JP2003224169A - 検査装置及びその配置構造 - Google Patents

検査装置及びその配置構造

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ウエハが大型化するとウエハに反りが発生し
易くなり、反りのあるウエハを装置内のウエハ搬送機構
で搬送する場合、ウエハの搬送過程でウエハがウエハ搬
送機構から滑落したり、ウエハ搬送機構からメインチャ
ック上にウエハを引き渡す際にメインチャック上でウエ
ハを受け取ることができなかったり、あるいはメインチ
ャック上にウエハが固定できず、検査を行うことができ
なくなる。 【解決手段】 本発明のプローバ2は、メインチャック
26内にその表面で開口する第3、第4真空排気通路2
6C、26Dを設けると共に第3、第4真空排気通路2
6C、26Dにエジェクタ302F、302Fを連通、
遮断可能に接続し、エジェクタ302F、302Fを介
して第3、第4真空排気通路26C、26D内を減圧し
てウエハWをメインチャック26上に吸着する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、検査装置及びその
配置構造に関し、更に詳しくは被処理体の反りを矯正す
るして確実に検査を行うことができる検査装置及びその
配置構造に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば半導体装置の検査工程では半導体
ウエハ(以下、単に「ウエハ」と称す。)の検査装置と
してプローバが広く用いられている。検査工程では複数
のプローバがそれぞれ所定間隔を空けて配列され、複数
のプローバでウエハの検査を行っている。このプローバ
は、通常、ローダ室とプローバ室とを備え、ウエハ状態
でデバイスの電気的特性検査を行う。ローダ室は、複数
(例えば、25枚)のウエハが収納されたカセットを載
置するカセット載置部と、カセット載置部からウエハを
一枚ずつ搬送するウエハ搬送機構と、ウエハ搬送機構を
介して搬送されるウエハのプリアライメントを行うプリ
アライメント機構(以下、「サブチャック」と称す。)
とを備えている。また、プローバ室は、ウエハを載置し
てX、Y、Z方向及びθ方向に移動する載置台(以下、
「メインチャック」と称す。)と、メインチャックと協
働してウエハのアライメントを行うアライメント機構
と、メインチャックの上方に配置されたプローブカード
と、プローブカードとテスタ間に介在するテストヘッド
とを備えている。
【0003】従って、ウエハの検査を行う場合には、ま
ずオペレータがロット単位で複数のウエハが収納された
カセットをローダ室のカセット載置部に載置する。次い
で、プローバが駆動すると、ウエハ搬送機構がカセット
内のウエハを一枚ずつ取り出し、サブチャックを介して
プリアライメントを行った後、ウエハ搬送機構を介して
プローバ室内のメインチャックへウエハを引き渡す。プ
ローバ室ではメインチャックとアライメント機構が協働
してウエハのアライメントを行う。アライメント後のウ
エハをメインチャックを介してインデックス送りしなが
らプローブカードと電気的に接触させて所定の電気的特
性検査を行う。ウエハの検査が終了すれば、メインチャ
ック上のウエハをローダ室のウエハ搬送機構で受け取っ
てカセット内の元の場所に戻した後、次のウエハの検査
を上述の要領で繰り返す。カセット内の全てのウエハの
検査が終了すれば、オペレータが次のカセットと交換
し、新たなウエハについて上述の検査を繰り返す。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、ウエハ
が大型化するとウエハに反りが発生し易くなり、反りの
あるウエハを装置内のウエハ搬送機構で搬送する場合、
ウエハの搬送過程でウエハがウエハ搬送機構から滑落し
たり、ウエハ搬送機構からメインチャック上にウエハを
引き渡す際にメインチャック上でウエハを受け取ること
ができなかったり、あるいはメインチャック上にウエハ
が固定できず、検査を行うことができなくなる等という
課題があった。
【0005】また、検査工程には複数のプローバが配列
され、各プローバ毎にメンテナンス作業等のための占有
領域が設けられているため、クリーンルーム内での検査
装置の専有面積が広くなり、省スペース上の課題があっ
た。更に、各プローバ毎に作業領域が存在するため、隣
合う検査装置のメンテナンス作業を行う場合であっても
それぞれの作業領域まで移動してメンテナンス作業を行
わなくてはならず、作業効率が悪いという課題があっ
た。
【0006】本発明は、上記課題を解決するためになさ
れたもので、被処理体の反りを矯正して被処理体を確実
に検査することができる検査装置を提供することを目的
としている。また、クリーンルームの省スペース化を実
現することができると共にメンテナンス等の作業効率を
高めることができる検査装置の配置構造を併せて提供す
ることを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1に記載
の検査装置は、被処理体を搬送する搬送機構と、この搬
送機構と協働して上記被処理体の位置合わせを行う位置
合わせ機構と、この位置合わせ機構を介して位置合わせ
された被処理体を上記搬送機構を介して受け取って吸着
する移動可能な検査用の載置台を備え、上記載置台が移
動して上記被処理体の電気的特性検査を行う検査装置に
おいて、上記載置台内にその表面で開口する排気通路を
少なくとも一つ設けると共にこの排気通路にエジェクタ
を連通、遮断可能に接続し、上記エジェクタを介して上
記排気通路内を減圧して上記被処理体を上記載置台上に
吸着することを特徴とするものである。
【0008】また、本発明の請求項2に記載の検査装置
は、請求項1に記載の発明において、上記載置台内にそ
の表面で開口する真空排気通路を少なくとも一つ設ける
と共にこの真空排気通路に真空ラインを連通、遮断可能
に接続したことを特徴とするものである。
【0009】また、本発明の請求項3に記載の検査装置
は、請求項1または請求項2に記載の発明において、上
記排気通路を上記真空排気通路より外側に設けたことを
特徴とするものである。
【0010】また、本発明の請求項4に記載の検査装置
は、請求項1〜請求項3のいずれか1項に記載の発明に
おいて、上記搬送機構は上記被処理体を吸着する吸着パ
ッドを有することを特徴とするものである。
【0011】また、本発明の請求項5に記載の検査装置
は、請求項1〜請求項4のいずれか1項に記載の発明に
おいて、上記位置合わせ機構は、上記被処理体の支持面
の外周縁部に形成されたリング状突起と、このリング状
突起の内側に形成され且つ上記支持面で開口する排気通
路とを有することを特徴とするものである。
【0012】また、本発明の請求項6に記載の検査装置
は、請求項1〜請求項4のいずれか1項に記載の発明に
おいて、上記位置合わせ機構は、上記被処理体の支持面
の外周縁部に装着されたシールリングと、このシールリ
ングの内側に形成され且つ上記支持面で開口する排気通
路とを有することを特徴とするものである。
【0013】また、本発明の請求項7に記載の検査装置
の配置構造は、複数の検査装置を配列する検査装置の配
置構造において、隣合う2台の検査装置の構成部品を互
いに鏡像関係に設けると共に、これら両者間に共用空間
を設けたことを特徴とするものである。
【0014】また、本発明の請求項8に記載の検査装置
の配置構造は、請求項7に記載の発明において、上記共
用空間がメンテナンス領域を形成することを特徴とする
ものである。
【0015】また、本発明の請求項9に記載の検査装置
の配置構造は、請求項7に記載の発明において、上記共
用空間がローダ領域を形成することを特徴とするもので
ある。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、図1〜図14に示す実施形
