JP2003210206A - 靴用中敷きおよびその製造方法 - Google Patents
靴用中敷きおよびその製造方法Info
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Abstract
反母趾等)を、アーチを的確にサポートすることで理想
的な骨格を形成させ各症状の予防、緩和を基本目的とし
一体型の中敷きにすることにより装着の手間をかけない
ようにすると同時に他の靴にも簡単に兼用できるように
した靴用中敷きおよびその製造方法を提供することにあ
る。 【解決手段】 三層構造からなり、表面層が靴内部輪郭
に対応した形状の天然皮革、人工皮革或いは布材で、下
面層が足裏の骨格形状のアーチと踵骨円周部形状に対応
した比較的硬度のある弾性体で、中間層が踵骨から中足
骨頭までの足の輪郭に対応した緩衝材で構成されている
ことを特徴とする。
Description
て使用される靴用中敷きおよびその製造方法に関する。
めには、さまざまな形状をした弾性体パッドを足裏の各
主要部位に見付け出し、各々粘着材や接着剤を使って靴
の中に(中敷きの上乃至下)貼っていた。
法は、接着位置やパッドの大きさが変えられるメリット
がある反面、接着位置を見付け出すのが難しかったり、
接着部位や大きさを大きく間違えてしまうと身体に悪い
影響を与えてしまうということがあった。また、接着に
手間がかかりったり他の靴への兼用性に問題があった。
されたもので、その目的は、足の骨格が崩れることによ
る弊害(例えば外反母趾等)を、アーチを的確にサポー
トすることで理想的な骨格を形成させ各症状の予防、緩
和を基本目的とし一体型の中敷きにすることにより装着
の手間をかけないようにすると同時に他の靴にも簡単に
兼用できるようにした靴用中敷きおよびその製造方法を
提供することにある。
に請求項1によるこの発明の靴用中敷きは、三層構造か
らなり、表面層が靴内部輪郭に対応した形状の天然皮
革、人工皮革或いは布材で、下面層が足裏の骨格形状の
アーチと踵骨円周部形状に対応した比較的硬度のある弾
性体で、中間層が踵骨から中足骨頭までの足の輪郭に対
応した緩衝材で構成されていることを特徴とするもので
ある。
なり、表面層が靴内部輪郭に対応した形状の天然皮革、
人工皮革或いは布材で、下面層が足裏の骨格形状のアー
チと踵骨円周部形状に対応した比較的硬度のある弾性体
で、中間層が踵骨から中足骨頭までの足の輪郭に対応し
た緩衝材で構成されているから、足の骨格が崩れること
による弊害(例えば外反母趾等)を、アーチを的確にサ
ポートすることで理想的な骨格を形成させ各症状の予
防、緩和を基本目的とし一体型の中敷きにすることによ
り装着の手間をかけないようにすると同時に他の靴にも
簡単に兼用できる。
請求項1記載の靴用中敷きにおいて、前記中間層が表面
層と同等の輪郭形状をなすことを特徴とするものであ
る。
輪郭形状をなしているから、足の骨格が崩れることによ
る弊害がより一層なくなる。
請求項1または2記載の靴用中敷きにおいて、前記中間
層がゲル状化されていることを特徴とするものである。
いるから、アーチが的確にサポートされる。
造方法は、三層構造からなり、表面層が靴内部輪郭に対
応した形状の天然皮革、人工皮革或いは布材で、下面層
が足裏の骨格形状のアーチと踵骨円周部形状に対応した
比較的硬度のある弾性体で、中間層が踵骨から中足骨頭
までの足の輪郭に対応した緩衝材で構成され、前記表面
層、中間層および下面層を接着剤を使用し、加熱した金
型で一体成形すると同時に接着せしめることを特徴とす
るものである。
面層は接着剤を使用することにより、加熱した金型で一
体成形されると同時に接着されるから、従来と比べて簡
単に製造でき、しかも、後から調整する必要がない。
造方法は、三層構造からなり、表面層が靴内部輪郭に対
応した形状の天然皮革、人工皮革或いは布材で、下面層
