JP2021082878A - 撮像装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】記録媒体を装着可能な撮像装置において消費される電力を削減する。【解決手段】被写体像を撮影して画像データを記録媒体に記録する撮像装置が提供される。撮像装置は、記録媒体装着部と、通信ホストと、プロセッサとを備える。記録媒体装着部は、記録媒体を着脱自在に装着する。通信ホストは、第1の通信バスにより記録媒体装着部と接続され、記録媒体にデータの書き込み又は読み出しを行うように、第1の通信バスを介して記録媒体にアクセスする。プロセッサは、電源の供給を制御する。プロセッサは、通信ホストが記録媒体にアクセスしていない期間が所定期間以上である場合に、記録媒体および記録媒体装着部に対する電源の供給を停止し、且つ通信ホストに対する電源の供給を停止する。【選択図】図2
Description
本開示は、記録媒体を装着可能な撮像装置に関する。
特許文献1は、ユーザに電源操作の負担をかけないようにしたうえで、充分な消費電力削減を行ない、バッテリ駆動時の動作可能時間を長時間化することを目的とした撮影装置を開示している。この撮影装置において、撮影制御手段と記録制御手段は、省電力モードの動作として撮影待機時に撮影手段と記録手段を電源オフとしておく。その後に撮影操作部の操作に応じて、撮影手段と記録手段の電源オン制御が行なわれ、撮影及び記録動作を可能とする。また、撮影画像の再生時には省電力モードの動作として撮影手段の電源オフ制御が行われる。
本開示は、記録媒体を装着可能な撮像装置において消費される電力を削減することができる撮像装置を提供する。
本開示の一態様における撮像装置は、被写体像を撮影して画像データを記録媒体に記録する撮像装置である。撮像装置は、記録媒体装着部と、通信ホストと、プロセッサとを備える。記録媒体装着部は、記録媒体を着脱自在に装着する。通信ホストは、第1の通信バスにより記録媒体装着部と接続され、記録媒体にデータの書き込み又は読み出しを行うように、第1の通信バスを介して記録媒体にアクセスする。プロセッサは、電源の供給を制御する。プロセッサは、通信ホストが記録媒体にアクセスしていない期間が所定期間以上である場合に、記録媒体および記録媒体装着部に対する電源の供給を停止し、且つ通信ホストに対する電源の供給を停止する。
本開示の一態様における撮像装置において、上記の所定期間は、画像データの撮影が連続的に行われる連写間隔よりも長い。
本開示における撮像装置によると、記録媒体を装着可能な撮像装置において消費される電力を削減することができる。
以下、適宜図面を参照しながら、実施の形態を詳細に説明する。但し、必要以上に詳細な説明は省略する場合がある。例えば、既によく知られた事項の詳細説明や実質的に同一の構成に対する重複説明を省略する場合がある。これは、以下の説明が不必要に冗長になるのを避け、当業者の理解を容易にするためである。なお、出願人は、当業者が本開示を十分に理解するために添付図面および以下の説明を提供するのであって、これらによって特許請求の範囲に記載の主題を限定することを意図するものではない。
(実施形態1)
実施形態1では、本開示に係る撮像装置の一例として、メモリカードを装着可能なデジタルカメラについて説明する。
実施形態1では、本開示に係る撮像装置の一例として、メモリカードを装着可能なデジタルカメラについて説明する。
1.構成
実施形態1に係るデジタルカメラの構成について、図1を用いて説明する。
実施形態1に係るデジタルカメラの構成について、図1を用いて説明する。
図1は、本実施形態に係るデジタルカメラ100の構成を示す図である。本実施形態のデジタルカメラ100は、光学系110と、レンズ駆動部120と、絞り130と、イメージセンサ140とを備える。さらに、デジタルカメラ100は、シャッタ150と、画像処理部160と、バッファメモリ170と、カメラ制御部180と、操作部210と、表示モニタ220とを備える。さらに、デジタルカメラ100は、フラッシュメモリ240と、カードスロット190とを備える。
光学系110は、ズームレンズ及びフォーカスレンズ等を含む。ズームレンズは、光学系で形成される被写体像の倍率を変化させるためのレンズである。フォーカスレンズは、イメージセンサ140上に形成される被写体像のフォーカス状態を変化させるためのレンズである。ズームレンズ及びフォーカスレンズは、1枚又は複数枚のレンズで構成される。
レンズ駆動部120は、フォーカスレンズ等の光学系110の各種レンズをそれぞれ駆動するための構成を含む。例えば、レンズ駆動部120はモータを含み、カメラ制御部180の制御に基づいてフォーカスレンズを光学系110の光軸に沿って移動させる。レンズ駆動部120においてフォーカスレンズを駆動する構成は、DCモータ、ステッピングモータ、サーボモータ、または超音波モータなどで実現できる。
絞り130は、例えば開口絞りで構成される。絞り130は、F値(絞り値)などを指定するユーザの設定に応じて又は自動で開口部の大きさを調整し、開口部を透過する光の量を調整する。また、光学系110及び絞り130はレンズ鏡筒(図示せず)内に収納される。
イメージセンサ140は、光学系110を介して入射される被写体像を撮像して画像信号を生成する。画像信号は、イメージセンサ140によって画素毎に露光された光量の情報を含み、撮像結果の画像を示す。生成された画像信号は、例えば(不図示の)ADコンバータを介してデジタル化され、画像処理部160に入力される。
イメージセンサ140は、所定のフレームレート(例えば、30フレーム/秒)で新しいフレームの画像データを生成する。イメージセンサ140における、撮像データの生成タイミングおよび電子シャッタ動作は、カメラ制御部180によって制御される。イメージセンサ140は、CMOSイメージセンサ、CCDイメージセンサ、またはNMOSイメージセンサなど、種々のイメージセンサを用いることができる。
イメージセンサ140は、静止画像の撮像動作、スルー画像の撮像動作等を実行する。スルー画像は主に動画像であり、ユーザが静止画像の撮像のための構図を決めるために表示モニタ220に表示される。イメージセンサ140は、本実施形態における撮像部の一例である。
