JP4076278B2 - 電子カメラ - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えば画像データの記録途中等において、所望の画像を再生してその内容を確認することが可能な再生手段を備えた連写・速写対応電子カメラ等にとって好適な電子カメラに関する。
【0002】
【従来の技術】
電子カメラは、銀塩カメラとは異なり、撮影フィルムの現像等の処理が不要であるため、撮影で取得した画像を、その撮影現場で再生して観察し得るという機能を備えている。ただし従来の電子カメラにおいては、撮影した画像データが記録媒体に対して完全に記録し終わらない間は、他のモード例えば再生モードや消去モード等へは移行できない構成となっている。
【0003】
ところで、被写体像を連写ないし速写することが可能な連写・速写対応電子カメラにあっては、撮影で得られた画像データは即時に記録バッファなどの一次記憶媒体へ一時的に記憶保持されるが、その一時的に記憶保持された画像データを最終記憶媒体である二次記憶媒体へ記録する動作は、所定の時間をかけて順次に格納されるものとなっている場合が多い。このように連写・速写対応電子カメラにおいては、撮影時間と記録時間とが大幅に異なっているのが普通であり、しかもその記録時間は5〜10秒程度であって、完全に記録が終了するまでに相当長い時間を要する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
上記のように、従来の電子カメラとりわけ連写・速写対応電子カメラにおいては、撮影で取得した画像をその撮影現場で再生して観察するためには、撮影終了後、かなり長い時間を要するという不具合があった。このため撮影直後においてその直前に撮影したばかりの画像を確認したいといった要求に対して応じ切れない欠点があった。
【0005】
すなわち、例えば連写により3枚ぐらい撮影を行なったところで、その撮影した画像を直ちに再生してみたくても、3枚の画像がすべて記録し終わるまでの間は、再生モードに移行できないため、その間、じっと待つしかなかった。
【0006】
本発明の目的は、たとえ撮影した画像データを最終的な記憶媒体に記録している途中等であっても、適時、再生モードへ移行することができ、所望の画像を任意の時点で再生してその内容を確認することができる等の利点をもつ電子カメラを提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
前記課題を解決し目的を達成するために、本発明の電子カメラは以下に示す如く構成されている。なお下記以外の特徴ある構成については実施形態の中で明らかにする。
【0008】
撮像手段により生成された画像データを所定のアクセス速度を有する一次記憶媒体に格納するための一次記録手段と、
この一次記録手段により上記一次記憶媒体に格納された画像データを、前記一次記憶媒体よりアクセス速度の遅い二次記憶媒体に格納するための二次記録手段と、
上記一次記憶媒体の所定領域に展開された画像データに対し、所定仕様の表示器での表示に適合する形態のデータに変換するための処理を行う画像再生回路と、
再生操作部材による再生操作が行なわれたときは、上記一次記録手段によって上記一次記憶媒体に格納されていて上記二次記憶媒体への格納が未だ実行されていない未記録画像データの存否に拠らずに、乃至は該未記録画像データを上記二次記憶媒体へ格納する動作の終了を待たずに、上記操作に応答して上記一次記憶媒体に展開してなる画像データ或いは既に展開されていた画像データを、上記画像再生回路により上記表示器での表示に適合する形態のデータに変換して生成せしめる制御手段と、
を備えたことを特徴とする電子カメラに於いて、
上記制御手段は、上記画像再生回路により当該画像データを上記表示器での表示に適合する形態のデータに変換して生成せしめる処理期間の終端時点で、上記一次記録手段によって上記一次記憶媒体に格納されていて上記二次記憶媒体への格納が未だ実行されていない未記録画像データが残存しているときには、この未記録画像データを上記二次記憶媒体へ格納するための動作を再開せしめる如く上記二次記録手段を制御する第1の制御モードと、
上記画像再生回路により当該画像データを上記表示器での表示に適合する形態のデータに変換して生成せしめる処理期間の終端時点で、上記一次記録手段によって上記一次記憶媒体に格納されていて上記二次記憶媒体への格納が未だ実行されていない未記録画像データが残存しているときには、この未記録画像データを上記画像再生回路を通して上記表示に供せしめ、該表示に依拠して選択された未記録画像データを上記二次記録手段により上記二次記憶媒体へ格納する第2の制御モードと、
