JP3034799B2 - 横葺採光外装構造 - Google Patents

横葺採光外装構造

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JP3034799B2
JP3034799B2 JP8172836A JP17283696A JP3034799B2 JP 3034799 B2 JP3034799 B2 JP 3034799B2 JP 8172836 A JP8172836 A JP 8172836A JP 17283696 A JP17283696 A JP 17283696A JP 3034799 B2 JP3034799 B2 JP 3034799B2
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浩一 北村
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、屋根等の外壁面に
敷設する横葺採光外装材を用いた横葺採光外装構造に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来、横葺屋根に採光窓等を設ける場
合、実開昭63−3729号や特開平4−203154
号に開示されているように、箱形に形成された枠体とそ
の枠体の上面を覆う採光板(透光板)からなる採光装置
を屋根の一部に組み付けることで行っていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記採光装置
は構成部材や雨仕舞のための部材数が多く、部材管理に
手間がかかるとともに、屋根板と採光装置との取合部,
即ち採光装置の水上,水下側、左右側縁の雨仕舞に手間
が掛かっていた。しかも取合部の施工不良によって、或
いはシール材の経年変化等によって取合部から漏水する
恐れがあった。またこの種の採光装置は、母屋、垂木等
の下地部材に支持させる必要があるため、取付箇所が限
定されたり、取付けるための支持部材を別途配設したり
する必要があった(実開昭63−152823号等)。
また屋根の意匠性においても、上記採光装置は屋根面に
対して突出状に設けられたり、複数段に跨るため、意匠
性が損なわれるという問題があった。一方、特公平3−
63615号に示されているように、屋根材の全てを合
成樹脂等で成形することで横葺屋根材と透明状の横葺用
採光板を同種形状とした構成も提案されているが、採光
板の成形コストが高騰するという問題がある。
【0004】そこで本発明は上記問題を解決するため
に、第1に、採光用横葺外装材と横葺外装材と調和さ
せ、屋根の意匠性を損なうことがない横葺採光外装構造
を提供すること、第2に、横葺外装材と同等に扱える採
光装置を用いて、任意の箇所に採光装置を配置できる横
葺採光外装構造を提供すること、第3に、雨仕舞に手間
が掛からない採光装置による横葺採光外装構造を提供せ
んとする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記第1乃至3の各課題
を解決するため、本発明に係る横葺採光外装構造は、外
装下地上に横葺外装材を敷設する横葺外装構造に採光装
置を設ける外装構造にあって、前記横葺外装材は、面板
部と棟側成形部と軒側成形部からなり、前記採光装置
は、外装材の断面形状が前記横葺外装材と略同一で、面
板部に採光用の開口部を形成するとともに前記開口部を
裏面から覆う採光板を設けた採光用横葺外装材からな
り、前記横葺外装材と前記採光用横葺外装材を組合わせ
て敷設する構造となっている。
【0006】そして、前記採光板の軒側端部は、下段の
横葺外装材又は採光用横葺外装材の棟側成形部上に位置
させることとする(請求項1の発明)。
【0007】かかる横葺採光外装構造の採光装置は、外
装材の断面形状が横葺外装材と略同一で、面板部に採光
用の開口部を形成しているので、この採光装置としての
採光用横葺外装材を用いた場合には、横葺外装材と調和
し屋根の意匠性を損なうことがないし、またこの採光用
横葺外装材は、横葺外装材と同等に扱えるため、特別な
雨仕舞等をする必要がなく、さらに横葺外装材を組み合
わせて、任意の箇所に採光装置を配置できる横葺採光外
装構造を提供することができる。また、開口部から雨水
が浸入しても、その雨水が下段の横葺外装材或いは採光
用横葺外装材の棟側成形部を介して下段の横葺外装材或
いは採光用横葺外装材上に流下するので、室内側に浸入
する恐れがなく、雨仕舞により一層優れた構造にするこ
