JP2008116708A - パターン描画装置及びパターン描画方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】パターン描画装置が複数の描画対象領域を有する基板を対象とする場合における露光走査の回数を低減する。
【解決手段】パターン描画装置では、複数の露光ヘッドを基板に対して主走査方向と副走査方向とに相対移動させることで、基板9上の開始位置Psから副走査方向に所定幅wごとに規定される複数の走査領域Asのそれぞれを担当する主走査方向に沿った露光走査が行われる。開始位置Psは、所定幅w、並びに、間隙領域Avの間隙端距離La及び間隙幅Ldに基づいて、走査領域Asの境界のいずれかが間隙領域Avに位置するように決定される。したがって、一つの走査領域Asに二つの描画対象領域Atの一部が含まれることが無くなる。その結果、複数の描画対象領域Atを有する基板9を処理対象とする場合でも、同一の走査領域Asに対して二度の露光走査を行う必要がなくなり、露光走査の回数を低減できる。
【選択図】図13

Description

本発明は、感光材料が形成された基板の複数の描画対象領域のそれぞれに規則的なパターンを描画する技術に関する。
従来より、液晶表示装置に具備されるカラーフィルタ用基板、液晶表示装置やプラズマ表示装置などのフラットパネルディスプレイ(FPD)用ガラス基板、半導体基板、プリント基板等の基板の製造工程においては、感光材料が形成された基板に光を照射することにより、基板の表面に規則的なパターンを描画するパターン描画装置が使用されている。
このようなパターン描画装置として、例えば特許文献1に記載されたものが知られている。特許文献1のパターン描画装置は、マスクの開口部を通過した光源からの光を基板に照射して基板を露光する露光ヘッドを備え、この露光ヘッドから光を照射させつつ基板に対して露光ヘッドを所定の主走査方向に相対移動させることで、基板に規則的なパターンを描画するようになっている。
特開2006−145745号公報
上記のようなパターン描画装置においては、基板に対する描画を、主走査方向への一度の露光走査によって行うのではなく、比較的コンパクトな露光ヘッドを用いた主走査方向への複数回の露光走査によって行うことが提案されている。この場合は、基板上の領域を、副走査方向(主走査方向に直交する方向)に所定幅ごとに分割し、その分割によって形成される複数の走査領域のそれぞれを担当するように、露光ヘッドが主走査方向に沿った露光走査を行うことになる。
ところで、パターン描画装置が処理対象とする基板においては、一つの最終製品に相当するパターンを描画すべき描画対象領域が複数設定される場合がある。このように複数の描画対象領域が設定された基板に関する描画を、主走査方向への複数回の露光走査によって行う場合においては、一つの走査領域内に、隣り合う二つの描画対象領域それぞれの一部が含まれることがある。この場合には、それら二つの描画対象領域の双方に対し、一度の露光走査によってパターンの描画を行うことができない。このため、当該走査領域に関しては、二度の露光走査を行い、一度目の露光走査で一方の描画対象領域のパターンを描画し、二度目の露光走査で他方の描画対象領域のパターンを描画するという例外処理を行う必要がある。このような同一の走査領域に対する二度の露光走査は、スループットの低下に繋がる。
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであり、複数の描画対象領域を有する基板を対象とする場合でも露光走査の回数を低減できる技術を提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、請求項1の発明は、感光材料が形成された基板の複数の描画対象領域のそれぞれに規則的なパターンを描画可能なパターン描画装置であって、光源からの光を前記基板に照射し、前記基板を露光して前記パターンを描画する露光手段と、前記露光手段を前記基板に対して互いに直交する主走査方向と副走査方向とに相対移動させ、前記基板上の開始位置から前記副走査方向に所定幅ごとに規定される複数の走査領域のそれぞれを担当する前記主走査方向に沿った露光走査を、前記露光手段に行わせる走査機構と、前記所定幅、並びに、前記副走査方向に隣り合う前記描画対象領域の間隙領域の位置情報に基づいて、隣り合う前記走査領域の境界のいずれかが前記間隙領域に位置するように前記開始位置を決定する決定手段と、を備えている。
