JP2003224209A - 半導体装置及びその製造方法 - Google Patents

半導体装置及びその製造方法

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JP2003224209A JP2002022931A JP2002022931A JP2003224209A JP 2003224209 A JP2003224209 A JP 2003224209A JP 2002022931 A JP2002022931 A JP 2002022931A JP 2002022931 A JP2002022931 A JP 2002022931A JP 2003224209 A JP2003224209 A JP 2003224209A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 水素が第1及び第2の層間絶縁膜に形成され
る導電性プラグ用開口部から第1の層間絶縁膜の内部を
拡散して容量素子の下方に至る事態を防止する。 【解決手段】 電界効果型トランジスタ105を覆う第
1の層間絶縁膜106が形成され、第1の層間絶縁膜1
06には第1の導電性プラグ107及び第2の導電性プ
ラグ108が埋め込まれている。第1の導電性プラグ1
07の上には、容量下部電極111、容量絶縁膜112
及び容量上部電極113よりなる容量素子114が形成
され、第2の導電性プラグ108の上には導電性水素透
過防止膜115が形成されている。容量素子114、導
電性水素透過防止膜115及び第1の層間絶縁膜106
を覆うように絶縁性水素透過防止膜116が形成されて
いる。絶縁性水素透過防止膜116の上には第2の層間
絶縁膜118が形成され、第2の層間絶縁膜118には
第3の導電性プラグ119が埋め込まれている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、トランジスタ等の
半導体能動素子と、強誘電体材料又は高誘電率材料から
なる容量絶縁膜を有する容量素子とを備えた半導体装置
及びその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、デジタル技術の進展に伴って、大
容量のデータを高速に処理したり又は保存したりする傾
向が高まっているので、電子機器に使用される半導体装
置の高集積化及び高性能化が要求されている。
【0003】そこで、半導体記憶装置(DRAM)の高
集積化を実現するために、これを構成する容量素子の容
量絶縁膜としては、従来のシリコン酸化膜又はシリコン
窒化膜に代えて、高誘電率膜を用いる技術が広く研究開
発されている。また、従来にない低電圧で且つ高速での
書き込み動作及び読み出し動作が可能な不揮発性RAM
を実現するために、容量絶縁膜として、自発分極特性を
有する強誘電体膜を用いる技術も盛んに研究開発されて
いる。
【0004】一般に、高誘電率膜又は強誘電体膜の材料
としては、チタン酸バリウムストロンチウム、五酸化タ
ンタル、チタン酸ジルコン酸鉛又はタンタル酸ビスマス
ストロンチウム等の絶縁性金属酸化物が広く用いられ
る。
【0005】しかしながら、これらの絶縁性金属酸化物
は、水素を含む雰囲気中における熱処理により容易に還
元されて、リーク電流の増加、比誘電率の減少又は残留
分極値の減少等の容量素子特性の劣化を引き起こす。
【0006】従って、絶縁性金属酸化物を用いる容量素
子を半導体集積回路上に集積化する場合には、半導体集
積回路の製造工程において必須である、水素を含む雰囲
気中での熱処理を行なう際に、水素が絶縁性金属酸化物
よりなる容量絶縁膜に至る事態を防止する必要がある。
そこで、容量素子を水素透過防止層によって被覆する技
術が知られている。
【0007】以下、従来の半導体装置について図21を
参照しながら説明する。図21は従来の半導体装置の断
面構造を示している。
【0008】図21に示すように、半導体基板10の上
にゲート絶縁膜11を介してゲート電極12が形成され
ていると共に、半導体基板10の表面部に第1の不純物
拡散層13及び第2の不純物拡散層14が形成されてお
り、これらゲート絶縁膜11、ゲート電極12、第1の
不純物拡散層13及び第2の不純物拡散層14は半導体
能動素子としての電界効果型トランジスタ15を構成し
ている。
【0009】半導体基板10の上には、電界効果型トラ
ンジスタ15を覆うように第1の層間絶縁膜16が形成
されており、該第1の層間絶縁膜16には、下端が第1
の不純物拡散層13に接続された第1の導電性プラグ1
7と、下端が第2の不純物拡散層14に接続された第2
の導電性プラグ18の下部とが埋め込まれている。
【0010】第1の層間絶縁膜16の上には、第1の導
電性プラグ17の上端に接続された容量下部電極21
と、容量絶縁膜22と、容量上部電極23とが順次形成
されており、これら容量下部電極21、容量絶縁膜22
及び容量上部電極23は容量素子24を構成している。
また、容量素子24を覆うように水素透過防止膜26が
形成されている。
【0011】第1の層間絶縁膜16及び絶縁性水素透過
防止膜26の上には第2の層間絶縁膜28が形成されて
おり、該第2の層間絶縁膜28には第2の導電性プラグ
18の上部が埋め込まれている。
【0012】第2の層間絶縁膜28の上には、第2の導
電性プラグ18の上端に接続された配線層29が形成さ
れている。
【0013】以下、従来の半導体装置の製造方法につい
て、図22(a) 〜(d) 及び図23(a) 〜(c) を参照しな
がら説明する。
【0014】まず、図22(a) に示すように、半導体基
板10に、電界効果型トランジスタ15を構成する、ゲ
ート絶縁膜11、ゲート電極12、第1の不純物拡散層
13及び第2の不純物拡散層10を形成した後、半導体
基板10の上に電界効果型トランジスタ15を覆うよう
に第1の層間絶縁膜16を堆積する。
【0015】次に、図22(b) に示すように、第1の層
間絶縁膜16の所定領域に、下端が第1の不純物拡散層
13に至る開口部を形成した後、該開口部にタングステ
ン膜を埋め込んで第1の導電性プラグ17を形成する。
【0016】次に、図22(c) に示すように、第1の導
電性プラグ17の上に、容量下部電極21、容量絶縁膜
22及び容量上部電極23を順次形成した後、酸素雰囲
気中において熱処理を行なうことにより、容量絶縁膜2
2を結晶化させて容量素子24を形成する。
【0017】次に、図22(d) に示すように、容量素子
24を覆う水素透過防止膜26を形成した後、第1の層
間絶縁膜16及び水素透過防止膜26の上に第2の層間
絶縁膜28を形成する。
【0018】次に、図23(a) に示すように、第2の層
間絶縁膜28及び第1の層間絶縁膜16の所定領域に、
下端が第2の不純物拡散層14に至る開口部18aを形
成した後、図23(b) に示すように、開口部18aにタ
ングステン膜を埋め込んで第2の導電性プラグ18を形
成する。
【0019】次に、図23(c) に示すように、第2の層
間絶縁膜28の上に、第2の導電性プラグ18の上端に
接続された配線層29を形成すると、従来の半導体装置
が得られる。
【0020】ところで、通常、第1の導電性プラグ17
又は第2の導電性プラグ18が埋め込まれる開口部は、
開口サイズに比べて深さが大きい形状、つまりアスペク
ト比の高い形状を有している。そして、アスペクト比が
高い開口部に導電性プラグを埋め込む場合、通常、CV
D法によりタングステン膜を開口部に充填するが、CV
D法によるタングステン膜の堆積工程は、六フッ化タン
グステンを水素によって還元しながら堆積する方法、つ
まり高濃度の水素雰囲気中での処理を必要とする。
【0021】このため、第2の導電性プラグ18を形成
するための水素雰囲気中での処理工程において、雰囲気
中の水素は第2の層間絶縁膜28の内部に侵入する。し
かし、容量素子24を覆うように水素透過防止層26が
形成されているため、第2の層間絶縁膜28の内部に侵
入した水素は水素透過防止層26によって容量素子24
への到達が防止される。
【0022】
【発明が解決しようとする課題】ところで、開口部18
aにタングステン膜を埋め込んで第2の導電性プラグ1
8を形成するための水素雰囲気中の処理工程において、
水素が容量素子24に向かう経路は、第2の層間絶縁膜
28の内部を拡散するものに限られない。
【0023】以下、水素が容量素子24に向かう経路に
ついて図24を参照しながら説明する。
【0024】図24は、図23(a) 及び(b) に示す工
程、つまり、容量素子24を形成した後に開口部18a
にタングステン膜を埋め込むための水素雰囲気中での処
理工程における水素の主たる侵入経路及び拡散経路を示
している。
【0025】まず、水素の侵入経路としては、第2の層
間絶縁膜28の上面から第2の層間絶縁膜28の内部に
侵入する経路Aと、第2の導電性プラグ18が形成され
る開口部18aから第2の層間絶縁膜28の内部に侵入
する経路Bと、第2の導電性プラグ18が形成される開
口部18aから第1の層間絶縁膜16の内部に侵入する
経路Cとの3つの経路が存在する。
【0026】次に、第1又は第2の層間絶縁膜の内部に
侵入した水素の拡散経路としては、経路A又は経路Bを
経て第2の層間絶縁膜28に侵入した水素が、そのまま
第2の層間絶縁膜28の内部を拡散して容量素子24の
上方に至る経路Dと、同じく経路A又は経路Bを経て第
2の層間絶縁膜28に侵入した水素が、第1の層間絶縁
膜16に拡散した後、第1の層間絶縁膜16の内部を拡
散して容量素子24の下方に至る経路Eと、経路Cを経
て第1の層間絶縁膜16に侵入した水素が、そのまま第
1の層間絶縁膜16の内部を拡散して容量素子24の下
方に至る経路Fとの3つの経路がある。
【0027】前述の3つの水素拡散経路のうち、経路D
を経て容量素子24の上方に至る水素については、容量
素子24の上に水素透過防止層26が形成されているた
め、容量素子24の内部に至ることは防止される。
【0028】しかしながら、経路E又は経路Fを経て容
量素子24の下方に至る水素については、容量素子24
の下方には水素透過防止層が形成されていないため、容
量素子24の内部に容易に至る。
【0029】その結果、容量絶縁膜22が還元されてし
まって、容量素子24の特性が劣化するという問題点を
有している。
【0030】前記に鑑み、本発明は、水素が第1及び第
2の層間絶縁膜に形成される導電性プラグ用開口部から
第1の層間絶縁膜の内部を拡散して容量素子の下方に至
る事態を防止して、容量素子の特性の劣化を防止するこ
とを目的とする。
【0031】
【課題を解決するための手段】前記の目的を達成するた
め、本発明に係る第1の半導体装置は、第1の不純物拡
散層及び第2の不純物拡散層を有する半導体能動素子を
覆うように設けられた第1の層間絶縁膜と、第1の層間
絶縁膜上に設けられ、容量下部電極、容量絶縁膜及び容
量上部電極からなる容量素子と、第1の層間絶縁膜及び
容量素子の上に設けられた第2の層間絶縁膜と、第2の
層間絶縁膜上に設けられた配線層と、第1の層間絶縁膜
に設けられ、第1の不純物拡散層と容量素子とを接続す
る第1のプラグと、 第1の層間絶縁膜に設けられ、下
端が第2の不純物拡散層に接続された第2のプラグと、
第2の層間絶縁膜に設けられ、上端が配線層に接続され
