JP2003214986A - 眼鏡レンズの度数の決定方法、眼鏡レンズ及び計算機プログラム - Google Patents

眼鏡レンズの度数の決定方法、眼鏡レンズ及び計算機プログラム

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JP2003214986A
JP2003214986A JP2002010975A JP2002010975A JP2003214986A JP 2003214986 A JP2003214986 A JP 2003214986A JP 2002010975 A JP2002010975 A JP 2002010975A JP 2002010975 A JP2002010975 A JP 2002010975A JP 2003214986 A JP2003214986 A JP 2003214986A
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JP
Japan
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distance
corneal
spectacle lens
diopter
power
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Application number
JP2002010975A
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English (en)
Inventor
Masami Suzuki
賢美 鈴木
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Nikon Essilor Co Ltd
Original Assignee
Nikon Essilor Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 規定の角膜頂点間距離以外の角膜頂点間距離
で装用される場合でも度数が合った眼鏡レンズの強度の
決定方法を提供する。 【解決手段】 後方屈折面と角膜との距離である角膜頂
点間距離の基準となる基準角膜頂点間距離をL(m
m)、仮の度数をS(ジオプター)とし、実際の角膜
頂点間距離をL(mm)とするとき、最初に基準角膜頂点間
距離Lを用いてレンズの仮の度数Sを決定し、その
後、実際の度数S(ジオプター)を以下の(1)式で決
定する。 【数1】

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、眼鏡レンズの度数
の決定方法、眼鏡レンズ及び眼鏡レンズの度数を計算す
る計算機プログラムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、目の屈折異常を矯正するために用
いられる眼鏡レンズは、加工のしやすさのため、前方に
球面、後方に球面あるいは乱視補正のためのトーリック
面が用いられてきた。前方又は後方の屈折面に、特定の
範囲内の曲率解(チェルニングの楕円)を採用すること
により、必要な度数を有し収差が補正されたレンズを得
ることが可能である。しかし、たとえば前方の屈折面に
この曲率解を採用した場合、度数がマイナスレンズでは
後方屈折面の曲率が非常に大きくなり、縁厚が厚くなる
欠点があった。
【0003】この問題を解決するために、非球面加工が
採用されてきた。まず、前方屈折面に緩い曲率を採用す
る。その曲率は解から外れるために収差が悪化するが、
前方あるいは後方どちらか一方の面に非球面加工を施す
ことにより、収差は補正され、薄く軽く改良されたレン
ズを得ることができる。一般的に乱視補正のトーリック
面は外観的な見苦しさを考慮し後方屈折面に加工されて
いるため、後方屈折面に非球面を用いる場合、その形状
はトーリック非球面となる。
【0004】このように非球面により光学性能の優れた
近視、遠視、乱視矯正用眼鏡レンズが得られるようにな
ったが、そのレンズは個々の装用状態が考慮されておら