また、請求項2の発明は、請求項1に記載のパターン描画装置において、前記露光手段は、前記所定幅の自然数倍のピッチで前記副走査方向に配列された複数の露光ヘッドを備えている。
また、請求項3の発明は、感光材料が形成された基板の複数の描画対象領域のそれぞれに規則的なパターンを描画するパターン描画方法であって、光源からの光を前記基板に照射し、前記基板を露光して前記パターンを描画する露光手段を、前記基板に対して互いに直交する主走査方向と副走査方向とに相対移動させ、前記基板上の開始位置から前記副走査方向に所定幅ごとに規定される複数の走査領域のそれぞれを担当する前記主走査方向に沿った露光走査を、前記露光手段に行わせる走査工程と、前記走査工程の前に、前記所定幅、並びに、前記副走査方向に隣り合う前記描画対象領域の間隙領域の位置情報に基づいて、隣り合う前記走査領域の境界のいずれかが前記間隙領域に位置するように前記開始位置を決定する決定工程と、を備えている。
請求項1ないし3の発明によれば、走査領域の境界が間隙領域に位置することから、一つの走査領域に二つの描画対象領域の一部が含まれることが無くなる。これにより、複数の描画対象領域を有する基板を対象とする場合でも、同一の走査領域に対して露光走査を重複して行う必要がなくなり、露光走査の回数を低減することができる。
また、特に請求項2の発明によれば、複数の走査領域のそれぞれを担当する露光走査を複数の露光ヘッドで分担できるため、露光走査の回数をさらに低減できる。
以下、図面を参照しつつ、本発明の実施の形態について説明する。
<1.構成>
図1及び図2は、本発明の実施の形態に係るパターン描画装置1の構成を示す図であり、図1は側面図、図2は上面図である。このパターン描画装置1は、液晶表示装置のカラーフィルタを製造する工程において、感光材料(本実施の形態ではカラーレジスト)が形成されたカラーフィルタ用のガラス基板(以下、単に「基板」という。)9に、所定のパターンを描画するための装置である。図1及び図2に示すように、パターン描画装置1は主に、基台11と、基板9を保持するためのステージ10と、基台11に対してステージ10を駆動する駆動部20と、複数の露光ヘッド30とを備えている。
なお、以下の説明においては、方向及び向きを示す際に、適宜、図中に示す3次元のXYZ直交座標を用いる。このXYZ軸は基台11に対して相対的に固定される。ここで、X軸及びY軸方向は水平方向、Z軸方向は鉛直方向である。パターン描画装置1における主走査方向はY軸方向に対応し、副走査方向はX軸方向に対応する。
ステージ10は、平板状の外形を有し、その上面に載置された基板9を略水平姿勢に保持する保持部として機能する。ステージ10の上面には、複数の吸引孔(図示省略)が形成されている。これらの吸引孔の吸引圧により、ステージ10上に載置された基板9は、ステージ10の上面に固定保持される。
駆動部20は、基台11に対してステージ10を主走査方向(Y軸方向)、副走査方向(X軸方向)、及び、回転方向(Z軸周りの回転方向)に移動させるための駆動機構である。駆動部20は、ステージ10を回転させる回転機構21と、ステージ10を下面側から支持する支持プレート22と、支持プレート22を副走査方向に移動させる副走査機構23と、副走査機構23を介して支持プレート22を支持するベースプレート24と、ベースプレート24を主走査方向に移動させる主走査機構25とを有している。
回転機構21は、ステージ10の−Y側端部に取り付けられた移動子と、支持プレート22の上面に敷設された固定子とにより構成されたリニアモータ21aを有している。また、回転機構21は、ステージ10の中央部下面側と支持プレート22との間に、回転軸21bを有している。このため、リニアモータ21aを動作させると、固定子に沿って移動子がX軸方向に移動し、支持プレート22上の回転軸21bを中心としてステージ10が所定角度の範囲内で回転する。
副走査機構23は、支持プレート22の下面に取り付けられた移動子とベースプレート24の上面に敷設された固定子とにより構成されたリニアモータ23aを有している。また、副走査機構23は、支持プレート22とベースプレート24との間に、副走査方向に延びる一対のガイド部23bを有している。このため、リニアモータ23aを動作させると、ベースプレート24上のガイド部23bに沿って支持プレート22が副走査方向に移動する。ステージ10は支持プレート22に支持されるため、副走査機構23は、基台11に対してステージ10を副走査方向に移動させることになる。
