JP2007526512A - 支持周縁部を備えた眼鏡レンズ - Google Patents

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Abstract

本発明は、物体側の前面(20)及び眼側の後面(10)を備えた眼鏡レンズ(2)に関する。少なくとも後面(10)は、眼鏡レンズ(2)の光学作用に寄与する視認領域(12)と、視認領域(12)を少なくとも部分的に取り囲む支持周縁領域(11)であって、眼鏡レンズ(2)の光学作用にほとんど寄与しない支持周縁領域(11)とを有している。眼鏡レンズ(2)の後面(10)の支持周縁領域(11)は、実質的に、光学的な像形成特性を考慮することなく、化粧的な観点から設計されている。本発明は、また、このような眼鏡レンズを製造する方法にも関するものである。

Description

本発明は、支持周縁領域(つば領域)を備えた眼鏡レンズ、及び、支持周縁領域を備えた眼鏡レンズを製造する方法に関する。
従来技術は、とりわけ、特に、強度近視のような極度の視覚障害を補正するための眼鏡レンズの重量や、灰色白内障の手術をインプラントレンズなしで受ける患者のための眼鏡レンズの重量を減少させるための、支持周縁部を備えた眼鏡レンズの使用法を提案している。
独国特許出願第DE3016936A1号は、特別な領域(中心領域)が非常に良好な像形成特性により特徴付けられる非トーリック面を備えた眼鏡レンズを記載している。欧州特許出願第EP96945697A1号は、二重非球面眼鏡レンズを記載している。これらのものは、像形成特性が中心領域で非常に良好である点、少なくとも間接的な定位視認が周辺領域でまさに辛うじて可能である点、及び、臨界的な厚さがそれでもやはり減少する点に、特徴がある。独国特許出願第DE3343891A1号は、支持周縁部を備えた眼鏡レンズを記載している。支持周縁レンズ(レンチキュラーレンズとも呼ばれる)は、眼鏡レンズの中心部分のみが対応する光学作用を与え、中心部分を取り囲む外側領域は眼鏡枠に締結されるためのみに使用される、という眼鏡レンズである。独国特許出願第DE3343891A1号によれば、支持周縁部のために、眼鏡レンズにおいては、像形成品質を犠牲にすることとなるが、中心厚は減少する。
独国特許出願第3016936号公報 欧州特許出願第96945697号公報 独国特許出願第3343891号公報
本発明の目的は、支持周縁部のために、化粧的な特性(特に、エッジ厚、及び/又は、その変動、及び/又は、中心厚)が、像形成特性にほとんど影響を与えることなく、又は、像形成特性について負の影響力を持つことなく、著しく改良された、眼鏡レンズ、及び、眼鏡レンズを算定する方法を提供することにある。
この問題は、請求項1に開示された特徴を有する眼鏡レンズにより、及び、請求項9に開示された特徴を有する、眼鏡レンズを製造する方法により、解決される。好ましい実施形態は、従属請求項の主題となっている。
本発明は、物体側の前面及び眼側の後面を備えた眼鏡レンズであって、少なくとも後面は、
眼鏡レンズの光学作用に寄与する視認領域と、
視認領域を少なくとも部分的に取り囲む支持周縁領域であって、眼鏡レンズの光学作用にほとんど寄与しない支持周縁領域とを備え、且つ、
眼鏡レンズの後面の支持周縁領域は、実質的に、光学的な像形成特性を考慮することなく、化粧的な観点から設計されている、眼鏡レンズを提供する。
本発明は、特に負の作用を持つ眼鏡レンズにおける後面(すなわち、眼鏡レンズの眼側の面)の周辺領域が、実質的に見るのに使用されない領域を有している、という理解に基づくものである。このため、眼鏡レンズの後面における、この領域は、眼鏡レンズの化粧的な特性が、その光学特性(又はむしろその像形成品質)にほとんど影響を与えることなく、改良されるような特別な態様で、設計されるとよい。この領域は、眼鏡レンズの支持周縁領域を構成しており、この領域は、前面とともに支持周縁部を形成する。化粧的な特性は、とりわけ、眼鏡レンズのエッジ厚、その変動、中心厚、重量及び容積として定義されるものである。
