JP2005044957A - 電子線露光装置及び電子線露光方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】電子銃から出射された電子線が入射する位置にウエハがステージに保持される。電子線の入射する位置が、ステージに保持されたウエハ上を移動するように、第1の偏向器が電子線の進行方向を変える。シャッタが、電子銃から出射された電子線がウエハに入射しないように電子線を遮蔽する。制御装置が、ウエハに転写される複数のパターンの各々について、パターンを特定するパターン識別子、パターンが転写される位置情報、及び待ち時間情報を含む露光データを記憶し、露光データの位置情報に基づいて第1の偏向器を制御する。待ち時間情報に基づく時間だけ経過した後にウエハに電子線が入射するようにシャッタが制御される。
【選択図】 図2
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、電子線露光装置及び電子線露光方法に関し、特に露光すべきパターンごとに逐次露光する電子線露光装置及び電子線露光方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
電子線逐次露光方法においては、偏向器を制御して電子線が所望の位置に入射する状態にし、偏向制御待ち時間が経過した後に、実際に電子線の照射を行う。偏向制御待ち時間は、電子線の入射位置が、ウエハ上で許容誤差以下の精度で安定するまでの時間に基づいて設定される。
【0003】
電子線露光方法は、一般的に光露光方法に比べて高い解像度を有する。ところが、半導体集積回路装置の高密度化が進むと、露光すべきパターンの数が増加する。これらのパターンの各々について、偏向器の制御開始から実際の露光までに偏向制御待ち時間だけ電子線照射を待つ必要がある。このため、すべてのパターンを露光するために必要となる時間が長くなり、スループットが低下する。
【0004】
特許文献1に、スループットの低下を抑制することが可能な電子線露光方法が開示されている。この方法によると、比較的精度を必要としないパターンの露光時には、偏向制御待ち時間を短くすることにより、処理速度が速められている。
【0005】
【特許文献1】
特開昭54−25675公報
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
特許文献1には、偏向制御待ち時間を短くするための具体的な実現方法が記載されていない。
【0007】
本発明の目的は、従来の電子線露光装置に大幅な改造を加えることなく、特定のパターンの露光時にのみ偏向制御待ち時間を短くすることが可能な電子線露光装置を提供することである。
【0008】
本発明の他の目的は、処理速度を速めることが可能な電子線露光方法を提供することである。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明の一観点によると、電子線を出射する電子銃と、前記電子銃から出射された電子線が入射する位置にウエハを保持するステージと、電子線の入射する位置が、前記ステージに保持されたウエハ上を移動するように、該電子線の進行方向を変える第1の偏向器と、前記電子銃から出射された電子線が前記ステージに保持されたウエハに入射しないように該電子線を遮蔽するシャッタと、ウエハに転写される複数のパターンの各々について、パターンを特定するパターン識別子、パターンが転写される位置情報、及び待ち時間情報を含む露光データを記憶し、露光データの位置情報に基づいて前記第1の偏向器を制御し、前記待ち時間情報に基づく時間だけ経過した後に前記ウエハに電子線が入射するように前記シャッタを制御する制御装置とを有する電子線露光装置が提供される。
【0010】
パターンごとに、実際に電子線を照射するまでの待ち時間を設定することができる。位置ずれ許容範囲の大きなパターンを露光する時に待ち時間を短くし、全体の処理時間の短縮を図ることができる。
【0011】
本発明の他の観点によると、(a)露光すべきウエハの表面に、複数の上位偏向フィールドが画定され、該上位偏向フィールドの各々の内部に、該上位偏向フィールドよりも小さな複数の下位偏向フィールドが画定され、該下位偏向フィールドの各々の内部に、露光すべき複数のパターンが画定され、該複数のパターンは、要求される位置精度によって少なくとも2つの第1の区分と第2の区分に分類され、第1の区分に属するパターンには、第2の区分に属するパターンよりも高い位置精度が要求される前記ウエハを準備する工程と、(b)前記ウエハの1つの下位偏向フィールド内の露光すべきパターンを、下位偏向器による電子線の走査によって露光する工程と、(c)上位偏向器を制御して、露光されていない下位偏向フィールド内に電子線の照射が可能な状態にする工程と、(d)前記工程(c)で電子線の照射が可能になった下位偏向フィールド内の前記第2の区分に属するパターンを露光する工程と、(e)前記第2の区分に属するパターンの露光後、該下位偏向フィールド内の前記第1の区分に属するパターンを露光する工程とを有する電子線露光方法が提供される。
