記憶
手段を備えていないランプ制御手段および音制御手段に
送信する(ステップS905,S906)。
御手段に相当する表示制御手段は、サブ側変動データ記
憶手段としてのバックアップRAM領域に保存されてい
た遊技履歴に係るデータ(履歴データ、以下、遊技履歴
データともいう。)にもとづいて電力供給が復旧した後
の遊技演出(例えば可変表示装置9に表示される背景)
の内容を選択する。また、表示制御手段は、バックアッ
プRAM領域に保存されていた時節データ(例えば現在
月のデータ)にもとづいて電力供給が復帰した後の遊技
演出(例えば可変表示装置9に表示される背景)の内容
を選択する。すなわち、表示制御手段は、遊技演出の履
歴や時節データに応じて遊技演出の内容を異ならせるこ
とが可能である。また、バックアップRAM領域に保存
されていたデータに応じたコマンドを、変動データ記憶
手段を備えていないランプ制御手段および音制御手段に
送信する(ステップS905,S906)。
【0277】さらに、表示制御手段は、表示状態復旧処
理において、遊技履歴に関わるより詳細なデータを第2
の演出制御手段に相当するランプ制御手段や音制御手段
に送信するようにしてもよい。例えば、図33に示され
た変動回数、大当り回数、リーチ回数、はずれ回数、は
ずれ変動連続回数、予告実行累積回数および時計・カレ
ンダーのデータのうちの全てまたは一部を、ランプ制御
手段や音制御手段に、履歴データに対応した履歴コマン
ドおよび時節データに対応した時節コマンドとして送信
する。そのように構成されている場合には、ランプ制御
手段や音制御手段は、遊技機への電力供給が停止した後
電力供給が復旧した場合に、表示制御手段のバックアッ
プRAM領域に保存されていたデータに応じて(具体的
には、受信した履歴コマンドや時節コマンドにもとづい
て)、遊技機に設けられているランプ・LEDやスピー
カ27を用いてより詳細に遊技演出を選択することがで
きる。
理において、遊技履歴に関わるより詳細なデータを第2
の演出制御手段に相当するランプ制御手段や音制御手段
に送信するようにしてもよい。例えば、図33に示され
た変動回数、大当り回数、リーチ回数、はずれ回数、は
ずれ変動連続回数、予告実行累積回数および時計・カレ
ンダーのデータのうちの全てまたは一部を、ランプ制御
手段や音制御手段に、履歴データに対応した履歴コマン
ドおよび時節データに対応した時節コマンドとして送信
する。そのように構成されている場合には、ランプ制御
手段や音制御手段は、遊技機への電力供給が停止した後
電力供給が復旧した場合に、表示制御手段のバックアッ
プRAM領域に保存されていたデータに応じて(具体的
には、受信した履歴コマンドや時節コマンドにもとづい
て)、遊技機に設けられているランプ・LEDやスピー
カ27を用いてより詳細に遊技演出を選択することがで
きる。
【0278】図46は、図35に示されたメイン処理に
おける表示制御プロセス処理(ステップS719)を示
すフローチャートである。表示制御プロセス処理では、
表示制御プロセスフラグの値に応じてステップS800
〜S806のうちのいずれかの処理が行われる。各処理
において、以下のような処理が実行される。
おける表示制御プロセス処理(ステップS719)を示
すフローチャートである。表示制御プロセス処理では、
表示制御プロセスフラグの値に応じてステップS800
〜S806のうちのいずれかの処理が行われる。各処理
において、以下のような処理が実行される。
【0279】変動パターンコマンド受信待ち処理(ステ
ップS800):コマンド受信割込処理によって、変動
時間を特定可能な表示制御コマンド(変動パターンコマ
ンド)を受信したか否か確認する。具体的には、変動パ
ターンコマンドが受信されたことを示すフラグ(変動パ
ターン受信フラグ)がセットされたか否か確認する。変
動パターン受信フラグは、コマンド解析処理によって、
変動パターン指定の表示制御コマンドが受信されたこと
が確認された場合にセットされる(ステップS76
8)。
ップS800):コマンド受信割込処理によって、変動
時間を特定可能な表示制御コマンド(変動パターンコマ
ンド)を受信したか否か確認する。具体的には、変動パ
ターンコマンドが受信されたことを示すフラグ(変動パ
ターン受信フラグ)がセットされたか否か確認する。変
動パターン受信フラグは、コマンド解析処理によって、
変動パターン指定の表示制御コマンドが受信されたこと
が確認された場合にセットされる(ステップS76
8)。
【0280】予告選択処理(ステップS801):予告
決定用乱数を用いて、予告演出を行うか否かと、行う場
合の予告演出の種類を決定する。
決定用乱数を用いて、予告演出を行うか否かと、行う場
合の予告演出の種類を決定する。
【0281】全図柄変動開始処理(ステップS80
2):左右中図柄の変動が開始されるように制御する。
2):左右中図柄の変動が開始されるように制御する。
【0282】図柄変動中処理(ステップS803):変
動パターンを構成する各変動状態(変動速度)の切替タ
イミングを制御するとともに、変動時間の終了を監視す
る。また、左右図柄の停止制御を行う。
動パターンを構成する各変動状態(変動速度)の切替タ
イミングを制御するとともに、変動時間の終了を監視す
る。また、左右図柄の停止制御を行う。
【0283】全図柄停止待ち設定処理(ステップS80
4):変動時間の終了時に、全図柄停止を指示する表示
制御コマンド(特別図柄停止の表示制御コマンド)を受
信していたら、図柄の変動を停止し停止図柄(確定図
柄)を表示する制御を行う。
4):変動時間の終了時に、全図柄停止を指示する表示
制御コマンド(特別図柄停止の表示制御コマンド)を受
信していたら、図柄の変動を停止し停止図柄(確定図
柄)を表示する制御を行う。
【0284】大当り表示処理(ステップS805):変
動時間の終了後、確変大当り表示または通常大当り表示
の制御を行う。
動時間の終了後、確変大当り表示または通常大当り表示
の制御を行う。
【0285】大当たり遊技中処理(ステップS80
6):大当たり遊技中の制御を行う。例えば、大入賞口
開放前表示や大入賞口開放時表示の表示制御コマンドを
受信したら、ラウンド数の表示制御等を行う。
6):大当たり遊技中の制御を行う。例えば、大入賞口
開放前表示や大入賞口開放時表示の表示制御コマンドを
受信したら、ラウンド数の表示制御等を行う。
【0286】なお、表示制御プロセス処理において、ス
テップS800〜S806の処理を行う前に、時刻背景
を用いるか否かの決定を行うようにしてもよい。例え
ば、RAM104に格納されている大当り回数の変動回
数に対する割合が所定値以下であれば、時刻背景を使用
することに決定する。そして、RAM104から現在時
刻を入手し、図12(A)〜(D)に例示された時刻背
景から現在時刻に応じたものを選択して使用することに
決定する。また、決定結果に応じたランプ制御コマンド
および音制御コマンド(8DXX(H))をランプ制御
基板35および音制御基板70に送信する。
テップS800〜S806の処理を行う前に、時刻背景
を用いるか否かの決定を行うようにしてもよい。例え
ば、RAM104に格納されている大当り回数の変動回
数に対する割合が所定値以下であれば、時刻背景を使用
することに決定する。そして、RAM104から現在時
刻を入手し、図12(A)〜(D)に例示された時刻背
景から現在時刻に応じたものを選択して使用することに
決定する。また、決定結果に応じたランプ制御コマンド
および音制御コマンド(8DXX(H))をランプ制御
基板35および音制御基板70に送信する。
【0287】図47は、変動パターンテーブル毎に設定
されているプロセスデータの一構成例を示す説明図であ
る。プロセスデータは、プロセスタイマ設定値と表示制
御実行テーブルの組み合わせが複数集まったデータで構
成されている。各表示制御実行テーブルには、変動パタ
ーンを構成する各変動態様が記載されている。また、プ
ロセスタイマ設定値には、その変動態様での変動時間が
設定されている。表示制御用CPU101は、プロセス
データ参照し、プロセスタイマ設定値に設定されている
時間だけ表示制御実行テーブルに設定されている変動態
様で図柄を変動表示させる制御を行う。
されているプロセスデータの一構成例を示す説明図であ
る。プロセスデータは、プロセスタイマ設定値と表示制
御実行テーブルの組み合わせが複数集まったデータで構
成されている。各表示制御実行テーブルには、変動パタ
ーンを構成する各変動態様が記載されている。また、プ
ロセスタイマ設定値には、その変動態様での変動時間が
設定されている。表示制御用CPU101は、プロセス
データ参照し、プロセスタイマ設定値に設定されている
時間だけ表示制御実行テーブルに設定されている変動態
様で図柄を変動表示させる制御を行う。
【0288】図47に示すプロセスデータは、図柄制御
基板80におけるROM102に格納されている。ま
た、プロセスデータは、各変動パターンのそれぞれに応
じて用意されている。
基板80におけるROM102に格納されている。ま
た、プロセスデータは、各変動パターンのそれぞれに応
じて用意されている。
【0289】図48は、図46に示された表示制御プロ
セス処理における変動パターンコマンド受信待ち処理
(ステップS800)を示すフローチャートである。変
動パターンコマンド受信待ち処理において、表示制御用
CPU101は、変動パターン受信フラグがセットされ
たか否か確認する(ステップS871)。セットされて
いたら、そのフラグをリセットするとともに(ステップ
S872)、変動回数(図44参照)を+1する(ステ
ップS873)。また、変動パターン指定の表示制御コ
マンドで指定された変動パターンが変動パターン1〜1
0または変動パターン15であった場合には(ステップ
S874)、はずれ変動連続回数を+1し(ステップS
877)、はずれ回数を+1する(ステップS87
8)。そうでない場合には、はずれ変動連続回数をクリ
アし(ステップS875)、大当り回数を+1する(ス
テップS876)。
セス処理における変動パターンコマンド受信待ち処理
(ステップS800)を示すフローチャートである。変
動パターンコマンド受信待ち処理において、表示制御用
CPU101は、変動パターン受信フラグがセットされ
たか否か確認する(ステップS871)。セットされて
いたら、そのフラグをリセットするとともに(ステップ
S872)、変動回数(図44参照)を+1する(ステ
ップS873)。また、変動パターン指定の表示制御コ
マンドで指定された変動パターンが変動パターン1〜1
0または変動パターン15であった場合には(ステップ
S874)、はずれ変動連続回数を+1し(ステップS
877)、はずれ回数を+1する(ステップS87
8)。そうでない場合には、はずれ変動連続回数をクリ
アし(ステップS875)、大当り回数を+1する(ス
テップS876)。
【0290】また、また、変動パターン指定の表示制御
コマンドで指定された変動パターンが変動パターン1ま
たは変動パターン15でなかった場合には(ステップS
879)、リーチ回数を+1する(ステップS88
0)。その後、表示制御プロセスフラグの値を予告選択
処理(ステップS801)に対応した値に変更する(ス
テップS881)。
コマンドで指定された変動パターンが変動パターン1ま
たは変動パターン15でなかった場合には(ステップS
879)、リーチ回数を+1する(ステップS88
0)。その後、表示制御プロセスフラグの値を予告選択
処理(ステップS801)に対応した値に変更する(ス
テップS881)。
【0291】図49は、予告振り分けテーブルの一例を
示す説明図である。予告振り分けテーブルにおいて、全
ての変動パターンについて、選択されうる予告種類(予
告なしも含む)に対応した数値が設定されている。ま
た、各変動パターンについて、選択されうる予告種類に
対応した数値の個数の和は43である。例えば、変動パ
ターン11に対応して、予告なしの欄に21種類の数値
が設定され、予告1の欄に11種類の数値が設定され、
予告2の欄に11種類の数値が設定されている。表示制
御用CPU101は、所定の乱数と、予告振り分けテー
ブルにおける各数値とを比較し、一致した数値に対応し
た予告種類の予告演出を行うことに決定する。例えば、
変動パターン11に対応した予告なしの欄に0〜20の
数値が設定され、予告1の欄に21〜31の数値が設定
され、予告2の欄に32〜42の数値が設定され、変動
パターン11を示す表示制御コマンドを遊技制御手段か
ら受信した場合に、乱数値が0〜20のうちのいずれか
であれば予告しないことに決定する。また、乱数値が2
1〜31のうちのいずれかであれば予告1の態様で予告
演出することに決定する。そして、乱数値が32〜42
のうちのいずれかであれば予告2の態様で予告演出する
ことに決定する。なお、各数値を予告指定値と呼ぶ。
示す説明図である。予告振り分けテーブルにおいて、全
ての変動パターンについて、選択されうる予告種類(予
告なしも含む)に対応した数値が設定されている。ま
た、各変動パターンについて、選択されうる予告種類に