態に基づいて本発明を説明する。本実施形態の検査装置
(例えば、プローバ)は被処理体(例えば、ウエハ)を
一枚ずつ受け取って検査する枚葉式のプローバである。
このプローバは図1、図3に示すウエハ搬送システムE
を介してウエハを一枚ずつ受け取って検査する。そこ
で、まずウエハ搬送システムEについて説明する。この
ウエハ搬送システムEは、図1、図3に示すように、ウ
エハ(図示せず)の検査工程を含む半導体製造工場全体
を生産管理するMES(Manufacturing Excution Syste
m)が構築されたホストコンピュータ1と、このホストコ
ンピュータ1とSECS(SemiconductorEquipment Comm
unication Standard)通信回線を介して接続され且つホ
ストコンピュータ1の管理下でウエハの電気的特性検査
を行う複数の検査装置(例えば、プローバ)2と、これ
らのプローバ2に対してそれぞれの要求に応じてウエハ
を一枚ずつ受け渡すためにウエハをカセット単位で同一
の軌道3に従って双方向に自動搬送する複数の自動搬送
装置(以下、「RGV(rail guided Vehicle)」と称
す。)4と、これらのRGV4をホストコンピュータ1
と連携して運用するためにホストコンピュータ1とSE
CS通信回線を介して接続され且つRCS(RGVControl
System)が構築された搬送運用装置5とを備え、各構成
機器が通信回線を介してネットワーク接続されている。
従って、RGV4はレール3を移動するため、RGV4
の移動領域を上に制限することができ、RGV4の移動
領域に余分のスペースを設ける必要がなく省スペース化
を実現することができる。更に、RGV4はレール3上
を移動するため、RGV4の移動速度を高速化すること
ができる。
【0017】上記プローバ2とRGV4は、SEMI規
格E23やE84に基づく光結合された並列I/O(以
下、「PIO」と称す。)通信インターフェース(例え
ば、16ビットの情報処理に対応)を有し、両者間でP
IO通信を行うことによりウエハを一枚ずつ受け渡す。
このプローバ2はウエハを一枚ずつ枚葉単位で受け取っ
て検査を行うため、枚葉式プローバとして構成されてい
る。また、搬送運用装置5にはRGVコントローラ6が
SECS通信回線を介して接続され、搬送運用装置5の
管理下でRGVコントローラ6は無線通信を介してRG
V4を制御する。PIO通信のインターフェース及び通
信方法は例えば特願2001−005789号に記載の
技術に準じて構成することができる。
【0018】また、上記ホストコンピュータ1にはプロ
ーバ2に接続されたテスタ7を管理、制御するサーバ及
びコントローラ(ES(Equipment Server)/EC(Equip
ment Controller))8がSECS通信回線を介して接続
されている。また、ホストコンピュータ1にはウエハを
カセット単位で取り扱うストッカ9、リフタ(図示せ
ず)及び天井軌道走行型搬送車(以下、単位「天井搬送
車」と称す。)(図示せず)を管理、制御するMCS(M
aterial Control System))が構築されたカセット搬送
制御装置10及びそのサーバ11がSECS通信回線を
介して接続されている。
【0019】上記搬送運用装置5は、図2に示すよう
に、ユーザインターフェース(以下、「ユーザI/F」
と称す。)51と、ホストコンピュータ1と通信するた
めのホストインターフェース(以下、「ホストI/F」
と称す。)52と、RGVコントローラ6と通信するた
めのRGVインターフェース(以下、「RGVI/F」
と称す。)53と、複数のRGV4を最適に運用するた
めに運用スケジュールを作成するからと共に最適な搬送
経路を決定するスケジューラ54Aと、スケジューラ5
4Aにおいて決定された最適な搬送経路に複数のRGV
4を割り当てるディスパッチャ54Bを有する制御部5
4とを備え、制御部54ではARGV4の移動命令や作
業命令等のコマンドを管理し、これらのコマンドの基づ
いてスケジューラ54A及びディスパッチャ54Bが機
能する。ホストI/F52及びRGVI/F53は共に
SEMI規格E82に基づいたインターフェースとして
構成されている。また、この搬送運用装置5はシミュレ
ーション機能を有し、RGV4を実際に移動させること
なくRGV4の最適な搬送経路を計画することができ
る。
【0020】従って、入力装置(図示せず)からプロー
バ2及びRGV4それぞれの配置状態や配置台数等の搬
送に必要な搬送情報を入力して搬送運用装置5が作動す
ると、搬送情報に基づいたコマンドがユーザI/F51
を介して制御部54に入力し、制御部54ではホストコ
ンピュータ1と連携して入力コマンドに即してスケジュ
ーラ54AにおいてRGV4の運用スケジュールを自動
的に作成すると共に最適な搬送経路を検索した後、ディ
スパッチャ54Bにおいて各RGV4をそれぞれの最適
な搬送経路に割り当て、その結果をRGVI/F53を
介してRGVコントローラ6との間で通信を行い、RG
Vコントローラ6からの無線通信を介してRGV4を最
適な搬送経路に従って移動させる。例えば図2に示すよ
うに、搬送運用装置5では、運用スケジュールに基づい
て最適なウエハ搬送経路の決定、RGV4のレール3上
での双方向制御、搬送の予測制御、RGV4の動的な割
付とディスパッチング、オンラインチューニング、トー
タルコストの算出及びRGV4の移動領域の制限等を行
う。これらの運用内容については本発明方法と共に後述
する。
【0021】而して、図1に示す被処理体の搬送システ
ムEのRGV4の運用に直接関わる部分をより具体的に
図示したものが図3である。複数のプローバ2は例えば
図3に示すように間隔を空けて併設された二箇所のレー
ル3に沿って配列されている。各レール3の左側の領域
にはプローバ2が両側に配置され、各レール3の右側の
領域にはプローバ2が片側のみに配置されている。この
配列は検査工程によって最適な配列が採用される。レー
ル3の片側で隣合う2台のプローバ2の間には斜線で示
す作業領域OPが形成され、作業領域OPを隣合うプロ
ーバ2で共用できるようになっている。従って、オペレ
ータは作業領域OPにおいて隣合うプローバ2を操作し
たり、正面扉を開けてプローバ2内のメンテナンスを行
ったりすることができる。従って、これらのプローバ2
は図3に示すように装置内の機構が鏡像関係に構成さ
れ、同一の作業領域OPで左右のプローバ2を操作、メ
ンテナンスすることができる。また、この作業領域OP
はテストヘッド(図示せず)の旋回領域として形成する
こともできる。
【0022】また、上記ストッカ9は、例えば図3に示
すように、大量(例えば、200個程度)のカセットC
を保管するメインストッカ91と、プローバ2での検査
に即してメインストッカ91から小出しした少量(例え
ば、20個程度)のカセットCを保管するミニストッカ
92とからなり、これら両者は天井軌道12によって連
絡している。図3に示す例では、メインストッカ91が
プローバ2の配置領域の外側に位置し、ミニストッカ9
2が二箇所のレール3の間に配置されている。更に、ミ
ニストッカ92のプローバ2側にはバッファテーブル1
3が配置され、天井搬送車を介してミニストッカ92と
バッファテーブル13間でカセットCを自動的に搬送す
る。ミニストッカ92の隣には複数枚のプローブカード
を保管するカードストッカ14が配置されている。カセ
ットCは後述するように口径を異にする複数種(例え
ば、200mmと300mmの2種類)のウエハWで共
用できるように構成されている。
【0023】また、半導体製造工場ではプローバ2は例
えば数10台配置され、これに伴ってレール3を二列以
上設けられていると共にそれぞれのレール3にプローバ
2の設置台数に応じて複数台配置されている。そして、
検査には複数の検査内容があり、レール3のラインによ
って検査内容が異なる場合もある。この場合には各ライ
ンの検査を終了したら、天井搬送車を用いてそのウエハ