とができる。
【0008】また、本発明に係る横葺採光外装構造は、
外装下地上に横葺外装材を敷設する横葺外装構造に採光
装置を設ける外装構造にあって、前記横葺外装材は、面
板部と棟側成形部と軒側成形部からなり、前記採光装置
は、外装材の断面形状が前記横葺外装材と略同一で、面
板部に採光用の開口部を形成するとともに前記開口部を
裏面から覆う採光板を設けた採光用横葺外装材からな
り、前記横葺外装材と前記採光用横葺外装材を組合わせ
て敷設する構造となっている。 そして、前記採光板の左
右端部は、その採光板に隣接する横葺外装材又は採光用
横葺外装材との接続部に配置された捨板上に位置させる
こととしている(請求項2の発明)。 かかる横葺採光外
装構造においても、外装材の断面形状が横葺外装材と略
同一で、面板部に採光用の開口部を形成しているので、
横葺外装材と調和し屋根の意匠性を損なうことがない
し、またこの採光用横葺外装材は、横葺外装材と同等に
扱えるため、特別な雨仕舞等をする必要がなく、さらに
横葺外装材を組み合わせて、任意の箇所に採光装置を配
置できる横葺採光外装構造を提供することができる。
た、開口部から雨水が浸入しても、その雨水は捨板上に
流下するので、室内側に浸入する恐れがなく、雨仕舞に
より一層優れた構造にすることができる。
【0009】また、本発明に係る横葺採光外装構造は、
外装下地上に横葺外装材を敷設する横葺外装構造に採光
装置を設ける外装構造にあって、前記横葺外装材は、面
板部と棟側成形部と軒側成形部からなり、前記採光装置
は、外装材の断面形状が前記横葺外装材と略同一で、面
板部に採光用の開口部を形成するとともに前記開口部を
裏面から覆う採光板を設けた採光用横葺外装材からな
り、前記横葺外装材と前記採光用横葺外装材を組み合わ
せて敷設すると共に、前記採光板の軒側端部は、下段の
横葺外装材又は採光用横葺外装材の棟側成形部上に位置
し、一方、前記採 光板の左右端部は、その採光板に隣接
する横葺外装材又は採光用横葺外装材との接続部に配置
された捨板上に位置する構造となっている(請求項3の
発明)。この構造によれば、外装材の断面形状が横葺外
装材と略同一で、面板部に採光用の開口部を形成してい
るので、横葺外装材と調和し屋根の意匠性を損なうこと
がないし、またこの採光用横葺外装材は、横葺外装材と
同等に扱えるため、特別な雨仕舞等をする必要がなく、
さらに横葺外装材を組み合わせて、任意の箇所に採光装
置を配置できる横葺採光外装構造を提供することができ
る。 また、開口部から雨水が浸入してもその雨水が、下
段の横葺外装材或いは採光用横葺外装材の棟側成形部を
介して下段の横葺外装材或いは採光用横葺外装材上に流
下し、或いは捨板上に流下するので、室内側に浸入する
恐れがなく、雨仕舞により一層優れた構造にすることが
できる。
【0010】
【発明の実施の形態】上記各発明の実施の形態を図1乃
至図7に基づいて説明する。図1は実施形態に係る横葺
採光外装材の正面図、図2は同横葺採光外装材の側面
図、図3は同横葺採光外装材の分解斜視図、図4は別例
の実施形態に係る横葺採光外装材の正面図、図5は同横
葺採光外装材の側面図である。また、図6は請求項
び請求項3にそれぞれ対応する実施の形態に係る横葺採
光外装構造を示す横葺屋根の側面断面図、図7は請求項
2及び3に対応する実施の形態に係る横葺採光外装構造
を示す横葺屋根の正面断面図である。
【0011】前記横葺採光外装材1は図1乃至図3に示
すように、略平坦状の面板部10の棟側に棟側成形部1
1を、軒側に軒側成形部12をそれぞれ設け、前記面板
部10のほぼ中央に円形の開口部13を形成した外装材
2に、縦幅が前記面板部10と略同一寸法で、横幅が前
記面板部10に比べ若干狭い採光板2Aを用いて、面板
部10の裏面10aから前記開口部13を塞いでいる。
【0012】前記外装材2は、後述する横葺外装材4と
同様の形状に成形されている。即ち、前記面板部10は
横葺外装材4の面板部40と同様に屋根面を構成するも
ので、該面板部10の棟側成形部11は上段の横葺外装
材4の軒側成形部42又は横葺採光外装材1の軒側成形
部12と係合するように適宜構成され、一方軒側成形部
12は、下段の横葺外装材4の棟側成形部41又は横葺
採光外装材1の棟側成形部11と係合するように適宜構
成されている。なお、外装材2の左右側端部は図示のよ
うに平坦状であってもよく、また隣接する横葺外装材4
或いは横葺採光外装材1との接続のために端部を加工し
てもよい。
【0013】前記開口部13は採光する部分で、この実
