JP2003223812A - 導電性ペースト - Google Patents

導電性ペースト

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JP2003223812A
JP2003223812A JP2002021903A JP2002021903A JP2003223812A JP 2003223812 A JP2003223812 A JP 2003223812A JP 2002021903 A JP2002021903 A JP 2002021903A JP 2002021903 A JP2002021903 A JP 2002021903A JP 2003223812 A JP2003223812 A JP 2003223812A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 優れたファインパターンかつ高速印刷性を有
し、耐熱性、耐湿性、耐熱衝撃性及び耐屈曲性を示し、
有機フィルムや金属基板、ガラス基板等に優れた接着性
を示す導電ペーストを提供する。 【解決手段】 導電粉の総量を100重量%としたと
き、銀粉を85重量%以上含む導電粉、有機樹脂、およ
び溶剤を含む導電性ペーストにおいて、25℃における
ペースト比重が3.0以下、ペースト粘度が10dPa
・s以上であり、かつその乾燥塗膜の比抵抗が1×10
-4Ω・cm以下であることを特徴とする導電性ペースト
に関する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は導電性ペーストに関
するものであり、さらに詳しくは導電性ペーストをポリ
エチレンテレフタレート、塩化ビニル、ナイロンなどの
フィルムや金属基板、ガラス基板上、透明導電性フィル
ム、透明導電性ガラスなどに塗布または印刷、硬化する
ことにより導電性を与え、回路を形成したり、電子部品
の端子やリード線の接着を行ったり、電子装置を電磁波
障害(EMI)から保護することに利用する導電性ペー
ストに関わるものである。さらには、特に高い導電性と
優れたファインパターン印刷性、高速印刷性と耐屈曲
性、耐熱性、耐湿性、耐熱衝撃性での耐久性を合わせ持
つ家電、車両、OA機器などの部品の回路形成や接着剤
に適した導電ペーストに関する。
【0002】
【従来の技術】PETフィルムなどに導電性ペーストを
スクリーン印刷したメンブレン回路は軽量であり、キー
ボードやスイッチなどに広く使用されている。また、透
明導電性フィルムや透明導電性ガラスに導電性ペースト
をスクリーン印刷して作成される透明タッチパネルは、
キャッシュレジスター、券売機、モバイルなどに広く使
用されている。しかしながら、年々小型化、高密度化の
要求は厳しくなってきており、ファインパターンのスク
リーン印刷性が強く要望され、かつ、製造コストより高
速印刷性も合わせもつ優れたスクリーン印刷性を有する
導電性ペーストが要望されている。
【0003】公知の導電性ペーストとしては、特開昭5
9−206459号公報がある。このものは、ポリブタ
ジエン系樹脂とイソシアネート基をオキシム系化合物や
カプロラクタムでブロック化したブロック化イソシアネ
ート化合物を結合剤に使用したメンブレン回路用の銀ペ
ーストであるが、比較的良好な耐屈曲性を有しているも
のの、耐熱性、耐湿性、耐熱衝撃性での耐久性が不良で
ある。スクリーン印刷性も不充分なものである。
【0004】また、特開平1−159906号公報では
フレーク状(りん片状)銀粉と共重合ポリエステル樹脂
とブロック化イソシアネート化合物を結合剤に使用した
耐屈曲性に優れた銀ペーストが知られているが、耐熱
性、耐湿性、耐熱衝撃性での耐久性が不良であり、また
スクリーン印刷性も不充分である。
【0005】ポリエチレンテレフタレート、塩化ビニ
ル、ナイロンなどのフィルムや金属などに良好な接着性
を示す樹脂としては、エポキシ樹脂、フェノール樹脂な
どがある。特開平8−245764号公報、特開平7−
278274号公報は、エポキシ樹脂とフェノール樹脂
からなる耐湿性に優れた導電性ペーストが開示されてお
り、特開平9−259636号公報では、エポキシ樹脂
とスルホニウム塩からなる耐熱性、耐湿性に優れた導電
性ペーストが示されているが、これらの導電ペースト
は、折り曲げ部分のRが0mmの360°のような厳し
い屈曲性では不良である。また、金属箔、フィルムに対
しては良好な密着性が得られない。さらには、スクリー
ン印刷性が不充分である。
【0006】特開平7−41706号公報は、レゾール
型フェノール樹脂とエポキシ樹脂、ポリエステル樹脂、
ポリビニルブチラール樹脂の中から選ばれた少なくとも
1種類以上の樹脂からなる耐湿性、耐温度サイクル性に
優れた導電性ペーストが開示されているが、屈曲性では
不良であり、スクリーン印刷性も不充分である。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記事情に鑑
み、良好な導電性を持ち、良好な塗膜物性を有すること
はもとより、高速でファインパターンのスクリーン印刷
が可能な、優れた印刷性を持つ導電ペーストを提供する
ことを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明者等はこうした問
題を解決するために、鋭意解析、検討した結果、銀粉を
主体とした導電粉、有機樹脂、および溶剤を主成分とす
る導電性ペーストにおいて、25℃におけるペースト比
重が3.0以下、ペースト粘度が10dPa・s以上で
あり、かつその乾燥塗膜の比抵抗が1×10-4Ω・cm
以下である導電性ペーストは優れた高速スクリーン印刷
