JP3132680U - 記録内容を印字するための媒体及び印字媒体 - Google Patents

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Abstract

【課題】記録内容の印字状態を簡易な手法で確実に検出でき、印字ミスの防止に寄与し得る媒体および印字媒体を提供すること。
【解決手段】所定の記録内容Sが印字された印字媒体1は、媒体に関する情報を示す媒体情報バーコード15と、媒体上における印字状態を確認するための確認情報バーコード18とが記録内容Sと共に印字されている。媒体情報バーコード15および確認情報バーコード18は、媒体1の所定の一辺8に沿う2つの隅10,11にそれぞれ印字されており、媒体1上でほぼ同一直線上に位置されている。
【選択図】図2

Description

本考案は、記録内容を印字するための媒体および記録内容が印字された印字媒体に関し、特に、媒体に対する記録内容の印字ミスを簡単且つ有効に防止できる媒体および印字媒体に関する。
通常、所定の媒体に対してその媒体に適合する記録内容を印字する場合、例えば規定の用紙に対してその用紙に対応する所定の情報を印字する場合には、印字ミスが生じないように様々な対策を講じる必要がある。特に、複数種類の用紙に対して複数の異なる情報を選択的に対応付けて印字する場合には、相当の注意が必要であり、一般的には、以下のような段階的な工程が踏まれる。
すなわち、まず、複数種類の用紙の中から印字しようとする対象の用紙を選択する。そして、その選択した用紙を印字装置にセットするとともに、その用紙に合ったセット位置であるかを目視で確認する。その後、用紙に対して印字を施し、印字内容および印字位置を目視で確認する。
こうした比較的複雑な印字環境下で扱われる媒体としては、例えば、取引明細、請求額の内容、預金残高などの記録内容(帳票)が印字される帳票用紙などが挙げられる。
ところで、以上のような印字管理下で媒体に対して印字を行なうと、以下のような幾つかの問題が生じる。
まず、用紙の種類が多い場合、特にサイズが同一で絵柄等の若干の相違でしか区別できない複数種の用紙が混在する場合には、印字に際して誤った用紙を選択してしまう可能性がある。
また、用紙のセット位置を目視で確認するため、誤認が生じる可能性もあり、その場合には、印字ミスが生じてしまう。
更に、印字内容および印字位置も目視で確認することから、見落としや誤認は勿論のこと、特に印字頁数が多い場合には、最初と最後の印字状況しか確認しないこともあり、途中で印字ずれを起こしていてもそれを発見できない可能性もある。また、印字制御のためのプログラムミスやプログラム上のバグによって、印字ズレを生じさせてしまうこともあり、これらの原因によって発生した印字ミスを見逃すこともあった。
以上のような問題は、特に個人情報が用紙に印字されて顧客に送付されるような場合には重大であり、他人の情報が誤って送付されて個人情報が漏洩されるような事態も招きかねない。
本考案は前記事情に着目してなされたものであり、その目的とするところは、記録内容の印字状態を簡易な手法で確実に検出でき、印字ミスの防止に寄与し得る媒体および印字媒体を提供することにある。
前記課題を解決するために、本考案は、所定の記録内容が印字された印字媒体であって、媒体に関する情報を示す媒体情報バーコードと、媒体上における印字状態を確認するための確認情報バーコードとが前記記録内容と共に印字されていることを特徴とする印字媒体を提供する。
また、本考案は、所定の記録内容を印字するための媒体であって、媒体に関する情報を示す媒体情報バーコードが印字されて成ることを特徴とする媒体を提供する。
本考案によれば、印字媒体に対して媒体情報バーコードと確認情報バーコードとが設けられているため、これらの相対的な位置および情報の対応関係から印字位置および印字内容の正否を簡単に判定できる。そのため、媒体に対する印字状態を簡単且つ確実に検出することができ、印字ミスの防止に大きく寄与し得る。また、本考案によれば、記録内容を印字するための媒体に対して媒体情報バーコードが設けられているため、媒体情報バーコードに対応させて記録内容と共に確認情報バーコードを印字することにより上記作用効果を得ることができる。
以下、図面を参照しながら、本考案の実施形態について説明する。