シャッタ150は、イメージセンサ140に透過させる光を遮光するための手段である。シャッタ150は、例えばフォーカルプレーンシャッタまたはレンズシャッタといったメカニカルシャッタで構成される。シャッタ150は、ユーザ操作等により設定されたシャッタ速度において駆動される。
画像処理部160は、イメージセンサ140から出力された画像信号に対して所定の処理を施して画像データを生成したり、画像データに各種の処理を施して、表示モニタ220に表示するための画像を生成したりする。所定の処理は、例えば後述するガンマ処理である。また、画像処理部160の処理としては、ホワイトバランス補正、ガンマ補正(逆ガンマ処理)、YC変換処理、電子ズーム処理、圧縮処理、伸張処理等が挙げられるが、これらに限定されない。画像処理部160は、ハードワイヤードな電子回路で構成してもよいし、プログラムを用いたマイクロコンピュータ、プロセッサなどで構成してもよい。
表示モニタ220は、種々の情報を表示する表示部の一例である。例えば、表示モニタ220は、イメージセンサ140で撮像され、画像処理部160で画像処理された画像データが示す画像(スルー画像)を表示する。また、表示モニタ220は、ユーザがデジタルカメラ100に対して種々の設定を行うためのメニュー画面等を表示する。表示モニタ220は、例えば、液晶ディスプレイデバイスまたは有機ELデバイスで構成できる。
操作部210は、ユーザからの操作(指示)を受け付ける操作部材の総称である。操作部210は、ユーザ操作を受け付けるボタン、レバー、ダイヤル、タッチパネル、スイッチ等を含む。また、操作部210は、表示モニタ220上に表示される仮想的なボタンやアイコンも含む。操作部210の具体例については後述する。
メモリカード200は、例えばXQDカード又はCFexpressカードであり、データ転送インタフェースの通信規格としてPCI Express(「PCIe」と略記する)規格を採用する。この場合、カードスロット190は、PCIe規格のデータ転送インタフェースを採用する。メモリカード200は、本実施形態における記録媒体の一例である。
カードスロット190は、メモリカード200を装着可能であり、カメラ制御部180からの制御に基づいてメモリカード200に対してアクセスをする。デジタルカメラ100は、メモリカード200に画像データを記録したり、メモリカード200から記録した画像データを読み出したりすることができる。カードスロット190は、本実施形態における記録媒体装着部の一例である。
カメラ制御部180は、デジタルカメラ100全体の動作を制御する。カメラ制御部180は、制御動作や画像処理動作の際に、バッファメモリ170をワークメモリとして使用する。
カメラ制御部180はCPUまたはMPUを含み、CPUまたはMPUがプログラム(ソフトウェア)を実行することで所定の機能を実現する。カメラ制御部180は、CPU等に代えて、所定の機能を実現するように設計された専用の電子回路で構成されるプロセッサを含んでもよい。すなわち、カメラ制御部180は、CPU、MPU、GPU、DSU、FPGA、ASIC等の種々のプロセッサで実現できる。カメラ制御部180は1つまたは複数のプロセッサで構成してもよい。
バッファメモリ170は、画像処理部160やカメラ制御部180のワークメモリとして機能する記録媒体である。バッファメモリ170は、DRAM(Dynamic Random Access Memory)などにより実現される。フラッシュメモリ240は不揮発性の記録媒体である。例えば、フラッシュメモリ240は、本実施形態におけるデジタルカメラ100の動作モードを管理するための各種データ構造(後述)を格納する。各メモリ170,240は、それぞれ本実施形態における記憶部の一例である。
デジタルカメラ100において、例えばカードスロット190、カメラ制御部180、バッファメモリ170、画像処理部160及びフラッシュメモリ240等はターゲットボード300に実装される。以下、デジタルカメラ100の構成の詳細を説明する。
1−1.構成の詳細
図2は、デジタルカメラ100の構成の詳細を説明するための図である。デジタルカメラ100は、例えば、ターゲットボード300においてPCIeバス310、集積回路部320、カードスロット190、メディア電源スイッチ330、及び電源回路部340等を備える。また、デジタルカメラ100は、例えばバッテリ350を着脱自在に装着可能である。
図2は、デジタルカメラ100の構成の詳細を説明するための図である。デジタルカメラ100は、例えば、ターゲットボード300においてPCIeバス310、集積回路部320、カードスロット190、メディア電源スイッチ330、及び電源回路部340等を備える。また、デジタルカメラ100は、例えばバッテリ350を着脱自在に装着可能である。
本実施形態のデジタルカメラ100において、PCIeバス310は、メモリカード200とのデータ通信を行うための専用の通信経路を構成する。PCIeバス310は、本実施形態における第1の通信バスの一例である。
集積回路部320は、例えばCPU18、PCIeホスト321、GPIO322、電力管理部323、及び内部バス325を含む。集積回路部320は、さらに画像処理部160及びメモリ等を含んでもよい。集積回路部320に含まれる各部は、内部バス325に接続しており、内部バス325を介してデータ通信可能である。内部バス325は、本実施形態における第2の通信バスの一例である。
CPU18は、デジタルカメラ100におけるカメラ制御部180(図1)の一部を構成する。CPU18は、例えばソフトウェアによって実現される機能的構成としてアクセス処理部18a、及び省電力処理部18bを備える。アクセス処理部18aは、メモリカード200に対する各種アクセスの処理を実行する。省電力処理部18bは、本実施形態においてメモリカード200に関する電力を削減するための処理を実行する。CPU18は、本実施形態のデジタルカメラ100におけるプロセッサの一例である。
バッファメモリ170には、例えば、メモリカード200に関する情報であるメディア情報20が格納される。メディア情報20は、例えば装着中のメモリカード200におけるデータ容量の残量を含む。