性とファインパターン印刷性を合わせ持つことを見いだ
し、本発明に到達した。
【0009】すなわち本発明は以下の導電性ペーストで
ある。 (1)導電粉の総量を100重量%としたとき、銀粉を
85重量%以上含む導電粉(A)、有機樹脂(B)、お
よび溶剤(C)を含む導電性ペーストにおいて、25℃
におけるペースト比重が3.0以下、ペースト粘度が1
0dPa・s以上であり、かつその乾燥塗膜の比抵抗が
1×10-4Ω・cm以下であることを特徴とする導電性
ペースト。
【0010】(2)導電性ペーストに含まれる銀粉の含
有量が72重量%以下であることを特徴とする(1)に
記載の導電性ペースト。
【0011】(3)導電性ペーストに含まれる、全ての
有機樹脂と溶剤からなるバインダー成分の粘度が、固形
分25重量%、25℃において10dPa・s以上であ
ることを特徴とする(1)または(2)記載の導電性ペ
ースト。
【0012】(4)導電粉(A)の総量を100重量%
としたとき、20重量%未満のカーボンブラック及び/
又はグラファイトを含むことを特徴とする(1)〜
(3)記載の導電性ペースト。
【0013】(5)有機樹脂(B)として、ポリエステ
ル樹脂、塩化ビニル酢酸ビニル共重合樹脂、ポリアミド
イミド樹脂及びポリウレタン樹脂のうち少なくとも1種
の樹脂を含むことを特徴とする(1)〜(4)記載の導
電性ペースト。
【0014】(6)さらに硬化剤として、ブロックイソ
シアネート化合物を含むことを特徴とする(1)〜
(5)記載の導電性ペースト。
【0015】
【発明の実施の形態】本発明の導電ペーストに使用する
導電粉(A)は、導電性の面より銀粉を主体とする必要
がある。銀粉の形状としては、公知のフレーク状(リン
片状)、球状、樹枝状(デンドライト状)、特開平8−
150105号公報に記載されている球状の一次粒子が
三次元状に凝集した形状などがあるが、この内フレーク
状銀粉、前述した球状の一次粒子が三次元状に凝集した
形状の銀粉が導電性、耐屈曲性の点で特に好ましい。球
状の一次粒子が三次元状に凝集した形状の銀粉とは具体
的には図1に示すような形状をしていることが望まし
い。
【0016】フレーク状銀粉としては光散乱法により測
定した平均粒子径(50%D)が1〜15μmが好まし
い。より好ましい下限は2μmである。一方より好まし
い上限は8μm、さらに好ましくは5μmである。平均
粒子径が1μm未満の場合、導電性が低下する場合があ
る。一方15μmを越えると表面平滑性が悪化したり、
スクリーン版の目詰まりなどの問題が発生する場合があ
る。ここで言う光散乱法による測定とは以下のように行
う。銀粉をミクロスパテラで1〜2杯100mlのトー
ルビーカーに採り、イソプロピルアルコールを約60m
l入れ、超音波ホモジナイザーで1分間分散し、日機装
(株)製マイクロトラックFRAを用いて、測定時間3
0秒で測定できる。ただし、粒子屈折率は2.25、分
散媒屈折率は1.37として測定する。
【0017】本発明の導電性ペーストに用いる導電粉
(A)は、後述する低いペースト比重を達成するため
に、銀粉の含有量がペースト中72重量%以下であるこ
とが好ましく、より好ましくは65重量%以下、さらに
好ましくは60重量%以下である。下限は特に限定しな
いが、印刷時の膜厚確保およびニジミの面から40重量
%以上が好ましい。
【0018】導電粉としては、銀粉の他にカーボンブラ
ック、グラファイト粉などの炭素系のフィラー、金粉、
白金粉、パラジウム粉などの貴金属粉、銅粉、ニッケル
粉、アルミ粉、真鍮粉などの卑金属粉、銀などの貴金属
でめっき、合金化した卑金属粉、シリカ、タルク、マイ
カ、硫酸バリウム、酸化インジウムなどの無機フィラ
ー、などを銀粉に混合して使用できるが、印刷性の面か
らカーボンブラック及び/又はグラファイト粉を銀粉主
体の全導電粉中に20重量%以下、さらに好ましくは1
0重量%以下で配合することが特に好ましい。下限は
0.1重量%以上が好ましく、より好ましくは1重量%
である。
【0019】本発明の導電性ペーストの25℃における
ペースト比重は3.0以下であることが必要である。好
ましくは2.8以下、より好ましくは2.5以下であ
る。比重が3.0を越えるとスクリーン高速印刷時の版
離れ性が得られず、また、導電性ペーストの飛び散りに
よるゴースト現象が発生し、ファインパターンの印刷性
も劣る。下限は特に限定しないが、ニジミの面から1.
0以上が好ましい。ここで言うペースト比重とは25℃
においてJIS K5400に定められた比重カップ法
により測定した値を示す。
【0020】本発明の導電性ペーストは25℃における
ペースト粘度が10dPa・s以上、好ましくは50d
Pa・s以上、より好ましくは100dPa・s以上で
ある。上限はカスレの面から2000dPa・s以下が
好ましく、より好ましくは1500dPa・s以下、さ
らに好ましくは1000dPa・s以下である。粘度が
10dPa・s未満では、ニジミが発生して良好な印刷
性が得られない。ここで言うペースト粘度とはブルック
フィールド粘度計HBDV型、回転速度20rpm、2
5℃で測定した値を示す。高いペースト粘度にするため
には、ラジカル重合性モノマーの乳化重合又はけんだく
重合、高真空下での重縮合、固相重合、ポリウレタンな
どの溶液重合などで合成される分子量の大きい樹脂を使
用する、さらに溶液粘度の高い高沸点溶剤や極性の強い
アミド系溶剤を使用する、溶液粘度を上げるためイオン
性基を導入する等により達成できるが、これらのうち分
子量の大きい樹脂と高沸点溶剤又はアミド系溶剤の組み
合わせが好ましい。
【0021】本発明の導電性ペーストは、その乾燥塗膜
の比抵抗が1×10-4Ω・cm以下を達成する必要があ