対応した数値の個数の和は43である。例えば、変動パ
ターン11に対応して、予告なしの欄に21種類の数値
が設定され、予告1の欄に11種類の数値が設定され、
予告2の欄に11種類の数値が設定されている。表示制
御用CPU101は、所定の乱数と、予告振り分けテー
ブルにおける各数値とを比較し、一致した数値に対応し
た予告種類の予告演出を行うことに決定する。例えば、
変動パターン11に対応した予告なしの欄に0〜20の
数値が設定され、予告1の欄に21〜31の数値が設定
され、予告2の欄に32〜42の数値が設定され、変動
パターン11を示す表示制御コマンドを遊技制御手段か
ら受信した場合に、乱数値が0〜20のうちのいずれか
であれば予告しないことに決定する。また、乱数値が2
1〜31のうちのいずれかであれば予告1の態様で予告
演出することに決定する。そして、乱数値が32〜42
のうちのいずれかであれば予告2の態様で予告演出する
ことに決定する。なお、各数値を予告指定値と呼ぶ。
【0292】図50は、予告選択処理(ステップS80
1)を示すフローチャートである。予告選択処理におい
て、表示制御用CPU101は、まず、予告乱数カウン
タのカウント値を読み出し、読み出した値を予告決定用
乱数とする(ステップS831)。
1)を示すフローチャートである。予告選択処理におい
て、表示制御用CPU101は、まず、予告乱数カウン
タのカウント値を読み出し、読み出した値を予告決定用
乱数とする(ステップS831)。
【0293】次に、表示制御用CPU101は、予告4
の過去の出現率が所定値以下であるか否か確認する(ス
テップS812)。具体的には、RAM104における
予告1実行累積回数(図44参照)の値を、予告1実行
累積回数〜予告4実行累積回数の和で割り算し、割り算
の結果が、あらかじめ決められている所定値以下であれ
ば、予告4の過去の出現率が所定値以下であると判断す
る。そして、予告4の過去の出現率が所定値以下であれ
ば、選択した予告振り分けテーブルから、予告4が発生
しやすいデータ、具体的には変動パターン14に対応す
る欄のデータを取得する(ステップS813)。所定値
を越えていれば、選択した予告振り分けテーブルから、
受信している変動パターンコマンドに対応する欄のデー
タを取得する(ステップS814)。
の過去の出現率が所定値以下であるか否か確認する(ス
テップS812)。具体的には、RAM104における
予告1実行累積回数(図44参照)の値を、予告1実行
累積回数〜予告4実行累積回数の和で割り算し、割り算
の結果が、あらかじめ決められている所定値以下であれ
ば、予告4の過去の出現率が所定値以下であると判断す
る。そして、予告4の過去の出現率が所定値以下であれ
ば、選択した予告振り分けテーブルから、予告4が発生
しやすいデータ、具体的には変動パターン14に対応す
る欄のデータを取得する(ステップS813)。所定値
を越えていれば、選択した予告振り分けテーブルから、
受信している変動パターンコマンドに対応する欄のデー
タを取得する(ステップS814)。
【0294】次いで、取得したデータ中の予告指定値と
予告選択テーブルと予告決定用乱数とを比較し、予告す
る/しないと、予告するのであれば予告種類を決定する
(ステップS815)。予告しないことに決定した場合
にはステップS821に移行する(ステップS81
5)。
予告選択テーブルと予告決定用乱数とを比較し、予告す
る/しないと、予告するのであれば予告種類を決定する
(ステップS815)。予告しないことに決定した場合
にはステップS821に移行する(ステップS81
5)。
【0295】そして、表示制御用CPU101は、決定
した予告演出(予告態様)を示すデータを予告パターン
データ格納領域に格納し(ステップS816)、決定し
た予告演出に対応した累積実行回数を+1する(ステッ
プS817)。また、決定した予告演出を示すランプ制
御コマンドおよび音制御コマンド(8BXX(H))を
ランプ制御基板35および音制御基板70に送信する
(ステップS818)。さらに、決定した予告演出に対
応した予告開始時間決定タイマをスタートする(ステッ
プS820)。そして、表示制御プロセスフラグを全図
柄変動開始処理(ステップS802)に対応した値に更
新する(ステップS821)。
した予告演出(予告態様)を示すデータを予告パターン
データ格納領域に格納し(ステップS816)、決定し
た予告演出に対応した累積実行回数を+1する(ステッ
プS817)。また、決定した予告演出を示すランプ制
御コマンドおよび音制御コマンド(8BXX(H))を
ランプ制御基板35および音制御基板70に送信する
(ステップS818)。さらに、決定した予告演出に対
応した予告開始時間決定タイマをスタートする(ステッ
プS820)。そして、表示制御プロセスフラグを全図
柄変動開始処理(ステップS802)に対応した値に更
新する(ステップS821)。
【0296】なお、予告することに決定された場合に
は、表示制御プロセス処理における図柄変動中処理(ス
テップS803)において、表示制御用CPU101
は、予告振り分けテーブルと予告決定用乱数との比較の
結果で決定されている予告の種類に応じた態様で表示制
御を行う。また、予告決定用乱数を発生するための予告
乱数カウンタは、ステップS718のカウンタ更新処理
で更新される。
は、表示制御プロセス処理における図柄変動中処理(ス
テップS803)において、表示制御用CPU101
は、予告振り分けテーブルと予告決定用乱数との比較の
結果で決定されている予告の種類に応じた態様で表示制
御を行う。また、予告決定用乱数を発生するための予告
乱数カウンタは、ステップS718のカウンタ更新処理
で更新される。
【0297】図51および図52は、図35に示された
ステップS717のコマンド送信処理の具体的処理例を
示すフローチャートである。コマンド送信処理では、8
0XX(H)およびA0XX(H)の表示制御コマンド
に対応した制御コマンド(ランプ制御コマンドおよび音
制御コマンド)以外の制御コマンドが送信される。
ステップS717のコマンド送信処理の具体的処理例を
示すフローチャートである。コマンド送信処理では、8
0XX(H)およびA0XX(H)の表示制御コマンド
に対応した制御コマンド(ランプ制御コマンドおよび音
制御コマンド)以外の制御コマンドが送信される。
【0298】コマンド送信処理において、表示制御用C
PU101は、まず、ランプ制御コマンド送信バッファ
に未送信のランプ制御コマンド(具体的は2バイトのコ
マンドデータ)が格納されているか否か確認する(ステ
ップS771)。未送信のランプ制御コマンドが格納さ
れているか否かは、書込ポインタと読出ポインタとにと
って確認できる。双方が一致している場合には、未送信
のランプ制御コマンドが格納されていないことになる。
未送信のランプ制御コマンドが格納されていない場合に
は、ステップS785に移行する。
PU101は、まず、ランプ制御コマンド送信バッファ
に未送信のランプ制御コマンド(具体的は2バイトのコ
マンドデータ)が格納されているか否か確認する(ステ
ップS771)。未送信のランプ制御コマンドが格納さ
れているか否かは、書込ポインタと読出ポインタとにと
って確認できる。双方が一致している場合には、未送信
のランプ制御コマンドが格納されていないことになる。
未送信のランプ制御コマンドが格納されていない場合に
は、ステップS785に移行する。
【0299】未送信のランプ制御コマンドが格納されて
いる場合には、ランプ制御コマンド送信バッファのうち
の読出ポインタが指す領域からランプ制御コマンドを読
み出し(ステップS772)、出力データとして、読み
出したランプ制御コマンドの1バイト目をセットする
(ステップS773)。また、出力先としてランプ制御
コマンドのコマンドデータを出力するための出力ポート
172(図6参照)のアドレスをセットする(ステップ
S774)。そして、コマンド送信ルーチン(図40参
照)をコールする(ステップS775)。正常終了であ
れば、受信コマンドの2バイト目をランプ制御基板35
に送信するために、ステップS778以降の処理を行う
(ステップS776)。
いる場合には、ランプ制御コマンド送信バッファのうち
の読出ポインタが指す領域からランプ制御コマンドを読
み出し(ステップS772)、出力データとして、読み
出したランプ制御コマンドの1バイト目をセットする
(ステップS773)。また、出力先としてランプ制御
コマンドのコマンドデータを出力するための出力ポート
172(図6参照)のアドレスをセットする(ステップ
S774)。そして、コマンド送信ルーチン(図40参
照)をコールする(ステップS775)。正常終了であ
れば、受信コマンドの2バイト目をランプ制御基板35
に送信するために、ステップS778以降の処理を行う
(ステップS776)。
【0300】正常終了でなければ、ランプ制御手段リセ
ット処理を行った後(ステップS777)、ステップS
771に戻る。ランプ制御手段リセット処理は、図41
に示されたステップS731〜S735と同じ処理であ
る。
ット処理を行った後(ステップS777)、ステップS
771に戻る。ランプ制御手段リセット処理は、図41
に示されたステップS731〜S735と同じ処理であ
る。
【0301】ステップS778において、表示制御用C
PU101は、出力データとして、ランプ制御コマンド
の2バイト目をセットする。また、出力先としてランプ
制御コマンドのコマンドデータを出力するための出力ポ
ート172のアドレスをセットする(ステップS77
9)。そして、コマンド送信ルーチンをコールする(ス
テップS780)。コマンド送信ルーチンが終了する
と、正常終了でなければ、ランプ制御手段リセット処理
を行った後(ステップS782)、ステップS771に
戻る。正常終了であれば、読出ポインタを+1して(ス
テップS783)、ステップS771に戻る。
PU101は、出力データとして、ランプ制御コマンド
の2バイト目をセットする。また、出力先としてランプ
制御コマンドのコマンドデータを出力するための出力ポ
ート172のアドレスをセットする(ステップS77
9)。そして、コマンド送信ルーチンをコールする(ス
テップS780)。コマンド送信ルーチンが終了する
と、正常終了でなければ、ランプ制御手段リセット処理
を行った後(ステップS782)、ステップS771に
戻る。正常終了であれば、読出ポインタを+1して(ス
テップS783)、ステップS771に戻る。
【0302】ステップS785において、表示制御用C
PU101は、音制御コマンド送信バッファに未送信の
音制御コマンド(具体的は2バイトのコマンドデータ)
が格納されているか否か確認する。未送信の音制御コマ
ンドが格納されていない場合には処理を終了する。
PU101は、音制御コマンド送信バッファに未送信の
音制御コマンド(具体的は2バイトのコマンドデータ)
が格納されているか否か確認する。未送信の音制御コマ
ンドが格納されていない場合には処理を終了する。
【0303】未送信の音制御コマンドが格納されている
場合には、音制御コマンド送信バッファのうちの読出ポ
インタが指す領域から音制御コマンドを読み出し(ステ
ップS786)、出力データとして、読み出した音制御
コマンドの1バイト目をセットする(ステップS78
7)。また、出力先として音制御コマンドのコマンドデ
ータを出力するための出力ポート175(図7参照)の
アドレスをセットする(ステップS788)。そして、
コマンド送信ルーチンをコールする(ステップS78
9)。コマンド送信ルーチンが終了すると、音制御コマ
ンドの2バイト目を音制御基板70に送信するために、
ステップS792以降の処理を行う。
場合には、音制御コマンド送信バッファのうちの読出ポ
インタが指す領域から音制御コマンドを読み出し(ステ
ップS786)、出力データとして、読み出した音制御
コマンドの1バイト目をセットする(ステップS78
7)。また、出力先として音制御コマンドのコマンドデ
ータを出力するための出力ポート175(図7参照)の
アドレスをセットする(ステップS788)。そして、
コマンド送信ルーチンをコールする(ステップS78
9)。コマンド送信ルーチンが終了すると、音制御コマ
ンドの2バイト目を音制御基板70に送信するために、
ステップS792以降の処理を行う。
【0304】正常終了でなければ、音制御手段リセット
処理を行った後(ステップS791)、ステップS78
5に戻る。音制御手段リセット処理は、図41に示され
たステップS741〜S745と同じ処理である。
処理を行った後(ステップS791)、ステップS78
5に戻る。音制御手段リセット処理は、図41に示され
たステップS741〜S745と同じ処理である。
【0305】ステップS792において、表示制御用C
PU101は、出力データとして、音制御コマンドの2
バイト目をセットする。また、出力先として音制御コマ
ンドのコマンドデータを出力するための出力ポート17
5のアドレスをセットする(ステップS793)。そし
て、コマンド送信ルーチンをコールする(ステップS7