をカセット単位で次のラインへ搬送する。
【0024】上記RGV4は、例えば図4に示すよう、
クリーンエアトンネル15内を走行し、ウエハの搬送領
域をクリーンエアで被っている。クリーンエアトンネル
15は、同図に示すように、トンネル151と、トンネ
ル151の天井に空間を介して配設されたULPAフィ
ルタ等のエアフィルタ152と、クリーンルーム内の空
気をトンネル151内に循環させる循環ファン153と
を備え、トンネル151内を例えばクラス10程度の清
浄度を保つようにしている。トンネル151にはRGV
4とプローバ2との間のウエハの受け渡し口151Aが
形成されている。従って、RGV4によってウエハを搬
送する間でもウエハはクラス10の清浄な空気で被われ
てパーティクルからの汚染を防止している。また、プロ
ーブカードを搬送するRGVを準備し、プローブカード
を交換する必要が生じた場合にはこのRGVを介して所
定のプローバまでプローブカード搬送し、交換する。
【0025】上記RGV4は、例えば図5の(a)、
(b)に示すように、RGV本体41と、RGV本体4
1上の端部に配設され且つ25枚のウエハWを収納する
傾斜駆動可能なバッファカセット42と、バッファカセ
ット42と隣接する旋回機構43と、この旋回機構43
に配設された上下二段に渡って屈伸可能なアームを有す
るウエハ搬送機構44と、このウエハ搬送機構44に取
り付けられたウエハのマッピングセンサ(図示せず)
と、バッファカセット42からウエハWの飛び出しを防
止する飛び出し防止部材(図示せず)とを備えている。
ウエハ搬送機構44は上下二段のアームの先端に取り付
けられたハンド441、442を有し、例えばボールネ
ジ機構を介して旋回機構43と一体的に昇降可能に構成
されている。また、飛び出し防止部材は、バッファカセ
ット42の正面の上下の枠中央に形成された溝に係合す
るストッパロッドと、ストッパロッドを溝に係合させる
ための駆動機構とを有する。
【0026】従って、バッファテーブル13のカセット
CとRGV4のバッファカセット42との間でウエハW
を受け渡す時には、ウエハ搬送機構44が旋回、昇降を
繰り返してカセットCまたはバッファカセット42内の
ウエハWを例えば上側のハンド441を用いてカセット
Cとバッファカセット42との間で例えば25枚のウエ
ハWを搬送する。そして、RGV4はウエハWの飛び出
しを防止した状態でレール2に従って目的のプローバ2
の所定位置まで移動し、RGV4とプローバ2との間で
ウエハWの受け渡しを行う。この受け渡しの時にはウエ
ハ搬送機構44の上側のハンド441を用いてRGV4
からプローバ2へウエハWを引き渡し、下側のハンド4
42を用いて検査済みのウエハWをプローバ2から受け
取る。
【0027】上記プローバ2は、図5の(a)、(b)
に示すように、ローダ室21と、プローバ室22とを備
えている。ローダ室21は、RGV4との間でウエハW
を一枚ずつ受け渡す受け渡し機構(以下、「アダプタ」
と称す。)23と、アダプタ23とプローバ室22との
間でウエハWを搬送するウエハ搬送機構24と、ウエハ
搬送機構24を介してウエハWをプローバ室22へ搬送
する間にオリフラを基準にプリアライメントを行う正逆
回転可能な位置合わせ機構(以下、「サブチャック」と
称す。)25とを備え、サブチャック25を介してウエ
ハWが回転する間にオリフラセンサ(図示せず)を介し
てオリフラを検出すると共に読み取る光学式文字認識装
置(OCR)(図示せず)を介してウエハWに附された
IDコードを読み取って検査対象のウエハWを特定す
る。ウエハ搬送機構24は、上下二段のハンド241を
有し、それぞれのハンド241でウエハWを真空吸着し
て保持し、真空吸着を解除することでウエハWを受け渡
し可能な状態にする。尚、アダプタ23の詳細は後述す
る。
【0028】また、上記プローバ室22は、後述するメ
インチャック26と、アライメント機構27と、プロー
ブカード28とを有している。メインチャック26は
X、Yテーブル29を介してX、Y方向へ移動すると共
に図示しない昇降機構及びθ回転機構を介してZ及びθ
方向へ移動する。アライメント機構27は、従来公知の
ようにアライメントブリッジ271、CCDカメラ27
2及び一対の ガイドレール273を有し、メインチャ
ック26と協働してウエハWとプローブカード28との
アライメントを行う。プローブカード28は複数のプロ
ーブ281を有し、プローブ281がメインチャック2
6上のウエハWと電気的に接触し、テストヘッド(図示
せず)を介してテスタ7(図1参照)と接続される。
【0029】而して、上記アダプタ23は、図6の
(a)に示すように、枠体231内を上下に区画する基
板232と、この基板232上の略中央に配設されたウ
エハ支持体233と、このウエハ支持体233上のウエ
ハWを受け取ってセンタリングするセンタリング機構2
34と、これらの下方に形成され且つ例えば200mm
と300mmの口径を異にするウエハWを複数枚(例え
ば、6枚)ずつ収納するウエハ収納部235とを備え、
インデクサを介して昇降可能に構成されている。
【0030】上記ウエハ支持体233はその軸233A
が基板232を貫通し、基板232の裏面に固定された
エアシリンダ236に連結され、図6の(a)の矢印A
で示すように昇降可能になっている。ウエハ支持体23
3の表面には同心円状に複数の溝と放射状の溝が形成さ
れ、また、適宜の溝で真空排気路が開口している。そし
て、真空排気路には真空排気装置(図示せず)が接続さ
れ、真空排気装置を介してウエハ支持体503の溝とウ
エハW間の空間を真空引きしてウエハ支持体503の表
面にウエハWを真空吸着する。
【0031】また、上記センタリング機構234は、図
6の(a)に示すように、ウエハ搬送機構24側から見
て左右両側にウエハ支持体503を挟むように配置され
且つウエハWを支承した状態で左右から挟み込む左右一
対のセンタリングプレート234Aと、これら両センタ
リングプレート234Aの長手方向の略中心から基板2
32を左右方向に形成された長孔232Aを貫通して垂
下する軸234Bと、左右の軸234Bを基板232の
裏面側で連結するリンク機構234Cと、このリンク機
構234Cに連結されたエアシリンダ234Dとを有
し、エアシリンダ234D及びリンク機構234Cを介
して左右のセンタリングプレート234Aが図6の
(a)の矢印Bで示すように拡縮してウエハWをセンタ
リングする。センタリングプレート234Aの表面には
例えば200mmと300mmの口径を異にするウエハ
Wを挟み込むために、口径を異にするウエハWの外径に
合わせた円弧部234E、234Fが段状に形成されて
いる。
【0032】従って、ウエハ支持体233から例えば2
00mのウエハWを受け取る時には左右のセンタリング
プレート234AがウエハWの口径よりも拡がった状態
である。この状態でセンタリングプレート234Aがウ
エハ支持体233からウエハWを受け取ると、エアシリ
ンダ234D及びリンク機構234Cを介して左右のセ
ンタリングプレート234Aが近づき左右の円弧部23
4EでウエハWを挟んでウエハWのセンタリングを行
う。
【0033】上記ウエハ収納部235は、図6の(a)
に示すように、上下段に形成された第1、第2ウエハ収
納室235A、235Bからなり、第1ウエハ収納室2
35Aには例えば200mmのウエハWを収納し、第2
ウエハ収納室235Bには300mmのウエハWを収納
する。第1ウエハ収納室235Aと第2ウエハ収納室2
35Bはそれぞれの正面が略揃った位置にある。このウ
エハ収納部235はウエハWを一時的に収納するバッフ
ァ機能を果たすことになる。
【0034】また、上記ウエハ搬送機構24は、上述の
ように上下二段にセラミック製のハンド241を有して
いる。このハンド241は図5の(a)に示すように先
端部が二股状に分岐している。そして、図6の(b)に
示すように各分岐部にはシリコンゴム等からなる吸着パ