視認領域は、好ましくは、眼鏡レンズの後面上にて境界曲線により支持周縁領域から分離されるものであるが、この境界曲線は、後面に対しての主光線の貫通点を接続したものである。これらの主光線(以下、最外周辺部光線という)は、眼鏡レンズが眼鏡装用者の眼の前方で使用位置にあるときに、直接視下において、眼の回転点Z′を通してまさに辛うじて通過するものであり、又は、特に好ましい場合において、これらの最外周辺部光線は、間接視(辺縁視)下において、眼の入射瞳の中心を通してまさに辛うじて通過するものである。このとき、支持周縁領域は、境界曲線から眼鏡レンズの周縁部(又は好ましくは、収容状態にある眼鏡レンズの周縁部に合致する曲線(周縁曲線))まで、半径方向外側に延びている。境界曲線は、後面上の仮想曲線であることを指摘しておかなければならない。
間接視下で、フィッティングポイントを介して見ると、目の入射瞳は、眼鏡レンズ及び眼を備えた系の開口絞りを構成し、且つ従って、主光線の光路を規定することとなる。間接視下において、視野は、眼鏡レンズが使用位置にあるときに眼鏡レンズの前面及び後面の両方をまさに辛うじて通過し且つ眼の入射瞳の中心を通過することとなる主光線により規定される。これらの(臨界)主光線は、本発明の意味の範囲内で、最外周辺部光線と呼ばれるものである。この場合には、物体側の外軸物体点(視野点とも呼ばれる)は、入射瞳の中心を通過しないので、特に、後面の設計は、最外周辺部光線の貫通点から後面を介して半径方向に眼鏡レンズの周縁部まで延びる領域において、眼鏡レンズの光学特性にほとんど影響しない。このため、間接視下において、この領域は、好ましくは、支持周縁領域を形成する。
間接視は周縁部で必要となる可能性が高いので、最外周辺部光線は、間接視下において、眼鏡レンズが使用位置にあるときの最外周辺部光線として作用される。その結果、化粧的な特性を改良するのに使用されることが可能な、比較的大きな領域(すなわち、比較的大きな支持周縁領域)がもたらされる。
間接視下においては(すなわち、特に、眼が零点視認方向を見ているときには)、問題となる感知可能な領域の小さな視野は、頭部の移動により制御される。しかしながら、眼鏡レンズが使用位置にある直接視下においては、頭部ではなく、むしろ、眼であり、この眼が、(可能であれば)問題となる物体を中心窩の中心領域で結像させるための視認移動を果たすことになる。直接視下において、眼は、おおよそ眼の回転点Z′の周りを回転する。明らかな開口絞りとして、前記回転点は、また、眼鏡レンズ及び眼を備えた系の射出瞳の位置をもたらし、且つこれにより、主光線の光路を規定し、及びこのため、最外周辺部光線の光路もまた規定することとなる。眼鏡レンズを通して屈折した後に、最外周辺部光線は、眼の回転点Z′を通過する。後面を通る最外周辺部光線の貫通点は、眼鏡レンズの周縁部から幾分離間しており、その結果、後面は、最外周辺部光線の貫通点から後面を介して眼鏡レンズの周縁部まで延びる領域であって、直接視下において光学作用を追加しない領域を有している。直接視の場合において、この領域は、支持周縁領域を形成する。
境界曲線の位置の算定は、平均的な又は一般的な眼に基づいて、又は、それぞれの眼鏡装用者の個々のパラメータにより、行われるとよい。例えば、いわゆるグルストランドの模型眼が使用されるとよい。眼鏡頂点と模型眼の入射瞳との間の距離は、従って、約HSA+3.05mmであり、ここで、HSAは、角膜頂点距離を表している。この平均的な眼の回転点は、約13.5mmだけ角膜(15mmの標準的なHSAのところ)の後方にあるので、眼鏡頂点から28.5mmだけ離間している。入射瞳は、眼の回転点よりも眼に近いので、支持周縁領域を構成することとなる、光学的に使用されない領域は、直接視下よりも間接視下の方が幾分大きくなる。中心窩は、通常、5°の角張った凹部を呈する。
直接視下及び間接視下における最外周辺部光線の光路及び算定、並びにその結果としての境界曲線は、図面の説明として以下に詳細に説明される。
