JP2003224051A - 経路決定方法、描画装置、撮像装置およびプログラム - Google Patents

経路決定方法、描画装置、撮像装置およびプログラム

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JP2003224051A JP2002019802A JP2002019802A JP2003224051A JP 2003224051 A JP2003224051 A JP 2003224051A JP 2002019802 A JP2002019802 A JP 2002019802A JP 2002019802 A JP2002019802 A JP 2002019802A JP 2003224051 A JP2003224051 A JP 2003224051A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 複数の描画点を経由する好ましい経路を容易
に求める。 【解決手段】 半導体の基板9にパターンを描画する描
画装置1において、描画用の電子ビームを出射するヘッ
ド部2、および、演算処理を行うコンピュータ4を設け
る。コンピュータ4には基板9上の複数の描画点を経由
する経路を求めるプログラムが予め用意されている。こ
のプログラムが描画点が散在する領域を複数の短冊状の
分割領域に分割し、各分割領域において経路決定アルゴ
リズムを用いて経路を求め、分割領域ごとの経路を接続
する。これにより、描画装置1は効率よく基板9に描画
を行うことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数の点の経由順
序を求める技術に関し、特に、基板上の複数の描画点に
描画を行う描画装置や基板上の複数の撮像位置における
画像を取得する撮像装置に適する。
【0002】
【従来の技術】半導体基板(以下、「基板」という。)
に回路パターンを描画する描画装置や、基板上に描画さ
れたパターン等を検査のために撮像を行う撮像装置で
は、基板上の多数の描画点または撮像位置(以下、「対
象点」と総称する。)にアクセスが行われる。例えば、
描画装置では基板上の多数の対象点に順に電子ビームを
照射することにより、基板上に多数の点(微小パター
ン)が描画される。このとき、描画に要する時間は、対
象点を経由する経路の距離にほぼ比例して長くなる。
【0003】従来は、全ての対象点を経由する経路は、
対象点のデータが入力された順序であったり、X座標軸
およびY座標軸を定義しておいて対象点のX座標または
Y座標の値の昇降順(いわゆる「XYソート」)で決め
られることが多かった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、XYソート
はアルゴリズムが単純であるため、電算機等を用いて経
路を速やかに求めることができるが、対象点が広範囲に
散らばっている場合、求められる経路が非常に長くなる
という問題を有している。
【0005】そこで、複雑な計算アルゴリズムを用いて
可能な限り短い経路を求める方法も多く研究されている
が、対象点が多くなると指数関数的に計算時間が長くな
るとともに実用化するには高価な演算回路が必要となっ
てしまう。
【0006】本発明は上記課題に鑑みなされたものであ
り、好ましい経路を容易に求めることを目的としてい
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、第1パラメータおよび第2パラメータにより定義さ
れる2次元の領域において、複数の点の好ましい経由順
序である経路を求める経路決定方法であって、前記領域
を前記第1パラメータの複数の範囲のそれぞれに属する
複数の分割領域に分割する領域分割工程と、前記複数の
分割領域のそれぞれにおいて前記第2パラメータがほぼ
最大となる第1端点とほぼ最小となる第2端点とを決定
する端点決定工程と、前記複数の分割領域のそれぞれに
おいて分割領域用の経路決定アルゴリズムを用いて前記
第1端点から前記第2端点に至る分割領域内の点を経由
する経路を求める分割経路決定工程と、前記第1パラメ
ータの降順または昇順に、互いに隣接する分割領域内の
前記第1端点または前記第2端点同士を交互に接続する
分割経路接続工程とを有する。
【0008】請求項2に記載の発明は、請求項1に記載
の経路決定方法であって、前記領域分割工程と前記端点
決定工程との間に、前記複数の分割領域が連続して並ぶ
対象領域群を決定する対象領域群決定工程と、前記対象
領域群のそれぞれにおいて前記第2パラメータがほぼ最
大となる第1端点とほぼ最小となる第2端点とを決定す
る対象領域内の端点決定工程と、前記対象領域群のそれ
ぞれにおいて対象領域用の経路決定アルゴリズムを用い
て前記第1端点から前記第2端点に至る対象領域内の点
を経由する経路を求める対象領域内の経路決定工程と、
前記第1パラメータの降順または昇順に、互いに隣接す
る対象領域内の前記第1端点または前記第2端点同士を
交互に接続して部分経路を求める対象領域群に対する経
路接続工程と、前記対象領域群の少なくとも一部を結合
した複数通りの変更対象領域群を決定する対象領域群変
更工程と、前記複数通りの変更対象領域群に対して前記
対象領域内の端点決定工程ないし前記対象領域群に対す
