JP2003220837A - 挟込み防止センサー挿入用中空部付き見切りシール装置 - Google Patents
挟込み防止センサー挿入用中空部付き見切りシール装置Info
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Abstract
スペースSを小さくすることを可能とし、外観形状を向
上させると共に組付け精度を高めることが出来、また、
見切り部P近傍に挟込まれた異物でも感知することので
きる電動スライドドア用の挟込み防止センサー付き見切
りシール装置を提供する。 【解決手段】 スライド型リヤドア1を適用した自動車
のリヤドア1前端外面とフロントドア4後端外面との間
である見切り部Pをシールするために、リヤドア1の前
端壁の外向き傾斜部2aに取付けられる見切りシールで
あり、前記見切り部Pを中空状の中空シール部10でシ
ールするものとし、その中空シール部10の車内側に、
必要に応じて挟込み防止センサー15を挿入自在とした
中空状のセンサー部13を一体成形してある。
Description
用あるいは介護用の電動スライドドアを適用した自動車
のスライド型リヤドア前端面に取付けられ、リヤドア前
部外面とフロントドア後部外面との間に形成される隙間
の見切り部をシールすると共に、異物の挟込みを防止す
る挟込み防止センサーを挿入自在とした見切りシール装
置に関するものである。
来、例えば身障者用や介護用の自動車には電動スライド
型リヤドア1が取付けられているものがあるが、こうし
た自動車には、通常、リヤドア1による手等の異物の挟
込みを防止するために、リヤドア前端部に挟込み防止セ
ンサー15を挿入する中空部付トリム30が設けられて
いる。この中空部付トリム30は、フロントドア4後端
部とリヤドア1前端部との間部分である見切り部Pより
車内側に入り込んだ内方部Qで、リヤドア1のフランジ
部3にフロントドア4側に突出した状態で取付けられて
いる。
ア1の車外側段部2に両面テープ21を配して見切りシ
ール材20を取付けて見切り部Pをシールし、外観,遮
音性および水密性の向上を図っている。
来の自動車においては、見切りシール材20と共にセン
サー挿入用中空部付トリム30を取付けているためにリ
ヤドア1とフロントドア4との間に比較的大きなスペー
スSを設ける必要がある。センサー挿入用中空部付トリ
ム30をリヤドア1のフランジ部3に取付けるため、そ
れに必要な空間を必要とするからである。二部品設定で
あるために、リヤドアを開けた際の自動車の外観が低下
したり、センサー挿入用中空部付トリム30や見切りシ
ール材20の組付け精度が低下し、それらを改善するた
めの労力およびコストを余分に必要とするといった問題
がある。
と見切りシール材20といった二種類の異なる部材を必
要とするので製造コストが嵩み、その取付けや取り扱い
も厄介であるといった問題がある。
0は見切り部Pより車内側に入り込んだ内方部Qに取付
けられているので、見切り部P近傍に異物が挟込まれた
場合、挟込み防止センサー15がそれを感知することが
できないといった問題もある。
ので、リヤドア1とフロントドア4との間のスペースS
を小さくすることを可能とし、それにより、自動車の外
観を向上させると共に組付け精度を高めて労力やコスト
を削減でき、また、取付けや取扱いが容易で経済的であ
り、さらに見切り部P近傍に挟込まれた異物でも感知す
ることのできる電動スライド型リヤドア用の挟込み防止
センサー付き見切りシールを提供することを課題とす
る。
図2および図4を参照して説明する。本発明は、スライ
ド型リヤドア1を適用した自動車のフロントドア4後端
外面とリヤドア1前端外面との間である見切り部Pをシ
ールするために、リヤドア1の前端壁の外向き傾斜部2
aに取付けられる見切りシール装置であり、前記見切り
部Pを中空状の中空シール部11でシールするものと
し、その中空シール部11の車内側に、必要に応じて挟
込み防止センサー15を挿入することが可能な中空部1
3a付トリム13を一体成形し、且つ該トリム13をリ
ヤドア前端壁の外向き傾斜部2aに固定手段にて固定し
たものである。また、前記固定手段が位置決めクリップ
2bと両面テープ2cであることを特徴とするものであ
る。
図7を参照して説明する。本発明は、スライド型リヤド
ア1を適用した自動車のフロントドア4後端外面とリヤ
ドア1前端外面との間である見切り部Pをシールするた
めに、リヤドア1の前端壁に形成した取付フランジ2d
に取付けられる見切りシール装置であり、前記見切り部
Pを中空状の中空シール部11でシールするものとし、
その中空シール部11の車内側に、必要に応じて挟込み
防止センサー15を挿入することが可能な中空部13a
付トリム13を一体成形し、且つそのトリム13をリヤ
ドア1前端壁の取付フランジ2dに狭持させて取付けて
なるものである。
ナーパネル2e、リヤドアアウターパネル2f、または
リヤドアインナーパネル2eとリヤドアアウターパネル
2fの両方で形成することができる。
ンサー付き見切りシール装置10の実施形態を図1・図
2および図4に示す。この見切りシール装置10は、ゴ
ム製で、電動スライド型リヤドア1を適用した自動車の
フロントドア4後端外面とリヤドア1前端外面との間で
ある見切り部Pをシールするために、リヤドア1の前端
壁の外向き傾斜部2aに、当該リヤドア1の上下方向に
沿って取付けている。
ップ部12を突設した中空シール部11でシールするも
のとしている。また、その中空シール部11の車内側
