JP2003213856A - 採光窓の結露水の排水構造 - Google Patents

採光窓の結露水の排水構造

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  • Specific Sealing Or Ventilating Devices For Doors And Windows (AREA)
  • Roof Covering Using Slabs Or Stiff Sheets (AREA)
  • Photovoltaic Devices (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 採光パネルが破損した場合に、採光パネルの
破損部分から雨が吹き込んでも、天窓の枠体に設けた結
露水排水孔から室内に雨が流れ込むのを簡単な構成で防
止する。 【解決手段】 屋根1の開口部2に取付けた天窓3の上
方位置に隙間を介して採光パネル5を配置する。天窓3
の枠体18に天窓3のガラス14の下面に発生した結露
水を枠体18の内面側から外面側に排水するための排水
孔50を形成する。枠体18の外面側に結露水排水トン
ネル51を配設すると共に結露水排水トンネル51の水
上側端部を排水孔50に連通する。結露水排水トンネル
51の内部のトンネル通路51aの大きさを排水孔50
よりも大きく形成する。結露水排水トンネル51の水下
側端部を採光パネル5の下方領域内において開口する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、天窓の上方に採光
パネルを配置した採光窓における結露水の排水構造に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、屋根上に多数のパネル状の太陽電
池モジュールを配設して太陽光発電を行うことが知られ
ている。
【0003】このように屋根面に多数のパネル状の太陽
電池モジュールを配置したものにおいて、採光窓の構造
を形成する場合、従来にあっては、多数のパネル状の太
陽電池モジュールのうちの一つの太陽電池モジュールの
配置位置に天窓を取付けていた。
【0004】このため、屋根面には多数の太陽電池モジ
ュールが敷設してある中の一部に天窓の枠部が露出し、
屋根面の外観が不統一となって外観が良くないという問
題があり、また、太陽電池モジュールの屋根面への取付
けと、天窓の屋根への取付けとは取付け構造が異なるた
め、多数敷設した太陽電池モジュールの一つを除去した
部分に天窓を外観の収まりや防水上の収まりが良いよう
に施工するのは難しいものであった。
【0005】そこで、本発明に到る過程で、屋根上に多
数のパネル状の太陽電池モジュールを配設すると共に、
屋根に形成する天窓部分の上方位置において太陽電池モ
ジュールに代えて太陽電池モジュールと外観が近似した
採光パネルを配置することを考えた。つまり、天窓部分
の上方に位置する採光パネルは一種のダミーパネルであ
って、太陽電池モジュールと同様の外観となるようなも
のとし、また、パネル状の太陽電池モジュールの取付け
と同様に取付けるようにすることで、採光窓の構造を設
けたものにおいて屋根の外観が統一され、また、収まり
を良くすることができるものである。
【0006】天窓のガラスの下面には室内と外部との温
度差により結露水が発生するので、天窓の枠体に排水孔
を形成し、天窓のガラスの下面に発生した結露水を排水
孔を利用して枠体の内面側から外面側に排水し、屋根面
上に排水するようにしている。
【0007】ところが、上記のような採光窓の構造にお
いて、採光パネルが破損した場合、採光パネルの破損し
た個所から内部に雨が吹き込み、天窓の枠体に形成した
結露水を排水するための排水孔から室内に流れ込むとい
う問題がある。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記の点に鑑
みてなされたものであり、採光パネルが破損した場合
に、採光パネルの破損部分から雨が吹き込んでも、天窓
の枠体に設けた結露水排水孔から室内に雨が流れ込むの
を簡単な構成で防止できる採光窓の結露水の排水構造を
提供することを課題とするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに本発明に係る採光窓の結露水の排水構造は、屋根1
