JP3324857B2 - 暖房便座 - Google Patents
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Description
感を与えるようにした暖房便座に関するものである。
タとサーミスタのような温度検知手段とを設けてヒータ
を温度検知手段による温度検知に基づいて設定温度に制
御するようにしていた。そして、従来にあっては、例え
ば、便座表面温度を40℃に制御したい場合には便座の
裏面に設けた温度検知手段では42℃を検知するように
し、便座裏面側で42℃を検知し、この検知温度に基づ
いてヒータへの通電制御をすると便座表面では約40℃
になるものである。そして、上記のように温度検知手段
により非着座時にも常時42℃を検知して上記制御をし
て暖房便座の表面を約40℃に保つようにしている。
便座表面温度は人の人体により冷やされて温度低下し、
その後、温度検知手段により温度低下を検知してヒータ
に通電して昇温するようにしているが、この場合、昇温
温度勾配がきつくなり、それに応じて着座した人の皮膚
の温度勾配もきつくなり、快適な暖房とならなかった。
便座の裏面部にヒータと温度検知手段とを設けてヒータ
を温度検知手段による温度検知に基づいて設定温度に制
御するようにした暖房便座において、室温を検知する室
温検知手段と、便座に人が着座したことを検知する着座
スイッチとを設け、着座スイッチにより人が着座したこ
とを検知すると、予め設定された時間を複数区分して始
めの時間区分よりも後の時間区分ほど通電率が低くなる
ようなデューティ比で予め設定した時間だけ温度検知手
段の検知温度とは無関係にヒータに通電するように制御
する制御手段を設け、上記制御手段によるデューティ比
の制御は更に室温検知手段の検知による現在室温があら
かじめ設定された複数室温区分のうち低い室温区分にお
いては通電率が高く且つ高い室温区分においては通電率
が低くなるように制御することを考えた。
検知する着座スイッチを設け、着座スイッチにより人が
着座したことを検知すると、予め設定された時間を複数
区分して始めの時間区分よりも後の時間区分ほど通電率
が低くなるようなデューティ比で予め設定した時間だけ
温度検知手段の検知温度とは無関係にヒータに通電する
ように制御する制御手段を設け、上記制御手段によるデ
ューティ比の制御は更に室温検知手段の検知による現在
室温があらかじめ設定された複数室温区分のうち低い室
温区分においては通電率が高く且つ高い室温区分におい
ては通電率が低くなるように強制通電制御することで、
急激な温度上昇がなく、快適な温度上昇勾配が得られ
て、使用者に快適感を与えることができるものである。
電制御を行った後から離座までの間は、強制通電制御に
より到達した目標とする便座表面温度から一定温度シフ
トダウンした温度をこの間における温度検知手段による
検知温度と見なしてヒータに通電制御し、目標とする強
制通電制御により到達した便座表面温度を維持するよう
にしていた。これは、人が便座に着座した場合には、便
座の表面部が人体により断熱された状態となり、このた
め、便座の表面部側に熱がこもり、便座の裏面に設けた
温度検知手段による検知温度が非着座時と同じ温度でヒ
ータを制御すると便座の表面部が強制通電制御で達した
目標とする表面温度よりも高くなってしまって、着座し
ている人が熱いと感じてしまうので、このため、強制通
電制御を行って着座後便座表面温度を目標とする温度と
した後から離座までの間は便座表面の目標温度よりも低
い温度を温度検知手段の検知温度としてヒータに通電制
御することで、強制通電制御により達した便座表面の目
標温度を維持しようとするのである。
制御終了後から離座までにおける制御が現在室温があら
かじめ設定された複数室温区分のうち低い室温区分にお
いても、高い温度区分においても強制通電制御により到
達した便座表面温度と温度検知手段による検知温度との
温度差を同じにして制御しているので、現在室温が低い
温度区分においては現在室温が高い温度区分の場合に比
べて便座の裏面や側面からの放熱が多いため、強制通電
制御により到達した便座表面温度を維持できず、便座表
面温度が目標値よりも低下し、また、現在室温が高い温
度区分においては、便座の裏面や側面からの放熱が少な
いため、強制通電制御により到達した便座表面温度を維