図1には、所定の記録内容を印字するための媒体として、帳票を印字するための帳票用紙1が示されている。図示のように、この帳票用紙1は、同一形態の帳票用紙が同一方向で複数枚繋がって成る連続帳票用紙の形態を成しており、本実施形態では2枚の帳票用紙部1a,1bが対を成しているものとして話を進めることにする。なお、本発明において、媒体は、用紙に限らず、記録内容を印字できるものであれば、どのような材料のものであっても構わない。また、印字される記録内容も、帳票などのデータのみならず、図柄や案内文など、様々な形態のものが考えられる。
図1に示されるように、帳票用紙1の各帳票用紙部1a,1bは、長方形状を成した例えば郵便はがきの形態を成しており、上辺(上縁)2と、下辺(下縁)4と、左辺(左縁)6と、右辺(右縁)8とを有するとともに、各辺が交差する部分に隅部9,10,11,12を有している。また、各帳票用紙部1a,1bは、表A(図1の(a))と裏B(図1の(b))とを有しており、表Aに宛名(宛名部)を印字でき、裏Bに帳票(明細部)を印字できるようになっている。更に、帳票用紙1は、図柄などが異なる同一サイズのものが複数種類存在している。
各帳票用紙部1a,1bは、所定の記録内容が印字される前の状態で、その所定の一辺、本実施形では右辺8に沿う上下の2つの隅10,11(各帳票用紙部1a,1bの最初および最後と認識する場所)にそれぞれ(表Aおよび裏Bの両方)、帳票用紙(媒体)1に関する情報を示す媒体情報バーコード15を有している。このような媒体情報バーコード15は、帳票用紙1に印字されても良く、あるいは、シールの形態で帳票用紙1に貼り付けられていても良い。
媒体情報バーコード15は、帳票用紙1の種類および帳票用紙1の方向性を規定する情報を含んでいる。具体的には、媒体情報バーコード15は、図1の(c)に示されるように7桁のコードから成っている。すなわち、媒体情報バーコード15は、用紙の種類の判定に使用される4桁の帳票コードC1と、2桁の制御コードC2と、バーコード情報の整合性チェックに使用される1桁のチェックデジットC3とから成る。この場合、帳票コードC1は、白紙を利用する場合、9999に設定される。また、制御コードC2は、1桁目が用紙の向き(上下の向き)や裏表(天地)などの判定に使用される(本実施形態では、表Aに奇数の数字が割り当てられ、裏Bに偶数の数字が割り当てられる)。また、制御コードC2の2桁目は、当該バーコード15が媒体情報バーコード(印字前の用紙に付されるべきバーコード)である旨の判定に使用される。
なお、図1(c)には、各帳票用紙部1a,1bの2つの隅部10,11のそれぞれに付与される8個の異なる媒体情報バーコード15が示されている。各媒体情報バーコード15の手前には、最初に印字される第1の帳票用紙部1aとその後に印字される第2の帳票用紙部1bとにそれぞれ付与される媒体情報バーコード15同士を区別するため、また、帳票用紙部1a,1bの上下にそれぞれ付与される媒体情報バーコード15同士を区別するために、1−S、1−E、2−S、2−E(1は第1の帳票用紙部1a、2は第2の帳票用紙部1b、Sは各帳票用紙部のスタート部分(隅部10に対応する部分)、Eは各帳票用紙部のエンド部分(隅部11に対応する部分)をそれぞれ表わしている)なる添字が付されているが、これらは、説明のためのものであり、媒体情報バーコード15に含まれるものではない。また、図1の(c)に示される各媒体情報バーコード15の先頭および図1の(a)(b)に示される各帳票用紙部1a,1bの媒体情報バーコード15の上側または下側には各媒体情報バーコード15を区別するために、(1)〜(8)の番号が付されている。
図2には、図1の帳票用紙1に対して所定の記録内容(帳票)Sが印字された印字済みの帳票用紙1が示されている。図示のように、記録内容Sは、後述する印字装置により、各帳票部分1a,1bの上側から下側に向かって印字される。また、この記録内容Sの印字と共に、各帳票部分1a,1bの2つの隅部10,11(表Aおよび裏Bの両方)には、印字状態を確認するための確認情報バーコード18が媒体情報バーコード15に対応して印字されている。本実施形態では、各帳票部分1a,1bに対して正規の印字位置で記録内容Sが印字されるときに、確認情報バーコード18が媒体情報バーコード15と帳票部分1a,1b上で一直線上に位置する関係を成すように印字される。