【0012】
上位偏向器を制御した直後に、高い位置精度が要求されないパターンを露光するため、偏向制御待ち時間を短くすることができる。
本発明の他の観点によると、ウエハ上の露光すべき1つのパターンを、当該パターンの外周線に接する複数の第1のサブパターンと、外周線に接しない少なくとも1つの第2のサブパターンとに分割する工程であって、第1のサブパターン及び第2のサブパターンの各々には、電子線を走査することなく電子線が照射される第1及び第2のサブパターンに分割する工程と、前記第1のサブパターン及び第2のサブパターンから選択された1つのパターンに電子線が照射されるように偏向器を制御して、偏向制御待ち時間だけ経過した後に、実際に電子線を照射する工程とを有し、前記第2のサブパターンが選択された時の偏向制御待ち時間が、前記第1のサブパターンが選択された時の偏向制御待ち時間よりも短い電子線露光方法が提供される。
【0013】
パターンの外周線を画定しない第2のサブパターンを露光する時の偏向制御待ち時間を短くすることにより、全体の処理時間を短くすることができる。
本発明の他の観点によると、半導体集積回路装置の各層のパターンを特定するパターン識別フィールド及び当該パターンの配される層を規定するレイヤ情報フィールドとを有する設計データを作成する工程であって、位置ずれの許容誤差が基準値よりも大きいパターンと、基準値よりも小さいパターンとで、レイヤ情報フィールドの値が異なるように設計データを作成する工程と、前記設計データに基づいて、電子線露光装置に入力可能な形式の露光データを作成する工程であって、該露光データは、露光すべきパターンごとに偏向制御待ち時間を規定する情報を含み、前記設計データのレイヤ情報フィールドの値に基づいて、偏向制御待ち時間を規定する情報を設定する工程と、前記露光データに基づいてウエハの露光を行う工程とを有する電子線露光方法が提供される。
【0014】
設計データのレイヤ情報フィールドに、偏向制御待ち時間を指定する情報が格納される。このため、設計データに、偏向制御待ち時間を指定するための新たなフィールドを追加する必要がない。
【0015】
【発明の実施の形態】
図1に、本発明の実施例による電子線露光装置の概略図を示す。電子銃1が電子線を出射する。ステージ9が、その上面にウエハ20を保持する。電子銃1から出射された電子線は、ステージ9に保持されたウエハ20に入射する。電子銃1からステージ9までの電子線の経路に沿って、第1のスリット2、スリット偏向器3、第2のスリット4、ブランキング5、アパーチャ6、副偏向器7、及び主偏向器8がこの順番に配置されている。なお、必要に応じて、電子線を集束させる複数のレンズ15が配置されている。
【0016】
電子銃1から出射された電子線が、第1のスリット2に入射する。第1のスリット2は、電子線の断面を正方形に整形する。第1のスリット2を通過した電子線が、スリット偏向器3により進行方向を振られる。スリット偏向器3で進行方向を振られた電子線が第2のスリット4に入射する。第1のスリット2の正方形の開口が、第2のスリット4の位置に結像する。
【0017】
第2のスリット4に、正方形の開口が形成されている。この開口内に入射した電子線が第2のスリット4を通過する。開口外に入射した電子線は第2のスリット4で遮蔽される。
【0018】
ブランキング5は、第2のスリット4を通過した電子線の進行方向を変化させる。アパーチャ6の中心に、電子線が通過する開口が形成されている。電子線がブランキング5を直進すると、アパーチャ6の中心の開口を通過する。電子線の進行方向がブランキング5で変化させられると、電子線はアパーチャ6で遮蔽される。すなわち、ブランキング5とアパーチャ6とが、電子線のシャッタを構成している。
【0019】
アパーチャ6を通過した電子線は、副偏向器7により偏向制御を受け、さらに主偏向器8により偏向制御を受ける。偏向制御された電子線は、ステージ9に保持されたウエハ20の所望の位置に入射する。第2のスリット4の位置に形成される第1のスリット2の開口の像と、第2のスリット4の開口との重なり部分に相当する矩形パターンが、ウエハ20に転写される。スリット偏向器3で電子線の進行方向を振ることにより、ウエハ20に転写される矩形パターンの長辺と短辺の長さを変えることができる。制御装置10が、ブランキング5、副偏向器7、及び主偏向器8を制御する。