持できず、便座表面温度が目標値よりも高くなってしま
うおそれがあり、目標とする便座表面温度を維持でき
ず、快適さに欠けるという問題があった。
に鑑みて発明したものであって、その目的とするところ
は、着座した場合に、着座により温度低下した後の温度
上昇を強制通電制御により快適な温度上昇勾配となるよ
うに制御することができ、しかも、強制通電制御から離
座までの間を室温に応じた快適と見なされる便座表面温
度となるように制御できる暖房便座を提供するにある。
座1の裏面部にヒータ2と温度検知手段3とを設けてヒ
ータ2を温度検知手段3による温度検知に基づいて設定
温度に制御するようにした暖房便座1において、室温を
検知する室温検知手段4と、便座1に人が着座したこと
を検知する着座スイッチ5とを設け、着座スイッチ5に
より人が着座したことを検知すると、予め設定された時
間を複数区分して始めの時間区分よりも後の時間区分ほ
ど通電率が低くなるようなデューティ比で予め設定した
時間だけ温度検知手段3の検知温度とは無関係にヒータ
2に通電する強制通電制御をし、且つ、強制通電制御終
了後から着座スイッチ5により人が離座したことを検知
するまでは強制通電制御により到達した目標とする便座
1の表面温度よりも低い温度を温度検知手段3によるヒ
ータ2への通電制御温度として制御する制御手段6を設
け、上記制御手段6による強制通電制御時にあらかじめ
設定された各室温区分毎に異なる目標温度が設定され且
つこの強制通電制御におけるデューティ比の制御は更に
室温検知手段4の検知による現在室温があらかじめ設定
された複数室温区分のうち低い室温区分においては通電
率が高く且つ高い室温区分においては通電率が低くなる
ように制御し、強制通電制御終了後から離座までにおけ
る制御は現在室温があらかじめ設定された複数室温区分
のうち低い室温区分における強制通電制御による便座1
表面の目標温度と温度検知手段3により検知した温度と
の温度差を小さく、強制通電制御終了後から離座までに
おける制御は現在室温があらかじめ設定された複数室温
区分のうち高い室温区分における強制通電制御による便
座1表面の目標温度と温度検知手段3により検知した温
度との温度差が大きくなるように制御することを特徴と
するものであって、このような構成を採用することで、
上記した従来例の問題点を解決して本発明の目的を達成
したものである。
ば、便座1に人が着座したことを検知する着座スイッチ
5を設け、着座スイッチ5により人が着座したことを検
知すると、予め設定された時間を複数区分して始めの時
間区分よりも後の時間区分ほど通電率が低くなるような
デューティ比で予め設定した時間だけ温度検知手段3の
検知温度とは無関係にヒータ2に通電するように強制通
電制御をし、上記強制通電制御におけるデューティ比の
制御は更に室温検知手段4の検知による現在室温があら
かじめ設定された複数室温区分のうち低い室温区分にお
いては通電率が高く且つ高い室温区分においては通電率
が低くなるように制御することで、急激な温度上昇がな
く、快適な温度上昇勾配が得られて、該強制通電制御に
より目標とする便座1表面温度にできるものである。そ
して、強制通電制御終了後から離座までにおける制御は
現在室温があらかじめ設定された複数室温区分のうち低
い室温区分における強制通電制御による便座1表面の目
標温度と温度検知手段3により検知した温度との温度差
を小さく、強制通電制御終了後から離座までにおける制
御は現在室温があらかじめ設定された複数室温区分のう
ち高い室温区分における強制通電制御による便座1表面
の目標温度と温度検知手段3により検知した温度との温
度差が大きくなるように制御することで、低い室温区分
においても、高い室温区分においても室温区分に応じて
強制通電制御により到達した各室温区分毎の便座1表面
の目標温度を維持できて、使用者に快適感を与えること
ができるようになったものである。
て詳述する。便座1には図3に示すように裏面に均熱板
10を取着し、この均熱板10の裏面(下面)側にヒー
タ2とサーミスタのような温度検知手段3とが設けてあ
る。温度検知手段3の信号は制御手段6を構成するマイ
クロコンピュータに送られるようになっており、設定さ
れた温度となるように制御手段6によりヒータ2への通
電をオン、オフして温度制御をするようになっている。