の開口部2に取付けた天窓3の上方位置に隙間を介して
採光パネル5を配置し、天窓3の枠体18に天窓3のガ
ラス14の下面に発生した結露水を枠体18の内面側か
ら外面側に排水するための排水孔50を形成し、枠体1
8の外面側に結露水排水トンネル51を配設すると共に
結露水排水トンネル51の水上側端部を排水孔50に連
通し、結露水排水トンネル51の内部のトンネル通路5
1aの大きさを排水孔50よりも大きく形成し、結露水
排水トンネル51の水下側端部を採光パネル5の下方領
域内において開口して成ることを特徴とするものであ
る。
【0010】このような構成とすることで、天窓3のガ
ラス14の下面側に発生した結露水はガラス14の下面
の傾斜に沿って水下側に流れて枠体18に到り、枠体1
8の排水孔50を通って枠体18の内面側から外面側に
排水され、枠体18の外面側において結露水排水トンネ
ル51を経て採光パネル5の下方領域内において屋根1
上に排水されるものである。そして、仮に、採光パネル
5が破損した場合、採光パネル5の破損した部分から採
光パネル5と屋根1面との間の隙間に風雨が吹き込む
が、この採光パネル5の破損した部分から採光パネル5
と屋根1面との間の隙間に風雨が吹き込んだ風雨が排水
孔50から天窓3内(室内空間)に入り込むには、隙間
→結露水排水トンネル51の端部の開口→結露水排水ト
ンネル51のトンネル通路51a→排水孔50→天窓3
の内部という経路で入る必要があり、結露水排水トンネ
ル51の内部のトンネル通路51aの大きさを排水孔5
0よりも大きく形成してあるので、吹き込んだ風雨の一
部が結露水排水トンネル51の開口から内部に入っても
吹き込んだ風雨の圧力損失を大きくして排水孔50から
天窓3内部に雨水が入らないようにできるものである。
【0011】また、屋根1上に多数のパネル状の太陽電
池モジュール8を配設すると共に、屋根1に形成する天
窓3部分の上方位置において太陽電池モジュール8に代
えて採光パネル5を配置することが好ましい。このよう
な構成とすることで、採光パネル5を太陽電池モジュー
ル8のダミーパネルとして利用することで、屋根1上の
太陽電池モジュール8を多数並べた部分に天窓3が露出
しないようにできるものである。
【0012】また、枠体18に屋根1に固定するための
固定横片24aを設け、結露水排水トンネル51を固定
横片24aの上方領域内にのみ位置させることが好まし
い。このような構成とすることで、結露水排水トンネル
51が天窓3の外側方に飛び出さず、天窓3を梱包、搬
送する際に結露水排水トンネル51が邪魔にならず、ま
た、天窓3を屋根1の開口部2に施工する際も結露水排
水トンネル51が邪魔にならないものである。
【0013】また、結露水排水トンネル51を屈曲させ
ることが好ましい。このような構成とすることで、上記
のように結露水排水トンネル51を固定横片24aの上
方領域内にのみ位置させて梱包、搬送、施工の際に結露
水排水トンネル51が邪魔にならないようにするに当た
って、結露水排水トンネル51の長さを長くできて、い
っそう風雨の吹き込み時の圧力損失を更に大きくでき
て、排水孔50から天窓3内部に雨水が入らないように
できるものである。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明を添付図面に示す実
施形態に基づいて説明する。
【0015】屋根1に開口部2を設け、この開口部2に
は天窓3が取付けられる。ここで、屋根1面には図6に
示すように多数のパネル状の太陽電池モジュール8が配
設される。そして、多数のパネル状の太陽電池モジュー
ル8のうち上記天窓3の真上においては太陽電池モジュ
ール8に代えてダミーパネルである採光パネル5を配置
する。つまり、屋根1の開口部2に取付けた天窓3の上
方位置に隙間を介して採光パネル5を配置する。
【0016】屋根1の野地面の主体を構成する構造用合
板16には図7(a)のように開口部2が形成してあ
り、この開口部2の周囲の裏面側には図7(b)のよう
に補強材40が取付けられる。更に、図7(c)のよう
に構造用合板16の上にルーフィングのような防水性を
有する屋根下地材17を敷設してある。上記開口部2に
は図7(d)のように天窓3を嵌め込んで取付けてあ
る。天窓3は枠体18の上部内周部にガラス14(添付
図面の実施形態ではペアガラス)を載置し、枠体18の
