JP2003221523A - 近赤外線吸収色素およびこれを用いた近赤外線吸収材 - Google Patents
近赤外線吸収色素およびこれを用いた近赤外線吸収材Info
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- JP2003221523A JP2003221523A JP2002023397A JP2002023397A JP2003221523A JP 2003221523 A JP2003221523 A JP 2003221523A JP 2002023397 A JP2002023397 A JP 2002023397A JP 2002023397 A JP2002023397 A JP 2002023397A JP 2003221523 A JP2003221523 A JP 2003221523A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 近赤外線吸収能と耐光性に優れた近赤外線吸
収色素およびそれを用いた近赤外線吸収材を提供する。 【解決手段】 特定の置換ベンゼンジチオール金属錯体
アニオンと特定のシアニン色素カチオンとの対イオン結
合体からなる近赤外線吸収色素;該近赤外線吸収色素を
基板上に層状に塗布形成して得られる近赤外線吸収材;
該近赤外線吸収色素とモノマーとを含む組成物を、該モ
ノマーの重合により硬化させて得られる近赤外線吸収
材;該近赤外線吸収色素と樹脂とを混練して得られる樹
脂組成物を所定形状に形成して得られる近赤外線吸収
材。
収色素およびそれを用いた近赤外線吸収材を提供する。 【解決手段】 特定の置換ベンゼンジチオール金属錯体
アニオンと特定のシアニン色素カチオンとの対イオン結
合体からなる近赤外線吸収色素;該近赤外線吸収色素を
基板上に層状に塗布形成して得られる近赤外線吸収材;
該近赤外線吸収色素とモノマーとを含む組成物を、該モ
ノマーの重合により硬化させて得られる近赤外線吸収
材;該近赤外線吸収色素と樹脂とを混練して得られる樹
脂組成物を所定形状に形成して得られる近赤外線吸収
材。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、近赤外線吸収色素
およびこれを用いた近赤外線吸収材に関する。さらに詳
しくは、置換ベンゼンジチオール金属錯体アニオンとシ
アニン色素カチオンとの対イオン結合体からなる近赤外
線吸収色素およびこれを用いた近赤外線吸収材に関す
る。
およびこれを用いた近赤外線吸収材に関する。さらに詳
しくは、置換ベンゼンジチオール金属錯体アニオンとシ
アニン色素カチオンとの対イオン結合体からなる近赤外
線吸収色素およびこれを用いた近赤外線吸収材に関す
る。
【0002】
【従来の技術】近年、赤外線の中でも可視領域に最も近
い近赤外線(波長約780〜2000nm)を吸収する
成分を含む近赤外線吸収材が、種々の分野で使用されて
いる。例えば、プラズマディスプレイパネル用近赤外線
カットフィルム、近赤外線を吸収・カットする機能を有
する半導体受光素子用の光学フィルター、省エネルギー
用に熱線を遮断する近赤外線吸収フィルムや近赤外線吸
収板、太陽光の選択的な利用を目的とする農業用近赤外
線吸収フィルム、近赤外線の吸収熱を利用する記録媒体
等として広く利用されている。これらの近赤外線吸収材
においては、近赤外線を吸収する成分として、一般的
に、近赤外線吸収色素が用いられている。
い近赤外線(波長約780〜2000nm)を吸収する
成分を含む近赤外線吸収材が、種々の分野で使用されて
いる。例えば、プラズマディスプレイパネル用近赤外線
カットフィルム、近赤外線を吸収・カットする機能を有
する半導体受光素子用の光学フィルター、省エネルギー
用に熱線を遮断する近赤外線吸収フィルムや近赤外線吸
収板、太陽光の選択的な利用を目的とする農業用近赤外
線吸収フィルム、近赤外線の吸収熱を利用する記録媒体
等として広く利用されている。これらの近赤外線吸収材
においては、近赤外線を吸収する成分として、一般的
に、近赤外線吸収色素が用いられている。
【0003】近赤外線吸収色素としては、一般に、アン
トラキノン系色素、ナフトキノン系色素、フタロシアニ
ン系色素等の色素が使用されている。しかしながら、ア
ントラキノン系色素、ナフトキノン系色素は、可視光領
域の吸収が大きいので、これらの色素を用いた近赤外線
吸収材は、可視光線の透過率が低いといった問題があ
る。また、フタロシアニン系色素は、近赤外線吸収能に
優れているものの、溶媒に対する溶解性や樹脂との相溶
性が良くない。そこで、それらの特性を高めるために
は、様々な置換基を導入する必要があり、高価となる。
トラキノン系色素、ナフトキノン系色素、フタロシアニ
ン系色素等の色素が使用されている。しかしながら、ア
ントラキノン系色素、ナフトキノン系色素は、可視光領
域の吸収が大きいので、これらの色素を用いた近赤外線
吸収材は、可視光線の透過率が低いといった問題があ
る。また、フタロシアニン系色素は、近赤外線吸収能に
優れているものの、溶媒に対する溶解性や樹脂との相溶
性が良くない。そこで、それらの特性を高めるために
は、様々な置換基を導入する必要があり、高価となる。
【0004】一方、シアニン色素は、種々の吸収波長を
有するものを容易且つ安価に合成できるが、耐光性が悪
く、実用的でなかった。従って、シアニン色素の耐光性
を向上させる方法が望まれている。
有するものを容易且つ安価に合成できるが、耐光性が悪
く、実用的でなかった。従って、シアニン色素の耐光性
を向上させる方法が望まれている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明はこのような事
情のもとで考えられたものであって、本発明の課題は、
近赤外線吸収能と耐光性に優れた近赤外線吸収色素およ
びそれを用いた近赤外線吸収材を提供することにある。
情のもとで考えられたものであって、本発明の課題は、
近赤外線吸収能と耐光性に優れた近赤外線吸収色素およ
びそれを用いた近赤外線吸収材を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、下記に示すと
おりの近赤外線吸収色素およびこれを用いた近赤外線吸
収材を提供するものである。 項1. 下記一般式(1);
おりの近赤外線吸収色素およびこれを用いた近赤外線吸
収材を提供するものである。 項1. 下記一般式(1);
【0007】
【化3】
【0008】(式中、R1、R2は、炭素数1〜6のアル
キル基、炭素数1〜8のアルキルアミノ基、置換基を有
してもよいモルホリノ基、同じくピペリジノ基、同じく
ピロリジノ基、同じくチオモルホリノ基、同じくピペラ
ジノ基または同じくフェニル基を示す。Mは、遷移金属
を示す。)で表される置換ベンゼンジチオール金属錯体
アニオンと下記一般式(2);
キル基、炭素数1〜8のアルキルアミノ基、置換基を有
してもよいモルホリノ基、同じくピペリジノ基、同じく
ピロリジノ基、同じくチオモルホリノ基、同じくピペラ
ジノ基または同じくフェニル基を示す。Mは、遷移金属
を示す。)で表される置換ベンゼンジチオール金属錯体
アニオンと下記一般式(2);
【0009】
【化4】
【0010】(式中、Q1、Q2は、縮合環を有してもよ
い5員または6員の含窒素へテロ環を形成するための原
子群を示す。R3、R4は、炭素数1〜8のアルキル基を
示す。nは、2〜4の整数を示す。)で表されるシアニ
ン色素カチオンとの対イオン結合体からなる近赤外線吸
収色素。 項2. 項1に記載の近赤外線吸収色素を基板上に層状
に塗布形成して得られる、近赤外線吸収材。 項3. 項1に記載の近赤外線吸収色素とモノマーとを
含む組成物を、該モノマーの重合により硬化させて得ら
れる、近赤外線吸収材。 項4. 項1に記載の近赤外線吸収色素と樹脂とを混練
して得られる樹脂組成物を所定形状に形成して得られ
る、近赤外線吸収材。
い5員または6員の含窒素へテロ環を形成するための原
子群を示す。R3、R4は、炭素数1〜8のアルキル基を
示す。nは、2〜4の整数を示す。)で表されるシアニ
ン色素カチオンとの対イオン結合体からなる近赤外線吸
収色素。 項2. 項1に記載の近赤外線吸収色素を基板上に層状
に塗布形成して得られる、近赤外線吸収材。 項3. 項1に記載の近赤外線吸収色素とモノマーとを
含む組成物を、該モノマーの重合により硬化させて得ら
れる、近赤外線吸収材。 項4. 項1に記載の近赤外線吸収色素と樹脂とを混練
して得られる樹脂組成物を所定形状に形成して得られ
る、近赤外線吸収材。
【0011】上記一般式(1)で表される置換ベンゼン
ジチオール金属錯体アニオンと上記一般式(2)で表さ
れるシアニン色素カチオンとの対イオン結合体からなる
近赤外線吸収色素は、耐光性に優れ、溶媒、モノマー等
への溶解度が高く、また、樹脂との相溶性も良好であ
