JP2003223724A - ディスク再生装置 - Google Patents

ディスク再生装置

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JP2003223724A
JP2003223724A JP2002019430A JP2002019430A JP2003223724A JP 2003223724 A JP2003223724 A JP 2003223724A JP 2002019430 A JP2002019430 A JP 2002019430A JP 2002019430 A JP2002019430 A JP 2002019430A JP 2003223724 A JP2003223724 A JP 2003223724A
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JP
Japan
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disc
disk
turntable
rotation
chucking
Prior art date
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Pending
Application number
JP2002019430A
Other languages
English (en)
Inventor
Toshinori Saeki
俊紀 佐伯
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Funai Electric Co Ltd
Original Assignee
Funai Electric Co Ltd
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Publication date
Application filed by Funai Electric Co Ltd filed Critical Funai Electric Co Ltd
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  • Optical Recording Or Reproduction (AREA)
  • Rotational Drive Of Disk (AREA)
  • Holding Or Fastening Of Disk On Rotational Shaft (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】ディスクについて最もブロックエラーレートの
少ない状態で装填して安定した記録動作を実現できるよ
うにする。 【解決手段】ディスクの装填後、ターンテーブルの位置
を確認してディスクモータを起動し(S1,S2)、ブ
ロックエラーレート(BLER)を測定して測定値を表
示手段により表示した後(S3〜S5)、ディスクモー
タを停止してターンテーブルを初期位置で停止し(S
6,S7)、ディスクとターンテーブルとの接触状態を
解放し(S8)、ディスクモータが停止した回転位置か
ら、90゜回転した位置まで駆動し(S9)、ディスク
をチャッキングしてターンテーブルと再び接触してブロ
ックエラーレートを測定し(S10、S11のNO)、
これらの動作を、ディスクモータの1回転にわたって繰
り返し、ブロックエラーレートが最少になる位置を求め
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、CD、CD−R
OM等のディスクに記録された情報を再生するディスク
再生装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のディスク再生装置では、
チャッキング手段により、トレイ上に載置されたCD−
ROM等の記録済みディスクをチャッキングしてターン
テーブルに接触させ、ターンテーブルと共に回転機構を
構成するディスクモータにより、チャッキングされたデ
ィスクを回転駆動し、光ピックアップによりディスクに
記録された情報を再生している。
【0003】ここで、ディスクに記録される情報はデジ
タル情報であり、連続する複数のフレームから成り、各
フレームはフレーム同期信号とパリティ部を含む98個
のブロックとを有する。更に、パリティ部を除く各ブロ
ックは、ビット同期信号と、例えばCDでは6個のデー
タ部と、パリティ部とから成る。
【0004】そして、ディスクから情報を読み出すとき
に、ディスク上の傷やごみ等によって判読できなくな
り、コードエラーが生じる場合がある。例えば、CDで
はこのコードエラーを訂正するために、CIRC(Cross
Interleave Reed-Solomon Code)方式と称されるエラー
訂正方式が採用され、ディスク読取時におけるエラーの
発生回数は、エラー訂正回数から知ることができ、所定
期間(例えば、1秒間)内のエラー訂正の回数をブロッ
クエラーレートという。
【0005】従って、このブロックエラーレートを測定
することでCDの良否判定を行うことができ、光ピック
アップにより得られるRF再生信号を処理することで、
ブロックエラーレートを測定することができる。
【0006】ところが、実際には、ディスク自体の偏心
や、ディスクを回転駆動する回転機構の偏心やいわゆる
面ぶれに加え、特にディスクの再生速度の高速化が求め
られる今日では、ディスクの重心の微少な偏りつまり偏
重心等が原因で、ずれが大きくなる方向に加算された場
合には、ブロックエラーレートが増大して精度の良くサ
ーボ制御することができず、安定した再生を行うことが
できなくなるため、従来、このような偏心、偏重心や面
ぶれを抑制する様々な手段が講じられている。
【0007】そのひとつに、特開平9−312025号
公報に記載のように、ブロックエラーレートが最良とな
るフォーカスバイアス値を求め、再生RF信号のデコー
ド処理を伴った動作を実行している際には、そのフォー
カスバイアス値を用いたフォーカスサーボ制御を行うよ
うにし、偏心、偏重心や面ぶれといった機械的な不具合
を電気的に調整することが提案されている。尚、ブロッ
クエラーの検出に関しては、特開平8−55442号公
報に具体的な構成及び手法が開示されている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記した特開
