JP2003212150A - 自動車のステアリング支持構造 - Google Patents
自動車のステアリング支持構造Info
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Abstract
ねじり剛性を向上させることができ、ステアリングの共
振を容易に抑制できる自動車のステアリング支持構造を
提供する。 【解決手段】 ステアリングコラム8aを基部面の裏側
周囲に取付けるステアリングサポート9の基部面9aに
おける助手席側の側端に、下方へ曲げられた側面6bが
形成される。運転席側の横設パイプ10には、隆起部9
bを貫通した後に下方へ曲げられた縦設パイプ部分12
が形成され、この縦設パイプ部分は、内周面に基部面側
端の側面6bが接合され、また下端部がフロア2に取付
けられ、助手席側の横設パイプ13の内側端部が、縦設
パイプ部分12の上端のコーナ部分12bに接合され
る。
Description
ムを基部面の裏側周囲に取付けるステアリングサポート
が、インストルメントパネル内を横断して両側の外側端
部が両側のピラーにそれぞれ取付けられた2本の横設パ
イプにより、基部面から隆起した隆起部の両側の側面で
支持されると共に、助手席側の横設パイプは下端部がフ
ロアに取付けられる縦設パイプで支持され、さらにステ
アリングサポートの前面がボデー部分で支持されている
自動車のステアリング支持構造に関するものである。
リングサポートは、その基部面でステアリングコラムの
ブラケットを裏側にねじ止めさせ、上方への隆起部の両
側の側面に、外側端部が両側のピラーにそれぞれ取付け
られた互いに独立の2本の横設パイプのそれぞの内側端
部が溶接されているのが通常である。
の横設パイプはインストルメントパネルの正面に設けら
れる電子機器取付け用縦設パイプでフロアに支持され、
また隆起部の前面はカウルに支持されているとしても、
両側の横設パイプに対してはそれぞれの内端部で支持さ
れているだけであり、ステアリングの共振につながる可
能性があるこれらのパイプを中心とする前後回転方向の
ねじり剛性については改良の余地が残されている。
を増加させることなく前後回転方向のねじり剛性を向上
させることができ、ステアリングの共振を容易に抑制で
きる自動車のステアリング支持構造を提供することを目
的とする。
成するために、請求項1により、ステアリングコラムを
基部面の裏側周囲に取付けるステアリングサポートが、
インストルメントパネル内を横断して両側の外側端部が
両側のピラーにそれぞれ取付けられた2本の横設パイプ
により、基部面から隆起した隆起部の両側の側面で支持
されると共に、助手席側の横設パイプは下端部がフロア
に取付けられる縦設パイプで支持され、さらにステアリ
ングサポートの前面がボデー部分で支持されている自動
車のステアリング支持構造において、ステアリングサポ
ートの基部面における助手席側の側端に、下方へ曲げら
れた側面が形成されると共に、運転席側の横設パイプに
は、隆起部を貫通した後に下方へ曲げられた縦設パイプ
部分が形成され、この縦設パイプ部分は、内周面に基部
面側端の側面が接合され、また下端部がフロアに取付け
られ、助手席側の横設パイプの内側端部が、縦設パイプ
部分の上端のコーナ部分に接合されることを特徴とす
る。
プ及び前側のボデー部分による支持に加えて、基部面の
助手席側の側端に形成された側面が、ステアリングサポ
ートに近い側の運転席側の横設パイプを下方へ折り曲げ
た縦設パイプ部分に沿って支持される。
の形態の一例による自動車のステアリング支持構造を説
明する。ステアリングサポート9は、インストルメント
パネル1内でステアリング8のコラム8aをそのブラケ
ットが基部面9aの裏面において4隅のボルト挿通孔7
でねじ止めして下側に支持されるようになっている。基
部面9aの助手席側の側端には下方へ曲げられた逆三角
形状の側面6bが形成されている。基部面9aには周辺
部を残して上方へ隆起した隆起部9bが形成され、全体
として一体の下方が空間になったケース状にプレス成形
されている。さらに、隆起部9bの前面には、カウルに
ねじ止めされるカウルブラケット5が立設されている。