座スイッチ5が設けてあり、使用者が便座1に着座した
場合、着座スイッチ5がオンとなり、使用者が便座1か
ら離座するとオフとなるようになっている。この着座ス
イッチ5からの上記着座か離座かの検知信号は上記制御
手段6に送られる。また、トイレルームの室温を検知す
る室温検知サーミスタのような室温検知手段4が設けて
あり、室温を検知して制御手段6に検知信号が送られる
ようになっている。
スイッチ5が人の着座を検知していないので、この状態
では、温度検知手段3の検知温度に基づいて制御手段6
によりヒータ2への通電をオン、オフして温度制御する
ようになっている。ここで、温度検知手段3の検知温度
は適宜切り換えて設定できるようになっている。ところ
で、室温が低い場合と、室温が高い場合とでは人が便座
1に座って快適と感じる便座1表面温度が異なり、本発
明者の実験によれば、例えば、室温が25℃の場合には
便座1の表面温度は36℃が最も快適と感じる温度であ
り、また、室温が20℃の場合には便座1表面温度が3
7℃が最も快適と感じる温度であり、また、室温が5℃
の場合には便座1の表面温度は38.5℃が最も快適と
感じる温度であることが求められている。したがって、
例えば室温が25℃の場合には便座1の表面温度が36
℃になるように便座1の下面に設けた温度検知手段3に
よる検知温度を設定する必要があり、これを実験により
求めると室温が25℃の場合、人が便座1に座っていな
い状態では便座1の下面に設けた温度検知手段3の設定
温度を37.5℃とすると便座1の表面温度が36℃に
なることが求められ、同様に、例えば、室温が20℃の
場合には便座1の表面温度が37℃になるように便座1
の下面に設けた温度検知手段3による検知温度を設定す
る必要があり、これを実験により求めると室温が20℃
の場合、人が便座1に座っていない状態では便座1の下
面に設けた温度検知手段3の設定温度を40℃とすると
便座1の表面温度が37℃になることが求められ、同様
に、例えば、室温が5℃の場合には便座1の表面温度が
38.5℃になるように便座1の下面に設けた温度検知
手段3による検知温度を設定する必要があり、これを実
験により求めると室温が5℃の場合、人が便座1に座っ
ていない状態では便座1の下面に設けた温度検知手段3
の設定温度を44.5℃とすると便座1の表面温度が3
8.5℃になることが求められた。このように、室温に
応じて温度検知手段3による検知温度を設定するのであ
る。そして、着座前はこの設定された温度検知手段3に
よる検知温度に基づいてヒータ2への通電をオン、オフ
して室温に応じた最も快適と見なされる目標温度に便座
1表面温度を制御するものである。
ことを検知すると、予め設定された時間を複数区分して
始めの時間区分よりも後の時間区分ほど通電率が低くな
るようなデューティ比で予め設定した時間だけ温度検知
手段3の検知温度とは無関係にヒータ2に通電するよう
に強制通電制御する制御手段6を設け、上記制御手段6
によるデューティ比の制御は更に室温検知手段4の検知
による現在室温があらかじめ設定された複数室温区分の
うち低い室温区分においては通電率が高く且つ高い室温
区分においては通電率が低くなるように強制通電制御す
るようになっている。すなわち、制御手段6を構成する
マイクロコンピュータのメモリーには例えば下記の表1
に示すようなデータが予め格納してある。下記の表1に
示すように予め設定された時間を0〜2分、2〜5分、
5〜9分、9分以上と時間区分してあり、室温は16℃
以下、16℃〜22℃、22℃以上の各区分に室温区分
してあり、この時間区分と室温区分とにより、それぞ
れ、通電率を変化させてあり、具体的には、表1に示す
ように、室温が16℃以下の室温区分においては、着座
後0〜2分の間は通電率が100%、2〜5分の間は通
電率が50%、5〜9分の間では通電率30%となるよ
うに設定してあり、また、室温が16℃〜22℃の室温
区分においては、着座後0〜2分の間は通電率が50
%、2〜5分の間は通電率が30%となるように設定し
てあり、また、室温が22℃以上の室温区分において
は、着座後0〜2分の間は通電率が20%、2〜5分の
間は通電率が15%となるように設定してある。この制
御が温度検知手段3の検知温度とは無関係に強制制御さ
れる強制通電制御である。