主走査機構25は、ベースプレート24の下面に取り付けられた移動子と基台11上に敷設された固定子とにより構成されたリニアモータ25aを有している。また、主走査機構25は、ベースプレート24と基台11との間に、主走査方向に延びる一対のガイド部25bを有している。このため、リニアモータ25aを動作させると、基台11上のガイド部25bに沿ってベースプレート24が主走査方向に移動する。ステージ10は支持プレート22及びベースプレート24に支持されるため、主走査機構25は、基台11に対してステージ10を主走査方向に移動させることになる。
複数の露光ヘッド30は、ステージ10上に載置された基板9の上面にパルス光を照射し、基板9を露光して規則的なパターンを描画するものである。基台11には、基台11の−X側及び+X側端部を副走査方向に沿って掛け渡し、かつ、ステージ10及び駆動部20を跨ぐ架橋構造のフレーム31が固設されている。複数の露光ヘッド30は、このフレーム31に対して、副走査方向に沿って同一ピッチで配列して取り付けられている。したがって、複数の露光ヘッド30の位置は、基台11に対して固定される。
前述のように、駆動部20の主走査機構25及び副走査機構23は、基台11に対してステージ10を移動させる。このため、主走査機構25を駆動させるとステージ10上に載置された基板9に対して複数の露光ヘッド30が主走査方向に相対的に移動し、副走査機構23を駆動させるとステージ10上に載置された基板9に対して複数の露光ヘッド30が副走査方向に相対的に移動することになる。
各露光ヘッド30には、照明光学系32を介してパルス光の光源である1つのレーザ発振器33が接続され、さらに、レーザ発振器33にはレーザ駆動部34が接続されている。このため、レーザ駆動部34を動作させると、レーザ発振器33からパルス光が発振され、発振されたパルス光は照明光学系32を介して各露光ヘッド30内に導かれる。
各露光ヘッド30の内部には、照明光学系32により導かれたパルス光を下方へ向けて出射するための出射部35と、パルス光を部分的に遮光して所定形状の光束を形成するためのアパーチャ部36と、当該光束を基板9の上面に照射するための投影光学系37と、アパーチャ部36に照射するパルス光を部分的に遮光するシャッタ機構38とが設けられている。
出射部35から出射されたパルス光は、アパーチャ部36を通過する際に複数のスロットを有するマスクによって部分的に遮光され、所定形状の光束に成形されて投影光学系37へ入射する。そして、投影光学系37を通過した所定形状のパルス光が基板9の上面に照射されることにより、基板9に塗布された感光材料が感光して、基板9にパターンが描画される。また、シャッタ機構38は、出射部35とアパーチャ部36との間に配置され、アパーチャ部36に照射されるパルス光を副走査方向の端部から部分的に遮光し、基板9上においてパターンを描画する領域の副走査方向の幅を調整する。
図3は、アパーチャ部36が有するマスク361の一例を示す図である。マスク361は、光を遮る加工が施されたガラス板や金属板等で構成される。図に示すように、マスク361には、光を通過する開口部である多数のスロットSLが、副走査方向に沿って等間隔で配列して形成されている。各スロットSLは、主走査方向を長手方向とする矩形形状を有している。これらのスロットSLを通過したパルス光が基板9に照射されることにより、基板9には副走査方向に沿って矩形形状の多数のパターンが描画される。また、アパーチャ部36は、マスク361を主走査方向及び副走査方向に微少に変位させる駆動部(図示省略)を備えており、基板9上においてパターンを描画する位置を微調整できるようにもなっている。
図4は、シャッタ機構38の構成を示す図である。図に示すように、シャッタ機構38は、シャッタ開口381を中央に有するシャッタ382と、シャッタ382を保持する保持部383と、シャッタ382を副走査方向に移動するシャッタ駆動部384とを備えている。
シャッタ382は、シャッタ開口381を除く部位に光を遮る加工が施されたガラス板や金属板等で構成される。シャッタ382は、−Y側端部及び+Y側端部において保持部383に保持されている。シャッタ駆動部384は、副走査方向に延びる一対のガイド部385と、リニアモータ386とを備えており、リニアモータ386の移動子が保持部383に接続されている。これにより、リニアモータ386を動作させると、ガイド部385に沿って、保持部383とそれに保持されたシャッタ382とが副走査方向に移動する。