る。1×10-4Ω・cmを越える比抵抗では、回路用と
しては使用範囲が著しく限定される。好ましい比抵抗は
7×10-5Ω・cm以下、より好ましくは6×10-5Ω
・cm以下である。比抵抗を1×10-4Ω・cm以下に
するためには、導電性フィラーとして導電性が良好で、
乾燥、硬化時に酸化しない貴金属粉を主体とする必要が
あり、コスト面から銀粉が必須となる。導電粉の形状も
重要であり、フレーク状または先に示したような球状の
1次粒子が3次元状に凝集した形状が好ましい。フレー
ク状銀粉の場合、1×10-4Ω・cm以下の比抵抗を達
成するためには、銀粉の粉末特性によっても異なるが、
一般的には銀粉を固形分中に85重量%以上配合するこ
とが好ましく、より好ましくは87重量%以上、93重
量%以下配合することにより達成できる。先に示したよ
うな球状の1次粒子が3次元状に凝集した形状の銀粉の
場合は、フレーク状銀粉の場合よりやや配合量が少なく
ても良好な比抵抗が得られ、固形分中の銀粉の好ましい
配合量は80重量%以上、より好ましくは83重量%以
上、90重量%以下で目的の比抵抗を達成できる。この
他、銀粉と全導電粉中に5重量%以下でケッチェンブラ
ックに代表される導電性カーボンブラックやグラファイ
ト粉を併用することにより達成できる。ここで乾燥塗膜
の比抵抗は以下の方法によって測定されたものとする。 (1)テストピースの作成 導電性ペーストを厚み100μmのアニール(150℃
×2時間)処理PETフィルムに乾燥後の膜厚が8〜1
0μmになるように25mm幅で長さ50mmのパター
ンをスクリーン印刷した。これを、コンベア式の遠赤外
線オーブンを用い、基材フィルムの表面温度が150℃
で3分の条件で乾燥したものをテストピースとする。但
し有機樹脂(B)としてポリアミドイミド樹脂を用いた
導電性ペーストの場合のみ、基材に厚み25μmのポリ
イミドフィルムを用い、200℃で30分乾燥したもの
をテストピースとする。 (2)比抵抗の測定 テストピースを図2、3に示す自作電極に印刷面を電極
側にしてのせ、その上から厚み3mmのリジットなアク
リル板をのせて事務用クリップで圧着した。4深針抵抗
測定器(横河ヒューレットパッカード(株)製ミリオー
ムメーター4328A型)と電極上部をわに口クリップ
及び銅線をもちいて接続し、シート抵抗を測定した。別
途、膜厚をデジタル膜厚計で測定し、これらより比抵抗
を算出した。比抵抗は次式にて算出し、単位はΩ・cm
で表した。 比抵抗(Ω・cm)=シート抵抗(Ω)×導体の断面積
(cm2)/導体の長さ(cm)
【0022】このような低比重あるいは低銀粉含有量を
達成するためには、結合剤として使用する有機樹脂
(B)に超高粘度のものを使用することが好ましい。導
電性ペーストに含まれる、全ての有機樹脂と溶剤からな
るバインダー成分の粘度が、固形分25重量%、25℃
において10dPa・s以上であることが好ましく、よ
り好ましくは30dPa・s以上、さらに好ましくは5
0dPa・s以上、最も好ましくは100dPa・s以
上である。上限は特に限定しないが、粘度が高すぎると
印刷時に希釈量が多くなり膜厚低下、ニジミ発生が懸念
されるため3000dPa・s以下が好ましい。バイン
ダー粘度が10dPa・s未満では、粘度が低すぎるた
め、印刷時の適性粘度を維持するためには高固形分とす
る必要が生じる。ここで比抵抗を1×10-4Ω・cm以
下を達成するためには、印刷乾燥後の塗膜中における導
電粉量は適性範囲にする必要があるので、固形分が上が
るとペースト中の導電粉量を増やす必要があり、その結
果低比重を達成しにくく、良好な印刷性が得られない可
能性がある。ここで言う全ての有機樹脂と溶剤からなる
バインダー成分の粘度はブルックフィールド粘度計HB
DV型、回転速度20rpm、25℃で測定した値を示
す。
【0023】本発明の導電性ペーストに使用する有機樹
脂(B)の種類は限定しないが、ポリエステル樹脂、塩
化ビニル酢酸ビニル共重合体、ポリウレタン樹脂、アク
リル樹脂、ポリアミドイミド樹脂、エポキシ樹脂、フェ
ノキシ樹脂が好ましく、高粘度であることと耐屈曲性、
密着性の面から高分子量化したポリエステル樹脂、塩化
ビニル酢酸ビニル共重合体、ポリウレタン樹脂、ポリア
ミドイミド樹脂が特に好ましい。
【0024】ポリエステル樹脂としては、数平均分子量
は3,000以上が好ましく、より好ましくは8,00
0以上、さらに好ましくは15,000以上である。数
平均分子量が3,000未満であると印刷性、耐屈曲性
が低下する傾向にある。上限は高いほど良好であるが、
重合技術上100、000以下が好ましい。ポリエステ
ル樹脂の還元粘度としては0.2dl/g以上が好まし
く、より好ましくは0.4dl/g以上、さらに好まし
くは0.5dl/g以上である。ポリエステル樹脂のガ
ラス転移点温度は100℃以下が好ましく、より好まし
くは75℃以下である。耐屈曲性が必要な場合は25℃
以下が特に好ましい。下限は、硬度の面から−50℃以
上が好ましく、より好ましくは−25℃以上である。ポ
リエステル樹脂はエステル交換法、直接重合法などの公
知の方法により重合される。
【0025】ポリエステル樹脂としては、全酸成分のう
ち芳香族ジカルボン酸が40モル%以上が好ましく、よ
り好ましくは50モル%以上である。芳香族ジカルボン
酸が40モル%未満では塗膜の強度が低下し、低温の耐
屈曲性、耐熱性や耐湿性や耐熱衝撃性等の耐久性などが
低下する可能性がある。芳香族ジカルボン酸の好ましい
上限は100モル%である。
【0026】ポリエステル樹脂に共重合する芳香族ジカ
ルボン酸としては、テレフタル酸、イソフタル酸、オル
ソフタル酸、2,6−ナフタレンジカルボン酸などが挙
げられる。この内、物性面と溶剤溶解性からテレフタル
