JP2020051795A - 印刷面の不良検査方法及び装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】 カード類の一定水準以上の印刷品質を確保し、かつ良否判別の容易化及び効率化を実現するとともに、汎用的な商品の組合わせ及びコンピュータソフトウェアのインストールにより容易かつ低コストに実施可能にする。【解決手段】 予め、不良のないマスタカードCmの表裏両面の印刷面Cmf,Cmrをイメージスキャナ部2により同時に読取ったマスタ画像データDmf,Dmrを、コンピュータ処理部3により登録処理Frを行うとともに、この後、コンピュータ処理部3により、検査対象となる被検査カードC…の表裏両面の印刷面Cf,Cr…をイメージスキャナ部2により同時に読取った被検査画像データDf,Dr…とマスタ画像データDmf,Dmrの比較により被検査カードC…の印刷面Cf,Cr…に対する良否判定処理Fjを行い、この良否判定処理Fjによる不良判定に基づいて所定のエラー処理Feを行う。【選択図】 図1
Description
本発明は、表裏両面に印刷されたハガキ等のカード類の印刷面の不良を検査する際に用いて好適な印刷面の不良検査方法及び装置に関する。
従来、印刷物の検査装置、特に、カード類に印刷された印刷面の不良を検査する検査装置(検査方法)としては、各種検査装置(検査方法)が知られており、例えば、特許文献1には、検査装置(検査システム)が開示され、また、特許文献2には、枚葉印刷機における画像の検査装置が開示され、さらに、特許文献3には、カード印刷検査装置が開示されている。
同文献1に開示される検査装置は、印刷不良であるか否かをシートごとに判定して、シートごとの判定結果に基づいて印刷装置を制御する場合、印刷不良によっては、適切な制御が行えない問題を解消することを目的としたものであり、具体的には、印刷不良の発生個所の特徴に基づいて印刷不良の種類を判定し、判定された印刷不良の種類に応じた印刷装置の制御を行うものである。
また、同文献2に開示される枚葉印刷機における画像の検査装置は、全ての印刷用紙の画像に対して正確に良否の判定を行うことができ、また、印刷後に不良な印刷が行われた印刷物を容易に認識できるようにすることを目的としたものであり、具体的には、予め基準となる印刷物の画像データを第1の画像データとして記憶する記憶部と、枚葉印刷機により印刷が完了した印刷用紙の画像を読み取って第2の画像データを作成する撮像部と、第1の画像データと第2の画像データとを比較して印刷用紙の画像の良否を判定する画像処理部と、印刷用紙の画像が不良と判断された場合に、印刷用紙の端部の量域にインクを吐出するインクジェット機構の吐出部とを設けたものである。
さらに、同文献3に開示されるカード印刷検査装置は、カードの被検査部所に、刷色する色の数だけキー操作によりマークを設定するためのキー入力手段と、このキー入力手段により設定されたマークの位置の周辺部の画像を取込むための画像取込手段と、この画像取込手段により取込まれたマーク位置の周辺部の画像を基準の図柄として格納するための記憶手段と、画像取込手段により取込まれた被検査用のカードの画像に対して、そのマーク位置の周辺部を記憶手段に格納されている基準の図柄とパターン比較を行い類似度を算出する類似度算出手段と、類似度算出手段により算出された類似度がある一定値以上であるか否かを比較判定し、一定値以下である場合に印刷不良と判定する判定手段を設けたものである。
しかし、上述した従来における印刷面の不良検査装置(検査方法)は、次のような問題点があった。
即ち、いずれも規模の大きい印刷業務に基づく設備を想定したものであるため、検査処理に係わる一定水準以上の高性能化や高速化が要求されるとともに、様々な周辺装置も必要となる。
ところで、近時、印刷に関しては、印刷装置の高性能化や小型化が進み、特に、ハガキ等のカード類に対する小口の印刷に関しては、小規模の印刷業のみならず、印刷業以外の分野においても業務とした印刷が行われている。例えば、結婚式場や葬儀場などの分野では、封筒を含む案内カードやハガキ等を、数十から数百枚単位で印刷する場合も少なくない。