た第3のプラグと、第2のプラグと第3のプラグとの間
に設けられた導電性水素透過防止膜とを備えている。
【0032】第1の半導体装置によると、第2のプラグ
と第3のプラグとの間に導電性水素透過防止膜が設けら
れているため、第3のプラグが形成される開口部から第
2のプラグの内部に向かう水素の侵入経路が遮断され
る。このため、水素が、第3のプラグが形成される開口
部から第2のプラグの内部を通過した後、第1の層間絶
縁膜の内部を拡散して容量素子の下方に至り、その後、
容量素子の内部に至る事態を防止できるので、容量素子
の特性の劣化を防止することができる。
【0033】第1の半導体装置は、容量素子を覆う容量
素子被覆水素透過防止膜をさらに備えていることが好ま
しい。
【0034】このようにすると、水素が、第3のプラグ
が形成される開口部から第2の層間絶縁膜の内部を拡散
して容量素子の上方に至り、その後、容量素子の内部に
至る事態を防止することができる。
【0035】第1の半導体装置は、容量素子を覆う容量
素子被覆水素透過防止膜と共に、第1の層間絶縁膜と第
2の層間絶縁膜との間に設けられた層間膜被覆水素透過
防止膜を備えていることが好ましい。
【0036】このようにすると、水素が容量素子の上方
から容量素子の内部に至る事態を防止できると共に、水
素が、第3のプラグが形成される開口部から、第2の層
間絶縁膜の内部及び第1の層間絶縁膜の内部を拡散して
容量素子の下方に至り、その後、容量素子の内部に至る
事態をも防止することができる。従って、水素が容量素
子の内部に至る事態をほぼ完全に防止することができ
る。
【0037】第1の半導体装置が、容量素子被覆水素透
過防止膜及び層間膜被覆水素透過防止膜を備えている場
合、容量素子被覆水素透過防止膜と層間膜被覆水素透過
防止膜とは同じ工程で形成してもよい。
【0038】第1の半導体装置が、容量素子被覆水素透
過防止膜及び層間膜被覆水素透過防止膜を備えている場
合、容量素子被覆水素透過防止膜と層間膜被覆水素透過
防止膜とは異なる工程で形成してもよい。この場合に
は、容量素子被覆水素透過防止膜の周縁部は層間膜被覆
水素透過防止膜の上に位置していることが好ましい。
【0039】第1の半導体装置は、第1の層間絶縁膜と
第2の層間絶縁膜との間に設けられた層間膜被覆水素透
過防止膜をさらに備えていることが好ましい。
【0040】このようにすると、水素が、第3のプラグ
が形成される開口部から、第2の層間絶縁膜の内部及び
第1の層間絶縁膜の内部を拡散して容量素子の下方に至
り、その後、容量素子の内部に至る事態を防止すること
ができる。
【0041】第1の半導体装置は、導電性水素透過防止
膜の上に設けられ、容量下部電極と同じ工程で形成され
た金属膜と、第1の層間絶縁膜と容量下部電極との間に
設けられ、導電性の水素透過防止膜と同じ工程で形成さ
れた導電膜とをさらに備えていることが好ましい。
【0042】このようにすると、上層の金属膜と下層の
導電性水素透過防止膜とからなる積層膜と、上層の容量
下部電極と下層の導電膜とからなる積層膜とを、同じ工
程で形成することができるので、工程数の低減を図るこ
とができる。
【0043】本発明に係る第2の半導体装置は、第1の
不純物拡散層及び第2の不純物拡散層を有する半導体能
動素子を覆うように設けられた第1の層間絶縁膜と、第
1の層間絶縁膜上に設けられ、容量下部電極、容量絶縁
膜及び容量上部電極からなる容量素子と、第1の層間絶
縁膜及び容量素子の上に設けられた第2の層間絶縁膜
と、第2の層間絶縁膜上に設けられた配線層と、第1の
層間絶縁膜に設けられ、第1の不純物拡散層と容量素子
とを接続する第1のプラグと、第1の層間絶縁膜に設け
られ、下端が第2の不純物拡散層に接続された第2のプ
ラグと、第2の層間絶縁膜に設けられ、上端が配線層に
接続された第3のプラグと、第2のプラグと第3のプラ
グとの間に設けられた第1の導電性水素透過防止膜と、
第1の層間絶縁膜と容量素子との間に設けられた第2の
導電性水素透過防止膜とを備え、第1の導電性水素透過
防止膜と第2の導電性水素透過防止膜とは、協同して第
3のプラグが形成される開口部から進入している水素が
容量絶縁膜に至ることを防止する。
【0044】第2の半導体装置によると、第1の導電性
水素透過防止膜が、水素が第3のプラグが形成される開
口部から第2のプラグの内部を通過した後、第1の層間
絶縁膜の内部を拡散して容量素子の下方に至る事態を許
容したとしても、第2の導電性水素透過防止膜は、容量
素子の下方に至った水素が容量素子の内部に侵入する事
態を防止する。
【0045】第2の半導体装置において、第1の導電性
水素透過防止膜は、第3のプラグが形成される開口部か
ら進入してくる水素の半導体能動素子への到達を許容す
ることが好ましい。
【0046】このようにすると、第3のプラグが形成さ
れる開口部から第2のプラグの内部を通過した後、第1
の層間絶縁膜の内部を拡散する水素により、半導体能動
素子の特性を回復することができる。
【0047】本発明に係る第1の半導体装置の製造方法
は、第1の不純物拡散層及び第2の不純物拡散層を有す
る半導体能動素子を覆うように第1の層間絶縁膜を堆積
する第1の工程と、第1の層間絶縁膜に、下端が第1の
不純物拡散層に接続された第1のプラグと、下端が第2
の不純物拡散層に接続された第2のプラグとを形成する
第2の工程と、第1のプラグの上に容量下部電極、容量
絶縁膜及び容量上部電極を順次形成して、容量下部電
極、容量絶縁膜及び容量上部電極からなる容量素子を形
成すると共に、第1の層間絶縁膜の上に、第2のプラグ
の上端と接続された第1の導電性水素透過防止膜を形成
する第3の工程と、第1の層間絶縁膜の上に、容量素子
及び第1の導電性水素透過防止膜を覆う第2の層間絶縁
膜を堆積する第4の工程と、第2の層間絶縁膜に、下端
が第1の導電性水素透過防止膜と接続された第3のプラ
グを形成する第5の工程と、第2の層間絶縁膜の上に、
第3のプラグの上端と接続された配線層を形成する第6
の工程とを備えている。
【0048】第1の半導体装置の製造方法によると、水
素が、第3のプラグが形成される開口部から第2のプラ
グの内部を通過した後、第1の層間絶縁膜の内部を拡散
して容量素子の下方に至り、その後、容量素子の内部に
至る事態を防止できるので、容量素子の特性の劣化を防
止することができる。
【0049】第1の半導体装置の製造方法は、第3の工
程と第4の工程との間に、容量素子を覆う容量素子被覆
水素透過防止膜を形成する工程をさらに備え、第4の工
程は、第2の層間絶縁膜を第1の導電性水素透過防止膜
及び容量素子被覆水素透過防止膜を覆うように堆積する
工程を含むことが好ましい。
【0050】このようにすると、水素が、第3のプラグ
が形成される開口部から第2の層間絶縁膜の内部を拡散
して容量素子の上方に至り、その後、容量素子の内部に
至る事態を防止することができる。
【0051】第1の半導体装置の製造方法は、第3の工
程と第4の工程との間に、容量素子、第1の導電性水素
透過防止膜及び第1の層間絶縁膜を覆う絶縁性水素透過
防止膜を形成する工程をさらに備え、第4の工程は、第
2の層間絶縁膜を絶縁性水素透過防止膜の上に堆積する
工程を含むことが好ましい。
【0052】このようにすると、水素が、第3のプラグ
が形成される開口部から第2の層間絶縁膜の内部を拡散
して容量素子の上方に至り、その後、容量素子の内部に
至る事態と、水素が、第3のプラグが形成される開口部
から、第2の層間絶縁膜の内部及び第1の層間絶縁膜の
内部を拡散して容量素子の下方に至り、その後、容量素
子の内部に至る事態とを防止することができる。従っ
て、水素が容量素子の内部に至る事態をほぼ完全に防止
することができる。
【0053】本発明に係る第2の半導体装置の製造方法
は、第1の不純物拡散層及び第2の不純物拡散層を有す
る半導体能動素子を覆うように第1の層間絶縁膜を堆積
する第1の工程と、第1の層間絶縁膜に、下端が第1の
不純物拡散層に接続された第1のプラグと、下端が第2
の不純物拡散層に接続された第2のプラグとを形成する
第2の工程と、第1のプラグの上に容量下部電極を形成
すると共に、第2のプラグの上に第1の導電性水素透過
防止膜を形成する第3の工程と、第1の層間絶縁膜の上
に全面に亘って層間膜被覆水素透過防止膜を堆積する第
4の工程と、層間膜被覆水素透過防止膜を平坦化して、
容量下部電極及び第1の導電性水素透過防止膜を露出さ
せる第5の工程と、容量下部電極の上に容量絶縁膜及び
容量上部電極を形成して、容量下部電極、容量絶縁膜及
び容量上部電極よりなる容量素子を形成する第6の工程
と、第1の導電性水素透過防止膜、容量素子及び層間膜
被覆水素透過防止膜の上に第2の層間絶縁膜を堆積する
第7の工程と、第2の層間絶縁膜に、下端が第1の導電
性水素透過防止膜と接続された第3のプラグを形成する
第8の工程と、第2の層間絶縁膜の上に、第3のプラグ
の上端と接続された配線層を形成する第9の工程とを備
えている。
【0054】第2の半導体装置の製造方法によると、水
素が、第3のプラグが形成される開口部から第2のプラ
グの内部を通過した後、第1の層間絶縁膜の内部を拡散
して容量素子の下方に至り、その後、容量素子の内部に
至る事態と、水素が、第3のプラグが形成される開口部
から第2の層間絶縁膜の内部及び第1の層間絶縁膜の内
部を拡散して容量素子の下方に至り、その後、容量素子
の内部に至る事態とを防止できるので、容量素子の特性
の劣化を防止することができる。
【0055】第2の半導体装置の製造方法は、第6の工
程と第7の工程との間に、容量素子を覆う容量素子被覆
水素透過防止膜を形成する工程をさらに備え、第7の工
程は、第2の層間絶縁膜を、第1の導電性水素透過防止
膜、容量素子被覆水素透過防止膜及び層間膜被覆水素透
過防止膜の上に堆積する工程を含むことが好ましい。
【0056】このようにすると、水素が、第3のプラグ
が形成される開口部から第2の層間絶縁膜の内部を拡散
して容量素子の上方に至り、その後、容量素子の内部に
至る事態をも防止することができるので、水素が容量素
子の内部に至る事態をほぼ完全に防止することができ
る。
【0057】本発明に係る第3の半導体装置の製造方法
は、第1の不純物拡散層及び第2の不純物拡散層を有す
る半導体能動素子を覆うように第1の層間絶縁膜を堆積
する第1の工程と、第1の層間絶縁膜の上に全面に亘っ
て層間膜被覆水素透過防止膜を堆積する工程と、第1の
層間絶縁膜及び層間膜被覆水素透過防止膜に、下端が第
1の不純物拡散層に接続された第1のプラグと、下端が
第2の不純物拡散層に接続された第2のプラグとを形成
する第2の工程と、第1のプラグの上に容量下部電極、
容量絶縁膜及び容量上部電極を順次形成して容量下部電
極、容量絶縁膜及び容量上部電極からなる容量素子を形
成すると共に、第2のプラグの上に第1の導電性水素透
過防止膜を形成する第3の工程と、層間膜被覆水素透過
防止膜、容量素子及び第1の導電性水素透過防止膜の上
に第2の層間絶縁膜を堆積する第4の工程と、第2の層
間絶縁膜に、下端が第1の導電性水素透過防止膜と接続
された第3のプラグを形成する第5の工程と、第2の層
間絶縁膜の上に、第3のプラグの上端と接続された配線
層を形成する第6の工程とを備えている。
【0058】第3の半導体装置の製造方法によると、水
素が、第3のプラグが形成される開口部から第2のプラ