を選択的に実行可能なように構成されたものであることを特徴とする電子カメラ。
【0009】
【発明の実施の形態】
(第1実施形態)
「構成」
図1は、本発明の第1実施形態に係る電子カメラの構成を示すブロック図である。なお本実施形態は本発明を連写・速写対応電子カメラに適用した例である。
【0010】
図1に示す連写・速写対応電子カメラは、大きく分けて撮像部10と、画像データ処理部20と、画像データ記録表示部30と、コントロール部40と、操作部50と、電源部60とからなっている。
【0011】
撮像部10は、撮像レンズ11,CCD撮像素子12,撮像回路13,A/D変換回路14,ホワイトバランスやガンマ補正等を行なう補正回路15,フレームメモリ16等からなり、撮像レンズ11を含む光学系を介して取り込まれた被写体像を、CCD撮像素子12上に結像させ、結像させた画像のデータをA/D変換回路14でディジタル信号に変換し、補正回路15でホワイトバランスやガンマ補正等を行なったのち、フレームメモリ16に画像を1枚分づづ格納する。
【0012】
画像データ処理部20は、画像圧縮機能部21と、画像伸長機能部22と、フレームメモリコントロール機能部23と、記録媒体アクセス機能部24とを備えたCPU2からなり、前記フレームメモリ16に格納された複数枚分の画像データを、一枚づつ画像圧縮して次に述べる画像データ記録表示部30の記録バッファ31に格納したり、この記録バッファ31に格納された画像データを伸長して画像データ記録表示部30のFIFOメモリー34へ送り込んだり、画像データ記録表示部30の記録媒体33をアクセスしたりする。
【0013】
画像データ記録表示部30は、一次記憶媒体である記録バッファ31と、記録媒体I/F 32と、二次記憶媒体である記録媒体(メモリーカード)33と、表示用FIFOメモリー34と、オンスクリーン回路35と、TFT 液晶駆動回路36と、TFT パネル37と、ビデオ出力回路38と、ビデオ出力端子39とからなり、記録バッファ31に記録されている画像データを読み出して記録媒体33に記録したり、同記録媒体33に記録されている画像データを読み出して表示系へ送り込み、画像表示を行なったりする部分である。
【0014】
なお表示系へ送り込まれた画像データは、表示用FIFOメモリー34に一旦格納される。表示用FIFOメモリー34から読み出された画像データは、オンスクリーン回路35でビデオ信号に変換され且つ文字等を付加される。そして文字等を付加されたビデオ信号は、一方においてTFT 液晶駆動回路36を介してTFT パネル37に供給され、且つバックライトユニット37aにより照明されて被写体画像として表示される。また他方においてビデオ出力回路38を介してビデオ出力端子39から外部へ映像信号として出力される。
【0015】
コントロール部40は、システムコントロール機能部41と、間引きの態様等を決定するための圧縮率変更機能部42および画素数変更機能部43とを備えたCPU1を主体として構成されており、撮像部10、画像データ処理部20、画像データ記録表示部30等のシステム全体を総合的に制御する部分である。
【0016】
上記コントロール部40には、ズーミング用モータ或いはAF用モータ等を含むアクチュエータ45を駆動する為のアクチュエータ駆動回路44,電子カメラの初期化(ズームレベルの初期化,ストロボ発光量の初期化等)情報の記憶を行なうためのEEPROM46,パソコン等とやり取りするための外部データI/F 47,LCD パネル49を表示動作させるLCD 表示回路48,等が付設されている。
【0017】
操作部50は、上記コントロール部40に接続され、カメラ操作用スイッチ入力を行なうキーマトリクスを主たる操作部とするもので、上記コントロール部40に対して外部から操作信号を与えることにより、所要の制御動作を行なわせる部分である。なお上記操作部すなわちキーマトリクス50には、再生動作を指令するための再生操作部材としてのキー,再生の対象である画像を選択するための選択操作部材としてのキー,等が含まれている。
【0018】
電源部60は、電池61(例えば1.5V×4個)を主たる電源として用い、電源回路62を介して各回路に所定電圧の電源を供給するものである。なお電池61には電池状態検出回路63が付設されており、検出した電池状態の情報をコントロール部40へ供給するものとなっている。また電源回路62には、例えば時計用として内蔵されているバックアップ電池(新たに別設したものでもよい)64が接続されている。