ず、全ての装用者の後方屈折面と角膜との距離である角
膜頂点間距離が一定であると仮定され、度数と収差補正
が決定されてきた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】後方屈折面と角膜との
距離である角膜頂点間距離は、装用者の顔やフレームの
形状、あるいは装用の仕方により個々で異なる。このた
め、一定の距離であると仮定し設計されたレンズは、当
該一定の距離以外で装用した場合、度数がずれ、収差も
悪化してしまうという問題がある。
【0006】本発明はこのような事情に鑑みてなされた
もので、規定の角膜頂点間距離以外の角膜頂点間距離で
装用される場合でも度数が合った眼鏡レンズの度数の決
定方法、及び眼鏡レンズ、規定の角膜頂点間距離以外の
角膜頂点間距離で装用される場合でも収差が適切に補正
された眼鏡レンズ、さらには眼鏡レンズの度数を決定す
る計算機プログラムを提供することを課題とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
の第1の手段は、 眼鏡レンズの度数を決定する方法で
あって、後方屈折面と角膜との距離である角膜頂点間距
離の基準となる基準角膜頂点間距離をL(mm)、仮の
度数をS(ジオプター)とし、実際の角膜頂点間距離
をL(mm)とするとき、最初に基準角膜頂点間距離L
用いて仮の度数Sを計算し、次に、実際の度数S(ジ
オプター)を以下の(1)式で決定することを特徴とす
る眼鏡レンズの度数の決定方法(請求項1)である。
【0008】
【数5】
【0009】(1)式について図1を用いて説明する。
図1は、十分遠くにあるもの(無限遠とみなせるもの)
を見ている状態を表す図であり、眼球1の網膜上の点I
に結像する光線は、無限遠からのものである。しかし、
この場合近視であるので、P点からの光線が点Iに結像
してしまっている。
【0010】そこで凹レンズ2により、点Iに結像する
光線が無限遠からの光線となるように補正している。通
常、この凹レンズの度数の選定は検眼により行われる
が、そのときは基準の調整用レンズ枠が使用され、基準
角膜頂点間距離は規定の値にされている。ここではこの
距離をL(mm)とする。そして、凹レンズ2の仮の度
数S(ジオプター)とすると、P点と凹レンズ2間の
距離は1000/Sとなる。
【0011】検眼により凹レンズ2の度数を決定した
後、使用者は眼鏡のフレームを選び、その後、そのフレ
ームに合うようにレンズが加工されてフレームにはめ込
まれる。よって、実際の角膜頂点間距離は、前述のよう
に、装用者の顔やフレームの形状、あるいは装用の仕方
により異なってしまう。
【0012】今、眼鏡装着時の実際の角膜頂点間距離が
Lであったとし、そのときに検眼時の視力を出すために
必要な凹レンズ2’の度数をS(ジオプター)とする
と、図に示す関係より、以下の(2)式が成り立つ(各
レンズは、平行光線が点Pから出ているような光線であ
るようにする度数を必要とする。すなわち、P点が、各
レンズの焦点になる必要がある。)。
【0013】
【数6】
【0014】(2)式を変形すると(1)式が得られ
る。説明は省略するが、同様の関係が凸レンズに対して
も成り立つことは、当業者には容易に理解できるであろ
う。
【0015】よって、検眼等により、基準角膜頂点間距
離Lに対してレンズの仮の度数S を決定し、続いて
実際の基準角膜頂点間距離を測定し、(1)式を用いて
実際に使用するレンズの度数Sを決定すれば、実際の装
着状態においてピントの合ったレンズとすることができ
る。
【0016】前記課題を解決するための第2の手段は、
前方及び後方の一対の屈折面から構成される眼鏡レンズ
であって、後方屈折面と角膜との距離である角膜頂点間
距離の基準となる基準角膜頂点間距離をL(mm)、仮
の度数をS(ジオプター)とし、実際の角膜頂点間距
離をL(mm)とするとき、最初に基準角膜頂点間距離L
を用いて仮の度数Sを計算し、次に、実際の度数S
(ジオプター)が以下の(1)式で決定されるSとなる
ように度数を調整された眼鏡レンズ(請求項2)であ
る。
【0017】
【数7】
【0018】本手段においては、前記第1の手段で述べ