94)。コマンド送信ルーチンが終了すると、正常終了
でなければ、音制御手段リセット処理を行った後(ステ
ップS796)、ステップS785に戻る。正常終了で
あれば、読出ポインタを+1して(ステップS79
7)、ステップS785に戻る。
PU101は、出力データとして、音制御コマンドの2
バイト目をセットする。また、出力先として音制御コマ
ンドのコマンドデータを出力するための出力ポート17
5のアドレスをセットする(ステップS793)。そし
て、コマンド送信ルーチンをコールする(ステップS7
94)。コマンド送信ルーチンが終了すると、正常終了
でなければ、音制御手段リセット処理を行った後(ステ
ップS796)、ステップS785に戻る。正常終了で
あれば、読出ポインタを+1して(ステップS79
7)、ステップS785に戻る。
【0306】以上に説明したように、表示制御手段は、
可変表示装置9における表示結果導出動作である図柄変
動の開始、および変動終了を示す表示制御コマンドをコ
マンド受信割込処理において受信すると、受信した表示
制御コマンドに対応したランプ制御コマンドおよび音制
御コマンドを、コマンド受信割込処理において、ランプ
制御基板35および音制御基板70に送信する。従っ
て、それらのランプ制御コマンドおよび音制御コマンド
を早めにランプ制御基板35および音制御基板70に送
信することができる。
可変表示装置9における表示結果導出動作である図柄変
動の開始、および変動終了を示す表示制御コマンドをコ
マンド受信割込処理において受信すると、受信した表示
制御コマンドに対応したランプ制御コマンドおよび音制
御コマンドを、コマンド受信割込処理において、ランプ
制御基板35および音制御基板70に送信する。従っ
て、それらのランプ制御コマンドおよび音制御コマンド
を早めにランプ制御基板35および音制御基板70に送
信することができる。
【0307】また、図柄変動の開始、および変動終了を
示す表示制御コマンド以外の表示制御コマンドに対応し
たランプ制御コマンドおよび音制御コマンドを、コマン
ド受信割込処理以外の処理(この例ではコマンド送信処
理)でランプ制御基板35および音制御基板70に送信
する。従って、コマンド受信割込処理の処理時間を短く
することができ、コマンド受信割込処理の負荷が過大に
なってしまうことはない。
示す表示制御コマンド以外の表示制御コマンドに対応し
たランプ制御コマンドおよび音制御コマンドを、コマン
ド受信割込処理以外の処理(この例ではコマンド送信処
理)でランプ制御基板35および音制御基板70に送信
する。従って、コマンド受信割込処理の処理時間を短く
することができ、コマンド受信割込処理の負荷が過大に
なってしまうことはない。
【0308】さらに、予告に関わるランプ制御コマンド
および音制御コマンドを、コマンド受信割込処理で送信
するように構成してもよく、その場合には、表示制御手
段は、遊技制御手段からのコマンドの受信タイミングに
応じて独自に決定する予告演出に関する演出内容も早め
にランプ制御基板35および音制御基板70に送信する
ことができる。
および音制御コマンドを、コマンド受信割込処理で送信
するように構成してもよく、その場合には、表示制御手
段は、遊技制御手段からのコマンドの受信タイミングに
応じて独自に決定する予告演出に関する演出内容も早め
にランプ制御基板35および音制御基板70に送信する
ことができる。
【0309】図53は、電力供給停止時処理(ステップ
S719)の一例を示すフローチャートである。電力供
給停止時処理において、表示制御用CPU101は、戻
りアドレス(電力供給が復旧した場合のリターンアドレ
ス)およびレジスタの値をバックアップRAM領域のス
タック領域に退避する処理を行う。この例では、まず、
戻りアドレスをスタック領域に退避する(ステップS8
49)。戻りアドレスは、例えば、図35に示されたメ
イン処理におけるステップS715の処理開始部分であ
る。そして、AFレジスタ(アキュミュレータとフラグ
のレジスタ)をスタック領域に退避する(ステップS8
50)。また、BCレジスタ、DEレジスタ、HLレジ
スタおよびIXレジスタをスタック領域に退避する(ス
テップS851〜S854)。
S719)の一例を示すフローチャートである。電力供
給停止時処理において、表示制御用CPU101は、戻
りアドレス(電力供給が復旧した場合のリターンアドレ
ス)およびレジスタの値をバックアップRAM領域のス
タック領域に退避する処理を行う。この例では、まず、
戻りアドレスをスタック領域に退避する(ステップS8
49)。戻りアドレスは、例えば、図35に示されたメ
イン処理におけるステップS715の処理開始部分であ
る。そして、AFレジスタ(アキュミュレータとフラグ
のレジスタ)をスタック領域に退避する(ステップS8
50)。また、BCレジスタ、DEレジスタ、HLレジ
スタおよびIXレジスタをスタック領域に退避する(ス
テップS851〜S854)。
【0310】さらに、使用していたタイマのタイマ値を
バックアップRAM領域における退避領域に退避し(ス
テップS855)、表示制御プロセスフラグ等の内部フ
ラグを退避領域に退避する(ステップS856)。ステ
ップS855,S856では、表示制御用CPU101
は、遊技機への電力供給が停止した後に電力供給が復旧
したときに、表示制御(表示演出)を電力供給停止前の
状態に戻すために必要なデータを退避領域に退避する。
また、スタックポインタの値を退避領域の所定の領域に
退避する(ステップS857)。その後、表示制御用C
PU101は、HALT命令を発行して動作しない状態
になる。ここで、HALT命令を発行する代わりに、ル
ープするようにしてもよい。
バックアップRAM領域における退避領域に退避し(ス
テップS855)、表示制御プロセスフラグ等の内部フ
ラグを退避領域に退避する(ステップS856)。ステ
ップS855,S856では、表示制御用CPU101
は、遊技機への電力供給が停止した後に電力供給が復旧
したときに、表示制御(表示演出)を電力供給停止前の
状態に戻すために必要なデータを退避領域に退避する。
また、スタックポインタの値を退避領域の所定の領域に
退避する(ステップS857)。その後、表示制御用C
PU101は、HALT命令を発行して動作しない状態
になる。ここで、HALT命令を発行する代わりに、ル
ープするようにしてもよい。
【0311】次に、表示制御手段以外の演出制御手段の
動作について説明する。まず、演出制御手段の一例であ
るランプ制御基板35に搭載されたランプ制御用CPU
351を含む発光体制御手段としてのランプ制御手段の
動作を説明する。
動作について説明する。まず、演出制御手段の一例であ
るランプ制御基板35に搭載されたランプ制御用CPU
351を含む発光体制御手段としてのランプ制御手段の
動作を説明する。
【0312】図54は、ランプ制御用CPU351が実
行するメイン処理を示すフローチャートである。ランプ
制御用CPU351は、メイン処理において、まず、レ
ジスタ、ワークエリアを含むRAMおよび出力ポート等
を初期化する初期化処理を実行する(ステップS54
0)。次いで、図柄制御基板80からのランプ制御コマ
ンドを受信する処理であるコマンド受信処理(ステップ
S541)、および受信したランプ制御コマンドを解析
する処理を行う(ステップS542:コマンド解析処
理)。
行するメイン処理を示すフローチャートである。ランプ
制御用CPU351は、メイン処理において、まず、レ
ジスタ、ワークエリアを含むRAMおよび出力ポート等
を初期化する初期化処理を実行する(ステップS54
0)。次いで、図柄制御基板80からのランプ制御コマ
ンドを受信する処理であるコマンド受信処理(ステップ
S541)、および受信したランプ制御コマンドを解析
する処理を行う(ステップS542:コマンド解析処
理)。
【0313】その後、ランプ制御用CPU351は、タ
イマ割込フラグの監視(ステップS543)を行うルー
プ処理に移行する。タイマ割込が発生すると、ランプ制
御用CPU351は、タイマ割込処理においてタイマ割
込フラグをセットする。メイン処理において、タイマ割
込フラグがセットされていたら、ランプ制御用CPU3
51は、そのフラグをクリアするとともに(ステップS
544)、ランププロセス更新処理(ステップS54
5)およびポート出力処理(ステップS546)を行
う。
イマ割込フラグの監視(ステップS543)を行うルー
プ処理に移行する。タイマ割込が発生すると、ランプ制
御用CPU351は、タイマ割込処理においてタイマ割
込フラグをセットする。メイン処理において、タイマ割
込フラグがセットされていたら、ランプ制御用CPU3
51は、そのフラグをクリアするとともに(ステップS
544)、ランププロセス更新処理(ステップS54
5)およびポート出力処理(ステップS546)を行
う。
【0314】図55は、コマンド受信割込処理を示すフ
ローチャートである。図柄制御基板80からのランプ制
御コマンドが出力されたことを示すSTB信号は、ラン
プ制御用CPU351の割込端子に入力する(図6参
照)。STB信号がローレベルに変化すると、ランプ制
御用CPU351に割り込みがかかり、コマンド受信割
込処理が実行される。コマンド受信割込処理では、ラン
プ制御用CPU351はコマンド受信割り込みフラグを
セットする(ステップS552)。
ローチャートである。図柄制御基板80からのランプ制
御コマンドが出力されたことを示すSTB信号は、ラン
プ制御用CPU351の割込端子に入力する(図6参
照)。STB信号がローレベルに変化すると、ランプ制
御用CPU351に割り込みがかかり、コマンド受信割
込処理が実行される。コマンド受信割込処理では、ラン
プ制御用CPU351はコマンド受信割り込みフラグを
セットする(ステップS552)。
【0315】図56は、図54に示されたメイン処理に
おけるコマンド受信処理を示すフローチャートである。
コマンド受信割込処理において、ランプ制御用CPU3
51は、コマンド受信フラグがセットされているか否か
確認する(ステップS571)。セットされていなけれ
ば処理を終了する。コマンド受信フラグがセットされて
いる場合には、コマンド受信フラグをリセットし(ステ
ップS571)、入力ポートを介してSTB信号が確か
にオン状態であるか否か確認する(ステップS57
3)。STB信号がオン状態でなければ処理を終了す
る。
おけるコマンド受信処理を示すフローチャートである。
コマンド受信割込処理において、ランプ制御用CPU3
51は、コマンド受信フラグがセットされているか否か
確認する(ステップS571)。セットされていなけれ
ば処理を終了する。コマンド受信フラグがセットされて
いる場合には、コマンド受信フラグをリセットし(ステ
ップS571)、入力ポートを介してSTB信号が確か
にオン状態であるか否か確認する(ステップS57
3)。STB信号がオン状態でなければ処理を終了す
る。
【0316】STB信号がオン状態であれば、入力ポー
トを介してランプ制御コマンド(具体的には2バイトの
コマンドデータのうちの1バイト)を入力し、RAMに
形成されているコマンド受信バッファに格納する(ステ
ップS574)。そして、ACK信号をオン状態にする
(ステップS575)。次いで、STB信号がオフ状態
になったら(ステップS576)、ACK信号をオフ状
態にする(ステップS577)。なお、ステップS57
6の処理を行うときに、所定時間経過してもSTB信号
がオフ状態にならなかったら、所定のランプやLEDに
よって報知するように構成してもよい。
トを介してランプ制御コマンド(具体的には2バイトの
コマンドデータのうちの1バイト)を入力し、RAMに
形成されているコマンド受信バッファに格納する(ステ
ップS574)。そして、ACK信号をオン状態にする
(ステップS575)。次いで、STB信号がオフ状態
になったら(ステップS576)、ACK信号をオフ状
態にする(ステップS577)。なお、ステップS57
6の処理を行うときに、所定時間経過してもSTB信号
がオフ状態にならなかったら、所定のランプやLEDに
よって報知するように構成してもよい。
【0317】以上のような処理によって、図34に示さ
れた制御コマンド送受信形態が実現され、受信したラン
プ制御コマンドがコマンド受信バッファに格納される。
なお、この実施の形態では、ランプ制御コマンドは2バ
イト構成であるから、実際には、2回STB信号にもと
づく割込が発生して、ステップS572〜S577の処
理が2回実行されると、1つのランプ制御コマンドがコ
マンド受信バッファに格納されたことになる。また、こ
の実施の形態では、コマンド受信割込処理ではコマンド
受信フラグのセットのみがなされ、受信処理は割込処理
外のコマンド受信処理で行われたが、コマンド受信割込
において、コマンド受信処理も行うように構成してもよ
い。
れた制御コマンド送受信形態が実現され、受信したラン
プ制御コマンドがコマンド受信バッファに格納される。
なお、この実施の形態では、ランプ制御コマンドは2バ
イト構成であるから、実際には、2回STB信号にもと
づく割込が発生して、ステップS572〜S577の処