る。従って、近赤外線を遮断するのに十分な量を、溶媒
やモノマー等に溶解させたり、均一に樹脂と混練させる
ことができるため、この近赤外線吸収色素を含む近赤外
線吸収材は、十分な近赤外線吸収能を発揮することがで
きる。
ジチオール金属錯体アニオンと上記一般式(2)で表さ
れるシアニン色素カチオンとの対イオン結合体からなる
近赤外線吸収色素は、耐光性に優れ、溶媒、モノマー等
への溶解度が高く、また、樹脂との相溶性も良好であ
る。従って、近赤外線を遮断するのに十分な量を、溶媒
やモノマー等に溶解させたり、均一に樹脂と混練させる
ことができるため、この近赤外線吸収色素を含む近赤外
線吸収材は、十分な近赤外線吸収能を発揮することがで
きる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明を詳細に説明する。
【0013】本発明の近赤外線吸収色素は、置換ベンゼ
ンジチオール金属錯体アニオンとシアニン色素カチオン
との対イオン結合体からなる。
ンジチオール金属錯体アニオンとシアニン色素カチオン
との対イオン結合体からなる。
【0014】本発明において、近赤外線吸収色素を構成
する、上記一般式(1)で表される置換ベンゼンジチオ
ール金属錯体アニオンは、置換ベンゼンジチオール金属
錯体から誘導される。この置換ベンゼンジチオール金属
錯体は、例えば、特開平9−309886号公報や特開
平10−45767号公報に開示されている方法と同様
の方法で合成することができる。すなわち、まず、置換
ハロゲノベンゼンと水硫化物とを、硫黄および鉄粉の存
在下、極性有機溶媒中で反応させ、置換ベンゼンジチオ
ールの鉄錯体を形成させる。得られた置換ベンゼンジチ
オールの鉄錯体と遷移金属のハロゲン化物とを反応さ
せ、次いで、アンモニウム塩、ホスホニウム塩と反応さ
せることにより、置換ベンゼンジチオール金属錯体を得
ることができる。
する、上記一般式(1)で表される置換ベンゼンジチオ
ール金属錯体アニオンは、置換ベンゼンジチオール金属
錯体から誘導される。この置換ベンゼンジチオール金属
錯体は、例えば、特開平9−309886号公報や特開
平10−45767号公報に開示されている方法と同様
の方法で合成することができる。すなわち、まず、置換
ハロゲノベンゼンと水硫化物とを、硫黄および鉄粉の存
在下、極性有機溶媒中で反応させ、置換ベンゼンジチオ
ールの鉄錯体を形成させる。得られた置換ベンゼンジチ
オールの鉄錯体と遷移金属のハロゲン化物とを反応さ
せ、次いで、アンモニウム塩、ホスホニウム塩と反応さ
せることにより、置換ベンゼンジチオール金属錯体を得
ることができる。
【0015】上記一般式(1)において、R1、R2で表
される置換基は、炭素数1〜6のアルキル基、炭素数1
〜8のアルキルアミノ基、置換基を有してもよいモルホ
リノ基、同じくピペリジノ基、同じくピロリジノ基、同
じくチオモルホリノ基、同じくピペラジノ基または同じ
くフェニル基である。
される置換基は、炭素数1〜6のアルキル基、炭素数1
〜8のアルキルアミノ基、置換基を有してもよいモルホ
リノ基、同じくピペリジノ基、同じくピロリジノ基、同
じくチオモルホリノ基、同じくピペラジノ基または同じ
くフェニル基である。
【0016】炭素数1〜6のアルキル基としては、例え
ば、メチル基、エチル基、イソプロピル基、n−プロピ
ル基、n−ブチル基、sec−ブチル基、tert−ブ
チル基、n−ペンチル基、イソペンチル基、ネオペンチ
ル基、n−ヘキシル基、イソヘキシル基等が挙げられ
る。
ば、メチル基、エチル基、イソプロピル基、n−プロピ
ル基、n−ブチル基、sec−ブチル基、tert−ブ
チル基、n−ペンチル基、イソペンチル基、ネオペンチ
ル基、n−ヘキシル基、イソヘキシル基等が挙げられ
る。
【0017】炭素数1〜8のアルキルアミノ基として
は、例えば、N−メチルアミノ基、N−エチルアミノ
基、N−イソプロピルアミノ基、N−n−プロピルアミ
ノ基、N−n−ブチルアミノ基、N,N−ジメチルアミ
ノ基、N,N−メチルエチルアミノ基、N,N−ジエチ
ルアミノ基、N,N−エチル−イソプロピルアミノ基、
N,N−ジ−イソプロピルアミノ基、N,N−ジ−n−
プロピルアミノ基、N,N−ジ−n−ブチルアミノ基等
が挙げられる。
は、例えば、N−メチルアミノ基、N−エチルアミノ
基、N−イソプロピルアミノ基、N−n−プロピルアミ
ノ基、N−n−ブチルアミノ基、N,N−ジメチルアミ
ノ基、N,N−メチルエチルアミノ基、N,N−ジエチ
ルアミノ基、N,N−エチル−イソプロピルアミノ基、
N,N−ジ−イソプロピルアミノ基、N,N−ジ−n−
プロピルアミノ基、N,N−ジ−n−ブチルアミノ基等
が挙げられる。
【0018】置換基を有してもよいモルホリノ基として
は、例えば、モルホリノ基、2−メチルモルホリノ基、
3−メチルモルホリノ基、4−メチルモルホリノ基、2
−エチルモルホリノ基、4−n−プロピルモルホリノ
基、3−n−ブチルモルホリノ基、2,4−ジメチルモ
ルホリノ基、2,6−ジメチルモルホリノ基、4−フェ
ニルモルホリノ基等が挙げられる。
は、例えば、モルホリノ基、2−メチルモルホリノ基、
3−メチルモルホリノ基、4−メチルモルホリノ基、2
−エチルモルホリノ基、4−n−プロピルモルホリノ
基、3−n−ブチルモルホリノ基、2,4−ジメチルモ
ルホリノ基、2,6−ジメチルモルホリノ基、4−フェ
ニルモルホリノ基等が挙げられる。
【0019】置換基を有してもよいピペリジノ基として
は、例えば、ピペリジノ基、2−メチルピペリジノ基、
3−メチルピペリジノ基、4−メチルピペリジノ基、2
−エチルピペリジノ基、4−n−プロピルピペリジノ
基、3−n−ブチルピペリジノ基、2,4−ジメチルピ
ペリジノ基、2,6−ジメチルピペリジノ基、4−フェ
ニルピペリジノ基等が挙げられる。
は、例えば、ピペリジノ基、2−メチルピペリジノ基、
3−メチルピペリジノ基、4−メチルピペリジノ基、2
−エチルピペリジノ基、4−n−プロピルピペリジノ
基、3−n−ブチルピペリジノ基、2,4−ジメチルピ
ペリジノ基、2,6−ジメチルピペリジノ基、4−フェ
ニルピペリジノ基等が挙げられる。
【0020】置換基を有してもよいピロリジノ基として
は、例えば、ピロリジノ基、2−メチルピロリジノ基、
3−メチルピロリジノ基、4−メチルピロリジノ基、2
−エチルピロリジノ基、4−n−プロピルピロリジノ
基、3−n−ブチルピロリジノ基、2,4−ジメチルピ
ロリジノ基、2,5−ジメチルピロリジノ基、4−フェ
ニルピロリジノ基等が挙げられる。
は、例えば、ピロリジノ基、2−メチルピロリジノ基、
3−メチルピロリジノ基、4−メチルピロリジノ基、2
−エチルピロリジノ基、4−n−プロピルピロリジノ
基、3−n−ブチルピロリジノ基、2,4−ジメチルピ
ロリジノ基、2,5−ジメチルピロリジノ基、4−フェ
ニルピロリジノ基等が挙げられる。
【0021】置換基を有してもよいチオモルホリノ基と
しては、例えば、チオモルホリノ基、2−メチルチオモ
ルホリノ基、3−メチルチオモルホリノ基、4−メチル
チオモルホリノ基、2−エチルチオモルホリノ基、4−
n−プロピルチオモルホリノ基、3−n−ブチルチオモ
ルホリノ基、2,4−ジメチルチオモルホリノ基、2,
6−ジメチルチオモルホリノ基、4−フェニルチオモル
ホリノ基等が挙げられる。
しては、例えば、チオモルホリノ基、2−メチルチオモ
ルホリノ基、3−メチルチオモルホリノ基、4−メチル
チオモルホリノ基、2−エチルチオモルホリノ基、4−
n−プロピルチオモルホリノ基、3−n−ブチルチオモ
ルホリノ基、2,4−ジメチルチオモルホリノ基、2,
6−ジメチルチオモルホリノ基、4−フェニルチオモル
ホリノ基等が挙げられる。
【0022】置換基を有してもよいピペラジノ基として
は、例えば、ピペラジノ基、2−メチルピペラジノ基、
3−メチルピペラジノ基、4−メチルピペラジノ基、2
−エチルピペラジノ基、4−n−プロピルピペラジノ
基、3−n−ブチルピペラジノ基、2,4−ジメチルピ
ペラジノ基、2,6−ジメチルピペラジノ基、4−フェ
ニルピペラジノ基、2−ピリミジルピペラジノ基等が挙
げられる。
は、例えば、ピペラジノ基、2−メチルピペラジノ基、
3−メチルピペラジノ基、4−メチルピペラジノ基、2
−エチルピペラジノ基、4−n−プロピルピペラジノ
基、3−n−ブチルピペラジノ基、2,4−ジメチルピ
ペラジノ基、2,6−ジメチルピペラジノ基、4−フェ
ニルピペラジノ基、2−ピリミジルピペラジノ基等が挙
げられる。
【0023】置換基を有してもよいフェニル基として
は、例えば、フェニル基、2−メチルフェニル基、3−
メチルフェニル基、4−メチルフェニル基、2,6−ジ
メチルフェニル基、4−エチルフェニル基、2−n−プ
ロピルフェニル基、4−n−ブチルフェニル基、2−ク
ロロフェニル基、4−クロロフェニル基、2,4−ジク
ロロフェニル基、2−ブロモフェニル基、4−ブロモフ
ェニル基、2−クロロ−4−ブロモフェニル基、4−ア