上部に取付ける枠部6により上記ガラス14を押圧して
枠体18と枠部6とで挟持することで構成してある。
【0017】枠体18は、水下側下枠材20aと水上側
下枠材20bと両側下枠材20cとを矩形状に枠組み一
体化して構成した下枠体20の上部に、水下側上枠材2
1aと水上側上枠材21bと両側上枠材21cとを矩形
状に枠組み一体化して構成した上枠体21を釘やねじの
ような固着具22により固着して構成してある。水下側
下枠材20a上には載置台46上にガラス14の端部が
載置され、水上側下枠材20bと両側下枠材20c上に
は上面の段部23にガラス14の端部が載置してあり、
矩形状をした枠部6を矩形状をした上枠体21にビス1
5で固着することで、枠部6の先端の押さえ片によりガ
ラス14を押さえるようになっている。
【0018】また、上枠体21を構成する水下側上枠材
21aと水上側上枠材21bと両側上枠材21cには固
定横片24a、24b、24cが設けてあり、それぞれ
固着具22により屋根1の構造用合板16を貫通して開
口部2の周囲の補強材40とに固着してある。つまり、
固定横片24a、24b、24cを屋根1に固着具22
により固着することで天窓3が屋根1に取付けられるも
のである。
【0019】枠体18の上枠体21を構成する一部材で
ある水下側枠材21aの下部には図8のように排水孔5
0が設けてある。水下側下枠材20b上においてガラス
14の端部を載置している載置台46には上記排水孔5
0に連通するように排水溝46aが形成してあり、ガラ
ス14の下面に発生した結露水は屋根勾配と同じ傾斜の
ガラス14の下面に沿って水下側に流れ、排水溝46a
を経て排水孔50から水下側枠材21aの外面側に排水
されるようになっている。ここで、載置台46をピース
状としたものにおいては載置台46と載置台46との間
の隙間に排水孔50が位置するようにしてもよく、この
場合は、ガラス14の下面に発生した結露水は載置台4
6間の隙間から排水孔50に流れるようになっている。
【0020】水下側枠材21aには結露水排水トンネル
51が設けられる。添付図面に示す実施形態においては
図9に示すように断面コ字状をした排水ガイド52を固
定横片24aにビス等により固着することで断面コ字状
をした排水ガイド52と固定横片24aとで内部がトン
ネル通路51aとなった結露水排水トンネル51が形成
してある。
【0021】結露水排水トンネル51の内部のトンネル
通路51aは両端部が開口となっており、一端の開口が
上記排水孔50に連通しており、他端の水下側端部の開
口が採光パネル5の下方領域内に位置している。このよ
うに結露水排水トンネル51の水下側端部を採光パネル
5の下方領域内において開口することで、後述のように
屋根1面に太陽電池モジュール8を施工するに当たっ
て、天窓3部分に設けられる結露水排水トンネル51に
邪魔されることなく、太陽電池モジュール8の施工がで
きるものである。
【0022】特に、添付図面に示すように結露水排水ト
ンネル51を固定横片24aの上方領域内にのみ位置す
るように形成することで(つまり結露水排水トンネル5
1が固定横片24aから外側方に飛び出さないように形
成することで)、天窓3を梱包、搬送する際に結露水排
水トンネル51が邪魔にならず、また、天窓3を屋根1
の開口部2に施工したり、太陽電池モジュール8を施工
する際に結露水排水トンネル51が邪魔にならず、施工
性が向上するものである。
【0023】上記結露水排水トンネル51は内部のトン
ネル通路51aの大きさ(トンネル通路51aの排水方
向と直交する断面積)を排水孔50の断面積よりも大き
く形成してある。このように、結露水排水トンネル51
の内部のトンネル通路51aの大きさを排水孔50より
も大きく形成することで、吹き込んだ風雨の一部が結露
水排水トンネル51の開口から内部に入っても吹き込ん
だ風雨の圧力損失を大きくして排水孔50から天窓3内
部に雨水が入らないようにできるようにしている。ここ
で、圧力の損失係数が8以上となるように設定すると結
露水排水トンネル51を通って排水孔50からの雨の浸
入を防止できるものであり、このように圧力の損失係数
が8以上となるように上記トンネル通路51aの断面積
と排水孔50の断面積との比や、長さを設定するもので
ある。必要な断面積比が取れない場合や、直線状の結露
