JP5542447B2 - 単焦点眼鏡レンズを決定する方法および単焦点眼鏡レンズ - Google Patents

単焦点眼鏡レンズを決定する方法および単焦点眼鏡レンズ Download PDF

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Description

この発明の主題は、単焦点眼鏡レンズを決定する方法およびその方法で得た単焦点眼鏡レンズである。
フレームに保持されるべく意図されたどの眼鏡レンズにも、処方が伴っている。その眼科処方としては、正または負の度数の処方と、併せて非点収差の処方がある。これらの処方は、そのレンズの着用者にその視覚の欠陥を矯正できるようにする矯正事項である。レンズは、その処方およびフレームに対する着用者の眼の位置に従ってフレームに取り付けられる。
最も単純な場合では、処方は、正または負の度数の処方にしぼられる。そのレンズは、単焦点レンズと称され、回転対称性を有している。そのレンズは、着用者の主視方向がレンズの対称軸と一致するような要領で、単純にフレームに取り付けられる。
どの眼鏡レンズの場合でも、光線追跡の光学法則によると、光線がレンズの中心軸から外れるときに光学的欠陥が現れる。とりわけ曲率の欠陥または度数の欠陥および非点収差の欠陥を含むこれら既知の欠陥は、包括的に、光線のオブリクイティ欠陥と称することができる。当業者は、これらの欠陥を吸収する方法を知っている。例えば、ヨーロッパ特許A−0,990,939号は、最適化によって、非点収差(乱視)の処方を有する着用者用の眼鏡レンズを決定する方法を提案している。
眼鏡レンズは、レンズの全体にわたって広がり得る光学的に有用な中央区域を備えている。光学的に有用な区域とは、着用者にとって満足すべき視覚の快適性を提供するため、曲率の欠陥および非点収差の欠陥を最低限にした区域を意味する。
一般に、光学的に有用な区域は、限られた値の直径を有するレンズの全体をカバーしている。しかし、場合によっては、眼鏡レンズの周辺に周辺区域を設けることができる。この区域は、処方された光学的補正の諸条件を満たさず有意なオブリクイティ欠陥を有するので、周辺と称する。この周辺区域の光学的欠陥は、この区域が着用者の視野の外側に位置しているので、着用者の視覚快適性を損なうことはない。
眼鏡レンズがそのような周辺区域を有しているであろう場合には、種々の状況がある。例えば、レンズが、フレームの形状、例えば大きい反り(curving contour)を有する細長いフレームによって要求され得るかなりの大きさの直径を有する場合、または度数の処方が高い場合、レンズは、かなりの厚さの端縁または中央部を有しており、それは薄くすることが望まれる。着用者の周辺視を改善するために意図された周辺区域を設けることも可能である。例えば、ディストーション、色収差、プリズム偏向その他の光学パラメータは、周辺区域において、処方された光学的補正を犠牲にしつつ最適化することができる。
例えば、15°湾曲したフレームに取り付けるべく意図された眼鏡レンズの場合、そのガラスは、6ディオプターと10ディオプターの間の高い曲率(またはベース(base))を有する球面または円環面(トーリック面)、および着用者に対して光心および視野の中で最適の非正視補正を達成するため具体的に計算された面を有している。例えば、同じ曲率を有する同じ前面に対して、裏面は、機械加工を行って、各着用者の非正視(屈折異常)に従った補正を保証する。前面の曲率が高いと、負のレンズの場合、端縁でガラスの厚さが大きくなるか、または正のレンズの場合、中央でガラスの厚さが大きくなることになる。このように厚さが増大すると、レンズの重量が増大し、これは着用者の快適さを損ね、かつレンズを見苦しくする。さらに、フレームによっては、フレームの中にガラスを取り付けることができるように、端縁の厚さは制限されなければならない。