る経路接続工程を繰り返す繰返工程と、前記複数通りの
変更対象領域群に関して求められた複数の部分経路のう
ち、最短の部分経路の長さが、前記対象領域群に関する
部分経路よりも短い場合に、前記複数の分割領域を前記
最短の部分経路に対応する変更対象領域群を含む複数の
分割領域へと修正する分割領域修正工程とをさらに有す
る。
【0009】請求項3に記載の発明は、請求項2に記載
の経路決定方法であって、前記分割領域修正工程におい
て前記対象領域群に関する部分経路が前記複数通りの変
更対象領域群に関する前記複数の部分経路のいずれより
も短い場合に、前記対象領域群のいずれかを含まない新
たな対象領域群を決定し、前記対象領域内の端点決定工
程ないし前記分割領域修正工程を実行する工程をさらに
有する。
【0010】請求項4に記載の発明は、請求項2または
3に記載の経路決定方法であって、前記分割領域修正工
程において前記複数の分割領域が前記最短の部分経路に
対応する変更対象領域群を含む複数の分割領域へと修正
された場合に、前記最短の部分経路に対応する変更対象
領域群の少なくとも一部を含む新たな対象領域群を決定
し、前記対象領域内の端点決定工程ないし前記分割領域
修正工程を実行する工程をさらに有する。
【0011】請求項5に記載の発明は、請求項2ないし
4のいずれかに記載の経路決定方法であって、前記対象
領域群が3つの分割領域からなる。
【0012】請求項6に記載の発明は、請求項2ないし
5のいずれかに記載の経路決定方法であって、前記対象
領域用の経路決定アルゴリズムにより、前記分割領域用
の経路決定アルゴリズムよりも高速に経路が求められ
る。
【0013】請求項7に記載の発明は、請求項2ないし
6のいずれかに記載の経路決定方法であって、前記対象
領域用の経路決定アルゴリズムが、前記第2パラメータ
の降順または昇順によるソートアルゴリズムである。
【0014】請求項8に記載の発明は、基板に描画を行
う描画装置であって、基板に向けて描画用のビームを出
射するビーム出射部と、前記ビームを偏向する偏向部
と、基板を保持するステージ部と、基板上の複数の描画
点の描画順序である経路を求める経路決定部とを備え、
前記経路決定部が、描画領域を第1パラメータおよび第
2パラメータにより定義し、前記描画領域を前記第1パ
ラメータの複数の範囲のそれぞれに属する複数の分割領
域に分割する領域分割工程と、前記複数の分割領域のそ
れぞれにおいて前記第2パラメータがほぼ最大となる第
1描画点とほぼ最小となる第2描画点とを決定する描画
点決定工程と、前記複数の分割領域のそれぞれにおいて
所定の経路決定アルゴリズムを用いて前記第1描画点か
ら前記第2描画点に至る分割領域内の描画点を経由する
経路を求める分割経路決定工程と、前記第1パラメータ
の降順または昇順に、互いに隣接する分割領域内の前記
第1描画点または前記第2描画点同士を交互に接続する
分割経路接続工程とを実行する。
【0015】請求項9に記載の発明は、基板を撮像する
撮像装置であって、基板に照明光を照射する照明部と、
基板の画像データを取得する撮像部と、基板を保持する
ステージ部と、前記撮像部を前記ステージ部に対して相
対的に移動させる移動機構と、基板上の複数の撮像位置
の撮像順序である経路を求める経路決定部とを備え、前
記経路決定部が、基板上の所定領域を第1パラメータお
よび第2パラメータにより定義し、前記所定領域を前記
第1パラメータの複数の範囲のそれぞれに属する複数の
分割領域に分割する領域分割工程と、前記複数の分割領
域のそれぞれにおいて前記第2パラメータがほぼ最大と
なる第1撮像位置とほぼ最小となる第2撮像位置とを決
定する撮像位置決定工程と、前記複数の分割領域のそれ
ぞれにおいて所定の経路決定アルゴリズムを用いて前記
第1撮像位置から前記第2撮像位置に至る分割領域内の
撮像位置を経由する経路を求める分割経路決定工程と、
前記第1パラメータの降順または昇順に、互いに隣接す
る分割領域内の前記第1撮像位置または前記第2撮像位
置同士を交互に接続する分割経路接続工程とを実行す
る。
【0016】請求項10に記載の発明は、第1パラメー
タおよび第2パラメータにより定義される2次元の領域
において、複数の点の好ましい経由順序である経路をコ
ンピュータに求めさせるプログラムであって、前記プロ
グラムのコンピュータによる実行は、前記コンピュータ
に、前記領域を前記第1パラメータの複数の範囲のそれ
ぞれに属する複数の分割領域に分割する領域分割工程
と、前記複数の分割領域のそれぞれにおいて前記第2パ
ラメータがほぼ最大となる第1端点とほぼ最小となる第
2端点とを決定する端点決定工程と、前記複数の分割領
域のそれぞれにおいて所定の経路決定アルゴリズムを用
いて前記第1端点から前記第2端点に至る分割領域内の
点を経由する経路を求める分割経路決定工程と、前記第
1パラメータの降順または昇順に、互いに隣接する分割
領域内の前記第1端点または前記第2端点同士を交互に
接続する分割経路接続工程とを実行させる。
【0017】
【発明の実施の形態】図1は本発明の第1の実施の形態
に係る描画装置1の全体構成を示す図である。描画装置
1は基板9に描画用の電子ビームを出射するヘッド部
2、基板9を保持するステージ3、ヘッド部2に対して
ステージ3を相対的に移動させるステージ駆動部31、
並びに、ヘッド部2およびステージ駆動部31に接続さ