平9−312025号公報に記載の発明では、ディスク
を装填したそのときの状態においてブロックエラーレー
トが改善されるようにフォーカスサーボ制御を実行する
ことはできても、そのディスクに対して最も良いのサー
ボ制御ではないため、装填されたディスクについて最も
良い状態で情報の再生を実行することはできないという
問題点があった。
【0009】また、特開平9−312025号公報に記
載の発明は、アドレスエラーレートとブロックエラーレ
ートのそれぞれの最適点に良好に対応すべく、バイアス
調整するものであって、本件発明のように、最良の状態
で情報再生するためにブロックエラーレートが最少にな
るディスクとターンテーブルとの位置関係を求めてディ
スクを装填するというものではない。
【0010】ところで、特開平8−77615号公報に
も、ブロックエラーレートの測定に関する発明が開示さ
れているが、この公報に記載のものは、追記型光情報記
録媒体に試験信号を書き込むことなく記録後のブロック
エラーレートを判別できるようにする発明であって、こ
れも本件発明とは相違するものである。
【0011】そこで、本発明は、ディスクについて最も
ブロックエラーレートの少ない状態で装填して安定した
再生動作を実現できるようにすることを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記した目的を達成する
ために、本発明は、チャッキング手段により、トレイ上
に載置されたディスクをチャッキングしてターンテーブ
ルに接触させ、ディスクモータを備える回転機構によ
り、前記ターンテーブルを回転して前記ディスクを回転
駆動し、前記ディスクに記録された情報を光ピックアッ
プにより再生して得られるRF再生信号を処理手段によ
り処理し、前記RF再生信号のエラーであるブロックエ
ラーを検出してそのエラーレートを測定するディスク再
生装置において、前記ディスクモータの回転位置を検出
して前記ターンテーブルの向きを管理する回転検出手段
と、制御手段とを備え、前記制御手段が、前記回転機
構、前記光ピックアップ及び前記処理手段を制御して、
前記ディスクの少なくとも内周部及び外周部の所定箇所
で前記ブロックエラーレートを測定する測定処理、並び
に、前記回転機構及び前記チャッキング手段を制御して
前記ディスクの回転駆動を停止した後、前記ディスクと
前記ターンテーブルとの接触状態を解放する解放処理を
実行し、前記トレイに載置された前記ディスクを前記チ
ャッキング手段により最初にチャッキングしたときの前
記回転検出手段による前記ディスクモータの回転位置を
基準位置として、前記測定処理を行った後に前記解放処
理を行い、前記解放処理の後、前記回転検出手段による
前記ディスクモータの回転位置を、1回転を等分した所
定角度分だけ現在位置から移動させ、前記チャッキング
手段により前記ディスクをチャッキングして前記ターン
テーブルと再度接触させて前記測定処理を行い、前記解
放処理とこれに続く前記測定処理を前記ディスクモータ
の1回転に相当する分だけ繰り返し、前記ブロックエラ
ーレートが最少となる前記回転検出手段による前記ディ
スクモータの回転位置を求め、求めた前記回転位置から
前記ディスクの再生動作を開始することを特徴としてい
る(請求項1)。
【0013】このような構成によれば、トレイに載置さ
れたディスクをチャッキング手段により最初にチャッキ
ングしたときの回転検出手段によるディスクモータの回
転位置を基準位置として、ブロックエラーレートの測定
処理が行われた後に、ディスクとターンテーブルとの接
触状態を解放する解放処理が行われ、この測定処理及び
解放処理が、ディスクモータの回転位置で基準位置から
1回転に相当する分だけ自動的に繰り返され、ブロック
エラーレートが最少となるディスクモータの回転位置が
求められる。
【0014】そのため、ディスク自体の偏心や偏重心、
回転機構であるターンテーブルの偏心や面ぶれ等があっ
ても、ブロックエラーレートが最少となる回転位置にデ
ィスクモータを自動的に設定でき、常にブロックエラー
レートが最少となる回転位置からディスクの再生動作を
開始することができ、高速においても安定した再生動作
を実現することができる。
【0015】また、本発明は、操作検出手段により検出
されるチャッキング操作に基づき、装填されたディスク
をチャッキング手段によりチャッキングしてターンテー
ブルに接触させると共に、前記操作検出手段により検出
されるチャッキング解放操作に基づき、前記チャッキン
グ手段による前記ディスクと前記ターンテーブルとの接
触状態を解放し、ディスクモータを備える回転機構によ
り、前記ターンテーブルを回転して前記ディスクを回転
駆動し、前記ディスクに記録された情報を光ピックアッ
プにより再生して得られるRF再生信号を処理手段によ
り処理し、前記RF再生信号のエラーであるブロックエ
ラーを検出してそのエラーレートを測定するディスク再
生装置において、前記ディスクモータの回転位置を検出
する回転検出手段と、所定のメッセージを表示する表示
手段と、制御手段とを備え、前記制御手段が、前記回転
機構、前記光ピックアップ及び前記処理手段を制御し
て、前記ディスクの少なくとも内周部及び外周部の所定
箇所で前記ブロックエラーレートを測定する測定処理、
並びに、測定処理の後に前記回転機構を制御して前記デ
ィスクの回転駆動を停止する停止処理を実行し、装填さ
れた前記ディスクを前記チャッキング手段により最初に
チャッキングしたときの前記ディスクに対する前記ター
ンテーブルの相対的回転位置を基準位置として、前記測
定処理を行った後に前記停止処理を行い、前記操作検出
手段により検出される前記チャッキング解放操作に基づ
く前記ディスクと前記ターンテーブルとの接触状態の解
放を待ち、前記操作検出手段により検出される前記チャ
ッキング解放操作に基づく前記ディスクと前記ターンテ
ーブルとの接触状態の解放の後、前記表示手段を制御し
て、前記ディスクに対する前記ターンテーブルの相対的
回転位置を、前記基準位置から1回転を等分した所定角
度分だけ現在の位置より移動すべく、前記ディスクを回
転して再装填する旨のメッセージを表示し、前記ディス
クの再装填後、前記操作検出手段により検出される前記
チャッキング操作に基づき前記ディスクと前記ターンテ
ーブルとの接触を待って前記測定処理を行い、前記操作
検出手段により検出される前記チャッキング解放操作及
び前記ディスクの再装填に続く前記測定処理を、前記デ
ィスクに対する前記ターンテーブルの相対的回転位置の