た方法により度数を決定されているので、実際の装着状
態においてピントの合ったレンズとすることができる。
【0019】前記課題を解決するための第3の手段は、
前方及び後方の一対の屈折面から構成される眼鏡レンズ
であって、前方及び後方の少なくとも一方の屈折面のサ
グ値が、収差の補正を目的として、後方屈折面と角膜と
の距離である角膜頂点間距離Lに対応するように、中心
から周辺にかけて変化させてあることを特徴とする眼鏡
レンズ(請求項3)である。
【0020】前述のように、母球面と実際の屈折面との
間の距離であるサグ値を設けることは非球面レンズでは
行われているが、その目的はレンズの薄肉化のためであ
り、収差を取るためではなかった。本手段においては、
収差の補正を目的としてサグ値を設け、しかもそれが後
方屈折面と角膜との距離である角膜頂点間距離Lに対応
するように、中心から周辺にかけて変化させてあるの
で、レンズの収差を、装着状態に合わせて適切に補正す
ることができる。実際にサグ値をどの程度にするかは、
サグ値を少しずつ変化させて収差計算を行い、収差が最
小になるサグ値を採用する等の方法により決定する。
【0021】前記課題を解決するための第4の手段は、
前記第2の手段、前記第3の手段の両方である眼鏡レン
ズ(請求項4)である。
【0022】本手段は、前記第2の手段と第3の手段の
両方の作用効果を奏する。
【0023】前記課題を解決するための第5の手段は、
前記第3の手段又は第4の手段であって、後方屈折面と
角膜との距離である角膜頂点間距離Lが、基準角膜頂点
間距離Lより短ければ、レンズ前方屈折面又はレンズ
後方屈折面の母球面からのサグ値差を大きく、長ければ
サグ値差を小さくしたことを特徴とするもの(請求項
5)である。
【0024】角膜頂点間距離Lが短くなり必要な度数が
弱くなると曲率解(チェルニングの楕円)との差が大き
くなるため、非球面による補正が不足となり、母球面か
らのサグ値差を大きくする必要がある。頂点間距離が短
くなった場合は逆に補正過剰となるため、サグ値差を小
さくすると最適な性能が得られる。実際にサグ値をどの
程度にするかは、サグ値を少しずつ変化させて収差計算
を行い、収差が最小になるサグ値を採用する等の方法に
より決定する。
【0025】前記課題を解決するための第6の手段は、
前記第2の手段から第5の手段のいずれかであって、前
方及び後方の少なくとも一方の面に、乱視補正面を有す
ることを特徴とするもの(請求項6)である。
【0026】本手段においては、乱視補正面を合わせて
有するので、乱視が入っている場合にも対応できる眼鏡
レンズとすることができる。
【0027】前記課題を解決するための第7の手段は、
眼鏡レンズの度数を決定する計算機プログラムであっ
て、計算機に、後方屈折面と角膜との距離である角膜頂
点間距離の基準となる基準角膜頂点間距離L(mm)を
用いて計算させた仮の度数をS (ジオプター)と、実
際の角膜頂点間距離をL(mm)とを用いて、実際の度数S
(ジオプター)を以下の(1)式で計算させることを特
徴とする計算機プログラム(請求項7)である。
【0028】
【数8】
【0029】前記課題を解決するための第8の手段は、
実際の角膜頂点間距離L(mm)を用いて、式(1)によっ
て眼鏡レンズの度数S(ジオプター)を決定する計算機
プログラム(請求項8)である。
【0030】
【数9】
【0031】ただし、Lは、後方屈折面と角膜との距
離である角膜頂点間距離の基準となる基準角膜頂点間距
離(mm)、Sは仮の度数(ジオプター)を示す。
【0032】これら第7の手段、第8の手段によれば、
計算機により正確な眼鏡レンズの度数S(ジオプター)
を決定させることができる。
【0033】
【実施例】以下、本発明の実施例を従来例(比較例)と
対比しながら説明する。収差図において横軸は光線の入
射角[度]、縦軸は収差量[D:ジオプター]を示す。表に
おいて、Hは中心からの光軸に垂直方向の距離[mm]、X1
は前方屈折面のサグ値[mm]、X2は後方屈折面のサグ値[m
m]、R1は前方屈折面の曲率半径[mm]、をR2は後方屈折面
の曲率半径[mm]、R2-A、R2-Bは、それぞれ後方屈折面が
