JP2003213073A - 炭化水素樹脂およびホットメルト接着剤組成物 - Google Patents
炭化水素樹脂およびホットメルト接着剤組成物Info
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 工業的に有利な製造方法でつくられた、コス
ト的に安価な、粘着付与剤として用いられる石油樹脂系
の炭化水素樹脂であって、熱可塑性高分子化合物に配合
して熱時の色相安定性に優れたホットメルト接着剤を与
える炭化水素樹脂および該樹脂を含むホットメルト接着
剤組成物を提供すること 【解決手段】 ガードナー色数が2以下であり、軟化点
が60℃以上である石油樹脂系炭化水素樹脂(A)に、
2,2,6,6−テトラアルキル−4−ピペリジル基を
有する抗酸化剤を含有させた粘着付与性炭化水素樹脂。
ト的に安価な、粘着付与剤として用いられる石油樹脂系
の炭化水素樹脂であって、熱可塑性高分子化合物に配合
して熱時の色相安定性に優れたホットメルト接着剤を与
える炭化水素樹脂および該樹脂を含むホットメルト接着
剤組成物を提供すること 【解決手段】 ガードナー色数が2以下であり、軟化点
が60℃以上である石油樹脂系炭化水素樹脂(A)に、
2,2,6,6−テトラアルキル−4−ピペリジル基を
有する抗酸化剤を含有させた粘着付与性炭化水素樹脂。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、粘着付与剤として
熱可塑性高分子化合物に配合して用いられ、色相安定性
に優れたホットメルト接着剤を与える炭化水素樹脂およ
び該樹脂を含むホットメルト接着剤組成物に関する。
熱可塑性高分子化合物に配合して用いられ、色相安定性
に優れたホットメルト接着剤を与える炭化水素樹脂およ
び該樹脂を含むホットメルト接着剤組成物に関する。
【0002】
【従来の技術】ベース接着剤成分として熱可塑性高分子
化合物を含み、これに接着強度を向上させる粘着付与剤
を配合してなるホットメルト(熱溶融型)接着剤組成物
が広く用いられており、その粘着付与剤としては、例え
ばロジン系樹脂、テルペン系樹脂、石油樹脂、水素添加
石油樹脂など多種類のものが公知であるが、工業生産に
適し、品質安定性にも優れたものとして石油樹脂が賞用
されている。しかしながら、従来の石油樹脂は通常、暗
色をしており、しかも耐熱安定性のないことが用途を制
限していた。
化合物を含み、これに接着強度を向上させる粘着付与剤
を配合してなるホットメルト(熱溶融型)接着剤組成物
が広く用いられており、その粘着付与剤としては、例え
ばロジン系樹脂、テルペン系樹脂、石油樹脂、水素添加
石油樹脂など多種類のものが公知であるが、工業生産に
適し、品質安定性にも優れたものとして石油樹脂が賞用
されている。しかしながら、従来の石油樹脂は通常、暗
色をしており、しかも耐熱安定性のないことが用途を制
限していた。
【0003】ホットメルト接着剤についての最も厳しい
要求は、昨今大量に生産されている、紙おむつ、衛生ナ
プキンのような使い捨て製品の製造において、ポリオレ
フィンフィルムと薄い織物または不織布材料との間の接
着に用いられる場合であろう。すなわち、この用途のホ
ットメルト接着剤は、一般消費者向けの製品であるため
に、熱および酸化に対する接着強度の経日的な安定性等
の基本的性能の担保のほかに、見かけ上の商品価値を損
なわないよう、その色も、望ましくは無色であること、
あるいは少なくとも淡色であり、かつ経日的に安定して
いることが求められる。
要求は、昨今大量に生産されている、紙おむつ、衛生ナ
プキンのような使い捨て製品の製造において、ポリオレ
フィンフィルムと薄い織物または不織布材料との間の接
着に用いられる場合であろう。すなわち、この用途のホ
ットメルト接着剤は、一般消費者向けの製品であるため
に、熱および酸化に対する接着強度の経日的な安定性等
の基本的性能の担保のほかに、見かけ上の商品価値を損
なわないよう、その色も、望ましくは無色であること、
あるいは少なくとも淡色であり、かつ経日的に安定して
いることが求められる。
【0004】このようなホットメルト接着剤の淡色化要
求に対しては、粘着付与性樹脂として芳香族系石油樹脂
の水素化物を配合する方法が一般的に採用されている
が、そのものは、樹脂の製造工程において水素化処理を
要し、コスト高になるので改良が求められていた。
求に対しては、粘着付与性樹脂として芳香族系石油樹脂
の水素化物を配合する方法が一般的に採用されている
が、そのものは、樹脂の製造工程において水素化処理を
要し、コスト高になるので改良が求められていた。
【0005】そのような改良の一つとして、特開平4−
227675号公報には、70〜10重量%のピペリレ
ン濃縮物(但し、2−メチル−2−ブテンの含有量が1
5重量%より少なく、ジシクロペンタジエンの含有量が
5重量%より少ない)と、30〜90重量%の芳香族ビ
ニルモノマーからなるモノマー混合物を三フッ化ホウ素
触媒の存在下で重合することにより、水白色であり、溶
融樹脂単独でのガードナー色数が1より小さく、加熱の
もとで優れた色の安定性がある粘着付与性炭化水素樹脂
が記載されている。
227675号公報には、70〜10重量%のピペリレ
ン濃縮物(但し、2−メチル−2−ブテンの含有量が1
5重量%より少なく、ジシクロペンタジエンの含有量が
5重量%より少ない)と、30〜90重量%の芳香族ビ
ニルモノマーからなるモノマー混合物を三フッ化ホウ素
触媒の存在下で重合することにより、水白色であり、溶
融樹脂単独でのガードナー色数が1より小さく、加熱の
もとで優れた色の安定性がある粘着付与性炭化水素樹脂
が記載されている。
【0006】ところで、かかる炭化水素樹脂は、一般的
にフリーデル・クラフツ型酸触媒の存在下に単量体混合
物をカチオン重合して製造されているが、前記特開平4
−227675号公報で用いられている三フッ化ホウ素
触媒はガス状であり、工業的な取扱いが難しいという問
題があった。一方、入手が容易で取扱い易い三塩化アル