1回転に相当する分だけ繰り返し、前記ブロックエラー
レートが最少となる前記ディスクに対する前記ターンテ
ーブルの相対的回転位置を求め、前記表示手段を制御し
て、求めた前記相対的回転位置に前記ディスクを回転し
て装填操作すべき旨のメッセージを表示して、求めた前
記相対的回転位置から前記ディスクの再生動作を開始す
ることを特徴としている(請求項2)。
【0016】このような構成によれば、装填されたディ
スクをチャッキング手段により最初にチャッキングした
ときのディスクに対するターンテーブルの相対的回転位
置を基準位置として、ブロックエラーレートの測定処理
が行われた後、操作検出手段により検出されるチャッキ
ング解放操作に基づくディスクとターンテーブルとの接
触状態の解放を待ち、チャッキング解放操作に基づくデ
ィスクとターンテーブルとの接触状態の解放後、表示手
段によるディスクを回転して再装填する旨の指示メッセ
ージに従ったディスクの再装填を待ち、操作検出手段に
より検出されるチャッキング操作に基づくディスクとタ
ーンテーブルとの接触があれば測定処理を行い、チャッ
キング解放操作及びディスクの再装填に続く測定処理
が、ディスクに対するターンテーブルの相対的回転位置
で基準位置から1回転に相当する分だけ繰り返され、ブ
ロックエラーレートが最少となるディスクに対するター
ンテーブルの相対的回転位置が求められる。
【0017】そのため、トレイが自動的に出没してディ
スクをターンテーブルにチャッキングする構成でない場
合に、表示手段の表示によって、使用者はディスクをど
のように回転させればよいか容易に把握することができ
ることから、ディスクに対するターンテーブルの相対的
回転位置を移動させることができ、ディスク自体の偏心
や偏重心、回転機構であるターンテーブルの偏心やいわ
ゆる面ぶれ等があっても、ブロックエラーレートが最少
となるディスクに対するターンテーブルの相対的回転位
置からディスクの再生動作を開始することができ、高速
においても安定した再生動作を実現することができる。
【0018】また、本発明は、チャッキング手段によ
り、装填されたディスクをチャッキングしてターンテー
ブルに接触させ、ディスクモータを備える回転機構によ
り、前記ターンテーブルを回転して前記ディスクを回転
駆動し、前記ディスクに記録された情報を光ピックアッ
プにより再生して得られるRF再生信号を処理手段によ
り処理し、前記RF再生信号のエラーであるブロックエ
ラーを検出してそのエラーレートを測定するディスク再
生装置において、前記ディスクモータの回転位置を検出
して前記ターンテーブルの向きを管理する回転検出手段
と、前記チャッキング手段、前記回転機構、前記光ピッ
クアップ及び前記処理手段を制御する制御手段とを備
え、前記チャッキング手段により最初に前記ディスクを
チャッキングしたときの前記ディスクに対する前記ター
ンテーブルの相対的回転位置を基準位置として、前記ブ
ロックエラーレートを測定する測定処理を行った後に、
前記ディスクの回転駆動を停止して前記ディスクと前記
ターンテーブルとの接触状態を解放する解放処理を行
い、前記解放処理の後、前記ディスクに対する前記ター
ンテーブルの相対的回転位置を、1回転を等分した所定
角度分だけ現在位置より移動させてから、前記ディスク
と前記ターンテーブルとを再度接触させて前記測定処理
を行い、前記解放処理と及びれに続く前記測定処理を、
前記ディスクに対する前記ターンテーブルの相対的回転
位置の1回転に相当する分だけ繰り返し、前記ブロック
エラーレートが最少となる前記ディスクに対する前記タ
ーンテーブルの相対的回転位置を求め、求めた前記相対
的回転位置から前記ディスクの再生動作を開始すること
を特徴としている(請求項3)。
【0019】このような構成によれば、チャッキング手
段により最初にディスクをチャッキングしたときのディ
スクに対するターンテーブルの相対的回転位置を基準位
置として、ブロックエラーレートの測定処理が行われた
後に、ディスクとターンテーブルとの接触状態を開放す
る解放処理が行われ、その後、この測定処理及び解放処
理が、ディスクに対するターンテーブルの相対的回転位
置で基準位置から1回転に相当する分だけ繰り返され、
ブロックエラーレートが最少となるディスクに対するタ
ーンテーブルの相対的回転位置が求められる。
【0020】そのため、ディスク自体の偏心や偏重心、
回転機構であるターンテーブルの偏心やいわゆる面ぶれ
等があっても、ブロックエラーレートが最少となるディ
スクに対するターンテーブルの相対的回転位置からディ
スクの再生動作を開始することができ、高速においても
安定した再生動作を実現することができる。
【0021】また、本発明は、前記制御手段が、前記測
定処理を、前記ディスクの少なくとも内周部及び外周部
の所定箇所で実行することを特徴としている(請求項
4)。
【0022】このような構成によれば、ディスクの内周
側と外周側で回転速度が異なる場合であっても、ブロッ
クエラーレートを精度よく測定することができる。
【0023】また、本発明は、前記制御手段が、前記デ
ィスクに対する前記ターンテーブルの相対的回転位置の
移動を、前記回転検出手段により検出される前記ディス
クモータの回転位置を前記所定角度ずつずらすことで実
行することを特徴としている(請求項5)。
【0024】このような構成によれば、ディスクモータ
の回転位置をずらすため、ディスクに対するターンテー
ブルの相対的回転位置を自動的に移動させることがで
き、ブロックエラーレートが最少となるディスクに対す
るターンテーブルの相対的回転位置を自動で求めること
ができる。
【0025】また、本発明は、前記チャッキング手段
が、チャッキング操作に基づき、装填されたディスクを
チャッキングしてターンテーブルに接触させると共に、
チャッキング解放操作に基づき、前記ディスクと前記タ
ーンテーブルとの接触状態を解放するものであり、前記
チャッキング操作及び前記チャッキング解放操作を検出
する操作検出手段を備え、前記解放処理が、前記操作検
出手段により検出される前記チャッキング解放操作に基
づき、前記ディスクと前記ターンテーブルとの接触状態
を解放するものであり、前記ディスクに対する前記ター
ンテーブルの相対的回転位置の移動が、手動により前記
ディスクを前記所定角度ずつ回転させることで実行され
るものであることを特徴としている(請求項6)。
【0026】このような構成によれば、トレイが自動的
に出没してディスクをターンテーブルにチャッキングす