この場合、いわば素人が印刷を行うことになるとともに、他方、印刷物に対しては一定水準以上の印刷品質が要求される。したがって、印刷物に対する検査が重要となり、印刷面に対する的確な良否判定が求められる。
しかし、このような用途において、従来のような規模の大きい印刷業務に用いられる検査装置を適用することは事実上困難であり、しかも、このような用途に適切な検査装置も存在しないため、目視による人為的な外観検査に頼らざるを得ないのが実情であり、従来より、このような用途に適する不良検査装置の実用化が要請されていた。
本発明は、このような背景技術に存在する課題を解決した印刷面の不良検査方法及び装置の提供を目的とするものである。
本発明に係る印刷面の不良検査方法は、上述した課題を解決するため、表裏両面に印刷されたカード類の印刷面の不良を検査するに際し、予め、検査対象から選択された不良のないマスタカードCmの表裏両面の印刷面Cmf,Cmrをイメージスキャナ部2,2eにより同時に読取ることによりマスタ画像データDmf,Dmrを取得し、このマスタ画像データDmf,Dmrがコンピュータ処理部3に転送されたなら、このコンピュータ処理部3により登録処理Frを行うとともに、この後、検査対象となる被検査カードC…の表裏両面の印刷面Cf,Cr…をイメージスキャナ部2,2eにより同時に読取ることにより被検査画像データDf,Dr…を取得し、この被検査画像データDf,Dr…がコンピュータ処理部3に転送されたなら、このコンピュータ処理部3により、被検査画像データDf,Dr…とマスタ画像データDmf,Dmrの比較による被検査カードC…の印刷面Cf,Cr…に対する良否判定処理Fjを行い、この良否判定処理Fjによる不良判定に基づいて所定のエラー処理Feを行うことを特徴とする。
一方、本発明に係る印刷面の不良検査装置1は、表裏両面に印刷されたカード類の印刷面の不良を検査する不良検査装置を構成するに際して、表裏両面の印刷面を同時に読取り可能なイメージスキャナ部2,2eと、このイメージスキャナ部2,2eに対して相互通信可能に接続し、少なくとも、検査対象から選択された不良のないマスタカードCmの表裏両面の印刷面Cmf,Cmrをイメージスキャナ部2,2eにより同時に読取って取得したマスタ画像データDmf,Dmrの登録処理Fr,検査対象となる被検査カードC…の表裏両面の印刷面Cf,Cr…をイメージスキャナ部2,2eにより同時に読取って取得した被検査画像データDf,Dr…とマスタ画像データDmf,Dmrの比較による当該被検査カードC…の印刷面Cf,Cr…に対する良否判定処理Fj,及びこの良否判定処理Fjによる不良判定に基づいて所定のエラー処理Feを実行可能なコンピュータプログラムPcをインストールしたコンピュータ処理部3とを備えることを特徴とする。
また、本発明は、発明の好適な態様により、カード類には、カード,ハガキ,封筒,の少なくとも一以上を含ませることができる。一方、良否判定処理Fjには、不良種別の判定を含ませることができる。さらに、エラー処理Feには、コンピュータ処理部3におけるエラーメッセージの表示処理Fed,コンピュータ処理部3からイメージスキャナ部2,2eに対して動作停止指令を送信して当該イメージスキャナ部2,2eの動作を停止させる動作停止処理Fes,の少なくとも一方を含ませることができる。なお、イメージスキャナ部2は、独立したイメージスキャナユニットにより構成されることが望ましく、また、コンピュータ処理部3は、独立したコンピュータユニットにより構成されることが望ましい。
このような本発明に係る印刷面の不良検査方法及び装置1によれば、次のような顕著な効果を奏する。
(1) ハガキや封筒等のカード類に対する小口の印刷業務を行う小規模の印刷業をはじめ、結婚式場や葬儀場などの印刷業以外の分野であっても、印刷されたカード類に対する的確な良否判別を行うことができる。これにより、人為的な目視検査に伴う欠点を解消し、カード類における一定水準以上の印刷品質を確保できるとともに、良否判別の容易化及び効率化を実現できる。しかも、汎用的な商品の組合わせ及びコンピュータソフトウェアのインストールにより容易かつ低コストに実施できる。