加えて、度の強い処方のレンズの場合、研削レンズ(cut-out lens)は、遠視用の正のレンズの場合は鼻側に、および近視用の負のレンズの場合は側頭側に、かなり厚い端縁を有している。これら端縁のこのような余分の厚さによって、フレームへのレンズの取り付けがより複雑になり、かつ着用する眼鏡レンズがより重くなる。負のレンズの場合、端縁の厚さは、手作業で刻んで平らにすることによって小さくすることができる。レンズを薄くすることは、光学的に最適化することによって制御することもできる。曲率が高いレンズの中央および端縁の厚さを減らすため、処方が同じで曲率が小さいレンズと比較して、レンズが着用されているときの諸条件を考慮しながら、レンズの面の少なくとも一方について、非球面化(aspherization)または非円環面化(atorization)を計算することができる。
光学的非球面化または光学的非円環面化の既知の解決法が、例えば、米国特許第A−6,698,884号、米国特許第A−6,454,408号、米国特許第A−6,334,681号、米国特許第A−6,364,481号、米国特許第A−6,176,577号、米国特許第A−5,825,454号、ヨーロッパ特許第A−0,371,460号、フランス特許第A−2,638,246号または国際特許公開第WO−A−97/35224号にも記載されている。これら従来技術の解決策は、レンズの一表面、通常はその処方表面の全面積を非球面化(aspherize)または非円環面化(atorize)することによって、回転対称の眼鏡レンズのガラスの端縁および/または中央の厚さを減らすことを提案している。
出願人は、発明の名称が「眼鏡レンズを決定する方法(procede de determination d'une lentille ophtalmique)」で、主題が中央または端縁部の厚さを小さくするように最適化されたレンズであるフランス特許出願第06/08515号を、2006年9月28日に出願した。そのレンズは、着用者に対して処方された補正を保証する中央区域、厚さの減少を保証するために曲率が決定される周辺区域、および前記中央区域と周辺区域の間の接続区域を有している。
周辺視を最適化する既知の諸解決策は、例えば、米国特許第B−6,364,481号にも記載されている。
レンズの厚さを極力薄くするためまたは周辺視における特定の光学的パラメータを最適化するために採用される従来技術の解決策は、どの解決策の場合も、レンズの光学的性能は、常に、レンズの全表面にわたって、かつ着用者の目下の要求を満たすように、最適化されている。
そして、各着用者は異なる眼と頭の挙動を有する、ということが分かってきたのである。したがって、最近の数年間では、各着用者の要求を最高に満たすために、眼鏡レンズ、とりわけ累進屈折力レンズを注文に合わせて作ることが求められてきている。
商標VARILUX IPSEO(登録商標)で、出願人は、一群の累進屈折力レンズを販売している。このレンズは、着用者の眼と頭の挙動に関連して定義されている。この定義は、どの着用者も、物体空間中の、所与の高さのいろいろな点を視るため、その頭でも眼でも動かすことができるという事実、および着用者の視覚戦略(viewing strategy)が頭の動きと眼の動きの組合せに基づいているという事実に基づいている。この着用者の視覚戦略は、レンズ上の視野の知覚幅に影響する。したがって、着用者の横方向の視覚戦略が頭の動きをより大きく伴えば伴うほど、着用者の視線でスキャンされるレンズの区域は狭くなる。もし、着用者が、物体空間の所与の高さにあるいろいろな点を視るためにその頭だけを動したら、その視線はレンズの同じ点を通過することになるであろう。したがって、製品のVARILUX IPSEO(登録商標)は、同じ非正視追加ペア(ametropia-addition pair)用に、着用者の横方向視覚戦略の関数として、いろいろなレンズを提案している。また、フレームの大きさと形状が、着用者のレンズ対眼の挙動を変化させることも分かっている。したがって、選択されたフレームのタイプに対して累進屈折力眼鏡レンズを最適化することも求められてきている。
例えば、米国特許第A−6,199,983号は、例えば、フレームの形状を考慮に入れながら、着用者の「ライフスタイル」の関数として、累進屈折力レンズを注文に合わせて作ることを提案している。Nikon(登録商標)社は、商標Seemax(登録商標)で、フレームの大きさと形状の関数として最適化された単焦点レンズを市販している。