PCIeホスト321は、PCIeバス310によるデータ通信(即ちPCIe通信)においてホストとして機能する回路であり、PCIe規格におけるルートコンプレックスデバイスで構成される。PCIeホスト321は、本実施形態における通信ホストの一例である。PCIeホスト321は、内部バス325とPCIeバス310との双方に接続する。PCIeホスト321は、例えばCPU18の制御により、PCIeバス310を介してメモリカード200に各種アクセスを行う。
カードスロット190は、装着されたメモリカード200をPCIeバス310に接続すると共に、メモリカード200が装着されたか否かを監視する電気信号である装着監視信号E1を出力する回路構成を備える。カードスロット190には、メディア電源スイッチ330を介して電源が供給される。又、カードスロット190は、例えばメモリカード200に電源を供給するための電源端子を備える。
メモリカード200は、例えばメモリカード200の全体動作を制御するメモリ制御部201、及び不揮発性メモリ202を備える。メモリ制御部201は、例えばCPU及びPCIe規格のインタフェースモジュール(回路)等を含む。メモリ制御部201は、PCIeバス310からのアクセスを受け付けて、不揮発性メモリ202に対するデータの書き込み及び読み出しを制御する。
集積回路部320のGPIO322は、汎用入出力として例えば複数の入出力ピンを含む。例えば、GPIO322は、カードスロット190に電気的に接続され、カードスロット190から装着監視信号E1を入力する。又、GPIO322は、例えばCPU18による制御信号E2をメディア電源スイッチ330に出力する。
メディア電源スイッチ330は、例えばトランジスタ等の半導体スイッチである。メディア電源スイッチ330は、例えばターゲットボード300に設けられる電源回路部340がカードスロット190に電源を供給するための電源線上に設けられ、この電源線の導通状態(オン状態)と遮断状態(オフ状態)とを切り替える。メディア電源スイッチ330のオン/オフ状態は、制御信号E2によって制御される。
電源回路部340は、DC/DCコンバータ及びレギュレータ等を含み、バッテリ350からの電力を、デジタルカメラ100の各部へ供給する。電源回路部340は、各部への電力供給にあたり、バッテリ350から供給される電圧を各部に適した電圧に変換する。例えば、電源回路部340は、カードスロット190に供給する電源電圧と、集積回路部320に供給する電源電圧とをそれぞれ生成する。
バッテリ350は、デジタルカメラ100を駆動するための電力を供給するように、例えば着脱自在にデジタルカメラ100に装着される。バッテリ350は、例えば乾電池であってもよいし、充電池であってもよい。また、電池の代わりとして、USB電源アダプタやパーソナルコンピュータ(PC)などの外部機器が商用電源からの電圧をUSB規格で規定される電圧に変換して電力がデジタルカメラ100に供給されてもよい。
また、集積回路部320における電力管理部323は、集積回路部320の各部に供給する電力を管理する。例えば、電力管理部323は、CPU18の制御により、集積回路部320の各部にそれぞれ電力を供給するか否かのスイッチングを行う。電力管理部323は、例えば集積回路部320の各部が保有する電源スイッチを電気信号で制御する仕組みで構成される。
2.動作
以上のように構成されるデジタルカメラ100の動作について、以下説明する。
以上のように構成されるデジタルカメラ100の動作について、以下説明する。
一般的なデジタルカメラにおいては、XQDカードのようなメモリカード200が挿入されて電源をオンし、特にアクセスが行われない状態では、0.5Wもの電力が消費されてしまう。又、PCIe規格の手順に則ってメモリカード200の電源をオフしたとしても、削減可能な電力は0.2Wに過ぎず、上記の消費電力0.5Wのうち6割もの消費が抑えられないという問題があった。
そこで、本実施形態のデジタルカメラ100は、メモリカード200が挿入された状態においてアクセスがないことが確認されるようなときに、メモリカード200及びカードスロット190といったPCIeバス310のデバイス側だけでなく、PCIeバス310のホスト側(即ちPCIeホスト321)の電源もオフする。これにより、上記の消費電力0.5W全ての消費が抑えられ、デジタルカメラ100においてPCIeバス310に拘わる全体の消費電力を削減することができる。
2−1.全体動作
デジタルカメラ100においてメモリカード200を用いる際の全体の動作について、図3を用いて説明する。
デジタルカメラ100においてメモリカード200を用いる際の全体の動作について、図3を用いて説明する。
図3は、メモリカード200を用いたデジタルカメラ100の動作を例示するフローチャートである。図3のフローチャートに示す処理は、例えば所定のメモリカード200がデジタルカメラ100に挿入されていない状態で開始する。本フローの開始時において、例えばデジタルカメラ100の電源はオンである一方、PCIeホスト321等は電源オフの状態である。本フローの各処理は、例えばデジタルカメラ100のカメラ制御部180におけるCPU18によって実行される。
まず、デジタルカメラ100のCPU18は、例えばアクセス処理部18aとして機能し、メモリカード200がカードスロット190に挿入されたか否かを検知する(S1)。CPU18は、カードスロット190からGPIO322に入力される装着監視信号E1に基づいて、メモリカード200の挿入の有無を検知する。CPU18は、例えばメモリカード200が挿入されていないことを検知すると(S1でNO)、メモリカード200の挿入待ちの状態としてステップS1の検知を繰り返す。
CPU18は、メモリカード200が挿入されたことを検知すると(S1でYES)、メモリカード200等に電源を投入するメディア電源オン処理を実行する(S2)。メディア電源オン処理(S2)によると、デジタルカメラ100が、PCIe通信によるメモリカード200へのアクセスを実行可能な状態となる(以下「メディア電源オン状態」という)。又、ステップS2の処理では、メモリカード200からメディア情報20が取得される。メディア電源オン処理(S2)の詳細は後述する。
