JP2003217796A - 車輌用シートヒータ - Google Patents

車輌用シートヒータ

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JP2003217796A
JP2003217796A JP2002015053A JP2002015053A JP2003217796A JP 2003217796 A JP2003217796 A JP 2003217796A JP 2002015053 A JP2002015053 A JP 2002015053A JP 2002015053 A JP2002015053 A JP 2002015053A JP 2003217796 A JP2003217796 A JP 2003217796A
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JP
Japan
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heater
thermostat
auxiliary
heating
temperature
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Pending
Application number
JP2002015053A
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English (en)
Inventor
Norio Abe
憲生 阿部
Mitsuru Yoneyama
充 米山
Akira Shiratake
昭 白武
Naohito Asami
直仁 朝見
Kazumi Nagayama
一巳 永山
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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  • Chair Legs, Seat Parts, And Backrests (AREA)
  • Control Of Resistance Heating (AREA)
  • Air-Conditioning For Vehicles (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 1つのサーモスタットで、他段階の温度調節
を可能とする車両用シートヒータを提供することを目的
とする。 【解決手段】 1つのサーモスタット3に対し複数の補
助ヒータ6a、6bを設け、スイッチ4によって補助ヒ
ータ6a、6bへの通電を切り替えることで、サーモス
タット3の近傍温度に差異を設けることができ、採暖用
ヒータ1のON−OFF時間を変化させることで、シー
トヒータの外郭温度の多段階制御を可能とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車輌用座席に取り
付けられて、座席の暖房を行うシートヒータに関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】従来のサーモスタットを用いて温度制御
を行なう車輌用シートヒータは、図4に示されるように
構成されている。図4で101は採暖用ヒータ、102
はサーモスタット、103は電源、そして104はサー
モスタット102の加熱用の補助ヒータである。このよ
うな車輌用シートヒータの場合、補助ヒータ104によ
り加熱されたサーモスタット102がOFF動作温度に
到達すると採暖用ヒータ101および補助ヒータ104
への通電が停止し、その後、サーモスタット102の温
度がON動作温度まで低下すると、通電が再開するとい
う動作を繰り返すことで、温度制御を行うよう構成され
ている。
【0003】また、サーミスタと電子制御装置を用いて
温度制御を行なう車輌用シートヒータは、図5に示され
るように構成されている。図5において105はサーミ
スタ、106は電子制御装置、107は温度設定を行う
為のボリュームである。このような車輌用シートヒータ
では、サーミスタ105からの温度情報とボリューム1
07の設定情報により電子制御装置106が採暖用ヒー
タ101の通電量を制御して温度制御を行うよう構成さ
れており、ボリューム107により任意の温度にて制御
することが可能である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記従
来のサーモスタットを用いた車輌用シートヒータの場
合、使用しているサーモスタットの動作温度により、採
暖用ヒータおよび車輌用シートヒータ外郭の温度が決定
されるため、使用者の暖感覚に合わせて採暖温度を変更
できないという課題があった。
【0005】また、前記従来のサーミスタと電子制御装
置を用いた車輌用シートヒータの場合、任意の温度で制
御を行うことができるが、電子制御装置が車輌内に発生
する電気雑音等により影響を受け、誤動作する恐れがあ
るという課題を有している。また電子制御装置を採暖用
ヒータ上へ配置すると、座席に装着し着座する際に使用
者に異物感を与えるため、リード線などによって採暖用
のヒータと接続する必要があるが、リード線の損傷など
により温度制御不能となる恐れや、座席外に取付けるた
めのスペースの確保が困難であるなど課題を有してい
る。
【0006】本発明は、前記従来の課題を解決するもの
で、サーモスタットを用いて、温度の多段階制御を可能
とする車輌用シートヒータを提供することを目的とす
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記従来の課題を解決す
るために、本発明の車輌用シートヒータは、サーモスタ
ットを加熱する補助ヒータの発熱量を可変、或いは複数