ッド242が固定部材243を介して固定され、吸着パ
ッド242の孔がハンド241内に形成された真空排気
路244と連通している。このように吸着パッド242
を取り付けることによって、ウエハWに反りがあっても
ハンド241上の吸着パッド242がウエハWと確実に
接触し、真空排気路244からの矢印方向の排気によっ
てウエハWを確実に吸着固定することができ、搬送中の
ウエハがハンド241から滑落することがない。
【0035】上記サブチャック25の表面には四フッ化
エチレン樹脂がコーティングされている。更に、図6の
(c)に示すようにサブチャック25の表面には同心円
状の吸着溝251及びこれらを連絡する十字状の吸着溝
(図示せず)が複数形成され、これらの中心で真空吸着
用の真空排気路252が貫通している。また、サブチャ
ック25の外周には全周に渡ってその内側よりも僅かに
突出するリング状の突起部253が形成されている。こ
のように突起部253を設けることによって、ウエハW
に反りがあってもサブチャック25のリング状の突起部
253がウエハWと確実に接触し、真空排気路252か
らの矢印方向の排気によってウエハWとサブチャック2
5の隙間を減圧し、ウエハWをサブチャック25上に確
実に吸着固定することができ、ウエハWがサブチャック
25から滑落することがない。また、吸着溝を設ける代
わりにサブチャック25の表面の外周縁部のいシリコン
ゴム等からなるOリングを設け、このOリングをサブチ
ャック25の表面から突出させても良い。この場合にも
サブチャック25の表面で真空排気路が開口している。
【0036】また、本実施形態のメインチャック26
は、図7、図8に示すように、大きさ(この場合には口
径)を異にする複数種のウエハWでそれぞれのウエハW
に反りがあってもそれぞれのウエハWをその表面に確実
に吸着固定することができる特殊な吸着機構を備えてい
る。従来は工場内の真空ラインを利用してウエハWをメ
インチャック26上に真空吸着するようにしている。こ
の際、複数種の口径に備えてメインチャック26内に複
数の真空排気路を設け、これらの真空排気路を真空ライ
ンに接続している。ところが、一つの真空ラインがメイ
ンチャック26内の複数の真空排気路に接続されている
ため、複数の真空排気路を同時に使用すると真空排気路
の真空度が低下しウエハWの吸着力が低下する。特に2
00mmないし300mmのウエハWになると真空排気
路の数が増え、各真空排気路の真空度が低下すると益々
各真空排気路における吸着力が低下する。況してウエハ
Wに反りがあるとウエハWの吸着力が益々低下し、ウエ
ハWをメインチャック26上に吸着できなくなる虞があ
る。本実施形態の特殊な吸着機構はこのような不具合に
対応して開発されたものである。
【0037】即ち、上記吸着機構30は、図7に示すよ
うに、工場内の真空ラインを使用する第1吸着機構30
1と、エジェクタを使用する第2吸着機構302とを備
えている。工場内の真空ラインを使用する場合には真空
ラインの排気能力に制限されるが、エジェクタを使用す
れば、排気能力を自由に高めることができる利点があ
る。そのため、メインチャック26上でのウエハWの吸
着力を後述のように格段に高めることができる。従っ
て、ウエハWに反りがあってもメインチャック26上で
ウエハWの反りを矯正して吸着することができ、ウエハ
Wの検査を確実に行うことができる。尚、図7において
破線で示す部分は減圧ラインであり、実線で示す部分は
加圧ラインである。
【0038】上記第1吸着機構301は、例えば図7に
示すように、真空ライン301Aとメインチャック26
の真空排気路を接続する第1配管301Bとを備えてい
る。第1配管301Bは真空ライン301Aの上流側で
第1、第2分岐管301B、301Bに分岐し、第
1分岐管301Bがメインチャック26の第1真空排
気路26Aに接続され、第2分岐管301Bがメイン
チャック26の第2真空排気路26Bに接続されてい
る。第1配管301Bの分岐点より下流側には第1圧力
スイッチ301Cが配設され、第1圧力スイッチ301
Cを介して第1配管301B、ひいては第1、第2真空
排気路26A、26B内の減圧度を一定に保持してい
る。また、第1、第2分岐管301B、301B
は上流側から下流側に向けて圧力センサ301D及び切
換弁301Eが順次配設され、各圧力センサ301Dを
介して第1、第2真空排気路26A、16B内の減圧状
態を検出し、各切換弁301Eを介して第1、第2真空
排気路26A、26Bを減圧、常圧間で切り換える。
【0039】上記第2吸着機構302は、例えば図7に
示すように、空気ポンプ302Aとメインチャック26
の真空排気路を接続する第2配管302Bとを備えてい
る。第2配管302Bは空気ポンプ302Aの下流で第
1、第2分岐管302B、302Bに分岐し、第1
分岐管302Bがメインチャック26の第3真空排気
路26Cに接続され、第2分岐管302Bがメインチ
ャック26の第4真空排気路26Dに接続されている。
第2配管302Bには空気ポンプ302Aの下流側に空
気圧調整機構302C及び第2圧力スイッチ302Dが
順次配設され、空気圧調整機構302Cを介して空気ポ
ンプ302Aによる圧送空気の圧力を調整すると共に第
2圧力スイッチ302Dを介して第2配管302B内の
加圧状態を一定に保持している。また、第1、第2分岐
管302B、302Bには切換弁302E及びエジ
ェクタ302Fがそれぞれ配設され、各エジェクタ30
2Fを介して第3、第4真空排気路26C、16D内を
減圧状態にすると共に各切換弁302Eを介して各エジ
ェクタ302Fをオン、オフする。各エジェクタ302
Fと第3、第4真空排気路26C、26Dの間にはそれ
ぞれ圧力センサ302Gが配設され、各圧力センサ30
2Gを介して第3、第4真空排気路26C、16D内を
減圧状態を検出する。
【0040】また、図8に示すように上記メインチャッ
ク26の表面には複数の吸着溝26Eが同心円状に略等
間隔を空けて形成されている。これらの吸着溝26Eは
従来のメインチャック26のものよりも溝幅が幅広に形
成され、各溝における吸着力を高めている。そして、図
8に示すように第1真空排気路26Aはメインチャック
26内の中心近くまで達し、メインチャック26の内側
に位置する複数の吸着溝26Eで開口している。これら
の開口部(図8では×印を附してある)は例えば100
mm及び125mmのウエハに対応する複数の吸着溝2
6Eに形成され、真空ライン301Aからの真空排気に
よりウエハとこれらの吸着溝26Eの間に形成される溝
空間を減圧する。第2真空排気路26Bは例えば150
mmのウエハを吸着できる領域まで達し、この領域の複
数の吸着溝26Eに開口部が形成され、第3真空排気路
26Cは例えば175mmのウエハを吸着できる領域ま
で達し、この領域の複数の吸着溝26Eに開口部が形成
され、更に、第4真空排気路26Dは例えば200mm
のウエハを吸着できる領域まで達し、この領域の複数の
吸着溝26Eに開口部が形成されている。従って、10
0〜150mmのウエハを検査する時には真空ライン3
01Aを使用し、175〜200mmのウエハを検査す
る時には真空ライン301Aとエジェクタ302Fを使
用する。図8では200mmのウエハまでしか対応して
いないが、200mmより大きい例えば300mmのウ
エハの場合には、第2吸着機構302と同様にエジェク
タを使用した吸着機構を増設すれば良い。
【0041】従って、ウエハWに反りがある場合には反
りの状態に応じて吸着するラインを制御して反りを矯正
し、ウエハWをメインチャック26上で確実に吸着固定
する。例えば、ウエハWの中央部がメインチャック26
上で上方に膨らんでいる場合には、まず第2吸着機構3
02が作動した後第1吸着機構301が作動し、ウエハ
Wの周縁部から中央部に向けて順次吸着してウエハWの
反りを周縁部から中央部に向けて矯正する。逆に、ウエ
