JP2003220494A - 鋼板の接続方法 - Google Patents

鋼板の接続方法

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JP2003220494A
JP2003220494A JP2002018680A JP2002018680A JP2003220494A JP 2003220494 A JP2003220494 A JP 2003220494A JP 2002018680 A JP2002018680 A JP 2002018680A JP 2002018680 A JP2002018680 A JP 2002018680A JP 2003220494 A JP2003220494 A JP 2003220494A
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Kazuro Kawamura
和朗 河村
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JFE Steel Corp
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JFE Steel Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】連続処理ラインに設けられた溶接機により先行
鋼板の尾端と後行鋼板の先端とを接続する場合に、搬送
ロールと鋼板との間にスリップが発生したとしても、先
行鋼板の尾端と後行鋼板の先端とを溶接機の位置で精度
よく自動停止し、溶接に伴う搬送停止時間を極力短くす
る。 【解決手段】溶接機3の入側直前の2点間を鋼板10の
尾端及び先端が通過する時間をセンサ8、9でそれぞれ
測定し、これらの測定値にもとづいて、制御装置13は
溶接機位置における尾端及び先端の停止タイミングを決
定する。

Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、連続処理ラインに
おける鋼板の接続方法に関し、溶接機の位置にて高精度
で先行鋼板の尾端及び後行鋼板の先端を停止可能とし
て、溶接時の突合わせを自動化する技術に関する。 【0002】 【従来の技術】鋼板の連続処理ラインにおいては、ライ
ンの入側において先行鋼板の尾端と後行鋼板の先端とを
接続する必要があり、溶接機によりこの接続が行われて
いる。 【0003】一般に、溶接機の位置にて鋼板の尾端及び
先端を停止して突合わせ、溶接が行われる。従来、尾端
及び先端の停止は、溶接機の入側に鋼板の尾端及び先端
を検出するセンサを設置し、このセンサを尾端及び先端
が通過した時点から、鋼板を一定速度で搬送し、一定時
間後に停止することで行われている。 【0004】図4に示すように、先行鋼板10は溶接機
出側搬送ロール2aによりその尾端10aが牽引され
る。ここで、溶接機3の入側に設けたセンサ12を通過
した時点から、センサ12と溶接機3の電極4との距離
分だけ先行鋼板を搬送した後に停止することによって、
先行鋼板10の尾端10aを電極4の位置に合わせる。
また、後行鋼板11はペイオフリール6により払い出さ
れ、溶接機入側搬送ロール2bにより送り出される。そ
の先端11aがセンサ12を通過した時点から、センサ
12と溶接機3の電極4との距離分だけ後行鋼板11を
搬送した後に停止することによって、後行鋼板11の先
端11aを電極4の位置に合わせる。ここで、溶接機出
側搬送ロール2a又は溶接機入側搬送ロール2bと鋼板
との間にはスリップが生じる場合があり、このスリップ
状態は、鋼板表面の粗度の変動や、鋼板に対する塗油状
態、鋼板の板厚、搬送ロールの摩耗状態によっても異な
っている。 【0005】上述のような、溶接機の入側に設置したセ
ンサ12を尾端10a及び先端11aが通過した時点か
ら、一定速度で一定時間だけ搬送ロール2a、2bにて
鋼板を搬送した後に停止する技術では、搬送ロールと鋼
板との間にスリップがある場合には、溶接機3の電極4
の位置にて正確に尾端又は先端を停止することができな
くなる。したがって、尾端又は先端が停止した後に手動
により尾端又は先端の位置を微調整する必要があった。
このような微調整を行うと、溶接の際の鋼板の搬送停止
時間が長くなり、生産能率の低下を招来するという問題
があった。 【0006】 【発明が解決しようとする課題】本発明は、搬送ロール
と鋼板との間にスリップが発生したとしても、先行鋼板
の尾端と後行鋼板の先端とを溶接機の位置で精度よく自
動停止することを可能とし、溶接に伴う搬送停止時間を