(2) 好適な態様により、カード類には、カード,ハガキ,封筒,の少なくとも一以上を含ませれば、比較的利用の多い各種カード類に適用できるため、本発明の有用性の観点から最適な態様(形態)として実施できる。
(3) 好適な態様により、良否判定処理Fjに、不良種別の判定を含ませれば、利用者は、不良の種類(内容)を把握可能になるため、不良発生の原因究明や不良対策を容易に行うことができる。
(4) 好適な態様により、エラー処理Feに、コンピュータ処理部3におけるエラーメッセージの表示処理Fedを含ませれば、利用者は、不良判定に基づく不良の種類(内容)をリアルタイムで確認できるため、エラー対応処置が必要な場合には迅速に行うことができる。
(5) 好適な態様により、エラー処理Feに、コンピュータ処理部3からイメージスキャナ部2,2eに対して動作停止指令を送信して当該イメージスキャナ部2,2eの動作を停止させる動作停止処理Fesを含ませれば、イメージスキャナ部2,2eの動作を一時的に停止させることができるため、必要なエラー対応処置を行うことにより、以降の工程に影響させることなく不良検査を円滑に継続させることができる。
(6) 好適な態様により、イメージスキャナ部2が、独立したイメージスキャナユニットにより構成されれば、市販されている独立した単体の汎用イメージスキャナを利用できるため、コストパフォーマンスの観点からより望ましい形態として実施できる。
(7) 好適な態様により、コンピュータ処理部3が、独立したコンピュータユニットにより構成されれば、市販されている独立した単体の汎用パソコンを利用できるため、コストパフォーマンスの観点からより望ましい形態として実施できる。
次に、本発明に係る好適実施形態を挙げ、図面に基づき詳細に説明する。
まず、本実施形態に係る不良検査装置1の概略構成について、図2及び図3を参照して説明する。
本実施形態に係る不良検査装置1は、図3に示すように、イメージスキャナ部2とコンピュータ処理部3を備え、このイメージスキャナ部2とコンピュータ処理部3は相互通信可能に接続する。実施形態は、USBケーブル11により接続する場合を示すが、無線LAN等の各種通信手段により接続可能である。
イメージスキャナ部2には、表裏両面の印刷面を同時に読取り可能な独立したイメージスキャナユニットを用いることができる。したがって、このような独立したイメージスキャナユニットを用いれば、市販されている独立した単体の汎用イメージスキャナを利用できるため、コストパフォーマンスの観点からより望ましい形態として実施できる。他方、コンピュータ処理部3にも、独立したコンピュータユニットを用いることができる。したがって、この場合も市販されている独立した単体の汎用パソコン(汎用パーソナルコンピュータ)を利用できるため、コストパフォーマンスの観点からより望ましい形態として実施できる。例示のコンピュータ処理部3は、いわゆるノートパソコンである。
次に、本実施形態に係る不良検査装置1に利用できるイメージスキャナ部2とコンピュータ処理部3の具体的構成の一例について、図2〜図5を参照して説明する。
まず、例示するイメージスキャナ部2は、図3に示すように、キャビネット21を有し、このキャビネット21の上部には、表裏両面に印刷面を有する検査対象となるカード類(C(Cm))を供給するカード供給トレイ23tを有するカード供給部23を備えるとともに、下部には、読取られたカード類を排出するカード排出トレイ24tを有するカード排出部24を備える。
カード類(C(Cm))には、名刺,会員カード,ポイントカード,ICカード,ハガキ,封筒,案内カード等、いわば一枚で形成され、かつ表裏両面に印刷面を有する各種カード類(印刷物)を適用できる。なお、カード類に、カード,ハガキ,封筒,の少なくとも一以上を含ませれば、比較的利用の多い各種カード類に適用できるため、本発明の有用性の観点から最適な態様(形態)として実施できる。