ハWの周縁部がメインチャック26から反り上がってい
る場合には、まず第1吸着機構301が作動した後第2
吸着機構302が作動し、ウエハWの中央部から周縁部
に向けて順次吸着しウエハWの反りを中央部から周縁部
に向けて矯正する。
【0042】このような構成により第1、第2吸着機構
301、302共に真空ライン301Aを使用した場合
と比較して真空排気能力を例えば7.1kgf高めるこ
とができた。即ち、真空ライン301Aのみの場合には
12.8kgfであった吸着力が、第2吸着機構302
にエジェクタ302Fを使用することにより19.9k
gfまで高めることができた。
【0043】ところで、本実施形態で用いられるカセッ
トCは、図9に示すように、200mのウエハと300
mmのウエハの双方に対応できるように構成されてい
る。即ち、カセットCは、図9に示すように、カセット
本体Cと、ウエハWを両側で支持する着脱可能な2種
類のティースC、Cを備えている。一方のティース
は例えば200mmのウエハを支持する構造を有
し、他方のティースCは例えば300mmのウエハを
支持する構造を有している。そして、図9に示すよう
に、いずれのティースにウエハを収納してもカセット本
体Cの開口部においてウエハWを確実にマッピングで
きるようになっている。図9では2種類のティース
、Cが混在しているが、基本的にはいずれか一方
のティースをカセット本体Cに装着するようになって
いる。しかし、使用態様によっては2種類のティースC
、Cが混在していても良い。従って、半導体製造ラ
インにおいて口径を異にするウエハが混在していても一
種類のカセットCで対応することができるため、口径の
異なるウエハを一種類のカセットCで対応することがで
き、カセットCの取り扱い上の利便性を高めることがで
きる。従って、RGV4に搭載されたバッファカセット
42もこのカセットCに準じて構成されている。
【0044】次に、図10〜図12をも参照しながらR
GV4とプローバ2間のウエハの受け渡し方法について
説明する。まず、搬送運用装置5の入力装置(図示せ
ず)からプローバ2及びRGV4それぞれの配置状態や
配置台数等の搬送に必要な搬送情報を入力する。然る
後、搬送運用装置5が作動すると、搬送情報に基づいた
コマンドがユーザI/F51を介して制御部54に入力
し、制御部54のスケジューラ54Aではホストコンピ
ュータ1と連携して入力コマンドに即してRGV4の運
用スケジュールを自動的に作成する。更に、スケジュー
ラ54Aでは運用スケジュールの複数ある搬送経路の中
から現状のRGV4に最適な搬送経路を決定する。最適
な搬送経路が決定されると、ディスパッチャ54Bにお
いてこの最適な搬送経路に複数のRGV4を自動的に割
り当てる。複数のRGV4はそれぞれの割り当てに従っ
てレール3上を互いに同期して移動する。
【0045】例えば、RGV4はウエハ搬送機構44を
介してバッファテーブル13から例えば25枚のウエハ
Wを受け取る。この際、ウエハ搬送機構44はマッピン
グセンサでバッファテーブル13上のカセットC内のウ
エハWをマッピングした後、ウエハ搬送機構44を介し
てバッファテーブル13上のカセットC内のウエハWを
RGV4のバッファカセット42内に移載する。次い
で、このRGV4は搬送運用装置5を介して割り当てら
れた最適な搬送経路に従って所定のプローバ2まで移動
した後、ウエハ搬送機構44を介してバッファカセット
42内のウエハWをマッピングした後、所定のウエハW
をプローバ2のアダプタ23へウエハWを引き渡す。
【0046】RGV4のウエハ搬送機構4とプローバ2
のアダプタ23との間でウエハWの受け渡しを行う際に
は、プローバ2とRGV3間で光結合PIO通信を行
う。そのため、RGV3とプローバ2は互いにPIO通
信を利用して一枚のウエハWの受け渡しを正確に行う。
【0047】ここでウエハWの引き渡し動作について説
明する。RGV4ではウエハ搬送機構44が昇降し上の
ハンド441を介して所定のウエハWをバッファカセッ
ト42内から取り出し、上のハンド441を縮めた後、
図5の(a)に示すようにウエハ搬送機構44が旋回機
構43を介して90゜回転し、ハンド441をプローバ
2のアダプタ23側に向ける。引き続き、上のハンド4
41を伸ばすと、ウエハWがアダプタ23のウエハ支持
体233の上方に達する。この時、ウエハ支持体233
がエアシリンダ236を介して上昇し、同図の(b)に
示すようにウエハ支持体233が上のハンド441から
ウエハWを真空吸着して受け取った後、エアシリンダ2
36を介して下降すると、図6の(a)に示すようにウ
エハ支持体233から既に左右に広がっているセンタリ
ングプレート234AにウエハWを載せると共にウエハ
支持体233の真空吸着を解除し、センタリングプレー
ト234A上にウエハWを引き渡す。そして、エアシリ
ンダ234D及びリンク機構234Cを介して左右のセ
ンタリングプレート234Aが近づくと左右の円弧部2
43EでウエハWを挟み、ウエハWを自動的にセンタリ
ングする。
【0048】ウエハWのセンタリング後、図5の(a)
に示すようにウエハ搬送機構24が駆動してアダプタ2
3内にハンド241を進出し、ウエハWをハンド241
の吸着パッド242で真空吸着すると共に左右のセンタ
リングプレート234Aが広がる。次いで、ウエハ搬送
機構24はハンド241をアダプタ23から後退させた
後、プローバ室22までウエハWを搬送する。この際、
ウエハWに反りがあってもハンド241では吸着パッド
242を介してハンド241上にウエハWを吸着固定す
るため、ウエハWがハンド241から滑落することはな
い。ウエハWを搬送する間にサブチャック25を介して
ウエハWのプリアライメントを行うと共にOCRを介し
てサブチャック25上のウエハWのIDコードを読み取
る。この際、ウエハWに反りがあってもサブチャック2
5の外周にはリング状の突起部253が設けてあるた
め、突起部253が反りのあるウエハWと確実に接触し
てウエハWを確実に真空吸着して固定することができ、
プリアライメントを確実に実施することができる。プリ
アライメント後、再びウエハ搬送機構24のハンド24
1を介してウエハWを受け取った後、ハンド241をプ
ローバ室23に向ける。
【0049】この間にプローバ室22内ではメインチャ
ック26が待機位置まで移動している。そこで、ウエハ
搬送機構24がハンド241を伸ばすとメインチャック
26へウエハWを引き渡す。メインチャック26上にウ
エハWが載置されると、吸着機構30が駆動してウエハ
Wをメインチャック26上に吸着固定する。この際、ウ
エハWに反りがあっても吸着機構30の第1、第2吸着
機構301、302が作動してメインチャック26上で
ウエハWの反りを矯正し、ウエハWをメインチャック2
6上に確実に固定し、ウエハの検査を確実に実施するこ
とができる。検査終了後には逆経路でウエハWをアダプ
タ23内へ戻す。ウエハ搬送機構24を介してウエハW
をアダプタ23内に戻す時に、アダプタ23とRGV4
との間でウエハWの受け渡し中であれば、ウエハ搬送機
構24は検査済みのウエハWをウエハ収納部235内に
一時的に収納する。
【0050】この間、プローバ2における検査状況は通
信回線を介してテスタ7からホストコンピュータ1に逐
次通知され、ホストコンピュータ1において把握、管理
している。従って、プローバ2における検査が終了した
り、検査に異常が発生すれば、ホストコンピュータ1は
テスタ7を介して瞬時に知ることができ、この情報を通
信回線を介して搬送運用装置5に逐次通知する。搬送運
用装置5は逐次変化する検査状況に即して複数のRGV
4の運用スケジュールを更新し、その都度全てのRGV
4の搬送経路を求めた後、最適な搬送経路を決定する。
この際、スケジューラ54A及びディスパッチャ54B
では各搬送経路における移動時間及び受け渡し実行時間
を予測し、各搬送経路の中から最適な搬送経路を検索
し、決定する。そして、搬送運用装置5は、この決定結