水排水トンネル51の長さが十分に取れない場合には、
図10に示すようにL状のように結露水排水トンネル5
1を屈曲することで必要な圧力の損失係数が取れるよう
にする。また、図11に示すように固定横片24aがへ
字状に屈曲してある場合にはへ字状に屈曲した排水ガイ
ド52を用いてへ字状に屈曲した結露水排水トンネル5
1を形成するものである。
【0024】上記の枠体18の屋根1の開口部2への取
付け部分の周囲の上面には各固定横片24a、24b、
24cの上面からルーフィングのような防水性を有する
屋根下地材17上にかけて図7(e)のように防水テー
プ25を貼着してあり、これにより天窓3の枠体18の
屋根1への取付け部分から内部に水が浸入しないように
なっている。ここで、図3、図4、図5のように、固定
横片24a、24b、24cの下面と屋根下地材17と
の間にパッキン、シール材、接着剤等の防水材26を介
装することでよりいっそう天窓3の枠体18の屋根1へ
の取付け部分の防水性を向上させることができるもので
ある。
【0025】また、枠体18の屋根1の開口部2への取
付け部分の周囲の上面には図7(f)のように不燃板2
7が敷設してある。不燃板27は端部が枠体18に近接
していて防水材26の屋根下地材17に貼り付けた部分
の上に重ねてある。不燃板27としては例えば0.35
mm厚以上のガルバリウム鋼板が用いられる。更に、不
燃板27の上には図1乃至図5、図7(g)のように枠
体18の周囲からある距離をおいて横片28aと縦片2
8bとを有する不燃材28を配置して横片28a部分を
釘打ち等により取付けてある。また、天窓3の枠部6上
には後述の採光パネル5が積雪により下方に撓んだ際に
採光パネル5を支持するための支持部7が設けてある。
【0026】また、天窓3の下部にはルーバを備えたル
ーバユニット41を取付けて採光と遮光の選択、採光量
の選択等ができるようにしてある。
【0027】屋根1にパネル状の太陽電池モジュール8
を配設するには以下のようにして配設してある。すなわ
ち、図1乃至図5に示すようにパネル状をした太陽電池
モジュール8の周囲にはモジュール枠29が装着してあ
り、このモジュール枠29は下枠材29a、上枠材29
b、両側枠材29cを矩形状に枠組みして形成してあ
る。下枠材29a、上枠材29b、両側枠材29cには
嵌め込み溝部30が設けてあって、この嵌め込み溝部3
0にパネル状をした太陽電池モジュール8の外周縁部が
はめ込んである。パネル状をした太陽電池モジュール8
の下面部には防火板31が取着してある。上枠材29b
の下面部には取付け金具係止部32が設けてあり、上枠
材29bの上面部には係合部33が設けてある。一方、
下枠材29aの下面部には被係合部34が設けてある。
また、側枠材29cには係止孔35が設けてある。
【0028】上記の構成の太陽電池モジュール8は屋根
1の上に載置した固定金具36,37を用いて取付ける
ものである。固定金具36、37はピース状をしていて
それぞれ被係止部36a、37aが設けてある。この固
定金具36、37は屋根1上の太陽電池モジュール8を
配置する個所の周囲に配置して固着具により固定され、
固定金具36の被係止部36aに太陽電池モジュール8
の上枠材29bの取付け金具係止部32を係止し、太陽
電池モジュール8の側枠材29cの係止孔35に固定金
具37の被係止部37aを係止し、また、太陽電池モジ
ュール8の下枠材29aの被係合部34を下段の太陽電
池モジュール8の上枠材29bの係合部33に係合す
る。このようにして、太陽電池モジュール8の周囲を下
段の太陽電池モジュール8の上枠材29b、固定金具3
6、37を利用して屋根1の上に取付けるものである。
同様にして軒棟方向に太陽電池モジュール8を多段に配
設して取付けていくものである。なお、軒棟方向の軒側
端部においては図示を省略しているが、屋根1上にスタ
ータ金具を取付け、このスタータ金具の係合部に軒側端
部の太陽電池モジュール8の下枠材29aの被係合部3
4を係合することにより取付けるものである。また、軒
と平行な方向においては、図5のように軒と平行な方向
に隣接する太陽電池モジュール8の側枠材29cの外側
面同士を近接対向させ、モジュール間カバー38を両側
枠材29cの上面を覆うようにして被着するようになっ
ている。
【0029】上記のようにして屋根1上に多数の太陽電