ミニウムなどの触媒を用いた場合には、炭化水素樹脂は
暗色を呈し、ガードナー色数が大きく、熱時にも色相安
定性に優れた樹脂を得ることは困難であった。
にフリーデル・クラフツ型酸触媒の存在下に単量体混合
物をカチオン重合して製造されているが、前記特開平4
−227675号公報で用いられている三フッ化ホウ素
触媒はガス状であり、工業的な取扱いが難しいという問
題があった。一方、入手が容易で取扱い易い三塩化アル
ミニウムなどの触媒を用いた場合には、炭化水素樹脂は
暗色を呈し、ガードナー色数が大きく、熱時にも色相安
定性に優れた樹脂を得ることは困難であった。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、工業的に有
利な製造方法でつくられた、したがってコスト的に安価
な、粘着付与剤として用いられる石油樹脂系の炭化水素
樹脂であって、熱可塑性高分子化合物に配合して熱時の
色相安定性に優れたホットメルト接着剤を与える炭化水
素樹脂および該樹脂を含むホットメルト接着剤組成物を
提供することを目的とする。
利な製造方法でつくられた、したがってコスト的に安価
な、粘着付与剤として用いられる石油樹脂系の炭化水素
樹脂であって、熱可塑性高分子化合物に配合して熱時の
色相安定性に優れたホットメルト接着剤を与える炭化水
素樹脂および該樹脂を含むホットメルト接着剤組成物を
提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、本来的に
淡色化が困難で耐熱性に乏しいために、淡色が要求され
る用途のホットメルト接着剤向けには使える可能性がな
かった石油樹脂系の炭化水素樹脂について、鋭意検討を
重ねるうち、工業的に有利な方法の範囲内で炭化水素樹
脂を可能な限り淡色化できる製造条件を見出し、かつ、
特定の抗酸化剤を含有せしめることにより、熱可塑性高
分子化合物に配合したとき熱時の色相安定性にも優れ、
外観が重視される製品にも使用可能性ある淡色化された
ホットメルト接着剤をつくり得ることを知見して、本発
明を完成した。
淡色化が困難で耐熱性に乏しいために、淡色が要求され
る用途のホットメルト接着剤向けには使える可能性がな
かった石油樹脂系の炭化水素樹脂について、鋭意検討を
重ねるうち、工業的に有利な方法の範囲内で炭化水素樹
脂を可能な限り淡色化できる製造条件を見出し、かつ、
特定の抗酸化剤を含有せしめることにより、熱可塑性高
分子化合物に配合したとき熱時の色相安定性にも優れ、
外観が重視される製品にも使用可能性ある淡色化された
ホットメルト接着剤をつくり得ることを知見して、本発
明を完成した。
【0009】すなわち、本発明は、ガードナー色数が2
以下であり、軟化点が60℃以上である石油樹脂系炭化
水素樹脂(A)に、2,2,6,6−テトラアルキル−
4−ピペリジル基を有する抗酸化剤を含有させた粘着付
与性炭化水素樹脂に関し、前記炭化水素樹脂(A)は、
好ましくは、ハロゲン化アルミニウム触媒の存在下に、
20〜95重量%の炭素数4〜5の脂肪族ジオレフィン
および炭素数4〜8の脂肪族モノオレフィンの単量体混
合物と5〜80重量%の芳香族モノオレフィンとからな
る炭化水素単量体混合物を50℃以下で重合して得られ
る。また、本発明の石油樹脂系炭化水素樹脂(A)は、
前記重合の開始前に、ハロゲン化アルミニウム触媒と該
触媒の5倍重量以上のシクロオレフィンとを接触させる
ことにより、より淡色化をはかることができる。さらに
本発明は、かかる粘着付与性炭化水素樹脂と熱可塑性高
分子化合物からなり、180℃で24時間加熱溶融した
後に測定されたガードナー色数が5以下であるホットメ
ルト接着剤組成物に関する。
以下であり、軟化点が60℃以上である石油樹脂系炭化
水素樹脂(A)に、2,2,6,6−テトラアルキル−
4−ピペリジル基を有する抗酸化剤を含有させた粘着付
与性炭化水素樹脂に関し、前記炭化水素樹脂(A)は、
好ましくは、ハロゲン化アルミニウム触媒の存在下に、
20〜95重量%の炭素数4〜5の脂肪族ジオレフィン
および炭素数4〜8の脂肪族モノオレフィンの単量体混
合物と5〜80重量%の芳香族モノオレフィンとからな
る炭化水素単量体混合物を50℃以下で重合して得られ
る。また、本発明の石油樹脂系炭化水素樹脂(A)は、
前記重合の開始前に、ハロゲン化アルミニウム触媒と該
触媒の5倍重量以上のシクロオレフィンとを接触させる
ことにより、より淡色化をはかることができる。さらに
本発明は、かかる粘着付与性炭化水素樹脂と熱可塑性高
分子化合物からなり、180℃で24時間加熱溶融した
後に測定されたガードナー色数が5以下であるホットメ
ルト接着剤組成物に関する。
【0010】かくして、本発明によれば、工業的に有利
な製造方法でつくられ、コスト的に安価な、熱時の色相
安定性に優れたホットメルト接着剤を与える粘着付与性
炭化水素樹脂および該樹脂を含むホットメルト接着剤組
成物が提供される。
な製造方法でつくられ、コスト的に安価な、熱時の色相
安定性に優れたホットメルト接着剤を与える粘着付与性
炭化水素樹脂および該樹脂を含むホットメルト接着剤組
成物が提供される。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の粘着付与性炭化水
素樹脂およびホットメルト接着剤組成物について詳細に
説明する。
素樹脂およびホットメルト接着剤組成物について詳細に
説明する。
【0012】(粘着付与性炭化水素樹脂)本発明の粘着
付与性炭化水素樹脂は、ガードナー色数が2以下であ
り、軟化点が60℃以上である石油樹脂系の炭化水素樹
脂(A)に、2,2,6,6−テトラアルキル−4−ピ
ペリジル基を有する抗酸化剤を含有させたものである。
付与性炭化水素樹脂は、ガードナー色数が2以下であ
り、軟化点が60℃以上である石油樹脂系の炭化水素樹
脂(A)に、2,2,6,6−テトラアルキル−4−ピ
ペリジル基を有する抗酸化剤を含有させたものである。
【0013】炭化水素樹脂(A)は、工業的に有利な方
法の範囲内で石油樹脂系炭化水素樹脂を可能な限り淡色
