JP2003224768A - デジタルカメラ - Google Patents

デジタルカメラ

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JP2003224768A
JP2003224768A JP2002021858A JP2002021858A JP2003224768A JP 2003224768 A JP2003224768 A JP 2003224768A JP 2002021858 A JP2002021858 A JP 2002021858A JP 2002021858 A JP2002021858 A JP 2002021858A JP 2003224768 A JP2003224768 A JP 2003224768A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 消費電力を低減することが可能なデジタルカ
メラを提供する。 【解決手段】 デジタルカメラ1Aは、マイクロプロセ
ッサ(中央演算処理回路)61と、画像データに関する
データ処理をマイクロプロセッサ61との間で分担して
実行する周辺処理回路51,52,53,54,55
と、マイクロプロセッサ61に対してクロックを供給す
るクロック供給回路65とを備える。このデジタルカメ
ラ1Aにおいては、マイクロプロセッサ61が周辺処理
回路51,52,53,54,55にデータ処理の少な
くとも一部の処理を依頼することによって、マイクロプ
ロセッサ61において分担して実行すべき処理が存在し
ないという条件が満たされる場合には、クロック供給回
路65は、マイクロプロセッサ61へのクロック供給を
停止する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、デジタルカメラに
関する。
【0002】
【従来の技術】デジタルカメラにおいては、年々、画素
数が増加している。一方、このような画素数の増加に伴
って画像データのデータ量が増大しているにも拘わら
ず、操作におけるレスポンスを向上させたいとの要求が
存在する。しかしながら、マイクロプロセッサによるソ
フトウエア処理だけでは、このような大量のデータを高
速に処理することは困難である。
【0003】このような事情等により、最近のデジタル
カメラにおいては、ソフトウエア処理を行うマイクロプ
ロセッサ(中央演算処理回路)と部分的な画像処理機能
を担う専用のハードウエア(周辺処理回路)とが用いら
れている。マイクロプロセッサと周辺処理回路とは、各
種のデータ処理を互いに分担し、協働して実行すること
によって、所定の機能を発揮する。このような協働動作
により、処理の高速化が図られているのである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来のデジタルカメラにおいては、画像処理を行う
際に、マイクロプロセッサと周辺処理回路との両方が動
作している状態となっている。マイクロプロセッサは、
高い周波数を有する駆動用のクロックに基づく駆動状態
で動作しているため、その消費電力は元々比較的大きな
ものとなっている。そして、同時に動作する周辺処理回
路における消費電力をも加えると、デジタルカメラにお
ける消費電力がかなり大きくなってしまうという問題を
有している。また、消費電力が大きいことに起因して、
機器の電池寿命が短くなるなどの弊害が生じている。
【0005】そこで、本発明は前記問題点に鑑み、消費
電力を低減することが可能なデジタルカメラを提供する
ことを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1の発明は、デジタルカメラであって、中央
演算処理回路と、画像データに関する所定のデータ処理
を前記中央演算処理回路との間で分担して実行する周辺
処理回路と、前記中央演算処理回路に対してクロックを
供給する前記クロック供給回路と、を備え、前記所定の
データ処理を実行するにあたって、前記中央演算処理回
路が前記周辺処理回路に前記所定のデータ処理の少なく
とも一部の処理を依頼することによって、前記中央演算
処理回路において分担して実行すべき処理が存在しない
という条件が満たされる場合には、前記クロック供給回
路は、前記中央演算処理回路へのクロック供給を停止す
ることを特徴とする。
【0007】請求項2の発明は、請求項1に記載のデジ
タルカメラにおいて、前記中央演算処理回路および前記
周辺処理回路は、前記所定のデータ処理とは異なる他の
データ処理をも互いに分担して実行し、前記所定のデー
タ処理が実行される際には、所定周期のタイマ割り込み
動作を用いて前記条件が満たされるか否かが判定され、
前記他のデータ処理として前記画像記録媒体へのアクセ
スに関連する処理が実行される際には、前記条件を満た
すときであっても、前記クロック供給回路は、前記中央
演算処理回路への前記クロック供給を停止せずに継続す
ることを特徴とする。
【0008】請求項3の発明は、請求項2に記載のデジ
タルカメラにおいて、前記画像データは、複数の静止画
像データを含み、前記他のデータ処理は、前記複数の静
止画像データを前記画像記録媒体に連続的に記録する連
続的撮影処理であることを特徴とする。
【0009】請求項4の発明は、請求項1ないし請求項
3のいずれかに記載のデジタルカメラにおいて、前記画
像データを格納するメモリ、をさらに備え、前記周辺処
理回路は、メモリコントローラとして機能する第1の処
理回路と、前記メモリに格納されている前記画像データ
に対する所定の処理を行う第2の処理回路と、を有し、
前記第1の処理回路は、前記中央演算処理回路へのクロ
ック供給が停止されている期間において前記中央演算処
理回路から依頼された処理を行うために前記画像データ
を前記メモリと前記第2の処理回路との間で転送する処
理を行い、当該処理が全て終了すると前記中央演算処理
回路から依頼された処理が終了したものとして、前記ク
ロック供給を開始するための指令を送出することを特徴
とする。
【0010】請求項5の発明は、請求項4に記載のデジ
タルカメラにおいて、前記画像データに関する画像を表
示する表示部、をさらに備え、前記第2の処理回路は、
前記メモリに格納されている前記画像データを前記表示
部に表示する処理を行う画像表示回路であることを特徴
とする。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面に
基づいて説明する。
【0012】<A.第1実施形態> <A1.構成概要>図1は、第1実施形態に係るデジタ
ルカメラ1Aのハードウエア構成の概要を示すブロック
図であり、より詳細には、各種の画像処理を行うハード
ウエアの概略構成を示すブロック図である。
【0013】図1に示すように、このデジタルカメラ1
Aは、撮像素子10と、メモリ20と、画像表示部30
と、メモリーカードなどの画像記録媒体40と、画像処
理用ICチップ50とを備えている。
【0014】撮像素子10は、撮影対象の光学像を光電
変換によって電気信号に変換する素子であり、たとえ
ば、CCDなどにより構成される。
【0015】メモリ20は、画像処理用ICチップ50
による処理を各種の画像処理を行う際に画像データを一
時的に格納するメモリであり、たとえば、RAMなどの
半導体メモリによって構成される。
【0016】画像表示部30は、画像処理用ICチップ
50で処理された画像データを可視化して表示する機能
を有していおり、たとえば、LCDなどにより構成され
る。
【0017】画像記録媒体40は、画像データを記録す
る記録媒体である。この画像記録媒体は、比較的長期的
な記録に適した媒体であり、不揮発性の半導体メモリな
どを利用して構成されることが好ましく、たとえば、各
種のメモリカードなどとして構成される。画像記録媒体
40に記録された画像データは、デジタルカメラ1Aの
本体の電源をオフにした場合であっても消失せず、再び
デジタルカメラ1Aに読み込むことが可能であり、さら
には、デジタルカメラ1A以外の様々な機器において読
み出されることも可能である。
【0018】また、画像処理用ICチップ50は、画像
データに関する各種画像処理を実行するための電子回路
を備えたICチップである。
【0019】この画像処理用ICチップ50は、撮像素
子駆動回路51と、画像処理回路52,53と、画像表
示回路54と、画像記録回路55と、タイマ回路56
と、メモリコントローラ59と、マイクロプロセッサ
(中央演算処理回路)61と、割り込みコントローラ6
3と、クロック供給回路65とを有している。
【0020】撮像素子駆動回路51は、撮像素子10を
動作させるための駆動信号を発生する回路である。
【0021】画像処理回路52は、撮像素子10からの
画像信号(画像データ)を加工する画像加工処理を行う
回路であり、詳細には、γ補正処理、色補間処理、フィ
ルタリング処理、画像サイズ変換処理を行う回路であ
る。また、画像処理回路53は、画像処理回路52と同
様、画像データに対する画像加工処理を行う回路であ
り、詳細には、画像データの圧縮および/または伸張を
行う回路である。なお、この明細書では、画像処理回路
53により行われる画像圧縮(および/または伸張)処
理と区別するため、画像処理回路52による色補間、フ
ィルタリング、画像サイズ変換の処理を「画像調整処
理」と総称するものとする。
【0022】画像表示回路54は、メモリ20等に格納
されている画像データをメモリコントローラ59を介し
て画像表示部30へと転送して表示するための動作を制
御する回路である。
【0023】画像記録回路55は、メモリ20等に格納
されている画像データを画像記録媒体40に転送して画
像記録媒体40に書き込むための動作を制御する回路で
ある。また、この画像記録回路55は、画像記録媒体4
0内の画像データをメモリコントローラ59を介してメ
モリ20へと転送して読み出す動作を制御する回路でも
ある。すなわち、画像記録回路55は、画像データに関
し、画像記録媒体40への書き込み動作および画像記録
媒体40からの読み出し動作の両方を制御する回路であ
り、画像記録媒体40に対するアクセスコントローラと
も称することができる。
【0024】タイマ回路56は、予め設定された時間が
経過した時点で割り込みコントローラ63に対して割り
込み要求信号S1を送出する回路である。
【0025】メモリコントローラ59は、メモリ20と
回路51,52,53,54,55,59のそれぞれと
の間でのデータ(画像データを含む)の転送(ないし授
受)を制御する。具体的には、メモリ20とマイクロプ
ロセッサ61との間でのデータの転送、メモリ20と撮
像素子駆動回路51との間でのデータの転送、メモリ2
0と画像処理回路52,53との間でのデータの転送、
メモリ20と画像表示回路54との間でのデータの転
送、およびメモリ20と画像記録回路55との間でのデ
ータの転送を制御する。メモリ20と複数の回路との間
での転送を(見かけ上)同時に行う場合には、このメモ
リコントローラ59は、所定の優先順序にしたがって、
いずれの回路とメモリ20との間での転送を優先させる
かを調停する役割を果たす。
【0026】また、マイクロプロセッサ61は、各種処
理において統括的な役割を担う中央演算処理回路(CP
U)である。これに対して、上述の回路51,52,5
3,54,55,59は、「周辺処理回路」に相当し、
画像データに関する各種処理をマイクロプロセッサ61
との間で分担して実行する。
【0027】割り込みコントローラ63は、割り込み動
作を制御するコントローラである。具体的には、割り込