る構成でない場合に、手動によって、ディスクを所定角
度ずつ回転させ、ディスクに対するターンテーブルの相
対的回転位置を移動させることにより、ブロックエラー
レートが最少となるディスクに対するターンテーブルの
相対的回転位置を求めることができる。
【0027】また、本発明は、前記制御手段により制御
される表示手段を備え、前記表示手段が、前記操作検出
手段により検出される前記チャッキング解放操作に基づ
く前記ディスクと前記ターンテーブルとの接触状態の解
放後に、前記ディスクに対する前記ターンテーブルの相
対的回転位置を、前記所定角度分だけ現在の位置から移
動すべく前記ディスクを回転して再装填する旨のメッセ
ージを表示すると共に、前記ディスクに対する前記ター
ンテーブルの相対的回転位置の1回転に相当する分だ
け、前記ディスクの再装填及びこれに続く前記測定処理
を繰り返した後に、前記ブロックエラーレートが最少と
なる前記ディスクに対する前記ターンテーブルの相対的
回転位置に前記ディスクを回転操作する旨のメッセージ
を表示することを特徴としている(請求項7)。
【0028】このような構成によれば、手動により、デ
ィスクを所定角度ずつ回転させてディスクに対するター
ンテーブルの相対的回転位置を移動させる場合におい
て、表示手段の表示によって、使用者はディスクをどの
ように回転させればよいか容易に把握することができる
ため、ディスクに対するターンテーブルの相対的回転位
置を移動させることができ、ブロックエラーレートが最
少となるディスクに対するターンテーブルの相対的回転
位置を求めることができる。
【0029】
【発明の実施の形態】(第1実施形態)この発明をCD
やCD−ROMなどの情報が記録された光ディスクの再
生に適用した場合の第1実施形態について図1及び図2
を参照して説明する。但し、図1はブロック図、図2は
動作説明用フローチャートである。
【0030】本実施形態におけるディスク再生装置の制
御系は、図1に示すように構成されている。即ち、図1
に示すように、ディスク1へのレーザ光照射及びその反
射光に基づいて情報を読み取るための光ピックアップ3
が設けられ、回転機構を構成するディスクモータ5とタ
ーンテーブルとが一体で回転してディスク1が回転さ
れ、光ピックアップ3により、ディスク1に記録された
情報の読み取り再生が行われる。
【0031】この光ピックアップ3は、ディスク1にレ
ーザ光を照射する半導体レーザ、及びこの半導体レーザ
によるレーザ光のディスク1による反射光を受光するフ
ォトトランジスタ等の受光素子を備えている。
【0032】ディスク1は、図1には示されていない装
置本体に出入自在に設けられたトレイ上に載置され、使
用者によるローディング・アンローディングスイッチの
操作により、ローディング機構が制御されてトレイが装
置本体内に引き込まれ、装置本体内でチャッキング手段
(図示せず)によりディスク1がトレイから離間されて
チャッキングされ、ディスク1がディスクモータ5によ
り回転されるターンテーブル(図示せず)と接触され、
ディスク1がターンテーブルと一体になって回転する。
【0033】ここで、ディスクモータ5は、例えばブレ
シレスモータから成り、回転検出手段7を構成する3個
のホール素子が、ディスクモータ5の1回転当たり6個
のパルスを出力するように均等位置に配設されており、
各ホール素子からの出力パルスを検出することで、モー
タ回転位置がわかる。このような回転検出手段7により
ディスクモータ5の回転位置が検出され、ターンテーブ
ルの向き(位置)が管理されるようになっている。
【0034】そして、光ピックアップ3により、ディス
ク1に記録されている情報が読み出されると、RFアン
プ9によりRF再生信号が増幅されてサーボコントロー
ラ11に出力され、サーボコントローラ11によりサー
ボ信号が生成されてドライバ13に出力され、ドライバ
13から光ピックアップ3及びディスクモータ5にそれ
ぞれドライブ信号が出力され、トラッキングエラーがゼ
ロになるように光ピックアップ3がトラッキング方向
(径方向)に駆動され、目標回転数になるようにディス
クモータ5が回転制御される。
【0035】このとき、RFアンプ9を介してRF再生
信号がサーボコントローラ11に出力されると、サーボ
コントローラ11は、光ピックアップ3及びディスクモ
ータ5を制御し、ディスク1の内周部、中央部及び外周
部の3箇所でブロックエラーレート(BLER)を測定
してそれらの平均値を導出する測定処理を実行すると共
に、ディスクモータ5及びチャッキング手段を制御して
ディスク1の回転駆動を停止した後、ディスク1とター
ンテーブルとの接触状態を解放して、一旦ディスク1を
トレイ上に載置する解放処理を実行する。
【0036】このブロックエラーレート(BLER)の
測定処理では、上記したように、例えば1秒間における
CIRCのエラー訂正回数がブロックエラーレートとし
てカウントされて測定される。
【0037】また、サーボコントローラ11は、ディス
ク1をチャッキング手段により最初にチャッキングした
ときの回転検出手段7によるディスクモータ5の回転位
置を基準位置として、ブロックエラーレート(BLE
R)の測定処理を実行した後に解放処理を実行し、解放
処理の後、回転検出手段7によるディスクモータ5の回
転位置を、1回転を例えば4等分した90゜分だけ現在
位置から移動し、チャッキング手段によりディスク1を
チャッキングしてターンテーブルと再度接触してから測
定処理を実行する。
【0038】そして、サーボコントローラ11は、この
ような解放処理とこれに続く測定処理を、上記した基準
位置からディスクモータ5の1回転に相当する分だけ繰
り返す。更に、装置全体の制御を司るマイクロコンピュ
ータ(以下、マイコンと省略する)15の内蔵メモリ或
いは外付のメモリにより、測定されたブロックエラーレ
ート(BLER)が記憶され、上記したように、ディス
クモータ5が基準位置から1回転する中でブロックエラ
ーレート(BLER)が最少となるディスクモータ5の
回転位置がマイコン15によって求められ、その位置か
らディスク1の再生動作を開始すべく、図3には示され
ていないその他の各部の制御が行われる。このとき、マ
イコン15の制御により液晶ディスプレイ等から成る表
示手段17が制御され、サーボコントローラ11により
測定されたブロックエラーレート(BLER)の表示が
行われる。
【0039】このようなサーボコントローラ11による