酸とイソフタル酸を併用することが好ましい。
【0027】ポリエステルに共重合するその他のジカル
ボン酸としては、コハク酸、グルタル酸、アジピン酸、
セバシン酸、ドデカンジカルボン酸、アゼライン酸など
の脂肪族ジカルボン酸、炭素数12〜28の2塩基酸、
1,4−シクロヘキサンジカルボン酸、1,3ーシクロ
ヘキサンジカルボン酸、1,2−シクロヘキサンジカル
ボン酸、4−メチルヘキサヒドロ無水フタル酸、3−メ
チルヘキサヒドロ無水フタル酸、2−メチルヘキサヒド
ロ無水フタル酸、ジカルボキシ水素添加ビスフェノール
A、ジカルボキシ水素添加ビスフェノールS、ダイマー
酸、水素添加ダイマー酸、水素添加ナフタレンジカルボ
ン酸、トリシクロデカンジカルボン酸などの脂環族ジカ
ルボン酸、ヒドロキシ安息香酸、乳酸などのヒドロキシ
カルボン酸が挙げられるが、耐湿性の面からセバシン
酸、アゼライン酸、1,4−シクロヘキサンジメタノー
ルが好ましい。
【0028】また、発明の内容を損なわない範囲で、無
水トリメリット酸、無水ピロメリット酸などの多価のカ
ルボン酸、フマール酸などの不飽和ジカルボン酸、さら
に、5−スルホイソフタル酸ナトリウム塩などのスルホ
ン酸金属塩基含有ジカルボン酸を併用してもよい。ま
た、ポリエステル樹脂を重合後、無水トリメリット酸、
無水フタル酸などの酸無水物を後付加して酸価を付与し
てもよい。
【0029】ポリエステル樹脂に共重合するグリコール
成分は、以下に示す公知のグリコールを使用できる。例
えば、エチレングリコール、ネオペンチルグリコール、
1,3−プロパンジオール、2−メチル−1,3−プロ
パンジオール、1,4−ブタンジオール、2,2−ジエ
チル−1,3−プロパンジオール、2−ブチル−2−エ
チル−1,3−プロパンジオール、1,3−ブタンジオ
ール、1,5−ペンタンジオール、1,6−ヘキサンジ
オール、3−メチル−1,5−ペンタンジオール、2−
メチル−1,5−ペンタンジオール、1,9−ノナンジ
オール、1,10−デカンジオールなどのアルキレング
リコール、1,4−シクロヘキサンジメタノール、1,
3−シクロヘキサンジメタノール、1,2−シクロヘキ
サンジメタノール、トリシクロデカングリコール、ダイ
マージオールなどの脂環族グリコール、ジエチレングリ
コール、ポリエチレングリコール、ポリテトラメチレン
グリコールなどのポリエーテル系ジオールなどが挙げら
れる。また、ビスフェノールAのアルキレンオキサイド
付加物、ビスフェノールFのアルキレンオキサイド付加
物やトリメチロールエタン、トリメチロールプロパン、
グリセリン、ペンタエリスリトール、ポリグリセリンな
どの多価ポリオールを併用してもよい。
【0030】ポリエステル樹脂としては、接着性、屈曲
性、及び溶剤溶解性などから融点を有しない(非晶性で
あることを示す)ことが好ましい。ここで言う融点を有
しないとは示差走査型熱量計(DSC)を用いて測定し
たときに明確な融解ピークを示さないことである。
【0031】ポリウレタン樹脂としては、密着性、耐湿
性の面からポリエステルウレタンが好ましい。ポリウレ
タン樹脂を合成する際に使用するポリエステルジオール
の好ましい成分は、上記のポリエステル樹脂と同様であ
るが、分子量としては1,000以上が好ましく、上限
は20、000以下が好ましく、より好ましくは10、
000以下である。ポリウレタン樹脂は、各種ポリオー
ルとジイソシアネート化合物、必要により鎖延長剤を配
合し、公知の方法で合成される。溶液で重合できるた
め、ポリエステル樹脂より高分子量のものを得やすい特
徴がある。
【0032】ポリウレタン樹脂を合成する際に使用する
イソシアネート化合物としては、テトラメチレンジイソ
シアネート、ヘキサメチレンジイソシアネート、トルエ
ンジイソシアネート、ジフェニルメタン4,4’ジイソ
シアネート、水素化ジフェニルメタンジイソシアネー
ト、キシリレンジイソシアネート、水素化キシリレンジ
イソシアネート、イソホロンジイソシアネートなどが挙
げられる。
【0033】塩化ビニル酢酸ビニル共重合樹脂として
は、塩化ビニルの含有量が塗膜物性の点から50重量%
以上のものが好ましく、より好ましくは70重量%以上
である。数平均分子量は高い程好ましく、8、000以
上が好ましく、より好ましくは20,000以上、さら
に好ましくは30,000以上である。上限は限定され
ないが、溶解性の点から100,000以下が好まし
い。また、塩化ビニル酢酸ビニル共重合樹脂としては、
マレイン酸、アクリル酸、ビニルアルコール、ヒドロキ
シエチルアクリレートなどを共重合して、カルボキシル
基や水酸基など極性基を導入することが特に好ましい。
これらの導入によりバインダー粘度を上げることがで
き、印刷性が良好となる傾向にある。
【0034】ポリアミドイミド樹脂は、その溶液粘度を
高くできるので好適である。ポリアミドイミド樹脂は酸
クロリド法又はイソシアネート法等公知の方法で製造す
ることができる。ポリアミドイミド樹脂の製造に用いら
れる酸成分としてはトリメリット酸及びこれの無水物、
酸塩化物の他にピロメリット酸、ビフェニルテトラカル
ボン酸、ビフェニルスルホンテトラカルボン酸、ベンゾ
フェノンテトラカルボン酸、ビフェニルエーテルテトラ
カルボン酸、エチレングリコールビストリメリテート、
プロピレングリコールビストリメリテート等のテトラカ
ルボン酸及びこれらの無水物、シュウ酸、アジピン酸、
マロン酸、セバチン酸、アゼライン酸、ドデカンジカル
ボン酸、ジカルボキシポリブタジエン、ジカルボキシポ
リ(アクリロニトリルーブタジエン)、ジカルボキシポ
リ(スチレンーブタジエン)等の脂肪族ジカルボン酸、
1,4−シクロヘキサンジカルボン酸、1,3−シクロ