米国特許第A−7,090,348号は、着用者の眼と頭の挙動の関数として累進屈折力眼鏡レンズを注文に合わせて作ることを提案している。その場合、出発レンズが選択され、その複数の視点が、着用者が特に使用するレンズの区域を特定するため、着用者の視覚戦略の関数として決定される。次いで、それらレンズの光学的性能を、これらの諸区域に対して最適化する。
米国特許第A−6,698,884号 米国特許第A−6,454,408号 米国特許第A−6,334,681号 米国特許第A−6,364,481号 米国特許第A−6,176,577号 米国特許第A−5,825,454号 ヨーロッパ特許第A−0,371,460号 フランス特許第A−2,638,246号 国際特許公開第WO−A−97/35224号 米国特許第B−6,364,481号 米国特許第A−6,199,983号 米国特許第A−7,090,348号
各個々の着用者の具体的な要求をより良好に満たす単焦点レンズに対する要求、とりわけレンズの厚さを最小限にすることまたは周辺視を改善することに対する要求が依然としてある。
したがって、この発明は、所与の着用者用に注文に合わせて作られる単焦点眼鏡レンズを決定する方法であって、
前記着用者の眼と頭の挙動を表すパラメータを測定するステップと、
レンズ上に前記測定された眼と頭の挙動を表すパラメータによって決まる直径の中央区域を決定するステップと、
そのレンズの周辺区域を決定するステップと、
前記中央区域に着用者の度数と非点収差の目標値を、および前記周辺区域着用者の度数以外のパラメータの目標値を所与の視方向に対して適用することによって、着用されている条件下でレンズを最適化計算するステップと
を含んでなる方法を提案するものである。
一実施態様では、着用者の眼と頭の挙動を表すパラメータを測定するステップは、所与の視方向の一つの固定点を視るための、頭の角度/視方向の角度の比率などの利得値(gain value)を計算する少なくとも一つのステップを含んでいる。
実際に行う方法では、前記中央区域の直径は、関係式:Dc =30×(2−GA)から決定される。
諸実施態様では、周辺区域における前記パラメータ目標値は、所与のディストーション値、所与の色収差値、所与のプリズム偏向値および所与のガラス厚値から選択される。
この発明は、また、この発明の決定方法により最適化された特注製作の眼鏡レンズおよびそのレンズを備えてなる視覚装置にも、関している。
この発明のこれら以外の利点と特徴が、実施例としておよび添付図面を参照して提供されるこの発明の諸実施態様についての以下の説明を読むと、明らかになるであろう。
眼を動かす人用の、中央区域および周辺区域を有するこの発明によるレンズの線図である。 頭を動かす人用の、中央区域および周辺区域を有するこの発明によるレンズの線図である。 この発明によるレンズの接続された面の線図である。 眼を動かす人用にディストーションについて最適化された、この発明の第一実施態様によるレンズの子午線に沿った着用者の光学的度数を示すグラフである。 図3のレンズについての光学的度数と生成非点収差の地図である。 図3のレンズについての光学的度数と生成非点収差の地図である。 図3のレンズについてのディストーションの地図である。 同じ処方の最適化されていないレンズについてのディストーションの地図である。 頭を動かす人用にディストーションについて最適化された、この発明の一実施態様によるレンズの子午線に沿った着用者の光学的度数を示すグラフである。 図8のレンズについての光学的度数と生成非点収差の地図である。 図8のレンズについての光学的度数と生成非点収差の地図である。 図8のレンズについてのディストーションの地図である。 同じ処方の最適化されていないレンズについてのディストーションの地図である。 眼を動かす人用に厚さについて最適化された、この発明の第二実施態様によるレンズの子午線に沿った着用者の光学的度数を示すグラフである。 図13のレンズについての光学的度数と生成非点収差の地図である。 図13のレンズについての光学的度数と生成非点収差の地図である。 図13のレンズについての線図的断面図である。 同じ処方の最適化されていないレンズについての線図的断面図である。 頭を動かす人用に厚さについて最適化された、この発明の第二実施態様によるレンズの子午線に沿った着用者の光学的度数を示すグラフである。 図18のレンズについての光学的度数と生成非点収差の地図である。 図18のレンズについての光学的度数と生成非点収差の地図である。 図18のレンズについての線図的断面図である。 同じ処方の最適化されていないレンズについての線図的断面図である。