確認情報バーコード18は、媒体情報バーコード15と同様、帳票用紙1の種類および帳票用紙1の方向性を規定する情報を含んでいる。具体的には、確認情報バーコード18は、図2の(c)に示されるように、用紙の種類の判定に使用される4桁の帳票コードC1’と、2桁の制御コードC2’と、バーコード情報の整合性チェックに使用される1桁のチェックデジットC3’とから成る。この場合も、制御コードC2’は、1桁目が用紙の向き(上下の向き)や裏表(天地)などの判定に使用される(本実施形態では、表Aに奇数の数字が割り当てられ、裏Bに偶数の数字が割り当てられる)。また、制御コードC2’の2桁目は、当該バーコード18が確認情報バーコード(印字の際に用紙に付されるべきバーコード)である旨の判定に使用される。
なお、図2(c)には、各帳票用紙部1a,1bの2つの隅部10,11のそれぞれに媒体情報バーコード15と一直線上に並んで印字される8個の異なる媒体情報バーコード15が示されている。各確認情報バーコード18の手前には、第1の帳票用紙部1aと第2の帳票用紙部1bとにそれぞれ印字される確認情報バーコード18同士を区別するため、また、帳票用紙部1a,1bの上下にそれぞれ付与される確認情報バーコード18同士を区別するため、1−S、1−E、2−S、2−E(1は第1の帳票用紙部1a、2は第2の帳票用紙部1b、Sは各帳票用紙部のスタート部分(隅部10に対応する部分)、Eは各帳票用紙部のエンド部分(隅部11に対応する部分)をそれぞれ表わしている)なる添字が付されているが、これらは、説明のためのものであり、確認情報バーコード18に含まれるものではない。また、図2の(c)に示される各確認情報バーコード18の先頭および図2の(a)(b)に示される各帳票用紙部1a,1bの確認情報バーコード18の上側または下側には各確認情報バーコード18を区別するために、(1)’〜(8)’の番号が付されている。
また、図2に示されるように、所定の記録内容Sが印字された印字済みの帳票用紙1には、記録内容Sおよび確認情報バーコード18と共に付帯情報バーコード20も印字される。本実施形態において、この付帯情報バーコード20は、表Aおよび裏Bの隅部10に印字される確認情報バーコード18のみに対応して印字されるものであり、各帳票部分1a,1bに対して正規の印字位置で記録内容Sが印字されるときに、付帯情報バーコード20が媒体情報バーコード15および確認情報バーコード18と帳票部分1a,1b上で一直線上に位置する関係を成すように印字される。
付帯情報バーコード20は、相関チェックや後処理のために印字されるものであり、例えば、会社・店番号や顧客番号・通し番号を印字して同時に前後データと比較することにより、用紙セット時の操作ミス、プログラムミス、データ抜けなどのチェックに用いられる。また、後処理としてシーリング等を行なう場合には、シーリング機器にも後述する光学読取装置(ラインスキャナ等のバーコードリーダ)を設置して付帯情報バーコード20を読み取ることにより処理時間や現物抜けなどのチェックも可能になる。
本実施形態においては、具体的に、付帯情報バーコード20は、図2の(d)に示されるように、4桁の会社コードC1”と、3桁の支店コードC2”と、7桁の顧客コードC3”と、6桁の通しコード番号C4”と、1桁の制御コードC5”とから成る。また、図2(d)において、各付帯情報バーコード20の手前には、第1の帳票用紙部1aと第2の帳票用紙部1bとにそれぞれ印字される付帯情報バーコード20同士を区別するため、各帳票用紙部1a,1bの上側であることを明示するために、1−S、2−S(1は第1の帳票用紙部1a、2は第2の帳票用紙部1b、Sは各帳票用紙部のスタート部分(隅部10に対応する部分)をそれぞれ表わしている)なる添字が付されているが、これらは、説明のためのものであり、付帯情報バーコード20に含まれるものではない。また、図2の(d)に示される各付帯情報バーコード20の先頭および図2の(a)(b)に示される各帳票用紙部1a,1bの付帯情報バーコード20の下側には各付帯情報バーコード20を区別するために、(1)”,(3)”,(5)”,(7)”の番号が付されている。