みコントローラ63は、メモリコントローラ59などの
周辺処理回路およびタイマ回路56からの割り込み要求
信号S1を受け付け、この信号S1に応答して割り込み
信号S2をマイクロプロセッサ61に対して送出する。
これにより、動作停止モード(一種のスリープ状態)の
マイクロプロセッサ61を通常モード(通常状態)に戻
すことが可能になる。
【0028】クロック供給回路65は、マイクロプロセ
ッサ61における動作の基準となるクロック信号(単に
「クロック」とも称する)S4をマイクロプロセッサ6
1に対して供給する回路である。また、所定の条件を満
たす場合には、クロック供給回路65は、マイクロプロ
セッサ61へのクロック供給を停止する。
【0029】ここで、マイクロプロセッサ61と周辺処
理回路との分担について説明する。
【0030】マイクロプロセッサ61は、画像データに
関する各種のデータ処理を実行するにあたって、その一
部の処理を周辺処理回路に依頼する。その結果、マイク
ロプロセッサ61が分担して実行すべき処理が存在しな
いという条件を満たす状態になると、マイクロプロセッ
サ61は、クロック供給回路65に対してクロック停止
信号S5を送出する。
【0031】クロック供給回路65は、クロック停止信
号S5を受け付けると、マイクロプロセッサ61に対す
るクロックS4の供給を停止する。これにより、マイク
ロプロセッサ61は、動作停止モードに移行してその動
作を休止する。
【0032】この動作停止モードにおいては、マイクロ
プロセッサ61に対するクロック供給が停止されている
ので、消費電力の低減を図ることができる。また、消費
電力の低減に伴って、デジタルカメラ1Aの電池寿命を
より長くすることが可能になる。あるいは、消費電力の
低減に伴って機器の発熱等を抑制できれば、温度上昇に
起因する画像劣化等を抑制することも可能になる。
【0033】一方、マイクロプロセッサ61が動作停止
モードに移行すると、処理を依頼されたメモリコントロ
ーラ59などがデータ転送などの処理を実行する。
【0034】その後、依頼された処理が完了すると、メ
モリコントローラ59は、割り込みコントローラ63に
対して割り込み要求信号S1を送出する。
【0035】割り込みコントローラ63は、メモリコン
トローラ59からの割り込み要求信号S1を受け付ける
と、マイクロプロセッサ61に対して割り込み信号S2
を送出して、マイクロプロセッサ61に割り込みを要求
する。同時に、割り込みコントローラ63は、マイクロ
プロセッサ61へのクロック供給を開始すべき旨を表す
クロック開始信号S3を、クロック供給回路65に対し
て送出する。
【0036】クロック供給回路65は、クロック開始信
号S3を受け付けると、マイクロプロセッサ61へのク
ロックS4の供給を再開する。
【0037】そして、マイクロプロセッサ61は、割り
込みコントローラ63からの割り込み信号S2とクロッ
ク供給回路65からのクロックS4とを受け付けると、
動作停止モードから通常モードへと復帰する。
【0038】<A2.動作(その1)> <概要>次に、図2〜図11を参照しながら、デジタル
カメラ1Aにおける動作について説明する。図2は、マ
イクロプロセッサ61で行う各処理と周辺処理回路で行
う各処理とを時間の経過に従って示した図である。ま
た、図3は、各処理で生成される画像G1,G2のメモ
リ内における格納状況を示すメモリマップである。さら
に、図4〜図11は、この動作を示すフローチャートで
ある。
【0039】ここでは、デジタルカメラ1Aのシャッタ
ボタンが押下され、デジタルカメラ1Aによる撮影動作
が行われる場合について説明する。より詳細には、デジ
タルカメラ1Aが、撮像素子10を用いて得られた画像
データに対して、画像処理回路52を用いて補正処理な
どの画像加工処理を行い、その補正後の画像を画像表示
部30に表示するとともに、その補正後の画像データに
対する圧縮処理(画像加工処理)を施して画像記録媒体
40に記録する処理を行う場合について説明する。
【0040】図2に示すように、撮像素子駆動回路51
が撮像素子を駆動しつつ画像処理回路52が画像調整処
理を行う期間TM1においては、マイクロプロセッサ6
1に対するクロック供給が停止しており、マイクロプロ
セッサ61が動作停止モードになっている。このため、
消費電力を低減することができる。
【0041】同様に、画像処理回路53が画像圧縮処理
を行うとともに画像表示回路54が画像表示処理を行う
期間TM2においては、マイクロプロセッサ61に対す
るマイクロプロセッサ61に対するクロック供給が停止
しており、マイクロプロセッサ61が動作停止モードに
なっている。このため、消費電力を低減することができ
る。
【0042】さらに、画像記録回路55が画像記録処理
を行う期間TM3においては、マイクロプロセッサ61
に対するマイクロプロセッサ61に対するクロック供給
が停止しており、マイクロプロセッサ61が動作停止モ
ードになっている。このため、消費電力を低減すること
ができる。
【0043】以下では、このような動作について、さら
に詳細に説明する。
【0044】<撮像処理および画像調整処理>まず、図
4のメインルーチンのフローチャートに示されるよう
に、ステップSP1において撮像処理が行われる。この
撮像処理においては、図2に示すように、撮像素子駆動
回路51(図1)による撮像素子10の駆動制御を伴い
つつ、マイクロプロセッサ61は処理P1(次述)を行
う。
【0045】図5は、マイクロプロセッサ61における
処理P1の詳細動作を示すフローチャートである。
【0046】まず、ステップSP11において、マイク
ロプロセッサ61は、撮像素子駆動回路51のパラメー
タを変更して、撮像素子10の駆動モードを設定する。
たとえば、インターレース方式およびプログレッシブ方
式のいずれの方式に応じて撮像素子10を駆動制御する
のかを設定する。
【0047】次のステップSP12において、マイクロ
プロセッサ61は、画像処理回路52において実行すべ
き処理に関するパラメータを設定する。具体的には、画
像のサイズ、色変換の方法、フィルタの係数、補間の方
法などを設定する。
【0048】ステップSP13においては、マイクロプ
ロセッサ61は、画像処理回路52による画像調整処理
が終了したときに実行すべき処理(ないしタスク)P2
を登録する。具体的には、マイクロプロセッサ61は、
処理P2を行う割り込みルーチンを登録する。この割り
込みルーチンは、画像調整処理終了時点で発生する割り
込み信号S2に応答して起動するルーチンである。
【0049】ステップSP14においては、マイクロプ
ロセッサ61は、静止画像データG1の格納先アドレス
(出力先アドレス)等のパラメータをメモリコントロー
ラ59に対して設定する。静止画像データG1は、画像
処理回路52による画像調整処理が施された静止画像デ
ータである。後述するように、メモリコントローラ59
の制御下において、静止画像データG1は、設定された
アドレス情報にしたがって、画像処理回路52から所定
の格納先アドレスに向けて出力される。
【0050】ステップSP15においては、マイクロプ
ロセッサ61は、メモリコントローラ59からの割り込
み要求信号S1の受付を許可するように、割り込みコン
トローラ63を設定する。
【0051】ステップSP16においては、マイクロプ
ロセッサ61は、メモリコントローラ59に対して、デ
ータの転送を許可する。そして、画像処理回路52の動
作を開始させる(ステップSP17)とともに、撮像素
子駆動回路51の動作を開始させる(ステップSP1
8)。
【0052】これに応じて、撮像素子10は、撮像素子
駆動回路51の制御下において駆動され、撮像対象に関
する撮影画像データを画像処理回路52に向けて出力す
る。また、画像処理回路52は、撮像素子10から送ら
れてきた撮影画像データに対して所定の処理を施し、メ
モリ20内の所定のアドレスに向けて調整処理後の静止
画像データG1を出力する。これにより、静止画像デー
タG1が生成され、メモリ20の所定のアドレスに格納
される(図3参照)。
【0053】また、マイクロプロセッサ61は、ステッ
プSP18の後、ステップSP2(図4)において、マ
イクロプロセッサ61は、実行すべきタスクがあるか否
かを判断する。
【0054】実行すべきタスクが存在しない場合には、
マイクロプロセッサ61自身を動作停止モードに移行さ
せる。ここでは、ステップSP18が終了したとき、マ
イクロプロセッサ61は、分担して実行すべき処理を有
しない状態となっているので、マイクロプロセッサ61
は、マイクロプロセッサ61自身を動作停止モードに移
行させる。具体的には、マイクロプロセッサ61は、ク
ロック停止信号S5をクロック供給回路65に対して出
力する。これにより、クロック供給回路65からマイク
ロプロセッサ61へのクロック供給が停止される。
【0055】このように、マイクロプロセッサ61は、
処理P1内において画像調整処理を画像処理回路52に
依頼した後、自らは動作停止モードに移行する。すなわ
ち、期間TM1においては、撮像素子駆動回路51が撮
像素子駆動制御処理を行うとともに画像処理回路52が
画像調整処理を行う一方で、マイクロプロセッサ61は
動作停止モードになっている。このように、期間TM1
においては、マイクロプロセッサ61は、クロック供給
を受けておらず、動作停止モードになっているので、消
費電力を低減することができる。
【0056】一方、画像処理回路52による画像調整処
理が終了すると、割り込みコントローラ63による割り
込み(次述)によってマイクロプロセッサ61が再び起
動する。このとき、マイクロプロセッサ61は、再びス
テップSP2において処理すべきタスクが存在するか否
かを判定し、実行すべきタスクが存在する場合には、そ
のタスクを処理する(ステップSP4)。この状況にお
いて、具体的には、次の画像表示処理と画像圧縮処理と
を開始させるための処理(タスク)P2が存在する。以
下では、このような動作の詳細について説明する。
【0057】マイクロプロセッサ61が動作停止モード
になっている間において(具体的には、期間TM1にお
いて)、撮像素子駆動回路51は撮像素子の駆動制御を
行い、かつ、画像処理回路52は、マイクロプロセッサ
61から依頼されていた画像調整処理を行う。具体的に
は、画像処理回路52は、撮像素子10から転送されて
くる静止画像データに対して上述したようなγ補正処
理、色補間処理、フィルタリング処理、画像サイズ変換
処理を施す。この画像処理後の静止画像データG1は、
メモリコントローラ59によってメモリ20に転送さ
れ、メモリ20内の所定のアドレスに格納される。
【0058】そして、メモリコントローラ59は、画像
調整処理後の静止画像データG1をメモリ20に転送す
る動作が完了したことを検出すると、依頼されていた画
像調整処理等が完了したものと判定する。そして、メモ
リコントローラ59は、動作停止モードになっているマ
イクロプロセッサ61を通常モードに復帰させるため、
割り込み要求信号S1を割り込みコントローラ63に対
して出力する。割り込みコントローラ63は、割り込み
要求信号S1に応答して、割り込み信号S2とクロック
開始信号S3とを出力する。クロック開始信号S3を受
け取ったクロック供給回路65は、マイクロプロセッサ
61に対するクロックS4の供給を再開する。
【0059】そして、マイクロプロセッサ61は、割り
込み信号S2に応答して、クロックS4に基づく動作を
再開し、動作停止モードから通常モードへと復帰する。
このとき、マイクロプロセッサ61は、実行すべきタス
クが存在するものとして判定し(ステップSP2)、そ
