JP2003208563A - Omrマーク読み取り方法 - Google Patents

Omrマーク読み取り方法

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JP2003208563A
JP2003208563A JP2002004831A JP2002004831A JP2003208563A JP 2003208563 A JP2003208563 A JP 2003208563A JP 2002004831 A JP2002004831 A JP 2002004831A JP 2002004831 A JP2002004831 A JP 2002004831A JP 2003208563 A JP2003208563 A JP 2003208563A
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JP2002004831A
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Makoto Akiyama
真 秋山
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JUKI DENSHI KOGYO KK
Juki Corp
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JUKI DENSHI KOGYO KK
Juki Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 OMRマークの検出ミスを防止してOMRマ
ーク情報を正しく読み取ることができる信頼性が高いO
MRマーク読み取り方法を提供する。 【解決手段】 連続帳票100のうちの一の単帳票を被
検査単帳票10として、該被検査単帳票10の仮想マー
クエリアV毎に、前側非印字幅A及び後側非印字幅Bを
検出して、前側非印字幅Aの最小値Amin、後側非印字
幅Bの最小値Bmin、該前側非印字幅A、後側非印字幅
Bが最小の非印字領域を特定するための特定符号x(Am
in)及びy(Bmin)を表示する表示処理を実行するように
した。又、前記前側非印字幅Aが最小の非印字領域及び
前記後側非印字幅Bが最小の非印字領域における前側非
印字幅Aと後側非印字幅Bとが等しくなるように、全て
の前記仮想マークエリア前後方向に一律に等しくずらし
て再設定する一律再設定処理を実行するようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば、郵送物処
理システムにおける処理形態の自動選択等のために用い
られるOMRマーク読み取り方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、郵送物等の発送業務の省力化や合
理化を図る目的で、発送すべき帳票類を単帳票に切り分
け、折り畳み、封筒に封入し、封緘等する処理が自動化
されている。処理の自動化のために例えば、特開平7−
334598号公報に示されるような、単帳票にOMR
(Optical Mark Reader)マークを印字して該OMR
マークから各単帳票毎に施すべき処理形態の情報を読み
取るOMRマーク読み取り方法が知られている。
【0003】図4は、一般的な連続帳票の一部を示す平
面図である。
【0004】連続帳票100は複数の単帳票102が前
後方向(天地方向)に連続したものであり、各単帳票1
02には細い帯形状の複数のOMRマークM1、M2・
・・Mnが前後方向に一定のマークピッチで、且つ、選
択的に間引かれて印字され、最大で2^n種類の情報を
表示することができるようにされている。又、該連続帳
票100の幅方向両端近傍には前後方向に沿って複数の
孔100Aが一定のピッチで形成されている。
【0005】該孔100Aに搬送トラクタを(図示省
略)係合させて該搬送トラクタを駆動することにより該
連続帳票100を前方に搬送するようにされている。該
連続帳票100を搬送しながら、光学式のOMRマーク
読取センサ(図示省略)がOMRマーク情報を読み取る
と共に各単帳票102を順次切り離して封緘装置等に供
給し、読み取った情報に基づく処理を実行するようにさ
れている。又、搬送トラクタを駆動するモータ(図示省