【0019】
図2は一次記憶媒体である記録バッファ31におけるメモリ部100の記憶態様を模式的に示した図である。
メモリ部100は、初期状態においては記憶が全くなされておらず白紙の状態(不図示)であるが、撮像部10により被写体像が撮影開始され、画像データ処理部20による処理動作によって、記録バッファ31と記録媒体33との間で画像データのやり取りが行なわれ始めると、例えば図2の(a)〜(f)に示すようにその記憶態様が変化する。
【0020】
図2の(a)は1コマ撮影直後におけるメモリ部100の記憶態様を示している。図示の如く、メモリ部100の画像データ格納領域には,画像データ1 が格納され、サムネイル格納領域には記録リストの一覧表示用小画像データであるサムネイル1 が格納されている。
【0021】
図2の(b)は1コマ撮影後、画像データが記録媒体33に記録完了した時のメモリ部100の記憶態様を示している。図示の如く、メモリ部100の画像データ格納領域からは画像データ1 がなくなっており、サムネイル格納領域にのみサムネイル1 が格納されている。
【0022】
図2の(c)は4コマ撮影後、画像データが記録媒体33へ記録完了した時のメモリ部100の記憶態様を示している。図示の如く、メモリ部100の画像データ格納領域からは画像データがなくなっており、サムネイル格納領域にのみ、サムネイル1 〜サムネイル4 が格納されている。
【0023】
図2の(d)は5〜7コマ連写撮影直後におけるメモリ部100の記憶態様を示している。図示の如くメモリ部100の画像データ格納領域には、画像データ5 〜画像データ7 が格納されており、サムネイル格納領域にはサムネイル1 〜サムネイル7 が格納されている。
【0024】
図2の(e)は記録バッファ31のメモリ部100が一杯となるまで撮影が行なわれた時のメモリ部100の記憶態様を示している。図示の如く、メモリ部100全域に亙って画像データ8 〜画像データ17が格納されている。
【0025】
図2の(f)は、図2の(d)に示した状態、すなわち5〜7コマ連写撮影した直後の状態から再生モードへ移行した場合のメモリ部100の記憶態様を示している。図示の如くメモリ部100の画像データ格納領域には、記録媒体33から読み出され記録バッファ31のメモリ部100に展開された再生表示すべき画像データ1 が格納されており、サムネイル格納領域にはサムネイル1 〜7 が格納されている。
【0026】
上記再生すべき画像データ1 は、記録バッファ31から読み出され、且つデータ伸長されてフレームメモリ16に一時記憶されたのち、画像データ記録表示部30のFIFOメモリー34へ送り込まれ、TFT パネル37にて再生表示される。
【0027】
「動作」
次に、図3以下に示すフロー図を参照して本実施形態に係る連写・速写対応電子カメラの各部の動作を説明する。
【0028】
図3は、画像データを記録バッファ31から記録媒体33へ転送記録する期間中において、キーマトリクス50の再生操作部材である所定キーの操作により再生動作指令が与えられたときの基本的処理動作を示すフロー図である。
【0029】
「ステップS11」
キーマトリクス50の所定キーの操作等に基づいて、コントロール部40から撮像部10などへ撮影開始指令が発せられる。
【0030】
「ステップS12」
撮像部10による撮影動作が開始され、1コマ目の撮影が実行される。
「ステップS13」
連写のトリガの有無が確認される。連写のトリガがあればステップS12に戻り次の2コマ目の撮影が実行される。連写のトリガがなければ、ステップS14へ進む。
【0031】
「ステップS14」
キーマトリクス50の所定キーの操作による再生モードの設定がなされているか否かにつき判定される。再生モードが設定されていれば、ステップS15へ進み、再生モードが設定されていなければ、ステップS16へ進む。
【0032】
「ステップS15」
再生モードでの再生動作が実行される。この動作の詳細については図4を用いて後で説明するが、再生モードでの再生動作が終了すれば、ステップS17へ進む。
【0033】
「ステップS16」
ステップS14にて再生モードが設定されていないと判定された場合、記録バッファ31に格納されている画像データの1コマ分の記録処理すなわち記録媒体33への転送記録が行なわれる。
【0034】