れたコンピュータ4を有する。
【0018】ヘッド部2は電子ビームを発生するビーム
出射部21、および、電子ビームを適切に基板9へ導く
光学ユニット22を有し、光学ユニット22は電子ビー
ムの形状を成形するビーム成形部221、電子ビームを
偏向する偏向部222、および、電子ビームを収束させ
つつ基板9に導く対物レンズ部223を有する。
【0019】ビーム出射部21より出射された電子ビー
ムは、ビーム成形部221において偏向されるとともに
複数のアパーチャにより所望のビーム形状に成形され、
偏向部222により主走査(基板9上の領域間の走査)
および副走査(領域内の走査)の偏向を受ける。その
後、電子ビームは対物レンズ部223により基板9上に
収束され、基板9上に描画が行われる。なお、ビーム成
形部221、偏向部222および対物レンズ部223の
配置は上記例に限定されず、各構成の順序や各構成の一
部分の配置が適宜変更されてよい。
【0020】ステージ駆動部31はステージ3を図1中
のX方向に移動させるX方向移動機構32、および、Y
方向に移動させるY方向移動機構33を有する。X方向
移動機構32はモータ321にボールねじ(図示省略)
が接続され、モータ321が回転することにより、Y方
向移動機構33がガイドレール322に沿って図1中の
X方向に移動する。Y方向移動機構33もX方向移動機
構32と同様の構成となっており、モータ331が回転
するとボールねじ(図示省略)によりステージ3がガイ
ドレール332に沿ってY方向に移動する。
【0021】コンピュータ4は、図2に示すように、各
種演算処理を行うCPU41、基本プログラムを記憶す
るROM42および各種情報を記憶するRAM43をバ
スラインに接続した一般的なコンピュータシステムの構
成となっている。バスラインにはさらに、情報記憶を行
う固定ディスク44、各種情報の表示を行うディスプレ
イ45、操作者からの入力を受け付けるキーボード46
aおよびマウス46b、光ディスク、磁気ディスク、光
磁気ディスク等のコンピュータ読み取り可能な記録媒体
8から情報の読み取りを行う読取装置47、並びに、ヘ
ッド部2やステージ駆動部31に制御信号を送り出す通
信部48が、適宜、インターフェイス(I/F)を介す
る等して接続される。
【0022】コンピュータ4には、事前に読取装置47
を介して記録媒体8からプログラム441が読み出さ
れ、固定ディスク44に記憶される。そして、プログラ
ム441がRAM43にコピーされるとともにCPU4
1がRAM43内のプログラムに従って演算処理を実行
することにより(すなわち、コンピュータがプログラム
を実行することにより)、コンピュータ4が各種構成を
制御して描画を実行させる。
【0023】図3は、CPU41がプログラム441に
従って動作することにより、CPU41、ROM42、
RAM43、固定ディスク44等が実現する機能構成を
示すブロック図である。図3において制御部51および
経路決定部52がCPU41等により実現される機能を
示す。なお、これらの機能は専用の電気的回路により実
現されてもよく、部分的に電気的回路が用いられてもよ
い。
【0024】描画装置1による描画が行われる際には、
予め複数の描画点の位置を示す描画点データ401およ
びビームの大きさや形状等の描画条件を示す描画条件デ
ータ402がキーボード46aや読取装置47等を介し
て作業者により固定ディスク44に記録される。描画点
データ401は図1中のXおよびY方向の座標(所定の
基準点に対する相対座標)をパラメータとする座標デー
タとなっている。描画点データ401は固定ディスク4
4から経路決定部52に送信され、後述する経路決定部
52の各構成により処理されることにより描画点の経由
順序が求められ、制御部51に送信される。
【0025】制御部51はステージ駆動部31を制御し
て基板9上の1つの半導体チップに相当する部分をヘッ
ド部2の真下に移動させ、各描画点の経由順序および描
画条件データ402に従ってヘッド部2を制御すること
により、1つのチップ内の所定の領域内に描画を行う。
【0026】図4は、経路決定部52が、基板9上の所
定の領域内における描画点の経由順序(描画順序)であ
る経路を決定する動作の流れを示す図である。以下、経
路決定動作について図3を参照しながら図4に沿って説
明を行う。
【0027】まず、経路決定部52の分割領域生成部5
21が固定ディスク44に記憶されている描画点データ
401を受け取り、描画点を含む基板9上の所定領域を
短冊状の分割領域に分割し、描画点が存在する分割領域
だけを取得する(ステップS11)。例えば、図5に示
すようにXおよびY座標により定義される2次元の領域
6に描画点60が散在する場合、領域6がY方向に関し
て一定幅となる複数の分割領域へと分割され、描画点6
0が存在しない分割領域が削除される。図6は取得され
た分割領域61を例示する図である。なお、図6では下
側((−Y)側)の分割領域61には下から順に符号6
1a,61b,61c,61d,61eを付している。
【0028】次に、分割領域生成部521が領域6中に
連続して並ぶ3つの分割領域を対象領域群として決定す
る(ステップS12)。対象領域群は、分割領域61を
修正する際の演算対象となる領域群であり、以下、図6
中の下から3つの分割領域61a,61b,61cが対
象領域群として決定されたものとして説明を行う。