例えばメディア電源オン状態において、CPU18は、デジタルカメラ100における撮影機能など実行される各種機能による様々な処理を行う(S3)。メディア電源オン状態によると、メモリカード200に対するデータの書き込み及び読み出しといったアクセスが実行可能になる。ステップS3において、CPU18のアクセス処理部18aは、デジタルカメラ100の各種機能からの要求に応じて適時、PCIeホスト321によってPCIeバス310を介してメモリカード200にアクセスする処理を実行する。
この際、CPU18は、省電力処理部18bとしても機能し、メモリカード200へのアクセスがない期間が、所定期間TOFF以上に到るかどうかを判断する(S4)。例えば、省電力処理部18bは随時、アクセス処理部18aにより最後にアクセスが行われたタイミングから経過する期間を計数し、所定期間TOFFと比較する。所定期間TOFFは、メモリカード200等への電源供給を停止するか否かの基準として設定される期間であり、例えば5秒である。所定期間TOFFの設定については後述する。所定期間TOFFに到る前にアクセス要求があると、ステップS4の判断はNOとなる。
メモリカード200へのアクセスがない期間が、所定期間TOFF以上に到らない場合(S4でNO)、CPU18はステップS3に戻り、メディア電源オン状態において各種処理を行う。
メモリカード200へのアクセスがない期間が、所定期間TOFF以上に到った場合(S4でYES)、CPU18は、メモリカード200等への電源の供給を停止するメディア電源オフ処理を実行する(S5)。本実施形態のメディア電源オフ処理によると、メモリカード200及びカードスロット190が電源オフの状態になるだけでなく、さらにPCIeホスト321も電源オフの状態になる(以下「メディア電源オフ状態」という)。メディア電源オフ処理(S5)の詳細については後述する。
メディア電源オフ状態においては、デジタルカメラ100にメモリカード200が挿入されているが、PCIeバス310を介したメモリカード200へのアクセスは実行できない。この状態において、CPU18は、デジタルカメラ100において動作中の各種機能からの要求に応じて、メモリカード200へのアクセス以外の各種処理を、ステップS3と同様に実行する(S6)。
この際、CPU18は、メモリカード200へのアクセスすることの要求があると(S7でYES)、メモリカード200へのアクセスを実行可能にするべく、例えばステップS2に戻る。CPU18は、メディア電源オン処理を再び行って(S2)、PCIeバス310を通信可能にしてから、アクセス要求に従う各種処理を実行する(S3)。こうした一例として、撮影時の処理については後述する。
一方、CPU18は、メモリカード200へのアクセス要求がなくて(S7でNO)、且つメモリカード200が抜去されていないとき(S8でNO)、メディア電源オフ状態を継続して各種処理を実行する(S6)。
また、CPU18は、例えばステップS1と同様にカードスロット190からGPIO322に入力される装着監視信号E1に基づいて、メモリカード200がカードスロット190から抜去されたか否かを検知する(S8)。
メモリカード200がカードスロット190から抜去されたことが検知されると(S8でYES)、CPU18は、例えばバッファメモリ170において保持したメディア情報20を消去する(S9)。これにより、本フローチャートに示す処理は終了する。CPU18は、例えば所定の周期で本フローチャートに示す処理を繰り返し実行する。
以上のデジタルカメラ100の動作によると、メモリカード200へのアクセスが所定期間TOFF以上ないときには(S4でYES)、メディア電源オフ処理(S5)が行われ、逐次メディア電源オフ状態に移行する。これにより、メモリカード200が挿入されたデジタルカメラ100において小まめな節電を実現することができる。この際、メモリカード200及びカードスロット190だけでなく、PCIeホスト321の分の電力も削減でき、大幅に省電力化することができる。
又、削減した電力に応じて、電力が供給された状態における発熱を抑制でき、デジタルカメラ100における発熱対策にも有用である。更に、メモリカード200挿入時のデジタルカメラ100におけるCIPA枚数の向上も見込める。
2−1−1.メディア電源オン処理
図3のステップS2における電源オン処理の詳細を、図4を用いて説明する。
図3のステップS2における電源オン処理の詳細を、図4を用いて説明する。
図4は、デジタルカメラ100のメディア電源オン処理(図3のS2)を説明するためのフローチャートである。本フローチャートに示す各処理は、例えばCPU18がアクセス処理部18aとして機能することによって実行される。本フローの処理は、デジタルカメラ100においてメディア電源スイッチ330(図2参照)がオフ状態(即ち遮断状態)であり、PCIeホスト321の電源がオフされた状態で開始される。
まず、CPU18は、メディア電源スイッチ330をオフ状態からオン状態(即ち導通状態)に制御するように、制御信号E2をGPIO322から出力する(S21)。これにより、電源回路部340(図2参照)とカードスロット190とがメディア電源スイッチ330を介して電気的に接続され、物理的に電力を供給可能になる。
また、CPU18は、PCIeホスト321の電源をオンする制御を行う(S22)。例えば、CPU18は、内部バス325を介して電力管理部323に、PCIeホスト321への電力の供給を開始させる指示を出力する。電力管理部323は、PCIeホスト321の電力供給をオフからオンに切り替える。
次に、CPU18は、PCIeホスト321とメモリカード200との間のPCIeバス310を経由する通信接続が確立されたか否かを判断する(S23)。この通信接続の確立により、PCIeホスト321とメモリカード200との間のデータ通信が可能になる。ステップS23の判断は、例えばPCIeホスト321からメモリカード200へのアクセスを試行して行われる。