さらにまた、「Optik und Technik der Brille(眼鏡の光学及び技術)、ハインツ・ディエプス及びラルフ・ブレンドスク著、Optishe Fachveroffentlichung社、ハイデルベルグ、2002」が、特に、使用される技術用語及び模型眼に関して、参照される。この点については、さらに、この本の情報は、本出願の開示の不可欠な部分を示している。
さらに、眼鏡レンズは、正の、及び/又は、負の、及び/又は、累進的な、及び/又は、乱視的な、及び/又は、プリズム的な光学屈折力を呈している。
支持周縁領域は、好ましくは、枠の形状及び/又はデザインが考慮されるようにして設計されているとよい。しばしばいわゆる円盤形状として言及される、枠の形状は、眼鏡レンズの周縁部の形状についての数学的に明らかなパラメータ化として定義される。枠の形状は、レンズが眼鏡枠に嵌り合うようにするために円形形状のレンズの周縁部がどのようにして機械加工されなければならないかを示している。例えば、円形の又は楕円形の又は涙形の枠が存在している。枠の形状の説明は、例えば、縁なし枠又は非常に厚いプラスチック枠であるかどうかを示すことになるであろう。眼鏡レンズのエッジ厚は、枠に合致するように選択されるとよい。
このため、枠の形状を知ることは、特に有利である。従って、後面の支持周縁領域は、眼鏡レンズのエッジ厚、又はむしろ収容状態におけるその変動、又はむしろ収容状態にある眼鏡レンズの周縁部に合致する曲線(以下、周辺部曲線とも言及される)に沿ったものに最適に輪郭外形が付けられるようにして設計されるとよい。しかしながら、後面の支持周縁領域は、また、エッジ厚やその変動等が円形形状の眼鏡レンズにとっての所定の最適値を呈するようにして設計されてもよい。
さらにまた、後面の支持周縁領域は、好ましくは、眼鏡装用者の個々のパラメータが考慮されるようにして設計されるとよい。眼鏡装用者の個々のパラメータは、例えば、角膜と頂点との間の距離、前傾斜角、瞳距離、横傾斜角、枠ディスクの角度、眼の回転点の距離、眼視線の長さ、物体距離等である。これらのパラメータの下で、使用位置における最外周辺部光線の正確な光路、又はむしろ、後面及びまた化粧的な特性を改良するために使用される領域を通る貫通点を算定することが可能である。このことは、後面の支持周縁領域の最適な設計、及び従って眼鏡レンズの改良された化粧的な特性を可能にする。しかしながら、この算定は、また、標準的な値を用いてなされてもよい。
他の好ましい実施形態によれば、眼鏡レンズの後面は、後面の支持周縁領域が、後面の視認領域に対して、少なくとも一回の(好ましくは二回の)連続微分可能な態様で接合されるようにして設計されている。
後面は、好ましくは、眼鏡レンズのエッジ厚、及び/又は、エッジ厚の変動、及び/又は、中心厚が減少するようにして設計されているとよい。さらにまた、後面の支持周縁領域は、好ましくは、眼鏡レンズの容積及び質量が減少するようにして設計されているとよい。
光学特性だけでなく化粧的な特性や重量に関しての高い要求が、最新の眼鏡レンズに対してなされている。審美的及び耐性的な理由から、眼鏡レンズは、できるだけ薄く且つ計量であるべきであり、同時に、特にエッジ厚が最小化されるべきである。さらにまた、エッジ厚は、最小の変動でもって均一に設計されるべきである。
しかしながら、特に遠視用の眼鏡レンズ(すなわち、正の光学作用を持つ眼鏡レンズ)における、過剰の中心厚、及び枠の形状に基づく不均一なエッジ厚は、眼鏡レンズが化粧的な観点から見て魅力的でなく見えるようにしてしまう。近視用の眼鏡レンズ(すなわち、負の作用を持つ眼鏡レンズ)においては、エッジ厚、及び枠の形状に基づくエッジ厚の不均一な変動が、決定的なパラメータである。両方の場合とも、特に光学作用が増加するにつれて、眼鏡レンズの容積及び従って重量が増加することとなり、眼鏡レンズが耐え難く且つ拒否されるものとなるという特徴がもたらされる。