図3には、帳票用紙1上に対する記録内容Sの印字を管理する印字管理システム30が示されている。図示のように、印字管理システム30は、記録内容Sが印字される前の帳票用紙1に予め媒体情報バーコード15を印字するためのプレ印字装置(プレ印字手段)32と、媒体情報バーコード15が印字された帳票用紙1に記録内容Sを印字するための印字システム34とから成る。印字システム34は、帳票用紙1の各帳票用紙部1a,1bに対して記録内容Sを印字する印字装置(印字手段)36と、記録内容S、媒体情報バーコード15、確認情報バーコード20、付帯情報バーコード20がそれぞれ印字された帳票用紙1上における印字状態を検査する印字検査装置38とから成る。本実施形態において、印字システム34は、印字装置36と印字検査装置38とが一体となったユニットとして構成されているが、印字した帳票用紙1を別の工程で検査する場合には、印字検査装置38が印字検査システムとして印字システム34から分離されていても良い。
印字装置36は、所定の用紙導入口から所定の用紙搬送経路に沿って複数枚の帳票用紙1を装置内の印字領域に向けて連続的に搬送するとともに、周知の任意の印字技術を使用して予めプログラムされた印字シーケンスにしたがって各帳票用紙部1a,1bに対して連続的に所定の対応する記録内容Sを個別に印字するようになっている。また、印字装置36は、帳票用紙1上に予め印字された媒体情報バーコード15に対応して確認情報バーコード18および付帯情報バーコード20を記録内容Sと共に各帳票用紙部1a,1b上に印字するようになっている。この場合、印字装置36は、帳票用紙1の搬送ずれ等がなく帳票用紙1が印字領域の所定の印字位置で正確に印字されるときには、前述したように各帳票用紙部1a,1bの2つの隅部10,11にそれぞれ印字された媒体情報バーコード15の横に一直線上に並ぶように確認情報バーコード18および付帯情報バーコード20を印字する。すなわち、印字装置36は、所定の印字プログラムにしたがって、帳票用紙1に対して正規の印字位置で記録内容Sが印字されるときに媒体情報バーコード15と確認情報バーコード18と付帯情報バーコード20とが各帳票用紙部1a,1b上で一直線上に位置する関係を成すように各帳票用紙部1a,1b上における印字領域を規定する。
また、印字検査装置38は、図4に詳しく示されるように、印字システム34の用紙排出部に設けられ且つ前記用紙搬送路に沿って搬送される印字済みの帳票用紙1の媒体情報バーコード15、確認情報バーコード18、付帯情報バーコード20を読み取る光学読取装置50(例えばラインスキャナ等のバーコードリーダ)と、光学装置50からの情報を受けて媒体情報バーコード15と確認情報バーコード18と付帯情報バーコード20との間の各帳票用紙部1a,1b上における相対的な位置関係を検出する第1の検出手段としての位置検出部52と、各情報バーコード15,18,20の情報を解析するとともに媒体情報バーコード15と確認情報バーコード18との間の情報の対応関係(例えば、帳票コードC1,C1’における用紙の種類を示す情報が互いに対応しているか否か)を検出する第2の検出手段としての情報検出部54と、位置検出部52からの検出結果に基づいて各帳票用紙部1a,1bに対する記録内容Sの印字位置の正否を判定する第1の判定手段としての印字位置判定部56と、情報検出部54からの検出結果に基づいて各帳票用紙部1a,1bに対する印字内容の正否を判定する(用紙1に適合する記録内容Sが印字されているかを判断する)第2の判定手段としての印字内容判定部58と、これらを統括制御する制御部60とを少なくとも有している。
特に本実施形態において、位置検出部52は、媒体情報バーコード15と確認情報バーコード18との間の直線的な位置関係を検出するようになっている。また、それに伴って、印字位置判定部56は、媒体情報バーコード15と確認情報バーコード18とが各帳票用紙部1a,1b上で所定の許容範囲内で一直線上に位置している場合には適正印字と判定するとともに、媒体情報バーコード15と確認情報バーコード18とが各帳票用紙部1a,1b上でほぼ一直線上に位置していない場合には印字ずれと判定するようになっている。また、印字内容判定部58は、媒体情報バーコード15の帳票コードC1に係わる情報と確認情報バーコード18の帳票コードC1’に係わる情報とが規定の対応関係を有している場合には印字された記録内容Sがその帳票用紙1に適合していると判定するとともに、帳票コードC1に係わる情報と帳票コードC1’に係わる情報とが規定の対応関係を有していない場合には印字された記録内容Sが帳票用紙1に適合していないと判定する。