面が目標とする温度に到達した後から(つまり強制通電
制御後)から離座するまでの間は、強制通電制御により
到達した目標とする便座1の表面温度よりも低い温度が
温度検知手段3によるヒータ2への通電制御温度として
通電制御をするものである。ここで、強制通電制御終了
後から離座までにおける制御は現在室温があらかじめ設
定された複数室温区分のうち低い室温区分における強制
通電制御による便座1表面の目標温度と温度検知手段3
による制御温度との温度差を小さく、強制通電制御終了
後から離座までにおける制御は現在室温があらかじめ設
定された複数室温区分のうち高い室温区分における強制
通電制御による便座1表面の目標温度と温度検知手段3
による制御温度との温度差が大きくなるように制御す
る。すなわち、表1に示すように、室温が16℃以下の
室温区分では、9分経過後から離座までの間は目標とす
る便座1表面温度よりも−2.5℃低い温度を温度検知
手段3による検知温度としてヒータ2への通電制御をす
るものであり、室温が16℃〜22℃の室温区分では5
分経過後から離座までの間は目標とする便座1表面温度
よりも−2℃低い温度を温度検知手段3による検知温度
としてヒータ2への通電制御をするものであり、室温が
22℃以上の室温区分では、5分経過後から離座までの
間は目標とする便座1表面温度よりも−1.5℃低い温
度を温度検知手段3による検知温度としてヒータ2への
通電制御をするものである。
フとなり、前述の着座前と同様に、温度検知手段3の検
知温度(この検知温度は着座前の検知温度と同じであ
る)に基づいて制御手段6によりヒータ2への通電をオ
ン、オフして温度制御するようになっている。これら
の、着座前(離座後)の制御のためのデータ、また、各
種着座時の種々の時間区分毎、トイレルーム内の室温毎
の強制通電制御のためのデータや強制通電制御から離座
までの制御のためのデータが制御手段6を構成するマイ
クロコンピュータのメモリーに格納してある。
座1表面の快適と見なされる目標温度から−1.5℃低
い温度を温度検知手段3による検知温度としてヒータ2
への通電制御をする。 ※2……室温区分が16℃〜22℃における便座1表面
の快適と見なされる目標温度から−2℃低い温度を温度
検知手段3による検知温度としてヒータ2への通電制御
をする。
座1表面の快適と見なされる目標温度から−2.5℃低
い温度を温度検知手段3による検知温度としてヒータ2
への通電制御をする。 以下、室温が25℃の場合と、室温が20℃の場合と、
室温が5℃の場合とを上記各室温区分における制御の代
表例として具体的に説明する。
の下面に設けた温度検知手段3の検知温度は37.5℃
に設定してあり、このように室温25℃において37.
5℃に温度検知手段3の検知温度を設定してヒータ2へ
の通電制御をすると便座1表面温度が36℃となる。し
たがって、着座前においては便座1表面温度が36℃に
なっている。この便座1表面温度の36℃は室温25℃
の場合において人が着座した場合に最も快適と見なされ
ている温度であり、この36℃が室温25℃の場合にお
ける便座1表面の目標温度である。今、着座すると、便
座1の表面温度は急激に低下するので、便座1表面温度
が目標とする温度までスムーズに且つ素早くなるよう
に、温度検知手段3の検知温度とは無関係に強制制御さ
れる強制通電制御がなされるのであるが、この場合、表
1に示すように、室温25℃は22℃以上の室温区分に
おける強制通電制御となり、着座後0〜2分の間は通電
率が20%、2〜5分の間は通電率が15%となるよう
に強制通電制御されて便座1表面温度が目標温度である
36℃に到達する。上記のように着座後1〜5分の間は
温度検知手段3による温度検知に関係なくヒータ2をデ
ューティ比制御する(つまり強制通電制御する)。この
時間帯が図4においてAで示す強制通電制御の時間帯で
あり、この場合、Aは5分である。次に、着座後5分以
降(強制通電制御終了後)は強制通電制御に代えて温度
検知手段3の温度検知による制御に切り換えるのである
が、この強制通電制御終了後から離座までの間(つまり
図4においてはBで示す時間帯)は、温度検知手段3に
よる検知温度を33.5℃に設定してこの検知温度に基
づいてヒータ2への通電制御をし、22℃以上の室温区
分における目標とする便座1表面温度である36℃を維