グの内部を通過した後、第1の層間絶縁膜の内部を拡散
して容量素子の下方に至り、その後、容量素子の内部に
至る事態と、水素が、第3のプラグが形成される開口部
から第2の層間絶縁膜の内部及び第1の層間絶縁膜の内
部を拡散して容量素子の下方に至り、その後、容量素子
の内部に至る事態とを防止できるので、容量素子の特性
の劣化を防止することができる。
【0059】第3の半導体装置の製造方法は、第3の工
程と第4の工程との間に、容量素子を覆う容量素子被覆
水素透過防止膜を形成する工程をさらに備え、第4の工
程は、第2の層間絶縁膜を、第1の導電性水素透過防止
膜、容量素子被覆水素透過防止膜及び層間膜被覆水素透
過防止膜の上に堆積する工程を含むことが好ましい。
【0060】このようにすると、水素が、第3のプラグ
が形成される開口部から第2の層間絶縁膜の内部を拡散
して容量素子の上方に至り、その後、容量素子の内部に
至る事態をも防止することができるので、水素が容量素
子の内部に至る事態をほぼ完全に防止することができ
る。
【0061】第1、第2又は第3の半導体装置の製造方
法において、第1の導電性水素透過防止膜を形成する工
程は、第1の導電性水素透過防止膜の上に金属膜を容量
下部電極と同じ工程で形成する工程を含み、容量下部電
極を形成する工程は、第1のプラグと容量下部電極との
間に第2の導電性水素透過防止膜を第1の導電性水素透
過防止膜と同じ工程で形成する工程を含むことが好まし
い。
【0062】このようにすると、上層の金属膜と下層の
導電性水素透過防止膜とからなる積層膜と、上層の容量
下部電極と下層の導電膜とからなる積層膜とを、同じ工
程で形成することができるので、工程数の低減を図るこ
とができる。
【0063】第1、第2又は第3の半導体装置の製造方
法において、第1の導電性水素透過防止膜の上に金属膜
を形成すると共に、第1のプラグと容量下部電極との間
に第2の導電性水素透過防止膜を形成する場合には、第
1の導電性水素透過防止膜と第2の導電性水素透過防止
膜とは、協同して第3のプラグが形成される開口部から
進入している水素が容量絶縁膜に至ることを防止するこ
とが好ましい。
【0064】このようにすると、第1の導電性水素透過
防止膜が、水素が第3のプラグが形成される開口部から
第2のプラグの内部を通過した後、第1の層間絶縁膜の
内部を拡散して容量素子の下方に至る事態を許容したと
しても、第2の導電性水素透過防止膜は、容量素子の下
方に至った水素が容量素子の内部に侵入する事態を防止
する。
【0065】この場合、第1の導電性水素透過防止膜
は、第3のプラグが形成される開口部から進入してくる
水素の半導体能動素子への到達を許容することが好まし
い。
【0066】このようにすると、第3のプラグが形成さ
れる開口部から第2のプラグの内部を通過した後、第1
の層間絶縁膜の内部を拡散する水素により、半導体能動
素子の特性を回復することができる。
【0067】
【発明の実施の形態】(第1の実施形態)以下、本発明
の第1の実施形態に係る半導体装置について図1を参照
しながら説明する。図1は第1の実施形態に係る半導体
装置の断面構造を示している。
【0068】図1に示すように、半導体基板100の上
にゲート絶縁膜101を介してゲート電極102が形成
されていると共に、半導体基板100の表面部に第1の
不純物拡散層103及び第2の不純物拡散層104が形
成されており、これらゲート絶縁膜101、ゲート電極
102、第1の不純物拡散層103及び第2の不純物拡
散層104は半導体能動素子としての電界効果型トラン
ジスタ105を構成している。
【0069】半導体基板100の上には、電界効果型ト
ランジスタ105を覆うようにシリコン酸化膜よりなる
第1の層間絶縁膜106が形成されており、該第1の層
間絶縁膜106には、下端が第1の不純物拡散層103
に接続されたタングステンよりなる第1の導電性プラグ
107と、下端が第2の不純物拡散層104に接続され
たタングステンよりなる第2の導電性プラグ108とが
埋め込まれている。
【0070】第1の層間絶縁膜106の上における第1
の導電性プラグ107の上側部分には、白金よりなる容
量下部電極111と、Sr2Bi2(Ta2-XNbX)O
9(2≧X≧0)よりなる容量絶縁膜112と、白金よ
りなる容量上部電極113とが順次形成されており、こ
れら容量下部電極111、容量絶縁膜112及び容量上
部電極113は容量素子114を構成している。また、
第1の層間絶縁膜106の上における第2の導電性プラ
グ108の上側部分には、窒化チタンアルミニウムより
なる導電性水素透過防止膜115が形成されている。
【0071】容量素子114、導電性水素透過防止膜1
15及び第1の層間絶縁膜106を覆うように酸化アル
ミニウムよりなる絶縁性水素透過防止膜116が形成さ
れている。尚、絶縁性水素透過防止膜116における容
量素子114を覆っている部分は容量素子被覆水素透過
防止膜を構成していると共に、絶縁性水素透過防止膜1
16における第1の層間絶縁膜106を覆っている部分
は層間膜被覆水素透過防止膜を構成している。
【0072】絶縁性水素透過防止膜116の上にはシリ
コン酸化膜よりなる第2の層間絶縁膜118が形成され
ており、第2の層間絶縁膜118には、下端が導電性水
素透過防止膜115に接続された第3の導電性プラグ1
19が埋め込まれている。尚、第3の導電性プラグ11
9の下端部は絶縁性水素透過防止膜116を貫通して導
電性水素透過防止膜115に接続されている。
【0073】第2の層間絶縁膜118の上には、第3の
導電性プラグ119の上端に接続された配線層120が
形成されている。
【0074】以下、第1の実施形態に係る半導体装置の
製造方法について、図2(a) 〜(d)及び図3(a) 〜(d)
を参照しながら説明する。
【0075】まず、図2(a) に示すように、周知の方法
により、半導体基板100に、電界効果型トランジスタ
105を構成する、ゲート絶縁膜101、ゲート電極1
02、第1の不純物拡散層103及び第2の不純物拡散
層104を形成した後、例えばCVD法により、半導体
基板100の上に電界効果型トランジスタ105を覆う
ようにシリコン酸化膜よりなる第1の層間絶縁膜106
を堆積する。
【0076】次に、例えばRIE(Reactive Ion Etchi
ng)法により、第1の層間絶縁膜106の所定領域に、
下端が第1の不純物拡散層103に至る開口部と、下端
が第2の不純物拡散層104に至る開口部とを形成した
後、例えばCVD法及びCMP法により、これらの開口
部にタングステン膜を埋め込むことにより、図2(b)に
示すように、下端が第1の不純物拡散層103に接続さ
れたタングステンよりなる第1の導電性プラグ107
と、下端が第2の不純物拡散層104に接続されたタン
グステンよりなる第2の導電性プラグ108とを形成す
る。
【0077】次に、図2(c) に示すように、第1の導電
性プラグ107の上に、白金よりなる容量下部電極11
1、Sr2Bi2(Ta2-XNbX)O9 (2≧X≧0)より
なる容量絶縁膜112、及び白金よりなる容量上部電極
113を順次形成する。
【0078】次に、例えばスパッタリング法により、第
1の層間絶縁膜106、容量上部電極113及び第2の
導電性プラグ108の上に全面に亘って窒化チタンアル
ミニウム膜を堆積した後、例えばRIE法により窒化チ
タンアルミニウム膜をパターニングして、図2(d) に示
すように、第2の導電性プラグ108の上に導電性水素
透過防止膜115を形成する。その後、酸素雰囲気中に
おいて熱処理を行なうことにより、容量絶縁膜112を
結晶化させて容量素子114を形成する。
【0079】次に、図3(a) に示すように、例えばスパ
ッタリング法又はCVD法により、第1の層間絶縁膜1
06、容量素子114及び導電性水素透過防止膜115
の上に全面に亘って、酸化アルミニウムよりなる絶縁性
水素透過防止膜116とシリコン酸化膜よりなる第2の
層間絶縁膜118とを順次堆積する。
【0080】次に、図3(b) に示すように、例えばRI
E法により、絶縁性水素透過防止膜116及び第2の層
間絶縁膜118の所定領域に、下端が導電性水素透過防
止膜115に至る開口部119aを形成する。
【0081】次に、例えばCVD法により、第2の層間
絶縁膜118の上にタングステン膜を開口部119aが
充填されるように堆積した後、例えばCMP法により、
タングステン膜における第2の層間絶縁膜118の上に
露出している部分を除去して、図3(c) に示すように、
下端が導電性水素透過防止膜115に接続する第3の導
電性プラグ119を形成する。
【0082】次に、図3(d) に示すように、第2の層間
絶縁膜118の上に、第3の導電性プラグ119の上端
に接続する配線層120を形成すると、第1の実施形態
に係る半導体装置が得られる。
【0083】以下、第1の実施形態に係る半導体装置及
びその製造方法の効果について、図4を参照しながら説
明する。
【0084】図4は、図3(b) 及び(c) に示す工程、つ
まり、容量素子114を形成した後に開口部119aに
タングステン膜を埋め込むための水素雰囲気中での処理
工程における水素の主たる侵入経路及び拡散経路を示し
ている。
【0085】まず、水素の侵入経路としては、従来の半
導体装置及びその製造方法と同様、第2の層間絶縁膜1
18の上面から第2の層間絶縁膜118の内部に侵入す
る経路Aと、第3の導電性プラグ119が形成される開
口部119aから第2の層間絶縁膜118の内部に侵入
する経路Bとが存在する。
【0086】従来においては、経路A及び経路Bに加え
て、第2の導電性プラグ108が形成される開口部から
第1の層間絶縁膜106の内部に侵入する経路C(図2
4を参照)が存在していた。
【0087】しかしながら、第1の実施形態において
は、第2の導電性プラグ108の上に導電性水素透過防
止膜115が形成されているため、第3の導電性プラグ
119が形成される開口部119aから第2の導電性プ
ラグ108の内部への水素の侵入経路Gは遮断される。
【0088】従って、第1の実施形態によると、第2の
導電性プラグ108が形成されている開口部から第1の
層間絶縁膜106に水素が侵入する経路C(図24を参
照)は存在しない。
【0089】次に、第2の層間絶縁膜118の内部に侵
入した水素の拡散経路としては、従来と同様、経路A又
は経路Bを経て第2の層間絶縁膜118に侵入した水素
が、そのまま第2の層間絶縁膜118の内部を拡散して
容量素子114の上方に至る経路Dが存在する。
【0090】しかしながら、容量素子114の上方に
は、絶縁性水素透過防止膜(容量素子被覆水素透過防止
膜)116が形成されているため、経路Dを通って拡散
する水素が容量素子114の内部に至ることはない。
【0091】従来においては、経路Dに加えて、第2の
層間絶縁膜118に侵入した水素が第1の層間絶縁膜1
06に拡散した後、第1の層間絶縁膜106の内部を拡
散して容量素子114の下方に至る経路E(図24を参
照)と、第1の層間絶縁膜106に侵入した水素がその
まま第1の層間絶縁膜106の内部を拡散して容量素子
114の下方に至る経路F(図24を参照)とが存在し
ていたため、水素が容量素子114の下方から容量素子
114の内部に到達して、容量素子特性が劣化するとい