ブロックエラーレート(BLER)の測定処理が処理手
段に相当し、サーボコントローラ11による解放処理、
並びに、マイコン15による各部の制御及びブロックエ
ラーレート(BLER)が最少となる回転位置の導出処
理が、制御手段に相当する。
【0040】続いて、ブロックエラーレート(BLE
R)が最少となるディスクモータ5の回転位置の検出処
理について、図2のフローチャートを参照して説明す
る。
【0041】いま、図2に示すように、ブロックエラー
レート(BLER)の測定モードが開始されると、回転
検出手段7によりディスクモータ5の回転位置が検出さ
れてターンテーブルの位置が確認され(S1)、サーボ
コントローラ11によりディスクモータ5が起動され
(S2)、サーボ動作が行われる(S3)。
【0042】そして、サーボコントローラ11によりブ
ロックエラーレート(BLER)の測定が行われ(S
4)、ブロックエラーレート(BLER)の測定値がメ
モリに記憶されると共に表示手段17により表示された
後(S5)、サーボコントローラ11によりディスクモ
ータ5が減速され(S6)、やがてディスクモータ5が
停止されてターンテーブルが初期位置、つまりトレイ上
に載置されたディスクがチャッキングされたときの位置
で停止され(S7)、サーボコントローラ11により、
ディスク1とターンテーブルとの接触状態を解放して一
旦トレイ上にディスク1を載置する解放処理が実行され
る(S8)。
【0043】その後、サーボコントローラ11により、
ディスクモータ5が停止した回転位置から、90゜回転
された位置まで駆動され(S9)、チャッキング手段に
よりディスク1がチャッキングされてターンテーブルと
接触され(S10)、ディスクモータ5が基準位置から
1回転されたか否かの判定がなされ(S11)、この判
定結果がNOであれば上記したステップS2に戻り、判
定結果がYESであれば、ブロックエラーレート(BL
ER)の測定モードは終了する。一方、マイコン15に
より、メモリに記憶されたブロックエラーレート(BL
ER)の測定値から、ブロックエラーレート(BLE
R)が最少となるディスクモータ5の回転位置が求めら
れ、その位置までディスクモータ5が回転されてからデ
ィスク1の再生動作が開始される。
【0044】従って、第1実施形態によれば、トレイに
載置されたディスク1をチャッキング手段により最初に
チャッキングしたときの回転検出手段7によるディスク
モータ5の回転位置を基準位置として、ブロックエラー
レート(BLER)の測定処理が行われた後に、ディス
ク1とターンテーブルとの接触状態を解放する解放処理
が行われ、この測定処理及び解放処理が、ディスクモー
タ5の回転位置で基準位置から1回転に相当する分だけ
自動的に繰り返され、ブロックエラーレート(BLE
R)が最少となるディスクモータ5の回転位置を自動で
求めることができる。
【0045】その結果、ディスク1自体の偏心や偏重
心、ディスク1を回転駆動するターンテーブルの偏心や
いわゆる面ぶれ等があっても、ブロックエラーレート
(BLER)が最少となる回転位置にディスクモータ5
を自動的に設定することができ、最良の位置から常にデ
ィスク1の情報の再生動作を開始することができ、高速
においても安定した再生動作を実現することができる。
【0046】(第2実施形態)この発明の第2実施形態
について図3及び図4を参照して説明する。但し、図3
はブロック図、図4は動作説明用フローチャートであ
る。尚、図3において、図1と同一符号は同一もしくは
相当するものを示し、以下では、主として第1実施形態
と相違する点について説明する。
【0047】本実施形態における再生装置は、上記した
第1実施形態のようにトレイが自動的に出没してディス
ク1をターンテーブルにチャッキングする構成ではな
く、使用者が装置本体の開閉自在のカバーを開けてディ
スク1を装填し、カバーを閉じることにより、チャッキ
ング手段がディスク1をチャッキングしてディスク1と
ターンテーブルとの接触状態を保持する一方、回転停止
したディスク1を取り出す場合には、カバーを開けるこ
とにより、チャッキング手段によるディスク1のチャッ
キングを解放し、ディスク1とターンテーブルとの接触
状態を解放する構成である点が大きく相違している。
【0048】ここで、カバーを開けてからディスク1を
装填してカバーを閉じるという操作がチャッキング操作
に相当し、カバーを開けてからディスクを取り出すとい
う操作がチャッキング解放操作に相当する。更に、図3
に示すように、チャッキング操作及びチャッキング解放
操作を検出する操作検出手段として、例えばカバーの
開、閉によりオン、オフするカバースイッチ21が設け
られ、このカバースイッチ21の状態から、カバーの閉
状態及び開状態を検出してチャッキング操作及びチャッ
キング解放操作を検出する。
【0049】また、本実施形態における装置の制御系の
基本的な構成は、図1に示すものとほぼ同じであるが、
上記したディスク1の装填に関する構成の相違に基づ
き、制御系には次のような相違点がある。
【0050】即ち、第1実施形態では、ブロックエラー
レート(BLER)が最少となる位置を求めるために、
ディスク1に対するターンテーブルの相対的回転位置を
移動させる際、回転検出手段7により検出されるディス
クモータ5の回転位置をずらすことで実現していたのに
対し、本実施形態では、図3に示すように、使用者によ
りカバーを開けて一旦ディスク1を取り出してもらい、
取り出したときの位置から所定角度(例えば、90゜)
回転させてから再度ディスク1を装填してカバーを閉じ
てもらう必要がある。そこで、本実施形態では、例えば
液晶ディスプレイから成る表示手段23に所定のメッセ
ージを表示するように、マイコン15により表示手段2
3を制御するようになっている。
【0051】具体的には、サーボコントローラ11によ
り、ディスク1のブロックエラーレート(BLER)の
測定処理が行われた後に、サーボコントローラ11によ
り一旦ディスクモータ5を制御してディスク1の回転駆
動を停止する停止処理を実行し、使用者に対して上記し
たチャッキング解放操作を促すために、マイコン15に
より表示手段23が制御されてチャッキング解放操作と
してカバーを開放すべき旨のメッセージが表示される。
【0052】このとき、カバーが開放されたときのディ
スク1に対するターンテーブルの相対的回転位置は、チ
ャッキング手段により先にチャッキングしたときのディ
スク1に対するターンテーブルの相対的回転位置のまま