池モジュール8を軒と平行な方向及び軒棟方向に配設し
て取付けるのであるが、本発明においては、前述のよう
に屋根1の開口部2に取付けた天窓3の上方位置におい
ては太陽電池モジュール8に代えて図1乃至図5、図7
(h)に示すように採光パネル5を配置する。この採光
パネル5は太陽電池モジュール8と同様に周囲に下枠材
29a、上枠材29b、両側枠材29cを矩形状に枠組
みして形成したモジュール枠29が装着してあり、下枠
材29a、上枠材29b、両側枠材29cに設けた嵌め
込み溝部30に採光パネル5の外周縁部がはめ込んであ
る。
【0030】そして、採光パネル5は上記した太陽電池
モジュール8の取付けと同様にして、採光パネル5のモ
ジュール枠29の周囲を下段の太陽電池モジュール8の
上枠材29b、固定金具36、37を利用して屋根1の
上に取付けるものである。
【0031】上記のようにして採光パネル5を太陽電池
モジュール8と同様にして屋根1上に配設して取付ける
のであるが、この場合、屋根1の開口部2に天窓3を取
付ける際に不燃板27の上に天窓3の枠体18の周囲か
らある距離をおいて取付けた不燃材28は図1乃至図5
に示すように、天窓3に対して軒側にずれて位置する固
定金具36よりも軒側にずれた位置に取付け、天窓3よ
りも棟側にずれて位置する固定金具36よりも棟側にず
れた位置に取付け、天窓3の左右両方に位置する太陽電
池モジュール8を支持している固定金具37よりも採光
パネル5から外側にずれた位置にそれぞれ位置するよう
に施工してL状の不燃材28の縦片28bにより隣接す
る固定金具36、37間を遮蔽する。
【0032】上記のようにして屋根1の開口部2に取付
けた天窓3の上方位置に隙間を介して採光パネル5を配
置することで採光窓を構成するものであり、採光パネル
5、天窓3のガラス14を通して室内の採光をすること
ができるものである。
【0033】しかして、天窓3の内面側は室内空間であ
るため、冬期においては天窓3のガラス14の下面側に
結露が発生する。この天窓3のガラス14の下面に発生
した結露水はガラス14の下面の傾斜に沿って水下側に
流れて枠体18に到り、枠体18の排水孔50を通って
枠体18の内面側から外面側に排水され、更に枠体18
の外面側において結露水排水トンネル51を排水ガイド
として採光パネル5の下方領域内において屋根1上に排
水するものである。
【0034】ここで、仮に、採光パネル5が何らかの理
由で破損した場合、採光パネル5の破損した部分から採
光パネル5と屋根1面との間の隙間に風雨が吹き込むこ
とになる。この採光パネル5の破損した部分から採光パ
ネル5と屋根1面との間の隙間に風雨が吹き込んだ風雨
の一部が結露水排水トンネル51の水下側開口から結露
水排水トンネル51内に吹き込むことがあるが、上記の
ように、結露水排水トンネル51の内部のトンネル通路
51aの大きさを排水孔50よりも大きく形成してある
ので、吹き込んだ風雨の一部が結露水排水トンネル51
の開口から内部に入っても吹き込んだ風雨の圧力損失を
大きくして排水孔50から天窓3内部に雨水が入らない
ようにできるものである。
【0035】
【発明の効果】上記のように本発明の請求項1記載の発
明にあっては、屋根の開口部に取付けた天窓の上方位置
に隙間を介して採光パネルを配置し、天窓の枠体に天窓
のガラスの下面に発生した結露水を枠体の内面側から外
面側に排水するための排水孔を形成し、枠体の外面側に
結露水排水トンネルを配設すると共に結露水排水トンネ
ルの水上側端部を排水孔に連通し、結露水排水トンネル
の内部のトンネル通路の大きさを排水孔よりも大きく形
成し、結露水排水トンネルの水下側端部を採光パネルの
下方領域内において開口したので、天窓のガラスの下面
側に発生した結露水を枠体の排水孔、結露水排水トンネ
ルを通して屋根上に排水することができるものである。
しかも、仮に、採光パネルが破損して、採光パネルと屋
根面との間の隙間に風雨が吹き込んでも、結露水排水ト
ンネルの内部のトンネル通路の大きさを排水孔よりも大
きく形成してあるので、吹き込んだ風雨の圧力損失が大
きく、簡単な構成で排水孔から天窓内部に雨水が入らな
いようにできるものである。
【0036】また、請求項2記載の発明にあっては、上
記請求項1記載の発明の効果に加えて、屋根上に多数の
パネル状の太陽電池モジュールを配設すると共に、屋根
に形成する天窓部分の上方位置において太陽電池モジュ