「ステップS17」
記録バッファ31に画像データが残っているか否かの判定が行なわれる。画像データありと判定されるとステップS14へ戻り、以下、上記の動作が繰り返される。画像データなしと判定されるとステップS18へ進む。
【0035】
「ステップS18」
ステップS17において画像データなしと判定されたことをもって、一連の動作が終了する。
【0036】
図4は図3のステップS15の中身、すなわち再生モードでの再生動作を示すフロー図である。なおこの場合の動作は、記録バッファ31には未記録の画像データが残存しており、かつ空き領域も存在している場合を前提とした動作例である。
【0037】
「ステップS21」
再生モードが開始される。
「ステップS22」
記録バッファ31内に再生の対象である画像データが有るか否かの判定が行なわれる。当該画像データありと判定されるとステップS23へ進み、当該画像データなしと判定されるとステップS24へ進む。
【0038】
「ステップS23」
記録バッファ31に格納されている再生の対象である画像データについては、直ちに画像再生動作が行なわれる。
【0039】
「ステップS24」
再生の対象である画像データが記録媒体33内に格納されている場合、その画像データの中から当該画像データが読み出され、一旦記録バッファ31内に展開されたのち、引き続き画像再生動作が行なわれる。
【0040】
「ステップS25」
再生コマ送りの操作を行なうか否かの判断が行なわれる。再生コマ送り操作を行なう場合はステップS26へ進み、コマ送り操作を行なわない場合はステップS27へ進む。
【0041】
「ステップS26」
再生コマ送り操作を行なうとの判断に基づき再生対象コマの変更が行なわれ、ステップS22へ戻る。以下、上記の動作が繰り返される。
【0042】
「ステップS27」
再生コマ送り操作は行なわないとの判断がなされたときは、次いで記録モードが設定されているか否かの判断が行なわれる。記録モードが設定されていない場合はステップS25へ戻り、記録モードが設定されている場合はステップS28に進む。
【0043】
「ステップS28」
記録モードが設定されていることをもって一連の再生動作は終了し、図3に示す元のルーチンへ戻る。
【0044】
図3,図4に示したように、本電子カメラにおいては、記録動作中において、再生操作部材である所定キーが操作されると、記録バッファ31から記録媒体33への記録動作が中止される。そして再生対象画像データが記録バッファ31内にない場合には、記録媒体33から当該画像データが読み込まれ、記録バッファ31の空き領域に対しその再生データが展開される。この展開された画像データはフレームメモリ16に一旦格納され、しかるのち表示系へ送られる。
【0045】
その後、再び記録モードにされると、中断されていた記録バッファ31内の未記録画像データが自動的に記録される。かくして記録完了前に、再生モードに移行することができ、先に撮影された画像の確認をすることが可能となる。
【0046】
また再生の対象となる画像データが、直前に撮影した画像データであって、記録バッファ内に格納されたままの画像データであるときは、直ちに再生表示動作へ移行させることができる。この場合はアクセススピードの遅い記録媒体33から読み出す必要がないので、高速な再生が可能である。
【0047】
図5は、画像再生のために所要形態の表示用画像データを生成処理した後の再生表示期間中において、記録バッファ31に残っている未記録画像データを、再生モード中でありながら、自動記録する場合の動作を示すフロー図である。
【0048】
「ステップS31」
再生モードが開始される。
「ステップS32」
記録バッファ31の空き領域に対して再生対象の画像データを展開し、フレームメモリ16への転送、表示系への送り込み等の再生準備動作が行なわれる。
【0049】
「ステップS33」
記録バッファ31内に未記録画像データが有るか否かの判定が行なわれる。当該画像データありと判定されるとステップS34へ進み、当該画像データなしと判定されるとステップS37へ進む。
【0050】
「ステップS34」
記録バッファ31に当該画像データありと判定されたことに基づき、1コマの記録動作が行なわれる。
【0051】
「ステップS35」
再生コマ送りの操作を行なうか否かの判断が行なわれる。再生コマ送り操作を行なう場合はステップS36へ進み、再生コマ送り操作を行なわない場合はステップS33へ戻る。
【0052】
「ステップS36」