乱視に起因した視覚障害を持つ眼鏡装用者用の眼鏡レンズにおいては、エッジ厚の不均一な変動が、決定的なパラメータである。斜位用の眼鏡レンズ(すなわち、プリズム作用を備えた眼鏡レンズ)においては、主に不均一なエッジ厚が決定的なパラメータであるが、中心厚についてもまた決定的なパラメータである。老眼用の眼鏡レンズ(すなわち、累進作用を備えた眼鏡レンズ)においては、主にエッジ厚の不均一な変動が決定的な変数である。当然に、複合的な作用を備えた眼鏡レンズにおいては、列挙される要求条件の組み合わせがまた生じるであろう。
後面の支持周縁領域は、本発明によれば、特定の種類の眼鏡レンズの決定的なパラメータが、所定の範囲に入るように、及び/又は、できるだけ良く合致するようにして設計されるとよい。
後面の支持周縁領域は、好ましくは、眼鏡レンズの最大エッジ厚が、好ましくは少なくとも5%、特に好ましくは10%だけ減少するとよく、及び/又は、眼鏡レンズのエッジ厚の変動は、好ましくは少なくとも10%、特に好ましくは20%だけ減少するとよい。眼鏡レンズの最大中心厚は、好ましくは少なくとも3%、特に好ましくは5%だけ減少するとよい。特定の減少量は、初期変数として支持周縁部のない眼鏡レンズに関連させたものである。
さらにまた、本発明は、物体側の前面及び眼側の後面を備えた眼鏡レンズを製造する方法であって、少なくとも後面は、
眼鏡レンズの光学作用に寄与する視認領域と、
視認領域を少なくとも部分的に取り囲む支持周縁領域であって、眼鏡レンズの光学作用にほとんど寄与しない支持周縁領域とを備え、且つ、
眼鏡レンズの後面の支持周縁領域について算定及び/又は最適化するステップは、本質的に、支持周縁領域の光学的な像形成特性を考慮することなく、化粧的な観点から実行される、方法を提供する。
好ましくは、算定及び/又は最適化のステップは、眼鏡レンズの後面上にて視認領域と支持周縁領域との間にある、曲線形状の境界曲線について算定することを含み、この境界曲線は、後面に対しての最外周辺部光線の貫通点を接続したものである。前記最外周辺部光線は、眼鏡レンズが眼鏡装用者の眼の前方で使用位置にあるときに、直接視下において、眼の回転点Z′を通してまさに辛うじて通過するものであり、又は、特に好ましい場合において、前記最外周辺部光線は、間接視下において、眼の入射瞳の中心を通してまさに辛うじて通過するものである。
さらにまた、算定及び/又は最適化のステップは、好ましくは、枠の形状及び/又はデザインが考慮されるようにして行われるとよい。このとき、特に、眼鏡レンズのエッジ厚の最適な輪郭外形又はむしろ収容状態におけるその変動が保証されるとよい。
算定及び/又は最適化のステップは、特に好ましくは、眼鏡装用者の個々のパラメータが考慮されるようにして行われるとよい。その結果として、使用位置における最外周辺部光線を高い精度で算定し、及び従って、支持周縁領域を最適な態様で設計することが可能となる。
算定及び/又は最適化のステップは、最も好ましくは、後面の支持周縁領域が、視認領域に対して、少なくとも一回の(好ましくは二回の)連続微分可能な態様で接合されるようにして行われるとよい。
算定及び/又は最適化のステップは、化粧的な基準に従って最適化されるべきパラメータが、後面の最適化の間にすぐに特定されるようにして行われるとよい。この場合には、後面の支持周縁領域が所定のパラメータに従って適切に最適化されることを可能にする程に十分に柔軟でなければならない後面のための表面延長部を仮定することとなる。このため、特に回転対称非球面において、少なくとも四次のオーダーの屈折力が必要とされる。このような処理は、特に正の屈折力を備えた眼鏡レンズにおいて、より有利なものとなるが、その理由は、化粧的な基準に従って最適化されるべき中心厚の臨界パラメータが変化するにつれて、眼鏡レンズの光学作用が変化することとなるからである。
しかしながら、後面の支持周縁領域が後面の視認領域から独立して最適化されることもまた有利であるかもしれない。言い換えれば、後面の支持周縁領域について算定及び/又は最適化するステップは、後面の視認領域について算定及び/又は最適化するステップの後はじめて行われる。このため、化粧的な基準に従って最適に形作られた支持周縁領域を、特に後面の視認領域の形状から独立して、何らかの特定の後面に隣接させることが可能である。後面の視認領域は、例えば、単純な球面でもよいし、または、累進面でもよい。