シャッタ機構38においては、シャッタ382のシャッタ開口381に照射されたパルス光のみが通過して、アパーチャ部36のマスク361に照射される。シャッタ382を副走査方向に移動すると、マスク361にパルス光が照射される領域も副走査方向に移動する。これにより、マスク361の+X側端部あるいは−X側端部における一部のスロットSLへのパルス光が遮光される。その結果、パルス光が通過するスロットSLの個数が減少し、基板9上において描画されるパターンの数も減少する。シャッタ機構38は、このようなシャッタ382の移動により、露光ヘッド30が一度のパルス光の照射により基板9上にパターンを描画する領域(露光する領域)の副走査方向の幅を調整する。
また、パターン描画装置1は、装置全体を制御するとともに、各種の演算処理を行う制御部50を備えている。図5は、制御部50を含めたパターン描画装置1の構成を概念的に示すブロック図である。制御部50は、CPU及びメモリ等を備えたコンピュータによって構成され、予めメモリに記憶されたプログラムに従ってCPUが演算処理を行うことにより、装置各部の制御機能や各種の演算機能が実現される。
図5に示すように、上述した主走査機構25、副走査機構23、回転機構21、レーザ駆動部34及びシャッタ駆動部384等は、制御部50に電気的に接続され、制御部50の制御下で動作する。
また、パターン描画装置1は、ユーザの各種の操作を受け付ける操作部51と、パターンの描画に必要な描画データを入力するデータ入力部52とをさらに備えている。データ入力部52は例えば、記録媒体を読み取る読取装置や、外部装置との間でデータ通信を行う通信装置などとして構成される。これら操作部51及びデータ入力部52も制御部50に電気的に接続され、操作部51の操作内容は信号として制御部50に入力されるとともに、データ入力部52に入力された描画データは制御部50のメモリに記憶される。描画データには、処理対象の基板9におけるパターンを描画すべき領域である描画対象領域の位置を示す位置情報等が示される。
図6ないし図8は、パターン描画装置1が処理対象とする基板9に設定される描画対象領域の位置の例を示す図である。これらの図において、符号Atで示す領域は、パターンを描画すべき描画対象領域を示している。これらの描画対象領域Atのそれぞれは、各種の製造工程を経て、最終的に一つのカラーフィルタ(最終製品)とされることになる。
パターン描画装置1では、図6のように一つの基板9に一つの描画対象領域Atが設定される場合はもちろん、図7及び図8に示すように一つの基板9に複数の描画対象領域Atが二次元的に配列して設定される場合においても、それぞれの描画対象領域Atに対してパターンの描画を行うことが可能となっている。
<2.パターンの描画動作>
次に、上記構成を有するパターン描画装置1において、基板9の上面にパターンを描画する工程の動作について説明する。図9は、パターンを描画する工程の動作過程における、基板9に設定された一つの描画対象領域Atに係る状態の遷移を示す図である。
図9おいて、符号40で示す矩形の範囲は、一つの露光ヘッド30が一度のパルス光の照射によりパターンを描画可能な範囲(露光可能な範囲)(以下、「描画可能範囲」という。)を示している。この描画可能範囲40の副走査方向の幅は、所定幅w(本実施の形態では、例えば50mm)とされている。
前述のように、複数の露光ヘッド30は副走査方向に沿って同一ピッチHで配列されるが、このピッチHは所定幅wの4倍(本実施の形態では、例えば200mm)とされている。複数の露光ヘッド30のそれぞれに対応する複数の描画可能範囲40も、副走査方向に沿ってこれと同一のピッチH(例えば200mm)で配列される。各露光ヘッド30は、+X側に隣接する露光ヘッド30までの基板9上の幅Hの領域を4回に分けて走査することになる。
すなわち、ステートSt1を初期状態としてまず、露光ヘッド30からパルス光を時間周期的に照射させつつ、基板9に対して露光ヘッド30(すなわち、描画可能範囲40)を主走査方向の+Y側に一定速度で相対移動させる。これにより、基板9上において主走査方向に延び、かつ、副走査方向の幅が所定幅wとなる一つの走査領域Asに対する露光走査が、一つの露光ヘッド30ごとに行われる(ステートSt2)。この露光走査により描画可能範囲40が通過した走査領域Asには、規則的なパターンが描画される。図9中においては、パターンが描画された領域を斜線ハッチングを付して示している。