【0020】
次に、図2を参照して、第1の実施例による電子線露光方法について説明する。
図2(A)に、ウエハの表面に画定された露光すべきパターンを示す。領域25内に、複数のダミーパターンA、B〜Jが配置され、領域26内にデバイスパターンK〜Nが配置されている。ダミーパターンA〜Jは、電子回路として機能せず、エッチング時のエッチング速度の均一化、化学機械研磨(CMP)時の平坦性改善等の目的で用いられる。このため、ダミーパターンA〜Jには、高い位置精度が要求されず、位置ずれ許容値が例えば50nm程度である。デバイスパターンK〜Nの位置ずれ許容値は、例えば5nm程度である。
【0021】
図2(B)に、電子線露光装置に与えられる露光データの一部のフォーマットを示す。露光データは、パターン識別フィールド及び待ち時間フィールドを有する。パターン識別フィールドには、露光すべきパターンを特定するための値が格納される。パターン識別フィールドの各々の記憶領域に対応して、待ち時間フィールドが確保されている。待ち時間フィールドには、当該パターンを露光する時の偏向制御待ち時間を指定する値が格納されている。なお、露光データは、この他にパターン寸法、主偏向位置、副偏向位置、露光量等の情報を含む。
【0022】
以下、偏向制御待ち時間について簡単に説明する。1つのパターンの露光が完了すると、電子線露光装置の副偏向器を制御して、電子線の入射位置を、次に露光すべきパターンの位置まで移動させる。ところが、電子線の入射位置が所望の位置に移動するまでに遅延が生じるとともに、所望の位置に到達した後にも、入射位置が振動し、位置が安定するまでに時間を要する。電子線の入射位置のずれ量が所定の許容誤差範囲内に収まるまでの時間を、偏向制御待ち時間と呼ぶ。
【0023】
図3に、副偏向器の偏向静定特性の一例を示す。横軸は、1つのパターンの露光が完了した時点からの経過時間を単位「ns」で表し、縦軸は偏向偏差(所望の位置から実際の電子線入射位置までのずれ量)を単位「nm」で表す。
【0024】
ダミーパターンA〜Jの位置ずれ許容値は50nmである。経過時間が60nsを超えると、偏向偏差が50nm以下になる。このため、ダミーパターンA〜Jを露光する時には、偏向制御待ち時間を60nsにすればよい。デバイスパターンK〜Nの位置ずれ許容値は5nmである。経過時間が500nsを超えると、偏向偏差が5nm以下になる。このため、デバイスパターンK〜Nを露光する時には、偏向制御待ち時間を500nsにすればよい。
【0025】
図2(B)に示すように、ダミーパターンA〜Jに対応する待ち時間フィールドには、待ち時間が60nsであることを示す値「ST」が格納されている。デバイスパターンK〜Nに対応する待ち時間フィールドには、待ち時間が5nsであることを示す値「LG」が格納されている。
【0026】
図1に示した制御装置10は、図2(B)に示した露光データに基づき、ダミーパターンA〜Jを露光する時には、偏向制御待ち時間を、値「ST」に対応する短い時間、例えば60nsとし、デバイスパターンK〜Nを露光する時には、偏向制御待ち時間を、値「LG」に対応する長い時間、例えば500nsとする。
【0027】
第1の実施例によると、ダミーパターンA〜Jを露光する時の偏向制御待ち時間が、デバイスパターンK〜Nを露光する時の偏向制御待ち時間よりも短くなる。このため、すべてのパターンの偏向制御待ち時間を、デバイスパターンK〜Nを露光する時の偏向制御待ち時間にする場合に比べて、処理時間を短くすることができる。
【0028】
図4を参照して、第2の実施例による電子線露光方法について説明する。一般的な電子線露光装置には、露光すべき1つのパターンを複数個の露光単位パターンに分割し、露光単位パターンごとに電子線の照射を行うパターンショット分割機能が備えられている。第2の実施例では、このパターンショット分割機能を利用して、偏向制御待ち時間を制御する。
【0029】
図4(A)に、露光すべきパターンの一例を示す。短辺が4μm、長辺が8μmの長方形のパターンA、長さ8μm、幅0.5μmの線状パターンB、及び一辺の長さが3.5μmの正方形のダミーパターンCが画定されている。ダミーパターンCの位置ずれ許容誤差は、他のデバイスパターンA及びBの許容誤差に比べて大きい。
【0030】