再生コマ送り操作を行なうとの判断に基づき再生コマ送り動作が行なわれ、ステップS32へ戻る。したがって再生準備動作が実行される。以下、上記の動作が繰り返される。
【0053】
「ステップS37」
ステップS33において、記録バッファ31内には未記録画像データがないと判定されたとき、一連の処理動作は終了する。
【0054】
上記の如く、本電子カメラにおいては、再生動作が行なわれるとき、記録バッファ31に未記録画像データが残っていると、自動的に1コマづつ記録が行なわれていく。これによって、ユーザーが殆ど意識することのない所謂空き時間内に所要の記録を行なうことができる。
【0055】
図6は前述した再生モードから記録モードにした時に、記録バッファ31に残っている画像データを、そのまま記録媒体33に記録するか否かを判定し、判定結果に基づいて選択的に記録を行なう場合の動作を示すフロー図である。なおステップS41〜ステップS45までは、図3に示した基本的処理動作と同じである。
【0056】
「ステップS41」
キーマトリクス50の所定キーの操作等に基づいて、コントロール部40から撮像部10などへ撮影開始指令が発せられる。
【0057】
「ステップS42」
撮像部10による撮影動作が開始され、1コマ目の撮影が実行される。
「ステップS43」
連写のトリガの有無が確認される。連写のトリガがあればステップS42に戻り次の2コマ目の撮影が実行される。連写のトリガがなければ、ステップS44へ進む。
【0058】
「ステップS44」
キーマトリクス50の所定キーの操作による再生モードの設定がなされているか否かにつき判定される。再生モードが設定されていれば、ステップS45へ進み、再生モードが設定されていなければステップS46へ進む。
【0059】
「ステップS45」
再生モードでの再生動作が実行される。この再生動作は、例えば図4に示したような再生動作である。この再生モードでの動作が終了すればステップS49へ進む。
【0060】
「ステップS46」
ステップS44で再生モードでないと判定された場合、記録に先立って画像内容確認のために、記録バッファ31に残っている画像データの1コマ目が表示される。
【0061】
「ステップS47」
表示された画像データを記録するか否かの判断が行なわれる。記録する場合にはステップS48へ進み、記録しない場合にはステップS49へ進む。
【0062】
「ステップS48」
記録すべきものと判断された1コマ分の画像データにつき記録処理が行なわれる。
【0063】
「ステップS49」
記録バッファ31内に画像データが有るか否かの判定が行なわれる。画像データありと判定されるとステップS44へ戻り、以下、上記動作が繰り返される。画像データなしと判定されるとステップS50へ進む。
【0064】
「ステップS50」
ステップS49において画像データなしと判定されたとき、一連の動作が終了する。
【0065】
上記の如く、本電子カメラにおいては、一度再生モードで以前撮影した画像等を確認してみると、「似たような画像を撮影していた」ということもあり得るので、記録モードにした時に、記録バッファ31内の画像データを改めて記録するかどうか選択することができるようになっている。したがって無駄な画像を重複して記録することを回避できる。
【0066】
(実施形態における特徴点)
[1]実施形態に示された電子カメラは、
撮像手段(10)により生成された画像データを所定のアクセス速度を有する一次記憶媒体(実施形態では記録バッフア31)に格納する為の一次記録手段(20)と、この一次記録手段(20)により上記一次記憶媒体(31)に格納された画像データを前記一次記憶媒体(31)よりアクセス速度の遅い二次記憶媒体(実施形態ではメモリカード33)に格納するための二次記録手段(20,32,33)と、
上記一次記憶媒体(31)の所定領域に展開された画像データに対し、所定仕様の表示器(実施形態ではTFT パネル37乃至は外部接続されたモニタ手段)での表示に適合する形態のデータに変換するための処理を行なう画像再生回路(16,20,31,32,33,34) と、
再生操作部材(実施形態ではキーマトリクス50のうちの該当するキー)による再生操作が行なわれたときは、上記一次記録手段(20)によつて一次記憶媒体(実施形態では記録バッファ31)に格納されていて上記二次記憶媒体(実施の形態ではメモリカード33)への格納が未だ実行されていない未記録画像データの存否に拠らずに、乃至は該未記録画像データを上記二次記憶媒体(33)へ格納する動作の終了を待たずに、上記操作に応答して、上記一次記憶媒体(31)に展開してなる画像データ或いは既に展開されていた画像データを、上記画像再生回路(16,20,31,32,33,34) により上記表示器(37)での表示に適合する形態のデータに変換して生成せしめる制御手段(20,40) と、