う問題を有していた。
【0092】しかしながら、第1の実施形態において
は、第1の層間絶縁膜106の上に絶縁性水素透過防止
膜(層間膜被覆水素透過防止膜)116が形成されてい
るため、第2の層間絶縁膜118に侵入した水素が第1
の層間絶縁膜106に拡散する経路Hは遮断されると共
に、第1の層間絶縁膜106の内部を拡散して容量素子
114の下方に至る経路E(図24を参照)は存在しな
い。
【0093】また、第2の導電性プラグ108が形成さ
れている開口部から第1の層間絶縁膜106へ水素が侵
入しないため、第1の層間絶縁膜106の内部を拡散し
て容量素子114の下方に至る経路F(図24を参照)
も存在しない。
【0094】従って、水素が容量素子114の下方から
容量素子114の内部に至る事態が防止されるので、水
素による容量素子の特性劣化が防止されて、優れた特性
を有する半導体装置が得られる。
【0095】(第1の実施形態の第1変形例)以下、本
発明の第1の実施形態の第1変形例に係る半導体装置に
ついて図5を参照しながら説明する。図5は第1の実施
形態の第1変形例に係る半導体装置の断面構造を示して
いる。
【0096】図5に示すように、半導体基板100の上
にゲート絶縁膜101を介してゲート電極102が形成
されていると共に、半導体基板100の表面部に第1の
不純物拡散層103及び第2の不純物拡散層104が形
成されており、これらゲート絶縁膜101、ゲート電極
102、第1の不純物拡散層103及び第2の不純物拡
散層104は半導体能動素子としての電界効果型トラン
ジスタ105を構成している。
【0097】半導体基板100の上には、電界効果型ト
ランジスタ105を覆うようにシリコン酸化膜よりなる
第1の層間絶縁膜106が形成されており、該第1の層
間絶縁膜106には、下端が第1の不純物拡散層103
に接続されたタングステンよりなる第1の導電性プラグ
107と、下端が第2の不純物拡散層104に接続され
たタングステンよりなる第2の導電性プラグ108とが
埋め込まれている。
【0098】第1の層間絶縁膜106の上における第1
の導電性プラグ107の上側部分には、白金よりなる容
量下部電極111と、Sr2Bi2(Ta2-XNbX)O
9(2≧X≧0)よりなる容量絶縁膜112と、白金よ
りなる容量上部電極113とが順次形成されており、こ
れら容量下部電極111、容量絶縁膜112及び容量上
部電極113は容量素子114を構成している。また、
第1の層間絶縁膜106の上における第2の導電性プラ
グ108の上側部分には、窒化チタンアルミニウムより
なる導電性水素透過防止膜115が形成されている。
【0099】そして、第1の層間絶縁膜106の上にお
ける導電性水素透過防止膜115及び容量下部電極11
1により覆われていない領域の上にはシリコン窒化膜よ
りなる層間膜被覆水素透過防止膜116Aが形成されて
いると共に、第1の層間絶縁膜106の上には容量素子
114を覆うように酸化アルミニウムよりなる容量素子
被覆水素透過防止膜117が形成されている。
【0100】導電性水素透過防止膜115及び容量素子
被覆水素透過防止膜117の上にはシリコン酸化膜より
なる第2の層間絶縁膜118が形成されており、第2の
層間絶縁膜118には、下端が導電性水素透過防止膜1
15に接続された第3の導電性プラグ119が埋め込ま
れている。
【0101】第2の層間絶縁膜118の上には、第3の
導電性プラグ119の上端に接続された配線層120が
形成されている。
【0102】以下、第1の実施形態の第1変形例に係る
半導体装置の製造方法について、図6(a) 〜(d) 、図7
(a) 〜(d) 及び図8(a) 〜(d) を参照しながら説明す
る。
【0103】まず、図6(a) に示すように、周知の方法
により、半導体基板100に、電界効果型トランジスタ
105を構成する、ゲート絶縁膜101、ゲート電極1
02、第1の不純物拡散層103及び第2の不純物拡散
層104を形成した後、例えばCVD法により、半導体
基板100の上に電界効果型トランジスタ105を覆う
ようにシリコン酸化膜よりなる第1の層間絶縁膜106
を堆積する。
【0104】次に、例えばRIE法により、第1の層間
絶縁膜106の所定領域に、下端が第1の不純物拡散層
103に至る開口部と、下端が第2の不純物拡散層10
4に至る開口部とを形成した後、これらの開口部にタン
グステン膜を埋め込むことにより、図6(b) に示すよう
に、下端が第1の不純物拡散層103に接続されたタン
グステンよりなる第1の導電性プラグ107と、下端が
第2の不純物拡散層104に接続されたタングステンよ
りなる第2の導電性プラグ108とを形成する。
【0105】次に、図6(c) に示すように、例えばスパ
ッタリング法及びRIE法により、第1の導電性プラグ
107の上に白金よりなる容量下部電極111を形成す
る。
【0106】次に、例えばスパッタリング法により、第
1の層間絶縁膜106、容量下部電極111及び第2の
導電性プラグ108の上に全面に亘って窒化チタンアル
ミニウム膜を堆積した後、例えばRIE法により窒化チ
タンアルミニウム膜をパターニングして、図6(d) に示
すように、第2の導電性プラグ108の上に導電性水素
透過防止膜115を形成する。尚、容量下部電極111
と導電性水素透過防止膜115とはいずれを先に形成し
てもよい。
【0107】次に、図7(a) に示すように、例えばCV
D法により、第1の層間絶縁膜106、容量下部電極1
11及び導電性水素透過防止膜115の上に全面に亘っ
て、シリコン窒化膜よりなる層間膜被覆水素透過防止膜
116Aを堆積した後、図7(b) に示すように、例えば
CMP法又はRIE法により、層間膜被覆水素透過防止
膜116Aを平坦化して、容量下部電極111及び導電
性水素透過防止膜115を露出させる。
【0108】次に、図7(c) に示すように、容量下部電
極111の上にSr2Bi2(Ta2-XNbX)O9 (2≧X
≧0)よりなる容量絶縁膜112及び白金よりなる容量
上部電極113を順次形成した後、酸素雰囲気中におい
て熱処理を行なうことにより、容量絶縁膜112を結晶
化させ容量素子114を形成する。
【0109】次に、図7(d) に示すように、導電性水素
透過防止膜115、層間膜被覆水素透過防止膜116A
及び容量素子114の上に全面に亘って酸化アルミニウ
ム膜を堆積した後、例えばRIE法により、酸化アルミ
ニウム膜をパターニングして、容量素子114を覆う容
量素子被覆水素透過防止膜117を形成する。
【0110】次に、図8(a) に示すように、例えばCV
D法により、導電性水素透過防止膜115、層間膜被覆
水素透過防止膜116A及び容量素子被覆水素透過防止
膜117の上に全面に亘って、シリコン酸化膜よりなる
第2の層間絶縁膜118を堆積する。
【0111】次に、図8(b) に示すように、例えばRI
E法により、第2の層間絶縁膜118の所定領域に、下
端が導電性水素透過防止膜115に至る開口部119a
を形成する。
【0112】次に、例えばCVD法により、第2の層間
絶縁膜118の上にタングステン膜を開口部119aが
充填されるように堆積した後、例えばCMP法により、
タングステン膜における第2の層間絶縁膜118の上に
露出している部分を除去して、図8(c) に示すように、
下端が導電性水素透過防止膜115に接続する第3の導
電性プラグ119を形成する。
【0113】次に、図8(d) に示すように、第2の層間
絶縁膜118の上に、第3の導電性プラグ119の上端
に接続する配線層120を形成すると、第1の実施形態
の第1変形例に係る半導体装置が得られる。
【0114】第1の実施形態においては、絶縁性水素透
過防止膜116が層間膜被覆水素透過防止膜及び容量素
子被覆水素透過防止膜を兼ねていたが、つまり層間膜被
覆水素透過防止膜と容量素子被覆水素透過防止膜とが同
一の工程により形成されていたが、第1の実施形態の第
1変形例においては、層間膜被覆水素透過防止膜116
Aと容量素子被覆水素透過防止膜117とは異なる工程
により形成されている。
【0115】第1の実施形態の第1変形例においては、
第2の導電性プラグ108と第3の導電性プラグ119
との間に導電性水素透過防止膜115が設けられ、第1
の層間絶縁膜106の上に層間膜被覆水素透過防止膜1
16Aが設けられ、容量素子を覆うように容量素子被覆
水素透過防止膜117が設けられているため、第1の実
施形態と同様、水素が容量素子114の下方から容量素
子114の内部に至る事態が防止されるので、水素によ
る容量素子の特性劣化が防止されて、優れた特性を有す
る半導体装置が得られる。
【0116】(第1の実施形態の第2変形例)以下、本
発明の第1の実施形態の第2変形例に係る半導体装置に
ついて図9を参照しながら説明する。図9は第1の実施
形態の第2変形例に係る半導体装置の断面構造を示して
いる。
【0117】図9に示すように、半導体基板100の上
にゲート絶縁膜101を介してゲート電極102が形成
されていると共に、半導体基板100の表面部に第1の
不純物拡散層103及び第2の不純物拡散層104が形
成されており、これらゲート絶縁膜101、ゲート電極
102、第1の不純物拡散層103及び第2の不純物拡
散層104は半導体能動素子としての電界効果型トラン
ジスタ105を構成している。
【0118】半導体基板100の上には、電界効果型ト
ランジスタ105を覆うようにシリコン酸化膜よりなる
第1の層間絶縁膜106が形成されていると共に、第1
の層間絶縁膜の上にはシリコン窒化膜よりなる層間膜被
覆水素透過防止膜116Aが形成されている。
【0119】第1の層間絶縁膜106及び層間膜被覆水
素透過防止膜116Aには、下端が第1の不純物拡散層
103に接続されたタングステンよりなる第1の導電性
プラグ107と、下端が第2の不純物拡散層104に接
続されたタングステンよりなる第2の導電性プラグ10
8とが埋め込まれている。
【0120】層間膜被覆水素透過防止膜116Aの上に
おける第1の導電性プラグ107の上側部分には、白金
よりなる容量下部電極111と、Sr2Bi2(Ta2-X
X)O9(2≧X≧0)よりなる容量絶縁膜112と、
白金よりなる容量上部電極113とが順次形成されてお
り、これら容量下部電極111、容量絶縁膜112及び
容量上部電極113は容量素子114を構成している。
また、層間膜被覆水素透過防止膜116Aの上における
第2の導電性プラグ108の上側部分には、窒化チタン
アルミニウムよりなる導電性水素透過防止膜115が形
成されている。
【0121】そして、層間膜被覆水素透過防止膜116
Aの上には容量素子114を覆うように酸化アルミニウ
ムよりなる容量素子被覆水素透過防止膜117が形成さ
れている。
【0122】導電性水素透過防止膜115、層間膜被覆
水素透過防止膜116A及び容量素子被覆水素透過防止
膜117の上にはシリコン酸化膜よりなる第2の層間絶
縁膜118が形成されており、第2の層間絶縁膜118
には、下端が導電性水素透過防止膜115に接続された
第3の導電性プラグ119が埋め込まれている。
【0123】第2の層間絶縁膜118の上には、第3の
導電性プラグ119の上端に接続された配線層120が
形成されている。
【0124】以下、第1の実施形態の第2変形例に係る
半導体装置の製造方法について、図10(a) 〜(d) 及び