トーリック面の場合の乱視軸方向の曲率半径と、それに
垂直な方向の曲率半径を示す。また、ここでいう入射角
度とは、レンズの光軸外にある物体から発せられた光線
がレンズを通過し、眼に入射する際の角度を、レンズの
光軸から計測した角度をいう。
【0034】(従来例1)従来例1として、前方屈折面
に非球面を有し、球面度数S=−6D、レンズ径70m
m、前方屈折面の曲率半径R1=800mm、後方屈折面の曲率
半径R2=75mm、中心厚=1mmの場合の収差図を図2に示
す。後方屈折面と角膜との距離である角膜頂点間距離の
基準となる基準角膜頂点間距離Lを12mm、角膜頂点間
距離Lを同じく12mmとした時の収差図を(a)、角膜頂
点間距離Lを6mmとした時の収差図を(b)、角膜頂点
間距離Lを18mmとした時の収差図を(c)に示す。
【0035】LとLが等しい値の場合、収差は良好だ
が、LがLより短くなった時、補正過剰となり収差が
マイナスに倒れこみ、逆にLがLより長くなると、補
正不足のため収差がプラスに悪化していることが分か
る。表1に前方屈折面の曲率半径R1の母球面からのサグ
値差X1、後方屈折面の曲率半径R2の母球面からのサグ値
差X2を示す。
【0036】
【表1】
【0037】(従来例2)従来例2として、後方屈折面
にトーリック非球面を有し、球面度数S=−6D、乱
視度数C=−2D、レンズ径70mm、前方屈折面の曲率半
径R1=800mm、後方屈折面乱視軸方向曲率半径R2-A=75m
m、後方屈折面乱視軸と垂直方向曲率半径R2-B=58mm、中
心厚=1mmの場合の収差図を図3〜図5に示す。後方屈
折面と角膜との距離である角膜頂点間距離の基準となる
基準角膜頂点間距離Lを12mm、角膜頂点間距離Lを同
じく12mmとした時の収差図を図3(a)(乱視軸方
向)、図3(b)(乱視軸と垂直方向)、角膜頂点間距
離Lを6mmとした時の収差図を図4(a)(乱視軸方
向)、図4(b)(乱視軸と垂直方向)、角膜頂点間距
離Lを18mmとした時の収差図を図5(a)(乱視軸方
向)、図5(b)(乱視軸と垂直方向)に示す。
【0038】後方屈折面は全ての方向において良好な性
能となるトーリック非球面を有するため、LとLが等
しい値の場合、収差は乱視軸方向、乱視軸に垂直方向共
に良好だが、LがLより短くなった時、補正過剰のた
めどちらの収差もマイナスに倒れこみ、逆にLがL
り長くなった時、補正不足により収差がプラスに悪化し
ていることが分かる。表2に前方屈折面の曲率半径R1
の母球面からのサグ値差X1、後方屈折面の乱視軸方向の
母球面からのサグ値差X2-A、後方屈折面の乱視軸と垂直
な方向の母球面からのサグ値差X2-Bを示す。
【0039】
【表2】
【0040】(実施例1)実施例1として、前方屈折面
に非球面を有し、球面度数S=−6D、レンズ径70m
m、前方屈折面の曲率半径R1=600mm、後方屈折面の曲率
半径R2=75mm、中心厚=1mm、角膜頂点間距離6mmの場合
を説明する。
【0041】まず、眼鏡店に設置された計算機から、球
面度数S、レンズ径、各屈折面の曲率半径、中心厚、
角膜頂点間距離の値を、通信回線を経由してレンズ加工
工場の計算機に送信する。レンズ加工工場の計算機は、
これらの値を受信し、(1)式により球面度数S、及び
前方屈折面の各半径でのサグ値を演算する。本実施例の
前方屈折面の曲率と、演算で求めたサグ値での収差図を
図6に示す。(1)式から求めた本実施例の球面度数S
は、S=-5.792Dとなる。表3に前方屈折面の曲率半径
R1の母球面からのサグ値差X1、後方屈折面の曲率半径R2
の母球面からのサグ値差X2を示す。
【0042】
【表3】
【0043】第6図、表3から分かるように、前方屈折
面の母球面からのサグ値差を、角膜頂点間距離Lが基準
値Lであるときに比べ大きくすることにより、補正前
には図2(b)のようにマイナスに倒れていた収差が良
好に補正されている。
【0044】このようにして求めた度数Sを用いたレン
ズの加工について説明する。まず、後方屈折面が半径R2
=75mmとなるように形成された、中心厚が7mmの基材