の処理(タスク)P2を実行する(ステップSP4)。
具体的には、マイクロプロセッサ61は、上記のステッ
プSP13で登録されていた割り込みルーチンを実行す
る。
【0060】<画像表示処理および画像圧縮処理>通常
モードへと復帰したマイクロプロセッサ61は、処理P
2(図2)を実行することによって、画像表示回路54
に画像表示処理を開始させるとともに、画像処理回路5
3に画像圧縮処理を開始させる。
【0061】図6は、この処理P2の流れを示すフロー
チャートである。また、図7および図8は処理P2の一
部の流れを示すフローチャートである。
【0062】まず、図6に示すように、マイクロプロセ
ッサ61は、メモリコントローラ59を停止させる(ス
テップSP21)とともに、画像処理回路52,53を
停止させる(ステップSP22)。そして、メモリコン
トローラ59からの割り込み要求信号S1を受け付けな
いように、割り込みコントローラ63を設定する(ステ
ップSP23)。これによって、ステップSP16にお
いて許可されていたメモリコントローラ59からの割り
込みが禁止されることになる。
【0063】つぎに、ステップSP24において、画像
表示回路54に画像表示処理を開始させるための処理を
行う。図7は、ステップSP24の詳細動作を示すフロ
ーチャートである。
【0064】図7に示すように、ステップSP24aに
おいて、マイクロプロセッサ61は、画像表示部30に
おける表示状態に関するパラメータを、画像表示回路5
4に対して設定する。具体的には、画像表示部30にお
ける表示状態を、「ライブビュー」から「アフタービュ
ー」へと変更するための設定が行われる。なお、「ライ
ブビュー」とは、被写体に関する撮影前の画像を画像表
示部30に動画的に表示する状態であり、「アフタービ
ュー」とは、被写体に関する撮影画像を画像表示部30
に静止画として表示する状態である。
【0065】ステップSP24bにおいては、マイクロ
プロセッサ61は、表示対象となる静止画像データG1
が格納されているアドレス等のパラメータをメモリコン
トローラ59に対して設定する。後述するように、メモ
リコントローラ59の制御下において、静止画像データ
G1は、設定されたアドレス情報にしたがって読み出さ
れて、画像表示回路54を介して画像表示部30に向け
て出力される。
【0066】ステップSP24cにおいては、マイクロ
プロセッサ61は、メモリコントローラ59に対して、
データの転送を許可する。
【0067】そして、ステップSP24dにおいて、マ
イクロプロセッサ61は、画像表示回路54の動作を開
始させる。
【0068】さらに、ステップSP25において、画像
処理回路53に画像圧縮処理を開始させるための処理を
行う。図8は、ステップSP25の詳細動作を示すフロ
ーチャートである。
【0069】ステップSP25aにおいて、マイクロプ
ロセッサ61は、画像処理回路53において実行すべき
処理に関するパラメータを設定する。具体的には、画像
の圧縮率などのパラメータが設定される。
【0070】つぎに、ステップSP25bにおいては、
マイクロプロセッサ61は、画像処理回路53による画
像圧縮処理が終了したときに実行すべき処理(ないしタ
スク)P3を登録する。具体的には、マイクロプロセッ
サ61は、処理P3を行う割り込みルーチンを登録す
る。この割り込みルーチンは、画像圧縮処理終了時点で
発生する割り込み信号S2に応答して起動するルーチン
である。
【0071】ステップSP25cにおいては、マイクロ
プロセッサ61は、静止画像データG1の格納元アドレ
ス等のパラメータをメモリコントローラ59に対して設
定する。また、マイクロプロセッサ61は、静止画像デ
ータG2の格納先アドレス(出力先アドレス)等のパラ
メータをもメモリコントローラ59に対して設定する。
ここで、静止画像データG2は、画像処理回路53によ
る画像圧縮処理が施された圧縮後の静止画像データであ
る。後述するように、静止画像データG1は、メモリ2
0内の所定のアドレスから読み出されて画像処理回路5
3に転送され、画像処理回路53によって適宜の圧縮処
理が施された後、メモリ20へと再転送されて所定の格
納先アドレスに静止画像データG2として格納される。
【0072】次のステップSP25dにおいて、マイク
ロプロセッサ61は、メモリコントローラ59からの割
り込み要求信号S1の受付を許可するように、割り込み
コントローラ63を設定する。そして、ステップSP2
5eにおいては、マイクロプロセッサ61は、メモリコ
ントローラ59に対して、データの転送を許可する。さ
らに、マイクロプロセッサ61は、ステップSP25f
において画像処理回路53の動作を開始させる。
【0073】以上のような処理を行った後、この処理P
2は終了する。ステップSP25fが終了すると、マイ
クロプロセッサ61は、分担して実行すべき処理を有し
ない状態となるので、マイクロプロセッサ61自身を動
作停止モードに移行させる。具体的には、マイクロプロ
セッサ61は、クロック停止信号S5をクロック供給回
路65に対して出力する。これにより、クロック供給回
路65からマイクロプロセッサ61へのクロック供給が
停止され、マイクロプロセッサ61は、動作停止モード
に移行する。
【0074】その後、マイクロプロセッサ61は、後述
するように、他の回路からの割り込み要求信号S1に基
づく割り込みコントローラ63からの割り込み信号S2
を受信するまで、動作停止モードのままである。
【0075】このように、マイクロプロセッサ61は、
処理P2内において画像圧縮処理を画像処理回路53に
依頼しかつ画像表示処理を画像表示回路54に依頼した
後、自らは動作停止モードに移行する。すなわち、期間
TM2においては、画像処理回路53が画像調整処理を
行い、かつ、画像表示回路54が画像表示処理を行う一
方で、マイクロプロセッサ61は動作停止モードになっ
ている。このように、期間TM2においては、マイクロ
プロセッサ61は、クロック供給を受けておらず、動作
停止モードになっているので、消費電力を低減すること
ができる。
【0076】マイクロプロセッサ61が動作停止モード
になっている間において(具体的には、期間TM2にお
いて)、画像表示回路54は、依頼されていた画像表示
処理を行う。具体的には、画像表示回路54は、メモリ
コントローラ59と協働して、メモリ20内の所定のア
ドレスに格納されている静止画像データG1に基づい
て、画像表示部30に出力する処理を行う。
【0077】また、上記の画像表示処理と並列して、画
像処理回路53は、依頼されていた画像圧縮処理を行
う。具体的には、画像処理回路53は、メモリコントロ
ーラ59と協働して、静止画像データG1を所定の形式
(例えばJPEG形式)に圧縮する動作を行う。
【0078】より詳細には、メモリコントローラ59
が、所定のアドレスに格納されている静止画像データG
1をメモリ20から読み出して画像処理回路53へと転
送し、画像処理回路53が、転送されてきた静止画像デ
ータG1に対して圧縮処理を施す。そして、メモリコン
トローラ59は、圧縮処理が施された静止画像データを
メモリ20へと転送し、静止画像データG2として格納
する。ここでは、静止画像データG1と静止画像データ
G2とは、メモリ20内の異なるアドレスに格納される
ものとしている。なお、メモリコントローラ59は、ス
テップSP25c,SP25dのマイクロプロセッサ6
1による設定動作によって、各静止画像データG1,G
2のアドレス情報を知得している。
【0079】メモリコントローラ59は、画像圧縮処理
後の静止画像データG2をメモリ20に転送する動作が
完了したことを検出すると、依頼されていた画像圧縮処
理が完了したものと判定する。そして、メモリコントロ
ーラ59は、動作停止モードになっているマイクロプロ
セッサ61を通常モードに復帰させるため、割り込み要
求信号S1を割り込みコントローラ63に対して出力す
る。割り込みコントローラ63は、割り込み要求信号S
1に応答して、割り込み信号S2とクロック開始信号S
3とを出力する。クロック開始信号S3を受け取ったク
ロック供給回路65は、マイクロプロセッサ61に対す
るクロックS4の供給を再開する。
【0080】そして、マイクロプロセッサ61は、割り
込み信号S2に応答して、クロックS4に基づく動作を
再開し、動作停止モードから通常モードへと復帰する。
このとき、マイクロプロセッサ61は、実行すべきタス
クが存在するものとして判定し(ステップSP2)、そ
の処理(タスク)P3を実行する(ステップSP4)。
具体的には、マイクロプロセッサ61は、上記のステッ
プSP25bで登録されていた割り込みルーチンを実行
する。
【0081】<画像記録処理>通常モードへと復帰した
マイクロプロセッサ61は、今度は処理P3(図2)を
実行することによって、画像記録回路55に画像記録処
理を開始させる。
【0082】図9は、この処理P3の流れを示すフロー
チャートである。また、図10は処理P3の一部(ステ
ップSP34)の流れを示すフローチャートである。
【0083】まず、図9に示すように、マイクロプロセ
ッサ61は、メモリコントローラ59を停止させる(ス
テップSP31)とともに、画像処理回路53を停止さ
せる(ステップSP32)。そして、メモリコントロー
ラ59からの割り込み要求信号S1を受け付けないよう
に、割り込みコントローラ63を設定する(ステップS
P33)。これによって、ステップSP25dにおいて
許可されていたメモリコントローラ59からの割り込み
が禁止されることになる。
【0084】つぎに、ステップSP34において、画像
記録回路55に画像記録処理を開始させるための処理を
行う。
【0085】図10に示すように、ステップSP34a
において、マイクロプロセッサ61は、画像記録媒体4
0に対する画像記録に関するパラメータを、画像記録回
路55に対して設定する。具体的には、メモリ媒体の種
類、アクセスタイミングなどに関するパラメータが設定
される。
【0086】つぎに、ステップSP34bにおいて、マ
イクロプロセッサ61は、画像記録回路55による画像
記録処理が終了したときに実行すべき処理(ないしタス
ク)P4を登録する。具体的には、マイクロプロセッサ
61は、処理P4を行う割り込みルーチンを登録する。
この割り込みルーチンは、画像記録処理終了時点で発生
する割り込み信号S2に応答して起動するルーチンであ
る。
【0087】ステップSP34cにおいて、マイクロプ
ロセッサ61は、記録対象となる静止画像データG2が
格納されているアドレス等のパラメータをメモリコント
ローラ59に対して設定する。後述するように、メモリ
コントローラ59の制御下において、静止画像データG
2は、設定されたアドレス情報にしたがって読み出さ
れ、画像記録回路55を介して画像記録媒体40に向け
て出力される。
【0088】ステップSP34dにおいて、マイクロプ
ロセッサ61は、メモリコントローラ59からの割り込
み要求信号S1の受付を許可するように、割り込みコン
トローラ63を設定する。
【0089】ステップSP34eにおいては、マイクロ
プロセッサ61は、メモリコントローラ59に対して、
データの転送を許可する。
【0090】そして、ステップSP34fにおいて、マ
イクロプロセッサ61は、画像記録回路55の動作を開
始させる。
【0091】以上のような処理を行った後、この処理P
3は終了する。ステップSP34fが終了すると、マイ
クロプロセッサ61は、分担して実行すべき処理を有し
ない状態となるので、マイクロプロセッサ61自身を動
作停止モードに移行させる。具体的には、マイクロプロ
