JP4984220B2 - ヘッダシート処理方法 - Google Patents
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Description
そして、レジ毎に回収された商品券の束を読取装置で順次に読み取らせる前に、店舗番号、レジ番号などを記したヘッダシートを商品券の束の上に用意して、先にヘッダシートに表示された情報の読み取りを行い、読み取り処理を行った商品券の束が当該レジで扱った商品券であることが確認できるようにしてある。(例えば、特許文献1、参照)
つまり、読取装置で商品券の処理を行う際に、ヘッダシートの表裏を間違えて裏面側を表にして読み取らせた場合、白紙裏面によりヘッダシートがリジェクトされて、正確なデータの読み取りが行われないために、その後に読み取った商品券のデータが、前回に行われた処理で読み取ったデータの続きのデータとして合算された状態で処理されてしまい、正確なデータがデータベースに登録されないという問題がある。
図1は、本発明の実施形態に係るヘッダシートの表面の平面図、図2は、本発明の実施形態に係るヘッダシートの裏面の平面図、図3は、本発明の実施形態に係るヘッダシート処理方法の作業の手順を示す図、図4は、本発明の実施形態に係るヘッダシート処理方法の処理手順を示すフローチャート図である。
これらの機械読取用表示であるバーコード2とOCR文字3には、それぞれヘッダシート識別コードと、店舗番号と、レジ番号となどが順番に記されていて、読取装置によりそれらのデータを光学的に機械読み取りできるように表示されている。
更に、店舗番号4とレジ番号5とは、文字や数字としても表示されており、処理を行う者が目視により確認できるように表示されている。
機械読取用表示であるバーコード2とOCR文字3には、同一のデータが表示されているので、これらの両方を表示してもよいし、また、どちらかの一方を表示するようにしてもよい。
読取装置による読取処理を中断させることを示す識別コードは、読取装置でヘッダシート1の読み取りを行わせる際に、間違えてヘッダシート1の裏面側を表側にして読み取りを行わせた際に、読取装置による読取処理を中断させることを指示するコードである。
これにより、ヘッダシート1を正しい状態で読取装置にセットしていない場合に、読取装置による読取処理が中断して、更に、今回の読み取り処理を行う商品券のデータが、前回の読み取り処理で読み取られた商品券のデータと合算されることを防止することができるようにしてある。
この読取装置9で読み取り処理する際には、店舗内の販売で消費者から代金として入手した回収券である商品券10と、ヘッダシート1と、回収伝票11とが1回分の処理時に用意される。
そして、ヘッダシート1には、商品券を回収したレジが特定できるように、店舗番号とレジ番号とが目視可能に表示され、更に、ヘッダシート識別コードと、店舗番号と、レジ番号が、バーコード2とOCR文字3で表示されている。
まず、読取装置9にヘッダシートと回収券の束をセットして、データ読み取りを行う。
ヘッダシートおよび回収券である商品券10の束は、順次データ読み取り処理を行い、データ読み取り処理が無事に終了した場合には所定の位置に収納される。
このリジェクトされた商品券は、コンピュータ装置12により手でキーボードから入力する。
そして、読取装置9で1日分の処理が完了した場合に、キーボードから入力されたデータを合算し、レジ別に処理された結果のデータと、回収伝票11に記載されている回収券である商品券10のデータとを照合して確認する。
そして、間違いがなければデータベースに登録されているデータを、所定の操作により確定する。
上記のデータ処理は、回収券である商品券10に関する通常に行われている処理である。
本発明の実施形態に係るヘッダシート処理方法は、上記した通常の読取装置9で、ヘッダシート1でその表面に表示されているバーコード2とOCR文字3とを読み取らせる際に、間違えてヘッダシート1の裏面を表にした状態で読み取らせた場合の処理方法に関するものである。
まず、読取装置9でヘッダシート1及び回収券の読み取り処理を行う。(ステップS1)
この読み取り処理で、ヘッダシート1あるいは回収券に表示されているバーコード2とOCR文字3の読み取りがうまく出来ない場合には、そのヘッダシート1あるいは回収券がリジェクト部に排出されてリジェクト処理が行われる。(ステップS2)
また、読取装置9でヘッダシート1あるいは回収券の読み取り処理ができた場合には、ヘッダシート1から読み取られたデータがヘッダシートのデータであるか否か判定処理がされる。(ステップS3)
前回処理分の読取データがあると判定された場合には、それらの前回処理分の読取データをデータベースに登録する。(ステップS5)
次に、今回の処理で読み取られたヘッダシート1のデータを一時記憶する。(ステップS6)
そして、読み取り済みのヘッダシート1を収納する。(ステップS7)
また、上記のステップS4で、前回処理分の回収券である商品券10の読取データがないと判定された場合に、ステップS5をスキップしてステップS6に進む。
この判定で、ヘッダシート1から読み取られたデータが、読取処理を中断させることを示す識別コードであると判定された場合に読取処理が中断される。(ステップS9)
そして、ヘッダシート1がリジェクト処理される。
ここで、読み取られたデータが、エンド識別コードであると判定された場合には、前回処理分の読取データがデータベースに登録される。(ステップS11)
ここで、エンドシートとは、読取装置の読み取り処理を全て終了した際に、読取装置で読み取らせるシートであって、このエンドシートには、前回の読み取り処理で読み取られた商品券のデータをデータベースに登録させると共に読取装置を停止させることを指示するためのエンド識別コードが表示されている。
また、この判定で、読み取られたデータが、読取処理を中断させることを示す識別コードであると判定された場合は、警告としてブザーが鳴ったり、警告表示がディスプレイに表示されるなどの警告処理が行われて知らせるように構成されている。
そして、処理が終了される。
そして、読み取り済みの回収券である商品券10を収納する。(ステップS7)
そして、読取処理の中断が警告されるため、ヘッダシートの表裏を正しい状態にセットし直して処理を再開させることができる。
2,7 バーコード
3,8 OCR文字
4 店舗番号
5 レジ番号
9 読取装置
10 回収券である商品券
11 回収伝票
12 コンピュータ装置
Claims (2)
- 読取装置で商品券の機械読取用表示を読み取らせる際に、前記商品券に付して、該商品券よりも先に読取装置により読み取らせる必要がある情報が表面側に、読取装置による読取処理を中断させることを示す識別コードが裏面側に、それぞれ機械読取用表示として表示されたヘッダシートについて、前記読取装置で前記ヘッダシートを読み取らせる際に、ヘッダシートの表裏を入れ間違えて裏面側を読み取らせた場合のヘッダシート処理方法であって、
前記読取装置で、前記ヘッダシートの券面に表示されている機械読取用表示を読み取るステップと、
該機械読取用表示より読み取られたデータが、前記ヘッダシートの表面側のデータであるか否かを判定する第1の判定ステップと、
前記第1の判定で、前記ヘッダシートの表面側のデータであると判定された場合に、前回処理分の読取データがあれば、該読取データをデータベースに登録するステップと、
該機械読取用表示より読み取られたデータが、前記読取装置による読取処理を中断させることを示す識別コードであるか否かを判定する第2の判定ステップと、
前記第2の判定で、読取装置による読取処理を中断させることを示す識別コードであると判定された場合に、前記読取装置による読取処理を中断する処理を行うステップと、
を有することを特徴とするヘッダシート処理方法。 - 前記読取装置による読取処理を中断する処理が行われる場合に、中断されたことを知らせる警告処理が行われるステップを有することを特徴とする請求項1記載のヘッダシート
処理方法。
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