ミノフェニル基、2,4−ジアミノフェニル基、2,4
−ジニトロフェニル基、2−アセチルフェニル基、4−
アセチルフェニル基、2−ヒドロキシフェニル基、4−
ヒドロキシフェニル基、2−メトキシフェニル基、4−
メトキシフェニル基、2−メチルチオフェニル基、4−
メチルチオフェニル基等が挙げられる。
は、例えば、フェニル基、2−メチルフェニル基、3−
メチルフェニル基、4−メチルフェニル基、2,6−ジ
メチルフェニル基、4−エチルフェニル基、2−n−プ
ロピルフェニル基、4−n−ブチルフェニル基、2−ク
ロロフェニル基、4−クロロフェニル基、2,4−ジク
ロロフェニル基、2−ブロモフェニル基、4−ブロモフ
ェニル基、2−クロロ−4−ブロモフェニル基、4−ア
ミノフェニル基、2,4−ジアミノフェニル基、2,4
−ジニトロフェニル基、2−アセチルフェニル基、4−
アセチルフェニル基、2−ヒドロキシフェニル基、4−
ヒドロキシフェニル基、2−メトキシフェニル基、4−
メトキシフェニル基、2−メチルチオフェニル基、4−
メチルチオフェニル基等が挙げられる。
【0024】上記一般式(1)においてR1、R2で表さ
れる置換基が、上記した各種の置換基のうち、N,N−
ジエチルアミノ基、モルホリノ基、ピロリジノ基、ピペ
リジノ基、ピペラジノ基、フェニル基であると、特に好
ましい結果が得られる。
れる置換基が、上記した各種の置換基のうち、N,N−
ジエチルアミノ基、モルホリノ基、ピロリジノ基、ピペ
リジノ基、ピペラジノ基、フェニル基であると、特に好
ましい結果が得られる。
【0025】また、Mは、遷移金属を示す。Mで表され
る遷移金属の具体例としては、ニッケル、銅、コバルト
等が挙げられる。
る遷移金属の具体例としては、ニッケル、銅、コバルト
等が挙げられる。
【0026】一方、本発明の近赤外線吸収色素を構成す
るシアニン色素カチオンは、上記一般式(2)で表され
る化合物である。
るシアニン色素カチオンは、上記一般式(2)で表され
る化合物である。
【0027】上記一般式(2)において、Q1、Q2は、
縮合環を有してもよい5員または6員の含窒素へテロ環
を形成するための原子群を示す。すなわち、Q1、Q
2は、これらに隣接する炭素原子に結合する窒素原子と
ともに互いに結合して5員または6員の含窒素へテロ環
を形成し、この含窒素へテロ環は、縮合環を有していて
もよい。この縮合環としては、縮合ベンゼン環、縮合ナ
フタレン環等が挙げられる。
縮合環を有してもよい5員または6員の含窒素へテロ環
を形成するための原子群を示す。すなわち、Q1、Q
2は、これらに隣接する炭素原子に結合する窒素原子と
ともに互いに結合して5員または6員の含窒素へテロ環
を形成し、この含窒素へテロ環は、縮合環を有していて
もよい。この縮合環としては、縮合ベンゼン環、縮合ナ
フタレン環等が挙げられる。
【0028】縮合環を有してもよい5員または6員の含
窒素へテロ環としては、インドレニン環、4,5−ベン
ゾインドレニン環、5,6−ベンゾインドレニン環、チ
アゾール環、ベンゾチアゾール環、オキサゾール環、ベ
ンゾオキサゾール環、ピリジン環、キノリン環、イミダ
ゾール環、ベンゾイミダゾール環、セレナゾール環、ベ
ンゾセレナゾール環、ピリミジン環等が挙げられる。
窒素へテロ環としては、インドレニン環、4,5−ベン
ゾインドレニン環、5,6−ベンゾインドレニン環、チ
アゾール環、ベンゾチアゾール環、オキサゾール環、ベ
ンゾオキサゾール環、ピリジン環、キノリン環、イミダ
ゾール環、ベンゾイミダゾール環、セレナゾール環、ベ
ンゾセレナゾール環、ピリミジン環等が挙げられる。
【0029】これらの環には、ハロゲン原子、アリール
基、炭素数1〜4のアルキル基、同じくアルコキシ基、
同じくアルキルアミノスルファミド基、炭素数1〜8の
アルキルアミノ基等が置換していてもよい。
基、炭素数1〜4のアルキル基、同じくアルコキシ基、
同じくアルキルアミノスルファミド基、炭素数1〜8の
アルキルアミノ基等が置換していてもよい。
【0030】ハロゲン原子としては、臭素原子、塩素原
子、ヨウ素原子等が挙げられる。
子、ヨウ素原子等が挙げられる。
【0031】アリール基としては、単環であっても縮合
環を有するものであってもよく、例えば、フェニル基、
ナフチル基等が挙げられる。これらは、さらに置換基を
有していてもよい。
環を有するものであってもよく、例えば、フェニル基、
ナフチル基等が挙げられる。これらは、さらに置換基を
有していてもよい。
【0032】炭素数1〜4のアルキル基としては、例え
ば、メチル基、エチル基、n−プロピル基、イソプロピ
ル基、n−ブチル基、イソブチル基、sec−ブチル
基、tert−ブチル基、トリフルオロメチル基等が挙
げられる。
ば、メチル基、エチル基、n−プロピル基、イソプロピ
ル基、n−ブチル基、イソブチル基、sec−ブチル
基、tert−ブチル基、トリフルオロメチル基等が挙
げられる。
【0033】炭素数1〜4のアルコキシ基としては、例
えば、メトキシ基、エトキシ基、プロポキシ基、ブトキ
シ基、テトラフルオロプロポキシ基等が挙げられる。
えば、メトキシ基、エトキシ基、プロポキシ基、ブトキ
シ基、テトラフルオロプロポキシ基等が挙げられる。
【0034】炭素数1〜4のアルキルアミノスルファミ
ド基としては、例えば、メチルアミノスルファミド基、
エチルアミノスルファミド基、プロピルアミノスルファ
ミド基、ブチルアミノスルファミド基等が挙げられる。
ド基としては、例えば、メチルアミノスルファミド基、
エチルアミノスルファミド基、プロピルアミノスルファ
ミド基、ブチルアミノスルファミド基等が挙げられる。
【0035】炭素数1〜8のアルキルアミノ基として
は、例えば、N−メチルアミノ基、N,N−ジメチルア
ミノ基、N,N−ジエチルアミノ基、N,N−ジ−n−
ブチルアミノ基等が挙げられる。
は、例えば、N−メチルアミノ基、N,N−ジメチルア
ミノ基、N,N−ジエチルアミノ基、N,N−ジ−n−
ブチルアミノ基等が挙げられる。
【0036】また、R3、R4は、炭素数1〜8のアルキ
ル基を示す。これらには、ヒドロキシ基、ハロゲン原子
(例えば、F、Cl、Br、I等)、アルコキシ基(例
えば、メトキシ基、エトキシ基、プロポキシ基等)等が
置換していてもよい。
ル基を示す。これらには、ヒドロキシ基、ハロゲン原子
(例えば、F、Cl、Br、I等)、アルコキシ基(例
えば、メトキシ基、エトキシ基、プロポキシ基等)等が
置換していてもよい。
【0037】さらに、nは、2〜4の整数を示す。
【0038】上述したシアニン色素カチオンは、シアニ
ン色素から誘導される。より好ましいシアニン色素とし
ては、下記式(3)、(4)または(5)で表されるも
のが挙げられる。これらのシアニン色素は、例えば、下
記式(3)で表される色素は林原生物化学研究所の商品
名NK−2014として、下記式(4)で表される色素
は林原生物化学研究所の商品名NK−427として、下
記式(5)で表される色素は林原生物化学研究所の商品
名NK−123として市販されているものを用いること
ができる。
ン色素から誘導される。より好ましいシアニン色素とし
ては、下記式(3)、(4)または(5)で表されるも
のが挙げられる。これらのシアニン色素は、例えば、下
記式(3)で表される色素は林原生物化学研究所の商品
名NK−2014として、下記式(4)で表される色素
は林原生物化学研究所の商品名NK−427として、下
記式(5)で表される色素は林原生物化学研究所の商品
名NK−123として市販されているものを用いること
ができる。
【0039】
【化5】
【0040】本発明の近赤外線吸収色素を構成する上記
一般式(1)で表される置換ベンゼンジチオール金属錯
体アニオンと上記一般式(2)で表されるシアニン色素
カチオンとの対イオン結合体は、例えば、WO98/3
4988に開示されている方法と同様の方法で製造する
ことができる。すなわち、シアニン色素と置換ベンゼン
ジチオール金属錯体とを、有機溶媒(好ましくはジクロ
ロエタン、ジクロロメタン等)に溶解する。これに、洗
浄用の蒸留水を加えて、混合、分離を好ましくは3回以
上行って、洗浄し、不要なイオン成分を除去する。その
後、脱水剤(好ましくは無水塩化カルシウム等)を加え
て脱水し、脱水剤を濾別した後、濃縮し、メタノール等
のアルコール系溶剤を加えて、析出させることにより製
造することができる。
一般式(1)で表される置換ベンゼンジチオール金属錯
体アニオンと上記一般式(2)で表されるシアニン色素
カチオンとの対イオン結合体は、例えば、WO98/3
4988に開示されている方法と同様の方法で製造する
ことができる。すなわち、シアニン色素と置換ベンゼン
ジチオール金属錯体とを、有機溶媒(好ましくはジクロ
ロエタン、ジクロロメタン等)に溶解する。これに、洗
浄用の蒸留水を加えて、混合、分離を好ましくは3回以
上行って、洗浄し、不要なイオン成分を除去する。その