の補助ヒータを選択或いは組み合わせることにより、補
助ヒータ全体の発熱量を可変する事により、サーモスタ
ットの近傍温度の温度上昇速度ならびに下降速度に差を
設けることにより、採暖用ヒータへの通電のON−OF
F時間を変化させ、車輌用シートヒータ外郭温度の多段
階制御を可能としたものである。
【0008】
【発明の実施の形態】請求項1に記載の発明は、直列に
接続された採暖用ヒータと、サーモスタットと、前記サ
ーモスタットを加熱するための補助ヒータとからなり、
前記補助ヒータは加熱量を可変出来ることを特徴とする
もので、補助ヒータの発熱量を可変する事で、サーモス
タットのON−OFF時間を変更することで車輌用シー
トヒータ外郭温度の多段階制御が可能となる。
【0009】請求項2に記載の発明は、採暖用ヒータ
と、前記採暖用ヒータを制御する制御部とからなり、前
記制御部は、サーモスタットと、前記サーモスタットを
加熱するための複数の補助ヒータと、前記複数の補助ヒ
ータの任意の補助ヒータと前記採暖用ヒータと前記サー
モスタットとを直列に接続するための接続切替手段とか
らなるのもで、サーモスタットを加熱する補助ヒータを
接続切替手段によって選択し、採暖用ヒータのON−O
FF時間を変更できるようにすることで車輌用シートヒ
ータ外郭温度の多段階制御を可能とすることができる。
【0010】請求項3に記載の発明は、採暖用ヒータ
と、前記採暖用ヒータを制御する制御部とからなり、前
記制御部はサーモスタットと、前記サーモスタットを加
熱するための複数の補助ヒータと、前記複数の補助ヒー
タの一つ又は複数の補助ヒータと前記採暖用ヒータと前
記サーモスタットとを直列に接続するための接続切替手
段とからなるもので、サーモスタットを加熱する補助ヒ
ータを接続切替手段によって選択し、採暖用ヒータのO
N−OFF時間を変更できるようにすることで車輌用シ
ートヒータ外郭温度の多段階制御を可能とすることがで
きる。また、補助ヒータを直列に接続することにより、
サーモスタットを加熱するために必要な補助ヒータの長
さを短くし、補助ヒータをサーモスタット近傍に配設す
ることを容易とすることが可能である。
【0011】
【実施例】以下、本発明の実施例について図面に基づい
て詳細に説明する。
【0012】(実施例1)図1は本発明における実施例
1の車輌用シートヒータの回路図である。
【0013】図2は本発明における実施例1の車輌用シ
ートヒータのサーモスタット近傍のヒータ線の配線例の
図である。
【0014】図1において1は採暖用ヒータ、2は制御
部、3はサーモスタット、4はスイッチ、5は電源、6
a、6bはサーモスタット3加熱用の補助ヒータであ
り、ともにサーモスタット3を加熱している。制御部2
はサーモスタット3とスイッチ4と補助ヒータ6a、6
bで構成されている。ここで補助ヒータ6a、6bは一
方の端子が共に接続され、さらに各補助ヒータの他方の
端子はスイッチ4で任意に選択できるようになってい
る。
【0015】図2において3aはサーモスタット3内の
バイメタルである。
【0016】以下に本構成の動作を説明する。スイッチ
4で選択した補助ヒータ6aまたは6bは、サーモスタ
ット3を加熱し、その近傍温度を上昇させる。加熱され
たサーモスタット3はOFF動作温度に到達すると採暖
用ヒータ1への通電を停止し、車輌用シートヒータ外郭
温度は低下する。その後、ON動作温度まで低下すると
通電を再開し、車輌用シートヒータ外郭温度は上昇す
る。車輌用シートヒータの外郭温度はこの繰り返しによ
り温度制御が行われる。
【0017】ここで補助ヒータ6a、6bの発熱量や補
助ヒータ6a、6bによるサーモスタット3への熱影響
を変化させることにより、サーモスタットがOFF動作
するまでの時間に差異を発生させることができる。例え
ば、補助ヒータ6aで加熱する場合にサーモスタット3
がOFF動作するまでの時間がt1、補助ヒータ6bに
よる場合がt2である時、t1>t2となるように設定
した場合、採暖用ヒータへの通電時間は補助ヒータ6a
に通電した方が長くなるため、車輌用シートヒータの外
郭温度は補助ヒータ6aを用いる方が補助ヒータ6bを
用いるより高くすることが出来る。
【0018】このように補助ヒータ6a、6bの発熱量
やサーモスタット3への熱影響を変化させることで、車
輌用シートヒータの外郭温度に差異を設けることが可能
となる。
【0019】なお、サーモスタット3がOFFするまで
の時間は、補助ヒータの発熱容量のみならず、補助ヒー
タとサーモスタットとの熱影響の状態で決定される。例
えば、補助ヒータ6a、6bの発熱量が同じ場合であっ
ても、図2に示すように、バイメタル3a直下に補助ヒ
ータ6bを配線すると、補助ヒータ6aよりもバイメタ
ル3a近傍の温度上昇が速くなるため、シートヒータの
外郭温度は低くなる。即ち、補助ヒータ6a、6bの発
熱量が同じ場合でも、バイメタル近傍に対する補助ヒー
タの配線を調節することで、補助ヒータ6aと補助ヒー
タ6bを用いる場合とで、シートヒータの外郭温度の設
定を変えることが出来る。
【0020】また、補助ヒータ6a、6bの発熱量が異
なる場合でも、バイメタル近傍に対する補助ヒータの配
線を調節することで、採暖用ヒータの通電時間の設定が
可能であり、シートヒータの外郭温度を補助ヒータ6
a、6bを用いる場合とで異なるように設定できる。
【0021】なお本実施例では補助ヒータが2つの場合
を説明したが、3つ以上の補助ヒータを用いれば車輌用
シートヒータの外郭温度を3段階以上に制御することも
可能となる。さらに、1つのサーモスタットに配線でき
る補助ヒータの本数には空間的に限界があるため、複数
のサーモスタットにそれぞれ複数の補助ヒータを配線す
ることで、制御できる温度の段階を増やすことができ
る。
【0022】(実施例2)図3は本発明における実施例
2の車輌用シートヒータの回路図である。
【0023】図3において1は採暖用ヒータ、7は制御