イメージスキャナ部2は、図2に示すように、主要構成として、イメージスキャナ部2における信号処理,演算処理及び制御処理等を行うコンピュータ処理機能を有するスキャナ処理部(ASIC)25を備え、このスキャナ処理部25には、ROM26及びSDRAM27が接続される。また、カード供給部23とカード排出部24の間には、カード類(C(Cm))を搬送する搬送路28が配設され、この搬送路28における所定位置には複数の搬送ローラ機構29…が付設されるとともに、この搬送ローラ機構29…を駆動する駆動部30はスキャナ処理部25に接続される。さらに、搬送路28の中途位置には、一対のイメージセンサ、即ち、搬送路28を搬送されるカード類(C(Cm))における表面(一側の面)の印刷面Cf(Cmf)の画像を読取る第一イメージセンサ31uと裏面(他側の面)の印刷面Cr(Cmr)の画像を読取る第二イメージセンサ31dが配設され、第一イメージセンサ31uと第二イメージセンサ31dはそれぞれスキャナ処理部25に接続される。なお、32はキャビネット21の外面に配設された操作パネル、33は前述したUSBケーブル11が接続されるUSBインタフェースであり、それぞれスキャナ処理部25に接続される。
一方、例示するコンピュータ処理部3は、ノートパソコンであり、図3に示すように、本体部41の内部に、図2に示すチップセット42を備え、このチップセット42に、主要なハードウェア要素となるCPU43,メモリ44,各種メディア用のドライブ45,外部との通信を行う通信部46が接続されるとともに、さらに、このチップセット42には、本体部41の上面に付設されたキーボード41k及び本体部41に外部接続されたマウス等を含む入力部47が接続されるとともに、本体部41に付設されたディスプレイ48が接続される。なお、49は前述したUSBケーブル11が接続されるUSBインタフェースであり、チップセット42に接続される。
また、コンピュータ処理部3には、HDD/SSD等のデータ保存装置50を備え、チップセット41に接続される。データ保存装置50は、データ書込エリア50dとプログラム格納エリア50pを備え、データ書込エリア50dには画像データを含む各種データ類が書込まれるとともに、プログラム格納エリア50pには、コンピュータとして動作させるOS(基本ソフトウェア)をはじめ、各種コンピュータソフトウェアが格納される。
そして、このコンピュータソフトウェアには、本実施形態に係る印刷面の不良検査方法を実行できるアプリケーションソフトウェア、即ち、不良検査処理用コンピュータプログラムPcをインストールする。この不良検査処理用コンピュータプログラムPcにより、少なくとも、検査対象から選択された不良のないマスタカードCmの表裏両面の印刷面Cmf,Cmrをイメージスキャナ部2により同時に読取ることにより取得したマスタ画像データDmf,Dmrの登録処理Fr,検査対象となる被検査カードC…の表裏両面の印刷面Cf,Cr…をイメージスキャナ部2により同時に読取ることにより取得した被検査画像データDf,Dr…とマスタ画像データDmf,Dmrの比較による当該被検査カードC…の印刷面Cf,Cr…に対する良否判定処理Fj,及びこの良否判定処理Fjによる不良判定に基づいて所定のエラー処理Feを実行することができる。
この場合、良否判定処理Fjにより判定できる不良判定の例を図4及び図5に示す。良否判定処理Fjでは不良種別の判定を行うことができる。したがって、利用者は、不良の種類(内容)を把握可能になるため、不良発生の原因究明や不良対策を容易に行うことができる。
不良判定が行われる不良種別としては、図4に示すように、不良コードE11の「種類の相違判定」,不良コードE12の「向きの相違判定」,不良コードE13の「無印刷判定」,不良コードE14の「異なる印刷判定」,不良コードE15の「印刷ズレ判定」,不良コードE16の「濃さ異常判定」,不良コードE17の「汚れ判定」,不良コードE18の「折れ判定」が可能である。図5は、図4における不良種別の一例を具体的に示している。図4の不良コードE11の「種類の相違判定」は、例えば、年賀ハガキの種類を判別するものであり、図5(a)に示すように、年賀ハガキのオモテ面における左上のマークMeの画像データが、マスタとして登録された正規の年度のマークMとは異なる画像データであることに基づいて判別できる。図4の不良コードE12の「向きの相違判定」は、例えば、図5(a)に示すマークMの画像データが右下の位置或いは裏面の位置で検出されることに基づいて判別できる。