を備えたことを特徴としている。
[2]実施形態に示された電子カメラは、前記[2]に記載のカメラであって、上記制御手段(20,40) は、再生の対象とする画像を選択するための選択操作部材(実施形態ではキーマトリクス50のうちの該当するキーであり、上記再生操作部材としてのキーと同一のものであり得る)による選択操作がなされた際、該操作によって選択された画像のデータが現に上記一次記憶媒体(31)に既に展開されているものであるときには、直ちに、この画像データを上記画像再生回路(16,20,31,32,33,34) により上記表示器(37)での表示に適合する形態のデータに変換せしめるように構成されたものであることを特徴としている。
[3]実施形態に示された電子カメラは、前記[1]に記載のカメラであって、上記制御手段(20,40) は、上記画像再生回路(16,20,31,32,33,34) により当該画像データを上記表示器(37)での表示に適合する形態のデータに変換して生成せしめる処理期間の終端時点で、上記一次記録手段(20)によって上記一次記憶媒体(実施形態では記録バッファ31)に格納されていて上記二次記憶媒体(実施形態ではメモリカード33)への格納が未だ実行されていない未記録画像データが残存しているときには、この未記録画像データを上記二次記憶媒体(33)へ格納するための動作を再開せしめる如く上記二次記録手段(20,32,33)を制御するものであることを特徴としている。
[4]実施形態に示された電子カメラは、前記[1]に記載のカメラであって、上記制御手段(20,40) は、上記画像再生回路(16,20,31,32,33,34) により当該画像データを上記表示器(37)での表示に適合する形態のデータに変換して生成せしめる処理期間の終端より以前の時点から、上記一次記録手段(20)によって上記一次記憶媒体(実施形態では記録バッファ31)に格納されていて上記二次記憶媒体(実施形態ではメモリカード33)への格納が未だ実行されていない未記録画像データが残存しているときには、この未記録画像データを上記二次記憶媒体(33)へ格納するための動作を継続せしめる如く上記二次記録手段(20,32,33)を制御するものであることを特徴としている。
[5]実施形態に示された電子カメラは、前記[1]に記載のカメラであって、上記制御手段(20,40) は、上記画像再生回路により当該画像データを上記表示器(37)での表示に適合する形態のデータに変換して生成せしめる処理期間の終端時点で、上記一次記録手段(20)によって上記一次記憶媒体(夷施形態では記録バッファ31)に格納されていて上記二次記憶媒体(実施形態ではメモリカード33)への格納が未だ実行されていない未記録画像データが残存しているときには、この未記録画像データを上記画像再生回路(16,20,31,32,33,34) を通して上記表示に供せしめ、該表示に依拠して選択された未記録画像データを上記二次記録手段(20,32,33)により上記二次記憶媒体(33)へ格納するように構成されたものであることを特徴としている。
[6]実施形態に示された電子カメラは、前記[1]に記載のカメラであって、上記制御手段(20,40) は、上記画像再生回路(16,20,31,32,33,34) により当該画像データを上記表示器(37)での表示に適合する形態のデータに変換して生成せしめる処理期間の終端時点で、上記一次記録手段(20)によって上記一次記憶媒体(実施形態では記録バッファ341 )に格納されていて上記二次記憶媒体(実施形態ではメモリカード33)への格納が未だ実行されていない未記録画像データが残存しているときには、この未記録画像データを上記二次記憶媒体(33)へ格納するための動作を再開せしめる如く上記二次記録手段(20,32,33)を制御する第1の制御モードと、
上記画像再生回路(16,20,31,32,33,34) により当該画像データを上記表示器での表示に適合する形態のデータに変換して生成せしめる処理期間の終端時点で、上記一次記録手段(20)によって上記一次記憶媒体(実施形態においては記録バッファ31)に格納されていて上記二次記憶媒体(実施形態においてはメモリカード33)への格納が未だ実行されていない未記録画像データが残存している時には、この未記録画像データを上記画像再生回路(16,20,31,32,33,34) を通して上記表示に供せしめ、該表示に依拠して選択された未記録画像データを、上記二次記録手段(20,32,33)により上記二次記憶媒体(33)へ格納する第2の制御モードと、