(通称、セミ材)を用意し、レンズ加工機に取り付け
る。レンズ加工機は、球面度数が-5.792Dとなるよう
に、表3に示すサグ値を基に、前方屈折面を加工する。
さらに、レンズ加工機は、眼鏡レンズを玉入れする眼鏡
枠の形状等の情報に基づいて、眼鏡レンズの端面を加工
する。このようにして、実施例1の眼鏡レンズを得る。
【0045】(実施例2)実施例2として、前方屈折面
に非球面を有し、球面度数S=−6D、レンズ径70m
m、前方屈折面の曲率半径R1=1245mm、後方屈折面の曲率
半径R2=75mm、中心厚=1mm、角膜頂点間距離18mm、頂点
間距離に応じて前方屈折面の曲率とサグ値を変化させた
場合の収差図を図7に示す。球面度数Sは角膜頂点間距
離の変化により、(1)式から、S=-6.224Dとなる。
表4に前方屈折面の曲率半径R1の母球面からのサグ値差
X1、後方屈折面の母球面からのサグ値差X2を示す。
【0046】
【表4】
【0047】図7、表4から分かるように、前方屈折面
の母球面からのサグ値差を、角膜頂点間距離Lが基準値
であるときに比べ小さくすることにより、補正前に
は図2(c)のようにプラスに倒れていた収差が良好に
補正されている。
【0048】(実施例3)実施例3として、後方屈折面
の曲率半径R2にトーリック非球面を有し、球面度数S
=−6D、乱視度数C=−2D、レンズ径70mm、前方屈折
面の曲率半径R1=800mm、後方屈折面乱視軸方向曲率半径
R2-A=78mm、後方屈折面乱視軸方向曲率半径R2-B=59mm、
中心厚=1mm、角膜頂点間距離6mmの場合を説明する。
【0049】まず、眼鏡店に設置された計算機から、球
面度数S、レンズ径、各屈折面の曲率半径、中心厚、
角膜頂点間距離の値を、通信回線を経由してレンズ加工
工場の計算機に送信する。レンズ加工工場の計算機は、
これらの値を受信し、(1)式により球面度数S、及び
後方屈折面の各半径でのサグ値を演算する。本実施例の
後方屈折面の乱視軸方向の曲率と、演算で求めたサグ値
での収差図を図8(a)に、本実施例の後方屈折面の乱
視軸と垂直方向の曲率と、演算で求めた収差図を図8
(b)に示す。(1)式により求めた本実施例の球面度
数は、S=-5.792Dとなる。表5に前方屈折面の曲率半
径R1の母球面からのサグ値差X1、後方屈折面の乱視軸
方向の母球面からのサグ値差X2-A、後方屈折面の乱視軸
方向の母球面からのサグ値差X2-Bを示す。
【0050】
【表5】
【0051】第8図、表5から分かるように、後方屈折
面サグ値差を角膜頂点間距離Lが基準値Lであるとき
に比べ大きくすることにより、補正前には図4のように
マイナスに倒れていた収差が良好に補正されている。
【0052】このようにして求めた度数Sを用いたレン
ズの加工について説明する。まず、前方屈折面が半径R1
=800mmとなるように形成された、中心厚が7mmの基材
(通称、セミ材)を用意し、レンズ加工機に取り付け
る。レンズ加工機は、球面度数が-5.792Dとなるよう
に、表5に示すサグ値を基に、後方屈折面を加工する。
さらに、レンズ加工機は、眼鏡レンズを玉入れする眼鏡
枠の形状等の情報に基づいて、眼鏡レンズの端面を加工
する。このようにして、実施例3の眼鏡レンズを得る。
【0053】(実施例4)実施例4として、前方屈折面
の曲率半径R2にトーリック非球面を有し、球面度数S
=−6D、乱視度数C=−2D、レンズ径70mm、前方屈折
面の曲率半径R1=800mm、後方屈折面乱視軸方向の曲率半
径R2-A=73mm、後方屈折面乱視軸と垂直な方向の曲率半
径R2-B=57mm、中心厚=1mm、角膜頂点間距離18mm、頂点
間距離に応じて後方屈折面の曲率とサグ値を変化させた
場合の収差図を図9(a)、乱視軸と垂直方向の収差図
を図9(b)に示す。
【0054】球面度数Sは角膜頂点間距離の変化によ
り、(1)式から、S=-6.224Dとなる。表6に前方屈
折面の曲率半径R1の母球面からのサグ値差X1、後方屈
折面の乱視軸方向の母球面からのサグ値差X2-A、後方屈
折面の乱視軸方向の母球面からのサグ値差X2-Bを示す。
【0055】
【表6】
【0056】図9、表6から分かるように、前方屈折面