図11(a) 〜(d) を参照しながら説明する。
【0125】まず、図10(a) に示すように、周知の方
法により、半導体基板100に、電界効果型トランジス
タ105を構成する、ゲート絶縁膜101、ゲート電極
102、第1の不純物拡散層103及び第2の不純物拡
散層104を形成した後、例えばCVD法により、半導
体基板100の上に電界効果型トランジスタ105を覆
うようにシリコン酸化膜よりなる第1の層間絶縁膜10
6を堆積し、その後、例えばCVD法により、第1の層
間絶縁膜106の上にシリコン窒化膜よりなる層間膜被
覆水素透過防止膜116Aを堆積する。
【0126】次に、例えばRIE法により、層間膜被覆
水素透過防止膜116A及び第1の層間絶縁膜106の
所定領域に、下端が第1の不純物拡散層103に至る開
口部と、下端が第2の不純物拡散層104に至る開口部
とを形成した後、これらの開口部にタングステン膜を埋
め込むことにより、図10(b) に示すように、下端が第
1の不純物拡散層103に接続されたタングステンより
なる第1の導電性プラグ107と、下端が第2の不純物
拡散層104に接続されたタングステンよりなる第2の
導電性プラグ108とを形成する。
【0127】次に、図10(c) に示すように、層間膜被
覆水素透過防止膜116Aの上における第1の導電性プ
ラグ107の上側部分に、白金よりなる容量下部電極1
11、Sr2Bi2(Ta2-XNbX)O9 (2≧X≧0)よ
りなる容量絶縁膜112及び白金よりなる容量上部電極
113を形成する。
【0128】次に、例えばスパッタリング法により、層
間膜被覆水素透過防止膜116A、容量上部電極113
及び第2の導電性プラグ108の上に全面に亘って窒化
チタンアルミニウム膜を堆積した後、例えばRIE法に
より窒化チタンアルミニウム膜をパターニングして、第
2の導電性プラグ108の上に導電性水素透過防止膜1
15を形成する。その後、酸素雰囲気中において熱処理
を行なうことにより、容量絶縁膜112を結晶化させ容
量素子114を形成する。尚、容量下部電極111、容
量絶縁膜112及び容量上部電極113と、導電性水素
透過防止膜115とは、いずれを先に形成してもよい。
【0129】次に、図10(d) に示すように、導電性水
素透過防止膜115、層間膜被覆水素透過防止膜116
A及び容量素子114の上に全面に亘って酸化アルミニ
ウム膜を堆積した後、例えばRIE法により、酸化アル
ミニウム膜をパターニングして、容量素子114を覆う
容量素子被覆水素透過防止膜117を形成する。
【0130】次に、図11(a) に示すように、例えばC
VD法により、導電性水素透過防止膜115、層間膜被
覆水素透過防止膜116A及び容量素子被覆水素透過防
止膜117の上に全面に亘って、シリコン酸化膜よりな
る第2の層間絶縁膜118を堆積する。
【0131】次に、図11(b) に示すように、例えばR
IE法により、第2の層間絶縁膜118の所定領域に、
下端が導電性水素透過防止膜115に至る開口部119
aを形成する。
【0132】次に、例えばCVD法により、第2の層間
絶縁膜118の上にタングステン膜を開口部119aが
充填されるように堆積した後、例えばCMP法により、
タングステン膜における第2の層間絶縁膜118の上に
露出している部分を除去して、図11(c) に示すよう
に、下端が導電性水素透過防止膜115に接続する第3
の導電性プラグ119を形成する。
【0133】次に、図11(d) に示すように、第2の層
間絶縁膜118の上に、第3の導電性プラグ119の上
端に接続する配線層120を形成すると、第1の実施形
態の第2変形例に係る半導体装置が得られる。
【0134】第1の実施形態においては、絶縁性水素透
過防止膜116が層間膜被覆水素透過防止膜及び容量素
子被覆水素透過防止膜を兼ねていたが、つまり層間膜被
覆水素透過防止膜と容量素子被覆水素透過防止膜とが同
一の工程により形成されていたが、第1の実施形態の第
2変形例においては、層間膜被覆水素透過防止膜116
Aと容量素子被覆水素透過防止膜117とは異なる工程
により形成されている。
【0135】第1の実施形態の第2変形例においては、
第2の導電性プラグ108と第3の導電性プラグ119
との間に導電性水素透過防止膜115が設けられ、第1
の層間絶縁膜106の上に層間膜被覆水素透過防止膜1
16Aが設けられ、容量素子を覆うように容量素子被覆
水素透過防止膜117が設けられているため、第1の実
施形態と同様、水素が容量素子114の下方から容量素
子114の内部に至る事態が防止されるので、水素によ
る容量素子の特性劣化が防止されて、優れた特性を有す
る半導体装置が得られる。
【0136】(第2の実施形態)以下、本発明の第2の
実施形態に係る半導体装置について図12を参照しなが
ら説明する。図12は第2の実施形態に係る半導体装置
の断面構造を示している。
【0137】図12に示すように、半導体基板100の
上にゲート絶縁膜101を介してゲート電極102が形
成されていると共に、半導体基板100の表面部に第1
の不純物拡散層103及び第2の不純物拡散層104が
形成されており、これらゲート絶縁膜101、ゲート電
極102、第1の不純物拡散層103及び第2の不純物
拡散層104は半導体能動素子としての電界効果型トラ
ンジスタ105を構成している。
【0138】半導体基板100の上には、電界効果型ト
ランジスタ105を覆うようにシリコン酸化膜よりなる
第1の層間絶縁膜106が形成されており、該第1の層
間絶縁膜106には、下端が第1の不純物拡散層103
に接続されたタングステンよりなる第1の導電性プラグ
107と、下端が第2の不純物拡散層104に接続され
たタングステンよりなる第2の導電性プラグ108とが
埋め込まれている。
【0139】第1の層間絶縁膜106の上における第1
の導電性プラグ107の上側部分には、窒化チタンアル
ミニウムよりなる導電膜109と、白金よりなる容量下
部電極111と、Sr2Bi2(Ta2-XNbX)O9(2≧
X≧0)よりなる容量絶縁膜112と、白金よりなる容
量上部電極113とが順次形成されており、これら容量
下部電極111、容量絶縁膜112及び容量上部電極1
13は容量素子114を構成している。また、第1の層
間絶縁膜106の上における第2の導電性プラグ108
の上側部分には、窒化チタンアルミニウムよりなる導電
性水素透過防止膜115と、白金よりなる金属膜110
とが順次形成されている。
【0140】容量素子114、金属膜110及び第1の
層間絶縁膜106を覆うように酸化アルミニウムよりな
る絶縁性水素透過防止膜116が形成されている。尚、
絶縁性水素透過防止膜116における容量素子114を
覆っている部分は容量素子被覆水素透過防止膜を構成し
ていると共に、絶縁性水素透過防止膜116における第
1の層間絶縁膜106を覆っている部分は層間膜被覆水
素透過防止膜を構成している。
【0141】絶縁性水素透過防止膜116の上にはシリ
コン酸化膜よりなる第2の層間絶縁膜118が形成され
ており、第2の層間絶縁膜118には、下端が金属膜1
10に接続された第3の導電性プラグ119が埋め込ま
れている。尚、第3の導電性プラグ119の下端部は絶
縁性水素透過防止膜116を貫通して金属膜110に接
続されている。
【0142】第2の層間絶縁膜118の上には、第3の
導電性プラグ119の上端に接続された配線層120が
形成されている。
【0143】以下、第2の実施形態に係る半導体装置の
製造方法について、図13(a) 〜(d) 及び図14(a) 〜
(d) を参照しながら説明する。
【0144】まず、図13(a) に示すように、周知の方
法により、半導体基板100に、電界効果型トランジス
タ105を構成する、ゲート絶縁膜101、ゲート電極
102、第1の不純物拡散層103及び第2の不純物拡
散層104を形成した後、例えばCVD法により、半導
体基板100の上に電界効果型トランジスタ105を覆
うようにシリコン酸化膜よりなる第1の層間絶縁膜10
6を堆積する。
【0145】次に、例えばRIE法により、第1の層間
絶縁膜106の所定領域に、下端が第1の不純物拡散層
103に至る開口部と、下端が第2の不純物拡散層10
4に至る開口部とを形成した後、例えばCVD法及びC
MP法により、これらの開口部にタングステン膜を埋め
込むことにより、図13(b) に示すように、下端が第1
の不純物拡散層103に接続されたタングステンよりな
る第1の導電性プラグ107と、下端が第2の不純物拡
散層104に接続されたタングステンよりなる第2の導
電性プラグ108とを形成する。
【0146】次に、図13(c) に示すように、例えばス
パッタリング法により、第1の層間絶縁膜106、第1
の導電性プラグ107及び第2の導電性プラグ108の
上に全面に亘って窒化チタンアルミニウム及び白金膜を
順次堆積した後、例えばRIE法により、これら窒化チ
タンアルミニウム及び白金膜をパターニングして、第1
の導電性プラグ107の上に、窒化チタンアルミニウム
膜よりなる導電膜109及び白金膜よりなる容量下部電
極111を形成すると共に、第2の導電性プラグ108
の上に、窒化チタンアルミニウム膜よりなる導電性水素
透過防止膜115及び白金膜よりなる金属膜110を形
成する。
【0147】次に、図13(d) に示すように、容量下部
電極111の上に、Sr2Bi2(Ta2-XNbX)O9 (2
≧X≧0)よりなる容量絶縁膜112及び白金よりなる
容量上部電極113を順次形成した後、酸素雰囲気中に
おいて熱処理を行なうことにより、容量絶縁膜112を
結晶化させて容量素子114を形成する。
【0148】次に、図14(a) に示すように、例えばス
パッタリング法又はCVD法により、第1の層間絶縁膜
106、容量素子114及び金属膜110の上に全面に
亘って、酸化アルミニウムよりなる絶縁性水素透過防止
膜116とシリコン酸化膜よりなる第2の層間絶縁膜1
18とを順次堆積する。
【0149】次に、図14(b) に示すように、例えばR
IE法により、絶縁性水素透過防止膜116及び第2の
層間絶縁膜118の所定領域に、下端が金属膜110に
至る開口部119aを形成する。
【0150】次に、例えばCVD法により、第2の層間
絶縁膜118の上にタングステン膜を開口部119aが
充填されるように堆積した後、例えばCMP法により、
タングステン膜における第2の層間絶縁膜118の上に
露出している部分を除去して、図14(c) に示すよう
に、下端が金属膜110に接続する第3の導電性プラグ
119を形成する。
【0151】次に、図14(d) に示すように、第2の層
間絶縁膜118の上に、第3の導電性プラグ119の上
端に接続する配線層120を形成すると、第2の実施形
態に係る半導体装置が得られる。
【0152】以下、第2の実施形態に係る半導体装置及
びその製造方法の効果について、図15を参照しながら
説明する。
【0153】図15は、図14(b) 及び(c) に示す工
程、つまり、容量素子114を形成した後に開口部11
9aにタングステン膜を埋め込むための水素雰囲気中で
の処理工程における水素の主たる侵入経路及び拡散経路
を示している。
【0154】まず、水素の侵入経路としては、従来の半
導体装置及びその製造方法と同様、第2の層間絶縁膜1
18の上面から第2の層間絶縁膜118の内部に侵入す