であり、特に最初のチャッキングであれば、カバー開放
時におけるディスク1に対するターンテーブルの相対的
回転位置は基準位置のままである。
【0053】そして、カバースイッチ21によりカバー
の開放、つまり使用者によるチャッキング解放操作が検
出されると、マイコン15により表示手段23が制御さ
れ、基準位置からディスク1に対するターンテーブルの
相対的回転位置を、1回転を4分割した90゜だけずら
すべく、ディスク1を一方向に90゜回転させてから再
装填すべき旨のメッセージが表示される。ここで、ディ
スク1の回転方向は一方向としているが、要するに右回
りのみか、或いは左回りのみかのどちらかであればよ
い。
【0054】更に、90゜回転されたディスク1が再装
填されてから、カバースイッチ21によりカバーの閉
塞、つまり使用者によるチャッキング操作が検出される
と、マイコン15からサーボコントローラ11に測定処
理の実行許可が出され、サーボコントローラ11により
ブロックエラーレート(BLER)の測定処理が行われ
る。
【0055】こうして、上記した基準位置から1回転に
相当する角度分ずつディスク1が回転されて再装填さ
れ、ブロックエラーレート(BLER)の測定が繰り返
されることにより、上記した第1実施形態と同様に、ブ
ロックエラーレート(BLER)が最少となるディスク
1に対するターンテーブルの相対的回転位置が求めら
れ、求められた相対的回転位置でディスク1を装填すべ
く、マイコン15の制御により表示手段23にメッセー
ジが表示され、ディスク1の装填が確認されると、その
位置からディスク1への記録動作が開始されるのであ
る。
【0056】このとき、ブロックエラーレート(BLE
R)の測定毎のデータをマイコン15の内蔵メモリ等に
記憶しておき、マイコン15により、ブロックエラーレ
ート(BLER)が最少になるのは、最初の測定から何
番目の測定であるかを割り出し、最初の基準位置からデ
ィスク1を何度回転した位置であるかを表示手段23に
表示するようにしておくのが望ましい。
【0057】次に、ブロックエラーレート(BLER)
が最少となるディスク1に対するターンテーブルの相対
的回転位置の検出処理について、図4のフローチャート
を参照して説明する。
【0058】いま、図4に示すように、ブロックエラー
レート(BLER)の測定モードが開始されると、回転
検出手段7によりディスクモータ5の回転位置が検出さ
れてターンテーブルの位置が確認され(S21)、サー
ボコントローラ11によりディスクモータ5が起動され
(S22)、サーボ動作が行われる(S23)。
【0059】そして、サーボコントローラ11によりブ
ロックエラーレート(BLER)の測定が行われ(S2
4)、ブロックエラーレート(BLER)の測定値がメ
モリに記憶されると共に表示手段23により表示された
後(S25)、サーボコントローラ11によりディスク
モータ5が減速され(S26)、やがてディスクモータ
5が停止されてターンテーブルが初期位置、つまりトレ
イ上に載置されたディスク1がチャッキングされたとき
の位置関係で停止される(S27)。
【0060】更に、チャッキング解放操作を促すメッセ
ージが表示され(S28)、カバースイッチ21により
カバーの開放、つまりチャッキング解放操作があれば、
ディスク1に対するターンテーブルの相対的回転位置を
一方向に90゜回転させてから再装填すべき旨のメッセ
ージが表示され、このメッセージに従い、90゜回転さ
れたディスク1が再装填されてから、カバースイッチ2
1によりカバーの閉塞、つまりチャッキング操作が行わ
れたことが検出されると(S29)、使用者によってデ
ィスク1が基準位置から1回転されたか否かの判定がな
され(S30)、この判定結果がNOであれば上記した
ステップS22に戻り、判定結果がYESであれば、ブ
ロックエラーレート(BLER)の測定モードが終了す
る。
【0061】従って、第2実施形態によれば、トレイが
自動的に出没してディスクをターンテーブルにチャッキ
ングする構成でない場合に、表示手段23の表示によっ
て、使用者はディスク1をどのように回転させればよい
か容易に把握することができることから、ディスク1に
対するターンテーブルの相対的回転位置を移動させるこ
とができ、ディスク1自体の偏心や偏重心、回転機構で
あるターンテーブルの偏心やいわゆる面ぶれ等があって
も、常にブロックエラーレート(BLER)が最少とな
るディスク1に対するターンテーブルの相対的回転位置
からディスク1の再生動作を開始することができ、高速
においても安定した再生動作を実現することができる。
【0062】なお、上記した第2実施形態において、デ
ィスク1の絶対的な位置を検出する手段として、例えば
ディスク1の表面の印刷文字を読み取って基準となる位
置を定め、表示手段23によりその位置がどこであるか
を使用者にわかるように表示し、使用者がディスク1を
回転(例えば、90゜回転)して再装填する際に、使用
者がディスク1をより正確に回転できるようにするのが
好ましい。
【0063】また、上記した各実施形態では、ディスク
1とターンテーブルとの相対的回転位置をずらす角度を
90゜とした場合について説明したが、特に90゜に限
られるものではなく、要するに1回転(360゜)を等
分した角度ずつずらしていけばよい。
【0064】更に、上記した各実施形態では、ディスク
1をCDやCD−ROM等の記録済みのディスクとした
場合を例示したが、特にCD、CD−ROMに限定され
るものではなく、要するにCD−R,CD−RW等の書
込可能なディスクであっても情報が記録されたものであ
れば、その書込領域の情報再生について本発明を適用す
ることができる。
【0065】また、本発明は上記した実施形態に限定さ
れるものではなく、その趣旨を逸脱しない限りにおいて
上述したもの以外に種々の変更を行うことが可能であ
る。
【0066】
【発明の効果】以上のように、請求項1に記載の発明に
よれば、ディスク自体の偏心や偏重心、回転機構である
ターンテーブルの偏心やいわゆる面ぶれ等があっても、
ブロックエラーレートが最少となる回転位置にディスク
モータを自動的に設定でき、その位置から常にディスク
の再生動作を開始することができ、高速においても安定
した再生動作を実現することが可能な再生装置を提供す
ることができる。
【0067】また、請求項2に記載の発明によれば、ト
レイが自動的に出没してディスクをターンテーブルにチ
ャッキングする構成でない場合に、表示手段の表示によ