施形態では面板部10の略中央に、円形の孔を1つ成形
しているが、その形状は矩形でもよく、その他どのよう
な形状でもよく、このような開口部13を複数個、設け
ても良いし、その場合は円形や矩形等の孔を任意に組み
合わせることができる。さらに、場所的には面板部10
の略中央に限定されるものではない。
【0014】上記のように構成された外装材2は、横葺
外装材4と同様な素材により成形され、表面化粧鋼板、
ラミネート鋼板、メッキ鋼板、ステンレス鋼板、アルミ
合金板、銅板、真鍮板、鉛板等の公知の金属素材、及び
炭素繊維積層板、硬質樹脂板等により成形される。そし
て、素材が金属板の場合には、ロール成形またはプレス
成形、或いは両者の組合せにより成形され、素材が非金
属の場合には主として型成形により、それぞれ定尺又は
長尺に成形される。これらの素材厚は、特に限定される
ものではないが、概ね0.4ないし1.6mm程度であ
る。
【0015】採光板2Aは、前記開口部13とともに採
光体を構成するもので、アクリル等の合成樹脂やガラス
等の透明板或いは着色板からなっていて、略長方形に成
形されており、採光板を特別な形状に成形する必要がな
い。この点からも横葺採光外装材を安価に提供すること
ができる。かかる採光板2Aは、外装材2の裏面10a
に接着されていて、外装材2と一体化して複合され、強
度の優れた構造となっている。
【0016】前記採光板2Aの棟側端21は、外装材2
の面板部10棟側端まで覆っているが、その棟側端21
は面板部10棟側端に位置する必要はなく、接着に十分
な幅があればよい。一方、採光板2Aの軒側端22は、
この横葺採光外装材1を敷設したときに下段の横葺外装
材4等の棟側成形部41上に位置するように、その軒側
端22を面板部10軒側端まで延ばすことが必要であ
る。これは、万が一、開口部13から雨水が浸入した場
合を想定した構成で、雨水を下段の横葺外装材4等の棟
側成形部41を介して、下段横葺外装材4上に流下させ
るためである。
【0017】また、前記採光板2Aの横幅は前記面板部
10に比べ若干狭く形成されているが、これは、後述す
るように、左右に隣接する横葺外装材4,4等との接続
部9に配置される捨板5上に採光板2Aの端部23,2
4が位置できるようにし、雨仕舞を一層確実にするため
である。
【0018】前記採光板2Aを外装材2に取付ける方法
として、前記採光板2Aを外装材2に接着する方法が主
であるが、その他に外装材2の裏面10aで採光板2A
を抱持する構成でもよい。なお、採光板2Aを外装材2
に取付ける際には図3に示すように開口部13の周縁
と、採光板2Aの周端をシール材等により防水処理6,
6している。
【0019】次に、図4及び図5に基づいて、別例の横
葺採光外装材1Aの構成例を説明する。この横葺採光外
装材1Aは、面板部が傾斜部と平坦部からなる横葺外装
材を用いて屋根を葺く場合に使用されるもので、このよ
うな横葺外装材に合わせて、外装材2の面板部10を平
坦部10Aと傾斜部10Bとで成形し、傾斜部10Bの
ほぼ中央に開口部13を形成するとともに、前記傾斜部
10Bと縦幅が前記傾斜部10Bと略同一寸法で、横幅
が前記傾斜部10Bに比べ若干狭い採光板2Aを用い
て、裏面10aから前記開口部13を塞いでいる。
【0020】このように、本発明に係る横葺採光外装材
は、屋根を葺く場合に使用する横葺外装材に合わせて、
その外装材を用いて構成すればよく、製造コストを低減
することができる横葺採光外装材を提供できる。
【0021】この施形態の前記採光板2Aにおいて
も、その軒側端22は前記実施形態の採光板2Aと同様
に、雨仕舞の一層の確実性を考慮して、面板部10軒側
端まで延ばされ、また、左右の端部23,24を捨板5
上に配置できるように、外装材2の裏面10aに接着さ
れている。その他の構成は、上記横葺採光外装材1と同
様であるので、同一の符号を付して詳細な説明は省略す
る。
【0022】次に、外装下地上に横葺外装材を敷設する
横葺外装構造に採光装置を設ける外装構造を図6に基づ
いて説明する。図6に示す横葺採光外装構造の実施形態
は、面板部40と棟側成形部41と軒側成形部42から
なる横葺外装材4と、断面形状が略同一である採光用横
葺外装材1、即ち、横葺外装材4の棟側成形部41に係
合する軒側成形部12と、横葺外装材4の面板部40と
同一寸法の面板部10と、横葺外装材4の軒側成形部4
2に係合する棟側成形部11を備えた前記横葺採光外装
材1を用いている。そして、外装下地3の下地開口部7