図4(B)に、パターンショット分割機能を利用して露光される時の露光単位パターンを示す。パターンAのように比較的大きなパターンは、クーロン効果による像のぼけを抑制するために、最大寸法を2μmにする分割ルールを適用して、小さな露光単位パターンA1〜A8に分割される。各露光単位パターンA1〜A8は、一辺の長さが2μmの正方形である。
【0031】
パターンBのように、1ショットで露光可能な最大寸法を超える長いパターンは、最大寸法を4μmにする分割ルールを適用して、長さ4μmの露光単位パターンB1とB2とに分割される。ダミーパターンCは分割されず、1ショットで露光される。
【0032】
図4(C)に、電子線露光装置に入力される露光データの一部を示す。露光データは、露光すべきパターンを特定するための値が格納されるパターン識別フィールド、及び露光すべきパターンごとに設けられる分割ルールフィールドを含む。分割ルールフィールドには、当該パターンの分割ルールを規定する値が格納される。例えば、最大寸法を2μmとする分割ルールを「1」、最大寸法を4μmとする分割ルールを「2」とする。この場合、パターンAの分割ルールフィールドには、分割ルール「1」が格納され、パターンBの分割ルールフィールドには、分割ルール「2」が格納される。
【0033】
パターンCの分割ルールフィールドには、分割ルール「9」が格納されている。第2の実施例では、分割ルール「9」は、分割を行うことなく1ショットで露光することを意味するのみではなく、偏向制御待ち時間が長いことを意味する。
【0034】
図4(D)に、分割ルールと偏向制御待ち時間との対応関係を示す。分割ルール「1」及び「2」には、長い偏向制御待ち時間「LG」が対応し、分割ルール「9」には、短い偏向制御待ち時間「ST」が対応する。この対応関係は、図1に示した電子線露光装置の制御装置10に予め記憶されている。なお、その他の分割ルールについても、分割ルールと偏向制御待ち時間との対応関係が記憶されている。
【0035】
ダミーパターンCを露光する時には、図1に示した電子線露光装置の制御装置10が、露光データから分割ルールが「9」であることを読み取る。分割ルールが「9」であるとき、制御装置10は、偏向制御待ち時間を短くしてダミーパターンCの露光を行う。
【0036】
第2の実施例では、分割ルールフィールドに特定の値(上記実施例では「9」)を設定することにより、偏向制御待ち時間が指定される。すなわち、パターンごとに対応付けられた偏向制御待ち時間に関する情報が、露光データの分割ルールフィールドに記憶される。このため、露光データに新たなフィールドを追加することなく、パターンごとに偏向制御待ち時間に関する情報を対応付けることが可能になる。
【0037】
次に、図5及び図6を参照して、第3の実施例による電子線露光方法について説明する。第3の実施例では、ブロック露光(部分一括露光)法が採用される。
図5(A)に電子線ブロック露光装置の概略図を示す。図1に示した第2のスリット4の代わりにブロックマスク4Aが配置されており、スリット偏向器3の代わりにブロック選択偏向器3Aが配置されている。ブロックマスク4Aと副偏向器7との間にブロック選択振り戻し偏向器30が配置されている。その他の構成は、図1に示した電子線露光装置の構成と同様である。
【0038】
ブロックマスク4Aの面内に、複数のブロック4Bが画定されている。ブロック4Bには、種々の形状の開口が形成されている。ブロック選択偏向器3Aが電子線の進行方向を変えることにより、複数のブロック4Bから所望の1つのブロックが選択され、選択されたブロックを電子線が通過する。選択されたブロック4Bに形成されている開口のパターンがウエハ20に転写される。
【0039】
図5(B)に、ブロックマスク4Aの概略平面図を示す。面内に複数のブロック4Bが配置されている。各ブロック4Bに、0から99までの通し番号が付されている。この通し番号により1つのブロック4Bを特定することができる。通し番号0〜99が付されたブロックの他に、符号S0〜S3で特定される可変整形ブロックが配置されている。
【0040】
可変整形ブロックS0〜S3には、正方形の開口が設けられている。可変整形ブロックS0〜S3の各々が、図1に示した第2のスリット4と同様の機能を有する。すなわち、ビーム断面を任意の大きさの矩形にする。図5(B)において、可変整形ブロックS0〜S3の左側、左下側、及び下側のある幅の領域には、ブロックが配置されておらず、電子線を遮蔽する領域とされている。
【0041】
図6(A)に、電子線ブロック露光装置に入力される露光データの一部を示す。露光データは、パターン識別フィールド及びブロック識別フィールドを含む。パターン識別フィールドに、露光すべきパターンを特定する値が格納され、ブロック識別フィールドに、当該パターンを露光する時に使用されるブロックの通し番号が格納されている。例えば、パターンAが、通し番号1のブロックを用いて露光され、パターンBが、通し番号2のブロックを用いて露光される。