って、使用者はディスクをどのように回転させればよい
か容易に把握することができることから、ディスクに対
するターンテーブルの相対的回転位置を移動させること
ができ、ディスク自体の偏心や偏重心、回転機構である
ターンテーブルの偏心やいわゆる面ぶれ等があっても、
ブロックエラーレートが最少となるディスクに対するタ
ーンテーブルの相対的回転位置からディスクの再生動作
を開始することができ、高速においても安定した再生動
作を実現することが可能な再生装置を提供することがで
きる。
【0068】また、請求項3に記載の発明によれば、デ
ィスク自体の偏心や偏重心、回転機構であるターンテー
ブルの偏心やいわゆる面ぶれ等があっても、ブロックエ
ラーレートが最少となるディスクに対するターンテーブ
ルの相対的回転位置からディスクの再生動作を開始する
ことができ、高速においても安定した再生動作を実現す
ることが可能になる。
【0069】また、請求項4に記載の発明によれば、デ
ィスクの内周側と外周側で回転速度が異なる場合であっ
ても、ブロックエラーレートを精度よく測定することが
可能になる。
【0070】また、請求項5に記載の発明によれば、デ
ィスクモータの回転位置をずらすため、ディスクに対す
るターンテーブルの相対的回転位置を自動的に移動させ
ることができ、ブロックエラーレートが最少となるディ
スクに対するターンテーブルの相対的回転位置を自動で
求めてディスクモータをその位置に自動的に設定するこ
とが可能になる。
【0071】また、請求項6に記載の発明によれば、ト
レイが自動的に出没してディスクをターンテーブルにチ
ャッキングする構成でない場合に、手動によって、ディ
スクを所定角度ずつ回転させ、ディスクに対するターン
テーブルの相対的回転位置を移動させることにより、ブ
ロックエラーレートが最少となるディスクに対するター
ンテーブルの相対的回転位置を求めることが可能にな
る。
【0072】また、請求項7に記載の発明によれば、手
動により、ディスクを所定角度ずつ回転させてディスク
に対するターンテーブルの相対的回転位置を移動させる
場合において、表示手段の表示によって、使用者はディ
スクをどのように回転させればよいか容易に把握するこ
とができるため、ディスクに対するターンテーブルの相
対的回転位置を移動させることができ、ブロックエラー
レートが最少となるディスクに対するターンテーブルの
相対的回転位置を求めることが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1実施形態のブロック図である。
【図2】この発明の第1実施形態の動作説明用フローチ
ャートである。
【図3】この発明の第2実施形態のブロック図である。
【図4】この発明の第2実施形態の動作説明用フローチ
ャートである。
【符号の説明】
1 ディスク 3 光ピックアップ 5 ディスクモータ(回転機構) 7 回転検出手段 11 サーボコントローラ(処理手段、制御手段) 15 マイコン(制御手段) 21 カバースイッチ(操作検出手段) 23 表示手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G11B 20/18 G11B 20/18 572F

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 チャッキング手段により、トレイ上に載
    置されたディスクをチャッキングしてターンテーブルに
    接触させ、ディスクモータを備える回転機構により、前
    記ターンテーブルを回転して前記ディスクを回転駆動
    し、前記ディスクに記録された情報を光ピックアップに
    より再生して得られるRF再生信号を処理手段により処
    理し、前記RF再生信号のエラーであるブロックエラー
    を検出してそのエラーレートを測定するディスク再生装
    置において、 前記ディスクモータの回転位置を検出して前記ターンテ
    ーブルの向きを管理する回転検出手段と、制御手段とを
    備え、 前記制御手段が、 前記回転機構、前記光ピックアップ及び前記処理手段を
    制御して、前記ディスクの少なくとも内周部及び外周部
    の所定箇所で前記ブロックエラーレートを測定する測定
    処理、並びに、前記回転機構及び前記チャッキング手段
    を制御して前記ディスクの回転駆動を停止した後、前記
    ディスクと前記ターンテーブルとの接触状態を解放する
    解放処理を実行し、 前記トレイに載置された前記ディスクを前記チャッキン
    グ手段により最初にチャッキングしたときの前記回転検
    出手段による前記ディスクモータの回転位置を基準位置
    として、前記測定処理を行った後に前記解放処理を行
    い、 前記解放処理の後、前記回転検出手段による前記ディス
    クモータの回転位置を、1回転を等分した所定角度分だ
    け現在位置から移動させ、前記チャッキング手段により
    前記ディスクをチャッキングして前記ターンテーブルと
    再度接触させて前記測定処理を行い、 前記解放処理とこれに続く前記測定処理を前記ディスク
    モータの1回転に相当する分だけ繰り返し、前記ブロッ
    クエラーレートが最少となる前記回転検出手段による前
    記ディスクモータの回転位置を求め、求めた前記回転位
    置から前記ディスクの再生動作を開始することを特徴と
    するディスク再生装置。
  2. 【請求項2】 操作検出手段により検出されるチャッキ
    ング操作に基づき、装填されたディスクをチャッキング
    手段によりチャッキングしてターンテーブルに接触させ
    ると共に、前記操作検出手段により検出されるチャッキ
    ング解放操作に基づき、前記チャッキング手段による前
    記ディスクと前記ターンテーブルとの接触状態を解放
    し、ディスクモータを備える回転機構により、前記ター
    ンテーブルを回転して前記ディスクを回転駆動し、前記
    ディスクに記録された情報を光ピックアップにより再生
    して得られるRF再生信号を処理手段により処理し、前
    記RF再生信号のエラーであるブロックエラーを検出し
    てそのエラーレートを測定するディスク再生装置におい
    て、 前記ディスクモータの回転位置を検出する回転検出手段
    と、所定のメッセージを表示する表示手段と、制御手段
    とを備え、 前記制御手段が、 前記回転機構、前記光ピックアップ及び前記処理手段を