略)の回転数を検出するエンコーダ(図示省略)が備え
られ、連続帳票100の搬送長さをカウントすることが
できるようにされている。
【0006】OMRマークの読み取りは、以下の手順に
より行われる。
【0007】初めに、単帳票102毎に複数の仮想マー
クエリアV1、V2・・・Vnを前後方向に前記マーク
ピッチで設定する。具体的には、まず、連続帳票100
の先頭の単帳票102における先端102Aの位置を光
学式のTOF(Top Of Form)センサ(図示省略)で
検出し、該先端102Aの位置から最初のOMRマーク
M1の位置までのエンコーダのカウント値を予測する。
次に該予測したカウント値の近傍でOMRマークをOM
Rマーク読取センサが実際に検出すると、該検出したO
MRマークがOMRマークM1であると判断する。該O
MRマークM1の位置を仮想マークエリアの基準位置と
し、該基準位置に基づいて仮想マークエリアV1、V2
・・・Vnを前後方向に前記マークピッチで設定する。
尚、先頭の単帳票102の先端位置102Aを仮想マー
クエリアの基準位置とすることもある。
【0008】同様に、該基準位置及び単帳票102の前
後方向の長さに基づいて連続帳票100における2番目
以降の単帳票102についても仮想マークエリアを設定
する。
【0009】一方、前記基準位置の検出と同時にエンコ
ーダのカウント値をリセットし、各仮想マークエリアV
1、V2・・・VnがOMRマーク読取センサの検出位
置まで達するまでのカウント値を予測する。これにより
該OMRマーク読取センサの検出位置を通過している仮
想マークエリアを識別することができるようにされてい
る。
【0010】OMRマーク読取センサがOMRマークを
検出する毎に、OMRマーク読取センサの検出位置を通
過している仮想マークエリアを識別し、該識別した仮想
マークエリアV1、V2・・・VnとOMRマークM
1、M2・・・Mnとを対応させることで各OMRマー
クM1、M2・・・Mnの有無を間接的に検出すること
ができ、これにより単帳票102毎の処理形態の情報を
読み取ることができるようにされている。
【0011】ここで、搬送トラクタ等の搬送装置の加減
速時のがたつき、連続帳票100自体のふくらみ、孔1
00Aの孔がれ、OMRマークの印字のばらつき等によ
り、エンコーダのカウント値から算出した連続帳票の搬
送長さと実際の搬送長さとがずれることがあり、間接的
に識別した仮想マークエリアと本来の仮想マークエリア
とをずれて識別してしまうことがある。これにより各O
MRマークM1、M2・・・Mnの有無を誤って検出し
てしまうことがある。
【0012】例えば、単帳票102上にOMRマークM
2が印字されており、該OMRマークM2をOMRマー
ク読取センサが検出した時に、本来は、エンコーダのカ
ウント値に基づき、OMRマーク読取センサの検出位置
を通過している仮想マークエリアはV2であると識別さ
れるところ、実際には仮想マークエリアV3がOMRマ
ーク読取センサの検出位置を通過していると識別される
ことがある。これにより、OMRマークM2ではなくM
3が印字されていると検出してしまってOMRマーク情
報を正しく読み取ることができず、誤った処理を単帳票
に施してしまうことがあった。
【0013】これに対して、エンコーダのカウント値に
基づく連続帳票の搬送長さと実際の搬送長さとの相対的
な位置関係のずれを補正して、OMRマーク情報の読み
取りミスを防止するようにしていた。具体的に説明する
と、OMRマーク読取センサが先頭の単帳票102にお
ける最初のOMRマークM1を検出してからの2番目の
OMRマークM2を検出するまでの搬送長さをエンコー
ダでカウントし、該カウント値とマークピッチとの差か
らずれを算出して、該算出したずれの分だけ全ての仮想
マークエリアの設定位置を一律にずらしていた。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、連続帳
票のずれは必ずしも一様ではなく、例えばOMRマーク
M1、M2の近傍におけるずれが小さく、OMRマーク
M5、M6の近傍におけるずれが大きいということもあ
る。従って、OMRマークM1及びM2の検出位置に基
づいて仮想マークエリアの設定位置を補正しても後方の
他の仮想マークエリアとOMRマークとの対応にずれが