極力短くすることが可能な、連続処理ラインにおける鋼
板の接続方法を提供することを目的とする。 【0007】 【課題を解決するための手段】上記問題を解決するため
に、本発明は、鋼板の連続処理ラインに設けられた溶接
機により、先行鋼板の尾端と後行鋼板の先端とを接続す
るに当り、前記溶接機の入側直前の少なくとも2点間を
前記尾端及び前記先端が通過する時間をそれぞれ測定
し、これらの測定値にもとづいて、前記溶接機位置にお
ける前記尾端及び前記先端の停止タイミングを決定する
ことを特徴とするものである。 【0008】本発明によれば、溶接機の入側直前の2点
間を先行鋼板の尾端及び後行鋼板の先端が実際に通過す
る時間にもとづいて、先行鋼板及び後行鋼板の停止タイ
ミングを決定するので、鋼板と搬送ロールとの間にスリ
ップが生じていたとしても、正確に鋼板の搬送速度が求
められ、正確な停止タイミングの決定が可能となる。 【0009】 【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態を詳細に説明する。 【0010】図1は、本発明を適用するのに好適な鋼板
の連続処理ラインを示すシステム図である。ペイオフリ
ール6から払い出された鋼板は、溶接機入側搬送ロール
2bにより送り出され、さらに溶接機出側搬送ロール2
aにより連続処理設備(図示せず)に供給される。溶接
機出側搬送ロール2aと溶接機入側搬送ロール2b間に
は、溶接機3が配置されている。溶接機3は例えばアー
ク溶接機であり、先行鋼板の尾端10aと後行鋼板の先
端11aとを電極4の位置にて突合わせて溶接が行われ
る。溶接機出側搬送ロール2a,溶接機入側搬送ロール
2b,ペイオフリール6は制御装置13により駆動が制
御される。さらに溶接機入側搬送ロール2bと溶接機3
との間には、第1のセンサ8及び第2のセンサ9がライ
ン方向にL1(m)だけ間隔をもって配置されており、
それぞれ、先行鋼板10の尾端10a又は後行鋼板11
の先端11bの通過を検知できる。第1のセンサ8、第
2のセンサ9は前記尾端10a又は前記先端11aを検
出すると検出信号を制御装置13に対して出力する。そ
してこの検出信号に基づいて、制御装置13は溶接機出
側搬送ロール2a,溶接機入側搬送ロール2bの駆動モ
ータ及びペイオフリール6の駆動モータを制御する。具
体的には、搬送ロール2の駆動停止タイミングを検出信
号にもとづいて決定し、搬送ロール2、ペイオフリール
6の駆動を停止する。 【0011】制御装置13による溶接機出側搬送ロール
2aの駆動制御方法を例にとって詳細を説明する。図2
は溶接機出側搬送ロール2aの駆動制御のフローチャー
トである。ステップ100においては、予め決定されて
いる速度指令V(m/sec)にて溶接機出側搬送ロー
ル2aを駆動している。そして、先行鋼板10の尾端1
0aがセンサ8の位置を通過すると、第1のセンサ8か
らの検出信号S1が制御装置13に入力され、検出信号
1の入力時刻を第1のセンサ8通過時刻t1として記憶
する(ステップ110、ステップ120)。さらに、先
行鋼板10の尾端10aが第2のセンサ9の位置を通過
すると、センサ9からの検出信号S2が制御装置13に
入力され、検出信号S2の入力時刻を第2のセンサ通過
時刻t2として記憶する(ステップ130、ステップ1
40)。 【0012】次に、ステップ150において、第2のセ
ンサ9を通過してから搬送停止までの時間T2(以下停
止タイミングT2という)の決定を行う。停止タイミン
グT2は具体的には以下の式により算出できる。 【0013】T2=L2/L1×(t2−t1)+β ここで、L1は第1のセンサ8と第2のセンサ9との距
離(m)であり、L2は第2のセンサ9と溶接機の電極
の位置までの距離(m)であり、βは搬送停止命令を出
力してから、駆動モータが実際に停止するまでのタイム
ラグを考慮した定数である。 【0014】次に、現在の時間tが、第2のセンサ9通
過時刻t2からT2(sec)だけ経過した時点で、搬送
ロール2bの駆動モータに対して、搬送停止命令を出力
する(ステップ160、170)。 【0015】以上説明したように2台の第1のセンサ8
と第2のセンサ9の間を実際に鋼板が通過した時間に基
づいて、先行鋼板10の尾端が第1のセンサ9を通過し
てから搬送停止までの時間T2を決定するから、溶接機
出側搬送ロール2aと先行鋼板10との間にスリップが
発生していたとしても、溶接機3の電極4の位置で精度
よく搬送を停止することが可能となる。また、溶接機の
入側直前の2点間における実際の鋼板の搬送時間にもと