が足裏の骨格形状のアーチと踵骨円周部形状に対応した
比較的硬度のある弾性体で、中間層が踵骨から中足骨頭
までの足の輪郭に対応した緩衝材で構成され、中間層お
よび下面層を接着剤を使用し、加熱した金型で一体成形
すると同時に接着せしめた後、表面層を接着せしめるこ
とを特徴とするものである。
を使用することにより、加熱した金型で一体成形される
と同時に接着された後、表面層が接着されるから、従来
と比べて簡単に製造でき、しかも、後から調整する必要
がない。
造方法は、三層構造からなり、表面層が靴内部輪郭に対
応した形状の天然皮革、人工皮革或いは布材で、下面層
が足裏の骨格形状のアーチと踵骨円周部形状に対応した
比較的硬度のある弾性体で、中間層が踵骨から中足骨頭
までの足の輪郭に対応した緩衝材で構成され、下面層を
加熱した金型で成形した後、中間層、表面層を接着せし
めることを特徴とするものである。
した後、中間層、表面層が接着されるから、従来と比べ
て簡単に製造でき、しかも、後から調整する必要がな
い。
いて図面を参照して詳細に説明する。
説明する。図6に示されているように、足は、片足7個
の踵骨、距骨、立方骨、舟状骨、第1・第2・第3楔状
骨の体重を支える足根骨と、5個の第1〜第5中足、そ
して、14個の趾骨の合計26個の骨を骨格に、多数の
腱と筋肉で構成されている。
大切な3つのアーチががあり、1つは図7(A)に示す
ごとく、距骨、土踏まずの大きな内側縦アーチ、2つめ
は、図7(B)に示すごとく、中足骨部の横アーチ、3
つめは、図7(C)に示すごとく、踵外側の少し手前に
ある小さな外側縦アーチがあり、これらのアーチによっ
て歩行時の衝撃を吸収しているため、これらのアーチに
より変化を来した場合、足や脚、さらには体全体にも障
害が生じるがある。
2は図1における底面図、図3は、図1における側面
図、図4は図1におけるIV−IV線に沿った断面図、図5
は靴用中敷きを構成する表面層、中間層および下面層に
分解した底面図である。
裏の形状にほぼ対応した形状の例えば天然皮革、人工皮
革或いは熱可塑性繊維の布材からなる表面層3と、この
表面層3の裏側に踵骨から中足骨頭までの足の輪郭に対
応した緩衝材例えばスポンジからなる熱可塑性樹脂シー
トの中間層5と、足裏の骨格形状のアーチ(踵骨、舟状
骨、第1楔状骨、第1中足骨からなる内足アーチ、踵
骨、立方骨、第5中足骨からなる外骨アーチ、第1中足
骨から第5中足骨からなる中足アーチ)と踵骨円周部形
状に対応した比較的硬度のある弾性体例えばウレタンフ
ォームからなる熱可塑性樹脂シートの下面層7と、が一
体成形されて構成されている。すなわち、靴用中敷き1
は、表面層3と中間層5と下面層7との3層構造となっ
ている。
部5Aである踏みつけ部Aの中央部は厚みがあって、足
裏の土踏まずの形状に合わせた形状となっている。図1
において踵の中央部Bの外側の外周部分すなわち、U字
形状部分9は上方へ立ち上がっており、足の踵部が滑る
のを防止している。
の例えばスポンジからなる熱可塑性樹脂シートの硬さが
下面層7を構成している例えばスポンジからなる熱可塑
性樹脂シートの硬さより柔らかくなっている。
に、足裏の3つのアーチ11A、11B、11Cを的確
にサポートでき、靴がきつくならず、しかも、やさしく
保護をし、衝撃をソフトに吸収することができる。その
結果、薄くて感触の優しい中敷きとなり、パンプス、ブ
ーツに入れても指を圧迫しない。外反母趾、扁平足など
の症状を緩和することができる。前記表面層3が人工皮
革から構成されていると共に、中間層5および下面層7
がそれぞれ例えばスポンジからなる熱可塑性樹脂シート
から構成されているから、簡単に製作でき、踏みつけ部
の衝撃、踵に集中しがちな衝撃をソフトに吸収すること
ができる。また、前記表面層3が例えばナイロン、ポリ
エステルからなる熱可塑性繊維で、しかも、織布、ニッ