本発明は、添付図面を参照して一例に関連して以下に説明される。
発明を実施するための形態
全ての図面は、以下のように選択された座標系を示している。眼鏡レンズ及び眼を備えた系の光軸は、「z」軸に合致する。
光軸に垂直な「x」及び「y」軸は、使用位置にある眼鏡レンズの水平(x)方向及び垂直(y)方向を示している。
図1及び図2は、上述したようにして、直接視下及び間接視下における、使用位置にある眼鏡レンズを通過する主光線を算定したものを図示している。
図1は、間接視下にある、眼鏡レンズ及び眼を備えた系の概略図であり、使用位置にある眼鏡レンズ1についてのものである。眼鏡レンズ1(正のレンズ)は、凸状の物体側の前面20と、凹状の眼側の後面10とを呈している。眼2は、眼鏡レンズ2のフィッティングポイントを通して見る。点Oは、眼鏡レンズ1の後面10上のフィッティングポイントを示しており、点Z′は、眼球の光学的な回転点を示している。眼鏡レンズ1の周縁部には30が付されている。P1及びP2は、眼鏡レンズ1の前面20及び/又は後面10を通る主光線HSの貫通点を示している。眼2の入射瞳EPは、眼鏡レンズ及び眼を備えた系の開口絞りを同時に構成するものであり、主光線HSの光路を決定している。
図2は、直接視下にある、眼鏡レンズ及び眼を備えた系の概略図であり、使用位置にある眼鏡レンズについてのものである。眼2は、眼の光学的な回転点Z′の周りを回転する。屈折時に、主光線HSは、眼鏡レンズ1及び眼の回転点Z′を通過する。眼鏡レンズ1の前面20及び/又は後面10を通る主光線HSの貫通点には、P1及びP2という符号が付されている。
図3Aは、本発明の好ましい負の眼鏡レンズ1の一実施形態を、概略図を用いて図示している。図3Aは、特に、直接視下にある眼鏡レンズ−眼系の最外周辺部光線RSの光路を示している。このため、眼2は、眼の回転点Z′の周りを回転(直接視)する。眼鏡レンズ1は、凸状の物体側の前面20と、凹状の眼側の後面10とを呈している。最外周辺部光線RSは、眼鏡レンズ1を介して眼2まで通過し且つ眼2の回転点Z′をまさに辛うじて通過する主光線を示している。この周辺部光線RSは、前面20を点P1のところで貫通し、且つ、眼鏡レンズの後面10を点P2のところで貫通する。眼鏡レンズ1の後面10を通る周辺部光線RSの貫通点P2は、眼鏡レンズ1の周縁部30の方向(眼鏡レンズの光学中心の方向)に関して内側にずれており、その結果、貫通点P2と眼鏡レンズ1の周縁部30との間に、光学作用に寄与することなく支持周縁領域11を示す領域が存在することとなる。
後面10を通る全ての最外周辺部光線RSの貫通点P2を接続してなる仮想曲線は、視認領域12と支持周縁領域11との間にある境界曲線15である。図3aから明らかなように、後面10を通る最外周辺部光線RSの貫通点P2は、眼鏡レンズ1の周縁部30から離間している。その結果、眼鏡周縁部30と境界曲線との間には、支持周縁領域11が存在することにななり、この支持周縁領域11は、眼鏡レンズの光学作用にほとんど影響を与えることなく、眼鏡レンズの化粧的な特性を改良するのに使用される。
後面10の支持周縁領域11は、特に、エッジ厚を減少させるとともに、これによって眼鏡レンズ1の光学作用にほとんど影響を与えないことを考慮して形作られているとよい。線14は、本発明の好ましい眼鏡レンズ1の後面10における支持周縁領域11の例示的な輪郭を示している。線14から眼側の方向に移動した破線13は、エッジ厚が何ら減少していない、標準的な負の眼鏡レンズ1の支持周縁領域11における後面10の輪郭を示している。図3Aから明らかなように、エッジの厚さの大きな減少は、本発明の眼鏡レンズ1によって、眼鏡レンズ1の光学的な像形成品質に影響を与えることなく、実現されるであろう。
さらにまた、後面10の支持周縁領域11の輪郭14は、眼鏡レンズ1のエッジ厚の変動の減少をも実現することを可能にするようにして設計されるとよい。