【0042】
図6(B)に、ブロックの通し番号と偏向制御待ち時間との対応関係を示す。通し番号が0〜99には、偏向制御待ち時間が長い「LG」が対応し、通し番号101に、偏向制御待ち時間が短い「ST」が対応する。この対応関係は、電子線ブロック露光装置の制御装置10に予め記憶されている。
【0043】
図6(A)に示すように、ダミーパターンCに、ブロック番号「101」が割り当てられている。ブロック番号101は、可変整形ブロックS0〜S3のいずれかを使用し、偏向制御待ち時間を短くすることを意味する。
【0044】
第3の実施例では、ブロック識別フィールドに特定の値を設定(上記実施例では「101」)を設定することにより、偏向制御待ち時間を規定している。すなわち、パターンごとに対応付けられた偏向制御待ち時間に関する情報が、露光データのブロック識別フィールドに記憶される。このため、露光データに新たなフィールドを追加することなく、パターンごとに偏向制御待ち時間に関する情報を対応付けることが可能になる。
【0045】
次に、図7及び図8を参照して、第4の実施例による電子線露光方法について説明する。
図7(A)に示すように、ウエハ40の面内に、複数の主偏向フィールド41が画定されている。図7(B)に示すように、主偏向フィールド41の各々の内部に、複数の副偏向フィールド42が画定されている。図7(C)に示すように、副偏向フィールド42内に、ダミーパターンA〜J及びデバイスパターンK〜Nが画定されている。
【0046】
1つの副偏向フィールド42内のパターンを露光する時は、図1に示した主偏向器8による偏向方向を固定しておき、副偏向器7のみを制御して電子線を走査する。1つの副偏向フィールド42内のすべてのパターンの露光が完了したら、主偏向器8による偏向方向を変えて、隣の副偏向フィールド42に電子線が照射されるようにする。
【0047】
1つの主偏向フィールド41内のすべての副偏向フィールド42の露光が完了すると、図1のステージ9を動作させてウエハ41を移動し、他の主偏向フィールド41内の露光を行う。
【0048】
図8に、主偏向器8の偏向静定特性の一例を示す。横軸は、1つの副偏向フィールド内のすべてのパターンの露光が完了した時点からの経過時間を単位「μs」で表し、縦軸は偏向偏差(所望の位置から実際の電子線入射位置までのずれ量)を単位「nm」で表す。
【0049】
経過時間に対する偏向偏差の挙動は、図3に示した副偏向器の偏向静定特性と同様である。ところが、副偏向器の偏向静定特性の横軸の単位が「ns」であるのに対し、主偏向器の偏向静定特性の横軸の単位は「μs」である。
【0050】
電子線の入射位置の位置ずれを、デバイスパターンの位置ずれの許容誤差5nm以下にするためには、約400μsの偏向制御待ち時間を確保しなければならない。これに対し、位置ずれをダミーパターンの位置ずれ許容誤差50nm以下にするためには、約30μsの偏向制御待ち時間を確保すればよい。
【0051】
副偏向フィールド42内のパターンを露光する時、まず位置ずれ許容誤差の大きなダミーパターンを露光する。当該副偏向フィールド42内のすべてのダミーパターンの露光が完了した後、位置ずれ許容誤差の小さなデバイスパターンの露光を行う。すべてのダミーパターンの露光が完了するまでの経過時間が400μsを超えている場合には、その時点で主偏向器の偏向偏差が既に5nm以下になっている。このため、主偏向器の偏向静定特性を考慮することなく、副偏向器の偏向静定特性のみに着目して、偏向制御待ち時間を決定すればよい。なお、ダミーパターンの露光が完了するまでの経過時間が400μs未満であっても、合計の待ち時間を短縮することができる。
【0052】
たとえば、1つのダミーパターンの露光時間を200ns、偏向制御待ち時間を50nsとした場合、1600個のダミーパターンを露光するのに必要な時間が丁度400μsになる。この条件で1600個のダミーパターンを露光した後には、副偏向器の偏向静定特性にのみ着目して、偏向制御待ち時間を決定すればよい。
【0053】
次に、図9を参照して、第5の実施例による電子線露光方法について説明する。
図9(A)に、露光すべき1つの長方形のパターン50を示す。図9(B)に示すように、1つのパターン50を、10個のサブパターン50A〜50Jに分割する。なお、分割されたサブパターン50A〜50Jは、図4(B)に示した所定の分割ルールによって分割された露光単位パターンA1〜A8等とは異なる。サブパターン50A〜50Jの各々が、図4(A)に示した露光すべきパターンAまたはBに相当し、露光データにおいて1つのパターンとして認識される。