また、本実施形態の印字検査装置38は、印字位置判定部56が印字ずれと判定した際および印字された記録内容Sが用紙1に適合していないことが印字内容判定部58により判定された際にその旨を警告する警告部(警告手段)62を有している。この警告部62は、アラーム音など音声で警告を発するか、あるいは、所定のディスプレイ上で警告表示を行なうなど、適当な警告手法を用いて警告を行なう。あるいは、このような警告とともに、制御部60等からの制御信号により印字システム34の印字動作が強制的に停止されても良い。
次に、図5および図6を参照しながら、上記構成の印字管理システム30の作用について簡単に説明する。なお、図6の(a)は印字システム34の用紙搬送路上に沿って印字済みの帳票用紙1が印字検査装置38の光学読取装置50に向けて搬送されている様子を用紙1の表A側から見たものであり、図6の(b)はそれを用紙1の裏B側から見たものである。また、図5は、印字管理システム30の印字管理処理の概略的なフローチャートを示している。
まず、印字対象となる帳票用紙1を複数種類の帳票用紙の中から選択し、その帳票用紙に対してプレ印字装置32を用いて媒体情報バーコード15を印字する(図5のステップS1)。無論、これは、同一種類の複数の帳票用紙1の束を一括して処理することにより行なわれても良い。その後、媒体情報バーコード15が印字された帳票用紙1を印字システム34の印字装置36にセットし、帳票用紙1に対して記録内容Sと共に確認情報バーコード18および付帯情報バーコード20を印字する(図5のステップS2)。このような印字は印字装置36内の所定の印字領域で行なわれ、印字領域での印字が完了した帳票用紙1は順番に連続して印字検査装置38の光学読取装置50が設置された検査領域Qに向けて更に搬送されていく。その状態が図6に示されている。
光学読取装置50は、これを通過する帳票用紙1の各バーコード15,18,20を読み取る。読み取られたデータは、位置検出部52および情報検出部54に送られる。位置検出部52は、媒体情報バーコード15と確認情報バーコード18との間の直線的な位置関係を検出する。一方、情報検出部54は、各情報バーコード15,18,20の情報を解析するとともに媒体情報バーコード15と確認情報バーコード18との間の情報の対応関係、ここでは、帳票コードC1,C1’における用紙の種類を示す情報が互いに対応しているか否かを検出する(図5のステップS3)。そして、これらの検出結果はそれぞれ印字位置判定部56および印字内容判定部58に送られる。印字位置判定部56は、制御コードC1,C1’からの用紙1の方向性情報が上下の規則的な繰り返しであり且つ媒体情報バーコード15と確認情報バーコード18とが各帳票用紙部1a,1b上で所定の許容範囲内で一直線上に位置している場合(図6に示される状況X)には適正印字と判定するとともに、媒体情報バーコード15と確認情報バーコード18とが各帳票用紙部1a,1b上でほぼ一直線上に位置していない場合(図6に示される状況Y)には印字ずれと判定するようになっている(図5のステップS4)。印字ずれと判定された場合には、警告部62による警告がなされ(図5のステップS6)、適正印字の場合には、例えば所定の出力部に用紙1が出力される(図5のステップS5)。なお、本実施形態では、媒体情報バーコード15のみが所定回数にわたって光学読取装置50を通過し且つ規定回数以内に付帯情報バーコード20の通し番号コードが1から或いは前頁から連続している場合には印字ずれと見なさないようになっていても良い。また、本実施形態において、許容範囲の印字ずれは、バーコードの縦の長さ或いはバーコードの読み取り時間(ミリsec)のずれ時間によって判断することもできる。
一方、印字内容判定部58は、媒体情報バーコード15の帳票コードC1に係わる情報と確認情報バーコード18の帳票コードC1’に係わる情報とが規定の対応関係を有している場合には印字された記録内容Sがその帳票用紙1に適合していると判定するとともに、帳票コードC1に係わる情報と帳票コードC1’に係わる情報とが規定の対応関係を有していない場合には印字された記録内容Sが帳票用紙1に適合していないと判定する(図5のステップS4)。この場合も同様に、用紙1に記録内容Sが適合していない場合には、警告部62による警告がなされ(図5のステップS6)、適合している場合には、所定の出力部に用紙1が出力される(図5のステップS5)。
以上説明したように、本実施形態によれば、帳票用紙1に対して媒体情報バーコード15と確認情報バーコード18とが設けられているため、これらの相対的な位置および情報の対応関係から印字位置および印字内容の正否を簡単に判定できる。そのため、帳票用紙1に対する印字状態を簡単且つ確実に検出することができ、印字ミスの防止に大きく寄与し得る。