セッサ61は、クロック停止信号S5をクロック供給回
路65に対して出力する。これにより、クロック供給回
路65からマイクロプロセッサ61へのクロック供給が
停止され、マイクロプロセッサ61は、動作停止モード
に移行する。
【0092】このように、マイクロプロセッサ61は、
処理P3内において画像記録処理を画像記録回路55に
依頼した後、自らは動作停止モードに移行する。すなわ
ち、期間TM3においては、画像記録回路55が画像記
録処理を行う一方で、マイクロプロセッサ61は動作停
止モードになっている。これにより、消費電力を低減す
ることができる。
【0093】マイクロプロセッサ61が動作停止モード
になっている間において(具体的には期間TM3におい
て)、画像記録回路55は、依頼されていた画像記録処
理を行う。具体的には、画像記録回路55は、メモリコ
ントローラ59と協働して、メモリ20内の所定のアド
レスに格納されている静止画像データG2を画像記録媒
体40に転送して記録する処理を行う。
【0094】そして、メモリコントローラ59は、静止
画像データG2を画像記録媒体40に転送する動作が完
了したことを検出すると、依頼されていた画像記録処理
が完了したものと判定する。そして、メモリコントロー
ラ59は、動作停止モードになっているマイクロプロセ
ッサ61を通常モードに復帰させるため、割り込み要求
信号S1を割り込みコントローラ63に対して出力す
る。割り込みコントローラ63は、割り込み要求信号S
1に応答して、割り込み信号S2とクロック開始信号S
3とを出力する。クロック開始信号S3を受け取ったク
ロック供給回路65は、マイクロプロセッサ61に対す
るクロックS4の供給を再開する。
【0095】マイクロプロセッサ61は、割り込み信号
S2に応答して、クロックS4に基づく動作を再開し、
動作停止モードから通常モードへと復帰する。このと
き、マイクロプロセッサ61は、実行すべきタスクが存
在するものとして判定し、その処理(タスク)P4を実
行する(ステップSP4)。具体的には、マイクロプロ
セッサ61は、上記のステップSP34bで登録されて
いた割り込みルーチンを実行する。
【0096】<終了処理>通常モードへと復帰したマイ
クロプロセッサ61は、今度は処理P4(図2)を実行
することによって、画像記録に関する終了処理を行う。
【0097】図11は、この処理P4の流れを示すフロ
ーチャートである。
【0098】図11に示すように、マイクロプロセッサ
61は、メモリコントローラ59を停止させる(ステッ
プSP41)とともに、画像記録回路55を停止させる
(ステップSP42)。そして、マイクロプロセッサ6
1は、割り込みコントローラ63がメモリコントローラ
59からの割り込み要求信号S1を受け付けないよう
に、割り込みコントローラ63を設定する(ステップS
P43)。これによって、ステップSP25dにおいて
許可されていたメモリコントローラ59からの割り込み
が禁止される。
【0099】以上の動作によって、撮像画像が画像記録
媒体40に記録される。
【0100】その後、マイクロプロセッサ61は、分担
して実行すべき処理を有しない状態となるので、マイク
ロプロセッサ61自身を動作停止モードに移行させる。
この動作停止モードは、次のタスクが発生するまで維持
される。この動作停止モードにおいては、クロック供給
回路65からマイクロプロセッサ61へのクロック供給
が停止されるので、消費電力を低減することができる。
【0101】その後、一定時間が経過した後、タイマ回
路56からの割り込み要求信号S1を受け付けた割り込
みコントローラ63は、マイクロプロセッサ61に対し
て割り込み信号S2を送出し、マイクロプロセッサ61
を通常モードに移行させる。これにより、マイクロプロ
セッサ61による所定の処理等を実現することによっ
て、デジタルカメラにおけるライブビュー表示を実現す
る。
【0102】<A3.動作(その2)>つぎに、ライブ
ビュー表示を行う場合におけるデジタルカメラ1Aの動
作について説明する。このライブビュー表示は、微小時
間間隔で撮影された撮影画像(静止画)を連続的に画像
表示部30に表示することによって実現される。
【0103】図12は、マイクロプロセッサ61で行う
各処理と周辺処理回路で行う各処理とを時間の経過に従
って示した図である。
【0104】まず、マイクロプロセッサ61は、次のよ
うな詳細処理を含む処理P10を実行する。すなわち、
マイクロプロセッサ61は、画像処理回路52に各種の
パラメータを設定し、撮影画像G11の格納先アドレス
をメモリコントローラ59に設定するとともに、撮像素
子駆動回路51および画像処理回路52に対して、それ
ぞれ、撮像処理および画像調整処理(上述)を依頼す
る。そして、マイクロプロセッサ61自身は、クロック
供給回路65からのクロック供給が停止される動作停止
モードに移行する。また、割り込みコントローラ63は
メモリコントローラ59からの割り込み処理を受け付け
る状態となる。これにより、将来、メモリコントローラ
59からの割り込み信号等に応答してマイクロプロセッ
サ61を通常モードに復帰させることが可能になる。
【0105】マイクロプロセッサ61が動作停止モード
となっている期間TM10においては、撮像素子駆動回
路51は撮像処理を行い画像処理回路52は画像調整処
理を行う。これにより、画像処理回路52によって処理
された撮像画像G11がメモリ20内の指定されたアド
レスに格納される。
【0106】そして、メモリコントローラ59は、撮像
画像G11の全てをメモリ20に対して転送すると、割
り込みコントローラ63に対して割り込み要求信号S1
を送出する。この割り込み要求信号S1に応答して、割
り込みコントローラ63はマイクロプロセッサ61に割
り込み信号S2を送出する。マイクロプロセッサ61
は、この割り込み信号S2に応答して通常モードに復帰
する。この際、動作の際の基準となるクロックS4は、
割り込み信号S2に応答して動作を再開したクロック供
給回路65によってマイクロプロセッサ61に対して供
給される。
【0107】つぎに、マイクロプロセッサ61は処理P
11を実行する。
【0108】具体的には、マイクロプロセッサ61は、
画像処理回路52に各種のパラメータを必要に応じて設
定し、次の撮影画像G12の格納先アドレスをメモリコ
ントローラ59に設定するとともに、期間TM10にお
いて取得された撮影画像G11が格納されているアドレ
スをメモリコントローラ59に設定する。さらに、マイ
クロプロセッサ61は、撮像素子駆動回路51、画像処
理回路52、画像表示回路54に対して、それぞれ、撮
像処理、画像調整処理、画像表示処理を依頼して、マイ
クロプロセッサ61自身は動作停止モードに移行する。
【0109】その後、マイクロプロセッサ61が動作停
止モードとなっている期間TM11においては、画像表
示回路54は、メモリコントローラ59の制御下におい
て、メモリ20に格納されている撮像画像G11を読み
出して表示出力のための所定の処理を施した後、画像表
示部30に対して出力する。一方、撮像素子駆動回路5
1は撮像処理を行い画像処理回路52は画像調整処理を
行う。これにより、画像処理回路52によって処理され
た次の撮像画像G12がメモリ20内の指定されたアド
レスに格納される。
【0110】つぎに、マイクロプロセッサ61は処理P
12を実行する。
【0111】具体的には、マイクロプロセッサ61は、
画像処理回路52に各種のパラメータを必要に応じて設
定し、次の撮影画像G13の格納先アドレスをメモリコ
ントローラ59に設定するとともに、期間TM11にお
いて取得された撮影画像G12が格納されているアドレ
スをメモリコントローラ59に設定する。さらに、マイ
クロプロセッサ61は、撮像素子駆動回路51、画像処
理回路52、画像表示回路54に対して、それぞれ、撮
像処理、画像調整処理、画像表示処理を依頼して、マイ
クロプロセッサ61自身は動作停止モードに移行する。
【0112】その後、マイクロプロセッサ61が動作停
止モードとなっている期間TM12においては、画像表
示回路54は、メモリコントローラ59の制御下におい
て、メモリ20に格納されている撮像画像G12を読み
出して表示出力のための所定の処理を施した後、画像表
示部30に対して出力する。一方、撮像素子駆動回路5
1は撮像処理を行い画像処理回路52は画像調整処理を
行う。これにより、画像処理回路52によって処理され
た次の撮像画像G13がメモリ20内の指定されたアド
レスに格納される。
【0113】以降、同様の動作が繰り返される。このよ
うにして、撮像画像が順次に画像表示部30に表示され
ることによって、ライブビュー表示が実現される。そし
て、各期間TM10,TM11,TM12,TM1
3,...においては、マイクロプロセッサ61に対する
クロック供給は停止されているので、消費電力を低減す
ることができる。
【0114】なお、この第1実施形態においては、割り
込みコントローラ63がメモリコントローラ59からの
割り込みを受け付けるようになっていたが、これに限定
されない。たとえば、図1において破線で示すように、
割り込みコントローラ63は、割り込みコントローラ6
3からの割り込み要求信号S1ではなく、撮像素子駆動
回路51、画像処理回路52,53、画像表示回路5
4、画像記録回路55からの割り込み要求信号S1を割
り込みコントローラ63を介さずに直接的に受け付ける
ようにしても良い。
【0115】具体的には、割り込みコントローラ63
は、これらの回路51,52,53,54,55のいず
れかからの割り込み要求信号S1信号に応答して割り込
み信号S2を発生し、マイクロプロセッサ61は、この
割り込み信号S2に応答して通常モードに復帰して割り
込み処理を実行する。このように、マイクロプロセッサ
61は、割り込みコントローラ63を介して、これらの
回路51,52,53,54,55などからの割り込み
要求に応答して動作停止モードから通常モードへと復帰
して割り込み処理を実行する。そして、マイクロプロセ
ッサ61は、割り込み処理中(または割り込み処理の終
了後)において、自らが分担して実行すべき処理が存在
しない状態であると判定すると、クロック供給回路65
に対してクロック停止信号S5を送出し、自らを動作停
止モードに移行させるようにすればよい。このような動
作によっても、消費電力の低減を図ることができる。
【0116】<B.第2実施形態> <B1.概要>つぎに、第2実施形態について説明す
る。以下では、第1実施形態との相違点を中心に説明す
る。
【0117】この第2実施形態においては、上述したデ
ータ処理のうち撮像時の画像調整、画像表示、画像圧
縮、画像記録の各処理を実行する場合について例示す
る。
【0118】図13は、マイクロプロセッサ61で行う
各処理P21,P22,P23,P24と周辺処理回路
で行う各処理とを時間の経過に従って示した図である。
【0119】この第2実施形態のデジタルカメラ1B
は、第1実施形態のデジタルカメラ1Aと同様の構成を
有している一方で、次のような相違点を有している。す
なわち、上記の第1実施形態においては、メモリコント
ローラ59等からの割り込み要求信号S1に基づいて依
頼処理の終了をマイクロプロセッサ61に通知し、マイ
クロプロセッサ61を動作停止モードから通常モードに
復帰させ、引き続き次の処理を依頼するための準備処理
等を行う場合について説明した。
【0120】これに対して、この第2実施形態において
は、タイマ回路56を用いて一定周期で割り込み処理を
行うことによってマイクロプロセッサ61を動作停止モ