に、必要に応じて挟込み防止センサー15を挿入するこ
とが可能な中空部13a付の取付部13をくびれ部14
を介して一体成形している。挟込み防止センサー15
は、従来技術のものと同様に、弾性材製のチューブ内に
少なくとも二本の導線を間隙を開けて配し、異物が挟込
まれてチューブが潰れ、導線同士が接触すると作動する
ようにしている。なお、この見切りシール装置10の取
付けは位置決めクリップ2bと両面テープ2c,2cと
で固定する。
部付見切りシール装置10は、リヤドア1の前端壁の外
向傾斜部2aに取付けているので、リヤドア1とフロン
トドア4との間のスペースSを小さくすることができ
る。図4に示す如くリヤドア1の前端壁に車外側段部2
と中空部付トリム用フランジ3が存在するものよりも、
車両前後方向の長さYを少なくすることが出来、フロン
トドア4及びリヤドア1間のスペースSを小さくするこ
とができることによって自動車の外観を向上させること
ができる。また、当該見切りシール装置10の組付け精
度を高めることができ、従来必要であった自動車の外観
および組付け精度向上に必要な労力やコストを削減する
ことができる。
切り部Pのシールと挟込み防止といった二つの機能を発
揮させるので従来必要であった二種類の部材を一種類に
減らすことができる。従って、製造コストを削減でき、
取付けや取扱いも容易となる。
ては、挟込み防止センサー15を挿入するセンサー部1
3もリヤドア前端壁の外向き傾斜部2aに配置している
ので、見切り部P近傍に挟込まれた異物でも感知するこ
とができる。
固定方法として、位置決めクリップと両面テープを並用
した例のみを示したが、位置決めクリップのみによる固
定でも良いし、両面テープのみによる固定でも良い。ま
た、位置決めクリップと各種接着剤の並用による固定で
も良い。また、本発明の実施例では、電動スライド型リ
ヤドアのみの説明をしたが、同様に手動スライド型リヤ
ドアにも適用可能である。
入用中空部付き見切りシール装置10の実施形態を、図
1・図2および図5に示す。これは、スライド型リヤド
ア1を適用した自動車のフロントドア4後端外面とリヤ
ドア1前端外面との間である見切り部Pをシールするた
めに、リヤドア1の前端壁に形成した取付フランジ2d
に取付けられるものである。なお、この見切りシール装
置10の車内側には、シール部材5を設けてフロントド
ア4とリヤドア1との間のシール性を確保している。
空シール部11でシールするものとしている。また、そ
の中空シール部11の車内側に、必要に応じて挟込み防
止センサー15を挿入することが可能な中空部13a付
トリム13を一体成形している。そして、トリム13を
リヤドア1前端壁の取付フランジ2dに狭持させて取付
けている。なお、この取付フランジ2dは、リヤドアイ
ンナーパネル2eをフロントドア4側へ折り曲げること
によって形成している。
ネル2eで形成することができる他、リヤドアアウター
パネル2fのみや(図6参照)、リヤドアインナーパネ
ル2eとリヤドアアウターパネル2fの両方(図7参
照)で形成することができる。また、この取付フランジ
2dは、リヤドアインナーパネル2eおよびリヤドアア
ウターパネル2fを折り曲げるのみで形成することがで
きるので、成形が容易である。
の発明)に係る挟込み防止センサー付き見切りシール装
置10は、リヤドア1の前端壁の外向き傾斜部2aに取
付けているので、リヤドア1とフロントドア4との間の
スペースSを小さくすることができる。これにより、自
動車の外観を向上させることができる。また、当該見切
りシール装置10の組付け精度を高めることができ、従
来必要であった労力やコストを削減することができる。
切り部Pのシールと挟込み防止といった二つの機能を発
揮するので従来必要であった二種類の部材を一種類に減
らすことができる。従って、製造コストの削減を図り、
取付けや取扱いも容易となり、生産性が大幅に向上す
る。
ては、挟込み防止センサー15を挿入するセンサーもリ
ヤドア前端壁の外向き傾斜部2aに配置しているので、
見切り部P近傍に挟込まれた異物でも感知することがで
きる。従って、電動スライドドアの安全性を高めること
ができる。
明)に係る挟込み防止センサー付き見切りシール装置1
0は、リヤドア1の前端壁の取付フランジ2dに取付け
ているので、リヤドア1とフロントドア4との間のスペ
ースSを小さくすることができ、自動車の外観を向上さ
せることができる。また、当該見切りシール装置10の
組付け精度を高めることができ、従来必要であった労力
やコストを削減することができる。
切り部Pのシールと挟込み防止といった二つの機能を発
揮するので部材を一種類に減らすことができ、製造コス
トを削減し、取付けや取扱いを容易とし、生産性を高め
ることができる。
ては、挟込み防止センサー15を挿入するセンサーもリ
ヤドア1前端壁に配置しているので、見切り部P近傍に
挟込まれた異物でも感知することができ、電動スライド
ドアの安全性を高めることができる。
示す側面図である。
線断面図である。
おけるA−A線断面図である。
おけるA−A線断面図である。
で、図1におけるA−A線断面図である。
すもので、図1におけるA−A線断面図である。
Claims (4)
- 【請求項1】 スライド型リヤドア(1)を適用した自
動車のフロントドア(4)後端外面とリヤドア(1)前
端外面との間である見切り部(P)をシールするため
に、リヤドアの前端壁の外向き傾斜部(2a)に取付け
られる見切りシール装置であり、前記見切り部(P)を
中空状の中空シール部(11)でシールするものとし、