一度の主走査方向への露光走査が終了すると、基板9に対して露光ヘッド30(すなわち、描画可能範囲40)を所定幅wだけ副走査方向の+X側に相対移動させる。続いて、基板9に対して露光ヘッド30(すなわち、描画可能範囲40)を主走査方向の−Y側に一定速度で相対移動させることで、前回の露光走査がなされた走査領域Asの+X側に隣接する一つの走査領域Asに対して露光走査が行われる(ステートSt3)。
同様にして、露光ヘッド30を基板9に対して所定幅wずつ副走査方向に移動させながら、主走査方向への露光走査がさらに二度(一往復)繰り返される(ステートSt4)。これにより、各露光ヘッド30は、+Y側に隣接する露光ヘッド30までの幅Hの領域を分割した四つの走査領域Asのそれぞれに関して露光走査を行い、パターンを描画することになる。
複数の走査領域Asは、最も−X側に配置された露光ヘッド30が露光走査を開始する開始位置Psから、副走査方向に所定幅wごとに規定される。そして、この複数の走査領域Asのそれぞれを担当する主走査方向に沿った露光走査が露光ヘッド30により行われ、これにより各走査領域Asにパターンが描画されることになる。
パターンは、各走査領域Asの全体に描画されるわけではなく、走査領域Asに含まれる描画対象領域Atに対して描画される。したがって、図9における走査領域As1,As2などのように、副走査方向の一部のみに描画対象領域Atが含まれる走査領域Asの露光走査を露光ヘッド30が担当する場合は、描画可能範囲40の一部を遮光するように、当該露光ヘッド30内のシャッタ機構38が副走査方向に移動される。これにより、露光ヘッド30がパターンを描画する範囲が調整され、走査領域Asの+X側端部及び−X側端部のいずれか一方を含む一部の領域のみにパターンが描画されることになる。
このようにして基板9に描画された各パターンは、後の工程で現像されてR,G,Bのいずれかの色を有するサブ画素とされる。そして、各描画対象領域Atは、基板9から切り出されて、一つのカラーフィルタとされることになる。
<3.開始位置の決定>
ところで、図10に示すように、一つの基板9に複数の描画対象領域Atが設定されている場合においては、隣り合う描画対象領域Atの相互間の領域である間隙領域Av,Awには、パターンの描画が不要である。主走査方向に隣り合う描画対象領域Atの間隙領域Awに関しては、露光走査中にパルス光の照射を停止することで、容易にパターンの描画を行わないようにすることができる。
一方、副走査方向に隣り合う描画対象領域Atの間隙領域Avに関しては、露光ヘッド30内のシャッタ機構38の移動により、パターンを描画する範囲を調整することで対応することになる。しかしながら、シャッタ機構38は、描画可能範囲40を、その+X側端部あるいは−X側端部から任意の幅で遮光することが可能であるが、その中央部を任意の幅で遮光することはできない。
このため、図10に示す走査領域As3のように、一つの走査領域As内に、副走査方向に隣り合う二つの描画対象領域それぞれの一部が含まれる場合(すなわち、一つの走査領域Asに間隙領域Avの全体が含まれる場合)には、一度の露光走査によって二つの描画対象領域Atの双方に対してパターンの描画を行うことはできず、二度の露光走査を行う例外処理が必要となってしまう。
これに対応するため、パターン描画装置1においては、図11に示すように、基板9上の開始位置Psの位置を、予め定められた基準位置Pdから副走査方向に移動させることで、複数の走査領域Asの全体の位置を副走査方向に移動させ、これにより、隣り合う走査領域Asの境界のいずれかを間隙領域Avに位置させるようにしている。その結果、一つの走査領域Asには一つの描画対象領域Atのみが含まれることになり、同一の走査領域に対して二度の露光走査を行う必要がなくなることになる。図11の例では、走査領域As3と走査領域As4との境界が間隙領域Avに位置し、走査領域As3及び走査領域As4にはそれぞれ一つの描画対象領域Atのみが含まれている。
このような開始位置Psは、パターンを描画する工程の前に、制御部50により行われる開始位置決定処理において決定される。以下、基準位置Pdに対して開始位置Psを移動させる距離を「オフセット量」と称し、記号Loを用いる。オフセット量Loは、基準位置Pdに対して開始位置Psを−X側に移動させる場合は正の値とし、基準位置Pdに対して開始位置Psを+X側に移動させる場合は負の値とする。例えば、基準位置Pdに対して開始位置Psを−X側に5mm移動させる場合は、オフセット量Loは「+5」mmとなる。