化できる製造条件を見出したものである。すなわち、ハ
ロゲン化アルミニウム触媒の存在下に、特定量比の脂肪
族ジオレフィンおよび脂肪族モノオレフィンの単量体混
合物と芳香族モノオレフィンとからなる炭化水素単量体
混合物を50℃以下で重合して得るものである。
法の範囲内で石油樹脂系炭化水素樹脂を可能な限り淡色
化できる製造条件を見出したものである。すなわち、ハ
ロゲン化アルミニウム触媒の存在下に、特定量比の脂肪
族ジオレフィンおよび脂肪族モノオレフィンの単量体混
合物と芳香族モノオレフィンとからなる炭化水素単量体
混合物を50℃以下で重合して得るものである。
【0014】炭化水素単量体混合物には、炭素数4〜5
(C4〜C5)の脂肪族ジオレフィンおよび炭素数4〜
8(C4〜C8)の脂肪族モノオレフィンが、通常20
〜95重量%、好ましくは50〜95重量%、より好ま
しくは65〜95重量%含まれる。なお、該単量体混合
物は、炭素数6以上の脂肪族ジオレフィンを含んでもよ
い。
(C4〜C5)の脂肪族ジオレフィンおよび炭素数4〜
8(C4〜C8)の脂肪族モノオレフィンが、通常20
〜95重量%、好ましくは50〜95重量%、より好ま
しくは65〜95重量%含まれる。なお、該単量体混合
物は、炭素数6以上の脂肪族ジオレフィンを含んでもよ
い。
【0015】前記C4〜C5の脂肪族ジオレフィンとし
ては、例えば、1,3−ブタジエン、イソプレン、1,
3−ペンタジエン(ピペリレン)などの共役ジエンが挙
げられる。
ては、例えば、1,3−ブタジエン、イソプレン、1,
3−ペンタジエン(ピペリレン)などの共役ジエンが挙
げられる。
【0016】前記C4〜C8の脂肪族モノオレフィンと
しては、例えば、ブテン類、ペンテン類、メチルブテン
類、メチルペンテン類、ヘキセン類、ヘプテン類、オク
テン類、ジイソブチレン類などの鎖状モノオレフィン、
シクロペンテン、メチルシクロペンテン、シクロヘキセ
ン、シクロヘプテン、シクロオクテンなどの環状モノオ
レフィンなどが挙げられる。通常、C4〜C5の脂肪族
ジオレフィンとC4〜C8の脂肪族モノオレフィンとを
25/75〜85/15、好ましくは30/70〜75
/25(重量比)の割合で含むものが用いられる。
しては、例えば、ブテン類、ペンテン類、メチルブテン
類、メチルペンテン類、ヘキセン類、ヘプテン類、オク
テン類、ジイソブチレン類などの鎖状モノオレフィン、
シクロペンテン、メチルシクロペンテン、シクロヘキセ
ン、シクロヘプテン、シクロオクテンなどの環状モノオ
レフィンなどが挙げられる。通常、C4〜C5の脂肪族
ジオレフィンとC4〜C8の脂肪族モノオレフィンとを
25/75〜85/15、好ましくは30/70〜75
/25(重量比)の割合で含むものが用いられる。
【0017】炭化水素単量体混合物中に含まれる芳香族
モノオレフィンとしては、例えば、スチレン、α−メチ
ルスチレン、ビニルトルエン、インデンなどが挙げられ
る。炭化水素単量体混合物の全量に対するに芳香族モノ
オレフィンの含有量は、通常5〜80重量%、好ましく
は5〜50重量%、より好ましくは5〜35重量%であ
る。芳香族モノオレフィンを含まない炭化水素単量体混
合物から得られる炭化水素樹脂(A)は、粘着性付与剤
成分として作用するもののホットメルト接着剤の色相安
定性を改善するというという本発明の目的を達成するこ
とは困難である。
モノオレフィンとしては、例えば、スチレン、α−メチ
ルスチレン、ビニルトルエン、インデンなどが挙げられ
る。炭化水素単量体混合物の全量に対するに芳香族モノ
オレフィンの含有量は、通常5〜80重量%、好ましく
は5〜50重量%、より好ましくは5〜35重量%であ
る。芳香族モノオレフィンを含まない炭化水素単量体混
合物から得られる炭化水素樹脂(A)は、粘着性付与剤
成分として作用するもののホットメルト接着剤の色相安
定性を改善するというという本発明の目的を達成するこ
とは困難である。
【0018】芳香族モノオレフィンとしては、なかでも
スチレンが好ましく用いられ、かつ炭化水素単量体混合
物の全量に対するその含有量は、通常5〜80重量%、
好ましくは5〜50重量%、より好ましくは5〜35重
量%である。
スチレンが好ましく用いられ、かつ炭化水素単量体混合
物の全量に対するその含有量は、通常5〜80重量%、
好ましくは5〜50重量%、より好ましくは5〜35重
量%である。
【0019】かかる炭化水素単量体混合物の調製方法は
特に限定されないが、一般に−20〜60℃のナフサ分
解留分として得られるC4〜C5の共役ジエンおよびモ
ノオレフィンの混合物、または必要に応じてこの留分に
C4〜C8脂肪族モノオレフィンを組み合わせた混合物
に、必須の単量体成分である芳香族モノオレフィンを組
み合わせて混合することによって調製される。脂肪族お
よび芳香族モノオレフィンは各種のポリマー原料(単量
体)として工業的に生産されているものを容易に入手し
て使用することができる。
特に限定されないが、一般に−20〜60℃のナフサ分
解留分として得られるC4〜C5の共役ジエンおよびモ
ノオレフィンの混合物、または必要に応じてこの留分に
C4〜C8脂肪族モノオレフィンを組み合わせた混合物
に、必須の単量体成分である芳香族モノオレフィンを組
み合わせて混合することによって調製される。脂肪族お
よび芳香族モノオレフィンは各種のポリマー原料(単量
体)として工業的に生産されているものを容易に入手し
て使用することができる。
【0020】このようにして得られる炭化水素単量体混
合物には、ブタン類、ペンタン類およびシクロペンタン
などの飽和炭化水素がしばしば含有されるが、これらの
成分の存在は本発明の目的を妨げるものではない。ま
た、本発明の効果が奏される限り、シクロペンタジエ
ン、その二量体、シクロペンタジエンと鎖状共役ジエン
との共二量体などが含有されてもよいが、これらは炭化
水素樹脂(A)の色相を損なうので、単量体混合物中に
実質的に含有されないことが望ましい。
合物には、ブタン類、ペンタン類およびシクロペンタン