上に、前記開口部13が位置するように、前記横葺採光
外装材1を配置し、その上下段にそれぞれ横葺外装材
4,4を配置した組合せにより屋根を葺いている。
【0023】このような横葺採光外装構造によれば、横
葺採光外装材1の外装材2は横葺外装材4と同一構成で
あるので、この横葺採光外装材1を用いた場合に、横葺
外装材4と調和し、屋根の意匠性を損なうことがない。
また、横葺採光外装材1は、前記横葺外装材4と同等に
扱えるため、特別な雨仕舞等をする必要がなく、さらに
横葺外装材4を組み合わせて、任意の箇所に開口部13
を配置できる横葺採光外装構造を提供することができ
る。
【0024】横葺外装材4と横葺採光外装材1の組合せ
は、前記下地開口部7の構成に対応させて、例えば上下
段に横葺採光外装材1,1を連続させて配置してもよ
く、その組合せは任意である。いずれの組合せにして
も、図6のように、前記横葺採光外装材1の採光板2A
の軒側端部22は、下段の横葺外装材4(横葺採光外装
材1)の棟側成形部41(棟側成形部11)上に位置さ
せるように配置する。ここで棟側成形部41上とは、雨
水の処理を損なわない箇所をいい、かかる棟側成形部4
1上に採光板2Aの軒側端部22を位置させることによ
り、万が一、開口部13から雨水が浸入しても、その雨
水が下段の横葺外装材4或いは横葺採光外装材1の棟側
成形部41,11を介して下段の横葺外装材4或いは横
葺採光外装材1上に流下するので、室内側に浸入する恐
れがなく、雨仕舞により一層優れた構造にすることがで
きる。なお、図6に示すように、棟側成形部41上に採
光板2Aの軒側端部22を位置させても、横葺採光外装
材1等の見付け高さは同一に維持できるようになってい
る。
【0025】前記外装下地3は木造、鉄骨造、コンクリ
ート造等の全ての建築躯体をいい、前記躯体上に断熱そ
の他の必要に応じて敷設する木毛セメント板等のボード
類を含む。従って、外装材と躯体との間に介装されるボ
ード類が固定具の取付強度を有する場合を例外として、
原則的には外装材を固定するための固定具(ビス類)は
躯体を構成する母屋や垂木等の補助部材に固定される。
なお、垂木等の補助部材に前記横葺採光外装材1等を固
定する場合、ビス等の固定具を必ずしも用いる必要はな
く、爪による係着等でもよい。また、吊子等の保持部材
を用いて固定してもよいし、直接、ビス等の固定具で固
定してもよい。
【0026】なお、外装下地3と横葺外装材4等の間
に、アスファルトルーフィングやアスファルトフェルト
等の防水材8を敷設してもよい。
【0027】次に、図7に基づいて、横葺採光外装材1
とその左右に隣接する他の横葺外装材4,4等との横葺
採光外装構造を説明する。前記横葺採光外装材1とこれ
に隣接する横葺外装材4,4の接続部9は、図7に示す
ように、防水材8を介して外装下地3上に捨板5を配置
し、その捨板5にセットしたジョイナー90に横葺採光
外装材1と横葺外装材4のそれぞれの側端部を差込むと
ともに継手カバー91をセットしている。かかる接続部
9において、採光板2Aの左右端部23,24は、前記
捨板5上に位置するようになっており、万が一、前記開
口部13から雨水が左右方向に浸入しても、その雨水は
捨板5に導かれ捨板5の溝50に沿って流下し、下段の
横葺外装材4表面に排水されるようになっている。
【0028】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、外装材の
断面形状が横葺外装材と略同一で、面板部に採光用の開
口部を形成しているので、この採光用横葺外装材を用い
た場合に、横葺外装材と調和し、屋根の意匠性を損なう
ことがないし、また採光用横葺外装材は横葺外装材と同
等に扱えるため、特別な雨仕舞等をする必要がなく、さ
らに横葺外装材を組み合わせて、任意の箇所に採光体を
配置できる横葺採光外装構造を提供することができる。
また、開口部から雨水が浸入しても、その雨水が下段の
横葺外装材或いは採光用横葺外装材の棟側成形部を介し
て下段の横葺外装材或いは採光用横葺外装材上に流下す
るので、室内側に浸入する恐れがなく、雨仕舞により一
層優れた構造にすることができる。
【0029】請求項2記載の発明によれば、外装材の断
面形状が横葺外装材と略同一で、面板部に採光用の開口
部を形成しているので、この採光用横葺外装材を用いた
場合に、横葺外装材と調和し、屋根の意匠性を損なうこ
とがないし、また採光用横葺外装材は横葺外装材と同等
に扱えるため、特別な雨仕舞等をする必要がなく、さら
に横葺外装材を組み合わせて、任意の箇所に採光体を配