開始位置決定処理は、このオフセット量Loを決定する処理であるともいえる。開始位置決定処理では、「−25」mmから「+25」mmまでの50mmの範囲内で演算上のオフセット量Loを1mmごとに変更し、各オフセット量Loにおいて間隙領域Avに走査領域Asの境界が位置するかどうかの判定がなされる。このオフセット量を変更する範囲の幅である50mmは、一つの走査領域Asの幅である所定幅wと一致している。これは、複数の走査領域Asを所定幅w移動させれば、複数の走査領域Asの配置位置が移動前の配置位置と同一になるためである。
図12は、開始位置決定処理の流れを示す図である。また、図13及び図14は、開始位置決定処理に用いられる各種の変数を説明するための概念図である。以下、図12ないし図14を参照して、開始位置決定処理の流れを説明する。
まず、制御部50内のメモリから描画データが読み出される。そして、描画データから、処理の対象とする基板9に設定される各描画対象領域Atに係る位置情報、具体的には、基準位置Pdを基準とした−X側端部及び+X側端部それぞれの副走査方向の位置(基準位置Pdからの距離)が取得される。基板9に複数の描画対象領域Atが設定されている場合は、複数の描画対象領域Atのそれぞれについての位置情報が取得される。なお、基板9に一つの描画対象領域Atのみが設定されている場合は、開始位置Psを基準位置Pdとしても問題はないため、開始位置Psが基準位置Pdに決定されて以降の処理はキャンセルされる。
次に、取得された各描画対象領域Atの位置情報に基づいて、副走査方向に隣り合う描画対象領域Atの間隙領域Avの位置情報が取得される。具体的には、基準位置Pdから間隙領域Avの+X側端部(以下、「間隙端」という。)Pvまでの副走査方向の距離(以下、「間隙端距離」といい、記号Laを用いる。)、及び、間隙領域Avの副走査方向の幅(以下、「間隙幅」といい、記号Ldを用いる。)が取得される。間隙端距離Laは、基準位置Pdを基準とした間隙領域Avの間隙端Pvの位置であるともいえ、間隙領域Avの+X側に隣接する描画対象領域Atの−X側端部の位置に基づいて取得される。また、間隙幅Ldは、当該間隙領域Avの+X側に隣接する描画対象領域Atの−X側端部の位置と、−X側に隣接する描画対象領域Atの+X側端部の位置との間の長さによって与えられる。
副走査方向に隣り合う描画対象領域Atの間隙領域Avは、図7に示すように基板9に一つのみ存在する場合もあり、図8に示すように基板9に複数存在する場合もある。複数の間隙領域Avが存在する場合は、複数の間隙領域Avのそれぞれについての位置情報が取得される(ステップS1)。
次に、演算上のオフセット量Loに「−25」mmが設定値として設定される(ステップS2)。次に、一つの間隙領域Avが処理の対象である「注目間隙領域」として決定される(ステップS3)。そして、オフセット量Loをその時点の設定値とした場合に、注目間隙領域Avに走査領域Asの境界が位置するかどうかが判定される(ステップS4)。
具体的には、まず、演算上のオフセット量Lo及び注目間隙領域Avの間隙端距離Laを用い、次の式(1)により、オフセット量Loに基づく開始位置Psから、注目間隙領域Avの間隙端Pvまでの距離Lbが導出される(図13,図14も参照。)。
Lb = La + Lo …式(1)
続いて、次の式(2)により、距離Lbを所定幅wで割ったときの剰余が剰余幅rとして導出される。
r = Lb MOD w
(ただし、”MOD”は打ち切り除算の剰余を返す関数)…式(2)
そして、この剰余幅rと注目間隙領域Avの間隙幅Ldとが比較され、次の式(3)を満足するか否かが判定される。
r < Ld …式(3)
剰余幅rが間隙幅Ldよりも小さい場合は、図13に示すように、注目間隙領域Avに走査領域Asの境界が位置する。一方、剰余幅rが間隙幅Ldよりも大きい場合は、図14に示すように、注目間隙領域に走査領域Asの境界は位置しない。
したがって、式(3)を満足すれば、注目間隙領域Avに走査領域Asの境界が位置すると判定され、式(3)を満足しなければ、注目間隙領域Avに走査領域Asの境界が位置しないと判定される。換言すれば、式(3)を満足すれば、注目間隙領域Avを含む走査領域Asを一度の露光処理で描画可能と判定され、式(3)を満足しなければ、注目間隙領域Avを含む走査領域Asを一度の露光処理では描画不可能であると判定されるともいえる。なお、所定幅w(>剰余幅r)が間隙幅Ldよりも小さい場合は、式(3)を必ず満足するため、上記演算を行わなくてもよい。