生じることがあり、OMRマーク情報の読み取りミスが
発生することがあった。
【0015】本発明は、以上の問題点に鑑みてなされた
ものであって、OMRマークの検出ミスを防止してOM
Rマーク情報を正しく読み取ることができる信頼性が高
いOMRマーク読み取り方法を提供することをその課題
とする。
【0016】
【課題を解決するための手段】本発明は、それぞれOM
Rマークが前後方向に一定のマークピッチで、且つ、選
択的に間引かれて印字された複数の単帳票が該前後方向
に一列に連続してなる連続帳票を前方に搬送し、前記単
帳票毎に複数の仮想マークエリアを前記前後方向に前記
マークピッチで設定して、該仮想マークエリア毎に前記
OMRマークの有無を検出することにより、前記単帳票
毎のOMRマーク情報を読み取るOMRマーク読み取り
方法において、前記連続帳票のうちの一の単帳票を被検
査単帳票として、該被検査単帳票の前記仮想マークエリ
ア毎に、前記OMRマークよりも前側の非印字領域にお
ける前記前後方向の前側非印字幅及び該OMRマークよ
りも後側の非印字領域における後側非印字幅を検出し
て、該検出した前側非印字幅の最小値、後側非印字幅の
最小値、該前側非印字幅が最小の非印字領域を特定する
ための特定符号及び該後側非印字幅が最小の非印字領域
を特定するための特定符号の少なくとも一を表示する表
示処理を実行するようにしたことにより、上記課題を解
決したものである。
【0017】又、前記前側非印字幅が最小の非印字領域
及び前記後側非印字幅が最小の非印字領域を識別し、該
識別した2つの非印字領域における前側非印字幅と後側
非印字幅とが等しくなるように、全ての前記仮想マーク
エリアを前記前後方向に一律に等しくずらして再設定す
る一律再設定処理を実行するようにしてもよい。
【0018】又、隣り合う2つの非印字領域における前
記前側非印字幅と後側非印字幅とが等しくなるように、
各仮想マークエリアを前記前後方向に個別にずらして再
設定する個別再設定処理を実行するようにしてもよい。
【0019】又、本発明は、それぞれOMRマークが前
後方向に一定のマークピッチで、且つ、選択的に間引か
れて印字された複数の単帳票が該前後方向に一列に連続
してなる連続帳票を前方に搬送し、前記単帳票毎に複数
の仮想マークエリアを前記前後方向に前記マークピッチ
で設定して、該仮想マークエリア毎に前記OMRマーク
の有無を検出することにより、前記単帳票毎のOMRマ
ーク情報を読み取るOMRマーク読み取り方法におい
て、前記連続帳票のうちの一の単帳票を被検査単帳票と
して、該被検査単帳票の前記仮想マークエリア毎に、前
記OMRマークよりも前側の非印字領域における前記前
後方向の前側非印字幅及び該OMRマークよりも後側の
非印字領域における後側非印字幅を検出して、該前側非
印字幅が最小の非印字領域及び前記後側非印字幅が最小
の非印字領域を識別し、該識別した2つの非印字領域に
おける前側非印字幅と後側非印字幅とが等しくなるよう
に、全ての前記仮想マークエリアを前記前後方向に一律
に等しくずらして再設定する一律再設定処理を実行する
ようにしたことにより上記課題を解決したものである。
【0020】又、前記連続帳票中の複数の単帳票を前記
被検査単帳票として、該被検査単帳票毎に前記前側非印
字幅及び後側非印字幅を検出して前記一律再設定処理を
順次実行するようにしてもよい。
【0021】又、前記連続帳票中の複数の単帳票を前記
被検査単帳票として、該被検査単帳票毎に前記前側非印
字幅及び後側非印字幅を検出して前記表示処理を順次実
行するようにしてもよい。
【0022】本発明によれば、OMRマークの検出ミス
を防止してOMRマーク情報を正しく読み取ることがで
きる。
【0023】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態の例に
ついて図面を参照して詳細に説明する。
【0024】図1は、本実施の形態の例に係るOMRマ
ーク読み取り方法の処理手順を示すフローチャートであ
る。
【0025】図2に示されるように、本実施の形態の例
に係るOMRマーク読み取り方法は、連続帳票100の
うちの一の単帳票を被検査単帳票10として、該被検査
単帳票10の仮想マークエリアV1、V2・・・Vn毎
に、OMRマークM1、M2・・・Mnよりも前側の非