【0029】対象領域群および対象領域群内の描画点6
0を示すデータは対象領域内経路生成部522へと送ら
れる。対象領域内経路生成部522は、まず、各対象領
域においてX座標が最大となる第1描画点601と最小
となる第2描画点602とを端点(次のステップにて求
められる経路の端点)として決定する(ステップS1
3、図6参照)。続いて、各対象領域において、第1描
画点601から第2描画点602に至る対象領域内の描
画点を経由する経路が求められる(ステップS14)。
経路算出にはX座標が大きい順に描画点60の順序を決
定するソートアルゴリズムが採用される。
【0030】各対象領域内の経路が求められると、これ
らの経路が経路接続部523へと送られる。経路接続部
523では、対象領域のY座標の順序に従って(すなわ
ち、Y座標の昇順または降順に)、互いに隣接する対象
領域内の第1描画点601または第2描画点602同士
を交互に接続する(ステップS15)。
【0031】例えば、図6に示す対象領域群である分割
領域61a〜61cに対して、分割領域61aおよび分
割領域61bの第1描画点601が接続され、分割領域
61bおよび分割領域61cの第2描画点602が接続
される。これにより、図7に示すように領域6における
部分的な経路(以下、「部分経路」という。)71aが
求められる。
【0032】部分経路71aは分割領域生成部521へ
と戻され、分割領域生成部521は部分経路の距離を計
算し、その距離を一時的にRAM43に保存する。
【0033】次に、分割領域生成部521が対象領域群
の少なくとも一部を結合することにより複数通りに変更
された対象領域群(以下、「変更対象領域群」とい
う。)を決定する。図8(a)ないし(d)は複数通り
の変更対象領域群が決定される様子を示す図である。図
8(a)は元の対象領域群を示し、図8(b)は分割領
域61aと分割領域61bとが結合されて、領域62a
および分割領域61cが変更対象領域群とされる様子を
示している。図8(c)は分割領域61bと分割領域6
1cとが結合されて分割領域61aおよび領域62bが
変更対象領域群とされる様子を示し、図8(d)は分割
領域61a〜61cが結合されて領域62cが1つの変
更対象領域(群)とされる様子を示している。このよう
に、3つの対象領域からは3通りの変更対象領域群が求
められる。
【0034】次に、複数通りの変更対象領域群に対して
既述の経路を求める処理(ステップS13〜15)が繰
り返し実行される。すなわち、領域62aおよび分割領
域61cが対象領域群として対象領域内経路生成部52
2へと送られて(ステップS16,S17)各対象領域
内の経路が求められ(ステップS13,S14)、経路
接続部523により接続されて部分経路が求められる
(ステップS15)。図9はこのようにして求められた
部分経路71bを例示する図である。そして、部分経路
71bの距離データが一時的にRAM43に保存され
る。
【0035】同様に、分割領域61aおよび領域62b
に対してもステップS13〜S15が繰り返されて図1
0に示す部分経路71cが求められ、部分経路71cの
距離データが一時的に保存される。領域62cに対して
もステップS13〜S15が繰り返されて図11に示す
部分経路71dが求められ、部分経路71dの距離デー
タが一時的に保存される。ただし、この場合、対象領域
群は1つの対象領域からなるため、ステップS15は実
質的に省略される。
【0036】全通りの変更対象領域群に対して、ステッ
プS13〜S15が繰り返し行われると、分割領域生成
部521がRAM43に保存された複数の部分経路71
a〜71dの長さを比較する。まず、複数通りの変更対
象領域群に関して求められた複数の部分経路71b〜7
1dの長さを比較し、最短の部分経路が特定される。次
に、最短の部分経路の長さと元の対象領域群(分割領域
61a〜61c)に関する部分経路(以下、「基準部分
経路」という。)71aとが比較される。
【0037】ここで、最短の部分経路が基準部分経路7
1aよりも短い場合、分割領域生成部521が領域6の
複数の分割領域61を最短の部分経路に対応する変更対
象領域群を含む複数の分割領域に修正する(ステップS
18)。例えば、図9に示す部分経路71bが最短であ
り、かつ、図7に示す基準部分経路71aよりも短い場
合、分割領域61a,61bを結合した領域62aが1
つの分割領域とされる。図10に示す部分経路71cが
最短であり、かつ、基準部分経路71aよりも短い場合
には分割領域61b,61cを結合した領域62bが1
つの分割領域とされ、図11に示す部分経路71dが最
短であり、かつ、基準部分経路71aよりも短い場合に
は分割領域61a〜61cを結合した領域62cが1つ
の分割領域とされる。すなわち、分割領域61の結合が
行われる。
【0038】分割領域の結合が行われると、分割領域生
成部521は、最短の部分経路に対応する変更対象領域
群の少なくとも一部を含む新たな対象領域群を決定し、
ステップS13〜S18を繰り返す(ステップS19、
S20)。新たな対象領域群としては最短の部分経路に
対応する変更対象領域群の全てを含むものが決定されて
もよいが、動作の効率上、変更対象領域群のうちY座標
の最も大きな領域のみが新たな対象領域群に含められ
る。
【0039】例えば、図9に示す分割領域へと修正が行