    制御して、前記ディスクの少なくとも内周部及び外周部
    の所定箇所で前記ブロックエラーレートを測定する測定
    処理、並びに、測定処理の後に前記回転機構を制御して
    前記ディスクの回転駆動を停止する停止処理を実行し、 装填された前記ディスクを前記チャッキング手段により
    最初にチャッキングしたときの前記ディスクに対する前
    記ターンテーブルの相対的回転位置を基準位置として、
    前記測定処理を行った後に前記停止処理を行い、前記操
    作検出手段により検出される前記チャッキング解放操作
    に基づく前記ディスクと前記ターンテーブルとの接触状
    態の解放を待ち、 前記操作検出手段により検出される前記チャッキング解
    放操作に基づく前記ディスクと前記ターンテーブルとの
    接触状態の解放の後、前記表示手段を制御して、前記デ
    ィスクに対する前記ターンテーブルの相対的回転位置
    を、前記基準位置から1回転を等分した所定角度分だけ
    現在の位置より移動すべく、前記ディスクを回転して再
    装填する旨のメッセージを表示し、前記ディスクの再装
    填後、前記操作検出手段により検出される前記チャッキ
    ング操作に基づき前記ディスクと前記ターンテーブルと
    の接触を待って前記測定処理を行い、 前記操作検出手段により検出される前記チャッキング解
    放操作及び前記ディスクの再装填に続く前記測定処理
    を、前記ディスクに対する前記ターンテーブルの相対的
    回転位置の1回転に相当する分だけ繰り返し、前記ブロ
    ックエラーレートが最少となる前記ディスクに対する前
    記ターンテーブルの相対的回転位置を求め、前記表示手
    段を制御して、求めた前記相対的回転位置に前記ディス
    クを回転して装填操作すべき旨のメッセージを表示し
    て、求めた前記相対的回転位置から前記ディスクの再生
    動作を開始することを特徴とするディスク再生装置。
  3. 【請求項3】 チャッキング手段により、装填されたデ
    ィスクをチャッキングしてターンテーブルに接触させ、
    ディスクモータを備える回転機構により、前記ターンテ
    ーブルを回転して前記ディスクを回転駆動し、前記ディ
    スクに記録された情報を光ピックアップにより再生して
    得られるRF再生信号を処理手段により処理し、前記R
    F再生信号のエラーであるブロックエラーを検出してそ
    のエラーレートを測定するディスク再生装置において、 前記ディスクモータの回転位置を検出して前記ターンテ
    ーブルの向きを管理する回転検出手段と、前記チャッキ
    ング手段、前記回転機構、前記光ピックアップ及び前記
    処理手段を制御する制御手段とを備え、 前記チャッキング手段により最初に前記ディスクをチャ
    ッキングしたときの前記ディスクに対する前記ターンテ
    ーブルの相対的回転位置を基準位置として、前記ブロッ
    クエラーレートを測定する測定処理を行った後に、前記
    ディスクの回転駆動を停止して前記ディスクと前記ター
    ンテーブルとの接触状態を解放する解放処理を行い、 前記解放処理の後、前記ディスクに対する前記ターンテ
    ーブルの相対的回転位置を、1回転を等分した所定角度
    分だけ現在位置より移動させてから、前記ディスクと前
    記ターンテーブルとを再度接触させて前記測定処理を行
    い、 前記解放処理と及びれに続く前記測定処理を、前記ディ
    スクに対する前記ターンテーブルの相対的回転位置の1
    回転に相当する分だけ繰り返し、前記ブロックエラーレ
    ートが最少となる前記ディスクに対する前記ターンテー
    ブルの相対的回転位置を求め、求めた前記相対的回転位
    置から前記ディスクの再生動作を開始することを特徴と
    するディスク再生装置。
  4. 【請求項4】 前記制御手段が、前記測定処理を、前記
    ディスクの少なくとも内周部及び外周部の所定箇所で実
    行することを特徴とする請求項3に記載のディスク再生
    装置。
  5. 【請求項5】 前記制御手段が、前記ディスクに対する
    前記ターンテーブルの相対的回転位置の移動を、前記回
    転検出手段により検出される前記ディスクモータの回転
    位置を前記所定角度ずつずらすことで実行することを特
    徴とする請求項3または4に記載のディスク再生装置。
  6. 【請求項6】 前記チャッキング手段が、チャッキング
    操作に基づき、装填されたディスクをチャッキングして
    ターンテーブルに接触させると共に、チャッキング解放
    操作に基づき、前記ディスクと前記ターンテーブルとの
    接触状態を解放するものであり、前記チャッキング操作
    及び前記チャッキング解放操作を検出する操作検出手段
    を備え、前記解放処理が、前記操作検出手段により検出
    される前記チャッキング解放操作に基づき、前記ディス
    クと前記ターンテーブルとの接触状態を解放するもので
    あり、前記ディスクに対する前記ターンテーブルの相対
    的回転位置の移動が、手動により前記ディスクを前記所
    定角度ずつ回転させることで実行されるものであること
    を特徴とする請求項3または4に記載のディスク再生装
    置。
  7. 【請求項7】 前記制御手段により制御される表示手段
    を備え、前記表示手段が、前記操作検出手段により検出
    される前記チャッキング解放操作に基づく前記ディスク
    と前記ターンテーブルとの接触状態の解放後に、前記デ
    ィスクに対する前記ターンテーブルの相対的回転位置
    を、前記所定角度分だけ現在の位置から移動すべく前記
    ディスクを回転して再装填する旨のメッセージを表示す
    ると共に、前記ディスクに対する前記ターンテーブルの
    相対的回転位置の1回転に相当する分だけ、前記ディス
    クの再装填及びこれに続く前記測定処理を繰り返した後
    に、前記ブロックエラーレートが最少となる前記ディス
    クに対する前記ターンテーブルの相対的回転位置に前記
    ディスクを回転操作する旨のメッセージを表示すること
    を特徴とする請求項6に記載のディスク再生装置。
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