印字領域における前後方向の前側非印字幅A1、A2・
・・Ax及び該OMRマークよりも後側の非印字領域に
おける後側非印字幅B1、B2・・・Byを検出して、
該検出した前側非印字幅Aの最小値Amin、後側非印字
幅Bの最小値Bmin、該前側非印字幅Aが最小の非印字
領域を特定するための特定符号x(Amin)及び該後側非
印字幅Bが最小の非印字領域を特定するための特定符号
y(Bmin)を表示する表示処理(S5)を実行するよう
にしたことを特徴としている。
【0026】更に、前記前側非印字幅Aが最小の非印字
領域及び前記後側非印字幅Bが最小の非印字領域を識別
し、該識別した2つの非印字領域における前側非印字幅
Aと後側非印字幅Bとが等しくなるように、全ての前記
仮想マークエリアV1、V2・・・Vnを前記前後方向
に一律に等しくずらして再設定する一律再設定処理(S
6)を実行するようにしたことを特徴としている。
【0027】その他の基本的な構成については従来のO
MRマーク読み取り方法と同様であるので、図4と同一
符号を付する等して説明を適宜省略する。
【0028】以下、上記図1のフローチャートに従っ
て、本実施の形態の例に係るOMRマーク読み取り方法
について説明する。尚、本実施の形態の例においては、
連続帳票100の先頭の単帳票を被検査単帳票10とす
る。又、該被検査単帳票10にはOMRマークM1、M
2・・・Mnを間引くことなく全て印字しておき、被検
査専用の単帳票とする。
【0029】まず、搬送トラクタを起動して前記連続帳
票100の搬送を開始し(S1)、前記被検査単帳票1
0の先端10AをTOFセンサが検出する。次に、該先
端10Aを検出からOMRマーク読取センサが最初のO
MRマークM1を検出するまでのエンコーダのカウント
値を予測する。該カウント値の近傍で該OMRマーク読
取センサがOMRマークを実際に検出したところで、最
初のOMRマークM1を検出したものと判断する。該O
MRマークM1の前端を仮想マークエリアの基準位置と
し、エンコーダのカウント値をリセットする。更に、該
被検査単帳票10の各OMRマークM1、M2・・・M
nに対応する仮想マークエリアV1、V2・・・Vnを
前後方向にマークピッチで設定し、該設定した仮想マー
クエリア間の境界のエンコーダのカウント値を予測す
る。同様に、単帳票102の前後方向の長さに基づい
て、前記被検査単帳票10の後方の他の単帳票102に
ついても仮想マークエリアを設定する。
【0030】更に、該連続帳票100を搬送し、前記O
MRマーク読取センサが該被検査単帳票10における各
OMRマークM1、M2・・・Mnを実際に検出して、
検出時におけるエンコーダのカウント値を記録する(S
2)。具体的には、該OMRマーク読取センサがOMR
マークを捕らえ始めるOMRマークの前端、OMRマー
クを見失うOMRマークの後端でのエンコーダのカウン
ト値を記録する。尚、これらOMRマークの前端及び後
端の中間位置も算出して記録しておく。
【0031】以上から、予測した各仮想マークエリア間
の境界のエンコーダのカウント値と記録した各OMRマ
ークの前端及び後端のエンコーダのカウント値との差を
算出して、該被検査単帳票10における前側非印字幅A
1、A2・・・Ax及び後側非印字幅B1、B2・・・
Byを間接的に検出する(S3)。
【0032】次に、この検出結果に基づいて、前側非印
字幅Aの最小値Amin、後側非印字幅Bの最小値Bmin、
該前側非印字幅Aが最小の非印字領域を特定するための
特定符号x(Amin)及び該後側非印字幅Bが最小の非印
字領域を特定するための特定符号y(Bmin)を求め、こ
れらを表示するか否かを判断する(S4)。例えば、前
側非印字幅Aの最小値Amin、後側非印字幅Bの最小値
Bminが所定の下限値よりも大きい場合には、表示をし
ないと判断する。
【0033】一方、前側非印字幅Aの最小値Amin、後
側非印字幅Bの最小値Bminが所定の下限値よりも小さ
いような場合には、表示処理(S5)を実行し、ディス
プレイ等にこれらAmin、Bmin、x(Amin)、y(Bmin)
を表示する。例えば、前側非印字幅Aは、2番目の仮想
マークエリアV2で最小値30となり、後側非印字幅B
は、3番目の仮想マークエリアV3で最小値40となっ