などの飽和炭化水素がしばしば含有されるが、これらの
成分の存在は本発明の目的を妨げるものではない。ま
た、本発明の効果が奏される限り、シクロペンタジエ
ン、その二量体、シクロペンタジエンと鎖状共役ジエン
との共二量体などが含有されてもよいが、これらは炭化
水素樹脂(A)の色相を損なうので、単量体混合物中に
実質的に含有されないことが望ましい。
【0021】本発明において重合触媒としては、工業的
な取扱いの容易さから塩化アルミニウム、臭化アルミニ
ウムなどのハロゲン化アルミニウムが用いられる。重合
触媒の使用量は、単量体100重量部に対し、通常、
0.1〜10重量部である。
な取扱いの容易さから塩化アルミニウム、臭化アルミニ
ウムなどのハロゲン化アルミニウムが用いられる。重合
触媒の使用量は、単量体100重量部に対し、通常、
0.1〜10重量部である。
【0022】重合は適当な溶媒を用いて行われ、溶媒と
してはペンタン、ヘキサン、ヘプタン、シクロペンタ
ン、シクロヘキサン、イソペンタン、メチルペンタンな
どの脂肪族炭化水素、およびベンゼン、トルエン、キシ
レンなどの芳香族炭化水素が例示される。溶媒の使用量
は、通常、単量体100重量部当り20〜1000重量
部、好ましくは50〜500重量部である。
してはペンタン、ヘキサン、ヘプタン、シクロペンタ
ン、シクロヘキサン、イソペンタン、メチルペンタンな
どの脂肪族炭化水素、およびベンゼン、トルエン、キシ
レンなどの芳香族炭化水素が例示される。溶媒の使用量
は、通常、単量体100重量部当り20〜1000重量
部、好ましくは50〜500重量部である。
【0023】なお、本発明において、淡色の炭化水素樹
脂(A)を得るために最も重要な製造条件は、下記の重
合温度であるが、重合の開始前に、シクロペンテン、シ
クロヘキセンなどのシクロオレフィンを、ハロゲン化ア
ルミニウム触媒の5倍重量以上、該触媒に接触させるこ
とにより、さらに淡色化された炭化水素樹脂(A)を得
ることができる。シクロオレフィンは、本発明において
炭化水素単量体として用いられるが、重合反応性があま
り高くなく、このように、その一部または全部を触媒の
前処理剤的に用いることができて、炭化水素樹脂(A)
の一層の淡色化という結果を得ることができる。
脂(A)を得るために最も重要な製造条件は、下記の重
合温度であるが、重合の開始前に、シクロペンテン、シ
クロヘキセンなどのシクロオレフィンを、ハロゲン化ア
ルミニウム触媒の5倍重量以上、該触媒に接触させるこ
とにより、さらに淡色化された炭化水素樹脂(A)を得
ることができる。シクロオレフィンは、本発明において
炭化水素単量体として用いられるが、重合反応性があま
り高くなく、このように、その一部または全部を触媒の
前処理剤的に用いることができて、炭化水素樹脂(A)
の一層の淡色化という結果を得ることができる。
【0024】この場合、ハロゲン化アルミニウム触媒と
シクロオレフィンとを接触させる方法はとくに制限され
ず、シクロオレフィン中にハロゲン化アルミニウム触媒
を投入しても、または逆に、ハロゲン化アルミニウム触
媒を入れた後シクロオレフィンを投入してもよい。それ
らの混合は発熱を伴うことがあるので、前記した重合溶
媒で希釈することが好ましい。
シクロオレフィンとを接触させる方法はとくに制限され
ず、シクロオレフィン中にハロゲン化アルミニウム触媒
を投入しても、または逆に、ハロゲン化アルミニウム触
媒を入れた後シクロオレフィンを投入してもよい。それ
らの混合は発熱を伴うことがあるので、前記した重合溶
媒で希釈することが好ましい。
【0025】上記したように、本発明において、淡色の
炭化水素樹脂(A)を得るために、重合は50℃以下で
行われることが必要である。好ましくは0〜50℃で行
われる。反応系の圧力は大気以上またはそれ以下であっ
てもよい。反応時間は、一般に数秒ないし12時間もし
くはそれ以上にわたって変化させることができる。
炭化水素樹脂(A)を得るために、重合は50℃以下で
行われることが必要である。好ましくは0〜50℃で行
われる。反応系の圧力は大気以上またはそれ以下であっ
てもよい。反応時間は、一般に数秒ないし12時間もし
くはそれ以上にわたって変化させることができる。
【0026】このようにして得られた重合体は常法に従
って処理し、乾燥する。得られた炭化水素樹脂(A)は
一般にASTM・D−1544−63Tによって測定し
た2以下のガードナー色数を有し、500〜3,000
の数平均分子量、60℃以上、好ましくは60〜130
℃、より好ましくは70〜120℃のJIS K−25
31に規定された軟化点を有するものであって、ペンタ
ン、ヘキサン、ベンゼン、トルエン、キシレン、クロロ
ホルム、四塩化炭素などの脂肪族および芳香族炭化水素
またはハロゲン化炭化水素溶媒に可溶である。この炭化
水素樹脂(A)は、撥水性、粘着性、剥離力、耐紫外線
性などに優れている。
って処理し、乾燥する。得られた炭化水素樹脂(A)は
一般にASTM・D−1544−63Tによって測定し
た2以下のガードナー色数を有し、500〜3,000
の数平均分子量、60℃以上、好ましくは60〜130
℃、より好ましくは70〜120℃のJIS K−25
31に規定された軟化点を有するものであって、ペンタ
ン、ヘキサン、ベンゼン、トルエン、キシレン、クロロ
ホルム、四塩化炭素などの脂肪族および芳香族炭化水素
またはハロゲン化炭化水素溶媒に可溶である。この炭化
水素樹脂(A)は、撥水性、粘着性、剥離力、耐紫外線
性などに優れている。
【0027】本発明の粘着付与性炭化水素樹脂は、この
ようにして得た炭化水素樹脂(A)に、抗酸化剤として
2,2,6,6−テトラアルキル−4−ピペリジル基を
有する化合物を含有させることで得られる。ここで
「2,2,6,6−テトラアルキル−4−ピペリジル
基」とは下記一般式で表わされる基をいう。
ようにして得た炭化水素樹脂(A)に、抗酸化剤として
2,2,6,6−テトラアルキル−4−ピペリジル基を
有する化合物を含有させることで得られる。ここで