図4の不良コードE13の「無印刷判定」は、例えば、図5(a)に示す宛名印刷部Kが検出されない場合、即ち、宛名印刷部Kに対応するエリアが白画像データにより検出されることに基づいて判別できる。図4の不良コードE14の「異なる印刷判定」は、例えば、図5(a)に示す宛名印刷部Kが検出されるも、マスタとして登録された正規の画像データKとは、異なる画像データKeにより検出されることに基づいて判別できる。図4の不良コードE15の「印刷ズレ判定」は、例えば、図5(b)に示す宛名印刷部Kが検出され、かつ同一の画像データKが検出されるも、マスタとして登録された正規の画像データKの位置とは、異なる位置、例示の場合、間隔Loだけ下方にズレた位置で検出されることに基づいて判別できる。図4の不良コードE16の「濃さ異常判定」は、例えば、図5(c)に示す宛名印刷部Kが検出されるも、マスタとして登録された正規の画像データKの濃さレベルに対して、異なる濃さレベルとなる画像データKfにより検出されることに基づいて判別できる。図4の不良コードE17の「汚れ判定」は、例えば、図5(d)に示すマークMと宛名印刷部K、即ち、本来、読み取られる全ての画像データに対応するエリアAa,Ab…をマスキングし、その上で、特異点に対応する画像データXが検出されることに基づいて判別できる。図4の不良コードE18の「折れ判定」は、例えば、図5(d)に示すように、エリアAa,Ab…をマスクし、その上で、濃さが薄いレベルとなるライン状の画像データが検出されることに基づいて判別できる。
次に、本実施形態に係る印刷面の不良検査方法を含む上述した不良検査装置1の動作について、各図を参照しつつ図1のフローチャートに従って説明する。
なお、検査対象となるカード類はハガキを例示する。まず、前述した不良検査装置1を準備する。この場合、図3に示すように、イメージスキャナ部2(市販のイメージスキャナ等)とコンピュータ処理部3(市販のノートパソコン等)を準備し、USBケーブル11等により相互通信可能に接続する。また、コンピュータ処理部3には、予め、本実施形態に係る印刷面の不良検査方法を実行できるアプリケーションソフトウェア、即ち、前述した不良検査処理用コンピュータプログラムPcをインストールする。
検査を行うに際しては、まず、検査対象となる印刷済のハガキを用意する。この場合、検査対象となるハガキは、表裏両面に印刷面Cmf,Cmrを有している。最初に、用意したハガキから不良のないハガキを選定し、この選定したハガキをマスタカードCmとしてイメージスキャナ部2のカード供給部23のカード供給トレイ23tにセットする(ステップS1)。
そして、開始ボタンを押すことにより、マスタカードCmは、搬送路28を搬送され、第一イメージセンサ31uにより表面(一側の面)の印刷面Cmfの画像が読取られるとともに、第二イメージセンサ31dにより裏面(他側の面)の印刷面Cmrの画像を読取られる。即ち、マスタカードCmの表裏両面における印刷面Cmf,Cmrに対して同時に読取りが行われ、マスタ画像データDmf,Dmrが取得される(ステップS2)。なお、読取られたマスタカードCmは、カード排出部24のカード排出トレイ24t上に排出される。
一方、マスタ画像データDmf,Dmrは、イメージスキャナ部2からコンピュータ処理部3に転送される(ステップS3)。そして、転送されたマスタ画像データDmf,Dmrは、コンピュータ処理部3のデータ保存部50のデータ書込エリア50dに登録される(ステップS4)。即ち、コンピュータ処理部3により、マスタ画像データDmf,Dmrに対する登録処理Frが行われる。
次に、検査対象となる残りのハガキを被検査カードC…としてイメージスキャナ部2のカード供給トレイ23tにセットする(ステップS5)。例示の場合、数十枚のハガキを同時にセット可能である。そして、開始ボタンを押すことにより、一枚目の被検査カードCが供給される(ステップS6)。一枚目の被検査カードCは搬送路28を搬送され、マスタカードCmの場合と同様に、表裏両面における印刷面Cf,Crに対して同時に読取りが行われ、被検査画像データDf,Drが取得される(ステップS7)。