た場合、Amin=30、Bmin=40、x(Amin)=2、
y(Bmin)=3のように表示する。この場合更に、オペ
レーターの注意を喚起するために適宜警告ランプの点
灯、警告音の警鐘等を伴うようにしてもよい。
【0034】オペレーターが、これらの表示等から点検
・調整が必要と判断した場合は、搬送トラクタを停止さ
せ、搬送トラクタ等の搬送装置の加減速時のがたつき、
連続帳票100自体のふくらみ、孔100Aの孔がれ、
OMRマークの印字のばらつき等を点検し、異常を発見
した場合は適宜調整、修理等の対応を行う。
【0035】オペレーターが点検・調整は不要と判断し
た場合等、OMRマークの読み取り作業を続行する場合
は、仮想マークエリアを再設定すべきか否かを判断する
(S6)。例えば、前側非印字幅Aの最小値Amin、後
側非印字幅Bの最小値Bminが所定の下限値よりも大き
い場合には、再設定をしないと判断する。この場合、当
初に設定した仮想マークエリアに基づいて2番目以降の
単帳票102のOMRマーク読み取りを開始する(S
8)。前側非印字幅A及び後側非印字幅Bが十分に確保
されているので、OMRマーク情報を正確に読み取るこ
とができる。
【0036】一方、前側非印字幅Aの最小値Amin、後
側非印字幅Bの最小値Bminが所定の下限値よりも小さ
いような場合には、前記前側非印字幅Aが最小の非印字
領域x(Amin)及び前記後側非印字幅Bが最小の非印字
領域y(Bmin)を識別し、該識別した2つの非印字領域
x(Amin)、y(Bmin)における前側非印字幅Aと後側非
印字幅Bとが等しくなるように、全ての前記仮想マーク
エリアV1、V2・・・Vnを前記前後方向に一律に等
しくずらして再設定する一律再設定処理(S7)を実行
する。上記の例で言えば、2番目の仮想マークエリアV
2の前側非印字幅Aと3番目の仮想マークエリアV3の
後側非印字幅Bが等しく35となるように、前方に5だ
け一律にずらして全ての前記仮想マークエリアを再設定
する。後方の全ての単帳票102の仮想マークエリアも
同時に再設定する。
【0037】ずらす量が過小であると、十分な非印字幅
を確保することができず、OMRマークの読み取りミス
を確実に防止することができない。一方、全ての前記仮
想マークエリアを一律に等しくずらすと、前側非印字幅
A及び後側非印字幅Bの一方が増大し他方が減少するた
め、ずらす量が過大であると一部の非印字幅を十分に広
げたために却って他部の非印字幅が狭くなりすぎ、OM
Rマークの読み取りミスが発生することがある。これに
対して上記のように、2つの非印字領域x(Amin)、y
(Bmin)における前側非印字幅Aと後側非印字幅Bとが
等しくなるように、全ての仮想マークエリアを一律に等
しくずらすことで、前側非印字幅A及び後側非印字幅B
の双方を十分確保することができ、適切な仮想マークエ
リアの再設定を実現することができる。以後、再設定し
た仮想マークエリアに基づいて2番目以降の単帳票10
2のOMRマーク読み取りを開始する(S8)。
【0038】このように、前記被検査単帳票10の全て
の仮想マークエリアにおける前側非印字幅A及び後側非
印字幅Bを検出して、仮想マークエリアを再設定するこ
とでOMRマークの読み取りミスを確実に防止すること
ができ、これにより各単帳票102毎に適切な処理を施
すことができる。即ち、本実施の形態の例に係るOMR
マーク読み取り方法は信頼性が高い。
【0039】又、該被検査単帳票10にはOMRマーク
を間引くことなく全て印字しているので、全ての仮想マ
ークエリアにおける前側非印字幅A及び後側非印字幅B
が検出されており、それだけOMRマークの読み取りミ
スを防止する確実性が高い。
【0040】以後、全ての単帳票102のOMRマーク
を読み取り、各単帳票102を処理し、最後の単帳票1
02のOMRマークを読み取ったと判断したら(S
9)、OMRマークの読み取り作業を終了する(S1
0)。
【0041】尚、前記被検査単帳票10は連続帳票10
0の先頭の単帳票であり、該被検査単帳票10と後方の
単帳票102とでは前側非印字幅A及び後側非印字幅B
のばらつき方が異なることも考えられる。しかしなが
ら、発明者は本発明を完成させる過程で、前側非印字幅
A及び後側非印字幅Bは一の単帳票中の各仮想マークエ
リア毎にばらつくことがある一方、そのばらつき方は全