ト、不織布の布地で、前記中間層5よび下面層7がそれ
ぞれ例えばスポンジからなる熱可塑性樹脂シートから構
成されているから、踵に集中しがちな衝撃をソフトに吸
収し、足裏部の感触がよく、しかも、丈夫である。
シートの硬さが下面層7を構成している熱可塑性樹脂シ
ートの硬さより柔らかくなっているから、特に、タコ、
魚の目、角質、痛みなどの症状を緩和することができる
と共に踵の痛みも緩和することができる。
弊害(例えば外反母趾等)を、アーチを的確にサポート
することで理想的な骨格を形成させ各症状の予防、緩和
を基本目的とし一体型の中敷きにすることにより装着の
手間をかけないようにすると同時に他の靴にも簡単に兼
用できる。また、前記中間層5がゲル状化されているか
ら、アーチ11A、11B、11Cを的確にサポートす
ることができる。
と、足裏の骨格形状のアーチ(踵骨、舟状骨、第1楔状
骨、第1中足骨からなる内足アーチ、踵骨、立方骨、第
5中足骨からなる外骨アーチ、第1中足骨から第5中足
骨からなる中足アーチ)と踵骨円周部形状に対応した比
較的硬度のある弾性体例えばウレタンフォームからなる
熱可塑性樹脂シートの下面層7の表に、接着剤であるホ
ットメルトを塗布する。この塗布されたホットメルトの
面に、踵骨から中足骨頭までの足の輪郭に対応した緩衝
材例えばスポンジからなる熱可塑性樹脂シートの中間層
5の裏を重ね合わせて例えば180〜220℃好ましく
は200℃の温度の加熱条件下で金型により熱プレスを
行う。その後、足裏の形状にほぼ対応した形状の例えば
天然皮革、人工皮革或いは熱可塑性繊維の布材からなる
表面層3の裏に、接着剤であるホットメルトを塗布す
る。この塗布されたホットメルトの面に、前記中間層5
の表を重ね合わせて例えば60〜90℃好ましくは80
℃の温度の加熱条件下で金型により熱プレスを行う。
べて簡単に製造でき、しかも、後から調整する必要がな
い。
法を説明すると、足裏の骨格形状のアーチ(踵骨、舟状
骨、第1楔状骨、第1中足骨からなる内足アーチ、踵
骨、立方骨、第5中足骨からなる外骨アーチ、第1中足
骨から第5中足骨からなる中足アーチ)と踵骨円周部形
状に対応した比較的硬度のある弾性体例えばウレタンフ
ォームからなる熱可塑性樹脂シートの下面層7の表に、
接着剤であるホットメルトを塗布する。この塗布された
ホットメルトの面に、踵骨から中足骨頭までの足の輪郭
に対応した緩衝材例えばスポンジからなる熱可塑性樹脂
シートの中間層5の裏を重ね合わせて例えば180〜2
20℃好ましくは200℃の温度の加熱条件下で金型に
より熱プレスを行う。その後、足裏の形状にほぼ対応し
た形状の例えば天然皮革、人工皮革或いは熱可塑性繊維
の布材からなる表面層3の裏に、接着剤であるホットメ
ルトを塗布する。この塗布されたホットメルトの面に、
前記踵骨から中足骨頭までの足の輪郭に対応した緩衝材
例えばスポンジからなる熱可塑性樹脂シートの中間層5
の表をを重ね合わせて例えば180〜220℃好ましく
は200℃の温度の加熱条件下で金型により熱プレスを
行う。
べて簡単に製造でき、しかも、後から調整する必要がな
い。
輪郭形状をなしているから、足の骨格が崩れることによ
る弊害がより一層なくなる。
層7が接着剤で加熱した金型で一体成形されると同時に
接着するようにしたも構わない、さらに、されるから、
従来と比べて簡単に製造でき、しかも、後から調整する
必要がない。さらに、中間層5および下面層7が接着剤
で加熱した金型で一体成形されると同時に接着された
後、表面層3が接着されるようにしても構わない。これ
らの場合でも、上述した製造方法と同様の効果を有する
ものである。
定されることなく、適宜な変更を行うことによりその他
の態様で実施し得るものである。
ら理解されるように、請求項1の発明によれば、靴用中
敷きは、三層構造からなり、表面層が靴内部輪郭に対応