後、脱水剤(好ましくは無水塩化カルシウム等)を加え
て脱水し、脱水剤を濾別した後、濃縮し、メタノール等
のアルコール系溶剤を加えて、析出させることにより製
造することができる。
【0041】本発明において、上記一般式(1)で表さ
れる置換ベンゼンジチオール金属錯体アニオンと上記一
般式(2)で表されるシアニン色素カチオンとの対イオ
ン結合体からなる近赤外線吸収色素を使用するに際して
は、該近赤外線吸収色素を溶媒やモノマーに溶解した
り、あるいは樹脂と混練する。その後、用途、目的等に
応じて種々の形態とされ、近赤外線吸収材として用いら
れる。以下に、その実施の態様を説明する。
れる置換ベンゼンジチオール金属錯体アニオンと上記一
般式(2)で表されるシアニン色素カチオンとの対イオ
ン結合体からなる近赤外線吸収色素を使用するに際して
は、該近赤外線吸収色素を溶媒やモノマーに溶解した
り、あるいは樹脂と混練する。その後、用途、目的等に
応じて種々の形態とされ、近赤外線吸収材として用いら
れる。以下に、その実施の態様を説明する。
【0042】(1)第1の態様(基板への色素溶液の塗
布) 近赤外線吸収色素を溶媒に溶解して得られた溶液を、ガ
ラスまたは樹脂の基板上に塗布し、乾燥させて溶媒を除
去する。溶媒を除去した後、基板上には、近赤外線吸収
色素を含む層が残る。
布) 近赤外線吸収色素を溶媒に溶解して得られた溶液を、ガ
ラスまたは樹脂の基板上に塗布し、乾燥させて溶媒を除
去する。溶媒を除去した後、基板上には、近赤外線吸収
色素を含む層が残る。
【0043】上記溶媒としては、トルエン、キシレン、
ペンタン、ヘキサン、ヘプタン、シクロヘキサン等の炭
化水素類;メタノール、エタノール、イソプロパノー
ル、2,2,3,3−テトラフルオロプロパノール等の
アルコール類;メチルセロソルブ、エチルセロソルブ等
のセロソルブ類;酢酸エチル、酢酸プロピル、酢酸ブチ
ル等のエステル類;アセトン、メチルエチルケトン、メ
チルイソブチルケトン等のケトン類等が例示される。こ
れらの溶媒は、単独で、または2種以上を混合して用い
てもよい。
ペンタン、ヘキサン、ヘプタン、シクロヘキサン等の炭
化水素類;メタノール、エタノール、イソプロパノー
ル、2,2,3,3−テトラフルオロプロパノール等の
アルコール類;メチルセロソルブ、エチルセロソルブ等
のセロソルブ類;酢酸エチル、酢酸プロピル、酢酸ブチ
ル等のエステル類;アセトン、メチルエチルケトン、メ
チルイソブチルケトン等のケトン類等が例示される。こ
れらの溶媒は、単独で、または2種以上を混合して用い
てもよい。
【0044】上記基板としては、ガラス、樹脂等の透明
部材が用いられる。樹脂としては、ポリエチレンテレフ
タレート樹脂、ポリメチルメタクリレート樹脂、ポリカ
ーボネート樹脂、ポリエチレン樹脂、ポリサルホン樹
脂、ポリエーテルサルホン樹脂、ポリアミド樹脂、ポリ
塩化ビニル樹脂、ポリアクリレート樹脂等の透明性の高
い樹脂が好ましい。上記基板は、フレキシブルなもので
あっても、ハードなものであってもよく、板状、シート
状またはフィルム状とすることができる。
部材が用いられる。樹脂としては、ポリエチレンテレフ
タレート樹脂、ポリメチルメタクリレート樹脂、ポリカ
ーボネート樹脂、ポリエチレン樹脂、ポリサルホン樹
脂、ポリエーテルサルホン樹脂、ポリアミド樹脂、ポリ
塩化ビニル樹脂、ポリアクリレート樹脂等の透明性の高
い樹脂が好ましい。上記基板は、フレキシブルなもので
あっても、ハードなものであってもよく、板状、シート
状またはフィルム状とすることができる。
【0045】上記近赤外線吸収色素溶液の上記基板への
塗布方法としては、バーコート法、スピンコート法等が
挙げられる。この場合、上記溶液にバインダーを添加し
てもよい。バインダーとしては、酢酸セルロース、アク
リル樹脂、フェノール樹脂、エポキシ樹脂等の樹脂が好
ましい。これらの樹脂は、単独で、または2種以上を混
合して用いてもよい。
塗布方法としては、バーコート法、スピンコート法等が
挙げられる。この場合、上記溶液にバインダーを添加し
てもよい。バインダーとしては、酢酸セルロース、アク
リル樹脂、フェノール樹脂、エポキシ樹脂等の樹脂が好
ましい。これらの樹脂は、単独で、または2種以上を混
合して用いてもよい。
【0046】近赤外線吸収色素の使用量は、溶媒100
重量部に対して0.01〜10重量部が好ましく、より
好ましくは0.1〜5重量部である。0.01重量部未
満だと近赤外線吸収能が十分ではなく、また10重量部
を超えて用いても不溶部分が残り、不透明な部分が形成
されるおそれがあるため、上記範囲が好ましい。
重量部に対して0.01〜10重量部が好ましく、より
好ましくは0.1〜5重量部である。0.01重量部未
満だと近赤外線吸収能が十分ではなく、また10重量部
を超えて用いても不溶部分が残り、不透明な部分が形成
されるおそれがあるため、上記範囲が好ましい。
【0047】(2)第2の態様(色素とモノマーとを含
む組成物の硬化) 近赤外線吸収色素、モノマーおよび重合開始剤を含む硬
化性組成物を、モールドに注入して重合硬化させるか、
または、ガラス板上にキャストして重合硬化させて、近
赤外線吸収材を得る。この近赤外線吸収材は、例えば、
シート状や板状の構造を採ることができる。
む組成物の硬化) 近赤外線吸収色素、モノマーおよび重合開始剤を含む硬
化性組成物を、モールドに注入して重合硬化させるか、
または、ガラス板上にキャストして重合硬化させて、近
赤外線吸収材を得る。この近赤外線吸収材は、例えば、
シート状や板状の構造を採ることができる。
【0048】上記モノマーとしては、メタクリル酸エス
テル類、アクリル酸エステル類、芳香族および脂肪族ビ
ニル類、グリシジルエーテル類、ビニルスルフィド類、
ビニルエーテル類等が挙げられる。
テル類、アクリル酸エステル類、芳香族および脂肪族ビ
ニル類、グリシジルエーテル類、ビニルスルフィド類、
ビニルエーテル類等が挙げられる。
【0049】上記メタクリル酸エステル類としては、例
えば、メタクリル酸メチル、メタクリル酸エチル、エチ
レングリコールジメタクリレート、グリシジルメタクリ
レート、ビス(4−メタクリロイルチオフェニル)スル
フィド、ビス(2−メタクリロイルチオエチル)スルフ
ィド等が挙げられる。
えば、メタクリル酸メチル、メタクリル酸エチル、エチ
レングリコールジメタクリレート、グリシジルメタクリ
レート、ビス(4−メタクリロイルチオフェニル)スル
フィド、ビス(2−メタクリロイルチオエチル)スルフ
ィド等が挙げられる。
【0050】上記アクリル酸エステル類としては、例え
ば、アクリル酸メチル、アクリル酸エチル、エチレング
リコールジアクリレート、グリシジルアクリレート等が
挙げられる。
ば、アクリル酸メチル、アクリル酸エチル、エチレング
リコールジアクリレート、グリシジルアクリレート等が
挙げられる。
【0051】芳香族および脂肪族ビニル類としては、例
えば、スチレン、クロロスチレン、ヒドロキシスチレ
ン、α−メチルスチレン、ジビニルベンゼン、4−ビニ
ルシクロへキセン、1,5−シクロオクタジエン等が挙
げられる。
えば、スチレン、クロロスチレン、ヒドロキシスチレ
ン、α−メチルスチレン、ジビニルベンゼン、4−ビニ
ルシクロへキセン、1,5−シクロオクタジエン等が挙
げられる。
【0052】グリシジルエーテル類としては、例えば、
アリルグリシジルエーテル、フェニルグリシジルエーテ
ル、トリメチロールプロパングリシジルエーテル、1,
6−へキサンジオールグリシジルエーテル等が挙げられ
る。
アリルグリシジルエーテル、フェニルグリシジルエーテ
ル、トリメチロールプロパングリシジルエーテル、1,
6−へキサンジオールグリシジルエーテル等が挙げられ
る。
【0053】ビニルスルフィド類としては、例えば、プ
ロピルビニルスルフィド、フェニルビニルスルフィド、
ビス(4−ビニルチオフェニル)スルフィド等が挙げら
れる。
ロピルビニルスルフィド、フェニルビニルスルフィド、
ビス(4−ビニルチオフェニル)スルフィド等が挙げら
れる。
【0054】ビニルエーテル類としては、例えば、プロ
ピルビニルエーテル、フェニルビニルエーテル、ビス
(4−ビニルオキシフェニル)スルフィド等が挙げられ
る。
ピルビニルエーテル、フェニルビニルエーテル、ビス
(4−ビニルオキシフェニル)スルフィド等が挙げられ
る。
【0055】これらのモノマーは、単独で、または2種
以上を混合して用いてもよい。
以上を混合して用いてもよい。
【0056】硬化方法としては、特に限定されず、熱硬
化法、紫外線や電子線等を用いる光硬化法等から、用途
等に応じて適宜選択すればよい。
化法、紫外線や電子線等を用いる光硬化法等から、用途
等に応じて適宜選択すればよい。
【0057】上記近赤外線吸収色素の使用量は、モノマ
ー100重量部に対して0.01〜20重量部が好まし
く、より好ましくは0.05〜10重量部である。0.