ヘキサンジカルボン酸、4,4’−ジシクロヘキシルメ
タンジカルボン酸、ダイマー酸等の脂環族ジカルボン
酸、テレフタル酸、イソフタル酸、ジフェニルスルホン
ジカルボン酸、ジフェニルエーテルジカルボン酸、ナフ
タレンジカルボン酸等の芳香族ジカルボン酸があげられ
これらの中では反応性、耐熱性、溶解性などの点からト
リメリット酸無水物が最も好ましい。
【0035】ポリアミドイミド樹脂の製造に用いられる
ジアミン(ジイソシアネート)としてはエチレンジアミ
ン、プロピレンジアミン、ヘキサメチレンジアミン等の
脂肪族ジアミン及びこれらのジイソシアネート、1,4
シクロヘキサンジアミン、1,3シクロヘキサンジアミ
ン、イソホロンジアミン、4,4’−ジシクロヘキシル
メタンジアミン等の脂環族ジアミン及びこれらのジイソ
シアネート、m−フェニレンジアミン、p−フェニレン
ジアミン、4,4’−ジアミノジフェニルメタン、4,
4’−ジアミノジフェニルエーテル、4,4’−ジアミ
ノジフェニルスルホン、ベンジジン、o−トリジン、
2,4−トリレンジアミン、2,6−トリレンジアミ
ン、キシリレンジアミン等の芳香族ジアミン及びこれら
のジイソシアネートが挙げられこれらの中では耐熱性、
機械的特性、溶解性などから4,4’−ジアミノジフェ
ニルメタン(ジイソシアネート)、2,4−トリレンジ
アミン(ジイソシアネート)、o−トリジン(ジイソシ
アネート)、イソホロンジアミン(ジイソシアネート)
等が好ましい。
【0036】本発明のポリアミドイミド樹脂は、ジイソ
シアネート法ではN,N’−ジメチルアセトアミドやN
−メチルー2−ピロリドン,N,N’−ジメチルホルム
アミド、γ―ブチロラクトン等の極性溶剤中、60〜2
00℃に加熱しながら攪拌することで容易に製造するこ
とができる。酸クロライド法では常温付近の温度条件下
で製造することが出来る。
【0037】ポリアミドイミド樹脂のガラス転移温度は
用途によって設計できるが、70℃以上が好ましく、さ
らに好ましくは100℃以上、特に好ましくは150℃
以上である。ガラス転移温度の上限は特に定めるもので
はないが、溶剤溶解性、フィルムに塗布したときのカー
ルの点から400℃以下、さらに好ましくは360℃以
下であることが好ましい。ポリアミドイミド樹脂の対数
粘度は0.4dl/g以上が好ましく、さらに好ましく
は0.45dl/g以上、特に好ましくは0.5dl/
g以上である。対数粘度の上限は特に定めるものではな
いが、生産性の点から3.0dl/g以下、さらには
2.5dl/g以下であることが好ましい。
【0038】本発明の導電性ペーストは、前述した樹脂
以外に発明の内容を損なわない範囲で、ポリエーテルウ
レタン樹脂、ポリカーボネートウレタン樹脂、フェノー
ル樹脂、アクリル樹脂、ポリアクリロニトリル系樹脂、
ポリブタジエン系樹脂、水素添加ポリブタジエン系樹
脂、ニトロセルロース、セルロース・アセテート・ブチ
レート(CAB)、セルロース・アセテート・プロピオ
ネート(CAP)などの変性セルロース類、公知の増粘
剤などを配合してもよい。
【0039】本発明の導電性ペーストは、有機樹脂と反
応し得る硬化剤を配合することが好ましい。硬化剤の好
ましい配合量は、有機樹脂(B)100重量部に対して
5〜40重量部である。硬化剤の種類は限定しないが接
着性と低温の耐屈曲性の面からイソシアネート化合物が
特に好ましい。さらに、これらのイソシアネート化合物
はブロック化して使用することが貯蔵安定性から好まし
い。イソシアネート化合物以外の硬化剤としては、メチ
ル化メラミン、ブチル化メラミン、ベンゾグアナミン、
尿素樹脂などのアミノ樹脂、酸無水物、イミダゾール
類、エポキシ樹脂、フェノール樹脂などの公知の化合物
が挙げられる。また、これらは単独又は併用してもよ
い。
【0040】イソシアネート化合物としては、芳香族、
脂肪族のジイソシアネート、3価以上のポリイソシアネ
ートがあり、低分子化合物、高分子化合物のいずれでも
よい。例えば、テトラメチレンジイソシアネート、ヘキ
サメチレンジイソシアネート、トルエンジイソシアネー
ト、ジフェニルメタンジイソシアネート、水素化ジフェ
ニルメタンジイソシアネート、キシリレンジイソシアネ
ート、水素化キシリレンジイソシアネート、イソホロン
ジイソシアネートあるいはこれらのイソシアネート化合
物の3量体、及びこれらのイソシアネート化合物の過剰
量と、例えばエチレングリコール、プロピレングリコー
ル、トリメチロールプロパン、グリセリン、ソルビトー
ル、エチレンジアミン、モノエタノールアミン、ジエタ
ノールアミン、トリエタノールアミン等の低分子活性水
素化合物または各種ポリエステルポリオール類、ポリエ
ーテルポリオール類、ポリアミド類の高分子活性水素化
合物などと反応させて得られる末端イソシアネート基含
有化合物が挙げられる。
【0041】ブロックイソシアネート化剤としては、例
えばフェノール、チオフェノール、メチルチオフェノー
ル、エチルチオフェノール、クレゾール、キシレノー
ル、レゾルシノール、ニトロフェノール、クロロフェノ
ールなどのフェノール類、アセトキシム、メチルエチル
ケトオキシム、シクロヘキサノンオキシムなどのオキシ
ム類、メタノール、エタノール、プロパノール、ブタノ
ールなどのアルコール類,エチレンクロルヒドリン、
1,3−ジクロロ−2−プロパノールなどのハロゲン置
換アルコール類、t−ブタノール、t−ペンタノールな
どの第三級アルコール類、ε−カプロラクタム、δ−バ
レロラクタム、γ−ブチロラクタム、β−プロピロラク
タムなどのラクタム類が挙げられ、その他にも芳香族ア
ミン類、イミド類、アセチルアセトン、アセト酢酸エス
テル、マロン酸エチルエステルなどの活性メチレン化合