理が2回実行されると、1つのランプ制御コマンドがコ
マンド受信バッファに格納されたことになる。また、こ
の実施の形態では、コマンド受信割込処理ではコマンド
受信フラグのセットのみがなされ、受信処理は割込処理
外のコマンド受信処理で行われたが、コマンド受信割込
において、コマンド受信処理も行うように構成してもよ
い。
【0318】この実施の形態では、遊技の進行に応じて
点滅制御されるランプ・LEDの点灯パターンは、図5
7に示すようなランプデータに応じて制御される。ラン
プデータは、ROMに格納され、制御パターンの種類毎
に用意されている(図32に示された特別図柄の変動中
のランプ・LEDによる演出パターンを指定するランプ
制御コマンドおよび遊技進行状況に応じて表示制御手段
から送出されるその他の遊技演出に関する制御コマンド
毎に用意され、演出パターンを指定する制御コマンドそ
れぞれに対応して予告演出を行う場合それぞれの場合毎
に用意され、さらには可変表示装置9に表示される各背
景に応じて用意されている)。ランプデータには、ラン
プ・LEDを点灯または消灯することを示すデータ、お
よび点灯または消灯の期間(プロセスタイマ値)を示す
データが設定されている。すなわち、制御用データ領域
には、発光体の点灯パターンを示すデータが格納されて
いる。
点滅制御されるランプ・LEDの点灯パターンは、図5
7に示すようなランプデータに応じて制御される。ラン
プデータは、ROMに格納され、制御パターンの種類毎
に用意されている(図32に示された特別図柄の変動中
のランプ・LEDによる演出パターンを指定するランプ
制御コマンドおよび遊技進行状況に応じて表示制御手段
から送出されるその他の遊技演出に関する制御コマンド
毎に用意され、演出パターンを指定する制御コマンドそ
れぞれに対応して予告演出を行う場合それぞれの場合毎
に用意され、さらには可変表示装置9に表示される各背
景に応じて用意されている)。ランプデータには、ラン
プ・LEDを点灯または消灯することを示すデータ、お
よび点灯または消灯の期間(プロセスタイマ値)を示す
データが設定されている。すなわち、制御用データ領域
には、発光体の点灯パターンを示すデータが格納されて
いる。
【0319】ランププロセス更新処理(ステップS54
5)では、プロセスタイマ値に応じた値が初期設定され
たタイマの値の減算処理が行われ、そのタイマがタイム
アウトすると、ランプデータにおける次のアドレスに設
定されているデータに応じてランプ・LEDを消灯また
は点灯させることに決定されるとともに、その決定結果
に応じたプロセスタイマ値がタイマに設定される。ま
た、プロセスタイマ値がタイマに設定されたときには点
灯/消灯の切替がなされたときであるから、ポート出力
処理(ステップS546)において、ランプ・LEDを
点灯または消灯のためのデータが該当する出力ポートに
出力される。
5)では、プロセスタイマ値に応じた値が初期設定され
たタイマの値の減算処理が行われ、そのタイマがタイム
アウトすると、ランプデータにおける次のアドレスに設
定されているデータに応じてランプ・LEDを消灯また
は点灯させることに決定されるとともに、その決定結果
に応じたプロセスタイマ値がタイマに設定される。ま
た、プロセスタイマ値がタイマに設定されたときには点
灯/消灯の切替がなされたときであるから、ポート出力
処理(ステップS546)において、ランプ・LEDを
点灯または消灯のためのデータが該当する出力ポートに
出力される。
【0320】既に説明したように、表示制御手段は、遊
技機への電力供給が復旧した場合に、バックアップRA
M領域に保存されていた遊技演出の履歴や時節データに
応じて遊技演出の内容を異ならせることが可能であり、
また、バックアップRAM領域に保存されていたデータ
に応じたランプ制御コマンドを、ランプ制御手段に送信
する。また、ランプ制御手段は受信したランプ制御コマ
ンドに応じてランプ・LEDの制御を行うので、ランプ
制御手段も、遊技演出の履歴に係るデータまたは時節に
係るデータに応じて遊技演出の内容を異ならせることが
可能である。
技機への電力供給が復旧した場合に、バックアップRA
M領域に保存されていた遊技演出の履歴や時節データに
応じて遊技演出の内容を異ならせることが可能であり、
また、バックアップRAM領域に保存されていたデータ
に応じたランプ制御コマンドを、ランプ制御手段に送信
する。また、ランプ制御手段は受信したランプ制御コマ
ンドに応じてランプ・LEDの制御を行うので、ランプ
制御手段も、遊技演出の履歴に係るデータまたは時節に
係るデータに応じて遊技演出の内容を異ならせることが
可能である。
【0321】上記の実施の形態では、バックアップRA
M領域に保存されていた遊技演出の履歴や時節データに
応じた遊技演出として、表示状態復旧処理におけるステ
ップS904において、遊技履歴としての大当り回数や
変動回数に対する大当り回数の割合および時計・カレン
ダーデータにおける現在月のデータを用いた季節予告を
例示した。しかし、バックアップRAM領域に保存され
ていた遊技演出の履歴や時節データに応じた遊技演出
は、そのような予告演出に限られない。例えば、遊技機
への電力供給が停止した後電力供給が復旧した場合に、
以後、遊技履歴データ(変動回数、大当り回数、リーチ
回数、はずれ回数、はずれ変動連続回数、予告実行累積
回数)および時節データ(時計・カレンダーのデータ)
のうちの全てまたは一部を用いて、予告演出以外の遊技
演出を選択する。
M領域に保存されていた遊技演出の履歴や時節データに
応じた遊技演出として、表示状態復旧処理におけるステ
ップS904において、遊技履歴としての大当り回数や
変動回数に対する大当り回数の割合および時計・カレン
ダーデータにおける現在月のデータを用いた季節予告を
例示した。しかし、バックアップRAM領域に保存され
ていた遊技演出の履歴や時節データに応じた遊技演出
は、そのような予告演出に限られない。例えば、遊技機
への電力供給が停止した後電力供給が復旧した場合に、
以後、遊技履歴データ(変動回数、大当り回数、リーチ
回数、はずれ回数、はずれ変動連続回数、予告実行累積
回数)および時節データ(時計・カレンダーのデータ)
のうちの全てまたは一部を用いて、予告演出以外の遊技
演出を選択する。
【0322】予告演出以外の遊技演出として、例えば、
表示制御手段のROM102に複数種類の大当り遊技中
の表示演出を実現するためのデータを格納し、遊技制御
手段から大当り表示開始時の表示制御コマンド(B20
0(H):図25参照)を受信したら、季節等に応じた
大当り遊技中の表示演出を選択して、選択した表示演出
を大当り遊技開始時や大当り遊技中において可変表示装
置9で実行させる。この場合、さらに、乱数を発生させ
て、季節等に応じた表示演出を実行する/しないを選択
するようにしてもよい。また、遊技制御手段から大当り
表示開始時の表示制御コマンドを受信したら、遊技履歴
データに応じた大当り遊技中の表示演出を選択して、選
択した表示演出を大当り遊技開始時や大当り遊技中にお
いて可変表示装置9で実行させることもできる。この場
合にも、さらに、乱数を発生させて、遊技履歴データに
応じた表示演出を実行する/しないを選択するようにし
てもよい。
表示制御手段のROM102に複数種類の大当り遊技中
の表示演出を実現するためのデータを格納し、遊技制御
手段から大当り表示開始時の表示制御コマンド(B20
0(H):図25参照)を受信したら、季節等に応じた
大当り遊技中の表示演出を選択して、選択した表示演出
を大当り遊技開始時や大当り遊技中において可変表示装
置9で実行させる。この場合、さらに、乱数を発生させ
て、季節等に応じた表示演出を実行する/しないを選択
するようにしてもよい。また、遊技制御手段から大当り
表示開始時の表示制御コマンドを受信したら、遊技履歴
データに応じた大当り遊技中の表示演出を選択して、選
択した表示演出を大当り遊技開始時や大当り遊技中にお
いて可変表示装置9で実行させることもできる。この場
合にも、さらに、乱数を発生させて、遊技履歴データに
応じた表示演出を実行する/しないを選択するようにし
てもよい。
【0323】また、表示制御状態復旧処理において遊技
履歴データ(変動回数、大当り回数、リーチ回数、はず
れ回数、はずれ変動連続回数、予告実行累積回数)およ
び時節データ(時計・カレンダーのデータ)のうちの全
てまたは一部をランプ制御手段や音制御手段に送信する
ように構成した場合には、ランプ制御手段や音制御手段
も、遊技履歴データや時節データを用いて予告演出以外
の遊技演出を選択することができる。
履歴データ(変動回数、大当り回数、リーチ回数、はず
れ回数、はずれ変動連続回数、予告実行累積回数)およ
び時節データ(時計・カレンダーのデータ)のうちの全
てまたは一部をランプ制御手段や音制御手段に送信する
ように構成した場合には、ランプ制御手段や音制御手段
も、遊技履歴データや時節データを用いて予告演出以外
の遊技演出を選択することができる。
【0324】例えば、ランプ制御手段および音制御手段
のROMに、複数種類の大当り遊技中の演出を実現する
ためのデータを格納し、表示制御手段から大当り遊技の
開始を示すB200(H)のランプ制御コマンドや音制
御コマンド(図32,図33参照)を受信した場合に、
ランプ制御手段は、季節等に応じた大当り遊技中の演出
を選択して、選択した演出を大当り遊技開始時や大当り
遊技中においてランプ・LEDを用いて実行することも
できる。この場合、さらに、乱数を発生させて、季節等
に応じた演出を実行する/しないを選択するようにして
もよい。また、音制御手段も、季節等に応じた大当り遊
技中の音演出を選択して、選択した音演出を大当り遊技
開始時や大当り遊技中においてスピーカ27を用いて実
行する。この場合、さらに、乱数を発生させて、季節等
に応じた音演出を実行する/しないを選択するようにし
てもよい。
のROMに、複数種類の大当り遊技中の演出を実現する
ためのデータを格納し、表示制御手段から大当り遊技の
開始を示すB200(H)のランプ制御コマンドや音制
御コマンド(図32,図33参照)を受信した場合に、
ランプ制御手段は、季節等に応じた大当り遊技中の演出
を選択して、選択した演出を大当り遊技開始時や大当り
遊技中においてランプ・LEDを用いて実行することも
できる。この場合、さらに、乱数を発生させて、季節等
に応じた演出を実行する/しないを選択するようにして
もよい。また、音制御手段も、季節等に応じた大当り遊
技中の音演出を選択して、選択した音演出を大当り遊技
開始時や大当り遊技中においてスピーカ27を用いて実
行する。この場合、さらに、乱数を発生させて、季節等
に応じた音演出を実行する/しないを選択するようにし
てもよい。
【0325】さらに、ランプ制御手段および音制御手段
は、遊技制御手段から大当り遊技の開始を示すランプ制
御コマンドや音制御コマンドを受信したら、遊技履歴デ
ータに応じた大当り遊技中の演出を選択して、選択した
表示演出を大当り遊技開始時や大当り遊技中においてラ
ンプ・LEDやスピーカ27を用いて実行することもで
きる。この場合にも、さらに、乱数を発生させて、遊技
履歴データに応じた大当り遊技中の演出を実行する/し
ないを選択するようにしてもよい。例えば、遊技履歴デ
ータにおいて過去の大当り回数が少ない場合には、音制
御手段は、大当り遊技開始時にその旨(遂に大当りが発
生した旨)をスピーカ27から音声報知する。また、可
変表示装置9において特別図柄の変動が開始されるとき
に、遊技履歴データにおいて過去の大当り回数が少ない
場合には、音制御手段は、そろそろ大当りが発生しそう
であるといった内容の音声をスピーカ27から発生する
ように制御することもできる。
は、遊技制御手段から大当り遊技の開始を示すランプ制
御コマンドや音制御コマンドを受信したら、遊技履歴デ
ータに応じた大当り遊技中の演出を選択して、選択した
表示演出を大当り遊技開始時や大当り遊技中においてラ
ンプ・LEDやスピーカ27を用いて実行することもで
きる。この場合にも、さらに、乱数を発生させて、遊技
履歴データに応じた大当り遊技中の演出を実行する/し
ないを選択するようにしてもよい。例えば、遊技履歴デ
ータにおいて過去の大当り回数が少ない場合には、音制
御手段は、大当り遊技開始時にその旨(遂に大当りが発
生した旨)をスピーカ27から音声報知する。また、可
変表示装置9において特別図柄の変動が開始されるとき
に、遊技履歴データにおいて過去の大当り回数が少ない
場合には、音制御手段は、そろそろ大当りが発生しそう
であるといった内容の音声をスピーカ27から発生する
ように制御することもできる。
【0326】以上のように、第2の演出制御手段として
のランプ制御手段や音制御手段は、遊技機への電力供給
が復旧した場合に、サブ側変動データ記憶手段としての
表示制御手段におけるバックアップRAM領域に保存さ
れていたデータに応じたコマンドの受信にもとづいて電
力供給が復旧した後の遊技演出の内容を種々選択するこ
とができる。
のランプ制御手段や音制御手段は、遊技機への電力供給