CPU18は、PCIeバス310経由の通信接続が確立されていないと判断すると(S23でNO)、PCIeホスト321の電源をオフに戻したり、メディア電源スイッチ330をオフ状態に戻したりする制御を行って、ステップS21以降の処理を再び行う。これにより、PCIeバス310経由の通信接続の確立がリトライされる。なお、ステップS21〜S23の処理を繰り返す回数が所定回数(例えば3回)を超えると、例えば、CPU18はメディア電源オン処理(S2)をエラー状態として終了する。この場合は図3のステップS3に進まず、例えばステップS1に戻る。
CPU18は、PCIeバス310経由の通信接続が確立されたと判断すると(S23でYES)、PCIeバス310経由のデータ通信により、PCIeホスト321を用いてメモリカード200の各種初期処理を行う(S25)。この際、CPU18は、メモリカード200から、データを記録可能な容量の残量を含むメディア情報20を取得する。CPU18は、取得したメディア情報20を、例えばバッファメモリ170に格納する。
CPU18は、メモリカード200の初期処理(S25)後に、メディア電源オン処理を終了する。CPU18は、図3のステップS2からステップS3に進む。
以上のメディア電源オン処理(図3のS2)によると、例えばメモリカード200の挿入時(S1でYES)に、メモリカード200から最新のメディア情報が取得できる(S25)。また、メディア電源オフ状態からアクセス要求に応じる際(S7でYES)に、メモリカード200の挿入時と同様の処理によって、デジタルカメラ100をメディア電源オン状態に復帰させることができる。
2−1−2.メディア電源オフ処理
図3のステップS5における電源オフ処理の詳細を、図5を用いて説明する。
図3のステップS5における電源オフ処理の詳細を、図5を用いて説明する。
図5は、デジタルカメラ100のメディア電源オフ処理(図3のS5)を説明するためのフローチャートである。本フローチャートに示す各処理は、例えばCPU18がアクセス処理部18a及び省電力処理部18bとして機能することによって実行される。本フローの処理は、デジタルカメラ100がメディア電源オン状態において開始される。
まず、CPU18は、PCIeホスト321からPCIeバス310経由でメモリカード200に、デジタルカメラ100との通信接続を終了するための終了処理を要求する(S31)。
CPU18は、例えばPCIeバス310経由の通信を用いて、メモリカード200の終了処理が完了したか否かを判断する(S32)。例えば、メモリカード200のメモリ制御部201は、終了処理を実行できない場合に、その旨の通知をPCIeホスト321に送信する。この場合、CPU18は、メモリカード200の終了処理が完了していないと判断し(S32でNO)、リトライ処理(S33)として所定期間だけ待ち、その後にステップS31の処理を再び実行する。
CPU18は、メモリカード200の終了処理が完了したと判断すると(S32でYES)、GPIO322からメディア電源スイッチ330をオフするように制御信号E2を出力する(S34)。
次に、CPU18は、PCIeホスト321の電源をオフする制御を行う(S35)。例えば、CPU18は、内部バス325を介して電力管理部323に、PCIeホスト321への電力の供給を停止する指示を出力する。電力管理部323は、例えばPCIeホスト321以外で電力を管理する各部については供給中の電力を維持しながら、選択的にPCIeホスト321への電力供給をオフする。
CPU18は、PCIeホスト321の電源をオフした(S35)後に、図3のステップS5を終了して、ステップS6に進む。
以上のメディア電源オフ処理(図3のS5)によると、PCIeバス310の両側における電力を削減可能なメディア電源オフ状態を実現することができる。この際、デジタルカメラ100においてPCIe通信はできなくなる一方で、内部バス325等によるデータ通信は、実行可能に維持できる。
2−2.撮影動作
本実施形態のデジタルカメラ100は、上記のようなPCIeバス310に拘わる全体の電力供給をオフしたメディア電源オフ状態において撮影を指示された場合であっても、メディア電源オン状態の場合と同様に撮影動作を実行できる。この動作例について、図6を用いて説明する。
本実施形態のデジタルカメラ100は、上記のようなPCIeバス310に拘わる全体の電力供給をオフしたメディア電源オフ状態において撮影を指示された場合であっても、メディア電源オン状態の場合と同様に撮影動作を実行できる。この動作例について、図6を用いて説明する。
図6は、デジタルカメラ100の撮影動作を例示するフローチャートである。図6のフローチャートに示す処理は、デジタルカメラ100がメディア電源オフ状態であるときに開始される。本フローチャートに示す各処理は、例えばデジタルカメラ100においてカメラ制御部180のCPU18によって実行される。
CPU18は、例えば操作部210におけるレリーズボタンを押下するユーザ操作など、撮影を指示する撮影指示の入力を受け付ける(S41)。CPU18は、撮影指示が入力されるまで(S41でNO)、例えば周期的にステップS41の判断を行う。
CPU18は、例えば撮影指示が入力されたとき(S41でYES)、バッファメモリ170に格納されたメディア情報20を参照する(S42)。バッファメモリ170のメディア情報20は、直近に行われた電源オン処理(図4)のステップS25において取得され、その後の処理において適宜、更新するように管理されている。
CPU18は、バッファメモリ170において管理したメディア情報20に基づいて、メディア情報20が示すメモリカード200のデータ容量の残量が、撮影指示によって記録されることとなる画像データのデータ量以上であるかどうかを判断する(S43)。ステップS43の判断は、撮影指示に従って撮影される画像データが、メモリカード200に記録可能であるか否かを確認するために行われる。
CPU18は、メモリカード200の残量が画像データのデータ量以上であると判断した場合(S43でYES)、各種の撮影制御を行って、撮影結果の画像データを生成する(S44)。生成された画像データは、一時的にバッファメモリ170に保持される。
また、CPU18は、例えば図3のステップS2と同様に、メディア電源オン処理を実行する(S45)。ステップS45の処理は、例えば図4のフローチャートに示す処理と同様である。これにより、メモリカード200等と共にPCIeホスト321が起動して、PCIeバス310を介したメモリカード200へのアクセスが実行可能になる。