01重量部未満だと近赤外線吸収能が十分ではなく、ま
た20重量部を超えて用いても不溶部分が残り、不透明
な部分が吸収材に形成されるおそれがあるため、上記範
囲が好ましい。
ー100重量部に対して0.01〜20重量部が好まし
く、より好ましくは0.05〜10重量部である。0.
01重量部未満だと近赤外線吸収能が十分ではなく、ま
た20重量部を超えて用いても不溶部分が残り、不透明
な部分が吸収材に形成されるおそれがあるため、上記範
囲が好ましい。
【0058】熱硬化反応において用いられる重合開始剤
としては、例えば、2,2’−アゾビス(2−メチルブ
チロニトリル)、2,2’−アゾビス(2−イソブチロ
ニトリル)、2,2’−アゾビス(2,4−ジメチルバ
レロニトリル)等のアゾ化合物;メチルエチルケトンパ
ーオキサイド、メチルイソブチルケトンパーオキサイ
ド、tert−ブチルパーオキシイソブチレート、ベン
ゾイルパーオキサイド等の過酸化物等が挙げられる。
としては、例えば、2,2’−アゾビス(2−メチルブ
チロニトリル)、2,2’−アゾビス(2−イソブチロ
ニトリル)、2,2’−アゾビス(2,4−ジメチルバ
レロニトリル)等のアゾ化合物;メチルエチルケトンパ
ーオキサイド、メチルイソブチルケトンパーオキサイ
ド、tert−ブチルパーオキシイソブチレート、ベン
ゾイルパーオキサイド等の過酸化物等が挙げられる。
【0059】光硬化反応において用いられる重合開始剤
としては、例えば、2,2−ジエトキシアセトフェノ
ン、2,2−ジエトキシ−2−フェニルアセトフェノ
ン、ベンゾフェノン、1−(4−イソプロピルフェニ
ル)−2−ヒドロキシ−2−メチルプロパン−1−オ
ン、ベンゾインイソプロピルエーテル、2,4−ジメチ
ルチオキサントン、2,4,6−トリメチルベンゾイル
ジフェニルホスフィンオキサイド等が挙げられる。
としては、例えば、2,2−ジエトキシアセトフェノ
ン、2,2−ジエトキシ−2−フェニルアセトフェノ
ン、ベンゾフェノン、1−(4−イソプロピルフェニ
ル)−2−ヒドロキシ−2−メチルプロパン−1−オ
ン、ベンゾインイソプロピルエーテル、2,4−ジメチ
ルチオキサントン、2,4,6−トリメチルベンゾイル
ジフェニルホスフィンオキサイド等が挙げられる。
【0060】重合開始剤の使用量は、モノマー100重
量部に対して0.01〜2重量部が好ましく、より好ま
しくは0.1〜1重量部である。硬化温度、硬化時間
は、本発明の近赤外線吸収材の用途、形状、使用する重
合開始剤の種類により異なるが、硬化温度は0〜200
℃が好ましく、より好ましくは10〜150℃である。
硬化時間は0.5分〜50時間が好ましく、より好まし
くは1分〜20時間である。
量部に対して0.01〜2重量部が好ましく、より好ま
しくは0.1〜1重量部である。硬化温度、硬化時間
は、本発明の近赤外線吸収材の用途、形状、使用する重
合開始剤の種類により異なるが、硬化温度は0〜200
℃が好ましく、より好ましくは10〜150℃である。
硬化時間は0.5分〜50時間が好ましく、より好まし
くは1分〜20時間である。
【0061】(3)第3の態様(色素を含有する樹脂組
成物の成形) 近赤外線吸収色素と樹脂(例えば、樹脂粉体や樹脂ペレ
ット)とを含む樹脂組成物を、溶融押出機にて混練・押
出し、シート、フィルム、その他の形状に成形する。さ
らに、成形したシート(原反)を、周知の延伸方法によ
り1軸ないしは2軸に延伸してフィルムとしてもよい。
成物の成形) 近赤外線吸収色素と樹脂(例えば、樹脂粉体や樹脂ペレ
ット)とを含む樹脂組成物を、溶融押出機にて混練・押
出し、シート、フィルム、その他の形状に成形する。さ
らに、成形したシート(原反)を、周知の延伸方法によ
り1軸ないしは2軸に延伸してフィルムとしてもよい。
【0062】上記近赤外線吸収色素と混練される樹脂と
しては、ポリエチレンテレフタレート樹脂、ポリメチル
メタクリレート樹脂、ポリカーボネート樹脂、ポリエチ
レン樹脂、ポリサルホン樹脂、ポリエーテルサルホン樹
脂、ポリアミド樹脂、ポリ塩化ビニル樹脂、ポリアクリ
レート樹脂等の透明性の高い樹脂が好ましい。また、樹
脂組成物中には、上記以外に紫外線吸収剤、酸化防止
剤、着色剤、可塑剤、界面活性剤、帯電防止剤、滑剤、
難燃剤、分散剤等を含有させてもよい。
しては、ポリエチレンテレフタレート樹脂、ポリメチル
メタクリレート樹脂、ポリカーボネート樹脂、ポリエチ
レン樹脂、ポリサルホン樹脂、ポリエーテルサルホン樹
脂、ポリアミド樹脂、ポリ塩化ビニル樹脂、ポリアクリ
レート樹脂等の透明性の高い樹脂が好ましい。また、樹
脂組成物中には、上記以外に紫外線吸収剤、酸化防止
剤、着色剤、可塑剤、界面活性剤、帯電防止剤、滑剤、
難燃剤、分散剤等を含有させてもよい。
【0063】近赤外線吸収色素の使用量は、樹脂100
重量部に対して0.01〜20重量部が好ましく、より
好ましくは0.1〜10重量部である。0.01重量部
未満だと近赤外線吸収能が十分ではなく、また20重量
部を超えて用いても不溶部分が残り、不透明な部分が吸
収材に形成されるおそれがあるため、上記範囲が好まし
い。
重量部に対して0.01〜20重量部が好ましく、より
好ましくは0.1〜10重量部である。0.01重量部
未満だと近赤外線吸収能が十分ではなく、また20重量
部を超えて用いても不溶部分が残り、不透明な部分が吸
収材に形成されるおそれがあるため、上記範囲が好まし
い。
【0064】溶融温度としては150〜350℃が好ま
しく、より好ましくは200〜300℃である。
しく、より好ましくは200〜300℃である。
【0065】
【実施例】以下、実施例により本発明についてさらに詳
しく説明するが、本発明はこれらの実施例に限定される
ものではない。
しく説明するが、本発明はこれらの実施例に限定される
ものではない。
【0066】合成例1
4−(モルホリノスルホニル)−1,2−ジクロロベン
ゼン59.2g(0.2モル)に、N,N−ジメチルホ
ルムアミド183gおよび70重量%水硫化ナトリウム
水溶液33.6g(0.42モル)を加え、65℃で3
時間反応させた。この溶液に、鉄粉5.9g(0.11
モル)および硫黄末6.7g(0.21モル)を添加
し、90〜95℃で6時間反応させた。
ゼン59.2g(0.2モル)に、N,N−ジメチルホ
ルムアミド183gおよび70重量%水硫化ナトリウム
水溶液33.6g(0.42モル)を加え、65℃で3
時間反応させた。この溶液に、鉄粉5.9g(0.11
モル)および硫黄末6.7g(0.21モル)を添加
し、90〜95℃で6時間反応させた。
【0067】得られた反応液に室温でメタノール108
0gを加えた後、28重量%ナトリウムメチラート溶液
77.2g(ナトリウムメチラートとして0.21モ
ル)を添加して1時間撹拌し、塩化ニッケル(II)6
水和物22.9g(0.1モル)を添加して、さらに室
温で3時間反応させた。次いで、この反応液にテトラブ
チルアンモニウムブロマイド32.2g(0.1モル)
を添加し、室温で空気を吹き込みながら2時間反応させ
た。
0gを加えた後、28重量%ナトリウムメチラート溶液
77.2g(ナトリウムメチラートとして0.21モ
ル)を添加して1時間撹拌し、塩化ニッケル(II)6
水和物22.9g(0.1モル)を添加して、さらに室
温で3時間反応させた。次いで、この反応液にテトラブ
チルアンモニウムブロマイド32.2g(0.1モル)
を添加し、室温で空気を吹き込みながら2時間反応させ
た。
【0068】かくして得られた反応液を濃縮し、シリカ
ゲルカラムクロマトグラフィーにより精製を行い、目的
とする緑色の置換ベンゼンジチオール金属錯体D1(下
記の表1を参照)を36.6g得た。この錯体の近赤外
線領域での最大吸収波長(λmax)を分光光度計で測
定したところ858nmであり、また、モル吸光係数を
分光光度計で測定したところ15500であった。
ゲルカラムクロマトグラフィーにより精製を行い、目的
とする緑色の置換ベンゼンジチオール金属錯体D1(下
記の表1を参照)を36.6g得た。この錯体の近赤外
線領域での最大吸収波長(λmax)を分光光度計で測