ードから通常モードに復帰させ、通常モードに復帰した
マイクロプロセッサ61が依頼処理の終了を確認するこ
とによって、次の処理を依頼するための準備処理等を行
う点で上記の第1実施形態と相違する。端的に言えば、
この第2実施形態は、タイマ割り込みを用いて依頼処理
の終了を検出する点で第1実施形態と相違する。
【0121】具体的には、マイクロプロセッサ61は周
辺処理回路51,52,53,54,55の少なくとも
1つにその一部の処理を依頼した後、自らを動作停止モ
ードに移行させる。その後、一定周期で発生するタイマ
割り込み処理中において、マイクロプロセッサ61が通
常モードに復帰すると、マイクロプロセッサ61は、周
辺処理回路の状態を確認して、マイクロプロセッサ61
によって分担実行されるべき処理が存在しないという条
件を満たすか否かを判定する。
【0122】そして、マイクロプロセッサ61は、その
判定結果に応じて、次の処理(P22,P23,P24
のいずれか)を行うのか、再び自らを動作停止モードに
移行させるのかを決定する。具体的には、マイクロプロ
セッサ61は、当該条件を満たす場合には、クロック供
給回路65からマイクロプロセッサ61へのクロック供
給を再び停止させる一方で、当該条件を満たさない場合
(たとえば依頼された処理の終了に伴って次の処理に移
行するための処理が存在するなど、マイクロプロセッサ
61で実行すべき処理が存在する場合)においては、そ
の処理を実行する。
【0123】たとえば、図13に示すように、マイクロ
プロセッサ61は、処理P22において画像処理回路5
3等の周辺回路に圧縮処理を依頼した後、動作停止モー
ドに移行する。そして、マイクロプロセッサ61が動作
停止モードに移行している間において、画像処理回路5
3は画像圧縮処理を行う。また、タイマ回路56による
一定周期のタイマ割り込みが発生するため、マイクロプ
ロセッサ61は一定周期で動作停止モードから通常モー
ドに復帰する。
【0124】より詳細には、まず、タイマ回路56によ
って割り込み要求信号S1が割り込みコントローラ63
に対して送出される。割り込みコントローラ63は、こ
の割り込み要求信号S1に応答して、割り込み信号S2
をマイクロプロセッサ61に対して送出するとともに、
クロック開始信号S3をクロック供給回路65に対して
送出する。割り込み信号S2を受け取ったマイクロプロ
セッサ61は、再開されたクロックの供給をクロック供
給回路65から受けることによって起動状態になる(通
常モードに復帰する)。
【0125】復帰時に実行される割り込みルーチン内に
おいて、マイクロプロセッサ61は、画像圧縮処理が終
了しているか否かをチェックする。
【0126】そして、マイクロプロセッサ61は、画像
処理回路53による画像圧縮処理が未だ終了していない
と判定する場合には、クロック停止信号S5をクロック
供給回路65に対して送出することによってマイクロプ
ロセッサ61自身に対するクロック供給を停止させて、
再び自らを動作停止モードに移行させる。
【0127】一方、マイクロプロセッサ61は、画像処
理回路53による画像圧縮処理が終了していると判定す
ると、画像圧縮処理の次に行うべき処理(すなわち画像
記録処理)に移行する。
【0128】このように、一定周期のタイマ割り込み処
理によって画像圧縮処理が終了したか否かを判定し、当
該処理が終了した旨が判定されると次の処理(画像記録
処理)に移行することができる。
【0129】ここにおいて、マイクロプロセッサ61が
画像処理回路53に画像圧縮処理を依頼してからその画
像圧縮処理が終了するまでの期間のうち、マイクロプロ
セッサ61によるタイマー割り込み処理が実行されてい
る期間を除く期間においては、マイクロプロセッサ61
に対するクロック供給が停止されておりマイクロプロセ
ッサ61が動作停止モードになっている。したがって、
消費電力を低減することができる。
【0130】ところで、タイマ回路56によるタイマー
周期を適宜の値に決定することが好ましい。これについ
て説明する。
【0131】タイマーの周期を長くすると、タイマ割り
込みの頻度が減るので、消費電力をより削減することが
可能である。ただし、画像圧縮処理等の終了を検知する
までの時間が長くなる。詳細には、画像圧縮処理が実際
に終了してからその画像圧縮処理の終了がタイマー割り
込みによって検知されるまでのタイムラグ(時間のず
れ)が大きくなるため、処理時間が長くなってしまう。
【0132】一方、タイマーの周期を短くすると、タイ
マ割り込みの頻度が増えるので、消費電力の削減効果は
比較的小さなものになってしまう。ただし、画像圧縮処
理が実際に終了してからその画像圧縮処理の終了がタイ
マー割り込みによって検知されるまでのタイムラグ(時
間のずれ)を小さくすることができる。したがって、画
像圧縮処理の所要時間をより短くすることが可能であ
る。
【0133】このように、タイマー周期を適宜の値に決
定することによって、その目的に応じて消費電力の削減
と処理時間の長さとのバランスを適宜に調整することが
可能である。
【0134】<B2.動作詳細> <撮像処理および画像調整処理>次に、図14〜図21
を参照しながら、第2実施形態のデジタルカメラ1Bに
おける動作について説明する。図14〜図21は、この
動作を示すフローチャートである。
【0135】マイクロプロセッサ61は、処理P21を
実行する。処理P21(図13,図14参照)は、ステ
ップSP101〜SP115を含む処理である。
【0136】具体的には、図14のフローチャートに示
されるように、まず、ステップSP101において撮像
処理が行われる。
【0137】図15は、このステップSP101におけ
る撮像処理の詳細を示す図である。ステップSP101
は、詳細ステップSP102〜SP107を含んでい
る。これらのステップSP102〜SP107において
は、ステップSP11〜SP18(図5)のうちの対応
する処理と同じ処理が行われる。具体的には、ステップ
SP102,SP103,SP104,SP105,S
P106,SP107において、それぞれ、ステップS
P11,SP12,SP14,SP16,SP17,S
P18と同じ処理が行われる。
【0138】そして、次のステップSP111(図1
4)において、タイマ周期の設定が行われた後、ステッ
プSP112においてタイマ割り込みルーチンR1が登
録される。その後、ステップSP113においては、マ
イクロプロセッサ61は、タイマ回路56からの割り込
み要求信号S1の受付を許可するように、割り込みコン
トローラ63を設定し、ステップSP114においてタ
イマを起動する。そして、ステップSP115におい
て、マイクロプロセッサ61は、マイクロプロセッサ6
1自身を動作停止モードに移行させる。具体的には、マ
イクロプロセッサ61は、クロック停止信号S5をクロ
ック供給回路65に対して出力する。これにより、クロ
ック供給回路65からマイクロプロセッサ61へのクロ
ック供給が停止される。
【0139】一方、ステップSP106,SP107に
応じて、撮像素子駆動回路51および画像処理回路52
が動作を開始する。具体的には、撮像素子駆動回路51
は、撮像素子10を駆動し、撮像対象に関する撮影画像
データを画像処理回路52に向けて出力する。また、画
像処理回路52は、撮像素子10から送られてきた撮影
画像データに対して所定の画像調整処理を施し、メモリ
20内の所定のアドレスに向けて調整処理後の静止画像
データG1を出力する。これにより、静止画像データG
1が生成され、メモリ20の所定のアドレスに格納され
る(図3参照)。
【0140】また、図13に示すように、処理P21が
終了してマイクロプロセッサ61が動作停止モードに移
行した後においても、一定周期でタイマ割り込みルーチ
ンR1が起動する。
【0141】具体的には、ステップSP111において
設定された時間(タイマ周期)が経過すると、タイマ回
路56は、動作停止モードになっているマイクロプロセ
ッサ61を通常モードに復帰させるため、割り込み要求
信号S1を割り込みコントローラ63に対して出力す
る。割り込みコントローラ63は、この割り込み要求信
号S1に応答して、マイクロプロセッサ61に対して割
り込み信号S2を出力するとともに、クロック供給回路
65に対してクロック開始信号S3を出力する。クロッ
ク開始信号S3を受け取ったクロック供給回路65は、
マイクロプロセッサ61に対するクロックS4の供給を
再開する。そして、マイクロプロセッサ61は、割り込
み信号S2に応答して、再びクロックS4の供給を受け
て、動作停止モードから通常モードに復帰し、タイマ割
り込みルーチンR1を実行する。
【0142】図16は、このタイマ割り込みルーチンR
1の詳細動作を示す図である。
【0143】このタイマ割り込みルーチンR1において
は、ステップSP121において、画像処理回路52に
よる画像調整処理が終了したか否かが判定される。具体
的には、マイクロプロセッサ61は、画像処理回路52
の状態を確認して、この判定動作を行う。未だ終了して
いないと判定されるときには、ステップSP126に進
み、マイクロプロセッサ61は、マイクロプロセッサ6
1自身を再び動作停止モードに移行させる。
【0144】このように、マイクロプロセッサ61は、
クロック供給を受けずに動作停止モードになっている状
態を有しているので、消費電力を低減することができ
る。
【0145】そして、このようなタイマ割り込みを用い
て、画像調整処理の完了確認動作を一定周期で行ってい
くうちに、画像処理回路52による画像調整処理が完了
する。このとき、ステップSP121において画像調整
処理が完了した旨が判定され、マイクロプロセッサ61
は、処理P22(図13)を実行する。処理P22は、
図16に示すように、ステップSP122〜SP126
の各処理を含んでいる。
【0146】<画像表示処理および画像圧縮処理>処理
P22の詳細について説明する。
【0147】まず、ステップSP122(図16)にお
いて、マイクロプロセッサ61は、画像処理回路52を
停止させる。
【0148】その後、マイクロプロセッサ61は、ステ
ップSP123〜SP126の各処理を実行することに
よって、画像表示回路54に画像表示処理を開始させる
とともに、画像処理回路53に画像圧縮処理を開始させ
る。
【0149】具体的には、まず、ステップSP123に
おいて、画像表示回路54に画像表示処理を開始させる
ための処理を行う。図17は、ステップSP123の詳
細動作を示すフローチャートである。ステップSP12
3の詳細ステップSP123a,SP123b,SP1
23c,SP123dにおいては、それぞれ、ステップ
SP24(図7)の詳細ステップSP24a,SP24
b,SP24c,SP24dと同一の内容の処理が行わ
れる。
【0150】さらに、ステップSP124において、画
像処理回路53に画像圧縮処理を開始させるための処理
を行う。図18は、ステップSP124の詳細動作を示
すフローチャートである。ステップSP124の詳細ス
テップSP124a,SP124b,SP124c,S
P124dにおいては、それぞれ、ステップSP25
(図8)の詳細ステップSP25a,SP25c,SP
25e,SP25fと同一の内容の処理が行われる。
【0151】つぎに、ステップSP125(図16)に
おいて、マイクロプロセッサ61は、タイマ割り込みル
ーチンR2を登録する。このタイマ割り込みルーチンR
2は、タイマ回路56からの出力信号に応答して一定周
期で起動されるルーチンである。
【0152】その後、ステップSP126において、マ
イクロプロセッサ61は、分担して実行すべき処理を有