ての単帳票で同様の傾向となりやすいことを確認してい
る。その原因は必ずしも明らかではないが、前側非印字
幅A及び後側非印字幅Bのばらつきは、主として各単帳
票102を切り離すための搬送装置の停止・再起動に起
因して発生するものであり、これにより各単帳票102
のばらつきの傾向が同様になると考えられる。本発明は
この知見に基づいてなされたものであり、前記被検査単
帳票10がたとえ前記連続帳票100のうちの一の単帳
票であってもOMRマークの読み取りミスを十分防止す
ることができる。
【0042】次に、本発明の実施の形態の第2例につい
て説明する。
【0043】本実施の形態の第2例に係るOMRマーク
読み取り方法は、図3のフローチャートに示されるよう
に、前記実施の形態の第1例に対して前記連続帳票10
0中の複数の単帳票102を被検査単帳票10として、
該被検査単帳票10毎に前記前側非印字幅A及び後側非
印字幅Bを検出し、前記表示処理(S5)、前記一律再
設定処理(S7)を順次実行するようにしたことを特徴
としている。
【0044】その他の構成については、前記実施の形態
の第1例と同様であるので説明を適宜省略する。
【0045】例えば、前記連続帳票100中の一定間隔
の複数の単帳票102を被検査単帳票10とする。尚、
2番目以降の被検査単帳票10は実際に封緘等される単
帳票と兼用し、一部のOMRマークが間引かれているこ
ともある。又、前記基準位置からのこれら各被検査単帳
票10のエンコーダのカウント値を予測しておく。
【0046】まず、先頭の被検査単帳票10の検査結果
に基づいて適宜前記表示処理(S5)、前記一律再設定
処理(S7)を実行しつつ、後方の単帳票102のOM
Rマークの読み取りを開始し、エンコーダのカウント値
から該後方の各単帳票102が2番目の被検査単帳票1
0であるか否かを判断する(S11)。2番目の被検査
単帳票10でないと判断した場合はOMRマークの読み
取りのみを続行する。
【0047】一方、2番目の被検査単帳票10であると
判断した場合には、該2番目の被検査単帳票10のOM
Rマークを読み取ると共に前記前側非印字幅A及び後側
非印字幅Bを検出して適宜前記表示処理(S5)、前記
一律再設定処理(S7)を再実行する。
【0048】以後同様に、被検査単帳票10であるか否
かを判断して(S11)、全ての被検査単帳票10毎に
適宜前記表示処理(S5)、前記一律再設定処理(S
7)を再実行する。全ての単帳票102のOMRマーク
を読み取り、各単帳票102を処理し、最後の単帳票1
02のOMRマークを読み取ったと判断したら(S
9)、OMRマークの読み取り作業を終了する(S1
0)。
【0049】万が一、前側非印字幅A及び後側非印字幅
Bのばらつき方が各単帳票102毎に異なっている場合
であっても、このように複数の単帳票102を被検査単
帳票10として適宜前記表示処理(S5)、前記一律再
設定処理(S7)を繰り返し再実行することで、前側非
印字幅A、後側非印字幅Bが過小になることを防止する
ことができ、前記実施の形態の第1例よりも一層確実に
OMRマークを読み取ることができる。
【0050】尚、前記実施の形態の第1例及び第2例に
おいて、前記表示処理及び前記一律再設定処理の双方の
処理を適宜実行してOMRマークを読み取るようにされ
ているが、本発明はこれに限定されるものではなく、い
ずれか一方の処理を適宜実行してOMRマークを読み取
るようにしてもよい。
【0051】例えば、前記表示処理のみを実行する場
合、オペレータが早期に点検、調整等を行うことでOM
Rマークの読み取りミスの原因を除去することができ、
OMRマークの読み取りミスを確実に防止することがで
きる。一方、前記一律再設定処理のみを実行する場合、
オペレータの対応によらず、自動的にOMRマークの読
み取りミスを防止することができる。これら2つの処理
のうちのいずれを実行するか、又は両方を実行するか
は、連続帳票、搬送装置等から実際の仮想マークエリア
のずれの傾向を把握して適宜選択するとよい。
【0052】又、前記実施の形態の第1例及び第2例に
おいて、前記表示処理は、前側非印字幅Aの最小値Ami
n、後側非印字幅Bの最小値Bmin、該前側非印字幅Aが
最小の非印字領域を特定するための特定符号x(Amin)