われた場合、分割領域61c〜61eが新たな対象領域
群とされ、図10に示す分割領域へと修正が行われた場
合、分割領域62b,61d,61eが新たな対象領域
群とされる。図11に示す分割領域へと修正が行われた
場合は、分割領域62c,61d,61eが新たな対象
領域群とされる。
【0040】一方、複数通りの変更対象領域群に関して
求められた複数の部分経路71b〜71dのうち最短の
部分経路の長さが、基準部分経路71aよりも長い場合
は、分割領域の修正(ステップS18)は行われない。
そして、元の対象領域群のいずれかを含まない新たな対
象領域群が決定される(ステップS19,S20)。な
お、動作の効率上、元の対象領域群のうちY座標の最も
大きな領域のみが新たな対象領域群に含められる。図7
に示す例の場合、分割領域61c〜61eが新たな対象
領域群として決定される。そして、新たな対象領域群に
対してステップS13〜18が実行され、必要に応じて
分割領域の修正が行われる。
【0041】対象領域群の決定および分割領域の修正が
繰り返されると、対象領域群は徐々に(+Y)方向側の
分割領域61から選択されることとなる。やがて、最も
(+Y)側の分割領域61を含む対象領域群に対してス
テップS13〜S18が実行されると、新たな対象領域
群の決定が不可能となり、分割領域の修正が終了する
(ステップS19)。図12は、対象領域群の決定およ
び分割領域の修正が最後まで行われた後の分割領域63
を例示する図であり、4つの短冊状の分割領域63が生
成された様子を示している。
【0042】次に、最終的に生成された分割領域63を
示すデータが分割領域生成部521から分割領域内経路
生成部524へと送られる。分割領域内経路生成部52
4では、まず、各分割領域においてX座標がほぼ最大と
なる第1描画点とほぼ最小となる第2描画点とが端点
(次のステップにて求められる経路の端点)として決定
される(ステップS21)。続いて、所定の経路アルゴ
リズムを用いて各分割領域内の第1描画点から第2描画
点に至る描画点を経由する経路が求められる(ステップ
S22)。
【0043】分割領域63内の経路が求められる際に
は、対象領域内の経路を求めるアルゴリズムよりも高度
なアルゴリズムが用いられる。高度な経路決定アルゴリ
ズムとしては、例えば、LK法(Lin & Kernighanの算
法)、分岐限定法(Branch & Bound法)、分岐削除平面
法(Branch & Cut法)等が用いられる。なお、ステップ
S21における端点決定はアルゴリズムに応じてX座標
がほぼ最大となる第1描画点とほぼ最小となる第2描画
点として適宜決定されるが、端点決定と経路決定とを繰
り返して最適な経路を求めるアルゴリズムが採用される
場合には、上述のステップS21とステップS22とは
実質的に同時に行われる。
【0044】その後、経路接続部525によりY座標の
昇順または降順に、互いに隣接する分割領域63内の第
1描画点または第2描画点同士が交互に接続され(ステ
ップS23)、領域6における全体の経路が決定され
る。図13は以上のようにして求められた経路72を例
示する図である。生成された経路72は、既述のように
制御部51へと出力されてヘッド部2の制御に利用され
る。
【0045】以上、描画装置1について説明してきた
が、描画装置1ではY座標の複数の範囲のそれぞれに属
する短冊状の分割領域63を求めた上で分割領域63ご
との経路を求め、これらの経路を接続することにより全
体の経路が求められる。その結果、経路を迅速かつ容易
に求めることができる。すなわち、高度なアルゴリズム
を用いて領域6全体の経路を求めようとした場合、描画
点の数に対して指数関数的に演算量が増えるため、短時
間で経路を求めることができない。しかしながら、描画
装置1では分割領域63に対して経路の算出が行われる
ため、全体の演算量を減らすことが可能となる。
【0046】また、領域6全体に対して短時間に経路を
求めることができる単純なアルゴリズムを用いた場合、
経路が長くなってしまうという問題が生じるが、描画装
置1ではそのような問題も発生しない。例えば、領域6
全体に対していわゆるXYソートにより経路を求めると
図14に示す経路72aが得られるが、図13に示す経
路72は経路72aに比べて非常に短いものとなる。
【0047】さらに、描画装置1では、予め細かく分割
した分割領域61を修正して好ましい分割領域63を生
成するため、不必要に長い経路が求められてしまうこと
が防止される。分割領域61の修正に際しては高速に実
行されるアルゴリズムを用いて対象領域内の経路が求め
られるため、修正に要する時間が膨大となってしまうこ
とも防止される。
【0048】なお、対象領域群に含まれる領域の数は2
つであってもよく4以上であってもよい。最終的に得ら
れる分割領域63の大きさおよび演算量を考慮した場
合、3つの対象領域が対象領域群として決定されること
が最も好ましい。
【0049】次に、描画装置1の簡素化された動作例に
ついて説明する。図4に示す動作では、短い経路を求め
るために分割領域63に対して高度なアルゴリズムが用
いられる。しかしながら、短い経路を高度に求める必要
がない場合、あるいは、高速に経路を求める必要がある
場合には、分割領域63内の端点を決定する工程(ステ
ップS21)、および、分割領域63内の経路を求める