置できる横葺採光外装 構造を提供することができる。ま
た、開口部から雨水が浸入しても、その雨水が捨板上に
流下し、室内側に浸入する恐れがなく、雨仕舞により一
層優れた構造にすることができる。
【0030】請求項3記載の発明によれば、外装材の断
面形状が横葺外装材と略同一で、面板部に採光用の開口
部を形成しているので、この採光用横葺外装材を用いた
場合に、横葺外装材と調和し、屋根の意匠性を損なうこ
とがないし、また採光用横葺外装材は横葺外装材と同等
に扱えるため、特別な雨仕舞等をする必要がなく、さら
に横葺外装材を組み合わせて、任意の箇所に採光体を配
置できる横葺採光外装構造を提供することができる。
【0031】また、開口部から雨水が浸入してもその雨
水が、下段の横葺外装材或いは採光用横葺外装材の棟側
成形部を介して下段の横葺外装材或いは採光用横葺外装
材上に流下し、或いは捨板上に流下するので、室内側に
浸入する恐れがなく、雨仕舞により一層優れた構造にす
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施形態に係る横葺採光外装材の正面
図、
【図2】同横葺採光外装材の側面図、
【図3】同横葺採光外装材の分解斜視図、
【図4】第2の実施形態に係る横葺採光外装材の正面
図、
【図5】同横葺採光外装材の側面図である。
【図6】横葺採光外装構造を示す横葺屋根の側面断面
図、
【図7】横葺採光外装構造を示す横葺屋根の正面断面図
である。
【符号の説明】
1,1A 横葺採光外装材 10 面板部 10a 裏面 11 棟側成形部 12 軒側成形部 13 開口部 2 外装材 2A 採光板 3 外装下地 4 横葺外装材 40 面板部 41 棟側成形部 42 軒側成形部 5 捨板 50 溝部 6 シール材 7 下地開口 8 防水材 9 接続部 90 ジョイナー 91 継手カバー

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外装下地上に横葺外装材を敷設する横葺
    外装構造に採光装置を設ける外装構造にあって、 前記横葺外装材は、面板部と棟側成形部と軒側成形部か
    らなり、 前記採光装置は、外装材の断面形状が前記横葺外装材と
    略同一で、面板部に採光用の開口部を形成するとともに
    前記開口部を裏面から覆う採光板を設けた採光用横葺外
    装材からなり、 前記横葺外装材と前記採光用横葺外装材を組み合わせて
    敷設すると共に、 前記採光板の軒側端部は、下段の横葺外装材又は採光用
    横葺外装材の棟側成形部上に位置することを特徴とする
    横葺採光外装構造。
  2. 【請求項2】 外装下地上に横葺外装材を敷設する横葺
    外装構造に採光装置を設ける外装構造にあって、 前記横葺外装材は、面板部と棟側成形部と軒側成形部か
    らなり、 前記採光装置は、外装材の断面形状が前記横葺外装材と
    略同一で、面板部に採光用の開口部を形成するとともに
    前記開口部を裏面から覆う採光板を設けた採光用横葺外
    装材からなり、 前記横葺外装材と前記採光用横葺外装材を組み合わせて
    敷設すると共に、 前記採光板の左右端部は、その採光板に隣接する横葺外
    装材又は採光用横葺外装材との接続部に配置された捨板
    上に位置することを特徴とする横葺採光外装構造。
  3. 【請求項3】 外装下地上に横葺外装材を敷設する横葺
    外装構造に採光装置を設ける外装構造にあって、 前記横葺外装材は、面板部と棟側成形部と軒側成形部か
    らなり、 前記採光装置は、外装材の断面形状が前記横葺外装材と
    略同一で、面板部に採光用の開口部を形成するとともに
    前記開口部を裏面から覆う採光板を設けた採光用横葺外
    装材からなり、 前記横葺外装材と前記採光用横葺外装材を組み合わせて
    敷設すると共に、 前記採光板の軒側端部は、下段の横葺外装材又は採光用
    横葺外装材の棟側成形部上に位置し、一方、前記採光板
    の左右端部は、その採光板に隣接する横葺外装材又は採
    光用横葺外装材との接続部に配置された捨板上に位置す
    ることを特徴とする横葺採光外装構造。
JP8172836A 1996-06-13 1996-06-13 横葺採光外装構造 Expired - Fee Related JP3034799B2 (ja)

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