その中空シール部の車内側に、必要に応じて挟込み防止
センサー(15)を挿入することが可能な中空部(13
a)付トリム(13)を一体成形し、且つ該トリムをリ
ヤドア前端壁の外向き傾斜部(2a)に固定手段により
固定してなる挟込み防止センサー挿入用中空部付き見切
りシール装置。 - 【請求項2】 前記固定手段が位置決めクリップ(2
b)と両面テープ(2c)であることを特徴とする。請
求項1記載の挟込み防止センサー挿入用中空部付き見切
りシール装置。 - 【請求項3】 スライド型リヤドア(1)を適用した自
動車のフロントドア(4)後端外面とリヤドア(1)前
端外面との間である見切り部(P)をシールするため
に、リヤドアの前端壁に形成した取付フランジ(2d)
に取付けられる見切りシール装置であり、前記見切り部
(P)を中空状の中空シール部(11)でシールするも
のとし、その中空シール部の車内側に、必要に応じて挟
込み防止センサー(15)を挿入することが可能な中空
部(13a)付トリム(13)を一体成形し、且つ該ト
リムをリヤドア前端壁の取付フランジに狭持させて取付
けてなる挟込み防止センサー挿入用中空部付き見切りシ
ール装置。 - 【請求項4】 取付フランジ(2d)を、リヤドアイン
ナーパネル(2e)、リヤドアアウターパネル(2
f)、またはリヤドアインナーパネル(2e)とリヤド
アアウターパネル(2f)の両方で形成してなる請求項
3記載の挟込み防止センサー挿入用中空部付き見切りシ
ール装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002298872A JP3834755B2 (ja) | 2001-11-26 | 2002-10-11 | 挟込み防止センサー挿入用中空部付き見切りシール装置 |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001-358689 | 2001-11-26 | ||
JP2001358689 | 2001-11-26 | ||
JP2002298872A JP3834755B2 (ja) | 2001-11-26 | 2002-10-11 | 挟込み防止センサー挿入用中空部付き見切りシール装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003220837A true JP2003220837A (ja) | 2003-08-05 |
JP3834755B2 JP3834755B2 (ja) | 2006-10-18 |
Family
ID=27759254
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002298872A Expired - Lifetime JP3834755B2 (ja) | 2001-11-26 | 2002-10-11 | 挟込み防止センサー挿入用中空部付き見切りシール装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3834755B2 (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006188119A (ja) * | 2005-01-05 | 2006-07-20 | Mazda Motor Corp | 自動車用スライドドアのシール構造 |
JP2007083927A (ja) * | 2005-09-22 | 2007-04-05 | Fuji Heavy Ind Ltd | スライドドア装置 |
JP2008044590A (ja) * | 2006-08-18 | 2008-02-28 | Tokiwa Chemical Industry Co Ltd | 中空部付モールディング |
US8752332B2 (en) | 2011-04-21 | 2014-06-17 | Honda Motor Co., Ltd. | Vehicle slide door pinch sensor assembly |
JP7327774B2 (ja) | 2019-01-23 | 2023-08-16 | 株式会社ヒロテック | 自動車のドア構造 |
-
2002
- 2002-10-11 JP JP2002298872A patent/JP3834755B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2007083927A (ja) * | 2005-09-22 | 2007-04-05 | Fuji Heavy Ind Ltd | スライドドア装置 |
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US8752332B2 (en) | 2011-04-21 | 2014-06-17 | Honda Motor Co., Ltd. | Vehicle slide door pinch sensor assembly |
JP7327774B2 (ja) | 2019-01-23 | 2023-08-16 | 株式会社ヒロテック | 自動車のドア構造 |
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---|---|
JP3834755B2 (ja) | 2006-10-18 |
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