ールに代えて採光パネルを配置してあるので、採光パネ
ルを太陽電池モジュールのダミーパネルとして利用する
ことで、屋根上の太陽電池モジュールを多数並べた部分
に天窓が露出しないようにできて屋根の外観を良くする
ことができるものである。
【0037】また、請求項3記載の発明にあっては、上
記請求項1又は請求項2記載の発明の効果に加えて、枠
体に屋根に固定するための固定横片を設け、結露水排水
トンネルを固定横片の上方領域内にのみ位置させてある
ので、結露水排水トンネルが天窓の外側方に飛び出さ
ず、天窓を梱包、搬送する際に結露水排水トンネルが邪
魔にならず、また、天窓を屋根の開口部に施工する際も
結露水排水トンネルが邪魔にならならず、施工性が向上
するものである。
【0038】また、請求項4記載の発明にあっては、上
記請求項3記載の発明の効果に加えて、結露水排水トン
ネルを屈曲させてあるので、結露水排水トンネルを固定
横片の上方領域内にのみ位置させて梱包、搬送、施工の
際に結露水排水トンネルが邪魔にならないようにするに
当たって、結露水排水トンネルの長さを長くできて、い
っそう風雨の吹き込み時の圧力損失を更に大きくでき
て、排水孔から天窓内部に雨水が入らないようにできる
ものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の採光窓の軒棟方向の断面図である。
【図2】同上の採光窓の軒と平行な方向の断面図であ
る。
【図3】同上の採光窓の水下側の拡大断面図である。
【図4】同上の採光窓の水上側の拡大断面図である。
【図5】同上の採光窓の側部の拡大断面図である。
【図6】同上の採光窓を形成した屋根の一例の斜視図で
ある。
【図7】同上の採光窓の形成順序を示す概略説明図であ
る。
【図8】同上の排水孔、結露水排水トンネル部分の拡大
断面図である。
【図9】同上に用いる結露水排水トンネル部分の斜視図
である。
【図10】同上の結露水排水トンネル部分の他の実施形
態の斜視図である。
【図11】同上の結露水排水トンネル部分の更に他の実
施形態の斜視図である。
【符号の説明】
1 屋根 2 開口部 3 天窓 5 採光パネル 8 太陽電池モジュール 14 ガラス 18 枠体 24a 固定横片 50 排水孔 51 結露水排水トンネル 51a トンネル通路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 福井 秀明 大阪府門真市大字門真1048番地松下電工株 式会社内 Fターム(参考) 2E036 RA06 RB01 RC01 TA06 2E108 AA02 BB04 BN01 CC09 GG16 GG17 KK04 LL01 MM00 NN07 5F051 BA03 JA09

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 屋根の開口部に取付けた天窓の上方位置
    に隙間を介して採光パネルを配置し、天窓の枠体に天窓
    のガラスの下面に発生した結露水を枠体の内面側から外
    面側に排水するための排水孔を形成し、枠体の外面側に
    結露水排水トンネルを配設すると共に結露水排水トンネ
    ルの水上側端部を排水孔に連通し、結露水排水トンネル
    の内部のトンネル通路の大きさを排水孔よりも大きく形
    成し、結露水排水トンネルの水下側端部を採光パネルの
    下方領域内において開口して成ることを特徴とする採光
    窓の結露水の排水構造。
  2. 【請求項2】 屋根上に多数のパネル状の太陽電池モジ
    ュールを配設すると共に、屋根に形成する天窓部分の上
    方位置において太陽電池モジュールに代えて採光パネル
    を配置して成ることを特徴とする請求項1記載の採光窓
    の結露水の排水構造。
  3. 【請求項3】 枠体に屋根に固定するための固定横片を
    設け、結露水排水トンネルを固定横片の上方領域内にの
    み位置させて成ることを特徴とする請求項1又は請求項
    2記載の採光窓の結露水の排水構造。
  4. 【請求項4】 結露水排水トンネルを屈曲させて成るこ
    とを特徴とする請求項3記載の採光窓の結露水の排水構
    造。
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