しない状態となった旨を判定し、マイクロプロセッサ6
1自身を動作停止モードに移行させる。これにより、マ
イクロプロセッサ61によるお処理P22が終了する。
【0153】処理P22終了後の期間TM22において
は、画像処理回路53が画像調整処理を行い、かつ、画
像表示回路54が画像表示処理を行う。
【0154】また、図13に示すように、処理P22が
終了してマイクロプロセッサ61が動作停止モードに移
行した後においても、一定周期でタイマ割り込みルーチ
ンR2が起動する。
【0155】図19は、タイマ割り込みルーチンR2の
詳細動作を示す図である。
【0156】このタイマ割り込みルーチンR2において
は、ステップSP131において、画像処理回路53に
よる画像圧縮処理が終了したか否かが判定される。具体
的には、マイクロプロセッサ61は、画像処理回路53
の状態を確認して、この判定動作を行う。未だ終了して
いないと判定されるときには、ステップSP135に進
み、マイクロプロセッサ61は、マイクロプロセッサ6
1自身を再び動作停止モードに移行させる。
【0157】そして、このようなタイマ割り込みを用い
て、画像圧縮処理の完了確認動作を一定周期で行ってい
くうちに、画像処理回路53による画像圧縮処理が完了
する。このとき、ステップSP131において画像圧縮
処理が完了した旨が判定され、マイクロプロセッサ61
は、処理P23(図13)を実行する。処理P23は、
図19に示すように、ステップSP132〜SP135
の各処理を含んでいる。
【0158】マイクロプロセッサ61は、期間TM22
において、クロック供給を受けずに動作停止モードにな
っている状態を有しているので、消費電力を低減するこ
とができる。
【0159】<画像記録処理>つぎに、処理P23の詳
細について説明する。
【0160】まず、ステップSP132(図19)にお
いて、マイクロプロセッサ61は、画像処理回路53を
停止させる。
【0161】その後、マイクロプロセッサ61は、ステ
ップSP133〜SP135の各処理を実行することに
よって、画像記録回路55に画像記録処理を開始させ
る。
【0162】具体的には、ステップSP133におい
て、画像記録回路55に画像表示処理を開始させるため
の処理を行う。図20は、ステップSP133の詳細動
作を示すフローチャートである。ステップSP133の
詳細ステップSP133a,SP133b,SP133
c,SP133dにおいては、それぞれ、ステップSP
34(図10)の詳細ステップSP34a,SP34
c,SP34e,SP34fと同一の内容の処理が行わ
れる。
【0163】そして、ステップSP134(図19)に
おいて、マイクロプロセッサ61は、タイマ割り込みル
ーチンR3を登録する。このタイマ割り込みルーチンR
3は、タイマ回路56からの出力信号に応答して一定周
期で起動されるルーチンである。
【0164】その後、ステップSP135において、マ
イクロプロセッサ61は、分担して実行すべき処理を有
しない状態となった旨を判定し、マイクロプロセッサ6
1自身を動作停止モードに移行させる。これにより、マ
イクロプロセッサ61によるお処理P23が終了する。
【0165】処理P23終了後の期間TM23において
は、画像記録回路55が画像記録処理を行う。
【0166】また、図13に示すように、処理P23が
終了してマイクロプロセッサ61が動作停止モードに移
行した後においても、一定周期でタイマ割り込みルーチ
ンR3が起動する。
【0167】図21は、タイマ割り込みルーチンR3の
詳細動作を示す図である。
【0168】このタイマ割り込みルーチンR3において
は、ステップSP141において、画像記録回路55に
よる画像記録処理が終了したか否かが判定される。具体
的には、マイクロプロセッサ61は、画像記録回路55
の状態を確認して、この判定動作を行う。未だ終了して
いないと判定されるときには、ステップSP144に進
み、マイクロプロセッサ61は、マイクロプロセッサ6
1自身を再び動作停止モードに移行させる。
【0169】そして、このようなタイマ割り込みを用い
て、画像記録処理の完了確認動作を一定周期で行ってい
くうちに、画像記録回路55による画像記録処理が完了
する。このとき、ステップSP141において画像記録
処理が完了した旨が判定され、マイクロプロセッサ61
は、処理P24(図13)を実行する。処理P24は、
図21に示すように、ステップSP142,SP143
の各処理を含んでいる。
【0170】ここにおいて、マイクロプロセッサ61
は、期間TM23において、クロック供給を受けずに動
作停止モードになっている状態を有しているので、消費
電力を低減することができる。
【0171】<終了処理>つぎに、処理P24の詳細に
ついて説明する。この処理P24は、画像記録に関する
終了処理である。具体的には、図21に示すように、マ
イクロプロセッサ61は、メモリコントローラ59を停
止させる(ステップSP142)とともに、画像記録回
路55を停止させる(ステップSP143)。
【0172】その後、マイクロプロセッサ61は、分担
して実行すべき処理を有しない状態となるので、マイク
ロプロセッサ61自身を動作停止モードに移行させる
(ステップSP144)。この動作停止モードは、次の
タスクが発生するまで維持される。この動作停止モード
においては、クロック供給回路65からマイクロプロセ
ッサ61へのクロック供給が停止されるので、消費電力
を低減することができる。
【0173】その後、上記の第1実施形態と同様に、一
定時間が経過した後、タイマ回路56からの割り込み要
求信号S1等に応じて、マイクロプロセッサ61が通常
モードに移行し、デジタルカメラにおけるライブビュー
表示動作が実現される。
【0174】<C.第3実施形態>つぎに、第3実施形
態について説明する。
【0175】この第3実施形態に係るデジタルカメラ1
Cは、マイクロプロセッサ61においてリアルタイムO
S(オペレーティングシステム)を動作させ、このリア
ルタイムOSを用いることによって、上記の第2実施形
態と同様の機能を実現する。以下では、第2実施形態と
の相違点を中心に説明する。
【0176】リアルタイムOSによれば、複数のタスク
(処理)を各タスクの優先度に応じて切り換えて実行す
ることができる。また、所定のタスクの実行中において
も、割り込みをリアルタイムに受け付けることができ、
割り込みによって生じた新たなタスクと実行中のタスク
とをそれぞれの優先度に応じて切り換えて実行すること
ができる。
【0177】また、リアルタイムOSを用いることによ
れば、ソフトウエア設計が容易になる。特に、開発すべ
きソフトウエアの規模が大きい場合にはその設計作業は
難解なものになる傾向があるが、この実施形態の場合の
ようにリアルタイムOSを用いることによれば比較的容
易な設計作業により、高速かつ確実な処理を行うソフト
ウエアを実現することが可能である。
【0178】この第3実施形態においては、リアルタイ
ムOSの立ち上げ時点等において、所定時間ごとに割り
込み要求信号を発するタイマを設定しておく。このタイ
マ機能はタイマ回路56に所定の値を設定することによ
って実現される。また、このタイマからの割り込み要求
信号に基づいて起動するルーチン、すなわちタイマ割り
込みルーチンとして、マイクロプロセッサ61に対し
て、複数のタスクを切り換えるルーチンを登録してお
く。
【0179】そして、このルーチンはリアルタイムOS
と共働して、タイマからの割り込みが生じた時点におい
て、その時点で実行すべき複数のタスクのうちのいずれ
のタスクに実行権を渡すかを、各タスクの優先度に基づ
いて判断する。割り込み時点で実行中のタスクが既に存
在する場合において、その実行中のタスクよりも高い優
先度のタスクが新たに登録されていると判断されるとき
には、実行中のタスクを一旦中断し、より優先度が高い
そのタスクに実行権を渡す。一方、現在実行中のタスク
よりも低い優先度のタスクしか登録されていない場合に
は、現在実行中のそのタスクを継続して実行する。この
ようにして、この割り込みルーチンは、どのタスクに実
行権を渡すかを決定し、そのタスクに実行権を渡した後
に終了する。このように、リアルタイムOSにおいて
は、複数のタスクが競合した場合に、それぞれのタスク
の優先度を考慮して調整し、一定周期でタスクを切り換
えることが可能である。
【0180】図22は、第3実施形態のデジタルカメラ
1Cにおいて、マイクロプロセッサ61で行う各処理と
周辺処理回路で行う各処理とを時間の経過に従って示し
た図である。
【0181】図22に示すように、リアルタイムOS上
において、クロックの供給を停止するタスク(以下、
「アイドルタスク」とも称する)を登録しておく。この
アイドルタスクは、リアルタイムOSにおいて実行され
る複数のタスクのうち最も優先順位の低いタスクとして
登録される。
【0182】これに対して、アイドルタスク以外の各タ
スク、言い換えれば、マイクロプロセッサ61により実
行される他の実質的な各処理P31,P32,P33,
P34は、アイドルタスクよりも高い優先度を有してい
る。ここで、処理P31,P32,P33,P34は、
P21,P22,P23,P24(あるいはP1,P
2,P3,P4)と類似の処理をおこなうものである。
【0183】そして、このような各処理P31,P3
2,P33,P34は、各周辺処理回路からの割り込み
に応じて起動される。より詳細には、処理P31,P3
2,P33,P34のいずれかが、それぞれ、対応する
各周辺処理回路からの割り込みに応じて、リアルタイム
OSに対して実行すべき処理として登録される。
【0184】このとき、新たに登録された処理の優先度
がアイドルタスクの優先度よりも高い旨が判定されるこ
とによって、新たに登録されたその処理が直ちに実行さ
れることになる。
【0185】その後、アイドルタスクよりも優先度が高
い処理(タスク)が全て完了すると、マイクロプロセッ
サ61において分担して実行すべき処理がなくなる。具
体的には、撮像素子駆動回路51および画像処理回路5
2により撮像素子駆動制御処理および画像調整処理が行
われている期間TM31、画像処理回路53により画像
圧縮処理が行われている期間TM32、画像記録回路5
5により画像記録処理が行われている期間TM33にお
いては、マイクロプロセッサ61において分担して実行
すべき処理が存在しなくなる。この状態は、画像データ
に関するデータ処理を実行するにあたって、マイクロプ
ロセッサ61が周辺処理回路にそのデータ処理の少なく
とも一部の処理を依頼することによって、マイクロプロ
セッサ61において分担して実行すべき処理が存在しな
いという条件を満たす状態に相当する。
【0186】このとき、上記のアイドルタスクが実行さ
れる。そして、このアイドルタスクは、マイクロプロセ
ッサ61に対するクロックの供給を停止する処理を実行
する。具体的には、マイクロプロセッサ61は、クロッ
ク供給回路65に対してクロック停止信号S5を送出す
る。そして、これに応じて、クロック供給回路65から
マイクロプロセッサ61へのクロックS4の供給が停止
される。これにより、不要なクロック供給を容易かつ確
実に停止することによって、消費電力の低減を図ること
ができる。
【0187】なお、上記においては、各周辺処理回路が
マイクロプロセッサ61に対して直接的に割り込みを行
うことにより各タスクP31,P32,P33,P34
が起動される場合について説明したが、これに限定され
ない。たとえば、タイマ回路56がマイクロプロセッサ
61に対して割り込みを行い、これに応じて起動される
タイマ割り込みルーチン内で、各タスクP31,P3