が復旧した場合に、サブ側変動データ記憶手段としての
表示制御手段におけるバックアップRAM領域に保存さ
れていたデータに応じたコマンドの受信にもとづいて電
力供給が復旧した後の遊技演出の内容を種々選択するこ
とができる。
【0327】図58は、音制御用CPU701が実行す
るメイン処理を示すフローチャートである。音制御用C
PU701は、メイン処理において、まず、レジスタ、
ワークエリアを含むRAMおよび出力ポート等を初期化
する初期化処理を実行する(ステップS560)。次い
で、図柄制御基板80からの音制御コマンドを受信する
処理であるコマンド受信処理(ステップS561)、お
よび受信した音制御コマンドを解析する処理を行う(ス
テップS562:コマンド解析処理)。
るメイン処理を示すフローチャートである。音制御用C
PU701は、メイン処理において、まず、レジスタ、
ワークエリアを含むRAMおよび出力ポート等を初期化
する初期化処理を実行する(ステップS560)。次い
で、図柄制御基板80からの音制御コマンドを受信する
処理であるコマンド受信処理(ステップS561)、お
よび受信した音制御コマンドを解析する処理を行う(ス
テップS562:コマンド解析処理)。
【0328】その後、音制御用CPU701は、タイマ
割込フラグの監視(ステップS563)を行うループ処
理に移行する。タイマ割込が発生すると、音制御用CP
U701は、タイマ割込処理においてタイマ割込フラグ
をセットする。メイン処理において、タイマ割込フラグ
がセットされていたら、音制御用CPU701は、その
フラグをクリアするとともに(ステップS564)、音
プロセス更新処理(ステップS565)およびポート出
力処理(ステップS566)を行う。
割込フラグの監視(ステップS563)を行うループ処
理に移行する。タイマ割込が発生すると、音制御用CP
U701は、タイマ割込処理においてタイマ割込フラグ
をセットする。メイン処理において、タイマ割込フラグ
がセットされていたら、音制御用CPU701は、その
フラグをクリアするとともに(ステップS564)、音
プロセス更新処理(ステップS565)およびポート出
力処理(ステップS566)を行う。
【0329】音制御手段においても、ランプ制御手段の
場合と同様に、コマンド受信割込処理およびコマンド受
信処理によって音制御コマンドが受信され、RAMに形
成されているコマンド受信バッファに格納される。
場合と同様に、コマンド受信割込処理およびコマンド受
信処理によって音制御コマンドが受信され、RAMに形
成されているコマンド受信バッファに格納される。
【0330】この実施の形態では、遊技の進行に応じて
スピーカ27から出力される音声パターンは、図59に
示すような音声データに応じて制御される。音声データ
は、ROMに格納され、制御パターンの種類毎に用意さ
れている(図33に示された特別図柄の変動中の音声出
力手段による演出パターンを指定する制御コマンドおよ
び遊技進行状況に応じて表示制御手段から送出されるそ
の他の遊技演出に関する制御コマンド毎に用意され、変
動パターン指定の種類を示す制御コマンドそれぞれに対
応して予告を行う場合それぞれの場合毎に用意され、さ
らには可変表示装置9に表示される各背景に応じて用意
されている)。
スピーカ27から出力される音声パターンは、図59に
示すような音声データに応じて制御される。音声データ
は、ROMに格納され、制御パターンの種類毎に用意さ
れている(図33に示された特別図柄の変動中の音声出
力手段による演出パターンを指定する制御コマンドおよ
び遊技進行状況に応じて表示制御手段から送出されるそ
の他の遊技演出に関する制御コマンド毎に用意され、変
動パターン指定の種類を示す制御コマンドそれぞれに対
応して予告を行う場合それぞれの場合毎に用意され、さ
らには可変表示装置9に表示される各背景に応じて用意
されている)。
【0331】既に説明したように、表示制御手段は、遊
技機への電力供給が復旧した場合に、バックアップRA
M領域に保存されていた遊技演出の履歴や時節データに
応じて遊技演出の内容を異ならせることが可能であり、
また、バックアップRAM領域に保存されていたデータ
に応じた音制御コマンドを、音制御手段に送信する。ま
た、音制御手段は受信した音制御コマンドに応じてスピ
ーカ27の制御を行うので、音制御手段も、遊技演出の
履歴に係るデータまたは時節に係るデータに応じて遊技
演出の内容を異ならせることが可能であり、遊技機への
電力供給が復旧した場合に、サブ側変動データ記憶手段
としての表示制御手段におけるバックアップRAM領域
に保存されていたデータに応じたコマンドの受信にもと
づいて電力供給が復帰した後の遊技演出の内容を選択す
ることになる。
技機への電力供給が復旧した場合に、バックアップRA
M領域に保存されていた遊技演出の履歴や時節データに
応じて遊技演出の内容を異ならせることが可能であり、
また、バックアップRAM領域に保存されていたデータ
に応じた音制御コマンドを、音制御手段に送信する。ま
た、音制御手段は受信した音制御コマンドに応じてスピ
ーカ27の制御を行うので、音制御手段も、遊技演出の
履歴に係るデータまたは時節に係るデータに応じて遊技
演出の内容を異ならせることが可能であり、遊技機への
電力供給が復旧した場合に、サブ側変動データ記憶手段
としての表示制御手段におけるバックアップRAM領域
に保存されていたデータに応じたコマンドの受信にもと
づいて電力供給が復帰した後の遊技演出の内容を選択す
ることになる。
【0332】また、音声合成回路702は、転送リクエ
スト信号(SIRQ)、シリアルクロック信号(SIC
K)、シリアルデータ信号(SI)および転送終了信号
(SRDY)によって制御される。音声合成回路702
は、SIRQがローレベルになると、SICKに同期し
てSIを1ビットずつ取り込み、SRDYがローレベル
になるとそれまでに受信した各SIからなるデータを1
つの音声再生用データと解釈する。
スト信号(SIRQ)、シリアルクロック信号(SIC
K)、シリアルデータ信号(SI)および転送終了信号
(SRDY)によって制御される。音声合成回路702
は、SIRQがローレベルになると、SICKに同期し
てSIを1ビットずつ取り込み、SRDYがローレベル
になるとそれまでに受信した各SIからなるデータを1
つの音声再生用データと解釈する。
【0333】各音声データには、音声合成回路702に
出力されるシリアルデータ信号に応じたデータ、および
そのデータに応じて発生される音声の継続期間(プロセ
スタイマ値)を示すデータが設定されている。すなわ
ち、制御用データには、音発生手段(この例ではスピー
カ27)からの出力パターンを示すデータが格納されて
いる。
出力されるシリアルデータ信号に応じたデータ、および
そのデータに応じて発生される音声の継続期間(プロセ
スタイマ値)を示すデータが設定されている。すなわ
ち、制御用データには、音発生手段(この例ではスピー
カ27)からの出力パターンを示すデータが格納されて
いる。
【0334】音プロセス更新処理(ステップS565)
では、プロセスタイマ値に応じた値が初期設定されたタ
イマの値の減算処理が行われ、そのタイマがタイムアウ
トすると、音声データにおける次のアドレスに設定され
ているデータに応じて出力音声に変更することが決定さ
れるとともに、その決定結果に応じたプロセスタイマ値
がタイマに設定される。また、プロセスタイマ値がタイ
マに設定されたときには出力音声の切替がなされたとき
であるから、ポート出力処理(ステップS566)にお
いて、音声合成回路702にデータを出力するための出
力ポートを介して、音声合成回路702に、新たな出力
音声に対応したデータが出力される。
では、プロセスタイマ値に応じた値が初期設定されたタ
イマの値の減算処理が行われ、そのタイマがタイムアウ
トすると、音声データにおける次のアドレスに設定され
ているデータに応じて出力音声に変更することが決定さ
れるとともに、その決定結果に応じたプロセスタイマ値
がタイマに設定される。また、プロセスタイマ値がタイ
マに設定されたときには出力音声の切替がなされたとき
であるから、ポート出力処理(ステップS566)にお
いて、音声合成回路702にデータを出力するための出
力ポートを介して、音声合成回路702に、新たな出力
音声に対応したデータが出力される。
【0335】具体的には、音制御用CPU701は、ポ
ート出力処理において、SIRQをオン(ローレベル)
にして、ROM(音声コマンドデータ領域)から読み出
したデータ(音声コマンド)をSICKに同期してSI
として出力し、出力が完了したらSRDYをローレベル
にする。音声合成回路702は、SIによってデータを
受信すると、受信したデータに応じた音声を発生する。
ート出力処理において、SIRQをオン(ローレベル)
にして、ROM(音声コマンドデータ領域)から読み出
したデータ(音声コマンド)をSICKに同期してSI
として出力し、出力が完了したらSRDYをローレベル
にする。音声合成回路702は、SIによってデータを
受信すると、受信したデータに応じた音声を発生する。
【0336】上記の実施の形態では、第1の演出制御手
段に相当する表示制御手段が搭載された図柄制御基板8
0においてRAMの少なくとも一部が電源基板910か
らのバックアップ電源によって電源バックアップされて
いたが、RAMは、各電気部品制御基板に搭載された電
池等のバックアップ電源によって電源バックアップされ
るようにしてもよい。図60は、図柄制御基板80にお
いてRAM104がバックアップ電源106によって電
源バックアップされる例を示す。なお、バックアップ電
源106は、遊技機の稼働中には、図柄制御基板80に
供給される電源から充電可能な電池であってもよい。
段に相当する表示制御手段が搭載された図柄制御基板8
0においてRAMの少なくとも一部が電源基板910か
らのバックアップ電源によって電源バックアップされて
いたが、RAMは、各電気部品制御基板に搭載された電
池等のバックアップ電源によって電源バックアップされ
るようにしてもよい。図60は、図柄制御基板80にお
いてRAM104がバックアップ電源106によって電
源バックアップされる例を示す。なお、バックアップ電
源106は、遊技機の稼働中には、図柄制御基板80に
供給される電源から充電可能な電池であってもよい。
【0337】また、バックアップ電源によって電源バッ
クアップされるRAMではなく、EEPROMやフラッ
シュROM等の電力供給がなくても記憶内容を保持可能
なデバイスを用いてもよい。
クアップされるRAMではなく、EEPROMやフラッ
シュROM等の電力供給がなくても記憶内容を保持可能
なデバイスを用いてもよい。
【0338】以上の説明では、主基板31から制御コマ
ンドを受信する第1の演出制御手段として表示制御手段
を例示し、第1の演出制御手段から制御コマンドを受信
する第2の演出制御手段としてランプ制御手段および音
制御手段を例示したが、第1の演出制御手段と第2の演
出制御手段との組合せは、そのような組合せに限られな
い。
ンドを受信する第1の演出制御手段として表示制御手段
を例示し、第1の演出制御手段から制御コマンドを受信
する第2の演出制御手段としてランプ制御手段および音
制御手段を例示したが、第1の演出制御手段と第2の演
出制御手段との組合せは、そのような組合せに限られな
い。
【0339】例えば、第1の演出制御手段を表示制御手
段とし(すなわち第1の演出制御基板を図柄制御基板8
0とし)、第2の演出制御手段をランプ制御手段および
音制御手段としたが(すなわち第2の演出制御基板をラ
ンプ制御基板35および音制御基板70としたが)、第
1の演出制御基板をランプ制御基板35として第2の演
出制御基板を図柄制御基板80および音制御基板70と
してもよいし、第1の演出制御基板を音制御基板70と
して第2の演出制御基板を図柄制御基板80およびラン
プ制御基板35としてもよい。
段とし(すなわち第1の演出制御基板を図柄制御基板8
0とし)、第2の演出制御手段をランプ制御手段および
音制御手段としたが(すなわち第2の演出制御基板をラ
ンプ制御基板35および音制御基板70としたが)、第
1の演出制御基板をランプ制御基板35として第2の演
出制御基板を図柄制御基板80および音制御基板70と
してもよいし、第1の演出制御基板を音制御基板70と
して第2の演出制御基板を図柄制御基板80およびラン
プ制御基板35としてもよい。
【0340】ただし、第1の演出制御基板は図柄制御基
板80であることが好ましい。なぜなら、パチンコ遊技
機の可変表示装置9として、LCD、CRT、ドットマ
トリクス型のLED等、蛍光管表示器、ドラム式表示装
置、ベルト式表示装置などが用いられているが、いずれ
の種類の可変表示装置9が用いられる場合であっても可
変表示装置9による演出内容は効果音や発光体(ランプ
・LED)による演出内容に比べて複雑であり、表示制
御手段としてのCPU(あるいはその周辺の制御デバイ
ス、VDP等)は、音制御手段としてのCPU等やラン
プ制御手段としてのCPU等よりも処理能力の高いもの