また、被検査画像データDf,Drは、イメージスキャナ部2からコンピュータ処理部3に転送される(ステップS8)。コンピュータ処理部3では、被検査画像データDf,Drとマスタ画像データDmf,Dmrの比較により被検査カードCの印刷面Cf,Crに対する良否判定処理Fjが行われる(ステップS9)。良否判定処理Fjでは、被検査画像データDf,Drとマスタ画像データDmf,Dmrの比較が行われ、前述した図4の不良が存在するか否かを判定処理する。この際、不良が存在しなければ、コンピュータ処理部3からイメージスキャナ部2に継続指令が送信され、これに基づいて、二枚目の被検査カードCの供給が行われる(ステップS10,S11,S6…)。即ち、継続指令に基づいて二枚目の被検査カードCの供給が開始される。
これに対して、一枚目の良否判定処理Fj(ステップS9)において、図4の不良が存在すると判定された場合、即ち、不良判定が行われた場合を想定する。この場合、所定のエラー処理Feが行なわれる(ステップS12〜S16)。まず、コンピュータ処理部3からイメージスキャナ部2に対して停止指令が送信される(ステップS10,S12)。これにより、イメージスキャナ部2は、二枚目の被検査カードCの供給を停止する動作停止処理Fesを行う(ステップS13)。即ち、二枚目の被検査カードCの供給を開始することなく停止状態を維持する。このように、エラー処理Feに、コンピュータ処理部3からイメージスキャナ部2,2eに対して動作停止指令を送信して当該イメージスキャナ部2,2eの動作を停止させる動作停止処理Fesを含ませれば、イメージスキャナ部2,2eの動作を一時的に停止させることができるため、必要なエラー対応処置を行うことにより、以降の工程に影響させることなく不良検査を円滑に継続させることができる。
また、不良判定が行われた場合、同時に、コンピュータ処理部3のディスプレイ48には、不良が検出された旨、更には不良コード及び不良種別が表示されるエラーメッセージの表示処理Fedが行われる(ステップS14)。一例として、「印刷ズレを検出しました(不良コードE15)。排出されたハガキを確認して下さい。」等のエラーメッセージが表示される。このように、エラー処理Feに、コンピュータ処理部3におけるエラーメッセージの表示処理Fedを含ませれば、利用者は、不良判定に基づく不良の種類(内容)をリアルタイムで確認できるため、エラー対応処置が必要な場合には迅速に行うことができる。
一方、利用者は、これらのエラー処理Feに基づいて、エラー対応処置を行うことができる(ステップS15)。即ち、不良のハガキ(一枚目の被検査カードC)をカード排出トレイ24tから取り除くとともに、イメージスキャナ部2が原因であるか否かの確認,必要により印刷機が原因であり印刷中の場合には印刷の一時停止等のエラー対応処置を行うことができる。
そして、他に問題がなければ、再開ボタン(開始ボタン)を押せばよい(ステップS16)。これにより、二枚目の被検査カードCの供給が行われる。これにより、一枚目と同様の検査処理が行われる(ステップS6…)。以降は、全ての被検査カードC…の検査処理が終了するまで同様の検査処理が行われる(ステップS11)。
よって、このような本実施形態に係る印刷面の不良検査方法(不良検査装置1)によれば、基本態様として、表裏両面に印刷されたカード類の印刷面の不良を検査するに際し、予め、検査対象から選択された不良のないマスタカードCmの表裏両面の印刷面Cmf,Cmrをイメージスキャナ部2により同時に読取ることによりマスタ画像データDmf,Dmrを取得し、このマスタ画像データDmf,Dmrがコンピュータ処理部3に転送されたなら、このコンピュータ処理部3により登録処理Frを行うとともに、この後、検査対象となる被検査カードC…の表裏両面の印刷面Cf,Cr…をイメージスキャナ部2により同時に読取ることにより被検査画像データDf,Dr…を取得し、この被検査画像データDf,Dr…がコンピュータ処理部3に転送されたなら、このコンピュータ処理部3により、被検査画像データDf,Dr…とマスタ画像データDmf,Dmrの比較による被検査カードC…の印刷面Cf,Cr…に対する良否判定処理Fjを行い、この良否判定処理Fjによる不良判定に基づいて所定のエラー処理Feを行うようにしたため、ハガキや封筒等のカード類に対する小口の印刷業務を行う小規模の印刷業をはじめ、結婚式場や葬儀場などの印刷業以外の分野であっても、印刷されたカード類に対する的確な良否判別を行うことができる。これにより、人為的な目視検査に伴う欠点を解消し、カード類における一定水準以上の印刷品質を確保できるとともに、良否判別の容易化及び効率化を実現できる。しかも、汎用的な商品の組合わせ及びコンピュータソフトウェアのインストールにより容易かつ低コストに実施できる。