眼鏡レンズ1の視認領域12は、必要な発注値及び/又は眼鏡装用者の処方値に従って算定及び製作される。後面10の視認領域12は、眼鏡レンズの光学的な像形成品質が保証されるようにして設計されるとよい。後面10の視認領域12は、例えば、球面、及び/又は、非球面、及び/又は、トロイダル面、及び/又は、非トロイダル面、及び/又は、累進面であるとよい。
図3Bは、眼鏡レンズ1の後面10を非常に概略化した平面図である。視認領域12と支持周縁領域11との間の境界曲線15は、破線で示されている。境界曲線15は、後面10を通る最外周辺部光線の貫通点P2を接続したものである。
図3A及び図3Bは、負の眼鏡レンズを示している。このため、後面10の支持周縁領域11は、負の眼鏡レンズ1のエッジ厚、及び/又は、その変動を最小化するようにして設計されている。上述したように、負の眼鏡レンズの代わりに、正の、及び/又は、乱視的な、及び/又は、プリズム的な、及び/又は、累進的な眼鏡レンズがまた、考慮されてもよい。後面10についての本発明の設計の結果として、光学特性にほとんど影響を与えることなく、又は、光学特性について負の影響力を持つこともなく、大きな化粧的な利点がもたらされる。さらにまた、後面10の支持周縁領域11は、円形形状の眼鏡レンズのエッジ厚ではなく、枠に収容された眼鏡レンズのエッジ厚、及び/又は、その変動を最小化するようにして設計されるとよい。
図3A及び図3Bを参照して一例として説明した、特に好ましい眼鏡レンズにおいて、支持周縁領域11と視認領域12との間の境界曲線は、直接視の場合のために算定されている。しかしながら、間接視の場合のために境界曲線を算定することもまた可能である。
この場合には、最外周辺部光線は、前面及び後面を貫通する主光線であって、使用位置にある眼鏡レンズの下で眼の入射瞳の中心をまさに辛うじて通過するものである。このため、眼は、眼鏡レンズのフィッティングポイントを通して見ることになる。境界曲線は、直接視の場合、又は、好ましくは間接視の場合のいずれについても算定されるとよい。
さらにまた、本発明の眼鏡レンズを算定する例示的な方法が説明される。特に、この方法は、次のステップを含んでいる。
1.発注データの取得
発注データは、通常、球面、円柱、軸、プリズム及び基底位置についてのディオプトリ作用、及びときとして、多焦点眼鏡レンズ又は累進屈折力眼鏡レンズの加入度に関するものである。発注データは、所望の光学作用を決定するものであり、且つ、従って、後面の視認領域の輪郭及び/又は形状を決定するものである。
2.眼鏡装用者の個々のパラメータの取得
眼鏡装用者の個々のパラメータは、例えば、角膜頂点距離、眼の全体の長さ、眼の回転点の距離、瞳距離、前傾斜角、横傾斜角、枠ディスクの角度、物体距離等である。眼鏡装用者の個々のパラメータをこのように考慮することは、使用位置にある眼鏡レンズの後面に関して最外周辺部光線の貫通点を正確に決定することを可能にする。それゆえ、支持周縁領域は、最適に構成及び設計されるであろう。
3.枠の形状の取得
特に、支持周縁領域の後面は、例えば収容状態にある(すなわち、眼鏡レンズが眼鏡枠向けに調整されたときの)エッジ厚の変動を最適化するようにして設計されるとよい。しかしながら、当該方法は、円形形状の眼鏡レンズにもまた適用可能である。
4.枠のデザインの取得
5.眼鏡レンズ上での枠の形状の輪郭外形の算定
眼鏡レンズ上での(特に眼鏡レンズの後側での)枠の形状についての結果として算定された輪郭外形は、周辺部曲線を形成する。しかしながら、代替例としては、円形形状の眼鏡レンズの周縁部が周辺部曲線を形成してもよい。
6.後面を通る最外周辺部光線の貫通点の算定
好ましくは、上述したように、眼鏡レンズの後面における最外周辺部光線の貫通点は、間接視下で算定されるが、それは、周辺部では間接視がより必要とされるからである。もちろん、直接視下において、最外周辺部光線の貫通点を算定することもまた可能である。
7.境界曲線の算定
このステップは、周辺部光線に対してステップ6で決定された、後面を通る貫通点を接続してなる(仮想)曲線の算定を含むものであり、この(仮想)曲線は、視認領域と支持周縁領域との間の境界曲線を示している。この曲線は、例えばスプライン曲線であるとよい。