部、8はサーモスタット、9はスイッチ、5は電源、1
0a、10bはサーモスタット加熱用の補助ヒータであ
り、ともにサーモスタット8を加熱している。制御部7
はサーモスタット8とスイッチ9と補助ヒータ10a、
10bで構成されている。ここで補助ヒータ10a、1
0bは直列に接続され、10aの他方の端子と補助ヒー
タ10a、10b間に接続された端子はスイッチ9によ
って任意に選択することができるように構成されてい
る。
【0024】以下に本構成の動作を説明する。スイッチ
9では補助ヒータ10aおよび10bを通電するか、補
助ヒータ10bのみ通電するかを選択することが可能で
ある。選択された補助ヒータはサーモスタット8を加熱
し、その近傍温度を上昇する。加熱されたサーモスタッ
ト8はOFF動作温度に到達すると採暖用ヒータ1への
通電を停止し、車輌用シートヒータ外郭温度を低下さ
せ、さらにON動作温度まで低下すると通電を再開し、
車輌用シートヒータ外郭温度を上昇する。車輌用シート
ヒータの外郭温度はこの繰り返しにより温度制御を行わ
れる。
【0025】ここで補助ヒータ10aおよび10bを通
電した場合、補助ヒータ10bのみを通電するよりもサ
ーモスタットを加熱する発熱量が大きくなるため、サー
モスタットがOFF動作するまでの時間は補助ヒータ1
0aおよび10bを用いる方が早くなる。その結果、採
暖用ヒータへの通電時間は補助ヒータ10bのみに通電
した方が長くなり、車輌用シートヒータの外郭温度は、
補助ヒータ10bのみを用いる方が高くすることができ
る。これにより車輌用シートヒータの外郭温度に差異を
設けることができる。
【0026】なお本実施例では補助ヒータが2つの場合
を説明したが、3つ以上であっても構わず、車輌用シー
トヒータの外郭温度を3段階以上に制御することも可能
となる。さらに1つのサーモスタットに配線できる補助
ヒータの本数には空間的に限界があるため、複数のサー
モスタットにそれぞれ複数の補助ヒータを配線すること
で、制御できる温度の段階を増やすことができる。
【0027】さらに、実施例1、2では、複数の補助ヒ
ータの選択或いは組み合わせにより、補助ヒータ全体の
発熱量を他段階にしているが、補助ヒータとして発熱量
を連続的に可変出来るものを利用すれば、任意の温度に
制御することが可能となる。
【0028】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、補助ヒ
ータの発熱量を変えることにより、サーモスタットを用
いて温度の多段階制御を可能とすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明実施例1における車輌用シートヒータの
回路図
【図2】サーモスタット近傍における補助ヒータの配線
の例図
【図3】本発明実施例2における車輌用シートヒータの
回路図
【図4】サーモスタットを用いた従来の車輌用シートヒ
ータの回路図
【図5】サーミスタと電子制御装置を用いた車輌用シー
トヒータの回路図
【符号の説明】
1 採暖用ヒータ 2、7 制御部 3、8 サーモスタット 4、9 スイッチ(接続切替手段) 6a、6b、10a、10b 補助ヒータ
フロントページの続き (72)発明者 白武 昭 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 朝見 直仁 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 永山 一巳 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 Fターム(参考) 3B084 JE02 JF04 JF05 3K058 AA86 BA01 CA12 CA22 CA72 CB02 CD04 CE16 CE19 CE22 CE26 CE28 GA06

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 直列に接続された採暖用ヒータと、サー
    モスタットと、前記サーモスタットを加熱するための補
    助ヒータとからなり、前記補助ヒータは加熱量を可変出
    来ることを特徴とする車輌用シートヒータ。
  2. 【請求項2】 採暖用ヒータと、前記採暖用ヒータを制
    御する制御部とからなり、前記制御部は、サーモスタッ
    トと、前記サーモスタットを加熱するための複数の補助
    ヒータと、前記複数の補助ヒータの任意の補助ヒータと
    前記採暖用ヒータと前記サーモスタットとを直列に接続
    するための接続切替手段とからなる車輌用シートヒー
    タ。
  3. 【請求項3】 採暖用ヒータと、前記採暖用ヒータを制
    御する制御部とからなり、前記制御部はサーモスタット
    と、前記サーモスタットを加熱するための複数の補助ヒ
    ータと、前記複数の補助ヒータの一つ又は複数の補助ヒ
    ータと前記採暖用ヒータと前記サーモスタットとを直列
    に接続するための接続切替手段とからなる車輌用シート
    ヒータ。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2007102502A1 (ja) * 2006-03-07 2007-09-13 Kurabe Industrial Co., Ltd. 採暖器具及び車両座席用採暖装置
KR101242149B1 (ko) 2011-02-28 2013-03-11 현대로템 주식회사 철도차량용 난방장치 및 이를 포함하는 철도차량
KR101347020B1 (ko) 2006-03-07 2014-01-03 쿠라베 가부시키가이샤 발열기구 및 차량좌석용 발열장치

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