る経路Aと、第3の導電性プラグ119が形成される開
口部119aから第2の層間絶縁膜118の内部に侵入
する経路Bとが存在する。
【0155】従来においては、経路A及び経路Bに加え
て、第2の導電性プラグ108が形成される開口部から
第1の層間絶縁膜106の内部に侵入する経路C(図2
4を参照)が存在していた。
【0156】しかしながら、第2の実施形態において
は、第2の導電性プラグ108の上に導電性水素透過防
止膜115が形成されているため、第3の導電性プラグ
119が形成される開口部119aから第2の導電性プ
ラグ108の内部への水素の侵入経路Gは遮断される。
【0157】従って、第2の実施形態によると、第2の
導電性プラグ108が形成されている開口部から第1の
層間絶縁膜106に水素が侵入する経路C(図24を参
照)は存在しない。
【0158】次に、第2の層間絶縁膜118の内部に侵
入した水素の拡散経路としては、従来と同様、経路A又
は経路Bを経て第2の層間絶縁膜118に侵入した水素
が、そのまま第2の層間絶縁膜118の内部を拡散して
容量素子114の上方に至る経路Dが存在する。
【0159】しかしながら、容量素子114の上方に
は、絶縁性水素透過防止膜(容量素子被覆水素透過防止
膜)116が形成されているため、経路Dを通って拡散
する水素が容量素子114の内部に至ることはない。
【0160】また、従来においては、経路Dに加えて、
第2の層間絶縁膜118に侵入した水素が第1の層間絶
縁膜106に拡散した後、第1の層間絶縁膜106の内
部を拡散して容量素子114の下方に至る経路E(図2
4を参照)と、第1の層間絶縁膜106に侵入した水素
がそのまま第1の層間絶縁膜106の内部を拡散して容
量素子114の下方に至る経路F(図24を参照)とが
存在していたため、水素が容量素子114の下方から容
量素子114の内部に到達して、容量素子特性が劣化す
るという問題を有していた。
【0161】しかしながら、第2の実施形態において
は、第1の層間絶縁膜106の上に絶縁性水素透過防止
膜(層間膜被覆水素透過防止膜)116が形成されてい
るため、第2の層間絶縁膜118に侵入した水素が第1
の層間絶縁膜106に拡散する経路Hは遮断されると共
に、第1の層間絶縁膜106の内部を拡散して容量素子
114の下方に至る経路E(図24を参照)は存在しな
い。
【0162】また、第2の導電性プラグ108が形成さ
れている開口部から第1の層間絶縁膜106へ水素が侵
入しないため、第1の層間絶縁膜106の内部を拡散し
て容量素子114の下方に至る経路F(図24を参照)
も存在しない。
【0163】従って、水素が容量素子114の下方から
容量素子114の内部に至る事態が防止されるので、水
素による容量素子の特性劣化が防止されて、優れた特性
を有する半導体装置が得られる。
【0164】ところで、第1の実施形態においては、容
量下部電極111と導電性水素透過防止膜115とを別
個にパターニングする必要があったが、第2の実施形態
においては、第1の層間絶縁膜106、第1の導電性プ
ラグ107及び第2の導電性プラグ108の上に堆積さ
れている、窒化チタンアルミニウム(下層)及び白金膜
(上層)よりなる積層膜をパターニングして、窒化チタ
ンアルミニウム膜よりなる導電膜109及び白金膜より
なる容量下部電極111と、窒化チタンアルミニウム膜
よりなる導電性水素透過防止膜115及び白金膜よりな
る金属膜110を形成することができるので、製造工程
を簡略化することができる。
【0165】尚、第2の実施形態においては、第1の実
施形態における容量下部電極111の下に導電膜109
を形成すると共に、第1の実施形態における導電性水素
透過防止膜115の上に金属膜110を形成したが、第
1の実施形態の第1又は第2の変形例における容量下部
電極111の下に導電膜109を形成すると共に、第1
の実施形態の第1又は第2の変形例における導電性水素
透過防止膜115の上に金属膜110を形成してもよ
い。
【0166】また、第2の実施形態においては、導電性
水素透過防止膜115の膜厚は、水素の透過をほぼ完全
に防止できる最小の膜厚よりも厚いが、これに代えて、
導電性水素透過防止膜115の膜厚を、水素の透過をほ
ぼ完全に防止できる最小の膜厚よりも薄く、且つ水素の
透過をほぼ完全に防止できる最小の膜厚の2分の1以上
に設定してもよい。
【0167】このようにすると、容量下部電極111の
下には、導電性水素透過防止膜115と同じ工程で形成
され水素透過防止機能を有する導電膜109が設けられ
ているため、導電性水素透過防止膜(第1の導電性水素
透過防止膜)115と導電膜109(第2の導電性水素
透過防止膜)とは、協同して第3の導電性プラグ119
が形成される開口部119aから進入している水素が容
量素子114に至ることを防止する。
【0168】また、導電性水素透過防止膜(第1の導電
性水素透過防止膜)115は、第3の導電性プラグ11
9が形成される開口部119aから進入してくる水素が
電界効果型トランジスタ105に至ることを許容する。
【0169】(第3の実施形態)以下、本発明の第3の
実施形態に係る半導体装置について図16を参照しなが
ら説明する。図16は第3の実施形態に係る半導体装置
の断面構造を示している。
【0170】図16に示すように、半導体基板100の
上にゲート絶縁膜101を介してゲート電極102が形
成されていると共に、半導体基板100の表面部に第1
の不純物拡散層103及び第2の不純物拡散層104が
形成されており、これらゲート絶縁膜101、ゲート電
極102、第1の不純物拡散層103及び第2の不純物
拡散層104は半導体能動素子としての電界効果型トラ
ンジスタ105を構成している。
【0171】半導体基板100の上には、電界効果型ト
ランジスタ105を覆うようにシリコン酸化膜よりなる
第1の層間絶縁膜106が形成されており、該第1の層
間絶縁膜106には、下端が第1の不純物拡散層103
に接続されたタングステンよりなる第1の導電性プラグ
107と、下端が第2の不純物拡散層104に接続され
たタングステンよりなる第2の導電性プラグ108とが
埋め込まれている。
【0172】第1の層間絶縁膜106の上における第1
の導電性プラグ107の上側部分には、窒化チタンアル
ミニウムよりなる導電膜(第2の導電性水素透過防止
膜)109と、白金よりなる容量下部電極111と、S
2Bi2(Ta2-XNbX)O9(2≧X≧0)よりなる容
量絶縁膜112と、白金よりなる容量上部電極113と
が順次形成されており、これら容量下部電極111、容
量絶縁膜112及び容量上部電極113は容量素子11
4を構成している。また、第1の層間絶縁膜106の上
における第2の導電性プラグ108の上側部分には、窒
化チタンアルミニウムよりなる導電性水素透過防止膜
(第1の導電性水素透過防止膜)115と、白金よりな
る金属膜110とが順次形成されている。
【0173】そして、第1の層間絶縁膜106の上にお
ける導電性水素透過防止膜115及び導電膜109によ
り覆われていない領域の上にはシリコン窒化膜よりなる
層間膜被覆水素透過防止膜116Aが形成されていると
共に、層間膜被覆水素透過防止膜116Aの上には容量
素子114を覆うように酸化アルミニウムよりなる容量
素子被覆水素透過防止膜117が形成されている。
【0174】金属膜110及び容量素子被覆水素透過防
止膜117の上にはシリコン酸化膜よりなる第2の層間
絶縁膜118が形成されており、第2の層間絶縁膜11
8には、下端が金属膜110に接続された第3の導電性
プラグ119が埋め込まれている。
【0175】第2の層間絶縁膜118の上には、第3の
導電性プラグ119の上端に接続された配線層120が
形成されている。
【0176】第3の実施形態においては、導電性水素透
過防止膜115の膜厚は、水素の透過をほぼ完全に防止
できる最小の膜厚よりも薄く、且つ水素の透過をほぼ完
全に防止できる最小の膜厚の2分の1以上に設定されて
いると共に、容量下部電極111の下には水素透過防止
機能を有する窒化チタンアルミニウムよりなる導電膜1
09が設けられている。
【0177】従って、導電性水素透過防止膜(第1の導
電性水素透過防止膜)115と導電膜109(第2の導
電性水素透過防止膜)とは、協同して第3の導電性プラ
グ119が形成される開口部119aから進入している
水素が容量素子114に至ることを防止する。
【0178】また、導電性水素透過防止膜(第1の導電
性水素透過防止膜)115は、第3の導電性プラグ11
9が形成される開口部119aから進入してくる水素が
電界効果型トランジスタ105に至ることを許容する。
【0179】以下、第3の実施形態に係る半導体装置の
製造方法について、図17(a) 〜(d) 、図18(a) 〜
(d) 及び図19(a) 〜(c) を参照しながら説明する。
【0180】まず、図17(a) に示すように、周知の方
法により、半導体基板100に、電界効果型トランジス
タ105を構成する、ゲート絶縁膜101、ゲート電極
102、第1の不純物拡散層103及び第2の不純物拡
散層104を形成した後、例えばCVD法により、半導
体基板100の上に電界効果型トランジスタ105を覆
うようにシリコン酸化膜よりなる第1の層間絶縁膜10
6を堆積する。
【0181】次に、例えばRIE法により、第1の層間
絶縁膜106の所定領域に、下端が第1の不純物拡散層
103に至る開口部と、下端が第2の不純物拡散層10
4に至る開口部とを形成した後、これらの開口部にタン
グステン膜を埋め込むことにより、図17(b) に示すよ
うに、下端が第1の不純物拡散層103に接続されたタ
ングステンよりなる第1の導電性プラグ107と、下端
が第2の不純物拡散層104に接続されたタングステン
よりなる第2の導電性プラグ108とを形成する。
【0182】次に、図17(c) に示すように、例えばス
パッタリング法により、第1の導電性プラグ107、第
2の導電性プラグ108及び第1の層間絶縁膜106の
上に全面に亘って、窒化チタンアルミニウム膜及び白金
膜を順次堆積した後、例えばRIE法により、白金膜及
び窒化チタンアルミニウム膜をパターニングして、第1
の導電性プラグ107の上に、窒化チタンアルミニウム
膜よりなる導電膜109及び白金膜よりなる容量下部電
極111を形成すると共に、第2の導電性プラグ108
の上に、窒化チタンアルミニウム膜よりなる導電性水素
透過防止膜115及び白金膜よりなる金属膜110を形
成する。尚、導電性水素透過防止膜115及び導電膜1
09となる窒化チタンアルミニウム膜の膜厚は、水素の
透過をほぼ完全に防止できる最小の膜厚よりも薄く、且
つ水素の透過をほぼ完全に防止できる最小の膜厚の2分
の1以上に設定されている。
【0183】次に、図17(d) に示すように、例えばC
VD法により、第1の層間絶縁膜106、容量下部電極
111及び金属膜110の上に全面に亘って、シリコン
窒化膜よりなる層間膜被覆水素透過防止膜116Aを堆
積した後、図18(a) に示すように、例えばCMP法又
はRIE法により、層間膜被覆水素透過防止膜116A
を平坦化して、容量下部電極111及び金属膜110を
露出させる。
【0184】次に、図18(b) に示すように、容量下部
電極111の上にSr2Bi2(Ta2 -XNbX)O9 (2≧