【0054】
サブパターン50A〜50Dは、それぞれ露光すべき元のパターン50の4つの辺に接触し、対応する辺に沿って延在する細い直線状の形状を有する。他のサブパターン50E〜50Jは、元のパターン50の外周線に接することはなく、サブパターン50A〜50Dで囲まれた領域内に隙間なく配置される。
【0055】
元のパターン50の外周を画定するサブパターン50A〜50Dを細い線状とすることにより、クーロン効果の影響を軽減し、近接するパターンとの分解能を高めることができる。
【0056】
元のパターン50の外周線を画定するサブパターン50A〜50Dには、元のパターン50に要求される位置精度と同等の位置精度が要求される。ところが、外周線に接触しないサブパターン50E〜50Jには、高い位置精度が要求されない。サブパターン50E〜50Jによってパターン50の内部が隙間なく埋め尽くされればよい。このため、サブパターン50E〜50Jを露光する時の偏向制御待ち時間を短くすることができる。
【0057】
図9(C)に、露光データの一部を示す。この露光データのフォーマットは、図2(B)に示した露光データのフォーマットと同様である。サブパターン50A〜50Dに、長い待ち時間「LG」が対応付けられ、サブパターン50E〜50Jに、短い待ち時間「ST」が対応付けられている。
【0058】
この露光データを用いて露光を行うことにより、すべてのサブパターン50A〜50Jの偏向制御待ち時間を同一にする場合に比べて、処理時間の短縮を図ることができる。
【0059】
次に、上述の実施例で用いられた露光データの作成方法について説明する。一般的には、LSIの設計データから露光データが生成される。設計データは、一般的に米国のカルマ社の提案によるGDSフォーマットで表される。GDSフォーマットには、LSIのパターンを特定するパターン識別フィールド及び当該パターンの配される層を規定するレイヤ情報フィールドが含まれる。
【0060】
従来は、同一の層内のダミーパターンとデバイスパターンとに、同一のレイヤ番号が付与されていた。上記実施例では、位置ずれ許容誤差が所定の基準値よりも大きなダミーパターンと、位置ずれ許容誤差が所定の基準値よりも小さなデバイスパターンとに、相互に異なるレイヤ番号を付与する。例えば、同じ層のデバイスパターンのレイヤ番号を1とし、ダミーパターンのレイヤ番号を10とする。
【0061】
この設計データから、図2(B)に示した露光データを生成する場合、レイヤ番号が1のパターンの待ち時間フィールドに「LG」を設定し、レイヤ番号が10のパターンの待ち時間フィールドに「ST」を設定する。
【0062】
このように、設計データのレイヤ情報フィールドの値に基づいて、露光データの偏向制御待ち時間を規定する情報が設定される。これにより、設計データに新たなフィールドを追加することなく、パターンごとに偏向制御待ち時間を対応付けることができる。
【0063】
以上実施例に沿って本発明を説明したが、本発明はこれらに制限されるものではない。例えば、種々の変更、改良、組み合わせ等が可能なことは当業者に自明であろう。
【0064】
上記実施例から、以下の付記に示された発明が導出される。
(付記1) 電子線を出射する電子銃と、
前記電子銃から出射された電子線が入射する位置にウエハを保持するステージと、
電子線の入射する位置が、前記ステージに保持されたウエハ上を移動するように、該電子線の進行方向を変える第1の偏向器と、
前記電子銃から出射された電子線が前記ステージに保持されたウエハに入射しないように該電子線を遮蔽するシャッタと、
ウエハに転写される複数のパターンの各々について、パターンを特定するパターン識別子、パターンが転写される位置情報、及び待ち時間情報を含む露光データを記憶し、露光データの位置情報に基づいて前記第1の偏向器を制御し、前記待ち時間情報に基づく時間だけ経過した後に前記ウエハに電子線が入射するように前記シャッタを制御する制御装置と
を有する電子線露光装置。
【0065】
(付記2) 前記露光データが、転写されるパターンごとに、当該パターンを複数回に分けて露光する分割ルールを規定する値が記憶される分割ルール情報フィールドを含み、前記待ち時間情報が、該分割ルール情報フィールドに記憶された特定の値によって規定される付記1に記載の電子線露光装置。
【0066】
(付記3) さらに、前記電子銃と前記ステージとの間の電子線の経路内に配置され、各々に電子線を透過させる規格化された図形が形成された複数のブロックを含むブロックマスクと、