果に基づいてRGV4コントローラ6を介してRGV4
との無線通信によって最適な搬送経路に各RGV4を割
り当て、プローバ2の稼働効率を高めると共に、複数の
RGV4それぞれの移動時間を極力短縮する。
【0051】例えば、図10の(a)に示すように2台
のRGV4A、4Bが隣り合って位置にあり、一方のR
GV4Aがのプローバ(図示せず)との間でウエハの
受け渡しを実行し、の隣にあるのプローバでは次の
ウエハを待機し、更に、これらのプローバからは遠く離
れたのプローバでも次のウエハを待機していると仮定
する。この検査状況はテスタ7からの通知のよってホス
トコンピュータ1において認識し、この状況を通信回線
を介して搬送運用装置5に通知する。搬送運用装置5で
は他方のRGV4Bにとのいずれのプローバを割り
当てるかが問題となる。そこで、搬送運用装置5ではホ
ストコンピュータ1からの通知に基づいて一方のRGV
4Aとのプローバとの受け渡し時間、このRGV4A
の現在位置からのプローバまでの移動時間、更に、他
方のRGV4Bの現在位置からまたはまでの移動時
間を予測し、及びのプローバにいずれのRGV4
A、4Bを割り当てれば最短時間でウエハの受け渡しを
実行できる最適な搬送経路であるかを決定し、この決定
に基づいてRGV4A、4Bを割り当てる。この場合、
一方のRGV4Aをのプローバに割り当て、他方のR
GV4Bをのプローバに割り当てるのが最適な搬送経
路であると決定し、同図の(b)に示すように各RGV
4A、4Bをそのように割り当てる。この割り当てに基
づいて一方のRGV4Aはのプローバでの受け渡しを
終了した後、のプローバへ移動し、他方のRGV4B
はのプローバへ移動し、同図の(c)に示すようにそ
れぞれの受け渡しを実行する。従って、2台のRGV4
A、4Bを共にのプローバに割り当てることがなく、
2台のRGV4A、4Bが衝突するようなことはない。
【0052】このように搬送運用装置5では常にホスト
コンピュータ1と連携し、各プローバでの検査状況を把
握し、オペレータが介在することなくウエハを最適な搬
送経路を予測し、その搬送経路にRGV4A、4Bを自
動的に割り当てて最短時間でウエハを各プローバに割り
振ることができるため、搬送ラインからオペレータを排
除して安全性を高めることができると共にTATの短縮
に寄与することができ、しかもRGV4A、4B同士の
衝突を確実に防止することができる。
【0053】また、搬送運用装置5はホストコンピュー
タ1と連携して制御部54のスケジューラ54A及びデ
ィスパッチャ54Bにおいて現在のRGV4に割り当て
た搬送経路が最適か否かを逐次確認し、その都度スケジ
ューラ54Aを介して運用スケジュールを更新し、最適
な搬送経路を検索し、ディスパッチャ54Bを介して最
適な搬送経路に各RGV4を動的に割り当てる。
【0054】例えば、あるプローバ2での検査中、ウエ
ハに欠陥があった場合には検査を中断し、他のウエハと
取り替えてプローバの稼働効率の低下を防止する必要が
ある。このような緊急事態が発生した場合には、ホスト
コンピュータ1がテスタ7を介してこの事実を認識し、
搬送運用装置5に通知する。搬送運用装置5はこの通知
に基づいてスケジューラ54Aにおいて運用スケジュー
ルを更新し、全てのRGV4の最適な搬送経路を検索
し、ディスパッチャ54Bを介して最短時間でウエハを
搬送できるRGV4をそのプローバに割り当てる。例え
ば図11の(a)に示すように、RGV4が現在のスタ
ート位置から移動を開始してのプローバに向かう途中
でのプローバの手前ののプローバで上述のような緊
急事態が発生した場合には、スケジューラ54Aを介し
て同図の(b)に示すようにRGV4に割り当てられた
のプローバへの搬送経路を取り消し、ディスパッチャ
54Bを介してRGV4にのプローバへの搬送経路を
割り当てる。このRGV4はのプローバよりものプ
ローバを優先してのプローバに向かい、同図の(c)
に示すようにのプローバにおいてウエハの受け渡しを
実行する。この間のプローバはRGV4を待機する。
また、仮に他のRGV(図示せず)が空いていてそのR
GVをのプローバに割り当てる方が効率的であれば、
スケジューラ54Aではそのような運用スケジュールを
作成してあり、ディスパッチャ54Bを介してそのRG
V4をのプローバに割り当てる。
【0055】図11の(c)に示すようにRGV4が
のプローバでの受け渡しを終えると、搬送運用装置5は
このRGV4をのプローバに割り当てる。この際他の
RGV(図示せず)が本RGV4の移動先であるのプ
ローバに既に位置している場合であっても運用スケジュ
ールに基づいて本RGV4の受け渡し作業が他のRGV
に優先し、本RGV4がのプローバに到達する前に他
のRGVをその位置から退避させると共に他の搬送経路
に割り当てる。仮に他のプローバが運用スケジュールに
基づいてのプローバにおいて既にウエハの受け渡しを
実行している場合には、スケジューラ54Aにおいて運
用スケジュールを更新し、ディスパッチャ54Bを介し
て本RGV4を他のプローバに割り当てる。このように
搬送運用装置5はホストコンピュータ1と連携し常にR
GV4に動的に受け渡し作業を割り当て、最短時間でウ
エハを搬送する。
【0056】また、搬送運用装置5は、スケジューラ5
4A及びディスパッチャ54Bにおいてホストコンピュ
ータ1と連携し、RGV4を介して割り振ったウエハの
検査結果に即して次の取り扱いを決定する。例えば、搬
送運用装置5は、ホストコンピュータ1からプローバ2
での検査結果の通知を受け、不良ウエハ等を回収した
り、再検査に供する。仮にウエハ不良等によって、ある
プローバでの検査を中断した場合には、RGV4で次の
ウエハを受け渡した後に不良ウエハを回収し、その時の
状況によっては不良ウエハをアダプタ23のウエハ収納
部235内に一時的に保管し、後でそのウエハを回収す
る。また、前工程でウエハ不良が発生した場合には、ウ
エハ不良を含むロットが前工程のコンピュータ(図示せ
ず)からホストコンピュータ1に通知され、あるいはそ
のロットをホストコンピュータ1に入力する。ホストコ
ンピュータ1がこの情報を搬送運用装置5に通知する
と、搬送運用装置5がスケジューラ54A及びディスパ
ッチャ54Bによって作成された運用スケジュールに基
づいてそのロットのウエハを試験的にプローバ2に割り
振り、プローバにおいてそのウエハの検査を行う。ホス
トコンピュータ1はこの検査結果をテスタ7から通知さ
れ、その他のウエハについて検査を行う必要があるか否
かを判断する。搬送運用装置5は、その判断結果に基づ
いてスケジューラ54Aを介して運用スケジュールを作
成し、ディスパッチャ54Bを介してRGV4を割り当
てそのウエハを自動的に回収し、場合によってそのロッ
トのウエハを再検査するためにRGV4を割り当てる運
用スケジュールを作成し、RGV4を最適な搬送経路に
割り当てる。
【0057】また、搬送運用装置4は上述したように通
信回線を介してホストコンピュータ1と連携し、複数の
RGV4の移動先を予測してそれぞれのRGV4に最適
な搬送経路を割り当てるため、複数のRGV4は互いに
同期してそれぞれの搬送経路を移動する。例えば図12
の(a)に示すように、あるRGV4にの位置から
の位置までの搬送経路を割り当てればそのRGV4は一
度の命令で他のRGVに関係なく一気にからまで移
動することができる。従って、RGV4を高速性を最大
限に活かすことができる。ところが、従来は、複数の自
動搬送車が互いに同期することなく個別に移動するた
め、例えば図12の(b)に示すように自動搬送車4’
がの位置からの位置まで移動するにしても、他の自
動搬送車との関係を考慮して移動するため、自動搬送車
4’は同図に(b)に示すように複数回(同図では2
回)の移動命令でからまで移動しなくてはならず、
自動搬送車4’の高速化が難しく搬送効率を高めること
ができなかった。
【0058】また、搬送運用装置5は、スケジューラ5