工程(ステップS22)を省略することができる(図3
において分割領域内経路生成部524が省略されること
となる。)。
【0050】具体的には、ステップS13において決定
された対象領域内の端点、および、ステップS14にお
いて求められた対象領域内の経路が保存され、修正後の
分割領域63内の端点および経路として流用される。こ
の場合、分割領域63内の端点を決定する工程(ステッ
プS21)が実質的にステップS13にて行われ、分割
領域63内の経路を求める工程(ステップS22)が実
質的にステップS14にて行われると捉えることができ
る。
【0051】描画装置1はステップS11〜S20を実
行した後、ステップS14にて求められた分割領域63
内の経路を、Y座標の順序に従ってステップS13にて
決定された第1描画点または第2描画点同士を交互に接
続することにより領域6全体における経路を求める(ス
テップS23)。図15は、このようにして得られる経
路72bを例示する図である。経路72bは最終的な分
割領域63が得られる際に同時に得られる各分割領域6
3内の経路(図12中に波線にて示す経路)を単純に接
続したものにすぎない。
【0052】図15に示すように、分割領域63に高度
なアルゴリズムを利用しない場合であっても、領域6全
体にソートアルゴリズムを適用した経路72a(図1
4)に比べて非常に短い経路72bを得ることが実現さ
れる。
【0053】図16は本発明の第2の実施の形態に係る
撮像装置1aの全体構成を示す図である。撮像装置1a
は基板9を撮像することにより2次元画像のデータを取
得する撮像部2a、基板9を保持するステージ3、撮像
部2aに対してステージ3を相対的に移動させるステー
ジ駆動部31、並びに、撮像部2aおよびステージ駆動
部31に接続されたコンピュータ4を有する。撮像装置
1aは、第1の実施の形態に係る描画装置1のヘッド部
2を撮像部2aに置き換えたという点を除いて描画装置
1と同様の構成となっており、対応する構成には同符号
を付している。コンピュータ4の機能構成も図3と同様
である。
【0054】撮像部2aは、照明光を出射する照明部2
3、基板9に照明光を導くとともに基板9からの光が入
射する光学系24、および、光学系24により結像され
た基板9の像を電気的信号に変換する撮像デバイス25
を有する。
【0055】撮像装置1aでは、基板9上の撮像位置の
座標を示す撮像位置データが、第1の実施の形態にて説
明した描画点データ401に代えて入力される。そし
て、撮像位置データが経路決定部52の各構成により処
理された後、決定された複数の撮像位置の経由順序であ
る経路が制御部51に送信される。制御部51は決定さ
れた経路に従って撮像部2aの真下に複数の撮像位置が
順番に位置するようにステージ駆動部31を制御し、撮
像部2aが複数の撮像位置の画像を順次取得する。取得
された画像データは固定ディスク44に記録される。
【0056】ここで、経路決定部52が複数の撮像位置
を経由する経路を決定する動作は第1の実施の形態と同
様である。すなわち、図4に関する説明における描画点
が撮像位置に置き換えられた処理が行われる。これによ
り、各撮像位置を経由する好ましい(短い)経路が求め
ら、効率のよい撮像が行われる。
【0057】なお、描画装置1や撮像装置1aでは、基
板9がアクセス対象とされるが、一般に、半導体基板、
プリント配線基板、マスク用基板等では、描画点や撮像
位置が帯状に偏在しているこいとが多い。したがって、
描画領域や撮像位置を含む複数の短冊状の分割領域が生
成されることにより、非常に効率のよい経路を求めるこ
とが実現される。すなわち、描画装置1や撮像装置1a
は回路が形成される基板あるいは回路形成に用いられる
基板に特に適した装置であるといえる。
【0058】以上、本発明の実施の形態について説明し
てきたが、本発明は上記実施の形態に限定されるもので
はなく様々な変形が可能である。
【0059】例えば、図4中のステップS11では、領
域6はY方向に関して一定幅の分割領域61に分割され
るが、分割領域61は一定幅でなくてもよい。例えば、
Y座標に対する描画点のヒストグラムを作成し、その結
果に基づいて幅の異なる複数の分割領域(例えば、頻度
が大きいほど幅の大きな分割領域)が生成されてもよ
い。
【0060】対象領域内経路生成部522が対象領域内
の経路を求める際に使用されるアルゴリズムは、単純で
高速に実行可能なアルゴリズムであればソートアルゴリ
ズム以外のものが利用されてもよい。アルゴリズムによ
っては、第1描画点はX座標がほぼ最大のものであれば
よく、第2描画点はX座標がほぼ最小のものであればよ
い。
【0061】上記実施の形態では、ステップS20にお
いて前回の演算における対象領域群のいずれか(また
は、全て)を含む新たな対象領域群が決定されるが、前
回の演算における対象領域群のいずれも含まない新たな
対象領域群が決定されてもよい。
【0062】図4に示す動作の流れは、可能な範囲内で
適宜変更されてもよい。例えば、対象領域または分割領
域に関して、端点が接続されてから端点間の経路が求め
られてもよい。
【0063】
【発明の効果】請求項1ないし7の発明では、複数の点
を経由する好ましい経路を容易に求めることができる。
【0064】また、請求項2ないし5の発明では、さら