次に、CPU18は、例えばアクセス処理部18aとしてPCIeホスト321を用いて、生成した画像データをメモリカード200に記録する(S46)。具体的に、CPU18は、バッファメモリ170に保持した画像データをメモリカード200に書き込むように、PCIeホスト321にmPCIeバス310経由でメモリカード200にアクセスする処理を行う。
また、CPU18は、メモリカード200への画像データの記録に応じて、バッファメモリ170に格納されたメディア情報20を更新する(S47)。具体的に、CPU18は、メディア情報20の残量から、書き込んだ画像データのデータ量を差し引く。これにより、最新のメモリカード200の残量が管理できる。
CPU18は、メディア情報20の更新(S47)後、本フローチャートに示す処理を終了する。この場合、デジタルカメラ100は、ステップS45の処理によってメディア電源オン状態となっており、例えばCPU18は図3のステップS4に進む。
また、CPU18は、バッファメモリ170において管理したメディア情報20に基づいて、メモリカード200の残量が、撮影指示による画像データのデータ量未満であると判断した場合(S43でNO)、ステップS43以降の処理を行わずに本フローの処理を終了する。この場合、デジタルカメラ100はメディア電源オフ状態で維持されており、例えばCPU18は図3のステップS7でNOに進む。
以上の撮影動作によると、メディア電源オフ状態で撮影指示が入力されたとしても(S41でYES)、予めバッファメモリ170において管理したメディア情報20を参照して(S42)、撮影指示による画像データがメモリカード200に記録可能かどうかが確認できる(S43)。
これにより、撮影結果が記録可能な場合(S43でYES)には、撮影を実行する(S44)と共にメディア電源オン状態に移行して(S45)、撮影結果の画像データをメモリカード200に書き込むことができる(S46)。一方、撮影結果が記録不可能な場合(S43でNO)には、メディア電源オフ状態を維持することができる。
以上の説明では、メディア電源オフ状態において撮影指示が入力された場合の動作例を説明した。メディア電源オン状態において撮影指示が入力された場合、例えばCPU18は、図6のステップS45を省略して、上記と同様の処理を行う。例えばデジタルカメラ100の連写撮影には、こうした各状態の処理を、所定期間TOFFの経過に応じて適宜、組み合わせて適用可能である。
2−3.所定期間TOFFの設定について
本実施形態のデジタルカメラ100がメディア電源オフ状態に移行する際の所定期間TOFFの設定について、図7を用いて説明する。図7は、デジタルカメラ100の連写撮影とメディア電源オフ状態について説明する図である。
本実施形態のデジタルカメラ100がメディア電源オフ状態に移行する際の所定期間TOFFの設定について、図7を用いて説明する。図7は、デジタルカメラ100の連写撮影とメディア電源オフ状態について説明する図である。
図7では、デジタルカメラ100が、連写撮影モードにおいて撮影動作を行う場合の動作タイミングを例示している。連写撮影モードは、例えばレリーズボタンの押下操作が継続する期間中、連写間隔T1毎に撮影を行う動作モードである。連写間隔T1は、例えば1/10〜1/50秒といった時間間隔であり、例えばT1=111ミリ秒である。
図7の例において、デジタルカメラ100は、連写間隔T1毎の時刻t1,t2,t3に撮影を実行して、複数枚の画像データD1,D2,D3を生成する。各々の画像データD1,D2,D3は、一時的にバッファメモリ170に保持され、最終的にはメモリカード200に格納される。1枚の画像データをバッファメモリ170からメモリカード200に書き込むために要する書き込み期間T2は、メモリカード200の書き込み速度および画像データのデータ量により規定され、例えばT2=121ミリ秒である。
本実施形態では、上述したメディア電源オフ状態に移行する動作(図3のステップS4,S5)が、こうした連写撮影の動作を阻害する事態を回避できるように、所定期間TOFFが設定される。例えば、時刻t1に撮影された画像データがメモリカード200に記録された直後にメディア電源オフ状態に移行するような場合、続く時刻t2に連写撮影された画像データを記録するために、メディア電源オン状態に復帰させる必要が即座に生じる事態となる。こうした事態が繰り返されると、復帰のための期間TONが幾度もかかり、連写撮影において画像データの記録が完了する時間が多大に遅延してしまう。
こうした事態を避けるべく、本実施形態のデジタルカメラ100では、所定期間TOFFが、連写間隔T1よりも長くなるように設定される(例えばTOFF>111ミリ秒)。これにより、例えば図7に示す時刻t1〜t3のように連写撮影が継続する間は、デジタルカメラ100をメディア電源オン状態に維持することができる。また、連写撮影が終了すると、所定期間TOFFの経過により、デジタルカメラ100はメディア電源オフ状態に移行する。これにより、デジタルカメラ100の消費電力の削減も行える。
また、図7に示す時刻t4のように、再び撮影指示があるとメディア電源オン処理(図6のS45)が実行され、復帰のための期間TON後に画像データD4の書き込みを連続的に行うことができる。これにより、消費電力の削減と、連写撮影などの動作時間の遅延抑制とを両立することができる。なお、所定期間TOFFは、書き込み期間T2以上に設定されてもよい。
3.まとめ
以上のように、本実施形態のデジタルカメラ100は、被写体像を撮影して、画像データを記録媒体の一例としてメモリカード200に記録する撮像装置の一例である。デジタルカメラ100は、記録媒体装着部の一例のカードスロット190と、通信ホストの一例のPCIeホスト321と、プロセッサの一例のCPU18とを備える。カードスロット190は、メモリカード200を着脱自在に装着する。PCIeホスト321は、第1の通信バスの一例のPCIeバス310によりカードスロット190と接続され、メモリカード200にデータの書き込み又は読み出しを行うように、PCIeバス310を介してメモリカード200にアクセスする。CPU18は、電源の供給を制御する。CPU18は、PCIeホスト321がメモリカード200にアクセスしていない期間が所定期間TOFF以上である場合に(S4でYES)、メディア電源オフ処理においてメモリカード200およびカードスロット190に対する電源の供給を停止し(S31〜S34)、且つPCIeホスト321に対する電源の供給を停止する(S35)。