が要求される。従って、コマンドを送信するという処理
を、元々の処理能力が高い表示制御手段に負担させるこ
とにより、すなわち、第1の演出制御手段として表示制
御手段が搭載された図柄制御基板80とすることによ
り、音制御手段としてのCPU等やランプ制御手段とし
てのCPU等に、より処理能力の高いものを使用してコ
ストアップになってしまうことを防止することができ
る。
板80であることが好ましい。なぜなら、パチンコ遊技
機の可変表示装置9として、LCD、CRT、ドットマ
トリクス型のLED等、蛍光管表示器、ドラム式表示装
置、ベルト式表示装置などが用いられているが、いずれ
の種類の可変表示装置9が用いられる場合であっても可
変表示装置9による演出内容は効果音や発光体(ランプ
・LED)による演出内容に比べて複雑であり、表示制
御手段としてのCPU(あるいはその周辺の制御デバイ
ス、VDP等)は、音制御手段としてのCPU等やラン
プ制御手段としてのCPU等よりも処理能力の高いもの
が要求される。従って、コマンドを送信するという処理
を、元々の処理能力が高い表示制御手段に負担させるこ
とにより、すなわち、第1の演出制御手段として表示制
御手段が搭載された図柄制御基板80とすることによ
り、音制御手段としてのCPU等やランプ制御手段とし
てのCPU等に、より処理能力の高いものを使用してコ
ストアップになってしまうことを防止することができ
る。
【0341】また、図柄制御基板80、ランプ制御基板
35および音制御基板70の他に、第1の演出制御手段
が搭載された演出制御基板を設け、主基板31から演出
制御基板に対して制御コマンドが送信されるように構成
してもよい。そして、第1の演出制御手段は、主基板3
1からの制御コマンドにもとづいて、第2の演出制御基
板に相当する図柄制御基板80、ランプ制御基板35お
よび音制御基板70に対する制御コマンドを作成し、作
成した制御コマンドを図柄制御基板80、ランプ制御基
板35および音制御基板70に送信する。このような構
成においても、第1の演出制御手段が割込処理によって
主基板31からの制御コマンドを受信するとともに、図
柄制御基板80、ランプ制御基板35および音制御基板
70に対する制御コマンドを送信可能に構成すれば、図
柄制御手段、ランプ制御手段および音制御手段は、早め
に制御コマンドを受信することができる。また、第1の
演出制御手段は、独自に予告演出や可変表示装置9に表
示される背景を決定して予告種類や背景を示す制御コマ
ンドを図柄制御基板80、ランプ制御基板35および音
制御基板70に送信したり、主基板31からのコマンド
受信タイミングに関わりなく制御コマンドを発生して図
柄制御基板80、ランプ制御基板35および音制御基板
70に送信してもよい。
35および音制御基板70の他に、第1の演出制御手段
が搭載された演出制御基板を設け、主基板31から演出
制御基板に対して制御コマンドが送信されるように構成
してもよい。そして、第1の演出制御手段は、主基板3
1からの制御コマンドにもとづいて、第2の演出制御基
板に相当する図柄制御基板80、ランプ制御基板35お
よび音制御基板70に対する制御コマンドを作成し、作
成した制御コマンドを図柄制御基板80、ランプ制御基
板35および音制御基板70に送信する。このような構
成においても、第1の演出制御手段が割込処理によって
主基板31からの制御コマンドを受信するとともに、図
柄制御基板80、ランプ制御基板35および音制御基板
70に対する制御コマンドを送信可能に構成すれば、図
柄制御手段、ランプ制御手段および音制御手段は、早め
に制御コマンドを受信することができる。また、第1の
演出制御手段は、独自に予告演出や可変表示装置9に表
示される背景を決定して予告種類や背景を示す制御コマ
ンドを図柄制御基板80、ランプ制御基板35および音
制御基板70に送信したり、主基板31からのコマンド
受信タイミングに関わりなく制御コマンドを発生して図
柄制御基板80、ランプ制御基板35および音制御基板
70に送信してもよい。
【0342】なお、第2の演出制御基板から演出制御基
板に対して制御コマンドを送信可能にしてもよいし、第
2の演出制御基板間で制御コマンドをやりとりしてもよ
い(一方向でも相互にでもよい。)。
板に対して制御コマンドを送信可能にしてもよいし、第
2の演出制御基板間で制御コマンドをやりとりしてもよ
い(一方向でも相互にでもよい。)。
【0343】また、図柄制御基板80からランプ制御基
板35の制御コマンドが送信され、音制御基板70に
は、ランプ制御基板35から制御コマンドが送信される
ようにしてもよい。この場合も、図柄制御基板80にお
ける表示制御手段は、割込処理によって主基板31から
の制御コマンドを受信するとともに、ランプ制御基板3
5に対する制御コマンドを送信可能に構成される。さら
に、ランプ制御基板35から図柄制御基板80に対して
も制御コマンドが送信されるように構成してもよいし、
音制御基板70から図柄制御基板80に対しても制御コ
マンドが送信されるように構成してもよい。
板35の制御コマンドが送信され、音制御基板70に
は、ランプ制御基板35から制御コマンドが送信される
ようにしてもよい。この場合も、図柄制御基板80にお
ける表示制御手段は、割込処理によって主基板31から
の制御コマンドを受信するとともに、ランプ制御基板3
5に対する制御コマンドを送信可能に構成される。さら
に、ランプ制御基板35から図柄制御基板80に対して
も制御コマンドが送信されるように構成してもよいし、
音制御基板70から図柄制御基板80に対しても制御コ
マンドが送信されるように構成してもよい。
【0344】また、第1の演出制御基板に相当する図柄
制御基板80と、ランプ制御手段と音制御手段とが搭載
された第2の演出制御基板に相当するランプ・音制御基
板とを設けてもよい。この場合も、図柄制御基板80に
おける表示制御手段は、割込処理によって主基板31か
らの制御コマンドを受信するとともに、ランプ・音制御
基板に対する制御コマンドを送信可能に構成される。さ
らに、ランプ・音制御基板から図柄制御基板80に対し
ても制御コマンドが送信されるように構成してもよい。
制御基板80と、ランプ制御手段と音制御手段とが搭載
された第2の演出制御基板に相当するランプ・音制御基
板とを設けてもよい。この場合も、図柄制御基板80に
おける表示制御手段は、割込処理によって主基板31か
らの制御コマンドを受信するとともに、ランプ・音制御
基板に対する制御コマンドを送信可能に構成される。さ
らに、ランプ・音制御基板から図柄制御基板80に対し
ても制御コマンドが送信されるように構成してもよい。
【0345】また、表示制御手段とランプ制御手段とを
搭載した第1の演出制御基板に相当する図柄・ランプ制
御基板と、第2の演出制御手段に相当する音制御基板7
0とを設けてもよい。この場合も、図柄・ランプ制御基
板における表示制御手段は、割込処理によって主基板3
1からの制御コマンドを受信するとともに、音制御基板
70に対する制御コマンドを送信可能に構成される。さ
らに、音制御基板70から図柄・ランプ制御基板に対し
ても制御コマンドが送信されるように構成してもよい。
搭載した第1の演出制御基板に相当する図柄・ランプ制
御基板と、第2の演出制御手段に相当する音制御基板7
0とを設けてもよい。この場合も、図柄・ランプ制御基
板における表示制御手段は、割込処理によって主基板3
1からの制御コマンドを受信するとともに、音制御基板
70に対する制御コマンドを送信可能に構成される。さ
らに、音制御基板70から図柄・ランプ制御基板に対し
ても制御コマンドが送信されるように構成してもよい。
【0346】また、表示制御手段および音制御手段を搭
載した第1の演出制御基板に相当する図柄・音制御基板
と、第2の演出制御手段に相当するランプ制御基板35
とを設けてもよい。この場合も、図柄・音制御基板にお
ける表示制御手段は、割込処理によって主基板31から
の制御コマンドを受信するとともに、ランプ制御基板3
5に対する制御コマンドを送信可能に構成される。さら
に、ランプ制御基板35から図柄・音制御基板に対して
も制御コマンドが送信されるように構成してもよい。
載した第1の演出制御基板に相当する図柄・音制御基板
と、第2の演出制御手段に相当するランプ制御基板35
とを設けてもよい。この場合も、図柄・音制御基板にお
ける表示制御手段は、割込処理によって主基板31から
の制御コマンドを受信するとともに、ランプ制御基板3
5に対する制御コマンドを送信可能に構成される。さら
に、ランプ制御基板35から図柄・音制御基板に対して
も制御コマンドが送信されるように構成してもよい。
【0347】また、表示制御手段を搭載した第1の演出
制御基板に相当する図柄制御基板80と、第2の演出制
御手段に相当する盤側ランプ制御基板および枠側ランプ
・音制御基板とを設けてもよい。盤側ランプ制御基板に
は、遊技機の遊技盤6に設けられたランプ・LEDを制
御する盤側ランプ制御手段が搭載されている。また、枠
側ランプ・音制御基板には、音制御手段とともに、遊技
機の枠側に設けられたランプ・LEDを制御する枠側ラ
ンプ制御手段が搭載されている。この場合も、図柄制御
基板80における表示制御手段は、割込処理によって主
基板31からの制御コマンドを受信するとともに、盤側
ランプ制御基板および枠側ランプ・音制御基板に対する
制御コマンドを送信可能に構成される。さらに、盤側ラ
ンプ制御基板や枠側ランプ・音制御基板から図柄制御基
板80に対しても制御コマンドが送信されるように構成
してもよい。
制御基板に相当する図柄制御基板80と、第2の演出制
御手段に相当する盤側ランプ制御基板および枠側ランプ
・音制御基板とを設けてもよい。盤側ランプ制御基板に
は、遊技機の遊技盤6に設けられたランプ・LEDを制
御する盤側ランプ制御手段が搭載されている。また、枠
側ランプ・音制御基板には、音制御手段とともに、遊技
機の枠側に設けられたランプ・LEDを制御する枠側ラ
ンプ制御手段が搭載されている。この場合も、図柄制御
基板80における表示制御手段は、割込処理によって主
基板31からの制御コマンドを受信するとともに、盤側
ランプ制御基板および枠側ランプ・音制御基板に対する
制御コマンドを送信可能に構成される。さらに、盤側ラ
ンプ制御基板や枠側ランプ・音制御基板から図柄制御基
板80に対しても制御コマンドが送信されるように構成
してもよい。
【0348】また、表示制御手段を搭載した第1の演出
制御基板に相当する図柄制御基板80と、第2の演出制
御手段に相当する盤側ランプ制御基板、枠側ランプ制御
基板および音制御基板70とを設けてもよい。枠側ラン
プ制御基板には、遊技機の枠側に設けられたランプ・L
EDを制御する枠側ランプ制御手段が搭載されている。
この場合も、図柄制御基板80における表示制御手段
は、割込処理によって主基板31からの制御コマンドを
受信するとともに、盤側ランプ制御基板、枠側ランプ制
御基板および音制御基板70に対する制御コマンドを送
信可能に構成される。さらに、盤側ランプ制御基板、枠
側ランプ制御基板または音制御基板70から図柄制御基
板80に対しても制御コマンドが送信されるように構成
してもよい。
制御基板に相当する図柄制御基板80と、第2の演出制
御手段に相当する盤側ランプ制御基板、枠側ランプ制御
基板および音制御基板70とを設けてもよい。枠側ラン
プ制御基板には、遊技機の枠側に設けられたランプ・L
EDを制御する枠側ランプ制御手段が搭載されている。
この場合も、図柄制御基板80における表示制御手段
は、割込処理によって主基板31からの制御コマンドを
受信するとともに、盤側ランプ制御基板、枠側ランプ制
御基板および音制御基板70に対する制御コマンドを送
信可能に構成される。さらに、盤側ランプ制御基板、枠
側ランプ制御基板または音制御基板70から図柄制御基
板80に対しても制御コマンドが送信されるように構成
してもよい。
【0349】さらに、表示制御手段および盤側ランプ制
御手段を搭載した第1の演出制御基板に相当する図柄・
盤側ランプ制御基板と、第2の演出制御手段に相当する
枠側ランプ・音制御基板とを設けてもよい。図柄・盤側
ランプ制御基板には、表示制御手段とともに、遊技盤6
に設けられたランプ・LEDを制御する盤側ランプ制御
手段が搭載されている。この場合も、図柄・盤側ランプ
制御基板における表示制御手段は、割込処理によって主
基板31からの制御コマンドを受信するとともに、盤側
ランプ制御基板、枠側ランプ・音制御基板に対する制御
コマンドを送信可能に構成される。さらに、枠側ランプ
・音制御基板から図柄・盤側ランプ制御基板に対しても
制御コマンドが送信されるように構成してもよい。
御手段を搭載した第1の演出制御基板に相当する図柄・
盤側ランプ制御基板と、第2の演出制御手段に相当する
枠側ランプ・音制御基板とを設けてもよい。図柄・盤側
ランプ制御基板には、表示制御手段とともに、遊技盤6
に設けられたランプ・LEDを制御する盤側ランプ制御
手段が搭載されている。この場合も、図柄・盤側ランプ
制御基板における表示制御手段は、割込処理によって主
基板31からの制御コマンドを受信するとともに、盤側