次に、本発明の変更実施形態に係る印刷面の不良検査装置1について、図6及び図7を参照して説明する。
図1〜図3の好適実施形態(基本実施形態)は、印刷後のカード類(C(Cm))の不良を検査する独立した不良検査装置1として構成した場合を示したが、図6に示す変更実施形態に係る不良検査装置1は、特に、イメージスキャナ部2を、プリンタ(印刷機)60のオプション、即ち、プリンタ60の排出口61に着脱するスキャナユニット2eとして構成したものである。したがって、このスキャナユニット2eを除き、このスキャナユニット2eに対して、USBケーブル11等を介してコンピュータ処理部3に接続する点は、図1〜図3の基本実施形態と同じである。
例示の場合、スキャナユニット2eを、プリンタ60に装着する際には、図6に示すように、プリンタ60の排出口61に備えるカード排出トレイ62を取外した後、スキャナユニット2eを、図7に示すように、プリンタ60の前面パネル60fに取付ければよい。スキャナユニット2eは、図3に示したカード供給部23に対応するカード供給部63を有するとともに、カード供給部24に対応するカード供給部64を有する。
したがって、プリンタ60により印刷されたカード類(C(Cm))は、プリンタ60の排出口61から排出された後、そのままスキャナユニット2eのカード供給部63に搬入されるとともに、読取りが行われたカード類(C(Cm))は、カード排出部64から排出される。スキャナユニット2eにおける符号65は排出トレイを兼用する回動式のユニットカバーを示す。
なお、スキャナユニット2eにおけるカード供給部63とカード排出部64の間における基本構成(基本機能)は、細部は異なるものの図2に示したイメージスキャナ部2と同じである。その他、図6及び図7において、符号67はカード供給部、67tはカード供給トレイを示し、印刷前のカード類(Co)をカード供給トレイ67tにセットすることができる。この場合、マスタカードCmは、最初に、一枚目を印刷し、不良がなければ、マスタカードCmとして登録すればよい。もし、不良の場合には、良品が得られるまで印刷を行った後、登録すればよい。図6及び図7において、図1〜図3と同一機能部分には同一符号を付してその構成を明確にするとともに、その詳細な説明は省略する。
以上、好適実施形態(変更実施形態)について詳細に説明したが、本発明は、このような実施形態に限定されるものではなく、細部の構成,形状,素材,数量,数値等において、本発明の要旨を逸脱しない範囲で、任意に変更,追加,削除することができる。
例えば、カード類には、前述のように、カード,ハガキ,封筒,の少なくとも一以上を含めることが望ましいが、これら以外のカード類、更には例示した他のカード類以外の各種カード類を含めることができる。また、必要により、ハガキ専用など、特定のカードに対する専用装置として構成してもよい。一方、良否判定処理Fjには、不良種別の判定を含ませることが望ましいが、不良種別に関係なく一括して不良として扱ってもよい。他方、エラー処理Feには、コンピュータ処理部3におけるエラーメッセージの表示処理Fed,コンピュータ処理部3からイメージスキャナ部2に対して動作停止指令を送信して当該イメージスキャナ部2の動作を停止させる動作停止処理Fesの一方を含ませることができるが、アラームのランプの点灯やチャイムを鳴らすなど、エラーメッセージの表示処理Fed及び動作停止処理Fes以外のエラー処理Feを排除するものではない。また、イメージスキャナ部2は、独立したイメージスキャナユニットにより構成されるとともに、コンピュータ処理部3は、独立したコンピュータユニットにより構成されることが望ましいが、イメージスキャナ部2とコンピュータ処理部3を一体化した装置として構成してもよく、各種形態により実施可能である。