この発明は、着用者に対する処方に従って視力について最適化された中央区域、およびレンズの所与のパラメータ、例えばその厚さまたはディストーション、プリズム効果、色収差その他の周辺視覚特性を改善するように最適化された周辺区域を有する眼鏡レンズを決定する方法を提案するものである。この発明によれば、中央区域の大きさは、着用者の視覚戦略の関数として、とりわけ着用者の眼と頭の挙動の関数として決定される。
したがって、この発明は、周辺区域の最適化が、頭を動かす着用者にとってこのうえなくよくて、かつ眼を動かす着用者にとって不快に知覚されないように、着用者の眼と頭の挙動の関数として、光学的に有用な中央区域の大きさを適合させることを提案するものである。
着用者の眼と頭の挙動は、例えば、当出願人が開発した VisionPrint System(商標)のタイプの装置で測定することができる。眼と頭の協調パラメータ(coordination parameters)が決定される。これらのパラメータは、商標VARILUX IPSEO(登録商標)で市販されているレンズを定義するために測定されるパラメータであり、すなわち利得GAおよび安定係数STである。
利得GAは、標的に到達するための視る動き全体の中の頭の動きの割合を与えるパラメータである。この利得GAは、所与の視方向の一つの固定点を視るための、頭の角度と視方向の角度との比率と定義することができる。この利得は、0.00と1.00の間の値である。例えば、利得値0.31は、眼の動きが優勢な挙動を示す。安定性係数STは、挙動の安定性を示すパラメータであり、すなわち利得値の標準偏差である。大部分の着用者は、安定しており、係数STの値は、一般に0.15未満である。
図1aと図1bに図解したように、この発明は、所与の着用者について視力の点で最適化される中央区域の大きさ、すなわち直径を、着用者の眼と頭の挙動の関数として、調整することを提案するものである。したがって、この中央区域は、着用者が眼を動かす者である場合、比較的大きい直径Dc を有し(図1a)、そして着用者が頭を動かす者である場合、比較的小さい直径を有する(図1b)。実際に、着用者が眼を動かす者である場合、着用者はガラスの大きな面積を使い、一方、頭を動かす者である着用者は、ガラスの小さい面積しか使用しない。
実際に行う一方法では、この発明は、着用者について測定された利得GAの関数としてレンズの直径Dc を選択することによって、レンズの中央区域の大きさを決定することを提案するものである。そのようにして、着用者の眼と頭の挙動の関数として中央区域の直径の変化についての関係式を構築することができ、それは下記の形で表される。
Figure 0005542447
このようにして、頭を動かす着用者(GA=1)のためには、得られるレンズは、着用者の処方に対応する中央区域が僅かに30mmの直径であるが、周辺部分は、厚さのまたは周辺視の満足すべき最適化ができるように、約15mm以上の幅を有し、そして、眼を動かす着用者(GA=0)のためには、得られるレンズは、中央区域がレンズの全表面をカバーする。レンズの最適化は、直径60mmのレンズについて、着用されている条件下で計算され、直径がより大きいレンズの場合、最適化された周辺区域が外挿補外される。
光学的に有用な中央区域に対して、周辺区域は、さらに着用者にとって不快でないように接続されなければならない。
周辺視を改善するように周辺区域を最適化するときは、その中央区域と周辺区域の間の接続は、そのレンズの処方表面の最適化を計算するとき、同じ表面上で直接なされる。周辺区域の厚さを減らすように周辺区域を最適化するときは、中央区域と周辺区域を表面の内挿補間によって接続することが必要である。