ランプ制御基板、枠側ランプ・音制御基板に対する制御
コマンドを送信可能に構成される。さらに、枠側ランプ
・音制御基板から図柄・盤側ランプ制御基板に対しても
制御コマンドが送信されるように構成してもよい。
【0350】なお、上記の各実施の形態では、第1の演
出制御手段が、遊技制御手段から電源断コマンドを受信
することによって電力供給が停止したことを認識した
が、第1の演出制御手段に対して電源基板910からの
電源断信号を供給し、第1の演出制御手段が、電源断信
号にもとづいて(例えば電源断信号にもとづくマスク不
能割込によって)電力供給が停止したことを認識するよ
うにしてもよい。
出制御手段が、遊技制御手段から電源断コマンドを受信
することによって電力供給が停止したことを認識した
が、第1の演出制御手段に対して電源基板910からの
電源断信号を供給し、第1の演出制御手段が、電源断信
号にもとづいて(例えば電源断信号にもとづくマスク不
能割込によって)電力供給が停止したことを認識するよ
うにしてもよい。
【0351】また、上記の各実施の形態では、遊技制御
手段からコマンドを受信する第1の演出制御手段が、遊
技機への電力供給が停止しても所定期間は記憶内容を保
持可能なサブ側変動データ記憶手段を備えているが、第
2の演出制御手段が、サブ側変動データ記憶手段を備
え、サブ側変動データ記憶手段に記憶されていたデータ
にもとづくコマンドを第1の演出制御手段に送信するよ
うにしてもよい。
手段からコマンドを受信する第1の演出制御手段が、遊
技機への電力供給が停止しても所定期間は記憶内容を保
持可能なサブ側変動データ記憶手段を備えているが、第
2の演出制御手段が、サブ側変動データ記憶手段を備
え、サブ側変動データ記憶手段に記憶されていたデータ
にもとづくコマンドを第1の演出制御手段に送信するよ
うにしてもよい。
【0352】また、上記の各実施の形態のパチンコ遊技
機は、主として、始動入賞にもとづいて可変表示部9に
可変表示される特別図柄の停止図柄が所定の図柄の組み
合わせになると所定の遊技価値が遊技者に付与可能にな
る第1種パチンコ遊技機であったが、始動入賞にもとづ
いて開放する電動役物の所定領域への入賞があると所定
の遊技価値が遊技者に付与可能になる第2種パチンコ遊
技機や、始動入賞にもとづいて可変表示される図柄の停
止図柄が所定の図柄の組み合わせになると開放する所定
の電動役物への入賞があると所定の権利が発生または継
続する第3種パチンコ遊技機であっても、本発明を適用
できる。
機は、主として、始動入賞にもとづいて可変表示部9に
可変表示される特別図柄の停止図柄が所定の図柄の組み
合わせになると所定の遊技価値が遊技者に付与可能にな
る第1種パチンコ遊技機であったが、始動入賞にもとづ
いて開放する電動役物の所定領域への入賞があると所定
の遊技価値が遊技者に付与可能になる第2種パチンコ遊
技機や、始動入賞にもとづいて可変表示される図柄の停
止図柄が所定の図柄の組み合わせになると開放する所定
の電動役物への入賞があると所定の権利が発生または継
続する第3種パチンコ遊技機であっても、本発明を適用
できる。
【0353】さらに、遊技媒体が遊技球であるパチンコ
遊技機に限られず、スロット機等においても本発明を適
用することができる。
遊技機に限られず、スロット機等においても本発明を適
用することができる。
【0354】
【発明の効果】以上のように、請求項1記載の発明で
は、遊技機を、サブ側変動データ記憶手段が遊技履歴に
係る履歴データを記憶可能であって、遊技機への電力供
給が停止した後電力供給が復旧したときには、サブ側変
動データ記憶手段を備えた演出制御手段が、サブ側変動
データ記憶手段に保存されていた履歴データに対応した
履歴コマンドをサブ側変動データ記憶手段を備えていな
い演出制御手段に送信し、サブ側変動データ記憶手段を
備えていない演出制御手段が、受信した履歴コマンドに
もとづいて電力供給が復旧した後の遊技演出の内容を選
択するように構成したので、遊技制御手段が遊技履歴に
係る履歴データを記憶していなくても、履歴データにも
とづく多彩な遊技演出を実行することができる効果があ
る。
は、遊技機を、サブ側変動データ記憶手段が遊技履歴に
係る履歴データを記憶可能であって、遊技機への電力供
給が停止した後電力供給が復旧したときには、サブ側変
動データ記憶手段を備えた演出制御手段が、サブ側変動
データ記憶手段に保存されていた履歴データに対応した
履歴コマンドをサブ側変動データ記憶手段を備えていな
い演出制御手段に送信し、サブ側変動データ記憶手段を
備えていない演出制御手段が、受信した履歴コマンドに
もとづいて電力供給が復旧した後の遊技演出の内容を選
択するように構成したので、遊技制御手段が遊技履歴に
係る履歴データを記憶していなくても、履歴データにも
とづく多彩な遊技演出を実行することができる効果があ
る。
【0355】請求項2記載の発明では、サブ側変動デー
タ記憶手段を備えた演出制御手段が、サブ側変動データ
記憶手段に保存されていた遊技履歴に係る履歴データに
もとづいて電力供給が復旧した後の遊技演出の内容を選
択するように構成されているので、サブ側変動データ記
憶手段を備えた演出制御手段においても、履歴データに
もとづく多彩な遊技演出を実行することができる。
タ記憶手段を備えた演出制御手段が、サブ側変動データ
記憶手段に保存されていた遊技履歴に係る履歴データに
もとづいて電力供給が復旧した後の遊技演出の内容を選
択するように構成されているので、サブ側変動データ記
憶手段を備えた演出制御手段においても、履歴データに
もとづく多彩な遊技演出を実行することができる。
【0356】請求項3記載の発明では、遊技機を、サブ
側変動データ記憶手段が時節に係る時節データを記憶可
能であって、遊技機への電力供給が停止した後電力供給
が復旧したときには、サブ側変動データ記憶手段を備え
た演出制御手段が、サブ側変動データ記憶手段に保存さ
れていた時節データに対応した時節コマンドをサブ側変
動データ記憶手段を備えていない演出制御手段に送信
し、サブ側変動データ記憶手段を備えていない演出制御
手段が、受信した時節コマンドにもとづいて電力供給が
復旧した後の遊技演出の内容を選択するように構成した
ので、遊技制御手段が時節に係る時節データを記憶して
いなくても、時節データにもとづく多彩な遊技演出を実
行することができる効果がある。
側変動データ記憶手段が時節に係る時節データを記憶可
能であって、遊技機への電力供給が停止した後電力供給
が復旧したときには、サブ側変動データ記憶手段を備え
た演出制御手段が、サブ側変動データ記憶手段に保存さ
れていた時節データに対応した時節コマンドをサブ側変
動データ記憶手段を備えていない演出制御手段に送信
し、サブ側変動データ記憶手段を備えていない演出制御
手段が、受信した時節コマンドにもとづいて電力供給が
復旧した後の遊技演出の内容を選択するように構成した
ので、遊技制御手段が時節に係る時節データを記憶して
いなくても、時節データにもとづく多彩な遊技演出を実
行することができる効果がある。
【0357】請求項4記載の発明では、サブ側変動デー
タ記憶手段を備えた演出制御手段が、サブ側変動データ
記憶手段に保存されていた時節データにもとづいて電力
供給が復旧した後の遊技演出の内容を選択するように構
成されているので、サブ側変動データ記憶手段を備えた
演出制御手段においても、時節データにもとづく多彩な
遊技演出を実行することができる。
タ記憶手段を備えた演出制御手段が、サブ側変動データ
記憶手段に保存されていた時節データにもとづいて電力
供給が復旧した後の遊技演出の内容を選択するように構
成されているので、サブ側変動データ記憶手段を備えた
演出制御手段においても、時節データにもとづく多彩な
遊技演出を実行することができる。
【0358】請求項5記載の発明では、第1の演出制御
手段が、遊技制御手段からのコマンドを受信するコマン
ド受信処理と、コマンド受信処理において受信した遊技
制御手段からのコマンドにもとづいて特定される演出内
容を示すコマンドを第2の演出制御手段に送信するコマ
ンド送信処理とを実行可能であり、遊技制御手段からの
所定の割込信号に応じて実行されるコマンド受信割込処
理内で、コマンド受信処理およびコマンド送信処理を実
行するように構成されているので、遊技制御手段からの
コマンドにもとづく第2の演出制御手段へのコマンド
を、他の処理より優先して処理でき、第2の演出制御手
段に、速やかに、かつ、確実に制御内容を認識させるこ
とができる。
手段が、遊技制御手段からのコマンドを受信するコマン
ド受信処理と、コマンド受信処理において受信した遊技
制御手段からのコマンドにもとづいて特定される演出内
容を示すコマンドを第2の演出制御手段に送信するコマ
ンド送信処理とを実行可能であり、遊技制御手段からの
所定の割込信号に応じて実行されるコマンド受信割込処
理内で、コマンド受信処理およびコマンド送信処理を実
行するように構成されているので、遊技制御手段からの
コマンドにもとづく第2の演出制御手段へのコマンド
を、他の処理より優先して処理でき、第2の演出制御手
段に、速やかに、かつ、確実に制御内容を認識させるこ
とができる。
【0359】請求項6記載の発明では、第1の演出制御
手段が、識別情報の可変表示を行った後に表示結果を導
出する可変表示装置を制御する表示制御手段を含み、コ
マンド受信割込処理内で実行されるコマンド送信処理に
て送信されるコマンドが可変表示装置における識別情報
の可変表示の種類を示すコマンドを含むように構成され
ているので、第2の演出制御手段において、可変表示に
おける可変表示に関連する演出の開始遅れを防止するこ
とができる。
手段が、識別情報の可変表示を行った後に表示結果を導
出する可変表示装置を制御する表示制御手段を含み、コ
マンド受信割込処理内で実行されるコマンド送信処理に
て送信されるコマンドが可変表示装置における識別情報
の可変表示の種類を示すコマンドを含むように構成され
ているので、第2の演出制御手段において、可変表示に
おける可変表示に関連する演出の開始遅れを防止するこ
とができる。
【0360】請求項7記載の発明では、コマンド受信割
込処理内で実行されるコマンド送信処理にて送信される
コマンドが、第1の演出制御手段が遊技制御手段からの
コマンドの受信に応じて独自に決定した演出内容を示す
コマンドを含むように構成されているので、コマンド受
信タイミングに応じて第1の演出制御手段が独自に決定
した演出について、第2の演出制御手段において、演出
の開始遅れを防止することができる。
込処理内で実行されるコマンド送信処理にて送信される
コマンドが、第1の演出制御手段が遊技制御手段からの
コマンドの受信に応じて独自に決定した演出内容を示す
コマンドを含むように構成されているので、コマンド受
信タイミングに応じて第1の演出制御手段が独自に決定
した演出について、第2の演出制御手段において、演出
の開始遅れを防止することができる。
【0361】請求項8記載の発明では、第1の演出制御
手段が、第2の演出制御手段からコマンドを受信した旨
の信号を受信したことを条件にコマンド受信処理を終了
するように構成されているので、第1の演出制御手段
は、第2の演出制御手段にコマンドが確実に送信された
ことを認識してから処理を終了することができ、コマン
ドが未受信となるような状況を低減することができる。
手段が、第2の演出制御手段からコマンドを受信した旨
の信号を受信したことを条件にコマンド受信処理を終了
するように構成されているので、第1の演出制御手段
は、第2の演出制御手段にコマンドが確実に送信された
ことを認識してから処理を終了することができ、コマン
ドが未受信となるような状況を低減することができる。
【0362】請求項9記載の発明では、遊技機で用いら
れる所定の電源の状態を監視して、遊技機への電力の供
給停止に関わる検出条件が成立したときに検出信号を出
力する電源監視手段を備え、遊技制御手段が、電源監視
手段からの検出信号に応じて、検出信号を受信した旨を
示す信号を第1の演出制御手段に送信するように構成さ
れているので、第1の演出制御手段は、電力供給が停止
することを確実に認識することができる。
れる所定の電源の状態を監視して、遊技機への電力の供
給停止に関わる検出条件が成立したときに検出信号を出
力する電源監視手段を備え、遊技制御手段が、電源監視
手段からの検出信号に応じて、検出信号を受信した旨を
示す信号を第1の演出制御手段に送信するように構成さ
れているので、第1の演出制御手段は、電力供給が停止
することを確実に認識することができる。
【図1】 パチンコ遊技機を正面からみた正面図であ
る。
る。
【図2】 ガラス扉枠を取り外した状態での遊技盤の前
面を示す正面図である。
面を示す正面図である。
【図3】 遊技機を裏面から見た背面図である。
【図4】 遊技制御基板(主基板)の回路構成例を示す
ブロック図である。
ブロック図である。
【図5】 図柄制御基板の回路構成例を示すブロック図
である。
である。
【図6】 ランプ制御基板内の回路構成を示すブロック
図である。
図である。
【図7】 音制御基板内の回路構成を示すブロック図で