4Aにおいてウエハの受け渡し優先度及びRGV4の移
動時間を勘案し、ディスパッチャ54Bを介してRGV
4を最適な搬送経路に割り当てる。スケジューラ54A
ではウエハの受け渡し優先度及びRGV4の移動時間を
勘案するに当たり、通常は全てのGV4の移動時間が最
も短い搬送経路を検索し、各RGV4の移動コストの総
計が最も低コストになる搬送経路を最適な搬送経路とし
て各RGV4に割り当る。しかし、緊急を要する優先度
の高いロットを搭載しているRGV4が介入すると、他
のRGV4に優先して空きプローバ2への搬送経路を選
択して優先順位の高いRGV4を割り当てる。
【0059】また、メンテナンスを必要とするプローバ
2が発生した場合には、そのプローバを搬送運用装置5
の入力装置を介して入力すると、スケジューラ54Aで
はそのプローバ2に対応するレール3に禁止区域に設定
し、RGV4を禁止区域を移動させないようにする。従
って、搬送システムEが稼働中であってもそのプローバ
2のメンテナンスを確実に行うことができる。
【0060】ところで、搬送システムEの稼働中にプロ
ーブカードを交換するプローバが発生することがある。
この場合にもRGVを用いてプローブカードを目的のプ
ローバまで搬送し、自動的にプローブカードを交換する
ことができる。あるいは、RGVによって目的のプロー
バのオペレーション領域OPまでプローブカードを搬送
し、オペレーション領域OPにおいてオペレータがプロ
ーブカードを交換する。従って、重量化したプローブカ
ードをRGVによって搬送するため、プローブカードの
搬送作業の安全性を高めることができる。
【0061】以上説明したように本実施形態によれば、
メインチャック26内にその表面で開口する第3、第4
真空排気通路26C、26Dを設けると共に第3、第4
真空排気通路26C、26Dにエジェクタ302F、3
02Fを連通、遮断可能に接続し、エジェクタ302
F、2302Fを介して第3、第4真空排気通路26
C、26D内を減圧してウエハWをメインチャック26
上に吸着するようにしたため、ウエハWの吸着力が大き
くなり、ウエハWの反りを矯正してメインチャック26
上にウエハWを確実に吸着して検査を行うことができ、
真空ライン301の排気能力に制限されることもない。
また、ウエハWが大口径化してもエジェクタ302Fを
増やすことで吸着力を確保することができる。
【0062】また、本実施形態によれば、メインチャッ
ク26内にその表面で開口する第1、第2真空排気通路
26A、26Bを設けると共に第1、第2真空排気通路
26A、26Bに真空ライン301Aを連通、遮断可能
に接続したため、エジェクタ302Fを削減し、排気装
置を簡素化することができる。また、第3、第3真空排
気通路26C、26Dを第1、第2真空排気通路26
A、26Bより外側に設けたため、ウエハWの外周縁部
の吸着力を大きくすることができ、ウエハWの反りをよ
り確実に矯正することができる。また、ウエハ搬送機構
24はウエハWを吸着する吸着パッド242を有するた
め、ウエハWに反りがあっても確実に吸着、保持するこ
とができ、ウエハWをハンド241から滑落させること
なく確実に搬送することができる。また、サブチャック
25は、ウエハWの支持面の外周縁部に形成されたリン
グ状の突起253と、このリング状の突起253の内側
に支持面で開口する真空排気路252とを有するため、
ウエハWに反りがあってもサブチャック25上に確実に
吸着、保持することができ、サブチャック25から滑落
させることなく確実にウエハWのプリアライメントを行
うことができる。また、リング状突起253に代えてシ
ールリングを設けても良い。
【0063】また、本実施形態によれば、隣合う2台の
プローバ2、2の構成部品(アダプタ23、サブチャッ
ク25、メインチャック26、テストヘッド、装置本体
の開閉扉等)を互いに鏡像関係に設けると共に、これら
両者2、2間に共用の作業領域OPを設けたため、従来
プローバ2毎に作業領域を持っていた場合と比較してプ
ローバの設置スペースを格段に削減することができる。
また、一箇所の作業領域OPで隣合うプローバ2、2の
メンテナンス作業等を行うことができるため、メンテナ
ンス作業等が作業効率が向上する。また、テストヘッド
の旋回空間を隣合うプローバ2、2間で共用することに
より、設置スペースを削減することができ、メンテナン
ス作業性も向上する。
【0064】ところで、上記実施形態ではプローバ2が
ローダ室21を備えた場合について説明したが、図3、
図5に(a)に示すプローバ2のローダ室を図13に示
すように省略し、ウエハのローダ、アンローダ機能をR
GV4に肩代わりさせることができる。ローダ機能をR
GV4に付与することにより搬送システムのローダ、ア
ンローダ機能を削減し、設備コストを低コスト化する図
ることができる。尚、以下では上記実施形態と同一部分
または相当部分には同一符号を附して説明する。
【0065】この搬送システムEは、図14に示すよう
にRGV4がローダ、アンローダ機能を具備している以
外は上記実施形態の準じて構成されている。従って、隣
合う2台のプローバ2はその内部のメインチャック26
等の部品が鏡像関係に配設され、両者間に共通の作業領
域OPが設けられている。また、プローバ2内のメイン
チャック26は図7、図8に示す吸着機構を具備してい
る。また、RGV4は、RGV本体41と、RGV本体
41上の端部に配設され且つ25枚のウエハWを収納す
る傾斜駆動可能なバッファカセット42と、バッファカ
セット42と隣接する旋回機構43と、この旋回機構4
3に配設された屈伸可能なアームを有するウエハ搬送機
構44と、このウエハ搬送機構44に隣接する姿勢合わ
せ機構45とを備え、RGVコントローラ6の制御下で
ウエハ搬送機構44を介してプローバ2のメインチャッ
ク26との間でウエハWを直接受け渡しを行う。このR
GV4は姿勢合わせ機構45を除き、上記実施形態に準
じて構成されている。尚、本実施形態のRGV4は特願
2001−121024号に記載の技術に準じて構成す
ることができる。従って、RGV4の詳細は特願200
1−121024号の明細書に譲り、その概要について
説明する。
【0066】上記姿勢合わせ機構45は、ウエハWを載
せる正逆回転可能なサブチャック451と、サブチャッ
ク451が正逆回転する間に口径を異にするウエハWの
オリフラを検出する複数(図14では2個)のオリフラ
センサ452A、452Bと、各ウエハWに附されたI
D記号を読み取るOCR453とを備えている。またウ
エハ搬送機構44には光電センサからなるマッピングセ
ンサ(図示せず)が取り付けられ、ウエハ搬送機構44
が昇降する際にバッファカセット42内のウエハWをマ
ッピングする。
【0067】従って、RGV4はウエハ搬送機構44を
介してバッファカセット42内のウエハWをマッピング
した後、バッファテーブル13上のカセットCからバッ
ファカセット42の空き棚段にウエハWを移載する。引
き続き、RGV4はバッファカセット42を傾斜させて
搬送運用装置5を介して割り当てられた搬送経路をレー
ル3に従って図14に示すように目的のプローバ2まで
移動する。
【0068】そして、RGVコントローラ6の制御下で
ウエハ搬送機構44の上のハンド441を介してバッフ
ァカセット42内のウエハWを取り出した後、旋回機構
43を介して180゜回転し、ハンド441を伸ばして
ウエハWを姿勢合わせ機構45内へ挿入し、サブチャッ
ク451上に載置する。サブチャック451はウエハW
を吸着固定した後、サブチャック451が回転する間に
オリフラセンサ452A及び452Bを介してウエハW
及びオリフラの回転軌跡をそれぞれ検出する。そして、
RGVコントローラ6においてサブチャック451の回
転時のウエハW及びオリフラそれぞれの回転軌跡に基づ
いてウエハWの中心とサブチャック451の中心とのズ
レを求め、ウエハ搬送機構44を介してそのズレを補正