に好ましい経路を求めることができる。
【0065】また、請求項6および7の発明では、短時
間で経路を求めることができる。
【0066】請求項8の発明では、効率よく複数の描画
点の描画を行うことができる。
【0067】請求項9の発明では、効率よく複数の撮像
位置に対する撮像を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】描画装置の全体構成を示す図である。
【図2】コンピュータの構成を示す図である。
【図3】コンピュータの機能構成を示すブロック図であ
る。
【図4】複数の描画点を経由する経路を求める動作の流
れを示す図である。
【図5】描画点が散在する領域を示す図である。
【図6】経路が求められる様子を説明するための図であ
る。
【図7】経路が求められる様子を説明するための図であ
る。
【図8】(a)は、元の対象領域群を示す図であり、
(b)ないし(d)は、変更後の対象領域群を示す図で
ある。
【図9】経路が求められる様子を説明するための図であ
る。
【図10】経路が求められる様子を説明するための図で
ある。
【図11】経路が求められる様子を説明するための図で
ある。
【図12】経路が求められる様子を説明するための図で
ある。
【図13】求められた経路の一例を示す図である。
【図14】ソートアルゴリズムにより求められた経路の
一例を示す図である。
【図15】求められた経路の他の例を示す図である。
【図16】撮像装置の全体構成を示す図である。
【符号の説明】
1 描画装置 1a 撮像装置 3 ステージ部 4 コンピュータ 6 領域 9 基板 21 ビーム出射部 23 照明部 25 撮像デバイス 31 移動機構 52 経路決定部 60 描画点 61,61a〜61e,63 分割領域 222 偏向部 441 プログラム 521 分割領域生成部 522 対象領域内経路生成部 523,525 経路接続部 524 分割領域内経路生成部 601 第1描画点 602 第2描画点 S11〜S23 ステップ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 中井 一博 京都府京都市上京区堀川通寺之内上る4丁 目天神北町1番地の1 大日本スクリーン 製造株式会社内 Fターム(参考) 2H097 AA03 BA10 BB10 CA16 LA10 5F046 BA07 DA30 GA06 5F056 AA01 CB15

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1パラメータおよび第2パラメータに
    より定義される2次元の領域において、複数の点の好ま
    しい経由順序である経路を求める経路決定方法であっ
    て、 前記領域を前記第1パラメータの複数の範囲のそれぞれ
    に属する複数の分割領域に分割する領域分割工程と、 前記複数の分割領域のそれぞれにおいて前記第2パラメ
    ータがほぼ最大となる第1端点とほぼ最小となる第2端
    点とを決定する端点決定工程と、 前記複数の分割領域のそれぞれにおいて分割領域用の経
    路決定アルゴリズムを用いて前記第1端点から前記第2
    端点に至る分割領域内の点を経由する経路を求める分割
    経路決定工程と、 前記第1パラメータの降順または昇順に、互いに隣接す
    る分割領域内の前記第1端点または前記第2端点同士を
    交互に接続する分割経路接続工程と、を有することを特
    徴とする経路決定方法。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の経路決定方法であっ
    て、 前記領域分割工程と前記端点決定工程との間に、 前記複数の分割領域が連続して並ぶ対象領域群を決定す
    る対象領域群決定工程と、 前記対象領域群のそれぞれにおいて前記第2パラメータ
    がほぼ最大となる第1端点とほぼ最小となる第2端点と
    を決定する対象領域内の端点決定工程と、 前記対象領域群のそれぞれにおいて対象領域用の経路決
    定アルゴリズムを用いて前記第1端点から前記第2端点
    に至る対象領域内の点を経由する経路を求める対象領域
    内の経路決定工程と、 前記第1パラメータの降順または昇順に、互いに隣接す
    る対象領域内の前記第1端点または前記第2端点同士を
    交互に接続して部分経路を求める対象領域群に対する経
    路接続工程と、 前記対象領域群の少なくとも一部を結合した複数通りの
    変更対象領域群を決定する対象領域群変更工程と、 前記複数通りの変更対象領域群に対して前記対象領域内
    の端点決定工程ないし前記対象領域群に対する経路接続
    工程を繰り返す繰返工程と、 前記複数通りの変更対象領域群に関して求められた複数
    の部分経路のうち、最短の部分経路の長さが、前記対象
    領域群に関する部分経路よりも短い場合に、前記複数の
    分割領域を前記最短の部分経路に対応する変更対象領域
    群を含む複数の分割領域へと修正する分割領域修正工程
    と、をさらに有することを特徴とする経路決定方法。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載の経路決定方法であっ
    て、 前記分割領域修正工程において前記対象領域群に関する