X≧0)よりなる容量絶縁膜112及び白金よりなる容
量上部電極113を順次形成した後、酸素雰囲気中にお
いて熱処理を行なうことにより、容量絶縁膜112を結
晶化させ容量素子114を形成する。
【0185】次に、図18(c) に示すように、金属膜1
10、層間膜被覆水素透過防止膜116A及び容量素子
114の上に全面に亘って酸化アルミニウム膜を堆積し
た後、例えばRIE法により、酸化アルミニウム膜をパ
ターニングして、容量素子114を覆う容量素子被覆水
素透過防止膜117を形成する。
【0186】次に、図18(d) に示すように、例えばC
VD法により、金属膜110、層間膜被覆水素透過防止
膜116A及び容量素子被覆水素透過防止膜117の上
に全面に亘って、シリコン酸化膜よりなる第2の層間絶
縁膜118を堆積する。
【0187】次に、図19(a) に示すように、例えばR
IE法により、第2の層間絶縁膜118の所定領域に、
下端が金属膜110に至る開口部119aを形成する。
【0188】次に、例えばCVD法により、第2の層間
絶縁膜118の上にタングステン膜を開口部119aが
充填されるように堆積した後、例えばCMP法により、
タングステン膜における第2の層間絶縁膜118の上に
露出している部分を除去して、図19(b) に示すよう
に、下端が金属膜110に接続する第3の導電性プラグ
119を形成する。
【0189】次に、図19(c) に示すように、第2の層
間絶縁膜118の上に、第3の導電性プラグ119の上
端に接続する配線層120を形成すると、第2の実施形
態に係る半導体装置が得られる。
【0190】以下、第3の実施形態に係る半導体装置及
びその製造方法の効果について、図20を参照しながら
説明する。
【0191】図20は、図19(a) 及び(b) に示す工
程、つまり、容量素子114を形成した後に開口部11
9aにタングステン膜を埋め込むための水素雰囲気中で
の処理工程における水素の主たる侵入経路及び拡散経路
を示している。
【0192】まず、水素の侵入経路としては、従来の半
導体装置及びその製造方法と同様、第2の層間絶縁膜1
18の上面から第2の層間絶縁膜118の内部に侵入す
る経路Aと、第3の導電性プラグ119が形成される開
口部119aから第2の層間絶縁膜118の内部に侵入
する経路Bとが存在する。
【0193】第3の実施形態においては、第2の導電性
プラグ108の上に形成されている導電性水素透過防止
膜115の膜厚は、水素の透過をほぼ完全に防止できる
最小の膜厚よりも薄いため、水素は、第3の導電性プラ
グ119が形成される開口部119aから導電性水素透
過防止膜115を通過して第2の導電性プラグ108の
内部に侵入するので、水素が第2の導電性プラグ108
を通過して第1の層間絶縁膜106に侵入する経路Cが
存在する。
【0194】次に、第2の層間絶縁膜118の内部に侵
入した水素の拡散経路としては、従来と同様、経路A又
は経路Bを経て第2の層間絶縁膜118に侵入した水素
が、そのまま第2の層間絶縁膜118の内部を拡散して
容量素子114の上方に至る経路Dが存在する。
【0195】しかしながら、容量素子114の上方に
は、容量素子被覆水素透過防止膜117が形成されてい
るため、経路Dを通って拡散する水素が容量素子114
の内部に至ることはない。
【0196】従来においては、経路Dに加えて、第2の
層間絶縁膜118に侵入した水素が第1の層間絶縁膜1
06に拡散した後、第1の層間絶縁膜106の内部を拡
散して容量素子114の下方に至る経路E(図24を参
照)と、第1の層間絶縁膜106に侵入した水素がその
まま第1の層間絶縁膜106の内部を拡散して容量素子
114の下方に至る経路F(図24を参照)とが存在し
ていたため、水素が容量素子114の下方から容量素子
114の内部に到達して、容量素子特性が劣化するとい
う問題を有していた。
【0197】しかしながら、第3の実施形態において
は、第1の層間絶縁膜106の上に層間膜被覆水素透過
防止膜116Aが形成されているため、第2の層間絶縁
膜118に侵入した水素が第1の層間絶縁膜106に拡
散する経路Hは遮断されると共に、第1の層間絶縁膜1
06の内部を拡散して容量素子114の下方に至る経路
E(図24を参照)は存在しない。
【0198】ところで、前述のように、水素が第2の導
電性プラグ108を通過して第1の層間絶縁膜106に
侵入する経路Cが存在するので、該水素が第1の層間絶
縁膜106の内部を拡散して容量素子114の下方に至
る経路Fが存在する。
【0199】しかしながら、導電性水素透過防止膜11
5及び導電膜109の膜厚は、水素の透過をほぼ完全に
防止できる最小の膜厚の2分の1以上に設定されている
ため、導電性水素透過防止膜115と導電膜109とは
協同して水素の透過をほぼ完全に防止できるので、経路
Fを通って容量素子114の下方に到達した水素は、導
電膜109によりほぼ完全に阻止されて、容量素子11
4の内部に至ることはない。
【0200】従って、水素が容量素子114の下方から
容量素子114の内部に至る事態が防止されるので、水
素による容量素子114の特性劣化が防止されて、優れ
た特性を有する半導体装置が得られる。
【0201】ところで、導電性水素透過防止膜115の
膜厚が、水素の透過をほぼ完全に防止できる最小の膜厚
以上である場合には、配線層120を形成した後に電界
効果トランジスタ105の特性回復を目的として水素雰
囲気中での熱処理を行なった際に、水素が導電性水素透
過防止膜115に遮断されて第1の層間絶縁膜106の
内部に侵入しないため、水素が電界効果トランジスタ1
05に供給されないので、電界効果型トランジスタ10
5の特性の回復が困難になる。
【0202】しかしながら、第3の実施形態において
は、前述のように、導電性水素透過防止膜115の膜厚
が、水素の透過をほぼ完全に防止できる最小の膜厚より
も薄いため、水素が第2の導電性プラグ108を通過し
て第1の層間絶縁膜106に侵入する経路Cが存在する
ので、電界効果トランジスタ105の特性回復を目的と
して水素雰囲気中での熱処理を行なった際に、水素が電
界効果トランジスタ105に供給されて、電界効果型ト
ランジスタ105の特性を回復させることができる。
【0203】尚、第1〜第3の実施形態においては、容
量絶縁膜112を結晶化するための熱処理工程におい
て、第1の導電性プラグ107又は第2の導電性プラグ
108が酸化することを防止するため、第1の導電性プ
ラグ107と容量下部電極111(若しくは導電膜10
9)との間、又は第2の導電性プラグ108と導電性水
素透過防止膜115との間に、導電性の酸素透過防止層
が設けられていてもよい。
【0204】また、導電性水素透過防止膜115として
は、窒化チタンアルミニウム膜を用いたが、これに代え
て、窒化チタン膜等のように水素透過防止能を有する導
電性膜を用いてもよい。
【0205】また、絶縁性水素透過防止膜116、層間
膜被覆水素透過防止膜116A又は容量素子被覆水素透
過防止膜117としては、酸化アルミニウム膜又はシリ
コン窒化膜を用いたが、これに代えて、水素透過防止機
能能を有する他の材料を用いてもよい。
【0206】また、容量絶縁膜112の材料としては、
Sr2Bi2(Ta2-XNbX)O9 (2≧X≧0)を用いた
が、これに代えて、ビスマス層状ペロブスカイト構造を
有する他の化合物、チタン酸ジルコン酸鉛、チタン酸バ
リウムストロンチウム又は酸化タンタル等を用いてもよ
い。
【0207】さらに、容量素子114を構成する、容量
下部電極111、容量絶縁膜112及び容量上部電極1
13の各大きさ又は互いの配置関係については、単なる
一例を示しているに過ぎず、適宜変更可能である。
【0208】
【発明の効果】本発明に係る半導体装置又はその製造方
法によると、第2のプラグと第3のプラグとの間に導電
性水素透過防止膜が設けられているため、水素が、第3
のプラグが形成される開口部から第2のプラグの内部を
通過した後、第1の層間絶縁膜の内部を拡散して容量素
子の下方に至り、その後、容量素子の内部に至る事態を
防止できるので、容量素子の特性の劣化を防止すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施形態に係る半導体装置の断面図であ
る。
【図2】(a) 〜(d) は、第1の実施形態に係る半導体装
置の製造方法の各工程を示す断面図である。
【図3】(a) 〜(d) は、第1の実施形態に係る半導体装
置の製造方法の各工程を示す断面図である。
【図4】第1の実施形態に係る半導体装置の効果を説明
する図である。
【図5】第1の実施形態の第1変形例に係る半導体装置
の断面図である。
【図6】(a) 〜(d) は、第1の実施形態の第1変形例に
係る半導体装置の製造方法の各工程を示す断面図であ
る。
【図7】(a) 〜(d) は、第1の実施形態の第1変形例に
係る半導体装置の製造方法の各工程を示す断面図であ
る。
【図8】(a) 〜(d) は、第1の実施形態の第1変形例に
係る半導体装置の製造方法の各工程を示す断面図であ
る。
【図9】第1の実施形態の第2変形例に係る半導体装置
の断面図である。
【図10】(a) 〜(d) は、第1の実施形態の第2変形例
に係る半導体装置の製造方法の各工程を示す断面図であ
る。
【図11】(a) 〜(d) は、第1の実施形態の第2変形例
に係る半導体装置の製造方法の各工程を示す断面図であ
る。
【図12】第2の実施形態に係る半導体装置の断面図で
ある。
【図13】(a) 〜(d) は、第2の実施形態に係る半導体
装置の製造方法の各工程を示す断面図である。
【図14】(a) 〜(d) は、第2の実施形態に係る半導体
装置の製造方法の各工程を示す断面図である。
【図15】第2の実施形態に係る半導体装置の効果を説
明する図である。
【図16】第3の実施形態に係る半導体装置の断面図で
ある。
【図17】(a) 〜(d) は、第3の実施形態に係る半導体
装置の製造方法の各工程を示す断面図である。
【図18】(a) 〜(d) は、第3の実施形態に係る半導体
装置の製造方法の各工程を示す断面図である。
【図19】(a) 〜(c) は、第3の実施形態に係る半導体
装置の製造方法の各工程を示す断面図である。
【図20】第3の実施形態に係る半導体装置の効果を説
明する図である。
【図21】従来の半導体装置の断面図である。
【図22】(a) 〜(d) は、従来の半導体装置の製造方法
の各工程を示す断面図である。
【図23】(a) 〜(c) は、従来の半導体装置の製造方法
の各工程を示す断面図である。
【図24】従来の半導体装置の問題点を説明する図であ
る。
【符号の説明】
100 半導体基板 101 ゲート絶縁膜 102 ゲート電極 103 第1の不純物拡散層 104 第2の不純物拡散層 105 電界効果型トランジスタ 106 第1の層間絶縁膜 107 第1の導電性プラグ 108 第2の導電性プラグ 109 導電膜 110 金属膜 111 容量下部電極 112 容量絶縁膜 113 容量上部電極 114 容量素子 115 導電性水素透過防止膜 116 絶縁性水素透過防止膜 116A 層間膜被覆水素透過防止膜 117 容量素子被覆水素透過防止膜 118 第2の層間絶縁膜 119 第3の導電性プラグ 119a 開口部 120 配線層