してサブチャック451上のウエハWをセンタリングす
る。その後、サブチャック451を回転させてIDコー
ドをOCR453によって読み取ると共にウエハWのオ
リフラをサブチャック451の回転によって所定の方向
へ向けて位置合わせを行う。OCR453の読み取り情
報はRGVコントローラ6を介して無線通信によって搬
送運用装置5に通知し、搬送運用装置5は通信回線を介
してホストコンピュータ1及びテスタ7にこの情報を通
知する。一方、ウエハ搬送機構44は上ハンド441を
介してサブチャック41上のウエハWを姿勢合わせ機構
45から引き取った後、上ハンド441が旋回機構43
を介して90゜回転すると共に昇降機構を介して昇降
し、上ハンド441をプローバ2内に挿入し、メインチ
ャック26上にウエハWを載置した後、アーム441を
縮める。メインチャック26では吸着機構(図7参照)
を介してウエハWに反りがあってもメインチャック26
上にウエハWを確実に吸着固定する。
【0069】また、RGV4が検査後のウエハWをプロ
ーバ2から受け取る時にはウエハ搬送機構44の下のハ
ンド442を用いる。この場合には、RGV4は、ウエ
ハ搬送機構44の下のハンド442を介してプローバ2
のメインチャック26からウエハWを受け取ってバッフ
ァカセット42内の元の位置に収納した後、上述のよう
に次のウエハWを上のハンド441を介してメインチャ
ック26上に載置する。
【0070】尚、本発明は上記実施形態に何等制限され
るものではなく、必要に応じて適宜設計変更することが
できる。上記実施形態ではメインチャック26の吸着機
構として真空ライン301Aを使用しているが、真空ラ
インに代えてエジェクタを用いても良い。また、被処理
体はウエハに制限されるものではなく、液晶表示体用の
基板であっても良い。
【0071】
【発明の効果】本発明の請求項1〜請求項6に記載の発
明によれば、被処理体の反りを矯正して被処理体を確実
に検査することができる検査装置を提供することができ
る。
【0072】また、本発明の請求項7〜請求項9に記載
の発明によれば、クリーンルームの省スペース化を実現
することができると共にメンテナンス等の作業効率を高
めることができる検査装置の配置構造を提供することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の検査装置及びその配置構造を備えたウ
エハの搬送システムの一例を示す構成図である。
【図2】図1に示す搬送運用装置の構成を示すブロック
図である。
【図3】図1に示す搬送システムを各構成機器のレイア
ウト及びその動きを説明する説明図である。
【図4】図3に示すRGVの搬送経路の断面構造を示す
概念図である。
【図5】図3に示すプローバとRGV間のウエハの受け
渡しを説明する図で、(a)はその平面図、(b)はそ
の要部を示す側面図である。
【図6】(a)は図5に示すアダプタを示す正面図、
(b)は図5に示すプローバのウエハ搬送機構のアーム
の要部を示す断面図、(c)は図5の(a)に示すプロ
ーバのサブチャックを示す断面図である。
【図7】図5に示すメインチャックの吸着機構を示すブ
ロック図である。
【図8】図7に示すメインチャックを示す平面図である
【図9】図3に示すウエハ搬送システムに適用されるカ
セットの構造を示す断面図である。
【図10】(a)〜(c)はそれぞれウエハ搬送システ
ムを用いたウエハの搬送方法の一例を示す説明図であ
る。
【図11】(a)〜(c)はそれぞれ他のウエハ搬送方
法を示す図10に相当する図である。
【図12】(a)、(b)はそれぞれ更に他のウエハ搬
送方法を示す図10に相当する図である。
【図13】ウエハ搬送システムの他の例を示す図3に相
当する図である。
【図14】図13に示すウエハ搬送システムを用いたウ
エハの受け渡し状態を示す図5に相当する図である。
【符号の説明】
2 プローバ(検査装置) 24 ウエハ搬送機構(搬送機構) 25 サブチャック(位置合わせ機構) 26 メインチャック(載置台) 26A、26B、26C、26D 真空排気通路 242 吸着パッド 244 真空排気路 302F エジェクタ OP 作業領域(共用空間) W ウエハ(被処理体)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H01L 21/68 H01L 21/68 P G01R 31/28 H Fターム(参考) 2G003 AA10 AG04 AG08 AG11 AG16 AH00 AH01 AH07 2G132 AA00 AE01 AE03 AE23 AE24 AF02 AL00 4M106 DD00 DD30 5F031 CA01 CA05 DA01 EA06 FA01 FA02 FA03 FA07 FA11 FA12 FA15 GA04 GA24 GA32 GA47 GA49 GA58 GA59 HA14 HA53 HA58 HA59 JA04 JA10 JA21 JA22 JA34 JA47 JA50 KA02 KA06 KA07 KA08 KA11 KA13 LA12 LA15 NA02 NA08 NA15 PA03 PA04 PA14 PA16 PA18

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被処理体を搬送する搬送機構と、この搬
    送機構と協働して上記被処理体の位置合わせを行う位置
    合わせ機構と、この位置合わせ機構を介して位置合わせ
    された被処理体を上記搬送機構を介して受け取って吸着
    する移動可能な検査用の載置台を備え、上記載置台が移
    動して上記被処理体の電気的特性検査を行う検査装置に
    おいて、上記載置台内にその表面で開口する排気通路を
    少なくとも一つ設けると共にこの排気通路にエジェクタ
    を連通、遮断可能に接続し、上記エジェクタを介して上
    記排気通路内を減圧して上記被処理体を上記載置台上に
    吸着することを特徴とする検査装置。
  2. 【請求項2】 上記載置台内にその表面で開口する真空
    排気通路を少なくとも一つ設けると共にこの真空排気通
    路に真空ラインを連通、遮断可能に接続したことを特徴
    とする請求項1に記載の検査装置。
  3. 【請求項3】 上記排気通路を上記真空排気通路より外
    側に設けたことを特徴とする請求項1または請求項2に
    記載の検査装置。
  4. 【請求項4】 上記搬送機構は上記被処理体を吸着する
    吸着パッドを有することを特徴とする請求項1〜請求項
    3のいずれか1項に記載の検査装置。
  5. 【請求項5】 上記位置合わせ機構は、上記被処理体の
    支持面の外周縁部に形成されたリング状突起と、このリ
    ング状突起の内側に形成され且つ上記支持面で開口する
    排気通路とを有することを特徴とする請求項1〜請求項
    4のいずれか1項に記載の検査装置。
  6. 【請求項6】 上記位置合わせ機構は、上記被処理体の
    支持面の外周縁部に装着されたシールリングと、このシ
    ールリングの内側に形成され且つ上記支持面で開口する
    排気通路とを有することを特徴とする請求項1〜請求項
    4のいずれか1項に記載の検査装置。
  7. 【請求項7】 複数の検査装置を配列する検査装置の配
    置構造において、隣合う2台の検査装置の構成部品を互
    いに鏡像関係に設けると共に、これら両者間に共用空間
    を設けたことを特徴とする検査装置の配置構造。
  8. 【請求項8】 上記共用空間がメンテナンス領域を形成
    することを特徴とする請求項7に記載の検査装置の配置
    構造。
  9. 【請求項9】 上記共用空間がローダ領域を形成するこ
    とを特徴とする請求項7に記載の検査装置の配置構造。
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