本発明に係る印刷面の不良検査方法及び装置は、表裏両面に印刷されたハガキ等の各種カード類における印刷面の不良を検査する際に利用できる。
1:不良検査装置,2:イメージスキャナ部,2e:イメージスキャナ部(スキャナユニット),3:コンピュータ処理部,Pc:コンピュータプログラム,Cm:マスタカード,Cmf:印刷面,Cmr:印刷面,C…:被検査カード,Cf:印刷面,Cr:印刷面,Dmf:マスタ画像データ,Dmr:マスタ画像データ,Df:被検査画像データ,Dr:被検査画像データ,Fr:登録処理,Fj:良否判定処理,Fe:エラー処理,Fed:表示処理,Fes:動作停止処理
Claims (8)
- 表裏両面に印刷されたカード類の印刷面の不良を検査する印刷面の不良検査方法であって、予め、検査対象から選択された不良のないマスタカードの表裏両面の印刷面をイメージスキャナ部により同時に読取ることによりマスタ画像データを取得し、このマスタ画像データがコンピュータ処理部に転送されたなら、このコンピュータ処理部により登録処理を行うとともに、この後、検査対象となる被検査カードの表裏両面の印刷面を前記イメージスキャナ部により同時に読取ることにより被検査画像データを取得し、この被検査画像データが前記コンピュータ処理部に転送されたなら、このコンピュータ処理部により、この被検査画像データと前記マスタ画像データの比較による前記被検査カードの印刷面に対する良否判定処理を行い、この良否判定処理による不良判定に基づいて所定のエラー処理を行うことを特徴とする印刷面の不良検査方法。
- 前記カード類には、カード,ハガキ,封筒,の少なくとも一以上を含むことを特徴とする請求項1記載の印刷面の不良検査方法。
- 前記良否判定処理には、不良種別の判定を含むことを特徴とする請求項1又は2記載の印刷面の不良検査方法。
- 前記エラー処理には、前記コンピュータ処理部におけるエラーメッセージの表示処理を含むことを特徴とする請求項1,2又は3記載の印刷面の不良検査方法。
- 前記エラー処理には、前記コンピュータ処理部から前記イメージスキャナ部に対して動作停止指令を送信して当該イメージスキャナ部の動作を停止させる動作停止処理を含むことを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の印刷面の不良検査方法。
- 表裏両面に印刷されたカード類の印刷面の不良を検査する印刷面の不良検査装置であって、表裏両面の印刷面を同時に読取り可能なイメージスキャナ部と、このイメージスキャナ部に対して相互通信可能に接続し、少なくとも、検査対象から選択された不良のないマスタカードの表裏両面の印刷面を前記イメージスキャナ部により同時に読取って取得したマスタ画像データの登録処理,検査対象となる被検査カードの表裏両面の印刷面を前記イメージスキャナ部により同時に読取って取得した被検査画像データと前記マスタ画像データの比較による当該被検査カードの印刷面に対する良否判定処理,及びこの良否判定処理による不良判定に基づいて所定のエラー処理を実行可能なコンピュータプログラムをインストールしたコンピュータ処理部とを備えることを特徴とする印刷面の不良検査装置。
- 前記イメージスキャナ部は、独立したイメージスキャナユニットにより構成されることを特徴とする請求項6記載の印刷面の不良検査装置。
- 前記コンピュータ処理部は、独立したコンピュータユニットにより構成されることを特徴とする請求項6又は7記載の印刷面の不良検査装置。
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN115082436A (zh) * | 2022-07-22 | 2022-09-20 | 山东易斯特工程工具有限公司 | 一种盾构机刀头生产缺陷检测方法 |
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2018
- 2018-09-25 JP JP2018178992A patent/JP2020051795A/ja active Pending
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