を選択的に実行可能なように構成されたものであることを特徴としている。
【0067】
【発明の効果】
本発明によれば、ユーザーが撮影直後等において再生操作部材を操作すると、動作モードが再生モードに切り替わり、再生対象である所望の画像データが、一次記憶媒体である記録バッファの空き領域に展開され、当該画像データを再生表示可能な状態がつくり出される。したがって、たとえ撮影した画像データを最終的な記憶媒体に記録している途中等であっても、適時、再生モードへ移行することができ、所望の画像を任意の時点で再生してその内容を確認することができる等の利点をもつ電子カメラを提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態に係る電子カメラの構成を示すブロック図。
【図2】本発明の第1実施形態に係る電子カメラの記録バッファにおけるメモリ部の記憶態様を模式的に示した図。
【図3】本発明の第1実施形態に係る電子カメラの動作を示す図で、画像データを記録バッファから記録媒体へ転送記録する期間中において再生動作指令が与えられたときの基本的処理動作を示すフロー図。
【図4】本発明の第1実施形態に係る電子カメラの動作を示す図で、再生モードでの再生準備動作を示すフロー図。
【図5】本発明の第1実施形態に係る電子カメラの動作を示す図で、画像再生のための再生準備動作を行なった後の再生表示期間中において、記録バッファの未記録画像データを自動記録する場合の動作を示すフロー図。
【図6】本発明の第1実施形態に係る電子カメラの動作を示す図で、再生モードから記録モードにした時に、記録バッファ内の画像データを選択的に記録媒体に記録する場合の動作を示すフロー図。
【符号の説明】
10…撮像部
20…画像データ処理部
30…画像データ記録表示部
40…コントロール部
50…操作部
60…電源部

Claims (1)

  1. 撮像手段により生成された画像データを所定のアクセス速度を有する一次記憶媒体に格納するための一次記録手段と、
    この一次記録手段により上記一次記憶媒体に格納された画像データを、前記一次記憶媒体よりアクセス速度の遅い二次記憶媒体に格納するための二次記録手段と、
    上記一次記憶媒体の所定領域に展開された画像データに対し、所定仕様の表示器での表示に適合する形態のデータに変換するための処理を行う画像再生回路と、
    再生操作部材による再生操作が行なわれたときは、上記一次記録手段によって上記一次記憶媒体に格納されていて上記二次記憶媒体への格納が未だ実行されていない未記録画像データの存否に拠らずに、乃至は該未記録画像データを上記二次記憶媒体へ格納する動作の終了を待たずに、上記操作に応答して上記一次記憶媒体に展開してなる画像データ或いは既に展開されていた画像データを、上記画像再生回路により上記表示器での表示に適合する形態のデータに変換して生成せしめる制御手段と、
    を備えたことを特徴とする電子カメラに於いて、
    上記制御手段は、上記画像再生回路により当該画像データを上記表示器での表示に適合する形態のデータに変換して生成せしめる処理期間の終端時点で、上記一次記録手段によって上記一次記憶媒体に格納されていて上記二次記憶媒体への格納が未だ実行されていない未記録画像データが残存しているときには、この未記録画像データを上記二次記憶媒体へ格納するための動作を再開せしめる如く上記二次記録手段を制御する第1の制御モードと、
    上記画像再生回路により当該画像データを上記表示器での表示に適合する形態のデータに変換して生成せしめる処理期間の終端時点で、上記一次記録手段によって上記一次記憶媒体に格納されていて上記二次記憶媒体への格納が未だ実行されていない未記録画像データが残存しているときには、この未記録画像データを上記画像再生回路を通して上記表示に供せしめ、該表示に依拠して選択された未記録画像データを上記二次記録手段により上記二次記憶媒体へ格納する第2の制御モードと、
    を選択的に実行可能なように構成されたものであることを特徴とする電子カメラ。
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