のサグ値を角膜頂点間距離Lが基準値Lであるときに
比べ小さくすることにより、補正前には図5のようにプ
ラスに倒れていた収差が良好に補正されている。
【0057】(従来例3)従来例3として、前方屈折面
に非球面を有し、球面度数S=+6D、レンズ径70m
m、前方屈折面の曲率半径R1=70mm、後方屈折面の曲率半
径R2=352mm、中心厚=7.8mmの場合の収差図を図10に示
す。後方屈折面と角膜との距離である角膜頂点間距離の
基準となる基準角膜頂点間距離Lを12mm、角膜頂点間
距離Lを同じく12mmとした時の収差図を第(a)、角膜
頂点間距離Lを6mmとした時の収差図を(b)、角膜頂
点間距離Lを18mmとした時の収差図を(c)に示す。
【0058】LとLが等しい値の場合、収差は良好だ
が、LがLより短くなった時、補正不足となり収差が
プラスに倒れこみ、逆にLがLより長くなると、補正
過剰のため収差がマイナスに悪化していることが分か
る。表7に前方屈折面の母球面からのサグ値差X1、後方
屈折面の母球面からのサグ値差X2を示す。
【0059】
【表7】
【0060】(従来例4)従来例4として、後方屈折面
にトーリック非球面を有し、球面度数S=+6D、乱
視度数C=+2D、レンズ径70mm、前方屈折面の曲率半
径R1=60.0mm、後方屈折面乱視軸方向曲率半径R2-A=175m
m、後方屈折面乱視軸と垂直方向曲率半径R2-B=589mm、
中心厚=10.4mmの場合の収差図を図11〜図13に示
す。後方屈折面と角膜との距離である角膜頂点間距離の
基準となる基準角膜頂点間距離Lを12mm、角膜頂点間
距離Lを同じく12mmとした時の収差図を図11(a)
(乱視軸方向)、図11(b)(乱視軸と垂直方向)、
角膜頂点間距離Lを6mmとした時の収差図を図12
(a)(乱視軸方向)、図12(b)(乱視軸と垂直方
向)、角膜頂点間距離Lを18mmとした時の収差図を図1
3(a)(乱視軸方向)、図13(b)(乱視軸と垂直
方向)に示す。
【0061】後方屈折面は全ての方向において良好な性
能となるトーリック非球面を有するため、LとLが等
しい値の場合、収差は乱視軸方向、乱視軸に垂直方向共
に良好だが、LがLより短くなった時、補正不足のた
めどちらの収差もプラスに倒れこみ、逆にLがLより
長くなった時、補正過剰によりマイナスに悪化している
ことがわかる。表8に前方屈折面の曲率半径R1の母球
面からのサグ値差X1、後方屈折面の乱視軸方向の母球面
からのサグ値差X2-A、後方屈折面の乱視軸方向と垂直な
方向の母球面からのサグ値差X2-Bを示す。
【0062】
【表8】
【0063】(実施例5)実施例5として、前方屈折面
に非球面を有し、球面度数S=+6D、レンズ径70m
m、前方屈折面の曲率半径R1=68.0mm、後方屈折面の曲率
半径R2=352mm、中心厚=7.6mm、角膜頂点間距離6mm、頂
点間距離に応じて前方屈折面の曲率とサグ値を変化させ
た場合の収差図を図14に示す。球面度数Sは角膜頂点
間距離の変化により、(1)式から、S=+6.224Dとな
る。表9に前方屈折面の母球面からのサグ値差X1、後方
屈折面の曲率半径R2の母球面からのサグ値差X2を示す。
【0064】
【表9】
【0065】図14、表9から分かるように、前方屈折
面の母球面からのサグ値差を、角膜頂点間距離Lが基準
値Lであるときに比べ大きくすることにより、補正前
には図10(b)のようにプラスに倒れていた収差が良
好に補正されている。
【0066】(実施例6)実施例6として、前方屈折面
に非球面を有し、球面度数S=+6D、レンズ径70m
m、前方屈折面の曲率半径R1=71.9mm、後方屈折面の曲率
半径R2=352mm、中心厚=7.9mm、角膜頂点間距離18mm、頂
点間距離に応じて前方屈折面の曲率とサグ値を変化させ
た場合の収差図を第15図に示す。球面度数Sは角膜頂
点間距離の変化により、(1)式から、S=+5.792Dと
なる。表10に前方屈折面の母球面からのサグ値差X1、
後方屈折面の曲率半径R2の母球面からのサグ値差X2を示
す。
【0067】
【表10】
【0068】図15、表10から分かるように、前方屈