このようにして注目間隙領域Avに関する判定が完了すると、判定結果が制御部50のメモリに記憶される。これとともに、判定が未了の間隙領域Avが存在するか否かが判断される(ステップS5)。存在していた場合は(ステップS5にてYes)、判定が未了の間隙領域Avのうちの一つが次の注目間隙領域Avとして決定される(ステップS3)。そして、上記と同様にして、注目間隙領域Avに走査領域Asの境界が位置するかどうかが判定される。この処理が繰り返され、全ての間隙領域Avに関する判定が行われる。
続いて、演算上のオフセット量Loに、その時点の設定値に1mm加算した値が新たな設定値として設定される(ステップS7)。そして、再び、処理はステップS3に戻り、上記と同様の処理(ステップS3〜S5)が繰り返される。このような処理が繰り返されることにより、「−25」mmから「+25」mmまでの範囲内で演算上のオフセット量Loが1mmごとに変更して設定され(ステップS6,S7)、各オフセット量Loに関して上記同様の判定が行われて、その判定結果が制御部50のメモリに記憶されることになる。
演算上のオフセット量Loを「+25」mmに設定しての判定が完了すると(ステップS6にてYes)、以上の判定結果に基づいて実際のオフセット量Loが決定される。具体的には、基板9に存在する間隙領域Avの全てに関して走査領域Asの境界が位置することになるオフセット量Loが選択されることになる(ステップS8)。
図15は、基板9に三つの間隙領域Avが存在する場合における判定結果の例を模式的に示す図である。図中において、横軸はオフセット量Loを示している。また、三つの間隙領域Av(第1〜第3間隙領域)のそれぞれに関して、走査領域Asの境界が位置しないと判定されたオフセット量Loに対応する部分をハッチングにて示している。
図15に示す例の場合は、矢印Ar1及び矢印Ar2で示す範囲のオフセット量Loにおいては、三つの間隙領域Avの全てに関して走査領域Asの境界が位置すると判定されている。すなわち、三つの間隙領域Avの全てに関して、当該間隙領域Avを含む走査領域Asを一度の露光処理で処理可能であることになる。このため、矢印Ar1及び矢印Ar2で示す範囲に含まれるオフセット量Loのいずれかが、実際のオフセット量Loとして決定される。オフセット量Loの候補が多数存在する場合は、例えば、オフセット量Loの絶対値が最小のものを選択すればよい。
なお、基板9に存在する間隙領域Avの全てに関して走査領域Asの境界が位置することになるオフセット量Loが存在しない場合は、走査領域Asの境界が位置すると判定された間隙領域Avの数が最も多くなるオフセット量Loを選択すればよい。ただし、この場合は、一部の間隙領域Avに関しては例外処理が必要となる。
このようにしてオフセット量Loが決定されると、決定されたオフセット量Loに基づいて開始位置Psが決定される(ステップS9)。そして、以降に実施されるパターンの描画する工程において、この決定された開始位置Psに+X側端部の露光ヘッド30が駆動部20により移動され、この開始位置Psから露光走査が行われることになる。
以上説明したように、本実施の形態のパターン描画装置1においては、複数の露光ヘッド30を基板9に対して主走査方向と副走査方向とに相対移動させる駆動部20が設けられている。そして、基板9上の開始位置Psから副走査方向に所定幅wごとに規定される複数の走査領域Asのそれぞれを担当する主走査方向に沿った露光走査が、露光ヘッド30により行われる。開始位置Psは、所定幅w、並びに、間隙領域Avの間隙端距離La及び間隙幅Ldに基づいて、隣り合う走査領域Asの境界のいずれかが間隙領域Avに位置するように決定される。したがって、一つの走査領域Asに二つの描画対象領域Atの一部が含まれることが無くなる。その結果、複数の描画対象領域Atを有する基板9を処理対象とする場合でも、同一の走査領域Asに対して二度の露光走査を行う必要がなくなり、露光走査の回数を低減できることになる。
<4.他の実施の形態>
以上、本発明の実施の形態について説明してきたが、この発明は上記実施の形態に限定されるものではなく様々な変形が可能である。以下では、このような他の実施の形態について説明する。もちろん、以下で説明する形態を適宜に組み合わせてもよい。