レンズの厚さを最適化する場合に中央区域と周辺区域を接続するため、当出願人が2006年9月28日に出願した上記フランス国特許出願第06/08515号に記載されている方法を使用することができる。とりわけ、そのレンズは、球面または円環面でもよい第一の面と、着用されている条件下で、そのレンズを着用者の非正視に適合させかつ厚さを最適化するために計算された複合の第二の面とを有している。図2の線図において、考察されている前面(眼鏡着用者の反対側の面)は、最大の曲率半径を有する球面または円環面であり、そして裏面は、三つの区域を有する複合面であり、それらは、着用者の視野の中で着用者に必要な補正を保証する光学的に有用な中央区域15と、周辺区域17と、中央区域と周辺区域を連結する接続区域16である。中央区域15は、度数(屈折力)および/または非点収差の補正を含んでいることができ、その直径Dc は、着用者の眼と頭の挙動を考慮に入れるため、上記の関係式[数1]に従って決定される。この複合の裏面の表面は、数学的な観点から見ると連続しており、直接機械加工により一回だけ機械加工される。接続区域16は、この数学的連続性を許容し、かつ中央区域15の光学的特性が周辺区域に課される機械的制約によって変えられないことを保証している。
前記裏面の三つの区域15、16および17は、同一の点を中心としており、好ましくは、着用されている条件下で着用者の主視方向に対応する合わせ十字を中心としている。レンズの裏面の三つの区域15、16および17は、同じ形をしており、この形(円形、楕円形、またはその他)は、フレームおよび/または処方によって選択される。中央区域15の寸法は、着用者の眼と頭の挙動によって強いられ、そして接続区域16は、遷移が目立たないためには十分に幅広でなければならず、かつ周辺区域17が特に厚さの最適化を許容するためには十分に幅が狭くなければならない。
中央区域15と周辺区域17を構成する表面は、フレーム取付けおよび/または処方の制約によって強いられるので、分かる。中央区域15は、要求される度数と非点収差の処方に対応している。中央区域15は、また、光学的最適化によって非球面または非円環面にすることもできる。この非球面化/非円環面化は、フレームの反り角(curving contour angle)および装着時前傾角(pantoscopic angle)などの着用されているときの諸条件を考慮に入れることができる。その計算は、また、前記反り角および装着時前傾角の影響を修正できるようなプリズムの処方を考慮に入れることもできる。周辺区域17は、前面の形状に従って、球面であってもまたは円環面でもあってもよい。周辺の面が球面である場合は、周辺区域の曲率半径が、前面のベースに等しくてもよく、そのとき、そのレンズは周辺区域が平らである。周辺の面が円環面である場合は、最大曲率の子午線を前面のベースに等しく選択することができ、その第二の子午線の曲率の値とその軸は、レンズの処方に従って選択される。
次いで、中央区域15と周辺区域17のこれら表面をレンズの裏面に関連づけられたフレーム(X,Y,Z)にサンプリングする。慣例では、レンズが着用されている条件下にあると考えられるとき、X軸は、水平に延び、Y軸は、垂直に延びている。Z軸は、レンズの裏面に垂直である。中央区域15および周辺区域17上では、表面の各点(X,Y)において高さZが分かっている。慣例では、Z軸の原点を、中央区域15の中心の所に固定することが可能である。このような関係において、周辺区域の高さは、この区域の最低点におけるZの値として定義することができ、つまり、レンズの内側方向への周辺区域17の限界を定める直径Drac の円周上に位置する点のうちで最小のZの値と定義することができる。
こうして、中央区域と比較して周辺区域の異なる相対的高さについて評価するメリット関数を最小限にする補間表面を定義するために、接続区域16内に位置する複数点の高さZを、内捜補間の公式により計算する。したがって、周辺区域は、最小のメリット関数を与える補間表面が得られるまで、Zの値が置き換えられる。周辺区域のZの値の置換えは、前記補間表面の中央区域の初期の曲率の特性を変えるものではない。裏面の補間表面は、例えば、MATLAB関数で実行されるグローバルスプライン補間法(global spline interpolation method)(de Boor,C.,A Practical Guide to Splines, Springer-Verlag, 1978による)またはローカル多項式補間法(local polynominal interpolation method)によって計算することができる。