前記ブロックマスクの複数のブロックから選択された一つのブロックを電子線が透過するように該電子線を制御する第2の偏向器と
を有し、前記露光データが、転写されるパターンごとに、当該パターンに対応するブロックを規定する値が記憶されるブロック識別フィールドを含み、前記待ち時間情報が、該ブロック識別フィールドに記憶された特定の値によって規定される付記1に記載の電子線露光装置。
【0067】
(付記4) (a)露光すべきウエハの表面に、複数の上位偏向フィールドが画定され、該上位偏向フィールドの各々の内部に、該上位偏向フィールドよりも小さな複数の下位偏向フィールドが画定され、該下位偏向フィールドの各々の内部に、露光すべき複数のパターンが画定され、該複数のパターンは、要求される位置精度によって少なくとも2つの第1の区分と第2の区分に分類され、第1の区分に属するパターンには、第2の区分に属するパターンよりも高い位置精度が要求される前記ウエハを準備する工程と、
(b)前記ウエハの1つの下位偏向フィールド内の露光すべきパターンを、下位偏向器による電子線の走査によって露光する工程と、
(c)上位偏向器を制御して、露光されていない下位偏向フィールド内に電子線の照射が可能な状態にする工程と、
(d)前記工程(c)で電子線の照射が可能になった下位偏向フィールド内の前記第2の区分に属するパターンを露光する工程と、
(e)前記第2の区分に属するパターンの露光後、該下位偏向フィールド内の前記第1の区分に属するパターンを露光する工程と
を有する電子線露光方法。
【0068】
(付記5) ウエハ上の露光すべき1つのパターンを、当該パターンの外周線に接する複数の第1のサブパターンと、外周線に接しない少なくとも1つの第2のサブパターンとに分割する工程であって、第1のサブパターン及び第2のサブパターンの各々には、電子線を走査することなく電子線が照射される第1及び第2のサブパターンに分割する工程と、
前記第1のサブパターン及び第2のサブパターンから選択された1つのパターンに電子線が照射されるように偏向器を制御して、偏向制御待ち時間だけ経過した後に、実際に電子線を照射する工程と
を有し、前記第2のサブパターンが選択された時の偏向制御待ち時間が、前記第1のサブパターンが選択された時の偏向制御待ち時間よりも短い電子線露光方法。
【0069】
(付記6) 半導体集積回路装置の各層のパターンを特定するパターン識別フィールド及び当該パターンの配される層を規定するレイヤ情報フィールドとを有する設計データを作成する工程であって、位置ずれの許容誤差が基準値よりも大きいパターンと、基準値よりも小さいパターンとで、レイヤ情報フィールドの値が異なるように設計データを作成する工程と、
前記設計データに基づいて、電子線露光装置に入力可能な形式の露光データを作成する工程であって、該露光データは、露光すべきパターンごとに偏向制御待ち時間を規定する情報を含み、前記設計データのレイヤ情報フィールドの値に基づいて、偏向制御待ち時間を規定する情報を設定する工程と、
前記露光データに基づいてウエハの露光を行う工程と
を有する電子線露光方法。
【0070】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、露光すべきパターンごとに偏向制御待ち時間を設定することにより、位置ずれ許容誤差の大きなパターンの偏向制御待ち時間を短くすることができる。これにより、処理時間を短くすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例による電子線露光装置の概略図である。
【図2】第1の実施例による電子線露光方法を説明するための露光すべきパターンの配置を示す平面図、及び露光データの一部を示す図表である。
【図3】副偏向器の偏向静定特性を示すグラフである。
【図4】第2の実施例による電子線露光方法を説明するための露光すべきパターンの配置を示す平面図、露光データの一部を示す図表、及び分割ルールと待ち時間との対応関係を示す図表である。
【図5】電子線ブロック露光装置の概略図及びブロックマスクの概略平面図である。
【図6】第3の実施例による電子線露光方法で使用される露光データの一部を示す図表、及びブロック通し番号と待ち時間との対応関係を示す図表である。
【図7】第4の実施例による電子線露光方法を説明するためのウエハの平面図、主偏向フィールドの平面図、及び副偏向フィールド内のパターンの配置を示す平面図である。
【図8】主偏向器の偏向静定特性を示すグラフである。