した形状の天然皮革、人工皮革或いは布材で、下面層が
足裏の骨格形状のアーチと踵骨円周部形状に対応した比
較的硬度のある弾性体で、中間層が踵骨から中足骨頭ま
での足の輪郭に対応した緩衝材で構成されているから、
足の骨格が崩れることによる弊害(例えば外反母趾等)
を、アーチを的確にサポートすることで理想的な骨格を
形成させ各症状の予防、緩和を基本目的とし一体型の中
敷きにすることにより装着の手間をかけないようにする
と同時に他の靴にも簡単に兼用できる。
面層と同等の輪郭形状をなしているから、足の骨格が崩
れることによる弊害がより一層なくなる。
ル状化されているから、アーチが的確にサポートされ
る。
間層および下面層は接着剤を使用することにより、加熱
した金型で一体成形されると同時に接着されるから、従
来と比べて簡単に製造でき、しかも、後から調整する必
要がない。
面層は接着剤を使用することにより、加熱した金型で一
体成形されると同時に接着された後、表面層が接着され
るから、従来と比べて簡単に製造でき、しかも、後から
調整する必要がない。
た金型で成形した後、中間層、表面層が接着されるか
ら、従来と比べて簡単に製造でき、しかも、後から調整
する必要がない。
び裏シートに分解した底面図である。
縦アーチ、横アーチ、外側縦アーチの構造を説明する説
明図である。
Claims (6)
- 【請求項1】 三層構造からなり、表面層が靴内部輪郭
に対応した形状の天然皮革、人工皮革或いは布材で、下
面層が足裏の骨格形状のアーチと踵骨円周部形状に対応
した比較的硬度のある弾性体で、中間層が踵骨から中足
骨頭までの足の輪郭に対応した緩衝材で構成されている
ことを特徴とする靴用中敷き。 - 【請求項2】 前記中間層が表面層と同等の輪郭形状を
なすことを特徴とする請求項1記載の靴用中敷き。 - 【請求項3】 前記中間層がゲル状化されていることを
特徴とする請求項1または2記載の靴用中敷き。 - 【請求項4】 三層構造からなり、表面層が靴内部輪郭
に対応した形状の天然皮革、人工皮革或いは布材で、下
面層が足裏の骨格形状のアーチと踵骨円周部形状に対応
した比較的硬度のある弾性体で、中間層が踵骨から中足
骨頭までの足の輪郭に対応した緩衝材で構成され、前記
表面層、中間層および下面層を接着剤を使用し、加熱し
た金型で一体成形すると同時に接着せしめることを特徴
とする靴用中敷きの製造方法。 - 【請求項5】 三層構造からなり、表面層が靴内部輪郭
に対応した形状の天然皮革、人工皮革或いは布材で、下
面層が足裏の骨格形状のアーチと踵骨円周部形状に対応
した比較的硬度のある弾性体で、中間層が踵骨から中足
骨頭までの足の輪郭に対応した緩衝材で構成され、中間
層および下面層を接着剤を使用し、加熱した金型で一体
成形すると同時に接着せしめた後、表面層を接着せしめ
ることを特徴とする靴用中敷きの製造方法。 - 【請求項6】 三層構造からなり、表面層が靴内部輪郭
に対応した形状の天然皮革、人工皮革或いは布材で、下
面層が足裏の骨格形状のアーチと踵骨円周部形状に対応
した比較的硬度のある弾性体で、中間層が踵骨から中足
骨頭までの足の輪郭に対応した緩衝材で構成され、下面
層を加熱した金型で成形した後、中間層、表面層を接着
せしめることを特徴とする靴用中敷きの製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2002012839A JP4002109B2 (ja) | 2002-01-22 | 2002-01-22 | 靴用中敷きおよびその製造方法 |
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Publication Number | Publication Date |
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