折面の母球面からのサグ値差を、角膜頂点間距離Lが基
準値Lであるときに比べ小さくすることにより、補正
前には図10(c)のようにマイナスに倒れていた収差
が良好に補正されている。
【0069】(実施例7)実施例7として、後方屈折面
にトーリック非球面を有し、球面度数S=+6D、乱
視度数C=+2D、レンズ径70mm、前方屈折面の曲率半
径R1=60.0mm、後方屈折面乱視軸方向の曲率半径R2-A=18
7mm、後方屈折面乱視軸と垂直な方向の方向の曲率半径R
2-B=743mm、中心厚=9.8mm、角膜頂点間距離6mm、頂点
間距離に応じて後方屈折面の曲率とサグ値を変化させた
場合の乱視軸方向の収差図を図16(a)、乱視軸と垂
直方向の収差図を図16(b)に示す。
【0070】球面度数Sは角膜頂点間距離の変化によ
り、(1)式から、S=+6.224Dとなる。表11に前方
屈折面の母球面からのサグ値差X1、後方屈折面の乱視軸
方向の母球面からのサグ値差X2-A、後方屈折面の乱視軸
と垂直な方向の母球面からのサグ値差X2-Bを示す。
【0071】
【図11】
【0072】第16図、表11から分かるように、後方
屈折面の母球面からのサグ値差を、角膜頂点間距離Lが
基準値Lであるときに比べ大きくすることにより、補
正前には図12のようにプラスに倒れていた収差が良好
に補正されている。
【0073】(実施例8)実施例8として、後方屈折面
にトーリック非球面を有し、球面度数S=+6D、乱
視度数C=+2D、レンズ径70mm、前方屈折面の曲率半
径R1=60.0mm、後方屈折面乱視軸方向の曲率半径R2-A=16
3mm、後方屈折面の乱視軸に垂直な方向の曲率半径R2-B=
474mm、中心厚=10.4mm、角膜頂点間距離18mm、頂点間距
離に応じて後方屈折面の曲率とサグ値を変化させた場合
の収差図を図17(a)、乱視軸と垂直方向の収差図を
図17(b)に示す。
【0074】球面度数Sは角膜頂点間距離の変化によ
り、(1)式から、S=+5.792Dとなる。表12に前方
屈折面の母球面からのサグ値差X1、後方屈折面の曲率半
径R2の乱視軸方向の母球面からのサグ値差X2-A、後方屈
折面の曲率半径R2の乱視軸方向と垂直な方向の母球面か
らのサグ値差X2-Bを示す。
【0075】
【表11】
【0076】図17、表12から分かるように、後方屈
折面の母球面からのサグ値差を、角膜頂点間距離Lが基
準値Lであるときに比べ小さくすることにより、補正
前には図13のようにマイナスに倒れていた収差が良好
に補正されている。
【0077】本発明によって、眼鏡の度数を決定する場
合は、計算機を用いて計算を行わせることが好ましい。
その場合、その計算機は、前記第7の手段、第8の手段
に係る計算機プログラムによって計算を実行する。な
お、プログラムを実行する計算機には、特に限定はな
く、眼鏡店に設置された、レンズ発注に使用される計算
機でも、レンズ加工工場に設置された計算機でも構わな
い。
【0078】また、計算よって得られた結果を、通信回
線又は記憶媒体等によってレンズ加工機に転送し、レン
ズ加工機がこの結果に従って本発明の眼鏡レンズを得る
ようにしてもよい。すなわち、レンズ加工機は、本発明
のレンズの度数の決定方法によって得られた眼鏡レンズ
の度数、及び眼鏡レンズを玉入れする眼鏡枠の形状等の
情報に基づいて、眼鏡レンズの形状を決定する。
【0079】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
規定の角膜頂点間距離以外の角膜頂点間距離で装用され
る場合でも度数が合った眼鏡レンズの度数の決定方法、
及び眼鏡レンズ、さらには、規定の角膜頂点間距離以外
の角膜頂点間距離で装用される場合でも収差が適切に補
正された眼鏡レンズ、さらには眼鏡レンズの度数を決定
する計算機プログラムを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明における眼鏡レンズの度数補正の原理を
示す図である。
【図2】従来例1の非点収差図である。
【図3】従来例2の非点収差図(角膜頂点間距離12mm)
である。