【図9】第5の実施例による電子線露光方法を説明するための1つのパターンの平面図、複数に分割したサブパターン配置を示す平面図、及び露光データの一部を示す図表である。
【符号の説明】
1 電子銃
2 第1のスリット
3 スリット偏向器
4 第2のスリット
4A ブロックマスク
5 ブランキング
6 アパーチャ
7 副偏向器
8 主偏向器
9 ステージ
10 制御装置
15 レンズ
20 ウエハ
30 ブロック選択振り戻し偏向器
40 ウエハ
41 主偏向フィールド
42 副偏向フィールド
50 露光すべきパターン
Claims (5)
- 電子線を出射する電子銃と、
前記電子銃から出射された電子線が入射する位置にウエハを保持するステージと、
電子線の入射する位置が、前記ステージに保持されたウエハ上を移動するように、該電子線の進行方向を変える第1の偏向器と、
前記電子銃から出射された電子線が前記ステージに保持されたウエハに入射しないように該電子線を遮蔽するシャッタと、
ウエハに転写される複数のパターンの各々について、パターンを特定するパターン識別子、パターンが転写される位置情報、及び待ち時間情報を含む露光データを記憶し、露光データの位置情報に基づいて前記第1の偏向器を制御し、前記待ち時間情報に基づく時間だけ経過した後に前記ウエハに電子線が入射するように前記シャッタを制御する制御装置と
を有する電子線露光装置。 - さらに、前記電子銃と前記ステージとの間の電子線の経路内に配置され、各々に電子線を透過させる規格化された図形が形成された複数のブロックを含むブロックマスクと、
前記ブロックマスクの複数のブロックから選択された一つのブロックを電子線が透過するように該電子線を制御する第2の偏向器と
を有し、前記露光データが、転写されるパターンごとに、当該パターンに対応するブロックを規定する値が記憶されるブロック識別フィールドを含み、前記待ち時間情報が、該ブロック識別フィールドに記憶された特定の値によって規定される請求項1に記載の電子線露光装置。 - (a)露光すべきウエハの表面に、複数の上位偏向フィールドが画定され、該上位偏向フィールドの各々の内部に、該上位偏向フィールドよりも小さな複数の下位偏向フィールドが画定され、該下位偏向フィールドの各々の内部に、露光すべき複数のパターンが画定され、該複数のパターンは、要求される位置精度によって少なくとも2つの第1の区分と第2の区分に分類され、第1の区分に属するパターンには、第2の区分に属するパターンよりも高い位置精度が要求される前記ウエハを準備する工程と、
(b)前記ウエハの1つの下位偏向フィールド内の露光すべきパターンを、下位偏向器による電子線の走査によって露光する工程と、
(c)上位偏向器を制御して、露光されていない下位偏向フィールド内に電子線の照射が可能な状態にする工程と、
(d)前記工程(c)で電子線の照射が可能になった下位偏向フィールド内の前記第2の区分に属するパターンを露光する工程と、
(e)前記第2の区分に属するパターンの露光後、該下位偏向フィールド内の前記第1の区分に属するパターンを露光する工程と
を有する電子線露光方法。 - ウエハ上の露光すべき1つのパターンを、当該パターンの外周線に接する複数の第1のサブパターンと、外周線に接しない少なくとも1つの第2のサブパターンとに分割する工程であって、第1のサブパターン及び第2のサブパターンの各々には、電子線を走査することなく電子線が照射される第1及び第2のサブパターンに分割する工程と、
前記第1のサブパターン及び第2のサブパターンから選択された1つのパターンに電子線が照射されるように偏向器を制御して、偏向制御待ち時間だけ経過した後に、実際に電子線を照射する工程と
を有し、前記第2のサブパターンが選択された時の偏向制御待ち時間が、前記第1のサブパターンが選択された時の偏向制御待ち時間よりも短い電子線露光方法。 - 半導体集積回路装置の各層のパターンを特定するパターン識別フィールド及び当該パターンの配される層を規定するレイヤ情報フィールドとを有する設計データを作成する工程であって、位置ずれの許容誤差が基準値よりも大きいパターンと、基準値よりも小さいパターンとで、レイヤ情報フィールドの値が異なるように設計データを作成する工程と、
前記設計データに基づいて、電子線露光装置に入力可能な形式の露光データを作成する工程であって、該露光データは、露光すべきパターンごとに偏向制御待ち時間を規定する情報を含み、前記設計データのレイヤ情報フィールドの値に基づいて、偏向制御待ち時間を規定する情報を設定する工程と、
前記露光データに基づいてウエハの露光を行う工程と
を有する電子線露光方法。
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