ある。
ある。
【図8】 電源基板の構成を示すブロック図である。
【図9】 可変表示装置において可変表示される図柄の
一例を示す説明図である。
一例を示す説明図である。
【図10】 予告演出の例を示す説明図である。
【図11】 季節背景の例を示す説明図である。
【図12】 時刻背景の例を示す説明図である。
【図13】 主基板におけるCPUが実行するメイン処
理を示すフローチャートである。
理を示すフローチャートである。
【図14】 2msタイマ割込処理を示すフローチャー
トである。
トである。
【図15】 乱数の一例を示す説明図である。
【図16】 遊技状態復旧処理を示すフローチャートで
ある。
ある。
【図17】 特別図柄プロセス処理を示すフローチャー
トである。
トである。
【図18】 始動口スイッチ通過確認処理を示すフロー
チャートである。
チャートである。
【図19】 可変表示の停止図柄を決定する処理および
リーチ種類を決定する処理を示すフローチャートであ
る。
リーチ種類を決定する処理を示すフローチャートであ
る。
【図20】 大当りとするか否かを決定する処理を示す
フローチャートである。
フローチャートである。
【図21】 表示制御コマンドの信号線を示す説明図で
ある。
ある。
【図22】 コマンド送信テーブル等の一構成例を示す
説明図である。
説明図である。
【図23】 制御コマンドのコマンド形態の一例を示す
説明図である。
説明図である。
【図24】 制御コマンドを構成する8ビットの制御信
号とINT信号との関係を示すタイミング図である。
号とINT信号との関係を示すタイミング図である。
【図25】 表示制御コマンドの内容の一例を示す説明
図である。
図である。
【図26】 表示制御コマンドの内容の一例を示す説明
図である。
図である。
【図27】 変動パターンコマンドと変動パターンとの
関係の一例を示す説明図である。
関係の一例を示す説明図である。
【図28】 コマンド作成処理の処理例を示すフローチ
ャートである。
ャートである。
【図29】 コマンド送信処理ルーチンを示すフローチ
ャートである。
ャートである。
【図30】 マスク不能割込処理を示すフローチャート
である。
である。
【図31】 マスク不能割込処理を示すフローチャート
である。
である。
【図32】 ランプ制御コマンドの内容の一例を示す説
明図である。
明図である。
【図33】 音制御コマンドの内容の一例を示す説明図
である。
である。
【図34】 ランプ制御コマンドおよび音制御コマンド
の送信形態を示すタイミング図である。
の送信形態を示すタイミング図である。
【図35】 表示制御用CPUが実行するメイン処理を
示すフローチャートである。
示すフローチャートである。
【図36】 電源投入時デモコマンド送信込処理を示す
フローチャートである。
フローチャートである。
【図37】 表示制御手段におけるコマンド受信バッフ
ァの構成を示す説明図である。
ァの構成を示す説明図である。
【図38】 コマンド受信割込処理を示すフローチャー
トである。
トである。
【図39】 コマンド受信割込処理を示すフローチャー
トである。
トである。
【図40】 コマンド送信ルーチンを示すフローチャー
トである。
トである。
【図41】 コマンド送信ルーチンを示すフローチャー
トである。
トである。
【図42】 ランプ制御コマンド送信バッファおよび音
制御コマンド送信バッファの一構成例を示す説明図であ
る。
制御コマンド送信バッファの一構成例を示す説明図であ
る。
【図43】 コマンド解析処理を示すフローチャートで
ある。
ある。
【図44】 RAMの使用領域の一例を示す説明図であ
る。
る。
【図45】 表示制御状態復旧処理を示すフローチャー
トである。
トである。
【図46】 表示制御プロセス処理を示すフローチャー
トである。
トである。
【図47】 プロセスデータの一構成例を示す説明図で
ある。
ある。
【図48】 表示制御プロセス処理の変動パターンコマ
ンド受信待ち処理を示すフローチャートである。
ンド受信待ち処理を示すフローチャートである。
【図49】 予告振り分けテーブルを示す説明図であ
る。
る。
【図50】 予告選択処理を示すフローチャートであ
る。
る。
【図51】 コマンド送信処理を示すフローチャートで
ある。
ある。
【図52】 コマンド送信処理を示すフローチャートで
ある。
ある。
【図53】 電力供給停止時処理を示すフローチャート
である。
である。
【図54】 ランプ制御用CPUが実行するメイン処理
を示すフローチャートである。
を示すフローチャートである。
【図55】 ランプ制御用CPUが実行するコマンド受
信割込処理を示すフローチャートである。
信割込処理を示すフローチャートである。
【図56】 ランプ制御用CPUが実行するコマンド受
信処理を示すフローチャートである。
信処理を示すフローチャートである。
【図57】 ランプデータを示す説明図である。
【図58】 音制御用CPUが実行するメイン処理を示
すフローチャートである。
すフローチャートである。
【図59】 音データを示す説明図である。
【図60】 図柄制御基板における他の回路構成例を示
すブロック図である。
すブロック図である。
1 パチンコ遊技機
9 可変表示装置
31 主基板
35 ランプ制御基板
56 CPU
70 音制御基板
80 図柄制御基板
101 表示制御用CPU
351 ランプ制御用CPU
701 音制御用CPU
Claims (9)
- 【請求項1】 遊技者が所定の遊技を行うことが可能な
遊技機であって、 遊技の進行を制御する遊技制御手段と、 遊技機に設けられた演出用の電気部品を制御するための
複数の演出制御手段とを備え、 前記遊技制御手段は、遊技の進行に応じたコマンドを前
記複数の演出制御手段のうちの第1の演出制御手段に送
信するコマンド送信手段を有し、 前記第1の演出制御手段は、前記複数の演出制御手段の
うちの第2の演出制御手段にコマンドを送信するサブ側
コマンド送信手段を有し、 前記第1の演出制御手段と前記第2の演出制御手段のい
ずれか一方には、遊技機への電力供給が停止しても所定
期間は記憶内容を保持可能なサブ側変動データ記憶手段
が備えられ、 前記サブ側変動データ記憶手段は、遊技履歴に係る履歴
データを記憶可能であって、前記第1の演出制御手段お
よび前記第2の演出制御手段は、遊技履歴に応じて遊技
演出の内容を異ならせることが可能であり、 遊技機への電力供給が停止した後電力供給が復旧したと
きには、前記第1の演出制御手段と前記第2の演出制御
手段のうち前記サブ側変動データ記憶手段を備えた演出
制御手段は、前記サブ側変動データ記憶手段に保存され
ていた履歴データに対応した履歴コマンドを、前記第1
の演出制御手段と前記第2の演出制御手段のうち前記サ
ブ側変動データ記憶手段を備えていない演出制御手段に
送信し、 前記サブ側変動データ記憶手段を備えていない演出制御
手段は、受信した履歴コマンドにもとづいて電力供給が
復旧した後の遊技演出の内容を選択することを特徴とす
る遊技機。 - 【請求項2】 サブ側変動データ記憶手段を備えた演出
制御手段は、前記サブ側変動データ記憶手段に保存され
ていた遊技履歴に係る履歴データにもとづいて電力供給
が復旧した後の遊技演出の内容を選択する請求項1記載
の遊技機。 - 【請求項3】 遊技者が所定の遊技を行うことが可能な
遊技機であって、 遊技の進行を制御する遊技制御手段と、 遊技機に設けられた演出用の電気部品を制御するための
複数の演出制御手段とを備え、 前記遊技制御手段は、遊技の進行に応じたコマンドを前
記複数の演出制御手段のうちの第1の演出制御手段に送
信するコマンド送信手段を有し、 前記第1の演出制御手段は、前記複数の演出制御手段の
うちの第2の演出制御手段にコマンドを送信するサブ側
コマンド送信手段を有し、 前記第1の演出制御手段と前記第2の演出制御手段のい
ずれか一方には、遊技機への電力供給が停止しても所定
期間は記憶内容を保持可能なサブ側変動データ記憶手段
が備えられ、 前記サブ側変動データ記憶手段は、時節に係る時節デー
タを記憶可能であって、前記第1の演出制御手段および
前記第2の演出制御手段は、前記時節データに応じて遊
技演出の内容を異ならせることが可能であり、 遊技機への電力供給が停止した後電力供給が復旧したと
きには、前記第1の演出制御手段と前記第2の演出制御
手段のうち前記サブ側変動データ記憶手段を備えた演出
制御手段は、前記サブ側変動データ記憶手段に保存され
ていた時節データに対応した時節コマンドを、前記第1
の演出制御手段と前記第2の演出制御手段のうち前記サ
ブ側変動データ記憶手段を備えていない演出制御手段に
送信し、 前記サブ側変動データ記憶手段を備えていない演出制御
手段は、受信した時節コマンドにもとづいて電力供給が
復旧した後の遊技演出の内容を選択することを特徴とす
る遊技機。 - 【請求項4】 サブ側変動データ記憶手段を備えた演出
制御手段は、前記サブ側変動データ記憶手段に保存され
ていた時節データにもとづいて電力供給が復旧した後の
遊技演出の内容を選択する請求項3記載の遊技機。 - 【請求項5】 第1の演出制御手段は、遊技制御手段か
らのコマンドを受信するコマンド受信処理と、該コマン
ド受信処理において受信した前記遊技制御手段からのコ
マンドにもとづいて特定される演出内容を示すコマンド
を前記第2の演出制御手段に送信するコマンド送信処理
とを実行可能であり、 前記遊技制御手段からの所定の割込信号に応じて実行さ
れるコマンド受信割込処理内で、前記コマンド受信処理
および前記コマンド送信処理を実行する請求項1から請
求項4のうちのいずれかに記載の遊技機。 - 【請求項6】 第1の演出制御手段は、 識別情報の可変表示を行った後に表示結果を導出する可
変表示装置を制御する表示制御手段を含み、 コマンド受信割込処理内で実行されるコマンド送信処理
にて送信されるコマンドは、前記可変表示装置における
識別情報の可変表示の種類を示すコマンドを含む請求項
5記載の遊技機。 - 【請求項7】 コマンド受信割込処理内で実行されるコ
マンド送信処理にて送信されるコマンドは、第1の演出
制御手段が遊技制御手段からのコマンドの受信に応じて
独自に決定した演出内容を示すコマンドを含む請求項5
または請求項6記載の遊技機。 - 【請求項8】 第2の演出制御手段は、第1の演出制御
手段からコマンドを受信したときにその旨を示す信号を
前記第1の演出制御手段に送信し、 前記第1の演出制御手段は、前記第2の演出制御手段か
らコマンドを受信した旨の信号を受信したことを条件に
コマンド受信処理を終了する請求項5から請求項7のう
ちのいずれかに記載の遊技機。 - 【請求項9】 遊技機で用いられる所定の電源の状態を
監視して、遊技機への電力の供給停止に関わる検出条件
が成立したときに検出信号を出力する電源監視手段を備
え、 遊技制御手段は、前記電源監視手段からの検出信号に応
じて、該検出信号を受信した旨を示す信号を第1の演出
制御手段に送信する請求項1から請求項8のうちのいず
れかに記載の遊技機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002024828A JP2003225410A (ja) | 2002-01-31 | 2002-01-31 | 遊技機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002024828A JP2003225410A (ja) | 2002-01-31 | 2002-01-31 | 遊技機 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003225410A true JP2003225410A (ja) | 2003-08-12 |
Family
ID=27747156
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002024828A Withdrawn JP2003225410A (ja) | 2002-01-31 | 2002-01-31 | 遊技機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2003225410A (ja) |
Cited By (12)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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-
2002
- 2002-01-31 JP JP2002024828A patent/JP2003225410A/ja not_active Withdrawn
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JP2013123499A (ja) * | 2011-12-13 | 2013-06-24 | Daito Giken:Kk | 遊技台 |
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