物、メルカプタン類、イミン類、イミダゾール類、尿素
類、ジアリール化合物類、重亜硫酸ソーダ等も挙げられ
る。このうち、硬化性よりオキシム類、イミダゾール
類、アミン類がとくに好ましい。これらの架橋剤には、
その種類に応じて選択された公知の触媒あるいは促進剤
を併用することもできる。
【0042】本発明に使用される溶剤(C)はその種類
に制限はなく、エステル系、ケトン系、エーテルエステ
ル系、塩素系、アルコール系、エーテル系、炭化水素系
などが挙げられるが、スクリーン印刷する場合はエチル
カルビトールアセテート、ブチルセロソルブアセテー
ト、イソホロン、シクロヘキサノン、γ−ブチロラクト
ン、DBE(デュポン製)、N−メチル−2−ピロリド
ン、プロピレングリコールのモノアルキルエーテルアセ
テートなどの高沸点溶剤が好ましい。好ましい溶剤沸点
は130℃以上、より好ましくは150℃以上、最も好
ましくは180℃以上である。上限は乾燥速度の面より
250℃以下が好ましい。
【0043】本発明の導電ペーストには、公知の消泡
剤、レベリング剤、分散剤等の添加剤を添加することが
好ましい。
【0044】消泡剤としては、例えば次のようなものが
挙げられる。シリコーン樹脂、シリコーン溶液、シリコ
ーンを含まない特殊破泡剤、アクリル酸アルキルエステ
ル共重合物、メタクリル酸アルキルエステル共重合物、
アルキルビニルエーテル、アクリル系共重合物、破泡性
ポリマー、ポリシロキサン、破泡性ポリシロキサン、ポ
リメチルアルキルシロキサン、ポレエーテル変性ポリシ
ロキサン、パラフィン系ミネラルオイルなどの公知のも
のを添加することができる。その際の添加量の好ましい
上限はペーストに対して2重量%、下限は0.05重量
%である。0.05重量%未満であると消泡剤としての
効果が得られないことがあり、2重量%を越えると効果
が飽和して経済的でないばかりか、密着性低下、耐ブロ
ッキング性の悪化などが起こる可能性がある。
【0045】レベリング剤としては例えば次のようなも
のが挙げられる。ポリエーテル変性ポリジメチルシロキ
サン、ポリエステル変性ポリジメチルシロキサン、ポリ
エステル変性メチルアルキルポリシロキサン、ポリエー
テル変性ポリメチルアルキルシロキサン、アラルキル変
性ポリメチルアルキルシロキサン、ポリエステル変性水
酸基含有ポリジメチルシロキサン、ポリエーテルエステ
ル変性水酸基含有ポリジメチルシロキサン、アクリル系
共重合物、メタクリル系共重合物、ポリエーテル変性ポ
リメチルアルキルシロキサン、アクリル酸アルキルエス
テル共重合物、メタクリル酸アルキルエステル共重合
物、アクリル酸、アクリル酸アルキル共重合物、ポリオ
キシアルキレンモノアルキルまたはアルケニルエーテル
のグラフト化共重合物、レシチンなどの公知のものを添
加することができる。その際の添加量の好ましい上限は
ペーストに対して2重量%、下限は0.05重量%であ
る。0.05重量%未満であるとレベリング剤としての
効果が得られないことがあり、2重量%を越えると効果
が飽和して経済的でなばかりか、密着性低下、耐ブロッ
キング性の悪化などが起こる可能性がある。
【0046】分散剤としては例えば次のようなものが挙
げられる。長鎖ポリアマイド系、長鎖ポリアマイドのリ
ン酸塩、ポリアマイド系、不飽和ポリカルボン酸、3級
アミン基含有ポリマーなど市販のものが使用できる。そ
の際の添加量の好ましい上限はペーストに対して2重量
%、下限は0.05重量%である。0.05重量%未満
であると分散剤としての効果が得られないことがあり、
2重量%を越えると効果が飽和して経済的でないばかり
か、密着性低下、耐ブロッキング性の悪化などが起こる
可能性がある。
【0047】
【実施例】以下、本発明を実施例を用いて説明する。実
施例中、単に部とあるものは重量部を示す。また、各測
定項目は以下の方法に従った。
【0048】1.ポリエステル樹脂及びポリウレタン樹
脂の還元粘度 ポリマー0.10gをフェノール/テトラクロロエタン
(重量比6/4)の混合溶媒25mlに溶かし、ウベロ
ーデ粘度管を用いて30℃で測定した。単位はdl/g
で示す。
【0049】2.ポリアミドイミド樹脂の対数粘度 ポリマー0.5gを100mlのNMP(N−メチル−
2−ピロリドン)に溶かし、ウベローデ粘度管を用いて
25℃で測定した。単位はdl/gで示す。
【0050】3.分子量 ゲル浸透クロマトグラフィイ(GPC)を用いてポリス
チレン換算の数平均分子量を測定した。
【0051】4.ガラス転移温度(Tg) 示差走査熱量計(DSC)を用いて、20℃/分の昇温
速度で測定した。サンプルは試料5mgをアルミニウム
押え蓋型容器に入れ、クリンプした。但しポリアミドイ
ミド樹脂の場合は、厚み約20μm、測定幅4mm、長
さ15mmのフィルム作成し、周波数110Hz、昇温
速度4℃/分の条件で動的粘弾性の測定を行い、貯蔵弾
性率の変曲点から求めた。
【0052】5.酸価(mgKOH/g) 試料0.2gを精秤し20mlのクロロホルムに溶解し
た。ついで、0.01Nの水酸化カリウム(エタノール
溶液)で滴定して求めた。指示薬には、フェノールフタ
レイン溶液を用いた。
【0053】6.導電性ペーストの比重 JIS K5400に定められた比重カップ法により測
定した。測定温度は25℃で行った。
【0054】7.粘度 導電性ペースト、樹脂溶解品、バインダー樹脂の粘度
は、ブルックフィールド粘度計HBDV型、回転速度2
0rpm、25℃で測定した。
【0055】8.テストピースの作成 導電性ペーストを厚み100μmのアニール(150℃
×2時間)処理PETフィルムに乾燥後の膜厚が8〜1
0μmになるように線幅0.5mmで長さ75mmのパ
ターン(耐屈曲試験用)と25mm幅で長さ50mmの