定したところ858nmであり、また、モル吸光係数を
分光光度計で測定したところ15500であった。
【0069】合成例2〜7
さらに、合成例1と同様にして各種の置換ベンゼンジチ
オール金属錯体D2〜D7を合成した。各置換ベンゼン
ジチオール金属錯体の構造式を、上記置換ベンゼンジチ
オール金属錯体D1と併せて表1に示す。
オール金属錯体D2〜D7を合成した。各置換ベンゼン
ジチオール金属錯体の構造式を、上記置換ベンゼンジチ
オール金属錯体D1と併せて表1に示す。
【0070】
【表1】
【0071】実施例1
シアニン色素(林原生物化学研究所の商品名NK−20
14)6.1g(0.01モル)と金属錯体(D1)
8.8g(0.01モル)とをジクロロメタン450g
に溶解した。得られた溶液に蒸留水300gを加えて、
洗浄した。この操作を3回行い、不要なイオン成分を除
去した。次いで、無水塩化カルシウム10gを加えて脱
水した後、脱水剤を濾別した。得られた溶液を濃縮し、
メタノール300gを加えて、析出させて、濾過、乾燥
し、対イオン結合体からなる近赤外線吸収色素11.0
gを得た。
14)6.1g(0.01モル)と金属錯体(D1)
8.8g(0.01モル)とをジクロロメタン450g
に溶解した。得られた溶液に蒸留水300gを加えて、
洗浄した。この操作を3回行い、不要なイオン成分を除
去した。次いで、無水塩化カルシウム10gを加えて脱
水した後、脱水剤を濾別した。得られた溶液を濃縮し、
メタノール300gを加えて、析出させて、濾過、乾燥
し、対イオン結合体からなる近赤外線吸収色素11.0
gを得た。
【0072】実施例2
シアニン色素(林原生物化学研究所の商品名NK−42
7)6.4g(0.01モル)と金属錯体(D1)8.
8g(0.01モル)とをジクロロメタン450gに溶
解した。得られた溶液に蒸留水300gを加えて、洗浄
した。この操作を3回行い、不要なイオン成分を除去し
た。次いで、無水塩化カルシウム10gを加えて脱水し
た後、脱水剤を濾別した。得られた溶液を濃縮し、メタ
ノール300gを加えて、析出させて、濾過、乾燥し、
対イオン結合体からなる近赤外線吸収色素11.1gを
得た。
7)6.4g(0.01モル)と金属錯体(D1)8.
8g(0.01モル)とをジクロロメタン450gに溶
解した。得られた溶液に蒸留水300gを加えて、洗浄
した。この操作を3回行い、不要なイオン成分を除去し
た。次いで、無水塩化カルシウム10gを加えて脱水し
た後、脱水剤を濾別した。得られた溶液を濃縮し、メタ
ノール300gを加えて、析出させて、濾過、乾燥し、
対イオン結合体からなる近赤外線吸収色素11.1gを
得た。
【0073】実施例3
シアニン色素(林原生物化学研究所の商品名NK−12
3)5.3g(0.01モル)と金属錯体(D1)8.
8g(0.01モル)とをジクロロメタン450gに溶
解した。得られた溶液に蒸留水300gを加えて、洗浄
した。この操作を3回行い、不要なイオン成分を除去し
た。次いで、無水塩化カルシウム10gを加えて脱水し
た後、脱水剤を濾別した。得られた溶液を濃縮し、メタ
ノール300gを加えて、析出させて、濾過、乾燥し、
対イオン結合体からなる近赤外線吸収色素9.9gを得
た。
3)5.3g(0.01モル)と金属錯体(D1)8.
8g(0.01モル)とをジクロロメタン450gに溶
解した。得られた溶液に蒸留水300gを加えて、洗浄
した。この操作を3回行い、不要なイオン成分を除去し
た。次いで、無水塩化カルシウム10gを加えて脱水し
た後、脱水剤を濾別した。得られた溶液を濃縮し、メタ
ノール300gを加えて、析出させて、濾過、乾燥し、
対イオン結合体からなる近赤外線吸収色素9.9gを得
た。
【0074】実施例4
シアニン色素(林原生物化学研究所の商品名NK−20
14)6.1g(0.01モル)と金属錯体(D2)
9.0g(0.01モル)とをジクロロメタン450g
に溶解した。得られた溶液に蒸留水300gを加えて、
洗浄した。この操作を3回行い、不要なイオン成分を除
去した。次いで、無水塩化カルシウム10gを加えて脱
水した後、脱水剤を濾別した。得られた溶液を濃縮し、
メタノール300gを加えて、析出させて、濾過、乾燥
し、対イオン結合体からなる近赤外線吸収色素11.1
gを得た。
14)6.1g(0.01モル)と金属錯体(D2)
9.0g(0.01モル)とをジクロロメタン450g
に溶解した。得られた溶液に蒸留水300gを加えて、
洗浄した。この操作を3回行い、不要なイオン成分を除
去した。次いで、無水塩化カルシウム10gを加えて脱
水した後、脱水剤を濾別した。得られた溶液を濃縮し、
メタノール300gを加えて、析出させて、濾過、乾燥
し、対イオン結合体からなる近赤外線吸収色素11.1
gを得た。
【0075】実施例5
シアニン色素(林原生物化学研究所の商品名NK−20
14)6.1g(0.01モル)と金属錯体(D3)
9.1g(0.01モル)とをジクロロメタン450g
に溶解した。得られた溶液に蒸留水300gを加えて、
洗浄した。この操作を3回行い、不要なイオン成分を除
去した。次いで、無水塩化カルシウム10gを加えて脱
水した後、脱水剤を濾別した。得られた溶液を濃縮し、
メタノール300gを加えて、析出させて、濾過、乾燥
し、対イオン結合体からなる近赤外線吸収色素11.2
gを得た。
14)6.1g(0.01モル)と金属錯体(D3)
9.1g(0.01モル)とをジクロロメタン450g
に溶解した。得られた溶液に蒸留水300gを加えて、
洗浄した。この操作を3回行い、不要なイオン成分を除
去した。次いで、無水塩化カルシウム10gを加えて脱
水した後、脱水剤を濾別した。得られた溶液を濃縮し、
メタノール300gを加えて、析出させて、濾過、乾燥
し、対イオン結合体からなる近赤外線吸収色素11.2
gを得た。
【0076】実施例6
シアニン色素(林原生物化学研究所の商品名NK−20
14)6.1g(0.01モル)と金属錯体(D4)
9.1g(0.01モル)とをジクロロメタン450g
に溶解した。得られた溶液に蒸留水300gを加えて、
洗浄した。この操作を3回行い、不要なイオン成分を除
去した。次いで、無水塩化カルシウム10gを加えて脱
水した後、脱水剤を濾別した。得られた溶液を濃縮し、
メタノール300gを加えて、析出させて、濾過、乾燥
し、対イオン結合体からなる近赤外線吸収色素11.1
gを得た。
14)6.1g(0.01モル)と金属錯体(D4)
9.1g(0.01モル)とをジクロロメタン450g
に溶解した。得られた溶液に蒸留水300gを加えて、
洗浄した。この操作を3回行い、不要なイオン成分を除
去した。次いで、無水塩化カルシウム10gを加えて脱
水した後、脱水剤を濾別した。得られた溶液を濃縮し、
メタノール300gを加えて、析出させて、濾過、乾燥
し、対イオン結合体からなる近赤外線吸収色素11.1
gを得た。
【0077】実施例7
シアニン色素(林原生物化学研究所の商品名NK−20
14)6.1g(0.01モル)と金属錯体(D5)
8.5g(0.01モル)とをジクロロメタン450g
に溶解した。得られた溶液に蒸留水300gを加えて、
洗浄した。この操作を3回行い、不要なイオン成分を除
去した。次いで、無水塩化カルシウム10gを加えて脱
水した後、脱水剤を濾別した。得られた溶液を濃縮し、
メタノール300gを加えて、析出させて、濾過、乾燥
し、対イオン結合体からなる近赤外線吸収色素10.6
gを得た。
14)6.1g(0.01モル)と金属錯体(D5)
8.5g(0.01モル)とをジクロロメタン450g
に溶解した。得られた溶液に蒸留水300gを加えて、
洗浄した。この操作を3回行い、不要なイオン成分を除
去した。次いで、無水塩化カルシウム10gを加えて脱
水した後、脱水剤を濾別した。得られた溶液を濃縮し、
メタノール300gを加えて、析出させて、濾過、乾燥
し、対イオン結合体からなる近赤外線吸収色素10.6
gを得た。
【0078】実施例8
シアニン色素(林原生物化学研究所の商品名NK−20
14)6.1g(0.01モル)と金属錯体(D6)
9.3g(0.01モル)とをジクロロメタン450g