「2,2,6,6−テトラアルキル−4−ピペリジル
基」とは下記一般式で表わされる基をいう。
【0028】
【化1】
【0029】式中、R1〜R4は任意のアルキル基であ
り、好ましくは炭素数1〜4のアルキル基である。R5
は水素または置換基をもっていてもよい炭素数1〜8の
アルキル基もしくはアルコキシ基である。R1〜R
4は、互に同一であっても相違してもよく、その具体例
としては、メチル基、エチル基、プロピル基、ブチル
基、ヘキシル基、オクチル基などが挙げられるが、メチ
ル基、エチル基、プロピル基、ブチル基が好ましい。R
5の具体例としては、水素およびメチル基、オクチル基
などが挙げられるが水素が好ましい。 上記式で表わさ
れる2,2,6,6−テトラアルキル−4−ピペリジル
基を有する化合物としては分子量約400〜4,000
を有するものが知られており、その一部は市販されてい
る。該ピペリジル基含有化合物の具体例としては、下記
の化合物が挙げられる(〔 〕内は商品名〔いずれもチ
バ・スペシャルティ・ケミカルズ社製〕である)。 (i) ビス(2,2,6,6−テトラメチル−4−ピ
ペリジル)セバケート〔チヌビン770〕 (ii) ポリ〔{6−(1,1,3,3−テトラメチルブ
チル)アミノ−1,3,5−トリアジン−2,4−ジイ
ル}{(2,2,6,6−テトラメチル−4−ピペリジ
ル)イミノ}ヘキサメチレン{(2,2,6,6−テトラ
メチル−4−ピペリジル)イミノ}〕〔チマソルブ94
4〕 (iii) ビス(1,2,2,6,6−ペンタメチル−4
−ピペリジル)セバケート〔チヌビン765〕 (iv) 2−(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキ
シベンジル)−2−n−ブチルマロン酸ビス(1,2,
2,6,6−ペンタメチル−4−ピペリジル)〔チヌビ
ン144〕 (v) コハク酸ジメチル−1−(2−ヒドロキシエチ
ル)−4−ヒドロキシ−2,2,6,6−テトラメチル
−4−ピペリジン重縮合物〔チヌビン622〕 (vi) N,N’−ビス(3−アミノプロピル)エチレ
ンジアミン−2、4−ビス〔N−ブチル−N−(1,
2,2,6,6−ペンタメチル−4−ピペリジル)アミ
ノ〕−6−クロロ−1,3,5−トリアジン縮合物〔チ
マソルブ119〕 (vii) ビス(1−オクチルオキシ−2,2,6,6−
テトラメチル−4−ピペリジル)セバケート〔チヌビン
123〕。 上記の中では、熱時の色相安定化の効果が顕著であるこ
とから、(i)および(ii)が好ましい。
り、好ましくは炭素数1〜4のアルキル基である。R5
は水素または置換基をもっていてもよい炭素数1〜8の
アルキル基もしくはアルコキシ基である。R1〜R
4は、互に同一であっても相違してもよく、その具体例
としては、メチル基、エチル基、プロピル基、ブチル
基、ヘキシル基、オクチル基などが挙げられるが、メチ
ル基、エチル基、プロピル基、ブチル基が好ましい。R
5の具体例としては、水素およびメチル基、オクチル基
などが挙げられるが水素が好ましい。 上記式で表わさ
れる2,2,6,6−テトラアルキル−4−ピペリジル
基を有する化合物としては分子量約400〜4,000
を有するものが知られており、その一部は市販されてい
る。該ピペリジル基含有化合物の具体例としては、下記
の化合物が挙げられる(〔 〕内は商品名〔いずれもチ
バ・スペシャルティ・ケミカルズ社製〕である)。 (i) ビス(2,2,6,6−テトラメチル−4−ピ
ペリジル)セバケート〔チヌビン770〕 (ii) ポリ〔{6−(1,1,3,3−テトラメチルブ
チル)アミノ−1,3,5−トリアジン−2,4−ジイ
ル}{(2,2,6,6−テトラメチル−4−ピペリジ
ル)イミノ}ヘキサメチレン{(2,2,6,6−テトラ
メチル−4−ピペリジル)イミノ}〕〔チマソルブ94
4〕 (iii) ビス(1,2,2,6,6−ペンタメチル−4
−ピペリジル)セバケート〔チヌビン765〕 (iv) 2−(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキ
シベンジル)−2−n−ブチルマロン酸ビス(1,2,
2,6,6−ペンタメチル−4−ピペリジル)〔チヌビ
ン144〕 (v) コハク酸ジメチル−1−(2−ヒドロキシエチ
ル)−4−ヒドロキシ−2,2,6,6−テトラメチル
−4−ピペリジン重縮合物〔チヌビン622〕 (vi) N,N’−ビス(3−アミノプロピル)エチレ
ンジアミン−2、4−ビス〔N−ブチル−N−(1,
2,2,6,6−ペンタメチル−4−ピペリジル)アミ
ノ〕−6−クロロ−1,3,5−トリアジン縮合物〔チ
マソルブ119〕 (vii) ビス(1−オクチルオキシ−2,2,6,6−
テトラメチル−4−ピペリジル)セバケート〔チヌビン
123〕。 上記の中では、熱時の色相安定化の効果が顕著であるこ
とから、(i)および(ii)が好ましい。
【0030】本発明の粘着付与性炭化水素樹脂中の2,
2,6,6−テトラアルキル−4−ピペリジル基含有化
合物の量は、炭化水素樹脂(A)100gに対してピペ
リジル基の数が通常1.5×10−4〜2.0×10
−3個、好ましくは3.0×10−4〜2.0×10
−2個である。重量比に換算すると、炭化水素樹脂
(A)100重量部に対してピペリジル基含有化合物が
通常、約0.05〜5重量部、好ましくは約0.1〜
0.5重量部である。所望により、2,2,6,6−テ
トラアルキル−4−ピペリジル基含有化合物以外の抗酸
化剤、例えばフェノール系抗酸化剤を併用してもよい
が、その量が多いと皮膜形成防止効果が低くなるので、
抗酸化剤合計量の該ピペリジル基含有化合物の量が50
〜100重量%とすべきである。
2,6,6−テトラアルキル−4−ピペリジル基含有化
合物の量は、炭化水素樹脂(A)100gに対してピペ
リジル基の数が通常1.5×10−4〜2.0×10
−3個、好ましくは3.0×10−4〜2.0×10
−2個である。重量比に換算すると、炭化水素樹脂
(A)100重量部に対してピペリジル基含有化合物が