パターン(比抵抗測定用、耐熱性測定用、耐湿性測定
用、耐熱衝撃性用)をスクリーン印刷した。これを、コ
ンベア式の遠赤外線オーブンを用い、基材フィルムの表
面温度が150℃で3分の条件で乾燥したものをテスト
ピースとした。但しポリアミドイミド樹脂を用いた導電
性ペーストの場合のみ、基材に厚み25μmのポリイミ
ドフィルムを用い、200℃で30分乾燥したものをテ
ストピースとした。
【0056】9.比抵抗 8.で作成したテストピースを図2、3に示す自作電極
に印刷面を電極側にしてのせ、その上からさらに厚み3
mmのリジットなアクリル板をのせて事務用クリップで
圧着した。次に4深針抵抗測定器(横河ヒューレットパ
ッカード(株)製ミリオームメーター4328A型)と
電極上部をわに口クリップ及び銅線をもちいて接続し、
シート抵抗を測定した。別途、膜厚をデジタル膜厚計で
測定し、これらより比抵抗を算出した。比抵抗は次式に
て算出し、単位はΩ・cmで表した。 比抵抗(Ω・cm)=シート抵抗(Ω)×導体の断面積
(cm2)/導体の長さ(cm)
【0057】10.耐屈曲性 8.で作成したテストピースを25℃、荷重50g/c
2、R=0の条件で同一箇所で360度屈曲を5回繰
り返し導体の抵抗変化率で評価した。 耐屈曲性(%)={(R−R0)/R0}×100 ただし、R0=初期回路抵抗 R=屈曲試験後の抵抗値 ◎:抵抗変化率100%以下 ○:同300%以下
△:同1000%以下 ×:著しい抵抗上昇又は断線
【0058】11.耐熱性 8.で作成したテストピースを60℃で1,000時間
熱風オーブン中で熱処理した後、導体の密着性、鉛筆硬
度、低温の屈曲性を評価した。
【0059】12.耐湿性 8.で作成したテストピースを60℃、相対湿度95%
RHで1,000時間恒温恒湿器中で熱処理した後、導
体の密着性、鉛筆硬度、低温の屈曲性を評価した。
【0060】13.耐熱衝撃性 8.で作成したテストピースを−40℃と85℃で各1
時間づつ交互に放置して合計1,000時間放置後、導
体の密着性、鉛筆硬度、低温の屈曲性を評価した。
【0061】14.密着性 8.で作成したテストピース用いてJIS K−540
0碁盤目−テープ法に準じて、試験板の塗膜表面にカッ
ターナイフで基材に達するように、直行する縦横11本
ずつの平行な直線を1mm間隔で引いて、1mm×1m
mのマス目を100個作成した。その表面にセロハン粘
着テープを密着させ、テープを急激に剥離した際のマス
目の剥がれ程度を観察し、評価した。100/100は
全く剥離しなかったことを表し、0/100は全て剥離
してしまったことを表す。
【0062】15.鉛筆硬度 8.で作成したテストピースを厚さ2mmのSUS30
4板上に置き、JISS−6006に規定された高級鉛
筆を用い、JIS K−5400に従って測定し、塗膜
の剥離の有無で判断した。
【0063】16.ファインパターン印刷性の評価 導電性ペーストを線幅50μm線間50μm、長さ10
0mmのパターンで、スクリーン印刷して評価した。ス
クリーン版は、ステンレス400メッシュバイヤス張
り、乳剤厚10μmのものを使用した。スキージ硬度は
80度で、スキージ速度は、500mm/秒の高速で印
刷を行った。印刷性の評価は5段階で行った。 ◎:非常に良好 ○:良好(わずかに線太り発生)
△:ペーストの飛び散り(ゴースト)又はニジミが認め
られ、線太り発生 ×:線太り不良 ××:線太り著し
く不良
【0064】17.球状の1次粒子が3次元状に凝集し
た形状の銀粉の1次粒子径の測定 走査型電子顕微鏡(SEM)により測定した。
【0065】18.フレーク状銀粉の平均粒子径および
球状の一次粒子が三次元状に凝集した形状の銀粉の2次
粒子の平均粒子径の測定 銀粉をミクロスパテラで1〜2杯100mlのトールビ
ーカーに採り、イソプロピルアルコールを約60ml入
れ、超音波ホモジナイザーで1分間分散し、日機装
(株)製マイクロトラックFRAを用いて、測定時間3
0秒で測定した。ただし、粒子屈折率は2.25、分散
媒屈折率は1.37として測定した。
【0066】19.銀粉の比表面積 銀粉約15gをサンプル管にとり、60℃×60分の条
件で前処理をし、比表面積自動測定装置(島津製作所
(株)製マイクロメリティクス2300、BET法装置
2ガス吸着1点法)にて総表面積を測定した。総表面
積をサンプル量で除してg当たりの比表面積を算出し
た。
【0067】合成例1(ポリエステル樹脂I) ヴグリュー精留塔を具備した四口フラスコにジメチルテ
レフタル酸78部、ジメチルイソフタル酸37部、エチ
レングリコール81部、ネオペンチルグリコール62
部、テトラブチルチタネート0.102部を仕込み、1
80℃、3時間エスエル交換を行なった。ついで、無水
トリメリット酸1.9部、セバシン酸81部を仕込み1
時間脱水反応を行った。次に、1mmHg以下まで徐々
に減圧し、270℃、2時間重合した。得られたポリエ
ステル樹脂の組成は1H−NMR測定より、テレフタル
酸/イソフタル酸/セバシン酸/トリメリット酸//エ
チレングリコール/ネオペンチルグリコール=40/1
9/40/1//60/40(モル比)であった。また
還元粘度1.6dl/g、数平均分子量65,000、
酸価0.7mgKOH/g、ガラス転移点温度−5℃で
あった。結果を表1に示す。
【0068】合成例2〜4(ポリエステル樹脂II〜IV) 合成例1と同様にポリエステル樹脂II〜IVを合成した。
結果を表1に示す。
【0069】合成例5(ポリウレタン樹脂I) 冷却管を具備した四口セパラブルフラスコに、ポリエス
テル樹脂IV100部、酢酸ジエチレングリコールモノエ
チルエーテル112部、ジブチルチンジラウレート0.