に溶解した。得られた溶液に蒸留水300gを加えて、
洗浄した。この操作を3回行い、不要なイオン成分を除
去した。次いで、無水塩化カルシウム10gを加えて脱
水した後、脱水剤を濾別した。得られた溶液を濃縮し、
メタノール300gを加えて、析出させて、濾過、乾燥
し、対イオン結合体からなる近赤外線吸収色素11.2
gを得た。
14)6.1g(0.01モル)と金属錯体(D6)
9.3g(0.01モル)とをジクロロメタン450g
に溶解した。得られた溶液に蒸留水300gを加えて、
洗浄した。この操作を3回行い、不要なイオン成分を除
去した。次いで、無水塩化カルシウム10gを加えて脱
水した後、脱水剤を濾別した。得られた溶液を濃縮し、
メタノール300gを加えて、析出させて、濾過、乾燥
し、対イオン結合体からなる近赤外線吸収色素11.2
gを得た。
【0079】実施例9
シアニン色素(林原生物化学研究所の商品名NK−20
14)6.1g(0.01モル)と金属錯体(D7)
8.8g(0.01モル)とをジクロロメタン450g
に溶解した。得られた溶液に蒸留水300gを加えて、
洗浄した。この操作を3回行い、不要なイオン成分を除
去した。次いで、無水塩化カルシウム10gを加えて脱
水した後、脱水剤を濾別した。得られた溶液を濃縮し、
メタノール300gを加えて、析出させて、濾過、乾燥
し、対イオン結合体からなる近赤外線吸収色素10.9
gを得た。
14)6.1g(0.01モル)と金属錯体(D7)
8.8g(0.01モル)とをジクロロメタン450g
に溶解した。得られた溶液に蒸留水300gを加えて、
洗浄した。この操作を3回行い、不要なイオン成分を除
去した。次いで、無水塩化カルシウム10gを加えて脱
水した後、脱水剤を濾別した。得られた溶液を濃縮し、
メタノール300gを加えて、析出させて、濾過、乾燥
し、対イオン結合体からなる近赤外線吸収色素10.9
gを得た。
【0080】実施例10
エチルセロソルブ100重量部に対して、実施例1で得
た近赤外線吸収色素1重量部を溶解した。得られた近赤
外線吸収色素の溶液をポリエステルフィルム上にバーコ
ート法で塗布し、常温で乾燥し、膜厚10μmの近赤外
線吸収材を得た。
た近赤外線吸収色素1重量部を溶解した。得られた近赤
外線吸収色素の溶液をポリエステルフィルム上にバーコ
ート法で塗布し、常温で乾燥し、膜厚10μmの近赤外
線吸収材を得た。
【0081】実施例11
2,2,3,3−テトラフルオロプロパノール100重
量部に対して、実施例1で得た近赤外線吸収色素1重量
部を溶解した。得られた近赤外線吸収色素の溶液をガラ
ス基板上にスピンコート法で塗布し、常温で乾燥して厚
さ0.2μmの色素層を有する近赤外線吸収材を得た。
量部に対して、実施例1で得た近赤外線吸収色素1重量
部を溶解した。得られた近赤外線吸収色素の溶液をガラ
ス基板上にスピンコート法で塗布し、常温で乾燥して厚
さ0.2μmの色素層を有する近赤外線吸収材を得た。
【0082】実施例12
エチルセロソルブ100重量部に対して、実施例1で得
た近赤外線吸収色素1重量部を溶解した。得られた近赤
外線吸収色素の溶液をポリカーボネート基板上にスピン
コート法で塗布し、常温で乾燥して厚さ0.2μmの色
素層を有する近赤外線吸収材を得た。
た近赤外線吸収色素1重量部を溶解した。得られた近赤
外線吸収色素の溶液をポリカーボネート基板上にスピン
コート法で塗布し、常温で乾燥して厚さ0.2μmの色
素層を有する近赤外線吸収材を得た。
【0083】実施例13
スチレン100重量部に対して実施例1で得た近赤外線
吸収色素0.1重量部を溶解し、重合開始剤として2,
2’−アゾビス(2,4−ジメチルバレロニトリル)
0.2重量部を添加し、混合溶液とした。得られた混合
溶液をガラス製のモールドに注入し、40℃で3時間加
熱した後、5時間かけて100℃まで昇温し、最後に1
00℃で2時間加熱して硬化させた。冷却後、ガラス板
を剥離させて厚さ3mmの近赤外線吸収材を得た。
吸収色素0.1重量部を溶解し、重合開始剤として2,
2’−アゾビス(2,4−ジメチルバレロニトリル)
0.2重量部を添加し、混合溶液とした。得られた混合
溶液をガラス製のモールドに注入し、40℃で3時間加
熱した後、5時間かけて100℃まで昇温し、最後に1
00℃で2時間加熱して硬化させた。冷却後、ガラス板
を剥離させて厚さ3mmの近赤外線吸収材を得た。
【0084】実施例14
メタクリル酸メチル100重量部に対して実施例1で得
た近赤外線吸収色素0.1重量部を溶解し、重合開始剤
として2,2’−アゾビス(2,4−ジメチルバレロニ
トリル)0.2重量部を添加し、混合溶液とした。得ら
れた混合溶液をガラス製のモールドに注入し、40℃で
3時間加熱した後、5時間かけて100℃まで昇温し、
最後に100℃で2時間加熱して硬化させた。冷却後、
ガラス板を剥離させて厚さ3mmの近赤外線吸収材を得
た。
た近赤外線吸収色素0.1重量部を溶解し、重合開始剤
として2,2’−アゾビス(2,4−ジメチルバレロニ
トリル)0.2重量部を添加し、混合溶液とした。得ら
れた混合溶液をガラス製のモールドに注入し、40℃で
3時間加熱した後、5時間かけて100℃まで昇温し、
最後に100℃で2時間加熱して硬化させた。冷却後、
ガラス板を剥離させて厚さ3mmの近赤外線吸収材を得
た。
【0085】実施例15
ポリメチルメタクリレートのペレット1000重量部と
実施例1で得た近赤外線吸収色素1重量部とを混合し
て、250℃に加熱、溶融させ、押出機で厚さ1mmの
近赤外線吸収材を得た。
実施例1で得た近赤外線吸収色素1重量部とを混合し
て、250℃に加熱、溶融させ、押出機で厚さ1mmの
近赤外線吸収材を得た。
【0086】実施例16
エチルセロソルブ100重量部に対して、実施例2で得
た近赤外線吸収色素1重量部を溶解した。得られた近赤
外線吸収色素の溶液をポリエステルフィルム上にバーコ
ート法で塗布し、常温で乾燥し、膜厚10μmの近赤外
線吸収材を得た。
た近赤外線吸収色素1重量部を溶解した。得られた近赤
外線吸収色素の溶液をポリエステルフィルム上にバーコ
ート法で塗布し、常温で乾燥し、膜厚10μmの近赤外
線吸収材を得た。
【0087】実施例17
エチルセロソルブ100重量部に対して、実施例3で得
た近赤外線吸収色素1重量部を溶解した。得られた近赤
外線吸収色素の溶液をポリエステルフィルム上にバーコ
ート法で塗布し、常温で乾燥し、膜厚10μmの近赤外
線吸収材を得た。
た近赤外線吸収色素1重量部を溶解した。得られた近赤
外線吸収色素の溶液をポリエステルフィルム上にバーコ
ート法で塗布し、常温で乾燥し、膜厚10μmの近赤外
線吸収材を得た。
【0088】実施例18
エチルセロソルブ100重量部に対して、実施例4で得
た近赤外線吸収色素1重量部を溶解した。得られた近赤
外線吸収色素の溶液をポリエステルフィルム上にバーコ
ート法で塗布し、常温で乾燥し、膜厚10μmの近赤外
線吸収材を得た。
た近赤外線吸収色素1重量部を溶解した。得られた近赤
外線吸収色素の溶液をポリエステルフィルム上にバーコ
ート法で塗布し、常温で乾燥し、膜厚10μmの近赤外
線吸収材を得た。
【0089】実施例19
エチルセロソルブ100重量部に対して、実施例5で得
た近赤外線吸収色素1重量部を溶解した。得られた近赤
外線吸収色素の溶液をポリエステルフィルム上にバーコ
ート法で塗布し、常温で乾燥し、膜厚10μmの近赤外
線吸収材を得た。
た近赤外線吸収色素1重量部を溶解した。得られた近赤
外線吸収色素の溶液をポリエステルフィルム上にバーコ
ート法で塗布し、常温で乾燥し、膜厚10μmの近赤外
線吸収材を得た。
【0090】実施例20
エチルセロソルブ100重量部に対して、実施例6で得
た近赤外線吸収色素1重量部を溶解した。得られた近赤
外線吸収色素の溶液をポリエステルフィルム上にバーコ
ート法で塗布し、常温で乾燥し、膜厚10μmの近赤外
線吸収材を得た。
た近赤外線吸収色素1重量部を溶解した。得られた近赤
外線吸収色素の溶液をポリエステルフィルム上にバーコ
ート法で塗布し、常温で乾燥し、膜厚10μmの近赤外
線吸収材を得た。
【0091】実施例21