以上のように、本実施形態のデジタルカメラ100は、被写体像を撮影して、画像データを記録媒体の一例としてメモリカード200に記録する撮像装置の一例である。デジタルカメラ100は、記録媒体装着部の一例のカードスロット190と、通信ホストの一例のPCIeホスト321と、プロセッサの一例のCPU18とを備える。カードスロット190は、メモリカード200を着脱自在に装着する。PCIeホスト321は、第1の通信バスの一例のPCIeバス310によりカードスロット190と接続され、メモリカード200にデータの書き込み又は読み出しを行うように、PCIeバス310を介してメモリカード200にアクセスする。CPU18は、電源の供給を制御する。CPU18は、PCIeホスト321がメモリカード200にアクセスしていない期間が所定期間TOFF以上である場合に(S4でYES)、メディア電源オフ処理においてメモリカード200およびカードスロット190に対する電源の供給を停止し(S31〜S34)、且つPCIeホスト321に対する電源の供給を停止する(S35)。
以上のデジタルカメラ100によると、メモリカード200へのアクセスが所定期間TOFF以上ないときには(S4でYES)、メモリカード200及びカードスロット190だけでなく、PCIeホスト321の電源もオフして、PCIeバス310に拘わる全体の電力消費を抑えられる。このように、メモリカード200を装着可能なデジタルカメラ100において消費される電力を削減することができる。
本実施形態のデジタルカメラ100において、CPU18は、PCIeバス310とは異なる第2の通信バスの一例の内部バス325において、PCIeホスト321とデータ通信を行う。PCIeバス310は、デジタルカメラ100においてメモリカード200とデータ通信を行う専用のバスである。メディア電源オフ状態において、デジタルカメラ100がメモリカード200へのアクセス以外の動作を実行可能である。
本実施形態のデジタルカメラ100において、所定期間TOFFは、画像データの撮影が連続的に行われる連写間隔よりも長い。これにより、メディア電源オフ状態への移行を、連写撮影などの撮影動作と干渉させないようにでき、デジタルカメラ100の消費電力の削減と、動作時間の遅延抑制とを両立することができる。
本実施形態のデジタルカメラ100において、CPU18は、PCIeホスト321がメモリカード200にアクセスしていない期間が所定期間TOFF未満である場合(S4でNO)にステップS3に戻り、メモリカード200とカードスロット190とPCIeホスト321とに電源を供給し続ける。これにより、メモリカード200へのアクセスが所定期間TOFF未満の間隔で行われれば、メモリ電源オン状態が継続され、動作時間の遅延を抑制できる。
本実施形態において、デジタルカメラ100は、メモリカード200におけるデータ容量の残量を含む情報の一例であるメディア情報20を格納する記憶部としてバッファメモリ170をさらに備える。CPU18は、メモリカード200とカードスロット190とPCIeホスト321とに対する電源の供給が停止された状態で画像データの撮影が指示されると(S41でYES)、バッファメモリ170に格納されたメディア情報20を参照する(S42)。CPU18は、メディア情報20が示す残量が、画像データのデータ量未満である場合(S43でNO)、指示された撮影を実行せずに電源の供給が停止された状態を継続する。CPU18は、メディア情報20が示す残量が、画像データのデータ量以上である場合(S43でYES)、指示された撮影を実行する(S44)と共に電源の供給を開始して(S45)、画像データをメモリカード200に記録する(S46)。これにより、メディア電源オフ状態において撮影を指示された場合であっても、メディア電源オン状態の場合と同様に撮影動作を実行できる。
本実施形態のデジタルカメラ100において、第1の通信バスの一例であるPCIeバス310は、PCI Express規格に準拠するバスである。通信ホストの一例であるPCIeホスト321は、PCI Express規格におけるルートコンプレックスデバイスである。メディア電源オフ状態に移行すると、デジタルカメラ100におけるPCIe通信全体の消費電力を削減することができる。
(他の実施形態)
以上のように、本出願において開示する技術の例示として、実施形態1を説明した。しかしながら、本開示における技術は、これに限定されず、適宜、変更、置換、付加、省略などを行った実施の形態にも適用可能である。また、上記実施の形態で説明した各構成要素を組み合わせて、新たな実施の形態とすることも可能である。そこで、以下、他の実施形態を例示する。
以上のように、本出願において開示する技術の例示として、実施形態1を説明した。しかしながら、本開示における技術は、これに限定されず、適宜、変更、置換、付加、省略などを行った実施の形態にも適用可能である。また、上記実施の形態で説明した各構成要素を組み合わせて、新たな実施の形態とすることも可能である。そこで、以下、他の実施形態を例示する。
上記の実施形態1では、1つのメモリカード200を装着可能なデジタルカメラ100の構成を例示したが、複数のメモリカードが装着可能であってもよい。この変形例について、図8,9を用いて説明する。
図8は、変形例1に係るデジタルカメラ100Aの構成を示す。本実施形態において、デジタルカメラ100Aは、例えば実施形態1と同様のメモリカード200とは別種のメモリカード205が装着可能なカードスロット195を、さらに備えてもよい。カードスロット195は、例えば実施形態1と同様のカードスロット190とは別の通信バスを採用する。この場合、例えば一方のメモリカード205に対するアクセスが行われていても、他方のメモリカード205に対するアクセスが行われていなければ、同メモリカード205にアクセスするための通信バスに関して、実施形態1と同様のメディア電源オフ状態に移行可能である。