づいて停止タイミングが決定されているので、2点間の
搬送時間を測定後にスリップ状態が変化して停止精度を
悪化させることもない。 【0016】なお、上記の説明では、先行鋼板10の尾
端10aの停止を行う際の、溶接機出側搬送ロール2a
の駆動制御方法について説明したが、後行鋼板11の先
端10aの先端を停止する際の溶接機入側搬送ロール2
b及びペイオフリール6の駆動制御方法についても全く
同様に実施することができる。 【0017】また、上記の実施形態においては、ステッ
プ150において、必ず第1のセンサ8と第2のセンサ
9との間の通過時間t2−t1に基づいた停止タイミング
2を算出するようにしているが、図3に示すように、
ステップ140の後で、搬送ロール2aと先行鋼板10
とのスリップの有無を判定し(ステップ190)、スリ
ップが発生していると判定した場合にのみ第1のセンサ
8と第2のセンサ9との間の通過時間に基づいた停止タ
イミングT2を決定し、スリップが発生していないと判
定した場合には、予め決定されている停止タイミングT
0にて停止するようにしてもよい(ステップ200)。
ここで、ステップ190では、第1のセンサ8と第2の
センサ9との間の距離L1(m)、搬送速度指令値V
(m/s)、第1のセンサ通過時刻t1、第2のセンサ
通過時刻t2にもとづいて、以下の式を満たすときに搬
送ロールと鋼板との間でスリップが発生していると判定
することができる。ここで、αは尾端の停止精度の許容
範囲を考慮して予め決定しておく定数である。 【0018】| L1−V・(t2−t1)|>α そして、前記スリップが発生していると判定された場合
は、前述の場合と同様に、ステップ150以降へ進む。
前記スリップが発生していないと判定された場合には、
現在の時刻tが、第2のセンサ9通過時刻t2から予め
設定されている停止タイミングT0(sec)だけ経過
した時刻となったら、溶接機出側搬送ロール2aの駆動
モータに対して、搬送停止命令を出力する(ステップ2
00、170)。ここで、停止タイミングT0は以下の
式により設定しておけばよい。 【0019】T0=L2/V+β また、上記実施形態においては、溶接機の入側には2台
のセンサを設けた例を用いて説明したが、センサを3台
以上設けて、各センサ間の通過時間から、各センサ間の
搬送速度を求め、その平均値を鋼板の実際の搬送速度と
して求めたり、又は、各センサ間の通過時間から鋼板の
加減速状態を求めたりして、これを停止タイミング決定
に反映させるようにしてもよい。 【0020】 【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
溶接機の入側直前の2点間を先行鋼板の尾端及び後行鋼
板の先端が実際に通過する時間にもとづいて、先行鋼板
及び後行鋼板の停止タイミングを決定するので、鋼板と
搬送ロールとの間にスリップが生じていたとしても、正
確に鋼板の搬送速度が求められ、正確な停止タイミング
の決定が可能となり、先行鋼板と後行鋼板の接続にとも
なう鋼板の搬送停止時間の短縮ができる。
【図面の簡単な説明】 【図1】本発明を適用できる連続処理ラインを示すシス
テム図である。 【図2】本発明の搬送ロールの駆動制御の一例を示すフ
ローチャートである。 【図3】本発明の搬送ロールの駆動制御の一例を示すフ
ローチャートである。 【図4】従来の連続処理ラインを示す概要図である。 【符号の説明】 2 搬送ロール 2a 溶接機出側搬送ロール 2b 溶接機入側搬送ロール 3 溶接機 6 ペイオフリール 8 第1のセンサ 9 第2のセンサ 10 先行鋼板 10a 尾端 11 後行鋼板 11b 先端 13 制御装置

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 【請求項1】 鋼板の連続処理ラインに設けられた溶接
    機により、先行鋼板の尾端と後行鋼板の先端とを接続す
    るに当り、前記溶接機の入側直前の少なくとも2点間を
    前記尾端及び前記先端が通過する時間をそれぞれ測定
    し、これらの測定値にもとづいて、前記溶接機位置にお
    ける前記尾端及び前記先端の停止タイミングを決定する
    ことを特徴とする連続処理ラインにおける鋼板の接続方
    法。
JP2002018680A 2002-01-28 2002-01-28 鋼板の接続方法 Withdrawn JP2003220494A (ja)

Priority Applications (1)

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