例えば、上記実施の形態では、複数の走査領域のそれぞれを担当する露光走査を複数の露光ヘッド30で分担していたが、一つの露光ヘッド30で全ての走査領域に係る露光走査を担当するようにしてもよい。ただし、露光走査の回数を大幅に低減できるため、上記実施の形態のように複数の露光ヘッド30で分担させることが好ましい。
また、上記実施の形態では、複数の露光ヘッド30は、所定幅wの4倍のピッチHで配列されていたが、4倍でなくても、所定幅wの自然数倍のピッチであればよい。
また、上記実施の形態の開始位置決定処理では、「−25」mmから「+25」mmまでの範囲の全てオフセット量Loに関して判定を行うようにしているが、全ての間隙領域Avに関して走査領域Asの境界が位置しないオフセット量Loが判明した時点で、開始位置決定処理を終了してもよい。また、上記実施の形態の開始位置決定処理では、オフセット量Loを1mmの間隔で変更しているが、1mm以上あるいは1mm以下の間隔で変更してもよい。
また、上記実施の形態では、各部の駆動機構としてリニアモータが使用されていたが、リニアモータ以外の公知の駆動機構を使用してもよい。例えば、モータの駆動力をボールねじを介して直動運動に変換する機構を使用してもよい。
また、上記実施の形態では、カラーフィルタ用のガラス基板9を処理対象と説明を行ったが、半導体基板、プリント基板、プラズマ表示装置用ガラス基板等の他の基板を処理対象としたものであってもよい。
パターン描画装置の構成を示す側面図である。 パターン描画装置の構成を示す上面図である。 アパーチャ部が有するマスクの一例を示す図である。 シャッタ機構の構成を示す図である。 パターン描画装置の構成を概念的に示すブロック図である。 基板に設定される描画対象領域の位置の例を示す図である。 基板に設定される描画対象領域の位置の例を示す図である。 基板に設定される描画対象領域の位置の例を示す図である。 パターンを描画する動作過程における基板の状態の遷移を示す図である。 描画対象領域の間隙領域と走査領域との位置関係の一例を示す図である。 描画対象領域の間隙領域と走査領域との位置関係の一例を示す図である。 開始位置決定処理の流れを示す図である。 開始位置決定処理に用いられる変数を説明するための概念図である。 開始位置決定処理に用いられる変数を説明するための概念図である。 判定結果の例を模式的に示す図である。
符号の説明
9 基板
23 副走査機構
25 主走査機構
30 露光ヘッド
36 アパーチャ部
38 シャッタ機構
40 描画可能範囲
As 走査領域
Av 間隙領域
Ps 開始位置

Claims (3)

  1. 感光材料が形成された基板の複数の描画対象領域のそれぞれに規則的なパターンを描画可能なパターン描画装置であって、
    光源からの光を前記基板に照射し、前記基板を露光して前記パターンを描画する露光手段と、
    前記露光手段を前記基板に対して互いに直交する主走査方向と副走査方向とに相対移動させ、前記基板上の開始位置から前記副走査方向に所定幅ごとに規定される複数の走査領域のそれぞれを担当する前記主走査方向に沿った露光走査を、前記露光手段に行わせる走査機構と、
    前記所定幅、並びに、前記副走査方向に隣り合う前記描画対象領域の間隙領域の位置情報に基づいて、隣り合う前記走査領域の境界のいずれかが前記間隙領域に位置するように前記開始位置を決定する決定手段と、
    を備えることを特徴とするパターン描画装置。
  2. 請求項1に記載のパターン描画装置において、
    前記露光手段は、前記所定幅の自然数倍のピッチで前記副走査方向に配列された複数の露光ヘッドを備えることを特徴とするパターン描画装置。
  3. 感光材料が形成された基板の複数の描画対象領域のそれぞれに規則的なパターンを描画するパターン描画方法であって、
    光源からの光を前記基板に照射し、前記基板を露光して前記パターンを描画する露光手段を、前記基板に対して互いに直交する主走査方向と副走査方向とに相対移動させ、前記基板上の開始位置から前記副走査方向に所定幅ごとに規定される複数の走査領域のそれぞれを担当する前記主走査方向に沿った露光走査を、前記露光手段に行わせる走査工程と、
    前記走査工程の前に、前記所定幅、並びに、前記副走査方向に隣り合う前記描画対象領域の間隙領域の位置情報に基づいて、隣り合う前記走査領域の境界のいずれかが前記間隙領域に位置するように前記開始位置を決定する決定工程と、
    を備えることを特徴とするパターン描画方法。
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