通常、約0.05〜5重量部、好ましくは約0.1〜
0.5重量部である。所望により、2,2,6,6−テ
トラアルキル−4−ピペリジル基含有化合物以外の抗酸
化剤、例えばフェノール系抗酸化剤を併用してもよい
が、その量が多いと皮膜形成防止効果が低くなるので、
抗酸化剤合計量の該ピペリジル基含有化合物の量が50
〜100重量%とすべきである。
【0031】ピペリジル基含有化合物を含む抗酸化剤を
含有させる方法としては、加熱溶融された状態の炭化水
素樹脂(A)に、ピペリジル基含有化合物を含む抗酸化
剤を混合することで行える。
含有させる方法としては、加熱溶融された状態の炭化水
素樹脂(A)に、ピペリジル基含有化合物を含む抗酸化
剤を混合することで行える。
【0032】(ホットメルト接着剤組成物)本発明のホ
ットメルト接着剤組成物中の接着剤成分である熱可塑性
高分子化合物としては、従来から用いられているポリエ
チレン、エチレン−酢酸ビニル共重合体、エチレン−ア
クリル酸エチル共重合体、アタクチックポリプロピレ
ン、スチレン−共役ジエン化合物ブロック共重合体、ポ
リアミド、ポリエステルなどを用いることができる。な
かでもエチレン系重合体、特にはエチレン−酢酸ビニル
共重合体は、接着性、剛性、柔軟性、可撓性、耐寒性、
溶融流動性などの物性に優れている。エチレン−酢酸ビ
ニル共重合体としては、一般に、メルトインデックス
0.5〜2,500g/10分を有し、酢酸ビニル含有
量10〜50重量%を有し、ホットメルト接着剤組成物
に常用されるものを用いることができる。
ットメルト接着剤組成物中の接着剤成分である熱可塑性
高分子化合物としては、従来から用いられているポリエ
チレン、エチレン−酢酸ビニル共重合体、エチレン−ア
クリル酸エチル共重合体、アタクチックポリプロピレ
ン、スチレン−共役ジエン化合物ブロック共重合体、ポ
リアミド、ポリエステルなどを用いることができる。な
かでもエチレン系重合体、特にはエチレン−酢酸ビニル
共重合体は、接着性、剛性、柔軟性、可撓性、耐寒性、
溶融流動性などの物性に優れている。エチレン−酢酸ビ
ニル共重合体としては、一般に、メルトインデックス
0.5〜2,500g/10分を有し、酢酸ビニル含有
量10〜50重量%を有し、ホットメルト接着剤組成物
に常用されるものを用いることができる。
【0033】本発明のホットメルト接着剤組成物は、こ
れら熱可塑性高分子化合物に、上述してきた淡色化され
た炭化水素樹脂(A)にピペリジル基含有化合物を含む
抗酸化剤を含有せしめた粘着付与性炭化水素樹脂を配合
することにより得られ、耐熱安定性に優れ、180℃で
24時間加熱溶融した後に測定されたガードナー色数が
5以下、好ましくは4以下となるものである。
れら熱可塑性高分子化合物に、上述してきた淡色化され
た炭化水素樹脂(A)にピペリジル基含有化合物を含む
抗酸化剤を含有せしめた粘着付与性炭化水素樹脂を配合
することにより得られ、耐熱安定性に優れ、180℃で
24時間加熱溶融した後に測定されたガードナー色数が
5以下、好ましくは4以下となるものである。
【0034】熱可塑性高分子化合物と粘着付与性炭化水
素樹脂の配合割合は、ホットメルト接着剤組成物の用途
により一様でないが、一般に、熱可塑性高分子化合物1
00重量部に対し、粘着付与性炭化水素樹脂30〜25
0重量部、好ましくは40〜200重量部が配合され
る。
素樹脂の配合割合は、ホットメルト接着剤組成物の用途
により一様でないが、一般に、熱可塑性高分子化合物1
00重量部に対し、粘着付与性炭化水素樹脂30〜25
0重量部、好ましくは40〜200重量部が配合され
る。
【0035】また、本発明のホットメルト接着剤組成物
には、発明の目的を阻害しない範囲において、天然ゴム
もしくは合成ゴム、またはワックスや無機骨材などの添
加剤を配合することができる。なお、ホットメルト接着
剤組成物の調製は常法によって行うことができる。
には、発明の目的を阻害しない範囲において、天然ゴム
もしくは合成ゴム、またはワックスや無機骨材などの添
加剤を配合することができる。なお、ホットメルト接着
剤組成物の調製は常法によって行うことができる。
【0036】
【実施例】以下、実施例を挙げて本発明を詳細に説明す
るが、本発明はこれらの実施例に限定されるものではな
い。これらの例中の部および%は、特に断わりがない限
り重量基準である。
るが、本発明はこれらの実施例に限定されるものではな
い。これらの例中の部および%は、特に断わりがない限
り重量基準である。
【0037】色相試験
(1)粘着付与性炭化水素樹脂
得られた粘着付与性炭化水素樹脂は50重量%のトルエ
ン溶液とし、ASTMD−1544−63Tに従って測
定した。 (2)溶融接着剤組成物の加熱後の色相試験 180℃のオーブンに入れ、24時間後に取出した溶融
接着剤組成物を、(皮膜が形成されている場合は皮膜部
分を除去して)16mmφの試験管に注ぎ込み、ガード
ナー標準液と比較して色相を決定した。
ン溶液とし、ASTMD−1544−63Tに従って測
定した。 (2)溶融接着剤組成物の加熱後の色相試験 180℃のオーブンに入れ、24時間後に取出した溶融
接着剤組成物を、(皮膜が形成されている場合は皮膜部
分を除去して)16mmφの試験管に注ぎ込み、ガード
ナー標準液と比較して色相を決定した。
【0038】実施例1 粘着付与性炭化水素樹脂aの調製
ベンゼン100重量部および塩化アルミニウム1.2重
量部を反応容器に仕込んだ後、下記表1、実施例1に示
す組成を有する単量体混合物100重量部を徐々に加え
45℃で重合を行なった。その後反応液にメタノールと
アンモニア水の混合物を添加して塩化アルミニウムを分
解し、不活性化された触媒粒子をろ過により分離した。
ろ液を蒸留釜に仕込み、窒素を吹き込みつつ加熱し、ま
ず溶媒と未反応単量体を除去した。次いで240℃(釜
内温)からは飽和水蒸気を吹き込み、重合反応によって
生じた油状重合体を除去した。留出液中にほとんど油層
が存在しなくなったことを確認したのち水蒸気の吹き込