その選択されたメリット関数は、中央区域と周辺区域の補間表面と初期表面の間で、一組の点にわたって、例えばレンズの水平軸と垂直軸にわたってまたは直径Dc とDrac にわたって、計算された球面または円柱面の二乗平均偏差の最小化とすることができる。また、その選択されたメリット関数は、接続区域16の中における円柱面値の最小化とすることができ、または接続区域16の中における球面または円柱面のスロープ(勾配のノルム)の最小化とすることができる。
この発明により、レンズを最適化するために、必要な度数と非点収差の処方を有するレンズを出発レンズとして考える。
次いで、上記関係式[数1]によって決定された直径を有する中央区域を定義する。周辺区域の大きさも、所望の最適化の関数として定義される。レンズを、厚さについて最適化しようとするならば、最大の曲率半径の規準が強いられる比較的広い周辺区域が好ましく、例えば、レンズを最適に薄くするために、レンズの端縁を実質的に平坦にすべく強いることが可能である。
このように、レンズは、眼とレンズの距離q’、装着時前傾角(すなわち垂直傾斜角)および反り(curving contour)の値を設定することによって、着用された条件下にあると考えられる。そのレンズの中心の厚さとレンズの屈折率が提供される。
次に、レンズを最適化するために目標を設定する。
レンズを、周辺視について最適化する場合は、例えば、光学的に有用な中央区域に、所与の視方向について所与の度数および生成非点収差モジュールの欠陥値を有する目標を設定し、および周辺区域に、所与のディストーション値、色収差値、プリズム偏差値その他の値を有する目標を設定することが可能である。レンズは、このようにして、上記諸目標でもって最適化することによって決定される。
レンズを、その厚さを減らすため最適化する場合は、中央区域に、所与の視方向について、所与の(好ましくは、ゼロの)度数値、非点収差モジュール値および非点収差軸値を有する目標を決める。次いで、このレンズは、中央区域と周辺区域の間に接続区域を有する補間表面を計算しながら、中央区域の目標値に近づくように、現レンズの少なくとも一つの面の特性を変化させることによって最適化して決定される。その補間表面は、選択された補間式でもって、所与の中央区域と比較した周辺区域の相対的高さについて計算することができる。所与のメリット関数、例えば上記メリット関数の内の、つまり、XとYの二方向においてまたは中央区域と周辺区域の限界を定める二つの円にわたって球面と円柱面の二乗平均偏差を最小化すること、接続区域の中での最大円柱面または球面もしくは円柱面のスロープを最小化することの内の一つのメリット関数と比較して、最良の補外表面を得るために、この中央区域と比較した周辺区域の相対的高さは、変化され、すなわち、周辺区域が、Z軸に沿って、中央区域から離れてまたは中央区域の方に近づいて移動される。
この最適化を行なうために、変化する一つまたは複数の表面の各種表現を使用することができる。この発明のレンズの裏面および/または前面を、変化させることができる。変化する一つまたは複数の面は、ゼルニケの多項式で表すことができ、これらの面の一方または他方に重ね合わされた非球面の層を使用することができ、かつその非球面の層を変化させることができる。この最適化は、それ自体知られている技法を使用することができる。とりわけ、減衰最小2乗(DLS)最適化法を使用することができる。
この発明のレンズを、いくつかの実施態様を参照しながら以下に説明する。第一の実施態様では、この発明のレンズは、眼を動かす着用者(図3〜7)と頭を動かす着用者(図8〜12)のために、周辺のディストーションの点で最適化される。別の実施態様では、この発明のレンズは、眼を動かす着用者(図13〜17)と頭を動かす着用者(図18〜22)のために、厚さの点で最適化される。
第一の実施例に従って、図3〜7は、0.33という利得が測定された「眼を動かす」着用者に適切な中央区域を有する、全直径が60mmで処方が+3ディオプターの単焦点レンズを示す。したがって、その中央区域は、上記で定義した関係式[数1]を適用することによって、直径は50mmになる。その周辺区域は、ディストーションの点で最適化される。