8.後面の頂部高さの算定及び境界曲線に沿った頂部高さの必要な半径方向導関数の算定。頂部高さは、後面上の点の、(x,y)座標による、表面頂点の正接面からの距離として定義される。
9.周縁部の曲線に沿ったエッジ厚の変動、及びその結果として周縁部の曲線に沿った後面の頂部高さの特定化。好ましくは、周縁部の曲線に沿ったエッジ厚の変動は一定である。
10.後面の支持周縁領域の輪郭の算定。この後面の支持周縁領域は、境界曲線に沿った頂部高さを、周縁部の曲線に沿った特定の頂部高さに対して、少なくとも一回連続的に接続してなるものである。
このため、エッジ厚、及び/又は、周縁部の曲線に沿った頂部高さを、すぐに出射側の後面を最適化しながら、特定することが可能である。このことを可能にするため、出射側の後面に対して選択される表面延長部は、十分に柔軟でなければならない。例えば、回転対称非球面の場合には、四次のオーダの最小屈折率が必要である。この方法は、特に正の屈折力を備えた眼鏡レンズに関して、より有利になるものであり、その理由は、中心厚が変化するにつれて視認領域の光学作用もまた変化するからである。
しかしながら、また、後面の支持周縁領域の輪郭が、後面の視認領域についての表面の算定及び/又は最適化の後にはじめて算定されることも有利なことである。その結果として、出射側の後面が、後面の支持周縁領域の形状に依存することなく、単純な球面又は累進面のような任意の表面となり得る。
好ましくは、眼鏡レンズの後面は、後面の支持周縁領域が、後面の視認領域に対して、少なくとも一回の(好ましくは二回の)連続微分可能な態様で接合されるようにして設計されているとよい。
本発明に係る方法は、ディオプトリ作用に依存しながら、眼鏡レンズの最大エッジ厚を約25%だけ減少させ、眼鏡レンズのエッジ厚の変動を約50%だけ減少させ、且つ、眼鏡レンズの最大中心厚を約10%だけ減少させることを可能にする。
間接視下にある、眼鏡レンズ及び眼を備えた系を、極めて概略的に示す断面図。 直接視下にある、眼鏡レンズ及び眼を備えた系を、極めて概略的に示す断面図。 本発明の好ましい眼鏡レンズ、及び、眼鏡レンズ及び眼を備えた系における周辺部光線の光路を、極めて概略的に示す断面図。 図3Aに示されている本発明の眼鏡レンズの後面を、極めて概略的に示す正面図。
符号の説明
1 眼鏡レンズ
2 眼
10 後面
11 支持周縁領域
12 視認領域
13 標準的な眼鏡レンズの後面の支持周縁領域の輪郭
14 本発明に係る眼鏡レンズの後面の支持周縁領域の輪郭
15 境界曲線
20 前面
30 眼鏡レンズの周辺領域
EP 眼の入射瞳の位置
HS 主光線
RS 周辺部光線
P1 周辺部光線の前面での貫通点
P2 周辺部光線の後面での貫通点
Z′ 眼の回転点
Z 眼球の中心
O 後面の光学中心
x,y,z 座標系の軸

Claims (13)

  1. 物体側の前面(20)及び眼側の後面(10)を備えた眼鏡レンズ(2)であって、少なくとも前記後面(10)は、
    前記眼鏡レンズ(2)の光学作用に寄与する視認領域(12)と、
    前記視認領域(12)を少なくとも部分的に取り囲む支持周縁領域(11)であって、前記眼鏡レンズ(2)の光学作用にほとんど寄与しない支持周縁領域(11)とを備え、且つ、
    前記眼鏡レンズ(2)の前記後面(10)の前記支持周縁領域(11)は、実質的に、光学的な像形成特性を考慮することなく、化粧的な観点から設計されている、眼鏡レンズ。
  2. 請求項1に記載された眼鏡レンズ(2)であって、前記視認領域(12)は、前記眼鏡レンズ(2)の前記後面(10)上にて境界曲線(15)により前記支持周縁領域(11)から分離され、前記境界曲線(15)は、前記後面(10)に対しての最外周辺部光線(RS)の貫通点(P2)を接続したものであり、前記最外周辺部光線は、前記眼鏡レンズ(2)が眼(1)の前方で使用位置にあるときに、直接視下において、眼(1)の回転点(Z′)を通してまさに辛うじて通過するものであり、又は、これらの最外周辺部光線は、間接視下において、眼(1)の入射瞳(EP)の中心を通してまさに辛うじて通過するものである、眼鏡レンズ。