及び該後側非印字幅Bが最小の非印字領域を特定するた
めの特定符号y(Bmin)を表示するようにされている
が、本発明はこれに限定されるものではなく、これらの
うちのいずれかを表示するようにしてもよい。
【0053】例えば、前側非印字幅Aの最小値Amin、
後側非印字幅Bの最小値Bminを表示して、非印字幅が
小さくOMRマークの読み取りミスが発生しうる仮想マ
ークエリアが存在することをオペレーターに知らせても
よい。又、搬送装置、連続帳票の点検のために、特定符
号x(Amin)、特定符号y(Bmin)を表示し、OMRマー
クの読み取りミスが発生しうる仮想マークエリアの位置
を特定してもよい。尚、特定符号x(Amin)、特定符号
y(Bmin)の例として上記において数字が使用されてい
るが、例えばアルファベット等の文字、記号の特定符号
としてもよい。
【0054】又、これら前側非印字幅Aの最小値Ami
n、後側非印字幅Bの最小値Bmin、特定符号x(Ami
n)、y(Bmin)に併せて、検出した全ての前側非印字幅
A、後側非印字幅Bを表示してもよく、これら前側非印
字幅A、後側非印字幅Bの平均値を表示してもよい。
【0055】又、前記実施の形態の第1例及び第2例に
おいて、全ての前記仮想マークエリアを前記前後方向に
一律に等しくずらして仮想マークエリアを再設定する一
律再設定処理を実行するようにされているが、本発明は
これに限定されるものではなく、隣り合う2つの非印字
領域における前側非印字幅Aと後側非印字幅Bとが等し
くなるように、各仮想マークエリアを前後方向に個別に
ずらして再設定する個別再設定処理を実行するようにし
てもよい。このようにすることで、OMRマークの読み
取りミスを一層確実に防止することができる。
【0056】又、前記実施の形態の第1例及び第2例に
おいて、前記連続帳票100の先頭の被検査単帳票10
は、OMRマークが間引かれることなく印字された被検
査専用の単帳票とされているが、本発明はこれに限定さ
れるものではなく、一部のOMRマークが間引かれ、実
際に封緘等される単帳票を被検査単帳票としてもよい。
【0057】一方、前記実施の形態の第2例において、
2番目以降の該被検査単帳票10は、実際に封緘等され
る単帳票と兼用とされ、一部のOMRマークが間引かれ
ていることもあるが、本発明はこれに限定されるもので
はなく、全てのOMRマークが間引かれることなく印字
された専用の被検査単帳票としてもよい。
【0058】全てのOMRマークが印字された専用の被
検査単帳票を用いれば、それだけ検査の精度を高めるこ
とができ、実際に封緘等される単帳票を被検査単帳票と
して兼用すれば、それだけ経済的である。いずれのタイ
プの被検査単帳票とするかは、検査の精度、経済性を考
慮して適宜選択するとよい。
【0059】又、前記実施の形態の第1例及び第2例に
おいて、一の被検査単帳票における前側非印字幅A、後
側非印字幅Bの検出結果に基づいて、表示処理、一律再
設定処理を実行しているが、例えば、連続する複数の被
検査単帳票における前側非印字幅A、後側非印字幅Bの
平均値に基づいて表示処理、一律再設定処理、個別再設
定処理を実行することにより、OMRマークの読み取り
ミスを防止することもできる。
【0060】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
OMRマークの検出ミスを確実に防止してOMRマーク
情報の読み取りの信頼性を高めることができるという優
れた効果がもたらされる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の例に係るOMRマーク読
み取り方法の手順を示すフローチャート
【図2】同OMRマーク読み取り方法における連続帳票
中の前側非印字幅及び後側非印字幅を示す平面図
【図3】本発明の実施の形態の第2例に係るOMRマー
ク読み取り方法の手順を示すフローチャート
【図4】従来のOMRマーク読み取り方法における連続
帳票中の仮想マークエリアを示す平面図
【符号の説明】
10…被検査単帳票 A1、A2、Ax…前側非印字幅 B1、B2、By…後側非印字幅 x(Amin)…前側非印字幅が最小の非印字領域を特定す
るための特定符号 y(Bmin)…後側非印字幅が最小の非印字領域を特定す