図9は、変形例2に係るデジタルカメラ100Bの構成を示す。上記の例に代えて、又はこれに加えて、本実施形態のデジタルカメラ100Bは、互いに同じ通信バスを用いる複数のメモリカード200A,200Bが装着可能なカードスロット190A,190Bを備えてもよい。図9では、各カードスロット190A,190Bが、PCIeバス310に接続されている。この場合、いずれか一方のメモリカード200A,200Bに対するアクセスが所定期間TOFF以内にある限り、図3のステップS4の判断はNOとなる。
上記の各実施形態においては、第1の通信バスの一例としてPCIeバス310を説明した。本実施形態において、第1の通信バスはPCIeバス310に限らず、メモリカード200等の記録媒体とデータ通信が可能な他の通信規格による通信バスであってもよい。また、メモリカード200は、必ずしも上記の例に限らず、例えばSDexpressカード又はSDカード等であってもよい。カードスロット190は、メモリカード200に対応する通信規格のデータ転送インタフェースを採用する。
また、上記の各実施形態では、デジタルカメラ100に装着可能な記録媒体の一例としてメモリカード200を例示した。本実施形態において、デジタルカメラ100は、メモリカード200に限らず、各種のリムーバブルメディアを、省電力化の対象とする記録媒体に採用してもよい。この場合においても、デジタルカメラが各種リムーバブルメディアに所定期間TOFF以上アクセスしていないときに、アクセスに用いる通信バス全体の電力供給を停止することにより、実施形態1と同様の効果を得ることができる。
また、上記の各実施形態では、撮像装置の例としてデジタルカメラを説明したが、これに限定されない。本開示の撮像装置は、画像撮影機能を有する電子機器(例えば、ビデオカメラ、スマートフォン、タブレット端末等)であればよい。また、本開示の思想は、必ずしも撮像装置に限らず、各種の電子機器にも適用可能である。
以上のように、本開示における技術の例示として、実施の形態を説明した。そのために、添付図面および詳細な説明を提供した。
したがって、添付図面および詳細な説明に記載された構成要素の中には、課題解決のために必須な構成要素だけでなく、上記技術を例示するために、課題解決のためには必須でない構成要素も含まれ得る。そのため、それらの必須ではない構成要素が添付図面や詳細な説明に記載されていることをもって、直ちに、それらの必須ではない構成要素が必須であるとの認定をするべきではない。
また、上述の実施の形態は、本開示における技術を例示するためのものであるから、特許請求の範囲またはその均等の範囲において種々の変更、置換、付加、省略などを行うことができる。
本開示は、記録媒体を着脱自在の各種の撮像装置に適用可能である。
100 デジタルカメラ100,100A,100B
170 バッファメモリ
180 カメラ制御部
18 CPU
190 カードスロット
200,200A,200B,205 メモリカード
321 PCIeホスト
170 バッファメモリ
180 カメラ制御部
18 CPU
190 カードスロット
200,200A,200B,205 メモリカード
321 PCIeホスト
Claims (8)
- 被写体像を撮影して画像データを記録媒体に記録する撮像装置であって、
前記記録媒体を着脱自在に装着する記録媒体装着部と、
第1の通信バスにより前記記録媒体装着部と接続され、前記記録媒体にデータの書き込み又は読み出しを行うように、前記第1の通信バスを介して前記記録媒体にアクセスする通信ホストと、
電源の供給を制御するプロセッサとを備え、
前記プロセッサは、前記通信ホストが前記記録媒体にアクセスしていない期間が所定期間以上である場合に、前記記録媒体および前記記録媒体装着部に対する電源の供給を停止し、且つ前記通信ホストに対する電源の供給を停止する
撮像装置。 - 前記プロセッサは、前記第1の通信バスとは異なる第2の通信バスにおいて、前記通信ホストとデータ通信を行う
請求項1に記載の撮像装置。 - 前記第1の通信バスは、前記撮像装置において前記記録媒体とデータ通信を行う専用のバスである
請求項1に記載の撮像装置。 - 前記所定期間は、前記画像データの撮影が連続的に行われる連写間隔よりも長い
請求項1に記載の撮像装置。 - 前記プロセッサは、前記通信ホストが前記記録媒体にアクセスしていない期間が前記所定期間未満である場合に、前記記録媒体と前記記録媒体装着部と前記通信ホストとに電源を供給し続ける
請求項1に記載の撮像装置。 - 前記記録媒体におけるデータ容量の残量を含む情報を格納する記憶部をさらに備え、
前記プロセッサは、
前記記録媒体と前記記録媒体装着部と前記通信ホストとに対する電源の供給が停止された状態で前記画像データの撮影が指示されると、前記記憶部に格納された情報を参照し、
前記情報が示す残量が、前記画像データのデータ量未満である場合、指示された撮影を実行せずに前記電源の供給が停止された状態を継続し、
前記情報が示す残量が、前記画像データのデータ量以上である場合、指示された撮影を実行すると共に前記電源の供給を開始して、前記画像データを前記記録媒体に記録する
請求項1に記載の撮像装置。 - 前記第1の通信バスは、PCI Express規格に準拠するバスであり、
前記通信ホストは、PCI Express規格におけるルートコンプレックスデバイスである
請求項1に記載の撮像装置。 - 被写体像を撮影して画像データを記録媒体に記録する撮像装置であって、
前記記録媒体を着脱自在に装着する記録媒体装着部と、
第1の通信バスにより前記記録媒体装着部と接続され、前記記録媒体にデータの書き込み又は読み出しを行うように、前記第1の通信バスを介して前記記録媒体にアクセスする通信ホストと、
電源の供給を制御するプロセッサとを備え、
前記プロセッサは、前記通信ホストが前記記録媒体にアクセスしていない期間が所定期間以上である場合に、前記記録媒体および前記記録媒体装着部に対する電源の供給を停止し、且つ前記通信ホストに対する電源の供給を停止し、
前記所定期間は、前記画像データの撮影が連続的に行われる連写間隔よりも長い
撮像装置。
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