持するようにするものである。そして、離座すると、再
び温度検知手段3による検知温度を37.5℃に設定し
て、これに基づいてヒータ2への通電制御をするもので
ある。
便座1の下面に設けた温度検知手段3の検知温度は40
℃に設定してあり、このように室温20℃において40
℃に温度検知手段3の検知温度を設定してヒータ2への
通電制御をすると便座1表面温度が37℃となる。した
がって、着座前においては便座1表面温度が37℃にな
っている。この便座1表面温度の37℃は室温20℃の
場合において人が着座した場合に最も快適と見なされて
いる温度であり、この37℃が室温20℃の場合におけ
る便座1表面の目標温度である。今、着座すると、便座
1の表面温度は急激に低下するので、便座1表面温度が
目標とする温度までスムーズに且つ素早くなるように、
温度検知手段3の検知温度とは無関係に強制制御される
強制通電制御がなされるのであるが、この場合、表1に
示すように、室温20℃は16℃〜22℃の室温区分に
おける強制通電制御となり、着座後0〜2分の間は通電
率が50%、2〜5分の間は通電率が30%となるよう
に強制通電制御されて便座1表面温度が目標温度である
37℃に到達する。上記のように着座後1〜5分の間は
温度検知手段3による温度検知に関係なくヒータ2をデ
ューティ比制御する(つまり強制通電制御する)。この
時間帯が図5においてAで示す強制通電制御の時間帯で
あり、この場合、Aは5分である。次に、着座後5分以
降(強制通電制御終了後)は強制通電制御に代えて温度
検知手段3の温度検知による制御に切り換えるのである
が、この強制通電制御終了後から離座までの間(つまり
図5においてはBで示す時間帯)は、温度検知手段3に
よる検知温度を35℃に設定してこの検知温度に基づい
てヒータ2への通電制御をし、16℃〜22℃の室温区
分における目標とする便座1表面温度である37℃を維
持するようにするものである。そして、離座すると、再
び温度検知手段3による検知温度を40℃に設定して、
これに基づいてヒータ2への通電制御をするものであ
る。
座1の下面に設けた温度検知手段3の検知温度は44.
5℃に設定してあり、このように室温5℃において4
4.5℃に温度検知手段3の検知温度を設定してヒータ
2への通電制御をすると便座1表面温度が38.5℃と
なる。したがって、着座前においては便座1表面温度が
38.5℃になっている。この便座1表面温度の38.
5℃は室温5℃の場合において人が着座した場合に最も
快適と見なされている温度であり、この38.5℃が室
温5℃の場合における便座1表面の目標温度である。
今、着座すると、便座1の表面温度は急激に低下するの
で、便座1表面温度が目標とする温度までスムーズに且
つ素早くなるように、温度検知手段3の検知温度とは無
関係に強制制御される強制通電制御がなされるのである
が、この場合、表1に示すように、室温5℃は16℃以
下の室温区分における強制通電制御となり、着座後0〜
2分の間は通電率が100%、2〜5分の間は通電率が
50%、5〜9分の間は30%となるように強制通電制
御されて便座1表面温度が目標温度である38.5℃に
到達する。上記のように着座後1〜9分の間は温度検知
手段3による温度検知に関係なくヒータ2をデューティ
比制御する(つまり強制通電制御する)。この時間帯が
図6においてAで示す強制通電制御の時間帯であり、こ
の場合、Aは9分である。次に、着座後9分以降(強制
通電制御終了後)は強制通電制御に代えて温度検知手段
3の温度検知による制御に切り換えるのであるが、強制
通電制御終了後から離座までの間(つまり図4において
はBで示す時間帯)は、温度検知手段3による検知温度
を37℃に設定してこの検知温度に基づいてヒータ2へ
の通電制御をし、16℃以下の室温区分における目標と
する便座1表面温度である38.5℃を維持するように
するものである。そして、離座すると、再び温度検知手
段3による検知温度を44.5℃に設定して、これに基
づいてヒータ2への通電制御をするものである。
時間帯における制御において、各室温区分における便座
1表面の快適と見なされる目標温度と便座1の下面に設
けた温度検知手段3の設定温度との差を、低い室温区分
では小さく、高い室温区分では大きくしたのは以下の理
由による。すなわち、強制通電制御により便座1表面温