  3. 請求項1又は請求項2に記載の眼鏡レンズ(2)であって、前記眼鏡レンズ(2)は、正の、及び/又は、負の、及び/又は、累進的な、及び/又は、乱視的な、及び/又は、プリズム的な光学屈折力を呈する、眼鏡レンズ。
  4. 請求項1から請求項3までのいずれか一項に記載の眼鏡レンズ(2)であって、前記後面(10)の前記支持周縁領域(11)は、枠の形状及び/又はデザインを考慮するようにして設計されている、眼鏡レンズ。
  5. 請求項1から請求項4までのいずれか一項に記載の眼鏡レンズ(2)であって、前記支持周縁領域は、眼鏡装用者の個々のパラメータを考慮するようにして設計されている、眼鏡レンズ。
  6. 請求項1から請求項5までのいずれか一項に記載の眼鏡レンズ(2)であって、前記眼鏡レンズ(2)の前記後面(10)は、前記後面(10)の前記支持周縁領域(11)が、前記後面(10)の前記視認領域(12)に対して、少なくとも一回の(好ましくは二回の)連続微分可能な態様で接合されるようにして設計されている、眼鏡レンズ。
  7. 請求項1から請求項6までのいずれか一項に記載の眼鏡レンズ(2)であって、前記後面(10)の前記支持周縁領域(11)は、前記眼鏡レンズ(2)のエッジ厚、及び/又は、エッジ厚の変動、及び/又は、中心厚を減少させるようにして設計されている、眼鏡レンズ。
  8. 請求項1から請求項7までのいずれか一項に記載の眼鏡レンズ(2)であって、前記後面(10)の前記支持周縁領域(11)は、前記眼鏡レンズ(2)の容積及び質量を減少させるようにして設計されている、眼鏡レンズ。
  9. 物体側の前面(20)及び眼側の後面(10)を備えた眼鏡レンズ(2)を製造する方法であって、少なくとも前記後面(10)は、
    前記眼鏡レンズ(2)の光学作用に寄与する視認領域(12)と、
    前記視認領域(12)を少なくとも部分的に取り囲む支持周縁領域(11)であって、前記眼鏡レンズ(2)の光学作用にほとんど寄与しない支持周縁領域(11)とを備え、且つ、
    前記眼鏡レンズ(2)の前記後面(10)の前記支持周縁領域(11)について算定及び/又は最適化するステップは、本質的に、支持周縁領域(11)の光学的な像形成特性を考慮することなく、化粧的な観点から実行される、方法。
  10. 請求項9に記載の方法であって、前記の算定及び/又は最適化のステップは、前記眼鏡レンズ(2)の前記後面(10)上にて前記視認領域(12)と前記支持周縁領域(11)との間にある、曲線形状の境界曲線(15)について算定することを含み、前記境界曲線(15)は、前記後面(10)に対しての最外周辺部光線(RS)の貫通点(P2)を接続したものであり、前記最外周辺部光線は、前記眼鏡レンズ(2)が眼鏡装用者の眼(1)の前方で使用位置にあるときに、直接視下において、眼(1)の回転点(Z′)を通してまさに辛うじて通過するものであり、又は、特に好ましい場合において、前記最外周辺部光線は、間接視下において、眼(1)の入射瞳の中心を通してまさに辛うじて通過するものである、方法。
  11. 請求項9又は請求項10のいずれか一項に記載の方法であって、前記の算定及び/又は最適化のステップは、枠の形状及び/又はデザインを考慮するようにして行われる、方法。
  12. 請求項9から請求項11までのいずれか一項に記載の方法であって、前記の算定及び/又は最適化のステップは、眼鏡装用者の個々のパラメータを考慮するようにして行われる、方法。
  13. 請求項9から請求項12までのいずれか一項に記載の方法であって、前記の算定及び/又は最適化のステップは、前記後面(10)の前記支持周縁領域(11)が、前記後面(10)の前記視認領域(12)に対して、少なくとも一回の(好ましくは二回の)連続微分可能な態様で接合されるようにして行われる、方法。
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