みを停止した。溶融状態の樹脂中に下記表1に示す抗酸
化剤を樹脂に対し0.3重量部添加し5分間攪拌継続し
たのち溶融物を取り出し、室温に放冷すると軟化点97
℃の粘着付与性炭化水素樹脂aが得られた。本樹脂の5
0%トルエン溶液でのガードナー色数は2であった。な
お、ここで得た粘着付与性炭化水素樹脂のガードナー色
数は、実質的に炭化水素樹脂(A)の色数とみなせる。
量部を反応容器に仕込んだ後、下記表1、実施例1に示
す組成を有する単量体混合物100重量部を徐々に加え
45℃で重合を行なった。その後反応液にメタノールと
アンモニア水の混合物を添加して塩化アルミニウムを分
解し、不活性化された触媒粒子をろ過により分離した。
ろ液を蒸留釜に仕込み、窒素を吹き込みつつ加熱し、ま
ず溶媒と未反応単量体を除去した。次いで240℃(釜
内温)からは飽和水蒸気を吹き込み、重合反応によって
生じた油状重合体を除去した。留出液中にほとんど油層
が存在しなくなったことを確認したのち水蒸気の吹き込
みを停止した。溶融状態の樹脂中に下記表1に示す抗酸
化剤を樹脂に対し0.3重量部添加し5分間攪拌継続し
たのち溶融物を取り出し、室温に放冷すると軟化点97
℃の粘着付与性炭化水素樹脂aが得られた。本樹脂の5
0%トルエン溶液でのガードナー色数は2であった。な
お、ここで得た粘着付与性炭化水素樹脂のガードナー色
数は、実質的に炭化水素樹脂(A)の色数とみなせる。
【0039】実施例2 粘着付与性炭化水素樹脂bの調製
実施例1において用いた単量体混合物の組成を表1に示
すように代えた以外は実施例1と同様の操作を行って軟
化点99℃の粘着付与性炭化水素樹脂bを得た。
すように代えた以外は実施例1と同様の操作を行って軟
化点99℃の粘着付与性炭化水素樹脂bを得た。
【0040】比較例1 粘着付与性炭化水素樹脂cの調製
実施例1において用いた単量体混合物の組成を表1に示
すように代えた以外は実施例1と同様の操作を行って粘
着付与性炭化水素樹脂cを得た。
すように代えた以外は実施例1と同様の操作を行って粘
着付与性炭化水素樹脂cを得た。
【0041】比較例2 粘着付与性炭化水素樹脂dの調製
実施例1において添加する抗酸化剤を2,6−ジ−t−
ブチル−p−クレゾール(BHT)に変更した点以外は
実施例1と同様の操作を行い粘着付与性炭化水素樹脂d
を得た。
ブチル−p−クレゾール(BHT)に変更した点以外は
実施例1と同様の操作を行い粘着付与性炭化水素樹脂d
を得た。
【0042】比較例3 粘着付与性炭化水素樹脂eの調製
実施例1において重合温度を70℃とした以外は実施例
1と同様の操作を行い粘着付与性炭化水素樹脂eを得
た。
1と同様の操作を行い粘着付与性炭化水素樹脂eを得
た。
【0043】実施例3 粘着付与性炭化水素樹脂fの調製
塩化アルミニウム1.2重量部、ベンゼン100重量
部、およびシクロペンテン13重量部(塩化アルミニウ
ムの11重量倍)を反応容器に仕込んだ後、下記表1、
実施例1に示す組成を有する単量体混合物100重量部
のうちあらかじめ仕込んだシクロペンテン13重量部を
除いた87重量部を徐々に加え45℃で重合を行なっ
た。以後は実施例1と同様の操作を行って、軟化点92
℃の粘着付与性炭化水素樹脂fを得た。本樹脂の50%
トルエン溶液でのガードナー色数は1であった。
部、およびシクロペンテン13重量部(塩化アルミニウ
ムの11重量倍)を反応容器に仕込んだ後、下記表1、
実施例1に示す組成を有する単量体混合物100重量部
のうちあらかじめ仕込んだシクロペンテン13重量部を
除いた87重量部を徐々に加え45℃で重合を行なっ
た。以後は実施例1と同様の操作を行って、軟化点92
℃の粘着付与性炭化水素樹脂fを得た。本樹脂の50%
トルエン溶液でのガードナー色数は1であった。
【0044】
【表1】
【0045】実施例4〜6および比較例4〜6
ステンレス・ビーカーの中に粘着付与性炭化水素樹脂a
〜fを100重量部、エチレン−酢酸ビニル共重合体
(酢酸ビニル含有量28重量%、メルトインデックス1
50g/10分)100重量部およびパラフィン系ワッ
クス50重量部を入れ、攪拌しながら180℃になるま
で加熱し、均一な接着剤組成物とした。180℃での2
4時間保存試験後の色相測定の結果を表2に示す。
〜fを100重量部、エチレン−酢酸ビニル共重合体
(酢酸ビニル含有量28重量%、メルトインデックス1
50g/10分)100重量部およびパラフィン系ワッ
クス50重量部を入れ、攪拌しながら180℃になるま
で加熱し、均一な接着剤組成物とした。180℃での2
4時間保存試験後の色相測定の結果を表2に示す。
【0046】
【表2】
【0047】表1および表2に示すように、本発明の粘
着付与性炭化水素樹脂はガードナー色数2以下の淡色を
示し、更にこれを熱可塑性樹脂に配合した本発明のホッ
トメルト接着剤組成物は、180℃で24時間置いても
ガードナー色数が5以下で低色相であった。一方、炭化
水素樹脂(A)として芳香族モノオレフィンを含有しな
い樹脂を用いた接着剤組成物は熱変色が大きく(比較例
4)、抗酸化剤として2,2,6,6−テトラアルキル
−4−ピペリジル基含有化合物を添加しない接着剤組成
物は熱変色が大きい(比較例5)。いずれの場合も低色
数の接着剤組成物を得ることはできなかった。また、抗
酸化剤として2,2,6,6−テトラアルキル−4−ピ
ペリジル基含有化合物を用いても粘着付与性樹脂のガー
ドナー色数2以上の場合には、接着剤組成物の加熱後の
ガードナー色数を5以下とすることはできなかった(比
較例6)。
着付与性炭化水素樹脂はガードナー色数2以下の淡色を
示し、更にこれを熱可塑性樹脂に配合した本発明のホッ
トメルト接着剤組成物は、180℃で24時間置いても
ガードナー色数が5以下で低色相であった。一方、炭化
水素樹脂(A)として芳香族モノオレフィンを含有しな
い樹脂を用いた接着剤組成物は熱変色が大きく(比較例
4)、抗酸化剤として2,2,6,6−テトラアルキル
−4−ピペリジル基含有化合物を添加しない接着剤組成
物は熱変色が大きい(比較例5)。いずれの場合も低色