1部を仕込み80℃で溶解した。ついで、ジフェニルメ
タン−4,4’−ジイソシアネート(MDI)12.4
部を仕込み、窒素気流下80℃で残存イソシアネートが
無くなるまで重合した。反応完了後、酢酸ジエチレング
リコールモノエチルエーテルで希釈し、固形分が25%
になるように調整した。得られたポリウレタン樹脂のガ
ラス転移点温度は58℃、還元粘度は1.8dl/g、
数平均分子量58,000、ワニスの粘度は320dP
a・sであった。
【0070】合成例6(ポリアミドイミド樹脂I) 冷却管と窒素ガス導入口のついた四ツ口フラスコに無水
トリメリット酸192部とジフェニルメタン−4,4’
−ジイソシアネート(MDI)250部を固形分濃度が
20%となるようにN−メチル−2−ピロリドン(NM
P)と共に仕込み、攪拌しながら150℃に昇温して約
5時間反応させた。得られたポリアミドイミド樹脂のガ
ラス転移温度は290℃、対数粘度は0.7dl/gで
あった。ワニスの粘度は280dPa・sであった。
【0071】合成例7(塩化ビニル酢酸ビニル共重合樹
脂I) 日信化学工業(株)製ソルビンMF(塩ビ/酢ビ/アク
リル酸共重合体、数平均分子量33,000)をそのま
ま使用した。
【0072】バインダー樹脂Aの調合例 四口フラスコに、ポリエステル樹脂I 100部と酢酸
ジエチレングリコールモノエチルエーテル336部を仕
込み、80℃で溶解した。常温に冷却後、ヘキサメチレ
ンジイソシアネート3量体のメチルエチルケトオキシム
ブロック体(固形分濃度=80%)13固形部を仕込
み、バインダー樹脂Aを得た。得られたバインダー樹脂
Aの固形分濃度は25%で、粘度は90dPa・sであ
った。結果を表2に示す。
【0073】バインダー樹脂B〜Hについては表2、3
に示す配合で調整した。ただしポリウレタン樹脂I、ポ
リアミドイミド樹脂Iを使用したFとHは、重合製造し
たワニスをそのまま用いた。測定結果を表2、3に示
す。
【0074】銀粉A−1の調整 市販の球状1次銀粉、Silver Powder I
(フェロー・ジャパン(株)製)に滑剤としてオレイン
酸を0.2重量%配合し、アトライターを用いて湿式法
で10時間ミリング、乾燥してフレーク状銀粉を得た。
メジアとしては、直径2mmのジルコニアビーズを用い
た。得られたフレーク状銀粉の光散乱法による平均粒子
径(50%D)は4.5μm、比表面積0.7m2/g
であった。
【0075】銀粉A−2の調整 濃度37%の硝酸銀水溶液275部と濃度18%の水酸
化ナトリウム水溶液220部とを40〜50℃で攪拌下
で反応させ、反応終了後に蒸留水70部を添加した。つ
いで、これに濃度23%のホルマリン水溶液60部を加
え、30〜40℃で反応させ還元銀粉を得た。反応終了
後のpHは8であった。得られた銀粉を濾過し、水洗、
脱水を繰り返した後、乾燥を容易にするためにメタノー
ルで置換した後、濾過し、さらに80℃で24時間減圧
乾燥した。得られた銀粉は図1に示す球状の1次粒子が
3次元状に凝集した形状を有し、1次粒子の平均粒子径
は走査型電子顕微鏡写真より0.5μmであり、2次粒
子の平均粒子径は光散乱法により測定したところ11μ
m、比表面積1.62m2/gであった。また、この2
次粒子は3本ロールによる分散工程では破壊されず、そ
の構造を維持できるものである。
【0076】実施例1 銀粉A−1、54.0部、導電性カーボンブラックとし
てケッチェンブラックEC−DJ600(ライオン製)
1.1部、バインダー樹脂A、44.9部、硬化触媒と
してジブチルチンジラウレート0.02部、レベリング
剤として共栄社油脂化学(株)製ポリフローS0.5
部、分散剤としてビックケミー(株)製ディスパビック
130、0.2部を配合し、充分プレミックスした後、
チルド3本ロール混練り機で、3回通して分散した。得
られた銀ペーストを前記した方法で印刷、乾燥し評価し
た。ファインパターンの印刷性は非常に良好であった。
また、比抵抗は5.0×10-5Ω・cmで良好であっ
た。耐屈曲性は、25℃、R=0、360度屈曲5回後
の抵抗変化率が+35%であり、断線は認められず、非
常に良好であった。また、耐熱性、耐湿性、耐熱衝撃性
も良好であった。結果を表4に示す。
【0077】実施例1と同様に実施例2〜7の導電性ペ
ーストを作成、評価した。結果を表4及び5に示す。
【0078】実施例1と同様に比較例1〜3の導電性ペ
ーストを作成、評価した。結果を表6に示す。
【0079】
【表1】
【0080】
【表2】
【0081】
【表3】
【0082】
【表4】
【0083】
【表5】
【0084】
【表6】
【0085】表4、5、6より明らかなように実施例1
〜7は比較例1〜3に比べて各測定項目において良好な
性能を示すことがわかる。特にファインパターン印刷性
において優れていることがわかる。
【0086】
【発明の効果】本発明の導電性ペーストは、ポリエチレ
ンテレフタレート、塩化ビニル、ナイロンなどのフィル
ムや金属基板、ガラス基板等に優れた接着性と屈曲性を
有し、かつ耐熱性、耐湿性、耐熱衝撃性等の耐久性を合
わせ持つ。さらには、卓越したファインパターンの印刷
性を有するものである。このことにより、近年要求され
ている高密度の電子部品、電気製品、自動車間連用途等
の分野において、使用可能であり、高度な要求品質にこ
たえることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】球状の一次粒子が三次元状に凝集した形状の銀
粉の走査型電子顕微鏡写真である。
【図2】比抵抗測定に使用する電極を上から見た図であ
る。
【図3】比抵抗測定に使用する電極を横から見た図であ
る。
【符号の説明】
1,金メッキ 2,ガラスエポキシ基板 3,銅箔
フロントページの続き Fターム(参考) 5G301 DA03 DA18 DA45 DA51 DA53 DA59

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 導電粉の総量を100重量%としたと
    き、銀粉を85重量%以上含む導電粉(A)、有機樹脂
    (B)、および溶剤(C)を含む導電性ペーストにおい
    て、25℃におけるペースト比重が3.0以下、ペース
    ト粘度が10dPa・s以上であり、かつその乾燥塗膜
    の比抵抗が1×10-4Ω・cm以下であることを特徴と
    する導電性ペースト。
  2. 【請求項2】 導電性ペーストに含まれる銀粉の含有量
    が72重量%以下であることを特徴とする請求項1に記
    載の導電性ペースト。
  3. 【請求項3】 導電性ペーストに含まれる、全ての有機
    樹脂と溶剤からなるバインダー成分の粘度が、固形分2
    5重量%、25℃において10dPa・s以上であるこ
    とを特徴とする請求項1または2記載の導電性ペース
    ト。
  4. 【請求項4】 導電粉(A)の総量を100重量%とし
    たとき、20重量%未満のカーボンブラック及び/又は
    グラファイトを含むことを特徴とする請求項1〜3記載
    の導電性ペースト。
  5. 【請求項5】 有機樹脂(B)として、ポリエステル樹
    脂、塩化ビニル酢酸ビニル共重合樹脂、ポリアミドイミ
    ド樹脂及びウレタン樹脂のうち少なくとも1種の樹脂を
    含むことを特徴とする請求項1〜4記載の導電性ペース
    ト。
  6. 【請求項6】 さらに硬化剤として、ブロックイソシア
    ネート化合物を含むことを特徴とする請求項1〜5記載
    の導電性ペースト。
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