度が目標温度に到達した後、離座までの間、ヒータ2に
通電しないと便座1の表面温度は低下してしまう。この
ため、目標温度に到達した後、この温度を維持する必要
があるが、この時、便座1表面には人が座っており、便
座1の下面や側面は室内空気に接しているので、室温区
分が低い方が室温区分が高い方よりも便座1の下面や側
面から室内に放熱される熱量が多くなる(つまり、室温
区分が高い方が室温区分が低い方よりも便座1の下面や
側面から室内に放熱される熱量が少なくなる)。このた
め、上記のように各室温区分における便座1表面の快適
と見なされる目標温度と便座1の下面に設けた温度検知
手段3の設定温度との差を、低い室温区分では小さく、
高い室温区分では大きくするように制御することで便座
1表面温度を各室温区分における快適と見なされる目標
温度に維持できるのである。
スイッチにより人が着座したことを検知すると、予め設
定された時間を複数区分して始めの時間区分よりも後の
時間区分ほど通電率が低くなるようなデューティ比で予
め設定した時間だけ温度検知手段の検知温度とは無関係
にヒータに通電するように強制通電制御をし、上記強制
通電制御におけるデューティ比の制御は更に室温検知手
段の検知による現在室温があらかじめ設定された複数室
温区分のうち低い室温区分においては通電率が高く且つ
高い室温区分においては通電率が低くなるように制御す
るので、着座により温度低下した後の温度上昇を快適な
温度上昇勾配となるように制御でき、スムーズに且つ素
早く各室温区分における快適と見なされる目標とする便
座表面温度にすることができるものであり、また、強制
通電制御終了後から離座までにおける制御は現在室温が
あらかじめ設定された複数室温区分のうち低い室温区分
における強制通電制御による便座表面の目標温度と温度
検知手段により検知した温度との温度差を小さく、強制
通電制御終了後から離座までにおける制御は現在室温が
あらかじめ設定された複数室温区分のうち高い室温区分
における強制通電制御による便座表面の目標温度と温度
検知手段により検知した温度との温度差が大きくなるよ
うに制御することで、低い室温区分においても、高い室
温区分においても強制通電制御により到達した便座表面
の目標温度を維持できて、使用者に快適感を与えること
ができるものである。
である。
制御を示すグラフである。
制御を示すグラフである。
御を示すグラフである。
Claims (1)
- 【請求項1】 便座の裏面部にヒータと温度検知手段と
を設けてヒータを温度検知手段による温度検知に基づい
て設定温度に制御するようにした暖房便座において、室
温を検知する室温検知手段と、便座に人が着座したこと
を検知する着座スイッチとを設け、着座スイッチにより
人が着座したことを検知すると、予め設定された時間を
複数区分して始めの時間区分よりも後の時間区分ほど通
電率が低くなるようなデューティ比で予め設定した時間
だけ温度検知手段の検知温度とは無関係にヒータに通電
する強制通電制御をし、且つ、強制通電制御終了後から
着座スイッチにより人が離座したことを検知するまでは
強制通電制御により到達した目標とする便座の表面温度
よりも低い温度を温度検知手段によるヒータへの通電制
御温度として制御する制御手段を設け、上記制御手段に
よる強制通電制御時にあらかじめ設定された各室温区分
毎に異なる目標温度が設定され且つこの強制通電制御に
おけるデューティ比の制御は更に室温検知手段の検知に
よる現在室温があらかじめ設定された複数室温区分のう
ち低い室温区分においては通電率が高く且つ高い室温区
分においては通電率が低くなるように制御し、強制通電
制御終了後から離座までにおける制御は現在室温があら
かじめ設定された複数室温区分のうち低い室温区分にお
ける強制通電制御による便座表面の目標温度と温度検知
手段により検知した温度との温度差を小さく、強制通電
制御終了後から離座までにおける制御は現在室温があら
かじめ設定された複数室温区分のうち高い室温区分にお
ける強制通電制御による便座表面の目標温度と温度検知
手段により検知した温度との温度差が大きくなるように
制御することを特徴とする暖房便座。
Priority Applications (1)
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