【図4】従来例2の非点収差図(角膜頂点間距離6mm)
である。
【図5】従来例2の非点収差図(角膜頂点間距離18mm)
である。
【図6】実施例1の非点収差図である。
【図7】実施例2の非点収差図である。
【図8】実施例3の非点収差図である。
【図9】実施例4の非点収差図である。
【図10】従来例3の非点収差図である。
【図11】従来例4の非点収差図(角膜頂点間距離12m
m)である。
【図12】従来例4の非点収差図(角膜頂点間距離6m
m)である。
【図13】従来例4の非点収差図(角膜頂点間距離18m
m)である。
【図14】実施例5の非点収差図である。
【図15】実施例6の非点収差図である。
【図16】実施例7の非点収差図である。
【図17】実施例8の非点収差図である。
【符号の説明】
1…眼球 2…凹レンズ 2’…凹レンズ I…網膜上の点 P…裸眼のときに点Iに結像する物点

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 眼鏡レンズの度数を決定する方法であっ
    て、後方屈折面と角膜との距離である角膜頂点間距離の
    基準となる基準角膜頂点間距離をL(mm)、仮の度数
    をS(ジオプター)とし、実際の角膜頂点間距離をL
    (mm)とするとき、最初に基準角膜頂点間距離Lを用い
    て仮の度数Sを計算し、次に、実際の度数S(ジオプ
    ター)を以下の(1)式で決定することを特徴とする眼
    鏡レンズの度数の決定方法。 【数1】
  2. 【請求項2】 前方及び後方の一対の屈折面から構成さ
    れる眼鏡レンズであって、後方屈折面と角膜との距離で
    ある角膜頂点間距離の基準となる基準角膜頂点間距離を
    (mm)、仮の度数をS(ジオプター)とし、実際
    の角膜頂点間距離をL(mm)とするとき、最初に基準角膜
    頂点間距離Lを用いて仮の度数Sを計算し、次に、
    実際の度数S(ジオプター)が以下の(1)式で決定さ
    れるSとなるように度数を調整された眼鏡レンズ。 【数2】
  3. 【請求項3】 前方及び後方の一対の屈折面から構成さ
    れる眼鏡レンズであって、前方及び後方の少なくとも一
    方の屈折面のサグ値が、収差の補正を目的として、後方
    屈折面と角膜との距離である角膜頂点間距離Lに対応す
    るように、中心から周辺にかけて変化させてあることを
    特徴とする眼鏡レンズ。
  4. 【請求項4】 請求項2に記載の眼鏡レンズであること
    を特徴とする請求項3に記載の眼鏡レンズ。
  5. 【請求項5】 請求項3又は請求項4に記載の眼鏡レン
    ズであって、後方屈折面と角膜との距離である角膜頂点
    間距離Lが、基準角膜頂点間距離Lより短ければ、レ
    ンズ前方屈折面又はレンズ後方屈折面の母球面からのサ
    グ値差を大きく、長ければサグ値差を小さくしたことを
    特徴とする眼鏡レンズ。
  6. 【請求項6】 請求項2から請求項5のうちいずれか1
    項に記載の眼鏡レンズであって、前方及び後方の少なく
    とも一方の面に、乱視補正面を有することを特徴とする
    眼鏡レンズ。
  7. 【請求項7】 眼鏡レンズの度数を決定する計算機プロ
    グラムであって、計算機に、後方屈折面と角膜との距離
    である角膜頂点間距離の基準となる基準角膜頂点間距離
    (mm)を用いて計算させた仮の度数をS(ジオプ
    ター)と、実際の角膜頂点間距離をL(mm)とを用いて、
    実際の度数S(ジオプター)を以下の(1)式で計算さ
    せることを特徴とする計算機プログラム。 【数3】
  8. 【請求項8】 実際の角膜頂点間距離L(mm)を用いて、
    式(1)によって眼鏡レンズの度数S(ジオプター)を
    決定する計算機プログラム。 【数4】 ただし、Lは、後方屈折面と角膜との距離である角膜
    頂点間距離の基準となる基準角膜頂点間距離(mm)、S
    は仮の度数(ジオプター)を示す。
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