Claims (19)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1の不純物拡散層及び第2の不純物拡
    散層を有する半導体能動素子を覆うように設けられた第
    1の層間絶縁膜と、 前記第1の層間絶縁膜上に設けられ、容量下部電極、容
    量絶縁膜及び容量上部電極からなる容量素子と、 前記第1の層間絶縁膜及び前記容量素子の上に設けられ
    た第2の層間絶縁膜と、 前記第2の層間絶縁膜上に設けられた配線層と、 前記第1の層間絶縁膜に設けられ、前記第1の不純物拡
    散層と前記容量素子とを接続する第1のプラグと、 前記第1の層間絶縁膜に設けられ、下端が前記第2の不
    純物拡散層に接続された第2のプラグと、 前記第2の層間絶縁膜に設けられ、上端が前記配線層に
    接続された第3のプラグと、 前記第2のプラグと前記第3のプラグとの間に設けられ
    た導電性水素透過防止膜とを備えていることを特徴とす
    る半導体装置。
  2. 【請求項2】 前記容量素子を覆う容量素子被覆水素透
    過防止膜をさらに備えていることを特徴とする請求項1
    に記載の半導体装置。
  3. 【請求項3】 前記第1の層間絶縁膜と前記第2の層間
    絶縁膜との間に設けられた層間膜被覆水素透過防止膜を
    さらに備えていることを特徴とする請求項2に記載の半
    導体装置
  4. 【請求項4】 前記容量素子被覆水素透過防止膜と前記
    層間膜被覆水素透過防止膜とは同じ工程で形成されるこ
    とを特徴とする請求項3に記載の半導体装置。
  5. 【請求項5】 前記容量素子被覆水素透過防止膜と前記
    層間膜被覆水素透過防止膜とは異なる工程で形成され、 前記容量素子被覆水素透過防止膜の周縁部は前記層間膜
    被覆水素透過防止膜の上に位置していることを特徴とす
    る請求項3に記載の半導体装置。
  6. 【請求項6】 前記第1の層間絶縁膜と前記第2の層間
    絶縁膜との間に設けられた層間膜被覆水素透過防止膜を
    さらに備えていることを特徴とする請求項1に記載の半
    導体装置
  7. 【請求項7】 前記導電性水素透過防止膜の上に設けら
    れ、前記容量下部電極と同じ工程で形成された金属膜
    と、 前記第1の層間絶縁膜と前記容量下部電極との間に設け
    られ、前記導電性の水素透過防止膜と同じ工程で形成さ
    れた導電膜とをさらに備えていることを特徴とする請求
    項1に記載の半導体装置。
  8. 【請求項8】 第1の不純物拡散層及び第2の不純物拡
    散層を有する半導体能動素子を覆うように設けられた第
    1の層間絶縁膜と、 前記第1の層間絶縁膜上に設けられ、容量下部電極、容
    量絶縁膜及び容量上部電極からなる容量素子と、 前記第1の層間絶縁膜及び前記容量素子の上に設けられ
    た第2の層間絶縁膜と、 前記第2の層間絶縁膜上に設けられた配線層と、 前記第1の層間絶縁膜に設けられ、前記第1の不純物拡
    散層と前記容量素子とを接続する第1のプラグと、 前記第1の層間絶縁膜に設けられ、下端が前記第2の不
    純物拡散層に接続された第2のプラグと、 前記第2の層間絶縁膜に設けられ、上端が前記配線層に
    接続された第3のプラグと、 前記第2のプラグと前記第3のプラグとの間に設けられ
    た第1の導電性水素透過防止膜と、 前記第1の層間絶縁膜と前記容量素子との間に設けられ
    た第2の導電性水素透過防止膜とを備え、 前記第1の導電性水素透過防止膜と前記第2の導電性水
    素透過防止膜とは、協同して前記第3のプラグが形成さ
    れる開口部から進入している水素が前記容量絶縁膜に至
    ることを防止することを特徴とする半導体装置。
  9. 【請求項9】 前記第1の導電性水素透過防止膜は、前
    記第3のプラグが形成される開口部から進入してくる水
    素の前記半導体能動素子への到達を許容することを特徴
    とする請求項8に記載の半導体装置。
  10. 【請求項10】 第1の不純物拡散層及び第2の不純物
    拡散層を有する半導体能動素子を覆うように第1の層間
    絶縁膜を堆積する第1の工程と、 前記第1の層間絶縁膜に、下端が前記第1の不純物拡散
    層に接続された第1のプラグと、下端が前記第2の不純
    物拡散層に接続された第2のプラグとを形成する第2の
    工程と、 前記第1のプラグの上に容量下部電極、容量絶縁膜及び
    容量上部電極を順次形成して、前記容量下部電極、前記
    容量絶縁膜及び前記容量上部電極からなる容量素子を形
    成すると共に、前記第1の層間絶縁膜の上に、前記第2
    のプラグの上端と接続された第1の導電性水素透過防止
    膜を形成する第3の工程と、 前記第1の層間絶縁膜の上に、前記容量素子及び前記第
    1の導電性水素透過防止膜を覆う第2の層間絶縁膜を堆
    積する第4の工程と、 前記第2の層間絶縁膜に、下端が前記第1の導電性水素
    透過防止膜と接続された第3のプラグを形成する第5の
    工程と、 前記第2の層間絶縁膜の上に、前記第3のプラグの上端
    と接続された配線層を形成する第6の工程とを備えてい
    ることを特徴とする半導体装置の製造方法。
  11. 【請求項11】 前記第3の工程と前記第4の工程との
    間に、前記容量素子を覆う容量素子被覆水素透過防止膜
    を形成する工程をさらに備え、 前記第4の工程は、前記第2の層間絶縁膜を前記第1の
    導電性水素透過防止膜及び前記容量素子被覆水素透過防
    止膜を覆うように堆積する工程を含むことを特徴とする
    請求項10に記載の半導体装置の製造方法。
  12. 【請求項12】 前記第3の工程と前記第4の工程との
    間に、前記容量素子、前記第1の導電性水素透過防止膜
    及び前記第1の層間絶縁膜を覆う絶縁性水素透過防止膜
    を形成する工程をさらに備え、 前記第4の工程は、前記第2の層間絶縁膜を前記絶縁性
    水素透過防止膜の上に堆積する工程を含むことを特徴と
    する請求項10に記載の半導体装置の製造方法。
  13. 【請求項13】 第1の不純物拡散層及び第2の不純物
    拡散層を有する半導体能動素子を覆うように第1の層間
    絶縁膜を堆積する第1の工程と、 前記第1の層間絶縁膜に、下端が前記第1の不純物拡散
    層に接続された第1のプラグと、下端が前記第2の不純
    物拡散層に接続された第2のプラグとを形成する第2の
    工程と、 前記第1のプラグの上に容量下部電極を形成すると共
    に、前記第2のプラグの上に第1の導電性水素透過防止
    膜を形成する第3の工程と、 前記第1の層間絶縁膜の上に全面に亘って層間膜被覆水
    素透過防止膜を堆積する第4の工程と、 前記層間膜被覆水素透過防止膜を平坦化して、前記容量
    下部電極及び前記第1の導電性水素透過防止膜を露出さ
    せる第5の工程と、 前記容量下部電極の上に容量絶縁膜及び容量上部電極を
    形成して、前記容量下部電極、前記容量絶縁膜及び前記
    容量上部電極よりなる容量素子を形成する第6の工程
    と、 前記第1の導電性水素透過防止膜、前記容量素子及び前
    記層間膜被覆水素透過防止膜の上に第2の層間絶縁膜を
    堆積する第7の工程と、 前記第2の層間絶縁膜に、下端が前記第1の導電性水素
    透過防止膜と接続された第3のプラグを形成する第8の
    工程と、 前記第2の層間絶縁膜の上に、前記第3のプラグの上端
    と接続された配線層を形成する第9の工程とを備えてい
    ることを特徴とする半導体装置の製造方法。
  14. 【請求項14】 前記第6の工程と前記第7の工程との
    間に、前記容量素子を覆う容量素子被覆水素透過防止膜
    を形成する工程をさらに備え、 前記第7の工程は、前記第2の層間絶縁膜を、前記第1
    の導電性水素透過防止膜、前記容量素子被覆水素透過防
    止膜及び前記層間膜被覆水素透過防止膜の上に堆積する
    工程を含むことを特徴とする請求項13に記載の半導体
    装置の製造方法。
  15. 【請求項15】 第1の不純物拡散層及び第2の不純物
    拡散層を有する半導体能動素子を覆うように第1の層間
    絶縁膜を堆積する第1の工程と、 前記第1の層間絶縁膜の上に全面に亘って層間膜被覆水
    素透過防止膜を堆積する工程と、 前記第1の層間絶縁膜及び前記層間膜被覆水素透過防止
    膜に、下端が前記第1の不純物拡散層に接続された第1
    のプラグと、下端が前記第2の不純物拡散層に接続され
    た第2のプラグとを形成する第2の工程と、 前記第1のプラグの上に容量下部電極、容量絶縁膜及び
    容量上部電極を順次形成して前記容量下部電極、前記容
    量絶縁膜及び前記容量上部電極からなる容量素子を形成
    すると共に、前記第2のプラグの上に第1の導電性水素
    透過防止膜を形成する第3の工程と、 前記層間膜被覆水素透過防止膜、容量素子及び前記第1
    の導電性水素透過防止膜の上に第2の層間絶縁膜を堆積
    する第4の工程と、 前記第2の層間絶縁膜に、下端が前記第1の導電性水素
    透過防止膜と接続された第3のプラグを形成する第5の
    工程と、 前記第2の層間絶縁膜の上に、前記第3のプラグの上端
    と接続された配線層を形成する第6の工程とを備えてい
    ることを特徴とする半導体装置の製造方法。
  16. 【請求項16】 前記第3の工程と前記第4の工程との
    間に、前記容量素子を覆う容量素子被覆水素透過防止膜
    を形成する工程をさらに備え、 前記第4の工程は、前記第2の層間絶縁膜を、前記第1
    の導電性水素透過防止膜、前記容量素子被覆水素透過防
    止膜及び前記層間膜被覆水素透過防止膜の上に堆積する
    工程を含むことを特徴とする請求項15に記載の半導体
    装置の製造方法。
  17. 【請求項17】 前記第1の導電性水素透過防止膜を形
    成する工程は、前記第1の導電性水素透過防止膜の上に
    金属膜を前記容量下部電極と同じ工程で形成する工程を
    含み、 前記容量下部電極を形成する工程は、前記第1のプラグ
    と前記容量下部電極との間に第2の導電性水素透過防止
    膜を前記第1の導電性水素透過防止膜と同じ工程で形成
    する工程を含むことを特徴とする請求項10〜16のい
    ずれか1項に記載の半導体装置の製造方法。
  18. 【請求項18】 前記第1の導電性水素透過防止膜と前
    記第2の導電性水素透過防止膜とは、協同して前記第3
    のプラグが形成される開口部から進入している水素が前
    記容量絶縁膜に至ることを防止することを特徴とする請
    求項17に記載の半導体装置の製造方法。
  19. 【請求項19】 前記第1の導電性水素透過防止膜は、
    前記第3のプラグが形成される開口部から進入してくる
    水素の前記半導体能動素子への到達を許容することを特
    徴とする請求項18に記載の半導体装置の製造方法。
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