その中央区域は、視力を出すという点で最適化され、その光学的度数はほぼ一定であり、かつ生成非点収差(結果的にそこに生じている非点収差)はゼロである。図3で、中央区域と周辺区域の間の接続部が、子午線の上部と下部において度数に段差を導入していることが、分かるであろう。しかし、度数のこれら段差は、その着用者の自然な視野の範囲を外れた所に位置している。図4と5でも、周辺区域が、度数と非点収差の欠陥(ずれ)を導入しているが、これらの欠陥は、着用者の自然な視野の外に位置していることが、分かるであろう。
さらに、図6と7で、この発明のレンズは、周辺区域でディストーションを改善し、同時に着用者の周辺視において知覚を改善し、したがって着用者の快適さを改善していることが、分かるであろう。ディストーショングリッドは、レンズの中央区域においてこの発明のレンズと最適化されていないレンズとで、全く同じである。それと対照的に、図6のグリッド(この発明のレンズ)は、図7のグリッド(非最適化レンズ)と比べて、周辺の所で歪みが少ない。
第二の実施例に従って、図8〜12は、0.66という利得が測定された「頭を動かす」着用者に適切な中央区域を有する、全直径が60mmで処方が+3ディオプターの単焦点レンズを示す。したがって、その中央区域は、上記で定義した関係式[数1]を適用することによって、直径は40mmになる。その周辺区域は、ディストーションの点で最適化される。
その中央区域は、視力を出すという点で最適化され、その光学的度数はほぼ一定であり、かつ生成非点収差はゼロである。図8で、中央区域と周辺区域の間の接続部が、子午線の上部と下部において度数に段差を導入していることが、分かるであろう。しかし、度数のこれら段差は、その着用者の自然な視野の範囲を外れた所に位置している。図9と10でも、周辺区域が、度数と非点収差の欠陥を導入しているが、これらの欠陥は、着用者の自然な視野の外に位置していることが、分かるであろう。
さらに、図11と12で、この発明のレンズは、周辺区域のディストーションを明確に改善し、同時に着用者の周辺視において知覚を改善し、したがって着用者の快適さを改善していることが、分かるであろう。ディストーショングリッドは、レンズの中央区域においてこの発明のレンズと最適化されていないレンズとで、全く同じである。それと対照的に、図11のグリッド(この発明のレンズ)は、図12のグリッド(非最適化レンズ)と比べて、殆ど歪みがない。レンズの周辺区域におけるディストーションの減少は、頭を動かす着用者(図11)の方が眼を動かす着用者(図6)より顕著である。というのは、周辺区域がより大きくかつより良好に最適化できるからである。
第三の実施例に従って、図13〜17は、0.33という利得が測定された「眼を動かす」着用者に適切な中央区域を有する、全直径が80mmで処方が−3ディオプターの単焦点レンズを示す。したがって、その中央区域は、上記で定義した関係式[数1]を適用することによって、直径は50mmになる。その周辺区域は、厚さの点で最適化される。
その中央区域は、視力を出すという点で最適化され、その光学的度数はほぼ一定であり、かつ生成非点収差はゼロである。図13で、中央区域と周辺区域の間の接続部が、子午線の上部と下部において度数に段差を導入していることが、分かるであろう。しかし、度数のこれら段差は、その着用者の自然な視野の範囲を外れた所に位置している。図14と15でも、接続区域と周辺区域が、かなりの度数と非点収差の欠陥を導入しているが、これらの欠陥は、着用者の自然な視野の外に位置していることが、分かるであろう。これら度数と非点収差の欠陥は、上記諸実施例よりも顕著である。というのは、このレンズが、周辺区域でガラスを平らにするために、周辺区域に課された球面値で外捜補外された接続表面を有しているからである。
図16と17は、それぞれ、同じ処方と同じ寸法のこの発明のレンズと非最適化レンズの線図的断面図を示す。標準レンズ(図17)は、中央区域の厚さが1.4mmで、端縁の厚さが7.48mmと7.52mmの間である。それと対照的に、この発明のレンズ(図16)は、中央区域の厚さが1.4mmで、端縁の厚さが4.64mmである。したがって、この発明によって、レンズの厚さを相当に薄くすることができ、このように薄くしたレンズは、着用されたとき非常に軽く、かつフレームに取り付けやすい。