2,P33,P34をさらに起動するようにしても良
い。より詳細には、タイマ割り込みルーチンにおいて、
マイクロプロセッサ61が周辺処理回路の状態を監視
し、周辺処理回路における依頼処理の完了を検出した場
合に、各タスクP31,P32,P33,P34をさら
に起動するようにすれば良い。
【0188】<D.その他> <スリープ禁止について>上記の第2実施形態および第
3実施形態においては、画像データに関するデータ処理
を行うに際して、所定周期のタイマ割り込み動作を用い
て上述した所定の条件を満たすか否かを判定し、その所
定の条件を満たす場合には、クロック供給回路65から
マイクロプロセッサ61へのクロック供給を停止する場
合について例示した。
【0189】しかしながら、処理の中には、このような
クロック供給の停止を伴うことによってレスポンスの大
幅な低下を招来してしまうものも存在する。具体的に
は、画像記録媒体へのアクセスに関連する処理を行う場
合が存在する。
【0190】上記第2実施形態においては詳述していな
いが、1つの静止画像データを画像記録媒体40に書き
込んで記録するとき(又は画像記録媒体40から読み出
して再生するとき)には、マイクロプロセッサ61は画
像記録回路55に対する書き込み(又は読み出し)の設
定を1回で行うのではなく、画像記録媒体のセクタ単位
で複数回にわたって設定しなければならないことがあ
る。言い換えれば、マイクロプロセッサ61は、セクタ
単位でのアクセス制御が必要になることがある。
【0191】画像記録媒体は、セクタと呼ばれる小さな
記録単位に分割されており、1つの静止画像データは複
数のセクタにわたって記録される。したがって、1つの
静止画像データを記録する際には、複数のセクタのそれ
ぞれに対するアクセス制御が求められるのである。この
ようなセクタ単位のアクセス制御は、画像記録回路55
自身によって行われることも可能であるが、マイクロプ
ロセッサ61によって行われることもある。
【0192】後者の場合(すなわちマイクロプロセッサ
61によってセクタ単位のアクセス制御を行う場合)に
おいて、1つの静止画像データを記録する際には、マイ
クロプロセッサ61は、画像記録回路55に対して各セ
クタにアクセスする毎に、画像記録回路55への設定動
作を繰り返すことになる。また、1つのセクタに対する
アクセス動作(書込動作または読出動作)が終了した後
には、マイクロプロセッサ61は、画像記録媒体40に
対して、「次のセクタにアクセスしてよいか否か」を直
接問い合わせなければならない。このとき、マイクロプ
ロセッサへのクロック供給が停止されていると、タイマ
割り込みによる再起動までのタイムラグに起因して動作
速度が遅くなってしまう、言い換えれば、レスポンスが
低下してしまうという問題がある。
【0193】図23は、この問題を説明するための概念
図である。図23においては、画像データの画像記録媒
体40内の各セクタに対する記録処理をタイマ割り込み
によって実現すると仮定した場合における、画像記録回
路55およびマイクロプロセッサ61の動作が概念的に
示されている。
【0194】たとえば、i番目のセクタに対する画像記
録回路55によるアクセス動作が終了した時点(時刻T
101)においては、マイクロプロセッサ61は動作停
止モードに移行している。その後、タイマ割り込みによ
りマイクロプロセッサ61が再度起動し通常モードに戻
る(時刻T102)と、マイクロプロセッサ61は、画
像記録媒体40に対して、次の(i+1)番目のセクタ
にアクセスしてよいか否かを問い合わせる。そして、ア
クセスして良い旨の問い合わせ結果が得られると、マイ
クロプロセッサ61は(i+1)番目のセクタへのアク
セス処理を画像記録回路55に依頼して、自らは再び動
作停止モードに移行する(時刻T103)。
【0195】ここにおいて、所定のセクタに対する画像
記録回路55によるアクセス処理が終了した時点(時刻
T101)においては、マイクロプロセッサ61は動作
停止モードになっている。そのため、この時点(時刻T
101)から、マイクロプロセッサ61がタイマー割り
込みによって動作停止モードから通常モードに復帰する
時点(時刻T102)までは、最大で「タイマ周期」程
度の長さを有するタイムラグΔtが発生する。1つのタ
イムラグΔtは少ない時間ではあるが、このようなタイ
ムラグΔtが複数のセクタに対するアクセス毎に発生す
ると、そのタイムラグΔtの総和は無視できない値とな
る。この結果、処理時間の増大、言い換えればレスポン
スの低下を招いてしまうのである。
【0196】このようなレスポンスの低下を防ぐため、
このような画像記録媒体40に対するアクセス処理が行
われているときには、クロック供給回路65は、マイク
ロプロセッサ61へのクロック供給を停止せずに継続す
ることが好ましい。
【0197】具体的には、マイクロプロセッサ61は、
画像記録媒体40へのアクセスに関連する処理を画像記
録回路55と協動して行っているときには、マイクロプ
ロセッサ61自身を動作停止モードに移行させないもの
とする。言い換えれば、画像記録媒体40へのアクセス
を伴う処理(書込処理または読出処理)が行われている
場合には、マイクロプロセッサ61は、動作停止モード
に移行することなく通常モードでの動作を続行する。結
果として、上述した所定の条件が満たされるときであっ
ても、マイクロプロセッサ61は通常モードにおける動
作を続行することになる。なお、画像記録媒体40への
アクセスを伴う処理(書込処理または読出処理)が行わ
れていない場合には、上述のように、マイクロプロセッ
サ61自身を動作停止モードに移行させることによっ
て、消費電力の低減を図ることができる。
【0198】また、図24は、詳細動作について説明す
る図である。図24に示すように、マイクロプロセッサ
61は、通常モードにおける動作を続行しつつ、繰り返
し画像記録回路55の状態を監視する。そして、所定の
セクタに対するアクセス処理が終了したことを検出する
と、直ぐに、その次のセクタに対するアクセス処理を開
始する。より詳細には、マイクロプロセッサ61が画像
記録回路55に対して実際の記録処理を行うべき旨を指
示する。
【0199】このような動作によれば、タイムラグΔt
の発生を防止することができるので、処理の高速化を図
ることができる。
【0200】このように、画像記録媒体へのアクセスに
関連する処理が実行される際には、マイクロプロセッサ
61を動作停止モードに移行させることなく、クロック
供給回路65からマイクロプロセッサ61へのクロック
供給を継続することが好ましい。
【0201】また、このような画像記録媒体へのアクセ
スに関連する処理(言い換えれば、マイクロプロセッサ
61を動作停止モードに移行させないことが好ましい処
理)としては、1つの静止画像データに関するもののみ
ならず、複数の静止画像データに関するものも存在す
る。
【0202】セクタに対するアクセス回数が多いほどタ
イムラグΔtの積算値が大きくなるため、上記のような
問題は、複数の静止画像データについてのセクタ単位の
連続的なアクセス制御が必要になる場合に特に顕著にな
る。たとえば、次述する、「連続的撮影処理」および
「連続的再生処理」において顕著になる。言い換えれ
ば、複数の静止画像データについてのセクタ単位の連続
的なアクセス制御が行われる場合には、マイクロプロセ
ッサ61を動作停止モードに移行させることなく、クロ
ック供給回路65からマイクロプロセッサ61へのクロ
ック供給を継続することにより、レスポンスを大きく向
上させることができる。
【0203】なお、逆に言えば、レスポンス向上の要求
が低いデータ処理に関しては、所定の条件を満たす場合
にマイクロプロセッサ61を動作停止モードに移行させ
ることにより、消費電力低減の要求を優先させるように
してもよい。たとえば、1つの静止画像データに関する
データ処理については、上記第2実施形態および第3実
施形態のように、所定の条件を満たす場合にマイクロプ
ロセッサ61を動作停止モードに移行させるようにして
も良い。
【0204】以下では、「連続的撮影処理」および「連
続的再生処理」について説明する。
【0205】まず、連続的撮影処理について説明する。
この「連続的撮影処理」は、画像データに含まれる複数
の静止画像データを、画像記録媒体40に連続的に記録
する処理を意味するものとする。この「連続的撮影処
理」には、いわゆる「動画撮影」が含まれるが、この
「動画撮影」に限定されず、いわゆる「連写撮影」など
も含まれる。
【0206】なお、このような連続的撮影処理を実現す
るにあたっては、連続的に撮影した複数の静止画像をバ
ッファとしてのメモリに格納しておき、撮影終了後にお
いてメモリ内の複数の静止画像を画像記録媒体40へと
一括して転送し記録することも可能である。しかしなが
ら、メモリから画像記録媒体40への一括転送処理は、
比較的長い時間を要するため、次の連続的撮影を直ぐに
開始できないことがある。この場合、撮影者はさらに撮
影したいときに画像が取れずシャッターチャンスを逃し
てしまうことになる。
【0207】このような事態を避けるため、ここでは、
連続的撮影における各静止画像の撮影処理と並行して、
画像記録回路55を用いて画像処理を終了した複数の静
止画像データを連続的に画像記録媒体40に転送して画
像記録媒体40に保存(記録)する。高速処理が可能な
画像記録回路55とマイクロプロセッサ61とが協動し
て画像記録処理を行うことにより、記録処理の高速化を
図るのである。この結果、撮影者はシャッターチャンス
を逃すことなく連続的撮影処理を行うことが可能であ
る。
【0208】ただし、このようなシステム構成において
は、画像記録媒体40へのセクタ単位の書込処理(記録
処理)が頻繁に発生する。そのため、上述したように、
タイマ割り込みによって上記のような条件判定を行いつ
つセクタ単位での複数の書込処理のそれぞれをタイマ割
り込みに応じて行うものとすれば、タイムラグΔtの積
算値が大きくなってしまうため、記録処理に要する処理
時間が増大してしまうことになる。
【0209】そこで、このような連続的撮影処理を行う
際には、クロック供給回路65は、マイクロプロセッサ
61へのクロック供給を停止せずに継続するようにす
る。これにより、上記のタイムラグΔtの発生を防止す
ることができるので、レスポンスを向上させることがで
きるのである。
【0210】つぎに、「連続的再生処理」について説明
する。この「連続的再生処理」は、画像データに含まれ
る複数の静止画像データを、画像記録媒体40から連続
的に読み出す処理を意味するものとする。この「連続的
再生処理」には、いわゆる「動画再生」が含まれるが、
この「動画再生」に限定されず、複数の静止画像の再生
にあたって、表示画像以外の静止画像を予め先読みして
おく、いわゆる「先読み再生処理」なども含まれる。
【0211】「先読み再生処理」について説明する。デ
ジタルカメラの再生モードにおいては、マイクロプロセ
ッサ61は画像記録媒体40から静止画像データを順次
に読み出してLCD等の画像表示部30に静止画像を順
次に表示する。これにより、デジタルカメラの操作者
は、各静止画像の内容を確認することができる。
【0212】ただし、1つの静止画像データは大きなデ
ータであることが多いため、その静止画像データの読み
出し処理には、比較的長い時間を要する。したがって、
次の静止画像について操作者からの表示要求に応答して
その静止画像データを画像記録媒体40から読み出し始
めると、操作者はその静止画像が表示されるまでに待た
されることになる。このような問題を回避するため、こ
こでは、所定の静止画像データの読み出し処理が完了し