(a)は、媒体情報バーコードが設けられた帳票用紙の表の平面図、(b)は、媒体情報バーコードが設けられた帳票用紙の裏の平面図、(c)は、各帳票用紙部の2つの隅部のそれぞれに付与される8個の異なる媒体情報バーコードを列挙した図である。 (a)は、媒体情報バーコードに対応して記録内容と共に確認情報バーコードおよび付帯情報バーコードが印字された帳票用紙の表の平面図、(b)は、当該帳票用紙の裏の平面図、(c)は、各帳票用紙部の2つの隅部のそれぞれに付与される8個の異なる確認情報バーコードを列挙した図、(d)は、各帳票用紙部に付与される4個の異なる付帯情報バーコードを列挙した図である。 本考案の一実施形態に係る印字管理システムの概略図である。 印字検査装置のブロック図である。 印字管理システムの印字管理処理の概略的なフローチャートを示す。 (a)は、印字システムの用紙搬送路上に沿って印字済みの帳票用紙が印字検査装置の光学読取装置に向けて搬送されている様子を用紙の表側から見た平面図、(b)は、それを用紙の裏側から見た平面図である。
符号の説明
1 帳票用紙(媒体、印字媒体)
15 媒体情報バーコード
18 確認情報バーコード

Claims (13)

  1. 所定の記録内容が印字された印字媒体であって、
    媒体に関する情報を示す媒体情報バーコードと、媒体上における印字状態を確認するための確認情報バーコードとが前記記録内容と共に印字されていることを特徴とする印字媒体。
  2. 前記媒体情報バーコードおよび前記確認情報バーコードは、媒体の所定の一辺に沿う2つの隅にそれぞれ印字されていることを特徴とする請求項1に記載の印字媒体。
  3. 前記媒体情報バーコードと前記確認情報バーコードとが媒体上でほぼ一直線上に位置されて成ることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の印字媒体。
  4. 前記媒体情報バーコードおよび前記確認情報バーコードは、媒体の種類および媒体の方向性を規定する情報を含んでいることを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれか1項に記載の印字媒体。
  5. 前記媒体情報バーコードおよび前記確認情報バーコードは、媒体の種類の判定に使用される第1のコードと、媒体の方向性の判定に使用される第2のコードと、バーコード情報の整合性チェックに使用される第3のコードとを含んでいることを特徴とする請求項4に記載の印字媒体。
  6. 前記第2のコードは、前記媒体情報バーコードまたは前記確認情報バーコードの識別情報を含んでいることを特徴とする請求項5に記載の印字媒体。
  7. 前記媒体情報バーコードおよび前記確認情報バーコードは、媒体上におけるそれらの相対的な位置関係によって媒体に対する前記記録内容の印字位置の正否を判定するために使用されることを特徴とする請求項1ないし請求項6のいずれか1項に記載の印字媒体。
  8. 前記媒体情報バーコードおよび前記確認情報バーコードは、互いの情報の対応関係に基づいて媒体に対する印字内容の正否を判定するために使用されることを特徴とする請求項1ないし請求項7のいずれか1項に記載の印字媒体。
  9. 所定の記録内容を印字するための媒体であって、
    媒体に関する情報を示す媒体情報バーコードが印字されて成ることを特徴とする媒体。
  10. 前記媒体情報バーコードは、媒体の所定の一辺に沿う2つの隅にそれぞれ印字されていることを特徴とする請求項9に記載の媒体。
  11. 前記媒体情報バーコードは、媒体の種類および媒体の方向性を規定する情報を含んでいることを特徴とする請求項9または請求項10に記載の媒体。
  12. 前記媒体情報バーコードは、媒体の種類の判定に使用される第1のコードと、媒体の方向性の判定に使用される第2のコードと、バーコード情報の整合性チェックに使用される第3のコードとを含んでいることを特徴とする請求項11に記載の媒体。
  13. 前記第2のコードは、前記媒体情報バーコードの識別情報を含んでいることを特徴とする請求項12に記載の媒体。
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