転席の一方の横設パイプ10には、隆起部9bの側面6
及び反対側の側面6aを基部面9aと同一面状に貫通し
た後に、側面6bに沿って下方へ曲げられた縦設パイプ
部分12が形成されている。横設パイプ10は側面6、
6aの貫通部分の周囲を溶接で接合されると共に、縦設
パイプ部分12には、その内周面に沿って基部面9a及
び側面6bが溶接されている。
ブラケット12aでねじ止めされている。ステアリング
サポート9に遠い助手席側の横設パイプ13の内側端部
は、縦設パイプ部分12の上端のコーナ部12bに、横
設パイプ10と同軸状に周囲を溶接されている。横設パ
イプ10、13の外側端部は、ブラケット19、19a
で両側のピラーにそれぞれねじ止めされている。横設パ
イプ13の途中位置には、縦設パイプ14が下設されて
フロア2にねじ止めされている。このパイプ及び縦設パ
イプ部分12は、センタコンソール前方におけるカーナ
ビゲーション等の電子機器のインストルメントパネル1
の収納部1aの両側部の内部を縦方向に貫通すると共
に、これらの取付け用のブレース15が溶接されてい
る。
グ支持構造の動作は次の通りである。ステアリングサポ
ート9は、先端にステアリング8を支持するコラム8a
をインストルメントパネル1内で支持した状態で、横設
パイプ10及び横設パイプ13の内側端部で支持される
と共に、縦設パイプ部分12にはステアリングサポート
9の側面6bが接合されている。
6bの縦方向に沿った支持により、特にステアリングサ
ポート9の前後回転方向のねじり剛性が向上する。した
がって、こもり音より低い周波数の車体骨格の1次曲げ
共振に起因する所謂カーシェイクに起因するステアリン
グ8の共振が、その共振周波数を高くできることにより
回避可能となる。
サポートの側面を縦方向のパイプに沿って支持すること
により、ステアリングサポートの前後回転方向のねじり
剛性が向上すると共に、ステアリングの共振周波数を高
くして車体骨格の1次曲げ共振に対する共振振動を容易
に回避できる。ストレートパイプの簡単・低コストの構
造により、部品数を増加させることなくステアリングサ
ポートの剛性を向上させ得る。換言すれば、横設パイプ
の径を小さくすることも可能となる。請求項2の発明に
よれば、縦設パイプ部分は、電子機器取付け用のブレー
スの取付けパイプの機能を果たすことができる。
グ支持構造の斜視図である。
ネルに取付けられた状態を示す正面図である。
Claims (2)
- 【請求項1】 ステアリングコラムを基部面の裏側周囲
に取付けるステアリングサポートが、インストルメント
パネル内を横断して両側の外側端部が両側のピラーにそ
れぞれ取付けられた2本の横設パイプにより、基部面か
ら隆起した隆起部の両側の側面で支持されると共に、助
手席側の横設パイプは下端部がフロアに取付けられる縦
設パイプで支持され、さらにステアリングサポートの前
面がボデー部分で支持されている自動車のステアリング
支持構造において、 ステアリングサポートの基部面における助手席側の側端
に、下方へ曲げられた側面が形成されると共に、運転席
側の横設パイプには、隆起部を貫通した後に下方へ曲げ
られた縦設パイプ部分が形成され、 この縦設パイプ部分は、内周面に前記基部面側端の前記
側面が接合され、また下端部がフロアに取付けられ、 前記助手席側の横設パイプの内側端部が、前記縦設パイ
プ部分の上端のコーナ部分に接合されることを特徴とす
る自動車のステアリング支持構造。 - 【請求項2】 下方へ曲げられた縦設パイプ部分に、助
手席側の横設パイプを支持する別の縦設パイプと共に、
センタコンソール前方のインストルメントパネル正面領
域に配置される電子機器を取付けるブレースがそれぞれ
設けられたことを特徴とする請求項1記載の自動車のス
テアリング支持構造。
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2002
- 2002-01-23 JP JP2002014067A patent/JP4014877B2/ja not_active Expired - Fee Related
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