    部分経路が前記複数通りの変更対象領域群に関する前記
    複数の部分経路のいずれよりも短い場合に、前記対象領
    域群のいずれかを含まない新たな対象領域群を決定し、
    前記対象領域内の端点決定工程ないし前記分割領域修正
    工程を実行する工程をさらに有することを特徴とする経
    路決定方法。
  4. 【請求項4】 請求項2または3に記載の経路決定方法
    であって、 前記分割領域修正工程において前記複数の分割領域が前
    記最短の部分経路に対応する変更対象領域群を含む複数
    の分割領域へと修正された場合に、前記最短の部分経路
    に対応する変更対象領域群の少なくとも一部を含む新た
    な対象領域群を決定し、前記対象領域内の端点決定工程
    ないし前記分割領域修正工程を実行する工程をさらに有
    することを特徴とする経路決定方法。
  5. 【請求項5】 請求項2ないし4のいずれかに記載の経
    路決定方法であって、 前記対象領域群が3つの分割領域からなることを特徴と
    する経路決定方法。
  6. 【請求項6】 請求項2ないし5のいずれかに記載の経
    路決定方法であって、 前記対象領域用の経路決定アルゴリズムにより、前記分
    割領域用の経路決定アルゴリズムよりも高速に経路が求
    められることを特徴とする経路決定方法。
  7. 【請求項7】 請求項2ないし6のいずれかに記載の経
    路決定方法であって、 前記対象領域用の経路決定アルゴリズムが、前記第2パ
    ラメータの降順または昇順によるソートアルゴリズムで
    あることを特徴とする経路決定方法。
  8. 【請求項8】 基板に描画を行う描画装置であって、 基板に向けて描画用のビームを出射するビーム出射部
    と、 前記ビームを偏向する偏向部と、 基板を保持するステージ部と、 基板上の複数の描画点の描画順序である経路を求める経
    路決定部と、を備え、 前記経路決定部が、 描画領域を第1パラメータおよび第2パラメータにより
    定義し、前記描画領域を前記第1パラメータの複数の範
    囲のそれぞれに属する複数の分割領域に分割する領域分
    割工程と、 前記複数の分割領域のそれぞれにおいて前記第2パラメ
    ータがほぼ最大となる第1描画点とほぼ最小となる第2
    描画点とを決定する描画点決定工程と、 前記複数の分割領域のそれぞれにおいて所定の経路決定
    アルゴリズムを用いて前記第1描画点から前記第2描画
    点に至る分割領域内の描画点を経由する経路を求める分
    割経路決定工程と、 前記第1パラメータの降順または昇順に、互いに隣接す
    る分割領域内の前記第1描画点または前記第2描画点同
    士を交互に接続する分割経路接続工程と、を実行するこ
    とを特徴とする描画装置。
  9. 【請求項9】 基板を撮像する撮像装置であって、 基板に照明光を照射する照明部と、 基板の画像データを取得する撮像部と、 基板を保持するステージ部と、 前記撮像部を前記ステージ部に対して相対的に移動させ
    る移動機構と、 基板上の複数の撮像位置の撮像順序である経路を求める
    経路決定部と、を備え、 前記経路決定部が、 基板上の所定領域を第1パラメータおよび第2パラメー
    タにより定義し、前記所定領域を前記第1パラメータの
    複数の範囲のそれぞれに属する複数の分割領域に分割す
    る領域分割工程と、 前記複数の分割領域のそれぞれにおいて前記第2パラメ
    ータがほぼ最大となる第1撮像位置とほぼ最小となる第
    2撮像位置とを決定する撮像位置決定工程と、 前記複数の分割領域のそれぞれにおいて所定の経路決定
    アルゴリズムを用いて前記第1撮像位置から前記第2撮
    像位置に至る分割領域内の撮像位置を経由する経路を求
    める分割経路決定工程と、 前記第1パラメータの降順または昇順に、互いに隣接す
    る分割領域内の前記第1撮像位置または前記第2撮像位
    置同士を交互に接続する分割経路接続工程と、を実行す
    ることを特徴とする撮像装置。
  10. 【請求項10】 第1パラメータおよび第2パラメータ
    により定義される2次元の領域において、複数の点の好
    ましい経由順序である経路をコンピュータに求めさせる
    プログラムであって、前記プログラムのコンピュータに
    よる実行は、前記コンピュータに、 前記領域を前記第1パラメータの複数の範囲のそれぞれ
    に属する複数の分割領域に分割する領域分割工程と、 前記複数の分割領域のそれぞれにおいて前記第2パラメ
    ータがほぼ最大となる第1端点とほぼ最小となる第2端
    点とを決定する端点決定工程と、 前記複数の分割領域のそれぞれにおいて所定の経路決定
    アルゴリズムを用いて前記第1端点から前記第2端点に
    至る分割領域内の点を経由する経路を求める分割経路決
    定工程と、 前記第1パラメータの降順または昇順に、互いに隣接す
    る分割領域内の前記第1端点または前記第2端点同士を
    交互に接続する分割経路接続工程と、を実行させること
    を特徴とするプログラム。
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