エチルセロソルブ100重量部に対して、実施例7で得
た近赤外線吸収色素1重量部を溶解した。得られた近赤
外線吸収色素の溶液をポリエステルフィルム上にバーコ
ート法で塗布し、常温で乾燥し、膜厚10μmの近赤外
線吸収材を得た。
た近赤外線吸収色素1重量部を溶解した。得られた近赤
外線吸収色素の溶液をポリエステルフィルム上にバーコ
ート法で塗布し、常温で乾燥し、膜厚10μmの近赤外
線吸収材を得た。
【0092】実施例22
エチルセロソルブ100重量部に対して、実施例8で得
た近赤外線吸収色素1重量部を溶解した。得られた近赤
外線吸収色素の溶液をポリエステルフィルム上にバーコ
ート法で塗布し、常温で乾燥し、膜厚10μmの近赤外
線吸収材を得た。
た近赤外線吸収色素1重量部を溶解した。得られた近赤
外線吸収色素の溶液をポリエステルフィルム上にバーコ
ート法で塗布し、常温で乾燥し、膜厚10μmの近赤外
線吸収材を得た。
【0093】実施例23
エチルセロソルブ100重量部に対して、実施例9で得
た近赤外線吸収色素1重量部を溶解した。得られた近赤
外線吸収色素の溶液をポリエステルフィルム上にバーコ
ート法で塗布し、常温で乾燥し、膜厚10μmの近赤外
線吸収材を得た。
た近赤外線吸収色素1重量部を溶解した。得られた近赤
外線吸収色素の溶液をポリエステルフィルム上にバーコ
ート法で塗布し、常温で乾燥し、膜厚10μmの近赤外
線吸収材を得た。
【0094】比較例1
エチルセロソルブ100重量部に対して、シアニン色素
(NK−2014)1重量部を溶解した。得られたシア
ニン色素の溶液をポリエステルフィルム上にバーコート
法で塗布し、常温で乾燥し、膜厚10μmの近赤外線吸
収材を得た。
(NK−2014)1重量部を溶解した。得られたシア
ニン色素の溶液をポリエステルフィルム上にバーコート
法で塗布し、常温で乾燥し、膜厚10μmの近赤外線吸
収材を得た。
【0095】[評価]実施例10〜23および比較例1
で得られた近赤外線吸収材を、分光光度計で830nm
での透過率(%)を測定した(試験前透過率)。次い
で、光安定性試験機(ナガノ科学機械製作所製、LT−
120型、光源D−65昼光蛍光ランプ)中に、得られ
た近赤外線吸収材を置き、25℃で、5000ルクスの
光を100時間照射した後の透過率を、上記と同様に測
定した(試験後透過率)。結果を表2に示す。
で得られた近赤外線吸収材を、分光光度計で830nm
での透過率(%)を測定した(試験前透過率)。次い
で、光安定性試験機(ナガノ科学機械製作所製、LT−
120型、光源D−65昼光蛍光ランプ)中に、得られ
た近赤外線吸収材を置き、25℃で、5000ルクスの
光を100時間照射した後の透過率を、上記と同様に測
定した(試験後透過率)。結果を表2に示す。
【0096】
【表2】
【0097】表2から、実施例10〜23で得られた近
赤外線吸収材は、試験前透過率と試験後透過率の差が小
さく耐光性に優れていることがわかる。
赤外線吸収材は、試験前透過率と試験後透過率の差が小
さく耐光性に優れていることがわかる。
【0098】
【発明の効果】本発明の近赤外線吸収色素は、近赤外線
吸収能に優れるとともに、高い耐光性を示す。従って、
本発明の近赤外線吸収色素を用いた近赤外線吸収材は、
光学機器、電子機器、情報記録機器、農業用あるいは建
築用等に好適に用いられる。
吸収能に優れるとともに、高い耐光性を示す。従って、
本発明の近赤外線吸収色素を用いた近赤外線吸収材は、
光学機器、電子機器、情報記録機器、農業用あるいは建
築用等に好適に用いられる。
Claims (4)
- 【請求項1】 下記一般式(1); 【化1】 (式中、R1、R2は、炭素数1〜6のアルキル基、炭素
数1〜8のアルキルアミノ基、置換基を有してもよいモ
ルホリノ基、同じくピペリジノ基、同じくピロリジノ
基、同じくチオモルホリノ基、同じくピペラジノ基また
は同じくフェニル基を示す。Mは、遷移金属を示す。)
で表される置換ベンゼンジチオール金属錯体アニオンと
下記一般式(2); 【化2】 (式中、Q1、Q2は、縮合環を有してもよい5員または
6員の含窒素へテロ環を形成するための原子群を示す。
R3、R4は、炭素数1〜8のアルキル基を示す。nは、
2〜4の整数を示す。)で表されるシアニン色素カチオ
ンとの対イオン結合体からなる近赤外線吸収色素。 - 【請求項2】 請求項1に記載の近赤外線吸収色素を基
板上に層状に塗布形成して得られる、近赤外線吸収材。 - 【請求項3】 請求項1に記載の近赤外線吸収色素とモ
ノマーとを含む組成物を、該モノマーの重合により硬化
させて得られる、近赤外線吸収材。 - 【請求項4】 請求項1に記載の近赤外線吸収色素と樹
脂とを混練して得られる樹脂組成物を所定形状に形成し
て得られる、近赤外線吸収材。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002023397A JP2003221523A (ja) | 2002-01-31 | 2002-01-31 | 近赤外線吸収色素およびこれを用いた近赤外線吸収材 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002023397A JP2003221523A (ja) | 2002-01-31 | 2002-01-31 | 近赤外線吸収色素およびこれを用いた近赤外線吸収材 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003221523A true JP2003221523A (ja) | 2003-08-08 |
Family
ID=27746119
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002023397A Pending JP2003221523A (ja) | 2002-01-31 | 2002-01-31 | 近赤外線吸収色素およびこれを用いた近赤外線吸収材 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2003221523A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006291183A (ja) * | 2005-03-16 | 2006-10-26 | Sumitomo Seika Chem Co Ltd | 光吸収色素およびこれを用いた光吸収材 |
JP2007119722A (ja) * | 2005-10-26 | 2007-05-17 | Cheil Industries Inc | 近赤外線吸収及び色補正粘着剤組成物及びこれを用いたフィルム |
EP2009041A1 (en) | 2003-12-19 | 2008-12-31 | Ciba Holding Inc. | Fluorocarbon terminated oligo- and poly-carbonates as surface modifiers |
CN101402594A (zh) * | 2007-10-02 | 2009-04-08 | 住友精化株式会社 | 取代苯二硫醇金属配合物及含有其的光吸收色素组合物 |
WO2014168221A1 (ja) * | 2013-04-11 | 2014-10-16 | 富士フイルム株式会社 | 近赤外線吸収性組成物、これを用いた近赤外線カットフィルタ及びその製造方法、並びに、カメラモジュール及びその製造方法 |
-
2002
- 2002-01-31 JP JP2002023397A patent/JP2003221523A/ja active Pending
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CN101402594A (zh) * | 2007-10-02 | 2009-04-08 | 住友精化株式会社 | 取代苯二硫醇金属配合物及含有其的光吸收色素组合物 |
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