第四の実施例に従って、図18〜22は、1という利得が測定された「頭を動かす」着用者に適切な中央区域を有する、全直径が80mmで処方が−3ディオプターの単焦点レンズを示す。したがって、その中央区域は、上記で定義した関係式[数1]を適用することによって、直径は30mmになる。その周辺区域は、厚さの点で最適化される。
その中央区域は、視力を出すという点で最適化され、その光学的度数はほぼ一定であり、かつ生成非点収差はゼロである。図18で、中央区域と周辺区域の間の接続部が、子午線の上部と下部において度数に段差を導入していることが、分かるであろう。しかし、度数のこれら段差は、その着用者の自然な視野の範囲を外れた所に位置している。図19と20でも、接続区域と周辺区域が、かなりの度数と非点収差の欠陥を導入しているが、これらの欠陥は、レンズの中央部分だけを使用する着用者の自然な視野の外に位置していることが、分かるであろう。
図21と22は、それぞれ、同じ処方と同じ寸法のこの発明のレンズと非最適化レンズの線図的断面図を示す。標準レンズ(図22)は、中央区域の厚さが1.4mmで、端縁の厚さが7.48mmと7.52mmの間である。それと対照的に、この発明のレンズ(図21)は、中央区域の厚さが1.4mmで、端縁の厚さが2.67mmである。したがって、この発明は、とりわけ頭を動かす着用者の場合、周辺の最適化区域が大きいので、レンズの厚さを相当に薄くすることができ、このように薄くしたレンズは、着用するとき非常に軽くかつフレームに取り付けやすい。
15 … 中央区域
16 … 接続区域
17 … 周辺区域
c … 中央区域の直径
rac … 接続区域の直径
periph … 周辺区域の直径

Claims (6)

  1. 所与の着用者用に注文に合わせて作られる単焦点眼鏡レンズを決定する方法であって、
    前記着用者の眼と頭の挙動を表すパラメータを測定するステップと、
    レンズ上に前記測定された眼と頭の挙動を表すパラメータによって決まる直径(Dc )の中央区域を決定するステップと、
    当該レンズの周辺区域を決定するステップと、
    前記中央区域に着用者の度数と非点収差の目標値を、および前記周辺区域に着用者の度数以外のパラメータの目標値を所与の視方向について適用することによって、着用されている条件下でレンズを最適化計算するステップと
    を含んでなる方法。
  2. 請求項1に記載の方法において、
    前記着用者の眼と頭の挙動を表すパラメータを測定するステップが、所与の方向の一つの固定点を視るための、頭の動きの角度/視方向の角度の比率と定義される利得値(GA)を計算する少なくとも一つのステップ含んでいる
    ことを特徴とする方法。
  3. 請求項2に記載の方法において、
    前記中央区域の直径が、関係式:Dc =30×(2−GA)から決定される
    ことを特徴とする方法。
  4. 請求項1〜3のいずれか一項に記載の方法において、
    前記周辺区域における前記パラメータ目標値が、所与のディストーション値、所与の色収差値、所与のプリズム偏向値および所与のガラス厚値から選択される
    ことを特徴とする方法。
  5. 所与の着用者用に特注製造される単焦点眼鏡レンズであって、
    当該レンズは、着用者について測定された眼と頭の挙動を表すパラメータの関数として直径が決定された中央区域と、周辺区域とを有し、
    当該レンズは、前記中央区域に着用者の度数と非点収差の目標値を、および前記周辺区域に着用者の度数以外のパラメータの目標値を所与の視方向について適用することによって、着用されている条件下で最適化計算されている
    ことを特徴とする眼鏡レンズ。
  6. 着用者が選択したフレームと、
    少なくとも一つの請求項5に記載のレンズと
    を備えてなる視覚装置。
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