た後、直ぐに次の静止画像データの読み出し処理を予め
行っておく。すなわち、次の静止画像データを「先読
み」しておくのである。これにより、次の静止画像を順
次に表示する場合のレスポンスを向上させ、操作性を快
適なものとすることができる。
【0213】このような「先読み再生処理」において
は、画像記録媒体からの読み出しが頻繁になる。したが
って、マイクロプロセッサへのクロックの供給を停止す
る場合には、連続的撮影処理と同様、すなわちタイムラ
グΔtの積算値が大きくなることに起因して、複数の静
止画像の再生動作における次の静止画像表示までの時間
が長くなる。すなわち、「めくりスピード」が低下し
て、操作における快適性が損なわれる。
【0214】そこで、このような連続的再生処理を行う
際には、クロック供給回路65は、マイクロプロセッサ
61へのクロック供給を停止せずに継続するようにする
ことが好ましい。これにより、上記のタイムラグΔtの
発生を防止することができるので、レスポンスを向上さ
せることができるのである。
【0215】また、以上のように、連続的撮影処理およ
び連続的再生処理において、クロック供給を停止しない
方が良いのは、第3実施形態のように、リアルタイムO
Sを用いる場合も同様である。
【0216】具体的には、アイドルタスクの処理内容
を、画像記録媒体40へのアクセスを伴う処理において
はマイクロプロセッサ61自身が動作停止モードに移行
しないように規定すればよい。たとえば、画像記録媒体
40へのアクセスを伴う処理を行っている途中であるか
否かを判定し、画像記録媒体40へのアクセスを伴う処
理を行っている途中ではないと判定される場合には、動
作停止モードにマイクロプロセッサ61自身を移行させ
る一方で、画像記録媒体40へのアクセスを伴う処理を
行っている途中であると判定される場合には、マイクロ
プロセッサ61自身を動作停止モードに移行させず次の
処理を引き続き行うというような内容を有する処理をア
イドルタスクとして規定すれば良い。このとき、クロッ
ク供給回路65は、マイクロプロセッサ61へのクロッ
ク供給を停止せずに継続し、マイクロプロセッサ61は
通常モードにおける動作を続行する。これにより、上記
のタイムラグΔtの発生を防止することができるので、
レスポンスを向上させることができる。
【0217】<他の変形例など>上記各実施形態におい
ては、マイクロプロセッサ61、撮像素子駆動回路5
1、画像処理回路52,53、画像表示回路54、画像
記録回路55、メモリコントローラ59、割り込みコン
トローラ63、クロック供給回路65等が1つの画像処
理用ICチップ50の内部に構成されていたが、これに
限定されない。各回路は、別個のハードウエア(たとえ
ば、ICチップ等)としてそれぞれ独立して設けられて
も良い。
【0218】なお、上述した具体的実施形態には以下の
構成を有する発明が含まれている。
【0219】(1)請求項1に記載のデジタルカメラに
おいて、前記中央演算処理回路はリアルタイムOSによ
って動作し、前記リアルタイムOSにおいて実行される
複数のタスクのうちクロックの供給を停止するタスクが
最も優先順位の低いタスクとして登録され、前記クロッ
クの供給を停止するタスクが実行されることによってク
ロックの供給が停止されることを特徴とするデジタルカ
メラ。これによれば、クロックの供給を容易かつ確実に
停止して、消費電力の低減を図ることができる。
【0220】(2)請求項2に記載のデジタルカメラに
おいて、前記画像データは、複数の静止画像データを含
み、前記他のデータ処理は、前記複数の静止画像データ
を前記画像記録媒体から連続的に読み出す連続的再生処
理であることを特徴とするデジタルカメラ。これによれ
ば、連続的再生処理における操作性を維持しつつ、消費
電力の低減を図ることができる。
【0221】(3)請求項4に記載のデジタルカメラに
おいて、前記第2の処理回路は、前記メモリに格納され
ている前記画像データに対する画像加工処理を行う画像
処理回路であることを特徴とするデジタルカメラ。これ
によれば、前記メモリに格納されている前記画像データ
に対する画像加工処理を行っているときに中央演算処理
回路に対するクロック供給を停止することが可能になる
ので、消費電力をより低減できる。
【0222】
【発明の効果】以上のように、請求項1ないし請求項5
に記載の発明によれば、所定のデータ処理を実行するに
あたって、中央演算処理回路が周辺処理回路に所定のデ
ータ処理の少なくとも一部の処理を依頼することによっ
て、中央演算処理回路において分担して実行すべき処理
が存在しないという条件が満たされる場合には、クロッ
ク供給回路は、中央演算処理回路へのクロック供給を停
止するので、消費電力を低減することができる。
【0223】特に、請求項2に記載の発明によれば、所
定のデータ処理とは異なる他のデータ処理として画像記
録媒体へのアクセスに関連する処理が実行される際に
は、前記条件を満たすときであっても、クロック供給が
停止されない。したがって、タイマ割り込み動作を用い
ることに起因して画像記録媒体へのアクセスに関連する
処理に要する処理時間が増大することを防止し、高い操
作性を維持することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施形態に係るデジタルカメラ1Aのハー
ドウエア構成の概要を示すブロック図である。
【図2】マイクロプロセッサ61で行う各処理と周辺処
理回路で行う各処理とを時間の経過に従って示した図で
ある。
【図3】画像G1,G2の格納状況を示すメモリマップ
である。
【図4】メインルーチンを示すフローチャートである。
【図5】処理P1の詳細動作を示すフローチャートであ
る。
【図6】処理P2の詳細動作を示すフローチャートであ
る。
【図7】処理P2の一部(SP24)の詳細動作を示す
フローチャートである。
【図8】処理P2の一部(SP25)の詳細動作を示す
フローチャートである。
【図9】処理P3の詳細動作を示すフローチャートであ
る。
【図10】処理P3の一部(SP34)の詳細動作を示
すフローチャートである。
【図11】処理P4の詳細動作を示すフローチャートで
ある。
【図12】ライブビュー表示における動作を説明する図
である。
【図13】第2実施形態に係る動作を説明する図であ
る。
【図14】処理P21の詳細動作を示すフローチャート
である。
【図15】処理P21の一部(SP101)の詳細動作
を示すフローチャートである。
【図16】タイマ割り込みルーチンR1の詳細動作を示
すフローチャートである。
【図17】処理P22の一部(SP123)の詳細動作
を示すフローチャートである。
【図18】処理P22の一部(SP124)の詳細動作
を示すフローチャートである。
【図19】タイマ割り込みルーチンR2の詳細動作を示
すフローチャートである。
【図20】処理P23の一部(SP133)の詳細動作
を示すフローチャートである。
【図21】タイマ割り込みルーチンR3の詳細動作を示
すフローチャートである。
【図22】第3実施形態に係る動作を説明する図であ
る。
【図23】タイムラグΔtを説明するための概念図であ
る。
【図24】変形例に係る詳細動作について説明する図で
ある。
【符号の説明】
1A,1B,1C デジタルカメラ 30 画像表示部 40 画像記録媒体 50 画像処理用ICチップ 51 撮像素子駆動回路 52,53 画像処理回路 54 画像表示回路 55 画像記録回路 56 タイマ回路 59 メモリコントローラ 61 マイクロプロセッサ 63 割り込みコントローラ 65 クロック供給回路 Δt タイムラグ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 有岡 真 大阪府大阪市中央区安土町二丁目3番13号 大阪国際ビル ミノルタ株式会社内 Fターム(参考) 5B062 AA05 CC05 DD10 HH01 JJ03 5C021 PA52 PA58 PA72 XA03 XA19 YC13 5C022 AA11 AA13 AB67 AC69 5C052 GA01 GA02 GB01 GD10 GE06 GE08 5C053 FA08 GB06 HA33 KA24

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 デジタルカメラであって、 中央演算処理回路と、 画像データに関する所定のデータ処理を前記中央演算処
    理回路との間で分担して実行する周辺処理回路と、 前記中央演算処理回路に対してクロックを供給する前記
    クロック供給回路と、を備え、 前記所定のデータ処理を実行するにあたって、前記中央
    演算処理回路が前記周辺処理回路に前記所定のデータ処
    理の少なくとも一部の処理を依頼することによって、前
    記中央演算処理回路において分担して実行すべき処理が
    存在しないという条件が満たされる場合には、前記クロ
    ック供給回路は、前記中央演算処理回路へのクロック供
    給を停止することを特徴とするデジタルカメラ。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のデジタルカメラにおい
    て、 前記中央演算処理回路および前記周辺処理回路は、前記
    所定のデータ処理とは異なる他のデータ処理をも互いに
    分担して実行し、 前記所定のデータ処理が実行される際には、所定周期の
    タイマ割り込み動作を用いて前記条件が満たされるか否
    かが判定され、 前記他のデータ処理として前記画像記録媒体へのアクセ
    スに関連する処理が実行される際には、前記条件を満た
    すときであっても、前記クロック供給回路は、前記中央
    演算処理回路への前記クロック供給を停止せずに継続す
    ることを特徴とするデジタルカメラ。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載のデジタルカメラにおい
    て、 前記画像データは、複数の静止画像データを含み、 前記他のデータ処理は、前記複数の静止画像データを前
    記画像記録媒体に連続的に記録する連続的撮影処理であ
    ることを特徴とするデジタルカメラ。
  4. 【請求項4】 請求項1ないし請求項3のいずれかに記
    載のデジタルカメラにおいて、 前記画像データを格納するメモリ、をさらに備え、 前記周辺処理回路は、 メモリコントローラとして機能する第1の処理回路と、 前記メモリに格納されている前記画像データに対する所
    定の処理を行う第2の処理回路と、を有し、 前記第1の処理回路は、前記中央演算処理回路へのクロ
    ック供給が停止されている期間において前記中央演算処
    理回路から依頼された処理を行うために前記画像データ
    を前記メモリと前記第2の処理回路との間で転送する処
    理を行い、当該処理が全て終了すると前記中央演算処理
    回路から依頼された処理が終了したものとして、前記ク
    ロック供給を開始するための指令を送出することを特徴
    とするデジタルカメラ。
  5. 【請求項5】 請求項4に記載のデジタルカメラにおい
    て、 前記画像データに関する画像を表示する表示部、をさら
    に備え、 前記第2の処理回路は、前記メモリに格納されている前
    記画像データを前記表示部に表示する処理を行う画像表
    示回路であることを特徴とするデジタルカメラ。
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