るための特定符号 S5…表示処理 S7…一律再設定処理 100…連続帳票 102…単帳票 M1、M2、Mn…OMRマーク V1、V2、Vn…仮想マークエリア

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】それぞれOMRマークが前後方向に一定の
    マークピッチで、且つ、選択的に間引かれて印字された
    複数の単帳票が該前後方向に一列に連続してなる連続帳
    票を前方に搬送し、前記単帳票毎に複数の仮想マークエ
    リアを前記前後方向に前記マークピッチで設定して、該
    仮想マークエリア毎に前記OMRマークの有無を検出す
    ることにより、前記単帳票毎のOMRマーク情報を読み
    取るOMRマーク読み取り方法において、 前記連続帳票のうちの一の単帳票を被検査単帳票とし
    て、該被検査単帳票の前記仮想マークエリア毎に、前記
    OMRマークよりも前側の非印字領域における前記前後
    方向の前側非印字幅及び該OMRマークよりも後側の非
    印字領域における後側非印字幅を検出して、該検出した
    前側非印字幅の最小値、後側非印字幅の最小値、該前側
    非印字幅が最小の非印字領域を特定するための特定符号
    及び該後側非印字幅が最小の非印字領域を特定するため
    の特定符号の少なくとも一を表示する表示処理を実行す
    るようにしたことを特徴とするOMRマーク読み取り方
    法。
  2. 【請求項2】請求項1において、 前記前側非印字幅が最小の非印字領域及び前記後側非印
    字幅が最小の非印字領域を識別し、該識別した2つの非
    印字領域における前側非印字幅と後側非印字幅とが等し
    くなるように、全ての前記仮想マークエリアを前記前後
    方向に一律に等しくずらして再設定する一律再設定処理
    を実行するようにしたことを特徴とするOMRマーク読
    み取り方法。
  3. 【請求項3】請求項1において、 隣り合う2つの非印字領域における前記前側非印字幅と
    後側非印字幅とが等しくなるように、各仮想マークエリ
    アを前記前後方向に個別にずらして再設定する個別再設
    定処理を実行するようにしたことを特徴とするOMRマ
    ーク読み取り方法。
  4. 【請求項4】それぞれOMRマークが前後方向に一定の
    マークピッチで、且つ、選択的に間引かれて印字された
    複数の単帳票が該前後方向に一列に連続してなる連続帳
    票を前方に搬送し、前記単帳票毎に複数の仮想マークエ
    リアを前記前後方向に前記マークピッチで設定して、該
    仮想マークエリア毎に前記OMRマークの有無を検出す
    ることにより、前記単帳票毎のOMRマーク情報を読み
    取るOMRマーク読み取り方法において、 前記連続帳票のうちの一の単帳票を被検査単帳票とし
    て、該被検査単帳票の前記仮想マークエリア毎に、前記
    OMRマークよりも前側の非印字領域における前記前後
    方向の前側非印字幅及び該OMRマークよりも後側の非
    印字領域における後側非印字幅を検出して、該前側非印
    字幅が最小の非印字領域及び前記後側非印字幅が最小の
    非印字領域を識別し、該識別した2つの非印字領域にお
    ける前側非印字幅と後側非印字幅とが等しくなるよう
    に、全ての前記仮想マークエリアを前記前後方向に一律
    に等しくずらして再設定する一律再設定処理を実行する
    ようにしたことを特徴とするOMRマーク読み取り方
    法。
  5. 【請求項5】請求項2又は4において、 前記連続帳票中の複数の単帳票を前記被検査単帳票とし
    て、該被検査単帳票毎に前記前側非印字幅及び後側非印
    字幅を検出して前記一律再設定処理を順次実行するよう
    にしたことを特徴とするOMRマーク読み取り方法。
  6. 【請求項6】請求項1、2又は3において、 前記連続帳票中の複数の単帳票を前記被検査単帳票とし
    て、該被検査単帳票毎に前記前側非印字幅及び後側非印
    字幅を検出して前記表示処理を順次実行するようにした
    ことを特徴とするOMRマーク読み取り方法。
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