数の接着剤組成物を得ることはできなかった。また、抗
酸化剤として2,2,6,6−テトラアルキル−4−ピ
ペリジル基含有化合物を用いても粘着付与性樹脂のガー
ドナー色数2以上の場合には、接着剤組成物の加熱後の
ガードナー色数を5以下とすることはできなかった(比
較例6)。
【0048】実施例7、比較例7
エチレン−酢酸ビニル共重合体に代えて、エチレン−ア
クリル酸エチル共重合体(エチレン含有量75重量%、
メルトインデックス250g/10分)を用いた他は実
施例4、または比較例5と同様に行った。得られた接着
剤組成物の色相試験の結果を表3に示す
クリル酸エチル共重合体(エチレン含有量75重量%、
メルトインデックス250g/10分)を用いた他は実
施例4、または比較例5と同様に行った。得られた接着
剤組成物の色相試験の結果を表3に示す
【0049】
【表3】
【0050】ベース接着剤成分がエチレン−アクリル酸
エチル共重合体の場合も、上記エチレン−酢酸ビニル共
重合体の場合(実施例4)と同様に、本発明の熱安定化
効果が見られる。
エチル共重合体の場合も、上記エチレン−酢酸ビニル共
重合体の場合(実施例4)と同様に、本発明の熱安定化
効果が見られる。
【0051】
【発明の効果】本発明の粘着付与性炭化水素樹脂は、石
油樹脂系であるにもかかわらず淡色であり、かつ、特定
の抗酸化剤を含有させたことにより、本発明の炭化水素
樹脂を用いたホットメルト接着剤は、熱安定化特性に優
れており、高温での混合、貯蔵および接着剤としての使
用時あるいは経時的に色相の安定性に優れ、その結果、
淡色化要求の厳しい使い捨て製品用途のホットメルト接
着剤としても使用可能性のあるものである。
油樹脂系であるにもかかわらず淡色であり、かつ、特定
の抗酸化剤を含有させたことにより、本発明の炭化水素
樹脂を用いたホットメルト接着剤は、熱安定化特性に優
れており、高温での混合、貯蔵および接着剤としての使
用時あるいは経時的に色相の安定性に優れ、その結果、
淡色化要求の厳しい使い捨て製品用途のホットメルト接
着剤としても使用可能性のあるものである。
フロントページの続き
(51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考)
C09J 125/00 C09J 125/00
145/00 145/00
157/02 157/02
201/00 201/00
Fターム(参考) 4J002 BA011 EU076 EU086 FD076
GJ01
4J040 CA032 DA132 DB012 DK002
DN032 HC22 JB01 KA25
KA29 LA10
Claims (4)
- 【請求項1】 ガードナー色数が2以下であり、軟化点
が60℃以上である石油樹脂系炭化水素樹脂(A)に、
2,2,6,6−テトラアルキル−4−ピペリジル基を
有する抗酸化剤を含有させた粘着付与性炭化水素樹脂。 - 【請求項2】 前記炭化水素樹脂(A)がハロゲン化ア
ルミニウム触媒の存在下に、20〜95重量%の炭素数
4〜5の脂肪族ジオレフィンおよび炭素数4〜8の脂肪
族モノオレフィンの単量体混合物と5〜80重量%の芳
香族モノオレフィンとからなる炭化水素単量体混合物を
50℃以下で重合して得られたものである請求項1記載
の粘着付与性炭化水素樹脂。 - 【請求項3】 前記重合の開始前に、前記ハロゲン化ア
ルミニウム触媒と該触媒の5倍重量以上のシクロオレフ
ィンとを接触させるものである請求項2記載の粘着付与
性炭化水素樹脂。 - 【請求項4】 請求項1〜3いずれかに記載の粘着付与
性炭化水素樹脂および熱可塑性高分子化合物からなり、
180℃で24時間加熱溶融した後に測定されたガード
ナー色数が5以下であるホットメルト接着剤組成物。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002013779A JP2003213073A (ja) | 2002-01-23 | 2002-01-23 | 炭化水素樹脂およびホットメルト接着剤組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002013779A JP2003213073A (ja) | 2002-01-23 | 2002-01-23 | 炭化水素樹脂およびホットメルト接着剤組成物 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003213073A true JP2003213073A (ja) | 2003-07-30 |
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ID=27650647
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---|---|---|---|
JP2002013779A Pending JP2003213073A (ja) | 2002-01-23 | 2002-01-23 | 炭化水素樹脂およびホットメルト接着剤組成物 |
Country Status (1)
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---|---|
JP (1) | JP2003213073A (ja) |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006028285A (ja) * | 2004-07-14 | 2006-02-02 | Tosoh Corp | 貯蔵安定性に優れる脂肪族−芳香族共重合石油樹脂組成物及びその製造方法 |
JP2010006901A (ja) * | 2008-06-25 | 2010-01-14 | Tosoh Corp | 脂肪族−脂環族共重合石油樹脂組成物およびその製造方法 |
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